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JP7748966B2 - 吸引装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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JP7748966B2 - 吸引装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

吸引装置、制御方法、及びプログラム

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Description

本発明は、吸引装置、制御方法、及びプログラムに関する。
電子タバコ及びネブライザ等の、ユーザに吸引される物質を生成する吸引装置が広く普及している。例えば、吸引装置は、エアロゾルを生成するためのエアロゾル源、及び生成されたエアロゾルに香味成分を付与するための香味源等を含む基材を用いて、香味成分が付与されたエアロゾルを生成する。ユーザは、吸引装置により生成された、香味成分が付与されたエアロゾルを吸引することで、香味を味わうことができる。
典型的には、吸引装置は、基材を加熱することでエアロゾルを生成する。ユーザ体験の質は、基材を加熱する温度に大きく影響を受けるため、適切な温度制御を実現するための技術開発が行われている。例えば、下記特許文献1では、ヒータの温度を上昇させ、次に低下させ、その後再度上昇させる、3段階で温度制御する技術が開示されている。
特許第6125008号公報
しかし、単に3段階の温度制御を行うだけで、十分な質のユーザ体験を提供できるとは限らない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザ体験の質をより向上させることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電力を蓄積及び供給する電源部と、エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、加熱条件に基づいて前記電源部から前記加熱部への給電を制御する制御部と、を備え、前記加熱条件は、前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含み、前記制御部は、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記加熱部への給電を制御する、吸引装置が提供される。
前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電を実行してもよい。
前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電の実行と前記加熱部への給電の停止とを交互に切り替えながら実行してもよい。
前記制御部は、前記非加熱期間の全体にわたって、前記加熱部への給電を停止してもよい。
前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが少なくとも1回行うためにかかる時間以上の長さであってもよい。
前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、2秒以上であってもよい。
前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記加熱プロファイルのうち前記加熱部の温度が上昇する期間において設定されてもよい。
前記加熱プロファイルは、前記加熱部の温度が初期温度から上昇する期間である初期昇温期間、前記初期昇温期間の後に前記加熱部の温度が低下する期間である途中降温期間、及び前記途中降温期間の後に前記加熱部の温度が上昇する期間である再昇温期間を含み、前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記再昇温期間において設定されてもよい。
前記制御部は、時間経過に応じて前記加熱期間と前記非加熱期間とを切り替えてもよい。
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合、前記非加熱期間に切り替えるまで前記加熱部の温度が前記目標温度を維持するよう制御してもよい。
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合でも、後続する前記非加熱期間において前記加熱部への給電を停止してもよい。
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合と比較して、次の前記加熱期間における給電量が多くなるよう制御してもよい。
前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合に、前記加熱期間から前記非加熱期間に切り替えてもよい。
前記制御部は、前記加熱部の温度の下限値である下限温度まで前記加熱部の温度が低下した場合に、前記非加熱期間から前記加熱期間に切り替えてもよい。
前記加熱条件は、前記下限温度の推移をさらに含んでいてもよい。
前記制御部は、時間経過に応じて、前記目標温度を切り替えてもよい。
前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数に基づいて、前記目標温度を切り替えてもよい。
前記制御部は、前記目標温度を切り替える基準とする、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数を、制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力を蓄積及び供給する電源部と、エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御する制御方法であって、前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御すること、を含む制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力を蓄積及び供給する電源部と、エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御するコンピュータに、前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御すること、を実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザ体験の質をより向上させることが可能な仕組みが提供される。
吸引装置の構成例を模式的に示す模式図である。 表1に示した加熱プロファイルに基づき通常の温度制御を行った場合の加熱部の温度の推移の一例を示すグラフである。 表1に示した加熱プロファイルに基づき、再昇温期間以外においては通常の温度制御を行い、再昇温期間においては加熱期間/非加熱期間の切り替えを含む温度制御を行った場合の、加熱部の温度の推移の一例を示すグラフである。 本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。 本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。 本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。 本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。 本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。 本実施形態に係る吸引装置により実行される温度制御処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態におけるパフを促す情報の通知を説明するための図である。 本実施形態におけるパフを促す情報の通知を説明するための図である。 本実施形態に係る吸引装置により実行されるパフを促す情報の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.構成例>
吸引装置は、ユーザにより吸引される物質を生成する装置である。以下では、吸引装置により生成される物質が、エアロゾルであるものとして説明する。他に、吸引装置により生成される物質は、気体であってもよい。
図1は、吸引装置の構成例を模式的に示す模式図である。図1に示すように、本構成例に係る吸引装置100は、電源部111、センサ部112、通知部113、記憶部114、通信部115、制御部116、加熱部121、保持部140、及び断熱部144を含む。
電源部111は、電力を蓄積する。そして、電源部111は、制御部116による制御に基づいて、吸引装置100の各構成要素に電力を供給する。電源部111は、例えば、リチウムイオン二次電池等の充電式バッテリにより構成され得る。
センサ部112は、吸引装置100に関する各種情報を取得する。一例として、センサ部112は、マイクロホンコンデンサ等の圧力センサ、流量センサ又は温度センサ等により構成され、ユーザによる吸引に伴う値を取得する。他の一例として、センサ部112は、ボタン又はスイッチ等の、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力装置により構成される。
通知部113は、情報をユーザに通知する。通知部113は、例えば、発光する発光装置、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、又は振動する振動装置等により構成される。
記憶部114は、吸引装置100の動作のための各種情報を記憶する。記憶部114は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。
通信部115は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した通信を行うことが可能な通信インタフェースである。かかる通信規格としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)等が採用され得る。
制御部116は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って吸引装置100内の動作全般を制御する。制御部116は、例えばCPU(Central Processing Unit)、及びマイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。
保持部140は、内部空間141を有し、内部空間141にスティック型基材150の一部を収容しながらスティック型基材150を保持する。保持部140は、内部空間141を外部に連通する開口142を有し、開口142から内部空間141に挿入されたスティック型基材150を保持する。例えば、保持部140は、開口142及び底部143を底面とする筒状体であり、柱状の内部空間141を画定する。保持部140は、スティック型基材150へ供給される空気の流路を画定する機能も有する。かかる流路への空気の入り口である空気流入孔は、例えば底部143に配置される。他方、かかる流路からの空気の出口である空気流出孔は、開口142である。
スティック型基材150は、基材部151、及び吸口部152を含む。基材部151は、エアロゾル源を含む。なお、本構成例において、エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体であってもよい。スティック型基材150が保持部140に保持された状態において、基材部151の少なくとも一部は内部空間141に収容され、吸口部152の少なくとも一部は開口142から突出する。そして、開口142から突出した吸口部152をユーザが咥えて吸引すると、図示しない空気流入孔から内部空間141に空気が流入し、基材部151から発生するエアロゾルと共にユーザの口内に到達する。
加熱部121は、エアロゾル源を加熱することで、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成する。図1に示した例では、加熱部121は、フィルム状に構成され、保持部140の外周を覆うように配置される。そして、加熱部121が発熱すると、スティック型基材150の基材部151が外周から加熱され、エアロゾルが生成される。加熱部121は、電源部111から給電されると発熱する。一例として、ユーザが吸引を開始したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、給電されてもよい。そして、ユーザが吸引を終了したこと、及び/又は所定の情報が入力されたことが、センサ部112により検出された場合に、給電が停止されてもよい。
断熱部144は、加熱部121から他の構成要素への伝熱を防止する。例えば、断熱部144は、真空断熱材、又はエアロゲル断熱材等により構成される。
以上、吸引装置100の構成例を説明した。もちろん吸引装置100の構成は上記に限定されず、以下に例示する多様な構成をとり得る。
一例として、加熱部121は、ブレード状に構成され、保持部140の底部143から内部空間141に突出するように配置されてもよい。その場合、ブレード状の加熱部121は、スティック型基材150の基材部151に挿入され、スティック型基材150の基材部151を内部から加熱する。他の一例として、加熱部121は、保持部140の底部143を覆うように配置されてもよい。また、加熱部121は、保持部140の外周を覆う第1の加熱部、ブレード状の第2の加熱部、及び保持部140の底部143を覆う第3の加熱部のうち、2以上の組み合わせとして構成されてもよい。
他の一例として、保持部140は、内部空間141を形成する外殻の一部を開閉する、ヒンジ等の開閉機構を含んでいてもよい。そして、保持部140は、外殻を開閉することで、内部空間141に挿入されたスティック型基材150を挟持してもよい。その場合、加熱部121は、保持部140における当該挟持箇所に設けられ、スティック型基材150を押圧しながら加熱してもよい。
また、エアロゾル源を霧化する手段は、加熱部121による加熱に限定されない。例えば、エアロゾル源を霧化する手段は、誘導加熱であってもよい。
なお、吸引装置100により生成されたエアロゾルをユーザが吸引することを、以下ではパフ又はパフ動作とも称する。
<2.技術的特徴>
(1)加熱プロファイル
制御部116は、加熱条件に基づいて、加熱部121の動作を制御する。加熱部121の動作の制御は、電源部111から加熱部121への給電を制御することにより、実現される。
加熱条件とは、加熱部121がスティック型基材150を加熱する動作を規定する情報である。加熱条件は、加熱プロファイルを少なくとも含む。以下、加熱プロファイルについて詳しく説明する。
加熱プロファイルとは、加熱部121の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である。制御部116は、加熱部121の温度(以下、実温度とも称する)の推移が、加熱プロファイルにおいて規定された目標温度の推移と同様になるように、加熱部121の温度を制御する。加熱プロファイルは、典型的には、スティック型基材150から生成されるエアロゾルをユーザが吸引した際にユーザが味わう香味が最適になるように設計される。よって、加熱プロファイルに基づいて加熱部121への給電を制御することにより、ユーザが味わう香味を最適にすることができる。
加熱プロファイルは、目標温度と、当該目標温度に基づいて温度制御すべきタイミングを示す情報と、の組み合わせを、ひとつ以上含む。そして、制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱を行う際には、現在に対応する目標温度と、現在の実温度と、の乖離に基づいて、加熱部121の温度を制御する。加熱部121の温度制御は、例えば公知のフィードバック制御によって実現できる。フィードバック制御は、例えばPID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)であってよい。制御部116は、電源部111からの電力を、パルス幅変調(PWM)又はパルス周波数変調(PFM)によるパルスの形態で、加熱部121に供給させ得る。その場合、制御部116は、フィードバック制御において、電力パルスのデューティ比、又は周波数を調整することによって、加熱部121の温度制御を行うことができる。若しくは、制御部116は、フィードバック制御において、単純なオン/オフ制御を行ってもよい。例えば、制御部116は、実温度が目標温度に到達するまで加熱部121による加熱を実行し、実温度が目標温度に到達した場合に加熱部121による加熱を停止し、実温度が目標温度より低くなると加熱部121による加熱を再度実行してもよい。その他に、制御部116は、フィードバック制御において、電圧を調整してもよい。このような温度制御を、以下では通常の温度制御とも称する。
加熱部121の温度は、例えば、加熱部121(より正確には、加熱部121を構成する発熱抵抗体)の電気抵抗値を測定又は推定することによって定量できる。これは、発熱抵抗体の電気抵抗値が、温度に応じて変化するためである。発熱抵抗体の電気抵抗値は、例えば、発熱抵抗体での電圧低下量を測定することによって推定できる。発熱抵抗体での電圧低下量は、発熱抵抗体に印加される電位差を測定する電圧センサによって測定できる。他の例では、加熱部121の温度は、加熱部121付近に設置されたサーミスタ等の温度センサによって測定されることができる。
スティック型基材150を用いてエアロゾルを生成する処理が開始してから終了するまでの期間を、以下では加熱セッションとも称する。換言すると、加熱セッションとは、加熱条件(即ち、加熱プロファイル)に基づいて加熱部121への給電が制御される期間である。加熱セッションの始期は、加熱プロファイルに基づく加熱が開始されるタイミングである。加熱セッションの終期は、十分な量のエアロゾルが生成されなくなったタイミングである。加熱セッションは、前半の予備加熱期間、及び後半のパフ可能期間から成る。パフ可能期間とは、十分な量のエアロゾルが発生すると想定される期間である。予備加熱期間とは、加熱が開始されてからパフ可能期間が開始されるまでの期間である。予備加熱期間において行われる加熱は、予備加熱とも称される。
加熱プロファイルにおける、目標温度に基づいて温度制御すべきタイミングを示す情報は、加熱プロファイルに基づく加熱を開始してからの経過時間により始期と終期とが定義される、時間帯を示す情報であってもよい。即ち、加熱プロファイルでは、ひとつ以上の時間帯の各々において到達するべき目標温度が設定されていてもよい。その場合、制御部116は、時間経過に応じて、目標温度を切り替える。即ち、制御部116は、加熱プロファイルに基づく加熱を開始してからの経過時間に対応する目標温度に基づいて、加熱部121の温度制御を行う。これにより、加熱プロファイルに規定された目標温度の推移と同様に、加熱部121の温度を推移させることが可能となる。
加熱プロファイルの一例を、下記の表1に示す。
制御部116が表1に示した加熱プロファイルに従い通常の温度制御を行った場合の、加熱部121の温度の推移について、図2を参照しながら説明する。図2は、表1に示した加熱プロファイルに基づき通常の温度制御を行った場合の加熱部121の温度の推移の一例を示すグラフである。本グラフの横軸は、時間(秒)である。本グラフの縦軸は、加熱部121の温度である。本グラフにおける線21は、加熱部121の温度の推移を示している。図2に示すように、加熱部121の温度は、加熱プロファイルにおいて規定された目標温度の推移と同様に推移している。
表1に示したように、加熱プロファイルは、最初に初期昇温期間を含む。初期昇温期間とは、加熱部121の温度が初期温度から上昇する期間である。初期温度とは、加熱開始前の加熱部121の温度である。図2に示すように、初期昇温期間では、加熱部121の温度は、加熱開始から25秒後に295℃に到達し、加熱開始から35秒後まで295℃に維持されている。これにより、スティック型基材150の温度が十分な量のエアロゾルが発生する温度に到達することが想定される。加熱開始後すぐに295℃まで一気に昇温されることで、予備加熱を早期に終え、パフ可能期間を早期に開始させることが可能となる。なお、図2では、初期昇温期間と予備加熱期間とが一致する例が示されているが、相違していてもよい。
表1に示したように、加熱プロファイルは、次に途中降温期間を含む。途中降温期間とは、加熱部121の温度が低下する期間である。図2に示すように、途中降温期間では、加熱部121の温度は、加熱開始から35秒後から45秒後にかけて、295℃から230℃に低下している。かかる期間において、加熱部121への給電が停止されてもよい。その場合であっても、加熱部121及びスティック型基材150の余熱により、十分な量のエアロゾルが生成される。ここで、加熱部121を高温のまま維持すると、スティック型基材150に含まれるエアロゾル源が急速に消費され、ユーザが味わう香味が強すぎてしまう等の香味の劣化が生じ得る。その点、途中降温期間を途中に設けることで、そのような香味の劣化を回避して、ユーザのパフ体験の質を向上させることが可能である。
表1に示したように、加熱プロファイルは、次に再昇温期間を含む。再昇温期間とは、加熱部121の温度が上昇する期間である。図2に示すように、再昇温期間では、加熱部121の温度は、加熱開始から45秒後から355秒後にかけて、230℃から240℃及び250℃を経て260℃まで、段階的に上昇している。加熱部121を降温させ続けると、スティック型基材150も降温するので、エアロゾルの生成量が低下し、ユーザが味わう香味が劣化してしまい得る。また、加熱プロファイルの後半に進むほど、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源の残量が低下するので、同一温度で加熱を継続してもエアロゾルの生成量が低下する傾向にある。その点、再度昇温させてエアロゾルの生成量を増加させることで、エアロゾル源の残量低下に伴うエアロゾルの生成量の低下を補うことができる。これにより、加熱セッションの後半においても、ユーザが味わう香味の劣化を防止することが可能となる。
表1に示したように、再昇温期間においては、目標温度が段階的に上昇してもよい。かかる構成によれば、加熱プロファイルの後半に進むほど進行するエアロゾル源の残量低下を、目標温度の段階的な上昇により適切に補うことが可能となる。
表1に示したように、加熱プロファイルは、最後に加熱終了期間を含む。加熱終了期間とは、再昇温期間の後の期間であって、加熱しない期間である。目標温度は、設定されていなくてもよい。図2に示すように、加熱部121の温度は、加熱開始から355秒後以降、低下している。加熱開始から355秒後に、加熱部121への給電が終了してもよい。その場合であっても、しばらくの間、加熱部121及びスティック型基材150の余熱により、十分な量のエアロゾルが生成される。図2に示した例では、加熱開始から365秒後に、パフ可能期間、即ち加熱セッションは終了する。
パフ可能期間が開始するタイミング及び終了するタイミングが、ユーザに通知されてもよい。さらに、パフ可能期間が終了するよりも所定時間前のタイミング(例えば、加熱部121への給電が終了するタイミング)が、ユーザに通知されてもよい。その場合、ユーザは、かかる通知を参考に、パフ可能期間においてパフを行うことができる。
(2)加熱期間/非加熱期間の切り替え
加熱条件は、上述した加熱プロファイルに加え、加熱期間と非加熱期間とを規定する情報を含んでいてもよい。かかる情報は、加熱プロファイルに基づく温度制御が行われる期間における、加熱期間と非加熱期間とを規定する。加熱期間とは、スティック型基材150を加熱する期間である。非加熱期間とは、スティック型基材150を加熱しない期間である。制御部116は、加熱期間と非加熱期間とを交互に切り替えながら、加熱部121の温度が目標温度まで上昇するよう、加熱部121への給電を制御する。かかる構成によれば、加熱期間における昇温と非加熱期間における降温とを交互に繰り返しながら、加熱プロファイルに規定された目標温度の推移と同様に、加熱部121の温度を推移させることが可能となる。
また、スティック型基材150を、短期な昇温と降温とを繰り返しながら加熱することができるので、スティック型基材150の急速な温度変化を防止することができる。従って、スティック型基材150の温度が急速に上昇又は下降することに伴う、香味の劣化を防止することが可能となる。
また、非加熱期間が設けられるので、非加熱期間が設けられない通常の温度制御と比較して、スティック型基材150の温度が高温になる時間を短縮することができる。これにより、エアロゾル源の消費が緩やかになるため、スティック型基材150の寿命を延ばすことが可能となる。なお、スティック型基材150の寿命とは、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源が枯渇するまでの期間、換言するとユーザが十分な香味を味わうことのできる期間を指す。
加熱期間と非加熱期間とを規定する情報は、加熱期間と非加熱期間とを切り替える基準を示す情報を含む。一例として、加熱期間と非加熱期間との切り替えが時間経過に応じて行われる場合、加熱期間と非加熱期間とを規定する情報は、加熱期間及び非加熱期間の各々の長さを示す情報を含んでいてもよい。他の一例として、加熱期間と非加熱期間との切り替えが加熱部121の温度に応じて行われる場合、加熱期間と非加熱期間とを規定する情報は、切り替えの基準となる加熱部121の温度を示す情報を含んでいてもよい。
制御部116は、加熱期間において、加熱部121への給電を実行する。かかる構成によれば、加熱期間において、加熱部121の温度を上昇させることが可能となる。
とりわけ、制御部116は、加熱期間において、加熱部121への給電の実行と加熱部121への給電の停止とを交互に切り替えながら実行してもよい。例えば、制御部116は、加熱期間において、PWM制御又はPFM制御等により細かく給電オン/オフを切り替えながら給電を行ってもよい。かかる構成によれば、加熱期間における過度に急速な昇温を防止することが可能となる。
制御部116は、非加熱期間の全体にわたって、加熱部121への給電を停止する。かかる構成によれば、非加熱期間においては給電が停止されるので、非加熱期間が設けられない通常の温度制御と比較して、消費電力を低減することが可能である。
加熱期間及び非加熱期間の各々の長さは、生成されたエアロゾルを吸引する動作をユーザが少なくとも1回行うためにかかる時間以上の長さである。たばこに関して言えば、1回のパフ動作にかかる時間が2秒程度であることが、非特許文献“Review of human smoking behaviour and recommendations for a new ISO standard for the machine smoking of cigarettes”,ISO/TR 17219:2013(en),[2021年3月17日検索],インターネット<URL:https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso:tr:17219:ed-1:v1:en>等において知られている。そこで、加熱期間及び非加熱期間の各々の長さは、2秒以上であってもよい。加熱期間及び非加熱期間の長さには上限が設けられていてもよい。一例として、加熱期間及び非加熱期間の長さの上限は30秒であってもよい。かかる構成によれば、パフ動作を行っている2秒のパフ期間と加熱期間及び非加熱期間との間には、少なくとも次の4パターンの関係のいずれかが成り立つ。4パターンの関係は、加熱期間にパフ期間が含まれるパターン、非加熱期間にパフ期間が含まれるパターン、パフ期間中に加熱期間から非加熱期間に切り替わるパターン、及びパフ期間中に非加熱期間から加熱期間に切り替わるパターンを含む。よって、ユーザは、これら4パターンにおけるそれぞれ異なる香味を味わうことが可能となる。
加熱期間及び非加熱期間は、加熱プロファイルのうち加熱部121の温度が上昇する期間において設定される。かかる構成によれば、スティック型基材150の温度を、短期的には上下させながら、全体としては緩やかに上昇させることが可能となる。よって、スティック型基材150の温度が過度に急速に上昇することに伴う、香味の劣化を防止することが可能となる。
具体的には、加熱期間及び非加熱期間は、再昇温期間において設定される。再昇温期間は、上述したように、加熱プロファイルの後半におけるエアロゾル源の残量低下を補うべく設定されている。この点、かかる構成によれば、エアロゾル源の残量低下に伴う香味の劣化の防止と、スティック型基材150の温度が過度に急速に上昇することに伴う香味の劣化の防止とを、両立させることが可能となる。
他方、再昇温期間以外においては、PWM制御又はPFM制御等の通常の温度制御が行われてもよい。かかる構成によれば、再昇温期間以外においては、再昇温期間と比較して加熱プロファイルに規定された目標温度の推移と加熱部121の温度の推移とをより一致させることが可能となる。この点について、図3を参照しながら説明する。
図3は、表1に示した加熱プロファイルに基づき、再昇温期間以外においては通常の温度制御を行い、再昇温期間においては加熱期間/非加熱期間の切り替えを含む温度制御を行った場合の、加熱部121の温度の推移の一例を示すグラフである。本グラフの横軸は、時間(秒)である。本グラフの縦軸は、加熱部121の温度である。本グラフにおける線21は、加熱部121の温度の推移を示している。図3に示すように、再昇温期間では、加熱期間と非加熱期間とが繰り返されるため、加熱部121の温度はピークにおいて目標温度まで上昇し、ピークの前後では目標温度を下回っている。他方、その他の期間では、とりわけ初期昇温期間における25秒~35秒の期間では、加熱部121の温度が目標温度を維持している。
以下、図4~図8を参照しながら、加熱部121の温度制御について具体的に説明する。図4~図8は、本実施形態に係る加熱期間/非加熱期間の切り替えを説明するための図である。これらの図では、再昇温期間における加熱部121の温度の推移を抜粋したグラフが示されている。グラフの横軸は、加熱セッションが開始されてからの経過時間(秒)である。グラフの縦軸は、加熱部121の温度である。線21Aは、加熱期間における加熱部121の温度の推移を示している。線21Bは、非加熱期間における加熱部121の温度の推移を示している。
図4に示した例では、制御部116は、10秒ごとに加熱期間と非加熱期間とを切り替えている。即ち、制御部116は、時間経過に応じて加熱期間と非加熱期間とを切り替えている。もちろん、加熱期間及び非加熱期間の長さは10秒に限定されない。また、加熱期間の長さと非加熱期間の長さとは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。かかる構成によれば、加熱期間と非加熱期間とを所定周期で切り替えることができるので、制御部116の処理負荷を軽減することができる。なお、図4に示した例では、加熱期間の終期において加熱部121の温度が目標温度まで上昇している。
図5に示した例では、加熱期間が15秒であり、非加熱期間が10秒である。加熱期間の途中で加熱部121の温度が目標温度まで上昇しており、その後加熱部121の温度は目標温度を維持している。このように、制御部116は、加熱期間において加熱部121の温度が目標温度まで上昇した場合、非加熱期間に切り替えるまで加熱部121の温度が目標温度を維持するよう制御してもよい。かかる構成によれば、外気温が高い等の事情で、想定よりも早く加熱部121の温度が上昇するような場合であっても、加熱部121の温度が目標温度を超えないようにすることができる。これにより、スティック型基材150が過度に高温になることに伴う、香味の劣化及び寿命の短縮を、防止することが可能となる。
図6に示した例では、制御部116は、10秒ごとに加熱期間と非加熱期間とを切り替えており、前半の加熱期間の終期においては加熱部121の温度が目標温度まで上昇していない。このように、制御部116は、加熱期間において加熱部121の温度が目標温度まで上昇しなかった場合でも、後続する非加熱期間において加熱部121への給電を停止する。かかる構成によれば、加熱期間と非加熱期間とを所定周期で切り替えることができるので、制御部116の処理負荷を軽減することができる。
制御部116は、加熱期間において加熱部121の温度が目標温度まで上昇しなかった場合、加熱期間において加熱部121の温度が目標温度まで上昇した場合と比較して、次の加熱期間における給電量が多くなるよう制御してもよい。図6に示した例では、制御部116は、前半の加熱期間の終期においては加熱部121の温度が目標温度まで上昇していないので、後半の加熱期間においては前半の加熱期間よりも多い給電量を給電している。これにより、後半の加熱期間における線21Aの傾きが急峻になっており、後半の加熱期間の終期において加熱部121の温度が目標温度まで上昇している。かかる構成によれば、外気温が低い等の事情で、想定よりも加熱部121の温度が上昇しにくいような場合であっても、加熱部121の温度を目標温度まで上昇させることが可能となる。
制御部116は、下限温度に基づいて、加熱部121の温度を制御してもよい。下限温度は、例えば加熱条件に含まれる。下限温度とは、加熱部121の温度の下限値である。例えば、加熱部121の温度が下限温度を下回ると、十分なエアロゾルが発生しない、又は十分な香味をユーザに送達することが困難になる。具体的には、制御部116は、下限温度まで加熱部121の温度が低下した場合に、非加熱期間から加熱期間に切り替える。かかる構成によれば、外気温が低い等の事情で、想定よりも加熱部121の温度が低下しやすいような場合であっても、加熱部121の温度が下限温度を下回らないようにすることができる。これにより、十分なエアロゾルが発生しない、又は十分な香味をユーザに送達することが困難になる、といった不都合の発生を抑制することができる。この点について、図7及び図8を参照しながら説明する。
図7に示した例では、制御部116は、20秒ごとに加熱期間と非加熱期間とを切り替えている。そして、いずれのタイミングにおいても、加熱部121の温度は下限温度を下回っていない。
図8に示した例では、加熱期間が20秒であり、非加熱期間が20秒であるものの、非加熱期間の途中で加熱部121の温度が下限温度まで低下している。そこで、制御部116は、非加熱期間を10秒で中断して加熱期間に切り替えている。ただし、本来の非加熱期間が終了するまでの10秒間、制御部116は、加熱部121の温度が下限温度を維持するよう制御している。このような制御により、本来の加熱期間よりも延びた加熱期間において、加熱部121の温度が過度に上昇することを防ぐことが可能となる。
加熱条件は、下限温度の推移を含んでいてもよい。例えば、下限温度は、目標温度よりも所定温度低い温度として、目標温度の推移と共に推移してもよい。加熱プロファイルの後半においては、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源の残量が低下している。そのため、加熱プロファイルの後半においては、加熱プロファイルの前半よりも高い温度で、十分なエアロゾルが発生しない、又は十分な香味をユーザに送達することが困難になり得る。この点、再昇温期間における目標温度の上昇に伴い下限温度を上昇させることで、このような不都合の発生を抑制することが可能となる。
以下、図9を参照しながら、本実施形態に係る温度制御処理の流れを説明する。
図9は、本実施形態に係る吸引装置100により実行される温度制御処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。本フローでは、表1に示した加熱プロファイルに基づいて加熱部121の動作が制御されるものとする。
図9に示すように、まず、吸引装置100は、加熱開始を指示するユーザ操作を受け付ける(ステップS102)。加熱開始を指示するユーザ操作の一例は、吸引装置100に設けられたボタンを押下する操作である。
次いで、吸引装置100は、初期昇温期間において給電を実行する(ステップS104)。例えば、制御部116は、295℃を目標温度とするPWM制御又はPFM制御に基づいて、加熱部121への給電を行う。
次に、吸引装置100は、途中降温期間において給電を停止する(ステップS106)。例えば、制御部116は、加熱開始から35秒経過したタイミングから、加熱開始から45秒経過するタイミングまで、加熱部121への給電を停止する。
次いで、吸引装置100は、再昇温期間において、加熱期間と非加熱期間とを切り替えながら給電を実行する(ステップS108)。例えば、制御部116は、時間経過、加熱部121の温度が目標温度まで上昇したか否か、又は加熱部121の温度が下限温度まで低下したか否か等の種々の基準に基づいて加熱期間と非加熱期間とを切り替えながら、加熱期間において給電を行う。
そして、吸引装置100は、給電を停止する(ステップS110)。例えば、制御部116は、加熱開始から355秒が経過したタイミングで、加熱部121への給電を停止する。
(3)パフを促す情報の通知
通知部113は、加熱セッションにおいて、ユーザにエアロゾルを吸引するよう促す情報、即ちパフを促す情報を通知する。一例として、通知部113は、発光、画像表示、振動、及び/又は音声出力により、パフを促す情報を通知する。ユーザは、かかる通知を参考にパフを行うことで、好適な香味を味わうことが可能となる。
通知部113は、加熱セッションにおいて、パフを促す情報を複数回通知する。ユーザは、かかる通知を参考にパフを行うことで、好適な香味を複数回にわたって味わうことが可能となる。
パフを促す情報を通知するタイミング(以下、通知タイミングとも称する)は、エアロゾルを吸引するのに適したタイミング(以下、パフに適したパフタイミングとも称する)に対応する。加熱セッションにおいて、パフに適したタイミングは複数存在する。そのため、通知部113は、複数のパフに適したタイミングの各々に対応する複数の通知タイミングの各々において、パフを促す情報を通知する。ユーザは、かかる通知を参考にパフを行うことで、好適な香味を複数回にわたって味わうことが可能となる。
通知タイミングは、パフに適したタイミングよりも前のタイミングであってもよい。例えば、通知タイミングは、パフに適したタイミングよりも数秒前のタイミングであってもよい。パフを促す情報が通知されてから、ユーザが当該通知を参考にパフを行うまでの間には、タイムラグがあると考えられる。この点、かかる構成によれば、当該タイムラグを考慮して事前にパフを促す情報を通知することができる。よって、ユーザはパフを促す情報の通知を受けてからパフを行うことで、自然とパフに適したタイミングにおいてパフを行うことが可能となる。これにより、ユーザは、好適な香味を味わうことが可能となる。
通知部113は、パフに適したタイミングより前からパフに適したタイミングにかけて、パフに適したタイミングが到来することを示す情報を通知してもよい。一例として、通知部113は、パフに適したタイミングが到来するまでの時間をカウントダウン形式で表示してもよい。かかる構成によれば、ユーザはパフに適したタイミングの到来を待ち受けることができるので、パフに適したタイミングでのパフを、容易に行うことが可能となる。
通知部113は、パフに適したタイミングと当該タイミングの前後とで異なる情報を通知してもよい。一例として、通知部113は、パフに適したタイミングの前後では赤色光を出力し、パフに適したタイミングでは緑色光を出力してもよい。かかる構成によれば、ユーザは、パフに適したタイミングとパフに適していないタイミングとを、それぞれ把握することが可能となる。
パフに適したタイミングは、少なくともパフ可能期間に含まれる。パフ可能期間においては、エアロゾルを吸引することが可能ではあるものの、パフに適したタイミングとそうでないタイミングとが混在し得る。この点で、パフに適したタイミングに対応する通知タイミングにおけるパフを促す情報の通知は、上述した、パフ可能期間が開始するタイミング及び終了するタイミングの通知とは異なる。パフに適したタイミングに対応する通知タイミングにおいてパフを促す情報を通知することで、パフ可能期間のうち特にパフに適したタイミングでパフを行うよう、ユーザに促すことが可能となる。
通知部113は、加熱期間及び非加熱期間が設定される期間に含まれるタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。再昇温期間において加熱期間及び非加熱期間が設定される場合、通知部113は、再昇温期間に含まれるタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、加熱期間及び非加熱期間が設定される期間に含まれるタイミングであってもよく、とりわけ再昇温期間に含まれるタイミングであってもよい。加熱期間においては加熱部121の温度が上昇し、非加熱期間においては加熱部121の温度が低下する。そのため、加熱期間及び非加熱期間が設定される期間においては、パフに適したタイミングとそうでないタイミングとが混在すると考えられる。この点、かかる構成によれば、パフに適したタイミングとそうでないタイミングとが混在する場合であっても、ユーザは好適な香味を味わうことが可能となる。
パフに適したタイミングの一例は、加熱期間から非加熱期間に切り替わるタイミングである。加熱期間から非加熱期間に切り替わるタイミングは、典型的には、加熱部121の温度がピークをとるタイミングとなる。加熱部121の温度がピークをとるタイミングでは、エアロゾルの生成量もピークを迎えると考えられる。よって、ユーザは、通知を参考にパフを行うことで、香味を存分に味わうことが可能となる。
パフに適したタイミングの一例は、加熱部121の温度が目標温度に達したタイミングである。その場合、ユーザは、通知を参考にパフを行うことで、加熱プロファイルにより設計された通りの最適な香味を味わうことが可能となる。
以下、図10及び図11を参照しながら、再昇温期間におけるパフを促す情報の通知について具体的に説明する。図10及び図11は、本実施形態におけるパフを促す情報の通知を説明するための図である。これらの図では、再昇温期間における加熱部121の温度の推移を抜粋したグラフが示されている。グラフの横軸は、加熱セッションが開始されてからの経過時間(秒)である。グラフの縦軸は、加熱部121の温度である。線21Aは、加熱期間における加熱部121の温度の推移を示している。線21Bは、非加熱期間における加熱部121の温度の推移を示している。ポイント22は、通知タイミングを示している。
通知部113は、加熱期間に含まれるタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、加熱期間に含まれるタイミングであってもよい。図10及び図11に示すように、通知タイミングを示すポイント22は、加熱期間に含まれる。他方、パフに適したタイミングは、加熱期間(加熱部121の温度が上昇又は維持される期間)から非加熱期間(加熱部121の温度が低下する期間)に切り替わるタイミングである。図10及び図11に示すように、通知タイミングを示すポイント22は、パフに適したタイミングよりも、上述したタイムラグの分だけ前のタイミングである。よって、ユーザは、ポイント22におけるパフを促す情報の通知を参考に、パフに適したタイミングにおいてパフを行うことが可能となる。また、仮に通知タイミングからパフに適したタイミングまでの間にパフが行われたとしても、少なくとも加熱期間中にパフが行われることになるから、パフに伴う加熱部121の温度低下を軽減して、香味の劣化を防止することが可能となる。
通知部113は、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから所定時間後のタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから所定時間後のタイミングであってもよい。図10に示すように、加熱期間が10秒である場合、通知部113は、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから8秒経過後のタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。かかる構成によれば、通知タイミングを、パフに適したタイミングよりも上述したタイムラグの分だけ前にすることができるので、ユーザはパフを促す情報の通知を参考に好適な香味を味わうことが可能となる。ここで、上記所定時間は、加熱期間の長さに基づいて設定される。所定時間の長さは、加熱期間の長さの2/3等、加熱期間の長さの半分以上の長さとして設定されることが望ましい。加熱期間の後半では、加熱部121の温度が十分に上昇していると考えられるためである。かかる構成によれば、仮に通知タイミングからパフに適したタイミングまでの間にパフが行われたとしても、加熱期間の中でも加熱部121の温度が比較的高いタイミングでパフが行われることになるから、ユーザは好適な香味を味わうことが可能となる。
通知部113は、加熱セッションが開始されてから所定時間が経過したタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、加熱セッションが開始されてから所定時間が経過したタイミングであってもよい。上記所定時間は、加熱期間に含まれるタイミングであることが想定される時間として設定される。さらには、上記所定時間は、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから所定時間後のタイミングであることが想定される時間として設定されることが望ましい。図10に示すように、通知部113は、加熱セッションが開始されてから120秒経過したタイミング、及び140秒が経過したタイミングの各々を示す情報を、パフを促す情報として通知してもよい。これらのタイミングは、加熱期間に含まれ、且つ、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから8秒後のタイミングである。かかる構成によれば、上述したように、ユーザは、パフを促す情報の通知を参考にパフを行うことで、好適な香味を味わうことが可能となる。
通知部113は、加熱部121の温度が所定温度まで上昇したタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、加熱部121の温度が所定温度まで上昇したタイミングであってもよい。上記所定温度は、十分な量のエアロゾルが生成されると想定される温度である。かかる構成によれば、ユーザは当該通知を参考にパフを行うことで、十分な量のエアロゾルを吸引することが可能となる。
上記所定温度は、目標温度に基づいて設定されてもよい。一例として、図10に示すように、所定温度は、目標温度マイナス5℃等として設定されてもよい。目標温度が250℃である場合、通知部113は、加熱期間において加熱部121の温度が245℃まで上昇したタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。かかる構成によれば、通知タイミングに係る所定温度を、目標温度の推移に応じて推移させることができる。上述したように、再昇温期間においては、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源の残量の低下を補うべく、目標温度が段階的に上昇する。この点、所定温度を目標温度の上昇に追随させることで、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源の残量の低下を補うことが可能なタイミングで、パフを促すことができる。即ち、かかる構成によれば、スティック型基材150に含有されたエアロゾル源の残量の低下を加味しても十分な量のエアロゾルが生成されると想定される温度まで上昇したタイミングで、ユーザにパフを促すことが可能となる。
通知部113は、加熱部121の温度の上昇が止まったタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。即ち、通知タイミングは、加熱部121の温度の上昇が止まったタイミングであってもよい。図11に示すように、加熱期間の途中で加熱部121の温度が目標温度まで上昇した場合、加熱期間が終了するまで加熱部121の温度が目標温度を維持するよう温度制御され得る。この場合、通知部113は、加熱部121の温度が目標温度まで上昇したタイミングで、パフを促す情報を通知してもよい。かかる構成によれば、通知タイミング以降パフに適したタイミングが継続するので、ユーザは通知を参考にパフを行うことで好適な香味を味わうことが可能となる。
制御部116は、複数の使用可能な加熱プロファイルから使用する加熱プロファイルを切り替え可能であってもよい。例えば、記憶部114は、複数の使用可能な加熱プロファイルを記憶する。制御部116は、記憶部114に記憶された複数の使用可能な加熱プロファイルから使用する加熱プロファイルを選択する。一例として、どの加熱プロファイルを使用するかは、ユーザにより設定されてもよい。
通知部113は、使用される加熱プロファイルによって異なるタイミングでパフを促す情報を通知してもよい。加熱プロファイルが異なれば、パフに適したタイミングも異なり得る。この点、かかる構成によれば、加熱プロファイルによって異なり得る、パフに適したタイミングでパフを行うよう、ユーザに促すことが可能となる。
以下、図12を参照しながら、本実施形態に係るパフを促す情報の通知処理の流れを説明する。
図12は、本実施形態に係る吸引装置100により実行されるパフを促す情報の通知処理の流れの一例を示すフローチャートである。本フローに係る処理は、例えば、図9に示したステップS108に係る処理が実行されている間に、実行される。
図12に示すように、まず、制御部116は、通知タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS202)。通知タイミングの一例は、加熱期間に含まれるタイミングである。通知タイミングの他の一例は、非加熱期間から加熱期間に切り替えたタイミングから所定時間後のタイミングである。通知タイミングの他の一例は、加熱セッションが開始されてから所定時間が経過したタイミングである。通知タイミングの他の一例は、加熱部121の温度が目標温度に基づいて設定される所定温度まで上昇したタイミングである。通知タイミングの他の一例は、加熱部121の温度の上昇が止まったタイミングである。
通知タイミングが到来していないと判定された場合(ステップS202:NO)、制御部116は、通知タイミングが到来するまで待機する。
通知タイミングが到来したと判定された場合(ステップS202:YES)、制御部116は、パフを促す情報を通知するよう、通知部113を制御する(ステップS204)。
その後、制御部116は、加熱セッションを終了するか否かを判定する(ステップS206)。例えば、制御部116は、加熱セッションが開始されてから所定時間が経過した場合に、加熱セッションを終了すると判定する。
加熱セッションを終了しないと判定された場合(ステップS206:NO)、処理は再度ステップS202に戻る。
一方で、加熱セッションを終了すると判定された場合(ステップS206:YES)、処理は終了する。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
(1)第1の補足
上記実施形態では、時間経過に応じて加熱期間から非加熱期間に切り替える例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、制御部116は、加熱部121の温度が目標温度まで上昇した場合に、加熱期間から非加熱期間に切り替えてもよい。かかる構成によれば、加熱期間において加熱部121の温度を目標温度まで確実に上昇させることが可能となる。その後、制御部116は、時間経過に応じて非加熱期間から加熱期間に切り替えてもよい。
また、加熱期間と非加熱期間の長さは、上記説明した例に限定されない。加熱期間と非加熱期間の長さは同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、加熱期間が10秒であり、非加熱期間が5秒である等、加熱期間の方が非加熱期間よりも長くてもよい。この場合、加熱部121の温度を段階的に上昇させることが可能となる。例えば、表1に示した加熱プロファイルの例における、加熱開始からの110秒後、180秒後及び260秒後の目標温度が切り替わるタイミングにおいて、加熱期間を非加熱期間よりも長くすることが望ましい。その場合、加熱部121の温度を、切り替え後の目標温度まで早期に上昇させることが可能となる。
また、加熱期間と非加熱期間の長さは拡縮されてもよい。例えば、加熱期間は10+α秒であり、非加熱期間は10秒であり、αは加熱プロファイルの後半になるにつれて大きくなってもよい。かかる構成によれば、加熱プロファイルの後半に進むほど、加熱部121の温度を上昇させやすくすることが可能となる。
(2)第2の補足
上記実施形態では、時間経過に応じて目標温度が切り替えられる例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。
一例として、制御部116は、加熱部121の温度が目標温度に到達した回数に基づいて、目標温度を切り替えてもよい。例えば、制御部116は、再昇温期間において、目標温度に3回到達する度に、目標温度を切り替える。かかる回数は、目標温度ごとに異なっていてもよいし、同一であってもよい。この場合、加熱プロファイルにおける、目標温度に基づいて温度制御すべきタイミングを示す情報は、加熱を開始してから加熱部121の温度が目標温度に到達した回数により定義される。
かかる構成によれば、外気温が低い等の事情で、想定よりも加熱部121の温度が上昇しにくいような場合でも、目標温度まで上昇した回数が規定回数に達した後に目標温度を切り替えることができる。よって、外気温等の環境に適した加熱を実現することが可能となる。
他の一例として、制御部116は、加熱期間及び非加熱期間を切り替えた回数に基づいて、目標温度を切り替えてもよい。例えば、制御部116は、再昇温期間において、加熱期間及び非加熱期間のセットを3回繰り返す度に、目標温度を切り替える。かかる回数は、目標温度ごとに異なっていてもよいし、同一であってもよい。この場合、加熱プロファイルにおける、目標温度に基づいて温度制御すべきタイミングを示す情報は、加熱期間及び非加熱期間を切り替えた回数により定義される。
かかる構成によれば、目標温度を切り替えるタイミングを、加熱期間と非加熱期間とを切り替えるタイミングに合わせることができるので、温度制御を簡易にすることができる。
ここで、制御部116は、目標温度を切り替える基準とする、加熱部121の温度が目標温度まで上昇した回数、又は加熱期間及び非加熱期間を切り替えた回数を、制御してもよい。加熱部121の温度が目標温度まで上昇した回数、及び加熱期間及び非加熱期間を切り替えた回数を、以下ではまとめてピークの数とも称する。加熱部121の温度が目標温度まで上昇したタイミング、及び加熱期間から非加熱期間に切り替えたタイミングで、加熱部121の温度変化にピークが現れるためである。
一例として、制御部116は、目標温度を切り替える基準となるピークの数を、段階的に減少させてもよい。例えば、表1に示した加熱プロファイルに関して言えば、制御部116は、目標温度230℃においてピークが4回現れた場合に目標温度を240℃に切り替えてもよい。次いで、制御部116は、目標温度240℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を250℃に切り替えてもよい。そして、制御部116は、目標温度250℃においてピークが2回現れた場合に目標温度を260℃に切り替えてもよい。かかる構成によれば、加熱部121が高温になる回数、即ちスティック型基材150が高温になる回数を少なくすることができる。そのため、エアロゾル源の減少が緩和されるので、スティック型基材150の寿命を延ばすことが可能となる。
他の一例として、制御部116は、目標温度を切り替える基準となるピークの数を、段階的に増加させてもよい。例えば、表1に示した加熱プロファイルに関して言えば、制御部116は、目標温度230℃においてピークが2回現れた場合に目標温度を240℃に切り替えてもよい。次いで、制御部116は、目標温度240℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を250℃に切り替えてもよい。そして、制御部116は、目標温度250℃においてピークが4回現れた場合に目標温度を260℃に切り替えてもよい。かかる構成によれば、加熱部121が高温になる回数、即ちスティック型基材150が高温になる回数を多くすることができる。そのため、加熱プロファイルの後半に進むほど、1回のパフ当たりにユーザに送達される香味の量を多くして、1回のパフ当たりの満足感を向上させることが可能となる。
他の一例として、制御部116は、目標温度を切り替える基準となるピークの数を、同一にしてもよい。例えば、表1に示した加熱プロファイルに関して言えば、制御部116は、目標温度230℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を240℃に切り替えてもよい。次いで、制御部116は、目標温度240℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を250℃に切り替えてもよい。そして、制御部116は、目標温度250℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を260℃に切り替えてもよい。かかる構成によれば、スティック型基材150の寿命の延長と、1回のパフ当たりの満足感の向上を、両立させることが可能となる。
他の一例として、制御部116は、目標温度を切り替える基準となるピークの数を、ランダムにしてもよい。例えば、表1に示した加熱プロファイルに関して言えば、制御部116は、目標温度230℃においてピークが3回現れた場合に目標温度を240℃に切り替えてもよい。次いで、制御部116は、目標温度240℃においてピークが4回現れた場合に目標温度を250℃に切り替えてもよい。そして、制御部116は、目標温度250℃においてピークが2回現れた場合に目標温度を260℃に切り替えてもよい。かかる構成によれば、ユーザは、ランダムな香味を味わうことができる。
なお、目標温度を切り替える基準となるピークの数は、ユーザにより設定されてもよい。その場合、ユーザは自身が好む香味を味わうことが可能となる。
(3)第3の補足
再昇温期間における目標温度の昇温幅は、任意に設定されてよい。
一例として、再昇温期間における目標温度の昇温幅は、同一であってもよい。例えば、表1に示した例のように、再昇温期間における目標温度は、最初は230℃、次に240℃、次に250℃、最後に260℃に、設定されてもよい。この場合、昇温幅は常に10℃である。かかる構成によれば、加熱部121の温度が緩やかに上昇するので、スティック型基材150の寿命を延ばすことが可能となる。
他の一例として、再昇温期間における目標温度の昇温幅は、段階的に増加してもよい。例えば、再昇温期間における目標温度は、最初は230℃、次に240℃、次に255℃、最後に275℃に、設定されてもよい。この場合、昇温幅は10℃、15℃、20℃と段階的に増加している。かかる構成によれば、加熱プロファイルの後半に進むほど、1回のパフ当たりにユーザに送達される香味の量を多くして、1回のパフ当たりの満足感を向上させることが可能となる。
(4)その他
上記実施形態では、再昇温期間においてパフを促す情報を通知する例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。通知部113は、初期昇温期間又は途中降温期間においてパフを促す情報を通知してもよい。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、本明細書において説明した各装置を制御するコンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
なお、以下のような構成も本発明の技術的範囲に属する。
(1)
電力を蓄積及び供給する電源部と、
エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
加熱条件に基づいて前記電源部から前記加熱部への給電を制御する制御部と、
を備え、
前記加熱条件は、前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含み、
前記制御部は、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記加熱部への給電を制御する、
吸引装置。
(2)
前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電を実行する、
前記(1)に記載の吸引装置。
(3)
前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電の実行と前記加熱部への給電の停止とを交互に切り替えながら実行する、
前記(2)に記載の吸引装置。
(4)
前記制御部は、前記非加熱期間の全体にわたって、前記加熱部への給電を停止する、
前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(5)
前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが少なくとも1回行うためにかかる時間以上の長さである、
前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(6)
前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、2秒以上である、
前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(7)
前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記加熱プロファイルのうち前記加熱部の温度が上昇する期間において設定される、
前記(1)~(6)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(8)
前記加熱プロファイルは、
前記加熱部の温度が初期温度から上昇する期間である初期昇温期間、
前記初期昇温期間の後に前記加熱部の温度が低下する期間である途中降温期間、及び
前記途中降温期間の後に前記加熱部の温度が上昇する期間である再昇温期間を含み、
前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記再昇温期間において設定される、
前記(7)に記載の吸引装置。
(9)
前記制御部は、時間経過に応じて前記加熱期間と前記非加熱期間とを切り替える、
前記(1)~(8)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(10)
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合、前記非加熱期間に切り替えるまで前記加熱部の温度が前記目標温度を維持するよう制御する、
前記(9)に記載の吸引装置。
(11)
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合でも、後続する前記非加熱期間において前記加熱部への給電を停止する、
前記(9)又は(10)に記載の吸引装置。
(12)
前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合と比較して、次の前記加熱期間における給電量が多くなるよう制御する、
前記(9)~(11)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(13)
前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合に、前記加熱期間から前記非加熱期間に切り替える、
前記(1)~(8)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(14)
前記制御部は、前記加熱部の温度の下限値である下限温度まで前記加熱部の温度が低下した場合に、前記非加熱期間から前記加熱期間に切り替える、
前記(1)~(13)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(15)
前記加熱条件は、前記下限温度の推移をさらに含む、
前記(14)に記載の吸引装置。
(16)
前記制御部は、時間経過に応じて、前記目標温度を切り替える、
前記(1)~(15)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(17)
前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数に基づいて、前記目標温度を切り替える、
前記(1)~(15)のいずれか一項に記載の吸引装置。
(18)
前記制御部は、前記目標温度を切り替える基準とする、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数を、制御する、
前記(17)に記載の吸引装置。
(19)
電力を蓄積及び供給する電源部と、エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御する制御方法であって、
前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御すること、
を含む制御方法。
(20)
電力を蓄積及び供給する電源部と、エアロゾル源を含む基材を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御するコンピュータに、
前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記基材を加熱する期間である加熱期間と前記基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御すること、
を実行させるためのプログラム。
100 吸引装置
111 電源部
112 センサ部
113 通知部
114 記憶部
115 通信部
116 制御部
121 加熱部
140 保持部
141 内部空間
142 開口
143 底部
144 断熱部
150 スティック型基材
151 基材部
152 吸口部

Claims (20)

  1. 電力を蓄積及び供給する電源部と、
    内部空間及び前記内部空間を外部に連通する開口を有し、前記開口から前記内部空間に挿入された、エアロゾル源を含む基材部と吸口部とを有するスティック型基材を、前記基材部の少なくとも一部が前記内部空間に収容され、前記吸口部の少なくとも一部が前記開口から突出した状態で保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記スティック型基材の前記基材部を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
    加熱条件に基づいて前記電源部から前記加熱部への給電を制御する制御部と、
    を備え、
    前記加熱条件は、前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記スティック型基材を加熱する期間である加熱期間と前記スティック型基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含み、
    前記制御部は、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記加熱部への給電を制御し、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが行う期間と前記加熱期間とが重複する期間において前記加熱部への給電を実行する、
    吸引装置。
  2. 前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電を実行する、
    請求項1に記載の吸引装置。
  3. 前記制御部は、前記加熱期間において、前記加熱部への給電の実行と前記加熱部への給電の停止とを交互に切り替えながら実行する、
    請求項2に記載の吸引装置。
  4. 前記制御部は、前記非加熱期間の全体にわたって、前記加熱部への給電を停止する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の吸引装置。
  5. 前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが少なくとも1回行うためにかかる時間以上の長さである、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の吸引装置。
  6. 前記加熱期間及び前記非加熱期間の各々の長さは、2秒以上である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の吸引装置。
  7. 前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記加熱プロファイルのうち前記加熱部の温度が上昇する期間において設定される、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の吸引装置。
  8. 前記加熱プロファイルは、
    前記加熱部の温度が初期温度から上昇する期間である初期昇温期間、
    前記初期昇温期間の後に前記加熱部の温度が低下する期間である途中降温期間、及び
    前記途中降温期間の後に前記加熱部の温度が上昇する期間である再昇温期間を含み、
    前記加熱期間及び前記非加熱期間は、前記再昇温期間において設定される、
    前記初期昇温期間においては、前記非加熱期間は設定されない、
    請求項7に記載の吸引装置。
  9. 前記制御部は、時間経過に応じて前記加熱期間と前記非加熱期間とを切り替える、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の吸引装置。
  10. 前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合、前記非加熱期間に切り替えるまで前記加熱部の温度が前記目標温度を維持するよう制御する、
    請求項9に記載の吸引装置。
  11. 前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合でも、後続する前記非加熱期間において前記加熱部への給電を停止する、
    請求項9又は10に記載の吸引装置。
  12. 前記制御部は、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇しなかった場合、前記加熱期間において前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合と比較して、次の前記加熱期間における給電量が多くなるよう制御する、
    請求項9~11のいずれか一項に記載の吸引装置。
  13. 前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した場合に、前記加熱期間から前記非加熱期間に切り替える、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の吸引装置。
  14. 前記制御部は、前記加熱部の温度の下限値である下限温度まで前記加熱部の温度が低下した場合に、前記非加熱期間から前記加熱期間に切り替える、
    請求項1~13のいずれか一項に記載の吸引装置。
  15. 前記加熱条件は、前記下限温度の推移をさらに含む、
    請求項14に記載の吸引装置。
  16. 前記制御部は、時間経過に応じて、前記目標温度を切り替える、
    請求項1~15のいずれか一項に記載の吸引装置。
  17. 前記制御部は、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数に基づいて、前記目標温度を切り替える、
    請求項1~15のいずれか一項に記載の吸引装置。
  18. 前記制御部は、前記目標温度を切り替える基準とする、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇した回数、又は前記加熱期間及び前記非加熱期間を切り替えた回数を、ユーザ指示に従い設定する、
    請求項17に記載の吸引装置。
  19. 電力を蓄積及び供給する電源部と、内部空間及び前記内部空間を外部に連通する開口を有し、前記開口から前記内部空間に挿入された、エアロゾル源を含む基材部と吸口部とを有するスティック型基材を、前記基材部の少なくとも一部が前記内部空間に収容され、前記吸口部の少なくとも一部が前記開口から突出した状態で保持する保持部と、前記保持部に保持された前記スティック型基材の前記基材部を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御する制御方法であって、
    前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記スティック型基材を加熱する期間である加熱期間と前記スティック型基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御し、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが行う期間と前記加熱期間とが重複する期間において前記加熱部への給電を実行すること、
    を含む制御方法。
  20. 電力を蓄積及び供給する電源部と、内部空間及び前記内部空間を外部に連通する開口を有し、前記開口から前記内部空間に挿入された、エアロゾル源を含む基材部と吸口部とを有するスティック型基材を、前記基材部の少なくとも一部が前記内部空間に収容され、前記吸口部の少なくとも一部が前記開口から突出した状態で保持する保持部と、前記保持部に保持された前記スティック型基材の前記基材部を加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、を備える吸引装置を制御するコンピュータに、
    前記加熱部の温度の目標値である目標温度の推移を規定する情報である加熱プロファイル、及び前記スティック型基材を加熱する期間である加熱期間と前記スティック型基材を加熱しない期間である非加熱期間とを規定する情報を含む加熱条件に基づいて、前記加熱期間と前記非加熱期間とを交互に切り替えながら、前記加熱部の温度が前記目標温度まで上昇するよう、前記電源部から前記加熱部への給電を制御し、生成された前記エアロゾルを吸引する動作をユーザが行う期間と前記加熱期間とが重複する期間において前記加熱部への給電を実行すること、
    を実行させるためのプログラム。
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