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JP7775896B2 - 情報処理装置、情報処理方法、製造方法及びプログラム - Google Patents
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JP7775896B2 - 情報処理装置、情報処理方法、製造方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、製造方法及びプログラム

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Description

本発明は、レコード対の同一性予測を行う技術に関する。
異なるテーブルに格納されたレコードから同一の又は類似するレコードの組み合わせを特定して対応付ける処理が行われている。このような処理は名寄せ処理とも呼ばれる。名寄せ処理によりテーブルの一元管理及びデータの拡張が可能となる。名寄せ処理を行う技術として、機械学習又はルールベースによるマッチングを行う技術が存在する。例えば、特許文献1及び非特許文献1には、機械学習により名寄せ処理を行う技術が記載されている。特に、特許文献1に記載の名寄せ処理装置は、情報処理装置と、記憶部と操作端末とから構成されている。この名寄せ処理装置は、レコード対の類似度を計算する類似度関数を複数用いてレコード対の類似度を計算し、訓練データを用いた機械学習により類似度の重みを学習する。
日本国特開2019-185244号公報
Pradap Konda, et. al., Magellan: Toward Building Entity Matching Management Systems, Proceedings of the VLDB Endowment, 2016
ところで、レコード対の同一性を判定する手法として様々な手法が存在する。例えば、「アイス」と「あいす」のレコード対はカタカナをひらがなに表記変更することで同一性の判定精度を高くすることができる。また、「ポテトチップス」と「ポテチ」のレコード対は部分文字列を抽出することで同一性の判定精度を高くすることができる。このように、レコード対の同一性の判定に適した手法はレコード対のそれぞれで異なる場合がある。特許文献1及び非特許文献1に記載の技術では、レコード対によっては同一性の判定を適切に行えないという問題があった。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、レコード対の同一性をより好適に予測できる技術を提供することである。
本発明の一側面に係る情報処理装置は、レコード対を取得する取得手段と、前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、前記予測手段による予測結果を出力する出力手段と、を備えている。
また、本発明の一側面に係る情報処理装置は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得手段と、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段と、を備えている。
また、本発明の一側面に係る情報処理方法は、レコード対を取得することと、前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出することと、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行うことと、前記レコード対の同一性予測による予測結果を出力することと、を含む。
また、本発明の一側面に係る情報処理方法は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成することと、を含む。
また、本発明の一側面に係る製造方法は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度算出モデル、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルの少なくとも何れかのモデルを、前記訓練データを参照して生成することと、を含む。
また、本発明の一側面に係るプログラムは、コンピュータに、レコード対を取得する取得処理と、前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、前記予測処理による予測結果を出力する出力処理と、を実行させる。
また、本発明の一側面に係るプログラムは、コンピュータに、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理と、を実行させる。
本発明の一態様によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できる。
例示的実施形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 例示的実施形態1に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 例示的実施形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 例示的実施形態1に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 例示的実施形態2に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 例示的実施形態2に係る第1のデータと第2のデータの具体例を示す図である。 例示的実施形態2に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 例示的実施形態2に係る統合済データの具体例を示す図である。 例示的実施形態3に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 例示的実施形態3に係る情報処理方法の流れを示すフロー図である。 例示的実施形態4に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 例示的実施形態4に係る画面表示例を示す図である。 各例示的実施形態に係る情報処理装置として機能するコンピュータの構成を示すブロック図である。
〔例示的実施形態1〕
本発明の第1の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本例示的実施形態は、後述する例示的実施形態の基本となる形態である。
<情報処理装置1の構成>
本例示的実施形態に係る情報処理装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、情報処理装置1の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、レコード対の同一性予測を行う装置である。情報処理装置1は、取得部11、類似度算出部12、予測部13及び出力部14を備える。
(取得部11)
取得部11は、レコード対を取得する。
(レコード対・レコード)
レコード対は複数のレコードのセットである。レコードは、一例として、テーブルの行であり、テーブルの列に対応する1又は複数の属性名及び属性値のセットを含む。レコード対に含まれるレコードの数は2であってもよく、また、3以上であってもよい。レコード対は、一例として、第1のテーブルに含まれるレコードと、第2のテーブルに含まれるレコードとのセットである。第1のテーブル及び第2のテーブルは、一例として、事業者の顧客情報を保存したテーブル、又は、商品情報を保存したテーブルである。ただし、第1のテーブル及び第2のテーブルは上述した例に限られず、他のテーブルであってもよい。また、第1のテーブルと第2のテーブルとは同じであってもよく、また、異なっていてもよい。
(類似度算出部12)
類似度算出部12は、取得部11が取得したレコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する。換言すると、類似度算出部12は、k個(kは2以上の整数)の類似度関数φ(1≦i≦k)を用いて、1つのレコード対についてk個の類似度を算出する。
(類似度関数)
類似度関数φは、レコード対に含まれるレコード同士の類似度を算出するための関数である。以下では、類似度関数φを「類似度算出モデル」とも呼ぶ。類似度関数φの入力はレコード対であり、類似度関数φの出力はレコード対に含まれるレコード同士の類似度である。複数の類似度関数φは、後述する情報処理装置2による学習の対象であり得る。類似度関数φが機械学習により生成される場合、類似度関数φの機械学習の手法は限定されず、一例として、決定木ベース、線形回帰、又はニューラルネットワークの手法が用いられてもよく、また、これらのうちの2以上の手法が用いられてもよい。決定木ベースとしては、例えば、LightGBM(Light Gradient Boosting Machine)、ランダムフォレスト、及びXGBoostが挙げられる。線形回帰としては、例えば、ベイズ回帰、サポートベクター回帰、Ridge回帰、Lasso回帰、及びElasticNetが挙げられる。ニューラルネットワークとしては、例えばディープラーニングが挙げられる。
類似度関数φは、一例として、0~1の数値を類似度として出力する。類似度関数φとしては、例えば、Jaccard係数を用いることができる。Jaccard係数は、集合A={a1,a2,…}と集合B={b1,b2,…}に対し、|A∩B|/|A∪B|を計算するものである。また、類似度関数φとしては例えば、非特許文献1に記載された手法が用いられてもよい。また、他の例として、類似度関数φとして、例えば文献「Yuliang Li, Jinfeng Li, Yoshihiko Suhara, AnHai Doan, Wang-Chiew Tan, Deep Entity Matching with Pre-Trained Language Models, Proceedings of the VLDB Endowment,2016」(以下「非特許文献2」という)に記載された手法が用いられてもよい。ただし、類似度関数φは上述した例に限られず、他の手法によりレコード対の類似度を算出するものであってもよい。
(予測部13)
予測部13は、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。
(重要度)
重要度は、レコード対に応じて定まる情報である。重要度は、一例として、レコード対を参照して算出される。より具体的には、一例として、重要度を算出するための重要度算出モデルを用いて予測部13が重要度を算出する。この場合、重要度算出モデルの入力はレコード対である。また、重要度算出モデルの出力は重要度である。重要度算出モデルは、後述する情報処理装置2による学習の対象であり得る。重要度算出モデルが機械学習により生成される場合、重要度算出モデルの機械学習の手法は限定されず、一例として、決定木ベース、線形回帰、又はニューラルネットワークの手法が用いられてもよく、また、これらのうちの2以上の手法が用いられてもよい。
重要度算出モデルは、一例として、BERT(Bidirectional encoder representations from Transformers)、fastText、word2vec、tf-idf、BM25、等の言語モデルを用いて生成される。また、重要度算出モデルは言語モデルを含んでもよい。言語モデルを用いる場合の重要度の算出処理の具体例について説明する。予測部13は、一例として、言語モデルを用いてレコード対をベクトルに変換し、このベクトルを更に別の特徴量空間上のベクトルに変換する。更に、予測部13は、このベクトルをkクラス分類器(ソフトマックス関数、等)に入力することで、k個の重要度を算出する。算出されるk個の重要度のそれぞれは、k個の類似度関数φのそれぞれに対応する。
ただし、重要度を算出する手法は上述した例に限られず、予測部13は他の手法により重要度を算出してもよい。予測部13は、一例として、ルールベースの処理により重要度を算出してもよい。例えば、予測部13は、重要度とレコード対に関する情報とを対応付けたテーブルを参照することにより重要度を算出してもよい。ここで、レコード対に関する情報は、一例として、レコード対に含まれるレコードの特徴量、レコードの分類結果、又はレコードの名称、等を含んでもよい。
予測部13は、一例として、類似度算出部12が算出した複数の類似度に関する線形和であって、各重要度を重み係数とする線形和を用いて、レコード対の同一性予測を行う。ただし、予測部13が同一性予測を行う手法は線形和を用いる手法に限られず、予測部13は他の手法によりレコード対の同一性予測を行ってもよい。
予測部13は、一例として、機械学習により生成される予測モデルにレコード対と類似度とを入力することによりレコード対の同一性予測を行ってもよい。この場合、予測モデルの入力は、一例として、k個の類似度のセットとレコード対とを含む。また、予測モデルの出力は、一例として、同一性の予測結果を含む。また、予測部13は、予測モデルが有するパラメータを重要度として算出する。予測モデルの機械学習の手法は限定されず、一例として、決定木ベース、線形回帰、又はニューラルネットワークの手法が用いられてもよく、また、これらのうちの2以上の手法が用いられてもよい。
(出力部14)
出力部14は、予測部13による予測結果を出力する。予測結果は、一例として、レコード対に含まれるレコードが同一であるかを示す情報、又は、レコード対に含まれるレコードの類似度を示す情報を含む。
予測部13による予測結果は、例えばテーブルの統合処理、又は情報検索処理に用いられる。テーブルを統合する場合、予測部13により同一であると予測されたレコードを連携することで、複数のテーブルを統合しデータの一元管理を行うことができる。また、情報検索において、検索キーとするレコード(例えば、ユーザにより指定されたレコード)と、所定のテーブルに登録された他の任意のレコードとのレコード対について予測部13が同一性予測を行ってもよい。この場合、予測部13により同一であると予測されたレコード対に含まれるレコードを、検索結果として情報処理装置1が出力してもよい。これにより、検索キーであるレコードと連携されていないテーブルにおける検索処理が可能となる。
<情報処理装置1の効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1においては、レコード対について複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出し、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。ここで、重要度はレコード対に応じて定まるため、複数の類似度に基づく同一性予測の結果は、画一的な手法によるものではなく、レコード対毎の重要度が反映されたものとなる。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できるという効果が得られる。
<情報処理方法S1の流れ>
本例示的実施形態に係る情報処理方法S1の流れについて、図2を参照して説明する。図2は、情報処理方法S1の流れを示すフロー図である。ステップS11において、取得部11はレコード対を取得する。ステップS12において、類似度算出部12は、レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する。ステップS13において、予測部13は、レコード対と複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。ステップS14において、出力部14は予測部13による予測結果を出力する。
<情報処理方法S1の効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理方法S1においては、レコード対について複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出し、レコード対と、複数の類似度とを参照して、レコード対に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理方法S1によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できるという効果が得られる。
<情報処理装置2の構成>
次いで、本例示的実施形態に係る情報処理装置2の構成について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理装置2の構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、レコード対の同一性を予測するために用いるパラメータを生成する装置である。情報処理装置2は、取得部21及びパラメータ生成部22を備える。
取得部21は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する。同一性に関するラベルは、一例として、レコード対に含まれるレコードが同一であるか否かを示す。
パラメータ生成部22は、(i)予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数φの各々が有する1又は複数のパラメータ、及び(ii)予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測部13が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、の少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する。
<情報処理装置2の効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置2においては、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得し、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置2によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
<情報処理方法S2の流れ>
本例示的実施形態に係る情報処理方法S2の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、情報処理方法S2の流れを示すフロー図である。ステップS21において、取得部21は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する。ステップS22において、パラメータ生成部22は、(i)予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び(ii)予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、の少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する。
<情報処理方法S2の効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理方法S2においては、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得し、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び予測対象のレコード対と、複数の類似度とを参照して、予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理方法S2によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
<製造方法>
情報処理装置2は、学習済モデルの製造方法を実行する装置として特定することもできる。ここで、学習済モデルの製造方法は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、複数の類似度算出モデル及び重要度算出モデルの少なくとも何れかのモデルを、訓練データを参照して生成することと、を含む。
〔例示的実施形態2〕
本発明の第2の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
<情報処理装置1Aの構成>
図5は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Aは、制御部10A、記憶部20A、通信部30A及び入出力部40Aを備える。
(通信部30A)
通信部30Aは、情報処理装置1Aの外部の装置と通信回線を介して通信する。通信回線の具体的構成は本例示的実施形態を限定するものではないが、通信回線は一例として、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又は、これらの組み合わせである。通信部30Aは、制御部10Aから供給されたデータを他の装置に送信したり、他の装置から受信したデータを制御部10Aに供給したりする。
(入出力部40A)
入出力部40Aには、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、タッチパネル等の入出力機器が接続される。入出力部40Aは、接続された入力機器から情報処理装置1Aに対する各種の情報の入力を受け付ける。また、入出力部40Aは、制御部10Aの制御の下、接続された出力機器に各種の情報を出力する。入出力部40Aとしては、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースが挙げられる。
(制御部10A)
制御部10Aは、図5に示すように、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、及び統合部15Aを備える。
(取得部11)
取得部11は、レコード対に含まれる第1のレコードeを含む第1のデータxと、レコード対に含まれる第2のレコードe´を含む第2のデータx´とを取得する。第1のデータx及び第2のデータx´は、例えば複数のレコードを含むテーブルである。第1のレコードe∈xと、第2のレコードe´∈x´とは、一例として、以下のように表現される。
e=(a:v,a:v,…,a:v
e´=(a:v,a:v,…,ad´:v´d´
ここで、a∈A(l=1、2、…d)、及びa´∈A´(m=1、2、…d´)、は属性名であり、A及びA´は、例えば文字列空間である。v∈V及びv´∈V´は属性値であり、V及びV´は、例えば文字列空間又は実数空間である。dはレコードeが有する属性の数であり、d´はレコードe´が有する属性の数である。換言すると、第1のレコードe及び第2のレコードe´はそれぞれ、属性名と属性値とのセットを複数含む。
図6は、第1のデータx及び第2のデータx´の具体例であるテーブルT1及びテーブルT2を示す図である。テーブルT1及びテーブルT2は行と列からなり、行はレコード、列は属性に対応する。換言すると、テーブルT1は、複数の第1のレコードe、e、…を含む。また、テーブルT2は、複数の第2のレコードe´、e´、…を含む。
図6の第1のレコードeは、e=(商品名:ポテトチップス,価格:198)と表される。第1のレコードeにおいて、属性名が「商品名」である属性の属性値は「ポテトチップス」であり、また、属性名が「価格」である属性の属性値は「198」である。
テーブルT1の属性名及び属性値と、テーブルT2の属性名及び属性値とは、同じであってもよく、また、異なっていてもよい。図6の例で、取得部11が取得するレコード対(e,e´)は、テーブルT1に含まれる第1のレコードe、e、…のいずれかと、テーブルT2に含まれる第2のレコードe´、e´、…のいずれかとの対である。
(類似度算出部12)
類似度算出部12は、k個(kは2以上の整数)の類似度関数φ(1≦i≦k)を用いて、1つのレコード対(e,e´)についてk個の類似度sを算出する。類似度算出部12がk個の類似度sを算出する処理の詳細については後述する。
(予測部13)
予測部13は、レコード対(e,e´)と、複数の類似度sとを参照して、レコード対(e,e´)に応じて定まる重要度を用いてレコード対の同一性予測を行う。本例示的実施形態において、予測部13は、レコード対(e,e´)を参照して重要度を算出する重要度算出部131Aを備えている。予測部13が行う同一性の予測処理、及び重要度算出部131Aが行う重要度の算出処理の詳細については後述する。
(出力部14)
出力部14は、予測部13による予測結果を出力する。予測結果は、一例として、レコード対に含まれるレコード同士が同一であるか否かを示す情報を含む。また、予測結果は、レコード対に含まれるレコード同士の類似の程度を示す情報を含んでもよい。出力部14は、予測結果を記憶部20A又は外部記憶装置に書き込むことにより出力してもよく、また、入出力部40Aに接続された出力装置(表示装置、印刷装置、等)に出力してもよい。また、出力部14は、通信部30Aを介して予測結果を他の装置に送信することにより予測結果を出力してもよい。
(統合部15A)
統合部15Aは、出力部14が出力する予測結果を参照して、第1のデータと第2のデータとから、統合済データを生成する。統合部15Aが行う統合済データの生成処理の詳細については後述する。
(記憶部20A)
記憶部20Aには、取得部11が取得する第1のデータx及び第2のデータx´が記憶されるとともに、予測部13の予測結果PRが記憶される。また、記憶部20Aには、複数の類似度関数φ、重要度算出モデルg、及びパラメータPが記憶される。
類似度関数{φ、…、φ}は、上述の例示的実施形態1で示したように、例えばJaccard係数、又は非特許文献1若しくは非特許文献2に記載された手法により類似度を算出する関数である。類似度関数φは、一例として、情報処理装置1Aのユーザ等により入力される。類似度関数φは、一例として、レコード対(e,e´)に対して0から1の数値を類似度として出力する。この場合、例えば、出力値が1に近いほど類似性が高く、0に近いほど類似性が低い。類似度関数φは、一例として、学習可能なパラメータを備えた関数である。
重要度算出モデルgは、重要度算出部131Aが重要度を算出するために用いるモデルである。重要度算出モデルgは、上述の例示的実施形態1で示したように、例えばBERT、fastText、word2vec、tf-idf、BM25、等の言語モデルを用いて生成される。また、重要度算出モデルgは言語モデルを含んでもよい。
記憶部20Aに記憶されたパラメータPは、k個の類似度関数φの各々が有する1又は複数のパラメータθ、及び、重要度算出モデルgが有する1又は複数のパラメータw、の少なくとも何れかのパラメータを含む。
<情報処理方法S1Aの流れ>
図7は、情報処理装置1Aが実行する情報処理方法の一例である情報処理方法S1Aの流れを示すフロー図である。なお、一部のステップは並行して、又は順序を換えて実行されてもよい。また、既に説明した内容についてはその説明を繰り返さない。
(ステップS101)
ステップS101において、取得部11は、第1のデータ及び第2のデータを取得する。取得部11は、一例として、情報処理装置1Aのユーザ等が入出力部40Aに接続された入力装置を用いて入力した第1のデータ及び第2のデータを取得する。また、取得部11は、通信部30Aを介して他の装置から第1のデータ及び第2のデータを受信することにより、第1のデータ及び第2のデータを取得してもよい。また、取得部11は、外部接続された記憶装置から第1のデータ及び第2のデータを読み出すことにより、第1のデータ及び第2のデータを取得してもよい。取得部11は、取得した第1のデータ及び第2のデータを記憶部20Aに記憶する。
(ステップS102)
ステップS102において、取得部11は、記憶部20Aに記憶されたパラメータPを取得する。
(ステップS103)
ステップS103において、取得部11は、予測対象であるレコード対(e,e´)を取得する。
(ステップS104)
ステップS104において、類似度算出部12は、k個の類似度関数φを用いて、レコード対(e,e´)についてk個の類似度sを算出する。k個の類似度関数φがそれぞれ異なるため、算出されるk個の類似度sもそれぞれ異なった値となり得る。例えば、「アイス」と「あいす」のレコード対の場合、表記変更を行って算出される類似度sは、類似性が高いことを示す値となる一方、部分文字列を抽出して算出される類似度sは、類似性が低いことを示す値となる。また、「ポテトチップス」と「ポテチ」のレコード対の場合、表記変更を行って算出される類似度sは、類似性が低いことを示す値となる一方、部分文字列を抽出して算出される類似度sは、類似性が高いことを示す値となる。
(ステップS105)
ステップS105において、重要度算出部131Aは、レコード対(e,e´)を参照して、複数の類似度sの各々に関する重要度gを算出する。重要度算出部131Aは、一例として、重要度算出モデルgを用いて重要度gを算出する。
重要度算出モデルgは、複数の類似度sのそれぞれについて重要度gを算出するためのモデルである。重要度算出モデルgは、一例として、

と表される。換言すると、重要度算出モデルgにより算出されるk個の重要度{g(e,e´)}の総和は1である。
重要度算出部131Aが行う重要度gの算出処理の具体例について説明する。まず、重要度算出部131Aは、言語モデルで第1のレコードe及び第2のレコードe´の各属性値の文字列をベクトルに変換する。具体的には、例えば、重要度算出部131Aは、レコード対(e=(商品名:ポテトチップス,価格:198)、e´=(商品名:ポテチ,評価:5))を、レコード対(e,e´)を文字列に変換する関数serialize(e,e´)により、「[CLS][COL]商品名[VAL]ポテトチップス[COL]価格[VAL]198[SEP][COL]商品名[VAL]ポテチ[COL]評価[VAL]5[SEP]」という文字列に変換する。ここで、[CLS]と[COL]と[VAL]と[SEP]は、それぞれ文章の始まりと、属性名と、属性値と、レコードの区切りを示す記号である。
更に、重要度算出部131Aは、生成した文字列を言語モデル(例えば、BERT)によりベクトルに変換する。続いて、重要度算出部131Aは、言語モデルにより得られたベクトルに対し、連結、和、深層学習等を適用することで、新たなL次元ベクトルzに変換する。
更に、重要度算出部131Aは、変換したL次元ベクトルzを、kクラス分類器に入力することで、k個の重要度{g(e,e´)}を算出する。kクラス分類器としては、例えば線形分類器、深層学習等の技術が用いられる。kクラス分類器として、例えば文献「Robert A. Jacobs, Michael Jordan, Geoffrey Hinton: Adaptive Mixtures of Local Experts, Neural Computation 3, 79-87 (1991)」の文献に記載された技術、又は、「Noam Shazeer, Quoc Le, Geoffrey Hinton: Jeffrey Dean: OUTRAGEOUSLY LARGE NEURAL NETWORKS: THE SPARSELY-GATED MIXTURE-OF-EXPERTS LAYER, ICLR 2017」の文献に記載された技術が用いられてもよい。
例えば、i=1,…,kにおいて、L次元ベクトルwに対し、線形ソフトマックス関数のi次元の出力である重要度{g(e,e´)}は、
exp(w^T・z)/(exp(w^T・z)+exp(w^T・z)+…+exp(w^T・z))
により算出される。ここで、L次元ベクトルwは、重要度算出モデルgの学習可能なパラメータwの一例である。また、「w^T・z」はL次元ベクトルwとL次元ベクトルzの内積である。
(ステップS106)
ステップS106において、予測部13は、類似度算出部12が計算した類似度sとレコード対(e、e´)とを用いて、レコード対(e、e´)の同一性を予測する。予測部13は、一例として、k個の類似度sを用いてレコード対(e,e´)に含まれるレコード同士の類似度を算出し、算出した類似度が閾値q(例えば、q=0.5)より大きい場合に、レコードeとレコードe´とが同一であると予測し、算出した確率が閾値q以下である場合に同一でないと予測する。
予測部13が算出する確率は、レコード対(e,e´)についてk個の類似度sを統合し予測した結果を示すものであり、一例として、0~1の数値である。本例示的実施形態において、予測部13は、レコード対(e,e´)と類似度sとを入力とする確率関数hにより、確率を算出する。確率関数hは、一例として、k個の類似度s=φ(e,e´)を用いて以下の(数式1)で表される。
上述の(数式1)において、重要度{g(e,e´)}は重要度算出部131Aが算出する重要度であり、類似度s=φ(e,e´)は、類似度関数φによりレコード対(e,e´)について算出された類似度である。(数式1)を用いる場合、換言すると、予測部13は、複数の類似度sに関する線形和であって、各重要度{g(e,e´)}を重み係数とする線形和を用いて、同一性予測を行う。
本例示的実施形態では、異なる複数のレコード対(e,e´)のそれぞれについて算出されたk個の類似度sが同じであっても、重要度{g(e,e´)}はレコード対のそれぞれで異なり得る。換言すると、予測部13による予測結果には、類似度sだけでなく、レコード対により定まる重要度gが反映される。このように、予測部13が同一性を予測する手法はレコード対によって異なり得る。
(ステップS107)
ステップS107において、出力部14は、予測部13の予測結果を出力する。一例として、出力部14は、予測結果を記憶部20Aに記憶する。
(ステップS108)
ステップS108において、予測部13は、予測対象である全てのレコード対(e,e´)について同一性の予測を行ったかを判定する。予測対象である全てのレコード対(e,e´)について予測処理が完了した場合(ステップS108;YES)、予測部13はステップS109の処理に進む。一方、また予測対象であるレコード対(e,e´)が残っている場合(ステップS108;NO)、予測部13はステップS103の処理に戻り、次のレコード対(e,e´)について同一性の予測を行う。すなわち、情報処理装置1Aは、予測対象である全てのレコード対(e,e´)について、ステップS103~S107処理を実行する。
(ステップS109)
ステップS109において、統合部15Aは、出力部14が出力する予測結果を参照して、第1のデータと第2のデータとから、統合済データを生成する。統合済データは、一例として、統合部15Aは、予測部13が同一であると予測したレコード対に含まれるレコード同士を統合したレコードを含む。
図8は、統合済データの一例であるテーブルT3を示す図である。テーブルT3は、複数のレコードf、f、…を含む。レコードfは、図6の第1のレコードeと第2のレコードe´を統合したレコードである。レコードfは、図6の第1のレコードeと第2のレコードe´を統合したレコードである。レコードfは、図6の第1のレコードeと第2のレコードe´を統合したレコードである。
<実施例>
次に、本例示的実施形態の具体的な実施例を説明する。この例で、類似度関数{φ}として、類似度関数φ~φを用いる。類似度関数φは、レコード対の商品名のJaccard係数を算出する関数である。類似度関数φは、レコード対の商品名がひらがなであればカタカナに変換してからJaccard係数を算出する関数である。類似度関数φは、上述の非特許文献2に記載された手法により類似度を算出する関数である。ここで、類似度関数φは学習可能なパラメータθを持つ。
(ステップS101)
図7のステップS101において、取得部11は、同一性が未知のレコード対の集合であるテストデータDtest={((商品名:しょうゆせんべい,価格:268),(商品名:ショウユセンベイ,評価:4))、…、((商品名:ヨモギ団子,価格:190)、(商品名:みたらしだんご,評価:3))}を取得する。
(ステップS102~S104)
類似度算出部12は、類似度S=(s,s,s)を算出する。ここで、類似度算出部12は、パラメータθを記憶部20Aから読み取り、読み取ったパラメータθを用いて類似度sを算出する。具体的には、類似度算出部12は、テストデータDtestのレコード対{e=(商品名:しょうゆせんべい, 価格:268),e´=(商品名:ショウユセンベイ, 評価:4)}の類似度S=(φ(e,e´),φ(e,e´),φ(e,e´))^T=(0,1,0.7)^Tを計算する。
(ステップS105)
予測部13は、レコード対(e,e´)の属性名と属性値を連結する関数serialize(e,e´)を用いて、レコード対(e,e´)から文字列「[CLS][COL]商品名[VAL]しょうゆせんべい[COL]価格[VAL]268[SEP][COL]商品名[VAL]ショウユセンベイ[COL]評価[VAL]4[SEP]」を作成する。また、予測部13は、事前学習済み言語モデルであるBERTによりこの文字列のベクトル表現であるL次元ベクトルvを得る。更に、予測部13は、線形ソフトマックス関数を用いてi=1,2,3に対し類似度関数φの重みである重要度gを、
=e^(w ^T・v)/(e^(w^T・v)+e^(w^T・v)+e^(w^T・v))
と計算し、(g,g,g)=(0.1,0.6,0.3)を得る。ここで、w、w及びwは実数ベクトルであり、重要度算出モデルgの学習可能なパラメータwの一例である。
(ステップS106)
ステップS106において、予測部13は、類似度算出部12が計算した類似度Sに重要度をかけた和を確率として算出する。類似度S=(0,1,0.7)^Tであり、重要度(g,g,g)=(0.1,0.6,0.3)であるから、
h(e,e´)=0.1×0+0.6×1+0.3×0.7=0.81
となる。算出された値「0.81」が予め定められた閾値q=0.5よりも大きいため、予測部13は、レコード対(e,e´)に含まれるレコードeとレコードe´とが同一であると予測する。
(ステップS107)
ステップS107において、出力部14がレコード対(e、e´)の同一性予測結果を出力する。以上の同一性予測と出力をテストデータDtestの全てのレコード対に対して適用する。
<情報処理装置1Aの効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aにおいては、レコード対(e,e´)を参照して重要度gを算出し、算出した重要度gを用いてレコード対の同一性予測を行う構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Aによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、レコード対(e,e´)を用いて算出される重要度gを加味した同一性予測を行うことができ、レコード対(e,e´)の同一性をより適切に予測できるという効果が得られる。
<変形例>
上述の例示的実施形態において、取得部11は補助データuを更に取得し、予測部13は、レコード対(e,e´)と、複数の類似度sと、補助データuとを参照して、レコード対(e,e´)と補助データuとに応じて定まる重要度gを用いてレコード対(e,e´)の同一性予測を行ってもよい。
補助データuは、一例として、レコードの名前、レコードの特徴量、及び/又はレコードの分類結果(お菓子、人名、等)、を示す情報を含む。ここで、補助データuは、一例として、Wikipedia(登録商標)等の外部データから得られるレコードに関する情報を含んでもよい。また、補助データuは、一例として、類似度関数φのパラメータθ及び/又は重要度算出モデルgのパラメータwの学習で用いられた訓練データの数を含んでもよい。ただし、補助データuは上述した例に限られず、他の情報を含んでもよい。補助データuは、一例として、離散的な情報を表すワンホットベクトルである。
この場合、重要度算出モデルgには、レコード対(e,e´)に加えて補助データuが入力される。一例として、ベクトルである補助データuは、上述のL次元ベクトルzに連結され、連結されたベクトルとパラメータwを用いて重要度gが算出される。
本変形例では、予測部13は、レコード対(e,e´)と、複数の類似度sと、補助データuとを参照して、レコード対(e,e´)と補助データuとに応じて定まる重要度gを用いてレコード対(e,e´)の同一性予測を行う。これにより、予測部13はレコード対(e,e´)の同一性の予測精度をより高くすることができる。
〔例示的実施形態3〕
本発明の第3の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1~2にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
<情報処理装置1Bの構成>
図9は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Bの制御部10Aは、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、統合部15Aに加えて、学習部16Bを備える。
本例示的実施形態に係る取得部11は、レコード対(e,e´)と、当該レコード対(e,e´)の同一性に関するラベルyとの組を複数含む訓練データDtrを更に取得する。訓練データDtrは、上述のパラメータPを学習するために用いられる。訓練データDtrは、一例として、

と表現される。ここで、nは、レコード対(e,e´)の総数である。ラベルyは、一例として、「0」又は「1」である。「1」は、第1のレコードeと第2のレコードe´とが同一である旨を示し、「0」は、第1のレコードeと第2のレコードe´とが同一でない旨を示す。
学習部16Bは、(i)類似度算出部12が類似度sを算出するために用いる複数の類似度関数φの各々が有する1又は複数のパラメータθ、及び(ii)重要度算出部131Aが重要度を算出するために用いる重要度算出モデルgが有する1又は複数のパラメータw、の少なくとも何れかのパラメータPを、前記訓練データを参照して生成する。学習部16Bは、本明細書に係る「パラメータ生成手段」の一例である。
<情報処理方法S2Bの流れ>
図10は、情報処理装置1Bが実行する情報処理方法の一例である情報処理方法S2Bの流れを示すフロー図である。なお、一部のステップは並行して、又は順序を換えて実行されてもよい。また、既に説明した内容についてはその説明を繰り返さない。
(ステップS201・S202)
ステップS201において、取得部11は、訓練データDtrを取得する。訓練データDtrは、一例として、情報処理装置1Bのユーザにより入力される。また、ステップS202において、取得部11は、複数の類似度関数φを取得する。類似度関数φは、一例として、情報処理装置1Bのユーザにより入力される。
(ステップS203)
ステップS203において、学習部16Bは、訓練データDtrを用いて、パラメータθ及びパラメータwの少なくとも何れかを学習する。ここで、パラメータθは、類似度関数φが有するパラメータの集合である。また、パラメータwは、重要度算出モデルgが有するパラメータの集合である。
学習部16Bは、一例として、目的関数Lによりパラメータθとパラメータwとを最適化する。この最適化は、一例として、

と表される。ここで、評価指標lは、

である。すなわち、評価指標lは、
訓練データDtrのレコード対(e,e´)に含まれるレコード同士が同一である確率(確率関数hの出力)と、
「0」又は「1」のラベルyと、
を入力とし、0以上の値を出力する損失関数である。評価指標lとしては、例えばクロスエントロピー誤差を用いることができる。
また、目的関数Lにおいて、αは非負値のハイパーパラメータである。ハイパーパラメータαは、情報処理装置1Bのユーザ等が定めてもよいし、訓練データDtrとは別の同一性が既知のレコード対の集合を用いて自動的に決定された値であってもよい。Ωはパラメータに対する正則化項であり、L2ノルムを用いてもよい。上の式においてパラメータθを固定してパラメータwのみを最適化してもよい。
学習部16Bは、生成したパラメータw及びパラメータθを記憶部20Aに保存する。学習部16Bが生成したパラメータw及びパラメータθは、類似度算出部12による類似度sの算出処理、及び/又は予測部13による同一性の予測処理において用いられる。
<実施例>
次に、本例示的実施形態の具体的な実施例について説明する。例えば、テーブルT1の第1のレコードe=(商品名:ポテトチップス,価格:198)、第1のレコードe=(商品名:アイス,価格:148)と、テーブルT2の第2のレコードe´=(商品名:ポテチ,評価:5)、第2のレコードe´=(商品名:あいす,評価:4)について、訓練データDtrを、
tr={(e,e´,1),(e,e´,1),(e,e´,0),(e,e´,0)}
とする。
また、類似度関数{φ}として、類似度関数φ~φを用いる。類似度関数φ~φは、上述の例示的実施形態1の実施例で示した類似度関数φ~φと同様である。類似度関数φは学習可能なパラメータθを有する。
ステップS201において、取得部11は訓練データDtrを取得する。また、ステップS203において、学習部16Bは、予測部13による訓練データDtrのレコード対(e,e´)の同一性予測がよく正解するように、クロスエントロピー誤差に基づいて、重要度算出モデルgのパラメータwと類似度関数φのパラメータθを、確率的勾配降下法を用いて最適化する。最適化されたパラメータwとパラメータθとは、記憶部20Aに保存される。
<情報処理装置1Bの効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bにおいては、重要度算出モデルgが有するパラメータw及び類似度関数φが有するパラメータθの少なくとも何れかのパラメータを、訓練データDtrを参照して生成する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Bによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できるという効果が得られる。
<変形例>
上述の例示的実施形態において、訓練データDtrは、補助データuを含んでいてもよい。この場合、訓練データDtrは、一例として、

と表される。学習部16Bは、補助データuを含む訓練データDtrを用いてパラメータwとパラメータθとを最適化する。
〔例示的実施形態4〕
本発明の第4の例示的実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、例示的実施形態1~3にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
<情報処理装置1Cの構成>
図11は、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Cの制御部10Aは、取得部11、類似度算出部12、予測部13、出力部14、学習部16Bに加えて、検索結果出力部17Cを備える。
本例示的実施形態に係る取得部11は、レコード対(e,e´)に含まれる第1のレコードeとして、ユーザからの入力データを取得する。ユーザからの入力データは、一例として、入出力部40Aに接続された入力装置(例えば、キーボード、マウス、等)により入力される。
また、取得部11は、レコード対(e,e´)に含まれる第2のレコードe´として、対象データに含まれる複数のレコードの1つを取得する。対象データは、検索対象のデータであり、一例として、1又は複数のテーブルを含む。
予測部13は、第1のレコードeと、対象データに含まれる複数のレコードの各々とのレコード対に対して同一性予測を行う。検索結果出力部17Cは、出力部14が出力する各々の予測結果PRを参照して、入力データに基づく検索結果であって、対象データを検索対象とする検索結果を出力する。検索結果出力部17Cは、一例として、入出力部40Aに接続された出力装置(ディスプレイ、プリンタ、等)に検索結果を出力する。また、検索結果出力部17Cは、通信部30Aを介して接続された他の装置に検索結果を送信することにより、検索結果を出力してもよい。また、検索結果出力部17Cは、検索結果を記憶部20A又は外部記憶装置に記憶することにより検索結果を出力してもよい。
図12は、検索結果出力部17Cが出力する画面表示の具体例を示す図である。図12の例で、入力データは、ユーザがテキストボックス51に入力する文字列であり、対象データは、上述の例示的実施形態1において図6に示したテーブルT1及びテーブルT2である。予測部13は、ユーザの入力データである第1のレコードeと、テーブルT1に含まれるレコード及びテーブルT2に含まれるレコードe´の各々とのレコード対に対して同一性予測を行う。予測部13が行う同一性の予測処理は、上述の例示的実施形態2で説明したため、その説明を繰り返さない。
図12の例において、検索結果出力部17Cは、予測部13の予測結果PRを参照して、入力データに基づく検索結果53、及び検索結果54を出力する。検索結果53は、「ポテチ」の文字列を入力データとして、テーブルT1から検索された検索結果である。検索結果54は、「ポテチ」の文字列を入力データとして、テーブルT2から検索された検索結果である。
<情報処理装置1Cの効果>
以上のように、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cにおいては、出力部14が出力する各々の予測結果を参照して、入力データに基づく検索結果であって、対象データを検索対象とする検索結果を出力する構成が採用されている。このため、本例示的実施形態に係る情報処理装置1Cによれば、例示的実施形態1に係る情報処理装置1の奏する効果に加えて、入力データに基づく対象データからの検索をより好適に行うことができるという効果が得られる。
情報処理装置1Cは、以下のようにも記載され得る。
ユーザからの入力データと、対象データに含まれる複数のレコードの1つとをレコード対として取得する取得手段と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
前記入力データと、前記対象データに含まれる複数のレコードの各々とのレコード対に対して、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
前記予測手段による予測結果を参照して、前記入力データに基づく検索結果であって、前記対象データを検索対象とする検索結果を出力する出力手段と、
を備えている情報処理装置。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置1、1A、1B、1C、2(以下「情報処理装置1等」という)の一部又は全部の機能は、集積回路(ICチップ)等のハードウェアによって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置1等は、例えば、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータによって実現される。このようなコンピュータの一例(以下、コンピュータCと記載する)を図13に示す。コンピュータCは、少なくとも1つのプロセッサC1と、少なくとも1つのメモリC2と、を備えている。メモリC2には、コンピュータCを情報処理装置1等として動作させるためのプログラムPが記録されている。コンピュータCにおいて、プロセッサC1は、プログラムPをメモリC2から読み取って実行することにより、情報処理装置1等の各機能が実現される。
プロセッサC1としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)、FPU(Floating point number Processing Unit)、PPU(Physics Processing Unit)、マイクロコントローラ、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。メモリC2としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、これらの組み合わせなどを用いることができる。
なお、コンピュータCは、プログラムPを実行時に展開したり、各種データを一時的に記憶したりするためのRAM(Random Access Memory)を更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、他の装置との間でデータを送受信するための通信インタフェースを更に備えていてもよい。また、コンピュータCは、キーボードやマウス、ディスプレイやプリンタなどの入出力機器を接続するための入出力インタフェースを更に備えていてもよい。
また、プログラムPは、コンピュータCが読み取り可能な、一時的でない有形の記録媒体Mに記録することができる。このような記録媒体Mとしては、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、又はプログラマブルな論理回路などを用いることができる。コンピュータCは、このような記録媒体Mを介してプログラムPを取得することができる。また、プログラムPは、伝送媒体を介して伝送することができる。このような伝送媒体としては、例えば、通信ネットワーク、又は放送波などを用いることができる。コンピュータCは、このような伝送媒体を介してプログラムPを取得することもできる。
〔付記事項1〕
本発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
〔付記事項2〕
上述した実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得る。ただし、本発明は、以下の記載する態様に限定されるものではない。
(付記1)
レコード対を取得する取得手段と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
前記予測手段による予測結果を出力する出力手段と、
を備えている情報処理装置。
上記の構成によれば、レコード対の同一性をより好適に予測できる。
(付記2)
前記取得手段は、補助データを更に取得し、
前記予測手段は、前記レコード対と、前記複数の類似度と、前記補助データとを参照して、前記レコード対と前記補助データとに応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う、
付記1に記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、重要度はレコード対だけでなく補助データの内容を反映した情報となる。このような重要度を用いてレコード対の同一性を予測することにより、レコード対の同一性の予測精度をより高くすることができる。
(付記3)
前記予測手段は、前記レコード対を参照して前記重要度を算出する重要度算出手段を備えている、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、レコード対を参照して算出される重要度を用いてレコード対の同一性予測を行うことにより、レコード対の同一性の予測精度をより高くすることができる。
(付記4)
前記重要度算出手段は、前記複数の類似度の各々に関する重要度を算出し、
前記予測手段は、前記複数の類似度に関する線形和であって、前記各重要度を重み係数とする線形和を用いて、前記同一性予測を行う、
付記3に記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、重要度を重み係数とする類似度の線形和を用いて同一性予測を行うことにより、レコード対の同一性の予測精度を高くすることができる。
(付記5)
前記取得手段は、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを更に取得し、
当該情報処理装置は、
前記類似度算出手段が前記類似度を算出するために用いる前記複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記重要度算出手段が前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段を更に備えている、
付記3又は4に記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、訓練データを参照して生成したパラメータを用いることで、レコード対の同一性をより好適に予測することができる。
(付記6)
前記取得手段は、前記レコード対に含まれる第1のレコードを含む第1のデータと、前記レコード対に含まれる第2のレコードを含む第2のデータとを取得し、
当該情報処理装置は、前記出力手段が出力する前記予測結果を参照して、前記第1のデータと前記第2のデータとから、統合済データを生成する統合手段を備えている、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、第1のデータと第2のデータとをより好適に統合することができる。
(付記7)
前記取得手段は、
前記レコード対に含まれる第1のレコードとして、ユーザからの入力データを取得し、
前記レコード対に含まれる第2のレコードとして、対象データに含まれる複数のレコードの1つを取得し、
前記予測手段は、前記第1のレコードと、前記対象データに含まれる複数のレコードの各々とのレコード対に対して前記同一性予測を行い、
当該情報処理装置は、前記出力手段が出力する各々の前記予測結果を参照して、前記入力データに基づく検索結果であって、前記対象データを検索対象とする検索結果を出力する検索結果出力手段を備えている、
付記1から5の何れか1つに記載の情報処理装置。
上記の構成によれば、入力データに基づく対象データからの検索をより好適に行うことができる。
(付記8)
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得手段と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ、
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段と、
を備えている情報処理装置。
上記の構成によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なパラメータを生成できる。
(付記9)
レコード対を取得することと、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出することと、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行うことと、
前記レコード対の同一性予測による予測結果を出力することと、
を含む情報処理方法。
上記の情報処理方法によれば、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
(付記10)
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含む情報処理方法。
上記の情報処理方法によれば、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
(付記11)
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度算出モデル、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデル、
の少なくとも何れかのモデルを、前記訓練データを参照して生成することと、
を含む学習済モデルの製造方法。
上記の構成によれば、レコード対の同一性をより好適に予測可能なモデルを製造することができる。
(付記12)
コンピュータに、
レコード対を取得する取得処理と、
前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、
前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、
前記予測処理による予測結果を出力する出力処理と、
を実行させるプログラム。
上記の構成によれば、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
(付記13)
コンピュータに、
レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、
予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、
前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータ
の少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理と、
を実行させるプログラム。
上記の構成によれば、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
〔付記事項3〕
上述した実施形態の一部又は全部は、更に、以下のように表現することもできる。
少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、レコード対を取得する取得処理と、前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、前記予測処理による予測結果を出力する出力処理とを実行する情報処理装置。
なお、この情報処理装置は、更にメモリを備えていてもよく、このメモリには、前記取得処理と、前記類似度算出処理と、前記予測処理と、前記出力処理とを前記プロセッサに実行させるためのプログラムが記憶されていてもよい。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な一時的でない有形の記録媒体に記録されていてもよい。
上述した実施形態の一部又は全部は、更に、以下のように表現することもできる。
少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサは、レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータの少なくとも何れかのパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理とを実行する情報処理装置。
なお、この情報処理装置は、更にメモリを備えていてもよく、このメモリには、前記取得処理と、前記パラメータ生成処理とを前記プロセッサに実行させるためのプログラムが記憶されていてもよい。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な一時的でない有形の記録媒体に記録されていてもよい。
1、1A、1B、1C、2 情報処理装置
10A 制御部
11、21 取得部
12 類似度算出部
13 予測部
14 出力部
15A 統合部
16B 学習部
17C 検索結果出力部
20A 記憶部
22 パラメータ生成部
30A 通信部
40A 入出力部
131A 重要度算出部
S1、S1A、S2、S2B 情報処理方法

Claims (10)

  1. レコード対を取得する取得手段と、
    前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測手段と、
    前記予測手段による予測結果を出力する出力手段と、
    を備えている情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、補助データを更に取得し、
    前記予測手段は、前記レコード対と、前記複数の類似度と、前記補助データとを参照して、前記レコード対と前記補助データとに応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測手段は、前記レコード対を参照して前記重要度を算出する重要度算出手段を備えている
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記重要度算出手段は、前記複数の類似度の各々に関する重要度を算出し、
    前記予測手段は、前記複数の類似度に関する線形和であって、前記各重要度を重み係数とする線形和を用いて、前記同一性予測を行う
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得手段と、
    予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成手段と
    を備え、
    前記パラメータ生成手段は、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成する、
    情報処理装置。
  6. 情報処理装置が、
    レコード対を取得することと、
    前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出することと、
    前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行うことと、
    前記レコード対の同一性予測による予測結果を出力することと、
    を含む情報処理方法。
  7. 情報処理装置が、
    レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
    予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成することと、
    を含み、
    前記生成することは、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成することである、
    情報処理方法。
  8. 情報処理装置が、
    レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得することと、
    予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度算出モデル、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルを、前記訓練データを参照して生成することと、
    を含み、
    前記生成することは、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記モデルを生成することである、
    学習済モデルの製造方法。
  9. コンピュータに、
    レコード対を取得する取得処理と、
    前記レコード対について、複数の類似度関数を用いて複数の類似度を算出する類似度算出処理と、
    前記レコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記レコード対に応じて定まる重要度を用いて前記レコード対の同一性予測を行う予測処理と、
    前記予測処理による予測結果を出力する出力処理と、
    を実行させるプログラム。
  10. コンピュータに、
    レコード対と、当該レコード対の同一性に関するラベルとの組を複数含む訓練データを取得する取得処理と、
    予測対象のレコード対について複数の類似度を算出するための複数の類似度関数の各々が有する1又は複数のパラメータ、及び、前記予測対象のレコード対と、前記複数の類似度とを参照して、前記予測対象のレコード対に応じて定まる重要度を用いて前記予測対象のレコード対の同一性予測を行う予測手段が、前記重要度を算出するために用いる重要度算出モデルが有する1又は複数のパラメータを、前記訓練データを参照して生成するパラメータ生成処理と、
    を実行させ、
    前記パラメータ生成処理は、前記訓練データに基づいて、前記レコード対に含まれるレコード同士が同一である確率と前記ラベルとの誤差を表す損失関数を定義し、該損失関数及びパラメータに対する正則化項を含む目的関数を最小化することにより、前記パラメータを生成する、
    プログラム。
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