JP7754285B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
従来の、室内ユニットに天井パネルをパネル固定ねじで固定する構造では、コーナーカバーとコーナー部との間に隙間があると、隙間より外気が侵入し、外気に含まれる油や洗剤がコーナー部に付着するので、コーナー部を形成する樹脂にクレージングが発生する。その結果、製造時よりも、コーナー部の、パネル固定ねじによる応力が加わる領域でひび割れや破損が発生しやすくなり、天井パネルの寿命や意匠性が低下するといった問題があった。
また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「前」、「前側」、「手前」、「後」、「後側」、「奥」、「奥行」、「内側」、「外側」など)を適宜用いるが、これらの用語は各構成部材の相対的な位置関係であって、本開示の内容を限定するものではない。また、「前後方向」は、空気調和機を使用可能な状態に設置したときの、鉛直方向である。前後方向のうち、天井面から室内側に向かう方向を前方向とする。前方向の反対方向を後方向とする。また、「内側」、「外側」などの用語については、空気調和機を使用可能な状態に設置し、各構成部材を室内側から見た向きで、中央に近い側を「内側」と呼び、中央と比べて端部に近い側を「外側」と呼ぶ。
図1(a)及び図1(b)は本開示の実施の形態1における空気調和機100の全体構造を示す斜視図である。図1(a)は空気調和機100を天井裏から見た斜視図である。
図1(b)は空気調和機100を室内側から見た斜視図である。
図2は、空気調和機100を室内側から見た平面図である。
図14は、空気調和機100の断面図である。
本実施の形態に係る空気調和機100は、その一部を天井に埋め込まれた状態で設置されるものである。
室内ユニット1は筐体110を備え、筐体110の各角部に、吊金具3が設けられている。室内ユニット1は、前記吊金具3に天井裏内の梁等に設けられた吊ボルト4(図示せず)を通した後、吊ボルト4にナット5(図示せず)を取り付けることによって天井裏に固定される。室内ユニット1が天井裏に固定されたとき、筐体110の下面部6(図2に示される)は室内側に面する。室内ユニット1は、筐体110の下面部6に、略矩形状の開口である空気吸込口7を有する。室内ユニット1は、筐体110の下面部6に、空気吸込口7と離間して、略矩形状の開口である空気吹出口8を有する。室内ユニット1は、筐体110の内部に、空気吸込口7及び空気吹出口8と繋がる熱交換器室111を有し、熱交換器室111内に、空気と熱交換を行い、空気を設定温度に調整するための室内熱交換器112を備える。室内ユニット1は、熱交換器室111内に、ファン113を備える。ファン113は、対象空間(室内)の空気を空気吸込口7より熱交換器室111内に吸い込み、吸い込んだ空気を室内熱交換器112に通し、室内熱交換器112により温度調整された空気を空気吹出口8より吹き出す。
図2の向きでパネル2を見たとき、パネル2には、グリル10と間隔を置いて、グリル10より上側に、略矩形状の開口であるパネル空気吹出口12が設けられている。パネル空気吹出口12には、空気の吹き出す向きを調整する風向ベーン9が取付けられている。パネル空気吹出口12は、室内ユニット1の空気吹出口8と対応した位置にあり、前後方向で少なくとも一部が重なる。室内ユニット1は、空気吹出口8を、下面部6のパネル空気吹出口12よりも中央寄りに有する。
図5は、図4と同じ構成で、パネル2及びフィルター外枠15を示した斜視図である。フィルター外枠15は、後述するパネル2の取付け部40(第1の取付け部41、第2の取付け部42及び第3の取付け部43)を覆うための蓋部30(第1の蓋部31、第2の蓋部32及び第3の蓋部33)を有する。
パネル2は、パネル空気吸込口13を有し、パネル空気吸込口13に沿って、パネル空気吸込口13を囲むように、吸込口縁部25を備える。吸込口縁部25は、左右に長手方向を有する矩形枠状の部材である。吸込口縁部25は、パネル空気吸込口13に沿って直線状に延伸する上側吸込口縁部25a、下側吸込口縁部25b、右側吸込口縁部25c及び左側吸込口縁部25dを備える。ここで使用される上側、下側、右側及び左側とは、図6に示される向きでパネル2を見たときの、吸込口縁部25を構成する各部分の相対的な位置関係である。吸込口縁部の各部分25a、25b、25c及び25dは、パネル2を正面視して、それぞれの短手の向きに所定の幅を有する。上側吸込口縁部25aは、パネル空気吹出口12側に設けられる。下側吸込口縁部25bは、パネル空気吸込口13を挟んで上側吸込口縁部25aと対向する位置に設けられる。右側吸込口縁部25cは、上側吸込口縁部25aの右端部と下側吸込口縁部25bの右端部との間に設けられる。左側吸込口縁部25dは、上側吸込口縁部25aの左端部と下側吸込口縁部25bの左端部との間に設けられる。
パネル2は、パネル2を室内ユニット1に固定する固定具23が取付けられる取付け部40である、第1の取付け部41、第2の取付け部42及び第3の取付け部43を、パネル空気吸込口13の周辺に有する。
図7(b)は、フィルター外枠15の後方斜視図である。
図7(a)及び図7(b)を用いて、フィルター外枠15について説明する。
フィルター外枠15は、矩形枠状の外枠取付け部18を備える。外枠取付け部18は、パネル空気吸込口13を囲むように、パネル2の吸込口縁部25に取付けられる。外枠取付け部18は、上側外枠取付け部18a、下側外枠取付け部18b、右側外枠取付け部18c及び左側外枠取付け部18dを備える。ここで使用される上側、下側、右側及び左側とは、図4に示される向きで外枠取付け部18を見たときの、外枠取付け部18を構成する各部分の相対的な位置関係である。上側外枠取付け部18aは、外枠取付け部18のうちパネル空気吹出口12側に設けられる。下側外枠取付け部18bは、外枠取付け部18のうちパネル空気吸込口13を挟んで上側外枠取付け部18aと対向する位置に設けられる。右側外枠取付け部18cは、上側外枠取付け部18aの右端部と下側外枠取付け部18bの右端部との間に設けられる。左側外枠取付け部18dは、上側外枠取付け部18aの左端部と下側外枠取付け部18bの左端部との間に設けられる。外枠取付け部18の各部分18a、18b、18c及び18dは略水平に延伸し、それぞれの短手方向が、所定の幅を有するように形成される。
フィルター外枠15は、側面部16の前端16aから、外枠取付け部18と前後に所定の間隔をあけて、上向きに延伸する支持片21を備える。支持片21はフィルター外枠15をパネル2に支持し、フィルター外枠15の前後方向の取付位置を決めるものである。
図8(b)は、図7(b)の、第1の蓋部31と周辺の領域D2を拡大した図である。
図8(b)及び図8(b)を用いて第1の蓋部31について説明する。
カバー部35は、左上の角部が、下側外枠取付け部18b及び右側外枠取付け部18cよりも内側に突出する。カバー部35は、左上の角部が丸められている。カバー部35は、上端が右側外枠取付け部18cと接続し、左端が下側外枠取付け部18bと接続する。カバー部35は、下側外枠取付け部18b及び右側外枠取付け部18cと連続して一体成形され、外枠取付け部18の一部を構成する。言い換えると、本実施の形態では、外枠取付け部18の一部をカバー部35として使用している。
カバー壁部36は、カバー部35の上端より後側に突出し左右に延伸して設けられる第1のカバー壁部36aと、カバー部35の左端より後側に突出し上下に延伸して設けられる第2のカバー壁部36bと、第1のカバー壁部36aと第2のカバー壁部36bの間に、曲面を有しカバー部35より後ろ側に延伸する第3のカバー壁部36cと、を備える。カバー部35と、カバー壁部36とは、樹脂により一体成形されている。
誘導用リブ85は、カバー壁部36と向かい合う後端部88の一端に、カバー壁部36に向けて前後幅が小さくなる向きに、テーパー面89を有する。テーパー面87を誘導用リブ85に設けることで、フィルター外枠15のパネル2への取付けの際に、テーパー面89に第1の壁部61の先端部が当接すると、テーパー面89により第1の壁部61がカバー壁部36と誘導用リブ85との間に誘導される。このような構成により、フィルター外枠15のパネル2への位置決めがスムーズに行われる。
同様に、図示しないが、第2の蓋部32は、カバー部38の後面38aに矩形枠状に設けられたパッキン96を備える。第3の蓋部33は、カバー部39の後面39aに矩形枠状に設けられたパッキン97を備える。
同様に、第2の蓋部32は、フィルター外枠15がパネル2に取付けられたとき、パッキン96が第2の壁部62と接し、第2の取付け部42との間に密閉された中空部82を形成して第2の取付け部42を密閉する。また、第3の蓋部33は、フィルター外枠15がパネル2に取付けられたとき、パッキン97が第3の壁部63と接し、第3の取付け部43との間に密閉された中空部83を形成して第3の取付け部43を密閉する。なお、本開示では、第1の壁部61、第2の壁部62及び第3の壁部63をまとめて壁部60と呼ぶ。
第1の係止具71は、略矩形の板状の部材であり、カバー部35及び第2のカバー壁部36bにより構成される外側面部37に一部が埋め込まれるような形で、第1の蓋部31に設けられている。第1の係止具71の長手方向は、フィルター外枠15がパネル2に取付けられた状態で、前後方向と略一致する。第1の係止具71は、第1の蓋部31より前側に突出した第1の持ち手部73と、カバー部35より後側に突出した第1の固定部75とを備える。第1の固定部75は、フィルター外枠15がパネル2に取付けられた状態で、壁部61の一側面に沿って室内ユニット1側に延伸する。第1の固定部75は第1の係止部77を備える。第1の係止部77は、フィルター外枠15がパネル2に取付けられた状態で、第1の固定部75の、第1の係受部53(図9(a)の破線で示す)と向かい合う面72aに設けられている。第1の係止部77は仕切用リブ46の第1の係受部53に係止される。本実施の形態では、第1の係止部77は爪79である。第1の係受部53は段差部58である。爪79が段差部58に係止されることで、フィルター外枠15が、パネル2に取付けられる。
第1の係止具71が補強部90を備えることで、係止具71の耐久性が向上すると共に、第1の持ち手部73を指で押したときに、指が滑りにくくなり、操作性が向上する。また、第1の持ち手部73に対し第1の固定部75が撓みにくくなるため、使用者の持ち手部73の操作により第1の固定部75を移動させやすく、段差部58からの爪79の解除がしやすくする。また、外側面37の前後幅は、第1の係止具71の周辺で他よりも小さくなっており、第1の持ち手部73を指で押したときの力が、第1の固定部75に伝わりやすいようになっている。
図9(b)は、図9(a)の平面図である。
図9(c)は、図9(b)の構成で、第1の取付け部41にねじ24が取付けられていない状態を示した図である。
吸込口縁部25は、右下のコーナー部に、パネル2を室内ユニット1に取付けるための第1の取付け部41を備える。第1の取付け部41は、下側吸込口縁部25bと右側吸込口縁部25cの間にあり、下側吸込口縁部25b及び右側吸込口縁部25cと接続する。第1の取付け部41は、平面視して略矩形の部材である。第1の取付け部41は、下側吸込口縁部25b及び右側吸込口縁部25cと連続して樹脂により一体成形される。第1の取付け部41は、左上の角部が、下側吸込口縁部25b及び右側吸込口縁部25cの内縁よりも内側に突出している。
吸込口縁部25(図示せず)は、第1の取付け部41、第2の取付け部42及び第3の取付け部43にそれぞれ取付けられたねじ24により、パネル2が室内ユニット1に固定されるとき、室内ユニット1と接する。
パネル2は、パネル周壁27を囲むように、グリル取付け面部26を備える。グリル取付け面部26とは、パネル2にグリル10を取付けたとき、グリル10で覆われる面部である。パネル2は、グリル取付け面部26の一辺に、グリル10を開閉可能に軸支し、回転させる一対のグリル取付け部95を備える。
ねじ取付け領域45及びねじ24は、第1の壁部61が第1の取付け部41に取付けられたとき、第1の壁部61により覆われる。ねじ取付け領域45及びねじ24は、第1の壁部61が第1の取付け部41に取付けられたとき、第1の壁部61により密閉される。第2の取付け部42及び第3の取付け部43に設けられたねじ取付け領域45及びねじ24も、同様である。
使用者は、図4で示す向きでパネル2に向き合い、図4に示される向きでフィルター外枠15の右端及び左端をそれぞれ右手及び左手で持つ。そして、フィルター外枠15の支持片21をパネル2側に傾け、図10(a)の右側の矢印で示される方向にフィルター外枠15を移動させ、突出部19をパネル2の差込用開口部28に差し込む。次に、フィルター外枠15がパネル周壁27の内側に納まるよう、図10(a)の左側の矢印で示される方向にフィルター外枠15を移動させる。このとき、フィルター外枠15の第1の蓋部31に設けられている、第1の係止具71が備える第1の係止部77である爪79が、第1の係受部53である段差部58に係止され、第1の蓋部31が第1の壁部61及び第1の取付け部41に取付けられる。同様に、第2の蓋部32に設けられている第2の係止具72が備える第2の係止部である爪80が、第2の係受部54である段差部59に係止され、第2の蓋部32が第2の壁部62及び第2の取付け部42に取付けられる。このようにしてフィルター外枠15がパネル2に取付けられる。
図12は、図11の平面図である。
図13(a)及び図13(b)は、図12のE-Eにおける、前後方向の断面図である。線E-Eは、ねじ24とねじ穴44とを通る左右方向の断面線である。図13(a)では、フィルター外枠15からフィルター20が外されている。図13(b)ではフィルター外枠15にフィルター20が取付けられている。
図13(a)及び図13(b)において、パネル2の線Fより後ろが第1の取付け部41に相当する。第1の取付け部41に形成された切欠き47に沿って凹部48が設けられている。凹部48の前端は支持面部56と接続し、支持面部56はねじ取付け領域45と反対側(左側)に延伸し、支持面部56の左端より、前側に延伸する第2の仕切用リブ46bが設けられている。支持面部56と第2の仕切用リブ46bにより段差部58が形成される。ねじ24がねじ穴44にねじ込まれ、第1の取付け部41と室内ユニット1(筐体110)を固定している。第1の取付け部41、ねじ24及びねじ穴44が蓋部31により覆われている。なお、図13(a)及び図13(b)では、ねじ24の先端が室内ユニット1(筐体110)内に含まれる構造としたが、これに限られず、ねじ24が室内ユニット1を貫通する構造であってもよい。その場合でも、室内ユニット1(筐体110)は金属で形成されるため、室内ユニット1側のクレンジングによるひび割れや破損は生じない。
例えば、第1の壁部61が段差部58の代わりに平坦な側面を有し、該側面に凹み部を有し、該凹み部に第1の係止具71に備えられた凸部などの突起が嵌め合わされる構造等であってもよい。
Claims (10)
- 空気吸込口及び空気吹出口を有し、内部にファン及び室内熱交換器を収納し、前記ファンの運転により、前記空気吸込口から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前記室内熱交換器に通して前記空気吹出口から吹き出す室内ユニットと、
前記室内ユニットに取付けられ、前記空気吸込口と少なくとも一部が重なる位置にパネル空気吸込口を有するパネルと、
前記パネルの前記パネル空気吸込口の周辺に設けられ、前記パネルを前記室内ユニットに固定するねじが取付けられる取付け部と、
前記取付け部の周縁に突出して設けられ、係受部を有する壁部と、
前記ねじを覆い、前記壁部に係止されて前記取付け部を密閉する蓋部と、を備え、
前記蓋部は、前記係受部と係合し前記蓋部を前記壁部に係止する係止部を備える、
空気調和機。 - 前記蓋部は略矩形のカバー部と、前記蓋部が前記パネルに取付けられたとき、前記カバー部の前記壁部と向かい合う面に設けられるパッキンと、を備え、
前記蓋部が前記パネルに取付けられたとき、前記壁部が前記パッキンと当接し、前記蓋部、前記壁部及び前記パッキンにより前記取付け部が密閉される、
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記パネル空気吸込口を囲むように前記パネルに着脱可能に取付けられ、フィルターが着脱可能に取り付けられるフィルター外枠を備え、
前記フィルター外枠は前記蓋部を備える、
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記パネルは、前記パネル空気吸込口を囲み、前記フィルター外枠が取付けられる吸込口縁部を備え、
前記取付け部の少なくとも一部が前記吸込口縁部により形成される、
請求項3に記載の空気調和機。 - 前記パネルは、前記吸込口縁部を囲み、前記室内ユニットと反対側に延伸し、内側に前記フィルター外枠が取りつけられるパネル周壁を備え、
前記壁部の少なくとも一部が前記パネル周壁により形成される、
請求項4に記載の空気調和機。 - 前記蓋部は係止具を備え、
前記係止具は、前記フィルター外枠が前記パネルに取付けられた状態で前記壁部の一側面に沿って前記室内ユニット側に延伸する固定部と、前記固定部とは反対側に延伸し、前記蓋部より突出した持ち手部と、を備え、
前記係止部は、前記固定部の、前記壁部と向かい合う面に備えられた爪である、
請求項3に記載の空気調和機。 - 前記係受部は、前記フィルター外枠が前記パネルに取付けられた状態で前記爪が係止される、前記壁部に設けられた段差部である、
請求項6に記載の空気調和機。 - 前記持ち手部を前記取付け部側に移動させることで、前記係止部の前記係受部への係止が解除される、
請求項6に記載の空気調和機。 - 前記パネル空気吸込口は、略矩形状であり、
前記吸込口縁部は矩形枠状であり、
前記取付け部は前記吸込口縁部の、長手方向の一辺の両端に設けられ、
前記フィルター外枠は、前記パネルに取付けられたとき、前記取付け部と重なる位置に前記蓋部を備える、
請求項4に記載の空気調和機。 - 前記室内ユニットは天井裏に据え付けられ、室内側に面する一面に前記空気吸込口及び前記空気吹出口を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の空気調和機。
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