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JP7737538B2 - 対話型エアロゾル供給システム - Google Patents
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JP7737538B2 - 対話型エアロゾル供給システム - Google Patents

対話型エアロゾル供給システム

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JP7737538B2 JP2024501816A JP2024501816A JP7737538B2 JP 7737538 B2 JP7737538 B2 JP 7737538B2 JP 2024501816 A JP2024501816 A JP 2024501816A JP 2024501816 A JP2024501816 A JP 2024501816A JP 7737538 B2 JP7737538 B2 JP 7737538B2
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Description

本発明は、対話型エアロゾル供給システムに関する。
背景
本明細書において提供する「背景」の説明は、本開示の背景について概略的に提示することを目的とする。この背景の節に記載する範囲で、本明細書に名前を挙げる発明者らの研究は、出願時に先行技術として認められ得ない説明の態様と同様に、明示的にも暗示的にも本開示に対する先行技術として認められるものではない。
エアロゾル供給システムは、活性成分(ニコチンなど)を、好都合な方法で、要求に応じて使用者に送達することができるため、使用者に人気がある。
エアロゾル供給システムの一例として、電子タバコ(eシガレット)は、一般的に、通常ニコチンを含む配合物を含有する原料液体のリザーバを含み、そこから、例えば熱気化によってエアロゾルが生成される。したがって、エアロゾル供給システムのエアロゾル源は、リザーバから、例えばウィッキング/毛細管作用によって原料液体を受け取るように配置された加熱要素を有するヒーターを備えることができる。植物性物質、又は活性成分及び/又は加香剤を含むゲルなどの他の原料を同様に加熱して、エアロゾルを生じさせることができる。したがって、より一般的には、eシガレットは、加熱気化のためのペイロードを含むか又は受けるものと考えることができる。
使用者がデバイスで吸引している間、電力が加熱要素に供給されて、加熱要素の付近でエアロゾル源(ペイロードの一部)を気化させ、使用者が吸引するためのエアロゾルを生成する。このようなデバイスには通常、システムのマウスピース端部から離れて配置された1つ又は複数の空気入口孔が設けられている。使用者がシステムのマウスピース端部に接続されたマウスピースを吸うと、空気は入口孔を通って吸い込まれ、エアロゾル源を通過する。エアロゾル源とマウスピースの開口部とを接続する流路があり、それにより、吸い込まれてエアロゾル源を通過した空気は、流路に沿ってマウスピースの開口部まで続き、エアロゾル源からのエアロゾルの一部を運ぶ。エアロゾルを運ぶ空気は、マウスピース開口部を通ってエアロゾル供給システムから出て、使用者によって吸引される。
通常、使用者がデバイスを吸い込んでいる/ふかしているとき、ヒーターに電流が供給される。典型的には、電流は、使用者が吸引する/吸い込む/ふかす際に流路に沿った空気流センサの起動に応答して、又は使用者によるボタンの起動に応答して、ヒーター、例えば抵抗加熱要素に供給される。加熱要素によって生成された熱は、配合物を気化させるために使用される。放出された蒸気は、ふかしている消費者によってデバイスを通して吸い込まれた空気と混合し、エアロゾルを形成する。代替的に又は加えて、加熱要素を使用して、タバコなどの植物性製品が、通常は燃焼せずに加熱されて、その活性成分が蒸気/エアロゾルとして放出される。
このようなエアロゾル供給システムの安全な、効率的な、及び/又は適時の動作は、使用者がいかにエアロゾル供給システムと対話するかに適切に対応することで利益を得ることができる。
このような背景から、本発明が生まれた。
本発明のさまざまな態様及び特徴は、添付の特許請求の範囲において且つ付随する説明の本文中で定義されている。
第1の態様では、請求項1に従ってエアロゾル送達システムが提供される。
別の態様では、請求項16に従ってエアロゾル送達システムの制御方法が提供される。
本開示及びその付随する利点の多くは、添付の図面に関連して考慮される場合、以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解されるようになるため、それらのより完全な認識は容易に得られるであろう。
本明細書の実施形態による送達デバイスの概略図である。 本明細書の実施形態による送達デバイスの本体の概略図である。 本明細書の実施形態による送達デバイスのカートマイザーの概略図である。 本明細書の実施形態による送達デバイスの本体の概略図である。 本明細書の実施形態による送達エコシステムの概略図である。 本明細書の実施形態によるエアロゾル送達システムの制御方法のフロー図である。
実施形態の説明
対話型エアロゾル供給システムについて開示する。以下の説明では、本開示の実施形態が完全に理解されるようにするために、多数の具体的な詳細を提示する。しかしながら、これらの具体的な詳細は、本開示の実施形態を実施するために採用することが必須ではないことは、当業者には明らかとなろう。逆に、当業者に既知の具体的な詳細については、適切な場合には明確にする目的で省略する。
「対話型エアロゾル供給システム」、又は同様に「送達デバイス」という用語は、少なくとも1種の物質を使用者に送達するシステムを包含するとともに、エアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成する、電子タバコ、タバコ加熱製品、及びハイブリッドシステムなど、エアロゾル生成材料を燃焼させることなくエアロゾル生成材料から化合物を放出する非燃焼式エアロゾル供給システムと、限定されないが、ロゼンジ、ガム、パッチ、吸引可能な粉末を含む物品、及び、スヌース又は嗅ぎタバコを含む経口タバコなどの経口製品を含む、エアロゾルを形成することなく少なくとも1種の物質を使用者に経口、経鼻、経皮、又は別の方法で送達するエアロゾルを含まない送達システムとを含むことができ、上記少なくとも1種の物質はニコチンを含む場合もあれば含まない場合もある。
送達される物質は、エアロゾル生成材料である場合もあれば、エアロゾル化が意図されていない材料である場合もある。必要に応じて、いずれの材料も、1種若しくは複数種の活性成分、1種若しくは複数種の香料、1種若しくは複数種のエアロゾル形成材料、及び/又は1種若しくは複数種の他の機能性物質を含むことができる。
現在、このような送達デバイス又はエアロゾル供給システム(例えば、非燃焼式エアロゾル供給システム)の最も一般的な例は、eシガレットなどの電子蒸気供給システム(EVPS)である。以下の説明を通じて、「eシガレット」という用語を使用する場合があるが、この用語は、別段の定めのある場合又は文脈に別段の指示がある場合を除き、送達デバイス又はエアロゾル供給システムと同義に使用する可能性がある。同様に、本明細書では、「蒸気」及び「エアロゾル」という用語も同様の意味で言及する。
一般的に、電子蒸気/エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送達デバイス(END)としても知られる電子タバコであり得るが、エアロゾル生成(例えば、エアロゾル化可能)材料中のニコチンの存在は必要条件ではないことが留意される。いくつかの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られるタバコ加熱システムである。そのようなシステムの一例がタバコ加熱システムである。いくつかの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、そのエアロゾル生成材料うちの1つ又は複数を加熱することができる。エアロゾル生成材料の各々は、例えば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含む場合もあれば含まない場合もある。いくつかの実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料と固体のエアロゾル生成材料とを含む。固体エアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含むことができる。一方、いくつかの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、1種又は複数種のそのようなエアロゾル生成材料から蒸気/エアロゾルを生成する。
通常、非燃焼式エアロゾル供給システムは、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと、非燃焼式エアロゾル供給システムとともに使用される物品(消耗品と称する場合もある)とを備えることができる。しかしながら、物品が、それ自体エアロゾル生成構成要素(例えば、ヒーター、振動メッシュなどのエアロゾル生成器)に電力を供給する手段を備える場合、その物品自体が非燃焼式エアロゾル供給システムを形成することができることが考えられる。1つの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスは、電源とコントローラとを備えることができる。電源は、電力源又は発熱電源であってよい。1つの実施形態では、発熱電源は、発熱電源に近接するエアロゾル化可能材料又は熱伝達材料に熱の形態で電力を分配するように通電することができる炭素基材を備える。1つの実施形態では、発熱電源などの電源は、非燃焼式エアロゾル供給を形成するように物品内に設けられる。1つの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスとともに使用される物品は、エアロゾル化可能材料を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成構成要素は、エアロゾルを形成するためにエアロゾル化可能材料から1種又は複数種の揮発性物質を放出するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒーターである。1つの実施形態では、エアロゾル生成構成要素は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、エアロゾル生成構成要素は、エアロゾル化可能材料から、それに熱を加えることなく、例えば、振動手段、機械的手段、加圧手段、又は静電手段のうちの1つ又は複数を介して、エアロゾルを生成することができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル化可能材料は、活性物質、エアロゾル形成材料、及び任意選択で1種又は複数種の機能性物質を含むことができる。活性物質は、(任意選択でタバコ又はタバコ誘導体に含まれる)ニコチン又は1種若しくは複数種の他の非嗅覚性生理活性物質を含むことができる。非嗅覚性生理活性物質とは、嗅覚以外の生理的反応を達成するためにエアロゾル化可能材料に含まれる物質である。エアロゾル形成材料は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソ-エリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの1つ又は複数を含むことができる。1種又は複数種の機能性物質は、香料、担体、pH調整剤、安定剤、及び/又は抗酸化剤のうちの1つ又は複数を含むことができる。
いくつかの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと使用される物品は、エアロゾル化可能材料又はエアロゾル化可能材料を受ける領域を含むことができる。1つの実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと使用される物品は、マウスピースを含むことができる。エアロゾル化可能材料を受ける領域は、エアロゾル化可能材料を収納する収納領域であり得る。例えば、収納領域は、リザーバであり得る。1つの実施形態では、エアロゾル化可能材料を受ける領域は、エアロゾル生成領域とは別個であってもよく、又はエアロゾル生成領域と組み合わせてもよい。
ここで、それぞれの図を通して同様の参照番号が同一又は対応する部分を示す、図面を参照すると、図1は、eシガレット10などの蒸気/エアロゾル供給システムの概略図であって(縮尺通りではない)、本開示のいくつかの実施形態による送達デバイスの非限定的な例を提供する。
eシガレットは、破線LAによって示す長手方向軸線に沿って延びる概して円筒状の形状を有し、2つの主要構成要素、すなわち本体20及びカートマイザー30を備える。カートマイザーは、例えばニコチンを含む液体などのペイロードのリザーバを収容する内部チャンバと、気化器(ヒーターなど)と、マウスピース35とを含む。以下、「ニコチン」に言及する場合、それは単なる一例であると理解され、任意の好適な活性成分で置き換えることができる。以下、ペイロードとして「液体」に言及する場合、それは単なる一例であると理解され、植物性物質(例えば、燃焼ではなく加熱されるタバコ)、又は活性成分及び/又は加香剤を含むゲルなど、任意の好適なペイロードで置き換えることができる。リザーバは、気化器に送達することが必要になるまで液体を保持する発泡体マトリックス又は他の任意の構造体であり得る。液体/流動性ペイロードの場合、気化器は液体を気化させるためのものであり、カートマイザー30は、リザーバから気化器の又は気化器に隣り合う気化位置まで少量の液体を輸送するウィック又は同様の機構をさらに含むことができる。以下では、気化器の具体的な例としてヒーターを使用する。しかしながら、他の形態の気化器(例えば、超音波を利用するもの)も使用することができることが理解され、使用される気化器のタイプも気化させるべきペイロードのタイプによって決まり得ることもまた理解されよう。
本体20は、eシガレット10に電力を供給するため再充電可能な電池又はバッテリーと、eシガレットを全体的に制御する回路基板とを含む。回路基板によって制御されるように、ヒーターがバッテリーから電力を受け取ると、ヒーターは液体を気化させ、この蒸気は、その後、マウスピース35を通して使用者によって吸引される。いくつかの具体的な実施形態では、本体には、本体の外側に配置された手動起動デバイス265、例えばボタン、スイッチ、又はタッチセンサがさらに設けられている。
本体20及びカートマイザー30は、図1に示すように、長手方向軸線LAに平行な方向に分離することによって互いに取り外し可能であり得るが、デバイス10が使用されているとき、本体20とカートマイザー30との間の機械的及び電気的接続を可能にする、図1において25A及び25Bとして概略的に示す接続部によって、互いに接合される。カートマイザー30に接続するために使用される本体20の電気コネクタ25Bは、本体20がカートマイザー30から取り外されたときに充電デバイス(図示せず)を接続するためのソケットとしての役割も果たす。充電デバイスの他方の端部は、eシガレット10の本体20内の電池を再充電するためにUSBソケットに差し込むことができる。他の実施態様では、本体20の電気コネクタ25BとUSBソケットとを直接接続するためのケーブルを設けてもよい。
eシガレット10には、空気入口用の1つ又は複数の孔(図1には図示せず)が設けられている。これらの孔は、eシガレット10を通ってマウスピース35に至る空気通路につながっている。使用者がマウスピース35から吸引すると、空気は、eシガレットの外側に好適に配置された1つ又は複数の空気入口孔を通ってこの空気通路に吸い込まれる。カートリッジからニコチンを気化させるためにヒーターが起動されると、空気流が、生成された蒸気を通過し、それと結合し、この空気流と生成された蒸気との組み合わせが、その後、マウスピース35から出て、使用者によって吸引される。単回使用デバイスを除き、カートマイザー30は、液体供給が使い尽くされると、本体20から取り外して廃棄する(必要に応じて別のカートマイザーと交換する)ことができる。
図1に示すeシガレット10は例として提示したものであり、他のさまざまな実施態様を採用することができることが理解されよう。例えば、いくつかの実施形態では、カートマイザー30は、2つの分離可能な構成要素、すなわち、(リザーバからの液体が使い尽くされるときに交換することができる)液体リザーバ及びマウスピースを備えるカートリッジ、並びに(一般に保持される)ヒーターを備える気化器として提供される。別の例として、充電機構は、車のシガレットライター等、追加又は代替的な電源に接続することができる。
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、図1のeシガレット10の本体20の概略(簡略)図である。図2は、概して、eシガレット10の長手方向軸線LAを通る平面における断面と考えることができる。本体のさまざまな構成要素及び詳細、例えば、配線及びより複雑な形状などは、明確さの理由で図2から省略されていることに留意されたい。
本体20は、使用者によるデバイスの起動に応答してeシガレット10に電力を供給するバッテリー又は電池210を含む。さらに、本体20は、eシガレット10を制御するコントロールユニット205、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)又はマイクロコントローラなどのチップを含む。マイクロコントローラ又はASICは、CPU又はマイクロプロセッサを含む。CPU及び他の電子コンポーネントの動作は、一般に、少なくとも一部には、CPU(又は他のコンポーネント)上で実行しているソフトウェアプログラムによって制御される。このようなソフトウェアプログラムは、マイクロコントローラ自体に組み込むか又は別個のコンポーネントとして提供することができる、ROMなどの不揮発性メモリに格納される可能性がある。CPUは、必要な場合、ROMにアクセスして個々のソフトウェアプログラムをロードし、実行することができる。マイクロコントローラは、本体10内の他のデバイスと必要に応じて通信するための適切な通信インターフェース(及び制御ソフトウェア)も含む。
本体20は、eシガレット10の遠端部(先端部)を封止して保護するキャップ225をさらに含む。通常、使用者がマウスピース35で吸引するときに空気が本体20に入ることができるように、キャップ225内に又はキャップ225に隣り合って、空気入口孔が設けられている。コントロールユニット又はASICは、バッテリー210と並んで又はバッテリー210の一方の端部に配置することができる。いくつかの実施形態では、ASICは、マウスピース35での吸引を検出するセンサユニット215に取り付けられている(又は代替的に、ASIC自体にセンサユニット215を設けてもよい)。空気入口からeシガレットを通り、空気流センサ215及び(気化器又はカートマイザー30内の)ヒーターを通過してマウスピース35まで、空気路が設けられている。したがって、使用者がeシガレットのマウスピースで吸引すると、CPUは空気流センサ215からの情報に基づいてそのような吸引を検出する。
本体20のキャップ225とは反対側の端部には、本体20をカートマイザー30に接合するためのコネクタ25Bがある。コネクタ25Bは、本体20とカートマイザー30との間の機械的及び電気的接続を可能にする。コネクタ25Bは、カートマイザー30への電気的接続のための1つの端子(正又は負)としての役割を果たす金属の(いくつかの実施形態では銀めっきされた)本体コネクタ240を含む。コネクタ25Bは、第1の端子すなわち本体コネクタ240とは反対の極性の、カートマイザー30への電気的接続のための第2の端子を提供する、電気接点250をさらに含む。電気接点250は、コイルばね255に取り付けられている。本体20がカートマイザー30に取り付けられると、カートマイザー30のコネクタ25Aは、コイルばねを軸線方向、すなわち長手方向軸線LAに平行な(長手方向軸線LAと同じ向きに位置合わせされた)方向に圧縮するように電気接点250に押し付けられる。ばね255の弾力的な性質に鑑みて、この圧縮は、ばね255を付勢して拡張し、これは、電気接点250をカートマイザー30のコネクタ25Aに対してしっかりと押し付けるという効果を有し、以て、本体20とカートマイザー30との間の良好な電気的接続を確保するのに役立つ。本体コネクタ240と電気接点250とは、架台260によって分離されており、この架台260は、2つの電気端子間に良好な絶縁を提供するように(プラスチックなどの)不導体で作製されている。架台260は、コネクタ25A及び25Bの相互の機械的係合を補助するような形状である。
上述したように、手動起動デバイス265の一形態を表すボタン265は、本体20の外側ハウジングに配置することができる。ボタン265は、例えば、機械式ボタン又はスイッチ、静電容量式又は抵抗式タッチセンサなどとして、使用者によって手動で起動されるように動作可能な任意の適切な機構を使用して実装することができる。手動起動デバイス265は、本体20の外側ハウジングではなく、カートマイザー30の外側ハウジングに配置してもよく、その場合、手動起動デバイス265は、接続部25A、25Bを介してASICに取り付けることができることも理解されよう。ボタン265はまた、キャップ225の代わりに(又はキャップ225に加えて)、本体20の端部に配置してもよい。
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、図1のeシガレット10のカートマイザー30の概略図である。図3は、概して、eシガレット10の長手方向軸線LAを通る平面における断面と考えることができる。配線及びより複雑な形状など、カートマイザー30のさまざまな構成要素及び詳細は、明確さの理由で図3から省略されていることに留意されたい。
カートマイザー30は、マウスピース35からカートマイザー30を本体20に接合するコネクタ25Aまで、カートマイザー30の中心(長手方向)軸線に沿って延びる空気通路355を含む。空気通路335の周囲には、液体のリザーバ360が設けられている。このリザーバ360は、例えば、液体に浸した綿又は発泡体を設けることによって実装することができる。カートマイザー30はヒーター365も含み、ヒーター365は、リザーバ360からの液体を加熱して蒸気を生成し、使用者がeシガレット10を吸引するのに応じて空気通路355を通ってマウスピース35から流れ出るようにする。ヒーター365には、電力線366及び367を介して電力が供給され、これら電力線366及び367はさらに、コネクタ25Aを介して本体20のバッテリー210の反対の極性(正及び負、又はその逆)に接続されている(図3では、電力線366及び367とコネクタ25Aとの間の配線の詳細は省略している)。
コネクタ25Aは内部電極375を含み、この内部電極375は、銀めっきしてもよく、又は他の好適な金属若しくは導電性材料で作製してもよい。カートマイザー30が本体20に接続されると、内部電極375は、本体20の電気接点250に接触し、カートマイザー30と本体20との間に第1の電気経路を提供する。特に、コネクタ25A及び25Bが係合すると、内部電極375は、コイルばね255を圧縮するように電気接点250に押し付けられ、以て、内部電極375と電気接点250との間の良好な電気的接触を確保するのに役立つ。
内部電極375は、プラスチック、ゴム、シリコーン、又は他の任意の好適な材料から作製することができる絶縁リング372に囲まれている。絶縁リングは、カートマイザーコネクタ370に囲まれており、カートマイザーコネクタ370は、銀めっきしてもよく、又は他の好適な金属又は導電性材料で作製してもよい。カートマイザー30が本体20に接続されると、カートマイザーコネクタ370は、本体20の本体コネクタ240に接触し、カートマイザー30と本体20との間に第2の電気経路を提供する。言い換えれば、内部電極375及びカートマイザーコネクタ370は、本体20内のバッテリー210から適宜、供給線366及び367を介してカートマイザー30内のヒーター365に電力を供給するための正端子及び負端子(又はその逆)としての役割を果たす。
カートマイザーコネクタ370には、eシガレット10の長手方向軸線から反対方向に延びる2つの突起又はタブ380A、380Bが設けられている。これらのタブは、カートマイザー30を本体20に接続するために、本体コネクタ240とともにバヨネット嵌合を提供するために使用される。このバヨネット嵌合は、カートマイザー30と本体20との間の確実で且つ頑強な接続を提供し、そのため、カートマイザー及び本体は、ぐらつき又はたわみを最小限に抑えて、互いに対して固定された位置に保持され、偶発的な分離の可能性は非常に小さい。同時に、バヨネット嵌合は、挿入してから回転させて接続すること、及び回転(逆方向)させてから引っ張って分離することによって、簡単且つ迅速な接続及び分離を可能にする。他の実施形態は、本体20とカートマイザー30との間に、スナップフィット又はねじ接続など、異なる形態の接続を使用することができることが理解されよう。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、本体20の端部のコネクタ25Bのいくつかの詳細の概略図である(ただし、明確にするために、架台260など、図2に示すようなコネクタの内部構造の大部分は省略している)。特に、図4は、本体20の外部ハウジング201を示し、この外部ハウジング201は、概して、円筒チューブの形態を有する。この外部ハウジング201は、例えば、紙などで外側が覆われた金属の内側チューブを備えることができる。外部ハウジング201は、手動起動デバイス265(図4には図示せず)も備えることができ、これにより、使用者が手動起動デバイス265に容易にアクセス可能となる。
本体コネクタ240は、本体20のこの外部ハウジング201から延びている。図4に示すように、本体コネクタ240は、2つの主要部分、すなわち、本体20の外部ハウジング201のすぐ内側に収まるようなサイズの中空円筒チューブの形状のシャフト部分241と、eシガレットの主要な長手方向軸線(LA)から離れる方向に、半径方向外向きに向けられたリップ部分242とを備える。カラー又はスリーブ290が、本体コネクタ240のシャフト部分241を、シャフト部分が外部ハウジング201と重ならない場所で取り囲んでおり、カラー又はスリーブ290もまた円筒チューブの形状である。カラー290は、本体コネクタ240のリップ部分242と本体の外部ハウジング201との間に保持され、これらはともに、カラー290の軸線方向(すなわち軸線LAに平行な方向)への移動を阻止する。しかしながら、カラー290は、シャフト部分241(したがって、軸線LAでもある)の周りを自由に回転する。
上述したように、キャップ225には、使用者がマウスピース35で吸引するときに空気が流れることができるようにする空気入口孔が設けられている。しかしながら、いくつかの実施形態では、使用者が吸引するときにデバイスに入る空気の大部分は、図4の2つの矢印で示すように、カラー290及び本体コネクタ240を通って流れる。
ここで図5を参照すると、eシガレット10(又は、より一般的には、本明細書の他の場所に記載しているような任意の送達デバイス)は、より広い送達エコシステム1内で動作する可能性がある。より広い送達エコシステム内では、多数のデバイスが、直接(実線の矢印で示す)又は間接的に(破線の矢印で示す)、互いに通信することができる。
図5では、送達デバイス例として、eシガレット10が、限定されないが、スマートフォン100、ドック200(例えば、家庭用詰め替え及び/又は充電ステーション)、自動販売機300、又はウェアラブル400を含む、1つ又は複数の他のクラスのデバイスと(例えば、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)又はワイファイダイレクト(Wifi Direct)(登録商標)を使用して)直接通信することができる。上述したように、これらのデバイスは、任意の好適な構成で協働して送達システムを形成することができる。
代替的に又は加えて、例えばeシガレット10などの送達デバイスは、インターネット500などのネットワークを介して、例えばワイファイ(登録商標)、近距離無線通信、有線リンク、又は一体型モバイルデータ方式を使用して、上記のクラスのデバイスのうちの1つ又は複数と間接的に通信することができる。ここでもまた、上述したように、このように、これらのデバイスは、任意の好適な構成で協働して送達システムを形成することができる。
代替的に又は加えて、例えばeシガレット10などの送達デバイスは、例えばそれ自体がワイファイを使用することにより、インターネット500などのネットワークを介して、サーバ1000と間接的に通信してもよく、又は、送達エコシステムの別のデバイスを介して、例えば、ブルートゥース(登録商標)又はワイファイダイレクト(登録商標)を使用してスマートフォン100、ドック200、自動販売機300、又はウェアラブル400と通信し、これらのデバイスが、次いで、サーバと通信して、eシガレットの通信を中継するか、又はeシガレット10との通信時に報告することにより、サーバ1000と間接的に通信してもよい。したがって、スマートフォン、ドック、又は販売時点情報管理システム/自動販売機などの送達エコシステム内の他のデバイスは、任意選択で、短距離伝送機能のみを有する1つ又は複数の送達デバイスのハブとして作用することができる。このようなハブは、継続的なワイファイ(登録商標)又はモバイルデータリンクを維持する必要のない送達デバイスのバッテリー寿命を延ばすことができる。また、異なるタイプのデータを異なる優先度で伝送してもよいことも理解されよう。例えば、ユーザフィードバックシステムに関連するデータ(本明細書で考察するようなユーザ因子データ又はフィードバック動作データなど)は、より一般的な使用統計よりも高い優先度で伝送してもよく、同様に、より短期的な変数(現在の生理学的データなど)に関連する何らかのユーザ因子データは、より長期的な変数(現在の天候、又は曜日など)に関連するユーザ因子データよりも高い優先度で伝送してもよい。より高い優先度及びより低い優先度での伝送を可能にする非限定的な伝送方式例は、LoRaWANである。
一方、スマートフォン、ドック、自動販売機(若しくは他の任意の販売時点情報管理システム)及び/又はウェアラブルなど、エコシステム内の他のクラスのデバイスも、それ自体の機能の一態様を満たすため、又は送達システムに代わって(例えば中継又は共同処理ユニットとして)、インターネット500などのネットワークを介してサーバ1000と間接的に通信することができる。これらのデバイスは、直接又は間接的に、互いに通信することもできる。
例えば、使用者が(例えば、異なる活性成分又は加香剤を容易に切り替えるように)複数のデバイスを所有しているため、又は、複数の使用者が少なくとも一部には同じ送達エコシステムを共有している(例えば、同居する使用者は、充電ドックを共有しているが、自身の電話又はウェアラブルを有している可能性がある)ため、送達エコシステムは複数の送達デバイス(10)を備える可能性があることが理解されよう。任意選択で、そのようなデバイスは、同様に、互いに、及び/又は共有された送達エコシステム内のデバイス及び/又はサーバと、直接又は間接的に通信してもよい。
本明細書の実施形態では、使用者は、吸引するエアロゾルの組成を変更することを望み、ユーザインターフェースを介して直接変更するか、又は、経時的に、例えば数日、数週間、又は数か月の期間にわたって、活性成分(複数可)の濃度を連続的に低下させることができるニコチン低減プログラムなどの管理されたプログラムを介して、間接的に変更することができる。代替的に又は加えて、使用者は、成分の異なる濃度又は配合を可能にするか又は提供する異なるペイロードに移行するか、又は古いデバイスの送達特性を新たなデバイスに移行することを希望する場合もある。当業者には、エアロゾルの組成を変更する他の理由及び原因も想定され得る。
通常、エアロゾル組成のこのような変更は、生成される蒸気の体積又は質量のいかなる変更とも無関係であり、そのため、同一のパフに対して、同一の体積又は質量の蒸気が生成されるが、ニコチンなどの活性成分(複数可)の濃度は低くなる。したがって、一般に、送達されるエアロゾルの組成の変更は、全体的なエアロゾルの質量送達率に実質的に影響を与えない。
本明細書では、このような変化は、使用者に対する主観的影響が知覚できないほどか又はわずかであることが望ましく、そのため、例えば、活性成分の濃度が徐々に低くなり、例えば目標濃度まで低下しても、ベイピング行為が依然として満足のいくものであると使用者が感じることが想定される。
意識的であっても無意識的であっても、変更が使用者に実質的な主観的影響を与えたことを示すのは、使用者が平均的なパフ特性を変更した場合である。したがって、例えば、使用者が(本人が気づいているか否かにかかわらず)低濃度のパフを吸引することにそれほど満足感を感じていない場合、使用者はより長く及び/又はより強い強度でふかし始める可能性が高い。
したがって、使用者のふかし傾向内のこのような移行は、活性成分の濃度に加えられた最新の変更が大きすぎたことを示すものであり、より小さい段階を構成するように少なくとも部分的に逆転させるか、又はより小さい変更で再試行する前に使用者を再度正常な状態にするように完全に逆転させるべきである。
したがって、エアロゾル送達デバイス10を備えるエアロゾル送達システム1は、複数回のパフについてエアロゾル送達デバイスの使用者によるパフ特性の平均を推定するように(例えば、好適なソフトウェア命令によって)構成された、パフ特性評価プロセッサ(例えば、コントロールユニット205)も備えることができる。本明細書の他の場所に記載しているように、パフ特性は、パフ持続時間、及びパフ強度からなるリストから選択される1つ又は複数を含むことができる。これらの特性は、例えば、空気流センサ215を使用して、パフ特性評価プロセッサによって測定することができる。
システムはまた、送達デバイスによって使用者に送達されるエアロゾルの組成を変更するように(例えば、好適なソフトウェア命令によって)構成された、コントロールプロセッサ(再び例えばコントロールユニット205)も備えることができる。
エアロゾル送達システムは、使用者の携帯電話100など、送達エコシステムからのコンパニオンデバイスを含むことができる。したがって、任意選択で、コンパニオンデバイスが、パフ特性評価プロセッサ及びコントロールプロセッサからなるリストから選択される1つ又は複数を備えてもよく、又は、これらのプロセッサのうちの一方又は両方の機能を、コンパニオンデバイスと、送達デバイスのコントロールユニットなどの送達エコシステム内の別のプロセッサとの間で共有してもよい。
パフ特性評価プロセッサは、エアロゾルの組成が変更された後の推定平均パフ特性の変化を検出するように構成することができ、コントロールプロセッサは、そのような変化が予め定められた第1の閾値を超える場合、エアロゾルの組成に対する変更を少なくとも部分的に逆転させるように構成することができる。
このように、エアロゾル送達システムは、使用者の少なくとも第1のパフ特性を特徴付けるとともに、送達されたエアロゾルの組成の1つ又は複数の漸増的な変更を実施し、これによってパフ特性が閾値を超えて変化するか否かを評価し、そのように変化する場合、少なくとも部分的に、行われた変更の程度を逆転させることができる。
パフ特性の平均は、移動平均とすることができ、最後のN回のパフ、又は直前の予め定められた時間(例えば、1時間、又は1日)内のパフに基づくことができる。任意選択で、異なる状況に対応する複数の平均を維持することができ、例えば、エアロゾル内の活性成分の濃度以外の他の要因がパフ特性に影響を及ぼす可能性があることを認識して、朝及び/又は夕方の使用対就業時間中の使用、平日の間対週末の間の使用、及び/又は異なる場所での使用について、平均を維持することができ、これらの異なる状況について平均を生成することは、これらの異なる影響の寄与に対して正規化するのに役立つ。
パフ特性の平均は、短期及び長期の移動平均又は期間も含むことができる。例えば、N>Mである最後のN回及びM回のパフに基づく一対の移動平均、これにより、短期移動平均が、推定平均パフ特性の変化をより迅速に検出することができ、したがって、システムが、エアロゾルの組成に対する変更を同様により迅速に、少なくとも部分的に逆転させるように作用することができる。
パフ特性の変化を検出するための閾値は、任意選択で適応的であってもよく、例えば、平均パフ特性に関連するパフ特性の分散の関数であってもよい。したがって、例えば、最後のN回のパフに基づいて平均を編集する場合、それらのN回のパフの分散も計算することができる。したがって、パフ吸引持続時間又は強度が比較的不変である使用者については、閾値は比較的感度が高い可能性があり、一方、いかなる場合でも非常に変化しやすい使用者については、場合によっては、挙動の変化を検出することが実際的でない使用者に対してシステムが効果的に是正措置を実施しない程度まで、閾値は非常に感度が低い可能性がある。
本明細書の他の場所に記載しているように、時間帯又は場所による挙動の変化など、一般的な変動要因は、これらのそれぞれの条件について個別の統計値を編集することによって除去することができ、したがって、システムの可能性のある感度を向上させることができる。
過去のパフの平均、及び任意選択で分散は、変更が行われた後、変更後のパフ特性のいかなる差異も基準平均に影響を与え始めることがないように、短期間、一時的に保持することができることが理解されよう。
したがって、例えば、変更前の最後のN回のパフ(又は変更前の予め定められた期間のパフ)の平均及び分散を保持することができ、一方、最後のN回又はM回(M<N)のパフについての別個の平均(及び任意選択で分散)を、最初は変更にわたって又は変更後のみ、比較の目的で使用することができ、したがって、推定平均パフ特性の変化は、変更前の保持された平均と、変更にわたって又は変更後にのみ別個に計算された平均との間の変化であり得る。
したがって、例えば、組成の変更前の最後のN回のパフに基づく第1の移動平均を、基準平均として使用することができ、次いで、組成の変更後に続くように最後のN回のパフを続けるように、第2の移動平均を基準平均から複製することができ、又は、組成の変更後に続くように最後のM回のパフ(M<N)を続けるように、第2の移動平均を基準平均から複製することができ、又は、任意選択で、平均を上げるために予め定められた数も事前に含んで、組成の変更後のパフに基づいて第2の移動平均を開始することができる。
パフ特性評価プロセッサが、有意な変化がない(すなわち、予め定められた期間にわたって、いかなる変化も閾値を下回ったままである)と判断した場合、後の方の平均からのデータを、保持された前の方の平均と組み合わせるか又はそれに置き換えて、使用者からの現在のパフ特性が最新のままであるようにすることができる。しかしながら代替的に、元の平均を継続的なベンチマークとして使用して、閾値を下回る平均パフ特性の連続した小さい変化が経時的に加算されて、元の平均に対して蓄積されたパフ特性の著しい実際の変化を覆い隠すことがないようにすることができる。代替的に又は加えて、パフ特性の個々の小さい段階的変化の影響が小さくなるように、例えば複数の組成変化にわたる使用量に等しい、はるかに長い移動平均を使用して、元の平均を更新してもよい。
エアロゾルの組成が変更された後の推定平均パフ特性の変化が、予め定められた第1の閾値を超える場合、本明細書の他の場所に記載しているように、これは、変化が大きすぎ、(意識的であっても無意識的であっても)使用者の挙動に実質的な影響を及ぼしたことを意味し、そのため、コントロールプロセッサは、エアロゾルの組成の変更を少なくとも部分的に逆転させるように構成される。
この逆転は、例えば、可能な4段階の一例として、組成を100%、75%、50%、又は25%、以前の組成に戻すように変更することを含むことができる。3段階又は5段階のセットなど、他の範囲も明らかに考えられる。
任意選択で、逆転の程度は、推定平均パフ特性の変化の程度に応じて計算又は選択することができ、したがって、例えば、変化が第1の閾値に等しいか、又は第1の閾値をわずかに超える場合、逆転は33%であってもよく、一方、変化が予め定められた第1の追加の閾値量だけ第1の閾値を超える場合、逆転は66%であってもよく、変化が予め定められた第2の追加閾値量だけ第1の閾値を超える場合、逆転は100%であってもよい。
代替的に、第1の変化閾値は、最小又は0%の逆転閾値を表すことができ、第2のより高い変化閾値は、最大100%の逆転閾値を表すことができ、実際の変化がこれらの閾値に対してどこにあるかによって逆転量が決まる。これらの閾値と逆転量との関係は、線形であっても非線形であってもよい。
任意選択で、エアロゾル送達システムは、エアロゾルの組成に対する変更の少なくとも部分的な逆転に対応する平均パフ特性の変化を評価するように構成される。すなわち、少なくとも部分的な逆転は、組成の別の変化のように扱うことができ、平均パフ特性の対応する変化を評価して、逆転に応じて使用者が自身の以前の平均パフ特性に戻ったか否か、及びどの程度戻ったかを確認することができる。
したがって、例えば、システムが組成の変化を部分的に40%逆転させたが、その後、使用者の平均パフ特性が80%しか元に戻らなかった場合、エアロゾル送達システムは、使用者の平均パフ特性が100%元に戻ることを期待して、逆転を50%に変更することができる。
使用者がある形態の挙動ヒステリシスを示す場合、以前の平均パフ特性に戻すには、100%よりも大きい逆転が必要な場合がある。したがって、事実上、この場合、全体的な変化の方向はわずかに逆方向であるが、その後のより慎重な組成変更のための使用者の挙動のリセットを可能にする。
組成の変化における逆転に応じて、使用者の平均パフ特性が元に戻ると予想される程度は、予め定めることができ、100%が好ましい可能性があるが、80、75、60、又は50%など、より低い程度の逆転が許容可能であり得る。したがって、任意選択で、エアロゾル送達システムは、変更された平均パフ特性が元の平均パフ特性の予め定められた第2の閾値内にない場合、部分的な逆転の程度を変更するように構成してもよい。
エアロゾル送達システムは、任意選択で、エアロゾルの組成の変化と平均パフ特性との間の関係をモデル化することができる。最も粗では、これは、組成の変化がパフ特性の変化にどのように対応するかをモデル化する勾配(例えば、dy/dx線)であってもよい。第2の近似として、最初の変化と任意の逆転とに対して別個の勾配を決定して、変化が異なる方向で生じた場合に応答性に何らかの差があるか否かを把握することができる。より近似させるように、組成の変化とパフ特性の変化との間の関係を決定するために、任意の好適な1つの統計モデル又は複数のモデルを使用してもよい。
2つ以上のパフ特性(例えば持続時間及び強度)が評価される場合、別個の平均と別個の任意選択的なモデルとを使用してもよく、又は複合平均(例えばそれぞれの平均値を正規化した後)と単一の任意選択的なモデルとを使用してもよい。
同様に、本明細書の他の場所で考察するように、パフ特性に対する他の影響を補償するために、仕事日及び夕方、平日及び週末など異なる状況に対して、且つ場所に基づいて、異なるモデルを生成することができる。
このような1つのモデル又は複数のモデルにより、エアロゾル送達システムは、モデル化された関係に基づいて、平均パフ特性を第1の閾値内に維持するエアロゾルの組成への変更を予測するように構成することができる。
言い換えれば、組成の変化がパフ特性の変化にいかに対応するかについての勾配又は他のモデルを考慮すると、第1の閾値未満であり、任意選択で第1の閾値を下回る安全マージン未満であるパフ特性の変化に対応するように予期することができる、組成の変化を選択することができる。
その結果、エアロゾル送達システムは、そのような1つのモデル又は複数のモデルを使用して、本明細書の技法に従って、変化する組成の少なくとも部分的な逆転を必要とするパフ特性の閾値変化を引き起こすことを回避する可能性が高い、組成の変化を学習することができる。
このようなモデルは、例えば中央サーバなどのリモートリポジトリから提供してもよい。このモデルは、以前の送達デバイス、又は使用者が目下複数のデバイスを有している場合など、異なる送達デバイスの使用者の使用から導出された使用者の実際のモデルであってもよい。これは、エアロゾル送達システムの予測能力を向上させる。代替的に又は加えて、このようなモデルは、年齢、性別、体重、身長、BMIなどのうちの1つ又は複数など、現使用者と同様の生理学的特性を有する1人又は複数の他の使用者について得られたデータに基づいてもよく、その理由は、組成の変化に対する同様の人の薬理学的反応も同様である可能性が高く、したがって、組成の変化に応答するパフ特性の変化も同様である可能性が高いためである。
エアロゾル送達システムは、それ自体のモデル化された関係(複数可)をこのようなリモートリポジトリと共有してもよいことが理解されよう。適切な場合、エアロゾル送達システムはまた、現使用者の生理学的特性を共有してもよく、又はこれらの特性が、例えば、事前の使用者登録プロセスの一部として、リモートリポジトリに既に既知であってもよい。
本明細書ではここまで、活性成分、特にニコチンの組成の変更について言及してきたが、これに限定されるものではない。むしろ、組成の変更は、1種又は複数種の活性成分、1種又は複数種の加香剤、及び1種又は複数種の混濁剤(cloud agent)/不透明化剤からなるリストから選択される1つ又は複数の濃度の変更を含む。
また、組成の変更は、全活性成分の全体的な濃度が同じままであっても、活性成分の配合、例えばプロトン化ニコチンと非プロトン化ニコチンとの比率の変更を含むことができることも理解されよう。
次に図6を参照すると、エアロゾル送達デバイスを備えたエアロゾル送達システムの制御方法は、以下のステップを含む。
最初に、本明細書の他の場所に記載するように、例えばパフ特性評価プロセッサによって実施される、複数のパフについて、エアロゾル送達デバイスの使用者によるパフ特性の平均を推定するパフ特性評価ステップs610。
第2に、本明細書の他の場所に記載するように、例えばコントロールプロセッサによって実施される、送達デバイスによって使用者に送達されるエアロゾルの組成を変更することを含む制御ステップs620。
第3に、本明細書の他の場所に記載するように、例えばパフ特性評価プロセッサによって実施される、エアロゾルの組成が変更された後の推定平均パフ特性における変化を検出する検出ステップs630。
そして第4に、そのような変化が予め定められた第1の閾値を超える場合、本明細書の他の場所に記載するように、例えばコントロールプロセッサによって実施される、エアロゾルの組成に対する変更を少なくとも部分的に逆転させる逆転ステップs640。
当業者には、本発明の範囲内で、本明細書に記載し特許請求する装置のさまざまな実施形態の動作に対応する上記方法の変形が考えられることが明らかとなろう。
また、上記の方法は、ソフトウェア命令によって、又は専用ハードウェアの包含若しくは置換によって、適用可能であるように好適に適合された従来のハードウェア上で実施することができることも理解されよう。このような従来のハードウェアの例としては、コントロールユニット205、及び/又は、本明細書の他の場所に記載するようにパフ特性評価プロセッサ及びコントロールプロセッサの機能を実装するために適切なソフトウェア命令下で動作する、コンパニオンデバイス(例えば、電話100)又は送達エコシステムの他のデバイスのCPUが挙げられる。
したがって、従来の同等のデバイスの既存の部分に対する必要な適応は、フロッピーディスク、光ディスク、ハードディスク、ソリッドステートディスク、PROM、RAM、フラッシュメモリ、又はこれらの任意の組み合わせ、又は他の記憶媒体などの非一時的機械可読媒体に格納されたプロセッサ実施可能命令からなるコンピュータプログラム製品の形態で実装してもよく、又は、ASIC(特定用途向け集積回路)若しくはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)若しくは従来の同等のデバイスの適応へ使用するのに適した他の構成可能回路としてハードウェアで実現してもよい。これとは別に、このようなコンピュータプログラムは、イーサネット、無線ネットワーク、インターネット、若しくはこれらの組み合わせ、又は他のネットワークなどのネットワーク上のデータ信号を介して伝送することができる。
上述の考察は、本発明の単なる例示的な実施形態について開示し、説明するものである。当業者には理解されるように、本発明は、その趣旨又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の具体的な形態で具現化することができる。したがって、本発明の開示は、本発明の範囲及び他の特許請求の範囲の限定ではなく、例示的であるように意図されるものである。本開示は、本明細書における教示のあらゆる容易に識別可能な変形を含めて、発明の主題が公衆に専用に供されないように、上述した特許請求の範囲の術語の範囲を部分的に定義する。

Claims (17)

  1. エアロゾル送達デバイスと、
    複数のパフについて、前記エアロゾル送達デバイスの使用者によるパフ特性の平均を推定するように構成されたパフ特性評価プロセッサと、
    前記送達デバイスによって前記使用者に送達されるエアロゾルの組成を変更するように構成されたコントロールプロセッサと、
    を備え、
    前記パフ特性評価プロセッサが、前記エアロゾルの前記組成が変更された後の推定平均パフ特性の変化を検出するように構成されており、
    前記コントロールプロセッサが、そのような変化が予め定められた第1の閾値を超える場合、前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更を少なくとも部分的に逆転させるように構成され
    前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更の少なくとも部分的な逆転は、前記エアロゾルの前記組成の以前の前記変更に対して少なくとも部分的に対抗するような前記組成の更なる変更である、エアロゾル送達システム。
  2. コンパニオンデバイスを備える、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  3. 前記コンパニオンデバイスが、
    i.前記パフ特性評価プロセッサと、
    ii.前記コントロールプロセッサと、
    からなるリストから選択された1つ又は複数を備える、請求項2に記載のエアロゾル送達システム。
  4. 前記送達されるエアロゾルの前記組成に対する前記変更が、全体的なエアロゾル質量送達率に実質的に影響を与えない、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル送達システム。
  5. 前記第1の閾値が、前記平均パフ特性に関連するパフ特性の分散の関数である、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  6. 前記少なくとも部分的な逆転が、前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更を、
    i.25%と、
    ii.50%と、
    iii.75%と、
    iv.100%と、
    からなるリストから選択された1つによって逆転させることを含む、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  7. 前記エアロゾル送達システムが、前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更の前記少なくとも部分的な逆転に対応する平均パフ特性の変化を評価するように構成されている、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  8. 前記エアロゾル送達システムが、前記変化した平均パフ特性が元の平均パフ特性の予め定められた第2の閾値内にない場合、部分的逆転の程度を変更するように構成されている、請求項7に記載のエアロゾル送達システム。
  9. 前記エアロゾル送達システムが、前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更と前記平均パフ特性との関係をモデル化するように構成されている、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  10. 前記エアロゾル送達システムが、前記モデル化された関係に基づいて、前記平均パフ特性を前記第1の閾値内に維持する変更を予測するように構成されている、請求項9に記載のエアロゾル送達システム。
  11. 前記エアロゾル送達システムが、リモートリポジトリから、関連する使用者データに基づいて、モデル化された関係を受け取るように構成されている、請求項9又は10に記載のエアロゾル送達システム。
  12. 前記エアロゾル送達システムが、リモートリポジトリとモデル化された関係を共有するように構成されている、請求項9又は10に記載のエアロゾル送達システム。
  13. 組成の変更が、
    i.1種又は複数種の活性成分と、
    ii.1種又は複数種の加香剤と、
    iii.1種又は複数種の混濁剤/不透明化剤と、
    からなるリストから選択された1つ又は複数の濃度の変化を含む、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  14. 組成の変更が、活性成分の配合の変更を含む、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  15. 前記パフ特性が、
    i.パフの持続時間と、
    ii.パフの強度と、
    からなるリストから選択された1つ又は複数である、請求項1に記載のエアロゾル送達システム。
  16. エアロゾル送達デバイスを備えるエアロゾル送達システムの制御方法であって、
    複数のパフについて、前記エアロゾル送達デバイスの使用者によるパフ特性の平均を推定するパフ特性評価ステップと、
    前記送達デバイスによって前記使用者に送達されるエアロゾルの組成を変更することを含む制御ステップと、
    前記エアロゾルの前記組成が変更された後の推定平均パフ特性の変化を検出する検出ステップと、
    そのような変化が予め定められた第1の閾値を超える場合、前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更を少なくとも部分的に逆転させる逆転ステップと、
    を含み、
    前記エアロゾルの前記組成に対する前記変更の少なくとも部分的な逆転は、前記エアロゾルの前記組成の以前の前記変更に対して少なくとも部分的に対抗するような前記組成の更なる変更である、制御方法。
  17. 請求項16に記載の方法をコンピュータシステムに実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータプログラム。
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