JP7749966B2 - 目標速度ベクトル表示システム、目標速度ベクトル表示方法、プログラム - Google Patents
目標速度ベクトル表示システム、目標速度ベクトル表示方法、プログラムInfo
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Description
目標12の速度(速度ベクトル15の大きさ)をvt、
目標12と送信機11を結んだ直線16に対して送信機11の速度ベクトル14がなす角度をθs、目標12の速度ベクトル15がなす角度をα、
音速をcとする。
…(1)
…(2)
で与えられる。逆に、目標12で反射された音波を送信機11で受ける場合、波源である目標12から送信機11への向きを正としてその向きの目標の速度成分をv1’、送信機11の速度成分をv2’とすると、目標12からの反射波を受信する送信機11での周波数fsは、
…(3)
与えられる。
…(4)
…(5)
…(6)
…(7)
であり、t=0でω0、t=Lでω0+μLまで直線状に増加し、この周波数変化は、繰り返し周期Lで繰りかえされる。
…(8)
…(9)
の複素共役の積Sr(t)Sr *(t-tA):
…(10)
を求める。
上式(10)のSr(t)Sr *(t-tA)の位相の時間に依存する項は、μ・η2tAtであり、積算信号は角周波数が|μ・η2tA|で一定の信号波形となる。このため、Sr(t)Sr *(t-tA)の周波数スペクトルから|μ・η2tA|=2πfとなる周波数fを求め、ドップラー係数ηを
…(11)
から求めている。
と受信信号波形Sr(t)の比の絶対値
R(t)=|S'r(t)/Sr(t)|
…(12)
を求め、送信波形の瞬時周波数を、時間微分波形と受信波形の比の絶対値R(t)に対して最小二乗法等でフィッティングしてドップラーシフトηを推定する構成が開示されている。
…(13)
…(14)
…(15)
…(16)
送信機11の目標12の向きに対する速度成分:v1=-vscosθs、
目標12の送信機11の向きに対する速度成分:v2=-vtcosα、
目標12の受信機10の向きに対する速度成分:v2’=vtcosβ(図1では、vtcosβ<0)、
受信機10の目標12の向きに対する速度成分:v3=vrcosθr(図1では、vrcosθr<0)、を代入すると、次式(17)となる。
…(17)
…(18)
…(19)
vtcosα=vtcosβ=m
という近似を行うことで、未知数を1つにしている。
…(20)
…(21)
vtcosα=vtcosβ=m
が意味するところを分析する。これは、
cosα=cosβ、
すなわち、図1において、送信機11と目標12を結ぶ直線16に対して目標12の速度ベクトル15のなす角度αと、受信機10と目標12を結ぶ直線17に対して目標12の速度ベクトル15のなす角度βとが等しい。したがって、2直線16、17のなす角Θ=0とするものである。この条件は、送信機11と受信機10の距離に比べて、目標12の距離が非常に大きいときのみ成り立つ。
…(22)
cosΘ=0.995
であり、十分1に近似できているように見えるが、Θ≒5.73degである。
すると、
cosα≒0.174、cosβ≒0.074
であり、
cosα≠cosβ
となる。
A=B=C=1kydとした場合、
cosΘ=0.5、すなわち、Θ=60degである。
α=80degならば、β=α+Θ=140deg。
cosα≒0.174、cosβ≒-0.766
であり、cosαとcosβは大きく異なってしまう。
α=80deg、β=140deg、vt=10kt
とすると、
m≒-2.97kt
であり、受信機10として期待するvtcosβ≒-7.66ktとは明白に異なる。
…(13)
…(23)
α=β-Θ
であるから、
…(24)
…(25)
前記複数の部分アレイ毎に、前記目標の移動に基づくドップラー係数を算出し、
前記複数の部分アレイ毎に算出された前記ドップラー係数に基づき、前記目標の速度ベクトルを求め表示装置に表示する、目標速度ベクトル表示方法が提供される。
より、
…(26)
…(27)
…(28)
を
…(29)
に代入することで求めることができる。なお、図7において、目標方位はθの補角であってもよい。
…(30)
…(31)
となる。
vtは、目標12の速度の大きさ、
αは、送信機11と目標12を結ぶ直線16と、目標12の速度ベクトル15のなす角度、
β1は、受信機10の第1の部分アレイ101-1と目標12を結ぶ直線17と目標12の速度ベクトル15のなす角度、
vsは送信機11の速度の大きさ、
θsは送信機11と目標12を結ぶ直線16と、送信機11の速度ベクトル14のなす角度、
vrは第1の部分アレイ101-1の速度の大きさ、
θr1は受信機10の第1の部分アレイ101-1と目標12を結ぶ直線17と、第1の部分アレイ101-1の速度ベクトル13-1のなす角度である。
α=β1-Θ (Θは、送信機11と目標12を結ぶ直線16と、受信機10と目標12を結ぶ直線17の交差角)から、cosα=cosβ1cosΘ+sinβ1sinΘを代入して変形し、目標12の2次元速度ベクトルの成分vtcosβ1、vtsinβ1を括り出すと、以下のようになる。
…(32)
…(33)
β2は、受信機10の第2の部分アレイ101-2と目標12を結ぶ直線19と目標12の速度ベクトル15のなす角度、
vrは第2の部分アレイ101-2の速度の大きさ、
θr2は受信機10の第2の部分アレイ101-2と目標12を結ぶ直線19と、第1の部分アレイ101-1の速度ベクトル13-2のなす角度である。
β2=β1-γ(γは、第1の部分アレイ101-1と目標12を結ぶ直線17と第2の部分アレイ101-2と目標12を結ぶ直線19の交差角)、
α=β1-Θから、
cosβ2=cosβ1cosγ+sinβ1sinγ、
cosα=cosβ1cosΘ+sinβ1sinΘを代入して変形し、目標12の2次元速度ベクトルの成分(x,y)=(vtcosβ1、vtsinβ1)を括り出すと以下のようになる。
…(34)
とおくと、
式(32)、式(34)より、以下の2元連立方程式
a11vtcosβ1+a12vtsinβ1=b1
a21vtcosβ1+a22vtsinβ1=b2
…(35)
から、目標12の2次元速度ベクトル15の成分vtcosβ1、vtsinβ1が求まる。
…(36)
とすると、式(35)は式(39)の行列形式で表すことができる。
…(39)
…(40)
…(41)
第1の部分アレイ101-1と目標12を結ぶ直線17と、第1の部分アレイ101-1の速度ベクトル13-1のなす角度θr1、
第2の部分アレイ101-2と目標12を結ぶ直線19と、第2の部分アレイ101-2の速度ベクトル13-2のなす角度θr2、
第1、第2の部分アレイ101-1、101-2の共通の速度vr、
送信機11と目標12とを結ぶ直線16と送信機11の速度ベクトル14のなす角度θs
を用いて、第1の部分アレイ101-1から目標12への方向を第1成分、これに垂直な(直交する)向きを第2成分とした目標12の2次元速度ベクトル→>vt=(vtcosβ1,vtsinβ1)を求めることができる。なお、音速cは予めその値を与えてもよいし、その場で計測してもよい。
…(42)
として求めることができる。
…(43)
が成り立つ。
…(44)
…(45)
…(46)
cosβ2=cosβ1cosγ+sinβ1sinγ、cosα=cosβ1cosΘ+sinβ1sinΘを代入して変形し、目標12の2次元速度ベクトルの成分vtcosβ1、vtsinβ1を括り出すと以下のようになる。
…(47)
…(48)
…(52)
から目標12の2次元速度ベクトル→vtが求まる。
…(53)
となる。
…(54)
となる。
…(55)
α=β1―Θ
から、式(55)は以下のように変形される。
…(56)
…(57)
とすると、式(54)、式(56)は次式(60)のように行列形式で表すことができる。
…(60)
…(61)
としてvtcosβ1とvtsinβ1を求めることができる。速度の大きさvtと角度β1が分かるということであるから、目標12の2次元速度ベクトル15が求まることになる。ここで、音速cはあらかじめ与えてもよいし、その場で計測してもよい。受信機10の速度ベクトル→vrは、船体に装着された速度センサで得てもよいし、GPS等で得られる位置情報から算出してもよい。
…(62)
として求めることができる。
…(63)
が成り立つ。
…(64)
…(65)
…(66)
α=β1-Θ
から、式(66)は以下のように変形される。
…(67)
…(68)
とすれば、
…(71)
であり、
…(72)
から目標12の2次元速度ベクトル→vtが求まる。
この時の特徴は、図11に示すように、送信機11と受信機10で速度ベクトルが異なるだけでなく、受信機10の部分アレイ間でも、速度ベクトルが異なる場合がある、ということである。
…(73)
となる。
…(74)
となる。
…(75)
となる。
α=β1-Θから、式(75)は以下のように変形される。
…(76)
…(77)
とすると、式(74)と式(76)は式(80)の行列形式で表すことができる。
…(81)
から、目標12の速度ベクトル→vt=(v_tcosβ1, v_tsinβ1)を求めることができる。ここで、音速cはあらかじめ与えてもよいし、その場で計測してもよい。vr1、vr2は船体に装着された自己位置・速度センサ109-1、109-2で得てもよいし、GPS等で得られる位置情報から算出してもよい。
…(82)
として求めることができる。
…(83)
を使うと、式(83)は以下のように変形される。
…(84)
…(85)
α=β1―Θ
を使うと、式(85)は以下のように変形される。
…(86)
…(87)
…(88)
…(89)
とすれば、
…(90)
であり
…(91)
から目標12の速度ベクトル→vtが求まる。
11 送信機
12 目標
13 受信機の速度ベクトル
13-1 第1の部分アレイの速度ベクトル
13-2 第2の部分アレイの速度ベクトル
14 送信機の速度ベクトル
15 目標の速度ベクトル
16 目標と送信機を結んだ直線
17 目標と受信機(部分アレイ1)を結んだ直線
18 送信機と受信機を結んだ直線
19 目標と受信機(部分アレイ2)を結んだ直線
20、21 受信機(部分アレイ1)の速度ベクトルと同じ向き
101-1 第1の部分アレイ(部分アレイ1)
101-2 第2の部分アレイ(部分アレイ2)
101-N 第Nの部分アレイ(部分アレイN)
102-1 第1のビーム生成器(ビーム生成器1)
102-2 第2のビーム生成器(ビーム生成器2)
102-N 第Nのビーム生成器(ビーム生成器N)
103-1 第1の受信処理装置(受信処理装置1)
103-2 第2の受信処理装置(受信処理装置2)
103-N 第Nの受信処理装置(受信処理装置N)
104-1 第1のドップラー係数推定器(ドップラー係数推定器1)
104-2 第2のドップラー係数推定器(ドップラー係数推定器2)
105-1 第1の方位推定器(方位推定器1)
105-2 第2の方位推定器(方位推定器2)
106-1 第1の受信時間推定器(受信時間推定器1)
106-2 第2の受信時間推定器(受信時間推定器2)
107-1 第1の距離推定器(距離推定器1)
107-2 第2の距離推定器(距離推定器2)
108 送信処理装置
109 自己位置・速度センサ
109-1 第1の自己位置・速度センサ(自己位置・速度センサ1)
109-2 第2の自己位置・速度センサ(自己位置・速度センサ2)
110 速度ベクトル算出器
111 速度ベクトル表示装置
112 送信機位置・速度センサ
200 コンピュータ装置
201 プロセッサ
202 メモリ
203 表示装置
204 インタフェース
205 プログラム
Claims (9)
- 送信信号の送信源とは異なる位置の受信アレイで前記送信信号が目標で反射された信号を受信し前記目標の速度ベクトルを求め表示する目標速度ベクトル表示システムであって、
前記受信アレイを仮想的に分割した複数の部分アレイ毎に、前記目標の移動に基づくドップラー係数を求め、
前記複数の部分アレイ毎の前記ドップラー係数を用いて、前記目標の速度ベクトルを算出し、表示装置に表示する、目標速度ベクトル表示システム。 - 前記複数の部分アレイが、各々が前記受信アレイの一部を構成する少なくとも第1、第2の部分アレイを備え、
前記第1、第2の部分アレイに対応して設けられ、前記第1、第2の部分アレイで受信した各受信信号から、前記目標の移動に基づく第1、第2のドップラー係数をそれぞれ算出する第1、第2のドップラー係数算出手段と、
前記第1、第2のドップラー係数と、
信号速度と、
前記送信源から前記目標の向きに対する前記送信源の速度成分と、
前記目標から前記送信源の向きに対する前記目標の速度成分と、
前記第1、第2の部分アレイから前記目標の向きに対する前記第1、第2の部分アレイの速度成分と、
前記目標から前記第1、第2の部分アレイの向きに対する前記目標の速度成分と、
の間に成り立つ式又は該式の近似式から導出される連立方程式に基づき、前記目標の速度ベクトルを算出する速度ベクトル算出手段と、
前記目標の速度ベクトルを前記表示装置に表示する速度ベクトル表示手段と、
を備えた請求項1に記載の目標速度ベクトル表示システム。 - 前記速度ベクトル算出手段は、
前記目標の前記第1の部分アレイと前記目標を結ぶ直線上への射影を第1の成分とし、前記直線の向きと直交する向きへの射影を第2の成分とする前記目標の速度ベクトルを、前記連立方程式から、
前記第1、第2のドップラー係数と、
前記信号速度と、
前記送信源の速度ベクトルの前記送信源と前記目標とを結ぶ直線上への射影と、
前記第1、第2の部分アレイの速度ベクトルの前記第1、第2の部分アレイと前記目標を結ぶ直線上への射影と、
前記送信源と前記目標とを結ぶ直線と、前記第1の部分アレイと前記目標を結ぶ直線の交差角と、
前記第1の部分アレイと前記目標を結ぶ直線と、前記第2の部分アレイと前記目標を結ぶ直線の交差角と、に関する演算により算出する、請求項2に記載の目標速度ベクトル表示システム。 - 前記速度ベクトル算出手段は、前記複数の部分アレイのうち予め定められた部分アレイ対である前記第1、第2の部分アレイの組み合せについて、前記部分アレイ対の前記ドップラー係数から求めた前記目標の速度ベクトルを平均化したものを前記目標の速度ベクトルとする、請求項2又は3に記載の目標速度ベクトル表示システム。
- 送信信号の送信源とは異なる位置の受信アレイで前記送信信号が目標で反射された信号を受信し前記目標の速度ベクトルを求め表示する目標速度ベクトル表示システムであって、
複数の受信機の受信アレイを一つの受信アレイとみなし、前記複数の受信機の受信アレイを複数の部分アレイとし、
前記複数の部分アレイ毎に、前記目標の移動に基づくドップラー係数を求め、
前記複数の部分アレイ毎の前記ドップラー係数を用いて、前記目標の速度ベクトルを算出し、表示装置に表示する、目標速度ベクトル表示システム。 - 送信信号の送信源とは異なる位置の受信アレイで前記送信信号が目標で反射された信号を受信し前記目標の速度ベクトルを求め表示する目標速度ベクトル表示方法であって、
前記受信アレイを仮想的に複数の部分アレイに分割し、
前記複数の部分アレイ毎に、前記目標の移動に基づくドップラー係数を求め、
前記複数の部分アレイ毎の前記ドップラー係数を用いて、前記目標の速度ベクトルを算出し、表示装置に表示する、目標速度ベクトル表示方法。 - 前記受信アレイの一部を構成する少なくとも第1、第2の部分アレイで受信した各受信信号から、前記目標の移動に基づく第1、第2のドップラー係数をそれぞれ算出し、
前記第1、第2のドップラー係数と、
信号速度と、
前記送信源から前記目標の向きに対する前記送信源の速度成分と、
前記目標から前記送信源の向きに対する前記目標の速度成分と、
前記第1、第2の部分アレイから前記目標の向きに対する前記第1、第2の部分アレイの速度成分と、
前記目標から前記第1、第2の部分アレイの向きに対する前記目標の速度成分と、
の間に成り立つ式又は該式の近似式から導出される連立方程式に基づき、前記目標の速度ベクトルを算出し、
前記目標の速度ベクトルを前記表示装置に表示する、請求項6に記載の目標速度ベクトル表示方法。 - 送信信号の送信源とは異なる位置の受信アレイで前記送信信号が目標で反射された信号を受信し前記目標の速度ベクトルを求め表示装置に表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記受信アレイを仮想的に分割した複数の部分アレイ毎に、前記目標の移動に基づくドップラー係数を求め、
前記複数の部分アレイ毎の前記ドップラー係数を用いて、前記目標の速度ベクトルを算出する処理を含む、プログラム。 - 前記受信アレイの一部を構成する少なくとも第1、第2の部分アレイで受信した各受信信号から、前記目標の移動に基づく第1、第2のドップラー係数をそれぞれ算出する処理と、
前記第1、第2のドップラー係数と、
信号速度と、
前記送信源から前記目標の向きに対する前記送信源の速度成分と、
前記目標から前記送信源の向きに対する前記目標の速度成分と、
前記第1、第2の部分アレイから前記目標の向きに対する前記第1、第2の部分アレイの速度成分と、
前記目標から前記第1、第2の部分アレイの向きに対する前記目標の速度成分と、
の間に成り立つ式又は該式の近似式から導出される連立方程式に基づき、前記目標の速度ベクトルを算出する処理と、
前記目標の速度ベクトルを前記表示装置に表示する処理と、
を前記コンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
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