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JP7741764B2 - 作業支援装置、作業支援システム - Google Patents
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JP7741764B2 - 作業支援装置、作業支援システム - Google Patents

作業支援装置、作業支援システム

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Description

本発明は、作業者が作業現場において実施する作業を支援する技術に関する。
社会環境の急速な変化や顧客ニーズの多様化により企業活動のあらゆる領域でデジタル化が課題となっている。その一方で人口減少や少子高齢化に伴う慢性的な人手不足の解消に向け人材獲得の競争は業種・業態の垣根を超えて激化している。このような状況下においてグローバルな競争優位性を保ちつつ限られた人材で最大限の利益を得るためには人と設備の生産性向上が必要である。
ここで製造現場の管理業務について考える。製造現場の管理業務ではスムーズな生産を実現するために製造過程の進捗状況を管理する。進捗状況を適切に管理できていれば、作業遅延が生じても状況に応じて人員の配置変更や時間外労働など適切に対処できる。しかしながら、紙をベースに運用している製造現場では作業から報告までのリードタイムが長く、正確な進捗状況をリアルタイムに把握するのが難しい。
こうした状況を受けて製造業では電子ペーパ等のウェアラブル端末を活用した作業支援システムに注目が集まっている。例えば、電子ペーパを点検業務に対して適用した場合、作業結果を時系列の電子データとして記録できる。この時系列データには誰がどのように作業したのかという作業情報が記録されるので、データ分析により進捗状況を可視化することができる。さらに電子データの分析処理は紙ベースの人手作業よりも正確で早く、その情報を記述したデータファイルをネットワーク経由で共有することもできる。このようにウェアラブル端末を活用することにより、製造現場の生産性を向上できる。
電子ペーパ等のウェアラブル端末を作業支援システムに適用する場合、作業者の負担を軽減するために薄型軽量の端末であることが望ましい。このため、ウェアラブル端末の機能は読み書きに特化させ、負荷のかかる処理をネットワーク経由で他のコンピュータ上で行うのが一般的である。しかしながら、端末内のデータファイルを共有する場合、ファイルの容量や端末の台数が増えるとファイルの収集時間と収集したファイルの分析時間が長くなるので、分析結果(進捗状況)のリアルタイム性が損なわれるという新たな課題が生じる。
特許文献1は、『業務支援システムが管理する情報を効率よく更新すること。』を課題として、『業務支援装置10aは、共通文書情報及び個別文書情報を含む業務を支援するための支援データを記憶する記憶部と、支援データを更新する更新部と、更新された支援データを他の装置が記憶するデータに反映させるための変更データを作成する処理部と、を備える。更新部は、支援データの共通文書情報の更新された部分を示す共通文書変更情報と、支援データの個別文書情報の更新された部分を示す個別文書変更情報と、個別文書情報の変更後のファイルが保存された変更ファイルディレクトリと、を別個のデータ単位で、又はディレクトリ単位で保存し、処理部は、別個のデータ又はディレクトリから変更データを抽出する。』という技術を開示している(要約参照)。
特開2015-130148号公報
特許文献1には、装置内のファイル更新を検知した際に、他の装置を経由してその更新情報をデータベースに登録する技術が記載されている。同技術を作業支援システムに対して適用した場合を考える。この場合、ウェアラブル端末がファイル更新を検知した際に、他のコンピュータを経由してその更新情報をデータベースに登録することができる。これにより、ウェアラブル端末内の作業情報を効率よくデータベースに登録できる。しかしながら、ウェアラブル端末内で負荷のかかる処理を断続的に実施すると端末の動作遅延の原因となる。また、前述した分析結果(進捗状況)のリアルタイム性が損なわれるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、作業端末上のデータファイルが更新されたとき、これを速やかにかつ効率的に収集することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る作業支援装置は、作業端末上のデータファイルの更新日時と前記作業端末が現在表示している前記データファイル上の位置を、前記作業端末から取得し、前記取得した前記更新日時と前記取得した前記データファイル上の位置に基づき、前記データファイルのうち前記作業端末上において更新された更新部分を特定する。
本発明に係る作業支援装置によれば、作業端末上のデータファイルが更新されたとき、これを速やかにかつ効率的に収集することができる。上記した以外の課題、構成、効果などについては、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
作業端末が保持しているデータファイルを収集する方法について説明する図である。 サーバ102が作業端末105上のデータファイルを解析する一般的な手順を説明するシーケンスチャートである。 作業端末105上でデータファイルが更新されたか否かを表す更新情報を作業端末105から取得する手順を説明するシーケンスチャートである。 サーバ102が蓄積する更新履歴データ300の構成とデータ例を示す。 サーバ102の構成図である。 サーバ102の動作手順を説明するフローチャートである。 作業端末105上で用いられるデータファイルの種類を例示する図である。 データ取得部1022がデータファイルの形式にしたがってどのデータを取得するかを切り替える場合における動作手順を説明するフローチャートである。 実施形態2に係るサーバ102が監視する作業端末105の範囲を説明する模式図である。 監視部1021が図8の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 サーバ102が監視する作業端末105の範囲の別構成例を説明する模式図である。 監視部1021が図10の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 実施形態3に係るサーバ102が収集するデータファイルの範囲を説明する模式図である。 データ取得部1022が図12の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。 データ取得部1022が図14の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。 データ取得部1022が図16の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。 データ取得部1022が図18の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。 データ取得部1022が図18の動作を実施する際の別手順を説明するフローチャートである。
<実施の形態1>
図1は、作業端末が保持しているデータファイルを収集する方法について説明する図である。作業支援システム100は、管理パソコン101とサーバ102と作業端末105によって構成されており、作業者が作業端末105上で実施する作業を支援する。作業端末105が保持するデータを収集する方式として、例えば図1上段と下段がそれぞれ記載しているようなものがある。
図1上段の方式を説明する。作業者は作業端末105上において、Webブラウザを介して作業内容を入力し、サーバ102はその作業内容を第2データ形式(例えばHTML形式)のデータファイル104上に記録する。管理者から作業端末105に対して情報を提供する場合、管理パソコン101は第1データ形式のデータファイル103をサーバ102に対して提供し、サーバ102はこれを第2データ形式に変換する。作業端末105はWebブラウザ上でその情報を閲覧できる。データを集計する場合、サーバ102はデータファイル104をデータベース106に格納する。この方式は、作業内容を記述したデータファイル104が初めからサーバ102上に作成される。
図1下段の方式を説明する。管理パソコン101は第1データ形式のデータファイル103をサーバ102に対して提供し、サーバ102はこれを第3データ形式(例えばPDF形式)のデータファイル103に変換する。作業端末105はデータファイル107を取得し、作業者は作業端末105上でそのデータファイル107に対して作業内容を記録する。データを集計する場合、サーバ102はデータファイル107を作業端末105から再取得し、データベース106に格納する。この方式は、作業内容を記録するデータファイルが作業端末105上に保持される点において、図1上段とは異なる。
図2Aは、サーバ102が作業端末105上のデータファイルを解析する一般的な手順を説明するシーケンスチャートである。ここでは図1下段のように作業端末105がデータファイルを保持していることを想定する。サーバ102は、作業端末105上のデータファイルが更新された場合、その更新内容をデータベース106に対して格納する。したがって解析手順は以下のようになる。
S201においてサーバ102は作業端末105からデータファイルを取得し、S203においてファイル内容を解析する。S201とS203との間において、作業端末105上でデータファイルが更新されたと仮定する(S202)。S204においてサーバ102は、データファイルが更新されたか否かを判定する。S202においてデータファイルが更新されているので、更新されたと判定することになる。S205においてサーバ102は作業端末105からデータファイルを再取得し、S206において解析する。S207においてサーバ102は更新内容を抽出し、S208においてその更新内容をデータベース106に対して記録する。
このように一般的なデータ収集手順においては、作業端末105上でデータファイルが更新されているか否かを判定するために、サーバ102は作業端末105からデータファイルを繰り返し取得する必要がある。これにより、作業端末105とサーバ102ともにその収集処理ごとに処理負荷がかかる。
図2Bは、作業端末105上でデータファイルが更新されたか否かを表す更新情報を作業端末105から取得する手順を説明するシーケンスチャートである。図1下段のように作業端末105がデータファイルを保持していることを想定する。本シーケンスチャートにおいては図2Aとは異なり、作業端末105上でデータファイルが更新された旨を更新情報が示している場合のみ、サーバ102は作業端末105からデータファイルを取得してその更新内容を解析する。それ以外の場合、サーバ102は作業端末105から更新情報のみを取得し、データファイル本体は取得しない。本発明においてはこのシーケンスチャートを用いることにより、データファイルを取得することにともなう負荷を抑制することを図る。
S211においてサーバ102は、作業端末105から更新情報を取得する。更新情報は、作業端末105上のデータファイルが更新されたか否かを示す情報であり、データファイル本体よりもデータサイズが小さい。更新情報の具体例については後述する。サーバ102は、更新情報を解析し(S212)、データファイルが更新されていない旨を判定する(S213)。サーバ102は更新情報を取得する処理を、例えば所定周期ごとに繰り返す(S214)。作業者はS214とS215の間において、データファイルを作業端末上で更新したものとする(S217)。サーバ102は、更新情報を解析し(S215)、データファイルが更新されている旨を判定する(S216)。サーバ102は作業端末105からデータファイルのうち更新された部分を取得する(S218)。サーバ102は取得した更新部分を解析することにより作業内容を特定し(S219)、その作業内容をデータベース106に記録する(S220)。
図3は、サーバ102が蓄積する更新履歴データ300の構成とデータ例を示す。サーバ102は、作業端末105から取得する更新情報に基づき、作業端末105上においてデータファイルが更新された部分(更新されたページの番号)を特定し、更新日時と併せて更新履歴として蓄積する。更新履歴データ300は、端末ID301、ファイルパス302、更新日時303、ページ番号304を有する。更新履歴データ300はデータベース106内に格納することができる。
データファイルの更新された部分は、以下のようにして特定することができる。作業端末105は、データファイルを指定してその更新日時を照会するコマンドを外部端末から受け取り、そのコマンドに対して更新日時を回答するように構成されている。作業端末105はさらに、作業端末105が現在表示しているデータファイルおよび現在表示しているページ番号を照会するコマンドを外部端末から受け取り、そのコマンドに対してこれらを回答するように構成されている。サーバ102は、この2つのコマンド(形式的には1つのコマンドとして集約してもよい)を作業端末105に対して、例えば数百msごとに発信してその回答を受け取ることにより、作業端末105上で更新されたデータファイルおよびその更新されたページ番号を監視することができる。
例えば端末ID「0001」について、データファイル「tmp/a.pdf」の更新日時が前回取得時よりも進み、そのとき作業端末105が表示しているページ番号が「2」であったとする。この場合、サーバ102は、ページ番号「2」が新たに更新されたことを特定できる。サーバ102は、新たに更新されたページ番号を特定するごとに、そのページ番号をページ番号304へ追記するとともに、更新日時303を上書更新する。サーバ102は、端末ID301とファイルパス302ごとに同様の処理を実施することにより、更新履歴データ300を蓄積する。
更新履歴データ300は、更新日時と現在表示中のデータファイルおよびページ番号を取得することによって、作成可能である。したがって、データファイル本体を取得して更新内容を解析する必要はないので、図2Aに示す従来手順と比較して、少ない処理負荷および通信量で、更新内容を特定することができる。処理負荷と通信量は、サーバ102と作業端末105双方にとって、抑制されることになる。
図4は、サーバ102の構成図である。サーバ102(作業支援装置)は、監視部1021、データ取得部1022、解析部1023、表示部1024、データベース106を備える。監視部1021は、図3において説明した照会コマンドを作業端末105に対して発信することにより、データファイルの更新状態を取得し、これに基づき更新履歴データ300を作成する。データ取得部1022は、作業端末105上のデータファイルのうち更新された部分を取得する。更新された部分は、監視部1021が更新履歴データ300を作成する過程において、監視部1021が特定する。解析部1023は、更新部分を解析することにより、作業端末105上において実施された作業内容を特定し、その作業内容をデータベース106へ記録する。表示部1024は、データベース106が格納している情報を表示する。データベース106は、記憶装置にデータファイルを格納することによって構成することができる。
図5は、サーバ102の動作手順を説明するフローチャートである。監視部1021とデータ取得部1022と解析部1023は、互いに独立して並列的に動作することができる。以下図5の各ステップについて説明する。
監視部1021は、更新内容を監視する作業端末105を選択する(S501)。監視部1021は、更新日時303が更新された直後であれば更新日時303の最新値を改めて取得し(S503)、作業端末105に対して照会コマンドを発信することによりデータファイルの更新日時を取得する(S504)。データファイルが更新されている場合は(S505:YES)、更新日時303をデータファイルの更新日時によって上書するとともに、新たなページが更新された場合はそのページ番号をページ番号304へ追記する(S506)。監視部1021は、監視を終了するまで以上を繰り返す(S507)。
データ取得部1022は、更新履歴データ300を照会することにより(S510)、新たに更新されたデータファイルのページ番号があるか否かを確認する(S511)。更新されたページがある場合は(S511:YES)、そのデータファイルのうち新たに更新されたページのみを取得し(S512)、データベース106へそのページを格納する(S513)。データ取得部1022は、データ収集を終了するまで以上を繰り返す(S514)。データ取得部1022は、データファイルのうち更新されたページのみを作業端末105から取得するので、収集処理の負荷を抑制できる。
解析部1023は、更新履歴データ300を照会することにより(S517)、新たに更新されたデータファイルのページ番号があるか否かを確認する(S518)。更新されたページがある場合は(S518:YES)、そのデータファイルのうち新たに更新されたページのみを解析し(S519)、データベース106へその解析結果を格納する(S520)。解析部1023は、解析を終了するまで以上を繰り返す(S521)。解析部1023は、データファイルのうち更新されたページのみを解析するので、解析処理の負荷を抑制できる。
図6は、作業端末105上で用いられるデータファイルの種類を例示する図である。入力フォームデータは、規定の入力画面部品(例:テキストボックス、ラジオボタン、コンボボックス、リストボックス、チェックボックス)によって構成されており、作業者はその画面部品に対して作業内容を入力する。入力フォームデータは例えばPDFフォームである。作業者は手書き入力601によって作業内容を記録する場合もある。この場合、手書き入力内容を記述するデータは例えばLAF(Lingoes Appendix File)形式で作成される。手書きデータは、書込先データとは別に作成することもできる。さらに、入力フォームに対して手書きデータを書き込む場合もある。
図7は、データ取得部1022がデータファイルの形式にしたがってどのデータを取得するかを切り替える場合における動作手順を説明するフローチャートである。本フローチャートにおいては、図5で説明したS512に代えて、S701~S704を実施する。データ取得部1022は、取得するデータファイルの種類を判定する(S701)。データファイルが入力フォームなどのようにデータファイルそのものに対して作業内容を記録する作業ファイルである場合、データ取得部1022はその作業ファイルを取得する(S702)。データファイルが手書きデータと書込先データによって構成されている場合、書込先データはサーバ102から作業端末105に対して提供したものであることが通常であるので、データ取得部1022は手書きデータのみを作業端末105から取得すればよい(S703)。データファイルそのものに対して作業内容を記録するとともに手書き入力もする場合、データファイルと手書きデータを両方取得する必要がある(S704)。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る作業支援装置(サーバ102)は、作業端末105上におけるデータファイルの更新日時と、作業端末105が現在表示しているデータファイルのページ番号とを取得することにより、そのデータファイルのうち更新された部分を特定する。これにより、データファイル全体を作業端末105から取得して解析することなく、更新部分を特定することができる。すなわち、更新部分を特定するための処理負荷や通信負荷を抑制することができる。
<実施の形態2>
本発明の実施形態2では、サーバ102が更新日時などを監視する作業端末105またはデータファイルを絞り込むことにより、サーバ102の処理負荷を抑制する構成例について説明する。その他の構成は実施形態1と同様である。
図8は、本実施形態2に係るサーバ102が監視する作業端末105の範囲を説明する模式図である。作業者は作業端末105を使用する際に、認証システムによってログイン認証を受け、認証された場合のみ作業端末105を使用できるように、作業端末105および認証システムが構成されている場合がある。この場合、作業端末105上においてデータファイルを更新するのは、認証システムからログイン認証を受けた状態にあるユーザおよびそのユーザが使用する作業端末105のみである。そこで本実施形態2において、監視部1021は、作業端末105を使用する全ユーザ800のうち、認証システムからログイン認証を受けた状態にあるユーザ801およびユーザ801が使用する作業端末105のみを監視し、ログイン認証を受けていない状態にあるユーザ802およびユーザ802が使用する作業端末105は監視しない。これにより、サーバ102の処理負荷を抑制できる。
図9は、監視部1021が図8の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。監視部1021は、図5で説明した手順に加えて、S501の前にS901を実施する。監視部1021はS901において、ユーザがログイン認証を受けた状態にある作業端末105を特定する。監視部1021はS501において、S901で特定した作業端末105のみを、監視対象として選択する。
図10は、サーバ102が監視する作業端末105の範囲の別構成例を説明する模式図である。作業端末105上において更新されるデータファイルは、ユーザが作業端末105上において操作中のものであり、その他のデータファイルは更新されないと考えられる。そこで監視部1021は、ユーザが操作中のデータファイル1001のみを監視する。これにより、サーバ102の処理負荷を抑制できる。ユーザが操作中であるファイルは、図3において説明したコマンドをサーバ102から作業端末105に対して発信することにより特定できる。
図11は、監視部1021が図10の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。監視部1021は、図5で説明したS504に代えてS1101を実施する。監視部1021はS1101において、ユーザが作業端末105上で操作しているデータファイルを、図3において説明したコマンドによって取得する。監視部1021は、操作中のデータファイルについてのみ、更新日時および表示中のページ番号を照会するコマンドを、作業端末105に対して繰り返し発信する。その他は図5と同様である。
<実施の形態2:まとめ>
本実施形態2に係る作業支援装置(サーバ102)は、監視部1021が更新日時などを監視する作業端末105またはデータファイルを、作業中のもののみに絞り込む。これによりサーバ102の処理負荷を抑制できる。操作中のデータファイルを特定するコマンドは実施形態1におけるコマンドと同じであるので、実施形態1と同じ仕組みによって処理負荷を抑制できる点も有用である。
<実施の形態3>
本発明の実施形態2では、サーバ102が作業端末105から収集するデータファイルを絞り込むことにより、サーバ102および作業端末105の処理負荷を抑制する構成例について説明する。その他の構成は実施形態1と同様である。
図12は、本実施形態3に係るサーバ102が収集するデータファイルの範囲を説明する模式図である。作業端末105の仕様によっては、データ取得部1022が作業端末105からデータファイルを収集するとき、そのデータファイルを作業端末105上でロックする(例えば参照はできるが更新はできない状態にする)ように構成されている場合がある。1例として、図6で説明した手書きデータと書込先データによって記述されるデータファイルを作業端末105からデータ取得部1022に対して送信する際に、手書きデータと書込先データの内容を併せて記述したPDFファイルを生成するために、データファイルをロックする場合がある。このようなロック処理により、ユーザはそのデータファイルに対する書き込みを中断させられ、作業効率が低下するなどの不都合が生じる可能性がある。
そこで本実施形態3において、データ取得部1022は、ユーザが作業端末105上で操作しているデータファイル1201は取得せず、操作していないデータファイル1202のみを取得する。これにより、データ取得部1022がデータファイルを収集する際においても、ユーザは操作中のデータファイルに対する書き込み作業を中断させられることはないので、作業効率低下などを回避できる。
図13は、データ取得部1022が図12の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。データ取得部1022は、図5で説明したS511とS512との間においてS1301を実施する。データ取得部1022はS1301において、ユーザが作業端末105上で操作していないデータファイルを特定する。例えば図3において説明したコマンドの結果を監視部1021から取得することにより特定すればよい。データ取得部1022は、操作中ではないデータファイルのみを、作業端末105から取得する。その他は図6と同様である。
図14は、本実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。例えば点検作業においてユーザが複数の図面を同時に見ながら作業する場合のように、ユーザが複数の作業端末105を同時に使用する場合がある。ユーザが複数の作業端末105を操作する場合、操作中の端末以外については、データファイルを収集したとしてもロックにともなう作業中断は生じない。そこでデータ取得部1022は、ユーザが操作中の作業端末105を特定し、それ以外の作業端末105からのみデータファイルを収集する。
ユーザが複数の作業端末105を使用する場合、例えばユーザと各作業端末105はログイン認証システムにおいて関連付けられており、ユーザは自身が関連付けられている(使用することを許可されている)作業端末105に対してのみログインすることができるように構成されている場合がある。この場合、まずログイン認証システム上においてユーザと関連付けられている作業端末105を全て特定し、特定した作業端末105のうちそのユーザがログインしているものは操作中であり、それ以外は操作中ではないことになる。データ取得部1022はこの手順によって、ユーザが操作中/非操作中の作業端末105を特定できる。
図15は、データ取得部1022が図14の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。データ取得部1022は、図5で説明したS511とS512との間においてS1501を実施する。データ取得部1022はS1501において、ログイン認証システム上でユーザと関連付けられておりかつそのユーザが操作中ではない作業端末105を特定する。データ取得部1022は、操作中ではない作業端末105からのみ、データファイルを収集する。その他は図6と同様である。
図16は、本実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。作業端末105は、ユーザが休憩中である旨のステータスをセットすることができるように構成してもよい。例えば作業端末105の操作画面上に休憩ボタンを配置し、そのボタンが押下されている間は、外部端末からユーザの状態を照会されたとき休憩中である旨を返信する。作業端末105をこのように構成した場合、データ取得部1022は、休憩中であるユーザ1601が使用している作業端末105からのみデータファイルを収集し、作業中であるユーザ1602が使用している作業端末105からは収集しないようにしてもよい。これにより、データファイルがロックされることにともなう作業効率の低下を回避できる。
図17は、データ取得部1022が図16の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。データ取得部1022は、図5で説明したS511とS512との間においてS1701を実施する。データ取得部1022はS1701において、ユーザが休憩中であるか否かを作業端末105に対して照会する。例えば休憩ボタンが押下されているか否かを照会するコマンドを作業端末105に対して発信し、作業端末105がこれに対して返信すればよい。データ取得部1022は、休憩中の作業端末105からのみ、データファイルを取得する。その他は図6と同様である。
図18は、本実施形態3に係るサーバ102が収集する作業端末105の範囲を説明する模式図である。データ取得部1022は、前回データファイルを収集してから所定時間以上が経過した作業端末105からのみ、データファイルを収集してもよい。図18においては、前回データファイルを収集してから15分以上が経過した作業端末105(ユーザ1801が使用しているもの)からのみデータファイルを収集し、未経過の作業端末105(ユーザ1802が使用しているもの)からは収集しない。これにより、データファイルがロックされることにともなう作業効率の低下を回避できる。所定時間が経過したときデータファイルを収集することの意義は、以下に説明する2つが考えられる。
図19Aは、データ取得部1022が図18の動作を実施する際の手順を説明するフローチャートである。データ取得部1022は、図5で説明したS511とS512との間においてS1901を実施する。データ取得部1022はS1901において、前回データファイルを収集してから所定時間以上が経過したか否かを、作業端末105ごとに判定する。経過している場合はS512以降を実施し、未経過であればS510へ戻る。これにより、データ収集処理の頻度を抑制することになるので、作業端末105とサーバ102それぞれの処理負荷を抑制することができる。
図19Bは、データ取得部1022が図18の動作を実施する際の別手順を説明するフローチャートである。データ取得部1022は、図5で説明したS511とS512との間においてS1902~S1903を実施する。データ取得部1022はS1902において、S1501と同様に、ユーザが操作中ではない作業端末105を特定する。操作中ではない作業端末105については、S512以降によってデータファイルを収集する。操作中である作業端末105については、前回データファイルを収集してから所定時間以上が経過したか否かをさらに判定する(S1903)。経過していなければS510へ戻る。経過している場合は、操作中の作業端末105であってもS512以降を実施する。これにより、ユーザが長時間作業端末105を使用し続けることによってデータファイルが収集できない状態が長時間継続することを回避できる。
S1902においては、S1301と同様に、ユーザが操作中ではないデータファイルを特定してもよい。操作中ではないデータファイルについては、S512以降によってデータファイルを収集する。操作中であるデータファイルについては、前回データファイルを収集してから所定時間以上が経過したか否かをさらに判定する(S1903)。経過していなければS510へ戻る。経過している場合は、操作中のデータファイルであってもS512以降を実施する。これにより、データファイル単位で同様の効果を発揮することができる。
<実施の形態3:まとめ>
本実施形態3に係る作業支援装置(サーバ102)は、データ取得部1022がデータファイルを収集する作業端末105または収集するデータファイル自体を、ユーザが操作中ではないもののみに絞り込む。これにより、データファイル収集にともなうロックによる作業効率低下を回避できる。
<本発明の変形例について>
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
以上の実施形態において、監視部1021は作業端末105が現在表示しているページ番号を取得し、データ取得部1022はデータファイルの一部として特定のページを収集することを説明した。これは、データファイルがページ単位で構成されている場合を例とした説明であり、これらの動作は必ずしもデータファイルのページ単位でなくともよい。すなわち、監視部1021はデータファイルのうち作業端末105が現在表示している部分を特定することができればよく、データ取得部1022はデータファイルのうち更新された部分を収集することができればよい。
各実施形態において説明した手法は、それぞれ組み合わせてもよい。例えば実施形態3において、データ取得部1022がデータファイルを収集する作業端末105を絞り込む手法を複数説明したが、相互に矛盾しない限りにおいてこれらの手法を組み合わせてもよい。
以上の実施形態において、作業端末105上でデータファイルが更新されていることを更新情報(照会コマンドに対する応答)が示している場合のみ、サーバ102は作業端末105からそのデータファイルを取得することを説明した。これは、その後に続く更新内容の解析処理を実施するためにデータファイルを取得するのはデータ更新時に限ることを意味しており、更新内容の解析処理以外のためにデータファイルを取得することは妨げられるものではないことを付言しておく。
以上の実施形態において、監視部1021、データ取得部1022、解析部1023、表示部1024のうち全部またはいずれか一部は、複数のサーバ102に分散して構成してもよい。例えばあるサーバ上に配置された監視部1021による監視結果をデータベース106に格納し、別のサーバ上に配置されたデータ取得部1022はデータベース106からその監視結果を取得してこれに基づきデータファイルを収集してもよい。
以上の実施形態において、監視部1021、データ取得部1022、解析部1023、表示部1024は、これらの機能を実装した回路デバイスなどのハードウェアによって構成することもできるし、これらの機能を実装したソフトウェアをCPU(Central Processing Unit)などの演算装置が実行することによって構成することもできる。
102:サーバ
1021:監視部
1022:データ取得部
1023:解析部
1024:表示部
105:作業端末
106:データベース

Claims (15)

  1. 作業者が作業端末を用いて実施する作業を支援する作業支援装置であって、
    前記作業端末が保持しているデータファイルの更新状態を監視する監視部、
    前記作業端末から前記データファイルのうち少なくとも一部を取得するデータ取得部、
    を備え、
    前記監視部は、前記データファイルの更新日時と前記作業端末が現在表示している前記データファイル上の位置を、前記作業端末から取得し、
    前記監視部は、前記取得した前記更新日時と前記取得した前記位置に基づき、前記データファイルのうち前記作業端末上において更新された更新部分を特定し、
    前記データ取得部は、前記特定した前記更新部分を前記作業端末から取得する
    ことを特徴とする作業支援装置。
  2. 前記監視部は、前記更新日時と前記位置を前記作業端末から周期的に繰り返し取得し、
    前記監視部は、各前記繰り返し間における前記更新日時と前記位置それぞれの差分を取得することにより、前記更新部分を特定し、
    前記監視部は、前記特定した前記更新部分の履歴を蓄積する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  3. 前記作業支援装置はさらに、前記データファイルの更新内容を解析する解析部を備え、
    前記データファイルは、1つ以上のページを有し、
    前記監視部は、前記更新部分として、前記データファイルのうち更新された前記ページの番号を特定し、
    前記データ取得部は、前記データファイルのうち、前記更新部分に対応する前記ページのみを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  4. 前記解析部は、前記データファイルのうち、前記データ取得部が取得した前記ページのみを解析することにより、前記データファイルの更新内容を解析する
    ことを特徴とする請求項3記載の作業支援装置。
  5. 前記作業支援装置はさらに、前記更新部分の履歴を記述した更新履歴データを格納する記憶部を備え、
    前記監視部は、更新された前記更新日時を取得するごとに、前記更新履歴データにその更新日時を上書し、
    前記監視部は、新たな前記更新部分を特定するごとに、前記新たな更新部分を示す情報を前記更新履歴データに追記する
    ことを特徴とする請求項2記載の作業支援装置。
  6. 前記作業端末は、前記データファイルとして、
    前記作業者が所定の入力フォームにしたがって作業記録を入力した結果を保持する入力フォームデータ、
    前記作業者が前記作業端末上において手入力によって辿った経路を記述した手書きデータと、前記手書きデータを書き込む書込先データとの組み合わせによって構成された手書き記録データ、
    のうち少なくともいずれかを保持しており、
    前記データ取得部は、前記作業端末上において前記入力フォームデータが更新された場合は、前記入力フォームデータのうち更新された部分を、前記更新部分として取得し、
    前記データ取得部は、前記作業端末上において前記手書き記録データが更新された場合は、前記更新部分として前記手書きデータのうち新たに更新された部分のみを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  7. 前記監視部は、複数の前記作業端末のうち、前記作業者に対してログイン認証を実施する認証システムから前記ログイン認証を受けているものを特定し、
    前記監視部は、複数の前記作業端末のうち、前記ログイン認証を受けているものについてのみ、前記更新状態を監視する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  8. 前記作業端末は、前記作業端末が現在表示している前記データファイルおよび前記作業端末が現在表示している前記データファイル上のページ番号を、照会に応じて返信するように構成されており、
    前記監視部は、前記位置を照会するコマンドを前記作業端末に対して発信してその応答を取得することにより、前記作業端末が使用中であるか否かを判定し、
    前記監視部は、使用中である前記作業端末にからのみ、前記更新日時と前記位置を前記周期的に繰り返し取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の作業支援装置。
  9. 前記作業端末は、前記データ取得部が取得している途中の前記データファイルを前記作業者が少なくとも更新できないようにロックするように構成されており、
    前記データ取得部は、前記作業者が前記作業端末上において操作していない前記データファイルのみを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  10. 前記作業端末は、第1端末と第2端末によって構成されており、
    前記第1端末と前記第2端末は、前記作業者を認証する認証システムにおいて、同一の前記作業者が使用する端末として定義されており、
    前記データ取得部は、前記第1端末と前記第2端末のうち、前記作業者が前記認証システム上においてログイン認証を受けていない状態にあるものから前記データファイルを取得し、受けている状態にあるものからは取得しない
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  11. 前記作業端末は、前記作業者が作業中であるかそれとも休憩中であるかを示す情報を発信するように構成されており、
    前記データ取得部は、前記作業者が休憩中である旨を発信している前記作業端末からのみ、前記データファイルを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  12. 前記データ取得部は、前記作業端末から前記データファイルを最後に取得してから所定時間以上が経過したか否かを判定し、
    前記データ取得部は、前記所定時間以上が経過した場合のみ、前記データファイルを改めて取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  13. 前記データ取得部は、前記作業端末から前記データファイルを最後に取得してから所定時間以上が経過したか否かを判定し、
    前記データ取得部は、前記作業者が前記作業端末上において操作していない前記データファイルを取得し、
    前記データ取得部は、前記作業者が前記作業端末上において前記データファイルを操作しておりかつ前記所定時間が経過していない場合は、前記データファイルを取得せず、
    前記データ取得部は、前記作業者が前記作業端末上において前記データファイルを操作しておりかつ前記所定時間が経過している場合は、操作中であるか否かによらず前記データファイルを取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  14. 前記作業支援装置はさらに、前記データファイルを解析する解析部を備え、
    前記監視部、前記データ取得部、および前記解析部は、同一の装置上に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  15. 請求項1記載の作業支援装置、
    前記作業端末、
    を有し、
    前記作業端末は、前記データファイルの更新日時と前記作業端末が現在表示している前記データファイル上の位置を照会するコマンドを受け取ると、その照会に対して回答するように構成されている
    ことを特徴とする作業支援システム。
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