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JP7760320B2 - 光電変換装置 - Google Patents
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JP7760320B2 - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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Description

本発明は、光電変換装置に関する。
特許文献1には、光電変換部側に突出した形状の突起部を有する画素間分離部を備えた固体撮像素子が開示されている。また特許文献1には、画素間分離部の一例としてディープトレンチアイソレーション(DTI)が開示されている。
国際公開第2018/139279号
しかしながら、特許文献1に開示されているDTIは、入射光の感度の観点で必ずしも最適とはいえない場合がある。
本発明は、感度をより向上し得る光電変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、を有し、前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、前記複数の凹凸のうち隣り合う凸部間の距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、前記基板は、前記光電変換部の入射面に配された凹凸を有することを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、を有し、前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、前記複数の凹凸は周期的な凹凸構造を有し、前記凹凸構造の少なくとも一部の周期的距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、前記基板は、前記光電変換部の入射面に配された凹凸を有することを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、を有し、前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、前記複数の凹凸のうち隣り合う凸部間の距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、前記光電変換部は、アバランシェフォトダイオードを含むことを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明の一観点によれば、基板と、前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、を有し、前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、前記複数の凹凸は周期的な凹凸構造を有し、前記凹凸構造の少なくとも一部の周期的距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、前記光電変換部は、アバランシェフォトダイオードを含むことを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明によれば、感度をより向上し得る光電変換装置が提供される。
第1実施形態に係る光電変換装置の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態に係るセンサ基板の構成例を示す概略ブロック図である。 第1実施形態に係る回路基板の構成例を示す概略ブロック図である。 第1実施形態に係る光電変換部及び画素信号処理部の1画素分の構成例を示す概略ブロック図である。 第1実施形態に係るアバランシェフォトダイオードの動作を説明する図である。 第1実施形態に係るアバランシェフォトダイオードの構造を示す図である。 第1実施形態に係る画素分離部の断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係る画素分離部の断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係る画素分離部の断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの断面模式図である。 第1実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの断面模式図である。 第2実施形態に係るアバランシェフォトダイオードの構造を示す図である。 第2実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの平面模式図である。 第2実施形態の変形例に係るアバランシェフォトダイオードの平面模式図である。 第3実施形態に係る光検出システムのブロック図である。 第4実施形態に係る光検出システムのブロック図である。 第5実施形態に係る内視鏡手術システムの概略図である。 第6実施形態に係る光検出システムの概略図である。 第6実施形態に係る移動体の概略図である。 第6実施形態に係る光検出システムの動作を表すフローチャートである。 第7実施形態に係る電子機器の具体例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明を限定するものではない。各図面が示す部材の大きさ及び位置関係は、説明を明確にするために誇張されていることがある。複数の図面にわたって同一の要素又は対応する要素には共通の符号が付されており、その説明は省略又は簡略化されることがある。
なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向又は位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及び、それらの用語を含む別の用語)が用いられる。それらの用語の使用は図面を参照した実施形態の理解を容易にするためのものであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る光電変換装置100の全体構成を示す概略図である。光電変換装置100は、例えば、固体撮像装置、焦点検出装置、測距装置、TOF(Time-Of-Flight)カメラ等であり得る。光電変換装置100は、互いに積層されたセンサ基板11(第1基板)と、回路基板21(第2基板)とを有する。センサ基板11と回路基板21とは、電気的に相互に接続されている。センサ基板11は、複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素101が配された画素領域12を有している。回路基板21は、複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素信号処理部103が配された第1回路領域22と、第1回路領域22の外周に配された第2回路領域23とを有している。第2回路領域23は、複数の画素信号処理部103を制御する回路等を含み得る。センサ基板11は、入射光を受ける光入射面と、光入射面に対向する接続面とを有している。センサ基板11は、接続面側において回路基板21と接続されている。すなわち、光電変換装置100は、いわゆる裏面照射型である。
本明細書において、「平面視」とは、光入射面とは反対側の面に対して垂直な方向から視ることを指す。また、断面とは、センサ基板11の光入射面とは反対側の面に対して垂直な方向における面を指す。なお、微視的に見て光入射面が粗面である場合もあり得るが、その場合には巨視的に見たときの光入射面を基準として平面視を定義する。
以下では、センサ基板11と回路基板21とは、ダイシング済みのチップであるものとして説明するが、センサ基板11と回路基板21とは、チップに限定されるものではない。例えば、センサ基板11と回路基板21とは、ウエハであってもよい。また、センサ基板11と回路基板21とがダイシング済みのチップである場合には、光電変換装置100は、ウエハ状態で積層した後にダイシングされることにより製造されてもよく、ダイシングされた後に積層されることにより製造されてもよい。
図2は、センサ基板11の配置例を示す概略ブロック図である。画素領域12には、複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素101が配されている。複数の画素101の各々は、光電変換素子としてアバランシェフォトダイオード(以下、APDと呼ぶ)を含む光電変換部102を有している。光電変換装置100が撮像装置である場合には、複数の画素101は、光電変換により画像用の信号を生成する素子であり得る。しかしながら、光電変換装置100がTOF等の技術を用いた測距装置である場合には、画素101は、光が到達した時刻と光量を測定するための素子であり得る。すなわち、複数の画素101の用途は画像の取得に限定されない。
APDで生じる電荷対のうち信号電荷として用いられる電荷の導電型を第1導電型と呼ぶ。第1導電型とは、信号電荷と同じ極性の電荷を多数キャリアとする導電型を指す。また、第1導電型と反対の導電型、すなわち、信号電荷と異なる極性の電荷を多数キャリアとする導電型を第2導電型と呼ぶ。以下の説明のAPDにおいては、APDのアノードは固定電位とされており、APDのカソードから信号が取り出される。したがって、第1導電型の半導体領域とはN型半導体領域であり、第2導電型の半導体領域とはP型半導体領域である。なお、APDのカソードが固定電位とされ、APDのアノードから信号が取り出される構成であってもよい。この場合は、第1導電型の半導体領域とはP型半導体領域であり、第2導電型の半導体領域とはN型半導体領域である。また、以下では、APDの一方のノードを固定電位とする場合について説明するが、両方のノードの電位が変動する構成であってもよい。
本明細書において、単に「不純物濃度」という用語が使われた場合には、逆導電型の不純物によって補償された分を差し引いた正味の不純物濃度を意味している。すなわち、「不純物濃度」とは、NETドーピング濃度を指す。P型の添加不純物濃度がN型の添加不純物濃度より高い領域はP型半導体領域である。反対に、N型の添加不純物濃度がP型の添加不純物濃度より高い領域はN型半導体領域である。
図3は、回路基板21の構成例を示す概略ブロック図である。回路基板21は、複数の行及び複数の列をなすように配された複数の画素信号処理部103が配された第1回路領域22を有している。
また、回路基板21には、垂直走査回路110、水平走査回路111、読み出し回路112、画素出力信号線113、出力回路114及び制御信号生成部115が配されている。図2に示されている複数の光電変換部102と、図3に示されている複数の画素信号処理部103は、それぞれ、画素101ごとに設けられた接続配線を介して電気的に接続されている。
制御信号生成部115は、垂直走査回路110、水平走査回路111及び読み出し回路112を駆動する制御信号を生成し、これらの各部に供給する制御回路である。これにより、制御信号生成部115は、各部の駆動タイミング等の制御を行う。
垂直走査回路110は、制御信号生成部115から供給された制御信号に基づいて、複数の画素信号処理部103の各々に制御信号を供給する。垂直走査回路110は、第1回路領域22の行ごとに設けられている駆動線を介して各画素信号処理部103に対して行ごとに制御信号を供給する。なお、後述するように、この駆動線は各行について複数本であり得る。垂直走査回路110にはシフトレジスタ、アドレスデコーダ等の論理回路が用いられ得る。これにより、垂直走査回路110は、画素信号処理部103から信号を出力させる行の選択を行う。
画素101の光電変換部102から出力された信号は、画素信号処理部103で処理される。画素信号処理部103は、光電変換部102に含まれるAPDから出力されるパルスの数をカウントすることにより複数のビットを有するデジタル信号を取得して保持する。
画素信号処理部103は、必ずしもすべての画素101に1つずつ設けられていなくてもよい。例えば、複数の画素101によって1つの画素信号処理部103が共有されていてもよい。この場合、画素信号処理部103は、各光電変換部102から出力された信号を順次処理することにより、各画素101に対して信号処理の機能を提供する。
水平走査回路111は、制御信号生成部115から供給された制御信号に基づいて、読み出し回路112に制御信号を供給する。画素信号処理部103は、第1回路領域22の列ごとに設けられている画素出力信号線113を介して読み出し回路112に接続されている。1つの列の画素出力信号線113は、対応する列の複数の画素信号処理部103に共有されている。画素出力信号線113は、複数の配線を含んでおり、少なくとも、各画素信号処理部103からデジタル信号を読み出し回路112に出力する機能と、信号を出力させる列を選択するための制御信号を画素信号処理部103に供給する機能とを有している。読み出し回路112は、制御信号生成部115から供給された制御信号に基づいて、出力回路114を介して光電変換装置100の外部の記憶部又は信号処理部に信号を出力する。
画素領域12における光電変換部102の配列は1次元状に配されていてもよい。また、画素信号処理部103は、必ずしもすべての画素101に1つずつ設けられていなくてもよい。例えば、複数の画素101によって1つの画素信号処理部103が共有されていてもよい。この場合、画素信号処理部103は、各光電変換部102から出力された信号を順次処理することにより、各画素101に対して信号処理の機能を提供する。
図2及び図3に示されているように、平面視で画素領域12に重なる領域に、複数の画素信号処理部103が配された第1回路領域22が配される。そして、平面視において、センサ基板11の端と画素領域12の端との間に重なるように、垂直走査回路110、水平走査回路111、読み出し回路112、出力回路114及び制御信号生成部115が配される。言い換えると、センサ基板11は、画素領域12と画素領域12の周りに配された非画素領域とを有する。そして、回路基板21において、平面視において非画素領域に重なる領域に、垂直走査回路110、水平走査回路111、読み出し回路112、出力回路114及び制御信号生成部115が配された第2回路領域23が配されている。
なお、画素出力信号線113の配置、読み出し回路112の配置及び出力回路114の配置は図3に示されているものに限定されない。例えば、画素出力信号線113が行方向に延びて配されており、対応する行の複数の画素信号処理部103に共有される配置であってもよい。そして、各行の画素出力信号線113が接続されるように読み出し回路112が配されていてもよい。
図4は、本実施形態に係る光電変換部102及び画素信号処理部103の1画素分の構成例を示す概略ブロック図である。図4には、センサ基板11に配された光電変換部102と回路基板21に配された画素信号処理部103との接続関係を含むより具体的な構成例が模式的に示されている。なお、図4においては図3における垂直走査回路110と画素信号処理部103との間の駆動線を駆動線213、214として示している。
光電変換部102は、APD201を有している。画素信号処理部103は、クエンチ素子202、波形整形部210、カウンタ回路211及び選択回路212を有している。なお、画素信号処理部103は、波形整形部210、カウンタ回路211及び選択回路212の少なくとも1つを有していればよい。
APD201は、光電変換により入射光に応じた電荷対を生成する。APD201のアノードには、電圧VL(第1電圧)が供給される。また、APD201のカソードは、クエンチ素子202の第1端子及び波形整形部210の入力端子に接続されている。APD201のカソードには、アノードに供給される電圧VLよりも高い電圧VH(第2電圧)が供給される。これにより、APD201のアノードとカソードには、APD201がアバランシェ増倍動作をするような逆バイアス電圧が供給される。逆バイアス電圧が供給されているAPD201において、入射光により電荷が生じると、この電荷がアバランシェ増倍を起こし、アバランシェ電流が発生する。
なお、APD201に逆バイアスの電圧が供給される場合の動作モードには、ガイガーモードとリニアモードとがある。ガイガーモードはアノード及びカソードの電位差が降伏電圧より大きい電位差で動作させるモードであり、リニアモードはアノード及びカソードの電位差が降伏電圧近傍又はそれ以下で動作させるモードである。
ガイガーモードで動作させるAPDをSPAD(Single Photon Avalanche Diode)と呼ぶ。このときの電圧は、例えば、電圧VL(第1電圧)が-30Vであり、電圧VH(第2電圧)が1Vである。APD201は、リニアモードで動作させてもよく、ガイガーモードで動作させてもよい。SPADの場合はリニアモードのAPDに比べて電位差が大きくなりアバランシェ増倍の効果が顕著となるため、SPADであることが好ましい。
クエンチ素子202は、アバランシェ増倍による信号増倍時に負荷回路(クエンチ回路)として機能する。クエンチ素子202は、APD201に供給する電圧を抑制して、アバランシェ増倍を抑制する(クエンチ動作)。また、クエンチ素子202は、クエンチ動作による電圧降下に応じた電流を流すことにより、APD201に供給する電圧を電圧VHへと戻す(リチャージ動作)。クエンチ素子202は、例えば、抵抗素子であり得る。
波形整形部210は、光子検出時に得られるAPD201のカソードの電位変化を整形して、パルス信号を出力する回路である。波形整形部210には、例えば、インバータ回路が用いられる。図4には、波形整形部210としてインバータを1つ用いた例が示されているが、波形整形部210は、複数のインバータを直列接続した回路であってもよく、波形整形効果を有するその他の回路であってもよい。
カウンタ回路211は、波形整形部210から出力されたパルスの数をカウントし、カウント値を示すデジタル信号を保持する。また、駆動線213を介して垂直走査回路110から制御信号が供給されたとき、カウンタ回路211は保持している信号をリセットする。
選択回路212には、図3に示されている垂直走査回路110から、図4に示されている駆動線214を介して制御信号が供給される。この制御信号に応じて、選択回路212は、カウンタ回路211と画素出力信号線113との電気的な接続、非接続を切り替える。選択回路212は、例えば、カウンタ回路211に保持されている値に応じた信号を出力するためのバッファ回路等を含む。
なお、図4の例では、選択回路212においてカウンタ回路211と画素出力信号線113との電気的な接続、非接続の切り替えが行われているが、画素出力信号線113への信号出力を制御する手法はこれに限定されない。例えば、クエンチ素子202とAPD201との間、光電変換部102と画素信号処理部103との間等のノードにトランジスタ等のスイッチを配し、電気的な接続、非接続を切り替えることにより、画素出力信号線113への信号出力を制御してもよい。また、光電変換部102に供給される電圧VH又は電圧VLの値をトランジスタ等のスイッチを用いて変えることにより画素出力信号線113への信号出力を制御してもよい。
図4では、カウンタ回路211を用いる構成例を示している。しかしながら、カウンタ回路211の代わりに、時間・デジタル変換回路(Time to Digital Converter:以下、TDC)、メモリを用いて、パルスを検出するタイミングを取得してもよい。このとき、波形整形部210から出力されたパルス信号の発生タイミングは、TDCによってデジタル信号に変換される。この場合、図3の垂直走査回路110から駆動線を介して、TDCに制御信号(参照信号)が供給され得る。TDCは、制御信号を基準とするパルスの入力タイミングの相対時間を示す信号をデジタル信号として取得する。
図5(a)、図5(b)及び図5(c)は、本実施形態に係るAPD201の動作を説明する図である。図5(a)は、図4におけるAPD201、クエンチ素子202、波形整形部210を抜き出して示した図である。図5(a)に示されるように、APD201、クエンチ素子202及び波形整形部210の入力端子の接続ノードをnodeAとする。また、図5(a)に示されるように、波形整形部210の出力側をnodeBとする。
図5(b)は、図5(a)におけるnodeAの電位の時間変化を示すグラフである。図5(c)は、図5(a)におけるnodeBの電位の時間変化を示すグラフである。時刻t0から時刻t1の期間において、図5(a)のAPD201には、VH-VLの電圧が印加されている。時刻t1において光子がAPD201に入射すると、APD201においてアバランシェ増倍が生じる。これにより、クエンチ素子202にアバランシェ電流が流れ、nodeAの電位は降下する。その後、電位降下量が更に大きくなり、APD201に印加される電圧が徐々に小さくなる。そして、時刻t2においてAPD201におけるアバランシェ増倍が停止する。これにより、nodeAの電圧レベルはある一定値よりも降下しなくなる。その後、時刻t2から時刻t3の期間において、nodeAには電圧VHのノードから電圧降下分を補う電流が流れ、時刻t3においてnodeAは元の電位に整定する。
上述の過程において、nodeAの電位がある閾値よりも低い期間においてnodeBの電位はハイレベルになる。このようにして、光子の入射によって生じたnodeAの電位の降下の波形は、波形整形部210によって整形され、nodeBにパルスとして出力される。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)は、本実施形態に係るAPD201の構造を示す図である。図6(a)は、APD201の断面模式図である。図6(b)は、半導体層300の光入射面近傍の構造を示す平面模式図である。図6(c)は、半導体層300のアバランシェ増倍領域近傍の構造を示す平面模式図である。図6(a)、図6(b)及び図6(c)を相互に参照しつつ、APD201の構造を説明する。
APD201を構成する複数の半導体領域は、センサ基板11の半導体層300に配されている。半導体層300は、光が入射する第1面と、第1面とは反対側の面である第2面とを有する。本明細書において、深さ方向は、APD201が配される半導体層300の第1面から第2面に向かう方向である。以下では、「第1面」を「裏面」という場合があり、「第2面」を「表面」という場合がある。半導体層300の所定の位置から、半導体層300の表面方向に向かう方向を、「深い」と表現することもある。また、半導体層300の所定の位置から、半導体層300の裏面方向に向かう方向を、「浅い」と表現することもある。
半導体層300は、第1半導体領域311、第2半導体領域312、第3半導体領域313、第4半導体領域314、第5半導体領域315、第6半導体領域316、第7半導体領域317及び画素分離部324を有している。APD201は、第1導電型の第1半導体領域311と、第2導電型の第2半導体領域312を少なくとも含む。第1半導体領域311と第2半導体領域312とは、PN接合を形成している。第1半導体領域311の不純物濃度は、第2半導体領域312の不純物濃度よりも高い。また、第1半導体領域311と第2半導体領域312とには所定の逆バイアス電圧が印加され、これによりアバランシェ増倍領域が形成される。
図6(a)に示されているように、深さ方向において第1半導体領域311と第2半導体領域312の間には、第1導電型の第3半導体領域313が配され得る。また、図6(c)に示されているように、第1半導体領域311は平面視において円形であり得る。また、第3半導体領域313は平面視において第1半導体領域311を囲うような同心円状であり得る。
図6(a)に示されているように、第2半導体領域312よりも浅い位置には、第2導電型の第5半導体領域315が配されている。第5半導体領域315は、第2導電型の第4半導体領域314と接するように配されている。図6(b)及び図6(c)に示されているように、平面視において、第4半導体領域314は、第1半導体領域311、第2半導体領域312及び第3半導体領域313を囲うように配されている。図6(a)、図6(b)及び図6(c)に示されているように、平面視において、APD201の全面に第5半導体領域315が配されていてもよく、第5半導体領域315の一部が第4半導体領域314と重なっていてもよい。第4半導体領域314は、半導体層300の全深さにわたって配されていてもよく、第4半導体領域314の一部が第5半導体領域315と同じ深さにあってもよい。
複数のAPD201(画素101)のうちの互いに隣接するAPD201の間の部分には、半導体層300に絶縁体(誘電体)が埋め込まれた構造を有する画素分離部324が配されている。画素分離部324には、図6(a)、図6(b)及び図6(c)に示されるように、深い溝に酸化シリコン等の絶縁体が埋め込まれているディープトレンチアイソレーション(DTI)構造が用いられ得る。深い溝には、絶縁体以外にも、金属を埋め込んでもよい。また、深い溝の側壁に薄い絶縁体層を形成し、この深い溝および絶縁体層の中に金属を充填してもよい。画素分離部324は、平面視において、1つのAPD201を囲う長方形(正方形を含む)をなしている。これにより、画素分離部324は、1つのAPD201を他の素子から分離している。
第2半導体領域312と第5半導体領域315の間には、第1導電型の第7半導体領域317が設けられている。第7半導体領域317の不純物濃度は、第7半導体領域317の周囲に設けられている第6半導体領域316の不純物濃度よりも高い。この構成により、信号電荷にとって、第6半導体領域316のポテンシャルよりも第7半導体領域317のポテンシャルの方が低くなり、より多くの電荷をアバランシェ増倍領域に収集することが可能となる。第7半導体領域317は、必要に応じて設けられる半導体領域であり、設けられていなくてもよい。また、図6(a)において、第7半導体領域317の一部と第2半導体領域312とが接触しているが、第7半導体領域317は第2半導体領域312から離間して設けられていてもよい。
半導体層300の入射面側には、ピニング膜321、平坦化層322及びマイクロレンズ323が配されている。また、半導体層300よりも入射面側に、入射光の反射を防止する反射防止膜が更に配されてもよい。また、マイクロレンズ323と半導体層300の間にカラーフィルタが更に設けられていてもよい。
図7は、本実施形態に係る画素分離部の断面模式図である。図7には、図6における、画素分離部324、その近傍の第4半導体領域314及び第5半導体領域315が抜き出されて示されている。
図7に示されているように、断面視において、画素分離部324は、第4半導体領域314及び第5半導体領域315の内部に裏面側からセンサ基板11の深さ方向に向かって配されている。画素分離部324の側壁は、図7に示されているように、センサ基板11の深さ方向に配された複数の凹凸を有している。この凹凸は、例えば、ボッシュプロセス等を用いて画素分離部324を形成する際にプロセスの条件を適宜設定することにより形成され得る。
ここで、画素分離部324の側壁に配される凹凸の周期とAPD201の感度との関係について説明する。APD201に入射された光が十分に光電変換されるためには、光が半導体層300内を十分な距離(以下、光路長)を伝搬することが必要である。したがって、光電変換の効率を向上させるためには、半導体層300の厚さを十分に確保することが求められる。光電変換の効率向上に要する光路長は、青色光等の比較的波長の短い光の場合には短く、赤色光、近赤外光等の比較的波長の長い光の場合には長い。したがって、APD201が赤色光又は近赤外光に感度を有するものである場合には、APD201が青色光に感度を有するものである場合と比較して、半導体層300がより厚いことが求められる。
APD201が単結晶シリコン基板に配されている場合の半導体層300の厚さの具体例について述べる。可視領域の光のうち青色光又は緑色光については、図6(a)に示されている光電変換領域の深さL1が4μm程度あれば99%以上の入射光が光電変換される。しかしながら、赤色光又は近赤外光については、入射光の99%以上を光電変換するためには光電変換領域を更に厚くする必要がある。一般的にはAPD201の光電変換領域の深さは数μm程度であるため、特に赤色光、近赤外光等の比較的波長の長い光においては、光電変換の効率が十分でない場合がある。
本実施形態では、画素分離部324の側壁に凹凸が配されており、入射光がこの凹凸により側壁で乱反射し得る構造を有している。乱反射した光は、主として光電変換領域内を伝搬する。したがって、この乱反射により、半導体層300内を伝搬する光の光路長が長くなるため、光電変換の効率が向上し得る。
入射光と凹凸との相互作用においては、幾何光学における光線近似が適用可能な場合と、波動光学における波動としての性質を考慮する必要がある場合とがある。光線近似が適用可能な条件では、光が入射する点を反射面として、反射面での法線に対する入射角と反射角が等しくなるように反射が生じる。このとき、凹凸の中の入射点に応じて反射角が変わるため、入射光は乱反射される。これに対し、光線近似が適用できず波動としての性質を考慮する必要がある条件では、回折により入射光は凹凸の影響を受けにくくなる。そのため、この条件では乱反射は生じにくい。光線近似が適用可能であるか否かは、入射光の波長と、凹凸の周期Hとの関係により定まる。凹凸の周期Hが入射光の波長の1/2よりも大きい場合には、回折が生じにくく、光線近似が適用可能であるため、十分に乱反射が生じる。したがって、凹凸の周期Hが入射光の波長の1/2よりも大きいことで、入射光が凹凸において乱反射を生じ、半導体層300内での光路長を長くする効果を十分に得ることができる。これにより、光電変換の効率が向上し得る。
以上のように、本実施形態によれば、DTIにより形成された画素分離部324において、側壁の凹凸の周期Hが入射光の波長の1/2よりも大きいことにより、感度をより向上し得る光電変換装置が提供される。
なお、一例としてAPD201が赤色光(約650nm)に感度を有する場合には、画素分離部324の側壁の凹凸の周期Hは、650nmの1/2である325nmよりも大きいことが望ましい。このとき、赤色の光に対して感度をより向上し得る光電変換装置が提供される。なお、周期Hが325nmよりも大きい場合には、赤色光よりも短い波長を有する緑色光及び青色光に対しても乱反射が生じる条件を満たす。したがって、この条件では、可視光のほぼ全域に対して感度をより向上し得る光電変換装置が提供される。また、上述のように基板内の光電変換領域の深さL1は4μm程度であるため、画素分離部324の側壁の凹凸の周期Hは、4μmよりも小さいことが望ましい。周期Hが4μmよりも小さい範囲であれば、光電変換領域内に少なくとも一組の凹部と凸部が存在するため、乱反射の発生に好適である。以上より、周期Hは325nmよりも大きく、4μmよりも小さい範囲であることが望ましい。
なお、図6(a)及び図6(b)に示されているように、半導体層300の光入射面側、すなわち、第5半導体領域315に凹凸構造325が配されていることがより望ましい。凹凸構造325は、平面視において格子状をなしており、断面視においてトレンチ状をなしている。凹凸構造325が配されていることにより、APD201の光入射面において光が回折し、側壁に光が入射される可能性が高くなるため、更に光路長が長くなり得る。したがって、必須ではないものの、凹凸構造325を画素分離部324の側壁の凹凸と組み合わせて適用することがより望ましい。
以下、本実施形態の変形例について説明する。図8(a)、図8(b)、図8(c)及び図8(d)は、本実施形態の変形例に係る画素分離部の断面模式図である。図8(a)、図8(b)、図8(c)及び図8(d)の各々は、画素分離部の側壁の凹凸が深さ方向の一部に配されている場合の例を示している。
図8(a)に示されている画素分離部324Aの側壁には、光入射面の近傍に凹凸が配されている。本変形例では、画素分離部324Aの側壁に対して斜めに入射される長波長の光の反射率が向上するため、APD201の感度が向上し得る。
図8(b)に示されている画素分離部324Bの側壁には、アバランシェ増倍領域の近傍に凹凸が配されている。本変形例では、アバランシェ増倍により発生する光子の反射率が向上するため、隣接画素へのクロストークが低減し得る。このように、側壁の凹凸は、少なくともAPD201におけるアバランシェ増倍が生じる深さに配されていることが望ましく、隣接画素へのクロストークを低減する効果が得られる。
また他の変形例としては、図8(c)に示されている画素分離部324Cのように側壁の深さ方向の中央付近に凹凸が配されていてもよく、図8(d)に示されている画素分離部324Dのように側壁の複数の位置に凹凸が配されていてもよい。
なお、図8(a)から図8(d)に示されている画素分離部324Aから画素分離部324Dにおいて、凹凸が無い部分の側壁は、平坦であってもよく、乱反射の効果が生じない程度の微細な凹凸を有していてもよい。
図9(a)及び図9(b)は、本実施形態の変形例に係る画素分離部の断面模式図である。図9(a)及び図9(b)の各々の画素分離部の側壁には、比較的大きな凹凸と、比較的小さな凹凸とが組み合わされて配されている。
図9(a)に示されている画素分離部324Eの側壁には、比較的大きな凹凸と比較的小さな凹凸とが深さ方向に交互に配されている。この場合、比較的大きな凹凸の凸部同士の距離L2が、入射光の波長の1/2よりも大きければ、半導体層300内での光路長を長くする効果を十分に得ることができる。
また、図9(b)に示されている画素分離部324Fの側壁には、深い位置ほど小さい凹凸が配されている。このように、側壁の深さ方向に向かって凹凸の大きさが変化していてもよい。
以降の図10から図13においては、1つのAPD201の断面が抜き出して図示されており、平坦化層322及びマイクロレンズ323の図示は省略されている。図10は、本実施形態の変形例に係るAPD201の断面模式図である。図10には、APD201の左側に配された画素分離部324と、APD201の右側に配された画素分離部324Gとが示されている。画素分離部324と、画素分離部324Gとは、互いに異なる形状を有している。より具体的には、画素分離部324の幅W1と、画素分離部324Gの幅W2とが互いに異なっており、更に、画素分離部324の凹凸の周期H1と、画素分離部324Gの凹凸の周期H2とが互いに異なっている。このように、凹凸の幅、周期等の形状の異なる複数の種類の画素分離部が組み合わされて用いられてもよい。
図11は、本実施形態の変形例に係るAPD201の断面模式図である。図11に示されている画素分離部324Hは、センサ基板11を貫通するように配されている。これにより、半導体層300内の深さ方向のあらゆる位置において、光路長を長くする効果を十分に得ることができる。
図12は、本実施形態の変形例に係るAPD201の断面模式図である。図12に示されている画素分離部324Iには、遮光層326が埋め込まれている。遮光層326は、半導体層300を構成するセンサ基板11の材料よりもAPD201が感度を有する光の透過率が低い材料であればよい。これにより、画素分離部324Iの側壁で全反射しないような入射角で入射する光が遮光層326において反射又は吸収されるため、隣接画素への光の漏洩がより低減され得る。なお、金属材料の光の透過率は十分に低いため、遮光層326の材料は金属であることがより望ましい。また、遮光層326の材料は、ポリシリコンであってもよく、遮光層326の材料が金属である場合と同様の効果が得られる。
図13は、本実施形態の変形例に係るAPD201の断面模式図である。図13に示されているように、画素分離部324に対して入射面側には金属層等の遮光層327が配されている。これにより、画素分離部324への入射光に起因するノイズが低減され得る。なお、遮光層327の配置は図13に示すものに限定されるものではない。例えば、遮光層327は入射面と反対側の面に配されていてもよく、入射面側とその反対側の面の両方に配されていてもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の説明において、第1実施形態と共通する要素については説明を省略することがある。
図14は、本実施形態に係るAPD201の構造を示す図である。図14には、図6(b)と同様の平面模式図及び図7と同様の断面模式図に加えて、画素分離部324Jを拡大した平面模式図と、側壁に垂直な方向からの断面視における平面図が示されている。図14の画素分離部324Jの拡大平面模式図に示されているように、画素分離部324Jの側壁は、断面視だけでなく光入射面側から見た平面視においても凹凸を有している。すなわち、側壁の平面図に示されているように、側壁に垂直な方向から見て、側壁には二次元状に配列された凹凸が配されている。この凹凸は、凸部が深さ方向及び横方向に繰り返し配列される構造を有している。これにより、側壁の深さ方向のみに凹凸がある場合と比べてより多くの光を乱反射させることができるため、感度がより向上し得る。
以下、本実施形態の変形例について説明する。図15(a)及び図15(b)は、本実施形態の変形例に係るAPD201の平面模式図である。図15(a)に示されている画素分離部324Kの側壁には、光入射面側から見た平面視において、直角三角形状の凸部が配されている。また、図15(b)に示されている画素分離部324Lの側壁には、光入射面側から見た平面視において、台形状の凸部が配されている。すなわち、光入射面側から見た平面視における凹凸の形状は、図14のような曲線形状に限定されるものではなく、図15(a)及び図15(b)のように三角形、四角形等の多角形状の直線を含む形状であってもよい。これらの形状は一例であり、設計者は、画素分離部の形成時のスループット、フォトマスクのコスト等による製造コストと、感度向上の効果とのトレードオフを考慮した上で、画素分離部の凹凸の形状を適宜設計することができる。
図16(a)及び図16(b)は、本実施形態の変形例に係るAPD201の平面模式図である。図16(a)に示されている画素分離部324Mの側壁には、光入射面側から見た平面視において、中央付近の一部のみに凹凸が配されている。また、図16(b)に示されている画素分離部324Nの側壁には、光入射面側から見た平面視において、両端付近の一部のみに凹凸が配されている。すなわち、光入射面側から見た平面視における凹凸は、図14のように全体に配されるものに限定されず、図16(a)及び図16(b)のように一部のみに配されていてもよい。例えば、図16(a)のように、画素分離部324Mがなす長方形(正方形)の一辺の中央付近に凹凸が配された構成では、アバランシェ増倍により発生する光子が効果的に反射するため、隣接画素への光子の漏洩が低減され得る。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る光検出システムについて、図17を用いて説明する。図17は、本実施形態に係る光検出システムのブロック図である。本実施形態の光検出システムは、入射光に基づく画像を取得する撮像システムである。
上述の実施形態における光電変換装置は種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムとして、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、カメラヘッド、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星、監視カメラ等があげられる。図17に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
図17に示す撮像システム7は、バリア706、レンズ702、絞り704、撮像装置70、信号処理部708、タイミング発生部720、全体制御・演算部718、メモリ部710、記録媒体制御I/F部716、記録媒体714、外部I/F部712を含む。バリア706はレンズを保護し、レンズ702は被写体の光学像を撮像装置70に結像させる。絞り704はレンズ702を通った光量を可変にする。撮像装置70は上述の実施形態の光電変換装置のように構成され、レンズ702により結像された光学像を画像データに変換する。信号処理部708は撮像装置70より出力された撮像データに各種の補正、データ圧縮等の処理を行う。
タイミング発生部720は、撮像装置70及び信号処理部708に、各種タイミング信号を出力する。全体制御・演算部718はデジタルスチルカメラ全体を制御し、メモリ部710は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御I/F部716は記録媒体714に画像データの記録又は読み出しを行うためのインターフェースであり、記録媒体714は画像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。外部I/F部712は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェースである。タイミング信号等は撮像システム7の外部から入力されてもよく、撮像システム7は、少なくとも撮像装置70と、撮像装置70から出力された画像信号を処理する信号処理部708とを有すればよい。
本実施形態では、撮像装置70と信号処理部708とが同一の半導体基板に配されていてもよい。また、撮像装置70と信号処理部708とが別の半導体基板に配されていてもよい。
また、撮像装置70のそれぞれの画素が第1光電変換部と、第2光電変換部を含んでもよい。信号処理部708は、第1光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号と、第2光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号とを処理し、撮像装置70から被写体までの距離情報を取得し得る。
[第4実施形態]
図18は、本実施形態に係る光検出システムのブロック図である。より具体的には、図18は、上述の実施形態に記載の光電変換装置を用いた距離画像センサのブロック図である。
図18に示すように、距離画像センサ401は、光学系402、光電変換装置403、画像処理回路404、モニタ405及びメモリ406を備える。距離画像センサ401は、光源装置411から被写体に向かって発光され、被写体の表面で反射された光(変調光、パルス光)を受光する。距離画像センサ401は、発光から受光までの時間に基づき、被写体までの距離に応じた距離画像を取得することができる。
光学系402は、1枚又は複数枚のレンズを含み、被写体からの像光(入射光)を光電変換装置403に導き、光電変換装置403の受光面(センサ部)に結像させる。
光電変換装置403としては、上述した各実施形態の光電変換装置が適用され得る。光電変換装置403は、受光信号から求められる距離を示す距離信号を画像処理回路404に供給する。
画像処理回路404は、光電変換装置403から供給された距離信号に基づいて距離画像を構築する画像処理を行う。画像処理により得られた距離画像(画像データ)は、モニタ405に表示され、メモリ406に記憶(記録)され得る。
このように構成されている距離画像センサ401は、上述した光電変換装置を適用することで、正確な距離画像を取得することができる。
[第5実施形態]
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、光検出システムの一例である内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図19は、本実施形態における内視鏡手術システムの概略図である。図19は、術者(医師)1131が、内視鏡手術システム1103を用いて、患者ベッド1133上の患者1132に手術を行っている様子を示している。図示するように、内視鏡手術システム1103は、内視鏡1100、術具1110、アーム1121、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート1134を備える。
内視鏡1100は、先端から所定の長さの領域が患者1132の体腔内に挿入される鏡筒1101と、鏡筒1101の基端に接続されるカメラヘッド1102とを備える。図19は、硬性の鏡筒1101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡1100を示しているが、内視鏡1100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒1101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡1100には光源装置1203が接続されている。光源装置1203によって生成された光は、鏡筒1101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者1132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡1100は、直視鏡であってもよく、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド1102の内部には光学系及び光電変換装置が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該光電変換装置に集光される。光電変換装置によって観察光は光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。光電変換装置としては、上述の各実施形態に記載の光電変換装置が用いられ得る。画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)1135に送信される。
CCU1135は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡1100及び表示装置1136の動作を統括的に制御する。更に、CCU1135は、カメラヘッド1102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等、画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置1136は、CCU1135からの制御により、当該CCU1135によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置1203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源を備え、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡1100に供給する。
入力装置1137は、内視鏡手術システム1103に対する入力インターフェースである。ユーザは、入力装置1137を介して、内視鏡手術システム1103に対して各種の情報の入力及び指示入力を行うことができる。
処置具制御装置1138は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具1112の駆動を制御する。
光源装置1203は、内視鏡1100に術部を撮影する際の照射光を供給可能であって、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによる白色光源であり得る。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができる。このため、光源装置1203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド1102の撮像素子の駆動を制御してもよい。これにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。このような方法によれば、撮像素子にカラーフィルタが設けられることなく、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置1203から出力される光の強度が所定の時間ごとに変更されるように、光源装置1203の駆動が制御されてもよい。光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド1102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
更に、光源装置1203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用することができる。具体的には、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置1203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
[第6実施形態]
本実施形態の光検出システム及び移動体について、図20、図21(a)、図21(b)、図21(c)及び図22を用いて説明する。本実施形態では、光検出システムとして、車載カメラの一例を示す。
図20は、本実施形態における光検出システムの概略図であって、車両システム及び車両システムに搭載される光検出システムの一例を示している。光検出システム1301は、光電変換装置1302、画像前処理部1315、集積回路1303、光学系1314を含む。光学系1314は、光電変換装置1302に被写体の光学像を結像する。光電変換装置1302は、光学系1314により結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。光電変換装置1302は、上述の各実施形態のいずれかの光電変換装置である。画像前処理部1315は、光電変換装置1302から出力された信号に対して所定の信号処理を行う。画像前処理部1315の機能は、光電変換装置1302内に組み込まれていてもよい。光検出システム1301には、光学系1314、光電変換装置1302及び画像前処理部1315が、少なくとも2組設けられており、各組の画像前処理部1315からの出力が集積回路1303に入力される。
集積回路1303は、撮像システム用途向けの集積回路であり、記憶媒体1305を含む画像処理部1304、光学測距部1306、視差演算部1307、物体認知部1308、異常検出部1309を含む。画像処理部1304は、画像前処理部1315の出力信号に対して、現像処理、欠陥補正等の画像処理を行う。記憶媒体1305は、撮像画像の一次記憶を行い、撮像画素の欠陥位置を格納する。光学測距部1306は、被写体の合焦又は測距を行う。視差演算部1307は、複数の光電変換装置1302により取得された複数の画像データから測距情報の算出を行う。物体認知部1308は、車、道、標識、人等の被写体の認知を行う。異常検出部1309は、光電変換装置1302の異常を検出すると、主制御部1313に異常を発報する。
集積回路1303は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
主制御部1313は、光検出システム1301、車両センサ1310、制御ユニット1320等の動作を統括・制御する。主制御部1313を持たず、光検出システム1301、車両センサ1310、制御ユニット1320が個別に通信インターフェースを有し、それぞれが通信ネットワークを介して制御信号の送受を例えばCAN規格によって行ってもよい。
集積回路1303は、主制御部1313からの制御信号を受け、あるいは自身の制御部によって、光電変換装置1302へ制御信号又は設定値を送信する機能を有する。
光検出システム1301は、車両センサ1310に接続されており、車速、ヨーレート、舵角等の自車両走行状態、自車外環境及び他車・障害物の状態を検出することができる。車両センサ1310は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得部でもある。また、光検出システム1301は、自動操舵、自動巡行、衝突防止機能等の種々の運転支援を行う運転支援制御部1311に接続されている。特に、衝突判定機能に関しては、光検出システム1301、車両センサ1310の検出結果を基に他車・障害物との衝突推定・衝突有無を判定する。これにより、衝突が推定される場合の回避制御、衝突時の安全装置起動を行う。
また、光検出システム1301は、衝突判定部での判定結果に基づいて、ドライバーに警報を発する警報装置1312にも接続されている。例えば、衝突判定部の判定結果として衝突可能性が高い場合、主制御部1313は、ブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制する等の車両制御を行い、衝突の回避又は被害の軽減を実現する。警報装置1312は、音等の警報の発報、カーナビゲーションシステム及びメーターパネル等の表示部画面における警報情報の表示、シートベルト及びステアリングへの振動付与等の手段を用いて、ユーザに警告を発する。
本実施形態における光検出システム1301は、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮影可能である。図21(a)、図21(b)及び図21(c)は、本実施形態における移動体の概略図であって、車両前方を光検出システム1301で撮像する構成を示している。
2つの光電変換装置1302は、車両1300の前方に配される。具体的には、車両1300の進退方位又は外形(例えば車幅)に対する中心線を対称軸とみなし、対称軸に対して2つの光電変換装置1302が線対称に配されることが好ましい。これにより、車両1300と被写対象物との間の距離情報の取得及び衝突可能性の判定を効果的に行うことが可能となる。また、光電変換装置1302は、運転者が運転席から車両1300の外の状況を視認する際に運転者の視野を妨げない位置に配されることが好ましい。警報装置1312は、運転者の視野に入りやすい位置に配されることが好ましい。
次に、光検出システム1301における光電変換装置1302の故障検出動作について、図22を用いて説明する。図22は、本実施形態における光検出システムの動作を表すフローチャートである。光電変換装置1302の故障検出動作は、図22に示すステップS1410~S1480に従って実行され得る。
ステップS1410において、光電変換装置1302のスタートアップ時の設定が行われる。すなわち、光検出システム1301の外部(例えば主制御部1313)又は光検出システム1301の内部から、光電変換装置1302の動作のための設定情報が送信され、光電変換装置1302は撮像動作及び故障検出動作を開始する。
次いで、ステップS1420において、光電変換装置1302は、有効画素から画素信号を取得する。また、ステップS1430において、光電変換装置1302は、故障検出用に設けた故障検出画素からの出力値を取得する。この故障検出画素は、有効画素と同じく光電変換素子を備える。この光電変換素子には、所定の電圧が書き込まれる。故障検出用画素は、この光電変換素子に書き込まれた電圧に対応する信号を出力する。なお、ステップS1420とステップS1430とは逆の順に実行されてもよい。
次いで、ステップS1440において、光検出システム1301は、故障検出画素の出力期待値と、実際の故障検出画素からの出力値との該非判定を行う。ステップS1440における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致している場合は、光検出システム1301は、ステップS1450の処理に移行し、撮像動作が正常に行われていると判定し、ステップS1460の処理へと移行する。ステップS1460において、光検出システム1301は、走査行の画素信号を記憶媒体1305に送信して一次保存する。その後、光検出システム1301は、ステップS1420の処理に戻り、故障検出動作を継続する。一方、ステップS1440における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致していない場合は、光検出システム1301はステップS1470の処理に移行する。ステップS1470において、光検出システム1301は、撮像動作に異常があると判定し、主制御部1313又は警報装置1312に警報を発報する。警報装置1312は、表示部に異常が検出されたことを表示させる。その後、ステップS1480において、光検出システム1301は、光電変換装置1302を停止し、光検出システム1301の動作を終了する。
なお、本実施形態では、1行毎にフローチャートをループさせる例を例示したが、複数行毎にフローチャートをループさせてもよいし、1フレーム毎に故障検出動作を行ってもよい。ステップS1470の警報の発報は、無線ネットワークを介して、車両の外部に通知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、他の車両と衝突しない制御を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光検出システム1301は、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機或いは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
本発明の光電変換装置は、更に、距離情報など各種情報を取得可能な構成であってもよい。
[第7実施形態]
図23(a)は、本実施形態における電子機器の具体例を示す図であって、眼鏡1600(スマートグラス)を示している。眼鏡1600には、上述の各実施形態に記載の光電変換装置1602が設けられている。すなわち、眼鏡1600は、上述の各実施形態に記載の光電変換装置1602が適用され得る光検出システムの一例である。レンズ1601の裏面側には、OLED、LED等の発光装置を含む表示装置が設けられていてもよい。光電変換装置1602は1つでもよいし、複数でもよい。また、複数種類の光電変換装置が組み合わされてもよい。光電変換装置1602の配置位置は図23(a)に限定されない。
眼鏡1600は更に制御装置1603を備える。制御装置1603は、光電変換装置1602と上述の表示装置に電力を供給する電源として機能する。また、制御装置1603は、光電変換装置1602と表示装置の動作を制御する。レンズ1601には、光電変換装置1602に光を集光するための光学系が配されている。
図23(b)は、1つの適用例に係る眼鏡1610(スマートグラス)を示している。眼鏡1610は、制御装置1612を有しており、制御装置1612に、光電変換装置1602に相当する光電変換装置と、表示装置とが搭載される。レンズ1611には、制御装置1612内の光電変換装置と、表示装置からの発光を投影するための光学系とが配されており、レンズ1611には画像が投影される。制御装置1612は、光電変換装置及び表示装置に電力を供給する電源として機能するとともに、光電変換装置及び表示装置の動作を制御する。制御装置1612は、装着者の視線を検知する視線検知部を有してもよい。視線の検知は赤外線を用いてよい。赤外発光部は、表示画像を注視しているユーザの眼球に対して、赤外光を発する。発せられた赤外光の眼球からの反射光を、受光素子を有する撮像部が検出することで眼球の撮像画像が得られる。平面視における赤外発光部から表示部への光を低減する低減手段を有することで、画像品位の低下が低減される。
制御装置1612は、赤外光の撮像により得られた眼球の撮像画像から表示画像に対するユーザの視線を検出する。眼球の撮像画像を用いた視線検出には任意の公知の手法が適用できる。一例として、角膜での照射光の反射によるプルキニエ像に基づく視線検出方法を用いることができる。
より具体的には、瞳孔角膜反射法に基づく視線検出処理が行われる。瞳孔角膜反射法を用いて、眼球の撮像画像に含まれる瞳孔の像とプルキニエ像とに基づいて、眼球の向き(回転角度)を表す視線ベクトルが算出されることにより、ユーザの視線が検出される。
本実施形態の表示装置は、受光素子を有する光電変換装置を有し、光電変換装置からのユーザの視線情報に基づいて表示装置の表示画像を制御してよい。
具体的には、表示装置は、視線情報に基づいて、ユーザが注視する第1視界領域と、第1視界領域以外の第2視界領域とを決定する。第1の視界領域、第2視界領域は、表示装置の制御装置によって決定されてもよく、外部の制御装置によって決定されてもよい。表示装置の表示領域において、第1視界領域の表示解像度を第2視界領域の表示解像度よりも高く制御してよい。つまり、第2視界領域の解像度を第1視界領域よりも低くしてよい。
また、表示領域は、第1表示領域と、第1表示領域とは異なる第2表示領域とを含み得る。視線情報に基づいて、第1表示領域及び第2表示領域から優先度の高い領域が決定されてもよい。第1視界領域、第2視界領域は、表示装置の制御装置によって決定されもよく、外部の制御装置によって決定されてもよい。優先度の高い領域の解像度は、優先度の高い領域以外の領域の解像度よりも高くなるように制御されてよい。つまり優先度が相対的に低い領域の解像度は低くされ得る。
なお、第1視界領域、優先度が高い領域の決定において、AI(Artificial Intelligence)が用いられてもよい。AIは、眼球の画像と当該画像の眼球が実際に視ていた方向とを教師データとして、眼球の画像から視線の角度、視線の先の目的物までの距離を推定するよう構成されたモデルであってよい。AIプログラムは、表示装置、光電変換装置のいずれに設けられてもよく、外部装置に設けられてもよい。外部装置がAIプログラムを有する場合は、通信を介して、サーバなどから表示装置に送信され得る。
視認検知に基づいて表示制御する場合、本実施形態は、外部を撮像する光電変換装置を更に有するスマートグラスに好ましく適用され得る。スマートグラスは、撮像した外部情報をリアルタイムで表示することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 センサ基板
100 光電変換装置
102 光電変換部
324 画素分離部

Claims (19)

  1. 基板と、
    前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、
    前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、
    を有し、
    前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、
    前記複数の凹凸のうち隣り合う凸部間の距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、
    前記基板は、前記光電変換部の入射面に配された凹凸を有する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 基板と、
    前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、
    前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、
    を有し、
    前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、
    前記複数の凹凸は周期的な凹凸構造を有し、
    前記凹凸構造の少なくとも一部の周期的距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、
    前記基板は、前記光電変換部の入射面に配された凹凸を有する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  3. 基板と、
    前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、
    前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、
    を有し、
    前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、
    前記複数の凹凸のうち隣り合う凸部間の距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、
    前記光電変換部は、アバランシェフォトダイオードを含む
    ことを特徴とする光電変換装置。
  4. 基板と、
    前記基板内に配され、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、
    前記基板内に配され、前記光電変換部を他の素子から分離する画素分離部と、
    を有し、
    前記画素分離部の側壁は、断面視において、複数の凹凸を有し、
    前記複数の凹凸は周期的な凹凸構造を有し、
    前記凹凸構造の少なくとも一部の周期的距離は、前記光電変換部が感度を有する光の波長の1/2よりも大きく、
    前記光電変換部は、アバランシェフォトダイオードを含む
    ことを特徴とする光電変換装置。
  5. 前記基板は、前記光電変換部の入射面に配された凹凸を有する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の光電変換装置。
  6. 前記側壁が有する前記複数の凹凸は、前記側壁に垂直な方向からの断面視において二次元状に配列されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 前記側壁が有する前記複数の凹凸の少なくとも一部、前記アバランシェフォトダイオードにおけるアバランシェ増倍が生じる深さに配されている
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記画素分離部は、前記基板に対する平面視において、前記光電変換部を囲う長方形をなしている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記側壁が有する前記複数の凹凸の少なくとも一部、前記長方形の一辺の中央に配されている
    ことを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  10. 前記画素分離部は、前記基板を貫通するように配されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  11. 前記画素分離部の少なくとも一部には、前記光電変換部が感度を有する光の透過率が前記基板の材料よりも低い材料が埋め込まれている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  12. 前記画素分離部の少なくとも一部には、金属が埋めこまれている
    ことを特徴とする請求項11に記載の光電変換装置。
  13. 前記画素分離部の少なくとも一部には、ポリシリコンが埋めこまれている
    ことを特徴とする請求項11に記載の光電変換装置。
  14. 前記入射光の入射面の側及び前記入射面と反対側の少なくとも一方に配された遮光層を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  15. 前記側壁が有する前記複数の凹凸の少なくとも一部の周期は、325nmよりも大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  16. 前記側壁が有する前記複数の凹凸の少なくとも一部の周期は、4μmよりも小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  17. 前記基板内に配され、前記電荷とは異なる導電型の半導体領域を有し、
    前記画素分離部は、前記半導体領域の内部に配され、
    前記半導体領域は、前記基板の面の法線方向に沿って複数の領域を含み、
    前記複数の領域のうち1つの領域の前記法線方向に沿った長さは、前記側壁が有する前記複数の凹凸のうち隣り合う凸部間の距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する信号処理部と、
    を備えることを特徴とする光検出システム。
  19. 移動体であって、
    請求項1乃至17のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力される信号から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得部と、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする移動体。
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