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JP7735872B2 - 投写光学系、およびプロジェクター - Google Patents
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JP7735872B2 - 投写光学系、およびプロジェクター - Google Patents

投写光学系、およびプロジェクター

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JP7735872B2 JP2022006175A JP2022006175A JP7735872B2 JP 7735872 B2 JP7735872 B2 JP 7735872B2 JP 2022006175 A JP2022006175 A JP 2022006175A JP 2022006175 A JP2022006175 A JP 2022006175A JP 7735872 B2 JP7735872 B2 JP 7735872B2
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Description

本発明は、投写光学系、およびプロジェクターに関する。
画像表示素子に表示された投写画像を、投写光学系により拡大して、スクリーンに投写するプロジェクターは、特許文献1に記載されている。投写光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1屈折光学系、反射光学系、および第2屈折光学系を備える。第1屈折光学系は、複数の屈折レンズを備える。反射光学系は、凹面鏡を有し、第1屈折光学系からの光線を、画像表示素子の側に向かって第1屈折光学系の光軸と交差する方向に反射する。第2屈折光学系は、1枚の屈折レンズからなる。屈折レンズは、投写光学系において最も拡大側に位置する拡大側レンズである。拡大側レンズには、凹面鏡からの光線が、拡大側レンズの光軸と交差する方向から入射する。
特許文献1に開示された投写光学系の実施例のうち、最も投写距離が短い投写光学系の投写距離は、257.6mmである。かかる投写光学系の拡大側レンズの有効半径は、79.7mmである。また、かかる投写光学系のスローレシオは、0.154である。
特開2020-34690号公報
プロジェクターは、投写光学系のスローレシオが小さいほど、所定の大きさの拡大像を投写する際の投写距離が短くなる。したがって、屋内などで使用するプロジェクターに搭載される投写光学系には、スローレシオが0.3以下となる短焦点の投写光学系が求められている。
ここで、投写光学系を短焦点化すると、拡大側で発生する収差が大きくなりやすい。したがって、凹面鏡からの光線が斜めに通過する拡大側レンズの有効半径を大きくして、拡大側レンズにおいて像高毎の光線の補正を行う必要がある。しかし、有効半径を確保するために拡大側レンズが大型化すると、拡大側レンズが、第1屈折光学系の第1光軸から径方向に飛び出す突出量が大きくなり、投写光学系全体が太くなる。したがって、投写光学系を搭載するプロジェクターの小型化が阻害される。
上記の課題を解決するために、本発明の投写光学系は、縮小側共役面に配置された画像
形成素子が形成した投写画像を拡大して拡大側共役面に拡大像を投写するための投写光学
系において、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、
前記第1光学系は、絞りを備え、前記第2光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、
凹形状の反射面を有する光学素子と、負のパワーを有する第1レンズとを備え、前記第1
光学系と前記第2光学系との間に、前記縮小側共役面および前記拡大側共役面と共役な中
間像が形成され、前記第1光学系より縮小側は、テレセントリックであり、前記画像形成
素子から前記反射面までの軸上面間隔をOALとし、光軸から前記画像形成素子の最大像
高までの第1距離をimyとし、前記第1レンズの最大半径をLLとし、投写距離を前記
光軸から前記拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、前記画
像形成素子の開口数をNAとすると、以下の条件式(1)および(2)を全て満たすこと
を特徴とする。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
また、本発明の投写光学系は、縮小側共役面に配置された画像形成素子が形成した投写
画像を拡大して拡大側共役面に拡大像を投写するための投写光学系において、縮小側から
拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、前記第1光学系は、絞り
を備え、前記第2光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、凹形状の反射面を有する
光学素子と、負のパワーを有する第1レンズとを備え、前記第1光学系と前記第2光学系
との間に、前記縮小側共役面および前記拡大側共役面と共役な中間像が形成され、前記第
1光学系より縮小側は、テレセントリックであり、前記画像形成素子から前記反射面まで
の軸上面間隔をOALとし、光軸から前記画像形成素子の最大像高までの第1距離をim
yとし、前記第1レンズの最大半径をLLとし、投写距離を前記光軸から前記拡大像の最
大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、前記画像形成素子の開口数をN
Aとすると、以下の条件式(1)および(2)を全て満たし、
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
前記第1光学系における最も拡大側に配置された第2レンズは、前記第1レンズとは別
体に形成され、前記第2レンズは、前記光軸方向において、前記反射面と前記第1レンズ
との間に配置されることを特徴とする。
また、本発明の投写光学系は、縮小側共役面に配置された画像形成素子が形成した投写
画像を拡大して拡大側共役面に拡大像を投写するための投写光学系において、縮小側から
拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、前記第1光学系は、絞り
を備え、前記第2光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、凹形状の反射面を有する
光学素子と、負のパワーを有する第1レンズとを備え、前記第1光学系と前記第2光学系
との間に、前記縮小側共役面および前記拡大側共役面と共役な中間像が形成され、前記第
1光学系より縮小側は、テレセントリックであり、前記画像形成素子から前記反射面まで
の軸上面間隔をOALとし、光軸から前記画像形成素子の最大像高までの第1距離をim
yとし、前記第1レンズの最大半径をLLとし、投写距離を前記光軸から前記拡大像の最
大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、前記画像形成素子の開口数をN
Aとすると、以下の条件式(1)および(2)を全て満たし、
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
前記第1光学系は、前記絞りより拡大側に接合レンズを備えることを特徴とする投写光
学系。
次に、本発明のプロジェクターは、上記の投写光学系と、前記投写光学系の前記縮小側共役面に投写画像を形成する前記画像形成素子と、を有することを特徴とする。
本発明の投写光学系を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。 実施例1の投写光学系の光線図である。 実施例1の投写光学系の基準距離における横収差を示す図である。 実施例1の投写光学系の基準距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例1の投写光学系の近距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例1の投写光学系の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例2の投写光学系の光線図である。 実施例2の投写光学系の基準距離における横収差を示す図である。 実施例2の投写光学系の基準距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例2の投写光学系の近距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例2の投写光学系の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例3の投写光学系の光線図である。 実施例3の投写光学系の基準距離における横収差を示す図である。 実施例3の投写光学系の基準距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例3の投写光学系の近距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例3の投写光学系の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例4の投写光学系の光線図である。 実施例4の投写光学系の基準距離における横収差を示す図である。 実施例4の投写光学系の基準距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例4の投写光学系の近距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。 実施例4の投写光学系の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る光学系、およびプロジェクターを説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の投写光学系3を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する投写光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像形成部および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16、フィールド
レンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、
重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射
した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反
射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18
Rへ入射する。液晶パネル18Rは画像形成素子である。液晶パネル18RはR光を画像
信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。

さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは画像形成素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミ
ラー25、フィールドレンズ17B、液晶パネル18Bおよびクロスダイクロイックプリ
ズム19を備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22
、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B
を経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは画像形成素子である。液晶パ
ネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。

液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
投写光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像をスクリーンSに拡大して投写する。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の階調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写光学系)
次に、投写光学系3を説明する。図1に示すように、投写光学系3の拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。投写光学系3の縮小側共役面には、液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bが配置されている。
以下では、プロジェクター1に搭載される投写光学系3の構成例として実施例1~4を説明する。
(実施例1)
図2は、実施例1の投写光学系3Aの光線図である。なお、実施例1~4の投写光学系3の光線図において、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。本例の投写光学系3Aは、図2に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は、第1光学系31の光軸N上に配置されている。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。Z軸は、第1光学系31の光軸Nと一致する。Z軸方向は、光軸Nに沿った方向である。Z軸方向において、第1光学系31が位置する側を第1方向Z1、第2光学系32が位置する側を第2方向Z2とする。Y軸は、スクリーンSに沿って延びる。Y軸方向は、上下方向であり、Y軸方向の一方側を上方Y1、他方側を下方Y2とする。X軸は、スクリーンの幅方向に延びる。
第1光学系31は、屈折光学系である。第1光学系31は、17枚のレンズL1~L17からなる。レンズL1~L17は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL7とレンズL8との間には、絞り51が配置されている。
レンズL6は、両面に非球面形状を備える。レンズL9は、両面に非球面形状を備える。レンズL16(第3レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL17(第2レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL2およびレンズL3は、接合された接合レンズL21である。レンズL4およびレンズL5は、接合された接合レンズL22である。レンズL11およびレンズL12は、接合された接合レンズL23である。レンズL14およびレンズL15は、接合された接合レンズL24である。
第2光学系32は、光学素子33と、第1レンズ34とを備える。光学素子33と第1レンズ34は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。光学素子33は、縮小側を向く反射面40を備える。反射面40は、第2方向Z2に窪む凹形状を備える。反射面40は、非球面形状を備える。図2に示すように、反射面40は、光軸Nの下方Y2に位置する。反射面40は、光学素子33の第1方向Z1の外側面に反射コーティング層(反射層)を設けることにより形成される。反射面40は、光学素子33のZ1方向の表面において、光を反射する。
第1レンズ34は、光学素子33より第1方向Z1に位置して、光軸Nより上方Y1に配置されている。第1レンズ34は、負のパワーを有する。第1レンズ34は、拡大側の面に凸形状を備え、縮小側の面に凹形状を備える。第1レンズ34は、両面に非球面形状を備える。
ここで、投写光学系3Aの縮小側共役面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。投写光学系3Aの拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。
液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに垂直な画像形成面内に投写画像を形成する。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。したがって、投写画像は、光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に形成される。
液晶パネル18からの光線は、第1光学系31、および第2光学系32を、この順に通過する。第1光学系31と第2光学系32との間において、光線は、光軸Nの下方Y2を通過する。これにより、光線は、第2光学系32を反射面40に向かう。反射面40に到達した光線は、第1方向Z1および上方Y1に向かって折り返される。反射面40により折り返された光線は、光軸Nを上方Y1に横切って、第1レンズ34に向かう。第1レンズ34を透過した光線は、第1レンズ34によって広げられて、スクリーンSに到達する。
ここで、第1光学系31のレンズL17は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。中間像30は、レンズL17と反射面40との間に形成される。
投写光学系3Aにおいて、第1光学系31より縮小側は、テレセントリックである。テレセントリックとは、第1光学系31と縮小側共役面に配置された液晶パネル18との間を通過する各光束の中心光線が、光軸と平行または光軸と略平行となっていることをいう。
ここで、投写光学系3Aは、投写距離を変更できる。投写距離を変更した場合には、第1光学系31の8枚のレンズL10~L17を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。フォーカシングでは、レンズL10、レンズL11およびレンズL12は、一体に移動させる。また、フォーカシングでは、レンズL13、レンズL14およびレンズL15は、一体に移動させる。
液晶パネル18の開口数をNAとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離をscyとし、第1レンズ34からスクリーンSまでの距離である投写距離をPDとし、第2距離を第1距離で除した投写倍率をMとし、投写距離を第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、第1レンズ34の最大半径をLLとと、投写光学系3Aのデータは以下のとおりである。
NA 0.3125
imy 11.7mm
scy 1463mm
PD 283.1mm
M 125
TR 0.194
OAL 203mm
LL 47.8mm
投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径であり、アパーチャー半径の2倍がレンズの面の直径となる。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 9.5000 屈折 0.0000
19 1 球 無限 25.9100 SBSL7_OHARA 屈折 13.0371
2 球 無限 0.0000 屈折 15.4259
L1 3 球 23.6460 8.4106 SFPL51_OHARA 屈折 16.3497
4 球 -163.6273 0.1000 屈折 16.1238
L2 5 球 24.1479 5.7206 SFSL5_OHARA 屈折 14.0000
L3 6 球 113.0998 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 13.1404
7 球 34.7820 0.1000 屈折 12.2395
L4 8 球 19.4148 7.7264 SBSL7_OHARA 屈折 11.6173
L5 9 球 -25.1932 0.9500 TAFD25_HOYA 屈折 10.9949
10 球 25.2418 0.2000 屈折 10.0083
L6 11 非球面 16.8372 4.4033 LBAL35_OHARA 屈折 10.1020
12 非球面 40.5023 1.0000 屈折 9.1836
L7 13 球 19.4289 2.3917 SFSL5_OHARA 屈折 9.1301
14 球 32.7745 4.0203 屈折 8.8594
51 15 球 無限 0.1043 屈折 8.3951
L8 16 球 101.2882 3.7504 STIH53_OHARA 屈折 8.5137
17 球 -22.7544 0.1000 屈折 8.6718
L9 18 非球面 -21.2771 6.0000 LLAM60_OHARA 屈折 8.6423
19 非球面 103.2802 可変間隔1 屈折 9.5014
L10 20 球 22.9132 2.0346 STIM22_OHARA 屈折 10.9384
21 球 26.8895 14.2089 屈折 10.9386
L11 22 球 57.1566 5.3002 STIM2_OHARA 屈折 16.5000
L12 23 球 -129.3659 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 16.7439
24 球 677.5558 可変間隔2 屈折 17.0582
L13 25 球 47.4289 9.6511 STIM22_OHARA 屈折 18.3999
26 球 -46.5818 0.1000 屈折 18.3651
L14 27 球 -67.5767 8.1053 STIL25_OHARA 屈折 17.8500
L15 28 球 -21.6948 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 17.7177
29 球 170.7327 可変間隔3 屈折 18.7445
L16 30 非球面 -24.7550 3.0000 'Z-E48R' 屈折 18.8159
31 非球面 101.4895 可変間隔4 屈折 21.3950
L17 32 非球面 257.2804 8.0000 'Z-E48R' 屈折 25.6568
33 非球面 63.8637 可変間隔5 屈折 28.1976
40 34 非球面 -28.5800 -50.8918 反射 41.2214
34 35 非球面 59.7480 -7.0000 'Z-E48R' 屈折 37.2465
36 非球面 67.7207 可変間隔6 屈折 47.7801
S 37 球 無限 0.0000 屈折 1985.1150
ここで、本例の投写光学系3Aは、投写距離を、基準距離、基準距離よりも短い近距離、基準距離よりも遠い遠距離の間で変化させることができる。投写距離を変化させた場合には、第1光学系31の8枚のレンズL10~L17を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。なお、投写距離を近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行うと、レンズL10、レンズL11およびレンズL12は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL13、レンズL14およびレンズL15は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL16は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL17は、光軸Nに沿って縮小側に移動する。
フォーカシングを行った際の各投写距離における可変間隔1、可変間隔2、可変間隔3、可変間隔4、可変間隔5、可変間隔6を以下に示す。可変間隔1は、レンズL9とレンズL10との軸上面間隔である。可変間隔2は、レンズL12とレンズL13との軸上面間隔である。可変間隔3は、レンズL15とレンズL16との軸上面間距離である。可変間隔4は、レンズL16とレンズL17との軸上面間距離である。可変間隔5は、レンズL17と反射面40との軸上面間距離である。可変間隔6は、投写距離である。
基準距離 近距離 遠距離
可変間隔1 1.1069 0.8768 1.2979
可変間隔2 0.8042 0.1000 1.4634
可変間隔3 6.2530 6.4325 6.0906
可変間隔4 20.9176 21.6588 20.1541
可変間隔5 39.8875 39.8713 39.9334
可変間隔6 -283.0000 -217.0000 -401.0000
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S11 S12 S18 S19
曲率半径(R) 16.8372 40.5023 -21.2771 103.2802
コーニック定数(K) 8.76367E-01 1.40552E+01 -1 -90
4次 -2.95336E-06 8.91728E-05 4.09548E-05 7.14087E-05
6次 5.97014E-08 2.72315E-07 -4.12331E-07 -3.41490E-07
8次 7.38171E-11 -7.34670E-10 1.32697E-09 1.10129E-09
10次 1.42398E-11
面番号 S30 S31 S32 S33
曲率半径(R) -24.7550 101.4895 257.2804 63.8637
コーニック定数(K) 0 0 90 0.00000E+00
4次 9.42799E-05 1.68772E-05 -4.34174E-05 -6.79148E-05
6次 -3.84902E-07 -1.78130E-07 1.23752E-07 1.63921E-07
8次 8.80106E-10 3.67946E-10 -2.74764E-10 -2.83439E-10
10次 -8.42504E-13 -3.17825E-13 3.77647E-13 2.91903E-13
12次 -2.03100E-16 -1.17046E-16
14次 6.56482E-22
面番号 S34 S35 S36
曲率半径(R) -28.5800 59.7480 67.72067982
コーニック定数(K) -1.00000E+00 2.18390E-01 -0.004229729
4次 3.62586E-06 2.99552E-05 1.47026E-05
6次 -6.05961E-09 -9.57606E-08 -3.80264E-08
8次 7.45065E-12 1.64656E-10 4.62847E-11
10次 -5.45419E-15 -1.61839E-13 -3.18524E-14
12次 2.08318E-18 9.28635E-17 1.29283E-17
14次 -3.40484E-22 -2.85578E-20 -2.89715E-21
16次 3.61610E-24 2.80551E-25
ここで、本例の投写光学系3Aは、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、第1レンズ34の最大半径をLLと、投写距離を光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18の開口数をNAとし、以下の条件式(1)および(2)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
さらに、より好ましくは、以下の条件式(1)および(2’)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦53 (2’)
本例では、
OAL 203mm
imy 11.7mm
LL 47.8mm
TR 0.194
NA 0.3125
である。よって、TR=0.194であり、条件式(1)を満たす。(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)=44であり、条件式(2)を満たす。
(作用効果)
本例の投写光学系3Aは、縮小側共役面に配置された液晶パネル18が形成した投写画像を拡大して拡大側共役面に拡大像を投写する。本例の投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。第1光学系31は、絞り51を備える。第2光学系32は、縮小側から拡大側に向かって順に、凹形状の反射面40を有する光学素子33と、負のパワーを有する第1レンズ34とを備える。第1光学系31と第2光学系32との間に、縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像30が形成される。第1光学系31より縮小側は、テレセントリックである。
また、本例の投写光学系3Aは、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、第1レンズ34の最大半径をLLと、投写距離を光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18の開口数をNAとし、以下の条件式(1)および(2)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
本例の投写光学系3Aは、条件式(1)を満たす。したがって、投写光学系3は、短焦点化される。ここで、投写光学系を短焦点化すると、拡大側で発生する収差が大きくなりやすい。したがって、凹面鏡からの光線が斜めに通過する拡大側レンズの有効半径を大きくして、拡大側レンズにおいて像高毎の光線の補正を行う必要がある。しかし、有効半径を確保するために拡大側レンズが大型化すると、拡大側レンズが、第1屈折光学系の第1光軸から径方向に飛び出す突出量が大きくなり、投写光学系全体が太くなる。
かかる問題に対して、本例の投写光学系3Aは、条件式(2)を満たす。したがって、
第1レンズ34が光軸Nから径方向に飛び出す突出量を抑制することによって投写光学系
全体が太くなることを抑制できるので、投写光学系3Aを搭載するプロジェクターを小型
化することができる。また、第1レンズ34が光軸Nから径方向に飛び出す突出量を抑制
しつつ、第1レンズ34において像高毎の光線を補正可能な有効径を確保できる。すなわ
ち、条件式(2)が下限を下回ると、TRおよび1/NAに対して、液晶パネル18から
反射面40までの軸上面間隔および第1レンズ34のレンズ径が小さくなりすぎるので、
像高毎の光線を補正することが困難となり、投写光学系3Aの解像性能を確保しにくくな
る。また、設計的に、解像性能が得られるレンズができたとしても、このレンズは、製造
時の成形精度が求められるので、量産性が高くないという問題がある。条件式(2)が上
限を超えると、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔および第1レンズ34の
レンズ径が過度に大きくなる。すなわち、第1レンズ34が光軸Nから径方向に飛び出す
突出量が大きくなるので、投写光学系全体が太くなる。このため、投写光学系を搭載する
プロジェクターが大型化する。

ここで、比較例として、先行技術文献である、特開2020-34690号公報の実施例3について検討する。比較例の投写光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1屈折光学系、反射光学系、および第2屈折光学系を備える。第1屈折光学系は、複数の屈折レンズを備える。反射光学系は、凹面鏡を有し、第1屈折光学系からの光線を、画像表示素子の側に向かって第1屈折光学系の光軸と交差する方向に反射する。第2屈折光学系は、1枚の屈折レンズからなる。屈折レンズは、投写光学系において最も拡大側に位置する拡大側レンズである。拡大側レンズには、凹面鏡からの光線が、拡大側レンズの光軸と交差する方向から入射する。比較例のデータは以下のとおりである。
OAL 256mm
imy 13.2mm
LL 79.7mm
TR 0.154
NA 0.25
比較例では、TR=0.154である。したがって、比較例の投写光学系は、条件式(1)を満たす。しかし、比較例では、(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)=72となる。したがって、比較例の投写光学系は、条件式(2)を満たさない。よって、スローレシオが同等の場合に、比較例の投写光学系の拡大側レンズのレンズ径は、本例の投写光学系3Aの第1レンズの有効半径と比較して、大きい。すなわち、比較例の投写光学系全体は、本例の投写光学系3A全体と比較して、太い。
本例の投写光学系3Aにおいて、反射面40は、表面に反射コーティング層(反射層)を備える。ここで、反射面が光学素子33の内部に設けられる構成では、反射面が設けられる拡大側レンズ面の形状精度は、光学素子33の形状精度に依存する。つまり、拡大側レンズ面の形状精度を向上させるためには、縮小側レンズ面の形状精度も向上させる必要がある。これに対して、本例の投写光学系3Aの反射面40は、光学素子33の外側面に設けられているので、光学素子33の外側面の形状精度のみを向上させればよい。よって、本例の反射面40は、反射面が光学素子33の内部に設けられる構成と比較して、反射面の形状精度を向上させやすい。
また、反射面が光学素子33の内部に設けられる構成では、光学素子33を成形後に、反射コーティング層を光学素子33の拡大側レンズ面に形成することによって、反射面を形成するが、この際、反射コーティング層と拡大側レンズ面との間に、支持膜層を設ける必要がある。支持膜層を設けることによって反射コーティング層が拡大側レンズ面から剥がれにくくなるが、支持膜層が介在することによって、反射面の光学性能が低下しやすくなり、製造時における反射面の光学性能がばらつき易い。これに対して、本例の投写光学系3Aでは、支持膜層は、反射コーティング層の反射面側とは反対側に設けられるので、反射面40の光学性能が低下しにくい。このため、製造時における反射面40の光学性能が安定しやすい。
本例の投写光学系3Aにおいて、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL17(第2レンズ)は、第1レンズ34とは別体に形成されている。レンズL17は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。すなわち、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL17は、光軸N方向において、第2光学系32の内部に配置されるので、レンズL17と反射面40との距離は近くなる。これにより、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔を短くすることができるので、投写光学系3Aを小型化することができる。また、中間像30は、第1光学系31のレンズL17と第2光学系32の反射面40との間に形成される。このため、レンズL17と反射面40との距離が近くなれば、中間像30の各像高毎の諸収差を補正しやすい。
また、第1光学系31は、レンズL17(第2レンズ)と、レンズL17の縮小側の隣に配置されたレンズL16(第3レンズ)とを備える。レンズL16およびレンズL17は、非球面形状を備える。本例の投写光学系3Aは、レンズL16およびレンズL17を光軸N方向において拡大側に移動させることによって、投写距離が近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行う。したがって、投写光学系3Aは、像高毎の諸収差を補正するレンズL16およびレンズL17を、光軸N方向に移動させるので、フォーカシング時の諸収差の発生を抑制できる。また、非球面形状を備えないレンズを光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う構成の場合、諸収差を補正する非球面レンズを別に備える必要があるが、本例では、フォーカシング時に移動するレンズL16およびレンズL17が非球面形状を備えるので、投写光学系全体を小型化することができる。
さらに、第1光学系31は、絞り51より拡大側に、接合レンズL23および接合レンズL24を備える。よって、色収差を良好に補正することができる。
図3は、投写光学系3Aの基準距離における横収差を示す図である。図4は、投写光学系3Aの基準距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図5は、投写光学系3Aの近距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図6は、投写光学系3Aの遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図3~図6に示すように、本例の投写光学系3Aは、拡大像における諸収差が抑制されている。
(実施例2)
図7は、実施例2の投写光学系3Bの光線図である。本例の投写光学系3Bは、図7に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は、第1光学系31の光軸N上に配置されている。
第1光学系31は、屈折光学系である。第1光学系31は、16枚のレンズL1~L16からなる。レンズL1~L16は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL7とレンズL8との間には、絞り51が配置されている。
レンズL6は、両面に非球面形状を備える。レンズL9は、両面に非球面形状を備える。レンズL15(第3レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL16(第2レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL2およびレンズL3は、接合された接合レンズL21である。レンズL4およびレンズL5は、接合された接合レンズL22である。レンズL10およびレンズL11は、接合された接合レンズL23である。レンズL13およびレンズL14は、接合された接合レンズL24である。
第2光学系32は、光学素子33と、第1レンズ34とを備える。光学素子33と第1レンズ34は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。光学素子33は、縮小側を向く反射面40を備える。反射面40は、第2方向Z2に窪む凹形状を備える。反射面40は、非球面形状を備える。図7に示すように、反射面40は、光軸Nの下方Y2に位置する。反射面40は、光学素子33の第1方向Z1の外側面に反射コーティング層(反射層)を設けることにより形成される。反射面40は、光学素子33のZ1方向の表面において、光を反射する。
第1レンズ34は、光学素子33より第1方向Z1に位置して、光軸Nより上方Y1に配置されている。第1レンズ34は、負のパワーを有する。第1レンズ34は、拡大側の面に凸形状を備え、縮小側の面に凹形状を備える。第1レンズ34は、両面に非球面形状を備える。
ここで、投写光学系3Bの縮小側共役面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。投写光学系3Bの拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。
液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに垂直な画像形成面内に投写画像を形成する。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。したがって、投写画像は、光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に形成される。
液晶パネル18からの光線は、第1光学系31、および第2光学系32を、この順に通過する。第1光学系31と第2光学系32との間において、光線は、光軸Nの下方Y2を通過する。これにより、光線は、第2光学系32を反射面40に向かう。反射面40に到達した光線は、第1方向Z1および上方Y1に向かって折り返される。反射面40により折り返された光線は、光軸Nを上方Y1に横切って、第1レンズ34に向かう。第1レンズ34を透過した光線は、第1レンズ34によって広げられて、スクリーンSに到達する。
ここで、第1光学系31のレンズL16は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。中間像30は、レンズL16と反射面40との間に形成される。
投写光学系3Bにおいて、第1光学系31より縮小側は、テレセントリックである。
ここで、投写光学系3Bは、投写距離を変更できる。投写距離を変更した場合には、第
1光学系31の枚のンズL10~L16を光軸Nに沿って移動させてフォーカシング
を行う。フォーカシングでは、レンズL12、レンズL13およびレンズL14は、一体
に移動させる。

液晶パネル18の開口数をNAとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離をscyとし、第1レンズ34からスクリーンSまでの距離である投写距離をPDとし、第2距離を第1距離で除した投写倍率をMとし、投写距離を第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、第1レンズ34の最大半径をLLとと、投写光学系3Bのデータは以下のとおりである。
NA 0.2778
imy 11.8mm
scy 1462mm
PD 288.6mm
M 124
TR 0.197
OAL 189mm
LL 36.5mm
投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径であり、アパーチャー半径の2倍がレンズの面の直径となる。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 9.5000 屈折 0.0000
19 1 球 無限 25.9100 SBSL7_OHARA 屈折 12.8706
2 球 無限 0.0000 屈折 14.7871
L1 3 球 23.3077 7.9094 SFPL51_OHARA 屈折 15.4467
4 球 -127.0559 0.1000 屈折 15.2079
L2 5 球 21.0056 5.4283 SFPL51_OHARA 屈折 13.0000
L3 6 球 44.2633 1.2142 STIH6_OHARA 屈折 11.8639
7 球 26.7444 0.1000 屈折 11.0399
L4 8 球 17.2046 7.4036 SFPL51_OHARA 屈折 10.5313
L5 9 球 -23.7897 0.7500 TAFD25_HOYA 屈折 9.6431
10 球 20.7471 0.2000 屈折 8.5696
L6 11 非球面 14.2713 4.2460 LBAL35_OHARA 屈折 8.6504
12 非球面 32.7925 1.0000 屈折 7.7784
L7 13 球 16.4731 2.7568 SFSL5_OHARA 屈折 7.6827
14 球 23.3002 2.7433 屈折 7.2371
51 15 球 無限 0.1000 屈折 6.9632
L8 16 球 55.5146 3.5141 STIH53_OHARA 屈折 7.2124
17 球 -20.4634 0.1000 屈折 7.4622
L9 18 非球面 -18.8417 4.8490 LLAM60_OHARA 屈折 7.4571
19 非球面 138.4003 可変間隔1 屈折 8.3506
L10 20 球 77.9934 3.2176 STIL25_OHARA 屈折 13.5492
L11 21 球 -238.3916 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 13.7984
22 球 422.0121 可変間隔2 屈折 14.0280
L12 23 球 35.5651 10.2093 STIM22_OHARA 屈折 15.5000
24 球 -34.9646 0.7658 屈折 15.5950
L13 25 球 -38.6490 5.7518 STIL25_OHARA 屈折 15.1870
L14 26 球 -19.2778 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 15.1633
27 球 431.4628 可変間隔3 屈折 16.3418
L15 28 非球面 -22.5593 3.0000 'Z-E48R' 屈折 16.5057
29 非球面 111.9646 可変間隔4 屈折 18.7911
L16 30 非球面 245.8978 8.0000 'Z-E48R' 屈折 24.6934
31 非球面 58.0779 可変間隔5 屈折 26.5408
40 32 非球面 -28.3812 -46.6942 反射 39.1428
34 33 非球面 33.3357 -7.0000 'Z-E48R' 屈折 27.0468
34 非球面 30.6616 可変間隔6 屈折 36.2389
S 35 球 無限 0.0000 屈折 2001.4151
ここで、本例の投写光学系3Bは、投写距離を、基準距離、基準距離よりも短い近距離、基準距離よりも遠い遠距離の間で変化させることができる。投写距離を変化させた場合には、第1光学系31の7枚のレンズL10~L16を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。なお、投写距離を近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行うと、レンズL10およびレンズL11は、光軸Nに沿って縮小側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL12、レンズL13およびレンズL14は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL15は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL16は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。
フォーカシングを行った際の各投写距離における可変間隔1、可変間隔2、可変間隔3、可変間隔4、可変間隔5、可変間隔6を以下に示す。可変間隔1は、レンズL9とレンズL10との軸上面間隔である。可変間隔2は、レンズL11とレンズL12との軸上面間隔である。可変間隔3は、レンズL14とレンズL15との軸上面間距離である。可変間隔4は、レンズL15とレンズL16との軸上面間距離である。可変間隔5は、レンズL16と反射面40との軸上面間距離である。可変間隔6は、投写距離である。
基準距離 近距離 遠距離
可変間隔1 12.1167 13.2136 11.8202
可変間隔2 1.8056 0.1000 2.7521
可変間隔3 5.1195 5.3664 4.9687
可変間隔4 20.8516 21.2210 20.3846
可変間隔5 38.8253 38.8412 38.8165
可変間隔6 -287.0000 -224.0000 -403.0000
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S11 S12 S18 S19
曲率半径(R) 14.2713 32.7925 -18.8417 138.4003
コーニック定数(K) 8.61373E-01 1.26960E+01 -1 -90
4次 -1.78411E-05 1.08502E-04 6.36736E-05 9.09981E-05
6次 1.92270E-08 3.62039E-07 -9.07712E-07 -7.42228E-07
8次 8.84500E-11 -2.22710E-09 3.81595E-09 3.02545E-09
10次 4.90294E-11
面番号 S28 S29 S30 S31
曲率半径(R) -22.5593 111.9646 245.8978 58.0779
コーニック定数(K) 0 0 90 0.00000E+00
4次 1.20307E-04 1.83761E-05 -5.27611E-05 -8.10795E-05
6次 -6.19796E-07 -2.79021E-07 1.51125E-07 2.09269E-07
8次 1.66495E-09 6.93645E-10 -3.07259E-10 -3.89250E-10
10次 -1.73986E-12 -6.65573E-13 4.39273E-13 4.46405E-13
12次 -2.61547E-16 -1.98979E-16
14次 6.56482E-22
面番号 S32 S33 S34
曲率半径(R) -28.3812 33.3357 30.66161366
コーニック定数(K) -1.00000E+00 -5.39402E-01 -0.60807081
4次 3.57234E-06 1.50335E-04 4.29399E-05
6次 -6.79154E-09 -9.61493E-07 -2.02768E-07
8次 9.60704E-12 3.12494E-09 3.95931E-10
10次 -7.92734E-15 -5.89295E-12 -4.31475E-13
12次 3.36716E-18 6.57780E-15 2.74639E-16
14次 -6.07598E-22 -4.02279E-18 -9.56386E-20
16次 1.04005E-21 1.41923E-23
ここで、本例の投写光学系3Bは、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、第1レンズ34の最大半径をLLと、投写距離を光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18の開口数をNAとし、以下の条件式(1)および(2)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
さらに、より好ましくは、以下の条件式(1)および(2’)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦53 (2’)
本例では、
OAL 189mm
imy 11.8mm
LL 36.5mm
TR 0.197
NA 0.2778
である。よって、TR=0.197であり、条件式(1)を満たす。(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)=35であり、条件式(2)を満たす。
(作用効果)
本例の投写光学系3Bにおいて、反射面40は、表面に反射コーティング層(反射層)を備える。よって、本例の投写光学系3Bは、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例の投写光学系3Bにおいて、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL16(第2レンズ)は、第1レンズ34とは別体に形成されている。レンズL16は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。すなわち、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL16は、光軸N方向において、第2光学系32の内部に配置されるので、レンズL16と反射面40との距離は近くなる。よって、本例の投写光学系3Bは、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
また、第1光学系31は、レンズL16(第2レンズ)と、レンズL16の縮小側の隣に配置されたレンズL15(第3レンズ)とを備える。レンズL15およびレンズL16は、非球面形状を備える。本例の投写光学系3Bは、レンズL15およびレンズL16を光軸N方向において拡大側に移動させることによって、投写距離が近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行う。したがって、投写光学系3Bは、像高毎の諸収差を補正するレンズL15およびレンズL16を、光軸N方向に移動させるので、フォーカシング時の諸収差の発生を抑制できる。また、非球面形状を備えないレンズを光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う構成の場合、諸収差を補正する非球面レンズを別に備える必要があるが、本例では、フォーカシング時に移動するレンズL15およびレンズL16が非球面形状を備えるので、投写光学系全体を小型化することができる。
さらに、第1光学系31は、絞り51より拡大側に、接合レンズL23および接合レンズL24を備える。よって、色収差を良好に補正することができる。
ここで、本例の投写光学系3Bは、条件式(1)(2)を満たすので、実施例1の投写
光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図8は、投写光学系3Bの基準距離に
おける横収差を示す図である。図9は、投写光学系3Bの基準距離における球面収差、非
点収差、ディストーションを示す図である。図10は、投写光学系3Bの近距離における
球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図11は、投写光学系3Bの遠
距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図8~図11に示
すように、本例の投写光学系3は、拡大像における諸収差が抑制されている。

(実施例3)
図12は、実施例3の投写光学系3Cの光線図である。本例の投写光学系3Cは、図12に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は、第1光学系31の光軸N上に配置されている。
第1光学系31は、屈折光学系である。第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13からなる。レンズL1~L13は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL6とレンズL7との間には、絞り51が配置されている。
レンズL5は、両面に非球面形状を備える。レンズL8は、両面に非球面形状を備える。レンズL12(第3レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL13(第2レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL3およびレンズL4は、接合された接合レンズL21である。レンズL10およびレンズL11は、接合された接合レンズL22である。
第2光学系32は、光学素子33と、第1レンズ34とを備える。光学素子33と第1レンズ34は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。光学素子33は、縮小側を向く反射面40を備える。反射面40は、第2方向Z2に窪む凹形状を備える。反射面40は、非球面形状を備える。図12に示すように、反射面40は、光軸Nの下方Y2に位置する。反射面40は、光学素子33の第1方向Z1の外側面に反射コーティング層(反射層)を設けることにより形成される。反射面40は、光学素子33のZ1方向の表面において、光を反射する。
第1レンズ34は、光学素子33より第1方向Z1に位置して、光軸Nより上方Y1に配置されている。第1レンズ34は、負のパワーを有する。第1レンズ34は、拡大側の面に凸形状を備え、縮小側の面に凹形状を備える。第1レンズ34は、両面に非球面形状を備える。
ここで、投写光学系3Cの縮小側共役面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。投写光学系3Cの拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。
液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに垂直な画像形成面内に投写画像を形成する。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。したがって、投写画像は、光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に形成される。
液晶パネル18からの光線は、第1光学系31、および第2光学系32を、この順に通過する。第1光学系31と第2光学系32との間において、光線は、光軸Nの下方Y2を通過する。これにより、光線は、第2光学系32を反射面40に向かう。反射面40に到達した光線は、第1方向Z1および上方Y1に向かって折り返される。反射面40により折り返された光線は、光軸Nを上方Y1に横切って、第1レンズ34に向かう。第1レンズ34を透過した光線は、第1レンズ34によって広げられて、スクリーンSに到達する。
ここで、第1光学系31のレンズL13は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。中間像30は、レンズL13と反射面40との間に形成される。
投写光学系3Cにおいて、第1光学系31より縮小側は、テレセントリックである。
ここで、投写光学系3Cは、投写距離を変更できる。投写距離を変更した場合には、第1光学系31の4枚のレンズL9~L12を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。フォーカシングでは、レンズL10およびレンズL11は、一体に移動させる。
液晶パネル18の開口数をNAとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離をscyとし、第1レンズ34からスクリーンSまでの距離である投写距離をPDとし、第2距離を第1距離で除した投写倍率をMとし、投写距離を第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、第1レンズ34の最大半径をLLとと、投写光学系3Cのデータは以下のとおりである。
NA 0.2084
imy 11.7mm
scy 1462mm
PD 378.0mm
M 125
TR 0.259
OAL 172mm
LL 37.8mm
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径であり、アパーチャー半径の2倍がレンズの面の直径となる。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 5.1000 屈折 0.0000
19 1 球 無限 23.9250 SBSL7_OHARA 屈折 12.0558
2 球 無限 0.0000 屈折 13.1538
L1 3 球 25.3616 5.2165 SFPL51_OHARA 屈折 13.4219
4 球 -160.4483 0.1000 屈折 13.2933
L2 5 球 20.5113 4.3359 SFSL5_OHARA 屈折 12.0000
6 球 132.0437 0.0000 屈折 11.5962
7 球 無限 0.1000 屈折 11.9120
L3 8 球 20.3053 7.3344 SBSL7_OHARA 屈折 10.1626
L4 9 球 -23.1488 0.6000 TAFD25_HOYA 屈折 8.3549
10 球 13.5441 0.2000 屈折 7.2414
L5 11 非球面 10.7115 2.4947 LBAL35_OHARA 屈折 7.2839
12 非球面 21.0609 8.3786 屈折 6.9453
L6 13 球 34.9176 3.6553 SFSL5_OHARA 屈折 6.3040
14 球 -16.1488 0.0364 屈折 6.0810
51 15 球 無限 0.1000 屈折 5.5409
L7 16 球 -371.7544 2.2081 STIH53_OHARA 屈折 5.5362
17 球 -27.0329 0.1512 屈折 5.4751
L8 18 非球面 -23.1991 2.3150 LLAM60_OHARA 屈折 5.4355
19 非球面 89.7692 可変間隔1 屈折 5.5698
L9 20 球 -64.9866 5.7941 STIM22_OHARA 屈折 15.7747
21 球 -27.0076 可変間隔2 屈折 16.5319
L10 22 球 43.6185 10.6351 STIL25_OHARA 屈折 17.8154
L11 23 球 -30.6037 1.0000 STIH6_OHARA 屈折 17.7153
24 球 66.9444 可変間隔3 屈折 17.8736
L12 25 非球面 -49.3948 6.5927 'Z-E48R' 屈折 19.0969
26 非球面 33.1964 可変間隔4 屈折 18.5842
L13 27 非球面 198.8399 5.0000 'Z-E48R' 屈折 18.7753
28 非球面 41.3371 35.9841 屈折 19.8477
40 29 非球面 -28.5883 -41.4150 反射 29.2645
34 30 非球面 38.8043 -5.0000 'Z-E48R' 屈折 27.5293
31 非球面 39.6045 可変間隔5 屈折 36.7982
S 32 球 無限 0.0000 屈折 1983.0341
ここで、本例の投写光学系3Cは、投写距離を、基準距離、基準距離よりも短い近距離、基準距離よりも遠い遠距離の間で変化させることができる。投写距離を変化させた場合には、第1光学系31の4枚のレンズL9~L12を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。なお、投写距離を近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行うと、レンズL9は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL10およびレンズL11は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL12は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。なお、本例の投写光学系3Cでは、レンズL13は、固定されている。
フォーカシングを行った際の各投写距離における可変間隔1、可変間隔2、可変間隔3、可変間隔4、可変間隔5を以下に示す。可変間隔1は、レンズL8とレンズL9との軸上面間隔である。可変間隔2は、レンズL9とレンズL10との軸上面間隔である。可変間隔3は、レンズL11とレンズL12との軸上面間距離である。可変間隔4は、レンズL12とレンズL13との軸上面間距離である。可変間隔5は、投写距離である。
基準距離 近距離 遠距離
可変間隔1 27.7058 27.3443 27.9475
可変間隔2 0.2085 0.0000 0.4035
可変間隔3 5.0259 5.2821 4.8227
可変間隔4 8.2762 8.5655 8.0181
可変間隔5 -379.0000 -297.0000 -524.0000
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S11 S12 S18 S19
曲率半径(R) 10.7115 21.0609 -23.1991 89.7692
コーニック定数(K) 2.69624E-01 4.78408E+00 -1 -90
4次 -7.67687E-05 5.05163E-05 1.47441E-04 2.11126E-04
6次 -5.77986E-07 -3.02482E-07 -2.37490E-06 -2.24828E-06
8次 -4.01080E-09 -4.23268E-09 1.45245E-08 1.46576E-08
10次 5.29887E-11
面番号 S25 S26 S27 S28
曲率半径(R) -49.3948 33.1964 198.8399 41.3371
コーニック定数(K) 0 0 90 0.00000E+00
4次 6.80021E-05 -4.70087E-05 -6.65376E-05 -1.21300E-04
6次 -9.65755E-08 1.44566E-07 -7.25627E-09 4.65229E-07
8次 7.76122E-11 -3.72543E-10 6.19846E-10 -1.09606E-09
10次 2.18093E-14 4.76925E-13 -1.08500E-12 1.26985E-12
12次 3.76822E-16 2.28175E-16
14次 -1.41383E-18
面番号 S29 S30 S31
曲率半径(R) -28.5883 38.8043 39.60445722
コーニック定数(K) -1.00000E+00 4.72790E-01 -0.611371609
4次 3.91548E-06 -1.70359E-05 -2.40495E-05
6次 -1.20322E-08 8.73558E-08 5.12452E-08
8次 2.02386E-11 -2.61450E-10 -6.11798E-11
10次 -2.19615E-14 5.37788E-13 4.72800E-14
12次 1.28670E-17 -6.50975E-16 -2.21909E-17
14次 -3.20304E-21 4.05800E-19 5.45183E-21
16次 -9.14385E-23 -3.94213E-25
ここで、本例の投写光学系3Cは、液晶パネル18から反射面40までの軸上面間隔をOALとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、第1レンズ34の最大半径をLLと、投写距離を光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18の開口数をNAとし、以下の条件式(1)および(2)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
本例では、
OAL 172mm
imy 11.7mm
LL 37.8mm
TR 0.259
NA 0.2084
である。よって、TR=0.259であり、条件式(1)を満たす。(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)=59であり、条件式(2)を満たす。
(作用効果)
本例の投写光学系3Cにおいて、反射面40は、表面に反射コーティング層(反射層)を備える。よって、本例の投写光学系3Cは、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例の投写光学系3Cにおいて、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL13(第2レンズ)は、第1レンズ34とは別体に形成されている。レンズL13は、光軸N方向において、反射面40と第1レンズ34との間に配置されている。すなわち、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL13は、光軸N方向において、第2光学系32の内部に配置されるので、レンズL13と反射面40との距離は近くなる。よって、本例の投写光学系3Cは、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例の投写光学系3Cにおいて、第1光学系31は、レンズL13(第2レンズ)と、レンズL13の縮小側の隣に配置されたレンズL12(第3レンズ)とを備える。レンズL12およびレンズL13は、非球面形状を備える。本例の投写光学系3Cは、レンズL12を光軸N方向において拡大側に移動させることによって、投写距離が近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行う。したがって、投写光学系3Cは、像高毎の諸収差を補正するレンズL12を、光軸N方向に移動させるので、フォーカシング時の諸収差の発生を抑制できる。また、非球面形状を備えないレンズを光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う構成の場合、諸収差を補正する非球面レンズを別に備える必要があるが、本例では、フォーカシング時に移動するレンズL12が非球面形状を備えるので、投写光学系全体を小型化することができる。
また、レンズL13は、光軸N方向において固定されている。ここで、第2レンズであるレンズL13は、反射面40と第1レンズ34との間に配置されているので、レンズL13を光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う場合には、レンズL13を移動させる機構が複雑になり、製造コストが増大する。よって、第2レンズであるレンズL17が光軸N方向に移動する実施例1の投写光学系3Aと比較した場合、本例の投写光学系3Cは製造コストを抑制することができる。
さらに、第1光学系31は、絞り51より拡大側に、接合レンズL22を備える。よって、色収差を良好に補正することができる。
ここで、本例の投写光学系3Cは、条件式(1)(2)を満たすので、実施例1の投写
光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図13は、投写光学系3Cの基準距離
における横収差を示す図である。図14は、投写光学系3Cの基準距離における球面収差
、非点収差、ディストーションを示す図である。図15は、投写光学系3Cの近距離にお
ける球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図16は、投写光学系3C
の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図13~図1
6に示すように、本例の投写光学系3は、拡大像における諸収差が抑制されている。

(実施例4)
図17は、実施例4の投写光学系3Dの光線図である。本例の投写光学系3Dは、図17に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は、第1光学系31の光軸N上に配置されている。
第1光学系31は、屈折光学系である。第1光学系31は、13枚のレンズL1~L13からなる。レンズL1~L13は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL6とレンズL7との間には、絞り51が配置されている。
レンズL5は、両面に非球面形状を備える。レンズL8は、両面に非球面形状を備える。レンズL12(第3レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL13(第2レンズ)は、両面に非球面形状を備える。レンズL3およびレンズL4は、接合された接合レンズL21である。レンズL10およびレンズL11は、接合された接合レンズL22である。
第2光学系32は、光学素子33と、第1レンズ34とを備える。光学素子33と第1レンズ34は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。光学素子33は、縮小側を向く第1面36と、第1面36とは反対側を向く第2面37とを備える。また、光学素子33は、第2面37に反射コーティング層を備える。第1面36は、凹形状を備える。第2面37は、凸形状を備える。ここで、光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面41、および反射面42、および第2透過面43を有する。第1透過面41は、第1面36に設けられている。第1透過面41は凹形状を備える。反射面42は、反射コーティング層であり、第2面37の表面形状が転写された凹形状を備える。反射面42は、光学素子33の内部において、光を反射する。第2透過面43は、第1面36に設けられている。第2透過面43は凹形状を備える。第1透過面41、反射面42、および第2透過面43は、非球面形状を備える。図17に示すように、第1透過面41、反射面42、および第2透過面43は、光軸Nの下方Y2に位置する。
第1レンズ34は、光学素子33より第1方向Z1に位置して、光軸Nより上方Y1に配置されている。第1レンズ34は、負のパワーを有する。第1レンズ34は、拡大側の面に凸形状を備え、縮小側の面に凹形状を備える。第1レンズ34は、両面に非球面形状を備える。
ここで、投写光学系3Dの縮小側共役面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。投写光学系3Dの拡大側共役面には、スクリーンSが配置されている。
液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに垂直な画像形成面内に投写画像を形成する。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。したがって、投写画像は、光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に形成される。
液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに垂直な画像形成面内に投写画像を形成する。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に配置されている。したがって、投写画像は、光軸Nに対して上方Y1にオフセットされた位置に形成される。
液晶パネル18からの光線は、第1光学系31、および第2光学系32を、この順に通過する。第1光学系31と第2光学系32との間において、光線は、光軸Nの下方Y2を通過する。これにより、光線は、第2光学系32を構成する光学素子33の第1透過面41に入射する。
第1透過面41を介して光学素子33に入射した光線は、反射面42に向かう。反射面42に到達した光線は、第1方向Z1および上方Y1に向かって折り返される。反射面42により折り返された光線は、第2透過面43に向かう。第2透過面43を出射した光線は、光軸Nを上方Y1に横切って、第1レンズ34に向かう。第1レンズ34を透過した光線は、第1レンズ34によって広げられて、スクリーンSに到達する。
ここで、第1光学系31のレンズL13は、光軸N方向において、反射面4と第1レ
ンズ34との間に配置されている。中間像30は、レンズL13と反射面4との間に形
成される。

投写光学系3Dにおいて、第1光学系31より縮小側は、テレセントリックである。
ここで、投写光学系3Dは、投写距離を変更できる。投写距離を変更した場合には、第1光学系31の4枚のレンズL9~L12を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。
液晶パネル18の開口数をNAとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1
距離をimyとし、光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の最大像高までの第2距
離をscyとし、第1レンズ34からスクリーンSまでの距離である投写距離をPDとし
、第2距離を第1距離で除した投写倍率をMとし、投写距離を第2距離で除したスローレ
シオをTRとし、液晶パネル18から反射面4までの軸上面間隔をOALとし、第1レ
ンズ34の最大半径をLLとと、投写光学系3Dのデータは以下のとおりである。

NA 0.25
imy 11.7mm
scy 1463mm
PD 376.0mm
M 125
TR 0.257
OAL 175mm
LL 40.0mm
投写光学系3Dのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズ、光学素子、第1レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径であり、アパーチャー半径の2倍がレンズの面の直径となる。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 5.1000 屈折 0.0000
19 1 球 無限 23.9250 SBSL7_OHARA 屈折 12.2082
2 球 無限 0.0000 屈折 13.7743
L1 3 球 20.7308 7.6535 SFPL51_OHARA 屈折 14.3491
4 球 -160.5725 0.1403 屈折 14.0489
L2 5 球 19.8009 3.4530 SFSL5_OHARA 屈折 12.0000
6 球 42.1883 0.0000 屈折 11.4760
7 球 無限 0.1846 屈折 12.5433
L3 8 球 26.7793 5.8661 SBSL7_OHARA 屈折 10.8722
L4 9 球 -23.4816 0.7000 TAFD25_HOYA 屈折 10.1298
10 球 23.8348 0.2000 屈折 8.9729
L5 11 非球面 14.1866 3.5452 LBAL35_OHARA 屈折 8.8797
12 非球面 23.2921 8.5134 屈折 8.1796
L6 13 球 33.2276 4.4787 SFSL5_OHARA 屈折 7.8479
14 球 -16.5041 0.0000 屈折 7.6677
51 15 球 無限 0.1000 屈折 6.6414
L7 16 球 846.5448 2.2054 STIH53_OHARA 屈折 6.6229
17 球 -40.4470 0.2313 屈折 6.4863
L8 18 非球面 -25.5044 3.6042 LLAM60_OHARA 屈折 6.4792
19 非球面 59.3482 可変間隔1 屈折 6.1272
L9 20 球 -437.3885 6.0000 STIM22_OHARA 屈折 17.0050
21 球 -37.6532 可変間隔2 屈折 17.5773
L10 22 球 31.8187 11.5532 STIL25_OHARA 屈折 19.3821
L11 23 球 -47.9275 1.3832 STIH6_OHARA 屈折 19.2050
24 球 49.3856 可変間隔3 屈折 18.3019
L12 25 非球面 -177.2317 2.0000 'Z-E48R' 屈折 18.4483
26 非球面 22.7112 可変間隔4 屈折 17.9293
L13 27 非球面 179.6432 5.0000 'Z-E48R' 屈折 19.9221
28 非球面 27.1594 35.4677 屈折 19.7715
41 29 非球面 -32.3930 3.0000 'Z-E48R' 屈折 30.0301
42 30 非球面 -30.4878 -3.0000 'Z-E48R' 反射 30.7470
43 31 非球面 -32.3930 -41.1512 屈折 29.6535
34 32 非球面 39.4467 -5.0000 'Z-E48R' 屈折 35.7473
33 非球面 38.8749 可変間隔5 屈折 39.9951
S 34 球 無限 0.0000 屈折 1984.0193
ここで、本例の投写光学系3Dは、投写距離を、基準距離、基準距離よりも短い近距離、基準距離よりも遠い遠距離の間で変化させることができる。投写距離を変化させた場合には、第1光学系31の4枚のレンズL9~L12を光軸Nに沿って移動させてフォーカシングを行う。なお、投写距離を近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行うと、レンズL9は、光軸Nに沿って縮小側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL10およびレンズL11は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。同様にフォーカシングを行うと、レンズL12は、光軸Nに沿って拡大側に移動する。なお、本例の投写光学系3Dでは、レンズL13は、固定されている。
フォーカシングを行った際の各投写距離における可変間隔1、可変間隔2、可変間隔3、可変間隔4、可変間隔5を以下に示す。可変間隔1は、レンズL8とレンズL9との軸上面間隔である。可変間隔2は、レンズL9とレンズL10との軸上面間隔である。可変間隔3は、レンズL11とレンズL12との軸上面間距離である。可変間隔4は、レンズL12とレンズL13との軸上面間距離である。可変間隔5は、投写距離である。
基準距離 近距離 遠距離
可変間隔1 26.8792 27.0101 26.6608
可変間隔2 1.4097 0.7506 2.2492
可変間隔3 2.1500 2.6303 1.5624
可変間隔4 10.4814 10.5279 10.4465
可変間隔5 -376.0000 -295.0000 -519.0000
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S11 S12 S18 S19
曲率半径(R) 14.1866 23.2921 -25.5044 59.3482
コーニック定数(K) 0.52162588 4.313809097 -1 -90
4次 -2.90353E-05 1.01864E-04 9.38265E-05 1.86743E-04
6次 -2.33563E-07 -3.97479E-08 -1.24711E-06 -1.68413E-06
8次 -7.08031E-09 -1.14146E-08 5.72359E-09 9.15280E-09
10次 2.69207E-11
面番号 S25 S26 S27 S28
曲率半径(R) -177.2317 22.7112 179.6432 27.1594
コーニック定数(K) 0 0 89.447202 0.000000
4次 7.96862E-05 -2.58626E-08 -6.20694E-05 -1.51197E-04
6次 -3.07379E-07 -1.92895E-07 4.44832E-07 9.77046E-07
8次 6.58543E-10 2.75182E-10 -2.36330E-09 -4.47460E-09
10次 -4.83689E-13 -1.73130E-15 5.49541E-12 1.16337E-11
12次 -4.88375E-15 -1.62518E-14
14次 9.38335E-18
面番号 S29,S31 S30 S32 S33
曲率半径(R) -32.3930 -30.4878 39.4467 38.8749
コーニック定数(K) -1.026766 -1.000000 -0.081546 -0.618360
4次 9.61441E-06 5.12974E-06 -1.83922E-05 -1.83960E-05
6次 -4.77776E-08 -1.81978E-08 8.40433E-08 3.72462E-08
8次 1.03751E-10 2.96797E-11 -1.91747E-10 -5.13686E-11
10次 -1.17673E-13 -2.63402E-14 2.17884E-13 5.06109E-14
12次 6.81981E-17 1.12362E-17 -5.07382E-17 -3.06209E-17
14次 -1.55320E-20 -1.48819E-21 -7.93912E-20 1.04462E-20
16次 4.02973E-23 -1.62167E-24
ここで、本例の投写光学系3Dは、液晶パネル18から反射面4までの軸上面間隔を
OALとし、光軸Nから液晶パネル18の最大像高までの第1距離をimyとし、第1レ
ンズ34の最大半径をLLと、投写距離を光軸NからスクリーンSに投写された拡大像の
最大像高までの第2距離で除したスローレシオをTRとし、液晶パネル18の開口数をN
Aとし、以下の条件式(1)および(2)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)

さらに、より好ましくは、以下の条件式(1)および(2’)を全て満たす。
TR≦0.3 (1)
35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦53 (2’)
本例では、
OAL 175mm
imy 11.7mm
LL 40.0mm
TR 0.257
NA 0.25
である。よって、TR=0.257であり、条件式(1)を満たす。(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)=53であり、条件式(2)を満たす。
(作用効果)
本例の投写光学系3Dにおいて、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレン
ズL13(第2レンズ)は、第1レンズ34とは別体に形成されている。レンズL13は
、光軸N方向において、反射面4と第1レンズ34との間に配置されている。すなわち
、第1光学系31における最も拡大側に配置されたレンズL13は、光軸N方向において
、第2光学系32の内部に配置されるので、レンズL13と反射面40との距離は近くな
る。よって、本例の投写光学系3Dは、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。

本例の投写光学系3Dにおいて、第1光学系31は、レンズL13(第2レンズ)と、レンズL13の縮小側の隣に配置されたレンズL12(第3レンズ)とを備える。レンズL12およびレンズL13は、非球面形状を備える。本例の投写光学系3Dは、レンズL12を光軸N方向において拡大側に移動させることによって、投写距離が近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行う。したがって、投写光学系3Dは、像高毎の諸収差を補正するレンズL12を、光軸N方向に移動させるので、フォーカシング時の諸収差の発生を抑制できる。また、非球面形状を備えないレンズを光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う構成の場合、諸収差を補正する非球面レンズを別に備える必要があるが、本例では、フォーカシング時に移動するレンズL12が非球面形状を備えるので、投写光学系全体を小型化することができる。
また、レンズL13は、光軸N方向において固定されている。ここで、第2レンズであ
るレンズL13は、反射面4と第1レンズ34との間に配置されているので、レンズL
13を光軸N方向に移動させてフォーカシングを行う場合には、レンズL13を移動させ
る機構が複雑になり、製造コストが増大する。よって、第2レンズであるレンズL17が
光軸N方向に移動する実施例1の投写光学系3Aと比較した場合、本例の投写光学系3D
は製造コストを抑制することができる。

さらに、第1光学系31は、絞り51より拡大側に、接合レンズL22を備える。よって、色収差を良好に補正することができる。
ここで、本例の投写光学系3Dは、条件式(1)(2)を満たすので、実施例1の投写
光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。図18は、投写光学系3Dの基準距離
における横収差を示す図である。図19は、投写光学系3Dの基準距離における球面収差
、非点収差、ディストーションを示す図である。図20は、投写光学系3Dの近距離にお
ける球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図21は、投写光学系3D
の遠距離における球面収差、非点収差、ディストーションを示す図である。図18~図2
1に示すように、本例の投写光学系3は、拡大像における諸収差が抑制されている。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3・3A・3B・3C・3D…投写光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…インテグレーターレンズ、12…インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17R…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17B…フィールドレンズ、18(18B・18R・18G)…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、30…中間像、31…第1光学系、32…第2光学系、33…光学素子、34…第1レンズ、36…第1面、37…第2面、40…反射面、41…第1透過面、42…反射面、43…第2透過面51…絞り、L1~L17…レンズ、L21~L24…接合レンズ、N…光軸、S…スクリーン。


Claims (7)

  1. 縮小側共役面に配置された画像形成素子が形成した投写画像を拡大して拡大側共役面に
    拡大像を投写するための投写光学系において、
    縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、
    前記第1光学系は、絞りを備え、
    前記第2光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、凹形状の反射面を有する光学素
    子と、負のパワーを有する第1レンズとを備え、
    前記第1光学系と前記第2光学系との間に、前記縮小側共役面および前記拡大側共役面
    と共役な中間像が形成され、
    前記第1光学系より縮小側は、テレセントリックであり、
    前記画像形成素子から前記反射面までの軸上面間隔をOALとし、光軸から前記画像形
    成素子の最大像高までの第1距離をimyとし、前記第1レンズの最大半径をLLとし、
    投写距離を前記光軸から前記拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをT
    Rとし、前記画像形成素子の開口数をNAとすると、以下の条件式(1)および(2)を
    全て満たし、
    TR≦0.3 (1)
    35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
    前記第1光学系における最も拡大側に配置された第2レンズは、前記第1レンズとは別
    体に形成され、
    前記第2レンズは、前記光軸方向において、前記反射面と前記第1レンズとの間に配置
    されることを特徴とする投写光学系。
  2. 前記反射面は、表面に反射層を備えることを特徴とする請求項1に記載の投写光学系。
  3. 前記第1光学系は、前記第2レンズと、前記第2レンズの縮小側の隣に配置された第3
    レンズとを備え、
    前記第2レンズおよび前記第3レンズは、非球面形状を備え、
    前記第3レンズを前記光軸方向において拡大側に移動させることによって、投写距離が
    近距離から遠距離となるようにフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1または2
    に記載の投写光学系。
  4. 前記第2レンズは、前記光軸方向において固定されていることを特徴とする請求項
    記載の投写光学系。
  5. 前記第1光学系は、前記絞りより拡大側に接合レンズを備えることを特徴とする請求項
    1からのうち何れか一項に記載の投写光学系。
  6. 縮小側共役面に配置された画像形成素子が形成した投写画像を拡大して拡大側共役面に
    拡大像を投写するための投写光学系において、
    縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、
    前記第1光学系は、絞りを備え、
    前記第2光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に、凹形状の反射面を有する光学素
    子と、負のパワーを有する第1レンズとを備え、
    前記第1光学系と前記第2光学系との間に、前記縮小側共役面および前記拡大側共役面
    と共役な中間像が形成され、
    前記第1光学系より縮小側は、テレセントリックであり、
    前記画像形成素子から前記反射面までの軸上面間隔をOALとし、光軸から前記画像形
    成素子の最大像高までの第1距離をimyとし、前記第1レンズの最大半径をLLとし、
    投写距離を前記光軸から前記拡大像の最大像高までの第2距離で除したスローレシオをT
    Rとし、前記画像形成素子の開口数をNAとすると、以下の条件式(1)および(2)を
    全て満たし、
    TR≦0.3 (1)
    35≦(OAL/imy)×(LL/imy)×TR×(1/NA)≦60 (2)
    前記第1光学系は、前記絞りより拡大側に接合レンズを備えることを特徴とする投写光
    学系。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の投写光学系と、
    前記投写光学系の前記縮小側共役面に投写画像を形成する前記画像形成素子と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
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