JP7761900B2 - Aiによるコンクリートの流動性推定システム - Google Patents
Aiによるコンクリートの流動性推定システムInfo
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Description
本発明の形態に係るコンクリートの流動性推定システム1は、図1に示されているように、バッチャープラント2のミキサ4に関連して設けられている。バッチャープラント2には、図に示されていないが、普通ポルトランドセメントを貯蔵・投入するセメントビン、骨材を貯蔵・投入する骨材ビン、そしてこれらから投入される材料を計量する複数の計量槽、混練水・混和剤を投入する計量槽、等が設けられている。ミキサ4にはこれらから材料が投入されるようになっており、混練してコンクリートを製造する。ミキサ4の下方には積み込み用ホッパ5が設けられており、製造したコンクリートをアジテータトラック6に積載するようになっている。なお、ミキサ4には、ミキサの駆動に要するトルク、つまり消費される電力を測定して、コンクリートのスランプを推定するスランプモニタ7が設けられている。
実験方法:
バッチャープラント2において、スランプが異なるコンクリートを15131ロット分製造し、学習用データを得た。つまり15131セット分の時系列の音響データと、時系列の画像データと、スランプモニタ7で測定したスランプ実測値を得た。
第1のAI18に対しては、学習用データの音響データを説明変数とし、スランプ実測値を目的変数についての教師データとして与えて学習させた。
第2のAI19に対しては、学習用の画像データだけでなくコンクリートを製造したときに指定した呼び方スランプも説明変数として与え、スランプ実測値とともに学習させた。
第3のAI20に対しては、第1、2の中間流動性推定値だけでなく、呼び方スランプも説明変数として与え、スランプ実測値とともに学習させた。
次に、バッチャープラント2において、スランプが異なるコンクリートを3000ロット分製造し、確認用データを得た。つまり、3000セット分の時系列の音響データと、時系列の画像データと、スランプモニタ7で測定したスランプ実測値を得た。
学習済みの第1のAI18に対して、確認用データの音響データを与えて第1の中間流動性推定値を出力させ、スランプ実測値と比較した。比較した結果を表1-1に示す。
同様に学習済みの第2のAI19に対して、確認用データの画像データと呼び方スランプとを与えて第2の中間流動性推定値を出力させ、スランプ実測値と比較した。比較した結果を表1-2に示す。
最後に、学習済みの第2のAI19に対して、第1、2のAI18、19が出力した第1、2の中間流動性推定値と呼び方スランプとを与えて流動性推定値を出力させ、スランプ実測値と比較した。比較した結果を表1-3に示す。
本実施の形態に係る流動性推定AI16のうち、第1のAI18によって推定した第1の中間流動性推定値については、スランプ実測値との比較で誤差が±2.5cm以内になった割合は79.47%であり比較的良好であった。しかしながら誤差が±1.5cm以内になった割合は61.09%であり、十分に高いとは言えない。同様に、第2のAI20によって推定した第2の流感流動性推定値については、スランプ実測値との比較で誤差が±2.5cm以内になった割合は88.06%であり比較的良好であったが、誤差が±1.5cm以内になった割合は70.90%であり、十分に高いとは言えない。
これに対して、第3のAI20によって推定した流動性推定値、つまり本実施の形態に係る流動性推定AI16によって推定した流動性推定値については、スランプ実測値との比較で誤差が±2.5cm以内になった割合が96.31%であり誤差が±1.5cm以内になった割合が80.84%であり、非常に良好であった。本実施の形態に係る流動性推定AI16は、高い精度でスランプを推定できることが確認できた。
実験方法:
実施例1の実験において得た15131セット分の学習用データと、3000セット分の確認用データとを使用して実施例2の実験を行った。
実験例1の実験では、第2、3のAI19、20に対して、説明変数として呼び方スランプを与えるようにしたが、この実施例2の実験では、呼び方スランプを与えないようにして学習した。そして学習済みの第1~3のAI18、19、20に対して、呼び方スランプを与えないでスランプを推定させた。流動性推定AI16が推定したスランプと、スランプ実測値との比較を表2に示す。
本実施の形態に係る流動性推定AI16によって推定した流動性推定値は、スランプ実測値との比較で誤差が±2.5cm以内になった割合が94.83%であり誤差が±1.5cm以内になった割合が78.33%であり、非常に良好であった。本実施の形態に係る流動性推定AI16は、説明変数として呼び方スランプを与えなくても十分に高い精度でスランプを推定できることが確認できた。
4 ミキサ 5 ホッパ
6 アジテータトラック 7 スランプモニタ
10 マイクロホン 12 カメラ
14 制御装置 16 流動性推定AI
18 第1のAI 19 第2のAI
20 第3のAI
Claims (2)
- コンクリート混練用のミキサと、
前記ミキサの近傍に設けられているマイクロホンと、
前記ミキサの近傍に設けられているカメラと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記マイクロホンで検出されるコンクリート混練音のサンプリングを複数回のタイミングで得る時系列の複数個の音響データと、前記カメラで前記複数回のタイミングで撮影されるコンクリートの時系列の複数個の画像データとを説明変数として入力し、スランプまたはスランプフローからなるコンクリート流動性についての推定値である流動性推定値を目的変数として出力する流動性推定AIを備え、
前記複数回のタイミングは、コンクリートの混練完了10秒前から混練完了までの1秒毎のタイミングを含んでおり、
前記流動性推定AIは、教師あり学習型のニューラルネットワークである第1~3のAIから構成され、
前記第1のAIは、説明変数として入力する前記音響データから目的変数である第1の中間流動性推定値を出力するようになっており、それによって複数個の前記音響データに対して複数個の前記第1の中間流動性推定値が得られるようになっており、
前記第2のAIは、説明変数として入力する前記画像データから目的変数である第2の中間流動性推定値を出力するようになっており、それによって複数個の前記画像データに対して複数個の前記第2の中間流動性推定値が得られるようになっており、
前記第3のAIは、複数個の前記第1の中間流動性推定値と複数個の前記第2の中間流動性推定値とが説明変数として入力されると、前記流動性推定値が目的変数としてとして出力されるようになっており、
前記第1~3のAIは、複数ロットのコンクリートについてミキサにて混練して得た、それぞれの時系列の複数個の前記音響データと時系列の複数個の前記画像データとを学習用の説明変数とすると共に、実測されたスランプあるいは実測されたスランプフローからなるコンクリート流動性実測値を、複数個の前記第1、2の中間流動性推定値と前記流動性推定値のそれぞれに対する教師データとして与えて学習するようになっている、コンクリートの流動性推定システム。 - 前記第1~3のAIのいずれか、あるいは全てに対して、コンクリートを混練する際に指定する呼び方スランプあるいは呼び方スランプフローが入力されるようになっている、請求項1に記載のコンクリートの流動性推定システム。
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