JP7750249B2 - 光学フィルタ - Google Patents
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Description
すなわち本発明は、以下の構成を有する光学フィルタを提供する。
〔1〕基材と、
近赤外波長領域内の光の透過を制限する第1薄膜積層構造体および第2薄膜積層構造体と、
を備えた光学フィルタであって、
前記基材は、近赤外波長領域内の光を吸収する色素を含有する樹脂膜を含み、
前記第1薄膜積層構造体は少なくとも2つの誘電体多層膜を含み前記基材の一方の主面側に最外層として積層され、
前記第2薄膜積層構造体は少なくとも1つの誘電体多層膜を含み前記基材の他方の主面側に最外層として積層され、
前記第1薄膜積層構造体は、下記光学特性(i-1A)および(i-1B)を満たし、
前記第2薄膜積層構造体は、下記光学特性(i-2A)を満たす、
光学フィルタ。
(i-1A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける最大透過率が5%以上
(i-1B)入射角度40°での波長450nm~600nmにおける最大反射率が8%以下
(i-2A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均反射率が25%~60%
〔2〕前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-1)~(ii-3)をすべて満たす、〔1〕に記載の光学フィルタ。
(ii-1)入射角度0°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90%
(ii-2)入射角度30°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90%
(ii-3)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90%
〔3〕前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-4)をさらに満たす、〔1〕または〔2〕に記載の光学フィルタ。
(ii-4)入射角度30°での波長660nm~730nmにおける平均内部透過率が10%以下
〔4〕前記第2薄膜積層構造体は、前記樹脂膜表面に積層されている、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の光学フィルタ。
〔5〕前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-5)をさらに満たす、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の光学フィルタ。
(ii-5)入射角度0°における波長450~600nmの平均内部透過率が70%以上
〔6〕前記第2薄膜積層構造体は、TiO2とSiO2とが交互に積層された誘電体多層膜を有し、下記式に示す膜比率が0.50以上である、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の光学フィルタ。
膜比率(物理膜厚)=SiO2の総物理膜厚/(TiO2の総物理膜厚+SiO2の総物理膜厚)
〔7〕前記樹脂膜は、ポリイミド系樹脂を含む〔1〕ないし〔6〕のいずれかに記載の光学フィルタ。
〔8〕下記光学特性(iii-1)~(iii-5)をすべて満たす、〔1〕ないし〔7〕のいずれかに記載の光学フィルタ。
(iii-1)入射角度0°での波長400~600nmにおける平均透過率が70%以上
(iii-2)入射角度40°での波長450~600nmにおける平均反射率が5%以下
(iii-3)入射角度5°での波長450~600nmにおける平均反射率が3%以下
(iii-4)入射角度40°での波長700~900nmにおける最大透過率が15%以下
(iii-5)入射角度40°での波長1000~1100nmにおける平均透過率が5%以下
本明細書において、近赤外線吸収色素を「NIR色素」と略記することもある。
本明細書において、式(I)で示される化合物を化合物(I)という。他の式で表される化合物も同様である。化合物(I)からなる色素を色素(I)ともいい、他の色素についても同様である。また、式(I)で表される基を基(I)とも記し、他の式で表される基も同様である。
本明細書において、基材の透過率、色素が樹脂に含有される場合を含む樹脂膜の透過率は、「透過率」と記載されている場合も全て「内部透過率」である。一方、誘電体多層膜を有する光学フィルタの透過率は、実測透過率である。
光学特性は、紫外可視分光光度計を用いて測定できる。
本明細書において、数値範囲を表す「~」では、上下限を含む。
本発明の光学フィルタは、基材と、近赤外波長領域内の光の透過を制限する2つの薄膜積層構造体と、を備える。基材は近赤外波長領域内の光を吸収する色素を含有する樹脂膜を含む。第1薄膜積層構造体は少なくとも2つの誘電体多層膜を含み基材の一方の主面側に最外層として積層され、第2薄膜積層構造体は少なくとも1つの誘電体多層膜を含み基材の他方の主面側に最外層として積層される。すなわち本発明の光学フィルタは、少なくとも3つの誘電体多層膜を含む。第1薄膜積層構造体および第2薄膜積層構造体は、それぞれ後述する特定の光学特性を満たす。
本発明の光学フィルタは、近赤外波長領域内の光の透過を制限する第1薄膜積層構造体および第2薄膜積層構造体を有し、各薄膜積層構造体は、基材の両方の主面側に最外層としてそれぞれ積層される。
第1薄膜積層構造体は、下記光学特性(i-1A)および(i-1B)を満たす。
(i-1A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける最大透過率T850-950(40deg)MAXが5%以上
(i-1B)入射角度40°での波長450nm~600nmにおける最大反射率R450-600(40deg)MAXが8%以下
(i-1C)入射角度40°での波長1000nm~1100nmにおける平均反射率R1000-1100(40deg)AVEが95%以上
光学特性(i-1C)を満たすことで、近赤外光領域のうち特に1000nm~1100nmの光の遮蔽性に優れることを意味する。
第2薄膜積層構造体は下記光学特性(i-2A)を満たす。
(i-2A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均反射率R850-950(40deg)AVEが25%~60%
光学特性(i-2A)を満たすことで、第1薄膜積層構造体の光抜けにより遮断できなかった光を、第2薄膜積層構造体の反射特性により遮断できることを意味する。R850-950(40deg)AVEが25%以上であることで、第1薄膜積層構造体にて生じた光抜けを効果的に遮蔽でき、また、R850-950(40deg)AVEが60%以下であることで誘電体多層膜の物理膜厚が過度に厚くなることを抑制できる。R850-950(40deg)AVEは好ましくは30%~55%である。
(i-2B)入射角度0°での波長450nm~600nmにおける平均透過率T450-600(0deg)AVEが80%以上
光学特性(i-2B)を満たすことで、光学フィルタとして高い可視光透過率が得られることを意味する。T450-600(0deg)AVEは好ましくは90%以上である。
(i-2C)入射角度40°での波長1000nm~1100nmにおける平均反射率R1000-1100(40deg)AVEが25%~60%
光学特性(i-2C)を満たすことで、近赤外光領域のうち特に1000nm~1100nmの光の遮蔽性に優れることを意味する。
膜比率(物理膜厚)=SiO2の総物理膜厚/(TiO2の総物理膜厚+SiO2の総物理膜厚)
かかる構成により、第2薄膜積層構造体による波長850~950nmの反射特性、具体的には入射角度が40°における反射率が25~60%となる特性を得ることができる。膜比率は0.55以上であることがより好ましく、0.60~0.70がさらに好ましい。なお、物理膜厚は触針式表面形状測定器(Dektak150、株式会社アルバック社製)により測定できる。
さらに、第1薄膜積層構造体における合計積層数は、近赤外線の高い遮光性能を得る観点から好ましくは20~150、好ましくは20~50である。第2薄膜積層構造体における合計積層数は、量産性の観点から好ましくは50以下、より好ましくは20未満である。
第1薄膜積層構造体の物理膜厚としては所望の光学特性を得る観点から好ましくは3μm以上であり、また、光学フィルタの反りを抑制する観点から好ましくは15μm以下である。第2薄膜積層構造体の膜厚としては樹脂層のしわ発生を抑制する観点から好ましくは3μm未満であり、より好ましくは2.5μm未満である。
本発明の光学フィルタにおいて、基材は、近赤外波長領域内の光を吸収する色素(IR)および樹脂を含む樹脂膜を有する。色素(IR)の吸収特性により第1薄膜積層構造体で発生する近赤外波長領域における光抜けを遮断できる。また、色素(IR)の吸収特性により、多層膜の入射角依存性に起因する近赤外光領域の遮蔽性低下を色素によって補完できる。
(ii-1)入射角度0°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率T850-950(0deg)AVEが60~90%
(ii-2)入射角度30°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率T850-950(30deg)AVEが60~90%
(ii-3)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率T850-950(40deg)AVEが60~90%
T850-950(30deg)AVEはより好ましくは70~90%である。
T850-950(40deg)AVEはより好ましくは70~90%である。
(ii-4)入射角度30°での波長660nm~730nmにおける平均内部透過率T660-730(30deg)AVEが10%以下
波長660nm~730nmは近赤外光領域の中でも可視光領域との境界に近く、誘電体多層膜の入射角依存性により高入射角での反射特性の低下(斜入射シフト)が起こりやすい領域である。光学特性(ii-4)を満たすことで、誘電体多層膜で反射しきれなかった近赤外光を、色素の吸収特性により遮断できることを意味する。T660-730(30deg)AVEはより好ましくは20%以下である。
(ii-5)入射角度0°における波長450~600nmの平均内部透過率T450-600(0deg)AVEが70%以上
光学特性(ii-5)を満たすことで、樹脂膜は高い可視光透過性を有することを意味する。T450-600(0deg)AVEはより好ましくは60%以上である。
これらのなかでも、分光特性の観点からはスクアリリウム色素、シアニン色素が好ましく、耐久性の観点からはフタロシアニン色素が好ましい。
また、色素(IR)としては、1種類の化合物からなってもよく、2種以上の化合物を含んでもよい。
紫外光吸収色素としては、オキサゾール色素、メロシアニン色素、シアニン色素、ナフタルイミド色素、オキサジアゾール色素、オキサジン色素、オキサゾリジン色素、ナフタル酸色素、スチリル色素、アントラセン色素、環状カルボニル色素、トリアゾール色素等が挙げられる。この中でも、メロシアニン色素が特に好ましい。
基材が単層構造の場合、樹脂とNIR色素(IR)とを含む樹脂膜からなる樹脂基材が好ましい。
基材が複層構造の場合、支持体の少なくとも一方の主面にNIR色素(IR)を含有する樹脂膜を積層した複合基材が好ましい。このとき支持体は透明樹脂または透明性無機材料からなることが好ましい。
なかでも、色素の溶解性に優れる点、UV側の吸収が少ない点、ガラス転移点(Tg)が高い点、支持体や誘電体多層膜との密着性に優れる点から、ポリイミド樹脂が好ましい。
支持体に使用できるガラスとしては、フツリン酸塩系ガラスやリン酸塩系ガラス等に銅イオンを含む吸収型のガラス(近赤外線吸収ガラス)、ソーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等が挙げられる。
ガラスとしては、赤外光(特に900~1200nm)を吸収できる観点から、リン酸塩系ガラス、フツリン酸塩系ガラスが好ましい。なお、「リン酸塩系ガラス」は、ガラスの骨格の一部がSiO2で構成されるケイリン酸塩ガラスも含む。
基材が、支持体と、支持体の少なくとも一方の主面に積層した色素(IR)を含有する樹脂膜とを有する複層構造(複合基材)である場合、樹脂膜の厚さは、好ましくは0.3~20μmである。なお、光学フィルタが樹脂膜を2層以上有する場合は、各樹脂膜の総厚が上記範囲であることが好ましい。
また基材の厚さは、誘電体多層膜成膜時の反り低減、光学素子低背化の観点から、300μm以下が好ましく、基材が樹脂膜からなる樹脂基材である場合、好ましくは50~300μmであり、基材が支持体と樹脂膜を備える複合基材である場合、好ましくは50~300μmである。
上記構成の本発明の光学フィルタは、下記光学特性(iii-1)~(iii-5)をすべて満たすことが好ましい。
(iii-1)入射角度0°での波長400~600nmにおける平均透過率T400-600(0deg)AVEが70%以上
(iii-2)入射角度40°での波長450~600nmにおける平均反射率R450-600(40deg)AVEが5%以下
(iii-3)入射角度5°での波長450~600nmにおける平均反射率R450-600(5deg)AVEが3%以下
(iii-4)入射角度40°での波長700~900nmにおける最大透過率T700-900(40deg)MAXが15%以下
(iii-5)入射角度40°での波長1000~1100nmにおける平均透過率T1000-1100(40deg)AVEが5%以下
(iii-6)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける最大透過率T850-950(40deg)MAXが20%以下
光学特性(iii-6)を満たすことで、第1薄膜積層構造体において許容された光抜けが、光学フィルタでは遮断されていることを意味する。T850-950(40deg)MAXは好ましくは15%以下である。
各光学特性は、光学薄膜シミュレーションソフト(TFCalc、Software Spectra社製)を用いて検証した。また、本願では波長500nmにおける各膜の屈折率を代表値として使用しているが、屈折率の波長依存性を考慮してシミュレーションを行った。
なお、入射角度が特に明記されていない場合の光学特性は入射角0度(光学フィルタ主面に対し垂直方向)でシミュレーションした値である。
化合物1(シアニン化合物):Dyes and pigments 73(2007) 344-352に基づき合成した。
化合物2(スクアリリウム色素):米国特許出願公開第2014/0061505号明細書および国際公開第2014/088063号に基づき合成した。
化合物3(メロシアニン化合物):日本国特許第6504176号公報を参考に合成した。
ポリイミド樹脂(三菱ガス化学製C-3G30G)を10質量%の濃度で有機溶媒(シクロヘキサノン)に溶解した。
上記で調製したポリイミド樹脂の溶液に、樹脂100質量部に対し、化合物1を0.05質量部、化合物2を2.76質量部、化合物3を11.7質量部となるように添加し、50℃に加熱しながら2時間攪拌した。色素含有樹脂溶液を、スピンコートを用いてガラス基板(アルカリガラス、Schott製D263)に塗布し、十分に加熱乾燥して膜厚5μmの樹脂膜(塗工膜)を得た。
樹脂100質量部に対し、化合物1を0.44質量部、化合物2を2.76質量部、化合物3を11.7質量部となるように添加した以外は、例1-1と同様に、樹脂膜を得た。
内部透過率(%)=透過率/(100-反射率)*100
光学特性を後述の表1に示す。
なお、例1-1および例1-2は参考例である。
TiO2膜、SiO2膜、ZrO2膜を交互に積層させた、積層数および物理膜厚が異なる3種類の誘電体多層膜を複合し、薄膜積層構造体1-1を設計した。各積層数および物理膜厚を後述の表1に示す。
TiO2膜とSiO2膜を交互に積層させた、積層数および物理膜厚が異なる2種類の誘電体多層膜を複合し、薄膜積層構造体1-2を設計した。各積層数および物理膜厚を後述の表1に示す。
TiO2膜とSiO2膜の積層数および物理膜厚を後述の表1に示すものとした以外は、例2-2と同様にして、薄膜積層構造体1-3を設計した。
TiO2膜とSiO2膜の積層数および物理膜厚を後述の表1に示すものとした以外は、例2-2と同様にして、薄膜積層構造体1-4を設計した。
日本国特開2007-183525号公報の実施例4の記載を参照して、TiO2膜と、La2O3およびAl2O3膜とを交互に積層させた誘電体多層膜からなる薄膜積層構造体1-5を設計した。各積層数を後述の表1に示す。
TiO2膜とSiO2膜を交互に積層させた誘電体多層膜からなる薄膜積層構造体2-1を設計した。積層数および物理膜厚を後述の表1に示す。
日本国特開2007-183525号公報の実施例4の記載を参照して、TiO2膜とSiO2膜を交互に積層させた誘電体多層膜からなる薄膜積層構造体2-1を設計した。積層数を後述の表1に示す。
また、薄膜積層構造体1-4、1-5および薄膜積層構造体2-1、2-2の分光透過率曲線と分光反射率曲線を、それぞれ図4~11に示す。
なお、例2-1~例2-7は参考例である。
ガラス基板(アルカリガラス、Schott製D263)の一方の主面に例1-1の樹脂膜、および薄膜積層構造体2-1を積層し、他方の主面に薄膜積層構造体1-1を積層し、光学フィルタを得た。
薄膜積層構造体1-1を薄膜積層構造体1-2に替えた点以外は例3-1と同様に光学フィルタを得た。
薄膜積層構造体1-1を薄膜積層構造体1-3に替えた点以外は例3-1と同様に光学フィルタを得た。
薄膜積層構造体1-1を薄膜積層構造体1-3に替え、例1-1の樹脂膜を例1-2の樹脂膜に替えた点以外は例3-1と同様に光学フィルタを得た。
薄膜積層構造体1-1を薄膜積層構造体1-4に替えた点以外は例3-1と同様に光学フィルタを得た。
日本国特開2007-183525号公報の実施例4の記載を参照して、ガラス基板の一方の主面に薄膜積層構造体2-2を積層し、他方の主面に薄膜積層構造体1-5を積層し、光学フィルタを得た。
また、光学フィルタ3-1~3-6の分光透過率曲線をそれぞれ図12~17に示す。
なお、例3-1~3-5は実施例であり、例3-6は比較例である。
しわ評価は、光学フィルタを160℃に設定した電気炉内に10分間入れて加熱し、のちに電気炉から取り出し、常温まで降温させた。次いで、光学フィルタの中央部を光学顕微鏡にて観察し、しわの有無を確認した。光学フィルタに目視で認識可能なしわがある場合は×、目視で認識可能なしわがない場合は〇とした。
結果を表1に示す。
一方、用いた多層膜が2種類で、色素を併用しなかった光学フィルタ3-6は、高入射角における可視光領域でリップルが発生し、また、高入射角において透過特性がシフトし近赤外光領域の遮蔽性低下が発生した。
Claims (7)
- 基材と、
近赤外波長領域内の光の透過を制限する第1薄膜積層構造体および第2薄膜積層構造体と、
を備えた光学フィルタであって、
前記基材は、近赤外波長領域内の光を吸収する色素を含有する樹脂膜を含み、
前記第1薄膜積層構造体は少なくとも2つの誘電体多層膜を含み前記基材の一方の主面側に最外層として積層され、
前記第2薄膜積層構造体は少なくとも1つの誘電体多層膜を含み前記基材の他方の主面側に最外層として積層され、
前記第1薄膜積層構造体は、下記光学特性(i-1A)および(i-1B)を満たし、
前記第2薄膜積層構造体は、下記光学特性(i-2A)を満たし、
前記第2薄膜積層構造体は、前記樹脂膜表面に積層されている、
光学フィルタ。
(i-1A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける最大透過率が5%以上
(i-1B)入射角度40°での波長450nm~600nmにおける最大反射率が8%以下
(i-2A)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均反射率が25%~60% - 前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-1)~(ii-3)をすべて満たす、請求項1に記載の光学フィルタ。
(ii-1)入射角度0°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90%
(ii-2)入射角度30°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90%
(ii-3)入射角度40°での波長850nm~950nmにおける平均内部透過率が60~90% - 前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-4)をさらに満たす、請求項1または請求項2に記載の光学フィルタ。
(ii-4)入射角度30°での波長660nm~730nmにおける平均内部透過率が10%以下 - 前記樹脂膜は、下記光学特性(ii-5)をさらに満たす、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(ii-5)入射角度0°における波長450~600nmの平均内部透過率が70%以上 - 前記第2薄膜積層構造体は、TiO2とSiO2とが交互に積層された誘電体多層膜を有し、下記式に示す膜比率が0.50以上である、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
膜比率(物理膜厚)=SiO2の総物理膜厚/(TiO2の総物理膜厚+SiO2の総物理膜厚) - 前記樹脂膜は、ポリイミド系樹脂を含む請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
- 下記光学特性(iii-1)~(iii-5)をすべて満たす、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の光学フィルタ。
(iii-1)入射角度0°での波長400~600nmにおける平均透過率が70%以上
(iii-2)入射角度40°での波長450~600nmにおける平均反射率が5%以下
(iii-3)入射角度5°での波長450~600nmにおける平均反射率が3%以下
(iii-4)入射角度40°での波長700~900nmにおける最大透過率が15%以下
(iii-5)入射角度40°での波長1000~1100nmにおける平均透過率が5%以下
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