JP7760410B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された椅子の規制手段は、支持構造体に設けられた係合部と係合することで背凭れの回転を規制する係合部材と、係合部材に接続されて係合部材を作動させる操作部材と、を有している。着座者が操作部材を操作することで、その操作力が係合部材に伝達し、背凭れの回転が規制される。
上記目的を達成するため、本発明に係る椅子は、支持構造体と、前記支持構造体に対して前記支持構造体の幅方向に延びる第1軸線回りに回転可能に支持された背凭れと、前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する規制手段と、を有し、前記規制手段は、前記背凭れに設けられた基礎部材と、前記基礎部材に支持され、前記支持構造体に設けられた係合部と係合することで前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する係合部材と、前記基礎部材に支持され、前記係合部材に接続されて前記係合部材を作動させる操作部材と、を有し、前記基礎部材は、前記幅方向に延びる第2軸線を有する軸部であり、前記操作部材は、前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持され、前記係合部材は、前記操作部材の前記第2軸線回りの変位に連動して、前記係合部と係合する方向に変位し、前記係合部材は、上端部に設けられ前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持される基礎支持部と、下端部に設けられ前記係合部と係合する係合凸部と、前記係合部材は、前記係合凸部を前記係合部と係合する方向に付勢する付勢手段と、を有する。
また、本発明に係る椅子では、前記係合部材は、上端部に設けられ前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持される基礎支持部と、下端部に設けられ前記係合部と係合する係合凸部と、を有し、上下方向の中間部に位置し前記幅方向に延びる第3軸線回りに回転可能に支持され、前記第3軸線は、前記第2軸線よりも下方に位置している。
背凭れは上下方向に高さを有するため、係合部材の上下方向の高さ寸法を確保できるとともに、第2軸線の下方に第3軸線を配置できる。そして、係合部材の上端部が第2軸線回りに回転し、係合部材が第3軸線回りに回転した際に、係合部材の下端部の係合凸部が大きく変位するため、係合凸部を係合部に確実に係合させたり、係合部との係合状態から解除したりすることができる。
係合部材の上下方向の高さを利用して、バネ部を屈曲変形させられるだけの長さを確保できる。
以下の説明において、説明の便宜上、座17に正規姿勢で着座した着座者が前を向く方向を「前方」と称し、その反対方向を「後方」と称する。また、以下の説明における上下、左右の向きは、着座者が座17に正規姿勢で着座したときの着座者を中心とした向きと合致する向きを意味するものとする。以下の説明では、このときの左右方向を幅方向ともいう。なお、図中の適所には、前方を指す矢印FRと、上方を指す矢印UPと、左側方を指す矢印LHが記されている。
固定部551は、前方ばね反力受軸553に支持される後述する圧縮コイルばね61に干渉しない位置に設けられている。
ばね後端支持部63は、作用軸71に対して前方からばね力が付与された状態になっている。すなわち、作用軸71は、背凭れ20が初期状態および傾動状態のいずれの状態であっても、圧縮コイルばね61による反力を受け持っている。
調整手段70は、付勢手段60(圧縮コイルばね61)の付勢力に作用する作用軸71と、作用軸71を可動に支持する調整軸72と、調整軸72を操作手段80に対して回転可能に支持する支持部材73と、を備えている。
すなわち、背凭れ20が傾動状態から初期状態に戻る際の復帰力を調整することができる。
第1孔部734aおよび第2孔部735aには、基礎部材91が挿通される。基礎部材91は、復帰手段92の操作手段80および後述する規制手段93の操作部材95を支持する。
基礎部材91における長さ方向(左右方向)の中間部分を中間部911と表記し、中間部911よりも左側を第1支持部912と表記し、中間部911よりも右側を第2支持部913と表記する。
第1孔部734aは、丸孔である。第1孔部734aの内径は、中間部911の外形と同じか、またはやや大きい。第1孔部734aに挿入された中間部911は、第1側支持板734に対して基礎部材91の軸線91a回りに回転可能である。第1支持部912は、第1側支持板734の左側に配置される。
第2側支持板735の第2孔部735aには、基礎部材91における第2支持部913の左側の端部913aよりもやや右側の部分が挿入されている。第2支持部913と中間部911との境界は、第2側支持板735よりも左側、すなわち第1側支持板734側に配置されている。第2孔部735aは、丸孔である。第2孔部735aの内径は、第2支持部913の外径よりも大きい。第2孔部735aに挿入された第2支持部913は、第2側支持板735に対して基礎部材91の軸線91a回りに回転可能である。
第1側支持板734の上縁部には、第1凹部736(位置保持係合部)および第2凹部737(位置保持係合部)が周方向(基礎部材91の軸線91a回りの方向)に並んで形成されている。第1凹部736は、第2凹部737よりも前側に配置される。第1凹部736と第2凹部737との間には、凸部738が形成されている。第1凹部736および第2凹部737には、後述する接続部材94の凸部が入り込むように構成されている。
なお、拡径部812および軸受部材814の少なくとも一方が側壁382aと接触している場合でも、操作軸81は、側壁382aに対して軸線回りに回転可能である。
操作手段80は、操作軸81の拡径部812およびフランジ814aによって、回動部材38に対する左右方向の変位が規制されている。
基礎部材91は、支持部材73に対して基礎部材91の軸線91a回りに回転可能であるため、基礎部材91が回転しても支持部材73は回転しない。
操作軸951は、回動部材38の左側の側壁382bに回転可能に支持されている。操作軸951が挿通される孔部382dは、左側の側壁382bの上部側に形成されている。
上述しているように、中間部911の右側の端面911bは、第1側支持板734の左側の面734bよりも僅かに左側に位置している。このため、操作軸951の右側の端面951bと中間部911の右側の端面911bとの間には僅かな隙間が形成されている。
操作軸951における凹部953が形成されている右側の端部分951aの断面形状(外形)は、角部が丸まった四角形である。操作軸951における右側の端部分951aよりも左側の部分951cの断面形状は、円形である。操作軸951の右側の操作軸951の断面形状の四角形は、その左側の部分951cの断面形状の円に内接する大きさである。
操作軸951の右側の端部分951aの外周部には、左右方向に延びる突条954が形成されている。
なお、拡径部955および軸受部材957の少なくとも一方が側壁382bと接触している場合でも、操作軸951は、側壁382bに対して軸線回りに回転可能である。
操作部材95は、操作軸951の拡径部955およびフランジ957aによって、回動部材38に対する左右方向の変位が規制されている。
連結部943cは、第1側支持板734の上側に配置される。連結部943cの下面(第1側支持板734と対向する側の面)には、下方に突出する凸部943d(位置保持部)が形成されている。
図17に示すように、凸部943dは、連結部943cが基礎部材91の軸線91a回りに回転することで、第1側支持板734の第1凹部736および第2凹部737のいずれかに配置される。図17では、第2凹部737に凸部943dが配置された接続部材94を2点鎖線で示している。凸部943dは、第1凹部736と第2凹部737との間の凸部738を乗り越える際には、弾性変形する。本実施形態では、凸部943dは、基礎部材91の軸線91a方向に延びるスリット943eが形成され、スリット943eの前後一対の弾性片943f,943fを有している。これにより、凸部943dは、凸部738を乗り越える際に弾性変形しやすい。
軸部962は、回動部材38に支持されている。すなわち、軸部962は、背凭れ20に支持されている。軸部962は、基礎部材91の軸線91aよりも下方に位置、係合凹部44よりも上方に位置している。係合部材96の上部は、前方に向かうように湾曲している。係合部材96の上端部には、リンク部963を介して接続部材94の第2接続部942に接続される基礎支持部965が設けられている。係合部材96の下端部には、係合凸部961が設けられている。
リンク部963は、操作部材95が操作されることによって接続部材94とともに基礎部材91の軸線91a回りに回転する。基礎支持部965(係合部材96)は、リンク軸部963aとともに基礎部材91の軸線91a回りに回転する。係合部材96は、軸部962に回転可能に支持されているため、基礎支持部965は、リンク軸部963aとともに基礎部材91の軸線91a回りに回転しつつ、リンク軸部963aとその軸線回りに相対回転する。
リンク部963は、操作部材95に入力された操作力を係合部材96に伝達し、係合部材96を操作部材95に連動させる連動部として機能する。
接続部材94の凸部943dが第1凹部736に嵌り、係合凸部961が係合凹部44に挿入された状態をロック状態と表記し、接続部材94の凸部943dが第2凹部737に嵌り、係合凸部961が係合凹部44から向け出た状態を離脱状態と表記する。
係合凸部961は、背凭れ20に荷重がかかり、回動部材38が変位すると、この変位に伴って変位する、または回動部材38が変位する方向に外力が作用する。
ロック状態から離脱状態とするように操作部材95を操作すると、接続部材94の凸部943dが第1凹部736から第2凹部737に移動する。このとき、係合部材96の軸部962よりも上部側は、後側に移動し、図17および図18の2点鎖線で示す状態になるが、軸部962よりも下部側は、係合凸部961が係合凹部44から抜け出せず、ロック状態の図17および図18の実線で示す状態のままである。このとき、係合部材96は弾性変形して係合凸部961が係合凹部44から抜け出る方向に付勢される。
上記により、接続部材94に接続された係合部材96は、回動部材38に対する左右方向の変位が規制される。すなわち、上記は、係合部材96の係合凸部961と、回動部材38に設けられた係合凹部44との左右方向の位置整合手段として機能する。
上述した本実施形態による椅子1では、係合部材96および操作部材95の両方が背凭れ20に設けられた基礎部材91に支持されているため、係合部材96および操作部材95を背凭れ20に集約して設けることができ、係合部材96と操作部材95との距離を短くできる。また、操作部材95を背凭れ20に近い位置で操作できる。
このような構成とすることにより、基礎部材91が操作部材95の回転の軸部も兼ねるため、操作部材95を回転可能に支持する軸部を基礎部材91の他に設ける必要が無い。これにより、規制手段93の部品点数を抑えることができるとともに、規制手段93の各部材を集約して設けることができる。
このような構成とすることにより、操作部材95の回動による操作力を、係合部材96にスムーズに伝達することができる。
このような構成とすることにより、リンク部963を接続部材94を介して基礎部材91に容易に配置することができる。
背凭れ20は、上下方向に高さを有するため、係合部材96の上下方向の高さ寸法を確保できるとともに、基礎部材91の軸線91aの下方に係合部材96を支持する軸部962の軸線962aを配置できる。そして、係合部材96の上端部が基礎部材91の軸線91a回りに回転し、係合部材96が軸部962の軸線962a回りに回転した際に、係合部材96の下端部の係合凸部961が大きく変位するため、係合凸部961を係合凹部44に確実に係合させたり、係合凹部44との係合状態から解除したりすることができる。
このような構成とすることにより、付勢手段の付勢力、すなわち板ばねの付勢力を利用して係合部材96の係合凸部961を係合凹部44に確実に係合させることができる。
このような構成とすることにより、基礎部材91が接続部材94の回転の軸部も兼ねるため、接続部材94を回転可能に支持する軸部を基礎部材91の他に設ける必要が無い。これにより、規制手段93の部品点数を抑えることができるとともに、規制手段93の各部材を集約して設けることができる。
このような構成とすることにより、接続部材94の基礎部材91の軸線91a回りの回転を所定の位置に停止させることができ、接続部材94と接続された操作部材95を基礎部材91の軸線91a回りの回転を所定の位置に停止させることができる。これにより、係合部材96の係合凸部961を係合凹部44に係合させる位置と、係合凸部961と係合凹部44との係合を解除する位置の両方において操作部材95を停止できるようにすることで、係合凸部961を係合凹部44に係合させる操作と、係合凸部961と係合凹部44との係合を解除する操作とを容易に行うことができる。また、凸部943dを規制手段93の他の部材と集約して設けることができる。
例えば、上記の実施形態では、規制手段93には、基礎部材91に支持され係合部材96と操作部材95とを接続する接続部材94が設けられている。これに対し、接続部材94は、基礎部材91に支持されていなくてもよいし、規制手段93に接続部材94が設けられていなくてもよい。
また、上記のように係合部材96が軸部962に回転可能に支持される場合に軸部962の軸線962aが基礎部材91の軸線91aよりも上方に配置されていてもよい。
20 背凭れ
40 支基(支持構造体)
42a 軸線(第1軸線)
44 係合凹部(係合部)
73 支持部材
91 基礎部材
91a 軸線(第2軸線)
93 規制手段
94 接続部材
95 操作部材
96 係合部材
736 第1凹部(位置保持係合部)
737 第2凹部(位置保持係合部)
911 中間部
943d 凸部(位置保持部)
961 係合凸部
962 軸部
962a 軸線(第3軸線)
963 リンク部(連動部)
965 基礎支持部
Claims (8)
- 支持構造体と、
前記支持構造体に対して前記支持構造体の幅方向に延びる第1軸線回りに回転可能に支持された背凭れと、
前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する規制手段と、を有し、
前記規制手段は、
前記背凭れに設けられた基礎部材と、
前記基礎部材に支持され、前記支持構造体に設けられた係合部と係合することで前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する係合部材と、
前記基礎部材に支持され、前記係合部材に接続されて前記係合部材を作動させる操作部材と、を有し、
前記基礎部材は、前記幅方向に延びる第2軸線を有する軸部であり、
前記操作部材は、前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持され、
前記係合部材は、前記操作部材の前記第2軸線回りの変位に連動して、前記係合部と係合する方向に変位し、
前記係合部材は、
上端部に設けられ前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持される基礎支持部と、
下端部に設けられ前記係合部と係合する係合凸部と、を有し、
上下方向の中間部に位置し前記幅方向に延びる第3軸線回りに回転可能に支持され、
前記第3軸線は、前記第2軸線よりも下方に位置している椅子。 - 支持構造体と、
前記支持構造体に対して前記支持構造体の幅方向に延びる第1軸線回りに回転可能に支持された背凭れと、
前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する規制手段と、を有し、
前記規制手段は、
前記背凭れに設けられた基礎部材と、
前記基礎部材に支持され、前記支持構造体に設けられた係合部と係合することで前記背凭れの前記第1軸線回りの回転を規制する係合部材と、
前記基礎部材に支持され、前記係合部材に接続されて前記係合部材を作動させる操作部材と、を有し、
前記基礎部材は、前記幅方向に延びる第2軸線を有する軸部であり、
前記操作部材は、前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持され、
前記係合部材は、前記操作部材の前記第2軸線回りの変位に連動して、前記係合部と係合する方向に変位し、
前記係合部材は、
上端部に設けられ前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持される基礎支持部と、
下端部に設けられ前記係合部と係合する係合凸部と、
前記係合凸部を前記係合部と係合する方向に付勢する付勢手段と、を有する椅子。 - 前記係合部材は、前記係合凸部を前記係合部と係合する方向に付勢する付勢手段を有する請求項1に記載の椅子。
- 前記付勢手段は、前記係合部材における前記第3軸線よりも上方の部位を屈曲可能にすることにより構成されるバネ部である請求項3に記載の椅子。
- 前記操作部材よりも前記第2軸線に交差する方向に突出し、前記係合部材を前記操作部材に連動させる連動部を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の椅子。
- 前記規制手段は、前記係合部材と前記操作部材とを接続する接続部材を有し、
前記接続部材は、前記基礎部材と別部材であり、前記基礎部材に外嵌し、
前記連動部は、前記接続部材に設けられている請求項5に記載の椅子。 - 前記規制手段は、前記係合部材と前記操作部材とを接続する接続部材を有し、
前記接続部材は、前記基礎部材に前記第2軸線回りに回転可能に支持される請求項1から6のいずれか一項に記載の椅子。 - 前記接続部材は、前記背凭れに設けられた位置保持係合部と係合して、前記第2軸線回りの回転を所定の位置に停止させる位置保持部を有する請求項7に記載の椅子。
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| JP2022038093A Active JP7760410B2 (ja) | 2022-03-11 | 2022-03-11 | 椅子 |
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-
2022
- 2022-03-11 JP JP2022038093A patent/JP7760410B2/ja active Active
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