以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔5〕の特徴は、矛盾しない組み合わせでどのように組み合わされてもよい。
〔1〕ガラス板を備える加熱調理器用の天板であって、
前記ガラス板の一方の板面を覆う構成で前記ガラス板に重なる複数の第1着色部と、
前記一方の板面における前記第1着色部以外の領域を覆う構成で前記ガラス板に重なり、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが前記ガラス板及び前記第1着色部とは異なる第2着色部と、
を備え、
前記第1着色部及び前記第2着色部は、前記ガラス板を介して又は介さずに前記ガラス板の上方側から視認可能とされ、
前記一方の板面を所定形状の複数の個別領域に区切った仮想的な領域配列を設定した場合であって、前記仮想的な領域配列において前記一方の板面に沿った第1方向に複数の前記個別領域が並ぶように仮想領域列が設定され且つ前記仮想領域列が前記一方の板面に沿った第2方向に複数並ぶように複数の前記個別領域が区切られる場合に、各々の前記個別領域に各々の前記第1着色部が配置され、
複数の前記個別領域において、いずれかの種類の前記個別領域と他の種類の前記個別領域とで前記第1着色部が占める比率が異なり且つ前記第1着色部と前記第2着色部の割合が異なる
加熱調理器用の天板。
〔1〕に記載の加熱調理器用の天板は、仮想的な領域配列を構成する複数の個別領域の各々に第1着色部及び第2着色部が配置されるため、ガラス板の着色状態を、各々の個別領域に対する着色状態で調整することができる。この天板では、ガラス板の各個別領域は、第1着色部が占める比率及び第1着色部と第2着色部の割合に応じた度合いで濃淡又は明暗が視認される。そして、この天板では、第1着色部が占める比率及び第1着色部と第2着色部の割合が異なる個別領域が複数存在するため、ガラス板において、領域に応じて濃淡や明暗を変化させることができる。しかも、「第1着色部の占める比率及び第1着色部と第2着色部の割合を変える」という構成によって濃淡や明暗を変化させることができるため、濃淡や明暗を変化させるためにより多くの色を印刷せずに済み、少ない色でより確実に実現することができる。ゆえに、この天板は、ガラス板において領域に応じて濃淡や明暗を変化させ得る構成を、着色数を抑えてより簡易に実現することができる。
〔2〕前記仮想的な領域配列を設定した場合に、複数の前記個別領域のうちの少なくとも一部領域は、前記一方の板面に沿った所定方向の一方側から他方側に向かうにつれて前記比率が次第に大きくなる比率変化領域である〔1〕に記載の加熱調理器用の天板。
〔2〕に記載の加熱調理器用の天板において、個別領域を遠目から見た際の色の濃淡は、個別領域において第1着色部が占める比率に応じて異なる。上記天板は、比率変化領域においいて所定方向の一方側から他方側に向かうにつれて上記比率が次第に大きくなるように構成されるため、グラデーション調の色合いを生じさせることができる。しかも、比率変化領域では、仮想的に設定される領域ごとに比率が設定され、このような比率が次第に大きくなるように構成されるため、グラデーション調の色合いをバランスよく生じさせることができる。なお、ここでいうグラデーションとは、使用者が天板を離れてみた場合(例えば、使用者がコンロを操作する場合の一般的な立ち位置で天板を見た場合)に、天板の色合いや濃淡が段階的に変化するように見えることを意味する。
〔3〕前記個別領域は、長方形又は正方形の境界によって区切られる領域であり、前記仮想的な領域配列は、複数の前記個別領域を格子状に設定した領域である〔1〕又は〔2〕に記載の加熱調理器用の天板。
〔3〕に記載の加熱調理器用の天板では、仮想的な領域配列を、複数の個別領域を格子状に設定した単純な形状の領域とすることができる。そのため、このような領域配列の設定を行い易くなる。
〔4〕前記いずれかの種類の前記個別領域及び前記他の種類の前記個別領域のいずれでも、各々の前記第1着色部の中心と各々の前記個別領域の中心とが一致する〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の加熱調理器用の天板。
〔4〕に記載の加熱調理器用の天板は、個別領域毎に第1着色部の配置が大きく異なるような態様が生じにくく、第1着色部がバランスよく配置されやすい。よって、第1着色部のバランスの観点で、美観を向上させやすい。
〔5〕前記いずれかの種類の前記個別領域及び前記他の種類の前記個別領域のいずれでも、各々の前記第1着色部の外縁が円形又は多角形であり、前記いずれかの種類の前記個別領域の前記第1着色部の外縁形状は、前記他の種類の前記個別領域の前記第1着色部の外縁形状と相似である〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の加熱調理器用の天板。
〔5〕に記載の加熱調理器用の天板では、着色態様が違う個別領域であっても形状的な統一感を持たせることができ、形状的な相違が顕著に表れることに起因する美観の低下を抑えやすい。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
1.加熱調理器の全体構成
図1、図2に示される加熱調理器1は、加熱部としてのガスバーナを備えたガスコンロとして構成される。なお、図2において、下方、上方、右方、左方を、夫々、加熱調理器1の前方、後方、右方、左方とする。具体的には、板状に構成された天板3の板面方向のうち、短手方向が前後方向であり、長手方向が左右方向である。天板3の板厚方向が上下方向である。
図1に示される加熱調理器1は、ガスバーナを備えたガスコンロとして構成される。加熱調理器1は略直方体状の器具本体2を備える。器具本体2の上部には、天板3(トッププレート)が取り付けられている。天板3において右手前(右端寄りかつ前端寄りの位置)には右バーナ4、左手前(左端寄りかつ前端寄りの位置)には左バーナ5、中央奥側には奥バーナ6が夫々設けられている。なお、詳述しないが、各種バーナ4~6の夫々には、点火する為のイグナイタ(図示略)が設けられている。天板3上において、各バーナ4~6の周囲には、五徳4A、5A、6Aがそれぞれ設けられている。天板3において後端寄りの位置には、器具本体2内に設置されるグリル庫(図示略)と連通するグリル排気口7が設けられている。
器具本体2の前面中央には、グリル扉8が設けられている。グリル扉8は、グリル庫内に設けられたレールユニット(図示省略)によって前後方向にスライド可能である。グリル扉8の前面中央部には取手部9が設けられている。
図1に示すように、加熱調理器1の前面部付近には、バーナ4~6、グリル庫にそれぞれ対応するように4つの点火ボタン11~14がそれぞれ設けられている。点火ボタン11~14は、正面視円形状である。点火ボタン11は、右バーナ4を点火/消火する為に押下されるボタンである。点火ボタン12は左バーナ5を点火/消火する為に押下されるボタンである。点火ボタン13は奥バーナ6を点火/消火する為に押下されるボタンである。点火ボタン14はグリル庫内のグリルバーナ(図示略)を点火/消火する為に押下されるボタンである。点火ボタン11~14の各々は、点火の為に押下されると、周知のプッシュオン・プッシュオフ機構(図示省略)によって、器具本体2前面から前方に円柱状に突出し、この突出した状態で回動操作が可能となる。使用者は、点火ボタン11~14を夫々回動させることによって、各種バーナ4~6又はグリルバーナの火力調節を行い得る。
図1、図2に示すように、天板3は、ガラス板10を備えている。ガラス板10は、透明又は半透明のガラスによって構成されている。ガラス板10は、例えばホウ珪酸ガラスや結晶化ガラスなどのガラスによって構成されている。ガラス板10は、有色透明であってもよい。ガラス板10は、平面視で角が丸みを帯びた長方形状である。ガラス板10は、全体的に均一な板厚となっている。ガラス板10には、バーナ4~6が挿し通される開口(図示略)、およびグリル排気口7を囲む開口(図示略)が設けられている。
2.天板の詳細構成
図3は、上方側からガラス板10を介して視認される着色層20の一部を概略的に示す説明図である。図4は、天板の一部を所定の切断方向に切断した切断面を拡大して概念的に示す断面概略図である。図4は、一つの仮想領域列における各第1着色部21の中心を通るように切断した切断面を概略的に示す断面概略図である。図4において、ガラス板10のハッチング等は省略して示され、ガラス板10の表面及び裏面が実線にて示されている。図4では、第1着色部21の範囲が黒色の塗り潰し領域として概念的に示され、第2着色部22の範囲は灰色の領域として概念的に示される。図3、図4に示すように、天板3は、ガラス板10の一方の板面(本実施形態では裏面(下面)10A)に形成された着色層20を備えている。着色層20は、例えばスクリーン印刷で印刷された印刷層である。スクリーン印刷は、ガラス板10の裏面10Aに孔版を重ねてインクを乗せ刷り上げる作業を色ごとに繰り返し行う印刷方法である。着色層20は、色材(顔料など)を含有する層である。着色層20は、主にガラス板10の裏面10Aに吐出されたインク組成物(色材及び溶剤を含有する組成物)により形成される層である。着色層20の全体には、色材の色が現れている。着色層20は、ガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認可能とされている。
天板3は、図3、図4に示すように、ガラス板10の裏面10Aに複数の第1着色部21と、第2着色部22と、を備えている。第1着色部21は、着色層20の一部である。第1着色部21は、ガラス板10の裏面10Aを部分的に覆う構成でガラス板10に重なっている。第1着色部21の色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、ガラス板10と異なっている。色相とは、相対的な色味の違いである。色相は、色み(色合い)の違いであり、例えば、赤、橙、黄、緑、青、紫などによって特定される色である。彩度は、色の鮮やかさの度合いである。彩度が高いほど鮮やかな色になり、彩度が低いほどくすんだ濁った色になる。明度は、色の明るさの度合いである。明度が高いほど白っぽい色になり、明度が低いほど黒っぽい色になる。第1着色部21は、ガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認可能とされている。
第1着色部21に現れる色の色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、後述する第2着色部22と異なっている。例えば、後述するように、第1着色部21の色は青色であり、第2着色部22の色は第1着色部21の青色よりも濃い青色である。この場合、第1着色部21と第2着色部22において、色相が同じであり、彩度及び明度の少なくとも一方が異なっている。第1着色部21の色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが第2着色部22と異なることで、第1着色部21と第2着色部22とを視認によって区別することができる。
第1着色部21は、図3に示すように、上下方向から見て、正方形である。第1着色部21の外縁は、正方形である。ここで、正方形とは、正方形と実質的に同じ形状(例えば一部に凹凸があるものなどの正方形に類似する形状)を含む。
図3に示すように、ガラス板10の裏面10Aにおいて仮想的な領域配列VAを設定した場合における、第1着色部21の配置について説明する。仮想的な領域配列VAは、裏面10Aを所定形状の複数の個別領域ARに区切った領域配列である。仮想的な領域配列VAは、例えば裏面10Aの全体に設定されている。図3は、仮想的な領域配列VAの一部を示しており、図示していない部分も同様の領域配列となっている。個別領域ARは、正方形の境界によって区切られる領域である。すなわち、個別領域ARは、正方形である。個別領域ARの外縁は、正方形である。個別領域ARの外縁形状は、その個別領域AR内に含まれる第1着色部21の外縁形状と相似である。個別領域ARの中心は、第1着色部21の中心と一致している。仮想的な領域配列VAは、複数の個別領域ARを格子状に設定(格子状の境界によって区切って設定)した領域である。格子状とは、いわゆる格子縞のように、複数の縦の線(図3では第1方向に平行な線)と横の線(図3では第2方向に平行な線)が交差した状態(形状)になっていることである。
図3に示すように、仮想的な領域配列VAにおいて、裏面10Aに沿った第1方向に複数の個別領域ARが並ぶように仮想領域列Lが設定されている。第1方向は、例えば前後方向である。複数の個別領域ARは、第1方向に連続して並んでいる。個別領域ARが連続して並ぶとは、互いに隣接する2つの個別領域ARが、離れずに互いの境界が重なることを意味する。例えば、図3に示す仮想領域列L1の一部において、個別領域A,B,C,D,Eが第1方向の一方側(前方側)から他方側(後方側)に連続的に並んでいる。仮想領域列L2,L3,L4,L5においても、同様に、個別領域ARが第1方向の一方側から他方側に連続的に並んでいる。
図3に示すように、仮想領域列Lが裏面10Aに沿った第2方向に複数並んで設定されている。本第1実施形態では、第2方向は、左右方向である。例えば、図3に示す仮想的な領域配列VAの一部において、仮想領域列L1,L2,L3,L4,L5が第2方向に連続して並んでいる。この実施形態において「仮想領域列Lが連続して並ぶ」とは、互いに隣接する2つの仮想領域列Lが、離れずに互いの境界が重なることを意味する。
以上のように仮想的な領域配列VAを設定した場合に、各々の個別領域ARに各々の第1着色部21が配置されている。第1着色部21の4つの辺(外縁の4つの直線部分)が個別領域ARの4つの辺(外縁の4つの直線部分)とそれぞれ平行となるように、第1着色部21が個別領域AR内に配置されている。
図3に示すように、複数の個別領域ARにおいて、いずれかの種類の個別領域ARと他の種類の個別領域ARとで第1着色部21が占める比率が異なっている。例えば、個別領域Aに配置される第1着色部21を第1着色部21Aとし、個別領域Bに配置される第1着色部21を第1着色部21Bとしたとき、個別領域Aで第1着色部21Aが占める比率よりも、個別領域Bで第1着色部21Bが占める比率の方が大きい。個別領域ARは、第1着色部21が占める比率に応じた着色態様で視認されることになる。そのため、第1着色部21が占める比率が異なる複数の個別領域ARが存在することで、ガラス板10の裏面10Aの異なる位置に、それぞれ異なる着色態様を生じさせることができる。
複数の個別領域ARのうちの少なくとも一部領域は、裏面10Aに沿った所定方向(本第1実施形態では前後方向)の一方側(前方側)から他方側(後方側)に向かうにつれて、個別領域ARで第1着色部21が占める比率が次第に大きくなる比率変化領域となっている。より具体的には、比率変化領域は、前後方向の一方側から他方側に向かうほど、個別領域ARで第1着色部21が占める比率が大きくなっている。本第1実施形態では、図3で一部のみを示しているが、複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)が、比率変化領域CRとなっている。例えば、仮想領域列L1の一部を例に挙げると、個別領域Aで第1着色部21Aが占める比率、個別領域Bで第1着色部21Bが占める比率、個別領域Cで第1着色部21Cが占める比率、個別領域Dで第1着色部21Dが占める比率、個別領域Eで第1着色部21Eが占める比率の順で大きくなっている。仮想領域列L2,L3,L4,L5においても仮想領域列L1と同様に、前方側から後方側に向かうほど、個別領域ARで第1着色部21が占める比率が大きくなっている。個別領域ARを遠目から見た際の色の濃淡は、個別領域ARにおいて第1着色部21が占める比率に応じて異なる。そのため、比率変化領域CRで前後方向の前方側から後方側に向かうにつれて比率が次第に大きくなることで、ユーザが天板3を遠目から見たときに第1着色部21の色に関してグラデーション調の模様を視認させることができる。一方で、ユーザが天板3を近づいて見たときに、格子状の模様(第1着色部21の周りを格子の枠とする模様)を視認させることができる。
いずれかの種類の個別領域AR及び他の種類の個別領域ARのいずれでも、各々の第1着色部21の中心と各々の個別領域ARの中心とが一致している。本第1実施形態では、図3で一部のみを示しているが、複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、各々の第1着色部21の中心と各々の個別領域ARの中心とが一致している。例えば、図3に示すように、個別領域Aの中心A1と第1着色部21Aの中心A2が一致している。個別領域Bの中心B1と第1着色部21Bの中心B2が一致している。このように、個別領域ARの中央側に第1着色部21を配置することができる。そのため、着色態様の違いが生じる異なる位置間で、第1着色部21の配置の統一感が生じるため、美観を向上させることができる。
いずれかの種類の個別領域AR及び他の種類の個別領域ARのいずれでも、各々の第1着色部21の外縁が正方形である。本第1実施形態では、図3で一部のみを示しているが、複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、各々の第1着色部21の外縁が正方形である。いずれかの種類の個別領域ARの第1着色部21の外縁形状は、他の種類の個別領域ARの第1着色部21の外縁形状と相似の正方形である。本第1実施形態では、図3で一部のみを示しているが、複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、個別領域ARの外縁形状が相似になっている。これにより、着色態様の違いが生じる異なる位置間で、第1着色部21の形状の統一感が生じるため、美観を向上させることができる。
第2着色部22は、図3、図4に示すように、ガラス板10の裏面10Aにおける第1着色部21以外の領域を部分的に覆う構成でガラス板10に重なっている。第2着色部22は、図4に示すように、ガラス板10の裏面10Aとは反対側から第1着色部21を覆っている。第2着色部22は、着色層20の一部である。第2着色部22は、ガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認可能である。第2着色部22は、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、ガラス板10と異なっている。そのため、第2着色部22とガラス板10を視認によって区別することができる。着色層20が第1着色部21及び第2着色部22を備えることによって、第1着色部21と第2着色部22の間におけるコントラストに基づく美観を生じさせることができる。
例えば、第1着色部21の色を青色として、第2着色部22の色が第1着色部21の色よりも薄い青色とする場合、図3に示す構成では、天板3において前方側から後方側に向かうにつれて濃い青色(第1着色部21の色)の占める比率が大きくなっていく。そのため、ユーザが遠目から天板3を見ると、前方側から後方側に向かって青色が濃くなるグラデーション調の模様が視認される。
このように、加熱調理器1用の天板3は、ガラス板10を備える加熱調理器用の天板であり、第1着色部21と第2着色部22とを備える。第1着色部21は、ガラス板10の一方の板面(裏面(下面)10A)を覆う構成でガラス板10に重なる。第2着色部22は、少なくとも一方の板面(裏面10A)における第1着色部21以外の領域を覆う構成でガラス板10に重なり、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つがガラス板10及び第1着色部21とは異なる。なお、第1実施形態の代表例では、第2着色部22は、第1着色部21以外の領域だけでなく、第1着色部21の下面の領域にも配置される。また、第1着色部21と第2着色部22は、色相、彩度、及び明度のいずれか1つのみが異なっていてもよく、いずれか2種類が異なっていてもよく、3種類が異なっていてもよい。そして、第1着色部21及び第2着色部22は、ガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認可能とされる。第1着色部21の上面(ガラス板10との接触面)は、第1着色部21におけるガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認される領域である。第2着色部22のうちの第1着色部21以外の領域に配置される部分の上面(ガラス板10との接触面)は、第2着色部22におけるガラス板10を介してガラス板10の上方側から視認される領域である。
そして、ガラス板10の一方の板面(裏面10A)を所定形状の複数の個別領域ARに区切った仮想的な領域配列VAを設定した場合であって、仮想的な領域配列VAにおいて一方の板面(裏面10A)に沿った第1方向に複数の個別領域ARが並ぶように仮想領域列Lが設定され且つ仮想領域列Lが一方の板面(裏面10A)に沿った第2方向に複数並ぶように複数の個別領域ARが区切られる場合に、各々の個別領域ARに各々の第1着色部21が配置される。複数の個別領域ARにおいて、いずれかの種類の個別領域ARと他の種類の個別領域ARとで第1着色部21が占める比率が異なり且つ第1着色部21と第2着色部22の割合が異なる。具体的には、いずれかの種類の個別領域ARと他の種類の個別領域ARとで、第1着色部21の視認面(上方から視認される面)と第2着色部22の視認面(上方から視認される面)の割合が異なる。より具体的には、複数の個別領域ARにおいて、いずれかの種類の個別領域ARと他の種類の個別領域ARとで、第1着色部21の上面(上方からガラス板10を介して視認される面)と第2着色部22のうちの第1着色部21以外の領域の上面(上方からガラス板10を介して視認される面)の比率が異なる。
図3の例では、いずれの仮想領域列Lも、複数の第1着色部21が中心間隔を等間隔とするように第1方向に並んで配置される。そして、いずれの仮想領域列Lも、複数の第1着色部21の中心が仮想的な直線上に位置する。領域配列VAにおいて、第2方向において隣り合う2つの仮想領域列Lの境界は第1方向の仮想直線であり、領域配列VAでは、このような第1方向の境界(仮想直線)が平行且つ等間隔に複数設定される。第1方向のいずれの境界(仮想直線)も、各境界によって区切られる両側の仮想領域列Lの各第1着色部21の中心までの各距離が固定値Xである。具体的には、領域配列VAは、第1方向の複数本の仮想直線によって第1方向の境界が定められ、第1方向の複数本の仮想直線は等間隔に設定される。更に、領域配列VAは、第1方向と直交する第2方向の複数本の仮想直線によって第2方向の境界が定められ、第2方向の複数本の仮想直線は等間隔に設定される。これら第1方向の複数本の仮想直線と、第2方向の複数本の仮想直線とによって複数の個別領域を区切る境界が格子状に定められる。このように仮想的な境界が格子状に設定された各個別領域ARに各第1着色部21が配置される。各個別領域ARの中心に各第1着色部21の中心(例えば図心)が位置する。
図3の例では、ガラス板10の下面に接触する形態で、「第1着色部21の視認面(上側から視認される上面)が第1方向に複数並んでなる第1着色部列」が複数設けられ、このような第1着色部列が第2方向に複数並ぶように配列されている。いずれの第1着色部列も、各々の第1着色部21の中心が第1方向の仮想的な直線上に位置する。複数の第1着色部21は、「第1着色部21の視認面(上側から視認される上面)が第2方向に複数並んでなる第1着色部行」が複数設けられ、このような第1着色部行が第1方向に複数並ぶように配列されている。いずれの第1着色部行も、各々の第1着色部21の中心が第2方向の仮想的な直線上に位置する。このように配列された複数の第1着色部21は、第1方向に隣り合ういずれの「2つの第1着色部21」でも第1方向の中心間距離が一定値であり、第2方向に隣り合ういずれの「2つの第1着色部21」でも第2方向の中心間距離が一定値である。つまり、各々の第1着色部列は、第1着色部21の中心の間隔が一定となるように第1方向に並ぶ。そして、各々の第1着色部行は、第1着色部21の中心の間隔が一定となるように第2方向に並ぶ。複数の第1着色部21の各々の視認面(上面)の外縁形状は所定形状(図3の例では、正方形)であり、外縁形状のサイズは様々である。複数の第1着色部21の各々の視認面(上面)の形状は、相似形状の複数種類の図形(図3の例では、相似形状の複数種類の正方形)から選ばれている。そして、ガラス板10の下面に接触する形態で、複数の第1着色部21の視認面(上面)が配置される領域以外に、第2着色部21の視認面(上側から視認される上面)が配置される。
3.第1実施形態の効果
天板3は、仮想的な領域配列VAを構成する複数の個別領域ARの各々に第1着色部21及び第2着色部22が配置されるため、ガラス板10の着色状態を、各々の個別領域ARに対する着色状態で調整することができる。この天板3では、ガラス板10の各個別領域ARは、第1着色部21が占める比率及び第1着色部21と第2着色部22の割合に応じた度合いで濃淡又は明暗が視認される。そして、この天板3では、第1着色部21が占める比率及び第1着色部21と第2着色部22の割合が異なる個別領域ARが複数存在するため、ガラス板10において、領域に応じて濃淡や明暗を変化させることができる。しかも、「第1着色部21の占める比率及び第1着色部21と第2着色部22の割合を変える」という構成によって濃淡や明暗を変化させることができるため、濃淡や明暗を変化させるためにより多くの色を印刷せずに済み、少ない色でより確実に実現することができる。ゆえに、この天板3は、ガラス板10において領域に応じて濃淡や明暗を変化させ得る構成を、着色数を抑えてより簡易に実現することができる。
ガラス板に着色層を形成する方法として、大ロット生産に向きで且つコスト面でも有利なスクリーン印刷が挙げられる。スクリーン印刷は、ガラス板に孔版を重ね合わせてインクを乗せ刷り上げるという作業を、色毎に繰り返し行う必要がある。そのため、グラデーション調の模様を形成するために、色の濃さに応じた多数の色数を用いる必要があり、版取り替えなどの作業が複雑になってしまう。しかしながら、本第1実施形態では、第1着色部21の色と第2着色部22の色の2色でグラデーション調の模様を天板に付すことができるため、スクリーン印刷(色ごとにインクの乗せ刷りを行う印刷)を用いても印刷工程の複雑化を抑えることができる。第1領域に付される第1の色および第2領域に付される第2の色の2色でグラデーション調の模様をガラス板10に付すことができるため、スクリーン印刷を用いても印刷作業の複雑化を抑えることができる。
天板3において、個別領域ARを遠目から見た際の色の濃淡は、個別領域ARにおいて第1着色部21が占める比率に応じて異なる。そのため、比率変化領域CRで前後方向の前方側から後方側に向かうにつれて比率が次第に大きくなることで、グラデーション調の色合いを生じさせることができる。
仮想的な領域配列VAは、複数の個別領域ARを格子状に設定した領域である。そのため、仮想的な領域配列VAを、複数の個別領域ARを格子状に設定した単純な形状の領域とすることができる。これにより、個別領域ARの配列の設定を行い易くなる。
いずれかの種類の個別領域AR及び他の種類の個別領域ARのいずれでも、各々の第1着色部21の中心と各々の個別領域ARの中心とが一致している。そのため、いずれかの種類の個別領域AR及び他の種類の個別領域ARのいずれでも、個別領域ARの中央側に第1着色部21を配置することができる。そのため、着色態様の違いが生じる異なる位置間で、第1着色部21の配置の統一感が生じるため、美観を向上させることができる。
いずれかの種類の個別領域ARの第1着色部21の外縁形状は、他の種類の個別領域ARの第1着色部21の外縁形状と相似である。そのため、着色態様の違いが生じる異なる位置間で、第1着色部21の形状の統一感が生じるため、美観を向上させることができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、図5を参照して説明する。第2実施形態の天板3は、第1着色部の形状が第1実施形態と異なっている。したがって、以下では第1実施形態と同一の構成をなす部分については第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と相違する点を重点的に説明する。
天板3は、図5に示すように、ガラス板10の裏面10Aに複数の第1着色部221と、第2着色部222と、を備えている。第1着色部221は、本発明の「着色部」の一例に相当する。第1着色部221は、上下方向から見て、円形である。第1着色部221の外縁は、円形である。第2着色部222は、ガラス板10の裏面10Aにおける第1着色部221以外の領域を部分的に覆う構成でガラス板10に重なっている。第2着色部222は、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、第1着色部221及びガラス板10と異なっている。
図5に示すように、仮想領域列L1の一部を例に挙げると、個別領域Aで第1着色部221Aが占める比率、個別領域Bで第1着色部221Bが占める比率、個別領域Cで第1着色部221Cが占める比率、個別領域Dで第1着色部221Dが占める比率、個別領域Eで第1着色部221Eが占める比率の順で大きくなっている。仮想領域列L2,L3,L4,L5においても仮想領域列L1と同様に、前方側から後方側に向かうほど、個別領域ARで第1着色部221が占める比率が大きくなっている。
複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、各々の第1着色部221の中心と各々の個別領域ARの中心とが一致している。例えば、図5に示すように、個別領域Aの中心A1と第1着色部221Aの中心A22が一致している。個別領域Bの中心B1と第1着色部221Bの中心B22が一致している。
複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、各々の第1着色部221の外縁が円形である。いずれかの種類の個別領域ARの第1着色部221の外縁形状は、他の種類の個別領域ARの第1着色部221の外縁形状と相似である。本第2実施形態では、図5で一部のみを示しているが、複数の個別領域ARの全部(仮想的な領域配列VAの全体)において、個別領域ARの外縁形状が相似の円形になっている。これにより、いずれかの種類の個別領域ARと他の種類の個別領域ARとの間で、第1着色部221の径の大きさを変えるだけで、第1着色部221が占める比率が異なる構成を容易に設計することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、図6を参照して説明する。第3実施形態の天板3は、仮想的な領域配列の設定方法、及び第1着色部の形状が第1実施形態と異なっている。したがって、以下では第1実施形態と同一の構成をなす部分については第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と相違する点を重点的に説明する。
天板3は、図6に示すように、ガラス板10の裏面10Aに複数の第1着色部321と、複数の第2着色部322と、を備えている。第1着色部321は、本発明の「着色部」の一例に相当する。第1着色部321は、上下方向から見て、正六角形である。第1着色部321の外縁は、正六角形である。第2着色部322は、ガラス板10の裏面10Aにおける第1着色部321以外の領域を部分的に覆う構成でガラス板10に重なっている。第2着色部322は、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、第1着色部321及びガラス板10と異なっている。
図6に示すように、ガラス板10の裏面10Aにおいて仮想的な領域配列VA3を設定した場合における、第1着色部321の配置について説明する。仮想的な領域配列VA3は、裏面10Aを所定形状の複数の個別領域AR3に区切った領域配列である。仮想的な領域配列VA3は、例えば裏面10Aの全体に設定されている。図6は、仮想的な領域配列VA3の一部を示しており、図示していない部分も同様の領域配列となっている。個別領域AR3は、正六角形の境界によって区切られる領域である。すなわち、個別領域AR3は、正六角形である。個別領域AR3の外縁は、正六角形である。個別領域AR3の外縁形状は、その個別領域AR3内に含まれる第1着色部321の外縁形状と相似である。個別領域AR3の中心は、第1着色部321の中心と一致している。仮想的な領域配列VA3は、複数の個別領域AR3をハニカム状に設定した領域である。
図6に示すように、仮想的な領域配列VA3において、裏面10Aに沿った第1方向に複数の個別領域AR3が連続して並ぶように仮想領域列L30が設定されている。第1方向は、例えば前後方向である。例えば、図6に示す仮想領域列L31の一部において、個別領域A3,B3,C3が第1方向の一方側(前方側)から他方側(後方側)に連続的に並んでいる。仮想領域列L32,L33においても、同様に、個別領域AR3が第1方向の一方側から他方側に連続的に並んでいる。
図6に示すように、仮想領域列L30が裏面10Aに沿った第2方向に複数並んで設定されている。本第3実施形態では、第2方向は、左右方向である。例えば、図6に示す仮想的な領域配列VA3の一部において、仮想領域列L31,L32,L33等が第2方向に連続して並んでいる。
以上のように仮想的な領域配列VA3を設定した場合に、各々の個別領域AR3に各々の第1着色部321が配置されている。第1着色部321の6つの辺(外縁の6つの直線部分)が個別領域AR3の6つの辺(外縁の6つの直線部分)とそれぞれ平行となるように、第1着色部321が個別領域AR3内に配置されている。
図6に示すように、複数の個別領域AR3において、いずれかの種類の個別領域AR3と他の種類の個別領域AR3とで第1着色部321が占める比率が異なっている。例えば、個別領域A3に配置される第1着色部321を第1着色部321Aとし、個別領域B3に配置される第1着色部321を第1着色部321Bとしたとき、個別領域A3で第1着色部321Aが占める比率よりも、個別領域B3で第1着色部321Bが占める比率の方が大きい。
本第3実施形態でも、図6で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR3の全部(仮想的な領域配列VA3の全体)が、比率変化領域CR3となっている。例えば、仮想領域列L31の一部を例に挙げると、個別領域A3で第1着色部321Aが占める比率、個別領域B3で第1着色部321Bが占める比率、個別領域C3で第1着色部321Cが占める比率の順で大きくなっている。仮想領域列L32,L33においても仮想領域列L31と同様に、前方側から後方側に向かうほど、個別領域AR3で第1着色部321が占める比率が大きくなっている。
本第3実施形態でも、図6で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR3の全部(仮想的な領域配列VA3の全体)において、各々の第1着色部321の中心と各々の個別領域AR3の中心とが一致している。例えば、図6に示すように、個別領域A3の中心A31と第1着色部321Aの中心A32が一致している。個別領域B3の中心B31と第1着色部321Bの中心B32が一致している。
本第3実施形態でも、図6で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR3の全部(仮想的な領域配列VA3の全体)において、各々の第1着色部321の外縁が正六角形である。いずれかの種類の個別領域AR3の第1着色部321の外縁形状は、他の種類の個別領域AR3の第1着色部321の外縁形状と相似の正六角形である。本第3実施形態では、図6で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR3の全部(仮想的な領域配列VA3の全体)において、個別領域AR3の外縁形状が相似の正六角形になっている。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について、図7を参照して説明する。第4実施形態の天板3は、仮想的な領域配列の設定方法が第3実施形態と異なっている。したがって、以下では第3実施形態と同一の構成をなす部分については第3実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、第3実施形態と相違する点を重点的に説明する。
天板3は、図7に示すように、ガラス板10の裏面10Aに複数の第1着色部421と、第2着色部422と、を備えている。第1着色部421は、本発明の「着色部」の一例に相当する。第1着色部421は、上下方向から見て、正六角形である。第1着色部421の外縁は、正六角形である。第2着色部422は、ガラス板10の裏面10Aにおける第1着色部421以外の領域を部分的に覆う構成でガラス板10に重なっている。第2着色部422は、色相、彩度、及び明度の少なくとも一つが、第1着色部421及びガラス板10と異なっている。
図7に示すように、ガラス板10の裏面10Aにおいて仮想的な領域配列VA4を設定した場合における、第1着色部421の配置について説明する。本第4実施形態の仮想的な領域配列VA4は、第3実施形態の仮想的な領域配列VA3の各個別領域AR3を、中心周りに30°いずれかの方向に回転したものである。個別領域AR4の外縁形状は、その個別領域AR4内に含まれる第1着色部421の外縁形状と相似である。個別領域AR4の中心は、第1着色部421の中心と一致している。
図7に示すように、仮想的な領域配列VA4において、裏面10Aに沿った第1方向に複数の個別領域AR4が並ぶように仮想領域列L40が設定されている。第1方向は、前後方向である。例えば、図7に示す仮想領域列L41の一部において、個別領域A4,B4,C4等が第1方向の一方側(前方側)から他方側(後方側)に所定間隔(個別領域AR4の一辺の長さ分の間隔)おいて並んでいる。仮想領域列L42,L43,L44においても、同様に、個別領域AR4が第1方向の一方側から他方側に所定間隔おいて並んでいる。
図7に示すように、仮想領域列L40が裏面10Aに沿った第2方向に複数並ぶように複数の個別領域AR4が区切られている。本第4実施形態では、第2方向は、左右方向である。例えば、図7に示す仮想的な領域配列VA4の一部において、仮想領域列L41,L42,L43,L44等が第2方向に連続して並んでいる。隣り合う仮想領域列L40同士では、前後方向に沿って個別領域AR4が千鳥配置状に連続して並ぶ構成である。このように前後方向に沿って千鳥配置状に連続して並ぶ複数の個別領域ARは、前方側から後方側に向かうほど第1着色部421の比率が大きくなっている。
以上のように仮想的な領域配列VA4を設定した場合に、各々の個別領域AR4に各々の第1着色部421が配置されている。第1着色部421の6つの辺(外縁の6つの直線部分)が個別領域AR4の6つの辺(外縁の6つの直線部分)とそれぞれ平行となるように、第1着色部421が個別領域AR4内に配置されている。
図7に示すように、複数の個別領域AR4において、いずれかの種類の個別領域AR4と他の種類の個別領域AR4とで第1着色部421が占める比率が異なっている。例えば、個別領域A4に配置される第1着色部421を第1着色部421Aとし、個別領域B4に配置される第1着色部421を第1着色部421Bとしたとき、個別領域A4で第1着色部421Aが占める比率よりも、個別領域B4で第1着色部421Bが占める比率の方が大きい。
本第4実施形態でも、図7で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR4の全部(仮想的な領域配列VA4の全体)が、比率変化領域CR4となっている。例えば、仮想領域列L41の一部を例に挙げると、個別領域A4で第1着色部421Aが占める比率、個別領域B4で第1着色部421Bが占める比率、個別領域C4で第1着色部421Cが占める比率の順で大きくなっている。仮想領域列L42,L43,L44においても仮想領域列L41と同様に、前方側から後方側に向かうほど、個別領域AR4で第1着色部421が占める比率が大きくなっている。
本第4実施形態でも、図7で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR4の全部(仮想的な領域配列VA4の全体)において、各々の第1着色部421の中心と各々の個別領域AR4の中心とが一致している。例えば、図7に示すように、個別領域A4の中心A41と第1着色部421Aの中心A42が一致している。個別領域B4の中心B41と第1着色部421Bの中心B42が一致している。
本第4実施形態でも、図7で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR4の全部(仮想的な領域配列VA4の全体)において、各々の第1着色部421の外縁が正六角形である。いずれかの種類の個別領域AR4の第1着色部421の外縁形状は、他の種類の個別領域AR4の第1着色部421の外縁形状と相似の正六角形である。本第4実施形態では、図7で一部のみを示しているが、複数の個別領域AR4の全部(仮想的な領域配列VA4の全体)において、個別領域AR4の外縁形状が相似の正六角形になっている。
なお、本第4実施形態では、図8に示すように、仮想領域列L50を設定してもよい。第1方向(複数の個別領域AR4が並ぶ方向)は、前後方向に対して裏面10Aに沿って、上方側から見て時計回りに30°傾いた方向である。第2方向(複数の仮想領域列L50が並ぶ方向)は、左右方向に対して裏面10Aに沿って、上方側から見て時計回りに30°傾いた方向である。第1方向の一方側は前斜め左側であり、第1方向の他方側は後斜め右側である。例えば、図8に示す仮想領域列L51の一部において、個別領域A5,B5,C5等が第1方向の一方側(前斜め左側)から他方側(後斜め右側)に連続して並んでいる。仮想領域列L52,L53においても、同様に、個別領域AR4が第1方向の一方側から他方側に連続して並んでいる。例えば、図8に示す仮想的な領域配列VA4の一部において、仮想領域列L51,L52,L53等が第2方向に連続して並んでいる。このように仮想領域列L50を設定した場合でも、仮想領域列L40を設定した場合と同様に第1着色部421を配置することができる。
図8に示すように、例えば、仮想領域列L51の一部を例に挙げると、個別領域A5で第1着色部521Aが占める比率、個別領域B5で第1着色部521Bが占める比率、個別領域C5で第1着色部521Cが占める比率の順で大きくなっている。仮想領域列L52,L53においても仮想領域列L51と同様に、第1方向の一方側から他方側に向かうほど、個別領域AR4で第1着色部421が占める比率が大きくなっている。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。さらに、上述された実施形態は、次のように変更されてもよい。
上述の第1~第4実施形態の説明では、着色層20の形成にスクリーン印刷を用いる例を示したが、その他の方法を用いてもよい。例えば、転写シートで着色層20を転写してもよく、インクジェットプリンタで着色層20を印刷してもよい。この場合でも、領域に応じて濃淡や明暗を変化させ得る構成を、印刷する着色数を抑えてより簡易に実現することができる。
上述の第1実施形態の説明では、ガラス板10の裏面10Aに着色層20を設ける例を示したが、図9に示すように、ガラス板10の表面(上面)10Bに着色層20を設けてもよい。第1着色部21は、ガラス板10を介さずにガラス板10の上方側から視認可能となる。図10では、第2着色部22の上に第1着色部21が設けられている。第2~第4実施形態についても同様である。
上述の第1~第4実施形態の説明では、第2着色部22が、ガラス板10の裏面10Aとは反対側から第1着色部21を覆っていたが、第1着色部21を覆うことなく第1着色部21を囲む構成であってもよい。
上述の第1~第4実施形態の説明では、仮想的な領域配列がガラス板10における一方の板面の全体に設定される例を示したが、一方の板面の一部(前端側部分、後端側部分、バーナ4~6が挿し通される開口の外周部分など)に設定されてもよい。また、ガラス板10における一方の板面の一部が比率変化領域となっていてもよい。
上述の第1~第4実施形態の説明では、第1方向の一方側から他方側に向かうにつれて個別領域で第1着色部が占める比率が次第に大きくなる構成を例示したが、比率が増加と減少とを周期的に繰り返す構成であってもよい。これにより、天板3は、より複雑なグラデーション模様を形成することができる。
上述の第1~第3実施形態の説明では、第1方向を前後方向に設定したが、その他の方向(左右方向など)であってもよい。
上述の第1~第4実施形態の説明では、第1方向の一方側から他方側に向かうにつれて個別領域で第1着色部が占める比率が次第に大きくなる構成を例示したが、この構成に代えて、又は、この構成に加えて、第2方向の一方側から他方側に向かうにつれて個別領域で第1着色部が占める比率が次第に大きくなる構成としてもよい。
上述の第1~第4実施形態の説明では、第1方向の一方側から他方側に向かうほど個別領域で第1着色部が占める比率が大きくなる構成を例示したが、次第に大きくなる構成であればその他の構成であってもよい。例えば、第1方向の一方側から他方側に向かって一つ飛ばしの個別領域で順々に第1着色部が占める比率が大きくなる構成であってもよい。具体的には、第1実施形態で、個別領域Aで第1着色部21Aが占める比率と個別領域Bで第1着色部21Bが占める比率が同じであり、個別領域Cで第1着色部21Cが占める比率と個別領域Dで第1着色部21Dが占める比率が同じとなるような構成であってもよい。
上述の第1実施形態の説明では、個別領域AR及び第1着色部21が正方向である例を示したが、その他の形状であってもよい。例えば、個別領域AR及び第1着色部21は、その他の四角形(長方形、菱形)であってもよく、その他の多角形(三角形、五角形など)であってもよい。また、個別領域ARは、円形(真円形、楕円形)であってもよい。なお、上述の第1~第4実施形態等では多数の個別領域ARが隙間なく区切られる例を示したが、個別領域間に隙間が設定されるような配列であってもよい。この場合、隙間においては第2着色部が配されていてもよく、第1着色部が配されていてもよく、第1着色部及び第2着色部とは異なる色の着色部が配されていてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。