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JP7737544B2 - ケタミン誘導体の医薬組成物及び経口剤形 - Google Patents
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JP7737544B2 - ケタミン誘導体の医薬組成物及び経口剤形 - Google Patents

ケタミン誘導体の医薬組成物及び経口剤形

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Description

本出願は、参照によりその全体が組み込まれる、2021年8月13日に出願された米国仮出願第63/232,717号の米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張する。
本発明は、ケタミン誘導体の医薬組成物及び医薬組成物を含む経口剤形に関する。医薬組成物から調製された固形経口剤形は、2段階溶解媒体中で0次放出プロファイルを示す。
経口投与後の患者の全身循環においてケタミンを提供するケタミン誘導体は、米国出願公開第2020/0231540A1号に開示されている。摂取後の消化管における0次放出プロファイルを提供するケタミン誘導体を含有する経口剤形が望ましい。
本発明によれば、医薬組成物は、
(a)式(1)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、及び式(5)の部分から選択され、

式中、
は、水素、C1-6アルキル、C7-12アルキルアレーン、及び置換C7-12アルキルアレーンから選択され、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
R5は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R10、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、R10は、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、及び-CFから選択され、
は、C1-6アルキル及びC1-6アルコキシから選択され、
nは、0~3の整数であり、
R7は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R11、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、
10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され、
11は、-NH、-CF、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され、
は、水素及びC1-3アルキルから選択される、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
(b)制御放出ポリマーと、
(c)アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含む。
本発明によれば、態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物から調製される経口剤形。
本発明によれば、経口剤形は、本発明による医薬組成物を含む。
本発明によれば、キットは、本発明による医薬組成物又は本発明による経口剤形を含む。
本発明によれば、患者における疾患を治療する方法は、治療有効量の本発明による医薬組成物又は本発明による経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患は、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される。
本発明によれば、患者における疾患を治療する方法は、治療有効量の本発明による医薬組成物又は本発明による経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患は、NMDA受容体を阻害することによって治療される。
本発明によれば、本発明による医薬組成物は、患者における疾患を治療するための医薬の製造において使用することができ、疾患は、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される。
本発明によれば、本発明による医薬組成物は、患者における疾患を治療するための医薬の製造において使用することができ、疾患は、NMDA受容体を阻害することによって治療される。
当業者は、本明細書に記載される図面が、例示のみを目的としていることを理解するであろう。図面は、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
本開示によって提供される経口剤形の例の溶解プロファイルを示す。 ラウリル硫酸ナトリウムを含む、及び含まない経口剤形の例の溶解プロファイルを示す。 図1に示される溶解プロファイルの回帰曲線を示す。 100mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿エスケタミン濃度-時間曲線を示す。 100mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿ノルエスケタミン濃度-時間曲線を示す。 図4A~4Bの100mgの化合物(39)を含む即時放出錠剤及び調節放出錠剤を経口投与した後のエスケタミン及びノルエスケタミン薬物動態パラメータを要約する表である。 1日目に、100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿エスケタミン濃度-時間曲線を示す。 7日目に、100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿エスケタミン濃度-時間曲線を示す。 1日目に、100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿ノルエスケタミン濃度-時間曲線を示す。 7日目に、100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含む錠剤を経口投与した後の血漿ノルエスケタミン濃度-時間曲線を示す。
以下の詳細な説明の目的のために、本開示によって提供される実施形態は、相反することが明示的に指定されている場合を除き、様々な代替的な変形及び工程シーケンスを想定し得ることを理解されたい。更に、任意の動作の実施例以外、又は別様に示される場合、例えば、明細書及び特許請求の範囲で使用される成分の量を表す全ての数は、全ての例において「約」という用語によって修飾されているものとして理解されるべきである。したがって、相反することが示されない限り、以下の明細書及び添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本発明によって得られる所望の特性に応じて変動し得る近似値である。少なくとも、かつ、等価物の見解の適用を特許請求の範囲に限定しようとするものではなく、各数値パラメータは、少なくとも報告された有意な桁の数に照らし合わせて、かつ通常の四捨五入技法を適用することによって解釈されるべきである。
本発明の広い範囲を記載する数値範囲及びパラメータは、近似値であるにもかかわらず、特定の例において記載される数値は、できる限り正確に報告される。しかしながら、任意の数値は、それらのそれぞれの試験測定値に見られる標準変動から必然的に得られる特定の誤差を本質的に含有する。
また、本明細書に列挙される任意の数値範囲は、その中に包含される全ての部分範囲を含むことを意図していることを理解されたい。例えば、「1~10」の範囲は、記載された最小値1と記載された最大値10との間の(及びそれらを含む)全ての部分範囲、すなわち、1以上の最小値と、10以下の最大値と、を有することが意図される。
「制御放出」医薬組成物としては、調節放出製剤、遅延放出製剤、徐放性製剤、及び持続放出製剤が挙げられる。これらの製剤は、患者による経口投与後、所望の速度及び/若しくは所望の時間に、並びに/又は消化管での特定の位置若しくは複数の位置において、医薬組成物からAPIを放出することを意図する。USPは、従来のIR剤形では満たされない治療有効性又は利便性の目的を達成するために、薬物放出の経過若しくは位置、又は両方が選択されるものとして調節放出システムを定義する。より具体的には、MR固形経口剤形は、徐放(extended release、ER)及び遅延放出(delayed-release、DR)製品を含む。DR製品は、投与後速やかにではなく、薬物を一度に全て放出するものである。調節放出製剤としては、腸溶性コーティングを使用する遅延放出、結腸送達用等の部位特異的又は時限放出、例えば、0次、一次、又は二相性放出プロファイルを提供することができる製剤を含む徐放、並びに脈動放出及び遅延徐放等のプログラム放出が挙げられ得る。
2つの文字又は記号の間にないダッシュ(「-」)は、部分又は置換基の結合点を示すために使用される。例えば、-CONHは炭素原子を介して結合される。
「アルキル」は、親アルカン、アルケン、又はアルキンの単一炭素原子から1つの水素原子を除去することによって誘導される飽和又は不飽和の、分枝鎖状又は直鎖状の、一価炭化水素ラジカルを指す。アルキル基の例としては、メチル、エタニル、エテニル、及びエチニル等のエチル、プロパン-1-イル、プロパン-2-イル、プロパ-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-2-イル、プロパ-2-エン-1-イル(アリル)、プロパ-1-イン-1-イル、プロパ-2-イン-1-イル等のプロピル、ブタン-1-イル、ブタン-2-イル、2-メチル-プロパン-1-イル、2-メチル-プロパン-2-イル、ブタ-1-エン-1-イル、ブタ-1-エン-2-イル、2-メチル-プロパ-1-エン-1-イル、ブタ-2-エン-1-イル、ブタ-2-エン-2-イル、ブタ-1,3-ジエン-1-イル、ブタ-1,3-ジエン-2-イル、ブタ-1-イン-1-イル、ブタ-1-イン-3-イル、及びブタ-3-イン-1-イル等のブチルが挙げられる。「アルキル」という用語は、任意の飽和度又はレベルを有する基、すなわち、排他的に炭素-炭素単結合を有する基、1つ以上の炭素-炭素二重結合を有する基、1つ以上の炭素-炭素三重結合を有する基、並びに炭素-炭素単結合、二重結合、及び三重結合の組み合わせを有する基を含む。特定の飽和レベルが意図される場合、用語アルカニル、アルケニル、及びアルキニルが使用される。アルキル基は、例えば、C1-6アルキル、C1-5アルキル、C1-4アルキル、C1-3アルキル、エチル、又はメチルであり得る。
「アルコキシ」は、本明細書で定義されるようにRがアルキルであるラジカル-ORを指す。アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びブトキシが挙げられる。アルコキシ基は、C1-6アルコキシ、C1-5アルコキシ、C1-4アルコキシ、C1-3アルコキシ、エトキシ、又はメトキシであり得る。
「アリールアルキル」は、炭素原子に結合した水素原子のうちの1つがアリール基で置き換えられている非環状アルキルラジカルを指す。アリールアルキル基の例としては、ベンジル、2-フェニルエタン-1-イル、2-フェニルエテン-1-イル、ナフチルメチル、2-ナフチルエタン-1-イル、2-ナフチルエテン-1-イル、ナフトベンジル、及び2-ナフトフェニルエタン-1-イルが挙げられる。特定のアルキル部分が意図される場合、命名法アリールアルカニル、アリールアルケニル、又はアリールアルキニルが使用される。アリールアルキル基は、C7-16アリールアルキルであってもよく、例えば、アリールアルキル基のアルカニル、アルケニル、又はアルキニル部分は、C1-6であり、アリール部分は、C6-10である。アリールアルキル基は、C7-16アリールアルキルであってもよく、例えば、アリールアルキル基のアルカニル、アルケニル、又はアルキニル部分は、C1-6であり、アリール部分は、C6-10である。アリールアルキル基は、C7-9アリールアルキルであってもよく、アルキル部分は、C1-3アルキルであり、アリール部分は、フェニルである。アリールアルキル基は、C7-16アリールアルキル、C7-14アリールアルキル、C7-12アリールアルキル、C7-10アリールアルキル、C7-8アリールアルキル、又はベンジルであり得る。
「バイオアベイラビリティ」は、患者に薬物又はそのプロドラッグを投与した後に患者の全身循環に到達する薬物の速度及び量を指し、例えば、薬物の血漿又は血液濃度対時間プロファイルを評価することによって決定することができる。血漿又は血液濃度対時間曲線を特徴付けるのに有用なパラメータには、曲線下面積(area under the curve、AUC)、最大濃度までの時間(Tmax)、及び最大薬物濃度(Cmax)が含まれ、Cmaxは、患者への薬物の用量又は薬物の形態の投与後の患者の血漿又は血液中の薬物の最大濃度であり、Tmaxは、患者への薬物の用量又は薬物の形態の投与後の患者の血漿又は血液中の薬物の最大濃度(Cmax)までの時間である。
「経口バイオアベイラビリティ」(F%)は、全身循環に到達する経口投与された薬物の画分を指す。経口バイオアベイラビリティは、吸収画分、腸壁除去分画、及び肝臓除去分画を逃れた画分の生成物であり、バイオアベイラビリティに影響を与える因子は、生理学的因子、物理化学的因子、及びバイオ医薬品因子に分けることができる。
本明細書に開示される「化合物」及び部分は、開示される式内の任意の特定の化合物を含む。化合物は、化学構造及び/又は化学名のいずれかにより同定され得る。化合物は、ChemDraw(登録商標)Ultra 17.1.0.105(19)(CambridgeSoft、Cambridge,MA)命名法プログラムを使用して命名される。化学構造と化学名とが矛盾する場合、化学構造が化合物の同一性を決定する。本明細書に記載の化合物は、1つ以上の立体中心及び/又は二重結合を含み得、したがって、二重結合異性体(すなわち、幾何異性体)、鏡像異性体、ジアステレオマー、又はアトロプ異性体等の立体異性体として存在し得る。したがって、全体的に又は部分的に、相対的な立体配置で示される本明細書の範囲内の任意の化学構造は、立体異性的に純粋な形態(例えば、幾何学的に純粋な、鏡像異性的に純粋な、又はジアステレオマー的に純粋な)、並びに鏡像異性体及び立体異性体混合物を含む、例示される化合物の全ての可能な鏡像異性体及び立体異性体を包含する。鏡像異性体及び立体異性体混合物は、当業者に周知の分離技法又はキラル合成技法を使用して、それらの構成成分鏡像異性体又は立体異性体に分解され得る。
本明細書に開示される化合物及び部分は、化合物及び部分の光学異性体、そのラセミ体、並びにそれらの他の混合物を含む。そのような実施形態では、単一の鏡像異性体又はジアステレオマーは、不斉合成又はラセミ体の分割によって得ることができる。例えば、ラセミ体の分割は、例えば、分割剤の存在下での結晶化、又は例えば、キラル固定相を有するキラル高圧液体クロマトグラフィー(high-pressure liquid chromatography、HPLC)カラムを使用するクロマトグラフィーの使用等の従来の方法によって達成することができる。加えて、化合物は、単一幾何異性体又はその混合物のいずれかとして二重結合を有する化合物の(Z)形態及び(E)形態(又はシス形態及びトランス形態)を含む。
化合物及び部分はまた、エノール形態、ケト形態、及びそれらの混合物を含むいくつかの互変異性形態で存在し得る。したがって、本明細書に示される化学構造は、図示される化合物の全ての可能な互変異性形態を包含する。化合物は、非溶媒和形態並びに水和形態を含む溶媒和形態で存在し得る。特定の化合物は、複数の結晶形態、共結晶形態、又は非晶質形態で存在し得る。化合物としては、その薬学的に許容される塩、又は前述のうちのいずれかの遊離酸形態の薬学的に許容される溶媒和物、並びに前述のうちのいずれかの結晶形態が挙げられる。
「シクロアルキル」は、飽和又は部分的に不飽和環状アルキルラジカルを指す。シクロアルキル基は、C3-6シクロアルキル、C3-5シクロアルキル、C5-6シクロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルであり得る。シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルから選択され得る。
「疾患」は、前述のうちのいずれかの疾患、障害、状態又は症状を指す。
21U.S.C.§321(g)(1)に定義されている「薬物」とは、「(A)公式のUnited States Pharmacopoeia、公式のHomeopathic Pharmacopoeia of the United States若しくは公式のNational Formulary、又はそれらのうちのいずれかの任意の付録において認められている物品、及び(B)人又は他の動物における疾患の診断、治癒、緩和、治療、又は予防における使用が意図された物品、及び(C)人又は他の動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが意図された物品(食品を除く)....」を意味する。
「mgケタミン当量」等の「ケタミン当量」は、本開示によって提供されるケタミンプロドラッグ中のケタミンの量を指す。mgケタミン当量は、ケタミンの分子量(237.7g/mol)にケタミンプロドラッグの分子量を乗じて、対応するケタミンプロドラッグ中のケタミンの分画当量を決定し、ケタミンプロドラッグの量に分画当量を乗じることによって決定することができる。例えば、ケタミンプロドラッグ1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)は、424.9g/molの分子量を有し、ケタミンの対応する画分当量は、0.559(237.7/424.9)である。したがって、100mgの1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネートは、55.9mg当量のケタミンを表す。化合物(39)、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネートは、438g/molの分子量を有し、100mgの化合物(39)は、54.2mg当量のケタミンを表す。
「ケタミン」は、(S)-ケタミン、(R)-ケタミン、及びそれらのラセミ混合物を指す。
「ノルケタミン」は、ケタミンの主要な活性代謝産物であり、以下の構造を有する。
「ノルケタミン」は、(S)-異性体、(ノルエスケタミン)、(R)-異性体、及びそれらのラセミ混合物を指す。
「水和物」は、化学量論的割合で、本明細書に記載の化合物の結晶格子への水の組み込みを指し、付加物の形成をもたらす。水和物の製造方法は、水蒸気を含有する雰囲気中での貯蔵、水を含む剤形、又は例えば、結晶化(すなわち、水又は混合水性溶媒からの)、凍結乾燥、湿式造粒、水性フィルムコーティング、若しくはスプレー乾燥等の日常的な薬学的処理工程を含むが、これらに限定されない。水和物はまた、特定の状況下で、水蒸気への曝露時、又は水中への無水物質の懸濁時に、結晶性溶媒和物から形成され得る。水和物はまた、水和物多型をもたらす、2つ以上の形態で結晶化し得る。
「即時放出」は、経口投与後、50分未満内、40分未満内、30分未満内、20分未満内、又は10分未満内等の、経口投与後1時間未満内に、実質的に全ての薬学的有効成分を患者の消化管内に放出する医薬組成物を指す。例えば、即時放出剤形は、経口投与後、50分未満、40分未満、30分未満、20分未満、又は10分未満内等の、1時間未満内に、医薬組成物中の薬学的有効成分の90%超、95%超、又は98%超を消化管内に放出することができる。即時放出医薬組成物は、消化管の上部から全身循環に吸収される薬学的有効成分を投与するのに適切であり得る。
「代謝中間体」は、親化合物の代謝によってインビボで形成され、更にインビボで反応して活性剤を放出する化合物を指す。式(1)の化合物は、対応する代謝中間体を提供するためにインビボで代謝されるケタミンのアシルオキシアルキル誘導体である。代謝中間体は、求核性環化を受けて、ケタミン及び1つ以上の反応生成物を放出する。反応生成物又はその代謝物は毒性でないことが望ましい。
粒径分布及び平均粒子直径は、レーザー回折又はふるい分析によって決定することができる。
「患者」は、哺乳動物、例えば、ヒトを指す。
「薬学的に許容される」とは、連邦政府若しくは州政府の規制機関によって、又は米国薬局方若しくは動物、より具体的にはヒトにおいて使用するための他の一般的に認められている薬局方に記載されている、承認された又は承認可能なものを指す。
「薬学的に許容される塩」は、親化合物の所望の薬理活性を有する化合物の塩を指す。そのような塩には、無機酸、並びに親化合物内の一級、二級、又は三級アミン等の1つ以上のプロトン化可能な官能基で形成される酸付加塩が含まれる。好適な無機酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、及びリン酸が挙げられる。塩は、有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタン-ジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.2.2]-オクト-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、三級ブチル酢酸、ラウリルスルホン酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、及びムコン酸により形成され得る。塩は、親化合物中に存在する1つ以上の酸性プロトンが、金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、若しくはアルミニウムイオン、又はそれらの組み合わせ、あるいはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及びN-メチルグルカミン等の有機塩基との配位によって置き換えられる場合に形成され得る。薬学的に許容される塩は、塩酸塩であり得る。薬学的に許容される塩は、ナトリウム塩であり得る。2つ以上のイオン化可能な基を有する化合物では、薬学的に許容される塩は、二塩、例えば、二塩酸塩等の1つ以上の対イオンを含むことができる。
「薬学的に許容される塩」という用語は、水和物及び他の溶媒和物、並びに結晶形態又は非結晶形態の塩を含む。特定の薬学的に許容される塩が開示される場合、特定の塩(例えば、塩酸塩)は塩の一例であり、当業者に知られている技法を用いて他の塩が形成され得ることを理解されたい。加えて、当該技術分野で一般に既知の技法を使用して、当業者は、薬学的に許容される塩を対応する化合物、遊離塩基、及び/又は遊離酸に変換することができるであろう。
「薬学的に許容されるビヒクル」とは、薬学的に許容される希釈剤、薬学的に許容されるアジュバント、薬学的に許容される賦形剤、薬学的に許容される担体、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを指し、それらとともに、本開示によって提供される化合物を患者に投与することができ、その薬理活性を破壊せず、治療有効量の化合物を提供するのに十分な用量で投与される場合に無毒である。
「医薬組成物」は、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩とともに患者に投与される少なくとも1つの薬学的に許容されるビヒクルを指す。薬学的に許容されるビヒクルは、当該技術分野で既知である。
「絶食した健康な被験者の集団」は、6人を超える被験者等の2人以上の被験者を指す。
「Cmax」は、分析物の最大濃度を指す。
「C」は、投与後t時間における分析物の濃度を指す。例えば、C4hは、投与後4時間の分析物の濃度を指す。
「Tmax」は、被験者に用量を投与した後にCmaxに達する時間を指す。
「AUC0-last」は、投与時間(0時間)から最後の定量可能な濃度までの濃度-時間曲線下面積を指す。
AUC0-inf」は、投与時間(0時間)から無限大まで外挿された濃度-時間曲線下面積を指す。
「AUC0-t」は、投与時間から投与後の時間tまでの濃度-時間曲線下面積を指す。例えば、AUC0-12hは、投与時間から投与後12時間までの濃度-時間曲線下面積を指す。
「AUCt1-t2」は、t1からt2までの時間間隔の間の濃度-時間曲線下面積を指す。例えば、AUC2h-6hは、投与後2時間~6時間の濃度-時間曲線下面積を指す。
「t1/2」は、濃度-時間曲線の見かけの終末半減期を指す。
max、Tmax、AUC0-8、及びAUC0-0infを含む医薬製剤についての薬物動態プロファイルの薬物動態パラメータが、参照薬物動態プロファイルについてのものの80%~125%以内である場合、医薬製剤の薬物動態プロファイルは、参照薬物動態プロファイルのものに生物学的等価であると考えられる。
f2類似性係数が50を超える場合、2つの溶解プロファイルは等価であるとみなされる。あるいは、各サンプリング時点での差が10%以下である場合、溶解プロファイルは等価である。
「予防すること」又は「予防」は、疾患又は障害を獲得するリスクの低減を指す(すなわち、疾患の臨床症状のうちの少なくとも1つが、疾患にさらされ得るか、又は疾患にかかりやすいが、まだ疾患の症状を経験又は表示しない患者において発症しないようにする)。いくつかの実施形態では、「予防すること」又は「予防」は、本開示により提供される化合物を予防的な様式で投与することによって疾患の症状を低減することを指す。障害の疾患を予防するため又は予防のための治療薬の適用は、「予防」として知られている。本開示によって提供される化合物は、長期間にわたる長期副作用がより低いため、優れた予防を提供することができる。
「プロドラッグ」は、活性薬物を放出するために体内での変換を必要とする薬物分子の誘導体を指す。プロドラッグは、必ずしもそうではないが、親薬物に変換されるまで薬理学的に不活性であることが多い。プロドラッグは、典型的には、官能基を介して、プロ部分を薬物に結合させることによって得ることができる。例えば、式(1)の化合物を参照すると、アシルオキシアルキルプロ部分は、ケタミンのアミド基を介して、薬物ケタミンに結合した。式(1)の化合物は、患者の体内で代謝されてケタミンを放出することができるケタミンのプロドラッグである。
「プロ部分」は、特定の使用条件下で切断可能な結合(複数可)を介して、薬物、典型的には薬物の官能基に結合した基を指す。薬物とプロ部分との間の結合(複数可)は、酵素的又は非酵素的手段によって切断され得る。使用条件下で、例えば、患者への投与後、薬物とプロ部分との間の結合(複数可)が切断されて、親薬物を放出し得る。プロ部分の切断は、例えば加水分解反応を介して自発的に進行してもよく、又はそれは、別の薬剤によって、例えば酵素によって、光によって、酸によって、又は物理的若しくは環境パラメータ、例えば、温度、pH等の変化又はそれらへの曝露によって、触媒又は誘導されてもよい。薬剤は、使用条件、例えば、プロドラッグが投与される患者の全身循環に存在する酵素又は胃の酸性状態に対して内因性であってもよく、あるいは薬剤が外因性で供給されてもよい。本開示によって提供されるアシルオキシアルキル誘導体は、ケタミンのプロドラッグである。アシルオキシアルキルプロ部分は、以下の構造を有する。例えば、式(1)の化合物について、アシルオキシアルキルプロ部分は、以下の構造を有し、

式中、R1及びRは、式(1)のように定義される。アシルオキシアルキルプロ部分は、全身循環において切断され、ケタミンを全身循環に放出する。
「溶媒和物」は、化学量論又は非化学量論量の1つ以上の溶媒分子を有する化合物の分子複合体を指す。そのような溶媒分子は、医薬品の技術分野で一般に使用されるものであり、患者に無害であることが知られている、例えば、水、エタノールである。化合物又は化合物の部分と溶媒との分子複合体は、例えば、静電力、ファン・デル・ワールス力、又は水素結合等の非共有分子内力によって安定化され得る。「水和物」という用語は、1つ以上の溶媒分子が水である溶媒和物を指す。溶媒和物の製造方法は、例えば、溶媒を含有する雰囲気中での貯蔵、溶媒を含む剤形、又は例えば、結晶化(すなわち、溶媒又は混合溶媒からの)蒸気拡散等の日常的な薬学的処理工程を含む。溶媒和物はまた、特定の状況下で、溶媒への曝露時、又は溶媒中への懸濁物質時に、他の結晶性溶媒和物又は水和物から形成され得る。溶媒和物は、2つ以上の形態で結晶化し、溶媒和物多型をもたらし得る。
「置換された」とは、1つ以上の水素原子が、独立して、同じ又は異なる置換基(複数可)で置き換えられている基を指す。各置換基は、独立して、デューテリオ、ハロゲン、-OH、-CN、-CF、-OCF、=O、-NO、C1-6アルコキシ、C1-6アルキル、-COOR、-NR、及び-CONRから選択することができ、各Rは、独立して、水素及びC1-6アルキルから選択することができる。各置換基は、独立して、デューテリオ、ハロゲン、-NH、-OH、C1-3アルコキシ、及びC1-3アルキル、トリフルオロメトキシ、及びトリフルオロメチルから選択することができる。各置換基は、独立して、例えば、デューテリオ、-OH、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、及びトリフルオロメトキシから選択することができる。各置換基は、例えば、デューテリオ、C1-3アルキル、=O、C1-3アルキル、C1-3アルコキシ、及びフェニルから選択することができる。各置換基は、例えば、デューテリオ、-OH、-NH、C1-3アルキル、及びC1-3アルコキシから選択され得る。
疾患の「治療すること」又は「治療」は、疾患又は疾患若しくは障害の臨床症状の少なくとも1つを停止又は緩和すること、疾患若しくは疾患の臨床症状の少なくとも1つを獲得するリスクを低減すること、疾患若しくは疾患の臨床症状の少なくとも1つの発症を低減すること、又は疾患若しくは疾患の臨床症状の少なくとも1つを発症するリスクを減少させるか又は低減することを指す。「治療すること」又は「治療」はまた、疾患を物理的に(例えば、識別可能な症状の安定化)、生理学的に(例えば、物理的パラメータの安定化)、又はその両方のいずれかで阻害すること、並びに患者に識別可能であり得る、又は識別不可能であり得る少なくとも1つの物理的パラメータ又は徴候を阻害することを指す。「治療すること」又は「治療」は、その患者がまだ疾患の症状を経験していないか、又は示していないにもかかわらず、疾患又は障害にさらされ得るか又はそれになりやすい患者における疾患の発症を遅らせるか又はその少なくとも1つ以上の症状の発症を遅らせることを指す。
「治療有効量」は、疾患、又は疾患の臨床症状のうちの少なくとも1つを治療するために患者に投与されるときに、疾患又はその症状のそのような治療に影響を及ぼすのに十分な化合物の量を指す。「治療有効量」は、例えば、化合物、疾患及び/又は疾患の症状、疾患の重症度及び/又は疾患若しくは障害の症状、治療される患者の年齢、体重、及び/又は健康、並びに処方医の判断に応じて変化し得る。任意の所与の事例における適切な量は、当業者によって確認され得るか、又は日常的な実験によって決定することができる。
「治療有効用量」は、患者における疾患又は障害の有効な治療を提供する用量を指す。治療有効用量は、化合物によって、及び患者間で異なり得、患者の状態及び送達経路等の因子に依存し得る。治療有効用量は、当業者に既知の日常的な薬理学的手順に従って決定され得る。
「ビヒクル」とは、化合物とともに患者に投与される希釈剤、賦形剤、又は担体を指す。ビヒクルは、薬学的に許容されるビヒクルであり得る。薬学的に許容されるビヒクルは、当該技術分野で既知である。
0次薬物放出動態は、剤形からの一定の薬物放出のプロセスを指す。一定の放出は、単位時間当たり同じ量の薬物放出として定義される。例えば、0次薬物放出は、式C=C+k×tで表すことができ、式中、Cは、放出される薬物の量であり、Cは、溶液中の薬物の初期量であり、kは、0次定数であり、tは、時間である。0次薬物送達システムは、一定の速度で薬物を放出することによって、即時放出及び一次システムに関連する問題を克服する可能性を有し、それによって、長期間、治療ウィンドウ内で薬物濃度を維持することを容易にする。0次薬物放出動態は、有害な副作用を制限し、投与頻度を低減し、潜在的に患者のコンプライアンスを改善することができる。
ここで、特定の医薬組成物、経口剤形、及び方法について言及する。開示される実施形態は、特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。それとは反対に、特許請求の範囲は、全ての代替物、修正物、及び同等物を包含することが意図されている。
本開示によって提供される医薬組成物は、ケタミン誘導体又はその薬学的に許容される塩、制御放出ポリマー、及びアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含む顆粒を含み得る。
医薬組成物から調製された固形経口剤形は、模擬消化管環境において0次放出プロファイルを示す。アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことは、高pHでのケタミン誘導体の溶解速度を増加させ、低pHでの溶解速度を低減させることができる。
大うつ病性障害(Major Depressive Disorder、MDD)は、最も一般的な精神障害の1つであり、世界中で2億6,400万人に影響を与えている。うつ病は自殺のリスクを大幅に高め、これは、青少年及び若年成人の間で2番目の主要な死因である。MDDは一般的な病気であるが、その病態生理は複雑である。MDDの根底にある、受け入れられている原因は、モノアミン仮説に基づくものであり、これは、うつ病患者が、シナプスギャップにおいて、セロトニン、ノルアドレナリン、及びドーパミン等のモノアミンの濃度が減少していることを提案する。このパラダイムは、とりわけ、三環式抗うつ剤(tricyclic antidepressant、TCA)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(selective serotonin reuptake inhibitor、SSRI)、及びセロトニン-ノルエピネフリン再取り込み阻害剤(serotonin-norepinephrine reuptake inhibitor、SNRI)を含む、うつ病のための新しい薬物療法の開発及びモノアミンベースの薬理学的薬物クラスの開発を導いてきており、継続的な標準治療を示している。しかしながら、MDD患者の約3分の1は、現在の抗うつ剤治療に応答せず、治療抵抗性うつ病(treatment-resistant depression、TRD)を有すると考えられる。
ケタミン及びエスケタミンは、大うつ病性障害の治療に有効であることが示されている。ケタミン及びエスケタミンは、治療抵抗性うつ病を有する患者における抗うつ作用の急速な発現を実証している。これらの研究は、オーストラリアでの使用のためのSPRAVATO(登録商標)として2021年に承認された静脈内ケタミン及び鼻腔内エスケタミンを利用した。これらの利点は、解離、鎮静、及び血圧上昇の急性の一過性(約2時間)の副作用を伴い、これはケタミン及びエスケタミンのピーク血漿濃度に関連している。ケタミン及びエスケタミンは、高い初回通過腸肝代謝を有するため、これらの薬物は、典型的には、迅速な(40分)静脈内及び鼻腔内投与経路によって投与される。加えて、代謝産物ノルエスケタミン/ノルエスケタミン及びそれらのヒドロキシル代謝産物は、ケタミン/エスケタミン抗うつ作用において重要な役割を有すると考えられる。
調節放出錠剤製剤中の経口投与形態のエスケタミンは、抗うつ作用を維持しながら、ケタミン療法の安全性及び忍容性を改善することができる。エスケタミンの制御放出もまた、薬物の吸収及びクリアランスを遅くする。
本開示によって提供されるケタミンプロドラッグは、経口吸収、改善されたバイオアベイラビリティ、及び高いCmaxをもたらすことなくケタミンプロドラッグを放出し、約12時間の持続時間にわたって薬物を放出することができる調節放出錠剤への製剤用に設計されたエスケタミン/プロ部分コンジュゲートである。
ケタミンは現在、急性疼痛、慢性疼痛、大うつ病、双極性障害、及び自殺行動の治療、並びに抗炎症剤として使用されている。ケタミンは、経口バイオアベイラビリティが低い。本開示によって提供されるケタミン誘導体は、ケタミンのアシルオキシアルキルプロドラッグである。ケタミンアシルオキシアルキルプロドラッグは、ケタミンと比較して、向上したケタミン経口バイオアベイラビリティを示す。ケタミンプロドラッグでは、プロ部分がアミド基に結合する。患者の全身循環において、アシルオキシアルキルプロ部分は切断されて、全身循環においてケタミンを放出する。2-(2-クロロフェニル)-2-(メチルアミノ)シクロヘキサン-1-オンのケタミンは、以下の構造を有し、

(S)及び(R)異性体の両方が薬理学的に活性である。(S)-ケタミン及び(R)-ケタミンは、以下の構造を有する。
ケタミンは、ヒトにおいて約20%の経口バイオアベイラビリティ(%F)を有する。本開示によって提供されるケタミン誘導体は、経口投与されたケタミンよりも大きいケタミンの経口バイオアベイラビリティ(%F)を示し、改善された薬物動態プロファイルを示す。ケタミンプロドラッグは、制御及び調節放出経口剤形において使用され得る。
経口投与後、ケタミン誘導体は、患者の全身循環において、治療有効量のケタミンを提供することができる。例えば、(S)-ノルケタミン(ノルエスケタミン)、(R)-ノルケタミン(ノルケタミン)、(2S,6S)-ヒドロキシノルケタミン、及び(2R,6R)-ヒドロキシノルケタミン等のケタミンの代謝産物は、特定の疾患の治療に治療上有効であると考えられる。
本開示によって提供される化合物は、ケタミンのプロドラッグである。例えば、化合物(39)((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネートは、N,N-ジメチル-L-バリン(DMV)にコンジュゲートして、エスケタミンを放出するプロドラッグ、N-メチル-D-アスパルテート受容体(NMDA(N-methyl-D-aspartate)受容体)アンタゴニスト、及び全身循環におけるα-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソオキサゾールプロピン酸(α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4-isoxazolepropionic acid、AMPA)受容体活性剤を形成するエスケタミンを含む。前臨床研究から、化合物(39)は、CYP2D6、CYP2C19、及びCYP3A4によって代謝されて、エスケタミンを放出するように思われる。化合物(1)は、大うつ病性障害及び慢性疼痛の治療のために開発されている。経口投与後、化合物(39)を1モル当量のエスケタミン、活性部分、及びDMVに切断する。
本開示によって提供される化合物(39)及び他のケタミンプロドラッグは、抗うつ作用を示すことが知られているものと同様の又はそれ以上のエスケタミン用量を送達しながら、鼻腔内SPRAVATO(登録商標)及び静脈内に投与されるケタミンと比較してCmaxを低下させることによって、解離、鎮静、及び血圧上昇の濃度関連副作用を排除するために調節放出経口錠剤に製剤化され得る。
前臨床薬物動態研究において、化合物(39)は、マウス、ラット、イヌ、及びサルにおいて、急速な吸収及びエスケタミンへの変換を示した。AUCとして表される全身曝露は、化合物(39)、エスケタミン、及びノルエスケタミンについて比例した用量未満~用量超の範囲であった。化合物(39)の前臨床薬物動態は、薬物が経口で吸収され、エスケタミンが急速に放出されることを示唆する。繰り返し投与後、化合物(39)及びその代謝産物の蓄積は観察されなかった。
ケタミン誘導体は、式(1)の構造、

又はその薬学的に許容される塩を有し得、式中、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され得、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、及び式(5)の部分から選択され得、

式中、
は、水素、C1-6アルキル、及びC7-12アリールアルキルから選択され得、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され得、
R5は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R10、及び-C(=O)-O-R10から選択され得、式中、R10は、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され得、
は、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、及び-CFから選択され得、
nは、0~3の整数であり得、
R7は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R11、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、
10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され、
11は、-NH、-CF、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され、
は、水素及びC1-3アルキルから選択される。
式(1)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
式(1)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、水素であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソ-プロピルから選択され得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(2)の構造を有する部分であり得る。
式(2)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(2)の部分において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、イソブチル、及び2-メチルプロピルから選択され得る。
式(2)の部分において、Rは、C7-12アリールアルキルであり得る。
式(2)の部分において、Rは、ベンジル及びフェネチルから選択され得る。
式(2)の部分において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
式(2)の部分において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
式(2)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(2)の部分において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(2)の部分において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(2)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、-CFであり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、C3-6シクロアルキルであり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-R10であり得、R10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、C3-6シクロアルキルであり得る。
式(2)の部分において、R5は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、-CFであり得る。
式(2)の部分において、R4は、水素であり得、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、R4は、C1-6アルキルであり得、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(2)の部分において、R4は、水素であり得、R5は、-C(=O)-R10であり得る。
式(2)の部分において、R4は、C1-6アルキルであり得、R5は、-C(=O)-R10であり得る。
式(2)の部分において、R4は、水素であり得、R5は、-C(=O)-O-R10であり得る。
式(2)の部分において、R4は、C1-6アルキルであり得、R5は、-C(=O)-O-R10であり得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(3)の構造を有する部分であり得る。
式(3)の部分において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(3)の部分において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(3)の部分において、Rは、C1-6アルコキシであり得る。
式(3)の部分において、Rは、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、及びイソプロポキシから選択され得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(4)の構造を有する部分であり得る。
式(4)の部分において、nは、0、1、2、又は3であり得る。
式(4)の部分において、nは、0であり得る。
式(4)の部分において、nは、1であり得る。
式(4)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(4)の部分において、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(1)の化合物において、Rは、式(5)の構造を有する部分であり得る。
式(5)の部分において、Rは、ピペリジン-2-イル、ピペリジン-3-イル、及びピペリジン-4-イルであり得る。
式(5)の部分において、Rは、水素であり得る。
式(5)の部分において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-R11であり得、R11は、-NH、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-R11であり得、R11は、-NHであり得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-R11であり得、R11は、C1-6アルキルであり得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-R11であり得、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-R11であり得、R11は、C3-6シクロアルキルであり得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、C1-6アルキルであり得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、メチル、エチル、n-プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(5)の部分において、R7は、-C(=O)-O-R10であり得、R10は、C3-6シクロアルキルであり得る。
式(1)の化合物は、(R)異性体であり得、式(1a)の構造を有し得る:
式(1)の化合物は、(S)異性体であり得、式(1b)の構造を有し得る:
式(1)の化合物、式(1a)の化合物、及び式(1b)の化合物は、遊離塩基であり得る。
式(1)の化合物、式(1a)の化合物、及び式(1b)の化合物は、薬学的に許容される塩であり得る。例えば、式(1)の化合物、式(1a)の化合物、及び式(1b)の化合物は、塩酸塩であり得る。
式(1)の化合物は、式(1)の化合物の薬学的に許容される塩、その水和物、又は前述のうちのいずれかの溶媒和物であり得る。
式(1)の化合物は、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル(tert-ブトキシカルボニル)グリシネート(4)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル(tert-ブトキシカルボニル)-L-バリネート(5)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アラニナート(7)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-バリネート(8)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル-1-メチルピペリジン-4-カルボキシレート(17)、
1-(2-(イソブチラミド)アセトイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(19)、
(2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(22)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)プロピル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(24)、
1-(2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセトイルオキシ)-2-メチルプロピル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(26)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)プロピルアセチルグリシネート(27)、
1-(2-アセトアミドアセトイルオキシ)-2-メチルプロピル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(28)、
(2-アセトアミドアセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(31)、
((S)-2-アセトアミド-3-メチルブタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(32)、
((S)-2-アセトアミドプロパノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(33)、
(2-(イソブチラミド)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(34)、
((S)-2-(イソブチラミド)プロパノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(35)、
((S)-2-(イソブチラミド)-3-メチルブタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(36)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルL-バリネート(37)、
(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルグリシネート(38)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)、
(2-(N-メチルアセトアミド)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(40)、
1-(2-(N-メチルアセトアミド)アセトイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(41)、
1-(2-(プロピオナミド)アセトイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(42)、
(2-(プロピオナミド)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(43)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルL-アラニナート(44)、
1-(2-(プロピオナミド)アセトイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(45)、
(2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(46)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルジメチル-L-アラニナート(47)、
((S)-2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)-3-メチルブタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(48)、
1-(2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アセトイルオキシ)プロピル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(49)、
((S)-2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)プロパノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(50)、
1-(2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)アセトイルオキシ)-2-メチルプロピル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(51)、
1-((S)-2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)-3-メチルブタノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(52)、
1-((S)-2-(2,2,2-トリフルオロアセトアミド)プロパノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(53)、
1-((S)-2-アセトアミド-4-メチルペンタノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(57)、
((S)-2-アセトアミド-4-メチルペンタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(58)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(59)、
((2S,3R)-2-アセトアミド-3-メチルペンタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(60)、
1-(2-アセトアミドアセトイルオキシ)エチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル-メチルカルバメート(62)、
1-(2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセトイルオキシ)エチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(63)、
1-((S)-2-アセトアミドプロパノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(64)、
1-((S)-2-アセトアミド-3-メチルブタノイルオキシ)エチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(65)、
(2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセトイルオキシ)メチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(66)、
(2-アセトアミドアセトイルオキシ)メチル1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル-メチルカルバメート(68)、
((S)-2-アセトアミド-3-メチルブタノイルオキシ)メチル1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(69)、
((S)-2-アセトアミドプロパノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(70)、
((S)-2-アセトアミド-4-メチルペンタノイルオキシ)メチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(71)、
((2S,3R)-2-アセトアミド-3-メチルペンタノイルオキシ)メチル1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(72)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-ロイソロイシネート塩化水素(74)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルメチル-L-バリネート塩化水素(75)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-ロイシネート塩化水素(76)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジエチル-L-バリネート塩化水素(77)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルメチル-L-アラニナート2,2,2-トリフルオロ酢酸(78)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジプロピル-L-バリネート(79)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルL-ロイシネート塩化水素(80)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルイソプロピル-L-バリネート塩化水素(81)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルプロピル-L-バリネート塩化水素(82)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルエチル-L-バリネート(83)、
(ピペリジン-4-カルボキシロイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(86)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルアセチル-D-プロピナート(87)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルアセチル-L-フェニルアラニナート(88)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルアセチル-L-チロシナート(89)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルジメチル-L-バリネート(90)、及び
前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-アミノニコチネートであり得る。
式(1)の化合物は、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アラニナート(7)、
1-(イソニコチノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(18)、
1-(2-(イソブチラミド)アセトイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(19)、
(2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセトイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(22)、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)プロピルアセチルグリシネート(27)、
1-(2-アセトアミドアセトイルオキシ)-2-メチルプロピル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(28)、
((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)、
((2S,3R)-2-アセトアミド-3-メチルペンタノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(60)、及び
前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
本開示によって提供される化合物は、式(1)の構造:

又はその薬学的に許容される塩を有し得、式中、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され得、
は、式(6)の部分から選択され得、

式中、
pは、1~3の整数であり、
各Rは、独立して、水素、C1-6アルキル、及び-NHから選択される。
R2が式(6)の部分である式(1)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
R2が式(6)の部分である式(1)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
R2が式(6)の部分である式(1)の化合物において、Rは、水素であり得る。
R2が式(6)の部分である式(1)の化合物において、Rは、C1-6アルキルであり得る。
R2が式(6)の部分である式(1)の化合物において、Rは、メチル、エチル、プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(6)の部分において、pは、1であり得る。
式(6)の部分において、pは、2であり得る。
式(6)の部分において、pは、3であり得る。
式(6)の部分において、各Rは、水素であり得る。
式(6)の部分において、各Rは、独立して、C1-6アルキルであり得る。
式(6)の部分において、各Rは、独立して、メチル、エチル、プロピル、及びイソプロピルから選択され得る。
式(6)の部分において、各Rは、独立して、-NHであり得る。
が式(6)の部分である式(1)の化合物において、化合物は、
1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルニコチネート(14)、
1-(イソニコチノイルオキシ)エチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(18)、
(ニコチノイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(29)、
(4-メチルピリジン-3-カルボキシロイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(54)、
(2-メチルピリジン-3-カルボキシロイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(55)、
(6-メチルピリジン-3-カルボキシロイルオキシ)メチル(S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(56)、
(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-アミノニコチネート(61)、
(ニコチノイルオキシ)メチル(R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシルメチルカルバメート(67)、
(R)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-アミノニコチネート(73)、及び
前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
が式(6)の部分である式(1)の化合物において、化合物は、式(1a)の構造を有する(R)-異性体であり得る:
が式(6)の部分である式(1)の化合物において、化合物は、式(1b)の構造を有する(S)-異性体であり得る:
が式(6)の部分である式(1)の化合物において、化合物は、塩酸塩を含み得る。
式(1)の化合物は、亜属(2A)の構造を有し得、式中、
は、水素及びメチルから選択され得、
は、式(2)の部分であり得、
は、水素及びC1-4アルキルから選択され得、
は、水素及びC1-3アルキルから選択され得、
R5は、C1-3アルキル及び-C(=O)-R10から選択され得、式中、R10は、C1-3アルキルから選択され得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(登録商標)立体配置であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、C1-3アルキルであり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、t(R)立体配置であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、C1-3アルキルであり得る。
亜属(2A)の化合物において、Rは、C1-3アルキルであり得る。
亜属(2A)の化合物において、R5は、-C(=O)-R10であり得る。
式(1)の化合物は、亜属(4A)の構造を有し得、式中、
は、水素及びメチルから選択され得、
は、式(4)の部分であり得、
nは、1であり得、
は、C1-3アルキルから選択され得る。
亜属(4A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(4A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
亜属(4A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
亜属(4A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
亜属(4A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(4A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
式(1)の化合物は、亜属(5A)の構造を有し得、式中、
は、水素及びメチルから選択され得、
は、式(5)の部分であり得、
は、C1-3アルキルから選択され得る。
亜属(5A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(5A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
亜属(5A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
亜属(5A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
亜属(5A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
式(1)の化合物は、亜属(6A)の構造を有し得、式中、
は、水素及びメチルから選択され得、
は、式(6)の部分であり得、
は、-NHから選択される。
亜属(6A)の化合物において、Rは、水素であり得る。
亜属(6A)の化合物において、Rは、メチルであり得る。
亜属(6A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(S)立体配置であり得る。
亜属(6A)の化合物において、Rが結合している炭素原子は、(R)立体配置であり得る。
式(1)の化合物は、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、又は少なくとも60%のケタミン経口バイオアベイラビリティ(%F)を示し得る。式(1)の化合物は、例えば、5%~90%、10%~80%、15%~70%、又は20%~60%のケタミン経口バイオアベイラビリティを提供し得る。
式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩は、pH4.5の50mMの酢酸緩衝液中よりも0.1N塩酸塩溶液中で高い溶解度を有し得る。
ケタミン誘導体は、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39):

又はその薬学的に許容される塩を含み得る。
式(39)のケタミン誘導体は、塩酸塩であり得る。
式(39)のケタミン誘導体は、遊離塩基であり得る。
式(1)の化合物は、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)及び1-(((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(62):


又はそれらの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)及び1-(((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(63):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(22)及びR)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(66):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)及び(((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(65):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(57)及び1-(((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(71):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)の化合物は、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(58)及び1-(((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(72):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択され得る。
式(1)のケタミン誘導体を合成する方法は、参照によりその全体が組み込まれる、米国出願公開第2020/0231540A1号に開示されている。
コーティングされていない顆粒は、式(1)のケタミン誘導体及び顆粒結合剤を含み得る。
コーティングされていない顆粒は、例えば、95.0重量%~99.5重量%の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩、95.5重量%~99.0重量%、96.0重量%~98.5重量%、又は96.5重量%~98.0重量%の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。コーティングされていない顆粒は、例えば、95重量%超の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩、例えば、96重量%超、97重量%超、98重量%超、又は99重量%超の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。
コーティングされていない顆粒は、顆粒結合剤又は顆粒結合剤の組み合わせを含み得る。
好適な顆粒結合剤の例としては、ポリビニルピロリドン、コポビドンカルボマー、コーンスターチ、アルファ化デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルシウムカルボキシメチルセルロース、グアーガラクトマンナン、エチルセルロース、キトサン塩酸塩、デキストリン、ヒドロキシプロピルデンプン、セラトニア、イヌリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、デキストレート、ポリエチレンオキシド、ポビドン、アルギン酸ナトリウム、デンプン、液体グルコース、スクロース、圧縮用砂糖、ゼイン、ゼラチン、ポリメタクリレート、ソルビトール、グルコース、アルギン酸ナトリウム、アカシア、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
好適な顆粒結合剤の例としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、又は前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
顆粒結合剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み得る。ヒドロキシプロピルメチルセルロース結合剤は、例えば、2.4mPa-秒~3.6mPa-秒の粘度、2910置換型、28%~30%のメトキシ含有量、及び7%~12%のヒドロキシプロピル含有量を有し得る。顆粒結合剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースE3を含み得る。ヒドロキシプロピルメチルセルロースE3は、2910置換型として特徴付けられ、かつ20℃の2重量%の水溶液中3mPa×秒の粘度を特徴とする。ヒドロキシプロピルメチルセルロースE3の例は、Shin-Etsu Chemical Co.,Ltdで入手可能である、Pharmacoat(登録商標)603である。
コーティングされていない顆粒は、例えば、0.5重量%~5重量%の顆粒結合剤、1重量%~4重量%、又は1.5重量%~3.5重量%の顆粒結合剤を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。コーティングされていない顆粒は、例えば、5重量%未満の顆粒結合剤、4重量%未満、3重量%未満、2重量%未満、又は1重量%未満の顆粒結合剤を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。
コーティングされていない顆粒は、例えば、97重量%~99重量%の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び1重量%~3重量%の顆粒結合剤を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。
コーティングされていない顆粒は、例えば、100μm~500μm、150μm~400μm、又は200μm~300μmの平均直径を含むことができ、平均直径は、レーザー回折又はふるい分析によって決定される。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、35重量%~55重量%のコーティングされていない顆粒、又は40重量%~50重量%のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、35重量%超のコーティングされていない顆粒、40重量%超、又は50重量%超のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、50重量%未満のコーティングされていない顆粒、45重量%未満、又は40重量%未満のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
コーティングされていない顆粒は、例えば、1.0重量%未満の水、0.75重量%未満、0.5重量%未満、0.25重量%未満、又は0.1重量%未満の水を含むことができ、重量%は、顆粒の総重量に基づく。湿式顆粒は、例えば、0.01重量%~1.0重量%の水、0.1重量%~0.75重量%の水、若しくは0.1重量%~0.5重量%の水、又は0.1重量%~0.4重量%の水を含むことができ、重量%は、コーティングされていない顆粒の総重量に基づく。
コーティングされていない顆粒は、例えば、(a)成分の乾式混合物を造粒して、乾式造粒物を得ること、及び(b)例えば、水、エタノール、イソプロパノール、及び/又はアセトン等の溶媒を、乾式造粒物に添加し、造粒して、湿式造粒物を得ることによって調製することができる。
乾式混合物を乾式ブレンドすることは、例えば、700rpm~1000rpm、例えば、800rpm~900rpmの混合器速度、及び例えば、3,000rpm~4,200rpm、例えば、3,200rpm~4,000rpm、又は3,400rpm~3,800rpmのチョッパー速度で、例えば、5分~20分、例えば、5分~15分、又は5分~10分間造粒することを含み得る。
工程(a)で得られた乾式混合物は、湿式造粒することができる。
湿式造粒中、例えば、0.0025重量%/分~0.0075重量%/分の速度で水を乾式造粒物に添加することができ、重量%は、乾式混合物の総重量に基づく。湿式造粒物は、例えば、5分~20分、例えば、5分~15分、又は5分~10分間造粒することができる。湿式造粒中、混合器速度は、例えば、700rpm~1000rpm、例えば、800rpm~900rpmであり得、チョッパー速度は、例えば、3,000rpm~4200rpm、例えば、3,200rpm~4,000rpm、又は3,400rpm~3,800rpmであり得る。
プロセスの終わりに、湿式造粒物は、例えば、3重量%~15重量%の水、例えば、3重量%~12重量%、3重量%~8重量%、3.5重量%~6.5重量%、又は4重量%の水~6重量%の水を含有することができ、重量%は、湿式造粒物の総重量に基づく。
添加した水の量は、乾式混合物に組み込まれた/乾式混合物によって消費された水の量を計量することによって決定される。
湿式造粒中、湿式造粒物の温度は、例えば、20℃~25℃に維持され得る。
次いで、湿式造粒物は、湿式塊状化して、滑らかで高密度な顆粒を形成することができる。
湿式塊状化は、例えば、400rpm~700rpm、例えば、500rpm~600rpmの混合器速度、及び例えば、1,300rpm~2,300rpm、例えば、1,500rpm~2,100rpmのチョッパー速度で、20分~100分、例えば、30分~90分、30分~80分、又は30分~60分間行うことができる。
湿式塊状化の間、湿式造粒物の温度は、例えば、20℃~25℃、例えば、22℃~25℃の温度で維持することができる。造粒物の温度は、例えば、造粒物を含有する混合ボウルを、温度制御された浴中に浸漬することによって維持することができる。
湿式塊状化は、例えば、22℃~24℃の温度で、525rpm~575rpmの混合器速度、及び1700rpm~1900rpmのチョッパー速度で、20分~80分、例えば、25分~70分、30分~60分、又は35分~55分間、造粒ボウルを使用して行うことができる。
湿式塊状化の間、湿式造粒物は、例えば、1重量%~15重量%の水、2重量%~12重量%、4重量%~10重量%、又は4重量%~8重量%の水を含むことができ、重量%は、湿式造粒物の総重量に基づく。
湿式塊状化後、湿式造粒物を乾燥させることができる。
乾燥減量(loss on drying、LOD)又はKarl Fischer分析が、例えば、1.0重量/重量%未満になるまで、湿式造粒物をオーブン又は流動床乾燥機中で乾燥させることができる。
本開示によって提供されるコーティングされていない顆粒は、コーティングを含まない。
コーティングされた顆粒と称される本開示によって提供される顆粒は、1つ以上のコーティングを含むことができる。
コーティングは、例えば、300μm未満、200μm未満、150μm未満、100μm未満、50μm未満、又は25μm未満の平均厚さを有することができる。
コーティングされた顆粒は、例えば、50重量%未満、40重量%未満のコーティング、30重量%未満、20重量%未満、又は10重量%未満のコーティングを含むことができ、重量%は、コーティングされた顆粒の総重量に基づく。
高度に水溶性の医薬品有効成分を含有する剤形は、医薬品有効成分の放出速度を低減させ、かつ/又は水分の浸入を最小限に抑えることによって医薬品有効成分の安定性を増加させるためのコーティングを有することによって利点を得ることができる。
コーティングは、薬学的に許容されるポリマー、可塑剤、粘着防止剤、着色剤又は顔料、流動促進剤、粘度調整剤、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含むことができる。
例えば、コーティングは、即時放出コーティング、又は制御放出コーティングを含むことができる。制御放出コーティングは、例えば、遅延放出コーティング、pH放出コーティング、持続放出コーティング、又は調節放出コーティングを含むことができる。遅延放出薬物送達システムは、投与後の特定の時間又は一定の期間にわたって薬物を送達するように設計される。
コーティングは、水溶性コーティングを含むことができ、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース、及び前述のうちのいずれかの組み合わせ等のポリマーを含むことができる。
コーティングは、貯蔵中に剤形が水を吸収することから保護するための水不溶性コーティング又は耐水性コーティングを含むことができる。好適な水不溶性又は耐水性コーティングの例としては、エチルセルロース、ポリアクリレート、ポリメタクリレート等のポリマー、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられ得る。
コーティングは、例えば、時間依存性放出、pH依存性放出、又は持続性放出を提供することができる。
コーティングは、流動床装置内の顆粒上にコーティングの溶液、懸濁液、又は分散液を噴霧する等の任意の好適な方法によって、本開示により提供される顆粒に適用することができる。
本開示によって提供されるコーティングは、制御放出ポリマー又は制御放出ポリマーの組み合わせを含み得る。
好適な制御放出ポリマーの例としては、カルボマーコポリマー、シェラック、カルボマーホモポリマー、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)ポリマー、カルボマーインターポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、セラブレート、エチルセルロース、モノオレイン酸グリセリル、アルファ化修飾デンプン、モノステアリン酸グリセリル、グアーガム、ヒドロキシプロピルベタデックス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレンオキシド、ポリ酢酸ビニル分散液、アルギン酸ナトリウム、アルファ化デンプン、キサンタンガム、アルギン酸、アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルコポリマー、アクリル酸/アリルスクロースポリマー、アクリル酸/アリルペンタエリスリトールポリマー、アクリル酸/アクリル酸アルキル/アルリルペンタエリスリトールコポリマー、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
制御放出ポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、式(1)の化合物及び顆粒結合剤を含むコーティングされていない顆粒の形態であり得る式(1)の化合物と、水溶性ポリマー等の制御放出ポリマーと、微結晶性セルロースと、界面活性剤と、潤沢剤とを含み得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、30重量%~60重量%のコーティングされていない顆粒、35重量%~55重量%、又は40重量%~50重量%のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、30重量%超のコーティングされていない顆粒、35重量%超、40重量%超、45重量%超、50重量%超、又は55重量%超のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、60重量%未満、55重量%未満、50重量%未満、45重量%未満、40重量%未満、又は35重量%未満のコーティングされていない顆粒を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、制御放出ポリマー又は制御放出ポリマーの組み合わせを含み得る。
放出制御ポリマーは、水溶性ポリマーであり得る。
好適な水溶性ポリマーの例としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポビドン、コポビドン、及びポロキサマーが挙げられる。
水溶性ポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又は異なるヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーの組み合わせを含み得る。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース制御放出ポリマーは、22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び80mPa-s(cP)~120mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とし得る。
ヒドロキシプロピルメチルセルロース制御放出ポリマーは、22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び2,600mPa-s(cP)~5,000mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とし得る。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースポリマーは、Methocel(商標)K100プレミアムLV DC2、Methocel(商標)K4MプレミアムDC2、及びそれらの組み合わせから選択され得る。Methocel(商標)製品は、Colorconから入手することができる。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、例えば、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び2,600mPa-s(cP)~5,000mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とする、50重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び2,600mPa-s(cP)~5,000mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とする0重量%~50重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースとを含むことができ、
重量%は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、例えば、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び2,600mPa-s(cP)~5,000mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とする、60重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH(水中2%)、7.5%~8.5%のヒドロキシプロピル含有量、及び2,600mPa-s(cP)~5,000mPa-sの粘度(Brookfield:20℃の水中2%)を特徴とする0重量%~40重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースとを含むことができ、
重量%は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、10重量%~60重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性ポリマー、10重量%~50重量%、20重量%~40重量%、22重量%~38重量%、24重量%~36重量%、26重量%~34重量%、又は28重量%$~32重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、15重量%超のヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性ポリマー、20重量%超、25重量%超、30重量%超、又は35重量%超の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、60重量%未満のヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性ポリマー、50重量%未満、35重量%未満、30重量%未満、25重量%未満、又は20重量%未満の水溶性ポリマーを含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、界面活性剤又は界面活性剤の組み合わせを含み得る。
好適な界面活性剤は、pH4超、pH5超、又はpH6超等の高pHでミセルを形成することができる。
界面活性剤は、アニオン性界面活性剤を含むことができる。好適なアニオン性界面活性剤の例としては、典型的なアニオン性界面活性剤としては、石鹸、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、フッ素化脂肪酸の塩、シリコーン、脂肪アルコール硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル硫酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アルコールリン酸塩エーテル、アルキルアルコールアミド、アルキルスルホン酸アセトアミド、アルキルコハク酸スルホン酸塩、アミノアルコールアルキルベンゼンスルホン酸塩、ナフテン酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、及びポリオキシエチレンモノラウレートが挙げられる。
好適なアニオン性界面活性剤の他の例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ステアリン酸ナトリウム、ヤシ脂肪酸カリウム、ミリスチルナトリウム、硫酸パルミチル、及びラウリルスルホコハク酸二ナトリウムが挙げられる。
アニオン性界面活性剤は、アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含み得る。
好適なアニオン性硫酸塩/界面活性剤の例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、硫酸パルミチル、及びラウリルスルホコハク酸二ナトリウムが挙げられる。
アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムを含み得る。
ラウリル硫酸ナトリウムは、例えば、20℃で1.7g/L~2.8g/L又は1.9g/L~2.6g/L等の1.5g/L~3.0g/Lの臨界ミセル濃度を特徴とし得、臨界ミセル濃度は、力張力計を使用して決定される。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤、7重量%~13重量%、又は9重量%~11重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、5重量%超のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤、7重量%超、9重量%超、11重量%超、又は13重量%超のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、15重量%未満のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤、13重量%未満、11重量%未満、9重量%未満、又は7重量%未満のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、30重量%~60重量%のコーティングされていない顆粒、10重量%~60重量%の水溶性ポリマー等の制御放出ポリマー、及び5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、35重量%~55重量%のコーティングされていない顆粒、15重量%~35重量%の水溶性ポリマー等の制御放出ポリマー、及び7重量%~13重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、40重量%~50重量%のコーティングされていない顆粒、20重量%~30重量%の水溶性ポリマー等の制御放出ポリマー、及び9重量%~11重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、3重量%未満、2.5重量%未満、2.0重量%未満 1.5重量%未満、1.0重量%未満、又は0.5重量%未満の水含有量を有することができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、0.1重量%~3重量%、0.1重量%~2重量%、又は0.1重量%~1.0重量%の水含有量を有することができ、重量%は、組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、充填材又は充填材の組み合わせを含み得る。
好適な充填材の例としては、微結晶性セルロース、粉末セルロース、無水ラクトース、ラクトース一水和物、噴霧乾燥ラクトース、マンニトール、デンプン、アルファ化デンプン、トウモロコシデンプン、コーンスターチ、ソルビトール、スクロース、圧縮用砂糖、菓子用砂糖、糖球、デキストレート、デキストリン、デキストロース、リン酸カルシウム、二塩基、無水、炭酸カルシウム、マルトース、マルトデキストリン、カオリン、リン酸カルシウム、二塩基、二水和物、リン酸三塩基カルシウム、硫酸カルシウム、セラブレート、乳酸カルシウム、酢酸セルロース、ケイ化微結晶性セルロース、酢酸セルロース、コーンシロップ、アルファ化デンプン及びコーンスターチ、コーンシロップ、固体、エリスリトール、エチルセルロース、アクリル酸エチル及びメタクリル酸メチルコポリマー分散液、フルクトース、イソマルトース、アルファ-ラクトアルブミン、ラクチトール、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、メタクリル酸及びアクリル酸エチルコポリマー、メタクリル酸及びメタクリル酸メチルコポリマー、ポリデキストロース、塩化ナトリウム、シメチコン、アルファ化修飾デンプン、デンプン、エンドウ豆、ヒドロキシプロピルエンドウ豆デンプン、デンプン、アルファ化ヒドロキシプロピルエンドウ豆、ジャガイモデンプン、デンプン、ヒドロキシプロピルジャガイモ、アルファ化ヒドロキシプロピルジャガイモデンプン、デンプン、タピオカ、小麦デンプン、デンプン加水分解物、水素化、プルラン、タルク、メタクリル酸アミノコポリマー、トレハロース、キシリトール、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
充填材は、微結晶性セルロースを含み得る。
微結晶性セルロースは、例えば、ふるい分析又はレーザー回折を使用して決定される場合、80μm~120μm又は90μm~110μmの平均粒径を有し得る。
微結晶性セルロースは、例えば、Avicel(登録商標)PH102を含み得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、5重量%~35重量%の充填材、10重量%~30重量%、10重量%~20重量%、25重量%~35重量%、又は15重量%~25重量%の充填材を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、5重量%超の充填材、10重量%超、15重量%超、20重量%超、25重量%超、又は30重量%超の充填材を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、35重量%未満の充填材、30重量%未満、25重量%未満、20重量%未満、又は15重量%未満の充填材を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、潤沢剤又は潤沢剤の組み合わせを含み得る。
好適な潤沢剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸グリセリル、ベヘノイルポリオキシルグリセリド、ジベヘン酸グリセリル、ラウリン酸、モノステアリン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセリル、ミリスチン酸、パルミチン酸、ポロキサマー、ポリエチレングリコール、ポリソルベート、ポリオキシル10オレイルエーテル、ポリオキシル15ヒドロキシステアレート、ポリソルベート、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ステアリン酸ナトリウム、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ステアリン酸亜鉛、ソルビタンセクイオレート、ソルビタントリオレート、タルク、及び前述のうちのいずれかの組み合わせが挙げられる。
潤沢剤は、ステアリン酸マグネシウムを含み得る。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、0.1重量%~3.5重量%の潤沢剤、0.2重量%~2.0重量%、0.2重量%~1.0重量%、又は0.3重量%~0.7重量%の潤沢剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、0.1重量%超の潤沢剤、0.25重量%超、0.5重量%超、又は1.0重量%超の潤沢剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、1.5重量%未満の潤沢剤、1.0重量%未満、又は0.5重量%未満の潤沢剤を含むことができ、重量%は、医薬組成物の総重量に基づく。
造粒物の形態で本開示によって提供される医薬組成物は、実施例に記載されるように調製することができる。
造粒物の形態で本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、0.45g/mL~0.51g/mL、0.46g/mL~0.50g/mL、又は0.47g/mL~0.49g/mLのかさ密度を有し得、かさ密度は、かさ密度シリンダを使用して決定される。
造粒物の形態で本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、35度~45度、36度~44度、又は38度~42度の安息角を有し得る。
造粒物の形態で本開示によって提供される医薬組成物は、例えば、7~14、8~13、又は9~12の固有流動性値を有し得、固有流動性値は、USP<1174>に従って、Flodex(商標)機器を使用して決定される。
本開示によって提供される医薬組成物は、希釈剤、崩壊剤、流動促進剤、着色剤、調味剤、甘味剤、放出修飾剤、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含むことができる。
本開示によって提供される経口剤形は、本開示によって提供される医薬組成物を含むことができる。好適な経口剤形の例としては、錠剤、ロゼンジ、カプセル、サシェ、溶液、及び懸濁液が挙げられる。
経口剤形は、例えば、錠剤等の固形経口剤形を含み得る。
経口剤形は、例えば、コーティングされていない錠剤、コーティングされた錠剤、即時放出コーティングされた錠剤、腸溶性コーティングされた錠剤、分散性錠剤、持続放出錠剤、遅延放出錠剤、又は制御放出錠剤等の調節放出錠剤、発泡性錠剤、ロゼンジ、又は舌下錠剤を含み得る。
経口剤形は、患者における疾患を治療するための治療有効量の式(1)の化合物又はその代謝産物を提供することができる。
本開示によって提供される経口剤形は、例えば、1mgのケタミン当量~100mgのケタミン当量、例えば、10mg~90mg、20mg~80mg、30mg~70mg、又は40mg~60mgのケタミン当量を含むことができる。本開示によって提供される経口剤形は、例えば、10mg超のケタミン当量、20mg超、40mg超、60mg超、又は80mg超のケタミン当量を含むことができる。本開示によって提供される経口剤形は、例えば、100mg未満のケタミン当量、80mg未満、60mg未満、40mg未満、又は20mg未満のケタミン当量を含むことができる。
経口剤形は、例えば、10mg~500mgの式(1)の化合物、50mg~450mg、100mg~400mg、又は150mg~350mgの式(1)の化合物を含むことができる。経口剤形は、例えば、10mg超の式(1)の化合物、50mg超、100mg超、200mg超、300mg超、又は400mg超の式(1)の化合物を含むことができる。
経口剤形は、例えば、1mg~500mg当量のケタミン、10mg~400mg当量、又は50mg当量~300mg当量のケタミンを含むことができる。経口剤形は、例えば、1mg~1,000mgの式(1)の化合物、20mg~800mg、又は100mg~600mgの式(1)の化合物を含むことができる。
錠剤等の固形経口剤形は、例えば、9mmの工具、20RPMのプレス速度、及び約28kNの圧縮力を使用して、錠剤プレス中で本開示によって提供される医薬造粒物を圧縮することによって調製され得る。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、例えば、4kP~10kP、8kP~10kP、又は8.5kP~9.5kPの硬度を有することができ、硬度は、USP<1217>(錠剤破壊力)に従って決定される。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、例えば、5mm~10mm、6mm~9mm、又は7mm~8mmの厚さを有することができ、硬度は、USP<1217>に従って、直径圧縮を使用して決定される。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、例えば、245mg~255mgの重量を有することができる。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、例えば、0.2未満、例えば、約0.1の重量を有することができ、摩損度は、イオンふるいを使用して決定される。
本開示によって提供される錠剤は、即時放出コーティング又はシールコーティングを含むことができる。
即時放出コーティングは、pH4.5の緩衝溶液中、37℃の温度及び100rpmのパドル速度で、USPタイプ2溶解装置で試験される場合、例えば、10分未満、8分未満、6分未満、5分未満、又は4分未満で完全に溶解してケタミンを放出するコーティングを指す。
即時放出コーティングは、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、又はポリエチレングリコール等の水溶性ポリマーを含み得る。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、37℃の温度で100RPMの攪拌速度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で少なくとも6時間、少なくとも8時間、又は少なくとも10時間にわたって、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の0次放出プロファイルを示すことができ、
第1の段階は、固形投与量を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含む。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし得、
式(1)の化合物の20%~40%は、2時間で放出され、
式(1)の化合物の30%~50%は、4時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~80%は、8時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%は、12時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%は、16時間で放出され、
第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく。
本開示によって提供される固形経口剤形は、37℃の温度で100RPMの攪拌速度でのUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし得、
式(1)の化合物の30%~40%は、2時間で放出され、
式(1)の化合物の50%~70%は、4時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~90%は、8時間で放出され、
式(1)の化合物の90%超は、12時間で放出され、
第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく。
本開示によって提供される固形経口剤形は、37℃の温度で100RPMの攪拌速度を用いたUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし得、
式(1)の化合物の15%~25%は、2時間で放出され、
式(1)の化合物の20%~35%は、4時間で放出され、
式(1)の化合物の50%~60%は、8時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~85%は、12時間で放出され、
80%~100%は、16時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mMの酢酸緩衝液に持続期間にわたって浸漬することを含み、パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、図1に示される溶解プロファイルのうちのいずれか1つに生物学的等価である、37℃の温度で100RPMの攪拌速度でのUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし得、第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含む。
本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形は、図1に示される溶解プロファイルのうちのいずれか1つに生物学的等価である、37℃の温度で100RPMの攪拌速度でのUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし得、第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含む。
絶食した健康な被験者の集団への、本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、血漿エスケタミン濃度は、図4A、図5、図6A、及び図7Aに示される薬物動態プロファイルのうちのいずれか1つに、並びに表8~11のうちのいずれか1つに要約されるように、生物学的等価であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、本開示によって提供される錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、血漿ノルエスケタミン濃度は、図4B、図5、図6B、及び図7Bに示される薬物動態プロファイルのうちのいずれか1つに、並びに表8~11のうちのいずれか1つに要約されるように、生物学的等価であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のCmaxは、例えば、5ng/mL~10ng/mL、6ng/mL~9ng/mL、又は6.5ng/mL~8.5ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のCmaxは、例えば、40ng/mL~80ng/mL、45ng/mL~75ng/mL、50ng/mL~70ng/mL、又は55ng/mL~65ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のCmaxは、例えば、11ng/mL未満、9ng/mL未満、7ng/mL未満、又は5ng/mL未満であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のCmaxは、例えば、100ng/mL未満、80ng/mL未満、又は60ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のTmaxは、例えば、2分~6分、2.5分~5.5分、3分~5分のものであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のTmaxは、例えば、3分~6分、3.5分~5.5分、又は4分~5分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のt1/2は、例えば、5分~15分、6分~12分、7分~11分、又は8~10分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のt1/2は、例えば、8分~12分、8.5分~11.5分、又は9~11分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-infは、例えば、60時間×ng/mL~120時間×ng/mL、70時間×ng/mL~110時間×ng/mL、又は80時間×ng/mL~100時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-infは、例えば、50時間×ng/mL超、100時間×ng/mL超、150時間×ng/mL超、又は200時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-infは、例えば、850時間×ng/mL~1,000時間×ng/mL、875時間×ng/mL~975時間×ng/mL、又は850時間×ng/mL~950時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-infは、例えば、600時間×ng/mL超、800時間×ng/mL超、1,000時間×ng/mL超、又は1,200時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-12は、例えば、20時間×ng/mL~40時間×ng/mL、2238時間×ng/mL~38時間×ng/mL、24時間×ng/mL~36時間×ng/mL、又は26時間×ng/mL~34時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-12は、例えば、20時間×ng/mL超、30時間×ng/mL超、40時間×ng/mL超、又は50時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-12は、例えば、300時間×ng/mL~500時間×ng/mL、325時間×ng/mL~475時間×ng/mL、350時間×ng/mL~450時間×ng/mL、又は375時間×ng/mL~425時間であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-12は、例えば、200時間×ng/mL超、300時間×ng/mL超、400時間×ng/mL超、又は500時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、2~4、2.2~3.8、2.4~3.6、又は2.6~3.4であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、1.5~3、1.7~2.8、1.9~2.6、又は2.1~2.4であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、4.0未満、3.5未満、3.0未満、又は2.5未満であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、3.0未満、2.5未満、又は2.0未満であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のCmaxは、例えば、5ng/mL~35ng/mL、10ng/mL~30ng/mL、又は15ng/mL~25ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のCmaxは、例えば、50ng/mL~300ng/mL、100ng/mL~250ng/mL、又は100ng/mL~200ng/mLである。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のCmaxは、例えば、50ng/mL未満、40ng/mL未満、35ng/mL未満、30ng/mL未満、25ng/mL未満、20ng/mL未満、又は15ng/mL未満であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のCmaxは、例えば、350ng/mL未満、300ng/mL未満、250ng/mL未満、200ng/mL未満、150ng/mL未満、100未満、又は50ng/mL未満である。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のTmaxは、例えば、2分~5分、2.5分~5.0分、3.0分~4.0分のものであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のTmaxは、例えば、3分~8分、3.0分~7.0分、又は3.0分~5.0分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミン濃度のt1/2は、例えば、7分~11分、6分~10分、又は7~9分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミン濃度のt1/2は、例えば、5.0分~12.0分、6.0分~11.0分、又は9.0分~11.0分であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-infは、例えば、50時間×ng/mL~300時間×ng/mL、100時間×ng/mL~250時間×ng/mL、又は150時間×ng/mL~200時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-infは、例えば、50時間×ng/mL超、100時間×ng/mL超、150時間×ng/mL超、200時間×ng/mL超、又は250時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-infは、例えば、500時間×ng/mL~3,500時間×ng/mL、1,000時間×ng/mL~3,000時間×ng/mL、又は1,500時間×ng/mL~2,500時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-infは、例えば、500時間×ng/mL超、1,000時間×ng/mL超、1,500時間×ng/mL超、2,000時間×ng/mL超、2,500時間×ng/mL超、3,000時間×ng/mL超、又は3,500時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-12は、例えば、20時間×ng/mL~300時間×ng/mL、50時間×ng/mL~200時間×ng/mL、又は100時間×ng/mL~150時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンAUC0-12は、例えば、20時間×ng/mL超、50時間×ng/mL超、100時間×ng/mL超、150時間×ng/mL超、又は200時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-12は、例えば、200時間×ng/mL~2,500時間×ng/mL、300時間×ng/mL~2,000時間×ng/mL、又は500時間×ng/mL~1,500時間×ng/mLであり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンAUC0-12は、例えば、200時間超、500時間×ng/mL超、1,000時間×ng/mL超、1,500時間×ng/mL超、2,000時間×ng/mL超、又は2,500時間×ng/mL超であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、1.0~4.0、1.4~3.6、1.8~3.2、又は2.2~3.0であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、1.0~2.2、1.2~2.0、又は1.4~1.8であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿エスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、4.0未満、3.5未満、3.0未満、2.5未満、又は2未満であり得る。
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの本開示によって提供される式(1)の化合物を含む錠剤等の固形経口剤形の経口投与後、平均血漿ノルエスケタミンCmax/Cave(0~12h)は、例えば、2.5未満、2.0未満、又は1.5未満であり得る。
本開示によって提供される錠剤剤形等の経口剤形は、患者の血液中に用量比例量のエスケタミン及びノルエスケタミンを提供することができる。
本開示によって提供される錠剤剤形等の経口剤形は、10時間×ng/mL~1,000時間×ng/mL、20時間×ng/mL~800時間×ng/mL、又は50時間×ng/mL~600時間×ng/mLのエスケタミン等の、患者の血液中に用量比例量のエスケタミンを提供することができる。
本開示によって提供される錠剤剤形等の経口剤形は、10時間×ng/mL~10,000時間×ng/mL、50時間×ng/mL~8,000時間×ng/mL、又は100時間×ng/mL~6,000時間×ng/mLのノルエスケタミン等の、患者の血液中に用量比例量のノルエスケタミンを提供することができる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、ケタミンによって治療されることが知られているか、又はケタミンによって治療されることが決定された疾患を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、ケタミン及び1つ以上の追加の治療剤によって治療されることが知られているか、又は治療されることが決定された疾患を治療するために使用することができる。
例えば、本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、神経疾患、精神疾患、又は疼痛を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、中枢神経系の神経疾患等の神経疾患を治療するために使用することができる。
好適な神経疾患の例としては、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、腰痛、ベル麻痺、脳及び脊髄の先天性欠損症、脳動脈瘤、脳損傷、脳腫瘍、脳性麻痺、慢性疲労症候群、脳震盪、認知症、頸部及び腰部の椎間板疾患、めまい、ジストニア、てんかん、ギランバレー症候群、群発性頭痛、緊張性頭痛、片頭痛、運動神経疾患筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、筋ジストロフィー、神経痛、神経線維腫症、神経障害、神経筋及び関連疾患、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、重度のうつ病、強迫性障害等の精神状態、坐骨神経痛、脊柱側弯症、けいれん、帯状疱疹、脊髄損傷、脊椎変形、脊椎障害、脊椎腫瘍、脳卒中、外傷性脳損傷、及び回転性めまいが挙げられる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、精神疾患を治療するために使用することができる。
好適な精神疾患の例としては、アルコール又は物質使用障害;全般不安症、パニック障害、恐怖症、及び社会不安障害を含む不安障害;成人注意欠陥/多動性障害;大うつ病エピソード、軽躁病エピソード、躁病エピソード、及び混合性特異症(specifier)以前は混合性エピソード)を含む双極性障害;産後うつ病及び季節性感情障害を含むうつ病;摂食障害;強迫性障害;オピオイド使用障害症状;外傷後ストレス障害;統合失調症;解離性障害;摂取(feeding)及び摂食障害;性的及びパラフィリア障害;睡眠及び覚醒障害;アスペルガー障害、自閉症性障害、及びレット障害等の自閉症スペクトル障害、注意欠陥/多動性障害、並びに自閉症を含む小児期精神障害;反社会性パーソナリティ障害、回避性パーソナリティ障害、情緒不安定性パーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害、多重パーソナリティ障害、解離性同一性障害、自己愛性パーソナリティ障害、強迫性パーソナリティ障害、妄想性パーソナリティ障害、スキゾイドパーソナリティ障害、及び統合失調型パーソナリティ障害を含むパーソナリティ障害;並びに急性ストレス障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び精神病性障害を含む他の精神障害が挙げられる。
精神疾患は、アルコール乱用障害、物質乱用障害、不安障害、成人注意欠陥/多動性障害、双極性障害、強迫性障害、オピオイド使用障害、外傷後ストレス障害、統合失調症、解離性障害、摂取及び摂食障害、性的及びパラフィリア障害、睡眠及び覚醒障害、小児期精神障害、並びにパーソナリティ障害から選択することができる。
精神疾患は、気分障害、物質乱用障害、及び自殺念慮から選択され得る。
精神疾患は、外傷後ストレス症候群、不安、双極性障害、及び強迫性障害から選択される気分障害であり得る。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、大うつ病性障害の治療に有用であることが知られている別の薬物とともに投与することができる。
大うつ病の治療に有用であることが知られている薬物の例としては、シタロプラム、エスシタロプラム、及びセルトラリン等の選択的セロトニン再取り込み阻害剤、並びにブプロピオン、ミルタザピン、イミプラミン、及びノルトリプチリン等の抗うつ剤、ブレクスピプラゾール、ブリンテリックス、ブデプリオン、ブプロバン、ブプロピオン、シタロプラム、デュロキセチン、デスベンラファキシン、ベンラファキシン、エスシタロプラム、ルオミルナシプラン、フルオキセチン、ミルナシプラン、ミルタザピン、ネファゾドン、オランザピン、トラニルシプロミン、パロキセチン、メシル酸パロキセチン、及びトラゾドンが挙げられる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、疼痛を治療するために使用することができる。
疼痛の例としては、急性疼痛、中毒、進行性前立腺がん、AIDs関連疼痛、強直性脊椎炎、くも膜炎、関節炎、関節線維症、運動失調性脳性麻痺、自己免疫萎縮性胃炎、自己免疫疾患、無血管性壊死、腰痛、ベーチェット病(症候群)、突出痛、口腔灼熱症候群、滑液包炎、常染色体優性脳動脈症、がん疼痛、手根管、馬尾症候群、中枢性疼痛症候群、脳性麻痺、脳脊髄液漏出、頸管狭窄、シャルコー・マリー・トゥース病、慢性疲労症候群、慢性機能性腹痛、慢性疼痛、慢性膵炎、尾骨、肺の虚脱(気胸)、補完代替医療、複合性局所疼痛症候群、角膜神経障害性疼痛、クローン病、退行性椎間板疾患、依存(身体的)、うつ病、ダーカム病、皮膚筋炎、糖尿病性末梢神経障害、ジストニア、エーラス・ダンロス症候群、子宮内膜症、好酸球増加症-筋痛症候群、紅痛症、腰椎術後疼痛症候群、線維筋痛症、痛風、成長痛、頭痛、椎間板ヘルニア、水頭症、肋間神経痛、間質性膀胱炎、過敏性腸症候群、若年性皮膚筋炎、膝損傷、下肢痛、腰腹痛-血尿症候群、狼瘡、ライム病、海綿腎、異常感覚性大腿通、中皮腫、片頭痛、ミトコンドリア障害、多発性硬化症、筋骨格痛、筋筋膜痛、筋炎、頸部痛、神経障害性疼痛、NSAID、後頭神経痛、変形性関節症、パジェット病、パーソネージ・ターナー症候群、患者の権利、骨盤痛、末梢神経障害、幻肢痛、神経圧迫、多発性嚢胞腎、リウマチ性多発筋痛症、多発性筋炎、ポルフィリア、ヘルニア縫合術後疼痛症候群、乳房切除術後疼痛症候群、脳卒中後疼痛、開胸術後疼痛症候群、ヘルペス後神経痛(帯状疱疹)、Post-Polio Health International、ポリオ後症候群、外傷後ストレス障害、原発性側索硬化症、乾癬性関節炎、陰部神経痛、神経根症、レイノー病、レストレスレッグ症候群、関節リウマチ、仙腸関節機能障害、サルコイドーシス、ショイエルマン後弯症、坐骨神経痛、脊柱側弯症、帯状疱疹(帯状疱疹(herpes zoster))、鎌状赤血球、シェーグレン症候群、睡眠時無呼吸、痙性斜頸、オッディ括約筋機能不全、脊髄小脳運動失調症、脊髄損傷、脊椎管狭窄、脊髄空洞症、ターロブ嚢胞、脊髄係留症候群、胸郭出口症候群、TMJ、耐性、横断性脊髄炎、三叉神経痛、発痛点、潰瘍性大腸炎、血管痛、外陰部痛、及びむち打ち症が挙げられる。
ケタミンは、NMDA(N-メチル-D-アスパルテート)受容体アンタゴニストである。したがって、経口投与後、ケタミンを全身循環に放出する本開示によって提供される化合物は、ケタミン及び他のNMDA受容体アンタゴニストが治療に有用である疾患の治療に有用であり得る。
NMDA受容体アンタゴニストは、例えば、急性疼痛、急性外傷性疼痛、アルコール使用障害、アルツハイマー病、不安障害、不安うつ病、自閉症スペクトラム障害、双極性うつ病、双極性I型障害、双極性II型障害、慢性疼痛、がん性疼痛、認知症状、皮質拡延性脱分極、皮質拡延性うつ病、暴力的/攻撃的な行動、うつ病、骨折痛、頭頸部がん、頭痛、ハンチントン病、難治性疼痛、大うつ病性障害、片頭痛、気分障害、神経障害性疼痛、強迫性障害、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、膵がん疼痛、パーキンソン病、周産期うつ病、術後認知機能障害、術後疼痛、産後うつ病、外傷後ストレス障害、褥瘡、精神病様症状、難治性がん性疼痛、レット症候群、統合失調症、睡眠時無呼吸、社会不安障害、ストレス障害、くも膜下出血、物質使用障害、自殺、自殺念慮、全身性エリテマトーデス、外傷性脳損傷、治療抵抗性うつ病、及び単極性うつ病の治療に有用であることが知られているか、又はそれらの治療に有用であると考えられている。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、不安障害、季節性感情障害、躁病、双極性障害、強迫性障害、時差ぼけから生じる不眠症及び疲労、精神統合失調症、けいれん、パニック発作、抑欝、アルコール中毒、薬物中毒、アルコール依存症、物質乱用、薬物中毒離脱症状、不眠症、精神病性障害、てんかん、睡眠疾患、睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群、強制的摂食障害、線維筋痛症、ストレス、肥満、パーキンソン病、認知障害、記憶障害、月経前緊張症候群、片頭痛、記憶喪失、アルツハイマー無症候性疾患、又は正常若しくは病理学的加齢に関連する障害を治療するために使用され得る。
本開示によって提供される医薬組成物又は経口剤形は、疾患の病因がNMDA受容体に関連する疾患を治療するために使用することができる。
本開示によって提供される医薬組成物又は経口剤形は、ケタミンの副作用(side effective)の治療に有用であることが知られている薬物と組み合わせて患者に投与することができる。ケタミンの副作用の例としては、眠気、めまい、協調不全、かすみ目、解離性症状、注意力及び集中力の障害、不安、並びに混乱が挙げられる。
ケタミンの副作用を治療するのに有用であることが知られている薬物としては、例えば、クロニジンが挙げられる。
本開示によって提供される方法は、患者の全身循環において、治療有効量のケタミンを提供することを含み、本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形に投与することを含む。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、経口投与することができる。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、経口投与される場合、経口投与されるケタミンの経口バイオアベイラビリティと比較して、ケタミンの増強された経口バイオアベイラビリティを提供する。
ヒトにおいて、経口投与される(50mg錠剤)(S)-ケタミン及び(R)-ケタミンは、約18%の経口バイオアベイラビリティを有し、Cmaxは約41ng/mL、Tmaxは約31分、AUCo-infはng×h/mLである。Yanagihara et al.,Biopharmaceutics & Drug Disposition,24,p.37-43(2003)。
例えば、式(1)の化合物は、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、又は少なくとも60%のケタミン経口バイオアベイラビリティ(%F)を示し得る。式(1)の化合物は、例えば、5%~90%、10%~80%、15%~70%、又は20%~60%のケタミン経口バイオアベイラビリティを提供し得る。
うつ病等の疾患を治療するためのケタミンの単回投与量及び複数回投与量は、例えば、1日当たり50mg~300mgの範囲であり得る。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、ケタミンで治療されている疾患の治療に有効であることが知られている、又は有効であると考えられる薬剤と併せて投与することができる。
例えば、本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、例えば、AP5(APV、R-2-アミノ-5-ホスホノペンタノエート)、AP7(2-アミノ-7-ホスホノヘプタン酸)、コペン(3-[(R)-2-カルボキシピペラジン-4-イル]-プロパ-2-エニル-1-ホスホン酸)、セルフォテル、及びアスパルテーム等の競合アンタゴニストを含む他のNMDA受容体アンタゴニスト;ミノサイクリン、アマンタジン、アトモキセチン、AZD6765、アグマチン、クロロホルム、デキストラロルファン、デキストロメトルファン、デキストロルファン、ジフェニジン、ジゾシルピン(MK-801)、エタノール、エチシクリジン、ガシクリジン、ケタミン、マグネシウム、メマンチン、メトキセタミン、ニトロメマンチン、亜酸化窒素、PD-137889、フェンシクリジン、ロリシクリジン、テノシクリジン、メトキシジン、チレタミン、ネラメキサン、エリプロジル、エトキサドロール、デキソキサドロール、WMS-2539、NEFA、リマセミド、デルースマイン、及び8A-PDHQを含む非競合チャネル遮断薬、アプチガネル、HU-211、ヒューペルジンA、イボガイン、リマセミド、リンコフィリン、及びガバペンチン等の非競合アンタゴニスト;アパスチネル、NRX-1074、7-クロロキヌレン酸、4-クロロキヌレニン、5,7-ジクロロキヌレン酸、キヌレン酸、TK-40、1-アミノシクロプロパンカルボン酸、l-フェニルアラニン、及びキセノン等のグリシンアンタゴニスト;又は前述のうちのいずれかの組み合わせと共投与することができる。
患者の血液中のケタミンの化合物の持続的な治療有効濃度を維持するために、式(1)の化合物の用量及び適切な投与間隔を選択することができ、特定の実施形態において、最小有害濃度を超えることなく選択することができる。
患者の血液又は血漿中のケタミンの治療有効濃度は、恒常性への有害作用を含む許容できない有害作用を引き起こす量未満であり得る。患者の血液又は血漿中のケタミンの治療有効濃度は、患者における恒常性を回復及び/又は維持するのに十分な量であり得る。例えば、治療有効用量の式(1)の化合物の投与後、治療有効量のケタミンは、1時間超、2時間超、3時間超、4時間超、5時間超、6時間超、7時間超、又は8時間超維持され得る。例えば、治療有効量の式(1)の化合物の投与後、治療有効量のケタミンは、例えば、1時間~10時間、2時間~8時間、2時間~6時間、又は2時間~4時間維持され得る。
患者の治療上有効な血漿ケタミン濃度は、例えば、5ng/mL超、10ng/mL超、20ng/mL超、50ng/mL超、100ng/mL超、150ng/mL超、又は200ng/mL超であり得、疾患又は状態は、例えば、疼痛又はうつ病である。
例えば、疼痛又はうつ病を治療するための治療上有効な血漿ケタミン濃度は、1ng/mL~250ng/mL、5ng/mL~200ng/mL、10ng/mL~175ng/mL、又は50ng/mL~175ng/mLの範囲であり得る。
例えば、疼痛又はうつ病を治療するための治療上有効なAUC0-inf血漿ケタミン濃度は、例えば、10ng×h/mL~500ng×h/mL、50ng×h/mL~400ng×h/mL、又は100ng×h/mL~300ng×h/mLの範囲であり得る。
例えば、疼痛又はうつ病等の疾患を治療するための式(1)の化合物の用量は、0.1mg当量のケタミン/kg~3mg当量/kg、0.5mg当量//kg~2.5mg/kg、又は1mg当量//kg~2mg/kgの範囲であり得る。例えば、疼痛又はうつ病等の疾患を治療するための式(1)の化合物の用量は、0.1mg当量のケタミン//kg超、0.5mg当量/kg超、1mg当量/kg超、又は2mg当量/kg超であり得る。
例えば、疼痛又はうつ病等の疾患を治療するための式(1)の化合物の用量は、10mg当量のケタミン~250mg当量、20mg当量~200mg当量、又は25mg当量~100mg当量の範囲であり得る。
例えば、疼痛又はうつ病等の疾患を治療するための式(1)の化合物の用量は、10mg当量超のケタミン、25mg当量超、50mg当量超、75mg当量超、100mg当量超、150mg当量超、200mg当量超、又は250mg当量超であり得る。
本開示によって提供される経口剤形は、疾患を治療するために適切な持続時間にわたって、適切な間隔で投与することができる。
例えば、1日に1回、1日に2回、1日に3回、又は1日に4回の経口剤形が、決定され得る。
経口剤形は、例えば、1~7日間、1~8週間、又は1ヶ月~3ヶ月間投与することができる。
投与間隔及び投与される用量は、治療中に変動し得る。
本開示によって提供される医薬組成物及び経口剤形は、治療目的のために医薬組成物又は経口剤形を患者に投与するために使用することができるキットに含めることができる。キットは、患者への投与に好適な式(1)の化合物を含む医薬組成物又は経口剤形、及び医薬組成物又は経口剤形を患者に投与するための説明書を含み得る。患者における精神疾患、神経疾患、又は疼痛等の疾患の治療に使用するためのキットは、本開示によって提供される医薬組成物又は経口剤形、医薬組成物又は経口剤形を投与するための薬学的に許容されるビヒクル、及び医薬組成物又は経口剤形を患者に投与するための説明書を含み得る。キットとともに供給される使用説明書は、例えば、電子可読媒体、ビデオカセット、オーディオテープ、フラッシュメモリデバイスとして印刷及び/又は供給されてもよく、又はインターネットウェブサイト上で公開されてもよく、又は電子通信として患者及び/又は医療提供者に配布されてもよい。
本発明の態様
本発明は、以下の態様によって更に定義される。
態様1.医薬組成物であって、
式(1)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、及び式(5)の部分から選択され、

式中、
は、水素、C1-6アルキル、C7-12アルキルアレーン、及び置換C7-12アルキルアレーンから選択され、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
R5は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R10、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、R10は、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、及び-CFから選択され、
は、C1-6アルキル及びC1-6アルコキシから選択され、
nは、0~3の整数であり、
R7は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R11、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、
10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され、
11は、-NH、-CF、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され、
は、水素及びC1-3アルキルから選択される、式(1)の化合物、又はその薬学的に許容される塩を含む顆粒と、
制御放出ポリマーと、
アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含む、医薬組成物。
態様2.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(62):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様3.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(63):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様4.式(1)の化合物が、(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(22)及び(R)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(66):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様5.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)及び((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(65):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様6.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(58)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(71):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様7.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(59)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(72):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1に記載の組成物。
態様8.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)又はその薬学的に許容される塩である、態様1に記載の組成物。
態様9.式(1)の化合物が、塩酸塩を含む、態様1~8のいずれか1つに記載の組成物。
態様10.式(1)の化合物が、遊離塩基を含む、態様1~8のいずれか1つに記載の組成物。
態様11.式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩が、pH4.5の50mM酢酸緩衝液中よりも、0.1N塩酸塩中で高い溶解度を有する、態様1~10のいずれか1つに記載の組成物。
態様12.顆粒が、95重量%超の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含み、重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様1~11のいずれか1つに記載の組成物。
態様13.顆粒が、顆粒結合剤を含む、態様1~12のいずれか1つに記載の組成物。
態様14.顆粒結合剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、態様13に記載の組成物。
態様15.顆粒が、0.5重量%~5.0重量%の顆粒結合剤を含み、重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様13又は14に記載の組成物。
態様16.顆粒が、
97重量%~99重量%の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
1重量%~3重量%の顆粒結合剤と、を含み、
重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様1~15のいずれか1つに記載の組成物。
態様17.顆粒が、100μm~500μmの平均直径を有する、態様1~16のいずれか1つに記載の組成物。
態様18.組成物が、35重量%~55重量%の顆粒を含み、重量%が、組成物の総重量に基づく、態様1~17のいずれか1つに記載の組成物。
態様19.制御放出ポリマーが、カルボマーコポリマー、シェラック、カルボマーホモポリマー、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)ポリマー、カルボマーインターポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、セラブレート、エチルセルロース、モノオレイン酸グリセリル、アルファ化修飾デンプン、モノステアリン酸グリセリル、グアーガム、ヒドロキシプロピルベタデックス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレンオキシド、ポリ酢酸ビニル分散液、アルギン酸ナトリウム、アルファ化デンプン、キサンタンガム、アルギン酸、アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルコポリマー、アクリル酸/アリルスクロースポリマー、アクリル酸/アリルペンタエリスリトールポリマー、アクリル酸/アクリル酸アルキル/アルリルペンタエリスリトールコポリマー、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、態様1~18のいずれか1つに記載の組成物。
態様20.制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、態様1~19のいずれか1つに記載の組成物。
態様21.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、900,000ダルトン~1,100,000ダルトンの重量平均分子量、20%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH、7%~12%のヒドロキシプロピル含有量、20℃の2%水溶液の75,000mPa-s(cP)~140,000mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、態様20に記載の組成物。
態様22.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、300,000ダルトン~500,000ダルトンの重量平均分子量、19%~24%のメトキシル含有量、25℃で5~8のpH、7%~12%のヒドロキシプロピル含有量、20℃の2%水溶液の2,700cP mPa-s~5,040cP mPa-sの粘度を特徴とする、態様20又は21に記載の組成物。
態様23.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、
50重量%~80重量%の、900,000ダルトン~1,100,000ダルトンの重量平均分子量を特徴とするヒドロキシプロピルメチルセルロース、及び
20重量%~50重量%の、300,000ダルトン~500,000ダルトンの重量平均分子量を特徴とするヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
重量%が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく、態様20~22のいずれか1つに記載の組成物。
態様24.組成物が、10重量%~40重量%の制御放出ポリマーを含み、重量%が、組成物の総重量に基づく、態様1~23のいずれか1つに記載の組成物。
態様25.アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、20℃で2g/L~3g/L(6.9mmol/L~10.4mmol/L)の臨界ミセル濃度を特徴とする、態様1~24のいずれか1つに記載の組成物。
態様26.アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムを含む、態様1~25のいずれか1つに記載の組成物。
態様27.ラウリル硫酸ナトリウムが、20℃で2.2g/L~2.5g/Lの臨界ミセル濃度を特徴とする、態様26に記載の組成物。
態様28.組成物が、5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含み、重量%が、組成物の総重量に基づく、態様1~27のいずれか1つに記載の組成物。
態様29.組成物が、
30重量%~60重量%の顆粒と、
10重量%~40重量%の制御放出ポリマーと、
5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含み、
重量%が、組成物の総重量に基づく、態様1~28のいずれか1つに記載の組成物。
態様30.組成物が、充填材を含む、態様1~29のいずれか1つに記載の組成物。
態様31.充填材が、微結晶性セルロースを含む、態様30に記載の組成物。
態様32.組成物が、5重量%~35重量%の充填材を含み、重量%が、組成物の総重量に基づく、態様30又は31に記載の組成物。
態様33.組成物が、潤沢剤を含む、態様1~32のいずれか1つに記載の組成物。
態様34.潤沢剤が、ステアリン酸マグネシウムを含む、態様33に記載の組成物。
態様35.組成物が、0.1重量%~1.5重量%の潤沢剤を含み、重量%が、組成物の総重量に基づく、態様32又は33に記載の組成物。
態様36.態様1~35のいずれか1つに記載の組成物を含む、経口剤形。
態様37.経口剤形が、固形経口剤形を含む、態様36に記載の組成物。
態様38.からの経口投与量が、錠剤を含む、態様36に記載の組成物。
態様39.経口剤形が、25mg~400mgの式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、態様36~38のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様40.経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で6時間の持続時間にわたって、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の0次放出プロファイルを示し、
第1の段階が、からの固形投与量を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含む、態様36~39のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様41.経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
式(1)の化合物の20%~40%は、2時間で放出され、
式(1)の化合物の30%~50%は、4時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~80%は、8時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%は、12時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%は、16時間で放出され、
第1の段階は、からの経口投与量を0.1N塩酸に1時間浸すことを含み、
第2の段階は、からの経口投与量をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様36~40のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様42.固形剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
30%~40%は、2時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
50%~70%は、4時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
70%~90%は、8時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
90%超が、12時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
第1の段階は、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様36~40のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様43.固形剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
15%~25%は、2時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
20%~35%は、4時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
50%~60%は、8時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
70%~85%は、12時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
80%~100%は、16時間で放出される式(1)の化合物のものであり、
第1の段階が、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階は、経口剤形をpH4.5の50mMの酢酸緩衝液に持続期間にわたって浸漬することを含み、パーセント(%)は、経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様36~40のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様44.溶解プロファイルが、図1に示される溶解プロファイルのうちのいずれか1つに生物学的等価である、態様36~40のいずれか1つに記載の経口剤形。
態様45.態様1~35のいずれか1つに記載の医薬組成物、又は態様36~44のいずれか1つに記載の経口剤形を含む、キット。
態様46.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様1~35のいずれか1つに記載の医薬組成物を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
態様47.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様1~35のいずれか1つに記載の医薬組成物を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
態様48.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様36~44のいずれか1つに記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
態様49.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様36~44のいずれか1つに記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
態様50.患者における疾患を治療するための医薬の製造における、態様1に記載の医薬組成物の使用であって、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、使用。
態様51.患者における疾患を治療するための医薬の製造における、態様1~35のいずれか1つに記載の医薬組成物の使用であって、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、使用。
態様1A.医薬組成物であって、
(a)式(1)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、及び式(5)の部分から選択され、

式中、
は、水素、C1-6アルキル、C7-12アルキルアレーン、及び置換C7-12アルキルアレーンから選択され、
は、水素及びC1-6アルキルから選択され、
R5は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R10、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、R10は、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、及び-CFから選択され、
は、C1-6アルキル及びC1-6アルコキシから選択され、
nは、0~3の整数であり、
R7は、水素、C1-6アルキル、-C(=O)-R11、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、
10は、C1-6アルキル及びC3-6シクロアルキルから選択され、
11は、-NH、-CF、C1-6アルキル、及びC3-6シクロアルキルから選択され、
は、水素及びC1-3アルキルから選択される、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
(b)制御放出ポリマーと、
(c)アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含む、医薬組成物。
態様2A.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(62):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様3A.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(63):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様4A.式(1)の化合物が、(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(22)及び(R)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(66):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様5A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)及び((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(65):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様6A.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(58)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(71):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様7A.式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(59)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(72):


又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様8A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)又はその薬学的に許容される塩である、態様1Aに記載の医薬組成物。
態様9A.式(1)の化合物が、塩酸塩を含む、態様1A~8Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様10A.式(1)の化合物が、遊離塩基を含む、態様1A~8Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様11A.式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩が、pH4.5の50mM酢酸緩衝液中よりも、0.1N塩酸塩中で高い溶解度を有する、態様1A~10Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様12A.医薬組成物が、顆粒を含み、顆粒が、95重量%超の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含み、重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様1A~11Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様13A.顆粒が、顆粒結合剤を含む、態様12Aに記載の医薬組成物。
態様14A.顆粒結合剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、態様13Aに記載の医薬組成物。
態様15A.顆粒結合剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、態様14Aに記載の医薬組成物。
態様16A.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2910置換型として特徴付けられ、かつ20℃の2重量%水溶液中3mPa×秒の粘度を特徴とする、態様15Aに記載の医薬組成物。
態様17A.顆粒が、0.5重量%~5.0重量%の顆粒結合剤を含み、重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様13A~16Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様18A.顆粒が、
97重量%~99重量%の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
1重量%~3重量%の顆粒結合剤と、を含み、
重量%が、顆粒の総重量に基づく、態様13A~17Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様19A.顆粒が、ふるい分析又はレーザー回折によって決定される場合、100μm~500μmの平均直径を有する、態様13A~18Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様20A.医薬組成物が、35重量%~55重量%の顆粒を含み、重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様13A~19Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様21A.制御放出ポリマーが、カルボマーコポリマー、シェラック、カルボマーホモポリマー、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)ポリマー、カルボマーインターポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、セラブレート、エチルセルロース、モノオレイン酸グリセリル、アルファ化修飾デンプン、モノステアリン酸グリセリル、グアーガム、ヒドロキシプロピルベタデックス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレンオキシド、ポリ酢酸ビニル分散液、アルギン酸ナトリウム、アルファ化デンプン、キサンタンガム、アルギン酸、アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルコポリマー、アクリル酸/アリルスクロースポリマー、アクリル酸/アリルペンタエリスリトールポリマー、アクリル酸/アクリル酸アルキル/アルリルペンタエリスリトールコポリマー、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、態様1A~20Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様22A.制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、態様1A~20Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様23A.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、態様22Aに記載の医薬組成物。
態様24A.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sの粘度(Brookfield)を特徴とする、態様22A又は23Aに記載の医薬組成物。
態様25A.ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、50重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sの粘度(Brookfield)を特徴とする、0重量%~50重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、を含み、
重量%が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく、態様22A~24Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様26A.医薬組成物が、10重量%~60重量%の制御放出ポリマーを含み、重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様1A~25Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様27A.アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、20℃で2g/L~3g/L(6.9mmol/L~10.4mmol/L)の臨界ミセル濃度を特徴とする、態様1A~26Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様28A.アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムを含む、態様1A~27Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様29A.ラウリル硫酸ナトリウムが、20℃で2.2g/L~2.5g/Lの臨界ミセル濃度を特徴とする、態様28Aに記載の医薬組成物。
態様30A.医薬組成物が、5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含み、重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様1A~29Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様31A.医薬組成物が、充填材を含む、態様1A~30Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様32A.充填材が、微結晶性セルロースを含む、態様31Aに記載の医薬組成物。
態様33A.医薬組成物が、5重量%~35重量%の充填材を含み、重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様31A又は32Aに記載の医薬組成物。
態様34A.医薬組成物が、潤沢剤を含む、態様1A~33Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様35A.潤沢剤が、ステアリン酸マグネシウムを含む、態様34Aに記載の医薬組成物。
態様36A.医薬組成物が、0.1重量%~1.5重量%の潤沢剤を含み、重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様34A又は35Aに記載の医薬組成物。
態様37A.医薬組成物が、
30重量%~60重量%の顆粒と、
10重量%~60重量%の制御放出ポリマーと、
5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含み、
重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様1A~36Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様38A.医薬組成物が、
35重量%~55重量%の顆粒と、
20重量%~40重量%の制御放出ポリマーと、
10重量%~20重量%の充填材と、
5重量%~15重量%のアニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、
0.1重量%~1.0重量%の潤沢剤と、を含み、
重量%が、医薬組成物の総重量に基づく、態様1A~36Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様39A.制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
充填材が、微結晶性セルロースを含み、
アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムを含み、
潤沢剤が、ステアリン酸マグネシウムを含む、態様38Aに記載の医薬組成物。
態様40A.医薬組成物が、造粒物を含む、態様1A~39Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様41A.医薬組成物が、錠剤経口剤形を含む、態様1A~39Aのいずれか1つに記載の医薬組成物。
態様42A.態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物から調製される、経口剤形。
態様43A.態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物を含む、経口剤形。
態様44A.経口剤形が、固形経口剤形を含む、態様43Aに記載の経口剤形。
態様45A.経口剤形が、錠剤を含む、態様43Aに記載の経口剤形。
態様46A.経口剤形が、25mg~400mgの式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、態様42A~45Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様47A.経口剤形が、
35重量%~55重量%の式(1)の化合物と、
0.5重量%~1.5重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースE3と、を含み、
重量%が、経口剤形の総重量に基づく、態様42A~46Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様48A.経口剤形が、
35重量%~55重量%の式(1)の化合物と、
0.5重量%~1.5重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースE3と、
20重量%~40重量%の制御放出ポリマーと、
10重量%~20重量%の微結晶性セルロースと、
5重量%~15重量%のラウリル硫酸ナトリウムと、
0.1重量%~1.0重量%のステアリン酸マグネシウムと、を含み、
重量%が、錠剤剤形の総重量に基づく、態様42A~46Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様49A.制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースK100プレミアムLV DC2、ヒドロキシプロピルメチルセルロースK4MプレミアムDC2、又はそれらの組み合わせから選択される、態様48Aに記載の経口剤形。
態様50A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)を含む、態様46A~49Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様51A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)HClを含む、態様46A~49Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様52A.錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で6時間の持続時間にわたって、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の0次放出プロファイルを示し、
第1の段階が、錠剤剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、錠剤剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含む、態様45A~51Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様53A.錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
式(1)の化合物の20%~40%が、2時間で放出され、
式(1)の化合物の30%~50%が、4時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~80%が、8時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%が、12時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%が、16時間で放出され、
第1の段階が、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、浸漬前の経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様52Aに記載の経口剤形。
態様54A.錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
式(1)の化合物の30%~40%が、2時間で放出され、
式(1)の化合物の50%~70%が、4時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~90%が、8時間で放出され、
式(1)の化合物の90%超が、12時間で放出され、
第1の段階が、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、浸漬前の経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様52Aに記載の経口剤形。
態様55A.錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
式(1)の化合物の15%~25%が、2時間で放出され、
式(1)の化合物の20%~35%が、4時間で放出され、
式(1)の化合物の50%~60%が、8時間で放出され、
式(1)の化合物の70%~85%が、12時間で放出され、
式(1)の化合物の80%~100%が、16時間で放出され、
第1の段階が、経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、浸漬前の経口剤形中の式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、態様52Aに記載の経口剤形。
態様56A.2段階溶解プロファイルが、図1に示される溶解プロファイルのうちのいずれか1つに生物学的等価である、態様52Aに記載の経口剤形。
態様57A.絶食した健康な被験者の集団への、100mgの式(1)の化合物を含む錠剤剤形の経口投与後、血漿エスケタミン濃度のAUC0-infが、60時間×ng/mL~120時間×ng/mLであり、かつ/又は血漿ノルエスケタミン濃度のAUC0-infが、850時間×ng/mL~1,000時間×ng/mLである、態様45A~56Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様58A.絶食した健康な被験者の集団への、100mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、最大血漿エスケタミン濃度が、5ng/mL~10ng/mLであり、かつ/又は最大血漿ノルケタミン濃度が、40ng/mL~80ng/mLである、態様45A~57Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様59A.絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、最大血漿エスケタミン濃度が30ng/mL未満であり、かつ/又は最大血漿ノルエスケタミン濃度が、250ng/mL未満である、態様45A~58Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様60A.絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、エスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、2~4であり、Cmaxが、最大血漿エスケタミン濃度であり、Cave(0h~24h)が、錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿エスケタミン濃度である、態様45A~59Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様61A.絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、エスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、2.5~3.5であり、Cmaxが、最大血漿エスケタミン濃度であり、Cave(0h~24h)が、錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿エスケタミン濃度である、態様45A~60Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様62A.絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、ノルエスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、1~3であり、Cmaxが、最大血漿ノルエスケタミン濃度であり、Cave(0h~24h)が、錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿ノルエスケタミン濃度である、態様45A~61Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様63A.絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、ノルエスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、1.5~2.5であり、Cmaxが、最大血漿ノルエスケタミン濃度であり、Cave(0h~24h)が、錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の血漿ノルエスケタミン濃度である、態様45A~62Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様64A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)を含む、態様52A~63Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様65A.式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)HClを含む、態様52A~63Aのいずれか1つに記載の経口剤形。
態様66A.態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物又は態様42A~65Aのいずれか1つに記載の経口剤形を含む、キット。
態様67A.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物又は態様42A~65Aのいずれか1つに記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
態様68A.疾患が、うつ病である、態様67Aに記載の方法。
態様69A.うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、態様68Aに記載の方法。
態様70A.うつ病が、大うつ病性障害である、態様68Aに記載の方法。
態様71A.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
態様72A.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様42A~65Aのいずれか1つに記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
態様73A.疾患が、うつ病である、態様72Aに記載の方法。
態様74A.うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、態様73Aに記載の方法。
態様75A.うつ病が、大うつ病性障害である、態様73Aに記載の方法。
態様76A.患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の態様42A~65Aのいずれか1つに記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
態様77A.患者における疾患を治療するための医薬の製造における、態様1~41のいずれか1つに記載の医薬組成物の医薬組成物の使用であって、疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、使用。
態様78.疾患が、うつ病である、態様77Aに記載の使用。
態様79A.うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、態様78に記載の使用。
態様80A.うつ病が、大うつ病性障害である、態様78Aに記載の使用。
態様81A.患者における疾患を治療するための医薬の製造における、態様1A~41Aのいずれか1つに記載の医薬組成物の使用であって、疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、使用。
以下の実施例は、本開示によって提供される医薬組成物、及び本開示によって提供される経口剤形を詳細に記載する。材料及び方法の両方に対する多くの修正が、本開示の範囲から逸脱することなく実施され得ることは、当業者には明白であろう。
実施例では、ケタミン誘導体化合物(39)を塩酸塩として製剤化した。
本出願に開示された薬物動態パラメータは、Certara Corporation、Menlo Park,CAから入手可能な、ノンコンパートメント分析、薬物動態/薬力学、及び毒物動態モデリングに使用されるPhoenix(登録商標)WinNonlin(登録商標)バージョン8.2ソフトウェアを使用して計算された。プロトコル名目経過時間ではなく実際の経過時間に基づいて、各被験者について薬物動態パラメータを計算した。曲線下面積(AUC)パラメータは、時間0から目標時間点までの線形台形規則を使用して計算した。例えば、AUCは、時間0~6時間(AUC0-6h)及び時間0~無限大(AUC0-inf)の持続時間について計算した。AUC0-6について、6時間の収集時間での実際の経過時間が正確に6時間でなかった場合、投与後6時間での濃度は、半減期勾配推定値を使用して外挿により推定した。AUC0-infは、以下の式を使用して計算された:AUC0-inf=AUC0-last+Cplast/勾配(ここで、AUC0-lastは、時間0から最後の測定可能な濃度(Cplast)の時間点までのAUCであり、勾配は、半減期勾配である)。半減期勾配は、自然対数濃度対時間プロファイルの末端部分の線形回帰を使用して計算した。
実施例1
造粒
造粒物を調製するために、式(1)のケタミン誘導体、結合剤、及び表1に示される量の水をGMX Granumeist(登録商標)高剪断造粒機を使用してブレンドした。
乾燥材料をGMXボウルに添加し、870RPMのインペラ速度で1分間混合した。850RPMのインペラ速度及び3600rpmのチョッパー速度で混合しながら、1.0g/分で霧状水をGMXボウルに添加した。560rpmでの水添加の間に、材料を5分間、湿式塊状化し、40℃、LOD0.2%で約14時間、オーブン乾燥させた。
粉砕した顆粒は、30メッシュスクリーンを通してふるいにかけた場合、約250μmの平均粒子直径を有した。粉砕した造粒物の特定の特性を表2に示す。
実施例2
ラウリル硫酸ナトリウムを含有する医薬組成物
ラウリル硫酸ナトリウムを含む、及び含まない医薬組成物を、実施例3に記載されるように調製し、錠剤を実施例4に記載されるように調製した。錠剤の成分を表3に示す。
ラウリル硫酸ナトリウム含有錠剤についての、経時的に放出される化合物(39)の量を示す2段階溶解プロファイルを図2に示す。転移線は、溶解媒体を0.1N HClから50mMのpH4.5酢酸緩衝液に変更した時間を示す。
2段階溶解プロファイルを実施例5に記載されるように得た。
図2に示すように、ラウリル硫酸ナトリウムは、酸段階での化合物(39)の溶解度を低減させる。pH4.5では、溶解速度は、ラウリル硫酸ナトリウムの量とはほぼ無関係であり、ラウリル硫酸ナトリウムと化合物(39)との間にイオン相互作用がないことを示唆する。
実施例3
医薬組成物
医薬組成物の実施例の成分を表4に示す。
最初に造粒物及びラウリル硫酸ナトリウムを35メッシュスクリーンに通すことによって、医薬組成物を調製した。スクリーンに通した材料、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及び微結晶性セルロースを、250mLの瓶に添加し、Vブレンダーに取り付けた。製剤を5分間ブレンドした。35メッシュスクリーンに通したステアリン酸マグネシウムを添加し、製剤を更に1分間ブレンドして、医薬組成物を得た。
実施例4
経口剤形
経口錠剤は、約8kP~10kPの平均硬度を有する経口錠剤を提供するために、1700PSIの圧縮力で実施例2の医薬組成物を圧縮することによって、9mmの丸型工具を備えたPiccola B/D錠剤プレスを使用して手動で調製した。
経口錠剤は、約250mgの重量、及び約4.1mmの厚さを有した。
実施例5
経口剤形の溶解プロファイル
錠剤の溶解プロファイルを測定するために、2段階溶解装置を使用した。
第1段階では、錠剤を、溶解媒体である0.1N HCl中に1時間浸した。
次いで、溶解媒体を、適切なpHを有する100mM酢酸緩衝液を添加することによる1時間のサンプリング直後に、pH4.5の50mM酢酸緩衝液に直ちに加え、18時間にわたって継続した。溶解装置の条件を表5に示す。
医薬組成物(A)、(B)、及び(C)を使用して調製した錠剤についての、経時的に放出される化合物(39)の量を示す溶解プロファイルを図1に示す。
実施例6
調節放出剤形
最初に、調節放出錠剤を、化合物(39)及びヒドロキシプロピルメチルセルロースE3(Pharmacoat(登録商標)603)の造粒物を調製することによって調製した。造粒物には、98%の化合物(39)が含まれていた。表6に列挙される量の造粒物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、及び微結晶性セルロースを組み合わせ、Vブレンダーを使用して混合し、35メッシュスクリーンを通してふるいにかけた。次いで、ふるいにかけた製剤を、Vブレンダーを使用して20分間ブレンドした。ステアリン酸マグネシウムを35メッシュスクリーンを通してふるいにかけ、ブレンドした製剤に添加した。添加したステアリン酸マグネシウムを含む製剤を、更に2分間ブレンドした。
化合物(39)及びHPMC E3が顆粒を構成するわけではない。ブレンドした製剤の平均粒子直径は、ふるい分析又はレーザー回折を使用して決定した場合、約45μm~110μmであった。ブレンドした製剤の特定の特性を表7に示す。
かさ密度は、かさ密度シリンダを使用して決定した。
安息角は、USP<1174>に従って決定した。
固有流動性は、USP<1174>に従って、Flodex(商標)機器を使用して決定した。
9mm工具を備えたPiccola B/D錠剤プレス、20RPMのプレス速度、28kNの圧縮力を使用して、錠剤を調製した。錠剤は、251mgの平均重量、6.3kP~6.5kPの平均硬度、3.63mm~3.75の平均厚さ、及び0.1%の摩損度を有した。
硬度は、直径圧縮を使用して、USP<1217>に従って決定した。
摩損度は、音波ふるいを使用して決定した。
各調節放出錠剤は、58.3mg当量のエスケタミンに等しい43重量%又は107.75mgの化合物(39)を含有した。
錠剤についての2段階溶解プロファイルを図1に示す。
USP1溶解装置を使用して、錠剤についての2段階溶解プロファイルを得た。最初に、錠剤を、500mLの0.1N塩酸溶液に添加し、100RPMで37℃で1時間攪拌した。サンプル(1mL)を0、0.5、及び1時間で回収した。次いで、酸溶液を、1,000mLの50mM pH4.5酢酸緩衝液に置き換え、錠剤を、37℃で最大24時間、100RPMで攪拌した。サンプル(1mL)を、1.5、2、3、4、6、8、12、16、20、及び24時間で回収した。溶液試料を間隔をおいて回収し、高圧液体クロマトグラフィー質量分析法を使用して化合物(39)の濃度を測定した。
図1に示されるように、MR1錠剤は相対的な中間放出速度を特徴とし、MR2錠剤は速い放出速度を特徴とし、MR3錠剤は遅い放出速度を特徴とする。
図3に示されるように、溶解プロファイルは、0次放出プロファイルを示した。
実施例7
ケタミン/薬物動態
調節放出錠剤の経口投与後のケタミンの薬物動態を決定した。
各研究部分の参加者は、少なくとも10時間、一晩絶食する必要があり(透明な液体は許可された)、研究薬投与の前の1日目に無作為化された。投与後4時間は絶食が必要であった。薬物動態測定のための血液サンプルを、投与直前、及び投与後0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、4時間、6時間、8時間、10時間、12時間、18時間、24時間、36時間、42時間、及び48時間に収集した。
化合物(39)、エスケタミン、及びノルエスケタミンの血漿濃度は、検証済みの液体クロマトグラフィー質量分析法を使用して決定した。
最初の研究は、即時放出(immediate release、IR)及び調節放出(modified release、MR)プロトタイプ製剤中の化合物(39)の単回100mg経口用量の非盲検、連続、クロスオーバー評価であった。12人の健康な参加者が、1日おき(用量間で48時間)に1用量(IRカプセル又はMR1、MR2、及びMR3の3つのMR錠剤のうちの1つ)を朝に受けた。12人の参加者は、4つの製剤試験シーケンス(ABCD、BCDA、CDAB、DABC)のうちの1つに無作為に割り当てられた。参加者は、1日目、3日目、5日目、及び7日目の朝に投与され、合計4日間投与された。
100mgの化合物(39)を含む調節放出錠剤の経口投与後のエスケタミン及びノルエスケタミンについての薬物動態プロファイルを、それぞれ図4A及び図4Bに示す。薬物動態パラメータを図5に要約する。
第2の研究では、それぞれ8人の参加者の5つのコホートを、化合物(39)の用量を受ける6人の参加者及びプラセボを受ける2人の参加者に無作為化した。積極的な参加者は、3つの調節放出錠剤のうちの1つにおいて、100~400mgの化合物(39)の漸増経口用量を受けた。
100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含有する調節放出錠剤(MR1錠剤剤形)を、6人の絶食した健康な被験者の群に、7日間、1日1回投与した。
初日の間の、100mg、200mg、300mg、又は400mgの化合物(39)を含む調節放出錠剤の投与後の平均(+/-SEM)血漿エスケタミン濃度の薬物動態プロファイルを図6Aに、そして研究の7日目の間を図6Bに示す。
初日の間の、200mgの化合物(39)を含む調節放出錠剤の投与後の平均(+/-SEM)血漿ノルエスケタミン濃度の薬物動態プロファイルを図7Aに、そして研究の7日目の間を図7Bに示す。
図6A~7Bに示される血漿エスケタミン及び血漿ノルエスケタミン濃度-時間プロファイルの薬物動態パラメータを表8~11に示す。



有害事象は、被験者への錠剤剤形の経口投与後にモニタリングした。エスケタミンを鼻腔内投与する際に観察される一般的な有害事象には、鎮静、解離、血圧上昇、及び認知障害が含まれる。IR、MR1、MR2、及びMR3錠剤における100mgの化合物(39)の経口投与後に観察された有害事象の数を表12に示す。有害事象の数は、より高いCmax及び即時放出錠剤に関連している。
等モル用量の化合物(39)及びエスケタミンの経口投与後のエスケタミン及びノルエスケタミンについての特定の薬物動態パラメータを表13で比較する。
最後に、本明細書に開示される実施形態を実施する代替的な方法が存在することに留意されたい。したがって、本実施形態は例示的なものであり、限定的なものではなく、特許請求の範囲は、本明細書に与えられる詳細に限定されるものではなく、その範囲及び均等物内で修正され得る。
本発明の一態様を以下に示すが、本発明はそれに限定されない。
[発明1]
医薬組成物であって、
(a)式(1)の化合物、
[化1]

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
は、水素及びC 1-6 アルキルから選択され、
は、式(2)の部分、式(3)の部分、式(4)の部分、及び式(5)の部分から選択され、
[化2]

式中、
は、水素、C 1-6 アルキル、C 7-12 アルキルアレーン、及び置換C 7-12 アルキルアレーンから選択され、
は、水素及びC 1-6 アルキルから選択され、
R5は、水素、C 1-6 アルキル、-C(=O)-R10、及び-C(=O)-O-R10から選択され、式中、R 10 は、C 1-6 アルキル、C 3-6 シクロアルキル、及び-CF から選択され、
は、C 1-6 アルキル及びC 1-6 アルコキシから選択され、
nは、0~3の整数であり、
R7は、水素、C 1-6 アルキル、-C(=O)-R11、及び-C(=O)-O-R 10 から選択され、式中、
10 は、C 1-6 アルキル及びC 3-6 シクロアルキルから選択され、
11 は、-NH 、-CF 、C 1-6 アルキル、及びC 3-6 シクロアルキルから選択され、
は、水素及びC 1-3 アルキルから選択される、式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
(b)制御放出ポリマーと、
(c)アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含む、医薬組成物。
[発明2]
前記式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(3)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチルグリシネート(62):
[化3]

[化4]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明3]
前記式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(6)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(63):
[化5]

[化6]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明4]
前記式(1)の化合物が、(S)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(22)及び(R)-(((1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチル2-(3-メチルオキセタン-3-イル)アセテート(66):
[化7]

[化8]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明5]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)及び((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(65):
[化9]

[化10]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明6]
前記式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(58)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-ロイシネート(71):
[化11]

[化12]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明7]
前記式(1)の化合物が、1-((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(59)及び1-((((R)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)エチルアセチル-L-アロイソロイシネート(72):
[化13]

[化14]

又は前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩から選択される、発明1に記載の医薬組成物。
[発明8]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)又はその薬学的に許容される塩である、発明1に記載の医薬組成物。
[発明9]
前記式(1)の化合物が、塩酸塩を含む、発明1~8のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明10]
前記式(1)の化合物が、遊離塩基を含む、発明1~8のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明11]
前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩が、pH4.5の50mM酢酸緩衝液中よりも、0.1N塩酸塩中で高い溶解度を有する、発明1~10のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明12]
前記医薬組成物が、顆粒を含み、前記顆粒が、95重量%超の前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含み、重量%が、前記顆粒の総重量に基づく、発明1~11のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明13]
前記顆粒が、顆粒結合剤を含む、発明12に記載の医薬組成物。
[発明14]
前記顆粒結合剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、発明13に記載の医薬組成物。
[発明15]
前記顆粒結合剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、発明14に記載の医薬組成物。
[発明16]
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、2910置換型として特徴付けられ、かつ20℃の2重量%水溶液中3mPa×秒の粘度を特徴とする、発明15に記載の医薬組成物。
[発明17]
前記顆粒が、0.5重量%~5.0重量%の前記顆粒結合剤を含み、重量%が、前記顆粒の総重量に基づく、発明13~16のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明18]
前記顆粒が、
97重量%~99重量%の前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
1重量%~3重量%の前記顆粒結合剤と、を含み、
重量%が、前記顆粒の総重量に基づく、発明12~17のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明19]
前記顆粒が、100μm~500μmの平均直径を有する、発明12~18のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明20]
前記医薬組成物が、35重量%~55重量%の前記顆粒を含み、重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明1~19のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明21]
前記制御放出ポリマーが、カルボマーコポリマー、シェラック、カルボマーホモポリマー、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)ポリマー、カルボマーインターポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、セラブレート、エチルセルロース、モノオレイン酸グリセリル、アルファ化修飾デンプン、モノステアリン酸グリセリル、グアーガム、ヒドロキシプロピルベタデックス、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレンオキシド、ポリ酢酸ビニル分散液、アルギン酸ナトリウム、アルファ化デンプン、キサンタンガム、アルギン酸、アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルコポリマー、アクリル酸/アリルスクロースポリマー、アクリル酸/アリルペンタエリスリトールポリマー、アクリル酸/アクリル酸アルキル/アルリルペンタエリスリトールコポリマー、又は前述のうちのいずれかの組み合わせを含む、発明1~20のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明22]
前記制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、発明1~20のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明23]
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、発明22に記載の医薬組成物。
[発明24]
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sの粘度(Brookfield)を特徴とする、発明22又は23に記載の医薬組成物。
[発明25]
前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、50重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sの粘度(Brookfield)を特徴とする、0重量%~50重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、を含み、
重量%が、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく、発明22~24のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明26]
前記医薬組成物が、10重量%~60重量%の前記制御放出ポリマーを含み、重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明1~25のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明27]
前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、20℃で2g/L~3g/L(6.9mmol/L~10.4mmol/L)の臨界ミセル濃度を特徴とする、発明1~26のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明28]
前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムを含む、発明1~27のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明29]
前記ラウリル硫酸ナトリウムが、20℃で2.2g/L~2.5g/Lの臨界ミセル濃度を特徴とする、発明28に記載の医薬組成物。
[発明30]
前記医薬組成物が、5重量%~15重量%の前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤を含み、重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明1~29のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明31]
前記医薬組成物が、充填材を含む、発明1~30のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明32]
前記充填材が、微結晶性セルロースを含む、発明31に記載の医薬組成物。
[発明33]
前記医薬組成物が、5重量%~35重量%の前記充填材を含み、重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明31又は32に記載の医薬組成物。
[発明34]
前記医薬組成物が、潤沢剤を含む、発明1~33のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明35]
前記潤沢剤が、ステアリン酸マグネシウムを含む、発明34に記載の医薬組成物。
[発明36]
前記医薬組成物が、0.1重量%~1.5重量%の前記潤沢剤を含み、重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明34又は35に記載の医薬組成物。
[発明37]
前記医薬組成物が、
30重量%~60重量%の前記顆粒と、
10重量%~60重量%の前記制御放出ポリマーと、
5重量%~15重量%の前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、を含み、
重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明1~36のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明38]
前記医薬組成物が、
35重量%~55重量%の前記顆粒と、
20重量%~40重量%の前記制御放出ポリマーと、
10重量%~20重量%の充填材と、
5重量%~15重量%の前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤と、
0.1重量%~1.0重量%の潤沢剤と、を含み、
重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、発明1~36のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明39]
前記制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み、
前記充填材が、微結晶性セルロースを含み、
前記アニオン性硫酸塩/スルホン酸塩界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウムを含み、
前記潤沢剤が、ステアリン酸マグネシウムを含む、発明38に記載の医薬組成物。
[発明40]
前記医薬組成物が、造粒物を含む、発明1~39のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明41]
前記医薬組成物が、錠剤経口剤形を含む、発明1~39のいずれか一に記載の医薬組成物。
[発明42]
発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物から調製される、経口剤形。
[発明43]
発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物を含む、経口剤形。
[発明44]
前記経口剤形が、固形経口剤形を含む、発明43に記載の経口剤形。
[発明45]
前記経口剤形が、錠剤を含む、発明43に記載の経口剤形。
[発明46]
前記経口剤形が、25mg~400mgの前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む、発明42~45のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明47]
前記経口剤形が、
35重量%~55重量%の前記式(1)の化合物と、
0.5重量%~1.5重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースE3と、を含み、
重量%が、前記経口剤形の総重量に基づく、発明42~46のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明48]
前記経口剤形が、
35重量%~55重量%の前記式(1)の化合物と、
0.5重量%~1.5重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースE3と、
20重量%~40重量%の制御放出ポリマーと、
10重量%~20重量%の微結晶性セルロースと、
5重量%~15重量%のラウリル硫酸ナトリウムと、
0.1重量%~1.0重量%のステアリン酸マグネシウムと、を含み、
重量%が、前記錠剤剤形の総重量に基づく、発明42~46のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明49]
前記制御放出ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースK100プレミアムLV DC2、ヒドロキシプロピルメチルセルロースK4MプレミアムDC2、又はそれらの組み合わせから選択される、発明48に記載の経口剤形。
[発明50]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)を含む、発明46及び49のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明51]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)HClを含む、発明46及び49のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明52]
前記錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で6時間の持続時間にわたって、前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の0次放出プロファイルを示し、
第1の段階が、前記錠剤剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、前記錠剤剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に前記持続時間にわたって浸漬することを含む、発明45~51のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明53]
前記錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
前記式(1)の化合物の20%~40%が、2時間で放出され、
前記式(1)の化合物の30%~50%が、4時間で放出され、
前記式(1)の化合物の70%~80%が、8時間で放出され、
前記式(1)の化合物の80%~100%が、12時間で放出され、
前記式(1)の化合物の80%~100%が、16時間で放出され、
第1の段階が、前記経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、前記経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に前記持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、前記浸漬前の前記経口剤形中の前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、発明52に記載の経口剤形。
[発明54]
前記錠剤経口剤形が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
前記式(1)の化合物の30%~40%が、2時間で放出され、
前記式(1)の化合物の50%~70%が、4時間で放出され、
前記式(1)の化合物の70%~90%が、8時間で放出され、
前記式(1)の化合物の90%超が、12時間で放出され、
第1の段階が、前記経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、前記経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に前記持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、前記浸漬前の前記経口剤形中の前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、発明52に記載の経口剤形。
[発明55]
前記錠剤経口形態が、100RPMの攪拌速度及び37℃の温度でUSP I溶解装置を使用して決定される場合、2段階溶解媒体中で、前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の溶解プロファイルを特徴とし、
前記式(1)の化合物の15%~25%が、2時間で放出され、
前記式(1)の化合物の20%~35%が、4時間で放出され、
前記式(1)の化合物の50%~60%が、8時間で放出され、
前記式(1)の化合物の70%~85%が、12時間で放出され、
前記式(1)の化合物の80%~100%が、16時間で放出され、
第1の段階が、前記経口剤形を0.1N塩酸に1時間浸漬することを含み、
第2の段階が、前記経口剤形をpH4.5の50mM酢酸緩衝液に前記持続時間にわたって浸漬することを含み、
パーセント(%)が、前記浸漬前の前記経口剤形中の前記式(1)の化合物又はその薬学的に許容される塩の総量に基づく、発明52に記載の経口剤形。
[発明56]
2段階溶解プロファイルが、図1に示される溶解プロファイルのうちのいずれか1つに生物学的等価である、発明52に記載の経口剤形。
[発明57]
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの式(1)の化合物を含む錠剤剤形の経口投与後、
血漿エスケタミン濃度のAUC0-infが、60時間×ng/mL~120時間×ng/mLであり、かつ/又は
血漿ノルエスケタミン濃度のAUC0-infが、850時間×ng/mL~1,000時間×ng/mLである、発明45~56のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明58]
絶食した健康な被験者の集団への、100mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、
最大血漿エスケタミン濃度が、5ng/mL~10ng/mLであり、かつ/又は
最大血漿ノルケタミン濃度が、40ng/mL~80ng/mLである、発明45~57のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明59]
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、
最大血漿エスケタミン濃度が、30ng/mL未満であり、かつ/又は
最大血漿ノルエスケタミン濃度が、250ng/mL未満である、発明45~58のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明60]
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、エスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、2~4であり、
Cmaxが、最大血漿エスケタミン濃度であり、
Cave(0h~24h)が、前記錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿エスケタミン濃度である、発明45~59のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明61]
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、エスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、2.5~3.5であり、
Cmaxが、最大血漿エスケタミン濃度であり、
Cave(0h~24h)が、前記錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿エスケタミン濃度である、発明45~60のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明62]
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、ノルエスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、1~3であり、
Cmaxが、最大血漿ノルエスケタミン濃度であり、
Cave(0h~24h)が、前記錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の平均血漿ノルエスケタミン濃度である、発明45~61のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明63]
絶食した健康な被験者の集団への、100mg~400mgの式(1)の化合物を含む錠剤経口剤形の経口投与後、ノルエスケタミンのCmax/Cave(0h~24h)の比が、1.5~2.5であり、
Cmaxが、最大血漿ノルエスケタミン濃度であり、
Cave(0h~24h)が、前記錠剤剤形の経口投与後0時間~24時間の血漿ノルエスケタミン濃度である、発明45~62のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明64]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)を含む、発明52~63のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明65]
前記式(1)の化合物が、((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)HClを含む、発明52~63のいずれか一に記載の経口剤形。
[発明66]
発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物、又は発明42~65のいずれか一に記載の経口剤形を含む、キット。
[発明67]
患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物又は発明42~65のいずれか一に記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、前記疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
[発明68]
前記疾患が、うつ病である、発明67に記載の方法。
[発明69]
前記うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、発明68に記載の方法。
[発明70]
前記うつ病が、大うつ病性障害である、発明68に記載の方法。
[発明71]
患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、前記疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
[発明72]
患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の発明42~65のいずれか一に記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、前記疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、方法。
[発明73]
前記疾患が、うつ病である、発明72に記載の方法。
[発明74]
前記うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、発明73に記載の方法。
[発明75]
前記うつ病が、大うつ病性障害である、発明73に記載の方法。
[発明76]
患者における疾患を治療する方法であって、治療有効量の発明42~65のいずれか一に記載の経口剤形を、そのような治療を必要とする患者に経口投与することを含み、前記疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、方法。
[発明77]
患者における疾患を治療するための医薬の製造における、発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物の医薬組成物の使用であって、前記疾患が、神経疾患、精神疾患、及び疼痛から選択される、使用。
[発明78]
前記疾患が、うつ病である、発明77に記載の使用。
[発明79]
前記うつ病が、大うつ病性障害、気分変調、持続性うつ病性障害、双極性障害、季節性感情障害、精神病性うつ病、周産期うつ病、月経前不快気分障害、状況性うつ病、非定型うつ病、治療抵抗性うつ病、内因性うつ病、気分循環性障害、及び重篤気分調節症から選択される、発明78に記載の使用。
[発明80]
前記うつ病が、大うつ病性障害である、発明78に記載の使用。
[発明81]
患者における疾患を治療するための医薬の製造における、発明1~41のいずれか一に記載の医薬組成物の使用であって、前記疾患が、NMDA受容体を阻害することによって治療される、使用。

Claims (11)

  1. 35重量%~55重量%の((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート又はその薬学的に許容される塩と、
    20重量%~40重量%の制御放出ポリマーであって、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、制御放出ポリマーと、
    10重量%~20重量%の微結晶性セルロースと、
    5重量%~15重量%のラウリル硫酸ナトリウムと、
    0.1重量%~1.0重量%のステアリン酸マグネシウムと、
    を含む、医薬組成物であって、
    重量%が、前記医薬組成物の総重量に基づく、
    医薬組成物。
  2. 前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースが、
    22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)の粘度を特徴とする、50重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
    22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sの粘度(Brookfield)を特徴とする、0重量%~50重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、を含み、
    重量%が、前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースの総重量に基づく、請求項に記載の医薬組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の医薬組成物を含む、経口錠剤
  4. 前記経口錠剤が、25mg~400mgの((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート又はその薬学的に許容される塩を含む、請求項に記載の経口錠剤
  5. 35重量%~55重量%の((((S)-1-(2-クロロフェニル)-2-オキソシクロヘキシル)(メチル)カルバモイル)オキシ)メチルジメチル-L-バリネート(39)と、
    20重量%~40重量%の制御放出ポリマーであって、前記制御放出ポリマーが、
    22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として80mPa-s(cP)~120mPa-s(cP)のBrookfield粘度を特徴とする、50重量%~100重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
    22%~24%のメトキシル含有量、25℃の2%水中で5~8のpH、7.5%~9.5%のヒドロキシプロポキシル含有量、20℃の2%水溶液として2,600cP mPa-s~5,000cP mPa-sのBrookfield粘度を特徴とする、0重量%~50重量%のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、を含み、
    重量%が、前記制御放出ポリマーの総重量に基づく、制御放出ポリマーと、
    10重量%~20重量%の微結晶性セルロースと、
    5重量%~15重量%のラウリル硫酸ナトリウムと、
    0.1重量%~1.0重量%のステアリン酸マグネシウムと、
    を含む経口錠剤あって、
    重量%が、前記経口錠剤総重量に基づく、
    経口錠剤
  6. 患者における疾患を治療するための医薬の製造における、請求項1又は2に記載医薬組成物の使用であって、前記疾患が、うつ病及び疼痛から選択される、使用。
  7. 前記うつ病が大うつ病性障害である、請求項に記載の使用。
  8. 患者における疾患を治療するための医薬の製造における、請求項4に記載の経口錠剤の使用であって、前記疾患が、うつ病及び疼痛から選択される、使用。
  9. 前記うつ病が大うつ病性障害である、請求項8に記載の使用。
  10. うつ病又は疼痛の治療に使用するための、請求項に記載の経口錠剤
  11. 前記うつ病が大うつ病性障害である、請求項10に記載の経口錠剤
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