JP7745646B2 - 肉類似食品成分の製造方法 - Google Patents
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Description
現在、高品質のタンパク質に対する需要は増え続ける一方で、植物の栽培や動物の飼育に利用できる土地が限られていることは、指数関数的に増加する世界人口のタンパク質の需要を満たすことを困難にしている。
更に、動物由来のタンパク質は、ベジタリアン又はビーガンとして認識される幅広い消費者層、及び肉の消費量を減らそうとしている一部の非ベジタリアンにとって魅力的ではない。
したがって、世界の食品産業は、動物由来の肉製品の比較的持続可能でより健康的な代替品に適応する必要があった。
しかしながら、植物ベースの肉類似物は、外観、食感、風味、噛みごたえ、及びジューシーさの点で標準的な肉を十分に模倣することができない。たとえば、植物ベースの肉類似物では、肉の繊維に似たフィブリル構造を実現するのが困難である。
更に、植物ベースの肉類似物は、典型的には豆の異臭(bean-off flavour)を有しており、肉のような風味を模倣するための味付けが困難である。更に、植物ベースの肉類似物の生産は高労働集約的である。また、植物ベースの肉類似物には、鉄やビタミンなどの他の栄養素が不足している。
更に、微生物ベースの肉類似物は、植物ベースの肉類似物と同様に、肉のような食感やその他の特徴を欠いており、主に消化率が低いため、ヒトや動物などの哺乳動物による消費には適していない。
更に、消化率が低いことは、そのような微生物ベースの肉類似物からの栄養素の利用可能性が低いことに関連するかもしれない。
また、微生物ベースの肉類似物は、ヒト(又は家畜)の毎日の食事におけるエンドトキシン含有量の最大の供給源になる可能性がある。通常、このような肉類似物が摂取されると、腸の上皮細胞が粘液層を生成して物理的障壁として機能し、エンドトキシンが血流に移行するのを防ぐ。
しかし、内毒素血症やリーキーガット症候群の場合、内毒素は粘膜の分解により血流に移行し、アレルギーから致死的な毒性反応に至るまでの健康上のリスクを引き起こす。
- 下流処理であって、
- 細菌バイオマスを取得するための菌細胞の培養と、
- バイオマスの液相と固相との分離と、
- 液相を除去することによるバイオマスの濃縮と、及び、
- 第1のタンパク質粉末を得るためのバイオマスの乾燥と、を含む下流処理と、
- 粉末混合物を得るための第1のタンパク質粉末と液体及びNaClとの混合と、
- 高水分押出による粉末混合物の押出しと、
- 押出された混合物の切断と、及び、
- 押出された混合物の冷却と、を含む。
上記の概要、並びに例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読めばよりよく理解される。本開示を例示する目的で、本開示の例示的な構成が図面に示されている。しかしながら、本開示は、本明細書に開示される特定の方法及び手段に限定されない。更に、当業者は、図面が縮尺通りではないことを理解しうる。可能な限り、同様の要素は同じ番号で示されている。
- 下流処理であって、
- 細菌バイオマスを取得するための菌細胞の培養と、
- バイオマスの液相と固相との分離と、
- 液相を除去することによるバイオマスの濃縮と、及び、
- 第1のタンパク質粉末を得るためのバイオマスの乾燥と、を含む下流処理と、
- 粉末混合物を得るための第1のタンパク質粉末と液体及びNaClとの混合と、
- 高水分押出による粉末混合物の押出しと、
- 押出された混合物の切断と、及び、
- 押出された混合物の冷却と、を含む。
更に、この方法は、外観、食感、風味、栄養面において、標準的な肉に代わるより健康的な代替品を提供する。更に、前述の方法を使用して製造された肉類似食品成分は動物を含まないため、ベジタリアン及びビーガンである消費者に適している。更に、有益なことに、肉類似食品成分はヒトや動物によって容易に消化され、高品質のタンパク質、鉄分、B12などのビタミンを供給する。
肉類似食品成分は、動物を屠殺した後に得られる標準的な動物由来の肉に代わる、より持続可能で、より健康的で、動物実験のない代替品であることが理解されうる。更に、肉類似食品の代替品は、ベジタリアン又はビーガンと認識される消費者、及び肉の消費量を減らそうとしている一部の非ベジタリアンの幅広い層にアピールする。
更に、肉類似食品成分の生産は、環境中に大量の二酸化炭素を放出する動物由来の肉の生産と比較して、地球温暖化への影響はごくわずかである。
タンパク質が筋肉の構築と回復に不可欠であることは理解されるだろう。したがって、腎臓、肝臓、体の骨とカルシウムのバランスに影響を与える長期にわたる過剰なタンパク質摂取を避けながら、食事で必要な量のタンパク質を供給するためにタンパク質の消費は監視される必要がある。任意に、タンパク質粉末は、ヒト又は動物(鳥、魚などを含む)が消費するために、水、牛乳、果物又は野菜のジュース又はスムージーなどと混合することができる。更に任意で、後述するように、タンパク質粉末を使用して肉類似食品成分を製造することもできる。
細菌細胞は、制御された条件下(たとえば、温度、湿度、pH、好気性、嫌気性、又は通性条件のいずれかなど)でバイオリアクターと呼ばれる容器内で、ガス発酵又は培地懸濁液(炭素源、窒素源、エネルギー源、ミネラル及びその他の特定の栄養素を含む)中での糖発酵によって培養(cultivatedあるいはcultured)されてもよい。
任意に、細菌細胞はガス発酵によって培養され、供給物は、CO2、CH4、H2、O2、NH3から選択される少なくとも1つ、少なくとも1つのミネラルを含む。場合によっては、バイオマスは細菌細胞の連続培養又はバッチ培養で生成することもできる。微生物は再生時間が短いため、急速に増殖して高い細胞密度のバイオマスを生産できることが理解されうる。
有益なことに、バイオマスの高い細胞密度は、例えばヒトが消費するためのタンパク質粉末の生産に十分である。更に、有益なことに、バイオマスの大規模生産及びその収穫は、高効率のマイクロスケールの実験装置が必要であるため、単一の細菌細胞からタンパク質を収穫する場合と比較して容易であり、コスト効率が高い。
任意に、上流処理は、所望のタンパク質及び/又は抗酸化物質、鉄、ビタミンなどの他の栄養成分を高収率で生産するために微生物細胞を遺伝子操作することを含む。所望の細胞内タンパク質を生成する細菌細胞の1つ又は複数のバッチが、そのさらなる増殖のための出発材料又は接種材料として選択されることが理解されうる。
本書で使用される「下流処理」という用語は、タンパク質を高収率で生成する細菌細胞の選択に続くプロセスを指す。通常、下流処理は、消費者(ヒト又は動物)にとって有用な方法で最終製品の生産を促進する単位操作である。これに関して、下流処理には、細菌細胞を生理学的、化学的、機械的条件に付して、消費者が使用するのに適した安全な最終製品を提供することが含まれる。
これに関して、溶液は遠心分離機チューブに入れられ、次いで遠心分離機チューブはローターに入れられ、一定の速度で回転される。任意に、遠心分離は、10000×g~20000×gの間の範囲の遠心力で行われる。遠心分離は培養ブロスの固相から液相の約90~95%を分離する。遠心分離は、液相と固相を分離する最も効率的で最も簡単な方法であることが理解されうる。
濾過技術は、典型的には、半透膜上に固相を保持しながら液相を通過させる、当該半透膜を介して液相及び固相を分離する。濾過は、液相と固相とを分離する最もエネルギー効率の良い方法を提供する。
液相とともに、エンドトキシンを含む細胞壁構造の加水分解成分が濃縮バイオマスから除去され、したがって、エンドトキシンが減少した濃縮バイオマスが残ることが理解されうる。
本書で使用される「乾燥させること」という用語は、バイオマスなどの原料から液体を乾燥させるプロセスを指す。任意に、バイオマスの乾燥は、例えば乾燥ドラムなどの閉鎖系内でバイオマスを回転させながらバイオマスを比較的低い温度バイオマスを供するか、又は高温ガスを使用して急速に乾燥させることによって達成される。
乾燥は、典型的には、120、125、130又は135℃から125、130、135又は140℃までの範囲の温度で、2、2.5、3又は3.5バールから2.5、3、3.5又は4バールまでの範囲の圧力で行われる。
バイオマスの乾燥は、典型的には、バイオマスを乾燥させることは、バイオマスの乾物含量を、例えば、96、96.5、97又は97.5%から96.5、97、97.5又は98%の範囲まで増加させることが理解されうる。
任意に、乾燥は、ドラム乾燥又は噴霧乾燥のうちの少なくとも1つとして選択される。任意に、乾燥機は、ドラム乾燥機又はスプレー乾燥機のうちの少なくとも1つとなるように選択される。任意に、乾燥プロセスの後に最終製品を粉砕して、最終製品の粉末形態、すなわちタンパク質粉末を得る。
有利なことに、前述の温度範囲での乾燥は、バイオマス中の液体(又は水)を乾燥させて、保存しやすい粉末形態を得る。更に、バイオマスを乾燥させることにより、病原菌によるバイオマスの侵入の可能性が防止され、バイオマスの保存寿命が延びる。更に、バイオマスを乾燥させることにより、バイオマスを効率的に粉砕して、所望の粒径を有する最終生成物を得ることが容易になる。
有益なことに、第1のタンパク質粉末は、タンパク質のほか、鉄分及びビタミン(B12など)が豊富に含まれている。更に、液体及びNaCl(又は食塩)を第1のタンパク質粉末と混合して、そこから風味付けされた生地を形成する。場合により、KCl、グルタミン酸ナトリウム(MSG)などの他の塩も挙げられる。必要に応じて、液体とNaClに加えて、スパイスと保存料を第1のタンパク質と混合して、肉のような風味を模倣することもできる。第1のタンパク質粉末、液体、NaCl及び他の添加剤はすべて適正製造基準に基づいて使用されることが理解されうる。
任意に、インキュベーションは分離工程の前に行われる。インキュベーション温度は、例えば、55、56、57、58、59、60、65又は70℃から56、57、58、59、60、65、70又は75℃まで、インキュベーション期間は、例えば、15、20、25、30又は35分から20、25、30、35又は40分までであり得る。
任意に、熱交換器は、タンク熱交換器、管状熱交換器、又はプレート熱交換器のうちの少なくとも1つであるように選択される。
有益なことに、外膜細胞壁の分解は、バイオマスのインキュベーションの結果として、少なくとも10~1000倍低いエンドトキシン応答を有する最終生成物をもたらす。更に、前述の温度範囲でのインキュベーションは、望ましくない微生物の増殖を防止し、目的の細菌のみの純粋培養をもたらす。
有益なことに、均質化により細菌細胞が部分的に溶解し、バイオマスの可溶性タンパク質含有量が増加し、それによって食品成分としてのバイオマスの機能的特性が改善される。
典型的には、使用される均質化デバイスは、乳鉢と乳棒、ブレンダー、ビーズミル、超音波処理装置、ローターステーターなどを含む。更に、バイオマスを均質化すると、濃縮されたバイオマス中に残存するエンドトキシンが更に除去され、それによって均質化されたバイオマスから更にエンドトキシンが減少する。
典型的には、高圧均質化装置は、サンプルに、例えば高圧又は剪断力の任意の組み合わせなどの複数の力を加える。任意に、均質化は、少なくとも1回の実行で800バールから2000バールまでの圧力で実施される。均質化圧力は、例えば、800、1000、1200、1400、1600又は1800バールから1000、1200、1400、1600、1800又は2000バールまでであってもよい。
本書で使用される「少なくとも1回の実行」という用語は、濃縮バイオマスが細胞破壊効率を高めるために受けるサイクル又はパスの数(1回、2回又は3回など)を指す。好ましくは、均質化は700バールから1000バールまで実行される。均質化圧力は、例えば、700、750、800、850、900又は950バールから750、800、850、900、950又は1000バールまでであってもよい。更に、より好ましくは、均質化は900バールで行われる。有益なことに、均質化圧力の前記範囲は、均質化されたバイオマス中の可溶性タンパク質含量の増加及びエンドトキシンレベルの減少という最良の結果を提供する。
又は、均質化されたバイオマススラリーの沈殿は、バイオマススラリー中のタンパク質含有量を増加させるために利用することもできる。濾過ステップは、均質化によりバイオマスの細菌細胞を破壊した後に実施することができる。細胞が破壊されていない場合、バイオマスからろ過するものは存在しない。ナノ濾過又は限外濾過による濾過により、バイオマス中のタンパク質含有量を増加させることができる。
有益なことに、バイオマスのより高いタンパク質含量は、押出ステップにおける肉類似食品成分の質感を改善し、肉類似食品成分をより繊維質でより肉のような質感にする。
バイオマスの均質化から生じる細胞壁の破壊により、細菌細胞から残留エンドトキシンが除去されることが理解されうる。有益なことに、バイオマス中の可溶性タンパク質含有量は、粉砕均質化により増加する。更に、粉砕によりバイオマス内のエンドトキシンレベルも低下する。
これに関して、酸及び塩基を濃縮バイオマスに添加して、そのpHを調整することができる。任意に、pH調整剤は水酸化カリウム(KOH)又は水酸化カルシウム(Ca(OH)2)から選択できる。更に、pHが7.0より低い場合、押出製品は押出時に肉のような食感を提供できないことが理解されうる。
任意に、タンパク質に加えて、タンパク質スラリーの固相は、炭水化物、脂肪、食物繊維、灰分などを含む。任意に、タンパク質スラリーは、90%から95%までの水、1%から10%までの第3のタンパク質粉末を含む。
タンパク質スラリー中の水の量は、例えば、タンパク質スラリーの総量の90、91、92、93又は94%から91、92、93、94又は95%までであってもよく、及び、第3のタンパク質粉末は、1、2、3、4、5、6、7、8又は9%から2、3、4、5、6、7、8、9又は10%までであってもよい。
一例では、タンパク質スラリーの固相は6%、液体は94%である。一例では、タンパク質スラリーは5%の固相と95%の水を含み、固相は65%のタンパク質、10%の脂肪、25%のミネラル及び繊維を含む。最良の結果が前述の範囲で得られることが理解されうる。更に、より多量の水を含むタンパク質スラリーは水っぽくなりすぎて、最終製品の肉のような食感を得ることができない。また、タンパク質粉末が多量に存在する場合、タンパク質スラリーは処理するためには濃すぎる。
本書で使用する「遺伝的に安定」という用語は、変化に抵抗し、複数世代又は細胞分裂にわたって、理想的には数百から数千の細胞分裂にわたって、その遺伝子型を維持する種又は株/単離体の特徴を指す。
場合により、前記単離細菌株又はその誘導体は、エネルギー源として水素ガスを利用し、炭素源として二酸化炭素を利用する。有益なことに、前記菌株又はその誘導体は、鉄及びビタミンB12を含む。
更に、前記菌株又はその誘導体から得られる最終製品は、マメの異臭がなく、したがって風味付けが容易である。おそらく、最終製品にはうま味(つまり、香ばしい、又は「肉のような」)風味が含まれている可能性がある。
プレコンディショナーは、乾燥成分を加熱、水和し、均一に混合して、例えば押出成形などのさらなる加工のための前処理製品を生成するミキサーである。フラワーミキサーを使用すると、大量の生地を混合することができる。フラワーミキサーは、例えば小麦粉を使用して生地をこねるのに使用される標準的なキッチン機器である。
二軸押出機は、典型的には、材料を通過させて、押出機から押し出される最終製品に形状又は所望の断面を与えるために使用される、規定された(又は固定された)断面を有するシステムである。この点において、押出機は、(通過する材料と押出機との間の)摩擦と、摩擦の結果として発生する圧力による熱を利用して、最終製品を成形する。通常、二軸押出機は、密閉された固定バレル内のシャフト上に配置された2本の共回転スクリューで構成される。具体的には、二軸押出機は、高粘度で剛性の高い混合物を混合しながら押し出すのに適している。
この点に関して、材料は、所定の押出機に接続された所望の断面のダイ(つまり、必要な形状を作り出すように設計された多孔板)に押し込まれ、圧縮応力とせん断応力を受ける。
本書で使用される「高水分押出成形」という用語は、高水分肉類似物(HMMA)などの高水分製品の製造によく使用される熱機械的調理プロセスを指す。典型的には、高水分押出プロセスでは、押出される材料の連続的な混合、混練、及び成形が容易になる。
この点に関して、高水分押出成形は、HMMAを製造するためにバレルの加熱及びスクリュー(上述の標準的な二軸スクリュー押出機など)のせん断を利用する高水分押出機を使用して実行される。あるいは、粉末混合物は、乾式押出成形を使用して押出成形することもできる。
更に、HMMAをスパイス、栄養素、医薬品などの他の成分と混合して、HMMAの栄養成分及び風味を強化することもできる。更に、高水分押出成形を使用して乾燥バイオマスから製造されたHMMAは、粉末自体のエンドトキシンレベルと比較して、劇的に低いエンドトキシンレベルを示した。高水分押出は、典型的にはHMMA内のエンドトキシンを>4000EU/gから<0.5EU/gに減少する。更に、下流処理操作を経ずに生成されたタンパク質粉末の高水分押出は、エンドトキシン反応を示さないHMMAをもたらした。
- 1.0Nmから1.3Nmまでのトルク、
- 15バールから最大18バールまでのダイ圧力、
- 140℃~160℃のダイ温度、及び、
- 135℃~155℃の融解温度。
本書で使用する「ダイ圧力」という用語は、典型的には、ダイに結合された押出機のフロントエンドで生成される圧力である。ダイ圧力は、例えば、15、16又は17バールから16、17又は18バールまでであってもよい。
本書で使用する「ダイ温度」という用語は、典型的には、ダイ圧力の結果としてのダイの第1の端部の温度である。ダイ温度は、例えば、140、145、150又は155℃から145、150、155又は160℃までであってよい。
本書で使用する「融解温度」という用語は、典型的には製品が融解し始める温度である。溶融温度は通常、金型の圧力とともに上昇する。融解温度は、例えば、135、140、145又は150℃から140、145、150又は155℃までであってよい。
一例では、高水分押出は、トルク1.2Nm、ダイ圧力14バール、ダイ温度160℃、及び溶融温度151℃で、少なくとも5分間実施される。特に、高いダイ温度と高い溶融温度は、繊維状のHMMAを生成する。最終製品の均一性を保証するために、所望の製品に基づいて前述の条件を制御できることが理解されうる。
示されているように、インキュベートされておらず、均質化されていない粉末混合物は、DIAAS0.22、タンパク質消化率39と説明されるように消化率が低下しているが、押出物はDIAAS0.79、タンパク質消化率69と説明されるように、消化率の向上を示している。FAOの推奨によれば、DIAASが0.75未満の場合、タンパク質の品質は低いことが理解されうる。
第2のタンパク質粉末は一般に、微生物タンパク質のみから得られるものではない総合的なタンパク質カラムを提供することを目的とする。
更に、第2のタンパク質粉末を添加すると、粉末混合物の結合性が向上し、最終製品の均一性が保証される。
- 20%~40%までの第1のタンパク質粉末、
- 20%~40%までの少なくとも1つの第2のタンパク質粉末、
- 20%~40%までの水、
- 0.5%~1.5%までのNaCl、及び
- 2%~4%までの少なくとも1つの可溶性繊維、を含む。
任意に、水は、例えば、粉末混合物の20、25又は35%から25又は40%まで、好ましくは30%であってもよい。任意に、NaClは、例えば、粉末混合物の0.5、0.7、0.9、1.1又は1.3%から0.7、0.9、1.1、1.3又は1.5%まで、好ましくは0.5、0.6、0.7、0.8又は0.9から0.6、0.7、0.8%、0.9又は1.0%であってもよい。
任意に、少なくとも1つの可溶性繊維は、例えば粉末混合物の4.0、4.5、5.0又は5.5%から4.5、5.0、5.5又は6.0%まで、好ましくは5%であってもよい。任意に、少なくとも1つの可溶性繊維はペクチンである。より任意に、ペクチンは、リンゴ、柑橘類の果物及び野菜などから得られる。ペクチンを使用すると、最終製品の構造がより良くなることが理解されうる。
押し出された混合物は、より小さなブロック又は断片に切断することによって回収される。これに関して、各切断は、押出機の端部に配置されたダイに垂直な方向に沿ったカッターの単一の移動によって達成され得る。
シングルカットにより、さらなる使用のために押し出された混合物のブロックが明らかに除去されることが理解されうる。有益なことに、ダイに垂直な断面に沿って切断を行うと、そのようにして製造された押出混合物の品質と構造が確実に保持される。続いて、押出された混合物のブロックを回収し、所望の生成物、すなわちHMMAを製造するために層状にすることができる。
図1を参照すると、本開示の一実施形態による肉類似食品成分を製造する方法のステップを示すフローチャート100が示されている。下流処理102は、第1のタンパク質粉末を製造するステップを含む。ステップ104では、細菌細胞を培養してバイオマスを得る。ステップ106では、バイオマスの液相と固相が分離される。ステップ108では、液相を除去することによってバイオマスが濃縮される。ステップ110では、バイオマスを乾燥させて第1のタンパク質粉末を得る。
当業者であれば、本開示の実施形態の多くの変形、代替、及び修正を認識するであろう。
一例では、ステップ102、104、106、及び108で説明されるプロセスは、最終製品、すなわち肉類似食品成分を提供するために異なる順序に従って行われてもよい。
図2及び3において、細菌細胞はバイオリアクター培養に供される。バイオリアクター培養では、細菌細胞に二酸化炭素ガス、酸素ガス、水素ガス、及び増殖培地を供給する必要がある。また、水を電気で電気分解すると酸素ガスと水素ガスが得られる。
この水は更に、水酸化アンモニウム、主要栄養素及び微量栄養素を更に含む増殖培地を調製するために使用され、その後滅菌される。バイオリアクター培養は、細菌細胞の増殖を促進してバイオマスの高い細胞密度を有する所定の条件で実行されることが理解されうる。バイオリアクター培養中に、水性ガス及び過剰酸素ガスが大気中に放出されるか、又は必要に応じて再利用されることが理解されうる。
ドラム乾燥から得られる粉末製品は、押出予備混合中に、液体、NaCl、少なくとも1つの第2のタンパク質粉末、可溶性繊維などの他の成分と混合される。この場合、合計300gのタンパク質粉末を得るための粉末混合物は、第1のタンパク質粉末及び第2のタンパク質粉末の量は192g(すなわち64%)、水の量は90g(すなわち30%)の量、NaClの量は3g(すなわち、1%)、リンゴ又は柑橘類から得られる少なくとも1つの可溶性繊維が15g(すなわち3%)の量で含まれる。押出予備混合から得られた小麦粉混合物を高水分押出(又は湿式押出)に供して、押出製品である高水分肉類似体(又はHMMA)を得る。HMMAはブロック又は小さな断片に切断される。HMMAは、保存寿命を延ばすために、任意に調味料と混合し、冷却又は冷凍することができる。
Claims (13)
- 肉類似食品成分を製造する方法であって、該方法は、
- 下流処理であって、
- 細菌バイオマスを取得するための菌細胞の培養と、
- バイオマスを55℃から75℃までの温度で15分から40分間までの時間、熱処理してインキュベートすることと、
- バイオマスの液相と固相との分離と、
- バイオマスのpHを7.4から8.5までに調整することと、
- 液相を除去することによるバイオマスの濃縮と、
- バイオマスの細菌細胞を均質化することと、及び、
- 第1のタンパク質粉末を得るためのバイオマスの乾燥と、を含む下流処理と、
- 粉末混合物を得るための第1のタンパク質粉末と水及びNaClとの混合と、
- 以下のパラメ-タを使用して実行される粉末混合物の押出しと、
- 1.0Nmから1.3Nmまでのトルク、
- 15バールから最大18バールまでのダイ圧力、
- 140℃~160℃のダイ温度、及び
- 135℃~155℃の融解温度、
- 押出された混合物の切断と、及び、
- 押出された混合物の冷却と、を含み、上記順序で各工程が実施される方法。 - 更に、前記押出された混合物の凍結を含む請求項1に記載の方法。
- 混合の前に、少なくとも1つの第2のタンパク質粉末及び少なくとも1つの可溶性繊維から選択される少なくとも1つを粉末混合物に添加することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記粉末混合物の総重量には、
- 20%~40%までの第1のタンパク質粉末、
- 20%~40%までの少なくとも1つの第2のタンパク質粉末、
- 20%~40%までの水、
- 0.5%~1.5%までのNaCl、及び、
- 2%~4%までの少なくとも1つの可溶性繊維、を含む、請求項1又は2に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの第2のタンパク質粉末が、エンドウ分離物粉末、小麦グルテン粉末、バイタル小麦グルテン粉末、大豆タンパク質濃縮粉末、大豆分離物粉末のうちの少なくとも1つであるように選択される、請求項3に記載の方法。
- 前記粉末混合物が、プレコンディショナー、フラワーミキサー、二軸押出機のうちの少なくとも1つから選択されるミキサー内で混合される、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記水は、タンパク質スラリーに含まれる請求項1又は2に記載の方法。
- 前記タンパク質スラリーが、90%~95%の水と、1%~10%の第3のタンパク質粉末とを含む、請求項7に記載の方法。
- 前記第1のタンパク質粉末及び第3タンパク質粉末から選択される少なくとも1つが、VTT-E-193585として寄託された単離細菌株又はその誘導体を含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記均質化は、少なくとも1回の実行で800バールから2000バールまでの圧力、又は、700バールから1000バールまでの圧力で実施される請求項1に記載の方法。
- ナノ濾過又は限外濾過から選択される少なくとも1つによってバイオマスの均質化された細菌細胞を濾過することを更に含む請求項1に記載の方法。
- 前記液相の均質化の後に、バイオマスのpHを7.4から8.5までに調整するステップを更に含む請求項1に記載の方法。
- 細菌細胞はガス発酵によって培養され、及び、供給物は、CO2、CH4、H2、O2、NH3から選択される少なくとも1つ、少なくとも1つのミネラルを含む請求項1に記載の方法。
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