JP7756263B2 - セラミックヒータ - Google Patents
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Description
[態様1]
ウェハが載置されるための第一面と、前記第一面と対向する第二面とを有する円板状のセラミックプレートであって、前記セラミックプレートを平面視した場合に、前記セラミックプレートの中心から半径60mm以内の円形領域として規定される中央部と、前記中心から半径80~120mmの円環状領域として規定される中間部と、前記中心から半径130mm以上の円環状領域として規定される外周部とを含む、セラミックプレートと、
前記セラミックプレート内の前記中央部、前記中間部及び前記外周部に埋設される抵抗発熱体と、
を備えた、セラミックヒータであって、
前記抵抗発熱体は、前記抵抗発熱体の体積抵抗率が、前記セラミックプレートの中心から遠ざかるにつれて徐々に高くなるように構成されており、
前記中央部の外縁における前記抵抗発熱体の体積抵抗率を100%としたとき、前記中間部における前記抵抗発熱体の体積抵抗率の比が102~120%の範囲内であり、かつ、前記外周部における前記抵抗発熱体の体積抵抗率の比が108~139%の範囲内である、セラミックヒータ。
[態様2]
前記抵抗発熱体が、コイル、線状ジグザグ構造、印刷パターン、箔、及びメッシュからなる群から選択される少なくとも1種の形態である、態様1に記載のセラミックヒータ。
[態様3]
前記中央部に埋設される前記抵抗発熱体、前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体、及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体の各々が、平面視した場合に一筆書きの形態で配設されており、かつ、
前記中央部に埋設される前記抵抗発熱体、前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体、及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体が、同じ材料で構成される、態様1又は2に記載のセラミックヒータ。
[態様4]
前記セラミックヒータが少なくとも2つの前記抵抗発熱体を含み、
前記中央部、前記中間部及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体の一方が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路を成し、
前記中央部、前記中間部及び前記外周部の前記外側ゾーン制御ヒータ回路とは異なる深さ位置に埋設される前記抵抗発熱体の他方が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路から独立した、内側ゾーン制御ヒータ回路を成している、態様3に記載のセラミックヒータ。
[態様5]
前記セラミックヒータが少なくとも2つの前記抵抗発熱体を含み、
前記外周部又は前記外周部及び前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体が、連続した1つの抵抗発熱体として外側ゾーン制御ヒータ回路を成し、
前記中央部又は前記中央部及び前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路から独立した、内側ゾーン制御ヒータ回路を成している、態様3に記載のセラミックヒータ。
[態様6]
前記セラミックプレートが、窒化アルミニウム又は酸化アルミニウムを含む、態様1~5のいずれか一つに記載のセラミックヒータ。
[態様7]
前記セラミックプレートが窒化アルミニウムを含み、かつ、前記セラミックプレートが、前記第一面を与える上側セラミックプレートと前記第二面を与える下側セラミックプレートを有しており、前記上側セラミックプレートを構成する窒化アルミニウムが、550℃で1.0×108Ω・cmを超える体積抵抗率を有する、態様6に記載のセラミックヒータ。
[態様8]
前記セラミックプレート内に、RF電極及び/又はESC電極である内部電極をさらに備えた、態様1~7のいずれか一つに記載のセラミックヒータ。
[態様9]
前記セラミックプレートの前記第二面に同心円状に取り付けられ、かつ、内部空間を備えた円筒状のセラミックシャフトをさらに備えた、態様1~8のいずれか一つに記載のセラミックヒータ。
・最高温度:1760~1870℃
・最高温度での保持時間:5~13時間
・最高温度までの昇温速度の変更回数:2~7回
・昇温速度:40~60℃/分の範囲内で変更
・焼成圧力:60~120kg/cm2
(1)2ゾーンセラミックヒータの作製
以下に示される構成部材を用いて、図1及び2に示されるような構造を有する2ゾーンセラミックヒータ10を焼成条件以外は公知の手順で作製した。
<構成部材及びその仕様>
・セラミックプレート12:円板状の窒化アルミニウム焼結体(直径:330mm、厚さ:20mm、550℃での体積抵抗率:1.0×1010Ω・cm(クーポン(試験片)を切り出して550℃で測定))(内側ゾーン制御ヒータ回路14a、外側ゾーン制御ヒータ回路14b、及びRF電極30が内部に埋設されたもの)
・セラミックシャフト28:円筒状の窒化アルミニウム焼結体(高さ:170mm、外径:45mm、内径:36mm)
・内側ゾーン制御ヒータ回路14a:セラミックプレート12における内側ゾーンZ1及び外側ゾーンZ2(直径320mmの領域)の第一面12aからの深さが11.5mmの位置に図5に示される回路パターンに従って埋設されたコイル(材質:モリブデン、線径:500μm、外径:3.5mm、図5の回路パターンにおいて線の太さによって概念的に表されるようにセラミックプレート12の中心に近づくほどコイルピッチが短くなる(コイルが密になる)ように配設)、
・外側ゾーン制御ヒータ回路14b:セラミックプレート12における内側ゾーンZ1及び外側ゾーンZ2(直径320mmの領域)の第一面12aからの深さが6.5mmの位置に図6に示される回路パターンに従って埋設されたコイル(材質:モリブデン、線径:500μm、外径:3.5mm、図6の回路パターンにおいて線の太さによって概念的に表されるようにセラミックプレート12の外周に近づくほどコイルピッチが短くなる(コイルが密になる)ように配設)
・RF電極30:セラミックプレート12の第一面12aからの深さが1.0mmの位置に埋設された、モリブデン製の電極層
・第一給電端子18:ニッケル製の2本の端子ロッド
・第二給電端子20:ニッケル製の2本の端子ロッド
・RF端子32:ニッケル製の1本の端子ロッド
得られた2ゾーンセラミックヒータに対して各種評価を行った。
2ゾーンセラミックヒータに埋設された内側ゾーン制御ヒータ回路14a及び外側ゾーン制御ヒータ回路14bを構成する抵抗発熱体について、セラミックプレート12の中心から半径方向における各種位置における体積抵抗率を以下のようにして測定した。セラミックプレート12の中心から60mmの位置(中央部の外縁)における体積抵抗率(これを100%とする)に対する各位置における体積抵抗率の相対値(%)を求めることで、体積抵抗率比の分布を調べた。結果は図7に示されるとおりであった。
上記(1)と同様にして、抵抗発熱体の体積抵抗率測定用のセラミックヒータを作製して6等分に分割切断して、扇形の平面形状を有する6個の試験片を得た。各試験片の切断面に露出した各抵抗発熱体の断面に直径2mmの端子をそれぞれ取り付け、各抵抗発熱体の抵抗値を室温にて4端子法のテスターで測定した。各測定位置における半径から円弧状の各抵抗発熱体の長さを求め、各抵抗発熱体の体積抵抗率を、測定された抵抗値、抵抗発熱体の長さ、及び抵抗発熱体の断面積(線径0.5mmから算出)から計算した。本例のセラミックヒータは、内側ゾーン制御ヒータ回路14a及び外側ゾーン制御ヒータ回路14bが同じ半径方向位置において2層で併存するため、各半径方向位置で2つの体積抵抗率が得られた。こうして各半径方向位置について6個の試験片に基づく12個(=6個×2層)の体積抵抗率が得られ、それらの平均値を算出することで当該セラミックヒータの各半径方向位置における体積抵抗率とした。
室温及び650℃の各評価温度において、内側ゾーン制御ヒータ回路14aの抵抗値と、外側ゾーン制御ヒータ回路14bの抵抗値を測定した。室温における内側ゾーン制御ヒータ回路14aの抵抗値は、1対の第一給電端子18に4端子法のテスターを接続することにより測定した。同様に、室温における外側ゾーン制御ヒータ回路14bの抵抗値は、1対の第二給電端子20に4端子法のテスターを接続することにより測定した。650℃における内側ゾーン制御ヒータ回路14aの抵抗値は、内側ゾーン制御ヒータ回路14aに印加した電流値及び電圧値より計算して求めた。同様に、650℃における外側ゾーン制御ヒータ回路14bの抵抗値は、外側ゾーン制御ヒータ回路14bに印加した電流値及び電圧値より計算して求めた。結果は表1に示されるとおりであった。
2ゾーンセラミックヒータ10を成膜装置のチャンバ内に設置した。チャンバを真空引きしてN2ガスを導入し、チャンバ内のN2ガス圧を5Torrとした。第一給電端子18及び第二給電端子20を介して内側ゾーン制御ヒータ回路14a及び外側ゾーン制御ヒータ回路14bに給電することにより、2ゾーンセラミックヒータ10を650℃の設定温度に加熱した。この設定温度において、赤外線カメラでセラミックプレート12の第一面12aにおける温度分布を測定した。得られた温度分布マップに基づき、面内における最高温度と最低温度との差(すなわち面内最大温度差)を均熱性の指標として求め、以下の基準:
- 評価A:面内最大温度差が5.0℃未満
- 評価B:面内最大温度差が5.0℃以上7.0℃未満
- 評価C:面内最大温度差が7.0℃以上
で格付け評価した。結果は表1に示されるとおりであった。
上記均熱性と同様にして第一給電端子18及び第二給電端子20を介して内側ゾーン制御ヒータ回路14a及び外側ゾーン制御ヒータ回路14bに電源(電源電圧:208V)より給電することにより、2ゾーンセラミックヒータ10を650℃の設定温度に加熱した。このときに内側ゾーン制御ヒータ回路14a及び外側ゾーン制御ヒータ回路14bの各々を流れる電流の値を測定し、測定された電流値を合算して合計電流値を算出した。結果は表1に示されるとおりであった。また、例1(比較例)における合計電流値を基準値とし、この基準値に対する例2~5の合計電流の減少量を合計電流値の削減効果として表1に示した。
Claims (9)
- ウェハが載置されるための第一面と、前記第一面と対向する第二面とを有する円板状のセラミックプレートであって、前記セラミックプレートを平面視した場合に、前記セラミックプレートの中心から半径60mm以内の円形領域として規定される中央部と、前記中心から半径80~120mmの円環状領域として規定される中間部と、前記中心から半径130mm以上の円環状領域として規定される外周部とを含む、セラミックプレートと、
前記セラミックプレート内の前記中央部、前記中間部及び前記外周部に埋設される抵抗発熱体と、
を備えた、セラミックヒータであって、
前記抵抗発熱体は、前記抵抗発熱体の体積抵抗率が、前記セラミックプレートの中心から遠ざかるにつれて徐々に高くなるように構成されており、
前記中央部の外縁における前記抵抗発熱体の体積抵抗率を100%としたとき、前記中間部における前記抵抗発熱体の体積抵抗率の比が102~120%の範囲内であり、かつ、前記外周部における前記抵抗発熱体の体積抵抗率の比が108~139%の範囲内である、セラミックヒータ。 - 前記抵抗発熱体が、コイル、線状ジグザグ構造、印刷パターン、箔、及びメッシュからなる群から選択される少なくとも1種の形態である、請求項1に記載のセラミックヒータ。
- 前記中央部に埋設される前記抵抗発熱体、前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体、及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体の各々が、平面視した場合に一筆書きの形態で配設されており、かつ、
前記中央部に埋設される前記抵抗発熱体、前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体、及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体が、同じ材料で構成される、請求項1又は2に記載のセラミックヒータ。 - 前記セラミックヒータが少なくとも2つの前記抵抗発熱体を含み、
前記中央部、前記中間部及び前記外周部に埋設される前記抵抗発熱体の一方が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路を成し、
前記中央部、前記中間部及び前記外周部の前記外側ゾーン制御ヒータ回路とは異なる深さ位置に埋設される前記抵抗発熱体の他方が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路から独立した、内側ゾーン制御ヒータ回路を成している、請求項3に記載のセラミックヒータ。 - 前記セラミックヒータが少なくとも2つの前記抵抗発熱体を含み、
前記外周部又は前記外周部及び前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体が、連続した1つの抵抗発熱体として外側ゾーン制御ヒータ回路を成し、
前記中央部又は前記中央部及び前記中間部に埋設される前記抵抗発熱体が、連続した1つの抵抗発熱体として、外側ゾーン制御ヒータ回路から独立した、内側ゾーン制御ヒータ回路を成している、請求項3に記載のセラミックヒータ。 - 前記セラミックプレートが、窒化アルミニウム又は酸化アルミニウムを含む、請求項1又は2に記載のセラミックヒータ。
- 前記セラミックプレートが窒化アルミニウムを含み、かつ、前記セラミックプレートが、前記第一面を与える上側セラミックプレートと前記第二面を与える下側セラミックプレートを有しており、前記上側セラミックプレートを構成する窒化アルミニウムが、550℃で1.0×108Ω・cmを超える体積抵抗率を有する、請求項6に記載のセラミックヒータ。
- 前記セラミックプレート内に、RF電極及び/又はESC電極である内部電極をさらに備えた、請求項1又は2に記載のセラミックヒータ。
- 前記セラミックプレートの前記第二面に同心円状に取り付けられ、かつ、内部空間を備えた円筒状のセラミックシャフトをさらに備えた、請求項1又は2に記載のセラミックヒータ。
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