JP7736159B2 - 学習装置、制御装置、学習方法及びプログラム - Google Patents
学習装置、制御装置、学習方法及びプログラムInfo
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Description
(1)システム構成
図1は、第1実施形態に係る制御システムの構成の例を示す図である。図1に示す構成で、制御システム100は、学習装置1と、記憶装置2と、ロボットコントローラ3と、計測装置4と、ロボット5とを備える。学習装置1は、通信網を介し、又は、無線若しくは有線による直接通信により、記憶装置2とデータ通信を行う。また、ロボットコントローラ3は、記憶装置2、計測装置4及びロボット5と、通信網を介し、又は、無線若しくは有線による直接通信により、データ通信を行う。
以下の実施形態でも同様である。
ロボット5と、ロボット5の動作環境とを総称して、対象システム、または、単にシステムと表記する。物を把持するタスクなど、タスクが対象物を扱うものである場合、タスクの対象物も対象システムに含まれるものとする。
スキルを実行することでタスクが達成される場合、スキル実行終了時の状態が目標状態に該当する。
タスク開始時のシステム状態を、そのタスクの初期状態とも称する。
詳細システムモデル情報が、詳細システムモデルを表す微分又は差分方程式で示されていてもよい。あるいは、詳細システムモデルが、ロボット5の動作を模擬するシミュレータとして構成されていてもよい。
ここで、タスクの可変部分をタスクパラメータと称する。
既知タスクパラメータは、スキルにおいてもパラメータとして扱うことができる。既知タスクパラメータは、スキルのパラメータの例に該当する。
初期状態をxsまたはxsiで表す。ここでは、「i」は、初期状態を識別する識別番号を表す正の整数である。また、初期状態の時刻を0とし、初期状態をx0で表す場合がある。
目標状態と既知タスクパラメータ値との組み合わせを目標状態/既知タスクパラメータ値と称し、βgまたはβgiで表す。ここでは、「i」は、目標状態/既知タスクパラメータ値を識別する識別番号を表す正の整数である。
なお、第一実施形態および第二実施形態では、目標状態/既知タスクパラメータ情報に対する対応について説明する。第一実施形態および第二実施形態では、未知タスクパラメータに対応する値が固定値で示されていてもよい。
なお、未知タスクパラメータは、その値を体系立てて数値化することが困難な点で数値での表現が困難だが、未知タスクパラメータ値が同じか否かは判定可能であるものとする。例えば、未知タスクパラメータが対象物の形状を表す場合、2つの対象物の形状を比較することで、未知タスクパラメータ値が同じか否かを判定可能であるものとする。
制御システム100は、2つのタスクにおける未知タスクパラメータ値が同じ場合は、それら2つのタスクを同じタスクとして扱い、未知タスクパラメータ値が異なる場合は、それら2つのタスクを別々のタスクとして扱う。τまたはτjでタスクを表す場合がある。上記の「j」は、タスクを識別する識別番号を表す正の整数と捉えることもできる。
一般制約情報は、例えば、ロボット5の可動範囲の制限、速度の制限、入力の制限に関する条件など、一般的な制約条件を示す情報である。
以下では、実行可能状態集合を示す関数としてレベルセット関数を用いる場合を例に説明するが、これに限定されない。
また、制御システム100の制御対象はロボットに限定されない。学習装置1が制御を学習可能ないろいろな制御対象を、制御システム100の制御対象とすることができる。
図4は、学習装置1のハードウェア構成の例を示す図である。学習装置1は、ハードウェアとして、プロセッサ11と、メモリ12と、インタフェース13とを含む。プロセッサ11、メモリ12及びインタフェース13は、データバス10を介して接続されている。
ロボットコントローラ3は、スキルタプルに基づき、抽象空間においてロボット5の動作計画の策定を行う。そこで、ロボット5の動作計画において対象とする抽象空間について説明する。
図7は、図6に示す状態を抽象空間において表した図である。
このように、抽象空間におけるロボットの状態は、エンドエフェクタの状態等を抽象的に表される。また、操作対象物または環境物体に該当する各物体の状態についても、例えば、作業台などの基準物体を基準とする座標系等において抽象的に表される。
同様に、実空間における目標状態/既知タスクパラメータ値を「βg」、抽象空間における目標状態/既知タスクパラメータ値を「βg’」と表記して、これらを区別する場合がある。
図8は、スキルの実行に関する制御系の構成の例を示す図である。ロボットコントローラ3のプロセッサ31は、機能的には、動作計画部34と、ハイレベル制御部35と、ローレベル制御部36とを備える。また、システム50は、実際のシステム(ロボット5を含む実システム)に相当する。
ハイレベル制御部35をハイレベル制御器とも称し、πHで表す。ハイレベル制御部35は、制御手段の例に該当する。ローレベル制御部36をローレベル制御器とも称し、πLで表す。
ロボットコントローラ3は、ロボット5を制御する制御装置の例に該当する。
動作計画部34は、生成した論理式をタイムステップごとのシーケンス(動作シーケンス)に変換する。この動作シーケンスには、例えば、各タイムステップにおいて使用されるスキルに関する情報が含まれる。
また、スキルの実行可能状態集合χ0’に属するか否かを判定可能なレベルセット関数の近似関数を「g^」と定義すると、ロボットコントローラ3は、状態x0’が実行可能状態集合χ0’に属するか否かを、式(2)が満たされるか否か判定することで判定することが可能となる。
近似関数g^は、後述するように、学習装置1が学習することで求められる。
図8では、システム50は、ロボット5への入力uと、状態xとを引数とする関数「f」を用いた、式(5)に示される状態方程式により表されている。
図9は、スキルデータベースの更新に関する学習装置1の機能構成の例を示す図である。学習装置1のプロセッサ11は、機能的には、抽象システムモデル設定部14と、スキル学習部15と、スキルタプル生成部16とを備える。なお、図9では、各ブロックについて授受が行われるデータの一例が示されているが、これに限定されない。他の図についても同様である。
抽象システムモデル設定部14は、例えば、予め記憶装置2等に記憶されたアルゴリズムに基づき、詳細システムモデルから抽象システムモデルを算出する。
図10は、第一実施形態に係るスキル学習部15の構成の例を示す図である。スキル学習部15は、機能的には、探索点集合設定部210と、データ取得部220と、予測精度評価関数学習部230と、ハイレベル制御器学習部240とを備える。
データ取得部220は、システムモデル設定部221と、問題設定計算部222と、データ更新部223とを備える。
予測精度評価関数学習部230は、レベルセット関数学習部231と、予測精度評価関数設定部232と、評価部233とを備える。
探索点集合設定部210は、ハイレベル制御器πHの学習の対象とするタスク設定の候補として、初期状態xsと、目標状態/既知タスクパラメータ値βgとの組み合わせを複数用意する。探索点集合設定部210は、用意した複数の候補のうち、ロボットコントローラ3によるロボット5の制御の学習のための訓練データ取得の対象とするタスク設定を選択する。
探索点集合設定部210は、探索点設定手段の例に該当する。
探索点(xs,βg)が決まればタスク設定が決まり、ロボット5の動作が決まる。探索点(xs,βg)は、タスク毎にロボット5の動作を示すものといえる。
次探索点集合設定部212が探索点集合X~ searchから取り出す部分集合を探索点部分集合と称し、X~ checkで表す。
探索点部分集合X~ checkの要素をX~またはX~ iで表す。ここでは、「i」は、探索点部分集合の要素を識別する識別番号を表す正の整数である。
探索点部分集合X~ checkの要素を選択された探索点、または単に探索点とも称する。
システムモデル設定部221は、探索点X~毎に、最適制御問題の設定のためのシステムモデル等の設定を行う。
以下では、最適制御問題の評価関数として、評価関数値が小さいほど評価が高いことを示す関数を用いる場合を例に説明する。この場合、最適制御問題を解く際には、評価関数の最小値など、評価関数値がなるべく小さくなる解を求める。
ただし、学習装置1が、最適制御問題の評価関数として、関数値が大きいほど評価が高いことを示す関数を用いるようにしてもよい。
問題設定計算部222が算出する評価関数値は、探索点X~が示す動作の実行可否の評価を示す情報の例に該当する。問題設定計算部222は、計算手段の例に該当する。
データ更新部223が扱う、ハイレベル制御器πHの訓練データを表す集合を獲得データ集合と称し、Doptで表す。
上記のように、レベルセット関数は、目標状態に到達可能な、状態および目標状態/既知タスクパラメータ値の組み合わせの集合である実行可能状態集合を示す関数である。予測精度評価関数は、レベルセット関数による、目標状態に到達可能な、状態および目標状態/既知タスクパラメータ値の組み合わせの推定精度に対する評価を示す関数である。
レベルセット関数学習部231は、レベルセット関数学習手段の例に該当する。
ハイレベル制御器πHの訓練データの取得の継続の要否は、レベルセット関数の学習の継続の要否と捉えることもできる。
評価部233の判定結果を示すフラグを、学習継続フラグとも称する。
例えば、ハイレベル制御器学習部240は、獲得データ集合Doptの要素のうち、評価関数値が目標状態へ到達可能であることを示す要素を用いて、その要素に示される状態をハイレベル制御器πHへの入力とした場合に、その要素に示される出力値を出力するように、ハイレベル制御器πHの学習を行う。
ただし、ハイレベル制御器学習部240によるハイレベル制御器πHの学習方法は、特定の方法に限定されない。
図11の例で、探索点集合初期化部211は、記憶装置2が記憶する目標パラメータ情報を用いて探索点集合X~ searchを設定する。例えば、探索点集合初期化部211が、目標パラメータ情報に基づいて、初期状態xsiと目標状態/既知タスクパラメータ値βgとの可能な全ての組み合わせを、探索点集合X~ searchの要素として設定するようにしてもよい。
探索点集合初期化部211による探索点集合X~ searchの設定は、探索点集合X~ searchの初期設定に該当する。探索点集合X~ searchは、次探索点集合設定部212によって更新される。
上述したように、最適制御問題は、例えば、評価関数値がなるべく小さくなるような制御入力を求める問題である。具体的には、ここでいう最適制御問題は、初期状態および評価関数が与えられたときに、動作環境等による制約条件の下で評価関数値がなるべく小さくなるような制御入力を求める問題である。
問題設定計算部222は、目標状態への到達可能性の評価関数を、最適制御問題における評価関数に設定し、その他の各種設定を、最適制御問題における制約条件に設定する。
詳細システムモデルの状態xから抽象システムモデルの状態x’への写像をγで表すと、式(7)から式(8)を得られる。
上記のように、αは、ハイレベル制御器πHの出力を表す。式(9)は、評価関数gの値がなるべく小さくなるようなハイレベル制御器πHの出力αを求めることを表している。
最適制御問題におけるシステムモデルは、式(10)のように表すことができる。
時間tは、式(11)のように表される。
時刻0における状態は初期状態であり、式(13)のように表される。
データ更新部223は、このデータを、ハイレベル制御器学習部240によるハイレベル制御器πHの学習に用いられる訓練データに含める。
ここでいう、「スキルを生成する」ことは、スキルを学習済みのタスクとは異なるタスクのスキルを学習することである。上記のように、異なるタスクとは、未知タスクパラメータの値が異なるタスクである。
また、目標パラメータ情報の実行時間情報には、スキルの実行時間Tの上限値「Tmax」(T≦Tmax)を指定する情報が含まれているものとする。また、目標パラメータ情報の一般制約条件情報には、式(16)に示されるような、状態x、入力u、及び接触力Fに関する制約式を表す情報が含まれているものとする。
なお、レベルセット関数学習部231が、実行可能状態集合を示す関数を学習する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、レベルセット関数学習部231が、レベルセット推定法と同様にガウス過程回帰を用いた推定法であるTruncated Variance Reduction(TruVaR)などを用いてレベルセット関数を求めるようにしてもよい。
レベルセット関数学習部231が、式(21)を満たすようなレベルセット近似関数g^を学習するようにしてもよい。
そして、予測精度評価関数設定部232が、予測精度評価関数の引数として入力される探索点X~の候補から所定の距離以内にある学習済みの探索点X~の個数が多いほど高い評価を示すように、予測精度評価関数値を算出するようにしてもよい。
あるいは、第三実施形態で説明するように、レベルセット関数値の分散が求まる場合、予測精度評価関数設定部232が、レベルセット関数値の分散が小さいほど評価が高くなるように、予測精度評価関数を設定するようにしてもよい。
ただし、予測精度評価関数設定部232が予測精度評価関数を学習する方法は、特定の方法に限定されない。
以下、特に区別の必要が無い場合は、レベルセット関数gGPとレベルセット関数g^とを総称してレベルセット関数g^と表記する。
例えば、評価部233が、探索点X~の候補の空間における予測精度評価関数の最低値を算出するようにしてもよい。ここでいう予測精度評価関数の最低値は、評価が最も低い値である。そして、予測精度評価関数の最低値が所定の閾値よりも評価が低い場合、評価部233が、訓練データの取得の継続が必要と判定するようにしてもよい。一方、予測精度評価関数の最低値が所定の閾値以上に評価が高い場合、評価部233が、訓練データの取得の継続は不要と判定するようにしてもよい。
ただし、評価部233が、ハイレベル制御器πHの訓練データの取得の継続の要否を判定方法は、特定の方法に限定されない。
例えば、評価部233が、予測精度評価関数の値に加えて所定の学習条件に基づいて、訓練データの取得の継続の要否を判定するようにしてもよい。ここでの学習条件は、いろいろな条件とすることができる。例えば、訓練データの取得回数が所定の回数以上になった場合、予測精度評価関数が示す評価が所定の評価に達していなくても、評価部233が、訓練データの取得の継続は不要と判定するようにしてもよい。
具体的には、ハイレベル制御器学習部240は、獲得データ集合Doptの要素のうち、目標状態に到達可能な要素について、ハイレベル制御器πHが、その要素に含まれる初期状態x0’および目標状態/既知タスクパラメータ値βg’の入力に対して、その要素に含まれる出力値α*を出力するように、ハイレベル制御器πHの学習を行う。
図12は、第一実施形態に係る学習装置1によるスキルデータベースの更新処理の例を示す図である。学習装置1は、図12の処理を、生成するスキルの各々に対して実行する。
探索点集合初期化部211は、探索点集合X~ searchおよび獲得データ集合Doptの初期設定を行う。
例えば、探索点集合初期化部211は、目標パラメータ情報のうち、初期状態情報に含まれる初期状態xsと、目標状態/既知タスクパラメータ情報に含まれる目標状態/既知タスクパラメータ値βgとの任意の組み合わせの各々を探索点集合X~ searchの要素として、探索点集合X~ searchを生成する。
また、探索点集合初期化部211は、獲得データ集合Doptの値を空集合に設定する。
ステップS101の後、処理がステップS102へ進む。
次探索点集合設定部212は、探索点集合X~ searchから部分集合を取り出す。具体的には、次探索点集合設定部212は、探索点集合X~ searchの部分集合を探索点部分集合X~ checkとして設定する。そして、次探索点集合設定部212は、設定した探索点部分集合X~ checkの各要素を探索点集合X~ searchから除外する。
式(22)のように、探索点部分集合X~ checkは、初期状態xsiと、目標状態/既知タスクパラメータ値βgiとの組み合わせを要素に持つ。
ステップS102の後、処理がステップS103へ進む。
学習装置1は、探索点集合の部分集合X~ checkの要素である探索点X~毎に処理を行うループL11を開始する。ループL11では、ループの繰り返し回数を「i」で表す。また、ループL11で処理対象となっている探索点X~を、対象探索点X~ iとも称する。
ステップS103の後、処理がステップS104へ進む。
システムモデル設定部221は、対象探索点X~ iに基づいて、最適制御問題の設定のための各種設定を行う。例えば、システムモデル設定部221は、ローレベル制御器πlと、システムモデルと、システムモデルのパラメータに関する制約条件と、目標状態への到達可能性の評価関数とを設定する。
ステップS104の後、処理がステップS105へ進む。
問題設定計算部222は、ステップS104でのシステムモデル設定部221による設定に基づいて、最適制御問題を設定する。そして、問題設定計算部222は、設定した最適制御問題を解き、評価関数値がなるべく小さくなるようなハイレベル制御器の出力α*、および、そのときの評価関数gの値g*を解として取得する。
ステップS105の後、処理がステップS106へ進む。
データ更新部223は、獲得データ集合Doptを更新する。具体的には、データ更新部223は、探索点集合の部分集合X~ checkのi番目の要素X~ iと、タスクに成功したか否かの判定結果g* iと、得られた制御パラメータα* iとの組み合わせ(X~ i,g* i,α* i)を獲得データ集合Doptの要素として加える。
データ更新部223が獲得データ集合Doptを更新する処理は、式(24)のように表される。
ステップS106の後、処理がステップS107へ進む。
学習装置1は、ループL11の終端処理を行う。具体的には、学習装置1は、探索点集合の部分集合X~ checkの全ての要素に対してループL11の処理を行ったか否かを判定する。まだループL11の処理を行っていない要素があると判定した場合、学習装置1は、ループL11の処理を未実行の要素に対して引き続きループL11の処理を行う。この場合、処理がステップS103へ戻る。
一方、探索点集合の部分集合X~ checkの全ての要素に対してループL11の処理を行ったと判定した場合、学習装置1は、ループL11を終了する。この場合、処理がステップS111へ進む。
レベルセット関数学習部231は、獲得データ集合Doptに基づいてレベルセット関数g^の学習を行う。
ステップS111の後、処理がステップS112へ進む。
予測精度評価関数設定部232は、レベルセット関数g^に基づいて、予測精度評価関数Jg^を設定する。
ステップS112の後、処理がステップS110へ進む。
評価部233は、予測精度評価関数Jgに基づいて、レベルセット関数g^の学習の継続の要否を判定する。評価部233が、予測精度評価関数Jgに加えてさらに、所定の学習条件に基づいて、レベルセット関数g^の学習の継続の要否を判定するようにしてもよい。
レベルセット関数g^の学習の継続が必要と評価部233が判定した場合(ステップS113:YES)、処理がステップS121へ進む。一方、レベルセット関数g^の学習の継続は不要と評価部233が判定した場合(ステップS113:NO)、処理がステップS131へ進む。
次探索点集合設定部212は、予測精度評価関数Jgに基づいて、探索点集合X~ searchからの部分集合X~ checkの取り出しを再度行う。具体的には、次探索点集合設定部212は、予測精度評価関数Jgに基づいて、探索点集合X~ searchの部分集合X~ checkを設定する。そして、次探索点集合設定部212は、設定した部分集合X~ checkの各要素を探索点集合X~ searchから除外する。
ステップS121の後、処理がステップS103へ戻る。
ハイレベル制御器学習部240は、得られた獲得データ集合Doptを用いてハイレベル制御器πHの学習を行う。
ステップS131の後、学習装置1は、図12の処理を終了する。
問題設定計算部222は、選択された探索点X~が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点X~が示す動作に対して、ロボット5を制御するハイレベル制御器πHが出力すべき出力値とを算出する。
データ更新部223は、選択された探索点X~と、選択された探索点X~が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点X~が示す動作に対してハイレベル制御器πHが出力すべき出力値とに基づいて、ハイレベル制御器πHによるロボット5に対する制御の学習のための訓練データを取得する。
評価部233は、訓練データの取得状況に対する評価に基づいて、訓練データの取得を継続するか否かを判定する。
これにより、学習装置1では、ハイレベル制御器πHの出力の精度が低いと思われる入出力を示す訓練データを取得することができ、ハイレベル制御器πHの学習を効率的に行うことができる。
これにより、学習装置1では、ロボット5の動作における、パラメータ値による表現が可能な相違をスキルのパラメータ値で表し、異なる動作に対して同じスキルを適用するように制御の学習を行うことができる。
これにより、学習装置1は、抽象空間でハイレベル制御器πHの学習を行うことができ、現実の空間でハイレベル制御器πHおよびローレベル制御器πLの両方に相当する制御の学習を行う場合よりも効率的に学習を行うことができる。
ロボットコントローラ3によれば、ロボットコントローラ3の学習の際に、ロボット5に対する制御の学習の継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
ロボットコントローラ3によれば、把持対象物の大きさに応じて、ロボット5を高精度に制御できると期待される。
<第二実施形態>
データ取得部220がデータを取得する際、ハイレベル制御器学習部240がハイレベル制御器πHの学習を行い、学習結果をフィードバックするようにしてもよい。第二実施形態では、この点について説明する。
第二実施形態における制御システム100の構成は、第一実施形態の場合と同様である。第二実施形態でも、図1から図10に示す制御システム100の構成を用いて説明する。
それ以外の点では、図13に示すデータの入出力は、図11を参照して説明した第一実施形態の場合のデータの入出力と同様である。
図14のステップS201からS204までは、図12のステップS101からS104までと同様である。
図14のステップS203からS207のループを、ループL21と表記する。
問題設定計算部222は、ステップS105で説明したのと同様、最適制御問題を設定し、設定した最適制御問題を解いて、評価関数値がなるべく小さくなるような、ハイレベル制御器πHの出力、および、そのときの評価関数値を求める。
ステップS207で、学習装置1がループL21を終了した場合、処理がステップS211へ進む。
ハイレベル制御器学習部240は、ハイレベル制御器πHの学習を継続する必要があるか否かを判定する、ここでの判定基準は特定のものに限定されない。例えば、ハイレベル制御器学習部240が、ステップS205で最適制御問題を解いて得られるハイレベル制御器πHの出力と、ハイレベル制御器πHを用いて得られる出力との差が所定の条件よりも小さい場合に、ハイレベル制御器πHの学習を継続する必要が無いと判定するようにしてもよい。
一方、ハイレベル制御器πHの学習を継続する必要がないとハイレベル制御器学習部240が判定した場合(ステップS211:NO)、処理がステップS231へ進む。
ハイレベル制御器学習部240は、獲得データ集合Doptを用いてハイレベル制御器πHの学習を行う。ステップS221での、ハイレベル制御器学習部240がハイレベル制御器を学習する方法は、図12のステップS131の場合と同様である。ステップS221では、獲得データ集合Doptが生成途中のものである点が、ステップS131の場合と異なる。
ステップS221の後、処理がステップS203へ戻る。
ステップS233で、レベルセット関数g^の学習の継続が必要と評価部233が判定した場合(ステップS233:YES)、処理がステップS241へ進む。一方、レベルセット関数g^の学習の継続は不要と評価部233が判定した場合(ステップS233:NO)、処理がステップS251へ進む。
ステップS251は、図12のステップ131と同様である。ステップS251の後、学習装置1は、図14の処理を終了する。
第三実施形態では、学習装置1が、パラメータ値による表現が困難なタスクの違いに対応してスキルを学習する場合の例について説明する。
具体的には、学習装置1は、第一実施形態の場合の学習に加えて、レベルセット関数を構成する予測器、および、ハイレベル制御器を構成する予測器それぞれのメタパラメータ値の学習を行う。学習装置1は、新たなタスクの訓練データを取得してそのタスクを実行するためのスキルを学習する際に、これらの予測器の予測精度がなるべく高くなるように、既に取得している訓練データを用いて予めメタパラメータ値を学習し、設定しておく。
学習装置1が、第二実施形態の場合の学習に加えて、第三実施形態に係る学習を行うようにしてもよい。すなわち、第二実施形態と第三実施形態とを組み合わせて実施することも可能である。
何らかの確率分布に従ってタスクが生成されることは、τj~Τと表すことができる。Τは、タスクが従う確率分布を表す。また、ここでは、τjはタスクを表す。
予測器の入出力の正解データが、タスク毎に定まる何らかの確率分布に従うことは、Sj~Djと表すことができる。Djは、タスクτjに応じて定まる確率分布を示す。Sjは、タスクτjの場合の予測器の入出力の正解データを表す。
それ以外の点では、第三実施形態における制御システムの構成は、第一実施形態の場合と同様である。第三実施形態でも、図1から図9に示す制御システム100の構成を用いて説明する。
探索タスク設定部250は、生成されるタスクが従う確率分布Τを仮定し、仮定した確率分布Τに基づいて探索タスクを設定する。探索タスク設定部250が、生成されるタスクが従う確率分布Τを仮定する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、確率分布Τが予め設定されていてもよいが、これに限定されない。
第三実施形態では、レベルセット関数を構成する予測器、および、ハイレベル制御器πHを構成する予測器として、ベイジアンニューラルネットワークまたはガウシアンプロセスなど、パラメータ値が確率分布に従って設定される学習モデルによる予測器が用いられる。メタパラメータ処理部260は、これらのパラメータ値が従う確率分布を、メタパラメータ値として学習し設定する。
また、メタパラメータ処理部260は、メタパラメータを設定した予測器の予測精度を評価し、評価結果に基づいて、メタパラメータ値の学習を継続するか否かを決定する。
獲得データ集合Dopt,jを全獲得データ集合Doptallに結合する処理は、式(25)のように表すことができる。
また、上記のように、メタパラメータ処理部260が設定する未知タスクパラメータ用の学習継続フラグが学習の継続を示す間、探索タスク設定部250は、学習装置1が探索タスクに関する学習を終了する毎に、次の探索タスクを設定する。
例えば、個々の予測器がベイジアンニューラルネットワークを用いて構成され、パラメータとしてノード間毎の重み係数、および、ノード毎のバイアスを有する場合、これらパラメータの各々が従う確率分布がメタパラメータに該当する。メタパラメータ個別処理部261は、これらのメタパラメータ毎に、その値を学習する。
学習継続フラグ統合部262は、個別学習継続フラグの値を統合して、未知タスクパラメータ用の学習継続フラグの値を設定する。学習継続フラグ統合部262は、学習継続判定統合手段の例に該当する。
上記のように、メタパラメータ個別処理部261は、メタパラメータ処理部260が対象とする予測器毎に設けられている。メタパラメータ個別処理部261は、全獲得データDoptallと、メタ学習実行フラグまたは内部学習評価値との入力を受けて、そのメタパラメータ個別処理部261が対象とするメタパラメータの値を出力し、また、個別学習継続フラグの値を設定する。
メタパラメータ学習部272は、訓練データ抽出部271が抽出する訓練データを用いて、メタパラメータ値の学習を行う。
汎化誤差評価部273は、メタパラメータ学習部272が学習したメタパラメータ値を用いる場合の予測器の汎化誤差に対する評価値を算出する。
学習継続判定部274は、汎化誤差評価部273が算出した評価値に基づいて、メタパラメータ値の学習を継続するか否かを判定する。
訓練データ抽出部271は、メタ学習実行フラグの値がメタパラメータ値の学習を行うことを示す場合に、全獲得データ集合Doptallから、メタパラメータ値の学習用の訓練データを抽出する。訓練データ抽出部271は、メタ学習実行フラグの値が、学習継続が不要との判定結果を示す値になるまで、訓練データの抽出を繰り返す。
訓練データ抽出部271は、訓練データ抽出手段の例に該当する。
学習パラメータ情報は、学習対象のメタパラメータに関する情報である。例えば、学習パラメータ情報が、学習対象の予測器が有するメタパラメータの個数を示す情報を含んでいてもよい。
予測器の出力の確率分布p(y|x,θ)は、式(27)のように表される。
パラメータθi(i=1、2、・・・、Ns)の値は、式(28)のように、確率分布p(θ|S)に従う。
学習装置1が確率分布p(θ|S)を求める方法は、特定の方法に限定されない。例えば、学習装置1が、式(29)に示されるOptimal Gibbs Posteriorの構造を用いて、確率分布p(θ|S)を求めるようにしてもよい。
βは、温度パラメータと呼ばれるパラメータである。温度パラメータβの値は、例えば、予め設定される。
「E」は期待値を表す。具体的には、「Eθ~P(θ)[exp(-βl(S,f(x,θ)))]」は、パラメータθが事前分布P(θ)に従う場合の、「exp(-βl(S,f(x,θ)))」の期待値を示す。
メタパラメータ学習部272は、例えば、式(30)に示される損失関数の期待値がなるべく小さくなるように、メタパラメータ値の学習を行う。
λは、温度パラメータと呼ばれるパラメータである。λの値は、例えば、予め設定される。
Nτは、タスクの個数を表す正の整数である。
「ln」は、自然対数を表す。
上記のように、「E」は期待値を表す。具体的には、「Eθ~P(θ)[・・・]」は、パラメータθの値が確率分布P(θ)に従う場合の、括弧内の値([・・・])の期待値を表す。「EP~P[・・・]」は、確率分布P(θ)が確率分布P(P)に従う場合の、括弧内の値([・・・])の期待値を表す。
汎化誤差評価部273は、例えば、式(33)の右辺(式(33)に示す不等式の右辺)の値を、汎化誤差L(Q,Τ)の評価値として算出する。
式(33)の右辺は、汎化誤差L(Q,Τ)の上界(Upper Bound)を示している。式(33)の右辺をL^(Q,Τ)とも表記する。
εは、所定の閾値を示す定数である。
継続条件情報は、汎化誤差の評価値L^(Q,Τ)に基づく判定以外の判定方法を示す情報である。例えば、メタパラメータ値の学習の繰り返しの回数が所定の回数に達した場合、汎化誤差の評価値L^(Q,Τ)が閾値εよりも大きくても、学習継続判定部274は、メタパラメータ値の学習を継続する必要が無いと判定するようにしてもよい。
メタ学習実行判定部281は、メタ学習実行フラグを設定する。
メタ学習実行判定部281は、内部学習評価値に基づいてメタ学習実行フラグの値を設定する。
このように、メタ学習実行フラグの値を学習継続判定部274の内部で設定するようにしてもよい。
データ更新部223は、全獲得データ集合Doptallの初期設定を行う。具体的には、データ更新部223は、全獲得データ集合Doptallの値を空集合に設定する。
ステップS301の後、処理がステップS302へ進む。
探索タスク設定部250は、探索タスクを設定する。例えば、探索タスク設定部250は、未知タスクパラメータ値τjを選択することで、未知タスクパラメータ値τjに対応付けられるタスクτjを、探索タスクに設定するようにしてもよい。
ステップS302の後、処理がステップS303へ進む。
図23のステップS305からS309のループを、ループL31と表記する。
一方、ハイレベル制御器πHの学習を継続する必要がないとハイレベル制御器学習部240が判定した場合(ステップS313:NO)、処理がステップS331へ進む。
ステップS321の後、処理がステップS305へ戻る。
図23のステップS331は、図12のステップS131と同様である。
ステップS331の後、処理がステップS332へ進む。
データ更新部223は、全獲得データ集合Doptallを更新する。上述したように、データ更新部223は、生成した獲得データ集合Dopt,jを全獲得データ集合Doptallに結合する。
ステップS332の後、処理がステップS333へ進む。
メタパラメータ処理部260は、予測器のメタパラメータ値を算出する。
ステップS333の後、処理がステップS334へ進む。
メタパラメータ処理部260は、メタパラメータ値の学習継続の要否を判定する。学習継続が必要とメタパラメータ処理部260が判定した場合(ステップS334:YES)、処理がステップS341へ進む。
一方、学習継続は不要とメタパラメータ処理部260が判定した場合(ステップS334:NO)、学習装置1は、図23の処理を終了する。
探索タスク設定部250は、探索タスクを更新する。具体的には、探索タスク設定部250は、まだ探索タスクに設定していないタスクの何れかを、探索タスクに設定する。
ステップS341の後、処理がステップS303へ戻る。
メタパラメータ個別処理部261は、予測器毎にメタパラメータ値を算出する。また、メタパラメータ個別処理部261は、予測器毎に、メタパラメータ値の学習継続の要否を判定する。
メタパラメータ個別処理部261が、予測器毎のステップS401の処理を並列実行するようにしてもよい。あるいは、メタパラメータ個別処理部261が、予測器毎のステップS401の処理を逐次実行するようにしてもよい。
処理対象となっている全ての予測器についてステップS401の処理が終了した後、処理がステップS402へ進む。
学習継続フラグ統合部262は、予測器毎のメタパラメータ値の学習継続の要否の判定結果に基づいて、複数の予測器全体についてのメタパラメータ値の学習継続の要否を判定する。
ステップS402の後、メタパラメータ処理部260は、図24の処理を終了する。
訓練データ抽出部271は、全獲得データ集合Doptallから、メタパラメータ値の学習用の訓練データを抽出する。
ステップS411の後、処理がステップS412へ進む。
メタパラメータ学習部272は、処理対象となっている予測器のメタパラメータ値を学習する。
ステップS412の後、処理がステップS413へ進む。
汎化誤差評価部273は、学習で得られたメタパラメータ値を用いる場合の汎化誤差の評価値を算出する。
ステップS413の後、処理がステップS414へ進む。
学習継続判定部274は、汎化誤差の評価値に基づいて、パラメータ値の学習の継続の要否を判定する。
ステップS414の後、メタパラメータ個別処理部261は、図25の処理を終了する。
メタ学習実行判定部281は、内部学習評価値に基づいて、メタ学習実行フラグの値を設定する。
ステップS421の後、処理がステップS422へ進む。
ステップS425の後、メタパラメータ個別処理部261は、図26の処理を終了する。
ステップS302で、探索タスク設定部250は、例えば、把持動作を学習する対象物の形状を未知タスクパラメータとして選択する。探索タスク設定部250が、確率分布Τに従って未知タスクパラメータをサンプリングするようにしてもよい。あるいは、探索タスク設定部250が、未知タスクパラメータを確率的に選択するアルゴリズムを用いて未知タスクパラメータを設定するようにしてもよい。
ステップS341についても同様である。
また、システムモデル設定部221は、これらの値に基づいて、最適制御問題における評価関数gを設定する。システムモデル設定部221が、式(35)に示される評価関数gを設定するようにしてもよい。
εgは、誤差の大きさの許容値を示す許容誤差パラメータである。
γは、予測分散に乗算される係数であり、信頼領域(信頼区間)を設定するパラメータと解することができる。
あるいは、予測精度評価関数設定部232が、レベルセット関数g^ iのエントロピーを計算する関数を予測精度評価関数Jg^iとして設定するようにしてもよい。
あるいは、探索点集合X~ search,jの全ての要素についてσg^j 2(X~)≦εσが成立している場合、または、獲得データ集合Dopt,jの要素数が、設定された閾値に達している場合に、学習継続不要と判定するようにしてもよい。
汎化誤差評価部273は、学習モデルの汎化誤差に対する評価を示す評価値を算出する。
学習継続判定部274は、学習モデルの汎化誤差に対する評価を示す評価値に基づいてメタパラメータの値の学習継続の要否を判定する。
学習装置1によれば、学習モデルのメタパラメータ値の学習を行う際、学習の継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
学習装置1によれば、学習モデルのメタパラメータ値の学習を行う際、学習の継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
訓練データ抽出部271は、メタ学習実行判定部281がメタパラメータの値の学習を行うと判定している場合に、訓練データの選択を行う。
学習装置1によれば、学習モデルのメタパラメータ値の学習を行う際、学習モデルの汎化誤差に対する評価に基づいて学習の継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
学習装置1によれば、複数の学習モデルについてメタパラメータ値の学習継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
学習装置1によれば、タスクの違いに対してメタパラメータ値の学習で対応して、複数のタスクを1つの学習モデルによるハイレベル制御器πHで実行することができる。
ロボットコントローラ3によれば、タスクの違いに対してメタパラメータ値の設定で対応して、複数のタスクを1つの学習モデルによるハイレベル制御器πHで実行することができる。
ロボットコントローラ3によれば、把持対象物の形状に応じて、ロボット5を高精度に制御できると期待される。
図27は、第四実施形態に係る学習装置の構成の例を示す図である。図27に示す構成で、学習装置610は、探索点設定部611と、計算部612と、データ取得部613と、評価部614とを備える。
かかる構成で、探索点設定部611は、制御対象の動作を示す探索点のうち、制御対象の制御の学習のための訓練データ取得の対象とする探索点を選択する。
データ取得部613は、選択された探索点と、選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して制御手段が出力すべき出力値とに基づいて、制御手段による制御対象に対する制御の学習のための訓練データを取得する。
探索点設定部611は、探索点設定手段の例に該当する。計算部612は、計算手段の例に該当する。データ取得部613は、データ取得手段の例に該当する。評価部614は、評価手段の例に該当する。
図28は、第五実施形態に係る制御装置の構成の例を示す図である。図28に示す構成で、制御装置620は、制御部621を備える。
かかる構成で、制御部621は、大きさの異なる把持対象物をそれぞれロボットに把持させるように、把持対象物の大きさに応じてロボットの制御を行う。
制御装置620によれば、把持対象物の大きさに応じて、ロボットを高精度に制御できると期待される。
図29は、第六実施形態に係る学習方法における処理の例を示す図である。図29に示す学習方法は、探索点を設定すること(ステップS611)と、計算を行うこと(ステップS612)と、データを取得すること(ステップS613)と、評価を行うこと(ステップS614)とを含む。
探索点を設定すること(ステップS611)では、コンピュータが、制御対象の動作を示す探索点のうち、制御対象の制御の学習のための訓練データ取得の対象とする探索点を選択する。
データを取得すること(ステップS613)では、コンピュータが、選択された探索点と、選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して制御手段が出力すべき出力値とに基づいて、制御手段による制御対象に対する制御の学習のための訓練データを取得する。
図29に示す学習方法によれば、制御対象に対する制御の学習の継続の要否を判定することができ、無駄な学習を省くことができる点で、学習を効率的に行うことができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
2 記憶装置
3 ロボットコントローラ
4 計測装置
5 ロボット
100 制御システム
210 探索点集合設定部
211 探索点集合初期化部
212 次探索点集合設定部
221 システムモデル設定部
222 問題設定計算部
223 データ更新部
230 予測精度評価関数学習部
231 レベルセット関数学習部
232 予測精度評価関数設定部
233 評価部
240 ハイレベル制御器学習部
611 探索点設定部
612 計算部
613 データ取得部
614 評価部
620 制御装置
621 制御部
Claims (8)
- 制御対象の動作を示す探索点のうち、前記制御対象の制御の学習のための訓練データ取得の対象とする探索点を選択する探索点設定手段と、
選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して、前記制御対象を制御する制御手段が出力すべき出力値とを算出する計算手段と、
選択された探索点と、選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して前記制御手段が出力すべき出力値とに基づいて、前記制御手段による前記制御対象に対する制御の学習のための訓練データを取得するデータ取得手段と、
前記訓練データの取得状況に対する評価に基づいて、前記訓練データの取得を継続するか否かを判定する評価手段と、
を備える学習装置。 - 探索点の入力を受けて、その探索点が示す動作の実行可否の推定値を出力するレベルセット関数の学習を、前記計算手段による前記探索点が示す動作の実行可否の評価結果に基づいて行うレベルセット関数学習手段と、
探索点の入力を受けて、その探索点に対する前記レベルセット関数の推定精度の評価値を出力する予測精度評価関数を設定する予測精度評価関数設定手段と、
を備え、
前記評価手段は、前記予測精度評価関数に基づいて、前記訓練データの取得を継続するか否かを判定する、
請求項1に記載の学習装置。 - 前記探索点設定手段は、前記予測精度評価関数による評価値が、前記レベルセット関数の推定精度が所定の条件よりも低いことを示す探索点を、前記制御対象の制御の訓練データ取得の対象として選択する、
請求項2に記載の学習装置。 - 前記探索点は、前記制御対象の動作がモジュール化されたスキルのパラメータ値を含む、
請求項1から3の何れか一項に記載の学習装置。 - 前記探索点は、前記制御対象およびその制御対象の動作環境のスキル開始時における初期状態と、前記スキルのパラメータ値と、前記制御対象およびその制御対象の動作環境のスキル終了時における目標状態との組み合わせで構成される、
請求項4に記載の学習装置。 - 請求項1から5の何れか一項に記載の学習装置が取得した訓練データを用いた学習で得られた制御手段
を備える制御装置。 - コンピュータが、
制御対象の動作を示す探索点のうち、前記制御対象の制御の学習のための訓練データ取得の対象とする探索点を選択し、
選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して、前記制御対象を制御する制御手段が出力すべき出力値とを算出し、
選択された探索点と、選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して前記制御手段が出力すべき出力値とに基づいて、前記制御手段による前記制御対象に対する制御の学習のための訓練データを取得し、
前記訓練データの取得状況に対する評価に基づいて、前記訓練データの取得を継続するか否かを判定する、
ことを含む学習方法。 - コンピュータに、
制御対象の動作を示す探索点のうち、前記制御対象の制御の学習のための訓練データ取得の対象とする探索点を選択することと、
選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して、前記制御対象を制御する制御手段が出力すべき出力値とを算出することと、
選択された探索点と、選択された探索点が示す動作の実行可否の評価を示す情報と、選択された探索点が示す動作に対して前記制御手段が出力すべき出力値とに基づいて、前記制御手段による前記制御対象に対する制御の学習のための訓練データを取得することと、
前記訓練データの取得状況に対する評価に基づいて、前記訓練データの取得を継続するか否かを判定することと、
を実行させるためのプログラム。
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