JP7770652B2 - 光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物 - Google Patents
光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物Info
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Description
本出願は、2019年12月5日に出願された欧州特許出願EP19383086.6の利益を主張する。
それらはなお、合成が複雑で時間がかかる、及び/又はスイッチングユニットを作動させるために高い励起パワー密度を必要とする。
それらは、直接又は増感異性化性分子(シス-トランス又は開環/閉鎖反応)を含み、特定の種類の分子(例えば特にスピロピラン、クロメン、アゾベンゼン、ジアリールエテン)に対する色/蛍光調節剤の選択を制限する。このことは、市販のフォトクロムの入手可能性がかなり限定されている長波長応答系(例えばNIR)が必要な場合には、さらに明白である。
それらの光誘起操作は、限定された光異性化確率及び/又は効率(低い量子収率)を示すことが多いためで、最適とはほど遠い。
特に有害なUV放射が使用される場合、連続照明(直接励起)下で無視できない光劣化作用が引き起こされる。
固体状態での使用時、又は固体マトリックス中への分散時に、フォトクロムの光誘起挙動におけるさらなる有害な作用が溶液に対して認められることが多い(例えば、フォトクロミック性能を抑制するマトリックス作用)。
系の状態の変更及び監視の両方に光が必要であるため、材料の色及び/又は発光の測定時に望ましくないフォトクロム相互変換が生じるおそれがあり、このことはいくつかの用途では厳しい制約(即ち、破壊読出し)となるおそれがある。
NIR放射を吸収し、NIR放射をトリガーユニットとして熱に変換することができる調整可能なナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、及びそれを含有する光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物の調製は、NIR吸収分子色素及びそれを含有する組成物の調製よりも容易である。
本発明の組成物中に存在する、NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子は、有機色素よりも高い吸収率、光安定性、光熱効率及び容易なスペクトル調整性の利点があり、低出力NIR放射の使用により、固体から液体へのPCMの状態の変化(溶融)を引き起こすことを可能にする。
本発明の組成物は、吸収/発光変調のための直接又は増感光異性化を考慮せず、低い光異性化量子収率、光劣化、エネルギー/電子移動スキームの破壊読出し又は複雑な設計などのフォトクロムに関連する典型的な問題を回避し、色又は発光光スイッチを構築するためのより広範な色素へのアクセスを提供する。
トリガーユニットを(NIRにおける吸収によって)色/発光変化色素からデカップリングすることにより、最終用途でのUVフィルタの使用が可能となり、確実に色素がはるかに高度に保護され、耐疲労性が低下される(材料がより持続性となる)。
本発明の範囲外にあり、本技術分野の技術水準で開示されている標準T型フォトクロミック材料に起こることと反対に、本発明の組成物では、光活性化状態は、温度が高いほどより好ましい。このことは、温度が上昇するにつれて平衡が非光活性化状態にシフトする標準T型フォトクロミック材料を使用することによっては達成できない。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、並びに、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、並びに、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、並びに、
d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
からなる群から選択される。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、並びに、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、並びに、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、並びに、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、
b)固体及び/又は液体状態でクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、並びに、
d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む。
-MPが含まれている材料に対するMPの色寄与を最小化又は排除することができる、
-色素を励起させずにMPのNIRの選択的照射により、MPの光劣化を防止することができる、
-材料又は基板に有害な影響を生じない低エネルギー放射を使用することができる、
-大量のMPを使用することなく、NIR放射を照射することによって高い光熱効果効率を達成することができる、
-材料中又はより深い生体組織中での発色/発光スイッチを作動させることができる、(他の材料成分によって吸収されない)高透過性の放射を使用することができる。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料(ポリマー又はモノマー種)と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に、特に、スピンコーティング、スプレーコーティング、キャスティング、インクジェット印刷、ドクターブレードコーティング、ロールツーロール及び塗装によって堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を乾燥又は硬化させて、コート基板を得るステップ、
4)基板から(基板から剥離する、又は基板を溶解することによって)除去して、他の箇所への適用に好適な膜を得るステップ、
を含む。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料及びナノ粒子と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を乾燥又は硬化させて、コート基板を得るステップ、
4)基板から(基板から剥離する、又は基板を溶解することによって)除去して、他の箇所への適用に好適な膜を得るステップ、
を含む。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料のモノマー種及びナノ粒子と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を硬化させて、コート基板を得るステップ、
4)基板から(基板から剥離する、又は基板を溶解することによって)除去して、他の箇所への適用に好適な膜を得るステップ、
を含む。
1)ナノ粒子の水溶液を基板上に堆積させるステップ、
2)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
3)PCMの融点より高い温度で、1種以上の色素、及び必要に応じて1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含有するPCMの液体混合物を、先行ステップで得られた基板上に堆積させるステップ、
4)先行ステップで得られた基板を冷却するステップ、
5)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)PCMの融点より高い温度で、ナノ粒子、1種以上の色素、及び必要に応じて1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含有するPCMの液体混合物を、加熱されたプレート上に積層されている、基板上に堆積させるステップ、
2)先行ステップで得られた基板を冷却するステップ、
3)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)ナノ粒子を含む懸濁液を基板上に堆積させるステップ、
2)先行ステップで得られた基板を乾燥させるステップ、
3)PCM、1種以上の色素、及び必要に応じて前記1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む乾燥粉末組成物を堆積させるステップ、
4)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)PCM、ナノ粒子、1種以上の色素、及び必要に応じて前記1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを含む乾燥粉末組成物を堆積させるステップ、
2)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)カプセルを含有する懸濁液を基板上に堆積させるステップ、
2)先行ステップで得られた基板を乾燥させるステップ、
3)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)カプセルを含有する乾燥粉末組成物を基板上に堆積させるステップ、
2)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)ナノ粒子の懸濁液を基板上に堆積させるステップ、
2)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板上にカプセルを含有する懸濁液を堆積させるステップ、
4)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
5)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
又は代替的に
1)カプセルを含有する懸濁液を基板上に堆積させるステップ、
2)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板上にナノ粒子の溶液を堆積させるステップ、
4)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
5)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
又は代替的に
1)カプセル及びナノ粒子を含有する懸濁液を基板上に堆積させるステップ、
2)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
3)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
又は代替的に
1)シェルの一部を形成するナノ粒子又はカプセルの外側部分のナノ粒子を含有する乾燥粉末組成物を、基板上に堆積させるステップ、
2)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
又は代替的に
1)シェルの一部を形成するナノ粒子又はカプセルの外側部分のナノ粒子を含有する懸濁液を、基板上に基板上に堆積させるステップ、
2)このように得られた基板を乾燥させるステップ、
3)任意選択で、ポリマー材料の添加によって、先行ステップで得られた基板を1つ以上の追加のコーティング層で被覆するステップ、
を含む。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料(ポリマー又はモノマー種でさえ)と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に、特に、スピンコーティング、スプレーコーティング、キャスティング、インクジェット印刷、ドクターブレードコーティング、ロールツーロール及び塗装によって堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を乾燥又は硬化させて、コート基板を得るステップ、
を含む。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料及びナノ粒子と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を乾燥又は硬化させて、コート基板を得るステップ、
を含む。
1)カプセル懸濁液をポリマー材料のモノマー種及びナノ粒子と混合するステップ、
2)先行ステップで得られた混合物を基板上に堆積させるステップ、
3)先行ステップで得られた基板を硬化させて、コート基板を得るステップ、
を含む。
a)近赤外放射(NIR)を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、特に金属金ナノ粒子、b)1種以上の相変化材料(PCM)であって、b1)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができるPCM及びb2)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができないPCMからなる群から選択される、1種以上のPCM、c)1種以上の色素であって、c1)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる色素、及びc2)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない色素からなる群から選択される1種以上の色素を含み、PCMがクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができず(b2)、PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに色素がその色特性又は発光特性を変更することができない(c2)場合、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物が、発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータをさらに含む、又は代替的に、-少なくともPCMがクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる(b1)、又は、PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色素がその色特性又は発光特性を変更することができる(c1)場合、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物が、(d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを任意選択で含む、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物の、光学部品における使用、又は代替的に、-光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物、1種以上のポリマー、及び任意選択で、1種以上の賦形剤を含む光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス自立膜の、光学部品における使用、又は代替的に、-光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物、又は自立膜を含む、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス物品の、光学部品における使用も、本発明の一部である。
AIE:凝集誘起発光
APTES:3-アミノプロピル)トリエトキシシラン
AuNSs:金ナノシェル
AuNRs:金ナノロッド
BA:ビスフェノールA
CV:クリスタルバイオレットラクトン
DA:ドデカン酸
DCA:9,10-ジシアノアントラセン
DMA:N,N-ジメチルアニリン
EC:エイコサン
HD:1-ヘキサデカノール
MCs:マイクロカプセル
MNPs:金属ナノ粒子
MS:ステアリン酸メチル
nanoSLPs:固体脂質ナノ粒子
NIAD-4:{[5´-(p-ヒドロキシフェニル)-2,2´-ビチエニル-5-イル]-メチリデン}-プロパンジニトリル
NIR:近赤外放射
NPs:ナノ粒子
OC:オクタコサン
ODA:1-オクタデシルアミン
PCMs:相変化材料
PDI:ペリレンジイミド
PES:ポリエーテルスルホン
PR:プラムレッド
PS:ポリスチレン
PTDI:N,N´-ビス(sec-ブチル)-1,6,7,12テトラ-(4-tert-ブチルフェノキシ)ペリレン-3,4:9,10テトラカルボン酸ジイミド
PVA:ポリビニルアルコール
RhB:ローダミンB
RT:室温
SA:ステアリン酸
SiMCs:シリカマイクロカプセル
SLPs:固体脂質粒子
TD:1-テトラデカノール
Tg:ガラス転移温度
Tm:溶融温度
Tm:X PCMの溶融温度
TPE:テトラフェニルエテン
UV:紫外線
1)SLPの調製:SLPは乳化冷却法によって調製する。最初に、溶融(>Tm EC、60℃)TPE@EC溶液(3.9mg/mL又は1mM、0.65mL又は0.5g)を、界面活性剤PVA(200mg/mL)を含有する予熱(>Tm EC、60℃)水相(20mL)と混合し、Ultra-Turrax(登録商標)高剪断ホモジナイゼーション(3000rpm、5分、60℃)によって乳化して、TPE@ECマイクロ液滴(15~20μm)を得る。エマルジョンを調製したら、これを急速に水溶液(30mL)中に移し、氷浴中で予冷する。PCMは急速に凝固して、TPE@EC SLPを生じる。SLPを凝集によって水から分離し、デカンテーションによって冷清浄水(30mL)で2回洗浄する。その後、懸濁液を凍結した後、凍結乾燥によってSLPを単離する。
2)膜調製:先行ステップの得られたSLP(150mg)を、PVA4-88(20重量%)の水溶液(1mL)及び先に調製した懸濁液AuNS(0.34mg/mL)0.25mLに分散させる。混合物をボルテックス混合によって均質化し、基板(表面3×2cm2)上にキャストする。水を室温にて48時間蒸発させ、その後、SLP及びAuNSが埋め込まれたPVA膜を得る。AuNSを含まない対照膜は、AuNSを添加しない点を除いて、同じ手順で得られる。
1)nanoSLPの調製:nanoSLPは乳化冷却法によって調製する。最初に、溶融(>Tm OC、80℃)TPE@OC溶液4mg/mL又は10mM、1.27mL又は1.00g)を、界面活性剤PVA(100mg/mL)を含有する予熱(>Tm OC、80℃)水相(10mL)と混合し、超音波ホモジナイゼーション(Branson超音波処理装置、100%振幅、2分)によって乳化し、TPE@OCナノ液滴(50~400nm)を得る。エマルジョンを調製したら、これを急速に水溶液(20mL)中に移し、氷浴中で予冷する。PCMは急速に凝固して、TPE@EC SLPを生じる。
2)膜調製:得られた懸濁液(0.05mL、SLP濃度=33mg/mL)を、撹拌しながら均質化したPVA4-88(20重量%)の水溶液(1mL)及び先に調製したAuNS(0.34mg/mL)0.25mLで希釈し、基板/モールド上にキャストする。水を室温にて48時間蒸発させ、その後、SLP及びAuNSが埋め込まれたPVA膜を得る。AuNSを含まない対照膜は、同じ手順で、AuNSを添加せずに得られる。
1)マイクロカプセル調製:TPE@MSのSiMCは、相分離/シェル形成によって調製する。EtOH(0.25mL)中のヒドロキシル-シリケートプレポリマー(1g)、TPE(1.5mg)及びMS(300mg)の溶液を、40℃にて混合物を撹拌することによって調製する。均質溶液が得られたら、これを40℃の水と混合し、Ultra-Turrax(登録商標)高剪断ホモジナイゼーション(6000rpm)によって20分間乳化する。その後、NH3水溶液(25%)1mLを添加し、溶液を10分間穏やかに撹拌(1000rpm、磁気撹拌)する。次いで、溶液を撹拌せずに1時間放置し、カプセルを沈降によって回収し、水で洗浄する。最後に、カプセルを室温にて12~24時間乾燥させる。
2)膜調製:得られたマイクロカプセルをPVA4-88(20重量%)の水溶液(3.3mL)及び予め調製したAuNS懸濁液(0.34mg/mL)0.83mLと混合し、撹拌して均質化し、基板/モールド上にキャストする。水を室温にて24~48時間蒸発させ、その後、SiMC及びAuNSが埋め込まれたPVA膜を得る。AuNSを含まない対照膜は、同じ手順で、AuNSを添加せずに得られる。
1)PS NPの調製:PS(0.5g)、DA(50mg)及びRhB塩基(ポリマーに対して10.2重量%)を磁気撹拌しながらジクロロメタン(5mL)に溶解させる。全ての成分が溶解したら、続いて最終有機混合物を、先に調製したSDS水溶液(10mL、0.5重量%)に添加する。混合物を室温にて60分間予備乳化(T18 Ultra-Turrax(登録商標)IKA、1000rpm)する。形成されたプレエマルジョンを120秒間、超音波処理(Branson超音波処理装置、70%振幅、30秒パルスオン、10秒パルスオフ)して、ナノエマルジョンを生成する。得られた混合物をバイアルに移し、有機溶媒を室温にて一晩蒸発させ、ポリマーの析出並びにNPへの色素及び蛍光発色剤の封入を生じさせた。
2)紙の調製:AuNS(0.024mg/ml)を含有する水(60mg/ml)にPS NP粉末を分散させ、紙の表面(1×1cm2)に滴下(0.25ml)して、NP(15mg/cm2)及びAuNSの均一な分布を得る。対照実験として、AuNSを含まない紙を同じプロトコルで調製する。
-マイクロカプセルの調製:(BA+CV)@TDのPES MCは、相分離/溶媒蒸発によって調製する。混合物を室温で撹拌することによって、CHCl3(5mL)中のPES(250mg)、CV(7mg)、BA(28mg)及びTD(500mg)の溶液を調製する。均質溶液が得られたら、これを界面活性剤の水溶液(PVA、200mg/mL)と混合し、Ultra-Turrax(登録商標)高剪断ホモジナイゼーション(5000rpm)によって15分間乳化する。この時間の後、CHCl3を回転蒸発器で蒸発させ、PES MC(15~20μm)を得る。
-紙の調製:上でで得られたAuNSを紙シート(3×1cm2)上に堆積させる。水を蒸発させると、得られた[CV+BA]@TD@PES_MC懸濁液(75mg MC/mL)(0.2mL)を先のセルロース紙に滴下する。対照実験として、AuNSを含まない紙を同じプロトコルで調製する。
-マイクロカプセルの調製:PES MCを、実施例17について一般手順8に開示したプロセスに従って調製した。
-膜調製:得られた[CV+BA]@TD@PES_MC懸濁液(75mg MC/mL)を、PVA4-88(20重量%)の水溶液(3.3mL)及び予め調製したストックAuNS懸濁液(0.34mg/mL)0.83mLと混合し、撹拌して均質化し、基板/モールド上にキャストする。水を室温で24~48時間蒸発させ、その後、MC及びAuNSが埋め込まれたPVA膜を得る。AuNSを含まない対照膜は、同じ手順で、AuNSを添加せずに得られる。
光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物であって、
a)近赤外放射(NIR)を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)1種以上の相変化材料(PCM)であって、
b1)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができるPCM、及び、
b2)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができないPCM、
からなる群から選択される1種以上のPCM、
c)1種以上の色素であって、
c1)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる色素、及び、
c2)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない色素、
からなる群から選択される1種以上の色素、
を含み、
PCMがクロミックプロモータとして作用することができず(b2)、PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色素がその色特性又は発光特性を変更できない(c2)場合、光誘起サーモクロミック又はサーモクロミック組成物は、発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤から成る群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータをさらに含む、
又は代替的に、
少なくともPCMがクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる(b1)、又はPCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色素がその色特性又は発光特性を変更することができる(c1)場合、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物が、(d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータを任意選択で含む、
光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物。
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(PCM)(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、及び、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(PCM)(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、及び、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(PCM)(b1)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができる1種以上の色素(c1)、及び、
任意選択で、d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
並びに、
a)NIR放射を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(PCM)(b2)、
c)PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、色特性又は発光特性を変更することができない1種以上の色素(c2)、及び、
d)発色剤、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータ、
からなる群から選択される項1に記載の組成物。
ナノ粒子(a)が600nm~2200nmのNIR放射を吸収することができる、項1又は2のいずれか1項に記載の組成物。
ナノ粒子(a)が金属ナノ粒子である、項1から3のいずれか1項に記載の組成物。
金属ナノ粒子の粒径が5~500nmである、項4に記載の組成物。
金属ナノ粒子の量が、PCM1mg当たり0.00005mg~0.5mgである、項4又は5のいずれか1項に記載の組成物。
金属ナノ粒子が、ナノスフェア、ナノスター、ナノダンベル、ナノチューブ、ナノシェル、ナノロッド、ナノケージ、ナノハーフシェル、ナノドーム及びナノピラミッドからなる群から選択される形態である、項4から6のいずれか1項に記載の組成物。
金属ナノ粒子の金属が、金、白金、パラジウム、銀、銅、アルミニウム、それらの合金、それらの酸化物、及びそれらの混合物からなる群から選択される、項4から7のいずれか1項に記載の組成物。
PCMが、酸含有化合物、アミン含有化合物、硫黄含有化合物、アルコール含有化合物及びそれらの混合物からなる群から選択されるクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができるPCM(b1)である、
又は代替的に、
PCMが、(C8-C52)アルカン系PCM、(C14-C50)アルケン系PCM、(C14-C50)アルキン系PCM及びそれらの混合物からなる群から選択されるクロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータとして作用することができないPCM(b2)である、
項1から8のいずれか1項に記載の組成物。
色素が、凝集/近接状態に応じてその色特性及び/若しくは発光特性を変化させる色素、感温性色素、並びに媒体粘度/剛性に応じて色特性及び/若しくは発光特性を変化させる色素からなる群から選択される、PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに色特性又は発光特性を変更することができる色素(c1)である、
又は代替的に、
色素が、電荷移動色素(レドックス色素)、pH応答性色素、極性依存性色素、pH感受性ルミネセンス色素及びレドックスルミネセンス剤からなる群から選択される、PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに色特性又は発光特性を変更することができない色素(c2)である、
項1から9のいずれか1項に記載の組成物。
クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータが、酸、塩基、水素結合化合物、電子移動化合物、それらの混合物からなる群から選択される発色剤である、
又は代替的に、
クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータが、共鳴エネルギー移動消光剤、三重項消光剤、電子移動消光剤及びそれらの混合物からなる群から選択される発光消光剤である、
又は代替的に、
クロミックプロモータ又はフルオロクロミックプロモータが、一重項、三重項増感剤、蛍光共鳴エネルギー移動増感剤及び電子移動増感剤並びにそれらの混合物からなる群から選択される発光活性化剤である、
項1から10のいずれか1項に記載の組成物。
医薬有効成分及び活性酸素種からなる群から選択される1種以上の追加の成分をさらに含む、項1から11のいずれか1項に記載の組成物。
項1から12のいずれか1項に記載の光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物、1種以上のポリマー、及び任意選択で1種以上の賦形剤を含む、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス自立膜。
項1から12のいずれか1項に記載の組成物、又は代替的に、項13に記載の自立膜を含む光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス物品。
(A)光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンスコーティングされた物品であって、
基板と、
基板の表面上に堆積された光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンスコーティングと、
を含み、
コーティングが、項1から12のいずれか1項に記載の組成物、及び任意選択で1種以上のポリマーを含む、
光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンスコーティングされた物品、
(B)光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス埋め込み物品であって、
多孔質基板と、
多孔質基板に埋め込まれた、項1から12のいずれか1項に記載の光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス組成物と、
任意選択で、1種以上の追加の外部コーティングと、
を含む光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス埋め込み物品、
並びに、
(C)項13に記載の1種以上の光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス自立膜を含む、光誘起サーモクロミック又はサーモルミネセンス自立膜含有物品、
からなる群から選択される項14に記載の物品。
Claims (15)
- 光誘起サーモルミネセンス組成物であって、
a)近赤外放射(NIR)を吸収し、NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)1種以上の相変化材料(PCM)であって、
b1)フルオロクロミックプロモータとして作用することができるPCM、及び、
b2)それ自体でフルオロクロミックプロモータとして作用することができないPCM、
からなる群から選択される1種以上のPCM、
c)1種以上のルミネセンス色素であって、
c1)前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができるルミネセンス色素、及び、
c2)前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときにそれ自体は発光特性を変更することができないが、前記PCMがフルオロクロミックプロモータの存在下で固体状態と液体状態の間で変化するときに、発光特性を変更することができる、ルミネセンス色素、
からなる群から選択される1種以上のルミネセンス色素、
を含み、
-前記PCMがフルオロクロミックプロモータとして作用することができず(b2)、前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、前記ルミネセンス色素が発光特性を変更することができない(c2)場合、前記光誘起サーモルミネセンス組成物が、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータをさらに含む、
又は代替的に、
-少なくとも前記PCMがフルオロクロミックプロモータとして作用することができる(b1)、又は前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに前記ルミネセンス色素が発光特性を変更することができる(c1)場合、前記光誘起サーモルミネセンス組成物が、発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータ(d)を任意選択で含み、
前記ナノ粒子(a)が、近赤外放射(NIR)を吸収することができる600nm~2200nmの吸収波長を有し、前記NIR放射を熱に変換することができる金属金ナノ粒子であり、
フルオロクロミックプロモータとして作用することができる前記PCM(b1)が、酸含有化合物、アミン含有化合物、硫黄含有化合物、アルコール含有化合物及びそれらの混合物からなる群から選択され、
フルオロクロミックプロモータとして作用することができない前記PCM(b2)が、(C 8 -C 52 )アルカン系PCM、(C 14 -C 50 )アルケン系PCM、(C 14 -C 50 )アルキン系PCM及びそれらの混合物からなる群から選択される、
光誘起サーモルミネセンス組成物。 - a)NIR放射を吸収し、前記NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)フルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(PCM)(b1)、
c)前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができない1種以上のルミネセンス色素(c2)、及び、
任意選択で、d)発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、前記NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)フルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(PCM)(b2)、
c)前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができる1種以上のルミネセンス色素(c1)、及び、
任意選択で、d)発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータ、
a)NIR放射を吸収し、前記NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)フルオロクロミックプロモータとして作用することができる1種以上のPCM(PCM)(b1)、
c)前記PCMが固体状態と液体状態(c1)との間で変化するときに、発光特性を変更することができる1種以上のルミネセンス色素、及び、
任意選択で、d)発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータ、
並びに、
a)NIR放射を吸収し、前記NIR放射を熱に変換することができるナノ粒子、
b)フルオロクロミックプロモータとして作用することができない1種以上のPCM(PCM)(b2)、
c)前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができない1種以上のルミネセンス色素(c2)、及び
d)発光消光剤及び発光活性化剤からなる群から選択される1種以上のフルオロクロミックプロモータ、
からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。 - 前記ナノ粒子の粒径が5~500nmである、請求項2に記載の組成物。
- 前記ナノ粒子の量が、PCM1mg当たり0.00005mg~0.5mgである、請求項1から3のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ナノ粒子が、ナノスフェア、ナノスター、ナノダンベル、ナノチューブ、ナノシェル、ナノロッド、ナノケージ、ナノハーフシェル、ナノドーム及びナノピラミッドからなる群から選択される形態である、請求項1から4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ナノ粒子が、ナノスフェア、ナノシェル及びナノロッドからなる群から選択される形態である、特にナノシェルである、請求項5に記載の組成物。
- -前記PCMが、酸含有化合物、アミン含有化合物、硫黄含有化合物、アルコール含有化合物及びそれらの混合物からなる群から選択される、フルオロクロミックプロモータとして作用することができるPCM(b1)である、
又は代替的に、
-前記PCMが、1種以上の(C8-C52)アルカン系PCMから選択される、フルオロクロミックプロモータとして作用することができないPCM(b2)である、
請求項1から6のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記ルミネセンス色素が、凝集/近接状態に応じてその発光特性を変化させる色素、感温性色素、並びに媒体粘度/剛性に応じてその発光特性を変化させる色素からなる群から選択される、前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができるルミネセンス色素(c1)である、
又は代替的に、
前記ルミネセンス色素が、電荷移動色素(レドックス色素)、pH応答性色素、極性依存性色素、pH感受性ルミネセンス色素及びレドックスルミネセンス剤からなる群から選択される、前記PCMが固体状態と液体状態との間で変化するときに、発光特性を変更することができないルミネセンス色素(c2)である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記フルオロクロミックプロモータが、共鳴エネルギー移動消光剤、三重項消光剤、電子移動消光剤及びそれらの混合物からなる群から選択される発光消光剤である、
又は代替的に、
前記フルオロクロミックプロモータが、一重項、三重項増感剤、蛍光共鳴エネルギー移動増感剤及び電子移動増感剤並びにそれらの混合物からなる群から選択される発光活性化剤である、
請求項1から8のいずれか1項に記載の組成物。 - 医薬有効成分及び活性酸素種からなる群から選択される1種以上の追加の成分をさらに含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の光誘起サーモルミネセンス組成物、1種以上のポリマー、及び任意選択で1種以上の賦形剤を含む、光誘起サーモルミネセンス自立膜。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の組成物、又は代替的に、請求項11に記載の自立膜を含む、光誘起サーモルミネセンス物品。
- (A)光誘起サーモルミネセンスコーティングされた物品であって、
基板と、
前記基板の表面上に堆積された光誘起サーモルミネセンスコーティングと、
を含み、
前記コーティングが、請求項1から10のいずれか1項に記載の組成物、及び任意選択で1種以上のポリマーを含む、光誘起サーモルミネセンスコーティングされた物品、
(B)光誘起サーモルミネセンス埋め込み物品であって、
多孔質基板と、
前記多孔質基板に埋め込まれた、請求項1から10のいずれか1項に記載の光誘起サーモルミネセンス組成物と、
任意選択で、1種以上の追加の外部コーティングと、
を含む、光誘起サーモルミネセンス埋め込み物品、
並びに、
(C)請求項11に記載の1種以上の光誘起サーモルミネセンス自立膜を含む、光誘起サーモルミネセンス自立膜含有物品、
からなる群から選択される、請求項12に記載の物品。 - 請求項1から10のいずれか1項に規定される光誘起サーモルミネセンス組成物、
又は代替的に、
請求項11に規定される光誘起サーモルミネセンス自立膜、
又は代替的に、
請求項12に規定される光誘起サーモルミネセンス物品の、
光学部品への使用。 - 請求項1から10のいずれか1項に規定される光誘起サーモルミネセンス組成物、
又は代替的に、
請求項11に規定される光誘起サーモルミネセンス自立膜、
又は代替的に、
請求項12に規定される光誘起サーモルミネセンス物品の、
偽造防止技術への使用。
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