JP7766577B2 - エアーバッグ用基布 - Google Patents
エアーバッグ用基布Info
- Publication number
- JP7766577B2 JP7766577B2 JP2022168673A JP2022168673A JP7766577B2 JP 7766577 B2 JP7766577 B2 JP 7766577B2 JP 2022168673 A JP2022168673 A JP 2022168673A JP 2022168673 A JP2022168673 A JP 2022168673A JP 7766577 B2 JP7766577 B2 JP 7766577B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- airbag
- inner bag
- component
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
前記内袋が、熱硬化性樹脂からなり、1つ以上の開口部を有する袋状の成型体であり、
前記外袋は織布で形成されており、
前記内袋と外袋との間に空隙を有するものであることを特徴とするエアーバッグ用基布を提供する。
(A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、重合度が100~10,000のオルガノポリシロキサンであって、かつ前記アルケニル基量が、0.01~20mol%であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン:100質量部と、
(B)比表面積が50m2/g以上の補強性シリカ:5~100質量部と、
(C)硬化剤:有効量と
を含むシリコーン樹脂組成物の硬化物であることが好ましい。
(C-1)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(ヒドロシリル基)を含有する25℃で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン:本成分中に含まれるヒドロシリル基が、(A)成分中に含まれるケイ素原子結合アルケニル基の合計1モル当たり、1~10モルとなる量と、
(C-2)ヒドロシリル化反応用触媒:(A)~(C)成分の合計質量に対して、触媒金属元素の質量換算で1~500ppmとなる量と
を含むものであってもよい。
(C-3)有機過酸化物:0.01~10質量部
であってもよい。
前記内袋が、熱硬化性樹脂からなり、1つ以上の開口部を有する袋状の成型体であり、
前記外袋は織布で形成されており、
前記内袋と外袋との間に空隙を有するものであることを特徴とするエアーバッグ用基布である。
<内袋に使用する熱硬化性樹脂>
本発明のエアーバック用基布の内袋に使用するのは、熱硬化性樹脂であり、特にJIS K 6251:2017に記載の方法で測定した切断時伸びが300%以上であるシリコーンゴムであることが好ましい。切断時伸びが300%以上であれば十分な内圧保持性を発現することができる。
(A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、重合度が100~10,000のオルガノポリシロキサンであって、かつ、前記アルケニル基量が、0.01~20mol%であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)比表面積が50m2/g以上の補強性シリカ:5~100質量部、
(C)硬化剤:有効量。
[(A)成分]
本発明において、(A)成分は、1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、重合度が100~10,000のオルガノポリシロキサンであって、かつ、前記アルケニル基量が、0.01~20mol%であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサンである。
(B)成分の補強性シリカは、機械的強度の優れたシリコーン樹脂組成物を得るために添加される充填剤であり、この目的のためにはBET吸着法で測定した比表面積が50m2/g以上であることが好ましく、より好ましくは100~450m2/g、特に好ましくは100~300m2/gである。比表面積が50m2/g以上であれば、十分な強度のシリコーンゴムが得られる。
(C)成分の硬化剤は、(A)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンと反応して架橋構造を形成し、シリコーン樹脂組成物を硬化物であるシリコーンゴムとするためのものである。
(C-1)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、主に(A)成分中のアルケニル基とヒドロシリル化付加反応し、架橋剤(硬化剤)として作用するものである。
(C-2)成分のヒドロシリル化反応用触媒は、主に(A)成分中のケイ素原子に結合したアルケニル基と(C-1)成分中のヒドロシリル基との付加反応を促進するものである。このヒドロシリル化反応用触媒は、特に限定されず、例えば、白金、パラジウム、ロジウム等の白金族金属;塩化白金酸;アルコール変性塩化白金酸;塩化白金酸と、オレフィン類、ビニルシロキサン又はアセチレン化合物との配位化合物;テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム等の白金族金属化合物等が挙げられ、好ましくは白金族金属化合物である。
(C-3)成分の有機過酸化物硬化剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、2,4-ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p-メチルベンゾイルパーオキサイド、o-メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4-ジクミルパーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ-t-ブチルパーオキサイド、t-ブチルパーベンゾエート、1,6-ヘキサンジオール-ビス-t-ブチルパーオキシカーボネート等が挙げられる。有機過酸化物の添加量は、(A)成分100質量部に対して0.01~10質量部、より好ましくは0.05~5質量部、更に好ましくは0.1~3質量部である。配合量が0.01質量部以上であれば、十分に硬化が進行し、10質量部以下であれば、有機過酸化物の分解残渣によるシリコーンゴム硬化物の黄変も起こらない。
本発明で用いることができるシリコーン樹脂組成物には、前記(A)~(C)成分以外にも、その他の任意の成分を配合することができる。その具体例としては、以下のものが挙げられる。これらのその他の成分は、各々、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
反応制御剤は、(C-2)成分のヒドロシリル化反応用触媒に対して硬化抑制効果を有する化合物であれば、特に限定されず、公知のものを用いることができる。その具体例としては、トリフェニルホスフィンなどのリン含有化合物;トリブチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾールなどの窒素含有化合物;硫黄含有化合物;1-エチニル-1-シクロヘキサノール、3-ブチン-1-オール、2-メチル-3-ブチン-2-オール、3-メチル-1-トリデシン-3-オール等のアセチレンアルコール類等のアセチレン系化合物;1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンや1,3,5,7-テトラメチル-1,3,5,7-テトラビニルシクロテトラシロキサン等のビニル基含有シロキサン;ハイドロパーオキシ化合物;マレイン酸誘導体などが挙げられる。
(B)成分のシリカ微粉末以外の充填剤として、例えば、結晶性シリカ(例えば、BET法比表面積が50m2/g未満の石英粉)、有機樹脂製中空フィラー、ポリメチルシルセスキオキサン微粒子(いわゆるシリコーンレジンパウダー)、ヒュームド二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化鉄、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、カーボンブラック、ケイ藻土、タルク、カオリナイト、ガラス繊維等の充填剤;これらの充填剤をオルガノアルコキシシラン化合物、オルガノクロロシラン化合物、オルガノシラザン化合物、低分子量シロキサン化合物等の有機ケイ素化合物により表面疎水化処理した充填剤;シリコーンゴムパウダー;シリコーンレジンパウダーなどが挙げられる。
その他にも、例えば、1分子中に1個のケイ素原子結合水素原子を含有し、他の官能性基を含有しないオルガノポリシロキサン、1分子中に1個のケイ素原子結合アルケニル基を含有し、他の官能性基を含有しないオルガノポリシロキサン、ケイ素原子結合水素原子もケイ素原子結合アルケニル基も他の官能性基も含有しない無官能性のオルガノポリシロキサン(いわゆるジメチルシリコーンオイル)、有機溶剤、クリープハードニング防止剤、可塑剤、チキソ性付与剤、顔料、染料、防かび剤などを配合することができる。
上記(A)~(C)成分の他、必要に応じて配合されるその他の成分を攪拌機や二本ロールなどで均一に混合することにより、シリコーン樹脂組成物を調製することができる。
内袋2の製造方法としては、例えば、金型成型、カレンダー成型、射出成型、注型成型、トランスファー成型、ディップ成型、コーティングによる成型等の公知の方法を利用することができるが、複数の熱硬化性樹脂シートを縫製したり、接着剤を使用したりして内袋構造を形成するのではなく、1つの一体物である成型体として製造する。具体的な製造方法としては、例えば未硬化の熱硬化性樹脂を金型の厚さの半分まで部出しし、その上に中子として離型性のフィルムなどを配置する。更にその上に熱硬化性樹脂を部出ししてから高温のプレス等で硬化させる。その後、開口部となる場所をカッター等で切り取り、そこから中子である離型性フィルムを取り除くことで、袋構造を有する熱硬化性樹脂製の内袋2を製造することができる。
本発明において、外袋3となる織布としては、公知のものを使用することができ、その具体例としては、ナイロン66、ナイロン6、アラミド繊維などの各種ポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの各種ポリエステル繊維などの各種合成繊維の織生地が挙げられるが、特にナイロン66又はPETであることが好ましい。
内袋2の面積は外袋3の面積に対して50~99%であることが好ましい。内袋2の大きさが外袋3に対して50%以上であれば、エアーバッグ展開時に十分な大きさまで膨張でき、車両衝突時に人体への衝撃緩和の役割を果たすことができる。また、内袋2の面積が外袋3に対して99%以下であれば、内袋2を外袋3の中に容易に入れることができる。
製造した1つ以上の開口部4を有する袋状の熱硬化性樹脂の成型体を内袋2として、その外側に織布製であり1つ以上の開口部を有する外袋3を、開口部分を合わせながら取り付けることで、本発明のエアーバッグ用基布1を製造することができる。外袋3の取り付け方としては、外袋3の開口部から内袋2を折り畳みながら入れる方法や、2枚の平織の織物で内袋2を挟み、内袋2の形状に沿って周りを縫製することで外袋3を形成する方法等がある。このとき、内袋2と外袋3とから2重構造を形成する際に接着剤等は使用せず、内袋2と外袋3との間に空隙を持たせることで、エアーバッグ展開後でも内袋2と外袋3の分離が容易となる。
本願の2重袋構造を持つエアーバッグ用基布1は内袋2と外袋3とを接着剤等で接着していないため、エアーバッグ展開後でも内袋2と外袋3との分離は容易である。両者を分離したいときは、外袋3の開口部から内袋2を引き出しても良いし、外袋3に切り込みを入れて内袋2を引き出しても良い。このように分離した織布と熱硬化性樹脂は他の材質を含まないため、然るべき方法で容易にリサイクルできる。
以下の成分を準備した。
・両末端がジメチルビニル単位で封鎖されたメチルビニルシロキサン単位とジメチルビニルシロキシ単位との共重合体であり、重合度が約6,000、ビニル基量が0.025mol%であるオルガノポリシロキサン生ゴム((A-1)成分)50質量部、
・両末端がジメチルビニル単位で封鎖されたメチルビニルシロキサン単位とジメチルビニルシロキシ単位との共重合体であり、重合度が約6,000、ビニル基量が0.15mol%であるオルガノポリシロキサン生ゴム((A-2)成分)50質量部、
・BET法比表面積が200m2/gのヒュームドシリカ(アエロジル200、日本アエロジル(株)製)((B)成分)25質量部、
・ウェッターとして、両末端シラノール基を有し、重合度4、25℃における粘度が15mPa・sであるジメチルポリシロキサン5質量部、
・ビニルトリメトキシシラン0.15質量部、
・ジメチルジメトキシシラン0.5質量部、及び
・ヘキサメチルジシラザン0.01質量部。
調製例1で調製したベースコンパウンド100質量部に対し、硬化剤として2,5-ジメチル-2,5-ビス(t-ブチルパーオキシ)ヘキサン((C-3)成分)0.13質量部を二本ロールにて添加し、均一に混合して生ゴム状のシリコーン樹脂組成物A(切断時伸び500%)を得た。
調製例2で調製したシリコーン樹脂組成物Aを厚さ300μmで部出しし、500mm×500mmで厚さ0.7mmの枠型にセットした。その上に、外袋と同じ形状で、外袋の内法よりも0.5mm小さい、厚さ125μmのPETフィルムを置き、更にその上に厚さ300μmで部出ししたシリコーン樹脂組成物Aを配置した。その後、165℃で10分間プレスキュアした。次に、金型から成型物を取り出し、内袋の開口部となる部分にカッターで穴を空け、中からPETフィルムを取り出した。
実施例1で作製したエアーバッグ用基布を用いて、内圧保持性試験を行った。内圧保持性試験では、作製したエアーバッグ用基布をエアコンプレッサで内圧が20kPaになるように膨張させ、30秒後の残存圧力を株式会社ミロク精機製作所製の装置で測定した。結果を表1に示す。
上記の内圧保持性試験後のエアーバッグ用基布についてカッターを用いて熱硬化性樹脂であるシリコーンゴムからなる内袋と外袋とを分離できたものは「〇」、できなかったものは「×」と評価した。結果を表1に示す。
実施例1と同じ方法で作製したエアーバッグ用基布を、エアコンプレッサで内圧が40kPaになるように膨張させ、30秒後の残存圧力を測定した結果とリサイクル性試験をした結果を表1に示す。
実施例1において、部出しするシリコーン樹脂組成物Aの厚さを300μmから100μmに変更し、枠型の厚さを厚さ0.7mmから0.3mmに変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で、実施例3のエアーバッグ用基布を作製した。なお、作製した内袋の厚さは、100μmであり、内袋の面積は外袋の面積に対して99%であった。このエアーバッグ用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表1に示す。
実施例1の外袋をPET製の織布からPA66製(繊度:210デニール)の織布に変更したこと以外は同様にしてエアーバッグ用基布を作製した(内袋の厚さ300μm、内袋の面積比99%)。このエアーバッグ用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表1に示す。
実施例1において、部出しした2枚のシリコーン樹脂組成物Aの間に挟むPETフィルムの大きさを、外袋の内法よりも0.5mm小さいものから20mm小さいものに変更した以外は、実施例1と同様の方法で、実施例5のエアーバッグ用基布を作製した。なお、作製した内袋の厚さは300μmであり、内袋の面積は外袋の面積に対して65%であった。このエアーバッグ用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表1に示す。
調製例1で調製したベースコンパウンド100質量部に、硬化剤として側鎖にヒドロシリル基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(重合度38、式(1)においてR2=メチル基、a=1.6、b=0.47、ヒドロシリル基が0.00725モル/g)((C-1)成分)0.9質量部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.04質量部、白金触媒(Pt濃度1質量%)((C-2)成分)0.05質量部、制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.02質量部を二本ロールにて添加し、均一に混合して生ゴム状のシリコーン樹脂組成物B(ヒドロシリル基量/ビニル基量=3.3、切断時伸び550%)を得た。
上記シリコーン樹脂組成物Bを使用して、実施例1と同じ方法で、エアーバッグ用基布を作製した(内袋の厚さ300μm、内袋の外袋に対する面積比99%)。このエアーバッグ用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表1に示す。
エアーバッグ用シリコーンコーティング材料X-34-4120-1A/B(信越化学工業株式会社製)を実施例1と同じPET製(繊度:410デニール)の外袋に、塗工量100g/m2(平均厚さ100μm)になるようにコーティングし、180℃で3分間加熱し、コーティング材を硬化させた。その後、裏面も同じように塗工量100g/m2(平均厚さ100μm)でコーティングし、180℃/3分間で硬化させ、シリコーンゴムで被覆された比較例1のエアーバッグ用基布を作製した。すなわち、比較例1のエアーバッグ用基布は、内袋と外袋とからなる2重袋構造ではなかった。このエアーバック用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表2に示す。
実施例1と同じ方法で内袋を作製した。その後、外袋としてPET製(繊度:410デニール)の平織の織布の片面に接着性シリコーンコーティング材料であるKEG-2052-A/B(信越化学工業株式会社製)を塗工量40g/m2でコーティングしたものを2枚準備した。これらを内袋の両面に貼り付け、180℃で3分間加熱して内袋と外袋を接着した。その後、内袋の形状に合わせて周辺部を縫製し、比較例2の2重袋構造のエアーバッグ用基布を作製した。すなわち、比較例2のエアーバック用基布は、内袋と外袋との間に空隙を有していなかった。このエアーバック用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表2に示す。
上記シリコーン樹脂組成物Aを厚さ300μmで部出しし、500mm×500mmで厚さ0.3mmの枠型にセットした。その後、165℃で10分間プレスキュアにより厚さ300μmのシリコーンゴムシートを2枚作製した。その後、これら2枚のシートを接着剤(商品名:スーパーX-2、セメダイン株式会社製)で貼り合わせ、実施例1と同じ形状の内袋を作製した。すなわち、比較例3で作製した内袋は、袋状の成型体(一体成型体)ではなかった。この内袋を70mm幅の開口部を有するPET製(繊度:410デニール)の外袋に開口部から折り畳みながら挿入することで、比較例3のエアーバッグ用基布を作製した。このエアーバック用基布について実施例1と同じ方法で内圧保持性試験とリサイクル性試験をした結果を表2に示す。
[1]内袋と外袋とからなる2重袋構造のエアーバッグ用基布であって、前記内袋が、熱硬化性樹脂からなり、1つ以上の開口部を有する袋状の成型体であり、前記外袋は織布で形成されており、前記内袋と外袋との間に空隙を有するものであることを特徴とするエアーバッグ用基布。
[2]前記内袋の面積が、外袋の面積に対して50~99%であることを特徴とする[1]に記載のエアーバッグ用基布。
[3]前記内袋の厚さが20~600μmであることを特徴とする[1]又は[2]に記載のエアーバッグ用基布。
[4]前記熱硬化性樹脂がシリコーンゴムであって、JIS K 6251:2017記載の方法で測定した切断時伸びが300%以上であることを特徴とする[1]~[3]の何れか1つに記載のエアーバッグ用基布。
[5]前記シリコーンゴムが、(A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、重合度が100~10,000のオルガノポリシロキサンであって、かつ前記アルケニル基量が、0.01~20mol%であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン:100質量部と、(B)比表面積が50m2/g以上の補強性シリカ:5~100質量部と、(C)硬化剤:有効量とを含むものであることを特徴とする[4]記載のエアーバッグ用基布。
[6]前記(C)成分が、下記(C-1)及び(C-2):(C-1)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(ヒドロシリル基)を含有する25℃で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン:本成分中に含まれるヒドロシリル基が、(A)成分中に含まれるケイ素原子結合アルケニル基の合計1モル当たり、1~10モルとなる量、(C-2)ヒドロシリル化反応用触媒:(A)~(C)成分の合計質量に対して、触媒金属元素の質量換算で1~500ppmとなる量を含むものであることを特徴とする[5]記載のエアーバッグ用基布。
[7]前記(C)成分が、(C-3)有機過酸化物:0.01~10質量部
であることを特徴とする[5]又は[6]記載のエアーバッグ用基布。
[8]前記外袋の織布が、ナイロン66(PA66)またはポリエチレンテレフタレート(PET)の糸で織られたものであり、前記糸の繊度が50~1,000デニールであることを特徴とする[1]~[7]のいずれか1つ記載のエアーバッグ用基布。
Claims (7)
- 内袋と外袋とからなる2重袋構造のエアーバッグ用基布であって、
前記内袋が、熱硬化性樹脂からなり、1つ以上の開口部を有する袋状の成型体であり、
前記外袋は織布で形成されており、
前記内袋と外袋との間に空隙を有するものであり、
前記熱硬化性樹脂がシリコーンゴムであって、JIS K 6251:2017記載の方法で測定した切断時伸びが300%以上であることを特徴とするエアーバッグ用基布。 - 前記内袋の面積が、外袋の面積に対して50~99%であることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグ用基布。
- 前記内袋の厚さが20~600μmであることを特徴とする請求項1に記載のエアーバッグ用基布。
- 前記シリコーンゴムが、
(A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、重合度が100~10,000のオルガノポリシロキサンであって、かつ前記アルケニル基量が、0.01~20mol%であるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン:100質量部と、
(B)比表面積が50m2/g以上の補強性シリカ:5~100質量部と、
(C)硬化剤:有効量と
を含むシリコーン樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1記載のエアーバッグ用基布。 - 前記(C)成分が、下記(C-1)及び(C-2):
(C-1)1分子中に2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(ヒドロシリル基)を含有する25℃で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン:本成分中に含まれるヒドロシリル基が、(A)成分中に含まれるケイ素原子結合アルケニル基の合計1モル当たり、1~10モルとなる量と、
(C-2)ヒドロシリル化反応用触媒:(A)~(C)成分の合計質量に対して、触媒金属元素の質量換算で1~500ppmとなる量と
を含むものであることを特徴とする請求項4記載のエアーバッグ用基布。 - 前記(C)成分が、
(C-3)有機過酸化物:0.01~10質量部
であることを特徴とする請求項4記載のエアーバッグ用基布。 - 前記外袋の織布が、ナイロン66(PA66)またはポリエチレンテレフタレート(PET)の糸で織られたものであり、前記糸の繊度が50~1,000デニールであることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項記載のエアーバッグ用基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022168673A JP7766577B2 (ja) | 2022-10-20 | 2022-10-20 | エアーバッグ用基布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022168673A JP7766577B2 (ja) | 2022-10-20 | 2022-10-20 | エアーバッグ用基布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2024061024A JP2024061024A (ja) | 2024-05-07 |
| JP7766577B2 true JP7766577B2 (ja) | 2025-11-10 |
Family
ID=90925563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022168673A Active JP7766577B2 (ja) | 2022-10-20 | 2022-10-20 | エアーバッグ用基布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7766577B2 (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040070180A1 (en) | 2001-02-06 | 2004-04-15 | Mats Johansson | Inflatable air-bag and method for manufacturing the same |
| JP2013531695A (ja) | 2010-04-30 | 2013-08-08 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 液状硬化性シリコーンゴム組成物、および前記組成物の硬化物によってコーティングされた織物 |
| JP2013221090A (ja) | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | シリコーンゴム組成物 |
| JP2013241073A (ja) | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Takata Corp | シリコーンゴムシート及びエアバッグ装置 |
| JP2022030018A (ja) | 2020-08-06 | 2022-02-18 | 信越化学工業株式会社 | エアーバッグ用付加硬化型液状シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ |
| JP2022106110A (ja) | 2021-01-06 | 2022-07-19 | 横浜ゴム株式会社 | ホース用樹脂材料およびホース |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06227347A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Kuraray Co Ltd | エアバッグ |
| JPH06239190A (ja) * | 1993-02-12 | 1994-08-30 | Kansei Corp | エアバック |
| JPH09220995A (ja) * | 1996-02-14 | 1997-08-26 | Takata Kk | エアバッグおよびその形成方法 |
| JPH11310097A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Toyoda Spinning & Weaving Co Ltd | エアバッグ |
-
2022
- 2022-10-20 JP JP2022168673A patent/JP7766577B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040070180A1 (en) | 2001-02-06 | 2004-04-15 | Mats Johansson | Inflatable air-bag and method for manufacturing the same |
| JP2013531695A (ja) | 2010-04-30 | 2013-08-08 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 液状硬化性シリコーンゴム組成物、および前記組成物の硬化物によってコーティングされた織物 |
| JP2013221090A (ja) | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | シリコーンゴム組成物 |
| JP2013241073A (ja) | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Takata Corp | シリコーンゴムシート及びエアバッグ装置 |
| JP2022030018A (ja) | 2020-08-06 | 2022-02-18 | 信越化学工業株式会社 | エアーバッグ用付加硬化型液状シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ |
| JP2022106110A (ja) | 2021-01-06 | 2022-07-19 | 横浜ゴム株式会社 | ホース用樹脂材料およびホース |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2024061024A (ja) | 2024-05-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101460015B1 (ko) | 직물 피복용 실리콘 고무 조성물 및 피복 직물 | |
| JP5711357B2 (ja) | 液状硬化性シリコーンゴム組成物、および前記組成物の硬化物によってコーティングされた織物 | |
| US10774240B2 (en) | Silicone rubber composition for textile coating and silicone rubber-coated textile | |
| US8431647B2 (en) | Adhesive silicone compositions and adhesive bonding/seaming therewith | |
| CN104768743B (zh) | 用于可充气安全装置的具有硅酮弹性体和顶涂层的柔性隔热罩 | |
| CN102686645B (zh) | 气囊上的硅酮涂层 | |
| JPH111876A (ja) | コーティングされた繊維織物 | |
| JP5761103B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物及びその製造方法 | |
| US11332855B2 (en) | Heat resistant reinforcing cloth for airbag | |
| JP5142071B2 (ja) | 液状シリコーンゴムコーティング剤組成物、カーテンエアーバッグ及びその製造方法 | |
| KR101414895B1 (ko) | 액상 실리콘 고무 코팅제 조성물, 커튼 에어백 및 그의제조 방법 | |
| CN102686686A (zh) | 用于气囊的硅酮涂层组合物 | |
| JP6753371B2 (ja) | 付加硬化型シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ | |
| JP2010053493A (ja) | 織物被覆用液状シリコーンゴム組成物及び被覆織物 | |
| JP5895857B2 (ja) | カーテンエアーバッグ用液状シリコーンゴムコーティング剤組成物の製造方法 | |
| JP7766577B2 (ja) | エアーバッグ用基布 | |
| WO2018037942A1 (ja) | 付加硬化型シリコーンゴム組成物及びエアーバッグ | |
| JP7770745B2 (ja) | 光硬化型シリコーンゴムコーティング組成物、コートエアーバッグ用基布及びその製造方法 | |
| JP6518590B2 (ja) | 膨張可能な安全装置のためのシリコーンエラストマー及びトップコートを有する可撓性熱シールド | |
| CN115702095A (zh) | 可充气安全装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20241025 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20250711 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250722 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250910 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20251007 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20251028 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7766577 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |