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JP7742576B2 - 撮像装置 - Google Patents
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JP7742576B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Description

本開示は、撮像装置に関する。
固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に広く用いられている。固体撮像装置として、増幅型固体撮像装置、電荷転送型固体撮像装置等が知られている。増幅型固体撮像装置の代表例として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のMOS型イメージセンサが挙げられる。電荷転送型固体撮像装置の代表例として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが挙げられる。近年、カメラ付き携帯電話、スマートホン等のモバイル機器に搭載される固体撮像装置としては、消費電力の観点等から、電源電圧が低いCMOSイメージセンサが多く用いられている。例えば、特許文献1は、マイクロレンズを有する固体撮像装置を開示している。
特開2018-110147号公報
撮像装置の分野においては、フレアを抑制するのに適した技術が要求されている。
本開示の一態様に係る撮像装置は、
光電変換部と、
前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、
前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが第1変曲点を介して接続された輪郭線を構成し、
前記第2曲線の下端における曲率半径が、前記第1曲線の上端から前記第1変曲点までの前記マイクロレンズの厚み方向の距離よりも大きい。
本開示に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
図1は、参考形態に係る撮像システムを示す模式図である。 図2Aは、参考形態に係る撮像装置の一例を示す断面図である。 図2Bは、参考形態に係る撮像装置の別例を示す断面図である。 図3は、撮像装置の上面図である。 図4Aは、参考形態に係るマイクロレンズのレンズ部を示す斜視図である。 図4Bは、参考形態に係るマイクロレンズを示す断面図である。 図4Cは、参考形態に係るマイクロレンズを示す別の断面図である。 図5は、フレアの説明図である。 図6Aは、フレアの説明図である。 図6Bは、フレアの説明図である。 図6Cは、フレアの説明図である。 図7は、実施形態に係る撮像装置の断面図である。 図8は、実施形態に係る撮像装置の模式的な断面図である。 図9Aは、実施形態に係るマイクロレンズの上面を示す斜視図である。 図9Bは、実施形態に係るマイクロレンズを示す断面図である。 図9Cは、実施形態に係るマイクロレンズの説明図である。 図9Dは、実施形態に係るマイクロレンズの説明図である。 図10は、実施形態に係る撮像システムを示す模式図である。 図11は、シミュレーション空間の概念図である。 図12Aは、光学シミュレーション1で計算した光の強度分布を示す図である。 図12Bは、光学シミュレーション2で計算した光の強度分布を示す図である。 図13は、入射光と各色の感度との関係の例を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
図1に、参考形態に係る撮像システム500を示す。撮像システム500は、透明基板501と、樹脂層502と、パッケージ503と、撮像装置550と、配線507aと、ボンディングワイヤ506と、を備えている。
パッケージ503および透明基板501は、協働して、筐体を構成している。その筐体内に、撮像装置550が収容されている。具体的には、筐体では、パッケージ503および透明基板501が、樹脂層502により接着されている。
撮像装置550は、半導体基板504と、光電変換部505と、配線507bと、を備えている。図1では図示が省略されているが、撮像装置550は、マイクロレンズ、カラーフィルター等の他の要素も備えている(図2Aおよび図2B参照)。
配線507aと同様、半導体基板504は、パッケージ503内の底面上に配置されている。半導体基板504内または半導体基板504の上方に、光電変換部505が配置されている。
撮像装置550は、ボンディングワイヤ506により配線507aと接続されている。具体的には、ボンディングワイヤ506は、配線507aと、配線507bと、を接続している。図1において、配線507bは、撮像装置550における上方部分に存する配線を模式的に示したものである。図2Aおよび図2Bでは、配線507bの図示は省略されている。
撮像装置550は、CMOSイメージセンサであってもよく、CCDイメージセンサであってもよい。また、撮像装置550は、積層センサであってもよい。
パッケージ503の材料としては、セラミック、プラスチック等が例示される。透明基板501の材料としては、ガラス等が例示される。具体的に、透明基板501は、ガラス板であり得る。樹脂層502の材料としては、アクリル、ポリイミド、エポキシ樹脂等の有機樹脂が例示される。半導体基板504の材料としては、シリコンが例示される。
本参考例では、ボンディングワイヤ506の材料は、金属である。ボンディングワイヤ506の材料として、アルミニウム、銅、銀、金等が例示される。ボンディングワイヤ506の材料は、これらから選択される少なくとも2つの金属を含んでいてもよい。これらについては、配線507aおよび配線507bの材料についても同様である。一具体例では、ボンディングワイヤ506の材料は金であり、配線507aおよび配線507bの材料は銅である。
図2Aに、撮像装置550の一例である撮像装置550aを示す。図2Bに、撮像装置550の別例である撮像装置550bを示す。
図2Aに示す撮像装置550aは、半導体基板504と、フォトダイオード552と、層間絶縁層554と、配線531と、カラーフィルター層558と、マイクロレンズ560と、を備えている。
半導体基板504内に、フォトダイオード552が配置されている。フォトダイオード552は、光電変換部505を構成している。
半導体基板504上に、層間絶縁層554が配置されている。層間絶縁層554内に、配線531が埋め込まれている。配線531の材料として、金属、半導体等が例示される。図2Aの例では、層間絶縁層554は、膜形状を有する。
層間絶縁層554上に、カラーフィルター層558が配置されている。カラーフィルター層558は、緑カラーフィルター558aと、青カラーフィルター558bと、赤カラーフィルター558cと、を含んでいる。
カラーフィルター層558上に、マイクロレンズ560が配置されている。マイクロレンズ560は、レンズ部561と、平坦部562と、を含んでいる。レンズ部561は、フォトダイオード552へと光を集める。平坦部562は、レンズ部561とカラーフィルター層558の間に介在されている。図2Aの例では、平坦部562は、膜形状を有する。そのため、平坦部562は、平坦化膜とも称され得る。
図2Bに示す撮像装置550bは、半導体基板504と、層間絶縁層554と、配線531と、シールド電極553と、画素電極555と、光電変換層556と、対向電極557と、絶縁層559と、カラーフィルター層558と、マイクロレンズ560と、を備えている。撮像装置550bは、積層センサを構成している。
画素電極555、光電変換層556および対向電極557の組み合わせは、光電変換部505を構成している。光電変換層556は、光電変換を行う。画素電極555は、光電変換により得られた電荷を収集する。対向電極557の電圧を調整することにより、光電変換層556の光に対する感度が調整される。
図2Bの例では、光電変換層556は、膜形状を有する。具体的には、光電変換層556は有機膜である。対向電極557は透明電極である。
絶縁層559は、対向電極557上に配置されている。絶縁層559は、光電変換部505を保護する保護層である。絶縁層559は、膜形状を有する。絶縁層559上にカラーフィルター層558が配置され、カラーフィルター層558上にマイクロレンズ560が配置されている。
図3は、図2Aおよび図2Bの撮像装置550の上面図である。図3に示すように、1つのレンズ部561は、緑カラーフィルター558a,青カラーフィルター568bおよび赤カラーフィルター568cのいずれかと対応して配置されている。なお、図3では、平坦部562の図示は省略している。
図4Aは、マイクロレンズ560におけるレンズ部561の斜視図である。図4Bは、撮像装置550bのマイクロレンズ560を図3の4B-4B線で切った断面図である。図4Cは、マイクロレンズ560を図3の4C-4C線で切った断面図である。図4Bおよび図4Cでは、シールド電極553と、画素電極555と、光電変換層556と、対向電極557と、絶縁層559と、カラーフィルター層558も示している。
ところで、太陽光等の強い光がマイクロレンズに向けて当てられているとき等に、フレアが生じ得る。フレアは、マイクロレンズにおいて光が反射して暗部に漏れ込むことにより生じる。フレアは、マイクロレンズの光学特性に依存し得る。
フレアについて、図5から図6Cを参照してさらに説明する。
図5では、高輝度の光が撮像装置550へと照射されている状況を、模式的に示している。
図4Bおよび図5から図6Cにおいて、矢印570は、光の進行方向を模式的に表している。光は、マイクロレンズ560によって様々な方向に反射され得る。図5に示すように、マイクロレンズ560で生じた反射光は、透明基板501でさらに反射する。透明基板501で生じた反射光は、光電変換部505へと再接近する。光がマイクロレンズ560および透明基板501で反射することにより、迷光が生じ得る。そして、迷光により、フレアが生じ得る。
なお、透明基板501以外における反射が、迷光およびフレアの生成の原因になることもあり得る。例えば、カメラ筐体における反射も、迷光およびフレアを生じさせ得る。
本発明者らの検討によると、図4Aから図4Cの構成では、光が高角度に反射し易い(後述の光学シミュレーションの結果参照)。ここで、光が高角度に反射するとは、図4Bに示す角度θ2が大きくなることを示す。光が高角度に反射すると、レンズ部561で反射した光が水平方向に近い方向に進む。結果として、フレアが生じ得る。
撮像装置が形成する画像の画質を向上させる要求がある。画質を向上させるには、フレアを抑制することが有効である。そこで、本発明者らは、フレアを抑制するのに適した技術を検討した。
(本開示に係る一態様の概要)
本開示の第1態様に係る撮像装置は、
光電変換部と、
前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、
前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが第1変曲点を介して接続された輪郭線を構成し、
前記第2曲線の下端における曲率半径が、前記第1曲線の上端から前記第1変曲点までの前記マイクロレンズの厚み方向の距離よりも大きい。
第1態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第2態様において、例えば、第1態様に係る撮像装置では、
前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記上端から前記下端までの前記厚み方向の距離よりも大きくてもよい。
第2態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第3態様において、例えば、第1または第2態様に係る撮像装置では、
前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記上端から前記マイクロレンズの下面までの前記厚み方向の距離よりも大きくてもよい。
第3態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第4態様において、例えば、第1から第3態様のいずれか1つに係る撮像装置は、ゲート電極を含む増幅トランジスタをさらに備えていてもよく、
前記断面において、前記第1曲線の焦点が、前記ゲート電極よりも下方に位置していてもよい。
第4態様の焦点の位置は、焦点の位置の具体例である。
本開示の第5態様において、例えば、第1から第4態様のいずれか1つに係る撮像装置は、ゲート電極を含む増幅トランジスタをさらに備えていてもよく、
平面視において、前記第1曲線の焦点が、前記ゲート電極から離間していてもよい。
第5態様によれば、第1曲線に入射した光が増幅トランジスタに影響を及ぼし難い。このことは、ノイズを低減する観点から有利である。
本開示の第6態様において、例えば、第4または第5態様に係る撮像装置では、
前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層と、前記電荷を収集する画素電極と、を含んでいてもよく、
前記断面において、前記第1曲線の第1端と前記焦点とを接続する第1線分と、前記第1曲線の第2端と前記焦点とを接続する第2線分とが、前記画素電極と交差していてもよい。
第6態様によれば、第1曲線に入射した光が画素電極よりも下方に存する素子に及ぼす影響を、画素電極により抑制し得る。このことは、ノイズを低減する観点から有利である。
本開示の第7態様において、例えば、第6態様に係る撮像装置では、
前記画素電極は、金属および金属化合物からなる群から選択される少なくとも一方を含んでいてもよい。
第7態様によれば、上記のノイズ低減作用を有する画素電極が構成され得る。
本開示の第8態様において、例えば、第1から第7態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層と、前記電荷を収集する画素電極と、を含んでいてもよく、
前記撮像装置は、前記画素電極から離間し、前記電荷を収集するシールド電極をさらに備えていてもよく、
前記断面において、
前記上端を通り前記厚み方向に沿って延びる基準直線が前記画素電極を通ってもよく、
前記基準直線から見て、前記画素電極の外端よりも外側に前記シールド電極が位置していてもよい。
第8態様によれば、シールド電極によりクロストークを抑制できる。また、第1曲線により、シールド電極が電荷を過度に回収する事態を回避できる。
本開示の第9態様において、例えば、第1から第8態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記第1曲線の前記上端における曲率半径よりも小さくてもよい。
第9態様の構成は、撮像装置の構成の具体例である。
本開示の第10態様において、例えば、第1から第9態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、50nmよりも大きくてもよい。
第10態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第11態様において、例えば、第1から第10態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記断面において、前記輪郭線の前記第1変曲点における接線が延びる方向の、前記厚み方向に直交する水平方向からの逸れ角が、0度よりも大きく35度以下であってもよい。
第11態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第12態様において、例えば、第1から第11態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記マイクロレンズは、前記上面を含むレンズ部と、前記レンズ部に接続された平坦部と、を含み、
前記断面において、前記平坦部の前記厚み方向の寸法が、前記上端から前記下端までの前記厚み方向の距離よりも大きくてもよい。
第12態様のマイクロレンズは、製造し易い。そのため、第12態様によれば、撮像装置の信頼性を確保し易い。
本開示の第13態様において、例えば、第1から第12態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層を含んでいてもよく、
前記断面において、前記輪郭線では、前記第1曲線と、前記第2曲線と、上に凸の第3曲線と、がこの順に接続されていてもよく、
平面視において、前記第1曲線と、前記第2曲線と、前記第3曲線とが、前記光電変換層と重複していてもよい。
第13態様によれば、撮像装置に入射した光を効率的に光電変換し易い。
本開示の第14態様において、例えば、第1から第13態様のいずれか1つに係る撮像装置では、
前記上面は、各々が上に凸である複数の第1曲面と、各々が下に凸である複数の第2曲面と、を含んでいてもよく、
前記複数の第1曲面が並ぶ方向および前記複数の第2曲面が並ぶ方向は、それぞれ、縦方向と、横方向と、斜め方向と、を含んでいてもよく、
前記断面を特定断面と称することとしたとき、前記厚み方向および前記縦方向に拡がる縦断面、前記厚み方向および前記横方向に拡がる横断面、および、前記厚み方向および前記斜め方向に拡がる斜め断面からなる群から選択される少なくとも1つが、前記特定断面に該当してもよい。
第14態様の構成は、撮像装置の構成の具体例である。
本開示の第15態様において、例えば、第14態様に係る撮像装置では、
前記斜め断面が、前記特定断面に該当してもよい。
本開示の第16態様において、例えば、第14態様に係る撮像装置では、
前記縦断面および/または前記横断面と、前記斜め断面とが、前記特定断面に該当してもよく、
前記斜め断面における前記下端は、前記縦断面および/または前記横断面における前記下端よりも下方に位置していてもよい。
第15態様及び第16態様の構成は、撮像装置の構成の具体例である。
本開示の第17態様に係る撮像装置は、
光を電荷に変換する光電変換層と、
前記光電変換層の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と、下に凸の第2曲線と、上に凸の第3曲線と、がこの順に接続された輪郭線を構成し、
平面視において、前記第1曲線と、前記第2曲線と、前記第3曲線とが、前記光電変換層と重複している。
第17態様に係る技術は、フレアを抑制しつつ撮像装置に入射した光を効率的に光電変換するのに適している。
本開示の第18態様に係る撮像装置は、
光電変換部と
前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、
前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが接続された輪郭線を構成し、
前記第2曲線の下端における曲率半径は、前記第2曲線の前記下端から前記第1曲線の上端までの前記マイクロレンズの厚み方向の距離の半分よりも大きい。
第18態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第19態様に係る撮像装置は、
光電変換部と、
前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、
前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが第1変曲点を介して接続された輪郭線を構成し、
前記輪郭線の前記第1変曲点における接線が延びる方向の、前記マイクロレンズの厚み方向に直交する水平方向からの逸れ角が、0度よりも大きく35度以下である。
第19態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
本開示の第20態様に係る撮像装置は、
光電変換部と、
前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
を備える。
断面において、
前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが接続された輪郭線を構成し、
前記第2曲線の下端における曲率半径は、前記第1曲線の上端における曲率半径よりも大きい。
第20態様に係る技術は、フレアを抑制するのに適している。
以下、図面を参照しながら、本開示による実施形態を説明する。
なお、本開示は、以下の実施形態に限定されない。また、本開示の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜の変更が可能である。さらに、一の実施形態と他の実施形態とを組み合わせることも可能である。以下の説明において、同一または類似する構成要素については同一の参照符号を付している。また、重複する説明は省略する場合がある。
本明細書において、「上方」、「下方」、「上面」および「下面」等の用語は、あくまでも部材間の相互の配置を指定するために用いており、撮像装置の使用時における姿勢を限定する意図で用いられているのではない。
本明細書では、第1、第2、第3・・・という序数詞を用いることがある。ある要素に序数詞が付されている場合に、より若番の同種類の要素が存在することは必須ではない。必要に応じて序数詞の番号を変更できる。
本明細書において、フレアは、ゴーストを含む概念である。
本明細書において、「金属」は、1種の金属元素からなる単体金属と、2種以上の金属元素からなる合金と、を包含する概念である。
図面におけるそれぞれの厚さ、長さ等は、図面の作成上から実際の形状と異なることがある。また、光学素子主面上の導体パターンの個数も実際とは異なり、図示しやすい数量としていることがある。
(実施形態)
図7は、本実施形態に係る撮像装置200の断面図である。撮像装置200は、積層センサを構成している。
本実施形態に係る撮像装置200は、半導体基板210と、複数の画素211とを備えている。複数の画素211は、半導体基板210上に位置している。複数の画素211のそれぞれは、光電変換部212と、マイクロレンズ220と、を備えている。マイクロレンズ220は、光電変換部212の上方に位置している。
光電変換部212は、対向電極204、画素電極202および光電変換層203を有している。画素電極202は、対向電極204の下方に位置している。光電変換層203は、対向電極204と画素電極202との間に位置している。対向電極204は、光が透過するように構成されている。光電変換層203は、光を電荷に変換する。画素電極202は、光電変換層203における光電変換により生成された電荷を収集する。典型例では、光電変換層203は、膜形状を有する。画素電極202によって収集された電荷は、画像を形成するのに利用され得る。
本実施形態では、画素電極202は、金属および金属化合物の少なくとも一方を含んでいる。画素電極202に含まれる金属として、チタン(Ti)、タンタル(Ta)等が例示される。画素電極202に含まれる金属化合物として、金属窒化物が例示される。具体的には、画素電極202に含まれる金属化合物として、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)等が例示される。チタン(Ti)、タンタル(Ta)および窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)は、不透明である。ただし、画素電極202は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料を含んでいてもよい。本実施形態では、対向電極204は、ITO等の透明材料を含んでいる。
さらに、撮像装置200は、光電変換部212の対向電極204上に形成された絶縁層205と、絶縁層205上に形成されたカラーフィルター層206とを備えている。
絶縁層205は、光電変換部212を保護する保護層として機能する。本実施形態では、絶縁層205は、膜形状を有している。絶縁層205に含まれる材料として、シリコン酸化物、金属酸化物等が例示される。絶縁層205に含まれる金属酸化物として、酸化アルミニウム(Al23)、シリコン酸窒化物(SiON)等が例示される。絶縁層205は、シリコン酸窒化物の層と金属酸化物の層を含む積層体であってもよい。
本実施形態では、カラーフィルター層206は、赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の3色からなる3原色系のカラーフィルター層である。具体的には、カラーフィルター層206は、緑カラーフィルター206a、青カラーフィルター206bおよび赤カラーフィルター206cを備えている。緑カラーフィルター206aは、緑色の波長域の光を透過させる。青カラーフィルター206bは、青色の波長域の光を透過させる。赤カラーフィルター206cは、赤色の波長域の光を透過させる。各色のカラーフィルターは、画素211に対応して、ベイヤー配列に従って配置されている。
ただし、他の形態のカラーフィルター層206を採用してもよい。変形例では、カラーフィルター層206は、シアン色(C)、マゼンタ色(M)およびイエロー色(Y)からなる補色系のカラーフィルター層である。
また、撮像装置200は、層間絶縁層201と、半導体基板210と、を備えている。層間絶縁層201は、光電変換層203の下方に位置している。半導体基板210は、層間絶縁層201の下方に位置している。
半導体基板210には、電荷蓄積領域FD(図8参照)が形成されている。電荷蓄積領域FDは、拡散領域である。電荷蓄積領域FDは、画素電極202に接続されている。電荷蓄積領域FDは、画素電極202から送られた電荷を蓄積する。なお、図7では、電荷蓄積領域FDの図示は省略している。
また、半導体基板210には、信号検出部209が形成されている。信号検出部209は、光電変換部212で得られた電荷に対応する信号を出力する。信号検出部209は、例えば、CMOSトランジスタ等のトランジスタを複数個組み合わせて形成される。
本実施形態では、信号検出部209は、増幅トランジスタ218(図8参照)を備えている。増幅トランジスタ218は、上記電荷を利用して信号を生成する。具体的には、増幅トランジスタ218のゲート電極218gは、電荷蓄積領域FDに接続されている。増幅トランジスタ218は、電荷蓄積領域FDに蓄積された電荷に対応する信号を出力する。
本実施形態では、信号検出部209は、リセットトランジスタを備えている。リセットトランジスタは、電荷蓄積領域FDをリセットする。具体的には、本実施形態では、リセットトランジスタのソースまたはドレインが、電荷蓄積領域FDを構成している。
本実施形態では、図8に模式的に示すように、画素電極202と、電荷蓄積領域FDと、増幅トランジスタ218のゲート電極218gとは、電気経路219を介して接続されている。電気経路219は、少なくとも1つのプラグ216を含む。また、電気経路219は、少なくとも1つの配線217を含む。プラグ216の材料として、金属、半導体等が例示される。配線217の材料についても同様である。典型例では、増幅トランジスタ218は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。なお、図8の増幅トランジスタ218において、符号218aは、ソースおよびドレインの一方である。符号218bは、ソースおよびドレインの他方である。また、図8では、リセットトランジスタの図示は省略している。
また、撮像装置200は、シールド電極215を備える。シールド電極215は、画素電極202から離間している。シールド電極215は、光電変換層203における光電変換により生成された電荷を収集する。こうして、シールド電極215は、電荷蓄積領域FDへのノイズ混入を抑制し得る。
具体的には、シールド電極215は、光電変換層203の下方に位置している。つまり、シールド電極215は、光電変換層203から見て画素電極202と同じ側に位置している。また、シールド電極215は、隣接する画素電極202と画素電極202の間に位置している。具体的には、シールド電極215は、隣接する画素211と画素211の境界を跨ぐように広がっている。シールド電極215で回収された電荷は、画素電極202および電荷蓄積領域FDを接続する電気経路219とは電気的に分離された電気経路を通じて排出される。このようなシールド電極215の配置は、隣接する画素211間のクロストークを抑制するのに適している。これにより、カラーの撮像装置200にあっては、隣接する画素211間の混色が抑制される。
本実施形態では、光電変換層203は、有機材料を含んでおり、具体的には有機材料から構成されている。光電変換層203において、n型有機半導体とp型有機半導体とが接合されていてもよい。
ただし、光電変換層203は、無機材料を含んでいてもよく、無機材料から構成されていてもよい。無機材料としては、アモルファスシリコン、量子ドット等が例示される。
マイクロレンズ220は、光電変換部212の上方に設けられている。具体的には、マイクロレンズ220は、光電変換層203の上方に設けられている。より具体的には、マイクロレンズ220は、カラーフィルター層206の上方に設けられている。
マイクロレンズ220は、レンズ部208と、平坦部207と、を有している。レンズ部208および平坦部207は、互いに接続されている。レンズ部208は、マイクロレンズ220の上面220xを含んでいる。平坦部207は、マイクロレンズ220の下面220yを含んでいる。
本実施形態では、1つのレンズ部208は、緑カラーフィルター206a,青カラーフィルター206bおよび赤カラーフィルター206cのいずれかと対応して配置されている。
本実施形態では、レンズ部208の材料と平坦部207の材料は同じである。ただし、レンズ部208の材料と平坦部207の材料は異なっていてもよい。
マイクロレンズ220の材料として、アクリル樹脂、シクロヘキサンを含む樹脂等が例示される。レンズ部208の材料および平坦部207の材料についても同様である。
レンズ部208の屈折率は、例えば、1.2から1.7程度である。
本実施形態では、平坦部207は、膜形状を有する。そのため、平坦部207は、平坦化膜とも称され得る。
図9Aは、マイクロレンズ220の上面220xの斜視図である。図9Bは、マイクロレンズ220の断面図である。図9Cは、マイクロレンズ220の断面の説明図である。図9Dは、図9Cの部分拡大図である。図9Bおよび図9Cでは、カラーフィルター層206等も示している。図9Bにおいて、θ1は、光の入射方向と反射方向の間の角度を示している。
以下、図9Aから図9Dを参照して、撮像装置200の断面について説明する。以下では、説明の便宜上、「特定断面」という用語を用いることがある。具体的に、特定断面は、マイクロレンズ220の厚み方向に相当する上下方向290に拡がっている。
図9Cは、特定断面を表している。撮像装置200は、特定断面を少なくとも1つ有し得る。図9Aから図9Dにおいて、上方向291を示す矢印、下方向292を示す矢印、及び水平方向293を示す矢印が記載されている。水平方向293は、上下方向290に直交する方向である。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、マイクロレンズ220の上面220xが、輪郭線220hを構成している。輪郭線220hでは、下に凸の第0曲線220oと上に凸の第1曲線220aとが接続されている。この接続は、第0変曲点220lを介してなされている。換言すると、第0変曲点220lは、第0曲線220oと第1曲線220aの間の変曲点である。輪郭線220hでは、上に凸の第1曲線220aと下に凸の第2曲線220bとが接続されている。この接続は、第1変曲点220mを介してなされている。換言すると、第1変曲点220mは、第1曲線220aと第2曲線220bの間の変曲点である。また、輪郭線220hでは、下に凸の第2曲線220bと上に凸の第3曲線220cとが接続されている。この接続は、第2変曲点220nを介してなされている。換言すると、第2変曲点220nは、第2曲線220bと第3曲線220cの間の変曲点である。このように、輪郭線220hでは、第0曲線220oと、第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cとが、この順に接続されている。
ここで、本明細書における「変曲点」について説明する。図9Cの例では、「変曲点」は、曲線が上に凸の状態から下に凸の状態に変わる点、または、下に凸の状態から上に凸の状態に変わる点である。具体的には、第0変曲点220l、第1変曲点220m及び第2変曲点220nは、それぞれ、そのような点である。
ただし、本明細書では、「変曲点」は、曲線と線分の接続点を包含する概念である。このため、第1曲線220aと、第1線分と、第2曲線220bと、がこの順に接続されている例において、第1曲線220aと第1線分との接続点は、変曲点であり得る。また、第1線分と第2曲線220bとの接続点は、変曲点であり得る。
「上に凸の第1曲線220aと下に凸の第2曲線220bとが第1変曲点220mを介して接続された輪郭線220h」という表現についても説明しておく。この表現は、第1曲線220aと第2曲線220bとが1つの点において直接接続されている形態を含む。この場合、当該1つの点が、第1変曲点220mである。また、上記の表現は、線分の一端に第1曲線220aが直接接続され当該線分の他端に第2曲線220bが直接接続されている形態を含む。この場合、第1曲線220aと上記線分との接続点(すなわち上記線分の上記一端)が、第1変曲点220mである。また、この場合、特定断面における、輪郭線220hの第1変曲点220mにおける接線は、上記線分を含む直線であり得る。
同様に、「第1曲線220aと第2曲線220bとが接続され」という表現は、第1曲線220aと第2曲線220bとが直接接続されている形態と、第1曲線220aと第2曲線220bとが線分を介して接続されている形態と、を包含する概念である。「第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cと、がこの順に接続され」という表現は、曲線どうしが直接接続されている形態と、曲線どうしが線分を介して接続されている形態と、を包含する概念である。他の類似の表現についても同様である。
先に示した図4Bに示す断面では、マイクロレンズ560の上面560xが構成する輪郭線560hは、その下端560bにおいてV字状に鋭く折れ曲がっている。図4Cに示す断面では、輪郭線560hにおいて、上に凸の曲線560aと真っすぐのフラット部560fとが接続されている。図9Cに示す断面は、図4Bの断面とも図4Cの断面とも異なっている。
本実施形態では、第0曲線220o、第1曲線220a、第2曲線220bおよび第3曲線220cは、正弦波形状を有している。正弦波形状によれば、光が高角度に反射することが抑制され得る。ただし、これらは、円弧形状等の他の形状を有していてもよい。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第1曲線220aの上端220jから第1変曲点220mまでの上下方向290の距離h1よりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。上述の通り、特定断面は、具体的には、上下方向290に拡がる断面である。
曲率半径Rがある程度大きい構成によれば、下方向292に進行する光がマイクロレンズ220で反射した場合、光は高角度に反射し難い。つまり、反射光は、水平方向293に近い方向に進行し難い(後述の光学シミュレーションの結果参照)。そのため、マイクロレンズ220で反射した光がマイクロレンズ220よりも上方に位置する物体でさらに反射したとしても、光は、水平方向293について、マイクロレンズ220に最初に入射した位置から遠くまで伝搬し難い。つまり、マイクロレンズ220に最初に入射した光がマイクロレンズ220で反射されて迷光となったとしても、その迷光は遠くまで伝搬し難い。そのため、フレアが抑制され得る。なお、上記物体は、ガラス等の透明基板であり得る。また、上記物体は、カメラ筐体であり得る。
具体的には、下に凸の曲線は、上に凸の曲線に比べ、曲率半径を大きくさせても集光能力が低下し難い。そのため、曲率半径Rがある程度大きい構成によれば、レンズの集光能力の確保とフレアの抑制とを両立させ易い。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第1曲線220aの上端220jから第2曲線220bの下端220kまでの上下方向290の距離h2よりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第1曲線220aの上端220jからマイクロレンズ220の下面220yまでの上下方向290の距離h3よりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第2曲線220bの下端220kから第1曲線220aの上端220jまでの上下方向290の距離h2の半分よりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。この構成は、上下方向290に関し、第2曲線220bの下端220kにおける曲率中心が、下端220kと上端220jの中点よりも上方にある構成であるとも言える。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第2曲線220bの下端220kから第1曲線220aの上端220jまでの上下方向290の距離h2よりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。この構成は、上下方向290に関し、第2曲線220bの下端220kにおける曲率中心が、上端220jよりも上方にある構成であるとも言える。
本実施形態では、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第1曲線220aの上端220jにおける曲率半径よりも小さい。
ただし、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rと、第1曲線220aの上端220jにおける曲率半径とは、同じであってもよい。特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、第1曲線220aの上端220jにおける曲率半径よりも大きくてもよい。
第1曲線220aの上端220jにおける曲率半径に対する第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rの比率は、例えば0.7以上1.3以下である。この比率は、0.8以上1.2以下であってもよく、0.9以上1.1以下であってもよい。
本実施形態では、特定断面において、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rが、50nmよりも大きい。このような構成は、フレアを抑制するのに適している。
曲率半径Rは、300nmよりも大きくてもよい。曲率半径Rは、500nm以上であってもよい。曲率半径Rは、例えば、10000nmよりも小さい。曲率半径Rは、5000nmよりも小さくてもよい。曲率半径Rは、1200nm以下であってもよい。曲率半径Rは、例えば、50nmよりも大きくかつ10000nmよりも小さい。曲率半径Rは、300nmよりも大きくかつ5000nmよりも小さくてもよい。曲率半径Rは、500nm以上かつ1200nm以下であってもよい。
本実施形態では、図9Dに示すように、特定断面において、輪郭線220hの第1変曲点220mにおける接線280が延びる方向の水平方向293からの逸れ角θ3が、0度よりも大きく35度以下である。逸れ角θ3がこの程度に小さければ、マイクロレンズ220の上面220xの湾曲を、全体としてなだらかにし易い。そのため、マイクロレンズ220に最初に入射した光が反射されて迷光となったとしても、その迷光は遠くまで伝搬し難い。よって、このような構成は、フレアを抑制するのに適している。
逸れ角θ3は、30度以下であってもよく、10度以下であってもよい。逸れ角θ3は、1度以上であってもよく、3度以上であってもよい。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、平坦部207の上下方向290の寸法が、上端220jから下端220kまでの上下方向290の距離h2よりも大きい。このような特徴を有するマイクロレンズは、製造し易い。そのため、本実施形態によれば、撮像装置の信頼性を確保し易い。平坦部207の上下方向290の寸法は、厚さt1である。
ただし、特定断面において、平坦部207の上下方向290の寸法は、上端220jから下端220kまでの上下方向290の距離h2と同じであってもよい。また、特定断面において、平坦部207の上下方向290の寸法は、上端220jから下端220kまでの上下方向290の距離h2よりも小さくてもよい。
本実施形態では、図9Cに示すように、特定断面において、輪郭線220hでは、第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cと、がこの順に接続されている。特定断面において、上方から見たとき、第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cとが、光電変換層203と重複している。このような構成は、フレアを抑制しつつ撮像装置200に入射した光を効率的に光電変換するのに適している。
このような構成がフレアを抑制しつつ入射光を効率的に光電変換するのに適している理由は、以下のように説明され得る。
すなわち、図4Bの例では、図4Bの断面において、マイクロレンズ560の上面560xが構成する輪郭線560hは、その下端560bにおいてV字状に鋭く折れ曲がっている。これに対し、図9Cの例では、第2曲線220bが存在する。上述の説明から理解されるように、第2曲線220bが存在する構成によれば、下方向292に進行する光がマイクロレンズ220で反射した場合において、光が高角度に反射することが抑制され得る。そのため、マイクロレンズ220に最初に入射した光がマイクロレンズ220で反射されて迷光となったとしても、その迷光は遠くまで伝搬し難い。そのため、フレアが抑制され得る。
ただし、マイクロレンズ560・220のレンズ部561・208の上下方向290の高さが同じである条件において、図9Cの構成は、図4Bの構成に比べ、レンズ部の集光機能を確保する観点から不利であり得る。具体的には、図4Bの輪郭線560hは、その下端560bにおいてV字状に鋭く折れ曲がっている。この場合、上に凸の曲線560aの接線が延びる方向の水平方向からの逸れ角は、曲線560aの上端から下端560bに至るまでの間に大きくなり易い(図4Bの例では、下端560bがレンズ部561の下端であることに留意されたい)。逸れ角が大きいことは、第1曲線220aおよび第3曲線220cの集光機能を確保する観点から有利である。これに対し、図9Cの例では、上に凸の第1曲線220aに、下に凸の第2曲線220bが接続されている。その場合、第1曲線220aの接線が延びる方向の水平方向293からの逸れ角は、第1曲線220aの上端220jから第1変曲点220mに至るまでの間に大きくなり難い(図9Cの例では、第1変曲点220mがレンズ部208の下端よりも上方に位置することに留意されたい)。逸れ角が小さい範囲に収まることは、第1曲線220aおよび第3曲線220cの集光機能を確保する観点からは不利である。しかしながら、本実施の形態では、撮像装置200に入射した光を効率的に光電変換できるような構成が採用されている。以下、この点について説明する。
仮に、第1曲線220aの下方に小さい第1光電変換層を配置し、第3曲線220cの下方に小さい第2光電変換層を配置し、第1曲線220aが光を屈折させて第1光電変換層に集光し、第3曲線220cが光を屈折させて第2光電変換層に集光させるとする。ここで、第1光電変換層および第2光電変換層は、互いに離間したものである。その場合、集光機能が低いと、一部の光が光電変換層ではなく光電変換層間の隙間に導かれ、撮像装置に入射した光を効率的に光電変換できないおそれがある。これに対し、図9Cの例では、特定断面において、上方から見たとき、第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cとが、1つの光電変換層203と重複している。このような構成によれば、第1曲線220aおよび第3曲線220cの集光機能が低くても、光電変換層203に光を到達させることができる。このため、撮像装置200に入射した光を効率的に光電変換できる。
なお、厳密な表現を用いると、本実施形態では、特定断面において、上方から見たとき、第1曲線220aの全部と、第2曲線220bの全部と、第3曲線220cの全部とが、光電変換層203と重複している。
本実施形態では、特定断面において、水平方向293について、光電変換層203の両端内に、第1曲線220aと、第2曲線220bと、第3曲線220cとが、収まっているとも言える。1つの光電変換層203の両端内に、第1曲線220a、第2曲線220bおよび第3曲線220が収まっていれば、第1曲線220aおよび第3曲線220cの集光機能が低くても、光電変換層203に光を到達させることができる。厳密には、本実施形態では、特定断面において、水平方向293について、光電変換層203の両端内に、第1曲線220aの全部と、第2曲線220bの全部と、第3曲線220cの全部とが、収まっている。
本実施形態では、図7および図8も、特定断面を表している。
本実施形態では、図8に示すように、特定断面において、第1曲線220aの焦点220pが、増幅トランジスタ218のゲート電極218gよりも下方に位置している。
本実施形態では、特定断面において、第1曲線220aの一端に相当する第1変曲点220mと焦点220pとを接続する第1線分221と、第1曲線220aの他端に相当する第0変曲点220lと焦点220pとを接続する第2線分222とが、画素電極202と交差している。このような構成によれば、第1曲線220aに入射した光が画素電極202よりも下方に存する素子に及ぼす影響を、画素電極202により抑制し得る。このことは、ノイズを低減する観点から有利である。
本実施形態においては、上述のように、第1曲線220aの焦点220pが、増幅トランジスタ218のゲート電極218gよりも下方に位置している。焦点220pがこの位置にあると、集まりながら下方に進行していく光が増幅トランジスタ218に到達する可能性がある。このようにして増幅トランジスタ218に到達した光は、増幅トランジスタ218に影響を及ぼし、ノイズの原因となり得る。しかし、第1線分221および第2線分222が画素電極202と交差している場合、増幅トランジスタ218に到達する光の強度が弱まり得る。このように、焦点220pがゲート電極218gよりも下方に位置している場合には、上記ノイズ低減作用が現れ得る。
本実施形態では、画素電極202は、金属および金属化合物の少なくとも一方を含む。このようにすれば、上記のノイズ低減作用を有する画素電極202が構成され得る。
本実施形態では、画素電極202は、金属を含む。このようにすれば、上記のノイズ低減作用を有する画素電極202を構成し易い。
本実施形態では、画素電極202は、層間絶縁層201よりも光透過性が低い、および/または、ITO(Indium Tin Oxide)よりも光透過性が低い材料を含む。この特徴も、上記のノイズ低減作用を確保するのに有利であり得る。
本実施形態では、マイクロレンズ220のレンズ部208の焦点距離fは、下記の式(1)で表される。
f={n1/(n1-n0)}r ・・・ (1)
ここで、rはレンズ部208の曲率半径であり、n1はレンズ部208の材料の屈折率であり、n0はレンズ部の光入射側に接する媒体の屈折率である。つまり、式(1)は、屈折率n0の媒体(例えば、空気層)から、屈折率n1および曲率半径rを有するレンズ部208に光が入射した場合のレンズ部208の焦点距離fを表す。
上記のとおり、本実施形態では、第1曲線220aの焦点距離という表現が用いられている。第1曲線220aの焦点距離とは、式(1)に基づいて与えられる焦点距離を意味する。式(1)から理解されるように、第1曲線220aの焦点距離は、第1曲線220aの形状のみならず、レンズ部208等の材料も考慮したものである。
本実施形態では、特定断面において、上方から見たとき、第1曲線220aの焦点220pは、増幅トランジスタ218のゲート電極218gから離間している。換言すると、特定断面において、上方から見たとき、第1曲線220aの焦点220pは、増幅トランジスタ218のゲート電極218gと重なっていない。このような構成によれば、第1曲線220aに入射した光が増幅トランジスタ218に影響を及ぼし難くなる。このことは、ノイズを低減する観点から有利である。なお、「上方から見たとき」は、「平面視において」に言い換え可能である。「平面視」とは、半導体基板210の厚さ方向に沿って見たときのことを言う。
本実施形態では、特定断面において、増幅トランジスタ218のゲート電極218gは、第1線分221および第2線分222の間の領域の外にある。このような構成によれば、第1曲線220aに入射した光が増幅トランジスタ218に影響を及ぼし難くなる。このことは、ノイズを低減する観点から有利である。
本実施形態では、図8に示すように、特定断面において、基準直線223が画素電極202を通る。特定断面において、基準直線223は、第1曲線220aの上端220jを通り上下方向290に沿って延びる直線である。特定断面において、基準直線223から見て、画素電極202の外端202eよりも外側にシールド電極215が位置している。このような構成によれば、シールド電極215によりクロストークを抑制できる。また、第1曲線220aにより、シールド電極215が電荷を過度に回収する事態を回避できる。
本実施形態では、図9Aに示すように、マイクロレンズ220の上面220xは、複数の上に凸の第1曲面230と、複数の下に凸の第2曲面240と、を有する。複数の上に凸の第1曲面230が並ぶ方向および複数の下に凸の第2曲面240が並ぶ方向は、それぞれ、縦方向295と、横方向296と、斜め方向297と、を有する。ここで、上下方向290および縦方向295に拡がる断面を、縦断面と定義する。上下方向290および横方向296に拡がる断面を、横断面と定義する。上下方向290および斜め方向297に拡がる断面を、斜め断面と定義する。このとき、縦断面、横断面および斜め断面のうちの少なくとも1つが、特定断面に該当する。
本実施形態では、図9Aに示すように、縦方向295、横方向296および斜め方向297は、水平方向293に属する。縦方向295、横方向296および斜め方向297は、互いに異なる方向である。典型例では、縦方向295および横方向296は互いに直交し、斜め方向297は、縦方向295および横方向296のそれぞれから45度ずれた方向である。
本実施形態では、上に凸の第1曲線220aは、複数の上に凸の第1曲面230のいずれかに属している。上に凸の第3曲線220cは、複数の上に凸の第1曲面230のいずれかに属している。下に凸の第2曲線220bは、複数の下に凸の第2曲面240のいずれかに属している。
本実施形態では、図9Aに示すように、縦断面および/または横断面と、斜め断面とが、特定断面に該当する。斜め断面における下端220kは、縦断面および/または横断面における下端220kよりも下方に位置している。
図9Aにおいて、縦断面における下端220kおよび横断面における下端220kに対応し得る部分を、符号k1により示している。斜め断面における下端220kに対応し得る部分を、符号k2により示している。
本実施形態では、少なくとも1つの特定断面が、縦断面、横断面および斜め断面のうちの少なくとも1つを含むとも言える。また、少なくとも1つの特定断面が、縦断面および/または横断面と、斜め断面と、を含むとも言える。
本実施形態では、複数の画素電極202は、行方向及び列方向に配置されることによって、アレイを構成している。行方向は、縦方向295および横方向296の一方に対応し得る。列方向は、縦方向295および横方向296の他方に対応し得る。上下方向290および行方向に拡がる断面を、第1断面と定義する。上下方向290および列方向に拡がる断面を、第2断面と定義する。このとき、第1断面は、特定断面に該当し得る。第2断面は、特定断面に該当し得る。
光電変換部は、フォトダイオードであってもよい。フォトダイオードは、例えば、半導体基板内に形成される。光電変換部がフォトダイオードである場合においても、光電変換部が対向電極204、画素電極202および光電変換層203を有する場合に倣って、撮像装置を構成できる。
光電変換部がフォトダイオードである場合の一具体例について、説明する。この具体例では、複数のフォトダイオードは、行方向及び列方向に配置されることによって、アレイを構成している。行方向は、縦方向295および横方向296の一方に対応し得る。列方向は、縦方向295および横方向296の他方に対応し得る。上下方向290および行方向に拡がる断面を、第3断面と定義する。上下方向290および列方向に拡がる断面を、第4断面と定義する。このとき、第3断面は、特定断面に該当し得る。第4断面は、特定断面に該当し得る。
図10に、本実施形態に係る撮像システム300を示す。撮像システム300は、透明基板501と、樹脂層502と、パッケージ503と、撮像装置200と、配線507aと、ボンディングワイヤ506と、を含む。
透明基板501、樹脂層502およびパッケージ503は、図1を参照して説明したものと同様である。撮像装置200は、図7から図9Dを参照して説明したものと同様である。なお、図10では、一部の要素の図示を省略している。
撮像装置200は、ボンディングワイヤ506により配線507aと接続されている。具体的には、ボンディングワイヤ506は、撮像装置200の配線507bと、配線507aと、を接続している。図10において、配線507bは、撮像装置200における上方部分に存する配線を模式的に示したものである。図7では、配線507bの図示は省略されている。
以下、マイクロレンズの形状とフレアの程度との関係を検証するために行った光学シミュレーションについて説明する。
(光学シミュレーション1)
図11に、光学シミュレーション1のシミュレーション空間の概念図を示す。光学シミュレーション1では、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を設定した。図11では、シミュレーション空間の、Y軸方向の中心を通るX-Z平面が概念的に示されている。シミュレーション空間の、X軸方向の中心を通るY-Z平面も、図11と実質的に同じ構成を有する。図11において、矢印470は、光の進行方向を示している。
シミュレーション空間のX軸方向の寸法は、200μmである。シミュレーション空間のY軸方向の寸法は、200μmである。シミュレーション空間のZ軸方向の寸法は、40μmである。シミュレーション空間の境界条件は、開放境界である。
シミュレーション空間では、光源400と、光学素子410と、を模擬した。
光源400は、シミュレーション空間におけるZ軸方向の一端を通るX-Y平面において波長530nmの一様光を放射する半径15μmの円形の平面領域を設定することにより、模擬した。波長530nmの光は、グリーン光に対応する。以下では、シミュレーション空間におけるZ軸方向の一端を通るX-Y平面を、光源400を含む平面と称することがある。
光学素子410は、シミュレーション空間におけるZ軸方向の他端を通るX-Y平面に沿うように配置されている。光学素子410では、有機膜と、ITO層と、Al23層と、SiON層と、カラーフィルター層402と、マイクロレンズ401とが、この順に積層されている。有機膜は、光電変換層に対応する。ITO層は、対向電極に対応する。Al23層およびSiON層の組み合わせは、保護層に対応する。カラーフィルター層402は、緑カラーフィルター402a、青カラーフィルター402bおよび赤カラーフィルター402cを含む。
具体的には、光学素子410は、マイクロレンズ401が光源400に面するように、配置した。光源400を含む平面と、マイクロレンズ401の上面のうち該平面に最も近い位置との間の距離は、40μmである。セルサイズは、3μmである。ここで、セルサイズが3μmであるとは、画素のX方向の寸法が3μmでありかつY方向の寸法が3μmであることを示す。緑カラーフィルター402a,青カラーフィルター402bおよび赤カラーフィルター402cは、それぞれ、セルサイズと同等の寸法を有する。
光学シミュレーション1のマイクロレンズ401は、図4Aから図4Cを参照して説明した参考形態のマイクロレンズ560に対応する。そのため、光学シミュレーション1によれば、参考形態のマイクロレンズ560の光学特性を評価できる。具体的には、光学シミュレーション1では、波動解析により、光源400を含む平面における光の強度分布を計算した。計算結果を、図12Aに示す。
(光学シミュレーション2)
光学シミュレーション2では、マイクロレンズ401は、参考形態のマイクロレンズ560ではなく、図9Aから図9Dを参照して説明した実施形態のマイクロレンズ220に対応する。それ以外は、光学シミュレーション1と同様に、光学シミュレーション2を行った。具体的には、光学シミュレーション2では、第2曲線220bの下端220kにおける曲率半径Rを、1200nmとした。第1曲線220aの上端220jから第1変曲点220mまでの上下方向290の距離h1を、200nmとした。第1曲線220aの上端220jから第2曲線220bの下端220kまでの上下方向290の距離h2を、400nmとした。第1曲線220aの上端220jからマイクロレンズ220の下面220yまでの上下方向290の距離h3を、750nmとした。第1曲線220aの上端220jにおける曲率半径を、1200nmとした。輪郭線220hの第1変曲点220mにおける接線280が延びる方向の水平方向293からの逸れ角θ3を、22.7度とした。光学シミュレーション2においても、波動解析により、光源400を含む平面における光の強度分布を計算した。計算結果を、図12Bに示す。
図12Aおよび図12Bは、カラーマップである。図12Aおよび図12Bにおいて、色が濃い部分は、光の強度が強い部分である。図12Aおよび図12Bにおいて、点線円450を付している。図12Aおよび図12Bでは、点線円450内の中心部に、色が濃い円形領域がある。点線円450内の中心部を囲む周辺部については、図12Bでは、図12Aに比べ、色が濃い領域が少ない。
図1および図10に示すように撮像システムを構成する場合、現実には、マイクロレンズで反射した光は、透明基板501等でさらに反射して、再度マイクロレンズに向かって進行し得る。こうして、フレアが生じ得る。しかしながら、図12Bおよび図12Aから理解されるように、実施形態では、参考形態に比べ、マイクロレンズ220において光が高角度に反射し難い。このため、光は、マイクロレンズに最初に入射した位置から遠くまで伝搬し難い。このため、実施形態のマイクロレンズ220によれば、フレアを抑制できる。
なお、上述のように、図12Bでは、点線円450内の中心部に、色が濃い円形領域がある。しかし、このことは、図9Aから図9Dを参照して説明した実施形態のマイクロレンズ220を用いた場合においてもフレアが生じることを必ずしも意味しない。典型例では、現実の光源の水平方向293についてのサイズはシミュレーションで用いた光源400よりも大きく、マイクロレンズ220の直上に反射された光は、光源に吸収される。そのため、マイクロレンズ220の直上に反射された光は、フレアの原因にはなり難い。詳細に説明すると、現実には、マイクロレンズの直上に反射された光は、透明基板501等でさらに反射して、再度マイクロレンズに向かって進行し得る。このため、この繰り返しの反射により、光はマイクロレンズに最初に入射した位置からある程度離れた位置にまで伝搬し得る。しかし、光学シミュレーション2に対応する光学系を含む撮像システムにおいては、その伝搬の範囲は限定的である。そのため、典型的なサイズの光源であれば、伝搬する光を十分に吸収でき、従って問題になるようなフレアは生じないと考えられる。
一方、図12Aにおいて点線円450内の周辺部に色が濃い領域が多いことは、マイクロレンズで高角度に反射する光の強度が強いという状況に対応する。つまり、このことは、図4Bに示す角度θ2が大きく、マイクロレンズで反射して水平方向に近い方向に進む光の強度が強いという状況に対応する。この状況においては、光は、マイクロレンズに最初に入射した位置から遠くまで伝搬し、フレアが現れる。
上述のように、図4Bに示す角度θ2が大きい場合、光は、マイクロレンズに最初に入射した位置から遠くまで伝搬し、フレアが現れる。さらに、その場合には、その遠い位置で、カラーフィルター層および光電変換部へと、高角度で(つまり、大きい入射角で)光が入射し得る。このようにして、白色のフレアではなく、赤色あるいは青色の着色フレアが生じ得る。しかしながら、実施形態のマイクロレンズ220によれば、着色フレアを抑制することも可能である。このことについて、以下、図13を参照しながら詳細に説明する。
図13に、カラーフィルター層および光電変換部にグリーン光を入射させたときの、その入射角と、緑色、赤色および青色の感度と、の関係の例を示す。図13において、横軸は入射角(単位:度)を表し、縦軸は感度を表している。ここで、入射角は、カラーフィルター層および光電変換部の主面に対して光が垂直に入射するときに0度であるものとする。図13に示す感度は、光の入射角が0度であるときの緑色の感度を100%として各色の感度を規格化した規格化感度である。図13の例では、入射角が55度程度よりも大きくなると、赤色の感度および青色の感度が、入射角が0度のときに比べて大きくなっている。このことは、入射角が55度程度よりも大きくなると、マゼンダ色の着色が現れることを意味する。しかしながら、実施形態のマイクロレンズ220によれば、マイクロレンズ220で高角度に反射する光の強度を弱めることができ、このため高角度でカラーフィルター層および光電変換部へと再接近する光の強度を弱めることができる。従って、着色フレアを抑制できる。
(その他)
図7に示す撮像装置200は、光電変換部212とマイクロレンズ220との間にカラーフィルター層206を有している。しかし、カラーフィルター層206は必須ではない。
また、図7に示す撮像装置200は、半導体基板210とマイクロレンズ220との間に、光電変換部212を一つだけ有している。しかし、半導体基板210とマイクロレンズ220との間に、複数の光電変換部を有していてもよい。
また、図7に示す撮像装置200は、表面照射型センサを構成している。ただし、撮像装置は、裏面照射型センサを構成していてもよい。
本開示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラおよび車載カメラ等のカメラに利用できる。
200,550,550a,550b 撮像装置
201,554 層間絶縁層
202,555 画素電極
202e 外端
203,556 光電変換層
204,557 対向電極
205,559 絶縁層
206,402,558 カラーフィルター層
206a,402a,558a 緑カラーフィルター
206b,402b,558b 青カラーフィルター
206c,402c,558c 赤カラーフィルター
207,562 平坦部
208,561 レンズ部
209 信号検出部
210,504 半導体基板
211 画素
212,505 光電変換部
215,553 シールド電極
216 プラグ
217,507a,507b,531 配線
218 増幅トランジスタ
218a ソースおよびドレインの一方
218b ソースおよびドレインの他方
218g ゲート電極
219 電気経路
220,401,560 マイクロレンズ
220a 上に凸の第1曲線
220b 下に凸の第2曲線
220c 上に凸の第3曲線
220h,560h 輪郭線
220j 上端
220k,k1,k2 下端
220l 第0変曲点
220m 第1変曲点
220n 第2変曲点
220o 第0曲線
220p 焦点
220x,560x 上面
220y 下面
221 第1線分
222 第2線分
223 基準直線
230 上に凸の第1曲面
240 下に凸の第2曲面
280 接線
290 上下方向
291 上方向
292 下方向
293 水平方向
295 縦方向
296 横方向
297 斜め方向
300,500 撮像システム
400 光源
410 光学素子
450 点線円
470,570 光の進行方向
501 透明基板
502 樹脂層
503 パッケージ
506 ボンディングワイヤ
552 フォトダイオード
560a 上に凸の曲線
560b 下端
560f フラット部
FD 電荷蓄積領域

Claims (16)

  1. 光電変換部と、
    前記光電変換部の上方に設けられたマイクロレンズと、
    を備えた撮像装置であって、
    断面において、
    前記マイクロレンズの上面が、上に凸の第1曲線と下に凸の第2曲線とが第1変曲点を介して接続された輪郭線を構成し、
    前記第2曲線の下端における曲率半径が、前記第1曲線の上端から前記第1変曲点までの前記マイクロレンズの厚み方向の距離よりも大きい、撮像装置。
  2. 前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記上端から前記下端までの前記厚み方向の距離よりも大きい、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記上端から前記マイクロレンズの下面までの前記厚み方向の距離よりも大きい、
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. ゲート電極を含む増幅トランジスタをさらに備え、
    前記断面において、前記第1曲線の焦点が、前記ゲート電極よりも下方に位置する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. ゲート電極を含む増幅トランジスタをさらに備え、
    平面視において、前記第1曲線の焦点が、前記ゲート電極から離間している、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層と、前記電荷を収集する画素電極と、を含み、
    前記断面において、前記第1曲線の第1端と前記焦点とを接続する第1線分と、前記第1曲線の第2端と前記焦点とを接続する第2線分とが、前記画素電極と交差している、
    請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記画素電極は、金属および金属化合物からなる群から選択される少なくとも一方を含む、
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層と、前記電荷を収集する画素電極と、を含み、
    前記撮像装置は、前記画素電極から離間し、前記電荷を収集するシールド電極をさらに備え、
    前記断面において、
    前記上端を通り前記厚み方向に沿って延びる基準直線が前記画素電極を通り、
    前記基準直線から見て、前記画素電極の外端よりも外側に前記シールド電極が位置している、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、前記第1曲線の前記上端における曲率半径よりも小さい、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記断面において、前記第2曲線の前記下端における前記曲率半径が、50nmよりも大きい、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記断面において、前記輪郭線の前記第1変曲点における接線が延びる方向の、前記厚み方向に直交する水平方向からの逸れ角が、0度よりも大きく35度以下である、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記マイクロレンズは、前記上面を含むレンズ部と、前記レンズ部に接続された平坦部と、を含み、
    前記断面において、前記平坦部の前記厚み方向の寸法が、前記上端から前記下端までの前記厚み方向の距離よりも大きい、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記光電変換部は、光を電荷に変換する光電変換層を含み、
    前記断面において、前記輪郭線では、前記第1曲線と、前記第2曲線と、上に凸の第3曲線と、がこの順に接続されており、
    平面視において、前記第1曲線と、前記第2曲線と、前記第3曲線とが、前記光電変換層と重複している、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の撮像装置。
  14. 前記上面は、各々が上に凸である複数の第1曲面と、各々が下に凸である複数の第2曲面と、を含み、
    前記複数の第1曲面が並ぶ方向および前記複数の第2曲面が並ぶ方向は、それぞれ、縦方向と、横方向と、斜め方向と、を含み、
    前記断面を特定断面と称することとしたとき、前記厚み方向および前記縦方向に拡がる縦断面、前記厚み方向および前記横方向に拡がる横断面、および、前記厚み方向および前記斜め方向に拡がる斜め断面からなる群から選択される少なくとも1つが、前記特定断面に該当する、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の撮像装置。
  15. 前記斜め断面が、前記特定断面に該当する、
    請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記縦断面および/または前記横断面と、前記斜め断面とが、前記特定断面に該当し、
    前記斜め断面における前記下端は、前記縦断面および/または前記横断面における前記下端よりも下方に位置している、
    請求項14に記載の撮像装置。
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