この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態の接続コネクタ構造体1は、図1に示すように、接続コネクタとしてのメスコネクタ2と、接続相手コネクタとしてのオスコネクタ3とが備えられ、互いに接続可能に構成されている。
図中、矢印Zは接続コネクタ構造体1の上下方向(高さ方向)、矢印Xは左右方向(幅方向)、矢印Yは前後方向(奥行方向)を夫々示すものとする。さらに、図中、矢印Xrは右方向、矢印Xlは左方向、矢印Yfは前方向、矢印Yrは後方向を夫々示すものとする。
図1~図5に示すように、メスコネクタ2は、コネクタハウジング11と、メス端子4(図2~図5(a)参照)とで構成されており、5つの端子数で形成されている。
コネクタハウジング11は、ハウジング本体13と、ハウジング本体13に装着される穴挿入部材21とを備えている。
ハウジング本体13は、合成樹脂等の絶縁材料による成形により、幅広であるとともに厚み方向(上下方向Z)に偏平なブロック形状に形成されている。ハウジング本体13は、奥行方向Yに延びる中空状の端子収容室121を複数有している。複数(当例では5つ)の端子収容室121は、幅方向Xにおいて並列に等間隔に配設されている(図2~図3、図5(a)参照)。端子収容室121は、複数のメス端子4に対応する数を備え、メス端子4を個別に収容可能に形成されている。
図3、図4(a)に示すように、端子収容室121は、メス端子4の軸方向の全体を収容可能な奥行方向Yの長さを有しており、ハウジング本体13の奥行方向Yの略全長に亘って直線状に形成されている。そして、端子収容室121には、端子軸方向がハウジング本体13の奥行方向Yと一致する方向となるようにメス端子4が収容されている。
同図に示すように、ハウジング本体13の前面部には、複数の端子収容室121に対応して複数のオス端子挿入口122が形成されている。これにより、端子収容室121は、ハウジング本体13の前方Yfから後述するオス端子8のタブ部18(図4(a)参照)を挿入可能に、オス端子挿入口122を介して前方Yfへ開口している。
ハウジング本体13の後面部には、複数の端子収容室121に対応して複数のメス端子挿入口123が形成されている。これにより、端子収容室121は、ハウジング本体13の後方Yrからメス端子4を挿入可能に、メス端子挿入口123を介して後方Yrへ開口している。
メス端子4は、単一の導電材料から成る金属板を所定形状に打ち抜き加工するととともに曲げ成形して形成され、図3、図4(a)に示すように、奥行方向Yと一致する端子軸方向の一端側(後部側)に電線接続部5が、他端側(前側)にボックス部6が備えられている。電線接続部5とボックス部6とは、トランジション部7を介して互いに連結されている。
電線接続部5は、導体101を絶縁被覆材102により被覆された電線100の末端部100Tを接続する部分であり、前側にワイヤバレル部5aを備えるとともに、後側にインシュレーションバレル部5bを備えている。
ワイヤバレル部5aは、電線100の末端部100Tにおける、絶縁被覆材102を剥がして導体101を露出させた導体露出部101aを圧着接続するとともに、インシュレーションバレル部5bは、電線100の末端部100Tにおける、導体露出部101aよりも後側(末端側と反対側)に有する絶縁被覆材102の末端部102aを圧着接続する。
端子収容室121には、メス端子4のみならず、電線100のメス端子4からの後方Yrへの延出部分も含めて収容されている(図3、図4(a)参照)。
図4(a)に示すように、ボックス部6は、相手端子としてのオス端子8のタブ部18(接続部)を挿入可能に角筒状(倒位の直方体の筒形状)に形成され、ボックス部6内には、前方Yfから挿入されるタブ部18に接触可能な弾性接触片6aを備えている。
また、図4(a)に示すように、端子収容室121の後部下面には、端子収容室121に収容されたメス端子4の後端に係止可能なランス15が、可撓性を有するとともに端子収容室121内に向けて舌片状に突設している。このランス15は、メス端子4のメス端子挿入口123からの端子収容室121への挿入を許容するとともに、挿入したメス端子4のメス端子挿入口123からの抜け止めとして機能する。
なお、図1、図4(a)、図5(a)に示すように、ハウジング本体13の上面13bの幅方向Xの中央部にはロックアーム16が設けられている。図4(a)に示すように、ロックアーム16は、基部16aが上面13bの前部から上方へ突出するとともに、基部16aよりも先端側16bが上面13bの後部に至るまで後方Yrへ略水平に延び、先端部(後部)からロック部16cが上方へ突設されている。
また、図1、図5(a)に示すように、ハウジング本体13の上面13bの幅方向Xの両側には、ロックアーム16の上端よりも上方に突出する上方突設部17が設けられている。
図2、図3、図4(a)(b)、図6に示すように、ハウジング本体13の下面13a(底面)の奥行方向Yの所定箇所には、端子収容室121に収容したメス端子4の少なくとも一部が露出するように窓部41aを通じて開口された穴部41が形成されている。
以下の説明において、このハウジング本体13の下面13aの奥行方向Yにおける、窓部41aが形成された箇所を窓部形成箇所P41と称する。
窓部形成箇所P41は、本実施形態において、図3に示すように、ハウジング本体13の下面13aの奥行方向Yにおける、ボックス部6の奥行方向Y(端子軸方向)の略中間部に相当する箇所に設定しているが、他の箇所に設定してもよい。
ハウジング本体13の穴部41には、窓部41aを通じて上述した穴挿入部材21が挿入される(図5(a)、図6参照)。穴部41および穴挿入部材21については後述する。
図1、図4(a)に示すように、相手コネクタとしてのオスコネクタ3は、コネクタハウジング31とオス端子8(図4(a)参照)とを備えている。コネクタハウジング31は、複数のオス端子8を取り付けるブロック形状の端子取付部32と、この端子取付部32より後方Yrに延びる矩形筒状のフード部33とを有して合成樹脂等の絶縁材料で成形により一体に形成されている。
端子取付部32は、オス端子8を収容可能な端子収容室34(図4(a)参照)が、メスコネクタ2のハウジング本体13に設けられた複数の端子収容室121に対応して幅方向Xにおいて並列に配設されている。フード部33の内部には、メスコネクタ2を嵌合可能に後方Yrへ向けて開口するメスコネクタ嵌合空間35(図1参照)を備えている。
図1に示すように、メスコネクタ嵌合空間35は、メスコネクタ2のハウジング本体13に有する一対の上方突設部17の夫々に対応して幅方向Xの両側が上方に突出する上方突状空間35aを有している。
すなわち、メスコネクタ2のコネクタハウジング11をオスコネクタ3のメスコネクタ嵌合空間35に嵌め込む際に、フード部33の上方突状空間35aの内壁は案内部として、ハウジング本体13の上方突設部17は、案内部に案内される被案内部として、夫々形成されている。
また、図4(a)に示すように、フード部33の上壁部の内面には、メスコネクタ2をメスコネクタ嵌合空間35に嵌合した状態において、メスコネクタ2側に設けたロック部16cに係合する被ロック部33aが下方へ向けて突設されている。
オス端子8は、導電材料から成る金属板を所定形状に曲げ成形して形成され、図16に示すオス端子8と同様に、奥行方向Yと一致する端子軸方向の他端側(前部側)に電線接続部5が、一端側(後部側)に細長いタブ部18が備えられている。電線接続部5とタブ部18とは、トランジション部19を介して互いに連結されている。
オス端子8の電線接続部5は、メス端子4の電線接続部5と同様の構造のため、同一の符号を付してその説明を省略する。
オス端子8は、図16に示すオス端子8と同様に、電線接続部5およびトランジション部19が、端子取付部32における端子収容室34に位置決めされた状態で収容されるとともに、タブ部18が、端子取付部32の後端から後方Yrへフード部33のメスコネクタ嵌合空間35において突出される。
メスコネクタ2のコネクタハウジング11がオスコネクタ3のメスコネクタ嵌合空間35に嵌め合されると、ロック部16cと被ロック部33aとが係合するため、メスコネクタ2とオスコネクタ3とは互いに嵌合状態に保持される。その際、オス端子8のタブ部18は、メス端子4のボックス部6に前方Yfから差し込まれ、弾性接触片6aと電気的に接続される(図4(a)参照)。
続いて、メスコネクタ2のハウジング本体13に設けられた穴部41および、穴部41に挿入される穴挿入部材21について説明する。
図1、図5(a)(b)、図6に示すように、穴挿入部材21は、蓋22と導電ジョイントピン23(ショートピン)と係合アーム24とで形成されている。これらのうち、蓋22と係合アーム24とは、合成樹脂等の絶縁材料により一体に成形されるとともに、導電ジョイントピン23は、その際、成形型内に組み込んでインサート成形することで、蓋22に対して定位置で固定されている。
図1、図5(b)に示すように、蓋22は、ハウジング本体13の幅方向Xの略全長に相当する長さで幅方向Xに延びる短冊形状をした板状の蓋本体部25と、該蓋本体部25の上面25aから上方に隆起する複数の端子押圧部26とで一体形成されている。
図5(a)(b)、図6に示すように、複数の端子押圧部26は、蓋本体部25の幅方向Xにおいて複数の端子収容室121に対応する部位ごとに配設されている。複数の端子押圧部26の各上面26aは、何れも端子収容室121に収容されたメス端子4のボックス部6を下方から押圧可能に平坦状に形成されている。
図4(a)、図5(a)に示すように、蓋22は、端子収容室121に収容されたメス端子4のボックス部6を端子押圧部26によって下方から押圧することで、メス端子4を定位置に保持する。すなわち、蓋22は、端子押圧部26を備えることで、端子収容室121に収容したメス端子4を保持するリテーナーとして形成されている。
図1、図4(b)、図5(a)、図6に示すように、導電ジョイントピン23は、金属等の導電材料によって上下方向Zに直線状に延びる細長い円柱状に形成されている。導電ジョイントピン23は、基部23f(下部)が上述したようにインサート成形により蓋本体部25に埋設されている。これにより、複数の導電ジョイントピン23は、蓋本体部25に保持される。
図1、図5(a)(b)、図6に示すように、これら導電ジョイントピン23は、蓋本体部25の上面25aの幅方向Xにおける複数の端子押圧部26の間ごとに複数配設されるとともに、何れも端子押圧部26の上面26aよりも上方へ突出形成されている。
換言すると、図3、図4(b)、図5(a)に示すように、導電ジョイントピン23は、穴挿入部材21を穴部41に挿入した状態において、ハウジング本体13の幅方向Xにおいて複数のメス端子4(端子収容室121)の間に相当する部位ごとに複数配設されるとともに、何れも互いに隣接する一対のメス端子4間に嵌挿可能な長さを有して突出形成されている。
すなわち、導電ジョイントピン23は、隣接する一対のボックス部6の間に嵌挿した状態において、一対のボックス部6の幅方向Xに対向する各側面部の双方に外周面が圧接可能な径を有して形成されている(図3、図5(a)参照)。
本実施形態において、複数の導電ジョイントピン23は、互いに同一形状であるとともに、同じ突出長さで平行となるように蓋本体部25の上面25aから上方へ突出している。
図1、図5(a)、図6に示すように、係合アーム24は、蓋本体部25の幅方向Xの各側に一対を備え、何れも蓋本体部25から導電ジョイントピン23よりも上方へ突出形成されている。
係合アーム24は、先端側部位27が幅方向Xに撓み変形可能に基部28よりも幅方向Xに薄板状に形成されている。係合アーム24の先端側部位27の先端には、ハウジング本体13側に係合可能な係合部24aが幅方向Xの外側に向けて突設されている。
図2~図6の特に図6に示すように、ハウジング本体13の内部に有する穴部41は、蓋本体部25が収容される蓋挿入穴部42(図2、図5(b)、図6参照)と、導電ジョイントピン23が挿入されるピン嵌挿穴部43(図2、図3、図4(b)、図5(a)、図6参照)と、係合アーム24が挿入される係合アーム嵌挿穴部44とに区分けされている。
図6に示すように、蓋挿入穴部42は、ハウジング本体13の下面の奥行方向Yの窓部形成箇所P41において、ハウジング本体13の幅方向Xの全長に亘って、少なくとも端子収容室121に至る深さを有して該ハウジング本体13の下面13aから上方へ凹状に形成されている。
これにより、複数の端子収容室121は、窓部形成箇所P41において、蓋挿入穴部42を介してハウジング本体13の外側下方空間と連通する。このため、図2、図6に示すように、端子収容室121に収容されたメス端子4は、窓部41aが穴挿入部材21によって閉塞されない状態において、窓部形成箇所P41においてハウジング本体13の外側へ露出した状態となる。
図4(a)、図5(a)に示すように、蓋挿入穴部42は、穴挿入部材21を窓部41aを通じて穴部41に挿入した状態において、蓋本体部25の全体を収容可能に形成されている。このため、図4(a)(b)に示すように、蓋本体部25を蓋挿入穴部42に挿入した状態において、蓋本体部25によって窓部41aは閉塞されるとともに、蓋本体部25の下面25bは、ハウジング本体13の下面13aと面一となる。
また、図4(a)、図5(a)に示すように、蓋本体部25を蓋挿入穴部42に収容した状態において、端子押圧部26は、端子収容室121内に下方から迫り出した状態となり、該端子押圧部26の上面26aが、端子収容室121のメス端子4のボックス部6の下面に下方から当接(押圧)した状態となる。これにより、ボックス部6は、端子収容室121内の内壁の上面131aと端子押圧部26の上面26aとによって、上下各側から挟み込まれた状態で保持される。
図3、図5(a)、図6に示すように、ピン嵌挿穴部43は、幅方向Xに配設された複数の端子収容室121の間に対応して複数形成され、何れも導電ジョイントピン23を嵌挿可能に蓋挿入穴部42よりもさらに上方へと凹状に形成されている。
これにより、複数の端子収容室121は、互いに隣接する端子収容室121間に有するピン嵌挿穴部43を介して幅方向Xに連通するとともに、複数のピン嵌挿穴部43は、蓋挿入穴部42を介してハウジング本体13の外側下方空間と連通する。すなわち、ピン嵌挿穴部43に挿入された導電ジョイントピン23は、隣接するメス端子4のボックス部6に直接、接触した状態で介在する(図3、図5(a)参照)。
図3、図5(a)、図6に示すように、係合アーム嵌挿穴部44は、ハウジング本体13の幅方向Xにおける、複数の端子収容室121の幅方向Xの両外側よりもさらに両側に、夫々に対応する係合アーム24を嵌挿可能に蓋挿入穴部42よりもさらに上方へと凹状に形成されている。
図5(a)、図6に示すように、係合アーム嵌挿穴部44の上部空間44aは、ハウジング本体13の上方突設部17の内部空間に相当し、係合アーム24の先端側部位27を収容可能であるとともに、撓み変形を許容する大きさを有している。
一方、係合アーム嵌挿穴部44の上部空間44aの幅方向Xの外側の内壁には、係合アーム24の係合部24aと係合可能な被係合部33bが上部空間44aにおいて幅方向Xの内側に向けて突設されている。図6に示すように、係合アーム嵌挿穴部44は、蓋挿入穴部42を介してハウジング本体13の外側下方空間と連通する。
作業者が係合アーム24を図6に示す状態から窓部41aを通じて係合アーム嵌挿穴部44に挿入すると、係合アーム24の係合部24aの傾斜状の上面が、ハウジング本体13側に設けた被係合部33bの傾斜状の下面に当接する。係合アーム24のこのような挿入位置を仮挿入位置とする(図6中において仮想線で示した係合アーム24参照)。
作業者が仮挿入位置に位置する係合アーム24をさらに上方へ押し込むと、該係合アーム24を係合アーム嵌挿穴部44にさらに挿入することができる。これにより、係合アーム24の係合部24aとハウジング本体13側に設けた被係合部33bとを係合することができる。係合アーム24のこのような挿入位置を挿入完了位置とする。係合アーム24が挿入完了位置に位置する状態において、穴挿入部材21は、ハウジング本体13の穴部41に全体が挿入された状態に保たれる。
また、その状態において、図5に示すように、メス端子4は、上述したように、端子押圧部26の押圧により端子収容室121に収容された状態で保持される。さらに、ピン嵌挿穴部43に挿入された導電ジョイントピン23は、隣接するメス端子4の間に嵌挿される。これにより、幅方向Xに一列に並ぶ複数のメス端子4は、導電ジョイントピン23を介して互いに導通状態とすることができる。
図1に示すように、上述した本実施形態の接続コネクタ構造体1に備えたメスコネクタ2(ジョイントコネクタ)は、絶縁材料で形成されたコネクタハウジング11と、導電材料で形成された複数のメス端子4(端子)(図2参照)とが備えられている。図2、図6に示すように、コネクタハウジング11には、ハウジング本体13の内部(ハウジング内部)に収容した複数のメス端子4の少なくとも一部が露出するように開口された窓部41aが形成されている。さらに、図1~図6に示すように、コネクタハウジング11には、窓部41aからハウジング本体13の内部の穴部41に挿入され、該穴部41において、複数のメス端子4のうち、何れかのメス端子4同士を導電可能に接続する導電ジョイントピン23(導電ジョイント部材)(図1、図3、図4(b)、図5(a)(b)、図6参照)と、窓部41aを閉塞する蓋22(閉塞部材)(図1、図3、図4(a)(b)、図5(a)(b)、図6参照)とが備えられたことを特徴とする。
上記構成によれば、メス端子4同士を導電ジョイントピン23を介して導通可能に接続するにあたり、複数のメス端子4のうち、何れのメス端子4同士を導電ジョイントピン23によって接続するかに応じて複数のメス端子4同士の電気的な接続パターンを自由に構成することができる。
従って、複数のメス端子4同士の電気的な接続パターンの種類(仕様)ごとにメスコネクタ2を用意する必要がなく、所望の接続パターン(回路仕様)に容易に対応することができ、ひいては、構成部品の共通化を図り、製造コスト、管理コストを低減できる。
さらに、メス端子4同士を導電ジョイントピン23を介して接続した後で窓部41aを蓋22で閉塞すればよいため、メス端子4同士が所望の接続パターンで接続されたコネクタハウジング11を容易に形成することができる。
また、蓋22によって窓部41aを閉塞することで、窓部41aから導電ジョイントピン23がコネクタハウジング11の外側へ意に反して外れることや、導電ジョイントピン23やメス端子4が周辺の導電性部材と接触して意に反して短絡しないように保護することができる。
また、図3、図5(b)に示すように、導電ジョイントピン23は、複数のメス端子4のうち、互いに隣接する少なくとも一対のメス端子4間に嵌挿可能に形成することができる。
上記構成によれば、導電ジョイントピン23を一対のメス端子4間に嵌挿することで、一対のメス端子4同士を導通状態にしっかりと接続することができる。
具体的には、導電ジョイントピン23は、メス端子4に対して単に押し当てるだけではなく、互いに隣接する一対のメス端子4間の隙間に嵌挿することで、導電ジョイントピン23の軸方向(上下方向Z)の位置ずれ等の影響を受けることなく、互いに隣接する双方のメス端子4に対して導電ジョイントピン23をしっかりと密着させた状態とすることができる。よって、複数のメス端子4同士を、導電ジョイントピン23を介して安定した導電状態に保つことができる。
また、図1、図4(b)、図5(a)(b)、図6に示すように、蓋22は、導電ジョイントピン23を保持する構成としている。
上記構成によれば、蓋22によって導電ジョイントピン23を保持することで、メス端子4同士が導電ジョイントピン23を介して導電可能に接続された状態に維持し、メス端子4同士の安定した導電性を確保することができる。
また、蓋22を窓部41aを通じて穴部41に挿入する動作によって、導電ジョイントピン23についても穴部41に挿入できるため、メス端子4同士が導電ジョイントピン23を介して容易に導電した状態とすることができる。
また、図4(b)、図5(a)に示すように、蓋22は、ハウジング本体13の内部に収容したメス端子4を端子押圧部26の押圧により保持するリテーナーとして形成されている。
上記構成によれば、蓋22は、導電ジョイントピン23のみならずメス端子4を保持できるため、メスコネクタ2に、導電ジョイントピン23を保持する蓋本体部25と、メス端子4を保持する端子押圧部26とを別々に備えた構成と比して部品点数を削減できるとともに、穴部41への嵌め込み動作を簡略化できる。
また、図4(a)に示すように、本実施形態のメスコネクタ2は、オスコネクタ3(接続相手コネクタ)と接続する接続コネクタとして構成され、メス端子4には、オスコネクタ3に備えたオス端子8(相手端子)(図1、図4(a)参照)と導通可能に接続するボックス部6(端子接続部)が備えられている。
上記構成によれば、メスコネクタ2は、複数のメス端子4同士を所望の導通パターンにより電気的に接続(ジョイント)するジョイントコネクタとしての機能に加えて、複数の電線100の末端部100Tに有するメス端子4を纏めてオスコネクタ3に電気的に接続する接続コネクタとしての機能も備えることができる。
従って、本実施形態のメスコネクタ2は、例えば、両方向からオスコネクタを挿入するタイプのジョイントコネクタのように、2つのオスコネクタを備える場合と比して部品点数の削減および小型化を図るとともに、両方向からオスコネクタを挿入して接続する場合と比して接続作業労力を省略することができる。
また、図1、図4(a)に示すように、本実施形態のメスコネクタ2は、コネクタハウジング11の上面(13b)に、オスコネクタ3と接続した状態にロックするロック部16cが設けられ、コネクタハウジング11の上面(13b)と穴部41を隔てて対向する側の面、すなわち下面(13a)に、窓部41aが設けられている。
上記構成によれば、コネクタハウジング11(ハウジング本体13)の下面(13a)に窓部41aを設けることによって、ロック部16cによってオスコネクタ3に対してロックすることが阻害されることがなく、オスコネクタ3に対する嵌め込み作業をスムーズに行うことができる。
一方、窓部41aを通じて穴部41に導電ジョイントピン23や蓋22を挿入する作業を、ロック部16cによって阻害されることがなく、スムーズに行うことができる。
また、図3、図5(a)に示すように、導電ジョイントピン23は、複数のメス端子4のうち、隣接する一対のメス端子4における各ボックス部6の間に嵌挿する構成としている。
上記構成によれば、ボックス部6は、箱型形状であるため、メス端子4の軸方向において剛性が高い部位であるため、隣接する一対のボックス部6の間に導電ジョイントピン23を嵌挿しても、ボックス部6が不用意に変形等することがなく、メス端子4に対してしっかりと接触して安定した導通状態を維持することができる。
また、導電ジョイントピン23は、ボックス部6の外側の側面から当接するため、ボックス部6に接触する導電ジョイントピン23が、ボックス部6に対してオス端子8の差し込みに悪影響を及ぼすおそれもない。従って、ボックス部6に対してオス端子8をスムーズに差し込むことができる。
本発明の接続コネクタ構造体は、上述した本実施形態の接続コネクタ構造体1の構成に限らず、他の実施形態とすることができる。
以下、上述した本実施形態の変形例について説明するが、上述した本実施形態の接続コネクタ構造体1と同一および近似の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
(変形例A)
図7~図9は、変形例Aの接続コネクタ構造体1Aに備えたメスコネクタ2Aを示し、図7(a)は、変形例Aのメスコネクタ2Aにおける図4(a)に、図7(b)は、同じく図4(b)に、夫々相当する図である。
図8(a)は、変形例Aのメスコネクタ2Aにおける図5(a)に、図8(b)は、同じく図5(b)に、夫々相当する図である。図9は、変形例Aのメスコネクタ2Aにおける図6に相当する図である。
図8に示すように、変形例Aのメスコネクタ2Aは、幅方向Xに並列した複数(当例では5つ)のメス端子4Aによって構成される端子列40a,40bを上下2段に亘って備えており、合計10の端子数で形成されている。
すなわち、メスコネクタ2Aのコネクタハウジング11には、端子列40a,40bの夫々のメス端子4Aに対応して端子収容室121が上下2段に亘って配設されている。
なお、変形例Aのオスコネクタは図示省略するが、変形例Aのメスコネクタ2Aに対応して上下2段の端子列(図示省略)を有している。
変形例Aのメスコネクタ2Aは、上下2段の端子列40a,40bに対応して本実施形態のメスコネクタ2よりも上下方向Zの長さが長くなるように形成されている。
図8(a)に示すように、上下2段の端子列40a,40bは、メスコネクタ2Aの上下方向Zにおいて互いに離間して備えるとともに、幅方向Xにおいて互いに同じレイアウト(すなわち、幅方向Xの間隔および幅方向Xの形成箇所が同じ)となるように全体として格子状に配置されている。
図7(b)、図8(a)に示すように、これに対応して導電ジョイントピン23Aは、上下2段の端子列40a,40bのうち、下側の端子列40a(「下段端子列40a」と称する)において隣接するメス端子4A間に嵌挿可能な長さに留まらず、上側の端子列40b(「上段端子列40b」と称する)において隣接するメス端子4A間にも嵌挿可能な長さに至るまで蓋本体部25の上面25aから上方へ直線状に延びている。
同様に、ピン嵌挿穴部43Aは、導電ジョイントピン23Aを上段端子列40bにおいて隣接するメス端子4A間に嵌挿可能とする深さを有して形成されている。
図8(a)に示すように、導電ジョイントピン23Aは、ピン嵌挿穴部43Aに挿入された状態において、上部(先端側部位)が上段端子列40bと直交するとともに、下部(基部側部位)が下段端子列40aと直交するように挿入される。
詳しくは、図8(a)に示すように、変形例Aのメスコネクタ2Aは、上段端子列40bにおける一対のメス端子4A間と下段端子列40aにおける一対のメス端子4A間の位置および大きさは、幅方向Xに一致する。
すなわち、直線状の導電ジョイントピン23Aの夫々について、導電ジョイントピン23Aをピン嵌挿穴部43Aに挿入することによって、下段端子列40aのみならず上段端子列40bについても隣接するメス端子4A間に同時に嵌挿した状態とすることができる。
そして、変形例Aにおいては、複数のメス端子4Aは、上下各段の端子列40a,40bの何れにおいても導電ジョイントピン23Aを介して幅方向Xに互いに導通した状態となるとともに、上段端子列40bと下段端子列40aとの間においても導電ジョイントピン23Aを介して上下方向Zに互いに導通した状態となる。すなわち、変形例Aにおいては、全てのメス端子4A同士が導通した状態とすることができる。
なお、図8(a)(b)、図9に示すように、変形例Aの蓋22Aは、端子押圧部26が形成されておらず、上面22Aaが平坦に形成され、リテーナー機能を備えていない。さらに、図7(a)(b)に示すように、変形例Aのハウジング本体13Aの端子収容室121の内壁の下壁には、ランス15(図4(a)参照)が設けられていない。
このため、変形例Aのメスコネクタ2Aは、端子収容室121に収容したメス端子4Aを保持した状態に保つための端子保持(端子抜け出し防止)手段として、端子押圧部26やランス15(図4(a)参照)に代替する構成を備えている。
具体的には、図7(a)(b)、図8(a)に示すように、変形例Aのメス端子4Aのボックス部6の上面の一部には、周辺に対して上方かつ後方Yrへ向くように切り起した可撓性を有するフラップ片4aaが形成されている。一方、端子収容室121の内壁の上面には、メス端子4Aが端子収容室121に収容された状態において、フラップ片4aaと係合するフラップ片係合突部131が下方へ突出形成されている。
そして、変形例Aのメスコネクタ2Aは、端子収容室121にメス端子4Aをメス端子挿入口123から挿入する際には、フラップ片4aaが、フラップ片係合突部131に当接することで下方へ退避するように撓み変形し、メス端子4Aの端子収容室121への挿入を阻害しない。
さらに、変形例Aのメスコネクタ2Aは、端子収容室121にメス端子4Aを収容した状態においては、上方へ復元したフラップ片4aaがフラップ片係合突部131に係合する。これにより、変形例Aのメスコネクタ2Aにおいては、端子押圧部26やランス15等を備えずとも端子収容室121におけるメス端子4Aの保持機能を確保することができる。なお、メス端子4Aの保持機能は、上述したように、端子押圧部26、ランス15、或いは、フラップ片4aa等に限定せず、端子収容室121におけるメス端子4Aの保持機能を有していれば、他の構成を採用してもよい。
図8(a)に示すように、上述した変形例Aのメスコネクタ2Aは、穴部41に、幅方向X(直交方向)に互いに離間して並列配設された複数のメス端子4Aによって構成される端子列40a,40bを備えるとともに、複数の端子列40a,40b(上段端子列40bと下段端子列40a)が上下方向Z(嵌挿方向)において互いに離間して備え、図7(b)、図8(a)に示すように、導電ジョイントピン23Aは、下段端子列40a(複数の端子列40a,40bのうち、蓋22Aに対して最も近接する端子列)から上段端子列40b(最も離間する端子列)に至る長さを有して形成されている。
上記構成によれば、穴部41において、上段端子列40bと下段端子列40a(上下方向Zに離間する複数の端子列)の双方について、幅方向Xに隣接するメス端子4A同士を、導電ジョイントピン23Aを介して互いに導電可能に接続することができる。
従って、変形例Aのメスコネクタ2Aは、複数のメス端子4A同士の電気的な接続パターンのバリエーションをより一層増やすことができる。
また、図8(a)に示すように、上述した変形例Aのメスコネクタ2Aは、複数の端子列40a,40bの夫々に備えた複数のメス端子4Aが、幅方向Xにおける位置および間隔が、複数の端子列40a,40b同士において互いに同じになるレイアウトで配置されている。
上記構成によれば、下段端子列40aの一対のメス端子4Aの間に導電ジョイントピン23Aを嵌挿すれば、当該導電ジョイントピン23Aを、上段端子列40bの一対のメス端子4Aの間にも確実に嵌挿することができる。すなわち、下段端子列40aと上段端子列40bとで共通の導電ジョイントピン23Aを、夫々の端子列40a,40bに備えた一対のメス端子4Aの間に確実に嵌挿することができる。
従って、変形例Aのメスコネクタ2Aは、複数のメス端子4A同士の電気的な接続パターンのバリエーションをより一層増やすことができる。
(変形例B)
図10、図11(a)(b)(c)は、変形例Bの接続コネクタ構造体1Bに備えたメスコネクタ2Bを示し、図10は、変形例Bのメスコネクタ2Bにおける図5(a)に相当する図であり、図11(a)は、同じく図6に相当する図であり、図11(b)は、同じく係合アーム24を仮挿入位置まで挿入し、かつメス端子4挿入前の状態における図6に相当する図であり、図11(c)は、同じく係合アーム24を仮挿入位置まで挿入し、かつメス端子4挿入後の状態における図6に相当する図である。
図10に示すように、変形例Bのメスコネクタ2Bは、上下2段の端子列40a,40bを備えた構成でありながら、蓋22Bに端子押圧部26を備えた構成としたものである。すなわち、変形例Bのメスコネクタ2Bは、端子押圧部26を下段端子列40aのみならず上段端子列40bにおける全てのメス端子4(端子収容室121)に対応して複数備えている。
具体的に、図10、図11(a)に示すように、蓋22Bの上面22Baには、端子押圧部26が幅方向Xにおいて下段端子列40aの各メス端子4に対応する各部位に複数配設されている。また、図10に示すように、蓋22Bには、穴部41に挿入した状態において、上下2段の端子列40a,40bの間を横切るように横架する横架部29を備えている。横架部29は、両端部が一対の係合アーム24の基部28に連結するように幅方向Xに直線状に延びている。そして、横架部29の上面には、幅方向Xにおいて上段端子列40bの各メス端子4に対応して複数の端子押圧部26が配設されている。
なお、図10に示すように、穴挿入部材21Bを穴部41に挿入した状態において、一対の係合アーム24の基部28の各幅方向Xの内面は、複数の端子収容室121のうち、幅方向Xの外側に位置する端子収容室121の幅方向Xの外側の内壁を形成する。
次に、変形例Bのメスコネクタ2Bを、メス端子4が端子収容室121に収容されておらず、かつ穴挿入部材21Bがハウジング本体13Bの穴部41に挿入されていない状態(図11(a)に示す状態)から図10に示すような状態となるように組み立てる手順の一例について説明する。
まず、図11(a)に示す状態から図11(b)に示す状態となるように、ハウジング本体13Bの窓部41aを通じて穴部41に穴挿入部材21Bを仮挿入位置まで挿入する。さらに、その状態で端子収容室121にメス端子挿入口123からメス端子4を挿入し、図11(c)に示す状態とする。
このように、メス端子4を端子収容室121に挿入前に穴挿入部材21Bを穴部41の仮挿入位置まで挿入することで、横架部29が下段端子列40aのメス端子4に干渉することがなく穴挿入部材21Bを仮挿入位置まで適切に挿入することができる。
さらに、穴挿入部材21Bが仮挿入位置においては、端子押圧部26が端子収容室121の内部に下方から迫り出さないため(侵入しないため)(図11(b)参照)、図11(c)に示すように、端子収容室121にメス端子4をスムーズに挿入することができる。そして、端子収容室121にメス端子4を挿入した状態において隣接するメス端子4間には、導電ジョイントピン23Aが嵌挿された状態となるため、複数のメス端子4を導電ジョイントピン23Aを介して導通状態とすることができる。
続いて、図11(c)に示す状態からハウジング本体13Bの穴部41に穴挿入部材21Bを仮挿入位置から挿入完了位置まで挿入することで、図10に示す状態とすることができる。その際に、上下各段の端子列40a,40bのメス端子4を夫々に対応する端子押圧部26によって押圧することができるため、端子収容室121においてメス端子4を端子押圧部26によって保持することができる。
一方、複数のメス端子4は、穴挿入部材21Bを仮挿入位置から挿入完了位置まで挿入しても導通状態が維持される。すなわち、メス端子4は、上下各段の端子列40a,40b間および幅方向Xの間の全てにおいて導通した状態とすることができる。
(変形例C1~C4)
図12(a)は、変形例C1の接続コネクタ構造体1Caに備えたメスコネクタ2Caにおける、図8中の領域Z1に相当する箇所を模式的に示している。
本発明は、図12(a)に示す変形例C1のメスコネクタ2Caのように、メス端子4Aと導電ジョイントピン23Aとの当接箇所(間)において、互いを非導通状態とする非導通部としての絶縁部50を介在させた構成としてもよい。
具体的に、変形例C1のメスコネクタ2Caは、上段端子列40bにおける、メス端子4Aと導電ジョイントピン23Aとの全ての当接箇所について、図12(a)に示すように、層状の絶縁部50を介在させた構成としている。これにより、メスコネクタ2Caは、上段端子列40bに備えたメス端子4Aが互いに非導通状態となるのに対して、下段端子列40aに備えたメス端子4Aを互いに導通状態とすることができる。
この絶縁部50は、メス端子4Aと導電ジョイントピン23Aとの当接箇所における、少なくとも一方に、例えば、絶縁性を有するコーティング剤を塗布する、或いは絶縁性を有する粘着テープを接着するなどして形成することができる。
また、本発明は、例えば、図12(b)に示す変形例C2の接続コネクタ構造体1Cbに備えたメスコネクタ2Cbのように、上段端子列40bにおける、メス端子4Aと導電ジョイントピン23Aとの当接箇所において絶縁部50を介在させずに、下段端子列40aにおける、メス端子4Aと導電ジョイントピン23Aとの当接箇所において絶縁部50を介在させた構成としてもよい。
この構成においては、上段端子列40bに備えた複数のメス端子4Aのみを導電ジョイントピン23Aを介して互いに導通状態とすることができる。
また、本発明は、図12(c)に示す変形例C3の接続コネクタ構造体1Ccに備えたメスコネクタ2Ccのように、上段端子列40bにおける、互いに隣接する一対のメス端子4Aのうち、一方のメス端子4Aと、導電ジョイントピン23Aとの当接箇所、並びに、下段端子列40aにおける、互いに隣接する一対のメス端子4Aのうち他方のメス端子4Aと、導電ジョイントピン23Aとの当接箇所に、絶縁部50を介在させた構成としてもよい。
また、本発明は、上述した導電ジョイントピン23Aに限らず、例えば、図12(d)に示す変形例C4の接続コネクタ構造体1Cdに備えた導電ジョイントピン23Cのように構成してもよい。
具体的に、変形例C4のメスコネクタ2Cdに備えた導電ジョイントピン23Cは、合成樹脂等の絶縁材料により上下方向Zに延びる形成された円柱状の絶縁ピン51と、該絶縁ピン51の外周に、上下各段の端子列40a,40bの高さに対応して導電部52を備えた構成としている。
この導電部52は、絶縁ピン51の外面に、例えば、導電性を有するコーティング剤を塗布する、或いは金属箔など導電性を有する薄肉部材を接着するなどして形成することができる。
変形例C4において、導電部52は、導電ジョイントピン23Cの全周に亘って備えるなどにより、上下各段の端子列40a,40bの夫々において、導電ジョイントピン23Cを隔てて隣接する一対のメス端子4Aを互いに導通した状態としている。
すなわち、複数のメス端子4Aは、上段端子列40bと下段端子列40aとの間において互いに非導通状態としながらも上段端子列40bと下段端子列40aとの夫々において、幅方向Xに互いに導通した状態とすることができる。
本発明のメスコネクタは、上述した変形例C1,C2,C3の各メスコネクタ2Ca,2Cb,2Ccのように、上下2段の端子列40a,40bの何れに関わらず、互いに隣接するメス端子4Aのうち、少なくとも一方のメス端子4Aと、導電ジョイントピン23Cとの当接箇所において、絶縁部50を介在させた構成とすることができる。
さらに、本発明のメスコネクタは、複数の導電ジョイントピン23Aのうち、少なくとも1つの導電ジョイントピン23Aを、上述した変形例C4の導電ジョイントピン23Cとしてもよい。
これらにより、本発明のメスコネクタは、複数のメス端子4A同士の電気的な接続パターンのバリエーションをより一層増やすことができる。
(変形例D)
図13(a)は、変形例Dの接続コネクタ構造体1Dに備えたメスコネクタ2Dにおける、図3の要部に相当する断面を示している。図13(b)は、図13(a)のE-E線に沿う矢視断面を模式的に示している。図14は、変形例Dのメスコネクタ2Dに備えた連結ジョイント部材55の要部を示している。
本発明は、図13(a)(b)に示す変形例Dのメスコネクタ2Dのように、連結ジョイント部材55を備えてもよい。
連結ジョイント部材55は、図14に示すように、複数の導電ジョイントピン23と、これら導電ジョイントピン23を導電可能に互いに連結する連結部56とで構成されている。
具体的に、図13(a)(b)に示すように、変形例Dのメスコネクタ2Dは、幅方向Xに4つのメス端子4が並列配置された一列の端子列40が構成され、夫々のメス端子4に対応して4つの導電ジョイントピン23を備えている。
ここで、複数のメス端子4は、幅方向Xの一方側から他方側へ第1メス端子4a、第2メス端子4b、第3メス端子4c、第4メス端子4dに設定するとともに、複数の導電ジョイントピン23は、幅方向Xの一方側から他方側へ第1導電ジョイントピン23a、第2導電ジョイントピン23b、第3導電ジョイントピン23c、第4導電ジョイントピン23dに設定する。
図13(a)(b)に示すように、第1導電ジョイントピン23aは、第1メス端子4aと第2メス端子4bとの間に嵌挿されている。第1メス端子4aと第1導電ジョイントピン23aとは、互いに直接接触することで導通状態が確保されているのに対して、第2メス端子4bと第1導電ジョイントピン23aとの間には、絶縁部50が介在することで非導通状態としている。
同様に、第2メス端子4bと第2導電ジョイントピン23bとは、導通状態が確保されているのに対して第3メス端子4cと第2導電ジョイントピン23bとは、非導通状態としている。また、第3メス端子4cと第3導電ジョイントピン23cとは、導通状態が確保されているのに対して第4メス端子4dと第3導電ジョイントピン23cとは、非導通状態としている。さらに、第4メス端子4dと第4導電ジョイントピン23dとは、導通状態が確保されている。
そして、図13(a)(b)、図14に示すように、第1導電ジョイントピン23aと第3導電ジョイントピン23cとは、連結部56(「第1連結部56a」とも称する)を介して互いに導通状態に連結されている。これにより、第1メス端子4aと第3メス端子4cとは、第1導電ジョイントピン23a、第3導電ジョイントピン23cおよび第1連結部56aを介して互いに導通状態が確保されている。
また、第2導電ジョイントピン23bと第4導電ジョイントピン23dとは、連結部56(「第2連結部56b」とも称する)を介して互いに導通状態に連結されている。これにより、第2メス端子4bと第4メス端子4dとは、第2導電ジョイントピン23b、第4導電ジョイントピン23dおよび第2連結部56bを介して互いに導通状態が確保されている。
第1連結部56aと第2連結部56bは、何れも例えば、金属箔、バスバーなどの導電材料で形成され、図13(b)、図14に示すように、上述したような連結パターン(回路パターン)に保たれるようにインサート成形等により蓋本体部25に埋設されている。
言うまでもなく、複数の導電ジョイントピン23を連結部56によって連結する連結パターンは、上記実施形態に限定せず、様々な連結パターンとすることができる。
このため、本発明のメスコネクタは、幅方向Xに複数並列配置したメス端子4のうち、互いに隣接するペア同士を導電ジョイントピン23を介して導電するに限らず、変形例Dのメスコネクタ2Dのように、任意に組み合わせたペア同士を導電ジョイントピン23および連結部56を介して導電することができる。従って、本発明のメスコネクタは、複数のメス端子4の導通パターン(回路パターン)のバリエーションを増やすことができる。
(変形例E1~E3)
図15(a)は、変形例E1のメスコネクタ2Eaにおける、図3の要部に相当する断面を示している。
本発明は、図15(a)に示す変形例E1のメスコネクタ2Eaのように、複数の導電ジョイントピン23をハウジング本体13の奥行方向Y(メス端子4の軸方向)に互いにずらして配設した構成としてもよい。
具体的に、変形例E1のメスコネクタ2Eaは、第1導電ジョイントピン23aおよび第3導電ジョイントピン23cを、第2導電ジョイントピン23bおよび第4導電ジョイントピン23dに対して後側へずらして配設した構成としている。
変形例E1のメスコネクタ2Eaは、これに対応して、ハウジング本体13についても、窓部41aを奥行方向Yに広く形成されるとともに、ピン嵌挿穴部43の位置を導電ジョイントピン23の位置に対応して適宜ずらして形成されている。
変形例E1のメスコネクタ2Eaは、このように、複数の導電ジョイントピン23を、幅方向Xに沿って一列に並列配置するのではなく奥行方向Yに分散するように互いにずらして配設されている。
これにより、第1連結部56aは、第2導電ジョイントピン23bおよび第4導電ジョイントピン23dに対して奥行方向Yに迂回する経路で連結せずとも、図15(a)に示すように、第1導電ジョイントピン23aと第3導電ジョイントピン23cとを直線状に連結することができる。
同様に、第2連結部56bは、第1導電ジョイントピン23aおよび第3導電ジョイントピン23cに対して奥行方向Yに迂回する経路で連結せずとも、図15(a)に示すように、第2導電ジョイントピン23bと第4導電ジョイントピン23dとを直線状に連結することができる。
すなわち、変形例E1のメスコネクタ2Eaは、複数の導電ジョイントピン23を互いに連結する複数の連結部56が不用意に干渉するなどして導電状態(短絡状態)となることを回避し易くなるため、導電ジョイントピン23を設ける数や連結部56の経路について制約を受け難い構成とすることができる。
従って、複数の端子同士の電気的な接続パターンのバリエーションを増やした構成を容易に構成すことができる。
なお、本発明のメスコネクタは、変形例E1のメスコネクタ2Eaのように、複数の導電ジョイントピン23を、奥行方向Yに2列を成すように配設するに限らず、3列以上を成すように配設してもよい。また、その場合、窓部41aは、複数列の導電ジョイントピン23に亘って共通して設けるに限らず、列ごとに独立して設けてもよい。
図15(b)は、変形例E2のメスコネクタ2Ebにおける、図3の要部に相当する断面を示している。
変形例E2のメスコネクタ2Ebは、図15(b)に示すように、隣り合う所定の一対のメス端子4間に、一対(2つ)の導電ジョイントピン23Aを奥行方向Yに並列配置している。
また、変形例E2のメスコネクタ2Ebは、上述した変形例A(図8参照)と同様に、上下2段の端子列40a,40bを備えた構成とするものとし、一対の導電ジョイントピン23Aは、何れも下段端子列40aのみならず上段端子列40bに至る長さで形成されているものとする。
ここで、図15(b)に示すように、幅方向Xの一方側に位置する導電ジョイントピン23Aを、一方側導電ジョイントピン23Aaに設定するとともに、幅方向Xの他方側に位置する導電ジョイントピン23Aを、他方側導電ジョイントピン23Abに設定する。
一対の導電ジョイントピン23Aa,23Abのうち、一方側導電ジョイントピン23Aaは、図15(b)のF-F線矢視断面を示す図12(a)に示すように、上段端子列40bにおける、隣接する一対のメス端子4との各当接箇所に絶縁部50が形成されている。一方、他方側導電ジョイントピン23Abは、図15(b)のG-G線矢視断面を示す図12(b)に示すように、下段端子列40aにおける、隣接する一対のメス端子4との各当接箇所に絶縁部50が形成されている。
この構成により、隣接する一対のメス端子4は、下段端子列40aにおいて一方側導電ジョイントピン23Aaを介して互いに導通状態とすることができるとともに(図12(a)参照)、上段端子列40bにおいて他方側導電ジョイントピン23Abを介して互いに導通状態とすることができる(図12(b)参照)。さらに、隣接する一対のメス端子4は、上段端子列40bと下段端子列40aとの間で互いに非導通状態とすることができる。
すなわち、変形例E2のメスコネクタ2Ebに備えた一対の導電ジョイントピン23Aa,23Abは、図12(d)に示す導電ジョイントピン23Cと同様の導通パターンを構成することができる。
図16は、変形例E3の接続コネクタ構造体1Ecにおける、図3に相当する断面を示しており、メスコネクタ2Ecとオスコネクタ3Ecとを嵌合した状態を示している。
本発明は、図16に示す変形例E3の接続コネクタ構造体1Ecのように、メスコネクタ2Ecのみならず、オスコネクタ3Ec側にも導電ジョイントピン23および穴部41’を設けてもよい。
具体的に、図16に示すように、変形例E3のオスコネクタ3Ecにおけるコネクタハウジング31Eには、端子取付部32Eに穴部41’が形成されるとともに、穴部41’に窓部41a’を通じて挿入する穴挿入部材21E’を備えている。
変形例E3のオスコネクタ3Ecは、幅方向Xに沿って一列に配設された複数(4つ)のオス端子8、すなわち、一列の端子列40’を備えた構成としている。なお、4つのオス端子8を、幅方向Xの一方側から他方側へ順に第1オス端子8a、第2オス端子8b、第3オス端子8c、第4オス端子8dと設定する。
オスコネクタ3Ec側の穴部41’は、端子取付部32Eの奥行方向Yにおける、オス端子8のトランジション部19に相当する位置において幅方向Xの略全長に亘って形成されている。さらに、オスコネクタ3Ec側の穴挿入部材21E’には、導電ジョイントピン23として第1導電ジョイントピン23aと第3導電ジョイントピン23cとを備えている。
オスコネクタ3Ec側の第1導電ジョイントピン23aと第2オス端子8bとは、互いの当接箇所に絶縁部50を介在させて互いに非導通状態とするとともに、第3導電ジョイントピン23cと第4オス端子8dとは、互いの当接箇所に絶縁部50を介在させて互いに非導通状態としている。
さらに、第1導電ジョイントピン23aと第3導電ジョイントピン23cは、連結部56(「オス端子側連結部56c」と称する)によって導通状態に連結されている。これにより、第1オス端子8aと第3オス端子8cとは、第1導電ジョイントピン23a、第3導電ジョイントピン23cおよびオス端子側連結部56cを介して導通状態となる。
なお、オスコネクタ3Ec側の穴挿入部材21E’に、第1導電ジョイントピン23aおよび第3導電ジョイントピン23cを備えたことに対応して、オスコネクタ3Ec側の穴部41’には、第1ピン嵌挿穴部43aおよび第3ピン嵌挿穴部43cが設けられている。
一方、図16に示すように、変形例E4のメスコネクタ2Ecは、オスコネクタ3Ecに対応して幅方向Xに配設された複数(4つ)のメス端子4、すなわち、一列の端子列40を備えた構成としている。
なお、4つのメス端子4を、幅方向Xの一方側から他方側へ順に第1メス端子4a、第2メス端子4b、第3メス端子4c、第4メス端子4dと設定する。
メスコネクタ2Ec側の窓部41aは、ハウジング本体13の奥行方向Yにおける、メス端子4のボックス部6に相当する位置において幅方向Xの略全長に亘って形成されている。さらに、メスコネクタ2Ec側の穴挿入部材21Eには、導電ジョイントピン23として第2導電ジョイントピン23bと第4導電ジョイントピン23dとを備えている。
メスコネクタ2Ec側の第2導電ジョイントピン23bと第3メス端子4cとは、互いの当接箇所に絶縁部50を介在させて互いに非導通状態としている。
さらに、第2導電ジョイントピン23bと第4導電ジョイントピン23dは、連結部56(「メス端子側連結部56d」と称する)によって導通状態に連結されている。これにより、第2メス端子4bと第4メス端子4dとは、第2導電ジョイントピン23b、第4導電ジョイントピン23dおよびメス端子側連結部56dを介して導通状態となる。
なお、メスコネクタ2Ec側の穴挿入部材21Eに、第2導電ジョイントピン23bと第4導電ジョイントピン23dを備えたことに対応して、メスコネクタ2Ec側の穴部41には、第2ピン嵌挿穴部43bおよび第4ピン嵌挿穴部43dが設けられている。
上記構成によれば、メスコネクタ2Ecをオスコネクタ3Ecに嵌め込んだ状態において、変形例Dのメスコネクタ2D(図13(a)(b)参照)と同様の導通パターンを構成することができる。
なお、本発明は、変形例E3のオスコネクタ3Ecのように、穴部41’を端子取付部32Eの奥行方向Yにおける、トランジション部19に相当する箇所に設けるに限らず、奥行方向Yの何れの箇所に設けてもよい。
また、本発明は、穴部と穴挿入部材とを、上述した実施形態のようにメスコネクタ2側のみに設けたり、変形例E3の接続コネクタ構造体1Ecのように、メスコネクタ2Ecとオスコネクタ3Ecとの双方に設けた構成に限定せず、オスコネクタ3Ecの側にのみ設けてもよい。
(変形例F)
図17(a)は、変形例Fのジョイントキャップ2Fにおける、図4(a)に相当する断面を示すとともに、図17(b)は、変形例Fのジョイントキャップ2Fにおける、図4(b)に相当する断面を示している。
本発明のジョイントコネクタは、メスコネクタやオスコネクタとして構成するに限らず、図17(a)(b)に示すような変形例Fのジョイントキャップ2Fとして構成してもよい。
具体的に、変形例Fのジョイントキャップ2Fは、例えば、上述した実施形態のメスコネクタ2と同様に、ハウジング本体13Fと、ハウジング本体13Fに設けられた穴部41に挿入する穴挿入部材21とを備えた構成としている。
図17(a)(b)に示すように、変形例Fのジョイントキャップ2Fは、ハウジング本体13Fの前壁部にオス端子挿入口122(図4(a)(b)参照)が設けられておらず、端子収容室121の前端が閉塞されている。また、変形例Fのジョイントキャップ2Fは、オスコネクタ3Ecに嵌め込んだ状態でロックするためのロック部16c(同図参照)等を、ハウジング本体13Fに設けずに構成されている。
このようなジョイントキャップ2Fは、端子収容室121に端子4Fが収容されているが、端子4Fは、ボックス部6やタブ部18など相手接続部を備えずに電線接続部5のみで形成されている。
本実施形態のジョイントキャップ2Fは、端子収容室121に端子4Fを収容した状態において、穴部41に穴挿入部材21を挿入することで、隣接する端子4F間に導電ジョイントピン23を嵌挿させている(図17(b)参照)。
これにより、ジョイントキャップ2Fは、複数の電線100の末端部100Tを保持する電線ホルダとして用いる際に、複数の電線100の末端部100Tを、該末端部100Tに接続された端子4F同士が互いに導通した状態で複数の電線100の末端部100Tを保持することができる。
上述したように、この発明は、上述の実施形態および変形例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
例えば、本発明は、端子および導電ジョイント部材において、互いに当接する当接箇所の少なくとも一方に、互いを非導通状態とする非導通部が設けられた構成とすることができるが、例えば、上述した変形例C1のメスコネクタ2Caのように(図12(a)参照)、非導通部を、絶縁部50で形成するに限らず、図18(a)に示すように、間隙部50sで形成してもよい。
具体的には、図18(a)に示すように、変形例1の導電ジョイントピン23Dは、軸方向の先端側に、大径部61を設けるとともに、軸方向の基部側に、小径部62を設けた構成としている。大径部61は、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態でメス端子4Aのボックス部6等に接触可能な外径を有するとともに、小径部62は、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態でボックス部6等に対して非接触となるように大径部61よりも小径となる外径を有している。
変形例1の導電ジョイントピン23Dは、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態で、大径部61が、上段端子列40bにおけるメス端子4Aとの当接箇所に相当し、小径部62が、下段端子列40aにおけるメス端子4Aとの当接箇所に相当する。
そして、導電ジョイントピン23Dは、上段端子列40bにおいて隣接するメス端子4Aのボックス部6に大径部61が直接、接触した状態で介在する(図8(a)参照)。
一方、小径部62については、下段端子列40aにおいて隣接するメス端子4Aのボックス部6に直接、接触せずにボックス部6に対して、非導通部としての間隙部50s(隙間)を隔てて互いに対向する。
これにより、変形例1の導電ジョイントピン23Dは、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態で、大径部61が上段端子列40bにおけるメス端子4Aに対して導通状態とすることができる一方で、小径部62が下段端子列40aにおけるメス端子4Aに対して非接触状態となり、結果的に互いに非導通状態とすることができる。
なお、本発明の導電ジョイント部材は、小径部62を、上述した導電ジョイントピン23Dのように、下段端子列40aに相当する箇所に限定せず、例えば、上段端子列40bに相当する箇所に形成するなど、軸方向又は/及び周方向の少なくとも一部に形成することができる。
また、本発明の導電ジョイント部材は、例えば、軸方向の全長に亘って大径部61に相当する外径を有するピン状部材に対して切削加工を施すなどにより小径部62を有する形状に形成できるが、小径部62を備えた導電ジョイントピンの製造方法は特に限定しない。
また、本発明の導電ジョイント部材は、図18(b)に示す変形例2の導電ジョイントピン23Eのように、軸方向の基端部および先端部を除く略全体が小径部62に相当する外径を有して形成されたピン本体部63と、ピン本体部63の外周面から径方向外側へ突出する弾性突出片64を備えた構成としてもよい。弾性突出片64は、ピン本体部63の軸方向および周方向の少なくとも一部から大径部61よりも径外側へ弾性変形(撓み変形)可能に舌片状に突出している。
弾性突出片64とピン本体部63は、共に導電性を有して形成されるとともに、互いに導通状態が確保されている。但し、弾性突出片64は、ピン本体部63に対して一体に形成するに限定せず、別体で形成された構成としてもよい。また、弾性突出片64は、ピン本体部63に対して着脱可能に形成してもよく、その場合、ピン本体部63に対する装着位置を周方向および軸方向に変更可能に形成してもよい。
変形例2の導電ジョイントピン23Eは、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態において、弾性突出片64が、ピン本体部63の先端側と基部側との夫々に一対ずつ形成されている。具体的には、先端側の一対の弾性突出片64は、上段端子列40bにおける隣接するメス端子4Aの夫々の当接箇所に対応して形成されるとともに、基部側の一対の弾性突出片64は、下段端子列40aにおける隣接するメス端子4Aの夫々の当接箇所に対応して形成される。
また、導電ジョイントピン23Eは、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態で、弾性突出片64の夫々が対応するメス端子4Aに当接することで、径方向内側へ弾性変形(撓み変形)した状態となる。
導電ジョイントピン23Eは、このような弾性突出片64の弾性力(復元力)を利用して、夫々に対応するメス端子4Aに対してしっかりと当接した状態に保つことができる。すなわち、変形例2の導電ジョイントピン23Eは、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態で、メス端子4Aとの導通状態を確実に保つことができる。
なお、図18(c)に示す変形例3の導電ジョイントピン23Fは、変形例2に付随する変形例を示す。この図18(c)に示すように、変形例3の導電ジョイントピン23Fは、ピン本体部63における、メス端子4Aに対して非導通部としたい部位に、弾性突出片64を備えずに構成したものである。
この構成によれば、導電ジョイントピン23を、ピン嵌挿穴部43に挿入された状態で、該非導通部としたい部位ついては、小径部62に相当する外径で形成されたピン本体部63と、対応するメス端子4Aとが隙間部50sを隔てて互いに対向した状態とすることができる。
これにより、ピン本体部63は、上述した小径部62と同様に、対応するメス端子4Aと非接触状態となり、結果的に互いに非導通状態とすることができる。
また、本発明は、上述した実施形態のメスコネクタ2のように(図5参照)、穴挿入部材21の蓋22に備えた係合アーム24をハウジング本体13Fに係合することにより、穴挿入部材21が穴部41に挿入した状態に保持される構成に限らない。
具体的には、図示省略するが穴挿入部材21の蓋22は、係合アーム24を備えずに、蓋22を蓋挿入穴部42に嵌挿(嵌合)する、或いは、挿入した状態で互いにビス等で締結するなどの手段により、穴部41に挿入した状態で装着する構成としてもよい。
また、本発明は、上述した実施形態のメスコネクタ2のように、窓部41aをハウジング本体13の下面13aの窓部形成箇所P41に設けるに限らず、下面13aの窓部形成箇所P41以外の箇所や下面13a以外の面に設けてもよい。例えば、本発明のメスコネクタは、ロック部16cをハウジング本体13の下面13aに設け、窓部41aをハウジング本体13の上面に設けた構成としてもよく、或いは、ロック部16cの機能を損なわない範囲で、ロック部16cを有する面と同一の面に窓部41aを設けてもよい。また、窓部41aはメスコネクタ2に一つ設けるに限らず、複数設けてもよい。
本発明は、上述実施形態のメスコネクタ2のように、導電ジョイントピン23と蓋22とを一体に形成するに限らず、導電ジョイントピン23を蓋22(蓋本体部25)に対して着脱可能に構成してもよい
なお、言うまでもなく、上述した変形例A,B,C1~C3,D,E1~E4,Fのような構成は、他の変形例に適用するなど互いに組み合わせて構成してもよい。
また、本発明のメスコネクタ又はオスコネクタは、端子の幅方向Xの配列数や上下方向Zの段数等の端子レイアウトに関し、何れも上述した実施形態および変形例で採用した端子レイアウトに限定せず、上述した以外にも様々な端子レイアウトで構成してもよい。