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JP7757119B2 - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP7757119B2 - シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

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Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを利用した画像読取装置及び画像形成装置に関する。
従来、原稿トレイ等に積載された原稿(シート)を1枚ずつ自動的に給送しながら、給送される原稿の画像情報を読取可能な画像読取装置が普及している。この画像読取装置に用いられるシート搬送装置としては、原稿を自動的に給送するADF(Auto Document Feeder)が普及している。また、このようなシート搬送装置として、シートの斜行補正機構を有するものが知られている(特許文献1参照)。
この斜行補正機構を有するシート搬送装置では、シートの搬送路上に配置されたニップ部を備える搬送ローラ対と、搬送ローラ対に設けられたシャッタと、シートを搬送ローラ対に搬送する上流側の搬送装置とを有している。シャッタは、搬送ローラ対のニップ部より上流側に配置されている。このシャッタは、搬送ローラ対に向けて搬送されてきたシートの先端が当接して当該シートの搬送を規制する規制位置と、シートの先端に押圧されて当該シートの搬送を許容する許容位置とに揺動により移動可能になっている。シャッタは、規制位置に位置するときに、シートを停止させて、シートの姿勢を斜行した状態から真っ直ぐに揃える斜行補正効果を得るようにしている。
特開平11-139626号公報
近年、画像読取装置において、多様なサイズの原稿の読取りを行うことが求められている。その中でも名刺サイズ等の小サイズ原稿の読取りを可能とする画像読取装置が求められている。名刺は、コシの強い厚紙(坪量128g/m以上)であることが多く、搬送抵抗が大きいためガイド部材を擦るような搬送音が大きい。
しかしながら、特許文献1に記載されたシート搬送装置では、搬送するシートとしてコシの弱い通常のシートを前提としているため、シャッタの付勢力はそれに見合った強さに設定されている。このため、特許文献1に記載されたシート搬送装置においてコシの強い名刺を搬送した場合は、シャッタを押圧して容易に移動させてしまい、斜行補正の効果は殆どみられない可能性がある。このように、名刺は剛性があるためにシャッタの停止力による斜行補正効果を殆ど見込めないにも関わらず、名刺がシャッタに当接する時や、名刺がシャッタを通過した後にシャッタが規制位置に戻る時に、稼働音が発生してしまう。
本発明は、稼働音の低減を図ることができるシート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、所定幅より広い幅を有する普通紙と、前記所定幅より狭い幅を有し、且つ、前記普通紙より大きい坪量を有する名刺と、を含む複数種類のシートを搬送可能なシート搬送装置であって、シートを搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、シートの先端が当接して当該シートの搬送を規制する規制位置と、シートの先端に押圧されて当該シートの搬送を許容する許容位置とに移動可能であり、前記規制位置において先端が当接したシートを撓ませることでシートの斜行を補正する斜行補正部と、前記斜行補正部が前記規制位置に位置するように付勢する付勢部材と、を備え、前記斜行補正部は、前記所定幅より広い幅を有する普通紙には当接して斜行を補正し、且つ、前記所定幅より狭い幅を有する名刺には当接せず斜行を補正しない位置に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の画像読取装置は、上記のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートの画像を読み取る読取部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、上記の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、稼働音の低減を図ることができる。
実施形態に係る画像形成装置を示す断面図である。 実施形態に係る原稿読取装置を示す斜視図である。 実施形態に係る搬送ローラ対及びレジシャッタ機構の斜視図である。 実施形態に係る原稿読取装置を示す断面図であり、規制部材が規制位置に位置し、通常サイズの原稿を規制する状態である。 実施形態に係る原稿読取装置を示す断面図であり、規制部材が原稿に押圧されて許容位置に位置し、原稿の搬送を許容する状態である。 実施形態に係るレジシャッタ機構の規制部材の配置を示す平面図である。 実施形態に係る原稿読取装置を示す断面図であり、規制部材が規制位置に位置し、小サイズ原稿が規制部材に規制されずに搬送される状態である。
以下、本発明の実施形態を、図1~図7を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、図1に示すように、シート搬送装置の一例である原稿給送装置20を搭載した原稿読取装置1が画像形成装置100に適用されている場合について説明する。この画像形成装置100は、原稿読取装置1によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部101を備えている。
[原稿読取装置]
図1は本実施形態に係る原稿読取装置1の断面図であり、図2はその斜視図である。本実施形態では、原稿読取装置1の原稿Dの搬送方向に直交する主走査方向(幅方向W)を前後方向としている。画像読取装置の一例である原稿読取装置1は、原稿給送装置20と、原稿台スキャナ50とを有している。原稿台スキャナ50は、原稿台ガラスに載置された原稿を読み取ることが可能な原稿台スキャン型の原稿読み取り装置であり、筐体51と、第1読取ユニット52とを有している。第1読取ユニット52は、読取部の一例であり、光源としてのLEDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射した反射光をセルフォック(登録商標)レンズでセンサ素子に結像して画像情報を読み取るものである。即ち、原稿読取装置1は、原稿給送装置20によって搬送された原稿Dの画像を読み取る。
[原稿給送装置]
原稿給送装置20は、ADFであり、シートの一例である原稿Dを載置する原稿トレイ3と、給送ユニット21と、搬送部22と、読取部の一例である第2読取ユニット18と、排出トレイ24などを有している。尚、原稿Dは、後述するように各種のサイズの原稿D1,D2,D3を含む総称である(図6参照)。原稿給送装置20は、原稿台スキャナ50の上部に不図示のヒンジ部により回動可能に設けられている。
給送ユニット21は、昇降可能なアーム21aと、給送ローラ17と、分離ローラ8及び分離パット9と、を有している。給送ローラ17は、給送回転体の一例であり、アーム21aに回転可能に支持され、原稿トレイ3に支持された複数の原稿Dのうちの最上位の原稿Dに当接して、これをピックアップして給送する。分離ローラ8は、分離回転体の一例であり、給送ローラ17により複数の原稿Dが給送された場合に分離パット9との間で1枚ずつ分離する。
搬送部22は、略U字状に湾曲した搬送路を形成する搬送ガイド40を有している。搬送路は、原稿トレイ3に支持された原稿を排出トレイ24に搬送するよう湾曲した形状に形成されている。搬送ガイド40は、原稿Dの上面に当接して原稿Dを案内する上ガイド部41と、原稿Dの下面に当接して原稿Dを案内する下ガイド部42と、を有している。また、搬送部22には、原稿Dを搬送する搬送ローラ対80と、中間搬送ローラ14と、排出ローラ対15と、原稿Dの先端部及び後端部を検出するエッジセンサ16とが設けられている。更に、搬送部22には、原稿Dの先端位置を規制するストッパ10と、付勢ばね12と、原稿Dの有無を検出する原稿有無センサ11とが設けられている。
ストッパ10は、原稿トレイ3に支持された原稿Dが当接して当該原稿Dの給送を規制する規制位置と、原稿トレイ3に支持された原稿Dの給送を許容する許容位置と、に移動可能に設けられている。付勢ばね12は、ストッパ10が規制位置に位置するように付勢する。原稿有無センサ11は、原稿Dを検知する検知部を有する。検知部は、その検知位置が給送方向においてストッパ10よりも上流側に配置され、原稿トレイ3に支持される原稿の有無を検出する。
第2読取ユニット18は、第1読取ユニット52と同様に、光源としてのLEDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像情報面で反射した反射光をセルフォック(登録商標)レンズでセンサ素子に結像して画像情報を読み取るものである。本実施形態の原稿給送装置20においては、ユーザが原稿Dを原稿トレイ3及びサブトレイ33に載置すると、原稿Dの先端位置がストッパ10によって規制され、原稿有無センサ11により原稿Dが有ることが検知される。
原稿トレイ3は、原稿Dを支持する支持部の一例である。排出トレイ24は、原稿トレイ3の下方に配置され、原稿Dが排出されて積載される。図2に示すように、原稿トレイ3は、セットした原稿Dの幅方向Wの位置を搬送中心に規制するために、原稿Dの両側部に当接可能な第1規制部の一例である第1規制板31と第2規制部の一例である第2規制板32とを有している。第1規制板31及び第2規制板32は不図示の歯車列で接続されており、一方の規制板を動作させると、他方の規制板も連動して動作する。第1規制板31及び第2規制板32の移動量は常に同等であり、どのような幅の原稿Dであっても原稿Dを搬送中心に規制することが可能である。即ち、第1規制板31及び第2規制板32は、幅方向Wに互いに連動するように移動可能に設けられ、かつ、原稿トレイ3に支持された原稿Dの幅方向Wの両側の位置を規制する。
原稿トレイ3の上流側には、サブトレイ33が設けられている。サブトレイ33は回動部34を有しており、原稿トレイ3に対し回動可能となっている。サブトレイ33が設けられていることにより、給送方向が長い原稿Dを支えることが可能である。また、サブトレイ33は回動可能であるため、サブトレイ33を原稿トレイ3に重ねるように閉じた状態にすることができる。これにより、排出トレイ24に排出された原稿Dの視認性や取り出し性を向上させると共に、原稿給送口を覆うことで、使用していないときに埃などの異物が原稿トレイ3上や搬送部22内に堆積及び侵入することを抑制可能である。
ユーザが画像形成装置100の操作部等から読取開始を指示すると、不図示の駆動モータが回転し、給送ユニット21が下降する。これにより、給送ユニット21は、アーム21aを下降させて給送ローラ17を最上位の原稿Dに当接させると共に、アーム21aによってストッパ10を押し下げてストッパ10を許容位置に位置させることで、給送ローラ17によって原稿Dを給送する。
給送ローラ17の回転により原稿Dが分離ローラ8と分離パット9の分離部まで給送され、原稿Dが1枚ずつに分離され、最上位の原稿Dが分離給送される。また、分離された原稿Dが搬送ローラ対80によって、搬送ガイド40に沿って搬送され、第1読取ユニット52及び第2読取ユニット18の読取部へ搬送される。
エッジセンサ16により原稿Dの先端部が検知されると、その位置から所定量搬送された箇所で、第1読取ユニット52により原稿Dの表面の画像情報の読取りが開始され、第2読取ユニット18により原稿Dの裏面の画像情報の読み取りが開始される。読取開始後、原稿Dは中間搬送ローラ14に向かう。エッジセンサ16により原稿Dの後端部が検知されると、その位置から所定量搬送されたところで、第1読取ユニット52及び第2読取ユニット18による画像情報の読取りを終了する。そして、当該原稿Dは、排出ローラ対15によって排出トレイ24へ排出される。このようにして、原稿給送装置20では、原稿有無センサ11が原稿無しであることを検知するまで、上述した読取動作を繰り返す。
[レジシャッタ機構の構成]
次に、搬送ローラ対80の近傍に設けられたレジシャッタ機構6の構成について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、搬送ローラ対80及びレジシャッタ機構6の斜視図である。搬送ローラ対80は、ニップ部Nにおいて互いに当接して回転する従動ローラ81及び駆動ローラ82を有している。従動ローラ81は、幅方向Wに間隔を空けて設けられた3つのコロ81a,81b,81cを有しており、これらのコロ81a,81b,81cを回転可能に支持する回転軸83が設けられている。尚、コロ81bは、第1ローラの一例である。駆動ローラ82は、3つのコロ81a,81b,81cに対応してローラ部82a,82b,82cを有しており、これらのローラ部82a,82b,82cを回転させる駆動軸84が設けられている。駆動軸84は、不図示の駆動モータにより歯車列を介して回転される。回転軸83及び駆動軸84は、搬送方向Xと交差(ここでは直交)する幅方向Wに延在して設けられている。尚、コロ81bは第1ローラの一例であり、ローラ部82bは第2ローラの一例である。
レジシャッタ機構6は、搬送ローラ対80のニップ部Nより搬送方向Xの上流側に配置されており、複数設けられた規制部材61,62,63,64と、連結部65と、捩りコイルばね66とを有している。各規制部材61,62,63,64は、例えば4つ設けられており、従動ローラ81の各コロ81a,81b,81cの間において、回転軸83と同軸上で回転可能に支持されている。即ち、回転軸83の同軸上である幅方向Wにおいて、規制部材61、コロ81a、規制部材62、コロ81b、規制部材63、コロ81c、規制部材64が、順に並んで配置されている。規制部材61は、回転軸83に対して揺動可能に設けられた軸受部61aと、軸受部61aに連続して設けられた当接部61bとを有している。同様に、各規制部材62,63,64は、それぞれ回転軸83に対して揺動可能に設けられた軸受部62a,63a,64aと、各軸受部62a,63a,64aに連続して設けられた当接部62b,63b,64bと、を有している。即ち、本実施形態では、レジシャッタ機構6は、回転軸83の軸方向に間隔を開けて配列されて径方向に突出する複数(例えば4つ)の当接部61b,62b,63b,64bを有している。
連結部65は、回転軸83と平行に延設される長尺の部材であり、4つの規制部材61,62,63,64が連動するように、軸受部61a,62a,63a,64aにおける当接部61b,62b,63b,64bと反対側を連結している。これにより、各当接部61b,62b,63b,64bは、回転軸83から同じ角度で外方に突出した状態で、回転軸83に対し一体的に揺動可能に構成される。
規制部材61,62,63,64は、回転軸83を中心に揺動することで、規制位置と許容位置とに移動可能である。規制位置は、搬送ローラ対80に向けて搬送されてきた原稿Dの先端が当接して当該原稿Dの搬送を規制する位置である(図4参照)。許容位置は、原稿Dの先端に押圧されて当該原稿Dの搬送を許容する位置である(図5参照)。即ち、当接部61b,62b,63b,64bは、軸受部61a,62a,63a,64aの揺動により、搬送路に重なる規制位置と、搬送路から退避した許容位置とに移動可能である。
捩りコイルばね66は、付勢部材の一例であり、回転軸83と同軸上に設けられており、規制部材61,62,63,64が規制位置に位置するように付勢する。当接部61b,62b,63b,64bは、捩りコイルばね66により回転方向R1に付勢された状態で図3に示す回転位置で停止するように、不図示のストッパで規制されている。従って、搬送方向Xに搬送されてきた原稿Dの先端が当接部61b,62b,63b,64bに当接すると、当接部61b,62b,63b,64bは捩りコイルばね66の付勢力に抗して押圧される。即ち、規制部材61,62,63,64は、規制位置から許容位置に移動する際は捩りコイルばね66の付勢力に抗して移動する。そして、当接部61b,62b,63b,64bは、回転方向R2に回転しながら、原稿Dの先端を搬送ローラ対80のニップ部Nに案内する。原稿Dは、当接部61b,62b,63b,64bにより姿勢を整えられて、斜行補正される。斜行補正された原稿Dの後端がニップ部Nを通過すると、捩りコイルばね66の付勢力で図3に示す位置に復帰する。
[レジシャッタ機構の動作]
次に、レジシャッタ機構6に小サイズ原稿ではない通常サイズの原稿D2,D3を搬送させた場合の動作について、図4~図6を用いて詳細に説明する。ここでの通常サイズとは、名刺サイズより大きい原稿であって、例えばB5サイズのコピー用紙(普通紙)である原稿D2や、A4サイズのコピー用紙である原稿D3などを意味し、図4及び図5では、原稿D3について例示する。
図4は、図3のA-A線で切断した状態を示す断面図である。分離ローラ8に搬送されてきた原稿D3の先端がレジシャッタ機構6の規制部材62の当接部62bに当接した状態である。尚、図4は図3のA-A線で切断した状態を示す断面図であるので、レジシャッタ機構6のうちの規制部材62のみが表示されている。このため、以下では規制部材62について説明するが、他の規制部材61,63,64も同様の動きをしているものとする。
図4に示すように、規制部材62は、搬送方向Xにおいて分離ローラ8の下流側に配置され、分離ローラ8により搬送される原稿D3の搬送を規制する。このとき、原稿D3の先端は、搬送ローラ対80のニップ部Nに進入していない。原稿D3の先端が規制部材62の当接部62bに接触したとき、規制部材62は捩りコイルばね66の付勢力を受けているため回動しない。その後、原稿D3は搬送ガイド40内でループを発生し、原稿D3のコシにより捩りコイルばね66の付勢力以上の押圧力を発生させるまで原稿D3の先端が停止したまま分離ローラ8は原稿D3を搬送し続ける。このとき原稿D3の先端は、レジシャッタ機構6の4つの当接部61b,62b,63b,64b(原稿D2のサイズであれば2つの当接部62b,63b)に当接することで、原稿D3の先端を揃えて斜行補正することができる。
ここで、通常サイズの原稿D2,D3の坪量としては、坪量52g/m以上、かつ、坪量105g/m以下を想定している。即ち、捩りコイルばね66は、搬送されてくる坪量52g/m~105g/mの原稿D3の先端が規制部材61,62,63,64(原稿D2では規制部材62,63)に当接した場合に、原稿D3を撓ませて斜行補正する付勢力を有するものとしている。
その後、図5に示すように、原稿D3の先端が規制部材62の当接部62bに所定の押圧力を発生させると、規制部材62は回転方向R2に回動し、原稿D3の先端は搬送ローラ対80のニップ部Nに進入する。原稿D3の先端がレジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bに当接した状態で搬送ローラ対80のニップ部Nに進入するため、原稿D3の先端を揃えたまま搬送ローラ対80で搬送することが可能となっている。
このときの当接部61b,62b,63b,64bと原稿D2,D3との位置関係を、図6に示す。図6に示すように、当接部61b,62b,63b,64bは、原稿Dの搬送中心C1を中心に幅方向Wに対称となるように配置されている。ここで、第2シートの一例である原稿D2は、幅方向に第2幅W2を有する。また、第2シートの一例である原稿D3は、幅方向に第2幅W2より広い第3幅(第2幅)W3を有する。原稿D2は、当接部62b,63bの2カ所のみに接触する。原稿D3は、4つの当接部61b,62b,63b,64bに接触する。このように、原稿の幅方向Wのサイズによって当接する当接部61b,62b,63b,64bが異なる。
次に、本発明の特徴的構成である名刺等の小サイズの原稿D1とレジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bとの関係について、図6及び図7を用いて説明する。第1シートの一例である原稿D1は例えば名刺であり、本実施形態では、幅方向Wの第1幅W1が55mm以下、坪量が80g/m以上、かつ、230g/m以下と定義する。図6に示すように、搬送中心C1を挟んで最も近くに位置する当接部62b,63bの間隔Lは60mmとしている。搬送中心C1を中心として、幅方向Wに少なくとも55mm以内の範囲には、レジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bが存在しない構成となっている。
即ち、規制部材61,62,63,64は、原稿D1が通過する領域に対して幅方向Wに重なる第1領域Ar1には配置されず、原稿D2及び原稿D3が通過する領域のうちの第1領域Ar1以外(領域以外)の第2領域Ar2に配置されている。本実施形態では、第1幅W1が55mm以下であることに対応して、第1領域Ar1は幅方向Wにおいて56mm以上の長さであることが好ましく、更に余裕をみて当接部62b,63bの間隔Lを60mmとしている。また、第1規制板31及び第2規制板32(図2参照)が原稿D1を規制するときの原稿D1の搬送中心C1は、幅方向Wにおいて第1領域Ar1と重なる。
このように、レジシャッタ機構6の当接部62b,63bの間隔Lが、原稿D1の第1幅W1より広いため、原稿D1は搬送時にレジシャッタ機構6の当接部62b,63bに当接しない。このため、図7に示すように、原稿D1の搬送時には、原稿D1の先端がレジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bのいずれにも当接しない。そして、原稿D1は、レジシャッタ機構6を規制位置から移動させることなく、搬送ローラ対80のニップ部Nに進入して搬送される。尚、原稿D1はレジシャッタ機構6による斜行補正効果は受けないが、ローラアライメントなどによる斜行補正効果は見込まれる。また、もし原稿D1が斜行して搬送されたとしても、第1読取ユニット52及び第2読取ユニット18の読取り幅は十分にあるため全体の画像を読み取ることができるため、読取後に画像情報の処理によって斜行補正を行うことができる。
また、小サイズの原稿D1としては、名刺以外にも例えばレシートを適用することができる。ここでのレシートは、例えば、名刺より幅狭で、かつ、名刺やコピー用紙等よりコシが弱いものとする。原稿D1としてレシートを適用した場合、レシートの第1幅W1はレジシャッタ機構6の当接部62b,63bの間隔Lより狭くなる。ここで、もしレシートのような細くてコシが弱い原稿D1をレジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bのいずれかに当接させた場合は、原稿D1の先端が当接部61b,62b,63b,64bを揺動させる所定の押圧力を付与できない。このため、当接部61b,62b,63b,64bが許容位置に揺動せず、原稿D1を下流に搬送できないため、紙詰まりを発生する虞がある。これに対し、本実施形態では、レシートのような細くてコシが弱い原稿D1を搬送した時に、当接部61b,62b,63b,64bに当接しないので、レジシャッタ機構6によって紙詰まりを発生することを抑制することができる。
上述したように、本実施形態の原稿給送装置20によれば、規制部材61,62,63,64は、第1領域Ar1には配置されず、第1領域Ar1以外の第2領域Ar2に配置されている。このため、小サイズの原稿D1は、搬送時にレジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bのいずれにも当接せず、レジシャッタ機構6を規制位置から移動させることなく搬送ローラ対80のニップ部Nに進入して搬送される。これにより、原稿D1が規制部材61,62,63,64に当接する時や、原稿D1が規制部材61,62,63,64を通過した後に規制部材61,62,63,64が規制位置に戻る時に、稼働音が発生することを抑制できる。従って、原稿D1の搬送時の稼働音の低減を図ることができる。
また、本実施形態の原稿給送装置20によれば、原稿トレイ3の第1規制板31及び第2規制板32が原稿D1を規制するときの原稿D1の搬送中心C1は、幅方向Wにおいて第1領域Ar1と重なる。このため、原稿D1は、搬送時に第1領域Ar1を通過するので、レジシャッタ機構6の当接部61b,62b,63b,64bのいずれにも当接しないようにできるので、原稿D1の搬送時の稼働音の低減を図ることができる。
また、本実施形態の原稿給送装置20によれば、レジシャッタ機構6には規制部材61,62,63,64は4つ設けられている。このため、例えば、原稿D2や原稿D3等、複数の種類の通常サイズの原稿D2,D3の斜行補正をそれぞれ効果的に行うことができる。
また、本実施形態の原稿給送装置20によれば、捩りコイルばね66は、搬送されてくる坪量52g/m~105g/mの原稿D3の先端が規制部材61,62,63,64に当接した場合に、原稿D3を撓ませて斜行補正する付勢力を有する。このため、例えば坪量65g/m程度のコピー用紙が原稿D3として搬送される場合は、規制部材61,62,63,64により斜行補正されるようにできる。
尚、上述した本実施形態の原稿給送装置20は、レジシャッタ機構6に規制部材61,62,63,64を4つ設けた場合について説明しているが、これには限られない。例えば、5つ以上設けてもよく、あるいは、第1領域Ar1を挟んで幅方向Wの両側に1つずつ設けてもよい。
また、本実施形態の原稿給送装置20では、搬送ローラ対80の幅方向Wの中央部に第1領域Ar1が配置され、その両側に第2領域Ar2が配置された場合について説明しているが、これには限られない。例えば、搬送ローラ対80の幅方向の一方側に第1領域Ar1を片寄せして配置し、それ以外の領域を第2領域Ar2とするようにしてもよい。この場合、規制部材は、複数設けたり、あるいは、幅方向に十分な長さを持たせることで1つだけ配置するようにしてもよい。
また、本実施形態の原稿給送装置20では、原稿D1の第1幅W1が55mm以下であり、これに対応して第1領域Ar1は幅方向Wにおいて56mm以上とし、更に余裕をみて当接部62b,63bの間隔Lを60mmとした場合について説明している。但し、これには限られず、第1幅W1は他の寸法でもよく、第1幅W1よりも大きくなるように第1領域Ar1の幅や当接部62b,63bの間隔Lを適宜変更してもよい。
また、本実施形態の原稿給送装置20では、原稿給送装置20を原稿読取装置1に適用した場合ついて説明したが、これには限らず、シート搬送装置の全般に適用することができる。同様に、本実施形態では、原稿読取装置1を画像形成装置100に適用した場合ついて説明したが、これには限らず、画像読取装置の全般に適用することができる。
1…原稿読取装置(画像読取装置)、3…原稿トレイ(支持部)、8…分離ローラ(分離回転体)、12…付勢ばね(付勢手段)、17…給送ローラ(給送回転体)、18…第2読取ユニット(読取部)、20…原稿給送装置(シート搬送装置)、31…第1規制板(第1規制部)、32…第2規制板(第2規制部)、52…第1読取ユニット(読取部)、61,62,63,64…規制部材、61a,62a,63a,64a…軸受部、61b,62b,63b,64b…当接部、65…連結部、66…捩りコイルばね(付勢部材)、80…搬送ローラ対、81b…コロ(第1ローラ)、82b…ローラ部(第2ローラ)、83…回転軸、100…画像形成装置、101…画像形成部、Ar1…第1領域、Ar2…第2領域、C1…搬送中心、D…原稿(シート)、D1…原稿(第1シート)、D2,D3…原稿(第2シート)、N…ニップ部、W…幅方向、W1…第1幅、W2…第2幅、W3…第3幅(第2幅)、X…搬送方向

Claims (10)

  1. 所定幅より広い幅を有する普通紙と、前記所定幅より狭い幅を有し、且つ、前記普通紙より大きい坪量を有する名刺と、を含む複数種類のシートを搬送可能なシート搬送装置であって、
    ートを搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、
    ートの先端が当接して当該シートの搬送を規制する規制位置と、シートの先端に押圧されて当該シートの搬送を許容する許容位置とに移動可能であり、前記規制位置において先端が当接したシートを撓ませることでシートの斜行を補正する斜行補正部と、
    前記斜行補正部が前記規制位置に位置するように付勢する付勢部材と、を備え、
    前記斜行補正部は、前記所定幅より広い幅を有する普通紙には当接して斜行を補正し、且つ、前記所定幅より狭い幅を有する名刺には当接せず斜行を補正しない位置に配置されている、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. シートを支持する支持部を備え、
    前記斜行補正部は、前記名刺が通過する領域に対して前記搬送方向に交差する幅方向に重なる第1領域には配置されず、前記普通紙が通過する領域のうちの前記第1領域以外の第2領域に配置され、
    前記支持部は、前記幅方向に互いに連動するように移動可能に設けられ、かつ、前記支持部に支持されたシートの前記幅方向の両側の位置を規制する第1規制部及び第2規制部を有し、
    前記第1規制部及び前記第2規制部が前記名刺を規制するときの前記名刺の搬送中心は、前記幅方向において前記第1領域と重なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1領域は、前記幅方向において56mm以上の長さである、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  4. 前記幅方向における前記名刺の幅は、55mm以下である、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記斜行補正部は複数設けられ、
    複数の前記斜行補正部が連動するように連結した連結部を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記付勢部材は、搬送されてくる坪量105g/m以下の前記普通紙の先端が前記斜行補正部に当接した場合に当該普通紙を撓ませて斜行補正する付勢力を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記搬送ローラ対は、ニップ部において互いに当接して回転する第1ローラ及び第2ローラと、前記第1ローラを支持する回転軸とを有し、
    前記付勢部材は、前記回転軸と同軸上に設けられた捩りコイルばねであり、
    前記斜行補正部は、前記回転軸に対して揺動可能に設けられた軸受部と、前記軸受部に連続して設けられ、前記軸受部の揺動により、シートの搬送路に重なる前記規制位置と、前記搬送路から退避した前記許容位置とに移動可能な当接部と、を有し、前記規制位置から前記許容位置に移動する際は前記捩りコイルばねの付勢力に抗して移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. シートを支持する支持部と、
    前記支持部に支持された複数のシートのうちの最上位のシートを給送する給送回転体と、
    前記給送回転体により複数のシートが給送された場合に1枚ずつ分離する分離回転体と、を備え、
    前記斜行補正部は、前記搬送方向において前記分離回転体の下流に配置され、前記分離回転体により搬送されるシートの搬送を規制する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されたシートの画像を読み取る読取部と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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