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JP7764697B2 - 計画支援装置及び計画支援方法 - Google Patents
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JP7764697B2 - 計画支援装置及び計画支援方法 - Google Patents

計画支援装置及び計画支援方法

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JP7764697B2 JP2021123418A JP2021123418A JP7764697B2 JP 7764697 B2 JP7764697 B2 JP 7764697B2 JP 2021123418 A JP2021123418 A JP 2021123418A JP 2021123418 A JP2021123418 A JP 2021123418A JP 7764697 B2 JP7764697 B2 JP 7764697B2
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Description

本発明は、計画支援装置及び計画支援方法に関する。
従来、水処理装置の運転支援システムを構築して運転管理を一部自動的に行うことで、不具合及びランニングコストを低減できるように管理することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-155275号公報
次世代の装置運転管理においては、従来の運転管理に加えて、顧客の事業計画に沿うようなメンテナンスや設備投資の管理を行うことが望まれている。しかしながら、従来では、顧客の事業計画に沿うようなメンテナンスや設備投資の管理を行うことができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、顧客の事業計画に沿った計画の支援を行うことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、水処理設備を構成する各水処理ユニットの運転状況を示す運転情報を受信する通信部と、受信された前記運転情報に基づいて異常が発生した又は前記異常が発生する可能性があると判断した場合に、少なくとも中期的な予算計画を含む事業計画と、前記水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策と、前記対策を行うために要する価格と、前記対策を行う期間とに応じて、前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす対策候補を選択する対策選択部と、前記対策選択部により選択された前記対策候補を示す情報を、前記水処理設備を備える顧客に提供する提供部と、を備え、前記対策選択部は、受信された前記運転情報に基づいて判断した前記異常に対する対策を複数選択し、選択した複数の対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成し、作成した前記計画候補の中から前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす1以上の計画候補を前記対策候補として選択する、計画支援装置である。
本発明の一態様は、上記の計画支援装置であって、前記予算計画には、年度毎の予算に関する情報が含まれ、前記対策選択部は、前記対策を行う期間における年度毎の価格と、前記予算計画に含まれる年度毎の予算に関する情報とを比較して、前記予算計画における年度毎の予算の条件を満たす前記計画候補を前記対策候補として選択する。
本発明の一態様は、水処理設備を構成する各水処理ユニットの運転状況を示す運転情報を受信する通信ステップと、受信された前記運転情報に基づいて異常が発生した又は前記異常が発生する可能性があると判断した場合に、少なくとも中期的な予算計画を含む事業計画と、前記水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策と、前記対策を行うために要する価格と、前記対策を行う期間とに応じて、前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす対策候補を選択する対策選択ステップと、前記対策選択ステップにおいて選択された前記対策候補を示す情報を、前記水処理設備を備える顧客に提供する提供ステップと、を有し、前記対策選択ステップにおいて、受信された前記運転情報に基づいて判断した前記異常に対する対策を複数選択し、選択した複数の対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成し、作成した前記計画候補の中から前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす1以上の計画候補を前記対策候補として選択する、計画支援装置が実行する計画支援方法である。
本発明により、顧客の事業計画に沿った計画の支援を行うことが可能となる。
本発明における計画支援システムのシステム構成を表す構成図である。 実施形態における顧客装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 実施形態における計画支援装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 実施形態における対策テーブルの一具体例を示す図である。 実施形態における計画支援システムが行う処理の流れを示すシーケンス図である。 対策選択部により作成された計画候補が示されたテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(概要)
本発明における計画支援システムは、水処理設備を備える顧客の事業計画に沿うような設備管理の計画を支援することを目的としたシステムである。ここで、設備管理とは、例えば水処理設備を構成する水処理ユニットのメンテナンスや新たな設備投資を行うことを意味する。そこで、本発明における計画支援システムでは、水処理設備を構成する各水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策の候補となる対策候補を、中期的な事業計画に含まれる予算計画を満たす範囲で選択し、選択した対策候補を示す情報を、水処理設備を備える顧客に提供することによって上記目的を達成する。以下、上記の処理を実現するための具体的な構成について説明する。
(詳細)
図1は、本発明における計画支援システム100のシステム構成を表す構成図である。計画支援システム100は、1以上の水処理設備10、1以上の顧客装置20及び計画支援装置30を備える。水処理設備10、顧客装置20及び計画支援装置30は、ネットワーク40を介して接続される。ネットワーク40は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク40はインターネットを用いて構成されてもよい。図1では、顧客装置20が顧客の水処理設備内に備えられ、計画支援装置30がクラウド上に備えられる構成で説明するが、計画支援装置30は顧客の水処理設備内に備えられてもよい。
水処理設備10は、水処理を行うための設備である。水処理とは、例えば、水を使用目的にあわせた水質にするための処理、又は、周辺環境に影響を与えないよう排出するための各種の処理を表す。水処理設備10は、複数の水処理ユニットで構成される。水処理ユニットは、例えばRO(Reverse Osmosis)膜分離装置、凝集反応槽、沈降分離槽、好気性生物処理槽等である。なお、ここで示した水処理ユニットは、一例であり、水処理設備で利用される水処理ユニットであればその他の装置が含まれてもよい。水処理設備10における水処理ユニットは、定期的に運転情報を計画支援装置30に送信する。運転情報は、水処理ユニットの運転状況を示す情報であり、例えば運転により得られた運転管理値や水質のデータ等が含まれる。
顧客装置20は、水処理設備において作業する作業員や作業管理者が使用する装置である。顧客装置20は、例えばデスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置を用いて構成される。顧客装置20は、例えばユーザの操作に応じて、中期的な予算計画を含む事業計画を計画支援装置30に登録する。顧客装置20は、例えば計画支援装置30から提供される計画支援情報を作業員に提示する。計画支援情報には、中期的な事業計画に含まれる予算計画を満たす範囲で選択された、水処理設備10を構成する水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策候補を示す情報が含まれる。対策候補を示す情報には、対策候補の対策名、対策種別、効果、価格及び期間等の情報が含まれる。水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常とは、例えば水処理ユニットの老朽化や水処理ユニットにおける不具合である。
計画支援装置30は、顧客装置20から送信された事業計画と、水処理設備10から送信された運転情報とをもとに、事業計画に含まれる予算計画を満たす対策候補を選択し、選択した対策候補を示す情報を含む計画支援情報を顧客装置20に提供する。計画支援装置30は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。
図2は、実施形態における顧客装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。
顧客装置20は、操作部21、表示部22、通信部23、記憶部24及び制御部25を備える。
操作部21は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、タッチパネル、ボタン等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部21は、ユーザの指示を顧客装置20に入力する際にユーザによって操作される。また、操作部21は、入力装置を顧客装置20に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、操作部21は、入力装置においてユーザの入力に応じて生成された入力信号を顧客装置20に入力する。
表示部22は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部22は、計画支援装置30から提供された情報を表示する。例えば、表示部22は、対策候補を示す情報を表示する。表示部22は、画像表示装置を顧客装置20に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部22は、顧客装置20を表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
通信部23は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部23は、計画支援装置30との間で通信を行う。
記憶部24には、計画支援情報241が記憶されている。計画支援情報241は、計画支援装置30から提供された対策候補を示す情報である。記憶部24は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
制御部25は、顧客装置20全体を制御する。制御部25は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやメモリを用いて構成される。制御部25は、プログラムを実行することによって、通信制御部251及び表示制御部252として機能する。
通信制御部251及び表示制御部252のうち一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)、FPGAなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記憶媒体である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信制御部251及び表示制御部252の機能の一部は、予め顧客装置20に搭載されている必要はなく、追加のアプリケーションプログラムが顧客装置20にインストールされることで実現されてもよい。
通信制御部251は、通信部23の動作を制御する。例えば、通信制御部251は、通信部23を制御して、計画支援装置30との間で情報を送受信させる。
表示制御部252は、表示部22を制御する。例えば、表示制御部252は、表示部22を制御して計画支援情報241を表示させる。
図3は、実施形態における計画支援装置30の機能構成を表す概略ブロック図である。
計画支援装置30は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。
通信部31は、他の装置との間で通信を行う。例えば、通信部31は、顧客装置20との間で通信を行う。
記憶部32には、対策テーブル321及び事業計画情報322が記憶されている。記憶部32は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
対策テーブル321は、水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策に関する情報が登録されたテーブルである。事業計画情報322は、顧客装置20から送信された事業計画である。
図4は、実施形態における対策テーブル321の一具体例を示す図である。
対策テーブル321は、水処理ユニット、異常、運転状況条件、対策名、対策種別、効果、価格及び期間の各値が対応付けられた複数のレコードで構成される。水処理ユニットは、対策が行われる対象となる水処理ユニットを表す。異常は、水処理ユニットで発生した又は発生する可能性のある異常を表す。運転状況条件は、異常が発生した又は異常が発生する可能性があるとみなす条件を表す。対策名は、水処理ユニットで発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策の名称を表す。対策種別は、水処理ユニットで発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策が、恒久措置であるか応急措置であるかを表す。効果は、対応付けられた対策を行った際に得られる効果の度合いを表す。価格は、対応付けられた対策を行った際にかかる費用を表す。期間は、対応付けられた対策を行う期間を表す。
図4に示すように、対策テーブル321には、水処理ユニット毎に異常、運転状況条件、対策名、対策種別、効果、価格及び期間の各値が登録されている。例えば、対策テーブル321の水処理ユニット“沈殿槽”の項目には、異常として“不具合1”、“不具合2”が対応付けられており、異常“不具合1”には、運転状況条件として“運転管理値Xが閾値以上”、“被処理水の水質Yが閾値以上”が対応付けられており、“運転管理値Xが閾値以上”には対策名として“A”、“B”、“C”、“D”、“E”、“被処理水の水質Yが閾値以上”には対策名として“F”、“G”が対応付けられている。
さらに、対策名“A”には、対策種別として“恒久措置”、効果として“大”、価格として“〇〇円(高額)”、期間として“2年後~10年間”が対応付けられている。すなわち、対策テーブル321には、対策名“A”は、恒久的な措置であり、2年後~10年間行うために効果が大きいが価格が高額であることが登録されている。
さらに、対策名“B”及び“C”には、対策種別として“恒久措置”、効果として“中”、価格として“〇〇円(普通)”、期間として“1年後~5年間”が対応付けられている。すなわち、対策テーブル321には、対策名“B”及び“C”は、恒久的な措置であり、1年後~5年間行うために効果が中くらい(対策名“A”より劣る)であり価格が普通であることが登録されている。
さらに、対策名“D”には、対策種別として“恒久措置”、効果として“小”、価格として“〇〇円(廉価)”、期間として“6ヵ月後~3年間”が対応付けられている。すなわち、対策テーブル321には、対策名“D”は、恒久的な措置であり、6ヵ月後~3年間行うために効果が小さい(対策名“B”及び“C”より劣る)が、価格が低額であることが登録されている。
さらに、対策名“E”には、対策種別として“応急措置”、効果として“小”、価格として“〇〇円/月(普通)”、期間として“1ヵ月後~1年間”が対応付けられている。すなわち、対策テーブル321には、対策名“E”は、応急措置であり、1ヵ月後~1年間行うために効果が小さく(対策名“B”及び“C”より劣る)、価格が普通であることが登録されている。
上記に示した対策名“A”~“E”は、運転状況条件“運転管理値Xが閾値以上”が満たされた場合に水処理ユニットに対して行う対策として絞り込まれる対策である。対策名“F”及び“G”は、運転状況条件“被処理水の水質Yが閾値以上”が満たされた場合に水処理ユニットに対して行う対策として絞り込まれる対策である。
図3に戻って、計画支援装置30の説明を続ける。
制御部33は、計画支援装置30全体を制御する。制御部33は、CPU等のプロセッサやメモリを用いて構成される。制御部33は、プログラムを実行することによって、通信制御部331、登録部332、対策選択部333及び提供部334として機能する。
通信制御部331、登録部332、対策選択部333及び提供部334のうち一部または全部は、ASICやPLD、FPGAなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記憶媒体である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信制御部331、登録部332、対策選択部333及び提供部334の機能の一部は、予め計画支援装置30に搭載されている必要はなく、追加のアプリケーションプログラムが計画支援装置30にインストールされることで実現されてもよい。
通信制御部331は、通信部31の動作を制御する。例えば、通信制御部331は、通信部31を制御して、顧客装置20との間で情報を送受信させる。
登録部332は、顧客装置20から送信された事業計画を記憶部32に登録する。なお、登録部332は、顧客装置20から対策テーブル321の情報を書き替える要求があった場合には、顧客装置20の要求に従って対策テーブル321の情報を書き替える。
対策選択部333は、水処理設備10から送信された運転情報と、対策テーブル321とに基づいて、異常が発生した又は異常が発生する可能性があると判断した場合に、記憶部32に記憶されている事業計画情報322と、対策テーブル321とに応じて、事業計画に含まれる予算計画を満たす対策候補を選択する。具体的には、対策選択部333は、運転情報に基づいて判断した異常に対する対策を複数選択し、選択した複数の対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成し、作成した計画候補の中から事業計画に含まれる予算計画を満たす1以上の計画候補を対策候補として選択する。より具体的には、対策選択部333は、対策テーブル321に登録されている対策を行う期間における年度毎の価格と、事業計画に含まれる年度毎の予算に関する情報とを比較して、年度毎の予算の条件を満たす計画候補を対策候補として選択する。
提供部334は、対策選択部333により選択された対策候補を示す情報を顧客装置20に提供する。
図5は、実施形態における計画支援システム100が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
水処理設備10は、定期的に運転情報を計画支援装置30に送信する(ステップS101)。計画支援装置30の通信部31は、水処理設備10から送信された運転情報を受信する。通信制御部331は、受信された運転情報を対策選択部333に出力する。対策選択部333は通信制御部331から得られた運転情報と、対策テーブル321とを参照して、水処理ユニット毎に運転状況条件が満たされた否かを判定する(ステップS101)。
水処理設備10を構成する水処理ユニットのいずれにおいても運転状況条件が満たされていない場合には、対策選択部333は特に処理を行わない。ここで、水処理ユニット“沈殿槽”において運転状況条件が満たされたとする。この場合、対策選択部333は、対策テーブル321を参照して、必要な対策を選択する(ステップS103)。具体的には、対策選択部333は、対策テーブル321を参照して、満たされた運転状況条件に対応付けられた対策を、必要な対策として選択する。ここで、運転状況条件“運転管理値Xが閾値以上”が満たされたとする。この場合、対策選択部333は、必要な対策として対策名“A”、“B”、“C”、“D”、“E”で示される対策を選択する。
次に、対策選択部333は、選択した対策名“A”、“B”、“C”、“D”、“E”で示される対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成する(ステップS104)。例えば、対策選択部333は、対策“A”~“E”をどのように組み合わせたら(又は単独で)、不具合1の問題を解消又は低減して運転を安定化できるかについて組み合わせのパターンを計画候補として作成する。効果が“大”の対策は、単独でも不具合1の問題を解消又は低減して運転を安定化させることが可能である。一方で、効果が“中”及び“小”の対策は、単独では不具合1の問題を解消又は低減して運転を安定化させることが困難である。そこで、例えば、対策選択部333は、効果が“大”の対策は単独の計画候補とし、効果が“中”の対策は効果が“中”又は効果が“小”の対策と組み合わせて計画候補とする。この際、対策選択部333は、計画候補毎に、実施時期・効果、費用発生時期の情報を対応付けてテーブル化する。例えば、対策選択部333は、図6に示すテーブルを作成する。
図6は、対策選択部333により作成された計画候補が示されたテーブルの一例を示す図である。図6に示すように、計画候補No.毎に、対策、実施時期・効果及び費用発生時期の情報が対応付けられている。計画候補No.は、計画候補を識別する番号を表す。対策は、計画候補として作成された1つ又は複数の対策の組み合わせを表す。図6に示す例では、対策として、“Aを実施”、“B、Cを実施”、“B、Dを実施”、“Eを実施後、Aに切り替え”が示されている。実施時期・効果は、対応付けられた計画候補の対策を実施する時期と、実施した場合の効果の度合いを表す。費用発生時期は、対応付けられた計画候補の対策を実施した場合の費用が発生する時期を表す。
計画候補No.1は、1つの大型設備投資(対策“A”)のみを行うことで不具合1に恒久的に対応することができる計画である。計画候補No.2は、2つの設備投資(対策“B”+“C”)を併用することで設置面積は大きいがやや低額で不具合1に恒久的に対応することができる計画である。計画候補No.3は、2つの設備投資(対策“B”+“D”)を併用することで計画候補No.2よりも若干効果は低いが不具合に恒久的に対応することができる計画である。例えば、対策“D”は対策“C”より安価であるが、次の老朽化対策までの期間が3年と短いため、計画候補No.2よりも効果が若干低い。計画候補No.4は、2年間は応急措置(対策“E”)を行って性能を維持しつつ、2年目に大型設備投資(対策“A”)の設置を完了して、3年目から応急措置(対策“E”)から恒久措置(対策“A”)に切り替えることで、費用は高額になるが性能を落とさず対応することができる計画である。
対策選択部333は、事業計画情報322と、作成した計画候補とに基づいて、対策候補を選択する(ステップS105)。ここで、事業計画情報322に含まれる予算計画が、当年度“中規模の設備投資も困難”であり、次年度“大型の設備投資が可能”であるとする。この場合、対策選択部333は、計画候補No.1~4のうち、予算計画を満たす計画候補を対策候補に選択する。計画候補No.2及び計画候補No.3は、中規模な設備投資があり、当年度に多くの費用が発生し、次年度には費用が発生しない。そのため、計画候補No.2及び計画候補No.3は、予算計画を満たさない。一方、計画候補No.1は、当年度に費用が発生せず、大型の設備投資が可能な次年度に多くの費用が発生する。そのため、計画候補No.1は、予算計画を満たす。計画候補No.4は、当年度に費用が発生するが、小規模な設備投資であり、大型の設備投資が可能な次年度に多くの費用が発生する。そのため、計画候補No.4は、予算計画を満たす。このように、対策選択部333は、計画候補No.1~4のうち、計画候補No.1と計画候補No.4が事業計画に含まれる予算計画を満たすと判断して計画候補No.1と計画候補No.4を対策候補に選択する。
対策選択部333は、選択した対策候補を示す情報を提供部334に出力する。例えば、対策選択部333は、選択した計画候補No.1とNo.4を示す情報と、計画候補No.1とNo.4で行う対策と、費用に関する情報とを含めて提供部334に出力する。提供部334は、対策選択部333から出力された対策候補を示す情報を含む計画支援情報を顧客装置20に提供する(ステップS106)。顧客装置20の通信部23は、計画支援装置30から送信された計画支援情報を受信する。表示制御部252は、受信された計画支援情報を表示部22に表示させる。表示部22は、表示制御部252の制御に従って、計画支援情報を表示する(ステップS107)。
以上のように構成された計画支援システム100によれば、顧客の事業計画に沿った計画の支援を行うことが可能となる。具体的には、計画支援システム100では、水処理設備を構成する各水処理ユニットの運転状況を示す運転情報に基づいて異常が発生した又は異常が発生する可能性があると判断した場合に、少なくとも中期的な予算計画を含む事業計画と、水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策と、対策を行うために要する価格と、対策を行う期間とに応じて、事業計画に含まれる予算計画を満たす対策候補を選択し、選択した対策候補を示す情報を、水処理設備を備える顧客に提供する。これにより、顧客の事業計画に沿ったメンテナンスや設備投資の計画として候補を複数提示することができる。したがって、顧客は、提示された候補の中から自社の計画に沿った計画を選択することができる。そのため、顧客の事業計画に沿った計画の支援を行うことが可能になる。
計画支援装置30は、対策を行う期間における年度毎の価格と、予算計画に含まれる年度毎の予算に関する情報とを比較して、予算計画における年度毎の予算の条件を満たす計画候補を対策候補として選択する。これにより、年度毎の予算を加味して対策候補を選択することができる。したがって、全体の予算として事業計画に含まれる予算計画を満たしたとしても、年度毎の予算の条件を満たさないものを対策候補から除外することができる。そのため、より顧客の事業計画に沿った計画の支援を行うことが可能になる。
実施形態では、計画支援装置30が、水処理設備10から運転情報を受信する態様を例に説明したが、例えば運転情報を顧客装置20にデータ入力し、計画支援装置30が顧客装置20から運転情報を受信するように構成することもできる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…水処理設備, 20…顧客装置, 30…計画支援装置, 40…ネットワーク, 21…操作部, 22…表示部, 23…通信部, 24…記憶部, 25…制御部, 251…通信制御部, 252…表示制御部, 31…通信部, 32…記憶部, 33…制御部, 331…通信制御部, 332…登録部, 333…対策選択部, 334…提供部

Claims (3)

  1. 水処理設備を構成する各水処理ユニットの運転状況を示す運転情報を受信する通信部と、
    受信された前記運転情報に基づいて異常が発生した又は前記異常が発生する可能性があると判断した場合に、少なくとも中期的な予算計画を含む事業計画と、前記水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策と、前記対策を行うために要する価格と、前記対策を行う期間とに応じて、前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす対策候補を選択する対策選択部と、
    前記対策選択部により選択された前記対策候補を示す情報を、前記水処理設備を備える顧客に提供する提供部と、
    を備え
    前記対策選択部は、
    受信された前記運転情報に基づいて判断した前記異常に対する対策を複数選択し、
    選択した複数の対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成し、
    作成した前記計画候補の中から前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす1以上の計画候補を前記対策候補として選択する、計画支援装置。
  2. 前記予算計画には、年度毎の予算に関する情報が含まれ、
    前記対策選択部は、前記対策を行う期間における年度毎の価格と、前記予算計画に含まれる年度毎の予算に関する情報とを比較して、前記予算計画における年度毎の予算の条件を満たす前記計画候補を前記対策候補として選択する、
    請求項に記載の計画支援装置。
  3. 水処理設備を構成する各水処理ユニットの運転状況を示す運転情報を受信する通信ステップと、
    受信された前記運転情報に基づいて異常が発生した又は前記異常が発生する可能性があると判断した場合に、少なくとも中期的な予算計画を含む事業計画と、前記水処理ユニットに発生した又は発生する可能性のある異常に対する対策と、前記対策を行うために要する価格と、前記対策を行う期間とに応じて、前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす対策候補を選択する対策選択ステップと、
    前記対策選択ステップにおいて選択された前記対策候補を示す情報を、前記水処理設備を備える顧客に提供する提供ステップと、
    を有し、
    前記対策選択ステップにおいて、
    受信された前記運転情報に基づいて判断した前記異常に対する対策を複数選択し、
    選択した複数の対策の1つ又は組み合わせのパターンを計画候補として作成し、
    作成した前記計画候補の中から前記事業計画に含まれる前記予算計画を満たす1以上の計画候補を前記対策候補として選択する、計画支援装置が実行する計画支援方法。
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