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JP7737795B2 - 把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システム - Google Patents
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JP7737795B2 - 把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システム - Google Patents

把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システム

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JP7737795B2 JP2020210383A JP2020210383A JP7737795B2 JP 7737795 B2 JP7737795 B2 JP 7737795B2 JP 2020210383 A JP2020210383 A JP 2020210383A JP 2020210383 A JP2020210383 A JP 2020210383A JP 7737795 B2 JP7737795 B2 JP 7737795B2
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Description

本開示は、把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システムに関する。
従来、骨付き肉を把持する把持装置が知られている。例えば、骨付き肉が切り込みの入った肢首部を含む骨付き肢肉である場合、各骨付き肢肉の大きさに応じて、肢首部の切り込み位置の近くの部位を把持装置は把持する必要がある。特許文献1に開示される把持装置では、切り込み位置から肢首部の先端までの長さが、実測によりデータとして予め収集されている。収集されたデータに基づき、上記長さの平均値及び上記データの標準偏差が求められる。これらの値によって規定される規定量だけ肢首部の先端から変位した位置が把持位置とみなされ、この位置にある肢首部の部位を把持装置は把持する。
特開2020-178633号公報
特許文献1に開示の把持装置では、複数の骨付き肢肉のそれぞれに対して同じ規定量が適用されて把持動作が実行されるが、各骨付き肢肉の大きさ又は形状をさらに考慮に入れたうえで、把持位置が特定されることが好ましい。
本開示に係る一実施形態は、骨付き肉の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システムを提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る把持位置演算システムは、
骨付き肉の撮影画像に関する画像データを取得するための画像取得部と、
前記画像データが入力されると、前記骨付き肉の把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデルを記憶した記憶部と、
前記画像取得部によって取得された前記画像データを前記学習済モデルに入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得部と
を備える。
本発明の少なくとも一実施形態に係る把持位置演算プログラムは、
コンピュータに、
骨付き肉の撮影画像に関する画像データを取得するための画像取得ステップと、
前記画像データが入力されると、前記骨付き肉の把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデルに、前記画像取得ステップによって取得された前記画像データを入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得ステップと
を実行させる。
本発明の少なくとも一実施形態に係る学習モデルは、
ニューラルネットワークを用いた学習済モデルであって、
骨付き肉の撮影画像に関する画像データが入力されるための入力層と、
前記入力層に入力された前記画像データの前記骨付き肉の把持位置に関する把持位置データを出力するための出力層と、
教師用の前記画像データと前記画像データに含まれる前記骨付き肉の教師用の前記把持位置データとを対応付けた教師データに基づき、各ニューロン間の結合の重みとバイアスとを含むパラメータの学習がなされた複数の中間層と
を備え、
前記画像データが前記入力層に入力された場合に、前記複数の中間層による演算を経て前記把持位置データを前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる。
本発明の少なくとも一実施形態に係る骨付き肉把持システムは、
前記骨付き肉を撮影するための撮影装置と、
前記骨付き肉を把持するための把持装置と、
前記骨付き肉を撮影するよう前記撮影装置を制御するための撮影制御部と、
前記画像取得部が前記撮影装置によって撮影された画像に関する前記撮影画像の前記画像データを取得するよう構成された、前記把持位置演算システムと、
前記把持位置取得部によって取得された前記把持位置データに基づき、前記骨付き肉を把持するよう前記把持装置を制御するための把持制御部と
を備える。
幾つかの実施形態によれば、骨付き肉の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる把持位置演算システム、把持位置演算プログラム、学習済モデル、及び骨付き肉把持システムを提供できる。
一実施形態に係る骨付き肉把持システムの平面図である。 一実施形態に係る骨付き肉把持システムの正面図である。 一実施形態に係る撮影装置によって生成された画像を示す図である。 一実施形態に係る学習済モデルを示す図である。 一実施形態に係る教師データを示す図である。 一実施形態に係る骨付き肉把持システムの機能を示すブロック図である。 一実施形態に係る把持位置が特定される処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係る骨付き肉把持システム1の平面図であり、図2は、一実施形態に係る骨付き肉把持システム1の正面図である。骨付き肉把持システム1は、骨付き肉5を把持するよう構成される。骨付き肉5は、骨付きの牛肉、馬肉、鹿肉、猪肉、鯨肉又は魚肉などである。
一実施形態の骨付き肉5は、本体部5aと、本体部5aから突出する肢首部5bとを含む豚の肢肉である。
一実施形態では、骨付き肉把持システム1は、骨付き肉5を撮影する撮影装置40、撮影された骨付き肉5の把持位置を特定する把持位置演算システム300、特定された把持位置で骨付き肉5を把持する把持装置50を備える。
一実施形態では、撮影される骨付き肉5は搬送装置100によって位置決めされる。
搬送装置100は、骨付き肉5を搬送する搬送部101と、搬送される骨付き肉5を位置決めする位置決め部材104とを含む。搬送部101は撮影装置40の下方に位置するベルトコンベアである。位置決め部材104は一対の板状体104aである。
一実施形態では、把持装置50に把持された骨付き肉5は、運搬装置60に受け渡されて運搬される。
他の実施形態では、骨付き肉把持システム1は搬送装置100、及び運搬装置60を備えなくてもよい。例えば、撮影装置40は人力で運ばれた骨付き肉5を撮影してもよい。
一実施形態に係る把持位置演算システム300は、撮影装置40で撮影された画像に関するデータを画像データとして取得するための画像取得部322と、目標となる把持位置を示す把持位置データを出力するよう学習された学習済モデル305を記憶した記憶部310と、画像取得部322によって取得された画像データを学習済モデル305に入力して把持位置データを取得するための把持位置取得部324と、取得された把持位置データを把持装置50に出力するための把持位置出力部327とを備える。
把持装置50は、把持位置出力部327から出力された把持位置データが示す位置で骨付き肉5を把持する。
一実施形態の把持装置50は、多関節ロボットアーム52、及び多関節ロボットアーム52の先端に設けられたクランプ53を備える。多関節ロボットアーム52の動作により、クランプ53は、把持位置データが示す位置で骨付き肉5を把持する。
一実施形態では、クランプ53は、固定部53aと、固定部53aに対して近づく方向及び遠ざかる方向に変位する可動部53bとを備える。
一実施形態では、上記クランプ53が骨付き肉5の肢首部5bを把持する。把持された骨付き肉5は、吊り下げられた姿勢で運搬装置60に受け渡される。
一実施形態では、運搬装置60は、受取部62と、受取部62が受け取った骨付き肉5を運搬する運搬部64を備える。
一実施形態に係る受取部62は、上下方向に開放された穴63を含む。穴63は、肢首部5bを案内するための案内穴65と、案内された骨付き肉5が係合するための係合穴66を備える。一実施形態では、係合穴66は骨付き肉5の肢首部5bと係合するよう構成される。
一実施形態では、平面視において、案内穴65は係合穴66に向けて狭まっており、係合穴66は案内穴65から遠ざかる方向へ直線状に延在する。
一実施形態では、係合穴66に係合した骨付き肉5は、運搬部64によって運搬される。
一実施形態では、図3に示す通り、撮影装置40の撮影により生成される画像45には、骨付き肉5の一部が含まれる。より具体的には一例として、位置決めされた骨付き肉5の搬送方向の下流側部分が画像45に含まれる。
一実施形態では、肢首部5bの他に、位置決め部材104と接触する本体部5aの部位である接触部位5cが画像45に含まれる。
他の実施形態では、画像45には、位置決めされた骨付き肉5の全てが含まれてもよい。
一実施形態の画像45には、規定領域44が含まれる。規定領域44の画像(以下、撮影画像48ともいう)に関する画像データは、上述の画像取得部322に出力される。
一実施形態では、撮影画像48は、骨付き肉5のうちで、目標把持位置となる部位を部分的に写す。一実施形態の目標把持位置は、骨付き肉5の肢首部5bである。より具体的には一例として、肢首部5bに形成された切込みCが目標把持位置となる。この場合、上述の把持位置データは、切込みCの位置を示す。
なお、切込みCは一例として、作業者が、肢首部5bに含まれるアキレス腱を切断するよう、ナイフで肢首部5bを切り込むことで形成される。切込みCは切断装置により自動的に形成されてもよい。
他の実施形態では、規定領域44に含まれる肢首部5bに切込みCが形成されていなくてもよい。また、規定領域44に含まれる骨付き肉5の部位が目標把持位置とならなくてもよい。つまり、規定領域44に写っていない骨付き肉5の部位が目標把持位置になってもよい。
また、撮影画像48は、撮影装置40の撮影により生成される画像45に関連する画像であればどのような画像であってもよい。例えば、撮影画像48が、規定領域44の画像である代わりに、画像45と同一の画像であってもよい。
図4は、一実施形態に係る記憶部310に記憶される学習済モデル305を示す図である。
ニューラルネットワークを用いた学習済モデル305は、画像データの入力に伴い、把持位置データを出力するよう機械学習されている。学習済モデル305は、入力層311、出力層313、及び複数の中間層312を備える。なお、図4では、複数の中間層312を単一の符号312を用いて簡略化して図示している。入力層311は画像データが入力されるよう構成される。出力層313は、骨付き肉5の把持位置データを出力するよう構成される。中間層312では、画像データと把持位置データとを対応付けた後述の教師データ450に基づき、各ニューロン間の結合の重みとバイアスとを含むハイパーパラメータの学習がなされている。画像データが入力層311に入力された場合に、学習済モデル305は、複数の中間層312による演算を経て把持位置データを出力層313から出力するよう把持位置取得部324を機能させる。
なお、出力層313から出力される把持位置データは、目標となる把持位置を示していれば、どのようなデータであってもよい。例えば、把持位置データは、撮影画像48(又は画像45)における座標データでもよい。より具体的な一例として、把持位置データは、任意の規定位置にある基準線Lbから目標把持位置までの横方向の長さであってもよい(図3の寸法La)。または、Lc=Lw-Laとして肢首部5bの先端部からの目標把持位置までの横方向の長さであってもよい(図3の寸法Lc)。あるいは他の実施形態として、把持位置データは、現実の3次元空間における座標データであってもよい。
図5は、学習済モデル305の学習がなされる前のモデルである学習モデルに、学習をさせるための一実施形態に係る教師データ450を示す図である。
一実施形態では、学習モデルから学習済モデル305が生成される工程には、教師データ450の生成工程と、学習モデルの学習工程とが含まれる。
教師データ450の生成工程では、教師用画像データが用意される。
一実施形態では、骨付き肉5を写した複数の教師用の画像45が用意され、これらの画像45から教師用の撮影画像48が生成される。
一実施形態では、撮影画像48の生成は、クロップ処理、又はトリミング処理などによって生成される。
生成された教師用の撮影画像48の各々について、正解データとなる教師用把持位置データが特定される。
一実施形態では、教師用把持位置データの特定は、教師用の画像45に基づいて行われる。より詳細には一例として、骨付き肉把持システム1のオペレータは、画像分析装置(図示外)を用いて各画像45の切込みCを指定し、基準線Lbから切込みCまでの横方向における長さ(図3の寸法La)を特定する。
特定された教師用把持位置データが、教師用の各撮影画像48に対応付けられることで、教師データ450は生成される。
なお、基準線Lbは任意の規定位置である。一実施形態の基準線Lbは、例えば、搬送装置100によって搬送される骨付き肉5の搬送経路上の規定位置にある。より具体的には、一実施形態の基準線Lbは、画像45に含まれる位置に設定される。
他の実施形態の教師用把持位置データは、画像45の一端(例えば左端)からの長さで特定されてもよい。あるいは、教師用把持位置データは、撮影画像48の一端(例えば左端)からの長さで特定されてもよい。あるいは、教師用把持位置データは、画像分析装置に代えて実測により特定されてもよい。
さらに他の実施形態では、教師用の画像45に写る骨付き肉5に切込みCが写っていなくてもよい。この場合でも、教師用の把持位置データをオペレータが指定することができる。
教師データ450の生成工程に続く学習モデルの学習工程では、教師データ450が、トレーニングデータセットと、バリデーションセットとに分けられる。トレーニングデータセットが学習モデルに入力されると、ニューロン間の結合の重みとバイアスなどのハイパーパラメータが設定される。ハイパーパラメータは、学習モデルの学習係数、及びバッチサイズを含む。バッチサイズは、1回の学習で学習モデルが読み込む画像データのデータ量(つまり、教師用の撮影画像48の枚数)である。チューニングの終了後、上記の教師データ450が学習モデルに再び入力されて、学習が行われる。これにより、学習済モデル305が生成され、学習モデルの学習工程は終了する。
図6は、一実施形態に係る骨付き肉把持システム1の機能を示すブロック図である。
一実施形態の骨付き肉把持システム1は、制御部90、画像処理制御部200、及び把持位置演算システム300を含む。
一実施形態では、これらの構成要素のそれぞれに少なくとも一つのプロセッサユニットが設けられる。プロセッサユニットに含まれるプロセッサは、読み出したプログラムをメモリにロードし、ロードしたプログラム(把持位置演算プログラム10)に含まれる命令を実行するように構成される。プロセッサは、例えば、CPU、GPU、MPU、DSP、これら以外の各種演算装置、又はこれらの組み合わせである。プロセッサは、PLD、ASIC、FPGA、及びMCU等の集積回路により実現されてもよい。
一実施形態では、これらの構成要素では有線又は無線によってデータ(信号)の送受信がなされる。
一実施形態では、制御部90は、MPUを含んだプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)である。一実施形態では、制御部90は、搬送制御部103、撮影指令部106、把持制御部109、及び運搬制御部112を備える。
搬送制御部103は、搬送装置100を制御するよう構成される。
一実施形態では、搬送制御部103は、搬送部101を駆動するための搬送駆動部102を制御する。
一実施形態では、搬送制御部103は、タイマ35又は搬送される骨付き肉5を検出するセンサ105の少なくとも一方に基づき搬送駆動部102を制御する。例えば、センサ105の検出結果が切り替わってからタイマ35が規定時間を計時するまで、搬送制御部103は搬送駆動部102を駆動させる。これにより、骨付き肉5はその大きさ又は形状に関わらず、位置決め部材104に接触して位置決めされる。
なお、一実施形態では、センサ105は、搬送部101の下流端を通過した骨付き肉5を検出する光電センサである。
撮影指令部106は、搬送制御部103による制御時、画像処理制御部200に撮影指示信号を出力するよう構成される。
幾つかの実施形態では、撮影指令部106は、撮影指示信号の他に、照明部107に照明指示信号を出力してもよい。照明部107は、撮影装置40の撮影領域に向けて光を照らすように構成される。
把持制御部109は、把持位置データに基づき、把持装置50を制御するよう構成される。
一実施形態では、把持制御部109は、把持装置50に含まれる把持駆動部55を制御する。
一実施形態の把持駆動部55は、多関節ロボットアーム52とクランプ53を駆動する。例えば、把持駆動部55は、多関節ロボットアーム52を駆動する少なくとも1つのモータと、クランプ53を駆動するエアシリンダを備える。
他の実施形態では、把持駆動部55は、クランプ53を駆動するためのモータをエアシリンダに代えて備えてもよい。
運搬制御部112は、把持制御部109による制御後、運搬部64を制御するよう構成される。
一実施形態では、画像処理制御部200は、CPUを含むプロセッサユニットにより実現される。
一実施形態では、画像処理制御部200は、撮影制御部203と画像処理部205を備える。
撮影制御部203は、撮影装置40に撮影を行わせるよう構成される。例えば、撮影指令部106から撮影指示信号を取得したことを契機として、撮影制御部203は撮影装置40に撮影を行わせる。
一実施形態では、画像処理部205は、撮影装置40によって生成された画像45に画像処理を施し、画像45の規定領域44を取り出すよう構成される。規定領域44を取り出す画像処理は、例えばクロップ処理、又はトリミング処理などである。
一実施形態では、画像処理部205によって生成された画像データは、把持位置演算システム300に出力される。
他の実施形態では、画像処理制御部200は、画像処理部205を備えなくてもよい。この場合、画像45の画像データが画像処理を施されることなく、把持位置演算システム300の画像取得部322に出力されてもよい。
一実施形態では、把持位置演算システム300は、GPUを含むプロセッサユニットによって実現される。把持位置演算システム300の構成の一例は上述した通りである。
一実施形態では、把持位置演算システム300の画像取得部322は、画像処理部205から出力される画像データを取得する。一実施形態では、画像データは画素ごとのRGBの輝度値を含む。把持位置出力部327は、把持位置取得部324によって取得された把持位置データを、画像処理部205を経由して把持制御部109に出力する。
他の実施形態では、把持位置出力部327は把持制御部109又は把持装置50に直接的に把持位置データを出力してもよい。
さらに他の実施形態では、把持位置演算システム300は把持位置出力部327を備えなくてもよい。この場合、把持位置演算システム300は、制御部90又は画像処理部205から離れた遠隔地に設けられてもよい。把持位置演算システム300は、例えば、インターネットを介して制御部90又は画像処理部205とデータ(信号)の送受信を行ってもよい。
図7を参照し、骨付き肉把持システム1が骨付き肉5を把持するときに実行する制御処理を説明する。
搬送制御部103は骨付き肉5の位置決めを搬送部101に実行させる(S11)。一実施形態では、センサ105の検出結果が切り替わってから規定時間が経過した後、搬送制御部103が搬送駆動部102を停止することで、位置決めは実行される。
搬送制御部103による制御時、撮影制御部203は骨付き肉5の撮影を撮影装置40に実行させる(S13)。一実施形態では、撮影制御部203は、撮影指令部106から撮影指示信号を受信したことを契機として、撮影装置40を制御する。位置決めされた骨付き肉5の画像45が生成されて、画像処理部205に出力される。
撮影制御部203による制御後、画像処理部205は画像45を画像処理する(S15)。一実施形態では、画像処理部205は画像45に対してクロップ処理を実行し、撮影画像48の画像データを生成する(S15)。画像取得部322は画像処理部205から画像データを取得する(S17)。なお、他の実施形態では、撮影画像48は画像45と同一画像であってもよい。例えば、画像処理部205が設けられない一実施形態では、画像取得部322は画像45の画像データを取得する(S17)。
把持位置取得部324は把持位置データを取得する(S19)。一実施形態では、把持位置取得部324は画像データを学習済モデル305の入力層311に入力することで、出力層313から把持位置データを取得する。一実施形態では、把持位置出力部327は、この把持位置データを取得して、画像処理部205を経由して把持制御部109に出力する。
把持制御部109は位置決めされた骨付き肉5の把持動作を把持装置50に実行させる(S21)。一実施形態では、把持位置データが示す位置にある肢首部5bの部位を把持するよう、把持制御部109は把持駆動部55を制御する。
一実施形態では、把持装置50は、クランプ53で切込みCを把持し、骨付き肉5を持ち上げて運搬装置60に受け渡す。受け渡し後、クランプ53は骨付き肉5の把持を解除する。なお、把持制御部109は、把持位置データに何かしらの処理が実行された結果に基づき把持装置50を制御してもよい。
以下、幾つかの実施形態に係る把持位置演算システム300、把持位置演算プログラム10、学習済モデル305、及び骨付き肉把持システム1について概要を説明する。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る把持位置演算システム300は、
骨付き肉5の撮影画像48に関する画像データを取得するための画像取得部322と、
前記画像データが入力されると、前記骨付き肉5の把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデル305を記憶した記憶部310と、
前記画像取得部322によって取得された前記画像データを前記学習済モデル305に入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得部324と
を備える。
上記(1)の構成によれば、骨付き肉5の撮影画像48が学習済モデル305に入力されることによって、把持位置取得部324は、撮影された骨付き肉5に応じた把持位置データを取得できる。よって、骨付き肉5の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる。
一実施形態では、把持位置が適切に特定されない場合、以下のような4つの不具合が想定され得る。
第1に、適切な把持位置よりも本体部5a側に変位し過ぎた太い部位を把持装置50が把持しようした結果、把持装置50が骨付き肉5を把持し損ねる不具合である。この場合、骨付き肉5のラインが停止し得る。
第2に、上記の太い部位を把持装置50が把持できたとしても、骨付き肉5が運搬装置60に受け渡される一実施形態において、把持された部位が案内穴65に進入できず引っかかる不具合である。この場合も、ラインが停止し得る。
第3に、上記太い部位が案内穴65に進入できたとしても、この部位が案内穴65と過度に接触する不具合である。例えば把持装置50が骨付き肉5を吊り下げるように把持する一実施形態において、骨付き肉5は、案内穴65に過度に接触して、上下方向を軸方向として回転する。この場合、骨付き肉5は、不適切な姿勢で運搬部64に運ばれ得る。
第4に、適切な把持位置よりも肢首部5bの先端側に変位し過ぎた部位を把持装置50が把持した結果、把持中の骨付き肉5が自重などによって下方に変位してしまう不具合である。この場合、把持装置50から運搬装置60へ骨付き肉5が受け渡される一実施形態において、骨付き肉5が脱落し得る。
この点、一実施形態では、把持位置演算システム300では、適切な把持位置が特定されて、把持装置50は肢首部5bを適正に把持できるので、上記4つの不具合が抑制される。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記画像取得部322は、位置決め部材104により位置決めされた前記骨付き肉5のうち、前記位置決め部材104との接触部位5cから外れた端部の一例である肢首部5bを部分的に写した前記撮影画像48に関する前記画像データを取得するように構成される。
上記(2)の構成によれば、位置決め部材104との接触部位5cから外れた端部の一例である肢首部5bを部分的に写した撮影画像48は、骨付き肉5の大きさに応じて撮影画像48の様子が全体的に大きく変化する。様子が変化し易い撮影画像48の画像データが学習済モデル305に入力されることで、より適切な把持位置を把持位置取得部324は特定できる。
なお、撮影画像48の様子は、例えば、撮影画像48の横方向における肢首部5bの先端位置、縦方向における肢首部5bの先端位置、又は撮影画像48に写る肢首部5bの領域の面積などを指す。
また、一実施形態では、撮影画像48には、骨付き肉5の大きさに関わらず同じ様子を呈する搬送部101が写らない。従って、撮影画像48の様子は骨付き肉5の大きさに応じてさらに変化が現れるようになり、より適切な把持位置が特定できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記画像取得部322は、前記接触部位5cと前記位置決め部材104との接触により搬送装置100による搬送が阻止されて位置決めされた前記骨付き肉5のうち、前記搬送装置100による搬送方向の一端部の一例である肢首部5bを部分的に写した前記撮影画像48に関する前記画像データを取得するように構成される。
上記(3)の構成によれば、骨付き肉5が位置決め部材104により位置決めされた場合において、搬送方向における骨付き肉5の一端部の一例である肢首部5bの位置は、骨付き肉5に大きさに応じて変化する。この撮影画像48に関する画像データが学習済モデル305に入力されることで、より適切な把持位置を把持位置取得部324は特定できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)のいずれかの構成において、
前記把持位置演算システム300は、撮影された前記骨付き肉5を把持するように構成された把持装置50に、前記把持位置取得部324によって取得された前記把持位置データを出力するための把持位置出力部327を備える。
上記(4)の構成によれば、把持位置取得部324により取得された把持位置データに基づき把持装置50は骨付き肉5を適正に把持できる。
(5)本発明の少なくとも一実施形態に係る把持位置演算プログラム10は、
コンピュータに、
骨付き肉5の撮影画像48に関する画像データを取得するための画像取得ステップ(S17)と、
前記画像データが入力されると、前記骨付き肉5の把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデル305に、前記画像取得ステップ(S17)によって取得された前記画像データを入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得ステップ(S19)と
を実行させる。
上記(5)の構成によれば、上記(1)と同様の理由によって、骨付き肉5の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる。
(6)本発明の少なくとも一実施形態に係る学習済モデル305は、
ニューラルネットワークを用いた学習済モデル305であって、
骨付き肉5の撮影画像48に関する画像データが入力されるための入力層311と、
前記入力層311に入力された前記画像データの前記骨付き肉5の把持位置に関する把持位置データを出力するための出力層313と、
教師用の前記画像データと前記画像データに含まれる前記骨付き肉の教師用の前記把持位置データとを対応付けた教師データ450に基づき、各ニューロン間の結合の重みとバイアスとを含むパラメータの学習がなされた複数の中間層312と
を備え、
前記画像データが前記入力層311に入力された場合に、前記複数の中間層312による演算を経て前記把持位置データを前記中間層312から出力するようにコンピュータを機能させる。
上記(6)の構成によれば、上記(1)と同様の理由によって、骨付き肉5の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係る骨付き肉把持システム1は、
前記骨付き肉5を撮影するための撮影装置40と、
前記骨付き肉5を把持するための把持装置50と、
前記骨付き肉を撮影するよう前記撮影装置40を制御するための撮影制御部203と、
前記画像取得部322が前記撮影装置40によって撮影された画像45に関する前記撮影画像48の前記画像データを取得するよう構成された、上記(1)から(4)のいずれかに記載の把持位置演算システム300と、
前記把持位置取得部324によって取得された前記把持位置データに基づき、前記骨付き肉5を把持するよう前記把持装置50を制御するための把持制御部109と
を備える。
上記(7)の構成によれば、上記(1)と同様の理由によって、骨付き肉5の大きさ又は形状に応じた適切な把持位置を特定できる。
一実施形態に係る骨付き肉把持システム1には種々の変更が適用され得る。
把持装置50は、肢首部5bを把持する代わりに、例えば肢首部5bとは反対側の本体部5aの端部を把持してもよい。この場合、把持位置データは本体部5aの端部の把持位置を示す。この把持位置データは、肢首部5bを部分的に写した上述の撮影画像48に基づいて特定されてもよいし、本体部5aの端部を部分的に写した画像に基づき特定されてもよい。
制御部90、画像処理制御部200、又は把持位置演算システム300の少なくとも2つは単一のプロセッサユニットにより実現されてもよい。
1 :骨付き肉把持システム
5 :骨付き肉
5c :接触部位
10 :把持位置演算プログラム
40 :撮影装置
45 :画像
48 :撮影画像
50 :把持装置
90 :制御部
100 :搬送装置
104 :位置決め部材
109 :把持制御部
203 :撮影制御部
300 :把持位置演算システム
305 :学習済モデル
310 :記憶部
311 :入力層
312 :中間層
313 :出力層
322 :画像取得部
324 :把持位置取得部
327 :把持位置出力部
450 :教師データ

Claims (7)

  1. 多関節ロボットによる骨付き肉の把持位置の演算システムであって、
    骨付き肉の撮影画像に関する画像データを取得するための画像取得部と、
    前記画像データが入力されると、前記骨付き肉の前記把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデルを記憶した記憶部と、
    前記画像取得部によって取得された前記画像データを前記学習済モデルに入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得部と
    を備え
    前記画像取得部は、位置決め部材との接触により搬送装置による搬送が阻止されて位置決めされた前記骨付き肉のうち、前記位置決め部材との接触部位から外れた端部を部分的に写した前記撮影画像であって、且つ、前記搬送装置が写っていない前記撮影画像に関する前記画像データを取得するように構成された
    把持位置演算システム。
  2. 前記画像取得部は、前記位置決め部材により位置決めされた前記骨付き肉のうち、前記搬送装置の搬送部から搬送方向の下流側に突出した部位だけを部分的に写した前記撮影画像に関する前記画像データを取得するように構成された請求項1に記載の把持位置演算システム。
  3. 前記画像取得部は、前記接触部位と前記位置決め部材との接触により前記搬送装置による搬送が阻止されて位置決めされた前記骨付き肉のうち、前記搬送装置による搬送方向の下流側端部を部分的に写した前記撮影画像に関する前記画像データを取得するように構成された請求項1又は2に記載の把持位置演算システム。
  4. 撮影された前記骨付き肉を把持するように構成された把持装置に、前記把持位置取得部によって取得された前記把持位置データを出力するための把持位置出力部を備える請求項1から3のいずれかに記載の把持位置演算システム。
  5. 多関節ロボットによる骨付き肉の把持位置を演算するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    骨付き肉の撮影画像に関する画像データを取得するための画像取得ステップと、
    前記画像データが入力されると、前記骨付き肉の前記把持位置に関する把持位置データを出力するよう学習されたニューラルネットワークを用いた学習済モデルに、前記画像取得ステップによって取得された前記画像データを入力して、前記把持位置データを取得するための把持位置取得ステップと
    を実行させるとともに、
    前記画像取得ステップでは、位置決め部材との接触により搬送装置による搬送が阻止されて位置決めされた前記骨付き肉のうち、前記位置決め部材との接触部位から外れた端部を部分的に写した前記撮影画像であって、且つ、前記搬送装置が写っていない前記撮影画像に関する前記画像データを取得するように構成された
    把持位置演算プログラム。
  6. 多関節ロボットによる骨付き肉の把持位置を演算するためのニューラルネットワークを用いた学習済モデルであって、
    骨付き肉の撮影画像に関する画像データが入力されるための入力層と、
    前記入力層に入力された前記画像データの前記骨付き肉の前記把持位置に関する把持位置データを出力するための出力層と、
    教師用の前記画像データと前記画像データに含まれる前記骨付き肉の教師用の前記把持位置データとを対応付けた教師データに基づき、各ニューロン間の結合の重みとバイアスとを含むパラメータの学習がなされた複数の中間層と
    を備え、
    前記入力層は、位置決め部材との接触により搬送装置による搬送が阻止されて位置決めされた前記骨付き肉のうち、前記位置決め部材との接触部位から外れた端部を部分的に写した前記撮影画像であって、且つ、前記搬送装置が写っていない前記撮影画像に関する前記画像データが入力されるように構成され、
    前記画像データが前記入力層に入力された場合に、前記複数の中間層による演算を経て前記把持位置データを前記出力層から出力するようにコンピュータを機能させる学習済モデル。
  7. 前記骨付き肉を撮影するための撮影装置と、
    前記骨付き肉を把持するための把持装置と、
    前記骨付き肉を撮影するよう前記撮影装置を制御するための撮影制御部と、
    前記画像取得部が前記撮影装置によって撮影された画像に関する前記撮影画像の前記画像データを取得するよう構成された、請求項1から4のいずれかに記載の把持位置演算システムと、
    前記把持位置取得部によって取得された前記把持位置データに基づき、前記骨付き肉を把持するよう前記把持装置を制御するための把持制御部と
    を備える骨付き肉把持システム。
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