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JP7740193B2 - 衝突回避支援装置 - Google Patents
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JP7740193B2 - 衝突回避支援装置 - Google Patents

衝突回避支援装置

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JP7740193B2 JP2022164069A JP2022164069A JP7740193B2 JP 7740193 B2 JP7740193 B2 JP 7740193B2 JP 2022164069 A JP2022164069 A JP 2022164069A JP 2022164069 A JP2022164069 A JP 2022164069A JP 7740193 B2 JP7740193 B2 JP 7740193B2
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Description

本発明は、自動車などの車両の衝突回避支援装置に係る。
衝突回避支援装置の一つとして、車両の前方の障害物と衝突する虞があると判定されたときには、自動制動によって車両を減速し停止させることにより、障害物との衝突を回避するよう構成された衝突回避支援装置が知られている。
例えば、下記の特許文献1には、道路の形状を認識し、道路の形状に基づいて車両の進路を推定し、車両が障害物と衝突する虞があり、衝突回避の必要性があると判定したときには、自動制動による衝突回避を実行する衝突回避支援装置が記載されている。
特開2020-091789号公報
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特許文献1に記載された衝突回避支援装置のような衝突回避支援装置が搭載された車両が支線を走行してT字路に接近し、車両がT字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定されると、車両は自動制動により停止する。よって、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを回避することができる。
しかし、車両はT字路の突当りの障害物の手前の位置、即ちT字路の本線において停止するので、停止した車両に本線を走行する他車両が衝突する虞がある。上記特許文献1に記載された衝突回避支援装置のような従来の衝突回避支援装置によっては、停止した車両に本線を走行する他車両が衝突する虞を低減することはできない。
本発明は、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを回避することができるだけでなく、停止した車両に本線を走行する他車両が衝突する虞を低減することできるよう改良された衝突回避支援装置を提供する。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
本発明によれば、車両(102)の周囲の情報を取得する周囲情報取得装置(物標情報取得装置16、ナビゲーション装置80)と、車両を自動制動する自動制動装置(34)と、周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、車両が前方の障害物と衝突する虞があると判定したときには、自動制動装置による自動制動により車両を停止させるよう構成された制御ユニット(運転支援ECU10)と、を含む衝突回避支援装置(100)が提供される。
御ユニット(運転支援ECU10)は、周囲情報取得装置(16、80)により取得された情報に基づいて、T字路(110)に信号機が設置されていないと判定しており(S30)、車両(102)が支線(108)を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物(112)に衝突する虞があると判定したときに(S50)、自動制動装置(34)による自動制動によりT字路の手前の位置において車両を停止させる(S60~S80)よう構成される。
上記の構成によれば、T字路に信号機が設置されておらず、車両が支線を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定されたときに、車両は自動制動装置による自動制動によりT字路の手前の位置において停止される。
よって、T字路に信号機が設置されていなくても、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを防止することができるだけでなく、車両がT字路の本線において停止し、本線を走行する他車両が車両に衝突する虞を低減することができる。
また、本発明によれば、制御ユニット(運転支援ECU10)は、周囲情報取得装置(16、80)により取得された情報に基づいて、T字路(110)に信号機が設置されていると判定し(S30)、支線(108)の側の信号機(116)が青であると判定している状況において(S90)、車両(102)が支線を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物(112)に衝突する虞があると判定したときには(S120)、自動制動装置(34)による自動制動によりT字路の突当りの障害物の手前の位置において車両を停止させる(S130~S150)よう構成される。
上記の構成によれば、支線の側の信号機が青であり、車両が支線を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定されたときには、自動制動装置による自動制動により車両はT字路の突当りの障害物の手前の位置において停止される。
よって、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを防止することができる。この場合、車両はT字路の本線において停止するが、本線の側の信号機は赤であるので、他車両が車両に衝突することはない。更に、車両がT字路の手前の位置において停止される場合に比して、後続車両が車両に追突する虞を低減することができる。
更に、本発明によれば、制御ユニット(運転支援ECU10)は、周囲情報取得装置(16、80)により取得された情報に基づいて、T字路(110)に信号機が設置されていると判定し(S30)、支線(108)の側の信号機(116)が青ではないと判定している状況において(S90)、車両(102)が支線を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定したときには(S50)、自動制動装置による自動制動によりT字路の手前の位置において車両を停止させる(S40~S80)よう構成される。
上記の構成によれば、支線の側の信号機が青ではないと判定され、車両が支線を走行してT字路に接近しており且つ車両がT字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定されたときには、車両は自動制動装置による自動制動によりT字路の手前の位置において停止される。
よって、支線の側の信号機が青ではない状況において、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを防止することができるだけでなく、車両がT字路の本線において停止し、本線を走行する他車両が車両に衝突する虞を低減することができる。
〔発明の態様〕
本発明の一つの態様においては、制御ユニット(運転支援ECU10)は、車両(102)の現在位置から車両を停止させる位置までの距離(Lx、Ly)及び車両の現在の車速(V)に基づいて、車両の目標減速度(Gxbt)を演算し(S60、S130)、車両の減速度(Gxb)が目標減速度になるように自動制動装置(34)を制御する(S70、S140)よう構成される。
上記態様によれば、車両を停止させる位置に車両を停止させるための車両の目標減速度を演算することができ、車両の減速度が目標減速度になるように自動制動装置を制御することにより、車両を停止させる位置に車両を停止させることができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いられる名称及び/又は符号が括弧書きで添えられている。しかし、本発明の各構成要素は、括弧書きで添えられた名称及び/又は符号に対応する実施形態の構成要素に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
実施形態にかかる衝突回避支援装置を示す概略構成図である。 実施形態の衝突回避支援制御ルーチンを示すフローチャートである。 変形例の衝突回避支援制御ルーチンを示すフローチャートである。 車両が支線を走行して信号が設置されてないT字路に接近する状況を示す図である。 車両が支線を走行して信号が設置されてないT字路の手前の位置において自動制動により停止する例を示す図である。 車両が支線を走行して信号が設置されたT字路に接近する状況を示す図(A)及び車両が支線を走行して信号が設置されたT字路の手前の位置において自動制動により停止する例(B)を示す図である。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明の実施形態にかかる衝突回避支援装置について詳細に説明する。
<構成>
図1に示されているように、本発明の実施形態にかかる衝突回避支援装置100は、車両102に適用され、運転支援ECU10を含んでいる。車両102は、自動運転が可能な車両であってよく、駆動ECU20、制動ECU30、電動パワーステアリングECU40及びメータECU50を備えている。ECUは、マイクロコンピュータを主要部として備える電子制御装置(Electronic Control Unit)を意味する。なお、以下の説明においては、電動パワーステアリングはEPSと呼称される。
各ECUのマイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、読み書き可能な不揮発性メモリ(N/M)及びインターフェース(I/F)などを含んでいる。CPUは、ROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。更に、これらのECUは、CAN(Controller Area Network)104を介してデータ交換可能(通信可能)に互いに接続されている。従って、特定のECUに接続されたセンサ(スイッチを含む)の検出値などは、他のECUにも送信されるようになっている。
運転支援ECU10は、衝突回避支援制御、追従車間距離制御、車線逸脱防止制御などの運転支援制御を行う中枢の制御装置である。実施形態においては、運転支援ECU10は、後に詳細に説明するように、他のECUと共働して、衝突回避支援の自動制動制御を実行する。
運転支援ECU10には、カメラセンサ12、レーダセンサ14及びスイッチ18が接続されている。カメラセンサ12及びレーダセンサ14は、それぞれ複数のカメラ装置及び複数のレーダ装置を含んでいる。カメラセンサ12及びレーダセンサ14は、車両102の周囲の物標の情報を取得する物標情報取得装置16として機能する。
カメラセンサ12の各カメラ装置は、図には示されていないが、車両102の周囲を撮影するカメラ部と、カメラ部によって撮影して得られた画像データを解析して道路の白線、他車両などの物標を認識する認識部とを備えている。認識部は、認識した物標に関する情報を所定の時間毎に運転支援ECU10に供給する。
レーダセンサ14の各レーダ装置は、レーダ送受信部及び信号処理部(図示せず)を備えている。レーダ送受信部は、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する)を放射し、放射範囲内に存在する立体物(例えば、他車両、ガードレールなど)によって反射されたミリ波(即ち、反射波)を受信する。信号処理部は、送信したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及びミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間などに基づいて、自車両と立体物との距離、自車両と立体物との相対速度、自車両に対する立体物の相対位置(方向)などを表す情報を所定の時間毎に運転支援ECU10に供給する。なお、レーダセンサ14に代えて、或いはレーダセンサ14に加えて、LiDAR(Light Detection And Ranging)が使用されてもよい。
スイッチ18は、図1には示されていないステアリングホイールのように運転者により操作可能な位置に設けられ、運転者によりオン及びオフに切換操作されるようになっている。スイッチ18がオンであるときには、そのことを示す信号が運転支援ECU10へ供給され、衝突回避支援の自動制動制御が実行される。
駆動ECU20には、図1には示されていない駆動輪に駆動力を付与することにより車両102を加速させる駆動装置22が接続されている。駆動ECU20は、通常時には、駆動装置22により発生される駆動力が運転者による駆動操作に応じて変化するよう、駆動装置22を制御し、運転支援ECU10から指令信号を受信すると、指令信号に基づいて駆動装置22を制御する。
なお、駆動装置22は、内燃機関及び自動変速機の組合せに限定されない。即ち、駆動装置22は、内燃機関及び無段変速機の組合せ、内燃機関及びモータの組合せである所謂ハイブリッドシステム、所謂プラグインハイブリッドシステム、燃料電池及びモータの組合せ、モータのように、当技術分野において公知の任意の駆動装置であってよい。
制動ECU30には、図1には示されていない車輪に制動力を付与することにより車両102を制動により減速させる制動装置32が接続されている。制動ECU30は、通常時には、制動装置32により発生される制動力が運転者による制動操作に応じて変化するよう、制動装置32を制御し、運転支援ECU10から指令信号を受信すると、指令信号に基づいて制動装置32を制御することにより自動制動を行う。よって、制動ECU30及び制動装置32は、自動制動装置34として機能する。
EPS・ECU40には、EPS装置42が接続されている。EPS・ECU40は、後述の運転操作センサ60及び車両状態センサ70により検出された操舵トルクTs及び車速Vに基づいて、当技術分野において公知の要領にてEPS装置42を制御することにより、操舵アシストトルクを制御し、運転者の操舵負担を軽減する。また、EPS・ECU40は、EPS装置42を制御することにより、必要に応じて転舵輪を転舵することができる。よって、EPS・ECU40及びEPS装置42は、必要に応じて転舵輪を自動的に操舵する自動操舵装置として機能する。
メータECU50には、警報装置52が接続されている。警報装置52は、車両102が障害物に衝突する虞があると判定されたときに作動され、警報の発出、即ち車両102が障害物に衝突する虞がある旨の警報の発出を行う。警報装置52は、表示器、警報ランプのような視覚警報を発する警報装置、警報ブザーのような聴覚警報を発する警報装置、シートの振動のような体感警報を発する警報装置の何れであってもよく、それらの任意の組合せであってもよい。
運転操作センサ60及び車両状態センサ70は、CAN104に接続されている。運転操作センサ60及び車両状態センサ70によって検出された情報(センサ情報と呼ぶ)は、CAN104に送信される。CAN104に送信されたセンサ情報は、各ECUにおいて適宜に利用可能である。なお、センサ情報は、特定のECUに接続されたセンサの情報であって、その特定のECUからCAN104に送信されてもよい。
運転操作センサ60は、アクセルペダルの操作量を検出する駆動操作量センサ、マスタシリンダ圧力又はブレーキペダルに対する踏力を検出する制動操作量センサ、ブレーキペダルの操作の有無を検出するブレーキスイッチを含んでいる。更に、運転操作センサ60は、操舵角θを検出する操舵角センサ、操舵トルクTsを検出する操舵トルクセンサなどを含んでいる。
車両状態センサ70は、車両102の車速Vを検出する車速センサ、車両の前後加速度を検出する前後加速度センサ、車両の横加速度を検出する横加速度センサ、車両のロール角加速度を検出するロール角加速度センサ、及び車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサなどを含んでいる。
更に、ナビゲーション装置80もCAN104に接続されている。ナビゲーション装置80は、車両102の位置を検出するGPS受信機と、地図情報及び道路情報を記憶する記憶装置と、地図情報及び道路情報の最新情報を外部から取得する通信装置とを備えている。ナビゲーション装置80は、車両102の現在地の情報を取得する装置として機能し、地図上における車両の現在地及びその周辺の情報を示す信号を運転支援ECU10に出力する。
以上の説明から解るように、実施形態においては、物標情報取得装置16及びナビゲーション装置80は、車両102の周囲の道路などの情報を取得する周囲情報取得装置として機能する。
実施形態においては、運転支援ECU10のROMは、衝突回避支援制御プログラムを記憶している。この制御プログラムは、図2に示されたフローチャートに対応しており、衝突回避支援制御はこの制御プログラムに従って実行される。
<衝突回避支援制御プログラム(図2)>
次に、図2に示されたフローチャートを参照して実施形態における衝突回避支援制御について説明する。図2に示されたフローチャートによる衝突回避支援制御は、スイッチ18がオンであるときに運転支援ECU10のCPUにより所定の時間毎に繰り返し実行され、スイッチ18がオフになると、終了する。以下の説明においては、衝突回避支援制御を「本制御」と指称する。
まず、ステップS10においては、CPUは、カメラセンサ12のフロントカメラ装置により取得された画像及び/又はナビゲーション装置80からの情報に基づいて、車両102の前方に交差点があるか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御を一旦終了し、肯定判定をしたときには、本制御をステップS20へ進める。
ステップS20においては、CPUは、カメラセンサ12のフロントカメラ装置により取得された画像及び/又はナビゲーション装置80からの情報に基づいて、図4に示されているように、車両102は支線を走行してT字路に接近しているか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御をステップS100へ進め、肯定判定をしたときには、本制御をステップS30へ進める。なお、図4において、本線106が優先道路であり、支線108は非優先道路であり、符号110はT字路を示している。
ステップS30においては、CPUは、カメラセンサ12のフロントカメラ装置により取得された画像情報に基づいて、T字路に信号機が設置されているか否かを判定する。CPUは、肯定判定をしたときには、本制御をステップS90へ進め、否定判定をしたときには、本制御をステップS40へ進める。
ステップS40においては、CPUは、図には示されていないウインカランプの作動状況、ナビゲーション装置80からの予定走行経路の情報などに基づいて、T字路における車両102の進路、即ち左折か右折かを推定する。
ステップS50においては、CPUは、早期の衝突回避の制動支援が必要であるか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御を一旦終了し、肯定判定をしたときには、本制御をステップS60へ進める。
この場合、下記の条件が成立し、図4において破線にて示されているように、車両102がT字路110の突当りの障害物112に衝突する虞があるときに、早期の衝突回避の制動支援が必要であると判定されてよい。
(X1)T字路110の停止線114までの距離Lx(図4参照)が基準値Lxc以下である。なお、基準値Lxcは、車速Vが高いほど大きくなるよう、車速に応じて可変設定される正の値である。
(X2)車両102の進路が左折及び右折の何れであるとも断定できない。
(X3)車速Vが基準車速Vxc(正の定数)以上であり、運転者は制動操作及び操舵操作をしていない。
なお、図2には示されていないが、CPUは、ステップS50において肯定判定をしたときには、後述のステップS80において肯定判定をするまで、メータECU50へ指令信号を出力して警報装置52を作動させることにより、警報を発出する。警報は、車両102を制動させる必要があり、自動制動の制御が行われる旨を含んでいてよい。
ステップS60においては、CPUは、車速Vにて走行中の車両102を、例えばT字路110の停止線114において停止させるための車両の目標減速度Gxbtを演算する。目標減速度Gxbtは、車両の現在位置から車両を停止させる位置までの距離及び車両の現在の車速に基づいて、当技術分野において公知の要領にて演算される。このことは、後述のステップS130においても同様である。
ステップS70においては、CPUは、制動ECU30へ指令信号を出力することにより、車両102の減速度Gxbが目標減速度Gxbtになるように、自動制動装置34による自動制動の制御を実行する。
ステップS80においては、CPUは、車両102が停止したか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御をステップS70へ戻し、肯定判定をしたときには、本制御を一旦終了する。
ステップS90においては、CPUは、図6(A)に示されているように、T字路110の支線108の側の信号機が青であるか否かを判定する。CPUは、肯定判定をしたときには、本制御をステップS110へ進め、否定判定をしたときには、本制御をステップS100へ進める。
ステップS100においては、CPUは、前述の特許文献1に記載された衝突回避支援装置による制御のように、当技術分野において公知の衝突回避支援制御を行う。
ステップS110においては、CPUは、ステップS40と同様に、図には示されていないウインカランプの作動状況、ナビゲーション装置80からの予定走行経路の情報などに基づいて、T字路における車両102の進路、即ち左折か右折かを推定する。
ステップS120においては、CPUは、衝突回避の制動支援が必要であるか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御を一旦終了し、肯定判定をしたときには、本制御をステップS130へ進める。
この場合、下記の条件が成立するときに、衝突回避の制動支援が必要であると判定されてよい。
(Y1)T字路110の突当りの障害物112までの距離Ly(図6(A)参照)が基準値Lyc以下である。なお、基準値Lycは、車速Vが高いほど大きくなるよう、車速に応じて可変設定される正の値である。
(Y2)車両102の進路が左折及び右折の何れであるとも断定できない。
(Y3)車速Vが基準車速Vyc(正の定数)以上であり、運転者は制動操作及び操舵操作をしていない。
ステップS130においては、CPUは、車速Vにて走行中の車両102を、T字路110の突当りの障害物112の手前の位置において停止させるための車両の目標減速度Gxbtを演算する。
ステップS140においては、CPUは、ステップS70と同様に、制動ECU30へ指令信号を出力することにより、車両102の減速度Gxbが目標減速度Gxbtになるように、自動制動装置34による自動制動の制御を実行する。
ステップS150においては、CPUは、ステップS80と同様に、車両102が停止したか否かを判定する。CPUは、否定判定をしたときには、本制御をステップS140へ戻し、肯定判定をしたときには、本制御を一旦終了する。
<実施形態の作動>
次に、車両102が支線108を走行してT字路110に接近する場合であって、T字路に信号機が設置されていない場合(C1)及びT字路に信号機が設置されている場合(C2)について、実施形態の作動を説明する。
(C1)T字路に信号機が設置されていない場合(図4、図5)
ステップS10及びS20において、肯定判定が行われ、ステップS30において、否定判定が行われる。上記条件X1~X3が成立するときには、早期の衝突回避の制動支援が必要であるので、ステップS50において、肯定判定が行われ、ステップS60において、車両102を例えばT字路110の停止線114において停止させるための車両の目標減速度Gxbtが演算される。
更に、例えば車両102がT字路の停止線において停止するまで、ステップS70及びS80において、自動制動の制御が実行される。よって、T字路に信号機が設置されていなくても、車両102がT字路の突当りの塀、ガードレールなどの障害物112に衝突することを防止することができるだけでなく、車両102がT字路110の本線106において停止し、本線を走行する他車両118が車両102に衝突することを防止することができる。
なお、上記条件X1~X3の何れかが成立しないときには、早期の衝突回避の制動支援は不要であるので、ステップS50において、否定判定が行われる。よって、ステップS60乃至S80は実行されず、車両102の減速及び一時停止などは運転者の運転操作により行われる。
(C2)T字路に信号機が設置されている場合(図6)
(C2-1)支線の側の信号機が青である場合(図6(A))
ステップS10乃至S30及びステップS90において、肯定判定が行われる。上記条件Y1~Y3が成立するときには、衝突回避の制動支援が必要であるので、ステップS120において、肯定判定が行われ、ステップS130において、T字路110の突当りの障害物112の手前の位置において車両102を停止させるための車両の目標減速度Gxbtが演算される。
更に、車両102がT字路110の突当りの障害物112の手前の位置において停止するまで、ステップS140及びS150において、自動制動の制御が実行される。よって、車両102がT字路の突当りの障害物112に衝突することを防止することができる。この場合、車両102はT字路110の本線106において停止するが、本線の側の信号機120は赤であるので、他車両118が車両102に衝突することはない。更に、車両102がT字路110の手前の位置において停止される場合に比して、後続車両が車両102に追突する虞を低減することができる。
なお、上記条件Y1~Y3の何れかが成立しないときには、衝突回避の制動支援は不要であるので、ステップS120において、否定判定が行われる。よって、ステップS130乃至S150は実行されず、車両102の減速及び一時停止などは運転者の運転操作により行われる。
(C2-2)支線の側の信号機が青でない場合(図6(B))
ステップS10乃至S30において、肯定判定が行われ、ステップS90において、否定判定が行われる。よって、ステップS110乃至S150は実行されず、ステップS100において、当技術分野において公知の衝突回避支援制御が行われる。
以上の説明から解るように、実施形態によれば、T字路に信号機が設置されていなくても、またT字路に信号機が設置され支線の側の信号機が青である場合にも、車両がT字路の突当りの障害物に衝突することを防止することができるだけでなく、車両がT字路の本線において停止し、本線を走行する他車両が車両に衝突する虞を低減することができる。
また、実施形態及び後述の変形例によれば、車両102の現在位置から車両を停止させる位置までの距離Lx、Ly及び車両の現在の車速Vに基づいて、車両の目標減速度Gxbtが演算され、車両の減速度Gxbが目標減速度になるように自動制動装置34が制御される。
よって、車両を停止させる位置に車両を停止させるための車両の目標減速度を演算することができ、車両の減速度が目標減速度になるように自動制動装置を制御することにより、車両を停止させる位置に車両を停止させることができる。
以上においては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば、上述の実施形態においては、ステップS90において、否定判定が行われたときには、即ちT字路110の支線108の側の信号機が青ではないと判定されたときには、
ステップS100において、当技術分野において公知の衝突回避支援制御が行われる。しかし、図3に変形例として示されているように、ステップS90において、否定判定が行われたときには、本制御がステップS40へ進められ、T字路110に信号機が設置されていない場合と同様の制御が行なわれてもよい。
この変形例によれば、支線108の側の信号機が青ではない場合には、車両102をT字路110の手前に停止させることができる。よって、T字路に信号機が設置されていない場合及び設置され支線の側の信号機が青ではない場合の何れの場合にも、車両102がT字路の突当りの障害物112に衝突することを防止することができるだけでなく、車両102がT字路110の本線106において停止し、本線を走行する他車両118が車両102に衝突することを防止することができる。
また、上述の実施形態においては、物標情報取得装置16及びナビゲーション装置80が、車両102の周囲の情報を取得する周囲情報取得装置として機能する。しかし、例えばナビゲーション装置80が省略されてもよい。
10…運転支援ECU、12…カメラセンサ、14…レーダセンサ、16…物標情報取得装置、18…スイッチ、20…駆動ECU、22…駆動装置、30…制動ECU、32…制動装置、40…EPS・ECU、42…EPS装置、50…メータECU、52…警報装置、60…運転操作センサ、70…車両状態センサ、80…ナビゲーション装置、100…衝突回避支援装置、102…車両、108…支線、110…T字路

Claims (4)

  1. 車両の周囲の情報を取得する周囲情報取得装置と、車両を自動制動する自動制動装置と、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、車両が前方の障害物と衝突する虞があると判定したときには、前記自動制動装置による自動制動により車両を停止させるよう構成された制御ユニットと、を含む、衝突回避支援装置において、
    前記制御ユニットは、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、前記T字路に信号機が設置されていないと判定しており、車両が支線を走行して前記T字路に接近しており且つ車両が前記T字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定したときに、前記自動制動装置による自動制動により前記T字路の手前の位置において車両を停止させるよう構成された、衝突回避支援装置。
  2. 車両の周囲の情報を取得する周囲情報取得装置と、車両を自動制動する自動制動装置と、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、車両が前方の障害物と衝突する虞があると判定したときには、前記自動制動装置による自動制動により車両を停止させるよう構成された制御ユニットと、を含む、衝突回避支援装置において、
    前記制御ユニットは、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、前記T字路に信号機が設置されていると判定し、前記支線の側の信号機が青であると判定している状況において、車両が支線を走行して前記T字路に接近しており且つ車両が前記T字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定したときには、前記自動制動装置による自動制動により前記T字路の突当りの障害物の手前の位置において車両を停止させるよう構成された、衝突回避支援装置。
  3. 車両の周囲の情報を取得する周囲情報取得装置と、車両を自動制動する自動制動装置と、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、車両が前方の障害物と衝突する虞があると判定したときには、前記自動制動装置による自動制動により車両を停止させるよう構成された制御ユニットと、を含む、衝突回避支援装置において、
    前記制御ユニットは、前記周囲情報取得装置により取得された情報に基づいて、前記T字路に信号機が設置されていると判定し、前記支線の側の信号機が青ではないと判定している状況において、車両が支線を走行して前記T字路に接近しており且つ車両が前記T字路の突当りの障害物に衝突する虞があると判定したときには、前記自動制動装置による自動制動により前記T字路の手前の位置において車両を停止させるよう構成された、衝突回避支援装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の衝突回避支援装置において、前記制御ユニットは、車両の現在位置から車両を停止させる位置までの距離及び車両の現在の車速に基づいて、車両の目標減速度を演算し、車両の減速度が前記目標減速度になるように前記自動制動装置を制御するよう構成された、衝突回避支援装置。
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