JP7776008B2 - 学習装置、学習方法、およびプログラム - Google Patents
学習装置、学習方法、およびプログラムInfo
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Description
本実施形態は以下の特徴を持つ。
弱教師あり学習における能動学習では、学習時に下記3種類の出力確率分布が得られる。
・学習後のラベリング関数に重み付けをした上での出力確率分布
・学習後の識別器に基づく出力確率分布
なお、本実施形態では、ラベリング関数の修正または削除と機械学習モデルの学習とを繰り返すため、ある繰り返し処理において、一つ前の繰り返し処理で学習した機械学習モデルを学習後と呼んでいる。一つ前の繰り返し処理がない場合、つまり、初回の繰り返し処理では、他の学習方法(例えば、非特許文献1の学習方法)で学習した機械学習モデルを用いてもよいし、ランダムなパラメータを設定した機械学習モデルを用いてもよい。最後の学習が済んだものを学習済みと表記する。「学習前のラベリング関数の生の出力に基づく確率分布」と「学習後のラベリング関数に重み付けをした上での出力確率分布」とをまとめて、「ラベリング関数の出力確率分布」ともいう。
ラベリング関数は、主体が持つ知見をルールにした関数であり、入力データにラベルを付与する。実装されたラベリング関数に間違いや矛盾、重複がない理想的な環境であれば、モデル学習時に上記3つの確率分布はほぼ一致する。しかし、そのようなルールを作成し続けることは現実的でなく、間違いなどが入る確率は主体やタスクの難しさによって異なる。そこで、上述の3つの出力確率分布の内の、「学習前のラベリング関数の生の出力に基づく確率分布」または「学習後のラベリング関数に重み付けをした上での出力確率分布」と、「学習後の学習器に基づく出力確率分布」との、合計2つを選択し、その2つの確率分布の差異を測る尺度によって評価を行う。
図1は第一実施形態に係る学習装置100の機能ブロック図を、図2および図3はその処理フローを示す。
ラベリング関数処理部110は、ラベリング関数群を含む。ラベリング関数群は、L個のラベリング関数を含む。ただし、Lは1以上の整数の何れかである。ラベリング関数は、入力データに対してルールに従ってラベルを付与する関数であり、何らかのラベルを付与することを投票と呼び、ラベルを付与できないことを棄権と呼ぶ。ラベリング関数の出力を投票結果とも呼び、投票結果には棄権した場合の値も含まれる。
第一確率分布算出部120は、M個の投票結果v(m)を入力とし、学習前のラベリング関数の生の出力(投票結果)に基づく確率分布p(yb)を求め(S120)、出力する。投票結果v(m)に対応する確率分布をp(m,yb)とし、p(yb)=(p(1,yb),p(2,yb),…,p(M,yb))とする。N種類のラベルを付与する場合、確率分布p(m,yb)=(p(m,yb,1),p(m,yb,2),…,p(m,yb,N))である。ラベリング関数の生の出力に基づく確率分布p(m,yb)は、入力データd(m)に対する投票結果v(m)から各ラベルの投票数を得、各ラベルの投票数を総獲得数で除算して得る。例えば、ある入力データd(m)に対して、「0」,「1」,「2」の何れかのラベルを付与し、棄権を「-1」とし、L=5、投票結果v(m)が(0,0,1,-1,2)の場合、棄権を除いた4つの投票結果から、ラベル「0」の投票数2を総獲得数4で除算してラベル「0」の確率を0.5とし、同様に、「1」の確率を0.25、「2」の確率を0.25として、確率分布p(m,yb)=(0.5,0.25,0.25)を求める。
識別部140は、学習後の識別器を含み、M個の投票結果v(m)と入力データセットD=(d(1),d(2),…,d(M))とを入力とする。
第三確率分布算出部147は、M個の投票結果v(m)を入力とし、いずれかのラベリング関数から投票があった投票結果v(m)を用いて、attention構造を活用して学習後のラベリング関数に重み付けをした上での出力確率分布p(ya)を求め(S147)、出力する。
評価部150は、出力確率分布p(ya)と確率分布p(yb)と出力確率分布p(yc)とM個の投票結果v(m)とを入力とし、各入力データdk(p)における修正または削除の必要性を表すスコアsk(p)を求める(S150-1)。修正または削除の必要性を表すスコアsk(p)として、2つの確率分布の差異を測る尺度を用いる。例えば、差異を測るための尺度としては、KLダイバージェンスやJSダイバージェンス、相互情報量、条件付きエントロピーなどを用いることができる。2つの確率分布のうちの一方はラベリング関数群に基づく出力確率分布(p(ya)またはp(yb))であり、他方は学習後の識別器に基づく出力確率分布p(yc)である。例えば、スコアとして、出力確率分布p(yc)と、確率分布p(yb)とのKLダイバージェンスを用いる。
提示情報生成部160は、各ラベリング関数における修正または削除の必要性を表すスコアs(i)を入力とし、スコアs(i)が最も修正または削除の必要性が高いことを示すラベリング関数を主体に対して提示するための情報(提示情報)を生成し(S160)、提示部165に出力する。スコアs(i)が最も修正または削除の必要性が高いことを示すラベリング関数とは、ラベリング関数群の中から修正または削除すべきラベリング関数と言える。例えば、差異を測るための尺度として、2つの確率分布の差異が大きくなるほど、大きな値をとる尺度(例えばKLダイバージェンス)を用いる場合には、その統計値も2つの確率分布の差異が大きくなるほど大きな値を取るので、スコアs(i)が最大となるラベリング関数を主体に対して提示する。一方、差異を測るための尺度として、2つの確率分布の差異が大きくなるほど、小さな値をとる尺度を用いる場合には、その統計値も2つの確率分布の差異が大きくなるほど小さな値を取るので、スコアs(i)が最小となるラベリング関数を主体に対して提示する。
例えば、主体が最も修正または削除の必要性が高いラベリング関数を作成したときの作業画面をベースとした編集画面を主体に提示する。このような構成により、主体にそのラベリング関数の修正または削除の必要の有無を問う。主体は、提示されたラベリング関数を修正してもよいし、削除してもよいし、何も行わなくともよい。主体は、入力部166を介して、提示部165に提示される編集画面からラベリング関数を修正または削除する。このような構成とすることで、作成時と同じプログラム言語、方法での修正が可能である。例えば、修正内容を保存するボタンや、ラベリング関数自体を削除または無効化するボタンを編集画面に追加してもよい。
提示方法1のラベリング関数の編集画面と合わせて、対象のラベリング関数から投票があった入力データのうち、入力データごとのスコアが大きかった入力データを単一または複数合わせて表示する。この入力データは、ラベリング関数群の中から修正または削除すべきラベリング関数を抽出する際の根拠となる入力データと言える。ラベルの投票が間違えている可能性が高いデータがラベリング関数と一緒に表示されることにより、ラベリング関数の修正および削除作業における知的作業コストの低減が期待できる。
提示方法2の入力データの表示について、その入力データのうちどこに着目をすればいいかを可視化したデータを表示する。これによりさらなる知的作業コストの低減が期待できる。例えば、attentionなど説明可能なAIの技術を組み合わせて、どの部分が間違いだと判断したのかを各入力データにおいて提示することにより、主体のより効率的な修正、削除作業も実現できる。例えば、強調表示等により、どの部分が間違いだと判断したのかを提示する。
ラベリング関数修正部170は、入力部166を介して主体の入力を受け付け、入力内容に応じてラベリング関数を削除または修正する(S170)。
主体による意思決定および作業を終えた後は、能動学習によるラベリング関数追加後と同様に更新されたラベリング関数群を用いて再度機械学習モデルの学習を行う(図3参照)。
以上の構成により、弱教師あり学習において機械学習システムに悪影響を与えているルールを推定し、主体に提示することができる。従来技術と組み合わせることで、弱教師あり学習において、ルールの追加、修正、削除を自由かつ効率的に行えるようになり,機械学習モデル構築時の試行錯誤が可能になる。本実施形態の方法で、実際に複数の文書分類タスクを扱うユーザスタディにおいて、最も修正すべきルールを60%、トップ3であれば80%以上の確率で当てられることを確認している。
本発明は上記の実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
上述の各種の処理は、図4に示すコンピュータ2000の記録部2020に、上記方法の各ステップを実行させるプログラムを読み込ませ、制御部2010、入力部2030、出力部2040、表示部2050などに動作させることで実施できる。
Claims (5)
- 入力データセットに対してラベルを付与するラベリング関数群と、そのラベリング関数をもとに学習を行う識別器を備え、前記ラベリング関数群の出力と前記識別器の出力とに基づき、ラベリング関数群の中から修正または削除すべきラベリング関数を提示し、
提示される前記ラベリング関数は学習前のラベリング関数群に基づく出力確率分布と、学習後の識別器に基づく出力確率分布間の差異を測る尺度によって定められる、
学習装置。 - 請求項1の学習装置であって、
修正または削除すべきラベリング関数と合わせて、その根拠となる入力データをあわせて提示する、
学習装置。 - 1つ以上のラベリング関数を含むラベリング関数群を用いて、入力データセットに含まれる入力データに対して、ラベリング関数ごとの投票結果を求めるラベリング関数処理部と、
前記入力データを学習後の識別器の入力とし、学習後の識別器に基づく出力確率分布を求める第二確率分布算出部と、
前記投票結果を用いてラベリング関数の出力確率分布を求める確率分布算出部と、
前記学習後の識別器に基づく出力確率分布と前記ラベリング関数の出力確率分布とを用いて、前記入力データおける修正または削除の必要性を表すスコアsk(p)を求め、前記スコアsk(p)から、前記ラベリング関数における修正または削除の必要性を表すスコアs(i)を求める評価部と、
前記スコアs(i)が最も修正または削除の必要性が高いことを示すラベリング関数を主体に対して提示するための情報を生成する提示情報生成部と、
ラベリング関数を提示された前記主体の入力を受け付け、入力内容に応じてラベリング関数を削除または修正するラベリング関数修正部とを含む、
学習装置。 - 入力データセットに対してラベルを付与するラベリング関数群と、そのラベリング関数をもとに学習を行う識別器を備える学習装置を用い、前記ラベリング関数群の出力と前記識別器の出力とに基づき、ラベリング関数群の中から修正または削除すべきラベリング関数を提示し、
提示される前記ラベリング関数は学習前のラベリング関数群に基づく出力確率分布と、学習後の識別器に基づく出力確率分布間の差異を測る尺度によって定められる、
学習方法。 - 請求項1から請求項3の何れかの学習装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2022/027405 WO2024013847A1 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 学習装置、学習方法、およびプログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2024013847A1 JPWO2024013847A1 (ja) | 2024-01-18 |
| JP7776008B2 true JP7776008B2 (ja) | 2025-11-26 |
Family
ID=89536191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2024533365A Active JP7776008B2 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 学習装置、学習方法、およびプログラム |
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| JP (1) | JP7776008B2 (ja) |
| WO (1) | WO2024013847A1 (ja) |
Citations (2)
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| WO2021245924A1 (ja) | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 日本電信電話株式会社 | 処理装置、処理方法および処理プログラム |
| WO2021249662A1 (en) | 2020-06-09 | 2021-12-16 | NEC Laboratories Europe GmbH | A data programming method for supporting artificial intelligence and a corresponding system |
Family Cites Families (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP3224487B2 (ja) * | 1995-03-16 | 2001-10-29 | 三菱電機株式会社 | 交通状態判別装置 |
-
2022
- 2022-07-12 WO PCT/JP2022/027405 patent/WO2024013847A1/ja not_active Ceased
- 2022-07-12 JP JP2024533365A patent/JP7776008B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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| WO2021249662A1 (en) | 2020-06-09 | 2021-12-16 | NEC Laboratories Europe GmbH | A data programming method for supporting artificial intelligence and a corresponding system |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| SAISHO, Osamu et al.,"Human Knowledge Based Efficient Interactive Data Annotation via Active Weakly Supervised Learning",2021 IEEE International Conference on Pervasive Computing and Communications Workshops and other Aff,米国,IEEE,2021年05月25日,pp. 332-335,[取得日 2022.02.10], 取得先<https://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/9431067/>,<DOI:10.1109/PerComWorkshops51409.2021.9431067> |
Also Published As
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