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JP7744783B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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JP7744783B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関し、背漏れおよび床擦れを抑制できる使い捨ておむつに関する。
従来、前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する使い捨ておむつが知られている。このような使い捨ておむつとして、背漏れ等を抑制する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、身体側に隆起する棒状のバリヤー体が、背側上端部及び腹側上端部の少なくとも一方に、幅方向に沿って延在する使い捨ておむつが記載されている(特許文献1(請求項1、段落0080)参照)。特許文献2には、前後腰回域の少なくとも後腰回域の肌当接面に該域の回り方向へ延在する、排泄物の流出に対する障壁手段が設けられている使い捨ておむつが記載されている(特許文献2(請求項1、段落0014)参照)。
特開2012-91054号公報 特開平10-192338号公報
引用文献1、2に記載されているような使い捨ておむつでは、着用者の肌面側へと隆起する棒状のバリヤー体や、障壁手段が設けることで、背漏れを防止している。しかしながら、このようなバリヤー体や障壁は、嵩高いため、着用者に違和感を与えてしまう。また、バリヤー体や障壁手段は、常に着用者に接触するように構成されており、かつ、比較的硬い材料から形成されているため、褥瘡の原因となるおそれがあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、背漏れを抑制するとともに、褥瘡の発生も抑制できる使い捨ておむつを提供することを目的とする。
本発明の使い捨ておむつは、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなり、前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する使い捨ておむつであって、前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されており、前記吸収性シートが、前記吸収体よりも後背側に配置されていることを特徴とする。
前記吸収性シートは、体液を吸収し、保持する機能を有し、かつ、クッション性を有している。このような吸収性シートを、シート状で配置することで、配置部分にクッション性を付与することができ、褥瘡の発生が抑制できる。また、前記吸収性シートが前記吸収体よりも後背側に配置されていることで、軟便等が吸収体に吸収されずに吸収体の後側端よりも後背側へ移行した場合でも、軟便等の水分が吸収性シートに吸収されるため、背漏れが抑制される。
本発明の使い捨ておむつは、背漏れを抑制するとともに、褥瘡の発生も抑制できる。
本発明の使い捨ておむつの一例の平面図。 図1のA-A線の模式的断面図。 図1のB-B線の模式的断面図。 (a)第1接着剤の配置態様の一例を示す平面図、(b)第2接着剤の配置態様の一例を示す平面図。 (a)第1接着剤の配置態様の他の例を示す平面図、(b)第2接着剤の配置態様の他の例を示す平面図、(c)吸収性シート、第1接着剤および第2接着剤の積層態様を示す側面図。 本発明の使い捨ておむつの他の例の平面図。 図6のA-A線の模式的断面図。 図6のB-B線の模式的断面図。
本発明の使い捨ておむつは、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなり、前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する。
そして、本発明の使い捨ておむつは、前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されており、前記吸収性シートが、前記吸収体よりも後背側に配置されていることを特徴とする。
使い捨ておむつは、前後方向と幅方向とを有する。前後方向とは、使い捨ておむつを着用者が着用した際に、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。幅方向とは、使い捨ておむつと同一面上にあり前後方向と直交する方向を意味し、吸収性物品を着用した際の着用者の左右方向に相当する。また、前後方向と幅方向から形成される面に対して垂直方向を厚み方向とする。さらに、使い捨ておむつを着用者が着用した際に、着用者の肌に向かう側を肌面側とし、その反対側を非肌面側とする。
本発明の使い捨ておむつは、前腹部と、後背部と、これらの間に位置し吸収体が備えられた股部とから構成される。前腹部は、使い捨ておむつを着用した際に着用者の腹側に当てる部分に相当する。後背部は、使い捨ておむつを着用した際に着用者の背側に当てる部分に相当する。股部は、前腹部と後背部との間に位置し、着用者の股間に当てる部分に相当する。
前記使い捨ておむつは、テープタイプの使い捨ておむつであってもよく、パンツタイプの使い捨ておむつであってもよい。テープタイプの使い捨ておむつは、例えば、後背部の幅方向の両端部に止着部材が設けられて構成され、この止着部材を前腹部に止着することにより、着用時にパンツ形状に形成することができる。パンツタイプの使い捨ておむつは、ウェスト開口部と一対の脚開口部とを有するパンツ形状を有し、着用前からパンツ形状に形成されているものである。
前記使い捨ておむつは、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなる。
(トップシート)
前記トップシートは、通常、吸収性物品の最も着用者側に配置されるものであり、着用者の体液を速やかに捕捉して吸収体へと移動させる。前記トップシートは、透液性のシート材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布が使用できる。トップシートとして利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシートとして、表面を界面活性剤により親水化処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド)にて形成された透液性の不織布が用いられてもよい。
(バックシート)
バックシートは、吸収性物品の最も外面側に配置されるものであり、体液等が外部に漏れ出すことを防止する。バックシートに使用される不透液性シートとしては、例えば、疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド)にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用され、不透液性シートに到達した体液が、吸収性物品の外側にしみ出すのを防止する。不透液性シートにプラスチックフィルムが利用される場合、ムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。また、さらなる拡散性付与、形状安定性のために、プラスチックフィルムと、吸収体との間に紙シートを配置してもよい。
(吸収体)
前記吸収体は、体液を吸収し、保持する。前記吸収体は、少なくとも一層の吸水層から構成される。前記吸水層は、吸水性材料として、吸水性樹脂粉末を含有するものが好ましい。前記吸水性樹脂粉末としては、従来吸収性物品に使用されているものが使用できる。
前記吸水層は、繊維基材を含有することが好ましい。繊維基材を含有することで、吸水層の保形性が高くなり、また、繊維基材により体液の通り道が確保され、吸収速度がより向上する。繊維基材としては、吸水性繊維、熱融着性繊維が挙げられる。前記吸水性繊維としては、例えば、パルプ繊維、セルロース繊維、レーヨン、アセテート繊維が挙げられる。前記熱融着繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維や複合繊維等が用いられる。
前記吸収体は、吸水層のみから形成されていてもよいし、基材を有していてもよい。前記基材としては、ティッシュペーパー等の紙シート、透液性の不織布シート等が挙げられる。前記基材を有する吸収体としては、基材に吸水性材料が固定されている態様、吸水性材料を基材で包み、所望とする形状に成形した態様が挙げられる。
前記吸収体は、1層でもよいし、2層以上としてもよい。前記吸収体を2層以上とする場合には、最も肌面側に配置される吸収体の吸水層は、幅方向中央に、前後方向に延びる貫通孔を有することが好ましい。
前記吸水層および吸収体の平面視形状は特に限定されず、例えば、長方形型、砂時計型、ひょうたん型、羽子板型等が挙げられる。また、吸収体は、前記吸水層の他に、吸水性樹脂粉末を固定するための接着剤層を有していてもよい。
(吸収性シート)
前記使い捨ておむつの前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されている。
前記吸収性シートは、体液を吸収し、保持する機能を有し、かつ、クッション性を有している。このような吸収性シートを、シート状で配置することで、配置部分にクッション性を付与することができ、褥瘡の発生が抑制できる。なお、シート状で配置するとは、吸収性シートを丸めて棒状にしていないことを指す。前記吸収性シートは、2層以上の多層であってもよいが、単層であることが好ましい。
前記吸収性シートの厚さは、1.0mm以上が好ましく、より好ましくは1.5mm以上、さらに好ましくは2.0mm以上であり、7.0mm以下が好ましく、より好ましくは6.0mm以下、さらに好ましくは5.0mm以下である。前記厚さが1.0mm以上であればクッション性が高くなり、褥瘡をより効果的に抑制でき、7.0mm以下であれば厚くなりすぎず、着用者が違和感を覚えたり、無用な摩擦などを与えたりすることが抑制される。
前記吸収性シートの目付量は15g/m2以上が好ましく、より好ましくは25g/m2以上、さらに好ましくは35g/m2以上であり、250g/m2以下が好ましく、より好ましくは240g/m2以下、さらに好ましくは230g/m2以下である。前記目付量が15g/m2以上であれば反発力が高くクッション性がより向上し、また、生産性も高くなり、250g/m2以下であれば着用者が違和感を覚えることがなく、かつ、クッション性がより良好となる。
吸収性シートの材質としては、プラスチックフォーム(発泡体)、三次元立体編物、多孔体等が挙げられる。
前記プラスチックフォームは、多数の細孔を有する。また、前記プラスチックフォームは、多数の細孔が通気性を有する。前記プラスチックフォームでは、各細孔は、プラスチックフォーム表面との貫通孔を有するか、または、隣接する細孔間に貫通孔を有する。なお、各細孔の形状は特に限定されない。また、前記プラスチックフォームは、非通気性の細孔を有していてもよい。前記プラスチックフォームとしては、平面方向に連続する細孔を有するプラスチックフォームが好ましい。つまり、多数の細孔間に貫通孔を有し、平面方向に通気性を有することが好ましい。前記プラスチックフォームとしては、ポリウレタンフォームが挙げられる。
前記三次元立体編物としては、樹脂繊維の三次元立体編物(例えば、旭化成せんい社製のフュージョン(登録商標))などが挙げられる。
前記吸収性シートとしては、プラスチックフォームが好ましく、特にポリウレタンフォームが好ましい。
前記ポリウレタンフォームの硬さは、30N以上が好ましく、より好ましくは50N以上であり、200N以下が好ましく、より好ましくは150N以下である。前記ポリウレタンフォームの硬さは、JIS K6400に従い測定する。
前記ポリウレタンフォームの通気性は、10L/min以上が好ましく、より好ましくは20L/min以上であり、120L/min以下が好ましく、より好ましくは100L/min以下である。ポリウレタンフォームの通気性が10L/min以上であれば吸収性物品の内側におけるムレが防止できる。前記ポリウレタンフォームの通気性は、ASTM D3574に準拠して測定する。
前記吸収性シートは、前記吸収体よりも後背側に配置されている。前記吸収性シートが前記吸収体よりも後背側に配置されていることで、軟便等が吸収体に吸収されずに吸収体の後側端よりも後背側へ移行した場合でも、軟便等の水分が吸収性シートに吸収されるため、背漏れが抑制される。
前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端とは離間していることが好ましい。前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端とが離間していれば、トップシートとバックシートとの積層体中において、吸収性シートと吸収体との間に空間が形成される。そのため、軟便等が吸収体に吸収されずに吸収体の後側端よりも後背側へ移行した場合でも、この空間で留まることとなり、背漏れが一層抑制される。なお、前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端とは離間している場合、この吸収性シートと吸収体との間において、トップシートとバックシートとが接合されていることが好ましい。このように構成すると、吸収性シートと吸収体との間の空間に、軟便等が補足されやすくなる。
前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端との間隔は、5mm以上が好ましく、より好ましく7mm以上、さらに好ましくは9mm以上であり、50mm以下が好ましく、より好ましくは40mm以下、さらに好ましくは30mm以下である。前記間隔が5mm以上であれば排泄物が留まるための空間が大きくなり排泄物の漏出がより抑制され、50mm以下であれば吸収性シートが他の部材と干渉することが抑制され、吸収性シートの十分な大きさが確保でき、また製品が不要に大きくなることが抑制される。
(接着剤)
前記吸収性シートと前記トップシートとの間および/または前記吸収性シートと前記バックシートとの間には、接着剤が配置されていることが好ましい。前記接着剤は、吸収性シートのトップシート側平面および/またはバックシート側平面に間欠的に配置されていることが好ましい。
前記接着剤は、単一のパターンを配置してもよいし、複数のパターンを組み合わせて配置してもよい。例えば、スパイラル状の接着剤と帯状の接着剤とを重ねて配置してもよいし、太さの異なる帯状の接着剤を複数重ねて配置してもよい。接着剤を重ねる場合、層は2層でも3層以上でもよい。
複数のパターンを組み合わせて配置する方法としては、張り合わされる一方のシートの接着面に複数のパターンで接着剤を塗布した後、この接着剤上に他方のシートを積層する方法;張り合わされる2枚のシートのそれぞれの接着面にそれぞれ異なるパターンで接着剤を塗布し、これらを張り合わせる方法等が挙げられる。
(第1接着剤)
本発明において、前記吸収性シートと前記トップシートとの間に配置されている接着剤を、第1接着剤と称する。つまり、第1接着剤は、吸収性シートとトップシートとを直接接着する。後述するように、胴回り用弾性部材の収縮力によって、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形すると、着用時に、後背部の吸収性シートが配置されている部分と着用者との間に大きな空間が形成される。この際、吸収性シートの肌面側の表面からトップシートが浮動すると、トップシートによって前記空間が消失するおそれがある。前記第1接着剤を配置することで吸収性シートの肌面側の表面からトップシートが浮動することを防止でき、前記空間がより確実に形成される。
前記第1接着剤の配置態様としては、吸収性シートのトップシート側平面の全面に配置する態様、吸収性シートのトップシート側平面に間欠的に配置する態様が挙げられ、間欠的に配置する態様が好ましい。
前記第1接着剤を間欠的に配置する態様としては、使い捨ておむつの前後方向に連続し、幅方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの幅方向に連続し、前後方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの幅方向に連続する部分と幅方向に断続的に配置される部分とを有する態様;使い捨ておむつの前後方向および幅方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの前後方向および幅方向に連続的に配置する態様等が挙げられる。
前記第1接着剤の配置面積は、前記吸収性シートのトップシート側平面の全面積の50%以上が好ましく、より好ましくは55%以上、さらに好ましくは60%以上であり、95%以下が好ましく、より好ましくは90%以下、さらに好ましくは85%以下である。前記配置面積が50%以上であれば、トップシートと吸収性シートとの接合がより強固となり、トップシートが吸収性シートから剥がれることがより抑制される。また、前記配置面積が95%以下であれば吸収性シートへの体液等の吸収速度がより良好となる。
前記第1接着剤は、単一のパターンを配置してもよいし、複数のパターンを組み合わせて配置してもよい。例えば、スパイラル状の接着剤と帯状の接着剤とを重ねて配置してもよいし、太さの異なる帯状の接着剤を複数重ねて配置してもよい。接着剤を重ねる場合、層は2層でも3層以上でもよい。
前記第1接着剤として、複数の接着剤を重ねて配置する場合、前記第1接着剤は、接着剤が1層の領域と、接着剤が2層以上の領域とを有することが好ましい。このように構成することで、接着剤が2層以上の領域では吸収性シートの接合強度(機械的強度)が補強される。吸収性シートの強度が相対的に高い領域が間欠的に存在することで、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形しやすくなる。前記接着剤が2層以上の領域は、使い捨ておむつの前後方向に、吸収性シートの全長にわたって連続し、幅方向に断続的に配置されることが好ましい。このように配置することで、吸収性シートが幅方向に湾曲しやすくなり、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形しやすくなる。
前記第1接着剤の配置面積を100%としたとき、接着剤が2層以上の領域の面積率は、3%以上が好ましく、より好ましくは5%以上であり、20%以下が好ましく、より好ましくは15%以下である。前記接着剤が2層以上の領域の面積率が3%以上であれば吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状により変形しやすくなる。また、前記接着剤が2層以上の領域の面積率が20%以下であれば吸収性シートのクッション性がより良好となる。
前記第1接着剤の配置態様としては、トップシート側に配置される第11接着剤層と、吸収性シート側に配置される第12接着剤層との2層構造であることが好ましい。このような構成とすることで、トップシートと吸収性シートとの接着力を確保し、吸収性シートの柔軟性も確保しつつ、吸収性シートからトップシートへの液戻りを抑制することができる。前記第11接着剤および前記第12接着剤は吸収性シートのトップシート側平面に間欠的に配置されることが好ましい。
前記第11接着剤は、使い捨ておむつの前後方向に連続し、幅方向に断続的に配置されることが好ましい。このように配置することで、吸収性シートが幅方向に湾曲しやすくなり、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形しやすくなる。
前記第11接着剤の前後方向の長さは、前記吸収性シートの前後方向の長さを100%としたとき50%以上が好ましく、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%以上であり、100%が最も好ましい。前記第1領域の前後方向の長さが50%以上であればトップシートと吸収性シートとの接着力がより向上する。
前記第11接着剤の配置態様としては、使い捨ておむつの前後方向に延びる帯状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様が好ましい。この場合、帯状の接着剤の幅は、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上であり、5.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下である。また、隣り合う帯状接着剤の間隔は、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上であり、5.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下である。
前記吸収性シートのトップシート側平面における第11接着剤の配置面積は、全面積の50%以上が好ましく、より好ましくは55%以上、さらに好ましくは60%以上であり、94%以下が好ましく、より好ましくは90%以下、さらに好ましくは85%以下である。前記配置面積が50%以上であれば、吸収性シートに取り込まれた体液等がトップシート側平面からトップシートへと液戻りすることが一層抑制される。また、前記配置面積が90%以下であれば吸収性シートへの体液等の吸収速度がより良好となる。
前記第12接着剤は、使い捨ておむつの前後方向に、吸収性シートの全長にわたって連続し、幅方向に断続的に配置されることが好ましい。このように配置することで、吸収性シートが幅方向に湾曲しやすくなり、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形しやすくなる。
前記第12接着剤の配置態様としては、使い捨ておむつの前後方向に延びる帯状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様が好ましい。この場合、帯状の接着剤の幅は、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上であり、5.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下である。また、隣り合う帯状接着剤の間隔は、5.0mm以上が好ましく、20.0mm以下が好ましい。
前記吸収性シートのトップシート側平面における第12接着剤の配置面積は、全面積の5%以上が好ましく、30%以下が好ましい。
(第2接着剤)
前記吸収性シートと前記バックシートとの間には、接着剤が配置されていることが好ましい。なお、本発明において、前記吸収性シートと前記バックシートとの間に配置されている接着剤を、第2接着剤と称する。つまり、第2接着剤は、吸収性シートとバックシートとを直接接着する。前記第2接着剤を配置することで着用時にバックシートと吸収性シートとが一体的に変形するため、吸収性シートを効果的に半椀状に保持できる。
前記第2接着剤の配置態様としては、吸収性シートのバックシート側平面の全面に配置する態様、吸収性シートのバックシート側平面に間欠的に配置する態様が挙げられ、間欠的に配置する態様が好ましい。
前記第2接着剤を間欠的に配置する態様としては、使い捨ておむつの前後方向に、吸収性シートの全長にわたって連続し、幅方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの幅方向に連続し、前後方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの幅方向に連続する部分と幅方向に断続的に配置される部分とを有する態様;使い捨ておむつの前後方向および幅方向に断続的に配置する態様;使い捨ておむつの前後方向および幅方向に連続的に配置する態様等が挙げられる。
前記第2接着剤の配置態様としては、使い捨ておむつの前後方向に延びる帯状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様が好ましい。この場合、帯状の接着剤の幅は、0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上であり、5.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下である。また、隣り合う帯状接着剤の間隔は、5.0mm以上が好ましく、より好ましくは10.0mm以上であり、40.0mm以下が好ましく、より好ましくは30.0mm以下である。
前記吸収性シートのバックシート側平面における第2接着剤の配置面積は、吸収性シートのバックシート側平面の全面積の3%以上が好ましく、より好ましくは4%以上、さらに好ましくは5%以上であり、30%以下が好ましく、より好ましくは25%以下、さらに好ましくは20%以下である。前記配置面積が3%以上であればバックシートが吸収性シートから剥がれることがより抑制され、30%以下であれば透湿度がより良好となる。
前記第2接着剤は、単一のパターンを配置してもよいし、複数のパターンを組み合わせて配置してもよい。例えば、スパイラル状の接着剤と帯状の接着剤とを重ねて配置してもよいし、太さの異なる帯状の接着剤を複数重ねて配置してもよい。接着剤を重ねる場合、層は2層でも3層以上でもよい。
使い捨ておむつの前後方向に連続し、幅方向に断続的に配置する態様の具体例としては、使い捨ておむつの前後方向に延びる帯状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様;使い捨ておむつの前後方向に延びるスパイラル状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様等が挙げられる。
使い捨ておむつの幅方向に連続し、前後方向に断続的に配置する態様の具体例としては、使い捨ておむつの幅方向に延びる帯状の接着剤を、前後方向に間隔をあけて複数配置する態様;使い捨ておむつの幅方向に延びるスパイラル状の接着剤を、前後方向に間隔をあけて複数配置する態様等が挙げられる。
使い捨ておむつの幅方向に連続する部分と幅方向に断続的に配置される部分とを有する態様の具体例としては、吸収性シートの後方端領域には使い捨ておむつの幅方向に連続するように接着剤を配置し、他の部分には使い捨ておむつの前後方向に延びる帯状の接着剤を、幅方向に間隔をあけて複数配置する態様等が挙げられる。
使い捨ておむつの前後方向および幅方向に断続的に配置する態様の具体例としては、一定の平面視形状を有する接着剤を点在させる態様等が挙げられる。
前記第1接着剤と第2接着剤の組み合わせとしては、前記吸収性シートのトップシート側平面における第1接着剤の塗布面積とバックシート側平面における第2接着剤の塗布面積との比(第1接着剤の塗布面積/第2接着剤の塗布面積)が、5以上が好ましく、より好ましくは6以上、さらに好ましくは7以上であり、20以下が好ましく、より好ましくは19以下、さらに好ましくは18以下である。前記比が5以上であれば吸収性シートの液保持力がより良好となり、20以下であれば吸収性シートの液透過性がより良好となる。
前記吸収性シートのトップシート側平面またはバックシート側平面における第1接着剤または第2接着剤の配置面積は、特に限定されず、公知の方法で測定できる。例えば、顔料、トナーなどを塗布面に散布し、接着剤を色付けし、着色された部分の面積を測定する方法;接着剤を塗布する際のノズルの排出量と噴射速度(ポンプの回転数)、拡散範囲などから塗布面積を算出する方法等が挙げられる。
(胴回り用弾性部材)
前記使い捨ておむつは、前腹部の前側端近傍および/または後背部の後端部近傍において、前記トップシートと前記バックシートの間に、胴回り用弾性部材が配置されていることが好ましい。胴回り用弾性部材が配置された前腹部の前側端近傍および/または後背部の後端部近傍は、胴回り用弾性部材によって幅方向への収縮力が付与される。そのため、着用時に、着用者の胴回りにフィットするようになる。
胴回り用弾性部材としては、ポリウレタンゴム糸、ポリウレタンゴムフィルム、天然ゴム等を使用できる。また、胴回り用弾性部材は、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましく、ゴム系のホットメルト接着剤で固定することがより好ましい。前記胴回り用弾性部材の個数、幅方向の長さ等は、適宜調節すればよい。
前記後背部において、前記トップシート及び前記バックシートの間に、胴回り用弾性部材を配置する場合、前記後背部の胴回り用弾性部材が、前記吸収性シートの後背側に配置されていることが好ましい。また、前記吸収性シートと胴回り用弾性部材は、前記トップシート及び前記バックシートの間において、厚さ方向に重なっていないことが好ましい。このように配置することで、吸収性シートの後背側端部が前腹側前部よりも幅方向に収縮され、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形する。このように吸収性シートが変形することで、着用時に、後背部の吸収性シートが配置されている部分と着用者との間に大きな空間が形成される。そのため、軟便等が吸収体に吸収されずに吸収体の後側端よりも後背側へ移行した場合でも、この空間で留まることとなり、背漏れが一層抑制される。
(レッグ用弾性部材)
前記使い捨ておむつは、股部の幅方向両端部の近傍において、前記トップシートと前記バックシートとの間に、前後方向に延びるレッグ用弾性部材が配置されていてもよい。レッグ用弾性部材をトップシートおよびバックシートに固定することで、レッグ用弾性部材の収縮力により、レッグギャザーが形成できる。なお、レッグ用弾性部材は、使い捨ておむつの幅方向において、前記吸収体の両側端の幅方向外方に配置されていることが好ましい。
レッグ用弾性部材としては、ポリウレタンゴム糸、ポリウレタンゴムフィルム、天然ゴム等を使用できる。また、レッグ用弾性部材は、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましく、ゴム系のホットメルト接着剤で固定することがより好ましい。前記レッグ用弾性部材の個数、前後方向の長さ等は、適宜調節すればよい。
(立ち上がりフラップ)
前記使い捨ておむつの両側部には、前記トップシートの肌面側に立ち上がりフラップが配置されていることが好ましい。前記立ち上がりフラップは、立ち上がりの起点となる基部と、立ち上がりの先端となる自由端を有する。立ち上がりフラップを設けることで、尿等の体液の横漏れを防止できる。
前記立ち上がりフラップは、フラップ形成シートから構成することができる。フラップ形成シートは、不透液性のプラスチックフィルムや不透液性の不織布等により構成することができ、バックシートに使用可能なシート材料を用いることができる。
フラップ形成シートは、トップシートの幅方向の両側に設けられたサイドシートによって形成されていてもよい。この場合、サイドシートがトップシートとサイド結合部で接合され、サイドシートのサイド接合部よりも幅方向の内方部分をフラップ形成シートとすることができる。
前記立ち上がりフラップの自由端には、前後方向に延びるフラップ用弾性部材が伸長状態で配置されていることが好ましい。フラップ用弾性部材の収縮力によって、立ち上がりフラップの起立が促進される。フラップ用弾性部材は、前記フラップ形成シートの自由端を折り返し、折り返されたフラップ形成シートの間に配置することが好ましい。すなわち、自由端で折り返されたフラップ形成シートの自由端を挟んだ一方部と他方部の間にフラップ用弾性部材を配置することが好ましい。また、フラップ用弾性部材の収縮力によって、使い捨ておむつが前後方向に収縮されるため、前記吸収性シートも前後方向に収縮することとなり、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に維持しやすくなる。
また、前記立ち上がりフラップは、前記基部が、前記吸収体の側端部よりも幅方向内方に配置されていることが好ましい。このように構成することで、トップシート上の尿等の体液を、吸収体へと誘導することができ、漏れを抑制できる。
前記立ち上がりフラップを設ける場合、前記吸収性シートの幅方向端部は、前記立ち上がりフラップの基部よりも幅方向内方に配置されていることが好ましい。このように構成すれば、使い捨ておむつを幅方向に折りたたむことが容易となる。
前記立ち上がりフラップは、その後側端部が立体エンド用接着剤でトップシートに固着されていることが好ましい。このように後側端部を立体エンド用接着剤で固着することで、立ち上がりフラップの後側端部からの体液等の漏れを抑制できる。
各立体エンド用接着剤の前後方向の長さは、30mm~150mmが好ましく、幅は20mm~70mmが好ましい。
また、この場合、前記立体エンド用接着剤が、厚さ方向において、前記吸収性シートの幅方向端部に重なるように配置されていることが好ましい。このように配置することで、フラップ用弾性部材の収縮力が吸収性シートに作用し、吸収性シートが肌面側を内側とする半椀状に変形するようになる。そのため、前記第2接着剤が剥がれた場合(吸収性シートがバックシートから剥がれた場合)でも、吸収性シートを、肌面側を内側とする半椀状に維持できる。
以下、本発明の使い捨ておむつについて、図面を参照しながら説明するが、本発明は図面に示された態様に限定されるものではない。
(第1態様)
図1~図3には、本発明の使い捨ておむつの第1の実施態様としてテープタイプの使い捨ておむつの構成例を示した。図1は、テープタイプの使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表す。図2は、図1に示した吸収性物品のA-A断面図を表す。図3は、図1に示した吸収性物品のB-B断面図を表す。図では、矢印xを幅方向とし、矢印yを前後方向と定義付ける。矢印xおよびyにより形成される面上の方向を、平面方向と定義付ける。また、矢印x、yにより形成される面に対して垂直方向が厚さ方向zを表す。なお、図3において、立ち上がりフラップの構成を理解しやすくするため、サイドシート8が若干立ち上がった状態を図示している。
使い捨ておむつ1は、透液性のトップシート2と不透液性のバックシート3とこれらの間に配された吸収体4とを有する積層体からなる。前記トップシート2と吸収体4との間には接着剤21が配置され、トップシート2と吸収体4が接着剤21によって固着されている。また、前記バックシート3と吸収体4との間には接着剤31が配置され、バックシート3と吸収体4が接着剤31によって固着されている。なお、接着剤21、31の配置態様は特に限定されず、トップシート2と吸収体4、または、バックシート3と吸収体4を固着できるように配置すればよい。
前記積層体は、前腹部Pと、後背部Rと、前記前腹部P及び前記後背部Rを繋ぐ幅狭の股部Qとを有する。前記後背部Rには、前記トップシート2及び前記バックシート3の間に、前記吸収体4とは異なる吸収性シート5がシート状で配置されている。
前記吸収性シート5は、単層構造であり、全体的に均一な構成である。このような吸収性シート5は、加工が容易であり、また、薄く軽いので使用者の肌への違和感が少ない。また、前記吸収性シート5は、丸めたり、畳んだりされておらず、また、他の部材で包まれたり、挟まれたりしていない。そのため、吸収性シート5は、胴回り用弾性部材やフラップ用弾性部材の収縮力により変形しやすく、曲面形状(半円筒・半椀など)に変形しやすい。また、吸収性シート5は柔軟であるため、トップシートとの接着が容易である。
前記吸収性シート5は、前記吸収体4よりも後背側に配置されており、前記吸収性シート5の前側端と前記吸収体4の後側端とが離間するように配置されている。前記吸収性シート5の前側端と前記吸収体4の後側端との間隔Dは10mm~50mmである。なお、図1、2では、吸収性シート5の前側端と前記吸収体4の後側端とが離間するように配置されているが、吸収性シート5の前側端と前記吸収体4の後側端とが少なくとも一部が接触するように配置してもよい。
前記吸収性シート5と前記トップシート2との間には、第1接着剤51が配置されている。つまり、前記吸収性シート5と前記トップシート2は、第1接着剤51によって直接固着されている。前記第1接着剤51は、吸収性シート5のトップシート側平面に間欠的に配置されており、使い捨ておむつの前後方向に吸収性シートの全長にわたって連続し、幅方向に断続的に配置するように配置されている。
前記吸収性シート5と前記バックシート3との間には、第2接着剤52が配置されている。つまり、前記吸収性シート5と前記バックシート3は、第2接着剤52によって直接固着されている。前記第2接着剤52は、吸収性シート5のトップシート側平面に間欠的に配置されており、使い捨ておむつの前後方向に吸収性シートの全長にわたって連続し、幅方向に断続的に配置するように配置されている。
前記第1接着剤51および第2接着剤52の配置態様を、図4を参照して説明する。図4(a)は第1接着剤51の配置態様を示す。図4(b)は第2接着剤52の配置態様を示す。
前記第1接着剤51は、前後方向に吸収性シートの全長にわたって延びる帯状の接着剤が、幅方向に間隔をあけて複数配置されている。前記第1接着剤51は、太さの異なる帯状の接着剤が組み合わされている。帯状に配置された各第1接着剤51の幅は、1mm~5mmである。また、隣り合う帯状の第1接着剤51の間隔は、1mm~5mmである。そして、吸収性シート5のトップシート側平面における第1接着剤51の配置面積は、全面積の50%~95%である。
前記第2接着剤52は、前後方向に吸収性シートの全長にわたって延びる帯状の接着剤が、幅方向に間隔をあけて複数配置されている。帯状に配置された各第2接着剤52の幅は、1mm~5mmである。また、隣り合う帯状の第2接着剤52の間隔は、5mm~40mmである。そして、吸収性シート5のバックシート側平面における第2接着剤52の配置面積は、全面積の3%~30%である。
前記第1接着剤51および第2接着剤52の配置態様の他の例を、図5を参照して説明する。図5(a)は第1接着剤51の配置態様を示す。図5(b)は第2接着剤52の配置態様を示す。図5(c)は、吸収性シート5、第1接着剤51および第2接着剤52の積層状態を示す。
前記第1接着剤51は、トップシート2側に配置される第11接着剤511と、吸収性シート5側に配置される第12接着剤512との2層構造を有している。前記第11接着剤511は、前後方向に吸収性シートの全長にわたって延びる帯状の接着剤が、幅方向に間隔をあけて複数配置されている。前記第11接着剤51は、帯状に配置された各第11接着剤511の幅は、1mm~3mmである。また、隣り合う帯状の第11接着剤511の間隔は、1mm~2mmである。吸収性シート5のトップシート側平面において、第11接着剤511の配置面積は全面積の50%~95%である。
前記第12接着剤512は、前後方向に吸収性シートの全長にわたって延びる帯状の接着剤が、幅方向に間隔をあけて複数配置されている。前記第12接着剤512は、太さの異なる帯状の接着剤が組み合わされている。帯状に配置された各第12接着剤512の幅は、1mm~5mmである。また、隣り合う帯状の第12接着剤512の間隔は、5mm~20mmである。そして、吸収性シート5のトップシート側平面において、第11接着剤511の配置面積は全面積の50%であり、第12接着剤512の配置面積は全面積の5%~30%である。
前記第2接着剤52は、前後方向に吸収性シートの全長にわたって延びる帯状の接着剤が、幅方向に間隔をあけて複数配置されている。帯状に配置された各第2接着剤52の幅は、1mm~5mmである。また、隣り合う帯状の第2接着剤52の間隔は、5mm~40mmである。そして、吸収性シート5のバックシート側平面における第2接着剤52の配置面積は、全面積の3%~30%である。
前記第1接着剤51および第2接着剤52の配置態様は、図4、5に示したものに限られず、例えば、第1接着剤51および第2接着剤52の帯状に配置される接着剤の本数、各帯状接着剤の幅は適宜変更してもよい。また、図5では、第11接着剤と第12接着剤との関係が、第11接着剤511の配置面積が第12接着剤512の配置面積よりも大きくなっているが、これは第11接着剤511の配置面積が第12接着剤512の配置面積より小さくてもよい。
使い捨ておむつ1は、前腹部Pの前側端近傍および/または後背部Rの後端部近傍において、幅方向xに延びる胴回り用弾性部材61、62が配置されている。胴回り弾性部材61、62により着用者の腰回りに沿ったウェストギャザーが形成され、腹部側や背中側からの尿等の漏れが防止される。胴回り弾性部材61、62は、前記トップシート2と前記バックシート3の間、および、サイドシート8とバックシート3の間に設けられている。なお、図1では、胴回り弾性部材61、62が、サイドシート8とバックシート3の間にも設けられているが、これらの胴回り弾性部材61、62はトップシート2とバックシート3の間にのみ設けてもよい。
前記後背部Rの胴回り用弾性部材62は、前記吸収性シート5の後背側に配置されている。また、前記吸収性シート5と胴回り用弾性部材62は、トップシート2及びバックシート3の間において、厚さ方向に重なっていない。
前記股部Qの幅方向xの両端部近傍には、前後方向yに延びるレッグ用弾性部材7が設けられている。レッグ用弾性部材7により着用者の脚回り沿ってギャザーが形成され、脚回りのフィット性を高めたり、尿等の漏れを防止することができる。レッグ用弾性部材7はサイドシート8とバックシート3の間に配置されている。
トップシート2の幅方向xの両側には、前後方向yに延在するサイドシート8が設けられている。サイドシート8はトップシート2に接合され、接合部が立ち上がり基部81となっている。前記サイドシート8は、前記立ち上がり基部81よりも幅方向xの内方部分にフラップ用弾性部材82が設けられている。使い捨ておむつ1の使用時には、フラップ用弾性部材82の収縮力によりサイドシート8の内方部分が着用者の肌に向かって立ち上がり、これにより立ち上がりフラップが形成され、尿等の横漏れが防止される。
前記吸収性シート5の幅方向端部は、前記立ち上がりフラップの基部81よりも幅方向内方に配置されている。
使い捨ておむつ1は、後背部Rの幅方向xの両側に一対のファスニング部材9が設けられている。前記ファスニング部材9は、トップシート2およびバックシート3に接着剤91により固着されている。ファスニング部材9には留め具(例えば、フック・ループ・ファスナーや粘着剤)92が設けられている。一方、使い捨ておむつ1の前腹部Pの非肌面側には、止着対応部93が設けられている。使い捨ておむつ1は、着用者の股間に当てて、ファスニング部材9の留め具92を止着対応部93に接合することで、装着することができる。
(第2態様)
図6~図8には、本発明の使い捨ておむつの第2の実施態様としてテープタイプの使い捨ておむつの構成例を示した。図6は、テープタイプの使い捨ておむつを肌面側から見た平面図を表す。図7は、図6に示した吸収性物品のA-A断面図を表す。図8は、図6に示した吸収性物品のB-B断面図を表す。図では、矢印xを幅方向とし、矢印yを前後方向と定義付ける。矢印xおよびyにより形成される面上の方向を、平面方向と定義付ける。また、矢印x、yにより形成される面に対して垂直方向が厚さ方向zを表す。
図6~図8に示した使い捨ておむつは、サイドシート8の後側端部83が立体エンド用接着剤84でトップシート2に固着されている。そして、前記立体エンド用接着剤84は、厚さ方向において、前記吸収性シート5の幅方向端部に重なるように配置されている。
なお、立体エンド用接着剤84を備えること以外については、前記第1態様と同様であるため、他の部材の説明を省略する。
1:使い捨ておむつ、P:前腹部、R:後背部、Q:股部、2:トップシート、3:バックシート、4:吸収体、5:吸収性シート、61、62:胴周り用弾性部材、7:レッグ用弾性部材、8:サイドシート、9:ファスニング部材

Claims (9)

  1. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなり、
    前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する使い捨ておむつであって、
    前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されており、
    前記吸収性シートが、前記吸収体よりも後背側に配置されており、
    前記吸収性シートと前記トップシートとの間および/または前記吸収性シートと前記バックシートとの間には、接着剤が配置されており、
    前記接着剤は、吸収性シートのトップシート側平面および/またはバックシート側平面に間欠的に配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収性シートと前記トップシートとの間には第1接着剤が配置されており、
    前記吸収性シートと前記バックシートとの間には第2接着剤が配置されており、
    前記吸収性シートのトップシート側平面における第1接着剤の塗布面積とバックシート側平面における第2接着剤の塗布面積との比(第1接着剤の塗布面積/第2接着剤の塗布面積)が5~20である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなり、
    前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する使い捨ておむつであって、
    前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されており、
    前記吸収性シートが、前記吸収体よりも後背側に配置されており、
    前記吸収性シートと前記トップシートとの間には第1接着剤が配置されており、
    前記吸収性シートと前記バックシートとの間には第2接着剤が配置されており、
    前記吸収性シートのトップシート側平面における第1接着剤の塗布面積とバックシート側平面における第2接着剤の塗布面積との比(第1接着剤の塗布面積/第2接着剤の塗布面積)が5~20であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 前記吸収性シートのトップシート側平面には、全面積の50%以上に第1接着剤が配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置された吸収体とを含む積層体からなり、
    前腹部と、後背部と、前記前腹部及び前記後背部を繋ぐ幅狭の股部とを有する使い捨ておむつであって、
    前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、前記吸収体とは異なる吸収性シートがシート状で配置されており、
    前記吸収性シートが、前記吸収体よりも後背側に配置されており、
    前記吸収性シートのトップシート側平面には、全面積の50%以上に第1接着剤が配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端とが離間しており、
    前記吸収性シートの前側端と前記吸収体の後側端との間隔が、5mm以上である請求項1~5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記吸収性シートと前記トップシートとの間には第1接着剤が配置されており、
    前記吸収性シートと前記バックシートとの間には第2接着剤が配置されており、
    前記第1接着剤および第2接着剤が、使い捨ておむつの前後方向に連続するように配置され、幅方向に断続的に配置されている請求項1~6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記吸収性シートが、厚さが1.0mm~7.0mm、かつ、目付量が15g/m2~250g/m2のプラスチックフォームである請求項1~7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記後背部には、前記トップシート及び前記バックシートの間に、胴回り用弾性部材が配置されており、
    前記後背部の胴回り用弾性部材が、前記吸収性シートの後背側に配置されている請求項1~8のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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