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JP7735602B2 - ロッカー装置 - Google Patents
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JP7735602B2 - ロッカー装置 - Google Patents

ロッカー装置

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Description

本発明は、処方された処方薬の受け取りに利用可能なロッカー装置に関する。
近年、医師が処方した処方箋を薬局等に予め送信して指定した時間に薬を受け取ることが行われている。
また、特許文献1には、病院3側にいる医師が、診断を下し必要な薬剤の処方箋を作成し、その処方箋は、患者の識別番号とともに、電子データとして薬局5の薬局用サーバ6に送信され、薬局5では、その処方箋に従って薬剤を調合し、その患者宅1から最も近くにある薬剤自販機9に入れて、患者は、指定された日時以降に薬剤自販機9に薬を取りに行くことが記載されている。
特開2002-251476号公報
薬剤師は患者と対面等の方法により服薬指導することが義務付けられている。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、患者が服薬指導を受けないで薬を受け取るおそれがある。
このような特許文献1において、患者が薬局まで出向いて服薬指導を受けるようにすると、薬剤自販機を利用するメリットが無くなる。また、テレビ電話等を利用して服薬指導をした場合、薬剤自販機側では服薬指導が完了しているか否かは判別できないため、服薬指導前に薬を薬剤自販機に入れると服薬指導を受けないで薬が受け取れてしまう。一方で、服薬指導後に薬を薬剤自販機に入れると時間のロスが生じ、患者が速やかに薬を受け取れない場合がある。
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、服薬指導を確実に受けた状態で処方薬を受け取ることができるロッカー装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、処方薬の調剤に関する処方箋情報を受信すると、ロッカーの予約要求を行う薬局システムと、前記予約要求を受け付けるとロッカーボックスを施錠するとともに、前記ロッカーボックスの解錠には、前記処方箋情報に含まれる処方薬の受け取り者を示す第2解錠情報を用いるロッカー装置と、を備え、前記処方箋情報が分割調剤またはリフィル処方箋であることを示し、かつ予め定めた条件を満たした場合は、前記第2解錠情報のみで前記ロッカーボックスを解錠し、前記処方箋情報が前記分割調剤または前記リフィル処方箋であることを示し、かつ前記予め定めた条件を満たさない場合は、前記第2解錠情報のみでは前記ロッカーボックスを解錠しない、ことを特徴とするロッカーシステムである。
また、前記予め定めた条件は、前記処方箋情報に基づいた前記処方薬の前記調剤の回数であることを特徴とすることができる。
また、前記予め定めた条件は、前記処方箋情報に基づいた前記処方薬の前記調剤の期間であることを特徴とすることができる。
また、前記ロッカー装置は、前記処方薬について薬剤師から服薬指導を受けたことを示す情報である第1解錠情報を取得する第1取得部と、前記予め定めた条件を満たさない場合、前記第1解錠情報及び前記第2解錠情報を用いて前記ロッカーボックスを解錠する解錠制御部と、を備えることを特徴とするロッカーシステムとしてもよい。
以上説明したように本発明は、処方薬について薬剤師から服薬指導を受けたことを示す情報である第1解錠情報に基づいてロッカーボックスを解錠する。そのため、服薬指導を確実に受けた状態で処方薬を受け取ることができる。
本発明の第1の実施形態にかかるロッカー装置を有するシステムの概略構成図である。 図1に示されたロッカー装置の機能構成図である。 図1に示されたシステムにおけるロッカー予約から薬剤の受け取りまでのシーケンス図である。 図1に示されたシステムにおけるロッカー予約から薬剤の受け取りまでのシーケンス図(患者端末装置からテレビ電話を発信する場合)である。 図1に示されたシステムにおけるロッカー予約から薬剤の受け取りまでのシーケンス図(ロッカー装置で服薬指導を受ける場合)である。 図1に示されたロッカー装置の動作のフローチャートである。 図1に示された薬局端末装置の動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかるロッカー装置の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態にかかるシステムにおけるロッカー受け取り希望から薬剤の受け取りまでのシーケンス図である。 図9に示された薬局システムの動作のフローチャートである。 本発明の第4の実施形態にかかるシステムにおけるロッカー受け取り希望から薬剤の受け取りまでのシーケンス図である。 図11に示された薬局システムの動作のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかるロッカー装置を有するシステムの概略構成図である。
図1に示したシステムは、ロッカー装置1と、ロッカー管理システム50と、薬局システム60と、患者端末装置70と、薬局端末装置80と、を有している。本実施形態のロッカー装置1は、予め患者等の利用者から送信された処方箋に基づいて調剤された処方薬の受け取りに利用される。そのため、ロッカー装置1に収納されるのは処方薬(薬の説明等の添付文書も含む)に限定される。
ロッカー装置1とロッカー管理システム50とは、例えば通信回線等で互いに通信可能となっている。また、ロッカー管理システム50と薬局システム60とは、例えばインターネット等を介して互いに通信可能となっている。また、薬局システム60と患者端末装置70とは、携帯電話回線網やインターネット等を介して互いに通信可能となっている。また、薬局システム60と薬局端末装置80とは、携帯電話回線網やインターネット等を介して互いに通信可能となっている。
ロッカー装置1は、例えば調剤薬局の店舗内又は店舗外あるいは、店舗周辺の施設(駅、病院等)に設置される。ロッカー装置1は、図2に示したように、集中制御装置2と、ロッカー部3と、を備えている。集中制御装置2は、操作表示部21と、コードリーダ22と、ICカードリーダ/ライタ23と、プリンタ24と、紙幣処理部25と、硬貨処理部26と、スピーカ/マイク27と、制御部28と、通信インターフェース29と、カメラ2Aと、を備えている。
操作表示部21は、例えば利用者に情報を表示する液晶ディスプレイ(Liquid Crystal
Display(LCD))とタッチパネルから構成されている。また、操作表示部21は、後述するテレビ電話による通話の際に相手方(薬剤師)が表示される。
コードリーダ22は、一次元バーコードやQRコード(登録商標)等の二次元バーコードといったコードを読み取る。なお、以下の説明では、コードリーダ22が読み取るコードはQRコード(登録商標)として説明するが一部を除き単にコードと略して記載する。また、本実施形態では、コードリーダ22は、ロッカー装置1に設けられているものとして説明するが、スマートフォン等の端末装置をコードリーダとして機能させ、読み取った情報をロッカー装置1を介して或いは直接ロッカー管理システム50へ送信可能としてもよい。
ICカードリーダ/ライタ23は、RFID(Radio Frequency Identification)技術により、非接触でICカードに対してデータの読み書きを行う。本実施形態では、処方薬の受け取り時における代金の支払いに用いられる。
プリンタ24は、各操作に対応する処理内容や使用したロッカーボックス32を特定する情報が記されたレシート等を印字して発行する。紙幣処理部25は、不図示の紙幣投入部から投入された紙幣を処理し応じて不図示の返金口より返金を行う。硬貨処理部26は、不図示の硬貨投入部から投入された硬貨を処理し応じて不図示の返金口より返金を行う。
スピーカ/マイク27は、スピーカとマイクを有している。スピーカ/マイク27は、スピーカ部分から例えば案内音声等を出力する。また、スピーカ部分は後述するテレビ電話による通話の際に相手方(薬剤師)の発話音声を出力する。マイク部分は後述するテレビ電話による通話の際に利用者(患者)の発話音声を取得する。
制御部28は、操作表示部21、コードリーダ22、ICカードリーダ/ライタ23、プリンタ24、紙幣処理部25、硬貨処理部26、スピーカ/マイク27、通信インターフェース29、カメラ2Aの各構成要素と通信可能に接続され、ロッカー装置1全体を制御する中央演算装置(CPU)等のプロセッサやメモリ等の記憶装置を含むユニットである。
また、制御部28は、ロッカーボックス32の利用状況を管理するためのデータベース等を有している。制御部28は、このデータベース等の管理情報を必要に応じて更新し、又はロッカー管理システム50に出力する。また、この管理情報はロッカー管理システム50からの指示に基づいて更新される場合がある。即ち、制御部28は、複数のロッカーボックス個々の利用状況の管理を行う管理部として機能する。なお、利用状況とは予約やロッカーの空き状況であり、将来の利用予測や予約状況を考慮して管理してもよい。
通信インターフェース29は、ロッカー管理システム50と通信するためのインターフェース(I/F)デバイスである。
カメラ2Aは、ロッカー装置1の操作表示部21の近傍に設けられる。カメラ2Aは、ロッカー装置1において施錠や解錠等の操作を行う利用者の少なくとも顔を含む範囲を撮像することができる。カメラ2Aは、後述するテレビ電話による通話の際に利用者(患者)を撮像する。
ロッカー部3は、複数個のロッカーボックス32を備えている。また、ロッカー部3は、ブザー31が設けられている。ブザー31は、そのロッカー部3に属するロッカーボックス32が所定の状態において所定の操作が行われた場合に制御部28からの指示に基づいて警告音等を発する。なお、ブザー31は、ロッカー部3単位で設けるに限らずロッカーボックス32単位で設けてもよい。
ロッカーボックス32は、周知のように扉が開閉可能に設けられている。扉には、取手等が設けられている。また、ロッカーボックス32は、図2に示したようにロック部33を備えている。ロック部33は、扉を施錠及び解錠する機構であり、電気錠34と、扉開閉スイッチ35と、押ボタンスイッチ36と、を備えている。
電気錠34は、扉の開閉を規制する機構であって、扉開閉スイッチ35及び押ボタンスイッチ36の状態に基づいて、もしくは集中制御装置2(制御部28)からの指示に応じて、扉の施錠または解錠を行う。
扉開閉スイッチ35は、扉の開閉状態を判定するスイッチ(SW)であり、例えば、電気錠34に設けられたマイクロスイッチで構成することができる。扉開閉スイッチ35がON/OFFされると、そのON/OFFされたことを示す情報が制御部28へ出力される。
押ボタンスイッチ36は、扉を閉じた状態で仮施錠する場合に押下するボタン型スイッチ(SW)であり、押下されると、押下されたことを制御部28に通知する信号が出力される。
ロッカー管理システム50は、ロッカー装置1の予約状態や利用状態等を管理するシステムであり、ロッカー装置1を管理する管理会社等に設置される。ロッカー管理システム50は、通常複数のロッカー装置1と通信可能に接続され、それらのロッカー装置1を管理する。また、ロッカー管理システム50は、接続されたロッカー装置1の利用状況や予約状況等を管理するためのデータベース等を有し、ロッカー装置1からの情報に基づいて逐次更新される。
薬局システム60は、ロッカー装置1を利用する際に薬剤の受け取り等の機能を使用するための会員登録及び登録された会員や、処方箋に基づいて薬を調剤する薬局側に対して所定のサービスを行うシステムであり、所定の事業者の施設に設置される。なお、薬局システム60とロッカー管理システム50とは、同じ施設に設置されてもよい。また、同じ装置(サーバ)に構築されていてもよい。
患者端末装置70は、薬局システム60において運営されているサービスにアクセスする端末であり、会員(患者)が所持する端末であり例えばスマートフォン等で構成される。
薬局端末装置80は、薬局に設置され例えばパーソナルコンピュータ等で構成される。薬局端末装置80は、後述するように薬剤師が患者とテレビ電話により服薬指導を行う際の端末装置として機能する。
次に、上述した構成のシステムの動作について図3~図7を参照して説明する。図3は、患者端末装置70、薬局システム60及びロッカー管理システム50(ロッカー装置1)間におけるロッカー予約から薬剤の受け取りまでのシーケンス図である。
まず、利用者は、例えば患者端末装置70にインストールされているアプリ等を起動して処方薬のロッカーによる受け取りを希望する旨の操作を行い、処方箋情報、受取希望場所(ロッカー装置1の場所)、受取希望日時等を入力する。そして、入力された処方箋情報、受取希望場所、受取希望日時等に加えて利用者の会員IDが薬局システム60に送信される(T101)。
薬局システム60では、患者端末装置70から送信された受取希望の受取希望場所、受取希望日時、会員ID等を受信し、ロッカー管理システム50に対してロッカー予約の要求をするとともに処方箋情報に基づいて調剤を開始する(T102)。ロッカー予約の要求には、受取希望のロッカーのID、サイズ、利用開始日時、利用終了日時、会員IDに対応する会員コード等が含まれる。
ロッカー管理システム50は、薬局システム60からロッカー予約の要求を受け付けると当該予約要求を自身が管理するデータベース等に登録するとともに、指定されたロッカー装置1に空いているロッカーボックス32の施錠をさせて予約分を確保する(T103)。
そして、ロッカー装置1では、薬局用の暗証番号を生成して、ロッカー管理システム50を介して薬局システム60に連絡(送信)する(T104)。この薬局用の暗証番号は、後述するように調剤が完了した処方薬をロッカーボックス32に収納する際に利用するものである。
薬局の薬剤師(薬局システム60)は、調剤が完了すると処方薬を指定のロッカー装置1へ納品する(発送する)(T105)。そして、指定のロッカー装置1において処方薬の収納等の納品作業をする(T106)。T104で送信された薬局用の暗証番号はこの納品作業の際に利用される。
ロッカー装置1は、納品作業が完了すると、収納完了通知をロッカー管理システム50を介して薬局システム60へ送信する(T107)。さらにロッカー装置1は、患者用の暗証番号を生成して、ロッカー管理システム50を介して薬局システム60に連絡(送信)する(T108)。この患者用の暗証番号は、後述するように患者(利用者)が処方薬を受け取る際に利用するものであり、処方薬の受け取り者であることを示す第2解錠情報に相当する。そして、この患者用の暗証番号は薬局システム60を介して患者端末装置70へ送信される。
なお、患者用の暗証番号は、数字列等の文字列でなくてもよく、QRコード(登録商標)等のコードでもよい。あるいは、患者用の暗証番号として、診察券等のICカードでもよい。ICカードの場合は、ロッカー装置1での暗証番号の生成は不要となり、薬局システム60が有する会員情報に基づいてロッカー装置1へICカードに格納されている情報が送信され、その情報とICカードリーダ/ライタ23から読み取った患者が所持するICカードの情報とを照合する。要するに、第2解錠情報は、処方薬の受け取り者を示す情報であればよい。
上記のようにして処方薬の納品作業が完了し、患者用の暗証番号が送信されると、薬局システム60から患者端末装置70に対してテレビ電話を行って薬剤師による服薬指導を行う(T109)。このステップでは、薬剤師が、薬局端末装置80から患者端末装置70へテレビ電話により発信する。この際、患者端末装置70の電話番号等は薬局システム60に登録されている会員情報により取得する。薬局端末装置80から発信すると、薬局システム60を介して患者端末装置70へテレビ電話で通話可能となる。なお、薬局システム60を介さずに直接薬局端末装置80と患者端末装置70とを接続して通話するようにしてもよい。
そして、薬剤師による服薬指導が完了すると、薬局システム60からロッカー装置1に対して解錠許可信号が送信される(T110)。解錠許可信号とは、薬剤師から服薬指導を受けたことを示す信号(情報)であり、第1解錠情報に相当する。このステップでは、服薬指導が完了し、テレビ電話を終了させると、薬局端末装置80の表示画面等に服薬指導が完了したか確認するボタン等が表示される。そして、そのボタン等を薬剤師がクリックすることにより、薬局端末装置80から薬局システム60を介して解錠許可信号が送信され、その解錠許可信号が薬局システム60からロッカー管理システム50を介してロッカー装置1へ送信される。なお、このボタン等は一例であり、薬剤師が服薬指導の完了したことをシステムに入力する手段であれば特に限定されない。
処方薬を受け取る患者(患者端末装置70)は、ロッカー装置1へ赴いて受信した患者用の暗証番号を入力する(T111)。患者用の暗証番号が入力されると、ロッカー装置1は、当該暗証番号(指定のロッカーボックス32)に対応する解錠許可信号が既に受信済みであれば、指定のロッカーボックス(BOX)32を解錠する(T112)。すると、患者は処方薬を受け取ることができる。
図4及び図5は、図3の変形例である。図4は、患者端末装置70からテレビ電話を発信する場合のシーケンス図である。
図4においてT101~T106は図3と同様である。T106に続いて、ロッカー装置1は、処方薬の収納が完了すると、受け取り準備完了通知及び患者用の暗証番号を生成してロッカー管理システム50を介して薬局システム60へ送信する(T207)。そして、受け取り準備完了通知及び患者用の暗証番号は薬局システム60を介して患者端末装置70へも送信される。
上記のようにして処方薬の納品作業が完了し、患者用の暗証番号が送信されると、患者端末装置70から薬局システム60に対してテレビ電話を行って薬剤師による服薬指導を行う(T208)。このステップでは、患者が患者端末装置70から薬局システム60を介して薬局端末装置80へテレビ電話により発信する。この際薬局端末装置80(薬局システム60)の電話番号等はアプリに予め設定するか受け取り準備完了通知に含めればよい。患者端末装置70から発信すると、薬局システム60を介して薬局端末装置80へテレビ電話で通話可能となる。
そして、薬剤師による服薬指導が完了すると、薬局システム60からロッカー装置1に対して解錠許可信号が送信される(T209)。このステップではT110と同様に、服薬指導が完了し、テレビ電話を終了させると、薬局端末装置80の表示画面等に服薬指導が完了したことを示すボタン等が表示される。そして、そのボタン等を薬剤師がクリックすることにより、薬局端末装置80から薬局システム60を介して解錠許可信号が送信され、その解錠許可信号が薬局システム60からロッカー管理システム50を介してロッカー装置1へ送信される。
処方薬を受け取る患者(患者端末装置70)は、ロッカー装置1へ赴いて受信した患者用の暗証番号を入力する(T210)。患者用の暗証番号が入力されると、ロッカー装置1は、当該暗証番号(指定のロッカーボックス32)に対応する解錠許可信号が既に受信済みであれば、指定のロッカーボックス(BOX)32を解錠する(T211)。すると、患者は処方薬を受け取ることができる。
図5は、ロッカー装置1で服薬指導を受ける場合のシーケンス図である。
図5においてT101~T106は図3と同様である。T106に続いて、ロッカー装置1は、処方薬の格納が完了すると、患者用の暗証番号を生成してロッカー管理システム50を介して薬局システム60へ送信する(T308)。そして、患者用の暗証番号は薬局システム60を介して患者端末装置70へも送信される。
処方薬を受け取る患者(患者端末装置70)は、ロッカー装置1へ赴いて、処方薬の受け取り操作の際に受信した患者用の暗証番号を入力する(T309)。この場合、解錠許可信号が未受信のため、ロッカー装置1は、薬剤師による服薬指導を受けるよう通知するとともに、操作表示部21、スピーカ/マイク27及びカメラ2Aを用いて薬局システム60に対してテレビ電話を行って薬剤師による服薬指導が行われる(T310)。
そして、薬剤師による服薬指導が完了すると、薬局システム60からロッカー装置1に対して解錠許可信号が送信される(T311)。このステップではT110と同様に、服薬指導が完了し、テレビ電話を終了させると、薬局端末装置80の表示画面等に服薬指導が完了したことを示すボタン等が表示される。そして、そのボタン等を薬剤師がクリックすることにより、薬局端末装置80から薬局システム60を介して解錠許可信号が送信され、その解錠許可信号が薬局システム60からロッカー管理システム50を介してロッカー装置1へ送信される。
ロッカー装置1は、解錠許可信号を受信すると、既に患者用の暗証番号は入力済みであるので、指定のロッカーボックス(BOX)32を解錠する(T312)。すると、患者は処方薬を受け取ることができる。
次に、上述したシーケンス実行時におけるロッカー装置1及び薬局端末装置80における動作を図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。図6はロッカー装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、患者(利用者)は、ロッカー装置1の操作表示部21を操作してロッカー受け取りを希望した際に指定したロッカーボックス32(予約ロッカー)を選択する(S101)。
次に、患者に暗証番号(患者用の暗証番号)を入力させて制御部28において認証する(S102)。認証が失敗した場合(S102;no)は、制御部28は、操作表示部21やスピーカ/マイク27等によりエラー報知し(S103)フローチャートを終了する。
一方、認証が成功した場合(S102;yes)は、制御部28は、当該暗証番号に対応する解錠許可信号の受信の有無を判断する(S104)。解錠許可信号が受信されている場合(S104;yes)は、制御部28は、対応するロッカーボックス32のロック部33を解錠させる(S105)。解錠許可信号が受信されていない場合(S104;no)は、制御部28は、操作表示部21等により服薬指導がされていないことを通知する(ステップS106)。即ち、第1取得部が第1解錠情報を取得していない場合に操作部から解錠操作が行われたときは、服薬指導が完了していない旨の通知を行っている。
つまり、本実施形態では、解錠許可信号が受信済みであり、かつ、患者の暗証番号による認証が成功した場合にロッカーボックス32は解錠される。即ち、第1解錠情報及び第2解錠情報を用いてロッカーボックス32を解錠している。
次に、制御部28は、後で服薬指導を受けるか、その場で服薬指導を受けるか、を患者に選択させる(S107)。本実施形態では、操作表示部21に上記2つの服薬指導方法を表示して患者が選択できるようにしている。後で服薬指導を受けることを選択した場合(S107;後で)は、制御部28は、操作表示部21に薬局の電話番号や場所等の情報を表示させて(S108)フローチャートを終了しロッカーボックス32は解錠しない。
一方、その場で服薬指導を受けることを選択した場合は、制御部28は、操作表示部21、スピーカ/マイク27、カメラ2Aを用いてテレビ電話を行うために、通信I/F29にロッカー管理システム50を介して薬局システム60へテレビ電話の発信を行う。そして、薬局システム60から薬局端末装置80に接続されて薬剤師との通話が開始される(S109)。即ち、操作表示部21、スピーカ/マイク27、カメラ2Aが、外部と映像及び音声で通話可能な通話部として機能し、通知部が服薬指導が完了していない旨の通知を行った際には、通話部を介して服薬指導ができるようになっている。
次に、制御部28は、通話が正常に終了した判断する(S110)。正常に終了したとは、服薬指導が完了した場合等であり、服薬指導の途中で通話を終了したような場合は正常に終了したことにはならない。この判定は、例えば薬局端末装置80から通話の終了操作がされたことにより行えばよい。つまり、服薬指導が完了した際には薬剤師側で通話を終了する操作を行うことで服薬指導が完了したと判定できる。
通話が正常に終了した場合(S110;yes)は、制御部28は当該通話(処方箋)に対応する解錠許可信号の受信の有無を判断する(S111)。解錠許可信号が受信されている場合(S111;yes)は、対応するロッカーボックス32のロック部33を解錠させる(S105)。一方、解錠許可信号が受信されていない場合(S111;no)は、フローチャートを終了し、ロッカーボックス32は解錠しない。
一方、S110において正常に通話が終了しない場合(S110;no)は、時間が経ってから改めて通話するように操作表示部21等により通知(S112)してフローチャートを終了し、ロッカーボックス32は解錠しない。
次に、薬局端末装置80の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。まず、患者端末装置70やロッカー装置1からテレビ電話の接続要求があるか判定し(S201)、無い場合(S201;no)は接続要求があるまで待機する。
テレビ電話の接続要求がある場合(S201;yes)は、テレビ電話による通話により服薬指導を行い、解錠許可をするか判定する(S202)。解錠許可は、上述したように、薬剤師が薬局端末装置80を操作することにより行う。解錠許可がされない場合(S202;no)はフローチャートを終了し、解錠許可信号は送信されない。解錠許可がされない場合は、上述したように、例えば服薬指導の完了前に通話が終了した場合等である。
一方、解錠許可された場合(S202;yes)は、解錠許可信号を送信し(S203)フローチャートを終了する。
本実施形態によれば、施錠可能な複数のロッカーボックス32を備え、ロッカーボックス32に処方薬が収納されるロッカー装置1において、処方薬について薬剤師から服薬指導を受けたことを示す情報である解錠許可信号を取得し、少なくとも解錠許可信号を用いてロッカーボックス32を解錠する制御部28を備えている。このようにすることにより、薬剤師が処方箋を受けて直ぐに処方薬を発送しても、服薬指導を受けないとロッカーボックス32が解錠しないため、服薬指導を確実に受けた状態で処方薬を受け取ることができる。
また、ロッカー装置1は、処方薬の受け取り者であることを示す患者用の暗証番号を取得し、制御部28は、解錠許可信号に加えて患者用の暗証番号も取得した場合にロッカーボックス32を解錠する。このようにすることにより、他人が処方薬を受け取る可能性を減らすことができる。
また、操作表示部21で解錠許可信号を受信していない場合に解錠操作が行われたときは、服薬指導が完了していない旨の通知を行っている。このようにすることにより、服薬指導を受けずにロッカー装置1で受け取りの操作をした場合は、服薬指導を受けることを促すことができる。
また、ロッカー装置1は、操作表示部21、スピーカ/マイク27及びカメラ2Aにより外部と映像及び音声を利用したテレビ電話による通話が可能となっており、服薬指導が完了していない旨の通知を行った際には、テレビ電話により服薬指導ができるようになっている。このようにすることにより、服薬指導を受けずにロッカー装置1で受け取りの操作をした場合であっても、その場で服薬指導を受けることが可能となり利便性が向上する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかるロッカー装置1について、図8を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、システム構成やロッカー装置1の構成は図1及び図2と同様であるが、ロッカー装置1の動作が異なる。本実施形態のロッカー装置1は、分割調剤に対応している。分割調剤とは、長期投与の薬品等について、処方箋に示された投与期間を分割して調剤することである。この場合、例えば図3等のT101では、2回目以降の処方の際は前と同じ処方箋情報を送信する。すると、薬局システム60では、同じ処方箋情報を受信したことにより分割調剤であることを認識することができる。勿論、処方箋情報の内容を解析して分割調剤であることを特定してもよい。
本実施形態にかかるロッカー装置1の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。まず、図8のS301~S303は、図6のS101~S103と同様である。
S303がyesの場合は、制御部28は、調剤回数nをインクリメント(+1)する。この調剤回数nの初期値は“0”であり、処方箋毎に設定されるものである。したがって、T101で同じ処方箋情報が送信された場合、調剤回数は前の回数から積算される。
次に、制御部28は、特定の処方箋についての調剤回数nを評価し、1<n<既定数の条件を満たす場合(S305;yes)は、解錠許可信号無しで対応するロッカーボックス32を解錠させる(S307)。既定数とは、3以上の自然数であって、薬局側で予め設定する数値であり、例えば分割調剤の分割数、あるいは分割調剤期間であっても服薬についてフォローするタイミングに合わせた数とすることができる。例えば、既定数を“3”に設定した場合は初回以降では3回目の調剤の際に服薬フォローや服薬指導を受けることとなる。この場合、当該処方箋についての2回目の調剤の際には上記条件を満たすので服薬指導を受けずに処方薬を受け取ることができる。即ち、処方箋が分割調剤であり予め定めた条件を満たした場合は、第2解錠情報を用いてロッカーボックス32を解錠し、処方箋が分割調剤であり予め定めた条件を満たさない場合は、第1解錠情報及び第2解錠情報を用いてロッカーボックス32を解錠している。
ここで、初回とは1つの処方箋における1回目を意味する。そのため、同じ処方薬であっても、別の処方箋による場合は、調剤回数は積算されない。この調剤回数nは、処方箋の受け取り履歴を保存する保存部として機能する。また、既定数も処方箋毎あるいは患者毎に設定することができる。
なお、分割調剤であっても初回は服薬指導が必要であり、2回目以降は服薬指導を不要とできる。したがって、本実施形態のロッカー装置1では、S305の評価時における、処方箋毎に設定される調剤回数nの数値によって実質的に分割調剤であることの判定を行っている。また、薬局システム60が把握している分割調剤か否かの情報を取得してもよい。
一方、1<n<既定数の条件を満たさない場合(S305;no)は、制御部28は、当該暗証番号に対応する解錠許可信号の受信の有無を判断する(S306)。解錠許可信号が受信されている場合(S306;yes)は、制御部28は、対応するロッカーボックス32を解錠させる(S307)。このS305;no、S306、S307と実行するケースは第1の実施形態と同様に服薬指導を受けて処方薬を受け取るケースとなる。即ち、処方箋が分割調剤でない場合は、第1解錠情報及び第2解錠情報を用いてロッカーボックス32を解錠している。
また、上記説明では、既定数を3以上の自然数としたが、“1”や“2”といった数値に設定することで、分割調剤であっても毎回服薬指導を受けるようにすることもできる。つまり、予め定めた条件を毎回満たさないように設定してもよい。即ち、分割調剤であったとしても、薬剤師が必要と判断した場合には毎回の調剤の際に服薬指導をするよう設定してもよい。本実施形態は、分割調剤の場合には服薬指導の要否を薬局(薬剤師、あるいは医師)側で自由に設定できるものである。
当該暗証番号に対応する解錠許可信号が受信されていない場合(S306;no)は、制御部28は、操作表示部21等により服薬指導がされていないことを通知する(ステップS308)。以降のS309~S314は、図6のS107~S112と同様である。
本実施形態によれば、施錠可能な複数のロッカーボックス32を備え、ロッカーボックス32に処方薬が収納されるロッカー装置1において、制御部28は、処方薬について薬剤師から服薬指導を受けたことを示す情報である解錠許可信号及び、処方薬の受け取り者であることを示す患者用の暗証番号を取得する。さらに制御部28は、処方箋が分割調剤でない場合は、解錠許可信号及び患者用の暗証番号を用いてロッカーボックス32を解錠し、処方箋が分割調剤であり1<調剤回数n<既定数の条件を満たした場合は、患者用の暗証番号を用いてロッカーボックス32を解錠し、処方箋が分割調剤であり1<調剤回数n<既定数の条件を満たさない場合は、解錠許可信号及び患者用の暗証番号を用いてロッカーボックス32を解錠する。
このようにすることにより、分割調剤に対応することが可能となる。そのため、分割調剤のため服薬指導が不要な際には、患者の暗証番号だけで解錠することができ、利便性が向上する。
また、1<調剤回数n<既定数との条件を設定することにより、分割調剤時の服薬フォローに対応することも可能となる。
なお、上述した実施形態では回数で解錠許可信号の要否を判定していたが、期間で判定してもよい。例えば調剤回数nに代えて経過時間tを設定する。この経過時間tは、例えば初回の受け取りからの経過時間とすればよく制御部28が有するタイマ等で構成することができる。そして、既定数に代えて既定期間を設定し、経過時間t<既定期間の条件が成立する場合は患者用の暗証番号のみで解錠するようにしてもよい。
また、分割調剤と類似するものとしてリフィル処方箋がある。リフィル処方箋とは、ひとつの処方箋で複数回に渡り同じ薬を受け取ることができるものである。上述した実施形態は、分割調剤に限らずリフィル処方箋に適用してもよく、特許請求の範囲における分割調剤にはリフィル処方箋も含まれる。
また、上述した実施形態では、解錠許可信号を薬局端末装置80から薬局システム60を介してロッカー装置1に送信していたが、ロッカー装置1ではなく、患者端末装置70へ送信してもよい。その場合は、例えば解錠許可を示す暗証番号等の情報としてもよい。そして、患者がロッカー装置1へ赴いた際に、患者用の暗証番号と解錠許可を示す暗証番号等の両方を入力するようにしてもよい。つまり、ロッカー装置1が第1解錠情報を取得できれば、その経路は問わない。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。なお、前述した第1、第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、システム全体の動作が若干異なる。本実施形態にかかるロッカー装置1を含むシステムにおけるロッカー受け取り希望から薬剤の受け取りまでのシーケンス図を図9に示す。
図9では、患者端末装置は患者端末装置70、薬局システムは薬局システム60、薬局端末は薬局端末装置80、ロッカーシステムはロッカー管理システム50、ロッカー装置はロッカー装置1をそれぞれ示している。
図9において、まず、利用者は、図5のT101と同様に、患者端末装置70にインストールされているアプリ等を起動して処方薬のロッカーによる受け取りを希望する旨の操作を行い、処方箋情報、受取希望場所、受取希望日時等を入力する。そして、入力された処方箋情報、受取希望場所、受取希望日時等に加えて利用者の会員IDが薬局システムに送信される(T301)。
薬局システムでは、患者端末装置70から送信された処方箋情報、受取希望の受取希望場所、受取希望日時、会員ID等を受信し、薬局端末に対して調剤指示を行い(T302)、ロッカー管理システム50に対して予約指示を行う(T303)。調剤指示には処方箋情報や服薬指導の希望日時等の情報も含まれる。予約指示は、図5のT102と同様に、受取希望のロッカーのID、サイズ、利用開始日時、利用終了日時、会員IDに対応する会員コード等が含まれる。
ロッカー管理システム50では、薬局システム60からロッカー予約の要求を受け付けると当該予約要求を自身が管理するデータベース等に登録するとともに、施錠用のQRコード(登録商標)を生成してロッカー装置1に対して施錠指示を行う(T304)。
ロッカー装置1では、ロッカー管理システム50からの施錠指示に応じて施錠をして処方薬等収納用のロッカーボックス32を確保し施錠完了通知をロッカー管理システム50に送信する(T305)。ロッカー管理システム50は、施錠完了通知を受信すると、薬局システム60に予約完了通知を送信する(T306)。この予約完了通知には、処方薬等収納時の解錠用のQRコード(登録商標)が含まれている。
薬局において調剤を開始し(T307)、調剤が完了すると調剤完了通知を薬局システム60に送信する(T308)。薬局システム60では、調剤完了通知受信すると解錠用のQRコード(登録商標)が印刷されたラベルを発行し(T309)、薬局端末装置80から印刷等される。このラベルは、例えば処方薬や処方薬等を入れる袋等に貼り付けられる。
次に、薬局端末装置80を用いて、薬剤師が服薬指導を行う(T310)。服薬指導は、上記した実施形態と同様に、薬局端末装置80と患者端末装置70を通信回線で接続し、例えばテレビ電話により行う。そして、服薬指導が完了すると服薬指導完了通知を薬局システム60に送信する(T311)。
薬局システム60では、服薬指導完了通知を受信すると、第1解錠情報としての解錠許可信号をロッカー管理システム50に送信する(T312)。解錠許可信号を受信したロッカー管理システム50は、ボックスに当該解錠許可信号を送信する(T313)。
服薬指導完了後、薬剤師は解錠用のQRコード(登録商標)が印刷されたラベルにより、ロッカーボックス32を解錠し、調剤された薬剤等を収納後施錠する(T314、T315)。施錠が完了すると施錠完了通知がロッカーボックス32からロッカー管理システム50に送信され、ロッカー管理システム50では受取用のQRコード(登録商標)を生成して、ロッカー装置1及び薬局システムに送信する(T316、T317)。なお、薬局システム60には預け入れ完了通知に含めて受取用のQRコード(登録商標)を送信する。
薬局システム60では、預け入れ完了通知を受信すると、受取用のQRコード(登録商標)を含む受け渡し準備完了通知を患者端末装置70に送信する(T318)。患者端末装置70が受け渡し準備完了通知を受信すると、患者(患者端末装置70の所持者等)がロッカー装置1まで赴き、受け渡し準備完了通知に含まれる受取用のQRコード(登録商標)を用いてロッカーボックス32の解錠をする(T319)。
ロッカー装置1では、解錠されて処方薬等が取り出されると取り出し完了通知をロッカー管理システム50に送信する(T320)。取り出し完了通知を受信したロッカー管理システム50は、受け渡し完了通知を薬局システム60に送信する(T321)。
次に、本実施形態における薬局システム60の動作のフローチャートを図10示す。図10において、まず、処方依頼があったか判断する(S401)。処方依頼が無い場合は(S401;no)、本ステップを繰り返す。処方依頼の有無は図9に示した患者端末からの処方薬ロッカー受け取り希望の通知または従来のように薬局の窓口等からの受付により判断できる。
S401で処方依頼がある場合は(S401;yes)、ロッカー受け取り希望か判断する(S402)。ロッカー受け取り希望か否かは、当該処方依頼が患者端末装置70からの処方薬ロッカー受け取り希望の通知であるか否かで判断できる。ロッカー受け取り希望でない場合は(S402;no)、薬剤師に調剤依頼をし(S403)、受け渡し完了通知の有無を判断する(S404)。受け渡し完了通知が未受信の場合は(S404;no)、受け渡し完了通知を受信するまでS404を繰り返す。
薬局の窓口等で薬剤等の引き渡しが行われると、例えば薬局端末装置80から受け渡し完了通知が送信される。そして、受け渡し完了通知を受信するとフローチャートを終了する(S404;yes)。
一方、S402でロッカー受け取り希望である場合は(S402;yes)、薬剤師に調剤依頼をし(S405)、調剤完了したか判断する(S406)。調剤完了は、図9のT308の調剤完了通知の有無で判断できる。調剤完了しない場合は(S406;no)、S406を繰り返す。調剤完了した場合は(S406;yes)、服薬指導完了したか判断する(S407)。服薬指導完了は、図9のT311の服薬指導完了通知の有無で判断できる。服薬指導完了しない場合は(S407;no)、S408を繰り返す。
服薬指導完了した場合は(S407;yes)、電子鍵生成許可信号を送信する(S408)。この電子鍵生成許可信号とは、図9のT312の解錠許可信号に相当し、服薬指導が終了したことを示して、患者が処方薬等を受け取るために受取用のQRコード(登録商標)の生成(T316)を許可する信号である。本実施形態では、電子鍵としてQRコード(登録商標)で説明しているが、勿論他の電子鍵であってもよい。
次に、処方薬等の収納が完了したか判断する(S409)。処方薬等の収納が完了したかは図9のT317の預け入れ完了通知を受信したか否かで判断できる。処方薬等の収納が完了しない場合は(S409;no)、S409を繰り返す。
処方薬等の収納が完了した場合は(S409;yes)、電子鍵を患者端末に送信する(S410)。このステップは、図9のT318に相当する。そして、ロッカー管理システム50から受け渡し完了通知(T321)を受信したか判断する(S411)。受け渡し完了通知を受信しない場合は(S411;no)、受信するまでS411を繰り返す。受け渡し完了通知を受信するとフローチャートを終了する(S411;yes)。
本実施形態によれば、処方薬等収納時のQRコード(登録商標)等の電子鍵を薬局システム60で生成しているので、ロッカー側では、電子鍵の生成が不要となる。また、電子鍵を薬局システム60で生成することにより、ロッカー側の処理を簡易にすることができ、既存のロッカーシステムからの改修も容易となる。
また、QRコード(登録商標)はラベルとして印刷されるので、機器の操作等に不慣れであっても容易に取り扱うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。なお、前述した第1~第3の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、システム全体の動作が若干異なる。本実施形態にかかるロッカー装置1を含むシステムにおけるロッカー受け取り希望から処方薬等の受け取りまでのシーケンス図を図11に示す。
図11では、患者端末装置は患者端末装置70、薬局システムは薬局システム60、薬局端末は薬局端末装置80、ロッカーはロッカー管理システム50とロッカー装置1(主にロッカー装置1)をそれぞれ示している。また、本実施形態の薬局端末装置80は、スマートフォンやタブレット端末等の持ち運び自在の携帯端末で構成されているものとする。
図11において、まず、利用者は、図5のT101と同様に、患者端末装置70にインストールされているアプリ等を起動して処方薬のロッカーによる受け取りを希望する旨の操作を行い、処方箋情報、受取希望場所、受取希望日時等を入力する。そして、入力された処方箋情報、受取希望場所、受取希望日時等に加えて利用者の会員IDが薬局システムに送信される(T401)。
薬局システムでは、患者端末装置70から送信された処方箋情報、受取希望の受取希望場所、受取希望日時、会員ID等を受信し、電子鍵を生成してロッカー登録を行う(T402)。電子鍵は第3実施形態で説明したQRコード(登録商標)等のロッカーを解錠するための電子的な情報であり、解錠のためロッカー管理システム50に送信して登録する。また、T402で生成された電子鍵は薬局端末装置80へ連絡(送信)される(T403)。T403で送信される電子鍵は調剤された処方薬等をロッカーボックス32へ収納する(預け入れる)際に利用するものである。
次に、薬局システム60は、薬局端末装置80に対して調剤依頼を行う(T404)。調剤依頼には処方箋情報や服薬指導の希望日時等の情報も含まれる。そして、薬局端末装置80を用いて、薬剤師が服薬指導を行う(T405)。服薬指導は、上記した実施形態と同様に、薬局端末装置80と患者端末装置70を通信回線で接続し、例えばテレビ電話により行う。そして、服薬指導が完了すると服薬指導完了通知を薬局システム60に送信する(T406)。なお、調剤開始は調剤依頼受信時であってもよいし、服薬指導後であってもよい。
薬局端末装置80から調剤完了通知が薬局システム60に送信されると(T407)、薬局システム60は第1解錠情報としての解錠許可信号をロッカー管理システム50を介してロッカー装置1に送信する(T408)。図11から明らかなように、調剤完了しているということは服薬指導も完了しているため、本実施形態では、このタイミングで第1解錠情報を送信する。
そして、薬剤師等は薬局端末装置80を持ってロッカー装置1へ赴き解錠する(T409)。解錠は、T403で受信した電子鍵を用いる。具体的にはQRコード(登録商標)を表示させて、コードリーダ22に読み取らせてもよいし、薬局端末装置80がICカード機能を有する場合は、ICカードリーダ/ライタ23を用いて解錠してもよい。あるいはBluetooth(登録商標)等の短距離無線通信を利用してもよい。
ロッカー装置1で解錠操作されるとロッカーボックス32の扉を開け処方薬等を収納する(T410)。処方薬等を収納し、扉を閉めて施錠すると収納完了通知がロッカー装置1からロッカー管理システム50を介してから薬局システム60に送信される。
ロッカー管理システム50から収納完了通知を受信すると、薬局システム60は、電子鍵を生成してロッカー登録を行う(T411)。T411の電子鍵は患者の受け取り用に用いるものである。この電子鍵も解錠のためロッカー管理システム50を介してロッカー装置1に送信して登録するとともに、患者端末装置70にも送信する(T412)。
そして、患者は患者端末装置70を持ってロッカー装置1へ赴き解錠する(T413)。解錠は、T412で受信した電子鍵を用いる。具体的にはT409と同様に、QRコード(登録商標)を表示させて、コードリーダ22に読み取らせてもよいし、患者端末装置70がICカード機能を有する場合は、ICカードリーダ/ライタ23を用いて解錠してもよい。Bluetooth(登録商標)等の短距離無線通信を利用してもよい。
そして、ロッカーボックス32が解錠されて患者が処方薬等を受け取ると、取出し完了通知が薬局システム60に送信される(T414)。
次に、本実施形態における薬局システム60の動作のフローチャートを図12示す。図12において、まず、処方依頼があったか判断する(S501)。処方依頼が無い場合は(S501;no)、本ステップを繰り返す。S501で処方依頼がある場合は(S501;yes)、ロッカー受け取り希望か判断する(S502)。ロッカー受け取り希望でない場合は(S502;no)、薬剤師に調剤依頼をし(S503)、受け渡し完了通知の有無を判断する(S504)。受け渡し完了通知が未受信の場合は(S504;no)、受け渡し完了通知を受信するまでS504を繰り返す。一方、受け渡し完了通知を受信するとフローチャートを終了する(S504;yes)。S501~S504は図10のS401~S404と同様である。
一方、S502でロッカー受け取り希望である場合は(S502;yes)、電子鍵を生成し(S505)、ロッカー管理システム50経由でロッカー装置1に施錠を指示する(S506)。これらのステップは、図11のT402に相当するものである。
薬局システム60は、薬剤師に調剤依頼をする(S507)。このステップは図11のT404に相当するものである。そして、服薬指導が完了したか判断する(S508)。服薬指導の完了は、図11のT406で送信される服薬指導完了通知の有無で判断できる。服薬指導が完了しない場合は(S508;no)、服薬指導完了までS508を繰り返す。
服薬指導が完了した場合は(S508;yes)、調剤完了したか判断する(S509)。調剤完了は、図11のT407で送信される調剤完了通知の有無で判断できる。調剤完了しない場合は(S509;no)、調剤完了までS509を繰り返す。
調剤が完了した場合は(S509;yes)、解錠許可信号をロッカー管理システム50経由でロッカー装置1に送信する(S510)。このステップは、図11のT408に相当するものである。そして、処方薬等の収納が完了したか判断する(S511)。薬剤収納の完了は、図11のT410で送信される収納完了通知の有無で判断できる。収納完了しない場合は(S511;no)、収納完了までS511を繰り返す。
処方薬等の収容が完了した場合は(S511;yes)、電子鍵を生成し、ロッカー装置1と患者端末に送信する(S512)。このステップは、図11のT411、T412に相当するものである。そして、処方薬等の取出しが完了したか判断する(S513)。薬剤取出しの完了は、図11のT414で送信される取出し完了通知の有無で判断できる。取出し完了しない場合は(S513;no)、取出し完了までS513を繰り返す。取出しが完了した場合は(S513;yes)、フローチャートを終了する。
本実施形態によれば、処方薬等収納時のQRコード(登録商標)等の電子鍵を薬局システム60で生成しているので、ロッカー側では、電子鍵の生成が不要となる。また、電子鍵を薬局システム60で生成することにより、ロッカー側の処理を簡易にすることができ、既存のロッカーシステムからの改修も容易となる。
また、電子鍵は電子的なデータとしてそのままロッカーで認証させているので、印刷等不要であり、印刷や貼り付けといった作業を省くことができる。したがって、印刷したQRコード(登録商標)の取り違えといったミスも防止できる。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のロッカー装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 ロッカー装置
21 操作制御部(操作部、通知部、通話部)
27 スピーカ/マイク(通話部)
28 制御部(第1取得部、第2取得部、解錠制御部、保存部)
2A カメラ(通話部)
32 ロッカーボックス

Claims (4)

  1. 処方薬の調剤に関する処方箋情報を受信すると、ロッカーの予約要求を行う薬局システムと、
    前記予約要求を受け付けるとロッカーボックスを施錠するとともに、前記ロッカーボックスの解錠には、前記処方箋情報に含まれる処方薬の受け取り者を示す第2解錠情報を用いるロッカー装置と、
    を備え、
    前記処方箋情報が分割調剤またはリフィル処方箋であることを示し、かつ予め定めた条件を満たした場合は、前記第2解錠情報のみで前記ロッカーボックスを解錠し、
    前記処方箋情報が前記分割調剤または前記リフィル処方箋であることを示し、かつ前記予め定めた条件を満たさない場合は、前記第2解錠情報のみでは前記ロッカーボックスを解錠しない、
    ロッカーシステム。
  2. 前記予め定めた条件は、
    前記処方箋情報に基づいた前記処方薬の前記調剤の回数である
    請求項1に記載のロッカーシステム。
  3. 前記予め定めた条件は、
    前記処方箋情報に基づいた前記処方薬の前記調剤の期間である
    請求項1に記載のロッカーシステム。
  4. 前記ロッカー装置は、
    前記処方薬について薬剤師から服薬指導を受けたことを示す情報である第1解錠情報を取得する第1取得部と、
    前記予め定めた条件を満たさない場合、前記第1解錠情報及び前記第2解錠情報を用いて前記ロッカーボックスを解錠する解錠制御部と、を備える
    請求項2または3に記載のロッカーシステム。
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