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JP7759000B2 - 推定装置、指標統計値算出方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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JP7759000B2 - 推定装置、指標統計値算出方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

推定装置、指標統計値算出方法、プログラム及び記録媒体

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Description

特許法第30条第2項適用 (1) 発行日(公開日) 令和3年4月13日 刊行物 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)予稿集 *参加者専用Webリンクダウンロードにより公開(Web公開アドレス https://confit.atlas.jp/guide/print/jsai2021/subject/3F2-GS-10j-05/detail) (2) 発行日(公開日) 令和3年5月21日 刊行物名 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)論文集 *参加者専用Webリンクダウンロードにより公開(Web公開アドレス https://drive.google.com/file/d/1SqRE3l2P-obocrdWLSuYHSeLYAqDtXV8/view?usp=sharing) (3) 開催日(公開日) 令和3年6月10日 集会名、集会場所 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)(会期:令和3年6月8日~11日) *オンライン開催 <資 料> 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)お知らせ <資 料> 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)予稿集 掲載研究要旨 <資 料> 2021年度人工知能学会全国大会(第35回)論文集 掲載研究論文
本発明は、推定装置、指標統計値算出方法、プログラム及び記録媒体に関する。
リハビリテーション医療において、脳血管疾患などに伴う麻痺により障害を負った際に、その障害を評価する尺度として自立度が用いられている。自立度にはFIM(Functional Independence Measure)が日本のみならず海外でも臨床現場にて頻繁に用いられている。FIMは医療者が目視で採点するが、ウェアラブルデバイスで計測した計測値から機械学習を用いて自動的に推定する方法が提案されている(非特許文献1)。
非特許文献2には、ウェアラブルデバイスによる計測結果のリハビリテーションへの応用例が記載されている。非特許文献3には、統計学における代入法が記載されている。
特開2020-036781号公報
Jason Conci, Utilizing Consumer-grade Wearable Sensors for Unobtrusive Rehabilitation Outcome Prediction, 2019. 「生体情報センシングと人の状態推定への応用」技術情報協会 2020年 https://ja.wikipedia.org/wiki/代入法_(統計学)、最終更新2021年4月16日13:13(UTC)
非特許文献1において、ウェアラブルデバイスは身体活動量、心拍数、睡眠の質を計測する。しかしながら、入院患者には睡眠障害がしばしば伴い、睡眠の質と自立度の関連性が低く、自立度を正確に推定できないことがある。これは、脳神経系の活動に関する状態のひとつである睡眠を、循環器系や物理動作に関する情報しか測定できない種類のウェアラブルデバイスを用いて得ようとしたことに起因するためである。よって循環器系や物理動作の情報に適切に基づくことで、課題を解決することができる。
本発明は、高い精度で自立度を推定することができる推定装置、推定方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、被測定者の状態や動作に関し、前記被測定者の循環器の状態に関するバイタルデータ及び物理的な振動や角度に関する動作データに基づいて、時系列の指標を算出する指標算出部と、前記時系列の指標に基づいて、前記時系列の指標の統計値である指標統計値を算出する統計値算出部と、前記指標統計値に基づいて、前記被測定者の自立度を推定する自立度推定部と、を備える推定装置である。
本発明の一態様は、被測定者の状態や動作に関し、前記被測定者の循環器の状態に関するバイタルデータ及び物理的な振動や角度に関する動作データに基づいて、時系列の指標を算出する指標算出ステップと、前記時系列の指標に基づいて、前記時系列の指標の統計値である指標統計値を算出する統計値算出ステップと、前記指標統計値に基づいて、前記被測定者の自立度を推定する自立度推定ステップと、を有する推定方法である。
本発明の一態様は、上記の推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の一態様は、上記の推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
本発明により、高い精度で自立度を推定することができる。
第1の実施形態に係る推定システムを示す図である。 推定装置の構成を示す図である。 推定システムの動作を示すフローチャートである。 推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る推定装置の構成を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係る推定装置の構成を示す図である。 説明変数と相関係数を示した図である。
〈第1の実施形態〉
図1は、第1の実施形態に係る推定システム1を示す図である。推定システム1は、推定装置2、センサ端末202、中継端末203を含む。推定システム1において、例えば被測定者201の体幹にセンサ端末202が装着される。センサ端末202が計測した結果は中継端末203により中継され推定装置2に送信される。センサ端末202は、被測定者201のバイタルデータ及び動作データを測定する。バイタルデータは、被測定者201の循環器の状態に関する特徴量である。動作データは、被測定者201の物理的な振動や角度に関する特徴量である。バイタルデータは例えば心電位、心拍数、脈拍数、RRI、体温である。動作データは例えば加速度、角速度である。センサ端末202は、スマートフォンやタブレットなどのコンピュータ機器としてもよい。
中継端末203は、センサ端末202から受信したデータを推定装置2に送信する。中継端末203は、例えばセンサ端末202とBluetooth(登録商標)により接続され、推定装置2とWi-Fiにより接続されるがこれに限られない。中継端末203は、スマートフォンやタブレットなどのコンピュータ機器であって、センサ端末202から受信したデータを処理し推定装置2に送信してもよい。
図2は、推定装置2の構成を示す図である。推定装置2は、受信部10、受信データ記憶部11、指標算出部12、統計値算出部14、自立度推定モデル記憶部16、自立度推定部18、提示部20を備える。
受信部10は、センサ端末202による計測結果であるバイタルデータ及び動作データを中継端末203から受信する。
受信データ記憶部11は、受信部10が受信したデータを記憶する。受信データ記憶部11には、データと当該データが測定された時間が紐づけて記憶される。受信データ記憶部11は、例えば被測定者201の心電位及び加速度の時系列データを記憶する。
指標算出部12は、受信データ記憶部11に記憶されたデータに基づいて、被測定者201の状態や動作の時間変化を示す時系列の指標を算出する。時系列の指標は、例えば心電位に基づき算出される心拍数を被測定者201の最大・最小心拍数で規格化した値を示す%HRR(percent heart rate reserve)の時間変化である。時系列の指標は、例えば加速度に基づき算出される体勢別(臥位、座位、立位、歩行)の活動時間である。時系列の指標は、例えば加速度に基づき算出される3軸加速度を合成した値の所定の時間(例えば1秒間)当たりの標準偏差である体動の時間変化である。時系列の指標は、例えば加速度に基づき算出される所定の時間(例えば1分間)当たりの歩数の時間変化である。時系列の指標は、例えば心電位及び加速度に基づき算出される%HRRを体動で割った値である活動コスト指数の時間変化である。指標算出部12は、%HRRの時間変化、体勢別の活動時間、体動の時間変化、時間当たりの歩数の時間変化、活動コスト指数の時間変化のうち少なくとも1つを算出すればよい。
指標算出部12は、被測定者201の状態や動作の時間変化を示す時系列の指標として、睡眠を示す時系列の指標を算出しなくてよい。睡眠を示す時系列の指標は例えば睡眠時間又は睡眠品質である。
指標算出部12は、受信データ記憶部11に記憶された時系列データを規格化してもよい。指標算出部12は、例えば受信データ記憶部11に記憶された時系列データが24時間以上にわたる時系列データであるとき、規格化を行い24時間にわたる時系列データとしてもよい。指標算出部12は、時系列データにおいて同時刻のアンサンブル平均をとることで24時間にわたる時系列データを生成してもよい。
統計値算出部14は、指標算出部12により算出された時系列の指標に基づいて指標の統計値を算出する。統計値は例えば平均値、分位数、偏差である。指標の統計値は、時系列の指標の所定の時間(例えば30分)ごとの値の統計値であってよい。時系列の指標が24時間の%HRRの時間変化のとき、例えば30分間ごとの%HRRの平均値48個が算出され、最終的に48個の平均値の平均値が指標の統計値として算出される。時系列の指標が体勢別の活動時間であるとき、例えば30分間ごとの各態勢の時間の平均値が指標の統計値として算出される。時系列の指標が24時間の体動の時間変化であるとき、例えば30分間ごとの体動の平均値48個が算出され、最終的に48個の平均値の平均値が指標の統計値として算出される。時系列の指標が歩数の時間変化であるとき、指標の統計値として例えば30分間ごとの歩数の平均値が算出される。時系列の指標が24時間の活動コスト指数の時間変化であるとき、例えば30分間ごとの活動コスト指数の平均値48個が算出され、最終的に48個の平均値の平均値が指標の統計値として算出される。
自立度推定モデル記憶部16は、自立度推定モデルを記憶する。自立度推定モデルは、統計値算出部14により算出される指標の統計値を入力として、自立度を出力するモデルである。自立度推定モデルは、指標の統計値と自立度とのデータセットを用いて機械学習により作成される。機械学習における説明変数は指標の統計値であり、目的変数は自立度である。自立度は、障害を有する者、特に障害を有する高齢者の障害を評価する尺度である。自立度は、障害を有する者が日常生活をどのくらい自立してできるかを示す指標であり、障害を有する者が寝たきりであるか否かを示す指標でもある。自立度は例えばFIMである。自立度は例えばFIMに含まれる運動機能に関する13項目の点数の和である。機械学習の手法は限定されず、例えばニューラルネットワーク、ランダムフォレスト、サポートベクトルマシン、ロジスティック回帰又はアンサンブル学習である。
指標の統計値は、時系列の指標の所定の時間ごとの値であってもよい。時系列の指標が24時間の%HRRの時間変化のとき、指標の統計値は30分間ごとの%HRRの平均値48個であってもよい。時系列の指標が体勢別の活動時間であるとき、指標の統計値は、30分間ごとの各態勢の時間であってもよい。時系列の指標が24時間の体動の時間変化であるとき、指標の統計値は、30分間ごとの体動の平均値48個であってもよい。時系列の指標が歩数の時間変化であるとき、指標の統計値は、30分間ごとの歩数であってよい。時系列の指標が24時間の活動コスト指数の時間変化であるとき、指標の統計値は、30分間ごとの活動コスト指数の平均値48個であってよい。このとき、自立度推定モデルの入力の数が増大するため、推定時の計算負荷は増大するが、推定精度は向上する。
指標の統計値は、時系列の指標であってもよい。このとき、自立度推定モデルの入力の数が増大するため、推定時の計算負荷は増大するが、推定精度は向上する。
自立度推定部18は、自立度推定モデルを用いて指標の統計値から自立度を推定する。自立度推定部18は、指標の統計値を自立度推定モデルに入力し自立度を出力させることで自立度を推定する。
提示部20は、自立度推定部18により推定された自立度を提示する。提示部20は例えばディスプレイなど表示装置にデータを出力することで自立度を提示する。
図3は、推定システム1の動作を示すフローチャートである。センサ端末202がバイタルデータ及び動作データを測定する(ステップS101)。中継端末203はセンサ端末202が測定したバイタルデータ及び動作データを中継し、推定装置2に送信する(ステップS102)。推定装置2の受信部10は中継端末203からバイタルデータ及び動作データを受信する(ステップS201)。指標算出部12はバイタルデータ及び動作データに基づいて時系列の指標を算出する(ステップS202)。統計値算出部14は、時系列の指標に基づいて指標の統計値を算出する(ステップS203)。自立度推定部18は、指標の統計値を自立度推定モデルに入力することで自立度を推定する(ステップS204)。提示部20は、推定された自立度を提示する(ステップS205)。
図4は、推定装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。推定装置2は、例えば、バス101を介して接続されるCPU103と主記憶装置104とを有する演算装置102、通信インターフェース105、外部記憶装置107、時計108、表示装置109を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
CPU103と主記憶装置104とは、演算装置102を構成する。主記憶装置104には、CPU103が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。演算装置102によって、図2に示した推定装置2の各機能が実現される。
通信インターフェース105は、推定装置2と中継端末203など各種外部電子機器との間を通信ネットワークにて接続するためのインターフェースおよび制御装置である。推定装置2は、通信インターフェース105を介して、中継端末203から通信ネットワークを介して心拍数や心電波形、加速度のデータを受信してもよい。
通信インターフェース105としては、例えば、LTE、3G、無線LAN、Bluetoothなどの無線データ通信規格に対応した演算インターフェースおよびアンテナが用いられる。通信インターフェース105によって、図2における受信部10が実現される。
外部記憶装置107は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。外部記憶装置107には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
外部記憶装置107は、センサ端末202により計測されたバイタルデータ及び動作データを記憶する記憶領域や、推定装置2がバイタルデータ及び動作データの解析処理を行うためのプログラムを格納するプログラム格納部や、図示しないその他の格納装置で、例えば、この外部記憶装置107内に格納されているプログラムやデータなどをバックアップするための格納装置などを有することができる。外部記憶装置107によって、図2における受信データ記憶部11及び自立度推定モデル記憶部16が実現される。
時計108は、推定装置2に設けられた内蔵時計などで構成され、時間を計時する。時計108によって得られた時刻情報は、バイタルデータ及び動作データのサンプリングやデータ解析処理に用いられる。
表示装置109は、推定装置2の提示部20として機能する。表示装置109は液晶ディスプレイなどによって実現される。
〈変形例〉
自立度推定モデルは、統計値算出部14により算出される指標の統計値及び被測定者201のプロフィールを入力として、自立度を出力するモデルであってもよい。つまり、自立度推定モデルは、指標の統計値及び被測定者201のプロフィールを説明変数とし、自立度を目的変数として生成される。被測定者201のプロフィールは例えば被測定者201の年齢、身長、体重又は性別である。被測定者201のプロフィールは被測定者201の年齢、身長、体重及び性別のうちいくつかが組み合わさったデータであってもよい。
図5は、第1の実施形態の変形例に係る推定装置2の構成を示す図である。推定装置2は、被測定者プロフィール取得部22を備える。被測定者プロフィール取得部22は被測定者201のプロフィールを取得する。自立度推定部18は、指標の統計値及び被測定者プロフィール取得部22により取得された被測定者201のプロフィールを自立度推定モデルに入力し自立度を出力させることで自立度を推定する。
自立度推定モデルは、統計値算出部14により算出される指標の統計値及び被測定者201の過去の自立度を入力として、自立度を出力するモデルであってもよい。つまり、自立度推定モデルは、指標の統計値及び被測定者201の過去の自立度を説明変数とし、自立度を目的変数として生成される。
図6は、第1の実施形態の変形例に係る推定装置2の構成を示す図である。推定装置2は、過去自立度取得部24を備える。過去自立度取得部24は被測定者201の過去の自立度を取得する。自立度推定部18は、指標の統計値及び過去自立度取得部24により取得された被測定者201の過去の自立度を自立度推定モデルに入力し自立度を出力させることで自立度を推定する。
自立度推定モデルは、指標の統計値、被測定者201のプロフィール及び被測定者201の過去の自立度を説明変数とし、自立度を目的変数として生成されてもよい。このとき、自立度推定部18は、指標の統計値、被測定者201のプロフィール及び被測定者201の過去の自立度を自立度推定モデルに入力し自立度を出力させることで自立度を推定する。
〈実験例〉
自立度推定モデルの生成に用いる説明変数を変え、推定された自立度と実際の自立度との相関係数を算出した。図7は、説明変数と相関係数を示した図である。第1条件においては説明変数として被測定者201の時系列の指標である指標(%HRR、臥位時間、立位座位時間、歩行時間、歩数、活動コスト指数)の各々の30分単位の統計値に対して5分割交差検定を行うことで相関係数を算出した。第2条件の説明変数は第1条件の説明変数に加え、被測定者201のプロフィール(年齢、身長、体重及び性別)が含まれる。第3条件の説明変数は被測定者201のプロフィール(年齢、身長、体重及び性別)及び被測定者201の過去の自立度である。被測定者201の過去の自立度は入院第1週目の自立度であり、目的変数の自立度は入院第5週目の自立度である。つまり、過去の自立度は推定される自立度の4週間前の自立度である。第4条件の説明変数は第1条件の説明変数に加え、被測定者201の過去の自立度が含まれる。第5条件の説明変数は第4条件の説明変数に加え、被測定者201のプロフィール(年齢、身長、体重及び性別)が含まれる。第2条件から第5条件においても統計値に対して5分割交差検定を行うことで相関係数を算出した。k分割交差検定において、kは評価用のデータセットの数であり、kの値として2、5、又は10を用いることができる。
相関係数は、いずれの条件においても0.6を超える値となった。以上により推定装置2は、自立度を高い精度で推定することができる。
また、被測定者201が入院患者である場合、被測定者201には睡眠障害がしばしば伴い、自立度に関わらず睡眠の質が悪いことが多い。そのため、睡眠に関するデータと自立度の関連性が低く、被測定者201の状態や動作の時間変化を示す時系列の指標が睡眠を示す時系列の指標を含む場合には、推定装置2が自立度を推定する精度が悪くなる。そのため、被測定者201の状態や動作の時間変化を示す時系列の指標が睡眠を示す時系列の指標を含む場合には、推定装置2は自立度の影響を受けずに自立度を推定することができ、推定の精度の改善につながる。
〈第2の実施形態〉
第2の実施形態に係る推定装置2は、第1の実施形態に係る推定装置2に加え欠損補完部30を備える。
欠損補完部30は、欠損したデータを補完する。欠損したデータとは、センサ端末202の不具合や、中継端末203と推定装置2の通信状況などにより推定装置2が受信できなかったデータである。欠損したデータは、所定の上限閾値及び所定の下限閾値に基づいて、その値が上限閾値を超える値又は下限閾値を下回るデータを含んでもよい。
欠損補完部30は、欠損したデータを無効にしてもよい。指標算出部12が、時系列データにおいて同時刻のアンサンブル平均をとることで24時間にわたる時系列データを生成するとき、欠損補完部30は、欠損したデータを除く同時刻の平均値をアンサンブル平均として算出してもよい。
欠損補完部30は、被測定者201のプロフィールや被測定者201の過去の自立度に対して、多重代入法を適用することで欠損したデータの補完をしてもよい。
第2の実施形態に係る推定装置2により、データの欠損の補完をすることができ、欠損のない説明変数のデータセットをより多く扱うことができ、自立度の推定の信頼性を高めることができる。
〈他の実施形態〉
自立度推定モデルの説明変数は、指標の統計値、被測定者201のプロフィール又は被測定者201の過去の自立度に限られない。例えば、自立度推定モデルの説明変数は被測定者201の疾患情報を含んでもよい。被測定者201の疾患情報は例えば被測定者201が脳血管疾患、脊椎損傷、大腿骨骨折などの疾患を持っているか否かという情報である。自立度推定部18は、当該説明変数に合わせて、被測定者201の疾患情報を自立度推定モデルへの入力に含めてもよい。
推定装置2は、推定自立度記憶部40を備え、自立度推定部18により推定された自立度を記憶してもよい。また、推定自立度記憶部40は、指標の統計値、自立度を被測定者201のプロフィール、被測定者201の過去の自立度又は被測定者201の疾患情報と紐づけて記憶してもよい。
推定装置2は、推定自立度記憶部40に記憶された推定自立度に基づいて、推定自立度の統計値を算出する推定統計値算出部42を備えてもよい。推定統計値算出部42は、被測定者201のプロフィールに基づいて推定自立度の統計値を算出してもよい。例えば、推定統計値算出部42は、50代、60代など年齢ごとに推定自立度の統計値である平均値や標準偏差を算出する。提示部20は、推定統計値算出部42により算出された結果を提示してもよい。
自立度推定モデルの説明変数と目的変数を異なるものにすることで、自立度以外の特性を推定するモデルを作成することができる。例えば、目的変数として被測定者201のプロフィールの1項目を、説明変数として指標の統計値と、被測定者201のプロフィールのうち目的変数でない項目、被測定者201の自立度及び被測定者201の疾患情報のうち少なくとも1つとし、被測定者201のプロフィールの1項目を推定する推定モデルを作成してもよい。
当該推定モデルに説明変数を入力することで、被測定者201のプロフィールの1項目の推定値が出力される。例えば、当該推定モデルに説明変数を入力すると、被測定者201の年齢の推定値が出力される場合、年齢の推定値が実年齢より低ければ、説明変数に含まれる指標の統計値や自立度が良好であることを被測定者201は把握することができる。
例えば、目的変数として被測定者201が持っている疾患を、説明変数として指標の統計値、被測定者201のプロフィールの項目、被測定者201の自立度のうち少なくとも1つとし、疾患を推定する推定モデルを作成してもよい。
自立度推定モデルがオートエンコーダである場合、提示部20は、自立度推定モデルが圧縮したデータを提示してもよい。オートエンコーダの圧縮により、説明変数の次元が圧縮され、学習に必要な本質的な情報のみが残ることから、本質的な情報を把握することができる。
推定装置2とセンサ端末202とは同一の装置により実現されてもよい。このとき、推定装置2とセンサ端末202とは中継端末203を介して通信しなくてもよい。また、中継端末203が推定装置2の一部機能を行ってもよい。例えば、中継端末203が指標算出部12、統計値算出部14、自立度推定部18及び提示部20の機能の一部を行い、処理されたデータを推定装置2に送信してもよい。
1…推定システム、2…推定装置、10…受信部、11…受信データ記憶部、12…指標算出部、14…統計値算出部、16…自立度推定モデル記憶部、18…自立度推定部、20…提示部、22…被測定者プロフィール取得部、24…過去自立度取得部、101…バス、102…演算装置、103…CPU、104…主記憶装置、105…通信インターフェース、107…外部記憶装置、108…時計、109…表示装置、201…被測定者、202…センサ端末、203…中継端末

Claims (9)

  1. 被測定者の状態や動作に関し、前記被測定者の循環器の状態に関するバイタルデータ及び物理的な振動や角度に関する動作データに基づいて、時系列の指標を算出する指標算出部と、
    前記時系列の指標に基づいて、前記時系列の指標の統計値である指標統計値を算出する統計値算出部と、
    前記指標統計値に基づいて、前記被測定者の自立度を推定する自立度推定部と、
    を備え、
    前記時系列の指標は、前記被測定者の体勢別の活動時間及び/又は前記被測定者の所定の時間当たりの歩数の時間変化を含む、
    推定装置。
  2. 前記自立度推定部は、前記被測定者のプロフィールに基づいて自立度を推定する、
    請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記自立度推定部は、前記被測定者の過去の自立度に基づいて自立度を推定する、
    請求項1又は2に記載の推定装置。
  4. 前記バイタルデータ及び前記動作データの欠損したデータを補完する欠損補完部と、
    をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の推定装置。
  5. 前記自立度推定部は、前記被測定者の疾患情報に基づいて自立度を推定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の推定装置。
  6. 前記自立度推定部により推定された自立度に基づいて、自立度の統計値を算出する推定統計値算出部と、
    前記推定統計値算出部により算出された統計値を提示する提示部と、
    をさらに備える請求項1から5のいずれか一項に記載の推定装置。
  7. 被測定者の自立度の推定のための指標統計値算出方法であって、
    前記被測定者の状態や動作に関し、前記被測定者の循環器の状態に関するバイタルデータ及び物理的な振動や角度に関する動作データに基づいて、時系列の指標を算出する指標算出ステップと、
    前記時系列の指標に基づいて、前記時系列の指標の統計値である指標統計値を算出する統計値算出ステップと、
    を有し、
    前記時系列の指標は、前記被測定者の体勢別の活動時間及び/又は前記被測定者の所定の時間当たりの歩数の時間変化を含む、
    指標統計値算出方法。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項1から6のいずれか一項に記載の推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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