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JP7735643B2 - 衣服用送風装置 - Google Patents
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JP7735643B2 - 衣服用送風装置 - Google Patents

衣服用送風装置

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Description

本発明は、衣服用送風装置の技術に関し、より詳細には、身体の少なくとも一部を覆う衣服の服地に設けられた開口部に装着される衣服用送風装置に関する。
従来、身体の少なくとも一部を覆う衣服の服地に設けられた開口部に装着される衣服用送風装置の構成が公知である。この種の衣服用送風装置は、服地の複数の箇所に配設され、衣服を着用した状態で外部の空気を服地内に取り込む方向にファンを回転駆動させることで、服地内に吸引された外気を服地と身体との間に送風し、身体の表面に沿って流通させて身体から気化熱を奪って冷却するファンユニットとして構成されている。
従来の衣服用送風装置としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、内部にファンが収容される装置本体の筒状部に環状の取付部材が着脱自在に取り付けられ、取付部材が装置本体のフランジ部との間で服地(開口部の開口縁部)を挟み込むようにして取り付けられる構造が提案されている。具体的には、特許文献1には装置本体の筒状部の外周面に螺刻された雄ねじに環状の取付部材を螺合して取り付けるねじ込み式の取付構造が開示され、特許文献2には装置本体の外周面に形成された凹部に取付部材の突起を係合して取り付ける係合式の取付構造が開示されている。
しかしながら、上述した従来の衣服用送風装置の構成において、特許文献1に開示されるようなねじ込み式の取付構造では、取付部材を服地に食い込ませて締結固定させる構成であったため、装置本体に取付部材を取り付ける際や装置本体から取付部材を取り外す際に労力を要し、また、衣服に送風装置を装着する際に装置本体の取付方向を位置決めしておく必要があった。他方、特許文献2に開示されるような係合式の取付構造では、装置本体の凹部に対して対応する取付部材の突起を係合させる構成であったため、装置本体に取付部材を取り付ける際に装置本体に対して取付部材の取付方向を合わせる必要があった。
特開2020-67058号公報 国際公開第2016/063416号
そこで、本発明では、衣服用送風装置に関し、前記従来の課題を解決するもので、装置本体に対する取付部材の着脱作業を容易に行うことができる衣服用送風装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、身体の少なくとも一部を覆う衣服の服地に設けられた開口部に装着される衣服用送風装置において、内部にファンが収容され、前記開口部に挿入される円筒状の筒状部の一端側に突設されるフランジ部と、前記筒状部の外周面に前記フランジ部と離間を有して径方向に向けて突設される係止リブ部とが設けられる装置本体と、前記装置本体の筒状部に着脱自在に取り付けられ、長尺体の両方の端部を近接させる方向に湾曲させて環状に形成してなる有端環状の帯部と、前記帯部の端部を連結する連結部とからなる取付部材と、を具備してなり、前記取付部材は、前記装置本体の筒状部の外周面に沿って前記フランジ部と前記係止リブ部との離間に前記帯部が配置された状態で、前記帯部の両方の端部が連結されない開放状態から前記連結部にて前記帯部の両方の端部が連結される連結状態に切り換えて前記筒状部の外周面に前記帯部を巻き付け前記帯部の周縁と前記フランジ部との間で服地を挟み込み、かつ前記帯部の前記フランジ部と対向する側とは反対側の周縁を前記係止リブ部に当接させて取り付けられるものである。
請求項2においては、前記取付部材は、前記帯部が可撓性を有し、前記連結部にて前記帯部の端部が連結された状態では前記帯部の端部が拡開する方向に向けて弾性力が生じるものである。
請求項3においては、前記帯部は、前記フランジ部と対向する側とは反対側の周縁に前記係止リブ部と係合可能な段差凹部が設けられるものである。
請求項4においては、前記帯部は、前記フランジ部と対向する側の周縁に径方向に向けて突設される補助突起部が設けられるものである。
請求項5においては、前記取付部材は、前記連結部が可撓性を有し、前記帯部の一方の端部に配設される連結片と、前記帯部の他方の端部に配設され前記連結片が係合される連結ブラケットとで構成されるものである。
本発明の効果として、装置本体に対する取付部材の着脱作業を容易に行うことができる。
本発明の送風装置が用いられる衣服の構成を示した図である。 服地の開口部に送風装置を装着する様子を示した図である。 本発明の一実施例に係る送風装置の全体的な構成を示した斜視図である。 送風装置の平面図である。 送風装置の正面図である。 送風装置の側面図である。 図5の送風装置の一部を拡大した正面図である。 装置本体に取付部材を取り付けた状態を示した断面図である。 取付部材の斜視図である。 取付部材の平面図である。 装置本体に取付部材を取り付ける様子を示した図である。 装置本体に取付部材を取り付ける様子を示した図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の実施例においては図7の矢印Xの方向を送風装置1の上下方向(軸線方向)とする。
まず、本実施例の送風装置1が用いられる衣服100の構成について、以下に概説する。
図1及び図2に示すように、本実施例の送風装置1は、身体の少なくとも一部を覆う衣服100の服地2に設けられた開口部3に取り付けて使用される衣服用送風装置として構成されている。本実施例の衣服100は、服地2にて上半身を覆う長袖の作業用衣服として形成され、服地2に開口された開口部3に配設される送風装置1と、送風装置1の駆動電源としての電源装置4等とで構成され、身体に着用した状態で送風装置1が駆動されることで、服地2内に外気が流入されて服地2と身体との間に送風され、服地2内に流入された空気を身体の表面に沿って流通させることで身体を冷却する機能を有している。
服地2は、身体を覆う衣服の役割とともに、送風装置1にて発生した空気を身体の表面に沿って案内する空気案内手段としての役割を有する。服地2は、前部2aに開閉手段としてのファスナ5、及び裾2bに絞りゴム6がそれぞれ設けられており、ファスナ5にて服地2の前面を閉じた状態で、送風装置1にて服地2内に流入された空気が前部2a及び袖2bから外部に漏れるのを防止し、袖口2cや襟口2dから外部へと排出されるように形成されている。
服地2の後部2eには、下方の左右一対対称位置に開口部3が形成され、左右の開口部3のそれぞれに後述する送風装置1が取り付けられる。このように、送風装置1が後部2eの左右一対対称位置に配設されることで、着用者が着席時や作業時などに送風装置1が邪魔にならず、また、前方からの送風装置1が見えないので見栄えもよく、さらに、送風装置1にて服地2内に流入された空気を身体部分の広範に行き渡らせた後に袖口2cや襟口2dから排出させることができる。
服地2の裏面には、電源装置4を収納するためのポケット7が設けられており、ポケット7は、本実施例では前部2aの裏側面に位置するように配設されている。ポケット7に収納された電源装置4は、後部2eの裏側面にて固定された給電ケーブル8を介して上述した開口部3に取り付けられた送風装置1に電力供給可能に接続されている。
服地2の素材としては、送風装置1にて発生した空気を身体の表面に沿ってスムーズに案内し、かつ空気が外部に漏れない素材が好ましく用いられる。
図2に示すように、開口部3は、服地2に平面視円形状に開口されており、対応する送風装置1が装着される。開口部3の内径は後述する送風装置1の筒状部16の外径と同一であるか、それよりも僅かに大きくなるように形成されている。開口部3に送風装置1を装着する際には、服地2の表面方向から開口部3に装置本体10の筒状部16が挿入され、服地2の裏面方向から装置本体10の筒状部16に取付部材20が取り付けられることで、服地2(開口部3の開口縁部3a)が装置本体10のフランジ部17と取付部材20の帯部21との間に挟み込まれた状態で装着される(図5等参照)。
電源装置4は、送風装置1に供給される電力源として構成され、送風装置1と電力ケーブル8を介して給電可能に接続されている。電源装置4は、図示せぬアルカリ電池や、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池などの二次電池が内蔵されており、送風装置1への給電のオン/オフを切り替えるスイッチにて給電を制御できるように構成される他、例えば、風量調節やタイマなど送風装置1の駆動を制御できるように構成されもよい。
次に、本実施例の送風装置1の構成について、以下に詳述する。
図3乃至図10に示すように、本実施例の送風装置1は、ファン12及びファン12の駆動源としてのモータ13等を内蔵する装置本体10と、装置本体10の筒状部16に着脱自在に取り付けられる取付部材20等とで構成されている。本実施例の送風装置1は、後述するように装置本体1の筒状部16の外周面16aに取付部材20の帯部21を巻き付けて取り付ける巻き付け式の取付構造が採用されている。
装置本体10は、合成樹脂素材にて形成されるハウジング11より構成されており、ハウジング11内に複数の羽根を有するプロペラファンとしてのファン12と、ファン12の駆動源であるモータ13等が配設されている。本実施例のハウジング11は、上下二つの部材が一体に組み合わされて形成されており、流入部14と、排出部15と、流入部14の周縁及び排出部15の周縁を上下に連結する筒状部16とで構成されている。
流入部14は、下方(図7における紙面下方)に向けて膨出した凸面状に形成され、中心より放射方向に沿って多数区画された吸気側の通気孔14a・14a・・・が開口されている。装置本体10では、ファン12が回転駆動されることで流入部14の各通気孔14a・14a・・・からハウジング11の内部に空気(外気)が流入される。
排出部15は、上方(図7における紙面上方)に向けて膨出したドーム状に形成され、略平坦状の頂上部の周縁が徐々に上方に向けて屈曲されて筒状部16へと連続されており、頂上部の中心より放射方向に沿って多数区画された排気側の通気孔15a・15a・・・が開口されている。装置本体10では、ファン12が回転駆動されることで排出部15の各通気孔15a・15a・・・からハウジング11内の空気が機外に排出される。
排出部15には、ハウジング11の内部に上述したファン12及びモータ13が配設されるとともに、給電ケーブル8と接続される図示せぬ受電コネクタが差し込み口をハウジング11の外側に向けて配設されている。
筒状部16は、中心軸に垂直な断面が円形状となる中空の円筒状に形成され、上下方向に沿って外周面16aが径一定となるように構成されている。筒状部16は、一端側にて流入部14と連続され、他端側にて排出部15と連続されており、流入部14の通気孔14aより流入した空気が筒状部16の内部空間を介して排出部15の通気孔15aへと流通される。
筒状部16には、筒状部16の一端側に突設されるフランジ部17と、筒状部16の外周面16aにフランジ部17より離間を有して径方向に向けて突設される係止リブ部18等とが設けられている。
フランジ部17は、流入部14と連続される筒状部16の一端側に配設されており、筒状部16の外周面16aより軸線方向と直交する方向(径方向)に向けて突設され、外周面16aの全周に亘って厚さが略一定となるように形成されている(図4等参照)。フランジ部17は、開口部3に送風装置1を装着した状態で服地2の表面と当接される(図5乃至図7、及び図8等参照)。
係止リブ部18は、排出部15と連続される筒状部16の一端側にフランジ部17と上下方向に離間を有して配設されており、筒状部16の外周面16aより径方向に向けて突設され、外周面16aの周方向に沿った複数個所(本実施例では四箇所)にて同一平面上で等間隔となる位置に配設されている(図4等参照)。係止リブ部18は、装開口部3に送風装置1を装着した状態で取付部材20の帯部21(の段差凹部23)と当接される(図5乃至図7、及び図8(a)等参照)。
係止リブ部18は、外周面16aからの突出長さがフランジ部17の突出長さよりも短くなるように形成されており、少なくとも装置本体10の筒状部16に取付部材20を取り付けた状態で、取付部材20が係止可能な長さに設定されている。このように係止リブ部18の突出長さを設定することで、開口部3に送風装置1を装着したり取り外したりする際、すなわち、開口部3より筒状部16を挿脱する際や、筒状部16から取付部材20を着脱する際等の作業性を損なうことがない(図10等参照)。
本実施例の装置本体10は、フランジ部17と係止リブ部18との離間が後述する取付部材20の帯部21の上下方向長さよりも長くなるように形成されており、フランジ部17と係止リブ部18との離間に取付部材20を確実に配設できるように構成されている。特に、本実施例では、フランジ部17と係止リブ部18との離間は、少なくとも帯部21の段差凹部23の底面から補助突起部24が配設される帯部21の一端までの上下方向長さよりも長くなるように形成される。フランジ部17と係止リブ部18との離間は、取付部材20の帯部21の上下方向長さや服地2(開口部3の開口縁部3a)の厚さ等に応じて適宜設定される。
取付部材20は、上述した筒状部16に着脱自在に取り付けられ、長尺体を環状に形成してなる有端環状の帯部21と、帯部21の両方の端部21aを連結する連結部22とが設けられている。本実施例の取付部材20は、合成樹脂素材にて帯部21及び連結部22が一体形成されており、帯部21及び連結部22が可撓性を有するように構成されている(図5乃至図10等参照)。
帯部21は、所定の厚さを有する板状の長尺体より形成され、両方の端部21aを近接させる方向に環状に湾曲させることで平面視円形の有端環状に形成されている。帯部21は、上下方向の端面が相互に並行な平滑面として形成されており、開口部3に送風装置1を装着した状態で一方の端面にて服地2の裏面と当接され、他方の端面(段差凹部23の端面)にて係止リブ部18と当接される。
帯部21は、フランジ部17と対向する側とは反対側の周縁に係止リブ部18と係合可能な段差凹部23が設けられている。段差凹部23は、帯部21の周縁に凹設され、帯部21の周方向に沿った複数個所(本実施例では四箇所)にて等間隔で上述した係止リブ部18と対応する位置に配設されている(図4等参照)。段差凹部23は、開口部3に送風装置1を装着した状態で係止リブ部18と当接して係合される(図5乃至図7、及び図8(a)等参照)。
帯部21は、フランジ部17と対向する側の周縁に径方向に向けて突設される補助突起部24が設けられている。補助突起部24は、帯部21の外周面より左右方向に向けて突設され、帯部21の外周面の周方向に沿った複数個所(本実施例では三箇所)にて同一平面上で所定間隔となる位置に配置されている(図4等参照)。補助突起部24は、開口部3に送風装置1を装着した状態で帯部21と連続して服地2の裏面と当接される(図5乃至図7、及び図8(b)等参照)。
連結部22は、帯部21の一方の端部21aに配設される連結片25と、帯部21の他方の他端21aに配設され連結片25が係合される連結ブラケット26とで構成されている。連結片25は、板状体が略U字状に湾曲されて形成され、帯部21の端部21aより湾曲部25aが突出されるとともに、帯部21に固定されない自由端部25bを有する状態で帯部21の外周面に突設されている。また、連結ブラケット26は、略直方体状に形成され、帯部21の外周面より径方向に向けて突設されており、連結片25との対向面側に連結片25の湾曲部25aが挿入される連結孔26aが開口されている。
連結部22は、連結片25において可撓性を有することから、応力負荷条件下で自由端部25bを帯部21に近接する方向に変形可能とされている。すなわち、連結ブラケット26の連結孔26aに連結片25の湾曲部25aが挿入されると、自由端部25bを帯部21に近接させる方向に連結片25が変形されるとともに、連結片25が有する弾性力(復元力)にて連結孔26a内で自由端部25bが連結ブラケット26に圧接されることで、連結片25と連結ブラケット26とが係合される(図9及び図10等参照)。
本実施例の取付部材20は、帯部21において両方の端部21aが離間を有して位置される状態(開放状態)と、連結部22にて帯部21において両方の端部21aが略当接するまで近接して連結された状態(連結状態)とに切り換えられる(図9及び図10等参照)。帯部21は、開放状態から連結状態に切り換えられる際には、可撓性を有することから、応力負荷条件下で縮径する方向に容易に変形され、連結状態では、曲げ荷重が作用して弾性的に圧縮されることから両方の端部21aが拡開する方向に弾性力(復元力)が生じている。
また、本実施例の取付部材20は、開放状態及び連結状態の何れの状態であっても帯部21が平面視円形状となるように形成され、少なくとも帯部21の内径が上述した装置本体10の筒状部16の外径よりも長くなるように形成されている(図10等参照)。本実施例では、連結状態では開放状態と比べて帯部21が縮径する方向に変形されるため、開放状態の帯部21の内径よりも連結状態の帯部21の内径が短くなるように構成されている。
ここで、服地2の開口部3への送風装置1の装着方法について、以下に説明する。
図2、図3、図11及び図12に示すように、本実施例の送風装置1は、開口部3に装着する際には、まず、服地2の表面方向から開口部3に装置本体10の筒状部16が挿入され、服地2の表面にフランジ部17が当接するまで押進されて、服地2の裏面側に排出部15及び筒状部16を突出させる(図2参照)。
次いで、服地2の開口部3に筒状部16が挿入された状態の装置本体10に対して、帯部21の両方の端部21aが離間を有して位置された開放状態の取付部材20を服地2の裏面方向から近接させ、帯部21にて形成される空間内に服地2の裏面側に突出した装置本体10の筒状部16を挿入させる(図2及び図11参照)。このとき、取付部材20は、服地2の裏面に帯部21及び補助突起部24が当接するまで押進されて、装置本体10の筒状部16の外周面16aに沿って帯部21が配置される(図12参照)。
そして、取付部材20を操作して、帯部21を両方の端部21aが略当接するまで近接するように縮径する方向に変形させ、筒状部16の係止リブ部18に対応する帯部21の段差凹部23が位置するように位置合わせしつつ、連結ブラケット26の連結孔26aに連結片25の湾曲部25aを挿入して連結片25と連結ブラケット26とを係合させる。このように取付部材20を開放状態から連結部22にて帯部21の両方の端部21aが連結された連結状態に切り換え、筒状部16の外周面16aに取付部材20の帯部21を巻き付けるようにして取り付けることで、開口部3に送風装置1を装着することができる(図3参照)。
開口部3に装着された送風装置1は、筒状部16に取付部材20が取り付けられた状態では、装置本体10のフランジ部17と取付部材20の帯部21及び補助突起部24との間に服地2(開口部3の開口縁部3a)が挟み込まれており、かつ取付部材20が連結状態で係止リブ部18に帯部21の段差凹部23が当接して係合されているため、服地2(開口部3の開口縁部3a)から装置本体10が離脱することがない(図7等参照)。
なお、本実施例の送風装置1は、係止リブ部18に帯部21の段差凹部23が係合されるため、装置本体10に対して取付部材20は回転不能に位置決めされるが、開口部3に装着された送風装置1自体は、服地2(開口部3の開口縁部3a)に対して位置固定されるものではなく、装置本体10の軸線を中心に回転自在に配設されている。
他方、服地2の開口部3から送風装置1を取り外す場合は、上述した装着方法とは逆の手順で行えばよいが、連結状態の取付部材20には帯部21の両方の端部21aが拡開する方向に弾性力(復元力)が生じているため、連結ブラケット26の連結孔26aから連結片25を引き抜いて連結部22を開放するだけで取付部材20が帯部21の両方の端部21aが離間を有して位置される状態(開放状態)に直ちに復帰させることができるため、筒状部16から取付部材20を容易に取り外すことができる。
以上のように、本実施例の送風装置1は、身体の少なくとも一部を覆う衣服100の服地2に設けられた開口部3に装着される送風装置1において、内部にファン12が収容され、開口部3に挿入される円筒状の筒状部16の一端側に突設されるフランジ部17と、筒状部16の外周面16aにフランジ部17と離間を有して径方向に向けて突設される係止リブ部18とが設けられる装置本体10と、装置本体10の筒状部16に着脱自在に取り付けられ、長尺体を環状に形成してなる有端環状の帯部21と、帯部21の端部21aを連結する連結部22とが設けられる取付部材20とを具備してなり、取付部材20は、装置本体10の筒状部16の外周面16aに沿ってフランジ部17と係止リブ部18との離間に帯部21が配置された状態で、連結部22にて帯部21の端部21aが連結されることで、フランジ部17との間で服地を挟み込むようにして取り付けられるものであるため、装置本体10に対する取付部材20の着脱作業を容易に行うことができる。
すなわち、本実施例の送風装置1は、有端環状の帯部21と、帯部21の端部21aを連結する連結部22とが設けられる取付部材20とを具備してなるため、装置本体10の筒状部16の外周面16aに沿ってフランジ部17と係止リブ部18との離間に帯部21を配置させた状態で、取付部材20を帯部21の両方の端部21aが離間を有して位置される開放状態と、連結部22にて帯部21の両方の端部21aが略当接するまで近接して連結された連結状態とに切り換えることで、筒状部16の外周面16aに取付部材20の帯部21を巻き付けるようにして取り付けることができるとともに、筒状部16からの取付部材20の取り外しが容易であり、かつ装置本体10や取付部材20の位置決めが不要であることから、取付部材20の着脱を容易に行うことができる。
特に、本実施例の装置本体1の取付部材20は、帯部21が可撓性を有し、連結部22にて帯部21の端部21aが連結された状態では帯部21の端部21aが拡開する方向に向けて弾性力が生じるため、連結部22を開放するだけで取付部材20を帯部21の端部21aが離間を有して位置される開放状態に切り換えることができるため、取付部材20の取り外し作業が容易となる。
また、本実施例の送風装置1の帯部21は、フランジ部17と対向する側とは反対側の周縁に係止リブ部18と係合可能な段差凹部23が設けられるため、開口部3に送風装置1が装着された状態で装置本体10に対して取付部材20を回転不能に位置決めすることができ、取付部材20が回転等することで連結部22が勝手に開放状態に切り換わったり、連結部22等が損傷等してしまったりするのを防止することができる。
また、本実施例の送風装置1の帯部21は、フランジ部17と対向する側の周縁に径方向に向けて突設される補助突起部24が設けられるため、取付部材20においてフランジ部17との間で帯部21とともに補助突起部24にて服地2を挟み込むことができ、服地2に対する送風装置1の傾きやガタつき等の発生を防止して、送風装置1をより安定的に装着させることができる。
また、本実施例の送風装置1の取付部材20は、連結部22が可撓性を有し、帯部21の一方の端部21aに配設される連結片25と、帯部21の他方の端部21aに配設され連結片25が係合される連結ブラケット26とで構成されるため、連結ブラケット26に対する連結片25の係脱が容易であり、取付部材20を帯部21の両方の端部21aが離間を有して位置される開放状態と、連結部22にて帯部21の両方の端部21aが略当接するまで近接して連結された連結状態とに簡易に切り換えることができる。
なお、送風装置1の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例の送風装置1では、図9及び図10に示したように、取付部材20が開放状態及び連結状態の何れの状態であっても帯部21が平面視円形状となるように形成される構成について説明したが、取付部材20にて少なくとも帯部21の内径が装置本体10の筒状部16の外径よりも長くなるように形成されればよく、例えば、帯部21が平面視略円形や平面視楕円形となるように形成されてもよい。
また、上述した実施例の送風装置1では、筒状部16に設けられる係合リブ部18(四箇所)とそれに対応する取付部材20の帯部21に設けられる段差凹部23(四箇所)や、同じく帯部21に設けられる補助突起部24(三箇所)の具体的な構成について説明したが、かかる係合リブ部18、段差凹部23及び補助突起部24の配置構成についてはこれに限定されず、本発明の目的に沿った個数や配置を採用することができる。
また、本実施例の送風装置1では、開口部3に装着された送風装置1は、服地2に対して位置固定されない構成について説明したが、かかる送風装置1の装着状態はこれに限定するものではなく、フランジ部17と取付部材20との間で取付部材20が服地2に食い込ませるようにして服地2に対して回転不能に位置固定するように構成されてもよい。
また、上述した実施例では、衣服100として服地2にて上半身を覆う長袖の作業用衣服として構成する場合について説明したが、衣服100の構成はこれに限定されず、身体の少なくとも一部を覆う衣服100として構成されればよく、例えば、半袖の衣服やベストとして構成されてもよい。
1 送風装置(衣服用送風装置)
2 服地
3 開口部
3a 開口縁部
10 装置本体
11 ハウジング
12 ファン
13 モータ
14 流入部
14a 通気孔
15 排出部
15a 通気孔
16 筒状部
16a 外周面
17 フランジ部
18 係止リブ部
20 取付部材
21 帯部
21a 端部
22 連結部
23 段差凹部
24 補助突起部
25 連結片
25a 湾曲部
25b 自由端部
26 連結ブラケット
26a 連結

Claims (5)

  1. 身体の少なくとも一部を覆う衣服の服地に設けられた開口部に装着される衣服用送風装置において、
    内部にファンが収容され、前記開口部に挿入される円筒状の筒状部の一端側に突設されるフランジ部と、前記筒状部の外周面に前記フランジ部と離間を有して径方向に向けて突設される係止リブ部とが設けられる装置本体と、
    前記装置本体の筒状部に着脱自在に取り付けられ、長尺体の両方の端部を近接させる方向に湾曲させて環状に形成してなる有端環状の帯部と、前記帯部の端部を連結する連結部とからなる取付部材と、を具備してなり、
    前記取付部材は、
    前記装置本体の筒状部の外周面に沿って前記フランジ部と前記係止リブ部との離間に前記帯部が配置された状態で、
    前記帯部の両方の端部が連結されない開放状態から前記連結部にて前記帯部の両方の端部が連結される連結状態に切り換えて前記筒状部の外周面に前記帯部を巻き付け
    前記帯部の周縁と前記フランジ部との間で服地を挟み込み、かつ前記帯部の前記フランジ部と対向する側とは反対側の周縁を前記係止リブ部に当接させて取り付けられる、
    ことを特徴とする衣服用送風装置。
  2. 前記取付部材は、前記帯部が可撓性を有し、前記連結部にて前記帯部の端部が連結された状態では前記帯部の端部が拡開する方向に向けて弾性力が生じる請求項1に記載の衣服用送風装置。
  3. 前記帯部は、前記フランジ部と対向する側とは反対側の周縁に前記係止リブ部と係合可能な段差凹部が設けられる請求項1又は請求項2に記載の衣服用送風装置。
  4. 前記帯部は、前記フランジ部と対向する側の周縁に径方向に向けて突設される補助突起部が設けられる請求項1又は請求項2に記載の衣服用送風装置。
  5. 前記取付部材は、前記連結部が可撓性を有し、前記帯部の一方の端部に配設される連結片と、前記帯部の他方の端部に配設され前記連結片が係合される連結ブラケットとで構成される請求項1又は請求項2に記載の衣服用送風装置。
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