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JP7746766B2 - センサ装置 - Google Patents
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JP7746766B2 - センサ装置 - Google Patents

センサ装置

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JP7746766B2 JP2021155045A JP2021155045A JP7746766B2 JP 7746766 B2 JP7746766 B2 JP 7746766B2 JP 2021155045 A JP2021155045 A JP 2021155045A JP 2021155045 A JP2021155045 A JP 2021155045A JP 7746766 B2 JP7746766 B2 JP 7746766B2
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Description

本発明は、センサ装置に関する。
従来から、トレーニングパンツや腰ベルト等の衣服に取り付けて、運動フォームや運動ペースを測定・分析するセンサ装置が提供されている。例えば、特許文献1に示すセンサ装置は、加速度センサにクリップが設けられ、腰回りのベルトを利用して、背中側に装着することができる。
特開2020-99413号公報
センサ装置は、加速度センサ等のセンサ素子を備える筐体部を身体に近付けて装着することで身体の動きをより確実に検出することができる。よって、従来のセンサ装置では、筐体部を身体の皮膚に密着するように装着することがある。そうすると、クリップで挟んだ衣服が運動中に皮膚に対して動くことで筐体部も皮膚に対して動くため、筐体部と皮膚が擦れることとなり、皮膚荒れ等が生じてしまうことがある。
本発明は、適切なセンシングを行えるとともに、皮膚荒れ等を低減することができるセンサ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のセンサ装置は、センサ装置であって、センサ素子が少なくとも収容され、ユーザの皮膚に接触可能な接触面と、前記接触面とは異なる被連結部とを有する筐体部と、前記筐体部の前記接触面を前記ユーザの皮膚に接触させた状態で前記センサ装置を保持する保持部材に取り付けられる取付部と、前記被連結部と前記取付部とに連結され、前記接触面に略直交する接触方向への前記筐体部と前記取付部との相対移動を阻止し、かつ、前記接触面に略平行な面内方向において前記筐体部と前記取付部とに互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合に、前記略面内の方向における前記筐体部と前記取付部との相対移動を或る範囲内で許容する連結機構と、を備える。
本発明によれば、適切なセンシングを行えるとともに、肌荒れ等を低減することができるセンサ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置を第2クリップ部側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置をロック部品側の側面から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置をユーザが身に着けた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の制御ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の図2のIV-IV断面図であり、連結機構に接触面に略平行な面内方向に或る外力が加えられていない状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の図2のIV-IV断面図であり、連結機構に接触面に略平行な面内方向に或る外力が加えられて取付部と筐体部が相対移動した状態を示す。 本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の連結機構の断面斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の図2のIV-IV断面に相当する断面図であり、連結機構に接触面に略平行な面内方向に或る外力が加えられていない状態を示す。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の図2のIV-IV断面に相当する断面図であり、連結機構に接触面に略平行な面内方向に或る外力が加えられて取付部と筐体部が相対移動した状態を示す。
(第1実施形態)
図1~図5に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。図1A、図1Bに示すセンサ装置10は、筐体部20と、取付部30と、連結機構40と、を備える。センサ装置10は、図2に示すようにクリップ状の取付部30で、ユーザ100が着ている衣服120(図2ではトレーニングパンツ)の縁部121(ウエストのゴムの部分、保持部材)を挟み、センサ装置10の接触面21(図1B参照)をユーザ100の腰の部分の皮膚110に接触させた状態で、ユーザ100の身体に装着することができる。センサ装置10では、ユーザ100がランニング等の運動を行うと、運動時のユーザ100の運動状態を表す後述の指標データが、センサ装置10が備える後述のモーションセンサ部512などを用いて導出され、導出された指標データは外部機器(図示せず)に送信される。なお、以下の説明においては、センサ装置10をユーザ100の身体に装着した際の頭部側を上、脚部側を下とする上下方向とし、左手側と右手側を左右方向とする。また、図4に示すように、腹側を前、背中側を後とする前後方向とする。また、以下の説明では、双方向の回転を回動という。
図1A、図1Bに示すように、センサ装置10は、上下方向に長い略長矩形の箱状の形状を有する。取付部30はクリップ状の形状を有する。取付部30は、前側(筐体部20側)に第1クリップ部31が設けられており、後側に第2クリップ部32が設けられている。第1クリップ部31と第2クリップ部32は、両者共に平面を前後方向に向けて略平板状の形状を有しており、取付部30の上側に設けられたヒンジ部35により連結されている。ヒンジ部35は、回動軸35aを有する。回動軸35aは、第1クリップ部31の上側の後面から突出した第1軸受31aの軸孔と、第2クリップ部32の上側の前面から突出した第2軸受32aの軸孔に挿通され、第1クリップ部31と第2クリップ部32を回動自在に連結している。回動軸35aには、左右方向の略中央部にねじりコイルバネ35b(図4A、図4B参照)が巻回して設けられている。ねじりコイルバネ35bにより、第1クリップ部31と第2クリップ部32は、回動軸35aよりも下側の部分が互いに接近する方向に付勢されており、衣服120の縁部121を挟むことにより、衣服120を介してセンサ装置10をユーザ100の身体に固定することができる。また、第1クリップ部31の後面及び第2クリップ部32の前面には、それぞれ複数の突起31b,32bが設けられ、衣服120を挟んだ際に衣服120を突起31b,32bに食い込ませて挟むことができる。
第2クリップ部32の上方には、ロック部品36が設けられている。ロック部品36は、偏平状の本体部36aの前面に、突起部36bが設けられている。また、突起部36bの左右両側にはそれぞれ長孔状の係合孔36c(図4A、図4B参照)が設けられている。係合孔36cは、回動軸35aが挿通されて係合している。一方、第1クリップ部31におけるロック部品36と対向する上側の後面には、押上凸部31cが設けられている。ロック部品36は、長孔とされる係合孔36cの長尺方向(略上下方向)に移動自在に第2クリップ部32に設けられる。ユーザ100の操作によりロック部品36を下方に移動させてその突起部36bが押上凸部31cと当接して押上凸部31cに乗り上げると、回動軸35aよりも上側において、第1クリップ部31が第2クリップ部32に接近しようとしても(すなわち、第1クリップ部31と第2クリップ部32を開こうとしても)、突起部36bが押上凸部31cと当接しているので、第1クリップ部31の第2クリップ部32への接近が規制される。このようにして、第1クリップ部31に対する第2クリップ部32の回動軸35a周りの回動がロックされる。ロック解除は、ロック部品36を上方に移動して、突起部36bが押上凸部31cに乗り上げている状態を解除することで行われる。ロック解除されると、第2クリップ部32は回動軸35a周りに回動可能となる。
筐体部20は、上下方向に長く前後方向に厚みを有する略長矩形の箱状の形状を有しており、基板50(図4A、図4B参照)や電源である電池(不図示)等を収納するケースとされる。筐体部20の前面はユーザ100の皮膚110に接触可能な接触面21であり、筐体部20の後面は、第1クリップ部31の前面と若干の隙間を有して対向している。接触面21は、平面状であるが、曲面状であってもよい。なお、本明細書及び本特許請求の範囲において、「略直交する」とは、90度で交わることに加え、90度からある誤差の範囲内で交わることも含む。筐体部20の上面には、操作部518としてのボタンスイッチ24と、2つのLED251,252が設けられている。ユーザ100がボタンスイッチ24を押下する操作により、センサ装置10に電源を入れる、モーションセンサ部512の検出をスタートさせる等の操作を行うことができ、センサ装置10の動作モード等の状態表示がLED251,252の発光状態により表示される。筐体部20の下面には、USB端子(不図示)をカバーする蓋部26が設けられる。
次に、図3に基づいて、センサ装置10の制御回路を説明する。センサ装置10の筐体部20には、基板50に設けられる第1の処理部510及びモーションセンサ部512(図4A、図4Bも参照)の他、表示部516及び操作部518や、基板50や筐体部20の内部に配置される記憶部514、環境情報検出部522、通信部524が設けられる。モーションセンサ部512、記憶部514、表示部516、操作部518、環境情報検出部522及び通信部524は、それぞれバスBSにより、第1の処理部510と接続される。また、センサ装置10の取付部30には、第2の処理部520及びアンテナ530が設けられている。本実施形態においては、第2の処理部520及びアンテナ530は、取付部30の第2クリップ部32に設けられている(図4A、図4B参照)。
アンテナ530は、信号線51(図4A、図4B参照)、通信部524、及びバスBSを介して第1の処理部510に接続されるとともに、信号線51を介して第2の処理部520に接続されており、外部機器から受信した受信信号を、信号線51及び通信部524を介して第1の処理部510に、また、第2の処理部520に出力可能である。また、アンテナ530は、第1の処理部510により制御される通信部524により、外部機器に送信信号を出力可能に設けられる。このように、アンテナ530は外部機器との間で通信可能である。この外部機器には、スマートフォンなどの端末機器や、GNSS(Global Navigation Satellite System)に係る測位衛星が含まれる。
第1の処理部510は、少なくとも1つのプロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)やマイコン等により構成され、記憶部514に記憶されるプログラムを読み出し、各種の処理を実行する。記憶部514は、例えば、少なくとも1つのメモリとしてのフラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等で構成される。記憶部514は、第1の処理部510で実行されるシステムプログラムやアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
モーションセンサ部512は、3軸加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ等のセンサ素子を含んでおり、センサ装置10の動きを、センサ装置10が装着されたユーザ100の腰の部分の動きとして検出可能であり、検出された検出信号は第1の処理部510に出力される。なお、センサ素子は、ユーザの腰の部分などのユーザのある部位の動きといったユーザの動作情報を検出するセンサ素子はもちろん、ユーザの脈波や、血中酸素濃度、血糖値などの生体情報を検出するセンサ素子でもよく、すなわち、ユーザの情報を検出するセンサ素子であればよい。
表示部516は、例えば、筐体部20に設けられるLED251,252を含む。操作部518は、例えばボタンスイッチ24を含み、ユーザ100によるボタンスイッチ24の操作状態を表す操作信号は、第1の処理部510に出力される。LED251,252の発光状態は、ユーザ100によるボタンスイッチ24の操作状態を表す操作信号に応じて、第1の処理部510により制御される。
第2の処理部520は、CPUや、メモリ、フィルタ、変複調器等を有する大規模集積回路(Large Scale Integration:LSI)を含み、信号線51を介して第1の処理部510に接続されている。また、第2の処理部520は、上述したアンテナ530を介して受信された測位衛星からの受信信号に基づいて、センサ装置10の位置情報データを導出可能であり、導出された位置情報データは、信号線51を介して第1の処理部510に出力される。環境情報検出部522は、例えば、センサ装置10が位置する場所の気圧を測定する気圧センサを含み、環境情報検出部522による検出信号は、第1の処理部510に出力される。
通信部524は、外部機器(端末機器)との信号の送受信を、アンテナ530を介して所定の無線通信方式により行う回路を含んでおり、この回路は、フィルタやアンプ、変復調器を有する。所定の無線通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)やBluetooth(登録商標)のバージョン4以降に係るBluetooth Low Energy(BLE)等である。通信部524は、第1の処理部510から入力される送信信号に信号処理を施し、増幅し、変調してアンテナ530を介して外部機器(端末機器)に送信し、また外部機器からアンテナ530を介して受信された受信信号を復調、増幅、信号処理を施して、第1の処理部510に出力する。
第1の処理部510は、モーションセンサ部512による検出信号や、第2の処理部520による位置情報データ、環境情報検出部522による検出信号に基づいて各種の処理を実行することにより、ユーザ100の運動状態を表す指標データ、例えば、ユーザ100の走行又は歩行中の速度や、ピッチ、ストライド、腰の上下動などを導出し、導出した指標データを送信信号とし、通信部524を介して外部機器(端末機器)に送信する。外部機器では、送信された指標データに基づいて、ユーザ100の運動解析等が行われる。
また、図4A、図4Bに示すように、筐体部20の被連結部27と取付部30の第1クリップ部31とは、連結機構40により互いに連結されている。被連結部27は、接触面21とは異なる面である筐体部20の上端部の後面側の部分に設けられており、連結機構40を部分的に収容する収容部27aを有している。収容部27aは、後方に開口した凹状の形状を有しており、収容部27aの前端の底部を画成する被連結部27の壁部27a1に、連結機構40の後述する一方のフランジ部42が固定されている。また、壁部27a1には、前後方向に貫通する貫通孔27a2が設けられている。
図5に示すように、連結機構40は、略ボビン状の形状を有し、貫通孔41が設けられている。連結機構40には、2枚の円環板状のフランジ部42の間に、略円筒状の外力吸収部45が一体に設けられている。外力吸収部45は、軸心CLの軸方向に互いに積層された板状の複数のゴム材45aを含む。具体的には、外力吸収部45の内部には、円環板状のゴム材45aと円環板状の樹脂材45bとが交互に積層して設けられる。そして、複数のゴム材45a及び樹脂材45bの各外周端は、ゴム材45aと同じゴム材料からなる筒部45cに接続されており、複数のゴム材45a及び樹脂材45bと筒部45cは互いに一体である。
連結機構40の外力吸収部45は、軸心CLで示す軸方向に力が加わっても、積層されたゴム材45aと樹脂材45bは殆ど厚み方向の変形はしないので、軸心CLで示す軸方向には変形しない。一方、外力吸収部45のフランジ部42、42に、軸心CLと略直交する面内の方向において互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合には、積層されたゴム材45aと樹脂材45bが互いにズレるので、外力吸収部45は全体として、上記の面内の方向に或る範囲内でせん断変形する。このように、外力吸収部45は、軸心CLと略直交する面内の方向(この面に平行な方向)に或る大きさの外力が作用した場合に、この面内の方向に或る範囲内で変形可能に、その寸法や、ゴム材45aの弾性率などが予め設定されている。上記の或る大きさの外力は、実験などにより、例えば、保持部材としての縁部121により皮膚110に接触させられた状態の接触面21を皮膚に対して動かすことが可能な大きさの力よりも小さな力(若干小さな力)に、予め設定されている。この場合の設定は、縁部121による接触面21を皮膚110に押圧する押圧力の個体差を考慮して、行われている。また、上記の或る範囲は、実験などにより、例えば、ユーザ100の運動中に縁部121が皮膚110に対して移動する可能性のある大きさの範囲に、予め設定されている。
なお、ゴム材45aと樹脂材45bの積層は、本実施形態のように交互に積層する構成の他、ゴム材45a、樹脂材45bの何れか一方の間に何れか他方の部材を複数配置する構成とすることができる。また、外力吸収部45は、ゴム材45aや筒部45cを形成するゴム材料に換えて、弾性力のあるスポンジやエラストマー等を用いてもよい。また、連結機構40は、他の構成、例えばフローティングコネクタを用いてもよい。
このように形成される連結機構40は、図4A、図4Bに示すように、一方のフランジ部42が被連結部27の壁部27a1に固定され、他方のフランジ部42が第1クリップ部31の前面に固定される。なお、連結機構40は、フランジ部42を省略して、外力吸収部45を直接、壁部27a1、第1クリップ部31に固定してもよい。連結機構40は、連結機構40の貫通孔41と貫通孔27a2が略同軸となるよう配置される。すなわち、連結機構40の軸心CLは、前後方向に延びるように配置されている。そして、基板50からの信号線51は、案内通路55に挿通され案内されて、基板50とアンテナ530が電気的に接続されている。この案内通路55は、被連結部27に設けられる貫通孔27a2、連結機構40(外力吸収部45)の貫通孔41、及び取付部30に形成される孔部や溝部等の通路により構成される。
センサ装置10は、トレーニングパンツである衣服120の縁部121を取付部30の第1クリップ部31及び第2クリップ部32で挟持して身体に取り付けられる。このとき、接触面21は、ユーザ100の腰の部分の皮膚110と接触する。ここで、接触面21は、衣服120の縁部121である保持部材の締め付け力により皮膚110に押圧されている。従って、取付部30は、接触面21を皮膚110に接触させた状態で(押圧した状態で)センサ装置10を保持する保持部材である縁部121に、取り付けられる。そして、連結機構40は、接触面21に略直交する方向(以下「接触方向」という)への筐体部20と取付部30との相対移動を阻止する。この接触方向は、前後方向であって、筐体部20と縁部121との並び方向でもあり、また、縁部121が接触面21を皮膚110に押圧する押圧方向でもある。一方、連結機構40は、接触面21に略平行な面内方向(すなわち、連結機構40の軸心CLと略直交する面内の方向)において、筐体部20と取付部30に互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合に、この面内方向における筐体部20と取付部30との相対移動を上記の或る範囲内で許容する。
この場合、図4Aのようにセンサ装置10を取り付けてユーザ100が運動を行うと、衣服120の縁部121が身体で上下方向や、左右方向、上下方向に左右に斜めの方向、左右方向に上下に斜めの方向、すなわち、接触面21に略平行な面内方向に引っ張られることにより、縁部121を挟む取付部30も、この面内方向に移動する。しかしながら、連結機構40により、取付部30と筐体部20は、接触面21に略平行な面内方向に両者(取付部30、筐体部20)を互いに相対的に移動させるような前記或る大きさの外力が作用した場合に、この面内方向における前記或る範囲内での相対移動が許容されているので、図4Bに示すように、取付部30だけが移動して、筐体部20が略移動せず、接触面21は、ユーザ100の皮膚110に接触する位置から移動しにくくなる。従って、接触面21と皮膚110との擦れが低減される。なお、本明細書及び本特許請求の範囲において、「接触面21に略平行な面内方向」とは、接触面21に平行な方向に加え、誤差の範囲内で略平行な方向を含む。
一方で、取付部30と筐体部20は、連結機構40により接触方向(前後方向)における相対移動が阻止されていて、接触面21に略平行な面内方向における相対移動も、或る大きさの外力が作用するまでは行われない。従って、連結機構40により、取付部30と筐体部20は一体的に連結されている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図6A、図6Bに基づいて説明する。本実施形態のセンサ装置10Aは、第1実施形態のセンサ装置10の被連結部27に代えて、2つの壁部27f,27gを備える被連結部27Aと、連結機構40に代えて、軸部47や鍔部48を備える連結機構40Aとを備える。従って、第1実施形態と同じ部材や箇所は、同じ符号を付して、その説明は省略又は簡略化する。
被連結部27Aは、筐体部20の内部において、前述した接触面21に略直交する接触方向(前後方向)に互いに並ぶとともに、接触面21に略平行な面内方向に延びる2つの壁部27f,27gを有する。壁部27fは、筐体部20の内部に設けられ、壁部27gは、壁部27fと所定間隔を空けて、壁部27fの後側に設けられる。後側の壁部27gの後面は、筐体部20の後面として露出して、第1クリップ部31の前面と若干の隙間を有して対向している。2つの壁部27f,27gの一方である壁部27gには、接触方向に貫通する貫通孔27g1が設けられる。
連結機構40Aは、外力吸収部45Aと、軸部47と、鍔部48とを有する。外力吸収部45Aは、後側の壁部27gの貫通孔27g1に固定される。外力吸収部45Aは、ゴム材料やスポンジ等により弾性力を有して、接触方向(前後方向)に貫通するガイド孔45Aaを有する円環状の形状を有する。軸部47は、略円筒状の形状を有しており、接触方向に軸心が延びるように配置されている。軸部47は、後端が取付部30の第1クリップ部31の前面に固定され、前端が鍔部48の後面に固定されている。軸部47は、外力吸収部45Aのガイド孔45Aaに圧入されるようにして嵌合している。
鍔部48は、軸部47に連結され、接触方向に貫通する貫通孔48aを備えた略円環板状の形状を有しており、接触面21に略平行な面内方向に延びている。軸部47の円筒の内部であり接触方向に貫通する軸孔47aと鍔部48の貫通孔48aは、同軸に配置される。鍔部48は、前面が前側の壁部27fの後面と摺接し、後面が後側の壁部27gの前面と摺接して設けられている。従って、連結機構40Aの鍔部48は、筐体部20に対して、接触方向に移動不能、かつ、接触面21に略平行な面内方向(上下方向や、左右方向、上下方向に左右に斜めの方向、左右方向に上下に斜めの方向)に筐体部20内で移動可能に、被連結部27Aの壁部27f,27gにより挟持されている。
なお、貫通孔27g1を前側の壁部27fに設け、この貫通孔27g1に外力吸収部45Aを固定するとともに、この外力吸収部45Aのガイド孔45Aaに、鍔部48よりも前方に延びるように設けられた軸部47を嵌合させてもよい。
センサ装置10Aは、基板50とアンテナ530を電気的に接続する信号線51を案内するための案内通路55Aを有する。案内通路55Aは、前側の壁部27fに設けられる接触方向(前後方向)に貫通する貫通孔27f1と、鍔部48の貫通孔48aと、軸部47の円筒の内部であり接触方向に貫通する軸孔47aと、取付部30(第1クリップ部31、第2クリップ部32)に設けられる孔部や溝部等の通路により構成される。
センサ装置10Aも、図6Aに示すように、接触面21を腰の部分の皮膚110に接触させ押圧させた状態で衣服120の縁部121に取付部30を介して取り付けて、ユーザ100の身体に装着することができる。ユーザ100がセンサ装置10Aを装着した状態で運動を行うのに伴い、接触面21に略平行な面内方向(上下方向や、左右方向、上下方向に左右に斜めの方向、左右方向に上下に斜めの方向)において衣服120の縁部121が動くのに応じて、筐体部20と取付部30に、両者(取付部30、筐体部20)をこの面内方向に相対的に移動させるような外力が作用すると、この外力は、さらに軸部47を介して連結機構40Aの外力吸収部45Aに伝達される。この場合において、この外力として或る大きさの外力が筐体部20と取付部30に作用し、さらに外力吸収部45Aに伝達されたときには、図6Bに示すように、それにより外力吸収部45Aが面内方向に弾性変形することによって、面内方向における或る範囲内での両者(取付部30、筐体部20)の相対移動が許容される結果、取付部30が筐体部20に対し、面内方向において移動する。第2実施形態の場合における或る大きさの外力及び或る範囲は、第1実施形態で説明したように予め設定されており、外力吸収部45Aの寸法や弾性率は、面内方向に或る大きさの外力が作用したときに或る範囲内で弾性変形するように予め設定されている。また、この場合、図6Bに示すように、取付部30と、軸部47及び鍔部48は一体的に移動し、鍔部48が壁部27f、27gで前述したように挟持されていることで、筐体部20に対する取付部30の接触方向への移動は阻止され、図6Bの例では、断面で示す外力吸収部45Aの下側が圧縮され上側が伸長される。
以上により、第1実施形態の場合と同様、筐体部20は、接触面21に略平行な面内方向において、取付部30が縁部121と共に移動しても、取付部30に追随して移動しにくくなり、接触面21と皮膚110が擦れることが低減される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は第1及び第2実施形態(以下「本実施形態」という)により限定されることは無く、種々の変更をして実施することができる。例えば、センサ装置10は、本実施形態においては背中側に設けたが、腕や脚等の体の他の場所に設けてもよい。また、本実施形態においては保持部材としてトレーニングパンツとしての衣服120の縁部121にセンサ装置10を取り付けたが、ベルトやバンド等の他の保持部材を用いて、腰の部分だけでなく身体の腕部や脚部の他の部位の皮膚に接触面21を接触させた状態(押圧させた状態)で保持するものであってもよい。換言すれば、接触方向は前後方向に限定されない。また、本実施形態では、クリップ状の取付部30を採用しているが、保持部材に、スナップボタンやボタンなどの止め具により固定される取付部を採用してもよい。
また、被連結部27,27Aは、第1実施形態のセンサ装置10では筐体部20の上側に設け、第2実施形態のセンサ装置10Aでは筐体部20の略中央に設けたが、各実施形態において異なる位置に設けることができる。また、筐体部20には、少なくともセンサ素子であるモーションセンサ部512が設けられて(収容されて)いればよく、例えば第1の処理部510、環境情報検出部522及び通信部524は取付部30に設けるようにしてもよい。また、アンテナ530及び第2の処理部520は、筐体部20や第1クリップ部31に設けてもよいが、本実施形態のように第2クリップ部32に、すなわち衣服120の外側に、アンテナ530を設けることで、衣服120による通信への悪影響(特に衣服120に付着した汗等が導体となって及ぼす悪影響)を抑制し、アンテナ530の感度を向上させることができる。第2の処理部520を筐体部20に設ける(収容する)場合には、第1及び第2の処理部510、520をまとめて、単一の処理部(プロセッサ、回路)として構成してもよい。
以上の本実施形態によれば、センサ装置10,10Aは、センサ素子であるモーションセンサ部512が少なくとも収容され、ユーザ100の皮膚110に接触可能な接触面21と、接触面21とは異なる被連結部27、27Aとを有する筐体部20と、筐体部20の接触面21をユーザ100の皮膚110に接触させた状態でセンサ装置10を保持する保持部材である衣服120の縁部121に取り付けられる取付部30と、被連結部27、27Aと取付部30とに連結され、接触面21に略直交する接触方向への筐体部20と取付部30との相対移動を阻止し、かつ、接触面21に略平行な面内方向において筐体部20と取付部30とに互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合に、この面内方向における筐体部20と取付部30との相対移動を或る範囲で許容する連結機構40、40Aと、を備える。
これにより、センサ装置10,10Aは、ユーザ100の運動中に、上記の外力の作用により筐体部20と取付部30が面内方向に相対移動することで、ユーザ100の皮膚110に接触面21で接触する筐体部20は面内方向にほとんど移動せず、取付部30のみが保持部材である衣服120の縁部121に追随して移動するので、接触面21と皮膚110の擦れが低減される。以上により、筐体部20に収容されたモーションセンサ部512による適切なセンシングを行えるとともに、皮膚110の荒れを低減することができる。
また、第1実施形態によれば、連結機構40は、接触方向に互いに積層された板状の複数のゴム材45aを含み、被連結部27と取付部30に連結され、接触面21に略平行な面内方向の外力の作用によりこの面内方向に変形可能な外力吸収部45を有する。これにより、簡単な構造で連結機構40を構成し、筐体部20と取付部30とを一体的に連結することができる。
また、第1実施形態によれば、外力吸収部45は、複数のゴム材45aの互いの間に板状の樹脂材45bを有する。これにより、外力吸収部45の接触方向の変形を確実に阻止することができ、樹脂材45bであるため、鉄材などの比重の大きな部材を用いた場合と比較して、センサ装置10を軽量化することができる。
また、第1実施形態によれば、被連結部27は、連結機構40の少なくとも一部を収容する収容部27aを含む。これにより、取付部30と筐体部20との間を大きく離間させることが無く、コンパクトなセンサ装置10とすることができるとともに、連結機構40を保護することができる。
また、第2実施形態によれば、被連結部27Aは、接触面21の接触方向に互いに並んだ2つの壁部27f,27gと、2つの壁部27f,27gの一方に設けられ、接触方向に貫通する貫通孔27g1と、を有し、連結機構40は、接触方向に貫通するガイド孔45Aaを有し、この貫通孔27g1に固定され、筐体部20と取付部30とを接触面21の略平行な面内方向に相対移動させる外力の作用によりこの面内方向に変形可能な外力吸収部45Aと、取付部30に連結され、ガイド孔45Aaに嵌合した軸部47と、軸部47に連結され、2つの壁部27f,27gに、接触方向に移動不能、かつ、この面内方向に移動可能に挟持された鍔部48と、を有する。これにより、取付部30が軸部47と鍔部48により接触方向に支持されるので、更に確実に取付部30の接触方向の移動を規制することができる。
また、本実施形態によれば、センサ装置10、10Aは、第1の処理部510に少なくとも信号線51を介して接続され、外部機器との間で通信可能で、かつ、取付部30に設けられたアンテナ530を更に備える。筐体部20、20Aの接触面21は、ユーザ100の皮膚に接触するので、ユーザ100の汗が付着する可能性があり、仮に本実施形態の場合と異なり、筐体部にアンテナを設けた場合には、この汗が導体となって、外部機器とアンテナとの間の通信に悪影響を及ぼす可能性がある。これに対して、本実施形態によれば、アンテナ530が、筐体部20、20Aではなく、縁部121に取り付けられる取付部30に設けられており、さらにアンテナ530は、少なくとも信号線51を介して、筐体部20内の第1の処理部510に接続されている。これにより、上述した外部機器とアンテナ530との間の通信への悪影響を抑制しながら、外部機器と第1の処理部510との間のデータのやりとりを適切に行うことができる。
また、第1実施形態によれば、被連結部27、外力吸収部45及び取付部30が、第2実施形態によれば、2つの壁部27f,27gの他方である壁部27g、軸部47、鍔部48及び取付部30が、信号線51を案内するための案内通路55,55Aをそれぞれ有する。これにより、処理部510等とアンテナ530と接続する信号線51を保護することができる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]センサ装置であって、
センサ素子が少なくとも収容され、ユーザの皮膚に接触可能な接触面と、前記接触面とは異なる被連結部とを有する筐体部と、
前記筐体部の前記接触面を前記ユーザの皮膚に接触させた状態で前記センサ装置を保持する保持部材に取り付けられる取付部と、
前記被連結部と前記取付部とに連結され、前記接触面に略直交する接触方向への前記筐体部と前記取付部との相対移動を阻止し、かつ、前記接触面に略平行な面内方向において前記筐体部と前記取付部とに互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合に、前記略面内の方向における前記筐体部と前記取付部との相対移動を或る範囲内で許容する連結機構と、
を備えるセンサ装置。
[2]前記連結機構は、前記接触方向に互いに積層された板状の複数のゴム材を含み、前記被連結部と前記取付部に連結され、前記外力の作用により前記略面内の方向に変形可能な外力吸収部を有する
前記[1]に記載のセンサ装置。
[3]前記外力吸収部は、前記複数のゴム材の互いの間に板状の樹脂材を有する
前記[2]に記載のセンサ装置。
[4]前記被連結部に、前記連結機構の少なくとも一部を収容する収容部を有する
前記[1]~[3]のいずれかに記載のセンサ装置。
[5]前記被連結部は、前記接触方向に互いに並んだ2つの壁部と、前記2つの壁部の一方に設けられ、前記押圧方向に貫通する貫通孔と、を有し、
前記連結機構は、
前記接触方向に貫通するガイド孔を有し、前記貫通孔に固定され、前記接触方向に貫通するガイド孔を有し、前記外力の作用により前記略面内の方向に変形可能な外力吸収部と、
前記取付部に連結され、前記ガイド孔に嵌合した軸部と、
前記軸部に連結され、前記2つの壁部に、前記接触方向に移動不能、かつ、前記略面内の方向に移動可能に挟持された鍔部と、を有する
前記[1]に記載のセンサ装置。
[6]前記筐体には、前記センサ素子に接続された処理部が収容され、
前記処理部に少なくとも信号線を介して接続され、外部機器との間で通信可能で、かつ、前記取付部に設けられたアンテナをさらに備える
前記[1]~[5]のいずれかに記載のセンサ装置。
[7]前記被連結部、前記外力吸収部、及び前記取付部は、前記信号線を案内するための案内通路を有する
少なくとも前記[2]を引用する前記[6]に記載のセンサ装置。
[8]前記2つの壁部の他方、前記軸部、前記鍔部及び前記取付部は、前記信号線を案内するための案内通路を有する
前記[5]を引用する前記[6]に記載のセンサ装置。
10,10A センサ装置
20,20A 筐体部
21 接触面 24 ボタンスイッチ
26 蓋部
27,27A 被連結部
27a 収容部 27a1 壁部
27a2 貫通孔 27f 壁部
27f1 貫通孔 27g 壁部
27g1 貫通孔 30 取付部
31 第1クリップ部 31a 第1軸受
31b 突起 31c 押上凸部
32 第2クリップ部 32a 第2軸受
32b 突起 35 ヒンジ部
35a 回動軸 35b ねじりコイルバネ
36 ロック部品 36a 本体部
36b 突起部 36c 係合孔
40,40A 連結機構
41 貫通孔 42 フランジ部
45,45A 外力吸収部
45Aa ガイド孔 45a ゴム材
45b 樹脂材 45c 筒部
47 軸部 47a 軸孔
48 鍔部 48a 貫通孔
50 基板 51 信号線
55,55A 案内通路
100 ユーザ 110 皮膚
120 衣服 121 縁部
251,252 LED
510 第1の処理部 512 モーションセンサ部
514 記憶部 516 表示部
518 操作部 520 第2の処理部
522 環境情報検出部 524 通信部
530 アンテナ
BS バス CL 軸心

Claims (8)

  1. センサ装置であって、
    センサ素子が少なくとも収容され、ユーザの皮膚に接触可能な接触面と、前記接触面とは異なる被連結部とを有する筐体部と、
    前記筐体部の前記接触面を前記ユーザの皮膚に接触させた状態で前記センサ装置を保持する保持部材に取り付けられる取付部と、
    前記被連結部と前記取付部とに連結され、前記接触面に略直交する接触方向への前記筐体部と前記取付部との相対移動を阻止し、かつ、前記接触面に略平行な面内方向において前記筐体部と前記取付部とに互いに相対的に移動させるような或る大きさの外力が作用した場合に、前記面内方向における前記筐体部と前記取付部との相対移動を或る範囲内で許容する連結機構と、
    を備えるセンサ装置。
  2. 前記連結機構は、前記接触方向に互いに積層された板状の複数のゴム材を含み、前記被連結部と前記取付部に連結され、前記外力の作用により前記面内方向に変形可能な外力吸収部を有する
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記外力吸収部は、前記複数のゴム材の互いの間に板状の樹脂材を有する
    請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記被連結部に、前記連結機構の少なくとも一部を収容する収容部を有する
    請求項1~3のいずれかに記載のセンサ装置。
  5. 前記被連結部は、前記接触方向に互いに並んだ2つの壁部と、前記2つの壁部の一方に設けられ、前記接触方向に貫通する貫通孔と、を有し、
    前記連結機構は、
    前記接触方向に貫通するガイド孔を有し、前記貫通孔に固定され、前記外力の作用により前記面内方向に変形可能な外力吸収部と、
    前記取付部に連結され、前記ガイド孔に嵌合した軸部と、
    前記軸部に連結され、前記2つの壁部に、前記接触方向に移動不能、かつ、前記面内方向に移動可能に挟持された鍔部と、を有する
    請求項1に記載のセンサ装置。
  6. 前記筐体には、前記センサ素子に接続された処理部が収容され、
    前記処理部に少なくとも信号線を介して接続され、外部機器との間で通信可能で、かつ、前記取付部に設けられたアンテナをさらに備える
    請求項1~5のいずれかに記載のセンサ装置。
  7. 前記被連結部、前記外力吸収部、及び前記取付部は、前記信号線を案内するための案内通路を有する
    少なくとも請求項2を引用する請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 前記2つの壁部の他方、前記軸部、前記鍔部及び前記取付部は、前記信号線を案内するための案内通路を有する
    請求項5を引用する請求項6に記載のセンサ装置。
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