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JP7752782B2 - 車載用電子機器 - Google Patents
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JP7752782B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

車載用電子機器

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JP7752782B2 JP2024551427A JP2024551427A JP7752782B2 JP 7752782 B2 JP7752782 B2 JP 7752782B2 JP 2024551427 A JP2024551427 A JP 2024551427A JP 2024551427 A JP2024551427 A JP 2024551427A JP 7752782 B2 JP7752782 B2 JP 7752782B2
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Description

本発明は、車載用電子機器に関する。
JP2014-003206Aには、車両のエンジンルーム内に配置される車載用電子機器が開示されている。この車載用電子機器は、入出力用のコネクタが設けられる回路基板と、回路基板が固定されるベース(ロワケース)と、ベースに固着されてコネクタの接続部が外部に露出するように回路基板を覆うカバー(アッパケース)と、ベースとカバーとを固着して封止する防水シールと、を備える。
ところで、車載用電子機器では、車両のエンジンルーム内など車室外に設けられる場合には、JP2014-003206Aに記載の車載用電子機器のように防水シールを備えて内部への水の浸入を防止する構造が採用され、車室内に設けられる場合には、内部への水の浸入を防止する構造は採用されないことが多い。
しかしながら、車載用電子機器が車室内に設けられる場合であっても、例えば車両が水没した場合には、車載用電子機器の内部に水が浸入することがある。車両が水没状態から復帰した場合に、車載用電子機器に浸入した水が内部に滞留していると、本来流れないはずの経路にリーク電流が流れるおそれがある。
そのため、車載用電子機器が車室内に設けられる場合にも、内部への水の浸入を防止する構造が採用されることがあるが、内部への水の浸入を防止する構造では、筐体内への水の浸入を防止するために筐体に防水シールを設けるだけでなく、コネクタピンからの毛細管現象による水の浸入を防止するためにゴムシールなどを設ける必要がある。よって、特にコネクタピンの本数が多い場合には、車載用電子機器が大型化するおそれがある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、リーク電流の発生を抑制すると共に、車両用電子機器の大型化を抑制することを目的とする。
本発明のある態様によれば、車載用電子機器は、リテーナが挿入されるコネクタと、前記コネクタが実装される回路基板と、前記コネクタの前記リテーナが挿入される開口部が外部に露出するように前記回路基板及び前記コネクタを収容するケースと、電気が流れる通電部に臨むように設けられ、前記ケースの外部に水を排出するための排水機構と、を備を備え、前記排水機構は、前記コネクタの下面を上下に貫通するように設けられ、前記コネクタ内に浸入した水を外部に排出する第1排水孔を有し、前記リテーナは、前記コネクタ内に挿入される本体部と、前記本体部内に配置され、ハーネスと接続される第1端子部と、前記コネクタ内に挿入された状態で前記コネクタ内のコネクタピンと接続される第2端子部と、を接触した状態で固定するカシメ部と、を有し、前記第1排水孔は、前記リテーナの先端部と前記コネクタの内面との間の突き合わせ面に連通する第1位置と、前記本体部と前記カシメ部との対向面に連通する第2位置と、の少なくともいずれか一方に開口するように設けられる
図1は、本発明の実施形態に係る車載用電子機器の斜視図である。 図2は、車載用電子機器の分解斜視図である。 図3は、車載用電子機器のアッパケースを取り外した状態を示す平面図である。 図4は、車載用電子機器のコネクタ近傍の構造を拡大して示す斜視図である。 図5は、図4に示すコネクタ近傍の構造を斜め下方から見た斜視図である。 図6は、車載用電子機器のロワケースの斜視図である。 図7は、図3におけるVII-VII断面図である。 図8は、コネクタにリテーナが挿入された状態を示す断面図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例に係る車載用電子機器におけるロワケースの斜視図である。 図10は、変形例に係る車載用電子機器における図7と同じ断面を示す図である。 図11は、ロワケースに設けられる排水部の第1変形例を示す斜視図である。 図12は、ロワケースに設けられる排水部の第2変形例を示す斜視図である。 図13は、ロワケースに設けられる排水部の第3変形例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
まず、図1から図3を参照して、本発明の実施形態に係る車載用電子機器(以下、単に「電子機器」と称する。)100の全体構成について説明する。
図1は、電子機器100の斜視図である。図2は、電子機器100の分解斜視図である。図3は、電子機器100のアッパケース11を取り外した状態を示す平面図である。
電子機器100は、車両に搭載され、車室(図示省略)内に配置される。電子機器100は、例えば、電動車両(EV)やハイブリッド車両(HEV)等の駆動用バッテリの制御を実行するバッテリ・マネジメント・システム(BMS)である。
図1及び図2に示すように、電子機器100は、ケース10と、回路基板20と、コネクタ30と、排水機構50(図2参照)と、を備える。
ケース10は、回路基板20及びコネクタ30を収容する。ケース10は、アッパケース11と、ロワケース12と、を有する。
アッパケース11は、回路基板20の上側に位置する。アッパケース11は、略箱型に形成される。アッパケース11は、回路基板20の上面を覆う。アッパケース11には、コネクタ30の開口部32をケース10の外部に露出させるための複数(ここでは6個)の切欠き11aが形成される。
ロワケース12は、回路基板20の下側に位置する。ロワケース12は、略平板状に形成される。ロワケース12は、回路基板20の下面を覆う。ロワケース12は、回路基板20を挟んだ状態で、アッパケース11とボルト締結される。
図2に示すように、ロワケース12は、平板部12aと、回路基板20を支持する複数(ここでは6個)のボス12bと、を有する。ボス12bは、略円筒形状に設けられ、内周にボルト締結用の雌ねじ(図示省略)が形成される。ロワケース12は、ボス12bの上面に位置するように回路基板20を支持する。平板部12aには、排水機構50の後述する排水部54が設けられる。
回路基板20は、略平板形状に形成される。回路基板20には、回路パターン(図示省略)が形成され、電子機器100が制御を実行するのに必要な各種電子部品(図示省略)が実装される。回路基板20は、ロワケース12のボス12b上に支持され、ボス12bにボルト(図示省略)によって締結されて取り付けられる。これにより、回路基板20は、平板部12aと高さ方向に間隔をあけた状態で、ロワケース12上に支持される。
図3に示すように、コネクタ30は、回路基板20の上面に実装される。コネクタ30は、回路基板20の外周縁に沿うように複数(ここでは6個)設けられる。各々のコネクタ30には、後述するリテーナ40(図8参照)が挿入される。コネクタ30は、回路基板20と外部の他の電子機器(図示省略)とを電気的に接続するのに用いられる。
次に、図3から図10を参照して、コネクタ30、リテーナ40及び排水機構50の構成について説明する。
図4は、電子機器100のコネクタ30近傍の構造を拡大して示す斜視図である。図5は、図4に示すコネクタ30近傍の構造を斜め下方から見た斜視図である。図6は、電子機器100のロワケース12の斜視図である。図7は、図3におけるVII-VII断面図である。図8は、コネクタ30にリテーナ40が挿入された状態を示す断面図である。図9は、変形例に係る電子機器100におけるロワケース12の斜視図である。図10は、変形例に係る電子機器100における図7と同じ断面を示す図である。
図4及び図5に示すように、コネクタ30は、コネクタ本体31と、複数のコネクタピン33と、を有する。
コネクタ本体31は、樹脂材料によって形成される。コネクタ本体31は、略直方体形状に形成される。コネクタ本体31は、開口部32を有する。
開口部32は、ケース10の外部に露出するように略矩形に開口する。開口部32には、リテーナ40(図8参照)が挿入される。
図4に示すように、コネクタピン33は、コネクタ本体31内にて、開口部32に向かって突出する。コネクタピン33は、n行×m列(n及びmは正の整数)のマトリックス状に並べて設けられる。図7に示すように、コネクタピン33の一方の端部33aは、回路基板20の上面に形成される回路パターンと電気的に接続される。図8に示すように、コネクタピン33の他方の端部33bは、リテーナ40がコネクタ30に挿入された状態で、リテーナ40を介して外部の他の電子機器と電気的に接続される。
図8に示すように、リテーナ40は、本体部としてのリテーナ本体41と、第1端子部42と、第2端子部43と、カシメ部44と、を有する。
リテーナ本体41は、コネクタ本体31よりもひとまわり小さな略直方体形状に形成される。リテーナ本体41は、コネクタ30内に挿入される。リテーナ本体41は、長手方向略中央に、カシメ部44を挿入するための凹部41aを有する。
第1端子部42は、リテーナ本体41内に配置される。第1端子部42は、ハーネス45と電気的に接続されている。
第2端子部43は、リテーナ40がコネクタ30内に挿入された状態(図8に示す状態)で、コネクタ30内のコネクタピン33と電気的に接続される。
カシメ部44は、リテーナ本体41の凹部41aに取り付けられた状態(図8に示す状態)で、第1端子部42を第2端子部43に押し付ける。即ち、カシメ部44は、第1端子部42と第2端子部43とを、接触した状態で固定する。
ここで、例えば車両が水没した場合には、電子機器100の内部に水が浸入することがある。車両が水没状態から復帰した場合に、電子機器100に浸入した水が内部に滞留していると、本来流れないはずの経路にリーク電流が流れるおそれがある。そこで、電子機器100では、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が内部に滞留することを防止するために、排水機構50が設けられる。
図7に示すように、排水機構50は、電気が流れる通電部に臨むように設けられ、ケース10の外部に水を排出するものである。ここでは、コネクタ30のコネクタピン33及びリテーナ40の第1端子部42が通電部に相当する。排水機構50は、第1排水孔51と、第2排水孔52と、第3排水孔53と、排水部54と、を有する。
図4に示すように、第1排水孔51は、コネクタ30のコネクタ本体31に設けられる。第1排水孔51は、コネクタピン33が並ぶ方向に沿って長穴形状に形成される。第1排水孔51は、コネクタ30内にて、長手方向に並ぶように複数(ここでは3個)に分割されて形成される。図7に示すように、第1排水孔51は、コネクタ30の下面を上下に貫通するように設けられる。第1排水孔51は、コネクタ30内に浸入した水を、重力によって外部に排出する。
このように、コネクタ30の下面を上下に貫通する第1排水孔51が設けられるので、コネクタ30内に浸入した水を、重力によってコネクタ30外に導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水がコネクタ30の内部に滞留することを抑制できる。
図8に示すように、第1排水孔51は、リテーナ40の先端部とコネクタ30の内面との間の突き合わせ面に連通する第1位置58と、リテーナ本体41とカシメ部44との対向面に連通する第2位置59と、に開口するように設けられる。なお、第1排水孔51は、第1位置58又は第2位置59のみに開口するように設けられてもよい。即ち、第1排水孔51は、第1位置58と第2位置59との少なくともいずれか一方に開口するように設けられる。
このように、コネクタ30内に水が浸入した場合に外部に排出されにくい第1位置58と第2位置59との少なくともいずれか一方に第1排水孔51が開口するので、電子機器100内で電気が流れるコネクタピン33及び第1端子部42に滞留する水を外部へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水がコネクタピン33及び第1端子部42の近傍に滞留することを抑制することができる。
図5に示すように、第2排水孔52は、回路基板20に設けられる。第2排水孔52は、第1排水孔51と同じ長穴形状に形成される。第2排水孔52は、第1排水孔51と略同一の形状に形成される。図7及び図8に示すように、第2排水孔52は、コネクタ30の第1排水孔51と上下方向に連通する位置に設けられる。第2排水孔52は、回路基板20を上下に貫通するように設けられる。第2排水孔52は、コネクタ30から第1排水孔51を介して排出された水を、重力によって外部に排出する。
このように、回路基板20を上下に貫通する第2排水孔52が設けられるので、第1排水孔51を通じてコネクタ30内から排出された水を、重力によって回路基板20の下方へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が回路基板20上に滞留することを抑制することができる。
図6及び図7に示すように、排水部54は、ロワケース12に形成される。排水部54は、第排水孔51及び第排水孔52から排出された水をケース10の外部に導く。排水部54は、ケース10の側方に開口する傾斜面である。排水部54は、ケース10の側方に向かって回路基板20から徐々に離間するように、即ちケース10の側方に向かって開口面積が徐々に大きくなるように傾斜する。
このように、ロワケース12に排水部54が設けられるので、第1排水孔51及び第2排水孔52を通じて回路基板20の下方に導かれた水を、重力によってケース10の外部へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水がケース10内に滞留することを抑制することができる。
以上のように、電子機器100は、回路基板20の電気が流れるコネクタピン33及び第1端子部42に臨むように設けられ、ケース10の外部に水を排出するための排水機構50を備える。そのため、ケース10の内部に水が浸入したとしても、回路基板20の電気が流れる通電部(コネクタピン33及び第1端子部42)に滞留していた水は、排水機構50を通じてケース10の外部に排出される。したがって、リーク電流の発生を抑制すると共に、電子機器100の大型化を抑制することができる。
また、車両が水没状態から復帰し、作業者がコネクタ30からリテーナ40を抜いて分解する場合には、コネクタ30内に浸入した水は、既にコネクタ30外に導かれて排出されている。したがって、作業者は安全に作業を行うことができる。
なお、図9及び図10に示す変形例のように、排水部54は、間欠的に開口するように設けられる複数のスリット部55を有してもよい。
スリット部55は、排水部54の開口端部に間欠的に折り返される複数の爪部56の間に各々形成される。このように、複数のスリット部55によって排水部54が構成されることで、排水部54の開口面積が小さくなるので、外部から作業者の手指等が入らないようにできる。したがって、作業者がケース10内の通電部に触れることを抑制することができる。
図3に示すように、第3排水孔53は、隣り合う一対のコネクタ30のコネクタピン33が回路基板20に電気的に接続される各々の接続部(端部33aと回路基板20の回路パターンとの接続部)の間に設けられる。ここでは、コネクタピン33の一方の端部33a(図7及び図8参照)が通電部に相当する。第3排水孔53は、回路基板20を上下に貫通するように設けられる。第3排水孔53は、回路基板20上に滞留していた水を、重力によって外部に排出する。
このように、接続部の間にて回路基板20を上下に貫通する第3排水孔53が設けられるので、回路基板20上に滞留する水を、第3排水孔53を通じて重力によって回路基板20の下方へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が回路基板20上に滞留することを抑制することができる。
次に、図11から図13を参照して、排水部54の第1から第3の変形例について説明する。
図11は、ロワケース12に設けられる排水部54の第1変形例を示す斜視図である。図12は、ロワケース12に設けられる排水部54の第2変形例を示す斜視図である。図13は、ロワケース12に設けられる排水部54の第3変形例を示す斜視図である。
図11に示すように、排水部54は、ロワケース12の側端面に開口するのではなく外周縁の内側に形成されて平板部12aの下方に開口する傾斜面であってもよい。この場合にも同様に、第1排水孔51及び第2排水孔52を通じて回路基板20の下方に導かれた水を、重力によってケース10の外部へ導き、排出することができる。
図12に示すように、排水部54は、平板部12aから下方に突出して形成される下段面54aと、下段面54aに開口する長穴形状の開口部54bと、によって形成されてもよい。この場合、第1排水孔51及び第2排水孔52を通じて回路基板20の下方に導かれた水は、重力によって下段面54aに導かれる。そして、下段面54aに集められた水を、重力によって開口部54bを通じてケース10の外部へ導き、排出することができる。
図13に示すように、排水部54は、ロワケース12における平板部12aの端部に複数の爪部56が形成されることによって設けられる複数のスリット部55であってもよい。この場合、排水部54は、平板部12aに対して傾斜していないが、電子機器100が配置される位置によっては、電子機器100自体が傾斜している場合もある。よって、傾斜面を形成せずに爪部56とスリット部55とを設けるだけで、電子機器100自体の傾斜を利用して、第1排水孔51及び第2排水孔52を通じて回路基板20の下方に導かれた水を、重力によってケース10の外部へ導き、排出することができる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
電子機器100は、リテーナ40が挿入されるコネクタ30と、コネクタ30が実装される回路基板20と、コネクタ30のリテーナ40が挿入される開口部32が外部に露出するように回路基板20及びコネクタ30を収容するケース10と、電気が流れる通電部に臨むように設けられ、ケース10の外部に水を排出するための排水機構50と、を備える。
この構成では、電子機器100は、回路基板20の電気が流れる通電部に臨むように設けられ、ケース10の外部に水を排出するための排水機構50を備える。そのため、ケース10の内部に水が浸入したとしても、回路基板20の電気が流れる通電部の水は、排水機構50を通じてケース10の外部に排出される。したがって、リーク電流の発生を抑制すると共に、電子機器100の大型化を抑制することができる。
また、排水機構50は、コネクタ30の下面を上下に貫通するように設けられ、コネクタ30内に浸入した水を外部に排出する第1排水孔51を有する。
この構成によれば、コネクタ30の下面を上下に貫通する第1排水孔51が設けられるので、コネクタ30内に浸入した水を、重力によってコネクタ30外に導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水がコネクタ30の内部に滞留することを抑制できる。
また、車両が水没状態から復帰し、作業者がコネクタ30からリテーナ40を抜いて分解する場合には、コネクタ30内に浸入した水は、既にコネクタ30外に導かれて排出されている。したがって、作業者は安全に作業を行うことができる。
また、コネクタ30は、回路基板20の上面に実装され、排水機構50は、第1排水孔51と上下方向に連通する位置にて回路基板20を上下に貫通するように設けられる第2排水孔52を有する。
この構成によれば、回路基板20を上下に貫通する第2排水孔52が設けられるので、第1排水孔51を通じてコネクタ30内から排出された水を、重力によって回路基板20の下方へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が回路基板20上に滞留することを抑制することができる。
また、ケース10は、回路基板20の下側に位置するロワケース12を有し、排水機構50は、ロワケース12に形成されて第2排水孔52から排出された水をケース10の外部に導くための排水部54を有する。
この構成によれば、ロワケース12に排水部54が設けられるので、第1排水孔51及び第2排水孔52を通じて回路基板20の下方に導かれた水を、重力によってケース10の外部へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水がケース10内に滞留することを抑制することができる。
また、排水部54は、間欠的に開口するように設けられる複数のスリット部55を有する。
この構成によれば、排水部54が複数のスリット部55を有し、排水部54の開口面積が小さくなるので、外部から作業者の手指等が入らないようにできる。したがって、作業者がケース10内の通電部に触れることを抑制することができる。
また、リテーナ40は、コネクタ30内に挿入されるリテーナ本体41と、リテーナ本体41内に配置され、ハーネス45と接続される第1端子部42と、コネクタ30内に挿入された状態でコネクタ30内のコネクタピン33と接続される第2端子部43と、を接触した状態で固定するカシメ部44と、を有する。第1排水孔51は、リテーナ40の先端部とコネクタ30の内面との間の突き合わせ面に連通する第1位置58と、リテーナ本体41とカシメ部44との対向面に連通する第2位置59と、の少なくともいずれか一方に開口するように設けられる。
この構成によれば、コネクタ30内に水が浸入した場合に外部に排出されにくい第1位置58と第2位置59との少なくともいずれか一方に第1排水孔51が開口するので、電子機器100内で電気が流れる通電部に滞留する水を外部へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が通電部の近傍に滞留することを抑制することができる。
また、コネクタ30は、回路基板20の外周縁に沿うように複数設けられ、排水機構50は、隣り合う一対のコネクタ30のコネクタピン33が回路基板20に電気的に接続される各々の接続部の間にて回路基板20を上下に貫通するように設けられる第3排水孔53を有する。
この構成によれば、接続部の間にて回路基板20を上下に貫通する第3排水孔53が設けられるので、回路基板20上に滞留する水を、第3排水孔53を通じて重力によって回路基板20の下方へ導き、排出することができる。したがって、車両が水没状態から復帰した場合に、浸入した水が回路基板20上に滞留することを抑制することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、電子機器100がバッテリ・マネジメント・システムである場合について説明した。しかしながら、電子機器100は、車両に搭載されるものであれば、どのような電子機器であってもよい。
本願は、2022年10月19日に日本国特許庁に出願された特願2022-167691に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (5)

  1. 車載用電子機器であって、
    リテーナが挿入されるコネクタと、
    前記コネクタが実装される回路基板と、
    前記コネクタの前記リテーナが挿入される開口部が外部に露出するように前記回路基板及び前記コネクタを収容するケースと、
    電気が流れる通電部に臨むように設けられ、前記ケースの外部に水を排出するための排水機構と、
    を備え、
    前記排水機構は、前記コネクタの下面を上下に貫通するように設けられ、前記コネクタ内に浸入した水を外部に排出する第1排水孔を有し、
    前記リテーナは、
    前記コネクタ内に挿入される本体部と、
    前記本体部内に配置され、ハーネスと接続される第1端子部と、前記コネクタ内に挿入された状態で前記コネクタ内のコネクタピンと接続される第2端子部と、を接触した状態で固定するカシメ部と、
    を有し、
    前記第1排水孔は、前記リテーナの先端部と前記コネクタの内面との間の突き合わせ面に連通する第1位置と、前記本体部と前記カシメ部との対向面に連通する第2位置と、の少なくともいずれか一方に開口するように設けられる、
    車載用電子機器。
  2. 請求項に記載の車載用電子機器であって、
    前記コネクタは、前記回路基板の上面に実装され、
    前記排水機構は、前記第1排水孔と上下方向に連通する位置にて前記回路基板を上下に貫通するように設けられる第2排水孔を有する、
    車載用電子機器。
  3. 請求項に記載の車載用電子機器であって、
    前記ケースは、前記回路基板の下側に位置するロワケースを有し、
    前記排水機構は、前記ロワケースに形成されて前記第2排水孔から排出された水を前記ケースの外部に導くための排水部を有する、
    車載用電子機器。
  4. 請求項に記載の車載用電子機器であって、
    前記排水部は、間欠的に開口するように設けられる複数のスリット部を有する、
    車載用電子機器。
  5. 請求項1からのいずれか一つに記載の車載用電子機器であって、
    前記コネクタは、前記回路基板の外周縁に沿うように複数設けられ、
    前記排水機構は、隣り合う一対の前記コネクタのコネクタピンが前記回路基板に電気的に接続される各々の接続部の間にて前記回路基板を上下に貫通するように設けられる第3排水孔を有する、
    車載用電子機器。
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