はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、特段の釈明がない場合には、各図面に記載されたブロックはハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表す。各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
一実施形態に係るサーバ装置100は、記憶部101と、取得画像制御部102と、アルバム制作部103と、優遇処理実行部104と、を備える(図1参照)。記憶部101は、アルバム制作申込者の生体情報を記憶する(図2のステップS1)。取得画像制御部102は、少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信する(ステップS2)。取得画像制御部102は、記憶された生体情報と受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理を実行する(ステップS3)。取得画像制御部102は、照合処理により、受信した画像データにアルバム制作申込者が写っているか否か判定し、アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報(後述する申込者画像情報)を記憶する(ステップS4)。アルバム制作部103は、アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データからアルバムに採用する画像データをアルバム制作申込者が選択可能とし、アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作する(ステップS5)。優遇処理実行部104は、アルバムに採用された画像データを提供した撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う(ステップS6)。
サーバ装置100は、観光地の各所に設置された撮影端末(後述する、サイネージ20、カメラ装置30)が撮影した画像データからアルバム制作申込者が写る画像データを抽出し、当該抽出された画像データを申込者に提示する。サーバ装置100は、アルバム制作申込者が選択した画像データを撮影した撮影端末の設置者を優遇する処理を行う。例えば、サーバ装置100は、アルバム制作申込者が選択した画像データを撮影した撮影端末の設置者に対し、利用者から受け取ったアルバム制作料の全部又は一部を当該設置者に分配金として支払う。その結果、多くの利用者が選択する画像データを撮影する撮影端末を設置した事業者には、多くの分配金が支払われる。即ち、撮影端末の設置に協力した事業者には、写真がアルバムに採用された数に応じてインセンティブが与えられる。換言すれば、利用者にとって魅力的な写真を提供することは撮影端末を設置した事業者の利益に繋がる。事業者の利益に繋がれば、観光地の各事業者はよりよい写真が撮れる場所に撮影端末を設置するようになる。よりよい写真が撮影され、充実したアルバムが利用者に提供されれば、観光地の評判が上昇し当該地域の活性化に繋がる。このように、サーバ装置100は、地域経済活性化と観光地活性化の好循環を実現する。
以下に具体的な実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
[システムの構成]
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システム(アルバム制作システム)の概略構成の一例を示す図である。図3に示すように、情報処理システムには、サーバ装置10と、サイネージ20-1~20-4と、カメラ装置30-1~30-3と、が含まれる。
なお、以降の説明において、サイネージ20-1~20-4を区別する特段の理由がない場合には、単に「サイネージ20」と表記する。他の要素についても同様に、ハイフンより左側の符号に当該要素を代表して表記する。
第1の実施形態に係る情報処理システムは、観光地の活性化を目的として運用される。情報処理システムは、観光地を訪れた利用者(観光客)の満足度を向上させることで当該観光地の活性化を実現する。
より具体的には、情報処理システムは、観光地を訪れ、自転車等に乗って景勝地を巡るツアー(サイクリングツアー)に参加する観光客に「アルバム制作」に関するサービスを提供する。
サイクリングツアーに参加する利用者は、観光地に関係のある組織、事業者等にアルバムの制作を依頼できる。具体的には、利用者は、サイクリングツアーをスタートしてから、ゴールするまでの各所に設置された撮影ポイントで撮影された写真を題材にして電子アルバム(デジタルフォトアルバム)を作成するサービスの申し込みができる。
なお、観光地に関係のある組織、事業者として、観光組合、旅行会社、観光事業者等が例示される。利用者は、アルバムの制作申し込みを観光組合に対して行うこともできるし、旅行会社の契約窓口で行うこともできる。
上記撮影ポイントには、種々の場所が考えられる。例えば、サイクリングツアーのスタート地点、経路途中の景勝地(海岸、断崖絶壁、湖の畔等)、休憩所、お土産等を販売する小売店、上り坂等のサイクリングの難所、ゴール地点等が上記撮影ポイントとして例示される。
上記撮影ポイントの各所にサイネージ20やカメラ装置30が設置される。例えば、図3の例では、サイネージ20-1がスタート地点に設置され、サイネージ20-2がゴール地点に設置されている。また、湖の畔にはサイネージ20-3が設置され、小売店の脇にはサイネージ20-4が設置されている。さらに、サイクリングコースの各所にカメラ装置30が設置されている。
撮影ポイントに設置された各サイネージ20は、定期的又は所定のタイミングで予め定められた領域を撮影し、得られた画像データをサーバ装置10に送信する。同様に、撮影ポイントに設置されたカメラ装置30は、定期的又は所定のタイミングで予め定められた領域を撮影し、得られた画像データをサーバ装置10に送信する。
以降の説明において、サイネージ20及びカメラ装置30を総称して「撮影端末」と表記することもある。
ここで、上記撮影ポイントの撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)は、観光地で営業を行う事業者等の費用負担により設置される。より具体的には、観光地の活性化に賛同した事業者や観光資源を管理する事業者等により撮影端末が設置される。
例えば、サイネージ20-1は、スタート地点の近くで営業する小売店の負担により設置される。あるいは、サイクリングコースの各所に設置されるカメラ装置30は、観光地で営業する宿泊事業者(ホテル事業者)の負担により設置される。
サーバ装置10は、主に上記アルバムの制作に関する制御、管理を行う装置である。サーバ装置10は、観光組合等の建物と同じ建物に設置されていてもよいし、ネットワーク上(クラウド上)に設置されていてもよい。
図3に示す各装置は相互に接続されている。例えば、サーバ装置10と撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)は、有線又は無線の通信手段により接続され、相互に通信が可能となるように構成されている。なお、図3において、サーバ装置10と撮影端末を接続する接続線の一部に関し、図示を省略している。
図3に示す情報処理システムの構成は例示であって、その構成を限定する趣旨ではない。例えば、情報処理システムには、複数のサーバ装置10が含まれていてもよい。また、観光地(サイクリングコース)に設置されるサイネージ20やカメラ装置30の台数は、図3の構成に限定されないことは当然である。
[概略動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの概略動作について説明する。
<アルバム制作の申し込み>
はじめに、サイクリングツアーに参加する利用者は、観光地の観光組合等にアルバム制作に関する申し込みを行う。例えば、利用者は、端末40を操作して、サーバ装置10が提供するWEB(ウェブ)ページにアクセスする。
利用者は、当該WEBページにおいて、アルバムの制作に必要な情報をサーバ装置10に入力する(図4参照)。具体的には、利用者は、個人情報(氏名、性別、電話番号、メールアドレス、口座情報等)及び生体情報等をサーバ装置10に登録する。
なお、生体情報には、例えば、顔、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様(パターン)といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ(特徴量)が例示される。あるいは、生体情報は、顔画像、指紋画像等の画像データであってもよい。生体情報は、利用者の身体的特徴を情報として含むものであればよい。本願開示では、人の「顔」に関する生体情報(顔画像又は顔画像から生成された特徴量)を用いる場合について説明する。
また、図4に示すように、利用者は、アルバムの制作に関する要望事項(以下、アルバム制作情報と表記する)をサーバ装置10に入力する。例えば、利用者は、何枚の写真を使ってアルバムを制作するか等に関する情報をサーバ装置10に入力する。なお、アルバムに採用される写真の枚数に応じて料金が異なる。
サーバ装置10は、利用者から個人情報、生体情報、アルバム制作情報等を取得すると、当該利用者を識別するためのユーザIDを生成する。サーバ装置10は、生成したユーザID、個人情報、生体情報、アルバム制作情報等を対応付けて申込者情報データベースに記憶する。申込者情報データベースの詳細は後述する。
サーバ装置10は、利用者が入力した口座情報(銀行口座の情報、クレジットカード口座の情報)を用いてアルバム制作料の決済に成功すると、アルバム制作の申し込みが完了した旨を利用者に通知する。
なお、以降の説明において、アルバムの制作を申し込んだ利用者を「アルバム制作申込者」又は単に「申込者」と表記する。
<写真の収集>
サーバ装置10は、観光地(サイクリングコース)の各所に設置された撮影端末からアルバム制作のために用いられる写真(アルバムの素材、アルバムに採用する写真の候補)を収集する。
各撮影端末は、画像データを取得すると、当該取得した画像データと端末IDをサーバ装置10に送信する。なお、端末IDは、観光地の各所に設置された撮影端末を識別するためのIDである。端末IDには、撮影端末のMAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレスを用いることができる。
サーバ装置10は、撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)から取得した画像データから生体情報の抽出を行う。サーバ装置10は、当該抽出された生体情報(顔画像)と申込者情報データベースに登録された生体情報を用いた照合処理を行い、画像データに写るアルバム制作申込者を特定する。
サーバ装置10は、照合処理により特定された申込者と、当該申込者が写る画像データに関する情報(以下、申込者画像情報と表記する)と、を対応付けて申込者情報データベースに記憶する。申込者画像情報には、画像データを特定する画像ID、申込者が撮影された撮影ポイント、撮影日時等が含まれる。
サーバ装置10は、撮影端末から画像データを取得するたびに、上記処理を実行し、申込者が写る画像データを収集する。
このように、サーバ装置10は、観光地の各所に設置された撮影端末から取得する画像データのなかからアルバム制作を依頼した利用者が写る画像データを抽出する。より具体的には、サーバ装置10は、スタート地点からゴール地点までの間に撮影された画像データのなかからアルバム制作申込者が写る画像データを抽出する。
<アルバムの制作>
サーバ装置10は、利用者がサイクリングツアーを終了した等のタイミングで、アルバムのために収集した写真(画像データ)をアルバム制作申込者に提示する。例えば、サーバ装置10は、ゴール地点に設置されたサイネージ20-2が撮影した画像データに申込者が写っていれば、サイクリングツアーを終了したと判定し、当該申込者が写る写真を申込者に提示する。
例えば、サーバ装置10は、申込者が事前に登録したメールアドレス(端末40で受信可能なメールアドレス)に、上記アルバムの制作のために収集された写真を閲覧するためのWEBページのURL(Uniform Resource Locator)を送信する。
サーバ装置10は、申込者が上記URLのWEBページにアクセスすると、アルバムに載せる画像データを当該申込者が選択可能とするGUI(Graphical User Interface)を表示する。例えば、サーバ装置10は、図5に示すようなGUIを申込者の端末40に表示する。
サーバ装置10は、利用者が選択した画像データを使用し、アルバムを作成する。サーバ装置10は、作成したアルバムを利用者が所持する端末40に送信する。
このように、観光客(アルバム制作申込者)がゴール地点に到着すると、サーバ装置10は、利用者の端末40にサイクリングツアー中に撮影された画像データの一覧を表示する。申込者は、表示された一覧のなかからアルバムに使用する写真を選択する。サーバ装置10は、選択された写真を使ってアルバムを作成し、申込者に提出(納品)する。
<収益の分配>
アルバムを申込者に提出すると、サーバ装置10は、アルバム制作に関する事後処理を行う。具体的には、サーバ装置10は、アルバムに採用された画像データを提供した撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う。
上述のように、利用者は、アルバムの制作を申し込む際、アルバム制作料を観光組合等に支払う。観光組合等は、当該アルバム制作料の全部又は一部を、撮影端末の設置費用を負担した事業者に分配(還元)する。その際、観光組合(サーバ装置10)は、申込者が電子アルバムに採用した画像データを撮影した撮影端末の管理者、設置者を優遇するように分配金を支払う。
その結果、多くの利用者が選択する画像データを撮影する撮影端末を設置した事業者には、多くの分配金が支払われる。即ち、利用者にとって魅力的な写真を提供することは撮影端末を設置した事業者の利益に繋がる。事業者の利益に繋がれば、観光地の各事業者はよりよい写真が撮れる場所に撮影端末を設置したり、観光地のキャラクターとコラボレーションするような写真が撮れる撮影端末を設置したりする動機となる。よりよい写真が撮影され、充実したアルバムが利用者に提供されれば、観光地の評判が上昇し当該地域の活性化に繋がる。
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムに含まれる各装置の詳細について説明する。
[サイネージ]
図6は、第1の実施形態に係るサイネージ20の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図6を参照すると、サイネージ20は、通信制御部201と、メッセージ出力部202と、撮影制御部203と、記憶部204と、を備える。
通信制御部201は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部201は、サーバ装置10からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部201は、サーバ装置10に向けてデータを送信する。通信制御部201は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部201は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部201を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部201は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
メッセージ出力部202は、所定のメッセージを出力する手段である。メッセージ出力部202は、自装置が設置された場所(撮影ポイント)等に応じたメッセージを液晶ディスプレイ等に表示する。
例えば、サイクリングツアーのスタート地点に設置されたサイネージ20-1のメッセージ出力部202は、サイクリングツアーへの参加を歓迎するようなメッセージを出力する。あるいは、サイクリングツアーのゴール地点に設置されたサイネージ20-2のメッセージ出力部202は、サイクリングツアーの完走を労うようなメッセージを出力する。
撮影制御部203は、カメラ装置(サイネージ20が備えるカメラ装置;図示せず)を制御し、所定エリアを撮影する手段である。具体的には、撮影制御部203は、人感センサーの出力信号やカメラ装置から得られる画像データに基づいて、自装置の面前に人が存在することを検出する。人が検出されると、撮影制御部203は、撮影ポイントごとに定められたメッセージを液晶ディスプレイ等に表示しつつ、所定エリアを撮影する。
撮影制御部203は、上記所定エリアを撮影することで画像データを取得する。例えば、撮影制御部203は、図7に示すような表示を行い、画像データを取得する。なお、図7では、メッセージと併せて撮像された画像データが表示されている。
撮影制御部203は、取得した画像データと端末IDをサーバ装置10に送信する。
なお、端末IDは、サーバ装置10と各撮影端末の間において任意の方法によって共有される。例えば、システム管理者が端末IDを決定し当該決定された端末IDをサーバ装置10に設定する。また、システム管理者は、当該決定された端末IDを各撮影端末に設定する。
記憶部204は、サイネージ20の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[カメラ装置]
カメラ装置30に関する構成、動作に関する説明は省略する。カメラ装置30の構成、動作は当業者にとって明らかなためである。カメラ装置30は、定期的又は所定のタイミングで予め定められたエリアを撮影し、得られた画像データと端末IDをサーバ装置10に送信すればよい。
[端末]
端末40には、スマートフォン、携帯電話機、ゲーム機、タブレット等の携帯端末装置やコンピュータ(パーソナルコンピュータ、ノートパソコン)等が例示される。端末40は、利用者の操作を受け付け、サーバ装置10等と通信可能であれば任意の機器、デバイスとすることができる。また、端末40の構成等は当業者にとって明らかであるので、詳細な説明を省略する。
[サーバ装置]
図8は、第1の実施形態に係るサーバ装置10の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図8を参照すると、サーバ装置10は、通信制御部301と、申込制御部302と、取得画像制御部303と、アルバム制作部304と、優遇処理実行部305と、記憶部306と、を備える。
通信制御部301は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部301は、サイネージ20からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部301は、サイネージ20に向けてデータを送信する。通信制御部301は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部301は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部301を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部301は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
申込制御部302は、利用者からの電子アルバム制作申し込みに関する制御を行う手段である。例えば、利用者が端末40を操作して、サーバ装置10が提供するWEBページで「アルバム制作申し込み」を選択すると、申込制御部302は、図4に示すようなGUIを端末40に表示する。
アルバム制作申込者は、端末40を操作して、図4に示される情報を入力する。申込者は、情報入力を完了すると「決定」ボタンを押下し、個人情報(氏名、性別、年代、連絡先等)、生体情報(例えば、顔画像)、アルバム制作情報(例えば、アルバムに使用する写真の採用枚数)等をサーバ装置10に入力する。
申込制御部302は、顔画像を取得すると、当該顔画像から特徴量を生成する。
特徴量の生成処理に関しては既存の技術を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。例えば、申込制御部302は、顔画像から目、鼻、口等を特徴点として抽出する。その後、申込制御部302は、特徴点それぞれの位置や各特徴点間の距離を特徴量として計算し、複数の特徴量からなる特徴ベクトル(顔画像を特徴づけるベクトル情報)を生成する。
さらに、申込制御部302は、利用者から取得した口座情報を用いてアルバムの制作料に関する決済処理を行う。申込制御部302は、上記口座情報に記載されたクレジットカードの口座等にアルバム制作料の支払いを請求する。
申込制御部302は、申込者を識別するためのユーザIDを生成する。ユーザIDは、アルバム制作を依頼する利用者を一意に識別できる情報であればどのような情報であってもよい。例えば、申込制御部302は、アルバム制作の申し込みを受け付けるたびに一意な値を採番しユーザIDとしてもよい。
申込制御部302は、上記生成されたユーザID、生体情報(特徴量)、個人情報、アルバム制作情報等を対応付けて申込者情報データベースに記憶する(図9参照)。なお、図9に示す申込者情報データベースは例示であって、記憶する項目等を限定する趣旨ではない。
取得画像制御部303は、撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)から取得した画像に関する制御を行う手段である。
取得画像制御部303は、少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信し、事前に記憶された生体情報と受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理を実行する。取得画像制御部303は、照合処理により、受信した画像データにアルバム制作申込者が写っているか否か判定し、アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報を記憶する。
図10は、第1の実施形態に係る取得画像制御部303の動作の一例を示すフローチャートである。図10を参照しつつ、取得画像制御部303の動作を説明する。
取得画像制御部303は、撮影端末から画像データ及び端末IDを取得すると、当該画像データから顔画像の抽出を試みる(顔画像の抽出;ステップS101)。
なお、取得画像制御部303による顔画像の抽出処理には既存の技術を用いることができるので詳細な説明を省略する。例えば、取得画像制御部303は、CNN(Convolutional Neural Network)により学習された学習モデルを用いて、画像データの中から顔画像(顔領域)を抽出してもよい。あるいは、取得画像制御部303は、テンプレートマッチング等の手法を用いて顔画像を抽出してもよい。
画像データから顔画像が抽出できなければ(ステップS102、No分岐)、取得画像制御部303は、特段の処理を行わない。
画像データから顔画像が抽出できれば(ステップS102、Yes分岐)、取得画像制御部303は、画像データから抽出した生体情報と申込者情報データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理を行う(ステップS103)。
取得画像制御部303は、抽出した顔画像から特徴量を生成する。取得画像制御部303は、当該生成された特徴量を照合対象に設定し、申込者情報データベースに登録された特徴量との間で照合処理(1対N照合;Nは正の整数、以下同じ)を行う。
取得画像制御部303は、照合対象の特徴量と登録側の複数の特徴量それぞれとの間の類似度を計算する。当該類似度には、カイ二乗距離やユークリッド距離等を用いることができる。なお、距離が離れているほど類似度は低く、距離が近いほど類似度が高い。
取得画像制御部303は、申込者情報データベースに登録された複数の特徴量のうち、照合対象の特徴量との間の類似度が所定の値以上の特徴量が存在しなければ、照合処理に失敗したと判定する。
取得画像制御部303は、申込者情報データベースに登録された複数の特徴量のうち、照合対象の特徴量との間の類似度が所定の値以上の特徴量が存在すれば、照合処理に成功したと判定する。
照合処理に失敗すると(ステップS104、No分岐)、取得画像制御部303は、特段の処理を行わない。
照合処理に成功すると(ステップS104、Yes分岐)、取得画像制御部303は、類似度が最も大きいエントリに申込者画像情報を追加する(ステップS105)。具体的には、取得画像制御部303は、顔画像が抽出された画像データの画像ID、撮影端末から受信した端末IDに基づき導出される撮影ポイント、撮影日時等を「申込者画像情報」として照合処理により特定されたエントリに追加する。
なお、画像IDは、アルバム制作申込者が写る画像データを識別するIDである。取得画像制御部303は、画像IDと当該画像IDに対応する画像データの格納場所を対応付けて記憶する。
また、取得画像制御部303は、端末IDと撮影端末が設置された撮影ポイントの名称を対応付けて記憶するテーブル情報を参照し、端末IDに基づき撮影ポイントを取得する。
取得画像制御部303は、画像データに写る各人物について上記処理を繰り返す。例えば、1枚の画像データに複数のアルバム制作申込者が写っていれば、取得画像制御部303は、当該複数のアルバム制作申込者それぞれについての申込者画像情報を、対応する申込者情報データベースのエントリに追加する。
アルバム制作部304は、アルバム制作申込者に関するアルバムを制作する手段である。アルバム制作部304は、アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データから、アルバムに採用する画像データをアルバム制作申込者が選択可能とする。アルバム制作部304は、アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作する。
アルバム制作部304は、定期的又は所定のタイミングで申込者情報データベースにアクセスし、サイクリングツアーを終了している申込者を特定する。例えば、アルバム制作部304は、ゴール地点に設置されたサイネージ20-2により撮影された申込者に関しては、サイクリングツアーが終了していると判定する。
例えば、アルバム制作部304は、申込者画像情報フィールドにサイネージ20-2に対応する撮影ポイント「ゴール地点」が記憶されていれば、対応するエントリの申込者はサイクリングツアーを終了していると判定する。
アルバム制作部304は、当該サイクリングツアーを終了した申込者に対して、電子アルバムに採用する画像データを選択するためのWEBページの案内を行う。具体的には、アルバム制作部304は、上記WEBページのURLを、サイクリングツアーを終了した申込者の端末40に送信する。
申込者は、端末40を操作して、上記URLのWEBページにアクセスする。申込者からのアクセスに応じて、アルバム制作部304は、申込者が電子アルバムに採用する写真(画像データ)を選択可能とするWEBページを作成し、端末40に表示する。アルバム制作部304は、アルバム制作申込者が写る画像データを所定の順番に並べて端末40に表示し、アルバム制作申込者がアルバムに採用する画像データを選択可能とする。
例えば、アルバム制作部304は、図5に示すようなWEBページを作成する。図5に示すように、アルバム制作部304は、申込者情報データベースにアクセスし、申込者が写る画像データ(申込者のエントリにおける申込者画像情報フィールドに画像IDが記憶された画像データ)を時系列に並べ一覧表示する。
なお、アルバム制作部304は、図5に示すような採用写真の選択画面において、オリジナルの画像データを縮小してサムネイル画像として表示し、申込者がサムネイル画像に触れることで当該サムネイル画像を拡大表示してもよい。このように、アルバム制作部304は、採用写真の選択画面において利用者の利便性を高めるようなインターフェイスを設けてもよい。
また、アルバム制作部304は、申込者情報データベースを参照することで、アルバム制作申込者のアルバム採用枚数を取得し、当該格納枚数から選択枚数を減算して申込者が選択可能な残り枚数を表示する。
申込者が写真の選択を終了すると(図5に示す決定ボタンが押下されると)、アルバム制作部304は、申込者が選択した画像データを所定のフォーマットのファイルに格納することで電子アルバムを制作する。アルバム制作部304は、端末40にインストールされた、電子アルバム閲覧用のアプリケーションに対応した電子アルバムを制作する。
アルバム制作部304は、当該制作したアルバムを申込者に納品する。具体的には、アルバム制作部304は、アルバムを申込者が所持する端末40に送信する。
優遇処理実行部305は、アルバムに採用された画像データを提供した撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う手段である。例えば、優遇処理実行部305は、アルバムに採用された画像データを提供した撮影端末の設置主体を優遇するように、アルバム制作申込者が支払ったアルバム制作料の分配先を決定する。
このように、優遇処理実行部305は、アルバム制作申込者から受領したアルバム制作料の全部又は一部を情報提供システムの関係者に分配する分配金に関する制御を行う。優遇処理実行部305は、申込者が電子アルバムに採用した画像データを提供した撮影端末の設置者を優遇するように各設置者への分配金を決定する。
例えば、優遇処理実行部305は、撮影端末の設置事業者ごとに電子アルバムに採用された写真の数をカウントする。その後、優遇処理実行部305は、設置事業者ごとの写真数に応じてアルバム制作料を按分し、撮影端末の設置事業者に支払う分配金を決定する。
例えば、事業者A、事業者B、事業者Cの3者が撮影ポイントに撮影端末を設置し、事業者Aと事業者Bの撮影端末が撮影した写真がアルバムに採用された場合を考える。さらに、事業者Aが設置した撮影端末から3枚の写真が採用され、事業者Bが設置した撮影端末から1枚の写真が採用されたとする。この場合、アルバム制作料の75%が事業者Aに支払われ、アルバム作成料の25%が事業者Bに支払われる。
あるいは、優遇処理実行部305は、アルバム手数料から観光組合に支払うシステム運営費を差し引き、残りのアルバム手数料を各設置事業者に分配する分配金の原資としてもよい。あるいは、優遇処理実行部305は、アルバム手数料の所定割合を各設置事業者それぞれに均等に分配し、残りのアルバム手数料を申込者が採用した写真を撮影した撮影端末の設置事業者が優遇されるように分配してもよい。
なお、優遇処理実行部305による分配金の支払い処理に関する説明を省略する。優遇処理実行部305は、予め定めたタイミング(例えば、月末等)で各事業者に支払う分配金を各事業者の銀行口座等に振り込めばよい。
記憶部306は、サーバ装置10の動作に必要な情報を記憶する手段である。記憶部306には、申込者情報データベースが構築される。申込者情報データベースは、アルバム制作申込者の生体情報を記憶する。
[システムの動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作について説明する。なお、電子アルバムの制作申込に関する動作の説明は省略する。図11は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
サイネージ20は、利用者を撮影すると当該撮影により得られた画像データをサーバ装置10に送信する(ステップS01)。
カメラ装置30は、定期的又は所定のタイミングで所定エリアを撮影し、得られた画像データをサーバ装置10に送信する(ステップS02)。
サーバ装置10は、撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)から得られた画像データから顔画像を抽出し、当該抽出された顔画像と申込者情報データベースに記憶された生体情報を用いた照合処理を実行する(ステップS03)。
サーバ装置10は、照合処理により画像データに写る申込者を特定し、当該特定された申込者のエントリ(申込者情報データベースのエントリ)に申込者画像情報を追加する(ステップS04)。
サイネージ20、カメラ装置30及びサーバ装置10は、上記ステップS01~S04の動作を繰り返す。
利用者がサイクリングツアーを終了すると、サーバ装置10は、申込者による採用写真の選択画面を端末40に表示する(採用写真の選択表示;ステップS11)。
申込者が選択した写真を取得すると、サーバ装置10は、アルバムを制作し、申込者の端末40に送信する(ステップS12)。
<第1の実施形態に係る変形例1>
上記実施形態では、サーバ装置10(取得画像制御部303)は、アルバム制作申込者が写る画像データから申込者画像情報を生成し、当該生成した申込者画像情報を申込者情報データベースに記憶することを説明した。
取得画像制御部303は、申込者が写る画像データを解析することで、より多くの情報を抽出し、当該抽出した情報を申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶してもよい。
例えば、取得画像制御部303は、画像データに写る人物がアルバム制作申込者の場合(生体情報を使った照合処理に成功した場合)、当該人物の表情を数値化してもよい。より具体的には、取得画像制御部303は、申込者の笑顔の程度を数値化した「笑顔スコア」を算出してもよい。
取得画像制御部303は、顔画像を入力すると笑顔スコアを出力するような学習モデルを使って笑顔スコアを取得する。なお、学習モデルは、画像データにラベル(笑顔スコア)が付与された教師データを用いた機械学習により生成される。当該学習モデルの生成には、サポートベクタマシン、ブースティングやニューラルネットワーク等の任意のアルゴリズムを用いることができる。なお、上記サポートベクタマシン等のアルゴリズムは公知の技術を使用することができるので、その説明を省略する。
取得画像制御部303は、算出した笑顔スコアを、画像ID等と共に申込者情報データベースに記憶する。
あるいは、取得画像制御部303は、アルバム制作申込者の自然な表情を数値化してもよい。例えば、取得画像制御部303は、学習モデルに画像データを入力することで自然な表情を数値化した「表情スコア」を算出し、当該表情スコアを画像ID等と共に申込者情報データベースに記憶してもよい。
取得画像制御部303は、画像データに写る申込者の顔画像の大きさを申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶してもよい。取得画像制御部303は、申込者の顔領域の面積を計算し、当該面積を申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶してもよい。
取得画像制御部303は、アルバム制作申込者と同じ画像データに写っている人物の数を算出し、申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶してもよい。取得画像制御部303は、画像データから抽出された申込者以外の人物の顔画像の数を申込者情報データベースに記憶してもよい。
取得画像制御部303は、画像データの品質を「品質スコア」として数値化し、当該品質スコアを申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶してもよい。例えば、取得画像制御部303は、画像データに高速フーリエ変換等を施し、当該画像データのピントが合っているか否か判定し、ピントの合っていない写真の品質スコアを低く設定する。あるいは、取得画像制御部303は、画像データの明るさを品質スコアとして算出してもよいし、ピントと明るさから品質スコアを算出してもよい。
<第1の実施形態に係る変形例2>
上記第1の実施形態では、サーバ装置10(アルバム制作部304)は、サイクリングツアーが終了したアルバム制作申込者に、アルバムに使用する写真を選択する画面を表示する際、写真撮影された順に画像データを表示することを説明した。しかし、アルバム制作部304は、上記撮影順以外の方法で申込者に提示する画像データの順番を決めてもよい。
例えば、アルバム制作部304は、申込者の属性(例えば、性別、年齢等)に基づいてアルバム制作申込者が写る画像データを並べてもよい。即ち、アルバム制作部304は、申込者の属性に基づいて、画像データを一覧表示する際の順番を決めてもよい。
例えば、アルバム制作部304は、男性の申込者に関しては、スタート地点からゴール地点まで順に画像データを表示する。対して、アルバム制作部304は、女性の申込者に関しては、ゴール地点からスタート地点に遡るように画像データを表示する。
あるいは、アルバム制作部304は、年配の申込者に関しては、スタート地点からゴール地点まで順に画像データを表示する。対して、アルバム制作部304は、若者の申込者に関しては、予め定められた撮影スポット(人気の高い撮影スポット)の順に画像データを表示する。
年配の申込者は背景が大きく写る写真を好み、若者は友人等と一緒に写っている写真を好む等の傾向がある。即ち、申込者の好みは属性(性別、年代)により偏りがあると考えられ、アルバム制作部304は、当該好みに適合するように、画像データを表示する順序を決定する。
アルバム制作部304は、笑顔スコアに基づいて、アルバム制作申込者が写る画像データを並べて表示(申込者に提示)してもよい。即ち、アルバム制作部304は、アルバム制作申込者の笑顔スコアに基づいて表示する画像データの順番を決定してもよい。例えば、アルバム制作部304は、笑顔スコアの降順(笑顔スコアの高い順)で画像データを表示してもよい。
あるいは、アルバム制作部304は、アルバム制作申込者と同時に写っている人物の数に基づいて表示する画像データの順番を決定してもよい。例えば、アルバム制作部304は、同時に写る人物数の降順(人物の数が多い順)で画像データを表示してもよい。
アルバム制作部304は、画像データの品質(品質スコア)に基づいて表示する画像データの順番を決定してもよい。例えば、アルバム制作部304は、品質の高い画像データから順に表示する。あるいは、アルバム制作部304は、品質スコアが所定値よりも低い画像データは申込者に提示しなくてもよい。例えば、アルバム制作部304は、所謂、ピンボケの写真は破棄してもよい。
アルバム制作部304は、画像データに写る申込者の大きさ(顔画像の大きさ)に基づいて表示する順番を決定してもよい。例えば、アルバム制作部304は、顔画像が大きい順(申込者がアップで写っている順)に画像データを表示する。
以上のように、第1の実施形態では、サーバ装置10は、観光地の各所に設置された撮影端末(サイネージ20、カメラ装置30)からアルバム制作申込者が写る画像データを収集する。アルバム制作申込者がサイクリングツアーを終了すると、サーバ装置10は、申込者に対し、アルバムに使用する写真の選択を実現するインターフェイスを提供する。サーバ装置10は、アルバムの制作を終了すると、アルバム制作申込者が選択した画像データを撮影した撮影端末の設置者を優遇する処理を実行する。具体的には、サーバ装置10は、利用者から受け取ったアルバム制作料の全部又は一部を当該設置者に分配金として支払う。その結果、多くの利用者が選択する画像データを撮影する撮影端末を設置した事業者には、多くの分配金が支払われる。撮影端末の設置に費用を費やした事業者には、写真がアルバムに採用された数に応じてインセンティブが与えられる。即ち、利用者にとって魅力的な写真を提供することは撮影端末を設置した事業者の利益に繋がる。利益が向上することは、観光地の各事業者にとって、よりよい写真が撮れる場所に撮影端末を設置する動機となる。よりよい写真が撮影され、充実したアルバムが利用者に提供されれば、観光地の魅力が向上し、観光地の活性化に繋がる。
また、旅行客(サイクリングツアー参加者)は、サイクリングツアーの最後に、自分の顔が映った写真がアルバム化され観光の思い出を記録として残せるので、大きな満足を得られる。さらに、カメラ装置30は観光地の各所に自由度が高く設置可能であるので、サーバ装置10は、利用者自身では撮影が難しい画角やタイミングで魅力的な写真を収集し、アルバムの素材として使用することができる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第1の実施形態では、アルバム制作申込者本人の生体情報(顔画像)をサーバ装置10に登録する場合について説明した。第2の実施形態では、申込者本人の生体情報に加え、他の人物の生体情報がサーバ装置10に登録される場合について説明する。例えば、申込者は、家族、友人、知人等のツアー同行者の顔画像を自らの顔画像と共にサーバ装置10に登録する。
サーバ装置10は、電子アルバムに採用する写真の選択画面を作成する際、例えば、上記申込者と一緒に登録された同行者の顔がより多く写る画像データを優先して表示する。
なお、第2の実施形態に係る情報処理システムの構成は第1の実施形態と同一とすることができるので図3に相当する説明を省略する。また、第2の実施形態に係るサーバ装置10等の処理構成も第1の実施形態と同一とすることができるので、その説明を省略する。
以下、第1の実施形態と第2の実施形態の相違点を中心に説明する。
第2の実施形態に係る申込制御部302は、利用者からアルバム制作の申込を受け付ける際、同行者の顔画像を登録可能とするインターフェイスを当該利用者に提供する。例えば、申込制御部302は、図12に示すようなGUIを端末40に表示する。
申込制御部302は、図12に示す「家族、友人等の顔画像を登録」ボタンが押下されると、申込者と共に行動する同行者の顔画像を選択するためのGUIを表示し、当該同行者の顔画像を取得する。
申込制御部302は、取得した各同行者それぞれの顔画像から特徴量を生成し、申込者のユーザID、生体情報等と対応付けて申込者情報データベースに記憶する(図13参照)。図13に示すように、記憶部306は、アルバム制作申込者の生体情報とアルバム制作申込者と同行する少なくとも1人以上の同行者の生体情報を対応付けて記憶する。
第2の実施形態に係る取得画像制御部303は、撮影端末から取得した画像データにアルバム制作申込者が写っていると、当該申込者の同伴者が同じ画像データに何人写っているかカウントする。
具体的には、取得画像制御部303は、画像データから抽出された顔画像であって、申込者以外の顔画像と、当該申込者の同伴者の生体情報として申込者情報データベースに記録された特徴量と、を使った照合処理を行う。照合処理に成功すると、取得画像制御部303は、画像データに申込者の同伴者が写っていると判定する。
取得画像制御部303は、申込者が写る画像データの各顔画像について上記のような照合処理を繰り返し、申込者と同時に写っている同伴者の数をカウントする。取得画像制御部303は、同伴者の数を申込者画像情報として申込者情報データベースに記憶する。
このように、取得画像制御部303は、アルバム制作申込者が写る画像データから抽出された生体情報とアルバム制作申込者の生体情報と対応付けて記憶された同行者の生体情報を用いた照合処理を実行する。取得画像制御部303は、照合処理により、アルバム制作申込者が写る画像データと同時に写る同行者の数を算出すると共に、アルバム制作申込者が写る画像データと算出された同行者の数を対応付けて記憶する。
第2の実施形態に係るアルバム制作部304は、画像データに写る同伴者の数に基づいて、アルバム制作申込者が写る画像データを並べてもよい。アルバム制作部304は、画像データに写る同伴者の数に応じて、アルバム制作申込者に提示する際の画像データの順番を決定してもよい。例えば、アルバム制作部304は、なるべく多くの同伴者が写っている画像データを優先して表示(先に表示)してもよい。
第2の実施形態に係る取得画像制御部303は、第1の実施形態の変形例と同様に、同行者の笑顔スコアを算出し、申込者画像情報として記憶してもよい。また、アルバム制作部304は、アルバム制作申込者の笑顔スコアと同行者の笑顔スコアに基づいて、アルバム制作申込者が写る画像データを並べてもよい。例えば、アルバム制作部304は、多くの同行者が写り、且つ、申込者及び同行者の笑顔スコアの合計が高い順に画像データを優先して表示(一覧表示)してもよい。
なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態の変形例等と同様に、画像データの品質等に基づいてアルバム制作申込者に提示する写真の順番を決定してもよい。
以上のように、第2の実施形態では、アルバム制作申込者本人だけでなく、同伴者の生体情報をシステム登録することで、申込者にとってより価値の高い写真を収集することができる。その結果、アルバム制作申込者は、より大きな満足を得ることができる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第3の実施形態では、サーバ装置10が利用者(アルバム制作申込者)の好みに関する情報を生成する場合について説明する。より具体的には、第3の実施形態では、若者が好む撮影スポット、年配者が好む撮影スポット等の情報を生成する場合について説明する。
なお、第3の実施形態に係る認証システムの構成は第1の実施形態と同一とすることができるので図3に相当する説明を省略する。
以下、第1の実施形態乃至第3の実施形態の相違点を中心に説明する。
図14は、第3の実施形態に係るサーバ装置10の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図14を参照すると、第1の実施形態に係るサーバ装置10の構成に嗜好情報生成部307が追加されている。
第3の実施形態に係るアルバム制作部304は、申込者にアルバムを送信すると、当該申込者のユーザIDと、当該申込者がアルバムに採用した画像データの撮影ポイントを嗜好情報生成部307に通知する。
嗜好情報生成部307は、利用者(申込者)の撮影ポイントに対する好みに関する情報(嗜好情報)を生成する手段である。例えば、嗜好情報生成部307は、申込者の属性ごとに、各撮影ポイントで撮影された写真を選択した申込者の数を嗜好情報として生成する。
嗜好情報生成部307は、嗜好情報データベースを用いて上記嗜好情報を管理する(図15参照)。図15に示すように、嗜好情報データベースには、申込者の属性ごと(例えば、年代別)に、各撮影ポイントが撮影した写真をアルバムに採用した申込者の人数が記憶される。なお、図15に示す嗜好情報データベースは例示であって、記憶する項目等を限定する趣旨ではない。
嗜好情報生成部307は、アルバム制作部304からアルバム制作が完了した利用者のユーザIDを取得すると、当該ユーザIDをキーとして申込者情報データベースを検索し、対応する申込者を特定する。
嗜好情報生成部307は、当該特定された申込者の属性(性別、年代)を申込者情報データベースから読み出す。嗜好情報生成部307は、申込者の属性と、当該申込者がアルバムに採用した撮影ポイントを嗜好情報データベースに反映する。
例えば、10代の申込者が、スタート地点で撮影された写真をアルバムに採用した場合、嗜好情報生成部307は、嗜好情報データベースにおける10代のスタート地点フィールドの設定値に「1」を加算し、嗜好情報データベースを更新する。
なお、図15に示す嗜好情報データベースは、年代ごとの各撮影ポイントの写真を選択した申込者の数を記憶する場合について示す。嗜好情報データベースは、性別ごと、又は、性別及び年代ごとの各撮影ポイントにおける写真選択者の数を記憶してもよい。
あるいは、アルバム申込者の受付の際、利用者の国籍等を取得できれば、嗜好情報生成部307は、国籍ごとの各撮影ポイントにおける写真選択者の数を嗜好情報として生成してもよい。
嗜好情報生成部307は、観光組合等の職員から嗜好情報の提供を求められると、図15に示すような嗜好情報を当該職員に提供する。例えば、嗜好情報生成部307は、嗜好情報を当該職員が使用する端末に送信する、嗜好情報を印刷する、又は、嗜好情報を液晶ディスプレイ等に表示する。
職員は、嗜好情報を確認することで、属性ごとの好み等を把握することができる。例えば、図15の例では、比較的若い年代は、撮影スポットとして断崖絶壁を好むことが把握され、比較的年配の年代は、撮影スポットとして湖の畔を好むことが把握される。
観光地の事業者は、嗜好情報を参照し、申込者の好みを把握することで、新たな撮影端末を設置する際の参考にすることができる。あるいは、観光組合が、別の観光地でアルバム制作システムを展開する際、当該嗜好情報を参考にしたりして撮影端末の設置場所等を決定できる。例えば、年配者が多く訪れる観光地では、湖の畔のような比較的静かな場所に撮影端末が多く設置される。あるいは、若者に人気の観光地であれば、断崖絶壁のようなスリルを味わえる場所に撮影端末が多く設置される。
以上のように、第3の実施形態に係るサーバ装置10は、アルバム制作申込者がアルバムに採用した画像データを提供した撮影端末の設置場所に基づいて、アルバム制作申込者の撮影ポイントに関する嗜好情報を生成する。例えば、サーバ装置10は、アルバム制作申込者の属性ごとに嗜好情報を生成する。その結果、観光組合等の職員は、観光客の一般化された情報(例えば、若者が好む場所、年配者が好む場所)を知ることができる。職員等は、嗜好情報から得られた知見を活用し、本願開示のアルバム制作システムを他の地域に展開することもできる。
続いて、情報処理システムを構成する各装置のハードウェアについて説明する。図16は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置10は、情報処理装置(所謂、コンピュータ)により構成可能であり、図16に例示する構成を備える。例えば、サーバ装置10は、プロセッサ311、メモリ312、入出力インターフェイス313及び通信インターフェイス314等を備える。上記プロセッサ311等の構成要素は内部バス等により接続され、相互に通信可能に構成されている。
但し、図16に示す構成は、サーバ装置10のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。サーバ装置10は、図示しないハードウェアを含んでもよいし、必要に応じて入出力インターフェイス313を備えていなくともよい。また、サーバ装置10に含まれるプロセッサ311等の数も図16の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ311がサーバ装置10に含まれていてもよい。
プロセッサ311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルなデバイスである。あるいは、プロセッサ311は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスであってもよい。プロセッサ311は、オペレーティングシステム(OS;Operating System)を含む各種プログラムを実行する。
メモリ312は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。メモリ312は、OSプログラム、アプリケーションプログラム、各種データを格納する。
入出力インターフェイス313は、図示しない表示装置や入力装置のインターフェイスである。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、キーボードやマウス等のユーザ操作を受け付ける装置である。
通信インターフェイス314は、他の装置と通信を行う回路、モジュール等である。例えば、通信インターフェイス314は、NIC(Network Interface Card)等を備える。
サーバ装置10の機能は、各種処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ312に格納されたプログラムをプロセッサ311が実行することで実現される。また、当該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transitory)なものとすることができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、上記プログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。
なお、サイネージ20等もサーバ装置10と同様に情報処理装置により構成可能であり、その基本的なハードウェア構成はサーバ装置10と相違する点はないので説明を省略する。例えば、サイネージ20は、利用者を撮影するためのカメラ装置を備えていればよい。
情報処理装置であるサーバ装置10は、コンピュータを搭載し、当該コンピュータにプログラムを実行させることでサーバ装置10の機能が実現できる。また、サーバ装置10は、当該プログラムによりサーバ装置10の制御方法を実行する。
[変形例]
なお、上記実施形態にて説明した情報処理システムの構成、動作等は例示であって、システムの構成等を限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、利用者は、アルバム制作を観光組合等に申し込む場合について説明した。しかし、アルバム制作の申込は当該形態に限定されず、観光ツアーのパッケージにアルバム制作も含まれるといった形態であってもよい。具体的には、観光ツアーのオプションとしてアルバム制作が存在し、利用者は追加料金を支払うことでアルバムを取得できるビジネスモデルが構築されてもよい。
上記実施形態では、サイクリングツアーに参加した利用者のアルバムを制作することについて説明した。しかし、アルバム制作の対象者サイクリングツアーの参加者に限定されないことは勿論である。例えば、徒歩で観光地を巡る通常の対象者をアルバム制作の対象者としてもよい。
上記実施形態では、サーバ装置10は、電子アルバム(デジタルフォトアルバム)を制作することを説明した。しかし、サーバ装置10は、通常の写真(紙媒体に印刷された画像データ)からなるアルバムを制作してもよい。この場合、サーバ装置10は、ホテル等に設置された端末からアルバムを印刷してもよいし、印刷業者にアルバム制作を依頼してもよい。
上記実施形態では、サーバ装置10は、アルバムに採用された写真を提供した撮影端末の設置事業者を優遇する方法として、アルバム制作費の分配金を多く支払うことを説明した。しかし、当該設置事業者の優遇方法は、アルバム制作費の分配に限定されず他の方法であってもよい。例えば、サーバ装置10は、観光組合のホームページ上で、上記設置事業者の広告を掲示することで上記設置事業者を優遇してもよい。
上記実施形態では、サーバ装置10は、アルバム制作申込者の端末40に画像データの一覧を表示することを説明した。しかし、サーバ装置10は、サイネージ20やホテルに設置された端末等に上記画像データの一覧を表示してもよい。例えば、ゴール地点に設置されたサイネージ20-2に、上記画像データの一覧が表示されてもよい。
上記実施形態では、アルバム制作申込者がアルバムに使用する画像データを選択する場合について説明した。しかし、サーバ装置10が、アルバムに使用する画像データを選択し、アルバムを制作してもよい。例えば、サーバ装置10は、利用者の属性、笑顔スコア、同伴者の人数等に基づいてアルバム制作申込者に受け入れられる可能性が高いアルバムを制作し、利用者に提示してもよい。利用者が提示されたアルバムを拒否した場合には、サーバ装置10は、別の基準で制作したアルバムを利用者に提示してもよい。あるいは、利用者が提示されたアルバムを拒否した場合には、サーバ装置10は、利用者が提示されたアルバムを修正できるようなインターフェイスを提供してもよい。即ち、サーバ装置10は、利用者に提示したアルバムに選択した画像と選択していない画像の一覧を表示し、当該一覧表示された画像についてアルバムに採用、非採用を選択可能なGUIを端末40に表示すればよい。
上記実施形態では、アルバム制作申込者は、アルバム制作情報としてアルバムに採用する写真の枚数をシステムに登録することを説明した。ここで、アルバム制作申込者は、写真の枚数以外にも、異なるオプション(要望)をシステムに登録してもよい。例えば、申込者は、アルバムの体裁、写真に施す装飾の有無、アルバムのフォーマット形式等をアルバム制作情報としてサーバ装置10に入力してもよい。
あるいは、サーバ装置10は、アルバム制作申込者からアルバム制作情報を取得せずともよい。例えば、サーバ装置10は、アルバムに採用する写真の枚数を予め定めた枚数としてもよい。
サーバ装置10(取得画像制御部303)は、撮影端末から実質的に同じ写真が得られたときは、1枚の写真を残して他の写真を削除してもよい。例えば、サーバ装置10は、同じ撮影端末から同じ人物が写る複数の画像データを取得した場合には、実質的に同じ画像データが取得されたと判断し、1枚の代表画像データを残し他の画像データを削除してもよい。
上記実施形態では、アルバム制作料は前払いで決済されることを説明したが、アルバム作成料は後払いであってもよい。あるいは、サーバ装置10は、アルバム作成申込者が希望する枚数の写真が用意できなかった場合には、アルバム制作料を返金してもよい。
上記実施形態では、利用者がサイクリングツアーを終了したタイミングでアルバムが制作されることを説明した。しかし、アルバムが制作されるタイミングは、サイクリングツアーの終了時に限定されない。例えば、サイクリングコースに設置された最後のカメラ装置30により撮影されたタイミング、予め決められた日時が到来したタイミングでアルバムが制作されてもよい。あるいは、利用者が、所定の場所やポイント(例えば、ホテルや空港)に設置された端末で手続きを行い、当該端末からアルバム制作の要求があったタイミングでアルバムが制作されてもよい。あるいは、サーバ装置10は、サイクリングツアーの途中であっても、アルバム制作申込者からアルバム制作の依頼を受けた場合、当該申込者のアルバム制作を開始してもよい。即ち、利用者は、サイクリングツアーの途中であっても、アルバム用に撮影された画像の確認やアルバム制作の申込が行える。
上記実施形態では、アルバム制作を希望する利用者は事前にアルバム制作申込の申込を行い、生体情報を事前に登録することが必要なことを説明した。しかし、サーバ装置10は、事前に申込をしていない利用者に対してもアルバム制作サービスを提供することができる。具体的には、サーバ装置10は、予め定められた所定の端末(休憩所等に設置されたキオスク端末)が撮影した顔画像を取得し、当該所定の端末により撮影された顔画像をアルバム制作対象者の顔画像として管理(記憶)する。その後、サーバ装置10は、当該所定の端末で撮影された顔画像と、撮影端末で撮影された顔画像と、を比較し、一致する場合には、アルバム製作対象者の顔画像として記憶する。サーバ装置10は、例えば、サイクリングツアーのゴール地点に設置されたサイネージ20-2等が撮影した顔画像と一致する顔画像(アルバム制作対象者の顔画像)が記憶されていれば、当該対象者の顔画像の一覧をサイネージ20-2に表示する。サイネージ20-2に表示された画像を確認した利用者がアルバムの購入を希望した場合、利用者は、サイネージ20-2にてアルバムに採用する写真を選択し、決済等の必要な手続きを行うことでアルバムを取得することができる。このように、所定の端末(キオスク端末)で顔画像が取得された後、サーバ装置10は、撮影端末が取得した顔画像とキオスク端末が撮影した顔画像を対応付けて記憶することで、事前の申込をしていない利用者に対してもアルバム制作サービスを提供できる。
あるいは、サーバ装置10は、事前の手続きなく、撮影端末で撮影された各利用者の顔画像をアルバム制作対象者の顔画像として管理(記憶)してもよい。サーバ装置10は、撮影端末から得られる画像データから新規な顔画像が抽出されるたびに、当該新規な顔画像に対応する利用者をアルバム制作対象者として管理する。サーバ装置10は、上述のように、サイクリングツアーのゴール地点に設置されたサイネージ20-2等が撮影した顔画像と一致する顔画像(アルバム制作対象者の顔画像)が記憶されていれば、当該対象者の顔画像の一覧をサイネージ20-2に表示する。利用者は、サイネージ20-2で必要な手続きを行うことで、アルバムを購入できる。なお、サーバ装置10は、定期的又は所定のタイミング(例えば、日付が変わったタイミング)でアルバム制作対象者の顔画像を削除することでリソースの浪費を防止する。
サーバ装置10は、各撮影端末で撮影された利用者の顔画像を対象として生体認証を行い、各写真を顔画像の類似度が一致するグループに振り分ける。即ち、サーバ装置10は、各撮影端末で撮影された顔画像(顔を含む写真)を利用者ごとに分類して記憶する。さらに、利用者が、ゴール地点等に設置された所定の端末(アルバム購入手続きが可能な端末)においてアルバム購入の希望を入力すると、当該所定の端末は、アルバム購入希望者の顔画像を撮影し、取得した顔画像をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、生体認証によって取得した顔画像の類似度に基づいて当該取得した顔画像に対応するグループを特定する。サーバ装置10は、当該特定したグループに属する写真の一覧を利用者に提示する。利用者は提示された一覧のなかから全部又は一部の写真を選択する。サーバ装置10は、選択された写真を用いてアルバムを制作してもよい。
上記実施形態では、サーバ装置10の内部に申込者情報データベースが構成される場合について説明したが、当該データベースは外部のデータベースサーバ等に構築されてもよい。即ち、サーバ装置10の一部の機能は別のサーバに実装されていてもよい。より具体的には、上記説明した「アルバム制作部(アルバム制作手段)」、「優遇処理実行部(優遇処理実行手段)」等がシステムに含まれるいずれかの装置に実装されていればよい。
各装置(サーバ装置10、サイネージ20等)間のデータ送受信の形態は特に限定されないが、これら装置間で送受信されるデータは暗号化されていてもよい。これらの装置間では、利用者の生体情報等が送受信され、これらの情報を適切に保護するためには、暗号化されたデータが送受信されることが望ましい。
上記説明で用いた流れ図(フローチャート、シーケンス図)では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。実施形態では、例えば各処理を並行して実行する等、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
上記の実施形態は本願開示の理解を容易にするために詳細に説明したものであり、上記説明したすべての構成が必要であることを意図したものではない。また、複数の実施形態について説明した場合には、各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。例えば、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることや、実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、実施形態の構成の一部について他の構成の追加、削除、置換が可能である。
上記の説明により、本発明の産業上の利用可能性は明らかであるが、本発明は、利用者にアルバム制作サービスを提供する情報処理システムなどに好適に適用可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
アルバム制作申込者の生体情報を記憶する、記憶部と、
少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信し、前記記憶された生体情報と前記受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理により、前記受信した画像データに前記アルバム制作申込者が写っているか否か判定し、前記アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報を記憶する、取得画像制御部と、
前記アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データからアルバムに採用する画像データを前記アルバム制作申込者が選択可能とし、前記アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作する、アルバム制作部と、
前記アルバムに採用された画像データを提供した前記撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う、優遇処理実行部と、
を備える、サーバ装置。
[付記2]
前記優遇処理実行部は、前記アルバムに採用された画像データを提供した前記撮影端末の設置主体を優遇するように、前記アルバム制作申込者が支払ったアルバム制作料の分配先を決定する、付記1に記載のサーバ装置。
[付記3]
前記アルバム制作部は、前記アルバム制作申込者が写る画像データを所定の順番に並べ、前記アルバム制作申込者が前記アルバムに採用する画像データを選択可能とする、付記1又は2に記載のサーバ装置。
[付記4]
前記アルバム制作部は、前記アルバム制作申込者の属性に基づいて、前記アルバム制作申込者が写る画像データを並べる、付記3に記載のサーバ装置。
[付記5]
前記取得画像制御部は、前記画像データに写る前記アルバム制作申込者の笑顔の程度を示す笑顔スコアを算出すると共に、前記算出された笑顔スコアと前記アルバム制作申込者が写る画像データを対応付けて記憶し、
前記アルバム制作部は、前記笑顔スコアに基づいて、前記アルバム制作申込者が写る画像データを並べる、付記3又は4に記載のサーバ装置。
[付記6]
前記記憶部は、前記アルバム制作申込者の生体情報と前記アルバム制作申込者と同行する少なくとも1人以上の同行者の生体情報を対応付けて記憶し、
前記取得画像制御部は、前記アルバム制作申込者が写る画像データから抽出された生体情報と前記アルバム制作申込者の生体情報と対応付けて記憶された同行者の生体情報を用いた照合処理により、前記アルバム制作申込者が写る画像データと同時に写る同行者の数を算出すると共に、前記アルバム制作申込者が写る画像データと前記算出された同行者の数を対応付けて記憶し、
前記アルバム制作部は、前記同行者の数に基づいて、前記アルバム制作申込者が写る画像データを並べる、付記3乃至5のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記7]
前記アルバム制作部は、前記アルバム制作申込者の笑顔スコアと前記同行者の笑顔スコアに基づいて、前記アルバム制作申込者が写る画像データを並べる、付記6に記載のサーバ装置。
[付記8]
前記アルバム制作申込者がアルバムに採用した画像データを提供した前記撮影端末の設置場所に基づいて、前記アルバム制作申込者の撮影ポイントに関する嗜好情報を生成する、嗜好情報生成部をさらに備える、付記1乃至7のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記9]
前記嗜好情報生成部は、前記アルバム制作申込者の属性ごとに前記嗜好情報を生成する、付記8に記載のサーバ装置。
[付記10]
前記撮影端末は、観光地に設置されたサイネージ又はカメラ装置である、付記1乃至9のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記11]
前記生体情報は、顔画像又は前記顔画像から生成された特徴量である、付記1乃至10のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記12]
観光地の撮影ポイントに設置された、少なくとも1以上の撮影端末と、
サーバ装置と、
を含み、
前記サーバ装置は、
アルバム制作申込者の生体情報を記憶する、記憶部と、
前記少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信し、前記記憶された生体情報と前記受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理により、前記受信した画像データに前記アルバム制作申込者が写っているか否か判定し、前記アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報を記憶する、取得画像制御部と、
前記アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データからアルバムに採用する画像データを前記アルバム制作申込者が選択可能とし、前記アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作する、アルバム制作部と、
前記アルバムに採用された画像データを提供した前記撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う、優遇処理実行部と、
を備える、システム。
[付記13]
アルバム制作申込者の生体情報を記憶する記憶部を備える、サーバ装置において、
少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信し、前記記憶された生体情報と前記受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理により、前記受信した画像データに前記アルバム制作申込者が写っているか否か判定し、前記アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報を記憶し、
前記アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データからアルバムに採用する画像データを前記アルバム制作申込者が選択可能とし、前記アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作し、
前記アルバムに採用された画像データを提供した前記撮影端末の設置主体を優遇する処理を行う、サーバ装置の制御方法。
[付記14]
アルバム制作申込者の生体情報を記憶する記憶部を備える、サーバ装置に搭載されたコンピュータに、
少なくとも1以上の撮影端末から画像データを受信し、前記記憶された生体情報と前記受信した画像データから抽出された生体情報を用いた照合処理により、前記受信した画像データに前記アルバム制作申込者が写っているか否か判定し、前記アルバム制作申込者が写る画像データに関する情報を記憶する処理と、
前記アルバム制作申込者が写る少なくとも1以上の画像データからアルバムに採用する画像データを前記アルバム制作申込者が選択可能とし、前記アルバム制作申込者が選択した画像データを使ってアルバムを制作する処理と、
前記アルバムに採用された画像データを提供した前記撮影端末の設置主体を優遇する処理と、
を実行させるためのプログラムを記憶する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
なお、引用した上記の先行技術文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。即ち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。