JP7770249B2 - 天井防護構造 - Google Patents
天井防護構造Info
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Description
例えば、特許文献1には、防球用・防護用としての天井ネット体と、天井ネット体を吊り張りするためのネット吊張用ロープとから構成され、ネット吊り張り用ロープ又は天井ネット体の補強用ロープ部分には、これらを一体的に連結する一体的連結手段が設けられて、ネット吊張用ロープの近傍位置と天井ネット体の交差方向の両端辺の補強用ロープとをそれぞれ連結する端部連結手段を設けた、屋内空間部の天井用のネット及び吊り張り方法が開示されている。
そのため、球技用のボール等の物の飛来による衝突により、天井部のバー材、金具、器機等の部材に衝撃を与え、これらの部材が破損する事例に対応するため、既存の天井構造の技術を発展させ、比較的構造が簡易で施工が容易な天井の防護構造を開発した。
なお他に、前記支持板部40の支持孔部44に前記係止部材62を設け、前記支持孔部44の下部に前記防護面材4の保持片16を配置し、前記保持片16の保持孔部18に前記被係止部材64を設けて、前記係止部材62と前記被係止部材64とを係着し、前記支持具6に前記防護面材4を支持させた構成とすることもできる。
図1は、実施の形態に係る天井防護構造を示したものである。
この天井防護構造は、主に体育館、スポーツ競技会場、ホール等で用いられ、下からのボール等の飛来、衝突による天井部の器具等への衝撃を緩和し、また天井部の上からの落下を防止する。
バー材2としては、長尺状の材料を用いる。このバー材2は、天井躯体部から吊り下げられた長尺状の吊りボルト10及び、この吊りボルト10の下部に取り付けられるハンガー12により支持される。バー材2としては、例えば、断面ロの字状(角パイプ)、断面Cの字状、或いはコの字状の各鋼材等を用いる。
ここでは、バー材2として平面部、左右の側面部及び底面部からなる断面長方形状の鋼材を使用する。
また、防護面材4の4角部には、この部位を支持するため三角形状(直角三角形)の保持片16を取り付ける。この保持片16は、合成樹脂製のシート等の面材であり、この保持片16の中央部には保持孔部18が設けられている。
ネット材として、上記サイズの網目の場合、ボールの通過を阻止でき、併せて既存天井部の照明の明かりを遮ることもなく、また上部の天井躯体を隠して遮蔽することができる。
掛止部材20では、掛止片32、側板部30及び段部31から形成された断面コの字状の収納部位33が形成され、この収納部位33にバー材2が正確に収まるようにしている。掛止片32は、左右にそれぞれ小片が形成され、これら小片は屈曲可能である。また、支持片部34の中央には、円形の孔部35が設けられている。
緩衝材36としては、ゴム材、合成樹脂材、或いはバネ材(コイルバネ)等が用いられる。連結材38としては、ボルト部材(ボルトナット)、紐、針金等がある。
ここでは、支持板部40の支持部43として、支持孔部44を設けている。支持孔部44には、例えば係着部材60を取り付けてこれで防護面材4の角部を支持する。なお、他に支持部43として鉤片を設け、この鉤片に取り付けた紐などの線材で防護面材4の角部を支持させる方法もある。
そして、支持部材24の保持板部46に挿通孔部49を設け、この挿通孔部49に、下からボルト部材54の軸部56を差し込み、頭部55を挿通孔部49の下部に配置する。なお、保持板部46の挿通孔部49の大きさは、ボルト部材54の軸部56が余裕をもって挿通容易に移動できるよう、大きめに設定する。
このため、支持片部34に対するボルト部材54の軸部56の固定位置は、支持片部34と保持板部46との間に、保持板部46が十分に上下移動できる間隔を確保可能な位置とする。通常、この間隔は数cm程度とする。
通常、前記保持板部46が上下移動可能な間隔と、前記ボルト部材54の頭部55が移動可能な間隔とは、同程度とする。
そして、ボルト部材54の軸部56を、支持部材24の保持板部46の挿通孔部49に差し込んだ後、この軸部56にコイルバネ58を嵌め、軸部56の上部を一対のナット57,57を用いて掛止部材20の支持片部34に固定する。
なお、この場合、中空緩衝材37として、コイルバネ58に替えて、中空円柱状のゴム材、合成樹脂材等を配置し、これを弾性変形させ、コイルバネ58と同様の弾性効果を得るようにしても良い。
また、上方からの物の落下の際には、第二の中空緩衝材39の緩衝作用により、支持具6或いは防護面材4に加わる衝撃を緩和する。
この場合も、上方からの物の落下の際には、第二の中空緩衝材39の緩衝作用により、支持具6或いは防護面材4に加わる衝撃を緩和する。
この接続部材41としては、スナップボタン等の係着部材60、ボルトナット、ビス(タッピングビス等)、或いは紐、針金等の留め具が用いられる。ここでは、例えば係着部材60を用いて、防護面材4を支持板部40に設けた支持孔部44に取り付ける。
この際、係止部材62と被係止部材64との間に防護面材4の保持片16(保持孔部18)を介在させ、両者の係着によりこれを保持固定する。係着部材60を用いると、係着作業のみで防護面材4の取り付けが簡単に行え、作業効率が改善される。
なお、ここで説明した係着部材60の形態は、被係止部材64については、キャップ部78と被係止型部80とを接続して一体化したものである。
この天井防護構造は、建物の既存天井に配設されるものであり、建物としては、体育館、スポーツ施設、公共施設等がある。これら建物で、主に天井ボードが取り付けられていない天井に適用する。これら天井では、天井躯体に配線、配管等が施され、各種金具、或いは天井の照明器具、空調器具等が取り付けられている。このため、この天井防護構造により、前記照明器具等を下からのボール等の衝撃から保護し、併せて上からの部材の落下等についてこれを防止する。
ここでは、例えば、防護面材4は一辺が900mm程度の正方形状の網材(メッシュ材)を使用する。防護面材4の4角部には、それぞれ保持片16を取り付ける。
なお、他の形態のハンガーとして、断面U字状の受け部が設けられ、この受け部にバー材2を保持し支持させるもの等があり、同様に利用が可能である。
吊りボルト10は、バー材2がバランスよく水平に支持されるよう、バー材2を2か所以上で支持できる位置に配置する。
バー材2は、ハンガー12の保持部91に嵌めて配置し、孔部100,101からボルト98等を挿通させて固定する。これにより、バー材2がハンガー12に確実に固定され、支持具6を安全に支持する。
支持具6をバー材2に取り付ける場合、バー材2を掛止部材20の収納部位33に収納し、掛止部材20の掛止片32によってバー材2を把持する。つまり、バー材2の一方の側面部に掛止部材20の側板部30を当て、掛止片32をバー材2の平面部に配置し、そのまま掛止片32の先部をバー材2の他方の側面部に接する状態に折り曲げる。
他の支持具6も同様にしてバー材2に取り付け、各支持具6同士は、900mm四方のます形の各角部に配置される形態に配置する。
壁用支持具104に防護面材4を取り付ける際にも、接続部材41として係着部材60を使用する。
壁用支持具104は、それぞれ近傍の支持具6から壁部103方向に延長した位置に配置する。壁用支持具104の固定片106は、螺子111等を固定孔部110から螺設して壁部103に固定する。
防護面材4の配置により、競技用のボール等の飛来を防護面材4が阻止し、上方の天井躯体近くに配置された、金具、照明器具等の器具、器機に対する破損等の悪影響が防止され、併せて上部からの落下物の落下が防止される。
4 防護面材
6 支持具
16 保持片
18 保持孔部
20 掛止部材
22 緩衝部
24 支持部材
34 支持片部
35 孔部
36 緩衝材
37 中空緩衝材
39 第二の中空緩衝材
40 支持板部
41 接続部材
42 連結部
43 支持部
44,112 支持孔部
46 保持板部
49 挿通孔部
54 ボルト部材
60 係着部材
62 係止部材
64 被係止部材
Claims (8)
- 天井部に横向きに並べて配置された長尺状のバー材と、
ネット材又はシート材で形成され全体が矩形状で可撓性のある防護面材と、
前記バー材に取り付けて配置され、下部に前記防護面材の角部を支持する支持部が周囲に4か所設けられた支持具と、を有し、
前記支持具を、前記防護面材の各角部の支持が可能な位置にそれぞれ配置し、
前記防護面材の各角部を、それぞれ上方に配置された前記支持具の支持部に取り付け、天井部に前記防護面材を配置したことを特徴とする天井防護構造。 - 前記支持具の下部に、矩形状の支持板部を取り付け、当該支持板部の各角部に前記支持部を設け、当該支持部と前記防護面材の角部とを接続部材で接続し、前記防護面材を支持させることを特徴とする請求項1記載の天井防護構造。
- 前記支持具における支持板部の各角部の近傍に、前記支持部としての支持孔部を設ける一方、前記防護面材の各角部にそれぞれ保持孔部を有する保持片を取り付け、
前記接続部材として係止部材と被係止部材からなる係着部材を用い、
前記支持板部の支持孔部に前記係止部材を取り付け、前記支持孔部の下部に前記防護面材の保持片の保持孔部を配置し、当該保持孔部を介して、下から前記被係止部材を上部の前記係止部材に係着させ、前記支持具に前記防護面材を支持させたことを特徴とする請求項2記載の天井防護構造。 - 前記支持具の上部に、前記バー材に掛止させる掛止部材を配置し、前記支持具の下部に、前記支持板部を下部側に取り付けた支持部材を配置する一方、前記掛止部材と前記支持部材との間に緩衝部を設け、
物の衝突の際の衝撃による前記支持部材の上方移動に対して、前記緩衝部を圧縮させ、その緩衝作用により前記掛止部材に対する前記衝撃を緩和することを特徴とする請求項2又は3に記載の天井防護構造。 - 前記支持具の前記緩衝部に、ゴム等の緩衝材を配置し、前記衝撃を緩和することを特徴とする請求項4に記載の天井防護構造。
- 前記支持具の前記緩衝部に、軸部と頭部とを有するボルト部材を配置し、当該ボルト部材の軸部を前記支持部材の上部側に設けた保持板部の挿通孔部から挿通させ、当該挿通孔部の下側に前記ボルト部材の頭部を配置し、
前記ボルト部材の上部を前記掛止部材の下部側に設けた支持片部に固定し、前記支持部材と前記掛止部材との間に前記ボルト部材の軸部が介在する空間部を設け、
物の衝突の際の衝撃により、前記支持部材が、前記挿通孔部を通じて前記ボルト部材の軸部を上方に移動する際、前記支持部材の重量により上方移動を妨げ緩衝し、その圧縮効果により前記衝撃を緩和することを特徴とする請求項4に記載の天井防護構造。 - 前記支持片部と前記保持板部との間の空間部であって、前記ボルト部材の軸部に、コイルバネ又は中空円柱状のゴム材等の中空緩衝材を嵌めて配置し、
前記支持部材の上方移動に対して、前記中空緩衝材を圧縮させ、その緩衝作用により前記衝撃を緩和することを特徴とする請求項6に記載の天井防護構造。 - 前記支持具の前記緩衝部に、軸部と頭部とを有するボルト部材を配置し、当該ボルト部材の軸部を前記支持部材の上部側に設けた保持板部の挿通孔部から挿通させ、当該挿通孔部の下側に前記ボルト部材の頭部を配置し、
前記掛止部材の下部側に設けた支持片部と前記保持板部との間の空間部であって、前記ボルト部材の軸部に、コイルバネ又は中空円柱状のゴム材等の中空緩衝材を嵌めて配置し、
前記ボルト部材の軸部の上部を、前記掛止部材の支持片部に設けた孔部から挿通させて上方に突出させ、当該軸部に、コイルバネ又は中空円柱状のゴム材等の第二の中空緩衝材を嵌めて配置し、当該第二の中空緩衝材の上部から突出した前記軸部の先部をナット等で止着し、
物の衝突の際の衝撃による前記支持部材の上方移動を、前記中空緩衝材により緩和するとともに、当該衝撃の反動に伴う前記支持部材の下方移動の際に、前記第二の中空緩衝材の緩衝効果により前記反動による衝撃を緩和することを特徴とする請求項4記載の天井防護構造。
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