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JP7741017B2 - フィールド機器、及び、フィールド機器用表示物 - Google Patents
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JP7741017B2 - フィールド機器、及び、フィールド機器用表示物 - Google Patents

フィールド機器、及び、フィールド機器用表示物

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Description

本発明は、プラントなどに使用されるフィールド機器、及び、フィールド機器用表示物に関する。
工業プラント等の現場には非常に多くのフィールド機器が設置される。フィールド機器には、流量計などの計測機器、及び、流量制御弁を制御するポジショナなどが含まれる。これらフィールド機器は、同じ機器種別であってもメーカにより外観が異なったり、異なる機器種別間で似たような外観となったりすることがある。従って、現場を巡回して各フィールド機器を点検する作業者は、各フィールド機器について、その機種種別と、その計測対象又は制御対象と、を一見して把握し難い。
ここで、特許文献1には、複数のフィールド機器の配置を当該複数のフィールド機器とは異なる外部の指示計にグラフィカルに表示する技術が開示されている。特許文献2には、フィールド機器が自身の機器タイプなどの情報を二次元コード化して表示する技術が開示されている。
特開2012-27674号公報 特開2012-32855号公報
特許文献1に記載の技術は、指示計まで移動しなければフィールド機器の情報を得ることができないため、現場を巡回する作業者による利用には不向きである。特許文献2に記載の技術では、二次元コードの読み取り装置が必要となり、機器タイプなどの把握には手間がかかる。また、特許文献2では、フィールド機器の計測対象又は制御対象については二次元コードに反映されない。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、フィールド機器の機種種別と測定対象又は制御対象とを現場を巡回する作業者に容易に把握させることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るフィールド機器は、計測対象の物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器であって、前記フィールド機器の機器種別と、前記フィールド機器の前記計測対象又は前記制御対象と、の両者を表す単一のピクトグラムを表示する表示部を備える。
一例として、前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の用途別の所属系統をさらに表す。
一例として、前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の使用環境をさらに表す。
一例として、前記ピクトグラムは、前記機器種別と前記計測対象又は前記制御対象とを表す図記号を備え、前記使用環境は、図記号の背景色により表される。
一例として、前記表示部は、ディスプレイであり、前記ピクトグラムを画像により表示し、前記表示部に表示される前記ピクトグラムを設定する制御回路をさらに備える。
一例として、前記ピクトグラムは、当該ピクトグラムの向きを表すマークを含む。
一例として、前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の動作原理をさらに表す。
一例として、前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の付属品をさらに表す。
本発明に係るフィールド機器用印刷物は、物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器に設けられるフィールド機器用表示物であって、前記フィールド機器の機器種別と、前記フィールド機器の前記計測対象又は前記制御対象と、の両者を表す単一のピクトグラムが印刷と刻印とのうちの少なくとも一方により表現されている。
本発明によれば、フィールド機器の機種種別と測定対象又は制御対象とを現場を巡回する作業者に容易に把握させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るフィールド機器の構成図である。 図2は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図3は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図4は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図5は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図6は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図7は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図8は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図9は、ピクトグラムの一例を示す図である。 図10は、本発明の第1実施形態に係るフィールド機器の構成図である。 図11は、ピクトグラムと当該ピクトグラムが表す情報との対応関係を示す表の図である。 図12は、変形例に係るフィールド機器用の印刷物及び刻印物の例を示す図である。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態に係るフィールド機器10は、計測機器として構成されている。フィールド機器10は、配管部11と、センサ12と、操作部13と、表示部14と、制御回路15と、を備える。フィールド機器10は、プラントなどの現場の、所定の流体が流れる配管の途中に設置され、計測対象としての当該流体の物理量を計測するように構成されている。
配管部11は、中空部材であり、前記の配管に接続され、前記の流体が流れる。センサ12は、配管部11内を流れる流体の物理量を電気信号に変換する。操作部13は、作業者による操作を受け付ける操作ボタンなどから構成されている。表示部14は、液晶表示装置などのディスプレイであり、フィールド機器10が計測した物理量を表示するほか、後述のピクトグラムPの画像を表示する。
フィールド機器10の外観形状は、当該フィールド機器10がどの機器種別の計測装置であるかに応じて異なる。例えば、液位計、比重計などのフィールド機器10は、配管部11を有しなくてもよい。
制御回路15は、マイクロコンピュータなどからなり、フィールド機器10全体を制御する。制御回路15は、センサ12からの電気信号を処理して、当該電気信号が表す物理量を取得することで、当該物理量を計測する。制御回路15は、計測した物理量を、不図示の通信モジュールなどを介して外部出力するか、表示部14に表示する。制御回路15は、作業者による操作部13への操作に基づいて、フィールド機器10に関する各種情報を一度に表すピクトグラムPを表示部14に表示する。ピクトグラムPの具体例を図2から図9に例示する。
図2及び図3に示すピクトグラムPは、当該ピクトグラムPが表示されるフィールド機器10の機器種別、及び、計測対象の両者を表す単一のピクトグラムとして構成されている。ピクトグラムPは、枠P1と、当該枠P1内に配置された図記号P11等と、を含んで構成されている。
円の図記号P11は、機器種別として圧力計を表す。同様に、V字形状の折れ線の図記号P12は、流量計を表す。円とその中の横線との組み合わせの図記号P13及びP14は、比重計又は液位系を表す。図記号P13及びP14は、横線の位置により区別される。円とこの円に繋がる縦線との組み合わせの図記号P15は、温度計を表す。円とV字形状の折れ線とを一部重複させた組み合わせの図記号P16は、差圧計を表す。
図2と図3とを比較することで理解されるように、図3に示す波状折れ線の図記号P21は、計測対象として液体を表している。他方、図2に示すように、計測対象を表す図記号が無い各ピクトグラムP(機器種別の図記号のみのピクトグラム)は、計測対象として気体を表している。なお、液位計などを表すピクトグラムPは、計測対象が液体であり、気体ではないので、図記号P21を有しない場合であっても、計測対象として液体を表す。これらのように、ピクトグラムPは、特定の図記号を含まないことによって計測対象を表すこともできる。ピクトグラムPが特定の図記号を含まないことで特定の情報を表す技術思想は、機器種別などのピクトグラムPが表す他の情報にも採用される。計測対象を表す図記号として、他の流体、例えば、気体と液体との混合物を表す図記号を用意してもよい。また、計測対象を表す図記号として、水、油、溶液、又は、流体温度などを表す図記号が用意されてもよい。
ピクトグラムPは、図4に示すように、機器種別及び計測対象に加えて、枠P1~P3といった枠形状により所属系統を表してもよい。所属系統は、フィールド機器10の使用用途に応じて区分けされた用途別の系統であり、ここでは、制御系、監視系、及び、冗長系を含む。制御系は、流量制御などの各種制御に使用する系統である。この制御系に属するフィールド機器10により計測された物理量は例えばフィードバック制御のフィードバック値として使用される。監視系は、異常の有無などを監視する系統である。この監視系に属するフィールド機器10により計測された物理量は異常監視に使用される。例えば、物理量が所定の閾値を超えた場合、異常が検出される。冗長系は、制御系と監視系とのうちの少なくとも一方を冗長化させる系統である。冗長系のフィールド機器10は、制御系又は監視系のフィールド機器10が故障したときに、故障した当該フィールド機器10の代替手段として動作する。
ピクトグラムPは、四角形の枠P1により制御系を表し、四角形の角を丸くした形状の枠P2により監視系を表し、四角形の角を切り欠いた形状(ここでは六角形)の枠P3により冗長系を表す。
ピクトグラムPは、図5に示すように、機器種別及び計測対象に加えてフィールド機器10の使用環境を枠内の地色(図記号の背景色)により表してもよい。図5では、ドット密度により地色が表現されている。地色は、赤、黄色などの特定の色であってもよい。
図5に示すように、高い密度のドット又は赤色の地色は、フィールド機器10が危険物のある使用環境(例えば、計測対象が危険物である使用環境)で使用されていることを表す。密度の低いドット又は黄色の地色は、フィールド機器10が防爆エリアで使用されていることを表す。使用環境がピクトグラムPの枠内の地色により表されることで、従来から行われている、色により危険物などを報知する方法に準じた表現が採用可能となり、作業者は、直感的に使用環境を把握できる。
図6及び図7に示すように、ピクトグラムPは、その方向を表すマークP31又はP32を備えてもよい。三角形のマークP31は、ピクトグラムPの枠P1の左下隅に配置される。帯形状のマークP32は、ピクトグラムPの枠P1の下辺に配置される。フィールド機器10は、様々な向きで設置されるので、ピクトグラムPの向きも様々となる。向きが異なると、ピクトグラムPが認識され難くなる。さらに、図6及び図7に示すように、比重計の図記号P14及びP21は、上下逆さまから見ると、液位計の図記号P13及びP21(図3)と見分けにくい。マークP31及びマークP32により、ピクトグラムPの向きを分かりやすくすることができる。
図8に示すように、ピクトグラムPは、フィールド機器10の動作原理を図記号P41~P44により表してもよい。図記号P41は、圧力計の動作原理がダイアフラム式であることを表す。図記号P42は、差圧計の動作原理が1対のダイアフラムを用いた差圧検出であることを表す。図記号P43は、流量計の動作原理がコリオリ式であることを表す。図記号P44は、流量計の動作原理がコイルを用いた電磁式であることを表す。
ピクトグラムPは、図9に示すように、上記で説明した各種情報を同時に表すことができる。図9に示すピクトグラムPは、当該ピクトグラムPを表示しているフィールド機器10の機器種別として流量計を表し(図記号P12)、計測対象として流体を表し(図記号P21)、所属系統として監視系を示す(枠P2)。さらに、図9に示すピクトグラムPは、使用環境として危険物を表し(赤の地色)、動作原理として電磁式(図記号P44)を表す。さらに図9のピクトグラムPは、上下逆さまになっている(マークP31)。図9に示すように、枠の内側に複数の図記号が配置されることで、フィールド機器10に関する複数の情報(各図記号又は図記号無しにより表される情報)が単一のピクトグラムにより表される。
なお、ピクトグラムPの具体的態様は任意であり、図2から図9に示す態様に限定されない。各種情報は、例えば、図記号と、マークP31などの各種のマークと、枠の形状と、特定の図記号又はマークの無しとの一以上の組み合わせにより表されればよい。
以上説明したように、計測対象の物理量を計測するように構成されたフィールド機器10は、当該フィールド機器10の機器種別と計測対象の両者を表す単一のピクトグラムPを表示する表示部14を備えるとよい。この単一のピクトグラムPにより、現場を巡回して多数のフィールド機器を点検する作業者は、このフィールド機器10(より具体的には表示部14)を目視するだけで、機器種別及び計測対象を同時に直感的に把握できる。このため、作業者は、これら情報を容易に把握できる。
上述のように、ピクトグラムPは、フィールド機器10の用途別の所属系統をさらに表すとよい。これにより、作業者は、フィールド機器10の用途を目視で直感的に把握できるので、当該用途を容易に把握できる。
上述のように、ピクトグラムPは、フィールド機器10の使用環境をさらに表すとよい。これにより、作業者は、フィールド機器10の使用環境を目視で直感的に把握できるので、当該使用環境を容易に把握できる。
上述のように、ピクトグラムPは、機器種別と計測対象とを表す図記号(例えば、図記号P11及びP21の組み合わせ又は図記号P11単独)を備え、使用環境は、図記号の背景色により表されるとよい。図記号の背景色は、上記では枠P1等の内側の地色であるが、枠P1等は無くてもよい。図記号の背景色は、例えば図記号の周囲の色であればよい。前記の構成により、作業者は、自身の安全にかかわる情報を目視で直感的に把握できるので、当該情報を容易に把握できる。
なお、上記の所属系統及び使用環境は、フィールド機器10が実際に現場に設置されるまで決まらない。そこで、制御回路15は、表示部14に表示されるピクトグラムPを設定する機能を有してもよい。例えば、制御回路15は、所属系統及び又は使用環境ごとにピクトグラムPの候補を記憶しておく。作業者は、フィールド機器10の所属系統及び又は使用環境の決定後に、操作部13を操作し、決定した所属系統及び又は使用環境を表すピクトグラムPを選択する。これにより、表示部14に表示されるピクトグラムPが設定される。これ以降、制御回路15は、設定されたピクトグラムPを表示部14に表示する。このような構成により、所属系統及び又は使用環境を適切に表すピクトグラムの表示が実現される。
上述のように、ピクトグラムPは、ピクトグラムPの向きを表すマークP31等を含む。これにより、作業者は、ピクトグラムPの向きを容易に把握でき、ピクトグラムPが表す情報を容易に把握できる。
上述のように、ピクトグラムPは、フィールド機器10の動作原理をさらに表す。これにより、作業者は、ピクトグラムPの動作原理を目視で直感的に把握できるので、当該動作原理を容易に把握できる。
工業プラント等の現場には非常に多くのフィールド機器10が設置され、かつ、それらフィールド機器10の表示部14が設けられた部分は、異種のフィールド機器10でも、一見判別がつきにくい(例えば、流量計、圧力計、差圧計、温度計など)。従って、前記の部分を備えるフィールド機器10の機器種別は、一見判別し難い。さらに、測定対象もフィールド機器10の外見からは確認できない。また、現場では、フィールド機器10による計測がうまくいかないと非常に危険な状況を生じるおそれがあり、したがって、フィールド機器10は、測定値、および、正常/異常を常に又は定期的に表示部14に表示することが要求される。ここで、フィールド機器10の表示部14は一般に小さく、前記測定値などを表示することを考慮すると、機器種別などの情報の表示スペースは限られる。本実施形態では、フィールド機器10が単一のピクトグラムPにより各種情報を表示することで、外観から把握し難い情報も現場を巡回する作業者に目視で容易に把握させることができ、さらに、前記各種情報を文字列又は複数のピクトグラムで個々に表示したときよりもピクトグラムPの表示スペースの省スペース化が図られる。
[第2実施形態]
図10に示す第2実施形態に係るフィールド機器20は、流量制御弁30の動作を制御するポジショナとして構成されている。
流量制御弁30は、アクチュエータ31と、弁軸32と、弁体33と、配管部34と、を備える。アクチュエータ31は弁軸32を介して弁体33を変位させることで、プラントの配管に接続されて流体を流す流路を形成している配管部34の流路を開閉する。これにより、プラントの配管を流れる流体の流量が制御される。流量制御弁30は、図10では直動弁であるゲート弁として構成されているが、他の直動弁であるグローブ弁、回転弁であるバタフライ弁又はボール弁などであってもよい。
ポジショナとしてのフィールド機器20は、上位装置からの制御信号(例えば、電気信号又は空気信号)に基づいて流量制御弁30の動作つまり弁体33の弁開度を制御する。フィールド機器20は、フィードバックレバー21と、操作部22と、表示部23と、制御回路24とを備える。
フィードバックレバー21は、弁軸32に設けられたピン32Aに係合しており、弁軸32つまり弁体33の変位に連動して回転する。操作部22は、作業者による操作を受け付ける操作ボタンなどから構成されている。表示部23は、液晶表示装置などのディスプレイであり、後述のピクトグラムQの画像を表示する。
制御回路24は、上位装置からの制御信号を空気信号に変換し、変換後の空気信号をアクチュエータ31に供給することで、当該空気信号によりアクチュエータ31を動作させる処理を行う。このとき、制御回路24は、フィードバックレバー21の回転角を不図示のセンサにより検出し、検出した回転角をフィードバック値とし、空気信号をアクチュエータ31への操作量としたフィードバック制御を行う。このような動作により、上位装置からの制御信号が指定する弁開度となるように弁体33が変位する。制御回路24は、例えば、制御信号(電気信号)を空気信号に変換するノズルフラッパ機構、及び、空気信号を増幅するパイロットリレーなどを制御することで、制御信号を空気信号に変換する処理を行う。制御回路24は、例えば、マイクロコンピュータからなる。
制御回路24は、作業者による操作部22への操作に基づいて、フィールド機器20に関する各種情報を一度に表すピクトグラムQを表示部23に表示する。ピクトグラムQの具体例を図11に例示する。
図11に示すように、表示部23に表示されるピクトグラムQは、当該ピクトグラムQが表示されるフィールド機器20の機器種別、及び、制御対象の両者を少なくとも表す単一のピクトグラムとして構成されている。なお、ピクトグラムQが表す制御対象は、ポジショナとしてのフィールド機器20が直接動作制御する流量制御弁30の種別と、ポジショナとしてのフィールド機器20が流量制御弁30を介して制御する配管の流体との少なくとも一方を含む。ピクトグラムQは、ピクトグラムPと同様、枠Q1と、当該枠Q1内に配置された図記号Q11等と、を含んで単一のピクトグラムとして構成されている。
扇形状の図記号Q11は、機器種別としてポジショナを表す。当該扇形状の図記号Q11は、フィードバックレバー21の回転を模した記号である。このように、図記号は、表す情報の機器の形状又は動作を模した記号であると、作業者は、直感的にピクトグラムQの内容を容易に把握できる。このようなことはピクトグラムPの図記号についても同様である。なお、ピクトグラムPの図記号P43及びP44は、表す動作原理に関する部品(U時間又はコイル)の形状が模されている。
図記号Q11の左側の図記号Q21~Q23は、ポジショナとしてのフィールド機器20に入力される制御信号を表す。図記号Q21は、制御信号が電気信号であるか空気信号であるかは特定していない。図記号Q22は、制御信号が電気信号であることを表す。図記号Q23は、制御信号が空気信号であることを表す。図記号Q11の右側の図記号Q24は、ポジショナとしてのフィールド機器20から出力されて流量制御弁30に入力される操作量の信号を表す。なお、ポジショナの出力は省略されてもよい。図記号Q24は、図記号Q23と同様、空気信号を表している。
円の図記号Q31は、フィールド機器20の制御対象の流量制御弁として、回転弁を表している。図記号Q32は、フィールド機器20の制御対象の流量制御弁として、ダイアフラム弁を表している。図記号Q33は、フィールド機器20の制御対象の流量制御弁として、バタフライ弁を表している。図記号Q32及びQ33と、図記号Q11の円弧部分とは、接触していても、接触していなくてもよい。図記号Q31~Q33などの制御対象を表す図記号が無いピクトグラムQ(最上段及び上から3段目参照)は、フィールド機器20の制御対象の流量制御弁として、直動弁を表す。直動弁は、図記号Q11の円弧を2重にする、当該円弧を太線にする、または図記号Q11に弦を追加することにより表されてもい。これらのように、図記号は、直動/回転の弁形式を機器種別として表してもよいし、ダイアフラム弁などの詳細な種別を機器種別として表してもよい。
図記号Q22~Q24、Q32~Q33は、配管系統図で使用される図記号(例えば、JIS規格で定められている図記号)を模した記号である。このような図記号を用いることで、作業者は、より直観的にかつ容易にピクトグラムQが表す情報を把握できる。なお、ピクトグラムPの図記号についても、配管系統図で使用される図記号を模してもよい。
図記号Q41は、フィールド機器20の流量制御弁30を介した制御対象である流体が液体であることを表す。図記号Q41の無い、つまり、流量制御弁30を介した制御対象を表す図記号の無いピクトグラムQは、当該制御対象が気体であることを表す。流量制御弁30を介した制御対象を表す図記号として、他の流体、例えば、気体と液体との混合物を表す図記号を用意してもよい。流量制御弁30を介した制御対象を表す図記号として、水、油、溶液、又は、流体温度などを表す図記号が用意されてもよい。
図記号Q51は、フィールド機器20の付属品として設けられた、弁体33の全閉及び全開を検知するリミットスイッチを表す。このように、ピクトグラムQは、任意の付属品を表してもよい。ピクトグラムPも、付属品を表すように構成されてもよい。
以上説明したように、制御対象を制御するように構成されたフィールド機器20は、フィールド機器20の機器種別と制御対象の両者を表す単一のピクトグラムQを表示する表示部23を備えるとよい。この単一のピクトグラムQにより、現場を巡回して多数のフィールド機器を点検する作業者は、当該フィールド機器10を目視するだけで、機器種別及び制御対象を同時に直感的に把握できる。このため、作業者は、これら情報を容易に把握できる。
上述のように、ピクトグラムPは、フィールド機器の付属品をさらに表すとよい。これにより、付属品についても作業者は目視で直観的に容易に把握できる。
ピクトグラムQは、ピクトグラムPと同様に、所属系統、使用環境、向き、動作原理の少なくとも1つを表すようにしてもよい。第1実施形態と同様、所属系統及び使用環境は、フィールド機器20が実際に現場に設置されるまで決まらない。そこで、制御回路24は、表示部23に表示されるピクトグラムQを設定する機能を有してもよい。これらの具体的構成の説明及び効果などは、第1実施形態に準じる。
ピクトグラムQの具体的態様は任意であり、図記号などにより、流量制御弁30の動作タイプ(手動/電気/空気/水圧/油圧など)を表してもよい。
[変形例]
ピクトグラムP又はQは、印刷と刻印とのうちの少なくとも一方により表現されてもよい。これにより、ピクトグラムP又はQは、色と凹凸とのどちらか一方又は両者により表現される。例えば、ピクトグラムP又はQは、機器筐体に直接印刷されるか、機器筐体に直接刻印されるか、機器筐体に直接印刷及び刻印の両者により表現されてもよい。この場合、この印刷及び又は刻印された部分が、ピクトグラムP又はQを表示する表示部となる。他の例として、フィールド機器10又は20は、ピクトグラムP又はQを表示する表示部として、ピクトグラムP又はQが印刷及び又は刻印された表示物を有してもよい。ピクトグラムP又はQが印刷された表示物としては、シールなどのフィールド機器10又は20に貼付される印刷物、又は、タグなどのフィールド機器10又は20に紐などで取り付けられる印刷物がある。印刷は、オフセット印刷、インクジェット印刷、三次元プリントなどを含み、塗装も適宜含むものとする。ピクトグラムP又はQが刻印された表示物としては、タグなどのフィールド機器10又は20に紐などで取り付けられる金属製の板状の刻印物がある。印刷物に印刷に加えて刻印がなされても、刻印物に刻印に加えて印刷がなされてもよい。表示物は、フィールド機器用の物であればよく、フィールド機器10又は20とは別個に用意され、あとからフィールド機器10又は20に貼付又は取り付けられるなどして設けられてもよい。図12に、フィールド機器10に、ピクトグラムPを印刷した印刷物としてのシール90を貼り付ける様子を示す。図12では、シール90が、フィールド機器10の筐体の側面に貼付される。さらに、図12に、フィールド機器10に、ピクトグラムPを刻印した刻印物としてのタグ95を紐96により取り付けた様子を示す。当然、シール90とタグ95とのいずれかのみが、フィールド機器10に設けられればよい。ピクトグラムP又はQの枠P1又はQ1などの枠は、表示物の輪郭により表現されてもよい。このような表示物によれば、既設のフィールド機器にピクトグラムを後から設けることができる。また、貼付又は取付の方向により、ピクトグラムの向きも調整できる。
本発明は、計測対象の物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器一般に適用できる。計測対象の物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器は、物理量を計測し、かつ、制御対象も制御するフィールド機器を含む。フィールド機器は、ポジショナと流量制御弁との組み合わせ、流量制御弁単独、ポンプなどであってもよい。
[本発明の範囲]
以上、実施の形態及び変形例を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、本発明には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る、上記の実施の形態及び変形例に対する様々な変更が含まれる。上記実施の形態及び変形例に挙げた各構成は、矛盾の無い範囲で適宜組み合わせることができる。
10…フィールド機器、11…配管部、12…センサ、13…操作部、14…表示部、15…制御回路、20…フィールド機器、21…フィードバックレバー、22…操作部、23…表示部、24…制御回路、30…流量制御弁、31…アクチュエータ、32…弁軸、32A…ピン、33…弁体、34…配管部、90…シール、P…ピクトグラム、P1~P3…枠、P11~P16,P21,P41~44…図記号、P31~P32…マーク、Q…ピクトグラム、Q1…枠、Q11,Q21~Q24,Q31~Q33,Q41,Q51…図記号。

Claims (9)

  1. 計測対象の物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器であって、
    前記フィールド機器の機器種別と、前記フィールド機器の前記計測対象又は前記制御対象と、の両者を表す単一のピクトグラムを表示する表示部を備える、
    フィールド機器。
  2. 前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の用途別の所属系統をさらに表す、
    請求項1に記載のフィールド機器。
  3. 前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の使用環境をさらに表す、
    請求項1又は2に記載のフィールド機器。
  4. 前記ピクトグラムは、前記機器種別と前記計測対象又は前記制御対象とを表す図記号を備え、
    前記使用環境は、図記号の背景色により表される、
    請求項3に記載のフィールド機器。
  5. 前記表示部は、ディスプレイであり、前記ピクトグラムを画像により表示し、
    前記表示部に表示される前記ピクトグラムを設定する制御回路をさらに備える、
    請求項2から4のいずれか1項に記載のフィールド機器。
  6. 前記ピクトグラムは、当該ピクトグラムの向きを表すマークを含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のフィールド機器。
  7. 前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の動作原理をさらに表す、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のフィールド機器。
  8. 前記ピクトグラムは、前記フィールド機器の付属品をさらに表す、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のフィールド機器。
  9. 物理量を計測するか制御対象を制御するフィールド機器に設けられるフィールド機器用表示物であって、
    前記フィールド機器の機器種別と、前記フィールド機器の前記計測対象又は前記制御対象と、の両者を表す単一のピクトグラムが印刷と刻印とのうちの少なくとも一方により表現されているフィールド機器用表示物。
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