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JP7759976B2 - 非接触受電装置 - Google Patents
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JP7759976B2 - 非接触受電装置 - Google Patents

非接触受電装置

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JP7759976B2 JP2024025718A JP2024025718A JP7759976B2 JP 7759976 B2 JP7759976 B2 JP 7759976B2 JP 2024025718 A JP2024025718 A JP 2024025718A JP 2024025718 A JP2024025718 A JP 2024025718A JP 7759976 B2 JP7759976 B2 JP 7759976B2
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Description

本発明は、非接触受電装置に関する。
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。
充給電に関する研究開発として、車両に搭載されたバッテリを非接触で充電する非接触充電に関する研究開発が行われている。例えば、特許文献1~3には、充電ステーション等に設けられた送電コイルから車両に設けられた受電コイルへ非接触で電力を伝送するシステムが記載されている。これらのシステムでは、コイルの周辺への磁界の漏洩を抑制するために、例えば導電性のシールド部材が設けられている。
特開2021-65036号公報 特開2020-167753号公報 特開2018-182877号公報
送電部に対して受電部が位置ずれした状態で非接触電力伝送が行われる場合、受電部側に設けられたシールド部材で発生する磁気損失により受電効率が低下したり、シールド部材の外周部から磁界が漏洩したりすることがあり、改良の余地があった。
本発明は、送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、受電効率の向上及び/又は磁気漏洩の低減が可能な非接触受電装置を提供する。
本発明は、
車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記内周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記車体側の面に設けられる第1プレート部材を含み、
前記シールド部材のうち前記第1プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記車体側に反り返り可能に構成されている
また、本発明は、
車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記外周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記送電部側の面に設けられる第2プレート部材を含み、
前記シールド部材のうち前記第2プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記送電部側に反り返り可能に構成されている。
本発明によれば、送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、受電効率の向上及び/又は磁気漏洩の低減が可能となる。
非接触電力伝送システム1の概略構成を示す図である。 受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側にずれて車両Vが停車した状態の概略上面図である。 プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側にずれた状態の概略上面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左後側にずれた状態の概略上面図である。 プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左前側にずれた状態の概略上面図である。 プレート部材25、27を備えた受電装置20において、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右前側にずれた状態の概略上面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面に基づいて説明する。以下の説明において、前後、左右、上下は、車両の操縦者(運転者)から見た方向にしたがって記載することとし、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1は、駐車場等の地面に設けられた設備と車両Vとの間において、非接触で電力を伝送する非接触電力伝送が可能な非接触電力伝送システム1を示す。以下では、非接触電力伝送として、設備から車両Vへの電力伝送(即ち、非接触充電)を行う場合を説明する。
非接触電力伝送システム1は、地面に設置された送電装置10と、車両Vに設けられ、送電装置10から非接触で伝送される電力を受電する受電装置20と、を備える。非接触電力伝送システム1は、例えば磁界共鳴方式又は電磁誘導方式等のコイル間の磁気結合や、電界共鳴方式を利用して、送電装置10から受電装置20に電力を供給する。
車両Vは、バッテリBATTを搭載した電動車両であり、例えばバッテリ式電気自動車やプラグインハイブリッド車である。受電装置20は送電装置10から伝送された電力を受電し、バッテリBATTは受電装置20が受電した電力を蓄電する。バッテリBATTは、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池である。車両Vは、バッテリBATTに蓄電された電力によって、駆動源である不図示のモータを駆動することで走行可能に構成される。
送電装置10は、交流電力を送電する送電部11と、商用電源等の外部電力系統に接続された電源ユニット12と、を備える。送電部11は、パッド等に覆われた状態で地面に設けられ、交流電力を送電する1次コイル11cを有する。1次コイル11cの形状は、例えば平面視で円形であるが、これに限られず、楕円形や正方形、長方形等であってもよい。
受電装置20は、車両Vの床下に設けられ、例えば車体に下方から取り付けられる。受電装置20は、送電部11から伝送された交流電力(以下、単に電力とも称す)を非接触で受電する受電部21と、受電部21の周囲に設けられたシールド部材22と、を備える。
受電部21は、パッド等に覆われた状態で車体に取り付けられ、送電部11から伝送された電力を非接触で受電する2次コイル21cを有する。2次コイル21cと1次コイル11cとが対向する位置で車両Vが駐車すると、電源ユニット12から1次コイル11cに交流電力が供給され、1次コイル11cから2次コイル21cへ非接触の電力伝送が行われる。2次コイル21cが受電した電力は、不図示の整流器により整流され、バッテリBATTへ供給される。2次コイル21cの形状は、例えば平面視で円形であるが、これに限られず、楕円形や正方形、長方形等であってもよい。
シールド部材22は、導電性の金属材料で形成されたパネル材であり、例えばアルミニウムにより形成されている。シールド部材22は、上下方向から見て矩形状を有し、車体の下方に水平に配置される。シールド部材22は、例えば、内周部22iと外周部22оとの間に車体との固定部を有する。
シールド部材22は、受電部21の周囲に設けられている。具体的には、シールド部材22は、上下方向から見て中央部が貫通しており、受電部21はシールド部材22の当該貫通部分に配置されている。貫通部分は、例えば上下方向から見て矩形状を有する。非接触電力伝送時、シールド部材22で渦電流が発生し、送電装置10と受電装置20との間の外側に磁界が漏洩することが抑制される。
非接触電力伝送システム1においては、送電部11(1次コイル11c)の中心位置と受電部21(2次コイル21c)の中心位置とが上面視で一致するとき、コイル間の結合効率が最大となり、受電部21の受電効率が最大となる。一方で、送電部11(1次コイル11c)の中心位置と受電部21(2次コイル21c)の中心位置とが上面視で位置ずれした状態では、コイル間の結合効率が低下し、受電部21の受電効率が低下する。
図2は、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側に位置ずれして車両Vが停車した状態の概略上面図である。送電部11から受電部21への電力の伝送経路は、上面視で送電部11と受電部21とが重なり合い、送電部11から受電部21へ直線状に向かう経路が主となるが、他に、送電部11からシールド部材22を経由して受電部21へ向かう経路もある。
送電部11からシールド部材22を経由して受電部21へ向かう伝送経路について説明すると、図2に示す状態では、シールド部材22の内周部22iにおける右側、後側、及び左側後部を含む領域A1(図2中の斜線部分)が送電部11から受電部21への電力の伝送に寄与する。領域A1は、送電部11の中心位置C1から比較的離れた領域であり、受電部21の中心位置C2に対して送電部11の中心位置C1とは反対側の領域を含む。なお、シールド部材22の内周部22iにおける前側及び左側前部の領域は、送電部11が形成する磁界と受電部21が形成する磁界との方向が逆方向であり、互いに打ち消しあうことにより電力の伝送に寄与していない。
シールド部材22の内周部22iにおける領域A1は受電部21への電力の伝送に寄与するものの、シールド部材22では磁気損失が発生するため、この伝送経路から受電部21へ伝送される電力は磁気損失の分だけ減衰する。
そこで、図3及び図4に示すように、受電装置20は、シールド部材22の内周部22iにおいて車体側の面(即ち上面)に重ねて設けられたプレート部材25をさらに備える。プレート部材25は、シールド部材22の内周部22iに沿って複数設けられている。具体的には、プレート部材25は、8つ設けられており、内周部22iにおける右側、後側、左側、前側にそれぞれ2つずつ設けられている。
プレート部材25は、シールド部材22とは異なる金属材料であって、熱膨張率がシールド部材22よりも小さい金属材料で形成される。プレート部材25は、例えばスチールで形成される。換言すると、シールド部材22の内周部22iにおいては、互いに異なる金属材料で形成されたシールド部材22とプレート部材25とが重なって構成されたバイメタルが設けられている。
シールド部材22のうちプレート部材25が設けられた部分は、送電部11から受電部21に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている。
具体的に説明すると、非接触電力伝送時、電力の伝送経路となるシールド部材22の領域A1において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。プレート部材25は熱膨張率がシールド部材22よりも小さく、且つ車体側に設けられているので、内周部22iの領域A1におけるシールド部材22及びプレート部材25は、温度上昇により受動的に車体側へ反り返るように(換言すると湾曲して)変形する。
このようなシールド部材22及びプレート部材25の変形により、シールド部材22の内周部22iに入射する磁界が低減し、送電部11からシールド部材22を経由して受電部21へ向かう伝送経路において、シールド部材22から内周部22iを経由せずに空気を伝って受電部21へ電力が伝送される。このように、シールド部材22での磁気損失が低減するので、受電部21の受電効率が向上する。また、非接触電力伝送時以外、例えば車両Vの走行時では、シールド部材22及びプレート部材25の変形状態は解消して元に戻るので、空気抵抗の影響は受けない。
なお、シールド部材22の内周部22iの領域A1以外の領域、即ち、内周部22iにおける前側及び左側前部の領域は、前述のとおり受電部21への電力伝送に寄与しておらず、領域A1と比較して温度上昇は小さいので、当該領域におけるシールド部材22及びプレート部材25は車体側へ反り返らない、又は反り返り量が小さい。よって、当該領域における磁界の漏洩を抑制できる。
次に、送電部11に対する受電部21の位置ずれの他の例についても、図5~図7を参照して同様に説明する。
図5は、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左後側に位置ずれして車両Vが停車した状態の概略上面図である。図5に示す状態では、シールド部材22の内周部22iにおける左側、後側、及び右側後部を含む領域A2が送電部11から受電部21への電力の伝送に寄与する。非接触電力伝送時、電力の伝送経路となるシールド部材22の領域A2において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。そして、内周部22iの領域A2におけるシールド部材22及びプレート部材25は、温度上昇により受動的に車体側へ反り返るように変形する。
図6は、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左前側に位置ずれして車両Vが停車した状態の概略上面図である。図6に示す状態では、シールド部材22の内周部22iにおける左側、前側、及び右側前部を含む領域A3が送電部11から受電部21への電力の伝送に寄与する。非接触電力伝送時、電力の伝送経路となるシールド部材22の領域A3において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。そして、内周部22iの領域A3におけるシールド部材22及びプレート部材25は、温度上昇により受動的に車体側へ反るように変形する。
図7は、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して左前側に位置ずれして車両Vが停車した状態の概略上面図である。図7に示す状態では、シールド部材22の内周部22iにおける右側、前側、及び左側前部を含む領域A4が送電部11から受電部21への電力の伝送に寄与する。非接触電力伝送時、電力の伝送経路となるシールド部材22の領域A4において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。そして、内周部22iの領域A4におけるシールド部材22及びプレート部材25は、温度上昇により受動的に車体側へ反り返るように変形する。
このように、シールド部材22に重ねて設けられたプレート部材25を備える受電装置20によれば、送電部11に対して受電部21が位置ずれした状態で非接触電力伝送を行う場合であっても、電力伝送に寄与する領域におけるシールド部材22及びプレート部材25が受動的に変形するので、位置ずれに応じてアクチュエータ等でシールド部材22を変形させる必要がない。
また、シールド部材22の内周部22iには、複数のスリット22sが形成されており、隣り合うスリット22s間にプレート部材25が設けられている。スリット22sを設けることにより、シールド部材22の変形が必要な箇所を部分的に変形させることが容易となる。例えば、図3の一例では、シールド部材22の内周部22iの左側に設けられた2つのプレート部材25の間にスリット22sが設けられており、これらの2つのプレート部材25のうち領域A1に設けられたプレート部材25のみを部分的に変形させることができる。
図2に戻り、非接触電力伝送時におけるシールド部材22の外側への磁界の漏洩について説明する。
図2に示す状態では、受電部21の中心位置C2が送電部11の中心位置C1に対して右後側に位置ずれしているので、シールド部材22の外周部22оにおける前側の領域B1(図2中の斜線部分)から電磁界が受電装置20の外側に漏洩する虞がある。換言すると、非接触電力伝送時に受電部21が送電部11に対して位置ずれしている場合、シールド部材22の外周部22оのうち送電部11の中心位置C1に近い位置(ここでは前側の領域B)を経由して電磁界が受電装置20の外側に漏洩する虞がある。
そこで、図3及び図4に示すように、受電装置20は、シールド部材22の外周部22оにおいて送電部11側の面(即ち下面)に重ねて設けられたプレート部材27をさらに備える。本実施形態では、プレート部材27は、シールド部材22の外周部22оに沿って複数設けられている。具体的には、プレート部材27は、4つ設けられており、外周部22оにおける右側、後側、左側、前側にそれぞれ1つずつ設けられている。
プレート部材27は、シールド部材22とは異なる金属材料であって、熱膨張率がシールド部材22よりも小さい金属材料で形成される。プレート部材27は、例えばスチールで形成される。換言すると、プレート部材27の外周部22оにおいては、互いに異なる金属材料で形成されたシールド部材22とプレート部材27とが重なって構成されたバイメタルが設けられている。
シールド部材22のうちプレート部材27が設けられた部分は、送電部11から受電部21に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている。
具体的に説明すると、非接触電力伝送時、電力の伝送経路となるシールド部材22の領域B1において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。プレート部材27は熱膨張率がシールド部材22よりも小さく、且つ送電部11側に設けられているので、外周部22оの領域B1におけるシールド部材22及びプレート部材27は、温度上昇により受動的に送電部11側へ反り返るように変形する。
このようなシールド部材22及びプレート部材27の変形により、シールド部材22の外周部22оの領域B1に入射する磁界が増大し、シールド部材22での磁気損失が増大する。よって、シールド部材22の外周部22оにおける領域B1から受電装置20の外側へ漏洩する磁界を抑制できる。また、非接触電力伝送時以外、例えば車両Vの走行時では、シールド部材22及びプレート部材27の変形状態は解消して元に戻るので、空気抵抗の影響は受けない。
次に、送電部11に対する受電部21の位置ずれの他の例についても、前述した図5~図7を参照して同様に説明する。
図5に示す状態では、図3に示す状態と同様に、シールド部材22の外周部22оにおける前側の領域B1が他の領域と比較して送電部11の中心位置C1に近い位置となる。非接触電力伝送時、シールド部材22の領域B1において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。そして、外周部22оの領域B1におけるシールド部材22及びプレート部材27は、温度上昇により受動的に送電部11側へ反り返るように変形する。
図6及び図7に示す状態では、シールド部材22の外周部22оにおける後側の領域B2が他の領域と比較して送電部11の中心位置C1に近い位置となる。非接触電力伝送時、シールド部材22の領域B2において、磁気損失が発生し、シールド部材22の温度が上昇する。そして、外周部22оの領域B2におけるシールド部材22及びプレート部材27は、温度上昇により受動的に送電部11側へ反り返るように変形する。
このように、シールド部材22に重ねて設けられたプレート部材27を備える受電装置20によれば、送電部11に対して受電部21が位置ずれした状態で非接触電力伝送を行う場合であっても、受電装置20の外側へ磁界が漏洩する蓋然性の高い領域におけるシールド部材22及びプレート部材27が受動的に変形するので、位置ずれに応じてアクチュエータ等でシールド部材22を変形させる必要がない。
また、シールド部材22の外周部22оにも、内周部22iと同様に複数のスリット22sを形成し、隣り合うスリット22s間にプレート部材27を設ける構成であってもよい。
以上、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、前述した実施形態では、シールド部材22の内周部22i及び外周部22оの両方にプレート部材25、27がそれぞれ設けられたが、これに限られず、シールド部材22の内周部22i及び外周部22оのうちいずれか一方のみにプレート部材25、27が設けられる構成であってもよい。
また、前述した実施形態では、シールド部材22の内周部22iに8つのプレート部材25を設けたが、プレート部材25の数はこれに限られず、任意に設定することができる。また、シールド部材22の外周部22оに4つのプレート部材27を設けたが、プレート部材27の数はこれに限られず、任意に設定することができる。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 車体に取り付けられ、車外に設置された送電部(送電部11)から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部(受電部21)と、
前記受電部の周囲に設けられたシールド部材(シールド部材22)と、
前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部(内周部22i)及び外周部(外周部22о)のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材(プレート部材25、27)と、を備える非接触受電装置(受電装置20)であって、
前記シールド部材のうち前記プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が可変に構成されている、
非接触受電装置。
(1)によれば、非接触電力伝送時に送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、シールド部材の内周部のうちプレート部材が設けられた部分で発生した磁気損失による熱膨張を利用してシールド部材を変形させることにより、受電部での受電効率を向上させることができる。また、シールド部材の外周部のうちプレート部材が設けられた部分で発生した磁気損失による熱膨張を利用してシールド部材を変形させることにより、シールド部材の外側への電磁界の漏洩を低減できる。
(2) (1)に記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記内周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記車体側の面に設けられる第1プレート部材(プレート部材25)を含み、
前記シールド部材のうち前記第1プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記車体側に反り返り可能に構成されている、
非接触受電装置。
(2)によれば、非接触電力伝送時に送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、シールド部材のうち第1プレート部材が設けられた部分が車体側に反り返り変形することにより、シールド部材の内周部での磁気損失が低減し、受電効率を向上させることができる。
(3) (1)又は(2)に記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の前記外周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記送電部側の面に設けられる第2プレート部材(プレート部材27)を含み、
前記シールド部材のうち前記第2プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記送電部側に反り返り可能に構成されている、
非接触受電装置。
(3)によれば、非接触電力伝送時に送電部に対して受電部が位置ずれした場合であっても、シールド部材のうち第2プレート部材が設けられた部分が送電部側に反り返り変形することにより、シールド部材の外周部での磁気損失が増大し、シールド部材の外側への電磁界の漏洩を低減できる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の非接触受電装置であって、
前記シールド部材は、金属材料で形成され、
前記プレート部材は、前記シールド部材とは熱膨張率の異なる他の金属材料で形成される、
非接触受電装置。
(4)によれば、シールド部材の内周部及び/又は外周部でバイメタルを形成することにより、シールド部材を変形させることができる。
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の非接触受電装置であって、
前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方には、複数のスリット(スリット22s)が形成されており、
隣り合うスリット間には、前記プレート部材が設けられる、
非接触受電装置。
(5)によれば、プレート部材が隣り合うスリット間に設けられるので、シールド部材の変形が必要な箇所を部分的に変形させることができる。
(6) (1)から(5)のいずれかに記載の非接触受電装置であって、
前記プレート部材は、前記シールド部材の内周部及び外周部に重ねて設けられている、
非接触受電装置。
(6)によれば、プレート部材がシールド部材の内周部及び外周部の両方に設けられているので、受電効率の向上及び磁気漏洩の低減が可能となる。
11 送電部
20 受電装置(非接触受電装置)
21 受電部
22 シールド部材
22i 内周部
22о 外周部
22s スリット
25 プレート部材(第1プレート部材)
27 プレート部材(第2プレート部材)

Claims (5)

  1. 車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
    前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
    前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
    前記プレート部材は、前記シールド部材の前記内周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記車体側の面に設けられる第1プレート部材を含み、
    前記シールド部材のうち前記第1プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記車体側に反り返り可能に構成されている、
    非接触受電装置。
  2. 車体に取り付けられ、車外に設置された送電部から非接触で伝送される電力を受電可能な受電部と、
    前記受電部の周囲に設けられたシールド部材と、
    前記シールド部材とは異なる材料で形成され、前記シールド部材の内周部及び外周部のうち少なくとも一方に重ねて設けられたプレート部材と、を備える非接触受電装置であって、
    前記プレート部材は、前記シールド部材の前記外周部に設けられ、且つ前記シールド部材の面のうち前記送電部側の面に設けられる第2プレート部材を含み、
    前記シールド部材のうち前記第2プレート部材が設けられた部分は、前記送電部から前記受電部に電力が伝送される場合に形状が前記送電部側に反り返り可能に構成されている、
    非接触受電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の非接触受電装置であって、
    前記シールド部材は、金属材料で形成され、
    前記プレート部材は、前記シールド部材とは熱膨張率の異なる他の金属材料で形成される、
    非接触受電装置。
  4. 請求項1又は2に記載の非接触受電装置であって、
    前記シールド部材の前記内周部及び前記外周部のうち少なくとも一方には、複数のスリットが形成されており、
    隣り合うスリット間には、前記プレート部材が設けられる、
    非接触受電装置。
  5. 請求項1又は2に記載の非接触受電装置であって、
    前記プレート部材は、前記シールド部材の前記内周部及び前記外周部に重ねて設けられている、
    非接触受電装置。
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