以下に、本発明に係る電気接続具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電気接続具の実施形態の1つについて、これを収める電気接続箱と併せて図1から図11に基づき説明する。
図1から図3の符号1は、本実施形態の電気接続箱を示す。また、図1から図3の符号WHは、その電気接続箱1を備えた本実施形態のワイヤハーネスを示す。電気接続箱1においては、その筐体10の中に電気接続具20が収容される。
電気接続箱1は、第1接続対象物(図示略)と第2接続対象物(図示略)との間に介在させ、この第1接続対象物側の第1電線We1と第2接続対象物側の第2電線We2とを内方に引き込んで電気接続させるものである(図1から図3)。そして、この電気接続箱1は、その第1電線We1及び第2電線We2と共にワイヤハーネスWHを成す。この電気接続箱1及びワイヤハーネスWHにおいては、その第1電線We1と第2電線We2とが少なくとも1本ずつ用いられる。例えば、ここで示す電気接続箱1及びワイヤハーネスWHは、第1電線We1と第2電線We2とに各々シールド電線を利用し、外部からのノイズの侵入抑止対策が採られている。よって、以下においては、第1電線We1の一例としての第1シールド電線We1と第2電線We2の一例としての第2シールド電線We2とを備えるものとして、電気接続箱1とワイヤハーネスWHの説明を行う。
第1シールド電線We1は、図示しないが、円柱状の導電性の芯線と、この芯線を同心で覆う円筒状の絶縁性の内部被覆(内部シース)と、この内部被覆を同心で覆う円筒状の導電性の編組体と、この編組体を同心で覆う円筒状の絶縁性の外部被覆(外部シース)と、を備える。また、第2シールド電線We2は、図示しないが、円柱状の導電性の芯線と、この芯線を同心で覆う円筒状の絶縁性の内部被覆(内部シース)と、この内部被覆を同心で覆う円筒状の導電性の編組体と、この編組体を同心で覆う円筒状の絶縁性の外部被覆(外部シース)と、を備える。
ここで例示する電気接続箱1及びワイヤハーネスWHは、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載され、第1接続対象物としての二次電池と第2接続対象物としての電源分配対象物(例えば、給電対象となる補記類等)との間を電気接続具20で電気接続させることによって、電源分配対象物に電源を分配させる。よって、ここで例示する電気接続箱1及びワイヤハーネスWHにおいては、二次電池に電気接続させた一対の第1シールド電線We1,We1(正極用の第1シールド電線We1、負極用の第1シールド電線We1)と、電源分配対象物に電気接続させた一対の第2シールド電線We2,We2(正極用の第2シールド電線We2、負極用の第2シールド電線We2)と、が用いられている。また、ここで例示する電気接続箱1及びワイヤハーネスWHにおいては、その一対の第2シールド電線We2,We2が複数組用いられている。
この電気接続箱1は、金属製の筐体10を備える(図1から図3)。また、この電気接続箱1は、その筐体10の内方で第1シールド電線We1と第2シールド電線We2とを電気接続させる導電性の電気接続具20を備える(図2から図10)。また、この電気接続箱1は、第2シールド電線We2の編組体に乗ったノイズを逃がす端子金具30を備える(図2、図3、図9及び図10)。また、この電気接続箱1は、第2シールド電線We2を筐体10の内外に亘って挿通させる電線挿通部(後述する第2電線挿通部)16が設けられているので、筐体10の収容室10aの防水・防塵対策として、その第2電線挿通部16を介した筐体10の外から収容室10aへの液体及び塵埃の侵入を抑える防水・防塵部材40を備える(図1から図3、図9及び図10)。
筐体10は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属材料で成形され、導電性の車体(図示略)に固定される。また、この筐体10は、収容室10aを有する(図2、図3及び図11)。そして、この筐体10には、収容室10aに配置させる部品の挿入作業や組付け作業を行う際の作業用開口10bが設けられている(図2、図3及び図11)。
収容室10aには、第1シールド電線We1の芯線と第2シールド電線We2の芯線とを電気接続させた電気接続具20が収容されている。この収容室10aには、作業用開口10bから電気接続具20と第1シールド電線We1と第2シールド電線We2とが挿入される。
ここで示す筐体10は、金属製のケース本体10Aと金属製のカバー10Bとを備える(図1及び図3)。この筐体10は、作業用開口10bを車両上方に向けて車体に固定される。例えば、ここでは、ケース本体10Aが車体のフロアパネルに螺子止め固定される。
ケース本体10Aは、筒状の外周壁11を有する(図1から図3及び図11)。このケース本体10Aにおいては、その外周壁11に囲われた内側の内部空間が収容室10aとして利用され、かつ、その外周壁11の筒軸方向における一端の環状端部の内側の開口が作業用開口10bとして利用される。カバー10Bは、その一端の環状端部における環状端面に組み付けられて、その一端の開口(作業用開口10b)を塞ぐ。ここで示す外周壁11は、その一端の環状端面と同一の平面上に配置された平面が設けられ、かつ、その一端の環状端部から外方へと環状に突出させたフランジ部11aを有している(図2、図3及び図11)。カバー10Bは、このフランジ部11aに組み付けられる。
また、ケース本体10Aは、その一端を開口させた筒状の外周壁11の他端の開口を底壁12で塞いでいる(図1から図3及び図11)。よって、このケース本体10Aにおいては、その外周壁11と底壁12とで共に囲われ、かつ、その外周壁11の一端の作業用開口10bを連通させた収容室10aが形成されている。
このケース本体10Aにおいては、一端の開口(作業用開口10b)側から第1シールド電線We1と第2シールド電線We2を収容室10aに引き込ませる。また、このケース本体10Aにおいては、作業用開口10bから収容室10aに電気接続具20が挿入され、その作業用開口10bから電気接続具20が螺子止め固定される。
その電気接続具20は、第1シールド電線We1と第2シールド電線We2を物理的且つ電気的に接続させることによって、この第1シールド電線We1と第2シールド電線We2とを間接的に電気接続させる。それぞれの第1シールド電線We1は、その一方の端末にコネクタ(以下、「第1コネクタ」という。)51が接続されており、この第1コネクタ51を介して電気接続具20に電気接続させる(図2及び図3)。また、それぞれの第2シールド電線We2は、その一方の端末にコネクタ(以下、「第2コネクタ」という。)52が接続されており、この第2コネクタ52を介して電気接続具20に電気接続させる(図3及び図5から図10)。尚、ここでの図示は省略するが、第1シールド電線We1の他方の端末には、第1接続対象物側に電気接続させるコネクタが設けられている。また、第2シールド電線We2の他方の端末には、第2接続対象物側に電気接続させるコネクタが設けられている。
電気接続具20は、2つの端子部(第1端子部21a、第2端子部21b)を本体21cから同一の平面上(以下、その平面のことを「基準平面P」という。)で突出させた電気部品21を備える(図4から図8)。ここで云う電気部品21とは、回路保護部品(ヒューズ等)やリレー部品のことである。ここでは、ヒューズを電気部品21の一例として示している。電気接続具20は、この電気部品21を複数備える。
この電気部品21は、ヒューズ本体としての円柱状の本体21cを備える。そして、その本体21cには、軸線方向の一方の端部にその端面よりも軸線方向へと突出させた第1端子部21aを設け、軸線方向の他方の端部にその端面よりも軸線方向へと突出させた第2端子部21bを設けている。ここで示す電気部品21は、同じ端子金具を本体21cにおける軸線方向の両端部に1つずつ備えている。その端子金具は、例えば金属板を母材にしてL字状に成形されており、2つの平板状の片部を有している。本体21cの両端の2つの端子金具は、2つの平板状の片部の内の一方を本体21cにおける軸線方向の端部の外周面から互いに同じ向きで突出させ、2つの平板状の片部の内の他方を本体21cにおける軸線方向の端部の端面よりも軸線方向で互いに逆向きに突出させる。それぞれの端子金具における一方の片部については、基準平面Pに直交する方向へと突出させている。また、それぞれの端子金具における他方の片部については、一方の平面を基準平面Pに合わせ、この基準平面Pに沿って突出させている。ここでは、この端子金具における他方の片部を第1端子部21a又は第2端子部21bとして利用する。その第1端子部21aと第2端子部21bには、自身の平面に直交する孔軸の貫通孔21dが円形状に形成されている(図8)。
更に、電気接続具20は、電気部品21の第1端子部21aと第1シールド電線We1とを電気接続させる部材であり、この第1端子部21aと第1シールド電線We1との間に介在して、この第1端子部21aと第1シールド電線We1の芯線を間接的に電気接続させる導電部材(以下、「第1導電部材」という。)22を備える(図4から図8)。この電気接続具20においては、一対の第1シールド電線We1,We1の内の一方を全ての電気部品21の第1端子部21aに電気接続させる。そこで、この電気接続具20においては、1つの第1導電部材22を介して全ての電気部品21の第1端子部21aと1本の第1シールド電線We1とを電気接続させる。
第1導電部材22は、例えば金属板を母材にして所定の形状に成形された所謂バスバである。この第1導電部材22は、電気部品21の第1端子部21aを電気接続させる主体22aと、第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51を嵌合接続させることによって、この第1シールド電線We1の芯線を電気接続させるコネクタ接続端子部(以下、「第1コネクタ接続端子部」という。)22bと、を有する(図4から図6及び図8)。
この第1導電部材22においては、その第1端子部21aを主体22aに固定することによって、この第1端子部21aを主体22aに電気接続させる。ここで示す主体22aは、長方形の平板状に形成され、その長手方向に並べられた全ての電気部品21の第1端子部21aを固定して電気接続させる。この第1導電部材22においては、全ての電気部品21の第1端子部21aが主体22aによって連結されているので、以下、この主体22aを「連結主体22a」と称する。
この連結主体22aには、平面同士を合わせて載せ置かれた第1端子部21aが螺子止め固定される。そこで、この連結主体22aには、載せ置かれた第1端子部21aの貫通孔21dと同軸の円形の貫通孔22cが電気部品21毎に形成されている(図8)。そして、電気接続具20は、その第1端子部21aと連結主体22aのそれぞれの貫通孔21d,22cに挿通させる雄螺子部材23Aと、この雄螺子部材23Aに螺合させ、その第1端子部21aと連結主体22aを螺子止め固定させる雌螺子部材24Aと、を電気部品21毎に備える(図4から図8)。ここでは、後述するように、第1導電部材22が連結主体22aの一方の平面を露出させた状態で後述する導体保持部材27と一体になっている。その連結主体22aの露出面は、第1端子部21aが載せ置かれている状態で基準平面Pに一致している。そして、ここでは、導体保持部材27に対して、雄螺子部材23Aが連結主体22aの貫通孔22cに挿通させた状態でスタッドボルトの如く設けられている。このため、ここでは、雄螺子部材23Aを貫通孔21dに挿通させながら第1端子部21aを露出状態の連結主体22aに載せ置き、その雄螺子部材23Aに雌螺子部材24Aを螺合させていって、第1端子部21aと連結主体22aを電気接続可能な状態で螺子止め固定させる。
第1コネクタ接続端子部22bは、連結主体22aからその平面に対して垂設させた端子部である。よって、この第1コネクタ接続端子部22bは、連結主体22aに第1端子部21aが載せ置かれている状態で基準平面Pに直交している。この第1コネクタ接続端子部22bは、導体保持部材27と一体になっている状態で当該導体保持部材27から突出させている。ここで示す第1コネクタ接続端子部22bは、連結主体22aにおける長手方向の一端に配置され、収容室10aの中で外周壁11の筒軸方向に沿って且つ作業用開口10bに向けて突出させている。そして、ここで示す第1コネクタ接続端子部22bは、所謂雄タブ形状に形成されている。第1コネクタ51は、雌コネクタとして構成され、作業用開口10b側から収容室10aに挿入して、収容室10aの第1コネクタ接続端子部22bに嵌合接続させる。
また更に、電気接続具20は、電気部品21の第2端子部21bと第2シールド電線We2とを電気接続させる部材であり、この第2端子部21bと第2シールド電線We2との間に介在して、この第2端子部21bと第2シールド電線We2の芯線を間接的に電気接続させる導電部材(以下、「第2導電部材」という。)25を備える(図4から図8)。この電気接続具20においては、一対の第2シールド電線We2,We2の内の一方を1つの電気部品21の第2端子部21bに電気接続させる。そこで、この電気接続具20においては、その第2導電部材25を電気部品21毎に備えており、1つの第2導電部材25を介して1つの電気部品21の第2端子部21bと1本の第2シールド電線We2とを電気接続させる。
第2導電部材25は、例えば金属板を母材にして所定の形状に成形された所謂バスバである。この第2導電部材25は、電気部品21の第2端子部21bを電気接続させる主体25aと、第2シールド電線We2の端末の第2コネクタ52を嵌合接続させることによって、この第2シールド電線We2の芯線を電気接続させるコネクタ接続端子部(以下、「第2コネクタ接続端子部」という。)25bと、を有する(図4から図8)。
この第2導電部材25においては、その第2端子部21bを主体25aに固定することによって、この第2端子部21bを主体25aに電気接続させる。ここで示す主体25aは、平板状の片体として形成されている。この主体25aには、平面同士を合わせて載せ置かれた第2端子部21bが螺子止め固定される。そこで、この主体25aには、載せ置かれた第2端子部21bの貫通孔21dと同軸の円形の貫通孔25cが形成されている(図8)。そして、電気接続具20は、その第2端子部21bと主体25aのそれぞれの貫通孔21d,25cに挿通させる雄螺子部材23Bと、この雄螺子部材23Bに螺合させ、その第2端子部21bと主体25aを螺子止め固定させる雌螺子部材24Bと、を電気部品21毎に備える(図4から図8)。ここでは、後述するように、第2導電部材25が主体25aを露出させた状態で後述する導体保持部材27と一体になっている。その主体25aの露出面は、第2端子部21bが載せ置かれている状態で基準平面Pに一致している。そして、ここでは、導体保持部材27に対して、雄螺子部材23Bが主体25aの貫通孔25cに挿通させた状態でスタッドボルトの如く設けられている。このため、ここでは、雄螺子部材23Bを貫通孔21dに挿通させながら第2端子部21bを露出状態の主体25aに載せ置き、その雄螺子部材23Bに雌螺子部材24Bを螺合させていって、第2端子部21bと主体25aを電気接続可能な状態で螺子止め固定させる。
第2コネクタ接続端子部25bは、主体25aに第2端子部21bが載せ置かれている状態で基準平面Pに直交させる。よって、ここで示す第2コネクタ接続端子部25bは、主体25aからその平面に直交する方向へと突出させている。また、この第2コネクタ接続端子部25bは、導体保持部材27と一体になっている状態で第1コネクタ接続端子部22bとは逆向きに主体25aから突出させている。つまり、ここで示す第2コネクタ接続端子部25bは、収容室10aの中で外周壁11の筒軸方向に沿って且つ底壁12に向けて突出させている。そして、ここで示す第2コネクタ接続端子部25bは、所謂雄タブ形状に形成されている。第2コネクタ52は、電気接続具20が収容室10aへと収容される前に、第2コネクタ接続端子部25bに嵌合接続させる。
ここで、この第2導電部材25の主体25aは、基準平面Pに直交する方向で電気部品21の本体21cと並ぶ位置まで延在させた隣設部25dを有する(図5から図7)。ここでは、主体25aを平板状の片体として形成しているので、その片体の一部分が隣設部25dになる。但し、主体25aについては、例えば、屈曲させた2つの平板状の片体を有する形状に形成し、この2つの片体の内の一方を第2端子部21bの固定用の部位として利用して、その内の他方を隣設部25dとして利用してもよい。
更に、この第2導電部材25の第2コネクタ接続端子部25bは、基準平面Pに直交する方向で且つ電気部品21の本体21cから離れる方向へと隣設部25dから突出させる。この第2コネクタ接続端子部25bは、その突出方向とは逆向きに第2コネクタ52を嵌合接続させるものである。
このように、第2導電部材25における主体25aの隣設部25dと第2コネクタ接続端子部25bは、基準平面Pに直交する方向で電気部品21の本体21cと並ぶ位置に配置される。このため、電気接続具20においては、その第2コネクタ接続端子部25bに嵌合接続される第2コネクタ52についても、基準平面Pに直交する方向で電気部品21の本体21cと並ぶ位置に配置される。従って、この電気接続具20においては、基準平面Pに沿う方向で電気部品21から大きく食み出した位置に第2コネクタ接続端子部25bが配置されておらず、この位置に第2コネクタ52が配置されないので、基準平面Pに沿う方向での体格の小型化が可能になる。また、ここでは、この電気接続具20の小型化に伴って、電気接続箱1についても基準平面Pに沿う方向での体格の小型化が可能になる。
また、この電気接続具20においては、一組の電気部品21と第2導電部材25の組み合わせを基準平面Pに沿って複数並べている。このため、この電気接続具20は、その全ての組み合わせにおいて、基準平面Pに沿う方向で電気部品21から大きく食み出した位置に第2コネクタ接続端子部25bと第2コネクタ52が配置されないので、基準平面Pに沿う方向での体格を大幅に小型化することができる。
ここで示す第2導電部材25においては、その主体25aの隣設部25dと第2コネクタ接続端子部25bが車載状態で電気部品21の本体21cの直下に配置される。ここで示す電気接続箱1においては、収容室10aにおける底壁12側の空間(後述する第2収容室10a2)に余裕があるので、電気部品21の本体21cの直下に第2コネクタ接続端子部25bと第2コネクタ52が配置されたとしても、収容室10aの容積を底壁12側で拡大する必要がない。よって、ここでは、電気接続箱1における底壁12側への大型化を抑止することができる。
また更に、電気接続具20は、一対の第1シールド電線We1,We1の内の他方と一対の第2シールド電線We2,We2の内の他方とを電気接続させる部材であり、この他方の第1シールド電線We1と他方の第2シールド電線We2との間に介在して、この第1シールド電線We1と第2シールド電線We2のそれぞれの芯線を間接的に電気接続させる導電部材(以下、「第3導電部材」という。)26を備える(図4及び図8)。この電気接続具20においては、その他方の第1シールド電線We1を全ての他方の第2シールド電線We2に電気接続させる。そこで、この電気接続具20においては、1つの第3導電部材26を介して他方の第1シールド電線We1と全ての他方の第2シールド電線We2とを電気接続させる。
第3導電部材26は、例えば金属板を母材にして所定の形状に成形された所謂バスバである。この第3導電部材26は、主体26aと、第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51を嵌合接続させることによって、この第1シールド電線We1の芯線を電気接続させるコネクタ接続端子部(以下、「第3コネクタ接続端子部」という。)26bと、第2シールド電線We2の端末の第2コネクタ52を嵌合接続させることによって、この第2シールド電線We2の芯線を電気接続させるコネクタ接続端子部(以下、「第4コネクタ接続端子部」という。)26cと、を有する(図4及び図8)。
ここで示す主体26aは、L字状の平板として形成されている。この主体26aは、長方形の長片部26a1と長方形の短片部26a2とに大別され、その長片部26a1の長手方向をそれぞれの電気部品21及び第2導電部材25の配列方向に向け、かつ、この長片部26a1をそれぞれの第2導電部材25の隣に並べて配置されている(図4及び図8)。ここでは、後述するように、第3導電部材26が主体26aの一方の平面を露出させた状態で後述する導体保持部材27と一体になっている。
第3コネクタ接続端子部26bは、主体26aの短片部26a2からその平面に対して垂設させた端子部である。この第3コネクタ接続端子部26bは、導体保持部材27と一体になっている状態で当該導体保持部材27から第1コネクタ接続端子部22bと同じ向きに突出させている。つまり、ここで示す第3コネクタ接続端子部26bは、収容室10aの中で外周壁11の筒軸方向に沿って且つ作業用開口10bに向けて突出させている。そして、ここで示す第3コネクタ接続端子部26bは、第1コネクタ接続端子部22bと同じ形の雄タブ形状に形成されている。この第3コネクタ接続端子部26bに繋ぐ第1コネクタ51は、第1コネクタ接続端子部22bに繋ぐものと同じように、作業用開口10b側から収容室10aに挿入して、収容室10aの第3コネクタ接続端子部26bに嵌合接続させる。
第4コネクタ接続端子部26cは、主体26aの長片部26a1からその平面に対して垂設させた端子部であり、第2導電部材25と対になって設けられる。ここで示す第4コネクタ接続端子部26cは、その長片部26a1の第2導電部材25側の長辺に、第2導電部材25の隣に並べて第2導電部材25毎に設けられている。この第4コネクタ接続端子部26cは、導体保持部材27と一体になっている状態で第2コネクタ接続端子部25bと同じ向きに主体26aの長片部26a1から突出させている。つまり、ここで示す第4コネクタ接続端子部26cは、収容室10aの中で外周壁11の筒軸方向に沿って且つ底壁12に向けて突出させている。そして、ここで示す第4コネクタ接続端子部26cは、第2コネクタ接続端子部25bと同じ形の雄タブ形状に形成されている。この第4コネクタ接続端子部26cに繋ぐ第2コネクタ52は、第2コネクタ接続端子部25bに繋ぐものと同じように、電気接続具20が収容室10aへと収容される前に、第4コネクタ接続端子部26cに嵌合接続させる。
また更に、電気接続具20は、第1導電部材22と第2導電部材25と第3導電部材26を保持し、かつ、収容室10aで筐体10に螺子止め固定させる電気絶縁性の絶縁部材を備える。この電気接続具20は、その絶縁部材として、第1導電部材22と第2導電部材25と第3導電部材26の保持を担い、かつ、筐体10への螺子止め固定を担う保持部材(以下、「導体保持部材」という。)27を備える(図4、図9及び図10)。この導体保持部材27は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。ここで示す導体保持部材27は、第1導電部材22と第2導電部材25と第3導電部材26に対してインサート成形によって一体成形されている。また、ここでは、雄螺子部材23A,23Bに対しても導体保持部材27がインサート成形によって一体成形されている。
この導体保持部材27は、第1導電部材22の連結主体22aと第2導電部材25の主体25aと第3導電部材26の主体26aを作業用開口10b側の天面27Uで露出させ、かつ、その天面27Uから第1導電部材22の第1コネクタ接続端子部22bと第3導電部材26の第3コネクタ接続端子部26bを作業用開口10b側に突出させている(図4)。更に、この導体保持部材27は、その天面27Uから雄螺子部材23A,23Bを作業用開口10b側に突出させている。一方、この導体保持部材27は、第1コネクタ接続端子部22bや第3コネクタ接続端子部26bとは逆向きに突出させた第2導電部材25の第2コネクタ接続端子部25bと第3導電部材26の第4コネクタ接続端子部26cを底壁12側で内在させている。
電気接続具20は、更に別の絶縁部材として、導体保持部材27に組み付けられ、電気部品21と第1導電部材22の連結主体22aと第2導電部材25の主体25aと第3導電部材26の主体26aと雄螺子部材23A,23Bを作業用開口10b側から覆い隠すカバー部材28を備える(図2、図9及び図10)。このカバー部材28は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。
電気接続具20においては、作業用開口10b側で第1コネクタ51を嵌合接続させるコネクタ部(以下、「上部コネクタ部」という。)がカバー部材28に形成されている。ここでは、一方の第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51を嵌合接続させる第1上部コネクタ部28aと、他方の第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51を嵌合接続させる第2上部コネクタ部28bと、が設けられている(図9及び図10)。
第1上部コネクタ部28aは、内方に第1導電部材22の第1コネクタ接続端子部22bが配置されており、一方の第1シールド電線We1の第1コネクタ51が嵌合接続されることによって、その第1シールド電線We1の芯線を第1コネクタ接続端子部22bに対して間接的に電気接続させる。また、第2上部コネクタ部28bは、内方に第3導電部材26の第3コネクタ接続端子部26bが配置されており、他方の第1シールド電線We1の第1コネクタ51が嵌合接続されることによって、その第1シールド電線We1の芯線を第3コネクタ接続端子部26bに対して間接的に電気接続させる。ここで示す第1上部コネクタ部28aと第2上部コネクタ部28bは、収容室10aで作業用開口10b側に突出させ、かつ、第1コネクタ51を作業用開口10b側から底壁12側に向けて嵌め込ませる当該第1コネクタ51の嵌合接続部としてとして形成されている。
ケース本体10Aにおいては、電気接続具20が収容されている収容室10aに作業用開口10bから一対の第1シールド電線We1,We1が挿入され、一方の第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51が電気接続具20の第1上部コネクタ部28aに嵌合接続され、かつ、他方の第1シールド電線We1の端末の第1コネクタ51が電気接続具20の第2上部コネクタ部28bに嵌合接続される(図2、図3及び図9)。
ケース本体10Aには、外周壁11が作業用開口10b側の一端の環状端面から切り欠かれ、一対の第1シールド電線We1,We1を筐体10の内外に亘って挿通させる(換言するならば、一対の第1シールド電線We1,We1を筐体10の外から収容室10aに引き込ませる、又は、一対の第1シールド電線We1,We1を収容室10aから筐体10の外に引き出させる)電線挿通部(以下、「第1電線挿通部」という。)13が形成されている(図3及び図11)。ここで示す第1電線挿通部13は、外周壁11と一緒にフランジ部11aも切り欠かれた形状に形成されている。この第1電線挿通部13における作業用開口10b側の端面は、この第1電線挿通部13の中に一対の第1シールド電線We1,We1を差し入れる際の挿入口として利用される。この第1電線挿通部13は、カバー10Bがケース本体10Aに組み付けられた状態で、このカバー10Bによって挿入口が塞がれた開口を成す。ここでは、その開口が筐体10の内外を繋ぐ開口になっており、一対の第1シールド電線We1,We1の引込口又は引出口として利用される。尚、第1電線挿通部13は、それぞれの第1シールド電線We1毎に設けてもよい。
ここで示す一対の第1シールド電線We1,We1は、例えば合成樹脂製の電線保持具55によって一纏めにされた状態で保持され、この電線保持具55を介して筐体10に固定される(図2)。その電線保持具55は、第1電線挿通部13の中に配置される。そして、この電線保持具55は、ケース本体10Aに螺子止め固定することによって、筐体10に固定される。ケース本体10Aの収容室10aには、スタッドボルト等の雄螺子部材B1を有する電線固定部14が外周壁11の内壁面11bから突出させた状態で設けられている(図4)。電線保持具55は、その雄螺子部材B1に雌螺子部材(図示略)を螺合させることによって、電線固定部14に螺子止め固定される。
更に、電気接続具20においては、底壁12側で第2コネクタ52を嵌合接続させるコネクタ部(以下、「下部コネクタ部」という。)が導体保持部材27に形成されている。ここでは、一方の第2シールド電線We2の端末の第2コネクタ52を嵌合接続させる第1下部コネクタ部27aと、他方の第2シールド電線We2の端末の第2コネクタ52を嵌合接続させる第2下部コネクタ部27bと、が設けられている(図3及び図10)。
この第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bは、一対の第2シールド電線We2,We2の組み合わせ毎に対になって設けられている。つまり、第1下部コネクタ部27aは、一方の第2シールド電線We2毎に設けられている。また、第2下部コネクタ部27bは、他方の第2シールド電線We2毎に設けられている。そして、この第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bは、導体保持部材27における底壁12側の下面27Lに第2コネクタ52の嵌合接続部として形成されている(図3及び図10)。
第1下部コネクタ部27aは、内方に第2導電部材25の第2コネクタ接続端子部25bが配置されており、一方の第2シールド電線We2の第2コネクタ52が嵌合接続されることによって、その第2シールド電線We2の芯線を第2コネクタ接続端子部25bに対して間接的に電気接続させる。また、第2下部コネクタ部27bは、内方にと第3導電部材26の第4コネクタ接続端子部26cが配置されており、他方の第2シールド電線We2の第2コネクタ52が嵌合接続されることによって、その第2シールド電線We2の芯線を第4コネクタ接続端子部26cに対して間接的に電気接続させる。
この第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bは、下面27Lから天面27Uに向けて第2コネクタ52を嵌め込ませるものとして形成されている。このため、電気接続箱1においては、作業用開口10b側から引き込まれた第2シールド電線We2が底壁12に向けて配索され、その底壁12側で作業用開口10b側に折り返されて当該第2シールド電線We2の第2コネクタ52を第1下部コネクタ部27a又は第2下部コネクタ部27bに嵌合接続させることになる。
電気接続具20は、収容室10aで導体保持部材27又はカバー部材28を筐体10の固定部15に螺子部材(雄螺子部材又は雌螺子部材)によって螺子止め固定させる(図3及び図11)。その固定部15は、ケース本体10Aの外周壁11の内壁面11bから突出させた部位であり、作業用開口10bに向け且つ作業用開口10bと平行な平面を有する。この固定部15には、その平面に対する直交方向を螺子軸とする雌螺子部N2が形成されている(図11)。導体保持部材27又はカバー部材28には、その外周面よりも突出させた平板状の片体であり、収容室10aで一方の平面を作業用開口10bに向け且つ他方の平面を底壁12に向けて配置される被固定部27cが設けられている(図3、図4、図9及び図10)。この被固定部27cには、雄螺子部材B2を挿通させる貫通孔27c1が形成されている(図4、図9及び図10)。この被固定部27cは、他方の平面を固定部15の作業用開口10b側の平面に載せ置き、貫通孔27c1に差し込んだ雄螺子部材B2を雌螺子部N2に螺合させることによって、その固定部15に螺子止め固定させる。これにより、導体保持部材27又はカバー部材28は、収容室10aの中でケース本体10Aに固定される。ここでは、導体保持部材27に被固定部27cを設け、この導体保持部材27を筐体10の固定部15に螺子止め固定させる。
この電気接続箱1には、その対になる固定部15と被固定部27cの組み合わせが複数組(ここでは、4組)設けられている。尚、この電気接続箱1においては、固定部15にスタッドボルト等の雄螺子部材(図示略)を設けておき、この雄螺子部材に雌螺子部材(図示略)を螺合させることによって、固定部15と被固定部27cとを螺子止め固定してもよい。
収容室10aは、組み付けられた室内の電気接続具20から作業用開口10bまでの空間(以下、「第1収容室」という。)10a1と、その室内の電気接続具20から底壁12までの空間(以下、「第2収容室」という。)10a2と、に大別される(図3)。この収容室10aにおいては、第1コネクタ51付きの第1シールド電線We1が第1収容室10a1に収容され、この第1シールド電線We1が第1収容室10a1から外に引き出される。また、この収容室10aにおいては、第2コネクタ52付きの第2シールド電線We2が第2収容室10a2に収容され、この第2シールド電線We2が第2収容室10a2から第1収容室10a1に引き回されて当該第1収容室10a1から外に引き出される。
ここで、全ての第2シールド電線We2における一方の端末の第2コネクタ52は、電気接続具20を収容室10aへと収める前に、第1下部コネクタ部27a又は第2下部コネクタ部27bに嵌合接続させる。よって、第2シールド電線We2は、電気接続具20を作業用開口10bから収容室10aへと挿入する際に、この電気接続具20と一緒になって作業用開口10bから収容室10aに挿入される。また、この第2シールド電線We2には、例えば、収容室10aへと収める前に、端子金具30と防水・防塵部材40を組み付けておく。その端子金具30と防水・防塵部材40は、第2シールド電線We2を収容室10aに収容した後で筐体10(ここでは、ケース本体10A)に組み付けられる。
端子金具30は、第2シールド電線We2の編組体に乗ったノイズを筐体10から車体に逃がすためのアース部材である。よって、この端子金具30は、金属材料で成形され、第2シールド電線We2の編組体を物理的且つ電気的に接続させる。そして、この端子金具30は、筐体10に対して物理的且つ電気的に接続させる。
端子金具30は、第2シールド電線We2の編組体が物理的且つ電気的に接続される電気接続部31と、収容室10aの中で筐体10に対して固定させる被固定部32と、を有する(図9及び図10)。
電気接続部31とは、具体的に、外部被覆が一部剥ぎ取られて又は全周に亘って剥ぎ取られて剥き出しになった第2シールド電線We2の編組体に対して物理的且つ電気的に接続させた筒状の部位のことである。ここで示す電気接続部31は、その剥き出しの編組体を筒内に配置して、その筒の内周壁を剥き出しの編組体に対して物理的且つ電気的に接続させている。例えば、この電気接続部31は、編組体に接続される前の形状が片体形状になっており、これを剥き出しの編組体に外側から巻き付けながら加締め圧着させることによって、その筒状体の内周壁を編組体に対して物理的且つ電気的に接続させている。
被固定部32は、平板状の片体として形成されており、円形の貫通孔32aが形成されている(図9及び図10)。
ここで示す端子金具30は、旗端子として成形されている(図9及び図10)。旗端子とは、筒軸方向を同じ向きに合わせた2つの電気接続部31を並列に配置し、かつ、この2つの電気接続部31の集合体に対して被固定部32をオフセット配置したもののことである。
この端子金具30は、一組の第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bの組み合わせ毎に設けられている。そして、この端子金具30においては、その一組の第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bの内の一方に繋がれた第2シールド電線We2の編組体を2つの電気接続部31の内の一方に対して物理的且つ電気的に接続させ、その一組の第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bの内の他方に繋がれた第2シールド電線We2の編組体を2つの電気接続部31の内の他方に対して物理的且つ電気的に接続させる。
この端子金具30は、収容室10aの中で筐体10に固定される。ここで示す端子金具30は、収容室10aの中でケース本体10Aの後述する第2電線挿通部16の近傍に配置され、そのケース本体10Aに固定される。また、この電気接続箱1は、複数の端子金具30を備える。この電気接続箱1においては、その全ての端子金具30を収容室10aの中で端子金具30毎の第2電線挿通部16の近傍に配置して、ケース本体10Aに固定する。
そのケース本体10Aには、外周壁11が作業用開口10b側の一端の環状端面から切り欠かれ、第2シールド電線We2を筐体10の内外に亘って挿通させる(換言するならば、第2シールド電線We2を筐体10の外から収容室10aに引き込ませる、又は、第2シールド電線We2を収容室10aから筐体10の外に引き出させる)電線挿通部(以下、「第2電線挿通部」という。)16が形成されている(図3及び図11)。ここで示す第2電線挿通部16は、外周壁11と一緒にフランジ部11aも切り欠かれた形状に形成されている。この第2電線挿通部16における作業用開口10b側の端面は、この第2電線挿通部16の中に一対の第2シールド電線We2,We2を差し入れる際の挿入口として利用される。この第2電線挿通部16は、カバー10Bがケース本体10Aに組み付けられた状態で、このカバー10Bによって挿入口が塞がれた開口を成す。ここでは、その開口が筐体10の内外を繋ぐ開口になっており、第2シールド電線We2の引込口又は引出口として利用される。
ここで示す第2電線挿通部16は、端子金具30毎(つまり、一組の第1下部コネクタ部27aと第2下部コネクタ部27bの組み合わせ毎)に形成され、その端子金具30毎に、端子金具30の2つの電気接続部31に接続された2本の第2シールド電線We2を筐体10の内外に亘って挿通させる。尚、第2電線挿通部16は、それぞれの第2シールド電線We2毎に設けてもよい。
この第2電線挿通部16は、防水・防塵部材40を保持する保護部材保持部としての機能も兼ねている。よって、この第2電線挿通部16には、第2シールド電線We2と一緒に防水・防塵部材40も差し入れられ、この防水・防塵部材40が組み付けられる。
防水・防塵部材40は、第2電線挿通部16を介した筐体10の外から収容室10aへの液体及び塵埃の侵入を抑える部材である。このため、この防水・防塵部材40は、ゴム材料で成形された弾性変形可能な部材となっている。この防水・防塵部材40は、一対の第2シールド電線We2,We2を内方に挿通させる筒部を主部とするものであり、例えば、第2電線挿通部16に嵌め込んで保持させる。
ケース本体10Aは、この防水・防塵部材40の近くに端子金具30を固定させるべく、収容室10aの作業用開口10b側に、端子金具30の被固定部32を載せ置いて固定させる固定部17を有している(図11)。この固定部17は、端子金具30毎に設けられている。例えば、ここで示す固定部17には、スタッドボルト等の雄螺子部材B3が垂設されており、この雄螺子部材B3を貫通孔32aに挿通させた被固定部32が載せ置かれる(図2及び図9から図11)。その被固定部32は、雄螺子部材B3に螺合させた雌螺子部材N3によって固定部17に螺子止め固定させる(図2)。
電気接続箱1においては、先ず、電気接続具20に全ての第2コネクタ52付きの第2シールド電線We2を組み付け、かつ、全ての第2シールド電線We2に端子金具30と防水・防塵部材40を組み付けておく。次に、この電気接続箱1においては、電気接続具20と第2シールド電線We2を作業用開口10bから収容室10aに挿入し、その電気接続具20をケース本体10Aに組み付ける。そして、この電気接続箱1においては、端子金具30の被固定部32をケース本体10Aの固定部17に載せ置き、かつ、防水・防塵部材40をケース本体10Aの第2電線挿通部16に差し入れて、被固定部32を固定部17に螺子止め固定する。また、この電気接続箱1においては、2本の第1コネクタ51付きの第1シールド電線We1を作業用開口10bから収容室10aに挿入し、これらを収容室10aの電気接続具20とケース本体10Aに組み付ける。しかる後、この電気接続箱1においては、そのケース本体10Aにカバー10Bを組み付けて、このカバー10Bで作業用開口10bを塞ぐ。ここで示すケース本体10Aのフランジ部11aには、雌螺子部N4が形成されており、この雌螺子部N4の螺子軸に貫通孔(図示略)の中心を合わせてカバー10Bが載せ置かれる(図1及び図2)。そのカバー10Bは、貫通孔に挿通させた雄螺子部材B4を雌螺子部N4に螺合させることによって、フランジ部11aに螺子止め固定される(図1及び図2)。
以上示したように、本実施形態の電気接続具20は、基準平面Pに沿う方向での体格の小型化が可能になり、これに伴って電気接続箱1についても基準平面Pに沿う方向での体格の小型化が可能になる。よって、この電気接続具20は、車両への電気接続箱1の搭載性を高めることができ、組み付け作業性を向上させることができる。また、この電気接続具20は、その小型化によって、自身のみならず、電気接続箱1についても軽量化と原価低減を図り得る。また、見方を変えれば、この電気接続具20は、その小型化によって収容室10aでの占有率を下げることができるので、その収容室10aに他の部品を追加できるなど(例えば、先に示したように、収容室10aの中に端子金具30を配置することができる)、有用性の高いものとなっている。