JP7775896B2 - 情報処理装置、情報処理方法、製造方法及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、製造方法及びプログラムInfo
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Description
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
本例示的実施形態に係る情報処理装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置1の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、レコード対の同一性予測を行う装置である。情報処理装置1は、取得部11、類似度算出部12、予測部13及び出力部14を備える。
取得部11は、レコード対を取得する。
レコード対は複数のレコードのセットである。レコードは、一例として、テーブルの行であり、テーブルの列に対応する1又は複数の属性名及び属性値のセットを含む。レコード対に含まれるレコードの数は2であってもよく、また、3以上であってもよい。レコード対は、一例として、第1のテーブルに含まれるレコードと、第2のテーブルに含まれるレコードとのセットである。第1のテーブル及び第2のテーブルは、一例として、事業者の顧客情報を保存したテーブル、又は、商品情報を保存したテーブルである。ただし、第1のテーブル及び第2のテーブルは上述した例に限られず、他のテーブルであってもよい。また、第1のテーブルと第2のテーブルとは同じであってもよく、また、異なっていてもよい。
類似度算出部12は、取得部11が取得したレコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する。換言すると、類似度算出部12は、k個(kは2以上の整数)の類似度関数φi(1≦i≦k)を用いて、1つのレコード対についてk個の類似度を算出する。
類似度関数φiは、レコード対に含まれるレコード同士の類似度を算出するための関数である。以下では、類似度関数φiを「類似度算出モデル」とも呼ぶ。類似度関数φiの入力はレコード対であり、類似度関数φiの出力はレコード対に含まれるレコード同士の類似度である。複数の類似度関数φiは、後述する情報処理装置2による学習の対象であり得る。類似度関数φiが機械学習により生成される場合、類似度関数φiの機械学習の手法は限定されず、一例として、決定木ベース、線形回帰、又はニューラルネットワークの手法が用いられてもよく、また、これらのうちの2以上の手法が用いられてもよい。決定木ベースとしては、例えば、LightGBM(Light Gradient Boosting Machine)、ランダムフォレスト、及びXGBoostが挙げられる。線形回帰としては、例えば、ベイズ回帰、サポートベクター回帰、Ridge回帰、Lasso回帰、及びElasticNetが挙げられる。ニューラルネットワークとしては、例えばディープラーニングが挙げられる。
予測部13は、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。
重要度は、レコード対に応じて定まる情報である。重要度は、一例として、レコード対を参照して算出される。より具体的には、一例として、重要度を算出するための重要度算出モデルを用いて予測部13が重要度を算出する。この場合、重要度算出モデルの入力はレコード対である。また、重要度算出モデルの出力は重要度である。重要度算出モデルは、後述する情報処理装置2による学習の対象であり得る。重要度算出モデルが機械学習により生成される場合、重要度算出モデルの機械学習の手法は限定されず、一例として、決定木ベース、線形回帰、又はニューラルネットワークの手法が用いられてもよく、また、これらのうちの2以上の手法が用いられてもよい。
出力部14は、予測部13による予測結果を出力する。予測結果は、一例として、レコード対に含まれるレコードが同一であるかを示す情報、又は、レコード対に含まれるレコードの類似度を示す情報を含む。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1においては、レコード対について複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出し、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。ここで、重要度はレコード対に応じて定まるため、複数の類似度に基づく同一性予測の結果は、画一的な手法によるものではなく、レコード対毎の重要度が反映されたものとなる。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できるという効果が得られる。
本例示的実施形態に係る情報処理方法S1の流れについて、図2を参照して説明する。図2は、情報処理方法S1の流れを示すフロー図である。ステップS11において、取得部11はレコード対を取得する。ステップS12において、類似度算出部12は、レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する。ステップS13において、予測部13は、レコード対と複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。ステップS14において、出力部14は予測部13による予測結果を出力する。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理方法S1においては、レコード対について複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出し、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理方法S1によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できるという効果が得られる。
次いで、本例示的実施形態に係る情報処理装置2の構成について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理装置2の構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、レコード対の同一性を予測するために用いるパラメータを生成する装置である。情報処理装置2は、取得部21及びパラメータ生成部22を備える。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置2においては、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得し、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置2によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
本例示的実施形態に係る情報処理方法S2の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、情報処理方法S2の流れを示すフロー図である。ステップS21において、取得部21は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する。ステップS22において、パラメータ生成部22は、(i)予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び(ii)予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、の少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理方法S2においては、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得し、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理方法S2によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
情報処理装置2は、学習済モデルの製造方法を実行する装置として特定することもできる。ここで、学習済モデルの製造方法は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、複数の類似度算出モデル及び重要度算出モデルの少なくとも何れかのモデルを、訓練データを参照して生成することと、を含む。
本発明の第2の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
図5は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Aは、制御部10A、記憶部20A、通信部30A及び入出力部40Aを備える。
通信部30Aは、情報処理装置1Aの外部の装置と通信回線を介して通信する。通信回線の具体的構成は本例示的実施形態を限定するものではないが、通信回線は一例として、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又は、これらの組み合わせである。通信部30Aは、制御部10Aから供給されたデータを他の装置に送信したり、他の装置から受信したデータを制御部10Aに供給したりする。
入出力部40Aには、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、タッチパネル等の入出力機器が接続される。入出力部40Aは、接続された入力機器から情報処理装置1Aに対する各種の情報の入力を受け付ける。また、入出力部40Aは、制御部10Aの制御の下、接続された出力機器に各種の情報を出力する。入出力部40Aとしては、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースが挙げられる。
制御部10Aは、図5に示すように、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、及び統合部15Aを備える。
取得部11は、レコード対に含まれる第1のレコードeを含む第1のデータxと、レコード対に含まれる第2のレコードe´を含む第2のデータx´とを取得する。第1のデータx及び第2のデータx´は、例えば複数のレコードを含むテーブルである。第1のレコードe∈xと、第2のレコードe´∈x´とは、一例として、以下のように表現される。
e=(a1:v1,a2:v2,…,ad:vd)
e´=(a1:v1,a2:v2,…,ad´:v´d´)
類似度算出部12は、k個(kは2以上の整数)の類似度関数φi(1≦i≦k)を用いて、1つのレコード対(e,e´)についてk個の類似度siを算出する。類似度算出部12がk個の類似度siを算出する処理の詳細については後述する。
予測部13は、レコード対(e,e´)と、複数の類似度siとを参照して、レコード対(e,e´)に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。本例示的実施形態において、予測部13は、レコード対(e,e´)を参照して重要度を算出する重要度算出部131Aを備えている。予測部13が行う同一性の予測処理、及び重要度算出部131Aが行う重要度の算出処理の詳細については後述する。
出力部14は、予測部13による予測結果を出力する。予測結果は、一例として、レコード対に含まれるレコード同士が同一であるか否かを示す情報を含む。また、予測結果は、レコード対に含まれるレコード同士の類似の程度を示す情報を含んでもよい。出力部14は、予測結果を記憶部20A又は外部記憶装置に書き込むことにより出力してもよく、また、入出力部40Aに接続された出力装置(表示装置、印刷装置、等)に出力してもよい。また、出力部14は、通信部30Aを介して予測結果を他の装置に送信することにより予測結果を出力してもよい。
統合部15Aは、出力部14が出力する予測結果を参照して、第1のデータと第2のデータとから、統合済データを生成する。統合部15Aが行う統合済データの生成処理の詳細については後述する。
記憶部20Aには、取得部11が取得する第1のデータx及び第2のデータx´が記憶されるとともに、予測部13の予測結果PRが記憶される。また、記憶部20Aには、複数の類似度関数φi、重要度算出モデルg、及びパラメータPが記憶される。
図7は、情報処理装置1Aが実行する情報処理方法の一例である情報処理方法S1Aの流れを示すフロー図である。なお、一部のステップは並行して、又は順序を換えて実行されてもよい。また、既に説明した内容についてはその説明を繰り返さない。
ステップS101において、取得部11は、第1のデータ及び第2のデータを取得する。取得部11は、一例として、情報処理装置1Aのユーザ等が入出力部40Aに接続された入力装置を用いて入力した第1のデータ及び第2のデータを取得する。また、取得部11は、通信部30Aを介して他の装置から第1のデータ及び第2のデータを受信することにより、第1のデータ及び第2のデータを取得してもよい。また、取得部11は、外部接続された記憶装置から第1のデータ及び第2のデータを読み出すことにより、第1のデータ及び第2のデータを取得してもよい。取得部11は、取得した第1のデータ及び第2のデータを記憶部20Aに記憶する。
ステップS102において、取得部11は、記憶部20Aに記憶されたパラメータPを取得する。
ステップS103において、取得部11は、予測対象であるレコード対(e,e´)を取得する。
ステップS104において、類似度算出部12は、k個の類似度関数φiを用いて、レコード対(e,e´)についてk個の類似度siを算出する。k個の類似度関数φiがそれぞれ異なるため、算出されるk個の類似度siもそれぞれ異なった値となり得る。例えば、「アイス」と「あいす」のレコード対の場合、表記変更を行って算出される類似度siは、類似性が高いことを示す値となる一方、部分文字列を抽出して算出される類似度siは、類似性が低いことを示す値となる。また、「ポテトチップス」と「ポテチ」のレコード対の場合、表記変更を行って算出される類似度siは、類似性が低いことを示す値となる一方、部分文字列を抽出して算出される類似度siは、類似性が高いことを示す値となる。
ステップS105において、重要度算出部131Aは、レコード対(e,e´)を参照して、複数の類似度siの各々に関する重要度giを算出する。重要度算出部131Aは、一例として、重要度算出モデルgを用いて重要度giを算出する。
と表される。換言すると、重要度算出モデルgにより算出されるk個の重要度{g(e,e´)}iの総和は1である。
exp(wi^T・z)/(exp(w1^T・z)+exp(w2^T・z)+…+exp(wk^T・z))
により算出される。ここで、L次元ベクトルwiは、重要度算出モデルgの学習可能なパラメータwの一例である。また、「wi^T・z」はL次元ベクトルwiとL次元ベクトルzの内積である。
ステップS106において、予測部13は、類似度算出部12が計算した類似度siとレコード対(e、e´)とを用いて、レコード対(e、e´)の同一性を予測する。予測部13は、一例として、k個の類似度siを用いてレコード対(e,e´)に含まれるレコード同士の類似度を算出し、算出した類似度が閾値q(例えば、q=0.5)より大きい場合に、レコードeとレコードe´とが同一であると予測し、算出した確率が閾値q以下である場合に同一でないと予測する。
ステップS107において、出力部14は、予測部13の予測結果を出力する。一例として、出力部14は、予測結果を記憶部20Aに記憶する。
ステップS108において、予測部13は、予測対象である全てのレコード対(e,e´)について同一性の予測を行ったかを判定する。予測対象である全てのレコード対(e,e´)について予測処理が完了した場合(ステップS108;YES)、予測部13はステップS109の処理に進む。一方、また予測対象であるレコード対(e,e´)が残っている場合(ステップS108;NO)、予測部13はステップS103の処理に戻り、次のレコード対(e,e´)について同一性の予測を行う。すなわち、情報処理装置1Aは、予測対象である全てのレコード対(e,e´)について、ステップS103~S107処理を実行する。
ステップS109において、統合部15Aは、出力部14が出力する予測結果を参照して、第1のデータと第2のデータとから、統合済データを生成する。統合済データは、一例として、統合部15Aは、予測部13が同一であると予測したレコード対に含まれるレコード同士を統合したレコードを含む。
次に、本例示的実施形態の具体的な実施例を説明する。この例で、類似度関数{φi}として、類似度関数φ1~φ3を用いる。類似度関数φ1は、レコード対の商品名のJaccard係数を算出する関数である。類似度関数φ2は、レコード対の商品名がひらがなであればカタカナに変換してからJaccard係数を算出する関数である。類似度関数φ3は、上述の非特許文献2に記載された手法により類似度を算出する関数である。ここで、類似度関数φ3は学習可能なパラメータθ3を持つ。
図7のステップS101において、取得部11は、同一性が未知のレコード対の集合であるテストデータDtest={((商品名:しょうゆせんべい,価格:268),(商品名:ショウユセンベイ,評価:4))、…、((商品名:ヨモギ団子,価格:190)、(商品名:みたらしだんご,評価:3))}を取得する。
類似度算出部12は、類似度S=(s1,s2,s3)を算出する。ここで、類似度算出部12は、パラメータθ3を記憶部20Aから読み取り、読み取ったパラメータθ3を用いて類似度s3を算出する。具体的には、類似度算出部12は、テストデータDtestのレコード対{e=(商品名:しょうゆせんべい, 価格:268),e´=(商品名:ショウユセンベイ, 評価:4)}の類似度S=(φ1(e,e´),φ2(e,e´),φ3(e,e´))^T=(0,1,0.7)^Tを計算する。
予測部13は、レコード対(e,e´)の属性名と属性値を連結する関数serialize(e,e´)を用いて、レコード対(e,e´)から文字列「[CLS][COL]商品名[VAL]しょうゆせんべい[COL]価格[VAL]268[SEP][COL]商品名[VAL]ショウユセンベイ[COL]評価[VAL]4[SEP]」を作成する。また、予測部13は、事前学習済み言語モデルであるBERTによりこの文字列のベクトル表現であるL次元ベクトルvを得る。更に、予測部13は、線形ソフトマックス関数を用いてi=1,2,3に対し類似度関数φiの重みである重要度giを、
gi=e^(w i ^T・v)/(e^(w1^T・v)+e^(w2^T・v)+e^(w3^T・v))
と計算し、(g1,g2,g3)=(0.1,0.6,0.3)を得る。ここで、w1、w2及びw3は実数ベクトルであり、重要度算出モデルgの学習可能なパラメータwの一例である。
ステップS106において、予測部13は、類似度算出部12が計算した類似度Sに重要度iをかけた和を確率として算出する。類似度S=(0,1,0.7)^Tであり、重要度(g1,g2,g3)=(0.1,0.6,0.3)であるから、
h(e,e´)=0.1×0+0.6×1+0.3×0.7=0.81
となる。算出された値「0.81」が予め定められた閾値q=0.5よりも大きいため、予測部13は、レコード対(e,e´)に含まれるレコードeとレコードe´とが同一であると予測する。
ステップS107において、出力部14がレコード対(e、e´)の同一性予測結果を出力する。以上の同一性予測と出力をテストデータDtestの全てのレコード対に対して適用する。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aにおいては、レコード対(e,e´)を参照して重要度giを算出し、算出した重要度giを用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、レコード対(e,e´)を用いて算出される重要度giを加味した同一性予測を行うことができ、レコード対(e,e´)の同一性をより適切に予測できるという効果が得られる。
上述の例示的実施形態において、取得部11は補助データuを更に取得し、予測部13は、レコード対(e,e´)と、複数の類似度siと、補助データuとを参照して、レコード対(e,e´)と補助データuとに応じて定まる重要度giを用いてレコード対(e,e´)の同一性予測を行ってもよい。
本発明の第3の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1~2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図9は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Bの制御部10Aは、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、統合部15Aに加えて、学習部16Bを備える。
と表現される。ここで、nは、レコード対(ej,e´j)の総数である。ラベルyjは、一例として、「0」又は「1」である。「1」は、第1のレコードejと第2のレコードe´jとが同一である旨を示し、「0」は、第1のレコードejと第2のレコードe´jとが同一でない旨を示す。
図10は、情報処理装置1Bが実行する情報処理方法の一例である情報処理方法S2Bの流れを示すフロー図である。なお、一部のステップは並行して、又は順序を換えて実行されてもよい。また、既に説明した内容についてはその説明を繰り返さない。
ステップS201において、取得部11は、訓練データDtrを取得する。訓練データDtrは、一例として、情報処理装置1Bのユーザにより入力される。また、ステップS202において、取得部11は、複数の類似度関数φiを取得する。類似度関数φiは、一例として、情報処理装置1Bのユーザにより入力される。
ステップS203において、学習部16Bは、訓練データDtrを用いて、パラメータθi及びパラメータwの少なくとも何れかを学習する。ここで、パラメータθiは、類似度関数φiが有するパラメータの集合である。また、パラメータwは、重要度算出モデルgが有するパラメータの集合である。
と表される。ここで、評価指標lは、
である。すなわち、評価指標lは、
訓練データDtrのレコード対(ej,e´j)に含まれるレコード同士が同一である確率(確率関数hwの出力)と、
「0」又は「1」のラベルyjと、
を入力とし、0以上の値を出力する損失関数である。評価指標lとしては、例えばクロスエントロピー誤差を用いることができる。
次に、本例示的実施形態の具体的な実施例について説明する。例えば、テーブルT1の第1のレコードe1=(商品名:ポテトチップス,価格:198)、第1のレコードe2=(商品名:アイス,価格:148)と、テーブルT2の第2のレコードe´1=(商品名:ポテチ,評価:5)、第2のレコードe´2=(商品名:あいす,評価:4)について、訓練データDtrを、
Dtr={(e1,e´1,1),(e2,e´2,1),(e1,e´2,0),(e2,e´1,0)}
とする。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bにおいては、重要度算出モデルgが有するパラメータw及び類似度関数φiが有するパラメータθiの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データDtrを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
上述の例示的実施形態において、訓練データDtrは、補助データuを含んでいてもよい。この場合、訓練データDtrは、一例として、
と表される。学習部16Bは、補助データuを含む訓練データDtrを用いてパラメータwとパラメータθiとを最適化する。
本発明の第4の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1~3にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図11は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Cの制御部10Aは、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、学習部16Bに加えて、検索結果出力部17Cを備える。
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cにおいては、出力部14が出力する各々の予測結果を参照して、入力データに基づく検索結果であって、対象データを検索対象とする検索結果を出力する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、入力データに基づく対象データからの検索をより好適に行うことができるという効果が得られる。
ユーザからの入力データと、対象データに含まれる複数のレコードの1つとをレコード対として取得する取得手段と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
前記入力データと、前記対象データに含まれる複数のレコードの各々とのレコード対に対して、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
前記予測手段による予測結果を参照して、前記入力データに基づく検索結果であって、前記対象データを検索対象とする検索結果を出力する出力手段と、
を備えている情報処理装置。
情報処理装置1、1A、1B、1C、2(以下「情報処理装置1等」という)の一部又は全部の機能は、集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得る。ただし、本発明は、以下の記載する態様に限定されるものではない。
レコード対を取得する取得手段と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
前記予測手段による予測結果を出力する出力手段と、
を備えている情報処理装置。
前記取得手段は、補助データを更に取得し、
前記予測手段は、前記レコード対と、前記複数の類似度と、前記補助データとを参照して、前記レコード対と前記補助データとに応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う、
付記1に記載の情報処理装置。
前記予測手段は、前記レコード対を参照して前記重要度を算出する重要度算出手段を備えている、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
前記重要度算出手段は、前記複数の類似度の各々に関する重要度を算出し、
前記予測手段は、前記複数の類似度に関する線形和であって、前記各重要度を重み係数とする線形和を用いて、前記同一性予測を行う、
付記3に記載の情報処理装置。
前記取得手段は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを更に取得し、
当該情報処理装置は、
前記類似度算出手段が前記類似度を算出するために用いる前記複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記重要度算出手段が前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段を更に備えている、
付記3又は4に記載の情報処理装置。
前記取得手段は、前記レコード対に含まれる第1のレコードを含む第1のデータと、前記レコード対に含まれる第2のレコードを含む第2のデータとを取得し、
当該情報処理装置は、前記出力手段が出力する前記予測結果を参照して、前記第1のデータと前記第2のデータとから、統合済データを生成する統合手段を備えている、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記取得手段は、
前記レコード対に含まれる第1のレコードとして、ユーザからの入力データを取得し、
前記レコード対に含まれる第2のレコードとして、対象データに含まれる複数のレコードの1つを取得し、
前記予測手段は、前記第1のレコードと、前記対象データに含まれる複数のレコードの各々とのレコード対に対して前記同一性予測を行い、
当該情報処理装置は、前記出力手段が出力する各々の前記予測結果を参照して、前記入力データに基づく検索結果であって、前記対象データを検索対象とする検索結果を出力する検索結果出力手段を備えている、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得手段と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段と、
を備えている情報処理装置。
レコード対を取得することと、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出することと、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行うことと、
前記レコード対の同一性予測による予測結果を出力することと、
を含む情報処理方法。
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含む情報処理方法。
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度算出モデル、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデル、
の少なくとも何れかのモデルを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含む学習済モデルの製造方法。
コンピュータに、
レコード対を取得する取得処理と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、
前記予測処理による予測結果を出力する出力処理と、
を実行させるプログラム。
コンピュータに、
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理と、
を実行させるプログラム。
上述した実施形態の一部又は全部は、更に、以下のように表現することもできる。
少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理とを実行する情報処理装置。
10A 制御部
11、21 取得部
12 類似度算出部
13 予測部
14 出力部
15A 統合部
16B 学習部
17C 検索結果出力部
20A 記憶部
22 パラメータ生成部
30A 通信部
40A 入出力部
131A 重要度算出部
S1、S1A、S2、S2B 情報処理方法
Claims (10)
- レコード対を取得する取得手段と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
前記予測手段による予測結果を出力する出力手段と、
を備えている情報処理装置。 - 前記取得手段は、補助データを更に取得し、
前記予測手段は、前記レコード対と、前記複数の類似度と、前記補助データとを参照して、前記レコード対と前記補助データとに応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記予測手段は、前記レコード対を参照して前記重要度を算出する重要度算出手段を備えている
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記重要度算出手段は、前記複数の類似度の各々に関する重要度を算出し、
前記予測手段は、前記複数の類似度に関する線形和であって、前記各重要度を重み係数とする線形和を用いて、前記同一性予測を行う
請求項3に記載の情報処理装置。 - レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得手段と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段と
を備え、
前記パラメータ生成手段は、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成する、
情報処理装置。 - 情報処理装置が、
レコード対を取得することと、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出することと、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行うことと、
前記レコード対の同一性予測による予測結果を出力することと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置が、
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含み、
前記生成することは、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成することである、
情報処理方法。 - 情報処理装置が、
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度算出モデル、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含み、
前記生成することは、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記モデルを生成することである、
学習済モデルの製造方法。 - コンピュータに、
レコード対を取得する取得処理と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、
前記予測処理による予測結果を出力する出力処理と、
を実行させるプログラム。 - コンピュータに、
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理と、
を実行させ、
前記パラメータ生成処理は、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成する、
プログラム。
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