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JP7735936B2 - 移植機 - Google Patents
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JP7735936B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP7735936B2 JP2022083682A JP2022083682A JP7735936B2 JP 7735936 B2 JP7735936 B2 JP 7735936B2 JP 2022083682 A JP2022083682 A JP 2022083682A JP 2022083682 A JP2022083682 A JP 2022083682A JP 7735936 B2 JP7735936 B2 JP 7735936B2
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Description

本発明は、野菜苗移植機などの移植機に関する。
従来、苗植付け装置を装備した走行車体に左右車輪を昇降自在に設け、圃場面に接地する接地センサにて機体高さを検出して昇降シリンダを作動させて左右車輪を昇降制御して苗植付け装置の苗植付け深さを一定にする移植機がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-201373号公報
然しながら、接地センサは、圃場面に接地して機体高さを検出するので、走行抵抗となり植付ける苗の株間の乱れを生じさせる恐れがあり、また、圃場面に追従できない場合には適切な機体高さを検出できず、植付け深さが適切でなくなるような事態も発生する恐れがある。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、適切な植付け深さで良好に移植作業が行える移植機を提供することを目的とする。
第1の本発明は、
アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 植付け深さ検出センサ(S1~S7)が植付け具(6a)の圃場に突入する方向に複数設けた温度センサ(S1~S7)であり、植付け具(6a)が圃場に突入して移植物を植付ける際に圃場に突入した温度センサ(S1~S7)が検出する地中の温度と圃場に突入していない温度センサ(S1~S7)が検出する外気の温度との温度差により、圃場に突入した温度センサ(S1~S7)の最も最上位の温度センサ(S1~S7)の位置を植付け深さとし、 移植物に灌水する灌水装置(65)を設け、温度センサ(S1~S7)が検出する地中の温度と外気の温度との温度差が所定温度以上の場合は灌水量を増加し、温度差が所定以下の場合は灌水量を減少することを特徴とする移植機である。 第2の本発明は、 アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 植付け具(6a)が移植物を植付ける位置の前方及び後方に圃場面の凹凸を検出する前部センサ(90F)と後部センサ(90R)を設け、前部センサ(90F)が検出した圃場面の凹凸と後部センサ(90R)が検出した圃場面面の凹凸を比較して、植付け具(6a)が植付けた移植物の間隔または有無を算出する制御装置(70)を設けたことを特徴とする移植機である。 第3の本発明は、 アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 苗トレイのセルから苗を取り出して植付け具(6a)に供給する苗取出装置(5)の苗取出爪(5a)にカラーセンサを設け、制御装置(70)が該カラーセンサにて検出した色が指定色以外であれば、セル内の苗が枯れているまたは存在しないと判断して、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出爪(5a)がセルから枯れている苗または苗の存在しないブロックを取り出して植付け具(6a)に供給して、植付け具(6a)が圃場に廃棄することを特徴とする移植機である。
本発明に関連する第1の発明は、アクチュエータ21にて昇降動する走行装置2,3を装備した走行部1aに上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置6を設けた移植機において、植付け装置6の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具6aに設けた植付け深さ検出センサS1~S7の植付け深さの検出によりアクチュエータ21を作動させて走行装置2,3を昇降制御して植付け装置6の植付け深さを一定にする移植機である。
本発明に関連する第1の発明によれば、植付け装置6の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具6aに設けた植付け深さ検出センサS1~S7の植付け深さの検出によりアクチュエータ21を作動させて走行装置2,3を昇降制御して植付け装置6の植付け深さを一定にするので、正確な植付け深さが検出できて適切な植付け深さで良好に移植作業が行える。
本発明に関連する第2の発明は、植付け深さ検出センサS1~S7が植付け具6aの圃場に突入する方向に複数設けた温度センサS1~S7であり、植付け具6aが圃場に突入して移植物を植付ける際に圃場に突入した温度センサS1~S7が検出する地中の温度と圃場に突入していない温度センサS1~S7が検出する外気の温度との温度差により、圃場に突入した温度センサS1~S7の最も最上位の温度センサS1~S7の位置を植付け深さとする本発明に関連する第1の発明の移植機である。
本発明に関連する第3の発明は、移植物に灌水する灌水装置65を設け、温度センサS1~S7が検出する地中の温度と外気の温度との温度差が所定温度以上の場合は灌水量を増加し、温度差が所定以下の場合は灌水量を減少する本発明に関連する第2の発明の移植機である。
本発明に関連する第3の発明によれば、移植物に灌水する灌水装置65を設け、温度センサS1~S7が検出する地中の温度と外気の温度との温度差が所定温度以上の場合は灌水量を増加し、温度差が所定以下の場合は灌水量を減少するので、地中の温度と外気の温度差に応じて適切な灌水が行えて、移植物の生育が良好となる。
本発明に関連する第4の発明は、植付け具6aが移植物を植付ける位置の前方及び後方に圃場面の凹凸を検出する前部センサ90Fと後部センサ90Rを設け、前部センサ90Fが検出た圃場面の凹凸と後部センサ90Rが検出した圃場面面の凹凸を比較して、植付け具6aが植付けた移植物の間隔または有無を算出する制御装置70を設けた本発明に関連する第1~3の何れかの発明の移植機である。
本発明に関連する第5の発明は、苗トレイのセルから苗を取り出して植付け具6aに供給する苗取出装置5の苗取出爪5aにカラーセンサを設け、制御装置70が該カラーセンサにて検出した色が指定色以外であれば、セル内の苗が枯れているまたは存在しないと判断して、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出爪5aがセルから枯れている苗または苗の存在しないブロックを取り出して植付け具6aに供給して、植付け具6aが圃場に廃棄する本発明に関連する第1~3の何れかの発明の移植機である。
本発明に関連する第5の発明によれば、苗トレイのセルから苗を取り出して植付け具6aに供給する苗取出装置5の苗取出爪5aにカラーセンサを設け、制御装置70が該カラーセンサにて検出した色が指定色以外であれば、セル内の苗が枯れているまたは存在しないと判断して、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出爪5aがセルから枯れている苗または苗の存在しないブロックを取り出して植付け具6aに供給して、植付け具6aが圃場に廃棄するので、枯れた不良苗を植付けてしまったり、欠株となるような事態を防止できる。
本発明に関連する第6の発明は、苗トレイのセルから苗を取り出して植付け具6aに供給する苗取出装置5の苗取出爪5aにカラーセンサを設け、制御装置70が該カラーセンサにて検出した色が指定色以外であれば、セル内の苗が枯れているまたは存在しないと判断して、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出爪5aがセルから枯れている苗または苗の存在しないブロックを取り出して植付け具6aに供給して、植付け具6aが圃場に廃棄する本発明に関連する第4の発明の移植機である。
本発明に関連する第7の発明は、操縦ハンドル7の左右に設けた左右サイドクラッチレバー85,85の所定量未満の握り操作にて左右走行装置2のサイドクラッチを切り、左右サイドクラッチレバー85,85の所定量以上の握り操作にて左右走行装置2の走行クラッチを切る本発明に関連する第1~3の何れかの発明の移植機である。
本発明に関連する第7の発明によれば、操縦ハンドル7の左右に設けた左右サイドクラッチレバー85,85の所定量未満の握り操作にて左右走行装置2のサイドクラッチを切り、左右サイドクラッチレバー85,85の所定量以上の握り操作にて左右走行装置2の走行クラッチを切るので、移植作業中に左右サイドクラッチレバー85,85の何れか片方を所定量未満の握り操作することにより左右走行装置2のサイドクラッチを切って、操作性良く機体の左右操向操作ができる。
また、移植作業中に大きく進行方向が外れたり不測の事態が発生した場合には、左右サイドクラッチレバー85,85の何れか片方を所定量以上の握り操作することにより、左右走行装置2の走行クラッチが切りとなり機体を停止でき、機体の進行方向が大きくずれて畝Uを崩したり植付け位置が大きくずれることが容易に防止できる。
本発明に関連する第8の発明は、操縦ハンドル7の左右に設けた左右サイドクラッチレバー85,85の所定量未満の握り操作にて左右走行装置2のサイドクラッチを切り、左右サイドクラッチレバー85,85の所定量以上の握り操作にて左右走行装置2の走行クラッチを切る本発明に関連する第4の発明の移植機である。
本発明に関連する第9の発明は、操縦ハンドル7の左右に設けた左右サイドクラッチレバー85,85の所定量未満の握り操作にて左右走行装置2のサイドクラッチを切り、左右サイドクラッチレバー85,85の所定量以上の握り操作にて左右走行装置2の走行クラッチを切る本発明に関連する第5の発明の移植機である。
本発明に関連する第10の発明は、操縦ハンドル7の左右に設けた左右サイドクラッチレバー85,85の所定量未満の握り操作にて左右走行装置2のサイドクラッチを切り、左右サイドクラッチレバー85,85の所定量以上の握り操作にて左右走行装置2の走行クラッチを切る本発明に関連する第6の発明の移植機である。
本発明の実施の形態にかかる苗移植機の左側面図である。 同苗移植機の平面図である。 同苗移植機の植付けカップの作用説明用の側面図である。 同苗移植機の植付け深さ設定ダイヤルの作用説明用の平面図である。 同苗移植機の灌水ポンプの作用説明用の側面図である。
図1及び図2は、本発明の実施の形態の一例としての野菜用の苗移植機1の側面図及び平面図である。
この苗移植機1は、走行装置としての左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3を有する走行部1aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、苗トレイ搬送装置4、苗取出装置5、苗植付け装置6等からなる苗植付け部1bによって苗トレイに収容されている野菜の土付き苗を畝Uの上面に植付ける構成となっている。
作業者は、機体後方を歩きながら機体後端部に設けられた操縦ハンドル7で機体の操向操作を行う。
なお、この苗移植機に使用される苗トレイは、複数の育苗用セルを縦横に連設したもので、プラスチックで形成されていて可撓性を有する構造をしている。各育苗用セルは表面側で連結し、裏面は独立した形態となっているため、苗トレイの裏面側には各セルの間に縦溝部と横溝部とが形成されている。各育苗用セルに床土を充填して一株分づつ苗を育成する。
走行部1aは、機体の前端部にエンジン8が搭載され、その後側にエンジン8の回転動力が伝達される走行部ミッションケース9が設けられている。
また、エンジン8の左側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。
さらに、エンジン8の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。
走行部ミッションケース9の背面部には側面視長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられており、この連結フレームの背面右端部にメインフレーム14の前端部が固着連結されている。
メインフレーム14は、苗植付け部1bの平面視右側を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま苗植付け部1bの後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル7が取り付けられている。
走行部ミッションケース9の左右側面から突出する回動筒部15,15に走行伝動ケース16,16が一体に取り付けられ、その走行伝動ケースの先端部外側に駆動車輪である左右駆動走行車輪2,2が軸支されている。
走行部ミッションケース9から左右駆動走行車輪2,2へ回動筒部15,15内のシャフト及び走行伝動ケース16,16内のチェーンを介して伝動される。
また、走行部ミッションケース9の下側に左右方向の前輪回動支点軸17が設けられ、該軸に回動自在に嵌合する前輪支持アーム18,18の先端部に転動車輪である左右遊転前輪3,3が軸支されている。
走行部1aには、機体に対し左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3を上下動させて機体位置を昇降制御する機体制御機構が設けられている。
この機体制御機構は、走行部ミッションケース9の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向けてアクチュエータとしての昇降シリンダ21を設け、該昇降シリンダ21のピストンロッドの先端部に天秤杆22を上下方向の軸回りに回動自在に取り付けている。ピストンロッドは、前後両端が油圧バルブユニット20とメイフレーム14に取り付けた取付部材23とに支持されたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。
そして、天秤杆22の左右両端部と、回動筒部15,15に固着した後輪スイングアーム25,25とを、連結ロッド26,26を介して連結している。左側の連結ロッド26は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シリンダを伸縮作動させることにより長さを変えられるようになっている。また、回動筒部15,15に固着した前輪スイングアーム28,28と、前輪回動支点軸17に固着した前輪回動アーム29,29とを、リンク30,30を介して連結している。
左右遊転前輪3,3の間には、畝Uの上面を均すためのレーキ32が設けられている。このレーキ32は、前輪回動支点軸17の前方に設けたレーキ支持軸33に回動自在に取り付けられている。そして、回動筒部15,15に固着したレーキスイングアーム34,34と、レーキ支持軸33に固着したレーキ回動アーム35,35とを、レーキ連結ロッド36,36を介して連結している。
昇降シリンダ21及びローリングシリンダ27には、油圧ポンプ10から作動油が供給される。昇降シリンダ21を伸縮作動させると、左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3が同方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が昇降する。これに連動してレーキ32も昇降する。
また、ローリングシリンダ27を伸縮作動させると、左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3が逆方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜する。これに連動してレーキ32も左右に傾斜する。
上記機体の昇降は、詳細は後述するが、制御装置70が植付け深さ設定ダイヤル72の植付け深さの設定値1~7に応じて、植付け深さが対応する植付け具としての植付けカップ6aのサーミスタ等の植付け深さ検出センサとしての温度センサS1~S7の位置になるように油圧バルブユニット20内の電磁油圧バルブを切り換えて昇降シリンダ21を伸縮作動させて左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3を機体に対し上下動し機体を昇降させる。
また、機体の左右傾動は、左右傾斜検出用の振り子45の動きに連動して行われる。機体が左右に傾斜して振り子45が振れると、油圧バルブユニット20内のローリング用油圧バルブが切り替わり、機体を左右水平に戻すようにローリングシリンダ27が作動する。
前記連結フレーム13の上面には、走行部ミッションケース9から伝動される苗植付け部ミッションケース50の下部が固着されている。この苗植付け部ミッションケース50の上端部とメインフレーム14の後部との間に架け渡した上部フレーム51に中間ギヤケース52が固定して設けられており、苗植付け部ミッションケース50から中間ギヤケース52へ苗取出伝動ケース53内のチェーンを介して伝動されると共に、中間ギヤケース52から伝動パイプ54内のシャフト及び縦送り伝動ケース55内のチェーンを介して苗トレイ搬送装置4の駆動部へ伝動される。また、苗植付け部ミッションケース50の上部に第一植付け伝動ケース56の基部が固着され、更に該第一植付け伝動ケースの先端部に第二植付け伝動ケース57の基部が固着されている。これら第一植付け伝動ケース56及び第二植付け伝動ケース54に苗植付け装置6の後述する植付けカップ6aの作動機構が連結されている。
苗トレイ搬送装置4は、前下がりに傾斜し下端部が円弧状に湾曲した苗トレイ載置台60と、該苗トレイ載置台の下端側に続く苗トレイ案内棒61とで苗トレイの搬送経路を構成し、図示しない縦送り機構により苗トレイを上記搬送経路に沿って搬送するようになっている。また、これら苗トレイ載置台60等からなる縦送り部は、左右方向のガイドレール62,63に沿って左右に往復動可能になっている。
苗トレイ載置台60の上に載置されている苗トレイのセルから、苗取出装置5により苗取出位置Pで苗が取り出される。苗トレイ載置台60等が間欠的に左右移動することで、苗トレイの横一列分の苗が一株づつ順に苗取出位置Pに供給される。苗トレイ載置台50が左右ストロークの端部に到達し、苗トレイの横一列分の苗が全て取り出されると、縦送り機構が作動して苗トレイがセル1個分だけ下方に縦送りされる。セルから苗を取り出された苗トレイは、苗トレイ載置台60からり苗トレイ案内棒61に引き継がれ操縦ハンドル7の近傍まで導かれる。
苗取出装置5は、苗取出爪5aが機体の進行方向と平行な垂直面上を姿勢変更しながら所定の軌跡を描いて移動すると共に適宜タイミングで開閉作動することで、前記苗取出位置Pに位置するセルから苗を取り出し、それを苗植付け装置6に植付けカップ6a内に供給するようなっている。
そして、苗取出爪5aには、白色LED等の照明装置とカラーセンサが設けられ、苗取出位置Pに位置するセルを照明装置で照らしてカラーセンサにて該セル内の色を検出する。なお、照明装置は、カラーセンサよりも苗取出爪5aの先端側に設けている。
制御装置70は、該カラーセンサにて検出した色が指定色である緑色であれば、苗取出位置Pに位置するセル内に苗が存在すると判断し、機体を前進させ、苗取出装置5の苗取出爪5aが苗取出位置Pに位置するセルから苗を取り出してそれを苗植付け装置6に植付けカップ6a内に供給して、植付けカップ6aが畝Uに苗を植付ける苗移植作業を継続させる。
そして、制御装置70は、該カラーセンサにて検出した色が茶色や黒色等の指定色である緑色以外であれば、苗取出位置Pに位置するセル内に苗が枯れているまたは存在しないと判断し、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出装置5の苗取出爪5aが苗取出位置Pに位置するセルから枯れた苗または苗の存在しないブロックを取り出してそれを苗植付け装置6に植付けカップ6a内に供給して、植付けカップ6aが畝Uに廃棄する。
そして、制御装置70は、新たに苗取出位置Pに移動してきたセル内の色をカラーセンサが検出し、検出した色が指定色の緑色であればセル内に苗が存在すると判断し、走行クラッチを入にして機体を前進させ、苗取出装置5の苗取出爪5aが苗取出位置Pに位置するセルから苗を取り出してそれを苗植付け装置6に植付けカップ6a内に供給して、植付けカップ6aが畝Uに苗を植付ける苗移植作業を再開する。
以上要するに、苗取出爪5aに設けた照明装置で苗取出位置Pに位置するセルを照らしてカラーセンサにて該セル内の色を検出し、該カラーセンサにて検出した色が茶色や黒色等の指定色である緑色以外であれば、苗取出位置Pに位置するセル内に苗が枯れているまたは存在しないと判断し、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出装置5の苗取出爪5aが苗取出位置Pに位置するセルから枯れた苗または苗の存在しないブロックを取り出してそれを苗植付け装置6に植付けカップ6a内に供給して、植付けカップ6aが畝Uに廃棄するので、枯れた不良苗を植付けてしまったり、欠株となるような事態を防止できる。
図3に示すように、苗植付け装置6は、下部が前後に開閉可能で一定姿勢のまま所定の軌跡を描いて上下動する植付けカップ6aを備えている。植付けカップ6aが軌跡の上死点にあるとき前記苗取出爪5aから落下供給される苗を受け取り、苗を受け取った植付けカップ6aが下降して畝の表土部に突入し、さらに軌跡の下死点で植付けカップ6aの下部が開き、苗移植用穴を形成すると共に、その穴の中に苗を解放して植付けるように作動する。
そして、植付けカップ6aの側面には、温度センサS1~S7が先端から上方に向けて所定間隔で設けられており、検出した温度を制御装置70に入力する。
操縦ハンドル7の左右中央部には、制御装置70及び操作パネル71が設けられている。
図4に示すように、操作パネル71には、植付け深さ設定ダイヤル72が設けられ、該植付け深さ設定ダイヤル72にて7段階の植付け深さが設定できる。
制御装置70は、植付け深さ設定ダイヤル72にて設定された植付け深さの設定値の入力にて、設定植付け深さを記憶する。
また、植付けカップ6aの側面に設けた温度センサS1~S7の検出温度が制御装置70に入力され、制御装置70は該温度センサS1~S7の検出温度から苗の植付け深さを算出する。
即ち、外気温度と地中温度を比較すると、地中温度は外気温度よりも低い。従って、温度センサS1~S7の検出温度を比較すると何れの温度センサS1~S7が地中にあるかが判別できる。
例えば、図4において、苗植付け装置6の植付けカップ6aが畝Uに突入して苗を植付けると、温度センサS1~S4の検出温度は地中であるから、温度センサS5~S7の検出温度(外気温度)よりも低い(通常で2~4度低い)。
従って、制御装置70は、温度センサS4の位置まで植付けカップ6aが地中に突入して苗を植付けていると判断し、植付け深さは温度センサS4の位置の深さである。
そして、植付け深さ設定ダイヤル72にて設定された植付け深さの設定値1~7と温度センサS1~S7の位置は対応しており、仮に植付け深さ設定ダイヤル72が植付け深さの設定値4に設定していれば、制御装置70は植付け深さが適切と判断する。
また、仮に植付け深さ設定ダイヤル72が植付け深さの設定値3に設定していれば、制御装置70は植付け深さが深いと判断して、油圧ポンプ10から作動油を昇降シリンダ21に送油するように電磁油圧バルブを切り換えて昇降シリンダ21を伸長して左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3を機体に対し下動し機体を上昇させる。
即ち、植付けカップ6aの温度センサS1~S3の検出温度が温度センサS4~S7の検出温度(外気温度)よりも低い状態になるまで上昇させ、植付け深さを温度センサS3の位置の深さとする。
また、仮に植付け深さ設定ダイヤル72が植付け深さの設定値5に設定していれば、制御装置70は植付け深さが浅いと判断して、作動油を昇降シリンダ21から排油するように電磁油圧バルブを切り換えて昇降シリンダ21を縮小して左右駆動走行車輪2,2及び左右遊転前輪3,3を機体に対し上動し機体を下降させる。
即ち、植付けカップ6aの温度センサS1~S5の検出温度が温度センサS6及びS7の検出温度(外気温度)よりも低い状態になるまで機体を下降させ、植付け深さを温度センサS5の位置の深さとする。
以上要するに、植付け深さ設定ダイヤル72の植付け深さの設定値1~7に応じて、植付け深さが対応する温度センサS1~S7の位置になるように機体を昇降制御して、苗の植付け深さが所望の深さになるようにする。
そして、植付け深さの検出は、苗を植付ける植付けカップ6aに設けた植付け深さ検出センサとしての温度センサS1~S7による温度検出にて行うので、正確な植付け深さが検出できて適切な苗の植付け作業が行える。
図5は、植付けカップ6a内の苗に灌水を施す灌水装置としての灌水ポンプ65を表している。
この灌水ポンプ65はプランジャ式ポンプであって、シリンダ65a内をプランジャ65bが往復摺動することにより、機体に設けた水タンクより供給される水を吸入口65cから吸い込み、吐出口65dから吐出して灌水ホースにて植付けカップ6a内の苗に灌水するようになっている。
灌水ポンプ65は、吐出口65dを支点にして回動自在にシリンダ65aを支持し、プランジャ65bのロッドに駆動クランク66を連結している。駆動クランク66の回転によりプランジャ65bがシリンダ65a内を往復摺動するとき、灌水ポンプ65全体が吐出口65dを支点に揺動する。この構造であると、シリンダを固定した構造に比べてプランジャの摺動抵抗を小さくすることができ、耐久性に優れると共に支持部の簡略化及び低コスト化が可能になる。
上記駆動クランク66は、苗植付け部ミッションケース50側壁に固定された電動モータ67の駆動軸67aに取り付けられている。
そして、制御装置70は、植付けカップ6aが畝Uに突入して最下降位置にて電動モータ67を作動させて灌水ポンプ65にて植付けカップ6a内の苗に灌水する。
また、制御装置70は、上記の植付けカップ6aの温度センサS1~S7が検出した温度で地中の温度と外気の温度を比較し、その温度差が2~4度の範囲で標準の灌水量を灌水ポンプ65が吐出するように電動モータ67を作動させ、温度差が2~4度の範囲以上で標準よりも多い灌水量を灌水ポンプ65が吐出するように電動モータ67を作動させ、温度差が2~4度の範囲以下で標準よりも少ない灌水量を灌水ポンプ65が吐出するように電動モータ67を作動させる。
従って、地中の温度と外気の温度差に応じて適切な灌水が行えて、苗の活着が良好となる。
苗植付け位置の後方には、左右一対の鎮圧輪80,80が設けられている。この鎮圧輪80,80は、メインフレーム14の前後中間部に上下に揺動自在に支持された鎮圧輪フレーム81に、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付けられており、機体の進行に伴って畝面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧するようになっている。鎮圧輪80,80は、ウエイト82によって常時一定の圧力で地面に押し付けられている。
そして、鎮圧輪80,80外周の接地面には、温度センサS8が所定間隔で設けられている。
また、制御装置70には、圃場の地図データが記憶されており、中間ギヤケース52上部にGPSアンテナ83を設けて全地球測位システムにより現在位置を算出し、上記温度センサS8にて検出した畝Uの地表温度を地図データベース上に順次記憶する。
従って、上記の地図データに記憶された畝Uの地表温度を移植作業後に検証して灌水作業や除草作業や中耕作業等の後作業または次回の苗移植作業の参考にすることができる。なお、検証は、データを取り出してパソコン等で行う。
操縦ハンドル7は両端が後方に延びる平面視略コ字形をしており、その両端部にグリップ7a,7aが取り付けられている。グリップ7a,7aの下側には左右サイドクラッチレバー85,85が設けられている。また、操縦ハンドル7の周辺部には、苗植付け部1bへ伝動する植付けクラッチの入・切操作及び機体の昇降操作をする植付け昇降レバー86、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー87、走行速度を変更する走行変速レバー88、エンジンのリコイルノブ89等が設けられている。
左右サイドクラッチレバー85,85は、操縦者が何れか片方を握り操作すると、操作領域の中途部で握り操作した側の左右駆動走行車輪2,2の駆動系にある左右サイドクラッチが切りとなり、機体を左右操向操作できる。
また、左右サイドクラッチレバー85,85は、操縦者が何れか片方でも操作領域の上限位置まで握り操作すると、左右駆動走行車輪2,2の駆動系にある走行クラッチが切りとなり、機体を停止できる。
従って、畝Uに沿って前進して移植作業をする際には、左右サイドクラッチレバー85,85の何れか片方を操作領域の中途部まで握り操作することにより左右駆動走行車輪2,2の駆動系にある左右サイドクラッチを切って、操作性良く機体の左右操向操作ができる。
また、畝Uから大きく進行方向が外れたり不測の事態が発生した場合には、左右サイドクラッチレバー85,85の何れか片方を操作領域の上限位置まで握り操作することにより、左右駆動走行車輪2,2の駆動系にある走行クラッチが切りとなり機体を停止でき、機体の進行方向が大きくずれて畝Uを崩したり植付け位置が大きくずれることが容易に防止できる。
なお、左右サイドクラッチレバー85,85を操作領域の上限位置まで握り操作したことを検出するセンサを設けて、該センサが左右サイドクラッチレバー85,85の何れかが操作領域の上限位置まで握り操作されたことの検出にて、左右駆動走行車輪2,2の駆動系にある走行クラッチを切って機体を停止するようにしても良い。
また、制御装置70は、全地球測位システムにより現在位置を算出し、上記左右サイドクラッチレバー85,85による左右サイドクラッチの切り及び走行クラッチの切りが操作された位置を地図データベース上に順次記憶する。
従って、上記の地図データに記憶された左右サイドクラッチの切り及び走行クラッチの切りが操作された位置を移植作業後に検証して灌水作業や除草作業や中耕作業等の後作業または次回の苗移植作業の参考にすることができる。
機体の上方かつ苗植付け部1bの前側には、予備苗トレイ載置部95が設けられている。この予備苗トレイ載置部95は、ボンネット12及び左右走行伝動ケース16,16の上側に配置されている。
予備苗トレイ載置部95は、苗トレイを載置する載置面の左右端部に側壁を設けて苗トレイの落下を防止しているが、予備苗トレイ載置部95から作業者が苗トレイを取り出す際に該側壁が邪魔になって取り出しにくいという課題があった。
そこで、側壁の基部に枢支軸を設けて側壁を枢支し、側壁が垂直な苗トレイの落下防止状態と外側に水平に回動した開放状態に回動自在とし、付勢部材にて垂直な苗トレイの落下防止状態に付勢している。
従って、予備苗トレイ載置部95に苗トレイを載置している時は、側壁が垂直な苗トレイの落下防止状態で苗トレイの落下を防止し、作業者が苗トレイを取り出す際には、作業者が苗トレイを側方に引けば側壁は付勢部材の付勢力に抗して外側に水平に回動し、容易に苗トレイを取り出すことができる。
なお、側壁を垂直方向にスライド自在に構成しても良い。即ち、側壁が載置面から上方に突出する苗トレイの落下防止状態と載置面よりも下方に退避した開放状態に移動し、付勢部材にて側壁が載置面から上方に突出する苗トレイの落下防止状態に付勢する。
苗植付け装置6の植付けカップ6aが畝Uに苗を植付ける位置よりも前方の機体前部に畝U上面の凹凸を検出する超音波やレーザー等の前部センサ90Fを設け、植付けカップ6aが畝Uに苗を植付ける位置よりも後方の機体後部に畝U上面の凹凸を検出する超音波やレーザー等の後部センサ90Rを設けている。
そして、制御装置70は、前部センサ90Fが検出した畝U上面の凹凸と後部センサ90Rが検出した畝U上面の凹凸を比較して、植付けカップ6aが畝Uに植付けた苗の位置から株間(苗の間隔)を算出すると共に、苗の有無(欠株)を検出する。
そして、制御装置70は、全地球測位システムにより現在位置を算出しながら、上記畝Uに植付けた苗の位置、株間及び欠株を地図データベース上に順次記憶する。
従って、上記の地図データに記憶された苗の位置、株間及び欠株を移植作業後に検証して灌水作業や除草作業や中耕作業等の後作業または次回の苗移植作業の参考にすることができる。
1a 走行部
2 走行装置(左右駆動走行車輪)
3 走行装置(左右遊転前輪)
5 苗取出装置
5a 苗取出爪
6 植付け装置
6a 植付け具(植付けカップ)
7 操縦ハンドル
21 アクチュエータ(昇降シリンダ)
65 灌水装置(灌水ポンプ)
70 制御装置
85 左右サイドクラッチレバー
90F 前部センサ
90R 後部センサ
S1~S7 植付け深さ検出センサ(温度センサ)

Claims (3)

  1. アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 植付け深さ検出センサ(S1~S7)が植付け具(6a)の圃場に突入する方向に複数設けた温度センサ(S1~S7)であり、植付け具(6a)が圃場に突入して移植物を植付ける際に圃場に突入した温度センサ(S1~S7)が検出する地中の温度と圃場に突入していない温度センサ(S1~S7)が検出する外気の温度との温度差により、圃場に突入した温度センサ(S1~S7)の最も最上位の温度センサ(S1~S7)の位置を植付け深さとし、 移植物に灌水する灌水装置(65)を設け、温度センサ(S1~S7)が検出する地中の温度と外気の温度との温度差が所定温度以上の場合は灌水量を増加し、温度差が所定以下の場合は灌水量を減少することを特徴とする移植機。
  2. アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 植付け具(6a)が移植物を植付ける位置の前方及び後方に圃場面の凹凸を検出する前部センサ(90F)と後部センサ(90R)を設け、前部センサ(90F)が検出した圃場面の凹凸と後部センサ(90R)が検出した圃場面面の凹凸を比較して、植付け具(6a)が植付けた移植物の間隔または有無を算出する制御装置(70)を設けたことを特徴とする移植機。
  3. アクチュエータ(21)にて昇降動する走行装置(2,3)を装備した走行部(1a)に上下作動して圃場に移植物を植付ける植付け装置(6)を設けた移植機において、 植付け装置(6)の圃場に突入して移植物を植付ける植付け具(6a)に設けた植付け深さ検出センサ(S1~S7)の植付け深さの検出によりアクチュエータ(21)を作動させて走行装置(2,3)を昇降制御して植付け装置(6)の植付け深さを一定にし、 苗トレイのセルから苗を取り出して植付け具(6a)に供給する苗取出装置(5)の苗取出爪(5a)にカラーセンサを設け、制御装置(70)が該カラーセンサにて検出した色が指定色以外であれば、セル内の苗が枯れているまたは存在しないと判断して、走行クラッチを切って機体を停止させ、苗取出爪(5a)がセルから枯れている苗または苗の存在しないブロックを取り出して植付け具(6a)に供給して、植付け具(6a)が圃場に廃棄することを特徴とする移植機。
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