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JP7741338B2 - データ伝送バスを介してデータ伝送するための通信装置を備えた機器、ならびにこの種の機器を備えたデータ伝送システム - Google Patents
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JP7741338B2 - データ伝送バスを介してデータ伝送するための通信装置を備えた機器、ならびにこの種の機器を備えたデータ伝送システム - Google Patents

データ伝送バスを介してデータ伝送するための通信装置を備えた機器、ならびにこの種の機器を備えたデータ伝送システム

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Description

本発明は、データ伝送バスを介してデータ伝送するための通信装置を備えた機器、ならびに少なくとも1つのこの種の機器を備えたデータ伝送システムに関する。
本発明は、第1の態様によれば、データ伝送バスを介してデータを送信および/または受信(データ伝送)するための通信装置と、機器をデータ伝送バスに接続するための機器側接続装置(例えばプラグインコネクタ)とを備えた機器であって、ここで、機器側接続装置は、機器をデータ伝送バスに接続するために、データ伝送バスに設けられたバス側接続装置(例えば対向プラグインコネクタ)の対応するバス側電気接点と対をなして接続可能である電気接点を有し、ここで、電気接点は、データ信号を伝送するための少なくとも1つのデータ接点と、第1の供給電位(例えばアース電位)を伝送するための第1の供給接点と、第1の供給電位と異なる第2の供給電位(例えば供給電圧)を伝送するための第2の供給接点とを含む。
この種の機器、ひいては実現されるデータ伝送システムは、従来技術から多様な実施形態で公知である。一例には、車両において頻繁に使用される、いわゆるCAN(「Controller Area Network」)バス(データ伝送バス)を備えたデータ伝送システムがあり、このCANバスには、1つまたは複数の制御機器と、例えばそれぞれ少なくとも1つのアクチュエータおよび/または少なくとも1つのセンサを有する複数のさらなる機器とが接続されており、ここで、これらの機器は、それぞれ、CANバスを介してデータを送信および/または受信するために、CANインターフェース(通信装置)を含むCANトランシーバーを備えている。
そのようなデータ伝送システムでは、データ伝送バスに接続された各機器は、データ送信時に送信側機器(送信者)を識別するために、かつ/またはデータ受信に関してこのために設けられた機器(受信者)を識別するために、それぞれ一義的な、すなわち、データ伝送システムにおいて一度だけ割り当てられるアドレス(識別子)を必要とする。
この種のアドレス割り当てのための従来技術から公知の手段は、それぞれ既に適切に固定的に事前設定されたアドレスかまたはデータ伝送システムへの取り付け前に設定されたアドレスを有する機器を、それぞれ想定された箇所(例えば車両内)に設置することに本質がある。機器の固定的に事前設定されたアドレスは、ここでは、例えば、論理的な理由から少なくともいずれにせよ機器について定義された例えば「部品番号」のような部品識別子に(特定の割り当てにおいて)対応するように事前設定されていてよい。
しかしながらこの公知の手順は、例えば、それ自体同一の複数の機器、例えば特定のセンサモデルが、1つの同じデータ伝送システム内に複数の種々異なる箇所で設置されるべき場合には欠点となる。これらの機器が、同一の部品番号を有する場合には、これらの機器のアドレスを、部品番号に対応して事前設定することができないという欠点が生じる。他方において、これらの機器がこの問題の解決のために相互に異なる部品識別子を備えて提供される場合、このことは論理的な理由から不十分である。
その他に、同一の部品番号を有する特定の機器(例えばセンサモデルまたはアクチュエータモデル)の複数の個体例を種々異なる位置に設置できるようにするために、機器に追加接点を設けることが考察され、この接点には、バス側接続装置を用いて、機器の具体的な取り付け位置に応じて、第1の供給電位かまたは第2の供給電位が印加されるか、あるいは全く電位が印加されず、したがって、この場合、各機器の適切な機器側捕捉によって自身のアドレス自体が3つの種々異なる事前設定されたアドレスから選択される。
しかしながら、この実施形態における欠点は、これに伴ってデータ伝送バスに接続することができる機器が最大でも3つしかないことにある。その上さらに、ここでは、追加接点のうちの1つの接続領域において、ケーブル破断および/または2つの供給電位のうちの一方への短絡が存在する場合に、アドレスの適正な割り当てが失敗する可能性がある。
米国特許第8930506号明細書からは、データ伝送バスに接続された機器のためのアドレスを自動的に割り当てるためのシステムおよび方法が公知である。この従来技術では、これらの機器によって、それぞれ1つのパラメータ(例えば供給電圧)が測定され、その値は機器の物理的所在地に依存する。その後、これらの機器は、測定されたパラメータを、これらの機器からのそれぞれの各測定結果に基づいて計算される時点で中央制御装置に通信する。最後に、中央制御装置は、通信されたパラメータに基づいて個々の機器のためのアドレスを割り当て、このアドレスをそこに格納すべく個々の機器に通信する。
この場合の欠点は、例えば、個々の機器アドレスを割り当てるための中央制御装置の要件にある。その上さらに、測定されたパラメータのみならず割り当てられたアドレスのデータ伝送バスを介した上記の通信の実現にも、例えば通常のデータ伝送規格によって想定されるものではない、機器内の通信装置ならびに中央制御装置の特定の労力もしくは適合化が必要になる。
本発明の課題は、データ伝送バスに接続された冒頭に述べたようなタイプの複数の機器のための簡単でかつ信頼性の高いアドレス割り当てが保証可能である新規な手法を提示することにある。
本発明の第1の態様によれば、この課題は、冒頭で述べたタイプの機器において、電気接点が、さらに追加接点を含み、機器は、電圧測定装置を備え、該電圧測定装置は、第1の供給電位に関して、かつ/または第2の供給電位に関して、追加接点に印加される電位を測定するように構成されており、通信装置は、機器に、データ伝送バスを介してデータを送信および/または受信するためにアドレスを割り当てるように構成されており、当該アドレスは、通信装置により、追加接点において測定された電位に依存して、複数の種々異なる事前設定されたアドレスから選択されることによって解決される。
本発明によれば、有利には、個々の機器(例えばセンサ装置)のアドレスの自動的な割り当てを、データ伝送バス(例えばCANバス)において実現することができ、特に、複数の同一に構成された、例えば部品番号が同じ機器についても実現することができる。好適には、より多くの数の機器を使用することができ、中央の管理機構が個々の機器アドレスの割り当てや割り振りについて関与することはない。それどころか、割り当てや割り振りは、個々の機器によって自律的に対処される。これらの機器は、好適には、それぞれ、データ伝送バスへのそれらの接続直後に自身のアドレスを自身で求め、初めから通常のように使用することができる。特に、特別な「スタートアップ手順」あるいはバスを介した予備的に適合化された通信は不要である。したがって、本発明は非常に汎用的に使用可能である。
一実施形態では、データ伝送バスはCANバスである。しかしながら、本発明は、その上さらに、アドレス指定可能なデータ伝送、すなわち機器アドレスを伴ったデータ伝送が想定される他の各データ伝送システムについても使用することが可能である。
追加接点に印加される電位の機器側測定の精度に応じて、本発明によれば、好適には、非常に多くの種々異なるアドレスを割り当てることができ、ひいては非常に多くの同一機器をデータ伝送システムに使用することができるようになる。
本発明の好適な実施形態では、例えば、通信装置は、アドレスを、少なくとも4つの種々異なる事前設定されたアドレスから選択するように構成されていることが想定される。
これについての一例:5つの同一のセンサがそれぞれ自動車の排気管内の5つの異なる箇所において1つまたは複数の測定値を測定し、CANバスを介して車両の中央制御機器に通信するものと想定する。この場合、各センサは、自身の各取り付け位置によって一義的に定義される固有のCANアドレスを有する必要がある。各取り付け位置において必要なCANアドレスは、各センサがその位置に応じて自動的に自身で適正に設定することができる。このために、各センサは、追加接点における電位を測定し、その後、測定された電位に依存して自身のアドレスを、複数の種々異なる事前設定されたアドレスから選択する。
機器の追加接点における電位(以下では、「POT」とも称する)を定義された手法で提供する簡単な手段は、いずれにせよ第1の供給電位(以下では、「GND」とも称する)と第2の供給電位(以下では、「VS」とも称する)とによって提供される供給電圧VS-GND(以下では、「VBAT」とも称する)を、2つ以上の抵抗から形成される分圧器によって分割することにその本質があり、この場合、この分圧器の少なくとも1つの抵抗は、バス側に配置されている。
本明細書で分圧器の形成に関連して使用される「抵抗」という用語に関して、この用語には、全く一般的にかつ基本的に、実際において無視できるほど小さな抵抗値(R=0Ω)を有する直接的な電気的線路接続路も含むことができることに留意されたい。
次いで、各機器は、例えば、追加接点と第1の供給接点との間の電圧を測定することができ、それにより、電位POTが、例えばVBATの割合として決定され得る。したがって、上記の5つの機器の例では、例えば、5つの様々に設定される電位POT1~POT5が以下:
POT1=0%VBAT(GNDに相当)
POT2=25%VBAT
POT3=50%VBAT
POT4=75%VBAT
POT5=100%VBAT(VSに相当)
のように想定されてよい。
次いで、追加接点において測定された電位POTに依存して、各機器は、相応に格納された電圧閾値に基づいて、自身の各アドレスADR(例えば:CAN-ID)を5つの種々異なる事前設定されたアドレスADR1~ADR5から以下:
POT=POT1:ADR=ADR1の選択
POT=POT2:ADR=ADR2の選択
POT=POT3:ADR=ADR3の選択
POT=POT4:ADR=ADR4の選択
POT=POT5:ADR=ADR5の選択
のように選択することができる。
POT1とPOT5とがそれぞれ2つの供給電位GND,VSのうちの一方に相当する上記の例では、2つの供給電位GND,VSのうちの一方に対する追加接点の短絡が存在する場合、適正なアドレス割り当ても説得力のあるエラー診断も失敗する可能性があるという欠点が生じる。
それゆえ、これに関して好適な本発明の実施形態では、通信装置は、測定された電位POTが第1の供給電位GNDかまたは第2の供給電位VSに相当する場合をエラーケースとして評価するように構成されていることが想定される。換言すれば、この実施形態では、供給電位GND,VSの値は、電位POTについて可能な(許容される)値ではない。
上記の5つの機器の例に対応する変更例では、例えば、5つの種々異なって設定される電位POT1~POT5は、以下:
POT1=50%VBAT
POT2=60%VBAT
POT3=70%VBAT
POT4=80%VBAT
POT5=90%VBAT
のように想定できよう。
本発明の一実施形態では、通信装置は、機器に割り当てられるアドレス(ADR)を、第1の供給電位(GND)と第2の供給電位(VS)との間の電位範囲内で相互に重複せず、好適には相互に離間されたサブレンジ、ならびにこれらのサブレンジにそれぞれ割り当てられるアドレスが定義された割り当てテーブルに従って選択するように構成されることが想定される。
上記の例では、そのような相互に重複せず、相互に離間されたサブレンジならびにアドレス割り当ては、例えば以下:
48%VBAT<POT<52%VBAT:ADR=ADR1の選択
58%VBAT<POT<62%VBAT:ADR=ADR2の選択
68%VBAT<POT<72%VBAT:ADR=ADR3の選択
78%VBAT<POT<82%VBAT:ADR=ADR4の選択
88%VBAT<POT<92%VBAT:ADR=ADR5の選択
のように想定できよう。
機器が事前設定されたサブレンジ内に存在しない電位POT(上記の例では例えば55%VBAT)を測定した場合、これはエラーを表し、したがって、適正なアドレス割り当ては不可能である。
この実施形態の発展形態では、通信装置は、測定された電位(POT)が事前設定されたサブレンジのうちの1つの範囲内に存在しない場合をエラーケースとして評価するように(そして、例えば、エラーケースメッセージを、機器内で固定的に事前設定されたエラーケースアドレスを使用して、データ伝送バスを介して送信するように)構成されていることが想定される。
本発明の一実施形態では、電位POT(例えば、上記分圧器を形成するために使用される抵抗の値)を、サブレンジと結び付けて提供するやり方が、以下のエラー:エラー1:追加接点のGNDへの短絡、エラー2:追加接点の開放、エラー3:追加接点のVBATへの短絡のうちの1つ、2つ、または3つすべてを、それぞれその後に生じた(エラーのある)電位POTに基づいて認識し、相互に区別できるように想定することが想定される。
既に上述したように、電位POTは、各機器の追加接点において、それぞれ、抵抗から形成された分圧器を用いて提供することができ、ここでは、分圧器の少なくとも1つの抵抗は、バス側に、すなわち機器の外部に配置されなければならない。なぜならば、これは、このことによって各機器についてそれぞれの分圧を実現し、それらの結果(分圧された電圧または電位POT)が機器の位置に依存し、したがって、各位置について別のアドレスADRを選択することができるようにするためである。
本発明による機器では、機器をデータ伝送バスに接続するために、その機器側接続装置が対応するバス側接続装置に接続されることが想定されるため、関連する分圧器の上記の少なくとも1つの抵抗は、好適には、特に、関連するバス側接続装置内で形成されていてよい。
バス側接続装置内に(少なくとも1つの)抵抗を収容することは、当該抵抗をバス側接続装置に接続する追加の電気的線路接続路(例えば、データ伝送バス線路アセンブリにおける追加のケーブルまたは追加の線路)が不要になるという利点を有する。
しかしながら、本発明の枠内では、分圧器において(少なくとも)1つのバス側抵抗が、関連するバス側接続装置(例えば、当該接続装置のプラグインコネクタ)の外部に配置され、追加の線路接続路を介して関連するバス側接続装置(およびそこに存在するバス側追加接点)に接続されることは排除されるべきではない。
本発明の一実施形態では、機器側接続装置は、機器をデータ伝送バスに接続するために、バス側接続装置の対応するバス側電気的(対向)プラグインコネクタ(例えば「プラグ」もしくは「ソケット」)に対をなして接続可能である1つまたは複数の電気的プラグインコネクタ(例えば「ソケット」または「プラグ」)を有することが想定される。
それにより、この場合、上記の少なくとも1つのバス側抵抗は、好適には、そこにおいてバス側追加接点を、バス側第1の供給接点かまたはバス側第2の供給接点に接続するために、特に、関連するバス側接続装置のプラグインコネクタ(対向プラグインコネクタ)内に形成されていてよい。
また、関連するバス側接続装置内もしくはそのプラグインコネクタ内に2つの抵抗が形成されていてもよく、そのうちの一方の抵抗(以下では、「第3の抵抗」とも称する)は、バス側追加接点をバス側第1の供給接点に接続し、他方の抵抗(以下では、「第4の抵抗」とも称する)は、バス側追加接点をバス側第2の供給接点に接続する。
上記の分圧器の少なくとも1つの抵抗は、バス側、すなわち関連する機器の外側に配置されなければならないという状況は、分圧器を形成する抵抗アセンブリの少なくとも1つの抵抗が、機器内にも、特に例えばその機器側接続装置内にも配置されていないことを何ら排除するものではない。後者は、多くの場合、例えばエラー診断の可能性と説得力に関して、特別な利点さえ有する。
本発明の一実施形態では、例えば、機器は、追加接点を第1の供給接点に接続する第1の抵抗、および/または追加接点を第2の供給接点に接続する第2の抵抗を有することが想定される。機器の第1の抵抗および/または第2の抵抗は、この場合、好適には、特に機器側接続装置内部に配置されていてよい。
本発明のさらなる態様によれば、冒頭に設定された課題は、データ伝送システムによって解決され、該データ伝送システムは:
-データ信号を伝送するための少なくとも1つのデータ線路と、第1の供給電位を伝送するための第1の供給線路と、第1の供給電位とは異なる第2の供給電位を伝送するための第2の供給線路とを有するデータ伝送バス(例えば、CANバス)と、
-データ伝送バスに接続された、本明細書で説明されたタイプの少なくとも1つの機器と、
-データ伝送バスに接続された各機器について、それぞれデータ伝送バス(2)に設けられかつバス側電気接点を有するバス側接続装置とを備え、該バス側電気接点は、各機器をデータ伝送バスに接続するために、各機器の機器側接続装置の対応する電気接点と対をなして接続されかつデータ信号を伝送するための少なくとも1つのバス側データ接点と、第1の供給電位を伝送するためのバス側第1の供給接点と、第2の供給電位を伝送するためのバス側第2の供給接点と、バス側追加接点とを含んでおり、
ここで、データ伝送システムは、データ伝送バスに設けられた少なくとも1つのバス側接続装置の各々について、さらに:
-関連するバス側接続装置のバス側追加接点を、関連するバス側接続装置のバス側第1の供給接点に接続する抵抗(以下では「第3の抵抗」とも称する)、および/または
-関連するバス側接続装置のバス側追加接点を、関連するバス側接続装置のバス側第2の供給接点に接続する抵抗(以下では、第4の抵抗とも称する)を備え、
ここで、データ伝送バスに複数のバス側接続装置が設けられている場合に、それぞれの第3の抵抗および/またはそれぞれの第4の抵抗から形成されるそれぞれの抵抗アセンブリがすべて相互に異なる。
本発明による機器について本明細書で説明した実施形態および特別な構成は、個別にまたは任意の組み合わせにおいて、類似のやり方で本発明によるデータ伝送システムの実施形態もしくは特別な構成として想定されてもよいし、その逆も同様に可能である。
一実施形態では、少なくとも1つのバス側接続装置は、それぞれ、各機器をデータ伝送バスに接続するために、各機器の機器側接続装置の対応する電気的プラグインコネクタに対をなして接続可能である1つまたは複数のバス側電気的プラグインコネクタを有することが想定される。
一実施形態では、第3の抵抗および/または第4の抵抗から形成される抵抗アセンブリは、少なくとも部分的に、特に完全に、関連するバス側接続装置内に形成されることが想定される。
機器側接続装置およびバス側接続装置は、それぞれ、1つまたは複数の電気的プラグインコネクタを有することができ、これらの電気的プラグインコネクタは、関連する機器をデータ伝送バスに接続するために、対をなして相互接続することができる。
一実施変化形態では、データ伝送バスに接続された各機器について、機器側およびバス側に設けられる接続装置は、それぞれ唯1つのプラグインコネクタによって実装される。この場合、これらのプラグインコネクタは、それぞれ(少なくとも)、本発明の枠内で必要とされるすべての電気接点、つまり少なくとも1つのデータ接点、第1の供給接点、第2の供給接点、ならびに追加接点を含む。
別の実施変化形態では、各機器について相互接続すべき接続装置は、それぞれ複数のプラグインコネクタによって、または代替的にプラグインコネクタと少なくとも1つの他のタイプの電気的接続装置によって実装される。特に、例えば、第1の供給接点間の接続(電位GND)および/または第2の供給接点間の接続(電位VS)については、これらをデータ伝送システムの残りの接点接続とは構造的に見て別個に実装することが考察される。
例えば、特に車両では、例えば供給電圧(例えばバッテリ電圧)を分配するための車載電源網がいずれにせよ設けられていてよく、この車載電源網は、第1の供給電位および/または第2の供給電位を分配するための線路を有する。その限りでは、そのような車載電源網は、本発明の枠内で使用される1つまたは複数の機器に場合によっては電位GNDおよび/または電位VSを供給することができ、そのため、本発明の趣旨ではデータ伝送バスの機能的構成部品である。その上さらに、電位GNDが、車両においていずれにせよ例えば(金属性の)車体を介して分散される「アース電位」と同一である場合については、1つまたは複数の機器に、この車体の隣接部分との直接の電気的接続によって電位GNDが供給されることを排除すべきではない。
一実施形態では、データ伝送システムが、データ伝送バスに接続され、該データ伝送バスを介してデータを送信および/または受信するための通信装置を有する制御機器をさらに備え、ここで、データ伝送バスに設けられた各バス側接続装置について、それぞれ第3の抵抗および/または第4の抵抗から形成される抵抗アセンブリは、少なくとも部分的に、特に完全に、制御機器内に形成され、追加線路を介して関連するバス側接続装置に接続されていることが想定される。
本発明の枠内で好適な機器の使用は、例えば、車両内のデータ伝送システムのために生じる。車両において、本発明により想定される機器は、例えばセンサ(例えば、排気ガス後処理、バッテリ監視、水素測定用などのセンサ)および/またはアクチュエータ(例えば、機械的に調整可能な内装部品または外装部品、例えば冷媒ポンプなどのポンプ、ベンチレータなどを操作するためのアクチュエータ)であるか、またはこれらを有することができる。
以下では、本発明を、実施例に基づき添付の図面を参照してさらに説明する。
第1の実施例による機器を示す概略図である。 第2の実施例による機器を示す概略図である。 第3の実施例による機器の接続装置を示す概略図である。 第1の実施例による、機器を接続するためのバス側接続装置を含むデータ伝送バスを示す概略図である。 第2の実施例による、機器を接続するためのバス側接続装置を含むデータ伝送バスを示す概略図である。 第1の実施例による、機器がデータ伝送バスに接続された後にアドレスを自動的に割り当てるための方法を示すフローチャートである。 第2の実施例による、アドレスを自動的に割り当てるための方法を示すフローチャートである。
図1は、(図1には示されていない)データ伝送バスを介してデータを送信および/または受信するための通信装置10と、機器1をデータ伝送バスに接続するための機器側接続装置20とを備えた機器1を示している。
図示の例では、機器1は、マイクロコントローラを用いて実装され、車両内で使用される、車両内の箇所において1つまたは複数の特定の測定値を測定する(例えば、自動車の排気管路内の排気ガスパラメータを測定する)センサ40を備えたセンサ装置であり、ここで、通信装置10は、この場合、他の機器および/または同様にデータ伝送バスに接続された車両の中央制御機器においてCANバスとして構成されたデータ伝送バスを介して測定値を通信するために、CANインターフェースを備えたCANトランシーバーとして構成されている。CANトランシーバーおよびCANインターフェースは、ここでは、ソフトウェアを用いて実現することができ、上記のマイクロコントローラの機能的構成部品と見なすことができる。
しかしながら、図示の例から逸脱して、通信装置10およびそれに対応するデータ伝送バスは、別のデータ伝送規格もしくはデータ伝送プロトコルに従って想定できよう。
機器側接続装置20、例えば、図1に象徴されるように構成要素10および40を有するアセンブリと電気的線路アセンブリ(例えば接続ケーブル部材)を介して接続された電気的プラグインコネクタは、図示の例では電気接点K1~K5を有し、これらの電気接点K1~K5は、機器1をデータ伝送バスに接続するために、データ伝送バスに設けられたバス側接続装置(例えば図4の20’参照)の(図1には示されていない)対応するバス側電気接点と対をなして接続可能である。
図1において唯1つのブロックとして概略的にのみ象徴される機器側接続装置20(プラグインコネクタ)は、本発明の枠内では、基本的に、1つまたは複数の電気的プラグインコネクタおよび/または1つまたは複数の他のタイプの電気的接続装置によって実装されていてよい。重要なのは、電気接点K1~K5と、対応するバス側電気接点との対毎の接続可能性だけである。本例では、CAN規格に従って設けられる以下の接点:
K1:データ信号CANLを伝送するための第1のデータ接点
K2:データ信号CANHを伝送するための第2のデータ接点
K3:第1の供給電位GNDを伝送するための第1の供給接点
K4:GNDとは異なる第2の供給電位VS(ひいては供給電圧VBAT=VS-GND)を伝送するための第2の供給接点
である。
その上さらに、接続装置20は、依然としてさらなる接点:
K5:電位POTを伝送するための追加接点
を有している。
機器1は、さらに、電圧測定装置30を有し、該電圧測定装置30は、好適には、構造的に構成要素10および40と組み合わされて、例えば共通の「機器回路基板」上に設けられている。少なくとも機器10の運転開始の際に、電圧測定装置30を用いて追加接点K5に印加される電位POTが、第1の供給電位GNDに関して測定される。
通信装置10は、機器1に、データの送信および/または受信(データ伝送)のために、特にここではセンサ40を用いて得られた測定データの送信のために、データ伝送バスを介して、通信装置10により独自に求められるアドレスを割り当てるように構成されている。このアドレスは、追加接点K5において測定された電位POTに依存して、複数の種々異なる事前設定されたアドレスから選択される。これらの事前設定されたアドレスは、この目的のために、例えばルックアップテーブル(割り当てテーブル)の形態で、通信装置10の記憶装置に格納されている。好適には、通信装置10は、機器1のために割り当てるべきアドレスを、少なくとも4つの異なる事前設定されたアドレスから選択するように構成されている。
図1に示されている機器におけるこの種のアドレス割り当ての機能モードを、例示的に、機器1がさらなる同一構成の(図示されていない)機器とともに図4に示されているデータ伝送バスに接続される場合について説明する。
図4は、本明細書で説明したタイプの機器を接続するためのバス側接続装置20’を備えたデータ伝送バス2を示している。
以下では、例示的に、図4に示されているバス側接続装置20’は、図1に示されている機器1の接続のために設けられていることを想定する。表示の簡素化の理由から、図4には唯1つの接続装置20’のみが示されており、すなわち、実際には存在する、さらなる機器をデータ伝送バス2に接続するためのさらなるバス側接続装置が図4には示されていない。
機器1との互換性(ここではCAN規格)において、データ伝送バス2は以下の線路:
L1:データ信号CANLを伝送するためのデータ線路
L2:データ信号CANHを伝送するためのデータ線路
L3:第1の供給電位GNDを伝送するための第1の供給線路
L4:第2の供給電位VSを伝送するための第2の供給線路
を有する。
バス側接続装置20’は、これらの線路に電気的に接続された電気接点K1’~K4’ならびに追加接点K5’を有し、これらは、2つの接続装置20,20’が一緒に接続されたときに、機器側接続装置20の対応する電気接点K1~K4ならびにK5に対をなして接続される(K1’とK1、K2’とK2など)。
ここでは、追加接点K5において、機器1について、もしくはデータ伝送バス2における図示の位置について予め定められた電位POTを定義されたやり方で提供するために、2つの供給電位GNDおよびVSによって提供される供給電圧(VBAT=VS-GND)は、説明された例では2つの抵抗R3,R4から形成される分圧器を用いて分割される。
図4の例では、2つの抵抗R3,R4は、図示のようにバス側接続装置20’内に収容されており、ここで、抵抗R3は、追加接点K5’と第1の供給接点K3’との間に配置され、抵抗R4は、追加接点K5’と第2の供給接点K4’との間に配置されている。
したがって、追加接点K5’、ひいてはK5にも印加される電位POTは、POT=(R3/(R3+R4))×VBATで生じ、それゆえ、R3およびR4の抵抗値の対応する選択により、区間[GND,VS]内で任意に事前設定することができる。
さらなる機器をデータ伝送バス2に接続するための、図4には示されていないさらなるバス側接続装置は、それぞれ、例えば図示の接続装置20’と全く同様に設計されていてもよいが、この場合は、それぞれの第3の抵抗(R3)および/またはそれぞれの第4の抵抗(R4)から形成されるそれぞれの抵抗アセンブリ(分圧器)が、ひいてはそれぞれの事前設定された電位(POT)もすべて相互に異なるように、すべて相互に異なる。
機器1について既に上記でさらに説明したように、データ伝送バス2に接続されたすべてのさらなる(図示されていない)機器も、それに続いて、それぞれの電位POTの測定結果に基づいて、それぞれ独自に自身のデータの送信および/または受信に必要なアドレスを自身に割り当てることができる。
多くの適用ケースで必要とされる関連するデータ伝送バスのストランド端部における終端、例えば、CANストランドの(例えば、制御機器によって形成される)始端および終端におけるCANLおよびCANH用の線路の120Ω終端は、特に、例えば、2つの関連する機器用の関連するバス側接続装置(例えば、プラグインコネクタ)内に設けられていてよい。代替的に、すべての機器に適切な終端を備えさせることも考えられるが、これらの終端は、個々の機器においてそれぞれのスイッチング装置を用いて個々に活動化または非活動化させることができる。
以下のさらなる実施例の説明では、同様に作用する構成要素については同じ参照番号が使用され、それぞれの実施形態の区別のために小文字のアルファベットによって補足する。その際には、実質的に、既に説明した実施例との相違のみを詳述し、残りについては、ここでは明示的に、先の実施例の説明を参照されたい。
図2は、(図2には示されていない)データ伝送バスを介してデータを送信および/または受信するための通信装置10aと、機器1aをデータ伝送バスに接続するための機器側接続装置20aとを備えた機器1aを示す。
既に説明した機器1(図1)と比較した機器1aの特異性は、当該機器1aが、さらに追加接点K5を第1の供給接点K3に接続する抵抗R1と、追加接点K5を第2の供給接点K4に接続する抵抗R2とを備えていることにある。
図2の例では、2つの抵抗R1,R2は、図2に象徴されるように、構成要素10a,30a,40aと構造的に組み合わされており、例えば、これらの構成要素のために設けられた回路担体ボードに収容されている。
図2に示されている機器1aにおける自動的なアドレス割り当ての機能モードも、例示的に、機器1aがさらなる同一構成の(図示されていない)機器とともに図4に示されているデータ伝送バス2に接続される場合について説明する。
この場合も、機器1aのために、もしくはデータ伝送バス2におけるその位置のために、追加接点K5において事前設定された電位POTは、供給電圧(VBAT=VS-GND)を分圧器を用いて分圧することによって提供され、ただし、この場合、この分圧器は、合わせて4つの抵抗R1,R2,R3,R4から形成される。
追加接点K5に印加される電位POTは、ここでは、以下のように:
POT=(R1×R3/(R1+R3))/((R1×R3/(R1+R3))+(R2×R4/(R2+R4)))×VBAT
のように生じる。
より明確には、電位POTは、ここでは、例えば、区間[GND,VS]内の値(R1/(R1+R2))×VBATを有する何らかの任意の「ベース電位」が、分圧器R1,R2によって機器側で事前設定され、ただし、これはバス側分圧器R3,R4の並列接続に基づいて依然として「シフト」される(したがって、個々の機器の各々について異なる)ように理解することができる。
好適には、R1およびR2の抵抗値の適切な選択によって「ベース電位」が設けられ、これは、区間[GND,VS]の「ミドルレンジ」にあり、例えば、少なくとも5%VBAT、特に少なくとも10%VBAT、および例えば最大で95%VBAT、特に最大で90%VBATである。
この場合、R3およびR4の抵抗値の相応の選択により、並列接続されたバス側分圧器R3,R4の影響によって「シフトされた基準電位」(追加接点K5における電位)は、区間[GND,VS]内で任意に事前設定することができる。
これについての一例:抵抗値R1=1kΩおよびR2=3kΩの選択により、25%VBATの「ベース電位」が生じる(すべての機器に対して同一)。特定の機器もしくはその位置に対する結果としての電位POTを、例えば35%VBATの値にさせたい場合には、抵抗値R3=12kΩおよびR4=4kΩの選択によりこのことは実現可能である。別の機器の電位POTを例えば40%VBATにすべき場合には、例えば抵抗値R3=1kΩおよびR4=1kΩを用いてこのことは実現可能である。
2つのバス側抵抗(R3,R4)を使用した上述の例から逸脱して、図示の2つの抵抗(R3,R4)のうちの一方だけを用いてベース電位を任意にシフトさせることも可能である。ベース電位(例えば25%VBAT)を、より低い値(例えば20%VBAT)にシフトさせたい場合には、このために相応に選定された抵抗R3で十分であり、ベース電位をより高い値(例えば30%VBAT)にシフトさせたい場合には、このために相応に選定された抵抗R4で十分である。
最後に、この関係では、特定の機器(もしくはその位置)について、電位POTを厳密にベース電位と同一にさせたい特別なケースについて、2つの手段が存在することを述べておく:一方の手段は、バス側抵抗R3,R4の値を、相互の比率が機器側抵抗R1,R2の値の比率に相当するように選択することである。他方の手段は、この機器に対して、バス側抵抗R3,R4を設けないことである(それにより、電位POTは、抵抗アセンブリR1,R2における分圧のみによって生じる)。
これについての一例:機器側、例えば各機器の回路担体(例えば「センサボード」)上では、例えば分圧器(抵抗R1,R2から成る)が、例えば25%VBATの平均的電位範囲のベース電位を提供するように構成されているものとする。このベース電位を区間[GND,VS]において任意にシフトさせるためには、唯1つのさらなる抵抗を各バス側接続装置(車載電源網コネクタ)に追加するので十分であり、例えば以下の例:
機器位置1:追加接点K5’をGNDに導通させる(R3=0Ω)
POT=0%VBAT=GND
機器位置2:追加接点K5’を開放させる
POT=25%VBAT
機器位置3:追加接点をR4を介して高インピーダンスVBATにする
POT=50%VBAT
機器位置4:追加接点K5’をR4を介して低インピーダンスVBATにする
POT=75%VBAT
機器位置5:追加接点K5’をVBATに導通させる(R4=0Ω)
POT=100%VBAT=VS
が挙げられる。
これについてはさらに電位POTの個々の値に関する変更例:
機器位置1:追加接点をR4を介して高インピーダンスVBATにする
POT=50%VBAT
機器位置2:追加接点K5’をR4を介して中インピーダンスVBATにする
POT=60%VBAT
機器位置3:追加接点K5’をR4を介して中低インピーダンスVBATにする
POT=70%VBAT
機器位置4:追加接点K5’をR4を介して低インピーダンスVBATにする
POT=80%VBAT
機器位置5:追加接点K5’をR4を介して極めて低いインピーダンスVBATにする
POT=90%VBAT
が挙げられる。
上記の2つの例では、上記の抵抗R3もしくはR4は、それぞれ関連するバス側接続装置内に配置するか、または例えば制御機器内に配置し、追加線路(例えばケーブル)を介して関連する機器もしくは関連する機器側接続装置に接続させてよい。
上記の第2の例では、以下のようなエラー:
エラー1:追加接点をGNDに短絡、POT=0%VBATで認識可能
エラー2:追加接点を開放、POT=25%VBATで認識可能
エラー3:追加接点をVBATに短絡、POT=100%VBATで認識可能
であるエラーを容易に認識することができる。
機器がこの種のエラーケース(POTの許容できない値)を認識した場合、例えば、機器が、通常のデータ伝送には使用されないさらなる「エラーケース」アドレスを用いてログオンし、対応するエラー情報(例えばエラーコード)を送信することが想定される場合があり、この場合は、このエラー情報によりエラーケースが(例えばPOTの測定値によって)より詳細に特定される。そのため、例えば、データ伝送バスに接続された別の機器(例えば、診断機器または制御機器)は、エラーを速やかに記録することができる。
図3は、図2の機器1aの修正を示す図であり、この場合、図3では、表示の簡素化の理由から、機器をデータ伝送バスに接続するための機器側接続装置20bのみが示されている。既に説明した機器1a(図2)と比較した修正点は、機器側分圧器を形成する抵抗R1およびR2が、機器側接続装置20bの領域、例えば電気的プラグインコネクタ内に配置されていることにある。
図5は、本明細書で説明したタイプの機器、例えば図1に示した機器1を接続するためのバス側接続装置20a’を備えたデータ伝送バス2aを示す。
機器1との互換性(ここではCAN規格)において、データ伝送バス2aは、信号CANL,CANHおよび電位GND,VSを伝送するために、上記で図4を参照して既に説明した線路L1~L4をここでも有し、バス側接続装置20a’は、これらの線路L1~L4と電気的に接続された電気接点K1’~K4’、ならびに接続装置20a’に接続された機器(図示せず)用の電位POTを提供するための追加接点K5’とを有する。
その他に、図5では通信装置60aを有する制御機器50aが示されており、この制御機器50aも同様に図示のようにデータ伝送バス2aに接続されて、例えば車両内の中央制御機器であり、この文脈では、例えばバス2aに接続されたアクチュエータ装置の駆動制御により、かつ/またはバス2aに接続されたセンサ装置からの測定値の問い合わせにより、車両内の制御タスクに対処している。
図4を参照して説明した例とは異なり、バス側分圧器を形成する抵抗R3,R4は、バス側接続装置20a’内に収容されるのではなく、(この実施例では両方とも)図示のように制御機器50a内に収容され、ここで、抵抗R3は、追加線路L5と第1の供給線路L3との間に配置され、抵抗R4は、追加線路L5と第2の供給線路L4との間に配置され、ここで、追加線路L5は、残りのバス線路L1~L4に沿って(これらと平行に)接続装置20a’の箇所まで延在し、そこからさらに接続装置20a’内に延在して、そこで追加接点K5’と電気的に接続されている。
図5には、表示の簡素化の理由から示されていないが、場合によっては、バス2aの線路との接続のための対応する電気接点を備えた機器50aの接続装置が設けられる(この場合は、抵抗R3,R4が、それぞれ、そのような接続装置の対応する各接点の間に配置されていてもよい)。
その他にも、図5では、さらなる機器をデータ伝送バス2aに接続するための実際には存在しているさらなるバス側接続装置が、表示の簡素化の理由から省かれている。この文脈では、そのようなさらなるバス側接続装置のために、それぞれのバス側分圧器を形成する抵抗R3,R4も同様に、制御機器50a内に収容されていてよく、それぞれの(例えば、残りのバス線路と平行して延在する)追加線路のようなさらなる電気的接続路によって、関連するさらなるバス側接続装置およびその中に設けられた追加接点に接続されていてよいことに留意されたい。
本明細書で説明するタイプの複数の機器、例えば図1、図2、および図3の実施例のうちの1つによる複数の機器は、これらの機器が(および場合によってはそれらとは独立して、例えば固定的に事前設定された機器アドレスを有する、特に例えば制御機器のような少なくとも1つの追加機器も)接続される所属のデータ伝送バスとともに、これらの機器が好適には自身でデータ伝送バスを介した通信のためのアドレスを割り当てることができるデータ伝送システムを形成する。
本発明の好適な使用は、例えば、車両かまたはそれ以外の内燃機関を備えた機械において生じ、ここでは、複数の異なる触媒コンバータを備えた排気ガス後処理システムが設置され、例えば、排気ガス経路内で順次連続して5つまで存在する箇所においてNOx含有量および/またはラムダのような測定変数を測定し、それらを制御機器に通信する必要性がある。この場合、センサ装置として構成された機器は、例えば、以下の箇所:(1)排気ガス経路の開始箇所(生の排気ガス)、(2)事前触媒の下流側箇所、(3)貯蔵触媒の下流側箇所、(4)第1のSCR触媒の下流側箇所、(5)第2のSCR/遮断触媒の下流側箇所に必要とされる場合がある。本発明を用いることにより、排気ガス経路内のこの種の種々異なる箇所において好適には完全に同一に構成された(それに応じて例えば同一の部品番号を有する)センサ装置を使用することができる。
実際にはケーブルが破断したり、抵抗が損傷したりする場合などがあるかもしれないため、本発明の枠内では、制御部(例えば上述した制御機器)が、個々の機器の自動的に割り当てられたアドレスを妥当性検査すると有利である。個々の機器が、センサ装置である限り、そのような妥当性検査は、例えば、関連するセンサから供給される測定値に基づいて行うことができる。複数の機器が、例えば同一に構成されたセンサ装置であるが、車両内の種々異なる箇所(例えば排気経路に沿った種々異なる箇所)に配置されている場合、妥当性検査は、例えば、それぞれの機器によって測定された温度に基づいて行うことができる(異なる箇所において例えば異なる温度が推定され得る限り)。また、例えば、制御部において(温度、加熱出力などの物理的変数を考慮した)モデリングが、この種の測定値の予測のために想定されていてもよく、したがって、ここでは、測定値とモデリング値との間の比較に基づいて妥当性検査を行うことも可能である。
図6は、本明細書で説明されるタイプの機器においてアドレスを自動的に割り当てるための方法の可能なフローを例示的に示しており、その動作は、機器内で実行される制御ソフトウェアによって行われる。
本方法は、ステップS0で開始され、ここでは、関連する機器がデータ伝送バスに接続され、当該機器に供給電位GND、VS、ひいては供給電圧VBAT(=VS-GND)が供給される。
ステップS1では、機器の初期化および制御ソフトウェアの起動が行われる。ステップS2では、機器側接続装置の追加接点における電位POTの測定が行われ、例えば、第1の供給電位GNDに関する電圧測定として実施される。ステップS3では、この例では、一方の電位差POT-GND(ステップS2での電圧測定の結果)と、他方の供給電圧VBAT(=VS-GND)との間の比率「ratio」を求めることが、以下の関係式:
ratio=(POT-GND)/(VS-GND)
に従って行われる。
ステップS4では、「ratio」の値がこのための許容範囲内にあるかどうかが検査される。許容範囲内にある場合、処理はステップS5に進み、そこでは、当該値に依存して機器に対する適正なアドレスADRが割り当てられ、次いで、ステップS6に進み、そこでは、機器のデータ伝送動作が事前に設定された機器アドレスADRを使用して開始される。
ただし、「ratio」の値がこのための許容範囲内にない場合、処理はステップS1に戻される。
図7は、図6の例と比較したアドレス割り当てのための方法の変更例を示す。ステップS0~ステップS6は、既に図6を参照して説明したステップS0~ステップS6に相当する。
ただし、これとの相違において、ステップS4で検査された「ratio」の値が、このための許容範囲内にない場合には、ステップS7での検査の結果に基づいて、ステップS7に到達する予め定められた回数(例えば1回~10回の間の範囲内)までは処理がステップS1に戻されるが、そうでない場合(すなわち、この回数の到達後に再びステップS7に到達した場合)には処理がステップS8に進むように想定される。
ステップS8では、機器について予め定められた「エラーケース」アドレスの割り当てが行われ、次いで、ステップS9では、予め定められた「エラーケース」メッセージの送信が、事前に設定されたエラーケースアドレスを使用して行われる。一実施形態では、エラーケースメッセージは、特に、例えば、機器によって求められた比率「ratio」の1つまたは複数の値など、当該エラーケースの少なくとも1つの詳細に関する情報を含む。
データ伝送バスに接続された別の機器(例えば、エラー診断専用に接続された機器、あるいは例えば上述したタイプの制御機器であり得る)によるエラーケースメッセージの受信および評価により、エラーケースの出現を、好適には、関連する機器の接続直後に認識することができる。
本発明と説明した実施例とを用いることにより、好適には、機器側で自律的なアドレス割り当てを伴うデータ伝送システムが実現可能になる。この種のシステムおよびここで使用されるデータ伝送バス、例えばCANバスは、好適には、車両内または機械などの他の技術的装置内で使用可能である。
要約すると、本発明は、本発明は、通信装置(10)と、機器(1)をデータ伝送バス(2)に接続するための接続装置(20)とを備えた機器(1)を提案し、ここで、接続装置(20)は、機器(1)をバス(2)に接続するために、バス(2)に設けられたバス側接続装置(20’)の対応するバス側電気接点(K1’~K5’)と対をなして接続可能である電気接点(K1~K5)を有し、ここで、電気接点(K1~K5)は、データ信号(CANL,CANH)を伝送するための少なくとも1つのデータ接点(K1,K2)と、第1の供給電位(GND)を伝送するための第1の供給接点(K3)と、第1の供給電位(GND)とは異なる第2の供給電位(VS)を伝送するための第2の供給接点(K4)とを含む。データ伝送バス(2)に接続された複数の機器(1)のための簡単でかつ信頼性の高いアドレス割り当てを可能にするために、電気接点(K1~K5)が、さらに追加接点(K5)を含み、機器(1)は、追加接点(K5,K5’)に印加される電位(POT)を測定するために、電圧測定装置(30)を備え、通信装置(10)は、機器(1)にアドレスを割り当て、該アドレスは、(10)により、追加接点(K5)において測定された電位(POT)に依存して、複数の種々異なる事前設定されたアドレスから選択されることが想定される。さらに、本発明は、この種の機器(1)を有する相応のデータ伝送システムを提案する。

Claims (10)

  1. データ伝送バス(2)を介してデータを送信および/または受信するための通信装置(10)と、機器(1)を前記データ伝送バス(2)に接続するための機器側接続装置(20)とを備えた機器(1)であって、
    前記機器側接続装置(20)は、前記機器(1)を前記データ伝送バス(2)に接続するために、前記データ伝送バス(2)に設けられたバス側接続装置(20’)の対応するバス側電気接点(K1’~K5’)と対をなして接続可能である電気接点(K1~K5)を有し、
    前記電気接点(K1~K5)は、データ信号(CANL,CANH)を伝送するための少なくとも1つのデータ接点(K1,K2)と、第1の供給電位(GND)を伝送するための第1の供給接点(K3)と、第1の供給電位(GND)とは異なる第2の供給電位(VS)を伝送するための第2の供給接点(K4)とを含む、機器(1)において、
    記電気接点(K1~K5)が、さらに追加接点(K5)を含み、
    記機器(1)は、電圧測定装置(30)を備え、該電圧測定装置(30)は、前記第1の供給電位(GND)に関して、かつ/または前記第2の供給電位(VS)に関して、前記追加接点(K5,K5’)に印加される電位(POT)を測定するように構成されており、
    記通信装置(10)は、前記機器(1)に、前記データ伝送バス(2)を介してデータを送信および/または受信するためにアドレスを割り当てるように構成されており、前記アドレスは、前記通信装置(10)により、前記追加接点(K5)において測定された電位(POT)に依存して、複数の種々異なる事前設定されたアドレスから選択され
    前記通信装置(10)は、さらに、前記機器(1)に割り当てられるアドレスを、割り当てテーブルに従って選択するように構成されており、前記割り当てテーブルによって、少なくとも4つの、重複せず、かつ、好適には相互に離間されたサブレンジ、ならびにこれらのサブレンジにそれぞれ割り当てられるアドレスが、前記第1の供給電位(GND)と前記第2の供給電位(VS)との間の電位範囲内で定義されており、
    前記通信装置(10)は、さらに、前記測定された電位(POT)が、前記第1の供給電位(GND)または前記第2の供給電位(VS)に相当する場合を、エラーケースとして評価するように設計されている、
    ことを特徴とする、機器(1)。
  2. 前記通信装置(10)は、エラーケースが出現したときに、前記機器(1)において事前設定されたエラーケースアドレスを使用して、前記データ伝送バス(2)を介して、エラーケースメッセージを送信するように、さらに設計されている、請求項1記載の機器(1)。
  3. 前記エラーケースメッセージは、前記エラーケースの少なくとも1つの詳細に関する情報を含む、請求項記載の機器(1)。
  4. 前記機器側接続装置(20)は、前記機器(1)を前記データ伝送バス(2)に接続するために、前記バス側接続装置(20’)の対応するバス側電気的プラグインコネクタに対をなして接続可能である1つまたは複数の電気的プラグインコネクタを有する、請求項1記載の機器(1)。
  5. 前記機器(1)は、
    -前記追加接点(K5)を前記第1の供給接点(K3)に接続する第1の抵抗(R1)、および/または
    -前記追加接点(K5)を前記第2の供給接点(K4)に接続する第2の抵抗(R2)をさらに有している、請求項1記載の機器(1)。
  6. 前記機器(1)は、前記追加接点(K5)を前記第1の供給接点(K3)に接続する第1の抵抗(R1)と、前記追加接点(K5)を前記第2の供給接点(K4)に接続する第2の抵抗(R2)とをさらに含み、
    前記第1の抵抗(R1)及び前記第2の抵抗(R2)の2つの抵抗値のそれぞれは、当該2つの抵抗値の合計の5%から95%の範囲内にある、請求項1記載の機器(1)。
  7. データ伝送システムであって、該データ伝送システムは、
    -データ信号(CANL,CANH)を伝送するための少なくとも1つのデータ線路(L1,L2)と、第1の供給電位(GND)を伝送するための第1の供給線路(L3)と、第1の供給電位(GND)とは異なる第2の供給電位(VS)を伝送するための第2の供給線路(L4)とを有するデータ伝送バス(2)と、
    -前記データ伝送バス(2)に接続された、請求項1から6までのいずれか1項記載の少なくとも1つの機器(1)と、
    -前記データ伝送バス(2)に接続された各機器(1)について、それぞれ前記データ伝送バス(2)に設けられかつバス側電気接点(K1’~K5’)を有するバス側接続装置(20’)とを備え、前記バス側電気接点(K1’~K5’)は、前記各機器(1)を前記データ伝送バス(2)に接続するために、前記各機器(1)の機器側接続装置(20)の対応する電気接点(K1~K5)と対をなして接続されかつ前記データ信号(CANL,CANH)を伝送するための少なくとも1つのバス側データ接点(K1’,K2’)と、前記第1の供給電位(GND)を伝送するためのバス側第1の供給接点(K3’)と、前記第2の供給電位(VS)を伝送するためのバス側第2の供給接点(K4’)と、バス側追加接点(K5’)とを含んでおり、
    さらに、前記データ伝送バス(2)に設けられた少なくとも1つの前記バス側接続装置(20’)の各々について、
    -関連するバス側接続装置(20’)の前記バス側追加接点(K5’)を、関連するバス側接続装置(20’)の前記バス側第1の供給接点(K3’)に接続する第3の抵抗(R3)、および/または
    -関連するバス側接続装置(20’)の前記バス側追加接点(K5’)を、関連するバス側接続装置(20’)の前記バス側第2の供給接点(K4’)に接続する第4の抵抗(R4)を備え、
    ここで、前記データ伝送バス(2)に複数のバス側接続装置(20’)が設けられている場合に、それぞれの第3の抵抗(R3)および/またはそれぞれの第4の抵抗(R4)から形成されるそれぞれの抵抗アセンブリがすべて相互に異なる、データ伝送システム。
  8. 少なくとも1つの前記バス側接続装置(20’)は、それぞれ、各機器(1)を、前記データ伝送バス(2)に接続するために、前記各機器(1)の前記機器側接続装置(20)の対応する電気的プラグインコネクタに対をなして接続可能である1つまたは複数のバス側電気的プラグインコネクタを有する、請求項7記載のデータ伝送システム。
  9. 前記第3の抵抗(R3)および/または前記第4の抵抗(R4)から形成される前記抵抗アセンブリは、少なくとも部分的に、特に完全に、関連するバス側接続装置(20’)内に形成されている、請求項7記載のデータ伝送システム。
  10. 前記データ伝送システムは、前記データ伝送バス(2a)に接続され、該データ伝送バス(2a)を介してデータを送信および/または受信するための通信装置(60a)を有する制御機器(50a)をさらに備え、
    ここで、前記データ伝送バス(2)に設けられた各前記バス側接続装置(20’)について、それぞれ前記第3の抵抗(R3)および/または前記第4の抵抗(R4)から形成される前記抵抗アセンブリは、少なくとも部分的に、特に完全に、前記制御機器(50a)内に形成され、追加線路(L5)を介して関連する前記バス側接続装置(20’)に接続されている、請求項7記載のデータ伝送システム。
JP2024553878A 2022-03-11 2023-03-09 データ伝送バスを介してデータ伝送するための通信装置を備えた機器、ならびにこの種の機器を備えたデータ伝送システム Active JP7741338B2 (ja)

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