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JP7765193B2 - 更新方法、更新装置及びプログラム - Google Patents
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JP7765193B2 - 更新方法、更新装置及びプログラム - Google Patents

更新方法、更新装置及びプログラム

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JP7765193B2 JP2021058548A JP2021058548A JP7765193B2 JP 7765193 B2 JP7765193 B2 JP 7765193B2 JP 2021058548 A JP2021058548 A JP 2021058548A JP 2021058548 A JP2021058548 A JP 2021058548A JP 7765193 B2 JP7765193 B2 JP 7765193B2
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Description

本開示は、更新方法、更新装置及びプログラムに関する。
従来、例えば浄水場等のプラントを監視する技術が知られている。このような監視で用いられる監視制御システム(情報処理システムの一例)は、常に監視制御を行う必要がある。情報処理システムが停止することがないように、例えばシステムを構成する複数のサーバを主系(稼動系)と従系(待機系)とに割り当てて、データをミラーリングすることがある。ミラーリングを実行する構成の情報処理システムでは、仮に主系がダウンしても、主系に代えて従系を直ちに稼働できるように、常時、データの共有が行われる。
ここで、情報処理システムで用いられるデータは、サーバに格納されて、バージョンアップ(版数アップ)によって更新される。バージョンアップによって更新されるデータは、例えば、監視制御のアプリケーション(プログラム、ソフトウェア)及びその定義データが含まれる。以下において、データは、アプリケーションも含む広義のデータを意味する。
このようなバージョンアップによって情報処理システムが停止しないように、例えば特許文献1の技術は、バージョンアップ指令を受け付けると、稼働率が最も低いサーバを停止させてバージョンアップを実行する。
特開2008-250427号公報
ここで、ミラーリングを実行する構成の情報処理システムでは、停止させたサーバを再び稼働させる場合に、サーバ間におけるデータのミラーリングによって、データが更新前の状態に戻ったり、アプリケーションと定義データの版(バージョン)の不一致が生じたりするおそれがある。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムに適した更新方法、更新装置及びプログラムを提供することにある。
本開示の一実施形態に係る更新方法は、
データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムの更新方法であって、
前記情報処理システムが備える第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でない第1のデータが、ミラーリングの対象である第2のデータと区別されて格納されており、
前記第2のサーバを停止させて、前記第2のサーバに格納されたデータを更新する第1の更新ステップと、
停止させた前記第2のサーバを稼働させて、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新する第2の更新ステップと、を含む。
本開示の一実施形態に係る更新装置は、
データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムが備える更新装置であって、
前記情報処理システムが備える第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でない第1のデータが、ミラーリングの対象である第2のデータと区別されて格納されており、
前記第2のサーバを停止させて、前記第2のサーバに格納されたデータを更新し、停止させた前記第2のサーバを稼働させて、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新する更新手段と、を備える。
本開示の一実施形態に係るプログラムは、
データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムが備える更新装置に、
前記情報処理システムが備える第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でない第1のデータが、ミラーリングの対象である第2のデータと区別されて格納されており、
前記第2のサーバを停止させて、前記第2のサーバに格納されたデータを更新する第1の更新ステップと、
停止させた前記第2のサーバを稼働させて、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新する第2の更新ステップと、を実行させる。
本開示によれば、データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムに適した更新方法、更新装置及びプログラムを提供することができる。
図1は、一実施形態に係る更新装置を含む情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、第1のサーバ及び第2のサーバのデータ更新を例示する図である。 図3は、一実施形態に係る更新方法を例示するシーケンス図である。 図4は、比較例の情報処理システムの構成例を示す図である。 図5は、比較例の更新方法による第1のサーバ及び第2のサーバのデータ更新を例示する図である。 図6は、比較例の別の更新方法による第1のサーバ及び第2のサーバのデータ更新を例示する図である。 図7は、比較例のさらに別の更新方法による第1のサーバ及び第2のサーバのデータ更新を例示する図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態に係る更新方法、更新装置及びプログラムが説明される。
(情報処理システム)
図1は、本実施形態に係る更新装置30を含む情報処理システム1の構成例を示す図である。情報処理システム1は、更新装置30の他に、少なくとも第1のサーバ10及び第2のサーバ20を含んで構成される。本実施形態において、第1のサーバ10及び第2のサーバ20は、浄水場等のプラントを監視制御する装置である。第1のサーバ10及び第2のサーバ20は、情報処理システム1における監視制御機能が停止することがないように、一方が主系(稼動系)として動作し、他方が従系(待機系)として動作する。つまり、第1のサーバ10及び第2のサーバ20は、情報処理システム1においてデータのミラ
ーリングを実行する。更新装置30は、バージョンアップ(版数アップ)があった場合に、第1のサーバ10及び第2のサーバ20に格納されたデータを、後述する更新方法に従って更新する装置である。第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30は、ハードウェア構成として、それぞれがコンピュータであってよい。第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30は、ネットワーク40によって、互いに通信可能に接続されている。ネットワーク40は、例えばLAN(Local Area Network)である。ネットワーク40は、監視制御のためにプラントの計測データを計測するセンサ等とも接続されてよい。ここで、ネットワーク40は、プラントに関する情報のセキュリティの観点から、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続されていないLANであることが好ましい。
(第1のサーバ)
第1のサーバ10は、以下のようなハードウェア構成を有する。第1のサーバ10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、ネットワーク40を介して、第2のサーバ20及び更新装置30と通信する1つ以上の通信インターフェースである。通信部11は、例えばネットワーク40が有線のLANである場合に、有線のLAN規格(一例として1000BASE-T)に対応する通信モジュールで構成されてよい。また、通信部11は、例えばネットワーク40が無線のLANである場合に、無線のLAN規格(一例としてIEEE802.11)に対応する通信モジュールで構成されてよい。
記憶部12は、1つ以上のメモリである。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られず任意のメモリとすることができる。記憶部12は、例えば一次記憶装置又は二次記憶装置として機能する。記憶部12は、例えば第1のサーバ10に内蔵されるが、任意のインターフェースを介して第1のサーバ10に外部から接続される構成も可能である。
制御部13は、1つ以上のプロセッサである。プロセッサは、例えば汎用のプロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られず任意のプロセッサとすることができる。制御部13は、第1のサーバ10の全体の動作を制御する。
第1のサーバ10は、以下のようなデータを格納する。記憶部12は、プログラムデータとしての監視制御アプリケーション121を格納する。また、記憶部12は、ローカルデータ122及びシェアデータ123を格納する。本実施形態において、ローカルデータ122と、シェアデータ123とは、区別されて格納される。例えば、ローカルデータ122と、シェアデータ123とは、混在することがないように、異なるメモリ領域に記憶されてよい。また、例えば、ローカルデータ122と、シェアデータ123とは、物理的に異なる記憶装置に記憶されてよい。
ローカルデータ122は、第2のサーバ20と共有されない(ミラーリングされない)データであって、少なくとも監視制御アプリケーション121による処理を正しく実行させるための定義ファイルを含む。定義ファイルは、バージョンアップによって監視制御アプリケーション121と同時に更新される。例えば監視制御アプリケーション121のバージョンが「a」であれば、監視制御アプリケーション121の実行時に、バージョンが同じ「a」である定義ファイルがプロセッサによって読み込まれる必要がある。換言すれば、定義ファイルは、監視制御アプリケーション121と密接に関連しており、バージョンの不一致があると、監視制御アプリケーション121の処理が正しく行われない。
シェアデータ123は、第2のサーバ20と共有される(ミラーリングされる)データ
であって、少なくとも、監視制御のためにセンサ等によって計測されるプラントの計測データを含む。計測データは、稼働中の主系のサーバ(例えば第1のサーバ10)によって取得されるとともに、主系のサーバによって、待機中の従系のサーバ(例えば第2のサーバ20)へのミラーリングが実行される。
第1のサーバ10は、以下のようなソフトウェア構成を有する。記憶部12の監視制御アプリケーション121が制御部13によって読み込まれると、制御部13を監視制御手段131、データ管理手段132として機能させる。
監視制御手段131は、浄水場等のプラントの計測データを取得し、計測データに基づいてプラントの状態を判定する。また、監視制御手段131は、異常があれば通信部11を介してプラントの管理者に通知してよい。データ管理手段132は、データを記憶部12に記憶させて、第1のサーバ10が主系である場合に、従系の第2のサーバ20に対してシェアデータ123のミラーリングを実行する。データ管理手段132は、計測データ及び判定結果を記憶部12に記憶させてよい。また、データ管理手段132は、記憶部12において、監視制御アプリケーション121、ローカルデータ122及びシェアデータ123が、混在することなく、それぞれの格納領域に適切に配置されるように管理する。
(第2のサーバ)
第2のサーバ20は、以下のようなハードウェア構成を有する。第2のサーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。通信部21は、第1のサーバ10の通信部11と同様の構成である。記憶部22は、第1のサーバ10の記憶部12と同様の構成である。また、制御部23は、第1のサーバ10の制御部13と同様の構成である。
第2のサーバ20は、以下のようなデータを格納する。記憶部22は、プログラムデータとしての監視制御アプリケーション221を格納する。また、記憶部22は、ローカルデータ222及びシェアデータ223を格納する。本実施形態において、ローカルデータ222と、シェアデータ223とは、第1のサーバ10と同様に、格納領域が混在することなく区別される。監視制御アプリケーション221は、第1のサーバ10の監視制御アプリケーション121と同様のデータである。ローカルデータ222は、第1のサーバ10のローカルデータ122と同様のデータである。また、シェアデータ223は、第1のサーバ10のシェアデータ123と同様のデータである。
第2のサーバ20は、以下のようなソフトウェア構成を有する。記憶部22の監視制御アプリケーション221が制御部23によって読み込まれると、制御部23を監視制御手段231、データ管理手段232として機能させる。監視制御手段231は、第1のサーバ10の監視制御手段131と同様の構成である。データ管理手段232は、第1のサーバ10のデータ管理手段132と同様の構成である。
(更新装置)
更新装置30は、以下のようなハードウェア構成を有する。更新装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、を備える。通信部31は、第1のサーバ10の通信部11と同様の構成である。記憶部32は、第1のサーバ10の記憶部12と同様の構成である。また、制御部33は、第1のサーバ10の制御部13と同様の構成である。
更新装置30は、以下のようなデータを格納する。記憶部32は、1つ以上のプログラムと、バージョンアップされたアプリケーション及び定義ファイルなどのデータと、を記憶する。バージョンアップされたアプリケーションは、第1のサーバ10の記憶部12に格納されている監視制御アプリケーション121及び第2のサーバ20の記憶部22に格
納されている監視制御アプリケーション221の版数がアップされたアプリケーションである。また、バージョンアップされた定義ファイルは、第1のサーバ10の記憶部12に格納されているローカルデータ122が含む定義ファイル及び第2のサーバ20の記憶部22に格納されているローカルデータ222が含む定義ファイルの版数がアップされた定義ファイルである。
更新装置30は、以下のようなソフトウェア構成を有する。更新装置30の動作の制御に用いられる記憶部32の1つ以上のプログラムは、制御部33によって読み込まれると、制御部33を更新手段331、主系従系設定手段332及び区分手段333として機能させる。
更新手段331は、バージョンアップなどの場合に、第1のサーバ10に格納されたデータ及び第2のサーバ20に格納されたデータを更新する。また、更新手段331は、データの更新の処理のために、第1のサーバ10及び第2のサーバ20の停止及び稼働を制御する。ここで、サーバの停止とは、サーバを監視制御の処理から切り離す(サーバに監視制御を実行させない状態にする)ことを意味する。サーバの停止は、サーバに電力を供給しないことではない。また、サーバの稼働とは、主系又は従系として、監視制御の処理を実行させることを意味する。
詳細について後述するが、本実施形態において、更新手段331は以下のような工程(更新ステップ)を実行する。更新手段331は、第2のサーバ20を停止させて、第2のサーバ20に格納されたデータを更新する第1の更新ステップを実行する。第1の更新ステップにおいて、更新手段331は、必要に応じて、第1のサーバ10に格納される第2のデータも更新する。更新手段331は、停止させた第2のサーバ20を稼働させて、第1のサーバ10に格納された第2のデータをミラーリングすることによって、第2のサーバ20の第2のデータを更新する第2の更新ステップを実行する。更新手段331は、第2の更新ステップの後に、第1のサーバ10を停止させて、第1のサーバ10に格納された第1のデータを更新する第3の更新ステップを実行する。ここで、第1のデータは、第1のサーバ10及び第2のサーバ20に格納されたデータのうちミラーリングの対象でないデータである。第2のデータは、第1のサーバ10及び第2のサーバ20に格納されたデータのうちミラーリングの対象であるデータである。
更新手段331は、第1の更新ステップにおいて、例えば第2のデータのデータ領域(シェアデータ123を格納するデータベーステーブル)の拡張又は追加が必要な場合に、第2のデータを更新する。換言すると、第1の更新ステップにおける第2のデータの更新は、例えばデータ領域(データベーステーブル)を拡張又は追加することである。このようなデータ領域の拡張又は追加は、第1のサーバ10の稼働中に(第1のサーバ10を停止させることなく)、シェアデータ123の取得と並行して実行可能である。
主系従系設定手段332は、第1のサーバ10及び第2のサーバ20の主系及び従系を設定する。主系従系設定手段332は、第1のサーバ10を主系に設定した場合に、第2のサーバ20を従系に設定する。また、主系従系設定手段332は、第1のサーバ10を従系に設定した場合に、第2のサーバ20を主系に設定する。主系であるサーバは、ミラーリングの対象であるデータ(上記の第2のデータ)を、従系であるサーバにミラーリングする。ミラーリングは、第1のサーバ10及び第2のサーバ20が稼働していれば、更新装置30の処理に関係なくサーバ間で自動的に実行されるが、サーバの一方が停止していると実行されない。
区分手段333は、第1のサーバ10及び第2のサーバ20に格納されたデータを、ミラーリングの対象でない第1のデータと、ミラーリングの対象である第2のデータと、に
区別する。第1のデータは、具体的に述べると、監視制御アプリケーション121、ローカルデータ122、監視制御アプリケーション221及びローカルデータ222が対応する。また、第2のデータは、具体的に述べると、シェアデータ123及びシェアデータ223が対応する。区分手段333は、第1のサーバ10から取得する、監視制御アプリケーション121、ローカルデータ122及びシェアデータ123の格納領域の情報を含むデータ管理情報に基づいて、第1のサーバ10に格納されるデータを第1のデータと第2のデータとに区別してよい。また、区分手段333は、第2のサーバ20から取得する、監視制御アプリケーション221、ローカルデータ222及びシェアデータ223の格納領域の情報を含むデータ管理情報に基づいて、第2のサーバ20に格納されるデータを第1のデータと第2のデータとに区別してよい。
図2は、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータ更新を例示する図である。更新装置30は、バージョンアップがあった場合に、第1のサーバ10及び第2のサーバ20に格納されたデータを、図2のような手順で更新する。図2において、第1のサーバ10の監視制御アプリケーション121、ローカルデータ122及びシェアデータ123のそれぞれが、更新前であればV、更新後であればV、と示されている。第2のサーバ20の監視制御アプリケーション221、ローカルデータ222及びシェアデータ223のそれぞれについても、同様にV又はVで更新の状態が示されている。αは、一方のサーバが停止中に、稼働中の他方のサーバによって取得されたプラントの計測データを示す。また、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のそれぞれが、稼働中であって主系に設定されていれば(主系)と、稼働中であって従系に設定されていれば(従系)と、停止中であれば(停止)と、示されている。ここで、時刻t~tは、サーバに格納されたデータの変化に対応させて以下の説明のために付されたものであり、これらの間隔が等しいものでない。
図2に示すように、時刻tにおいて、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータは更新前(V)の状態にある。更新装置30は、時刻tにおいて第2のサーバ20を停止させて、時刻tにおいて第2のサーバ20のデータを更新する。ここで、更新装置30は、第2のサーバ20に格納された第1のデータ(監視制御アプリケーション221、ローカルデータ222)を更新し、第2のデータ(シェアデータ223)を更新しなくてよい。換言すると、更新装置30は、第2のデータ(シェアデータ223)について、更新してよいし、更新しなくてよい(図2において、V/Vと示される)。また、更新装置30は、時刻tにおいて、第1のサーバ10の稼働中に、第1のサーバ10に格納された第2のデータ(シェアデータ123)を更新する。ここでの第2データの更新は、上記のように、例えば第2のデータ(シェアデータ123)を格納するデータ領域(データベーステーブル)を拡張又は追加するものである。そのため、第1のサーバ10は、第2のデータを更新しながら、計測データを取得することができる。第2のサーバ20の停止中も第1のサーバ10は主系として稼働しており、時刻tにおいて、計測データであるαを取得して、シェアデータ123に格納する。時刻tにおいて、更新装置30が、停止していた第2のサーバ20を従系として稼働させると、第1のサーバ10のシェアデータ123が第2のサーバ20のシェアデータ223にミラーリングされる。
更新装置30は、時刻tにおいて、第1のサーバ10を従系に、第2のサーバ20を主系に設定する。更新装置30は、時刻tにおいて第1のサーバ10を停止させて、時刻tにおいて第1のサーバ10の第1のデータ(監視制御アプリケーション121、ローカルデータ122)を更新する。
図2に示すように、更新装置30による更新処理の間にも、第1のサーバ10及び第2のサーバ20の少なくとも一方がプラントの監視制御を行っており、計測データであるαが失われることなく取得されている。また、更新処理の間において、第1のサーバ10及
び第2のサーバ20のアプリケーションと定義ファイル(ローカルデータ122及びローカルデータ222に格納される)のバージョンは常に一致している。換言すると、更新処理の間においても、監視制御アプリケーション121とローカルデータ122とのバージョン(V又はV)の一致、及び、監視制御アプリケーション221とローカルデータ222とのバージョンの一致が常に保たれている。ここで、バージョンアップなどの場合に、第2のデータについては更新が不要なことがある。このとき、第2のデータの更新の処理は適宜省略されるが、稼働中の少なくとも一方のサーバによって計測データであるαが失われることなく取得される。
(更新方法)
図3は、本実施形態に係る更新装置30を含む情報処理システム1において実行される更新方法を例示するシーケンス図である。
更新装置30は、第1のサーバ10からデータ管理情報を取得して、第1のサーバ10に格納されるデータを第1のデータと第2のデータとに区別する(ステップS1)。更新装置30は、例えば第2のデータについて更新しないように設定されている場合に、ステップS1の処理によって、第1のデータだけを適切に更新することが可能になる。
更新装置30は、ステップS1と同様に、第2のサーバ20からデータ管理情報を取得して、第2のサーバ20に格納されるデータを第1のデータと第2のデータとに区別する(ステップS2)。
更新装置30は、停止信号によって従系の第2のサーバ20を停止させて、バージョンアップされたデータ(更新データ)を第2のサーバ20にダウンロードさせて、更新を実行する(ステップS3)。ステップS3は、上記の第1の更新ステップに対応する。ここで、第1の更新ステップにおいて、更新装置30は、必要に応じて、第1のサーバ10に格納された第2のデータを更新する。
更新装置30は、稼働信号によって、停止していた第2のサーバ20を従系として稼働させて、第1のサーバ10に格納された第2のデータのミラーリングによって、第2のサーバ20の第2のデータが更新されるようにする(ステップS4)。ステップS4は、上記の第2の更新ステップに対応する。
更新装置30は、主系と従系の設定を入れ替える。更新装置30は、停止信号によって従系の第1のサーバ10を停止させて、バージョンアップされたデータ(更新データ)を第1のサーバ10にダウンロードさせて、第1のデータの更新を実行する(ステップS5)。ステップS5は、上記の第3の更新ステップに対応する。
(比較例)
ここで、本実施形態に係る更新装置30を含む情報処理システム1と対比するために、比較例の情報処理システム101が説明される。情報処理システム101は従来技術の一例である。図4は、比較例の情報処理システム101の構成例を示す図である。情報処理システム1(図1)と同じ要素について同じ符号が付されており、重複説明回避のため、これらの要素について詳細な説明は行わない。
比較例の情報処理システム101の第1のサーバ10及び第2のサーバ20では、ローカルデータとシェアデータとは格納領域が区別されてなく、ローカルデータ及びシェアデータ124、ローカルデータ及びシェアデータ224として、混在して格納される。また、比較例の情報処理システム101の更新装置30は、区分手段333(図1参照)を備えない。
図5は、比較例の情報処理システム101が実行する更新方法による、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータ更新を例示する図である。図5、後述する図6及び図7における符号などは図2と同じである。ただし、図5の時刻t~t及び図6、図7の時刻t~tは、それぞれの図で固有に付されており、特に言及しない限り図2及び他の図面と関連しない。
図5に示すように、時刻tにおいて、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータは更新前(V)の状態にある。更新装置30は、時刻tにおいて第2のサーバ20を停止させて、時刻tにおいて第2のサーバ20のデータを更新する。このとき、第2のサーバ20を再び稼働させると、ミラーリングによってローカルデータ及びシェアデータ124(V)の内容が、更新されたローカルデータ及びシェアデータ224(V)に上書きされる。このようなミラーリングを防止するために、更新装置30は、時刻tにおいて第1のサーバ10を停止させる。そして、更新装置30は、時刻tにおいて第2のサーバ20を主系に設定し、第1のサーバ10のデータを更新する。第1のサーバ10の停止中も第2のサーバ20は主系として稼働しており、時刻tにおいて、計測データであるβを取得して、ローカルデータ及びシェアデータ224に格納する。時刻tにおいて、更新装置30が停止していた第1のサーバ10を従系として稼働させると、第2のサーバ20のローカルデータ及びシェアデータ224が、第1のサーバ10のローカルデータ及びシェアデータ124にミラーリングされる。
図5に示した、比較例の情報処理システム101が実行する更新方法では、時刻tにおいて両方のサーバが停止しており、計測データであるα(図2参照)を喪失している。つまり、比較例の情報処理システム101において、プラントを常に監視することができない。
図6は、比較例の情報処理システム101が実行する別の更新方法による、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータ更新を例示する図である。
図6に示すように、時刻tにおいて、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータは更新前(V)の状態にある。更新装置30は、時刻tにおいて第2のサーバ20を停止させて、時刻tにおいて第2のサーバ20のデータを更新する。第2のサーバ20の停止中も第1のサーバ10は主系として稼働しており、時刻tにおいて、計測データであるαを取得して、ローカルデータ及びシェアデータ124に格納する。時刻tにおいて、更新装置30が停止していた第2のサーバ20を従系として稼働させると、第1のサーバ10のローカルデータ及びシェアデータ124が、第2のサーバ20のローカルデータ及びシェアデータ224にミラーリングされる。
図6に示した、比較例の情報処理システム101が実行する別の更新方法では、時刻tにおいて、監視制御アプリケーション221のバージョン(V)と、ローカルデータ及びシェアデータ224のバージョン(V)と、に不一致が生じる。つまり、比較例の情報処理システム101において、監視制御アプリケーション221の処理が正しく行われない。
図7は、比較例の情報処理システム101が実行するさらに別の更新方法による、第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータ更新を例示する図である。
図7において、時刻t~tにおける第1のサーバ10及び第2のサーバ20のデータの変化は、図6の時刻t~tと同じである。図7の例では、時刻tにおいて、更新装置30は、第1のサーバ10を従系に設定するとともに、停止していた第2のサーバ
20を主系として稼働させる。第2のサーバ20のローカルデータ及びシェアデータ224が、第1のサーバ10のローカルデータ及びシェアデータ124にミラーリングされる。
図7に示した、比較例の情報処理システム101が実行するさらに別の更新方法では、時刻tにおいて、計測データであるαを喪失している。つまり、比較例の情報処理システム101において、プラントを常に監視することができない。
比較例との対比から明らかなように、本実施形態に係る更新方法、更新装置30及びプログラムは、アプリケーションと定義ファイルの不一致を生じさせず、バージョンアップによって更新処理が実行されている間にも計測データを失うことがない。つまり、本実施形態に係る更新方法、更新装置30及びプログラムは、ミラーリングを実行する構成の情報処理システムに適している。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30の構成は任意である。例えば、上記の実施形態において1台のコンピュータである第1のサーバ10が実行する処理は、複数台のコンピュータの分散処理によって実行されてよい。同様に、1台のコンピュータである第2のサーバ20が実行する処理は、複数台のコンピュータの分散処理によって実行されてよい。また、同様に、1台のコンピュータである更新装置30が実行する処理は、複数台のコンピュータの分散処理によって実行されてよい。
例えば、第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30は、入出力装置をさらに備えてよい。入出力装置は、第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30に対するユーザの操作を受け付けるためのインターフェースである。また、入出力装置は、第1のサーバ10、第2のサーバ20及び更新装置30からのユーザに対する情報を提示するためのインターフェースである。入出力装置は、入力装置及び表示装置で構成されてよい。入力装置は、ハードウェア構成として、例えばキーボード及びマウス等であってよい。入力装置は、例えばプラントの管理者によって、バージョンアップによる更新のタイミングを調整するために用いられてよい。表示装置は、ハードウェア構成として、例えば液晶ディスプレイ又はOEL(Organic Electro-luminescence)ディスプレイ等のディスプレイであってよい。表示装置は、更新の完了を管理者に対して通知するために用いられてよい。
1 情報処理システム
10 第1のサーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
20 第2のサーバ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30 更新装置
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
40 ネットワーク
101 情報処理システム
121 監視制御アプリケーション
122 ローカルデータ
123 シェアデータ
124 ローカルデータ及びシェアデータ
131 監視制御手段
132 データ管理手段
221 監視制御アプリケーション
222 ローカルデータ
223 シェアデータ
224 ローカルデータ及びシェアデータ
231 監視制御手段
232 データ管理手段
331 更新手段
332 主系従系設定手段
333 区分手段

Claims (4)

  1. データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムの更新方法であって、
    前記情報処理システムが備える、監視制御を行う第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でなく監視制御アプリケーションを含む第1のデータが、ミラーリングの対象であり監視対象に関する監視制御のための計測データを含む第2のデータと区別されて格納されており、
    前記第1のサーバが前記監視制御アプリケーションによる監視制御の処理を実行する稼働中に、前記第2のサーバへの電力の供給を停止することなく、前記監視制御の処理から前記第2のサーバを切り離して、前記第2のサーバに格納された前記第1のデータの前記監視制御アプリケーションを更新する第1の更新ステップと、
    前記第1のサーバが前記監視制御の処理を実行する稼働中に、前記監視制御の処理から切り離した前記第2のサーバを稼働させて前記監視制御の処理を実行させ、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新する第2の更新ステップとを含み、
    前記第1の更新ステップを実行するとき、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加し、前記第2のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加する、更新方法。
  2. 前記第2の更新ステップの後に、前記第1のサーバへの電力の供給を停止することなく前記監視制御の処理から前記第1のサーバを切り離して、前記第1のサーバに格納された前記第1のデータの前記監視制御アプリケーションを更新する第3の更新ステップを含む、請求項1に記載の更新方法。
  3. データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムが備える更新装置であって、
    前記情報処理システムが備える、監視制御を行う第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でなく監視制御アプリケーションを含む第1のデータが、ミラーリングの対象であり監視対象に関する監視制御のための計測データを含む第2のデータと区別されて格納されており、
    前記第1のサーバが前記監視制御アプリケーションによる監視制御の処理を実行する稼働中に、前記第2のサーバへの電力の供給を停止することなく、前記監視制御の処理から前記第2のサーバを切り離して、前記第2のサーバに格納された前記第1のデータの前記監視制御アプリケーションを更新し、
    前記第1のサーバが前記監視制御の処理を実行する稼働中に、前記監視制御の処理から切り離した前記第2のサーバを稼働させて前記監視制御の処理を実行させ、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新し、
    前記第2のサーバに格納された前記第1のデータの前記監視制御アプリケーションを更新するとき、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加し、前記第2のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加する更新手段と、を備える、更新装置。
  4. データのミラーリングを実行する構成の情報処理システムが備える更新装置に、
    前記情報処理システムが備える、監視制御を行う第1のサーバ及び第2のサーバに格納されたデータは、ミラーリングの対象でなく監視制御アプリケーションを含む第1のデータが、ミラーリングの対象であり監視対象に関する監視制御のための計測データを含む第2のデータと区別されて格納されており、
    前記第1のサーバが前記監視制御アプリケーションによる監視制御の処理を実行する稼働中に、前記第2のサーバへの電力の供給を停止することなく、前記監視制御の処理から前記第2のサーバを切り離して、前記第2のサーバに格納された前記第1のデータの前記監視制御アプリケーションを更新する第1の更新ステップと、
    前記第1のサーバが前記監視制御の処理を実行する稼働中に、前記監視制御の処理から切り離した前記第2のサーバを稼働させて前記監視制御の処理を実行させ、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータをミラーリングすることによって、前記第2のサーバの前記第2のデータを更新する第2の更新ステップとを含み、
    前記第1の更新ステップを実行するとき、前記第1のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加し、前記第2のサーバに格納された前記第2のデータを格納するデータ領域を拡張または追加すること、を実行させる、プログラム。
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