JP7736885B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、座体は、背凭れの一対の背側連結片に対応する一対の座側固定片を備える。座体は、座側固定片に左右方向に延びる軸体を通して背側連結片に連結されることにより、軸体の回りに回動可能とされている。座体は、平面視で四角形の枠体に囲まれた領域に、着座面となるシート状部材が張り掛けられたものである。枠体は、表側枠体と裏側枠体とが表裏方向に重ねられたものである。シート状部材は、表側枠体に張り掛けられている。
このように枠体にシート状の座面構成部材を張設して構成される座においては、座面構成部材の周縁部を枠体の係合溝に係合させることにより、座面構成部材を枠体に張設するのが一般的である。
この構成によれば、被支持部と前記溝形成部材との間の隙間を、座面構成部材の周縁部を第2係合溝に係合する際の作業スペースとして利用することができるため、座面構成部材を迅速に張設することができる。
この構成によれば、溝形成部材を強固に固定することができる。
本発明の一態様において、前記座枠の角部には、前記溝形成部材が取り付けられる被取付部が形成され、前記被取付部には、前記締結部材を螺着可能な雌ねじ部が形成されていてもよい。
本発明の一態様において、前記雌ねじ部は、上方に開口していてもよい。
本発明の一態様において、複数の前記杆材のうち互いに対向する一対の前記杆材同士を前記杆材の長手方向と交差する方向に連結する座側連結部材を更に備えてもよい。
本発明の一態様において、前記被支持部及び前記溝形成部材は、前記座枠において前記座側連結部材に対して前後方向に離間した部位に配置されていてもよい。
本発明の一態様において、前記被支持部及び前記溝形成部材は、前記座枠において前記座側連結部材の後方に配置されていてもよい。
本発明の一態様において、一対の脚構成部材同士を連結する脚側連結部材を更に備え、前記座の使用状態において前記座側連結部材が前記脚側連結部材に当接していてもよい。
図1に示すように、椅子1は、座2と、支持構造体3と、背凭れ4と、肘掛け5と、を備える。座2、背凭れ4及び肘掛け5は、支持構造体3に支持されている。図1~図5は、座2の使用状態を示している。図6は、座2の収納状態を示している。
図1に示すように、座2は、着座者が着座可能な着座面10aを有する張地10(座面構成部材)と、張地10が張設される矩形枠状の座枠11と、左右方向に延びる座側連結部材12と、軸9(図12参照)の回りに回動可能に支持される被支持部13と、座枠11の内周を覆う内周カバー50(カバー、図4参照)と、被支持部13を覆うアームカバー60と、被支持部13と対向する範囲に配置された溝形成部材70(図4参照)と、を備える。座2は、使用状態において座側連結部材12が脚側連結部材31に当接している。例えば、座枠11及び座側連結部材12は、同一の部材(例えば樹脂部材)で一体に形成されている。
張地10は、伸縮可能(弾性変形可能)なシート状をなしている。張地10の外周部は、張地10が前後方向及び左右方向に引っ張られた状態で、座枠11に支持されている。張地10のうち座枠11よりも内側の部分(着座面10a)は、上下方向に弾性変形可能とされている。
図4に示すように、座枠11は、左右方向に離間する一対の杆材15と、前後方向に離間する一対の横杆16A,16Bと、を備える。座枠11の角部には、溝形成部材70が取り付けられる被取付部17が形成されている(図9参照)。
横杆16A,16Bは、左右方向に延びている。前後一対の横杆16A,16Bは、左右一対の杆材15の前端部同士を連結する第1横杆16Aと、左右一対の杆材15の後端部同士を連結する第2横杆16B(幅方向延在部)と、である。前後一対の横杆16A,16Bには、張地10(図1参照)の前後方向の端部が支持されている。
係合爪20は、張地10に対して左右方向の外側へ張力を付与するように左右方向の外側へ向かって突出している(図14参照)。係合爪20は、補強部21の上面から上方に起立する起立部20aと、起立部20aの上端から左右方向の外側へ向かって突出する突出部20bと、を備える。杆材15が延びる方向の断面視で、突出部20bの上面は、左右方向の内側に向かうに従って下側に位置するように傾斜している。例えば、図14に示すように、係合爪20は、張地10の左右方向の内側への張力によって、矢印方向への弾性変形を生じる。
補強部21は、係合爪20の突出端とは反対側の端部に連結されている。補強部21は、係合爪20の起立部20aの下端部に連結されている。補強部21の左右方向の長さは、杆材15が延びる方向の断面視で係合爪20の左右方向の長さよりも大きい。補強部21の上下方向の長さは、杆材15が延びる方向の断面視で係合爪20の上下方向の長さよりも大きい。
厚肉部22は、補強部21の左右方向の外側部を構成している。
板状部23は、厚肉部22の下端部から左右方向の内側に向かって延びている。
第2リブ24Bは、厚肉部22と第1リブ24Aとの間に形成されている。第2リブ24Bは、杆材15が延びる方向に間隔をあけて複数配置されている。複数の第2リブ24Bの高さは、それぞれ略同じ高さとされている。第2リブ24Bの上部には、内周カバー50の下方突出部53A,53Bに対応して窪む凹部25が形成されている。
図12に示すように、被支持部13は、杆材15から座支持部37に向かって突出している。被支持部13は、座枠11の角部に設けられている(図9参照)。被支持部13は、左右一対の杆材15と第2横杆16Bとの連結部に設けられている(図4参照)。被支持部13は、座2の使用状態で上方に起立している。図3の側面視で、被支持部13の前後方向の長さは、下側に向かうに従って徐々に大きくなっている。図9の上面視で、被支持部13の左右方向の長さは、後側に向かうに従って徐々に大きくなっている。被支持部13は、軸9を挿通可能に左右方向の外側に開口する挿通孔13aを有する(図12参照)。
図10に示すように、内周カバー50は、座枠11に着脱可能に取り付けられている。図4の上面視で、内周カバー50は、座枠11の内周に沿う枠状をなしている。内周カバー50は、杆材15の左右方向の内側に配置されている。図10に示すように、内周カバー50は、杆材15の補強部21を左右方向の内側及び上側から覆っている。内周カバー50は、補強部21のリブ24A,24Bが外部に露出しないように杆材15を覆っている。内周カバー50は、杆材15(係合爪20)の上面と連続する外面50fを有する。図10の断面視で、内周カバー50の外面50fは、左右方向の内側に向かうに従って下側に位置するように傾斜している。
第2覆い部52は、内周カバー50の左右方向の内側面を形成している。第2覆い部52は、第1覆い部51の左右方向の内端から板状部23の左右方向の内端に向かって下方に突出している。
第2突出部53Bは、第1リブ24Aよりも左右方向の内側に配置されている。第2突出部53Bは、杆材15が延びる方向に間隔をあけて複数配置されている。第2突出部53Bの突出高さは、第1突出部53Aの突出高さよりも大きい。第2突出部53Bは、杆材15の凸部19が係合可能な凹部54を有する。
図12に示すように、アームカバー60は、被支持部13に着脱可能に取り付けられている。アームカバー60は、軸9の挿通孔13aと重ならないように被支持部13を覆っている。アームカバー60は、被支持部13の前面から被支持部13の後面にわたって連続する第1カバー部61と、被支持部13を左右方向の内方から覆う第2カバー部62と、を備える(図7参照)。例えば、第1カバー部61及び第2カバー部62は、同一の部材(例えば、樹脂部材)で一体に形成されている。
図4に示すように、溝形成部材70は、杆材15において被支持部13と対向する部位に取り付けられている。溝形成部材70は、被支持部13よりも左右方向の内側に配置されている。図3に示すように、溝形成部材70は、被取付部17(図11参照)の上面とによって、第1係合溝15aと連続する第2係合溝70aを形成する。第2係合溝70aは、左右方向から見て被支持部13と重なる範囲を含む範囲で被支持部13に対して左右方向の内側に設けられ第1係合溝15aと連続している(図3参照)。
図1に示すように、支持構造体3は、左右一対の脚構成部材30と、左右一対の脚構成部材30同士を連結する脚側連結部材31と、を備える。
脚構成部材30は、前脚部35と、前脚部35の後方に位置する後脚部36と、座2の後方の左右両側部を軸支する座支持部37と、背凭れ4の左右両端部を支持する背支持部38と、を備える。
後脚部36は、下側に向かうに従って後方に位置するように傾斜して延びている。後脚部36の上下方向の中央近傍には、前脚部35の後端が連結されている。
前脚部35及び後脚部36の下端には、キャスター39が取り付けられている。
図1に示すように、背支持部38は、後脚部36の上端から上方に延びている。背支持部38は、背凭れ4の左右両端部の開口部(不図示)に差し込まれている。背支持部38は、肘掛け5と共に背凭れ4に側方からねじ止めされている。
以上説明したように、上記実施形態に係る椅子1は、着座者が着座可能な着座面10aを有し弾性変形可能なシート状の張地10と、左右方向に離間し張地10が架設される一対の杆材15と、を有する座2と、左右方向に離間し座2を左右方向に沿う軸9の回りに回動可能に支持する一対の座支持部37を有する支持構造体3と、を備え、座2は、杆材15から座支持部37に向かって突出し軸9の回りに回動可能に支持される被支持部13を備え、杆材15は、張地10を係合可能に左右方向から見て被支持部13とは重ならない範囲で左右方向の外側に開口する第1係合溝15aを有し、座2は、杆材15において被支持部13と対向する部位に取り付けられ、左右方向から見て被支持部13と重なる範囲を含む範囲で被支持部13に対して左右方向の内側に設けられ第1係合溝15aと連続する第2係合溝70aを有する溝形成部材70を備える。
加えて、杆材15に取り付けられた溝形成部材70が第1係合溝15aと連続する第2係合溝70aを形成することにより、張地10の周縁部10bを第1係合溝15a及び第2係合溝70aに沿って係合させることができるため、張地10を迅速に張設することができる。
この構成によれば、被支持部13と前記溝形成部材70との間の隙間S1を、張地10の周縁部10bを第2係合溝70aに係合する際の作業スペースとして利用することができるため、張地10を迅速に張設することができる。
この構成によれば、被支持部13は左右方向に沿う軸9の回りに回動可能に支持されるという機能上、被支持部13には大きな剛性が要求されるが、被支持部13が杆材15と第2横杆16Bとの連結部に設けられることにより、被支持部13の剛性を確保することができる。
この構成によれば、杆材15と第2横杆16Bとの連結部は被支持部13が設けられるという構造上、前記連結部の周辺部には大きな剛性が要求されるが、溝形成部材70が杆材15の座支持部37の側の端部、前記連結部、及び第2横杆16Bの左右方向の端部にわたって設けられることにより、前記連結部の周辺部の剛性を確保することができる。
この構成によれば、溝形成部材70を強固に固定することができる。
この構成によれば、金型を同一方向にスライドさせることにより、複数の挿通孔72A~72Cを同じ金型によって一度に成型することができる。したがって、溝形成部材70を容易に成形することができる。
この構成によれば、張地10の周縁部10bを第2係合溝70aに係合する際、張地10を溝形成部材70の外面70fに沿わせて引っ張ることができるため、張地10を迅速に張設することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
Claims (11)
- 着座者が着座可能な着座面を有し弾性変形可能なシート状の座面構成部材と、複数の杆材同士が連結されることによって形成され、前記座面構成部材が内側に張設される矩形枠状の座枠と、を有する座と、
前記座を椅子の幅方向に沿う軸の回りに回動可能に支持する座支持部を有する支持構造体と、を備え、
前記座は、前記座枠から前記座支持部に向かって突出し前記軸の回りに回動可能に支持される被支持部を備え、
前記杆材は、前記座面構成部材を係合可能に前記被支持部とは重ならない範囲で前記座枠における前記内側と逆方向である外側に開口する第1係合溝を有し、
前記座は、前記座枠において前記被支持部と対向する部位に取り付けられ、前記被支持部と重なる範囲を含む範囲で前記被支持部に対して前記内側に設けられ前記第1係合溝と連続する第2係合溝を有する溝形成部材を備えることを特徴とする椅子。 - 前記被支持部と前記溝形成部材との間には、前記座面構成部材の厚み以上の隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 前記溝形成部材は、複数の前記杆材のうち前記被支持部と対向する前記杆材に締結部材で固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子。
- 前記座枠の角部には、前記溝形成部材が取り付けられる被取付部が形成され、
前記被取付部には、前記締結部材を螺着可能な雌ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の椅子。 - 前記雌ねじ部は、上方に開口していることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
- 前記溝形成部材は、前記締結部材を挿通するための挿通孔を有し、
前記溝形成部材は、前記挿通孔よりも前記溝形成部材における外側に位置し、前記杆材の上面との間に前記第2係合溝を形成する係合鍔を備えることを特徴とする請求項3に記載の椅子。 - 前記挿通孔は、前記溝形成部材において前記係合鍔が形成された部分の内側端部から内側に向かうにしたがい下側に位置するように延びている部分に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の椅子。
- 複数の前記杆材のうち互いに対向する一対の前記杆材同士を前記杆材の長手方向と交差する方向に連結する座側連結部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 前記被支持部及び前記溝形成部材は、前記座枠において前記座側連結部材に対して前後方向に離間した部位に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の椅子。
- 前記被支持部及び前記溝形成部材は、前記座枠において前記座側連結部材の後方に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の椅子。
- 一対の脚構成部材同士を連結する脚側連結部材を更に備え、
前記座の使用状態において前記座側連結部材が前記脚側連結部材に当接していることを特徴とする請求項10に記載の椅子。
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