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JP7777669B2 - 光ファイバ用母材 - Google Patents
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JP7777669B2 - 光ファイバ用母材 - Google Patents

光ファイバ用母材

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Description

本発明は、光ファイバ用母材に関する。
光ファイバを製造するための光ファイバ用母材の製造方法として、例えば、孔開法が知られており、下記特許文献1には、当該方法が開示されている。孔開法では、ドリル等を用いてクラッドとなるクラッドロッドに貫通孔を設け、当該貫通孔内にコアとなるコアロッドを挿入することで、光ファイバ用母材が製造される。この光ファイバ用母材は、両端部をそれぞれ溶断してクラッドロッドの両端部にコアロッドに溶着されて貫通孔の端を塞ぐ封止部をそれぞれ形成する溶断加工が施されたうえで、光ファイバの線引きに使用される。
特開2019-031427号公報
このような光ファイバ用母材の溶断加工は、例えば、クラッドロッドの中心軸が概ね水平の状態で光ファイバ用母材を中心軸周りに回転させながら端部を溶断する。また、溶断加工前にクラッドロッドの端面にガラス棒等を溶着することがあり、当該溶着も光ファイバ用母材を中心軸周りに回転させながら行うことがある。このように、光ファイバ用母材を回転させる場合、貫通孔に保持されるコアロッドがクラッドロッドに対して長手方向に移動することがある。クラッドロッドの貫通孔が光ファイバ用母材の長手方向に傾斜していない光ファイバ用母材であって、クラッドロッドの貫通孔内にコアロッドが傾斜して存在している場合において、このようにコアロッドが移動すると、コアロッドの一方側の端部はクラッドロッドの貫通孔から突出する場合がある。この場合、光ファイバ用母材におけるコアロッドが突出している側と反対側の溶断位置は、コアロッドの移動に伴って、コアロッドが突出している側にずれた位置となり、溶断加工後の光ファイバ用母材の長さが短くなる。溶断加工前にコアロッドが貫通孔から突出しないようにするためには、例えば、貫通孔の両端の開口を塞ぐことが考えられるが、加工工数が増加し加工効率が低下してしまう。このため、加工効率の低下を抑制し、光ファイバを効率よく生産可能な光ファイバ用母材を実現したいとの要望がある。
また、溶断加工後の光ファイバ用母材を一端部から線引きする場合、一端部には、クラッドロッドとコアロッドとが溶融し先細り形状の溶融部が形成され、当該溶融部によってクラッドロッドの孔の一端側が塞がれる。線引きが進むにつれて光ファイバ用母材は一端側から短くなり、孔内の空間であるクラッドロッドとコアロッドとの間の空間が小さくなる。当該空間が小さくなると当該空間内の気体の圧力が上昇して製造される光ファイバに気泡が含まれ易くなる。このため、光ファイバに気泡が含まれることを抑制して、光ファイバを効率よく生産可能な光ファイバ用母材を実現したいとの要望もある。
そこで、本発明は、効率よく光ファイバを生産可能な光ファイバ用母材を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明の態様1は、長手方向に沿って延在し両端が開口する孔が設けられ、光ファイバにおけるクラッドの少なくとも一部となるクラッドガラス体を含むクラッドロッドと、前記光ファイバにおける前記クラッドと異なる所定部となる所定のガラス体を含み、前記孔に保持されるガラスロッドと、を備え、前記孔の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなることを特徴とする光ファバイ用母材である。
態様1の光ファイバ用母材は、溶断加工がなされたうえで線引きされる。態様1の光ファイバ用母材では、孔の直径が一端側から他端側に向かって大きくなる。このため、クラッドロッドの中心軸が概ね水平な状態で光ファイバ用母材をクラッドロッドの中心軸周りに回転する場合、自重によってガラスロッドが一端側から他端側に向かって下方側に傾き得る。このため、このような回転時に、一端側から他端側に向かう力がガラスロッドに加わり得る。従って、態様1の光ファイバ用母材によれば、ガラスロッドがクラッドロッドの孔から突出する方向を他端側と特定できる。このことから、溶断加工前に孔の両端の開口を塞がなくても、孔の開口のうち他端側の開口の少なくとも一部を閉塞部材等により塞ぐ場合において、閉塞部材がガラスロッドを塞き止める事ができる。以上により、ガラスロッドがクラッドロッドの孔から突出することを抑制し得、溶断加工前に孔の両端の開口を塞ぐ場合と比べて、加工効率の低下を抑制し得、効率よく光ファイバを生産可能な光ファイバ用母材を実現でき得る。
また、上記目的の達成のため、本発明の態様2は、長手方向に沿って延在する孔が設けられ、光ファイバにおけるクラッドの少なくとも一部となるクラッドガラス体を含むクラッドロッドと、前記光ファイバにおける前記クラッドと異なる所定部となる所定のガラス体を含み、前記孔に保持されるガラスロッドと、を備え、前記孔の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなり、前記クラッドロッドは、前記他端側の端部において前記ガラスロッドに溶着され前記孔の前記他端側の端を塞ぐ第1封止部と、前記一端側の端部において前記ガラスロッドに溶着され前記孔の前記一端側の端を塞ぐ第2封止部とを有することを特徴とする光ファバイ用母材である。
態様2の光ファイバ用母材を第2封止部側の端部から線引きする場合、当該端部には先細り形状の溶融部が形成され、当該溶融部は線引きが進むにつれて第1封止部側に近づく。態様2の光ファイバ用母材では、孔は第2封止部側から第1封止部側に向かって大きくなる。このため、態様2の光ファイバ用母材によれば、第2封止部側の端部から線引きすることで、孔の直径が長手方向において一定である場合と比べて、孔の最小径を大きくしなくても線引きが進んだ状態でのクラッドロッドとガラスロッドとの間の空間を大きくできる。このため、態様2の光ファイバ用母材によれば、上記の場合と比べて、所定部の位置ずれを抑制しつつ線引きが進んだ状態での空間内の気体の圧力の上昇量を小さくし得、光ファイバに気泡が含まれることを抑制し得る。従って、態様2の光ファイバ用母材によれば、効率よく光ファイバを生産可能な光ファイバ用母材を実現でき得る。
本発明の態様3は、前記孔の直径は、前記一端側から前記他端側に向かって段階的に大きくなることを特徴とする態様1または態様2の光ファイバ用母材である。また、本発明の態様4は、前記孔の直径は、前記一端側から前記他端側に向かって徐々に大きくなることを特徴とする態様1または態様2の光ファイバ用母材である。
本発明の態様5は、前記ガラスロッドを複数備え、前記クラッドロッドに複数の前記ガラスロッドが個別に保持される複数の前記孔が設けられることを特徴とする態様1から態様4のいずれか1つの光ファイバ用母材である。上記の所定のガラス体がコアガラス体である場合にこのような構成にすることで、マルチコアファイバを製造できるようにし得る。
以上のように、本発明によれば、効率よく光ファイバを生産可能な光ファイバ用母材が提供される。
本発明の実施形態に係る光ファイバ用母材によって製造される光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。 図1に示す光ファイバを製造するための光ファイバ用母材の長手方向に沿った断面図である。 図2に示す光ファイバ用母材の長手方向に垂直な断面図である。 図2に示す光ファイバ用母材に溶断加工が施された状態を示す図である。 本実施形態に係る光ファイバ用母材の製造方法を含む光ファイバの製造方法の工程を示すフローチャートである。 ダミーガラス管溶着工程の様子を示す図である。 エッチング工程の様子を示す図である。 挿入工程後の様子を示す図である。 閉塞工程の様子を示す図である。 第1溶断工程の様子を示す図である。 第1溶断工程後の様子を示す図である。 第2溶断工程の様子を示す図である。 線引工程の様子を示す図である。 変形例における光ファイバ用母材を図2と同様に示す図である。 図14に示す光ファイバ用母材に溶断加工が施された状態を図4と同様に示す図である。
以下、本発明に係る光ファイバ用母材を実施するための形態が添付図面とともに例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、以下の実施形態から変更、改良することができる。また、本明細書では、理解を容易にするために、各部材の寸法が誇張して示されている場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバ用母材によって製造される光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。図1に示すように、本実施形態の光ファイバ1は、マルチコアファイバであり、複数のコア10と、それぞれのコア10の外周面を囲むクラッド20と、クラッド20の外周面を被覆する被覆層30とを主な構成として備える。本実施形態では、コア10の数は4つであり、それぞれのコア10は、光ファイバ1の中心軸を中心とした円周上に概ね等間隔で配置されている。また、当該断面におけるコア10の外形及びクラッド20の外形は円形であるが、これらの外形は楕円形等の非円形であってもよい。また、コア10の数は特に制限されるものではなく、例えば、光ファイバ1は、1つのコア10を有するシングルコアファイバであってもよい。
コア10の屈折率はクラッド20の屈折率よりも高い。本実施形態では、コア10はゲルマニウム等の屈折率が高くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成り、クラッド20は何ら添加物の無いシリカガラスから成る。なお、コア10が何ら添加物の無いシリカガラスから成り、クラッド20がフッ素(F)等の屈折率が低くなるドーパントが添加されたシリカガラスから成っていてもよく、屈折率を変化させるドーパントは特に制限されるものではない。
被覆層30は、例えば熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等の樹脂から成る。
図2は、図1に示す光ファイバ1を製造するための光ファイバ用母材の長手方向に沿った断面図である。図2に示すように、光ファイバ用母材1Pは、複数のガラスロッドから成るロッド集合体であり、本実施形態では、コアロッド10Rと、光ファイバ1のクラッド20の少なくとも一部となるクラッドガラス体20Pを含むクラッドロッド20Rと、を主に備える。コアロッド10Rの数は、光ファイバ1のコア10の数と同じ4つである。
図3は、図2に示す光ファイバ用母材1Pの長手方向に垂直な断面図である。図3に示すように、それぞれのコアロッド10Rは、互いに同様の構成であり、光ファイバ1におけるクラッド20と異なる所定部としてのコア10となるロッド状のコアガラス体10Pを含む。本実施形態のコアロッド10Rは、コアガラス体10Pの外周面がクラッドガラス体20Pと同じガラス体から成る被覆層10RLで被覆されたガラスロッドであり、コアロッド10Rの直径は、長手方向において概ね一定である。
図2、図3に示すように、本実施形態のクラッドロッド20Rは、クラッドガラス体20Pから成る。クラッドロッド20Rの断面の外形は円形であり、外径は長手方向において概ね一定である。また、クラッドロッド20Rの長さは、コアロッド10Rの長さと概ね同じある。クラッドロッド20Rには、長手方向に沿って延在する4つの孔25が設けられ、これら孔25は4つのコアロッド10Rに1対1で対応している。このため、コアロッド10Rが1つの場合、クラッドロッド20Rに設けられる孔25の数は1つとされる。また、これら孔25は両端がクラッドロッド20Rの両端面に開口する貫通孔である。
それぞれの孔25にはコアロッド10Rが保持される。本実施形態では、クラッドロッド20Rの一端側の端部がコアロッド10Rの一端側の端部を囲い、クラッドロッド20Rの他端側の端部がコアロッド10Rの他端側の端部を囲っている。なお、以下では、一端側の端部を一端部、他端側の端部を他端部と呼ぶことがある。クラッドロッド20Rの中心軸を基準とした孔25の位置は、光ファイバ1の中心軸を基準としたコア10の位置と概ね相似となる位置である。また、それぞれの孔25の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなっており、本実施形態では、段階的に大きくなる。直径の変化の段数は制限されるものではなく、図2には2段階で直径が大きくなる例が示されている。
このような光ファイバ用母材1Pは、両端部を溶断してクラッドロッド20Rの両端部のそれぞれに孔25の端を塞ぐ封止部を形成する溶断加工がなされたうえで、使用される。
次に、この溶断加工が施された状態の光ファイバ用母材について説明する。
図4は、図2に示す光ファイバ用母材1Pに溶断加工が施された状態を示す図であり、溶断加工が施された状態の光ファイバ用母材の長手方向に沿った断面図である。以下では、溶断加工後の光ファイバ用母材1Paと溶断加工前の光ファイバ用母材1Pとを区別し易くするため、溶断加工前の光ファイバ用母材1Pをロッド集合体と言い換えて説明する。
図4に示すように、光ファイバ用母材1Paは、ロッド集合体1Pと同様に、4つのコアロッド10Raと、クラッドロッド20Raとを備える。
コアロッド10Raは、長さが短くされた点において、ロッド集合体1Pのコアロッド10Rと主に異なり、ロッド集合体1Pのコアロッド10Rの一部である。
クラッドロッド20Raは、長さが短くされた点、第1封止部23、第2封止部24、及び本体部20RaBを有する点において、ロッド集合体1Pのクラッドロッド20Rと主に異なる。クラッドロッド20Raには、長手方向に沿って延在する4つの孔25aが設けられ、当該孔25aはロッド集合体1Pのクラッドロッド20Rの孔25の一部である。それぞれの孔25aには、コアロッド10Raが保持される。また、それぞれの孔25aの直径は、一端側から他端側に向かって大きくなっており、本実施形態では、段階的に大きくなり、変化の段数は2である。
クラッドロッド20Raは、孔25aの直径が大きい側である他端部に第1封止部23を有し、孔25aの直径が小さい側である他端部に第2封止部24を有し、第1封止部23と第2封止部24の間の部位が本体部20RaBである。本体部20RaBの断面の外形は円形であり、外径は長手方向において概ね一定である。
第1封止部23は、一端側から他端側に向かって外径が縮径した先細り形状に形成され、それぞれのコアロッド10Raの他端部を囲って当該他端部に溶着されてそれぞれの孔25aの他端側の端を塞いでおり、コアロッド10Raが第1封止部23に接続している。コアロッド10Raにおける第1封止部23に囲われる部位は、一端側から他端側に向かって外径が縮径した先細り形状に形成されている。この第1封止部23の先端部にはシリカガラスから成る支持棒40の一端が溶着され、支持棒40の中心軸とクラッドロッド20Raの中心軸とが概ね一致している。
第2封止部24は、他端側から一端側に向かって外径が縮径した先細り形状に形成され、それぞれのコアロッド10Raの一端部を囲って当該一端部に溶着されてそれぞれの孔25aの一端側の端を塞いでおり、コアロッド10Raが第2封止部24に接続している。コアロッド10Raにおける第2封止部24に囲われる部位は、他端側から一端側に向かって外径が縮径した先細り形状に形成されている。このように、第1封止部23と第2封止部24によってそれぞれの孔25aの両端が塞がれており、それぞれの孔25a内は閉空間である。これら孔25a内の空間であるクラッドロッド20Raとコアロッド10Raとの間の空間の圧力は大気圧より低く、例えば、10-5Paから10-8Pa程度である。
次に、光ファイバ用母材1Paの製造方法、及び、光ファイバ1の製造方法について説明する。
図5は、本実施形態に係る光ファイバ用母材1Paの製造方法を含む光ファイバ1の製造方法の工程を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施形態の光ファイバ用母材1Paの製造方法は、準備工程P1と、閉塞工程P2と、第1溶断工程P3と、第2溶断工程P4と、を備える。光ファイバ1の製造方法は、製造された光ファイバ用母材1Paを線引きする線引工程P5を備える。
<準備工程P1>
本工程は、図2に示すロッド集合体1Pを準備する工程である。本実施形態の本工程は、ガラス部材準備工程P11と、ダミーガラス管溶着工程P12と、エッチング工程P13と、挿入工程P14と、を含む。
<ガラス部材準備工程P11>
本工程は、複数のガラス部材を準備する工程である。本実施形態において準備する複数のガラス部材は、ロッド集合体1Pが備える4つのコアロッド10R、及びクラッドロッド20Rである。事前にこれら部材を、純水やエタノール、フッ酸等を用いて洗浄しておいても良い。
<ダミーガラス管溶着工程P12>
本工程は、準備工程P1で準備したクラッドロッド20Rの両端面のそれぞれにダミーガラス管を溶着する工程である。本実施形態のダミーガラス管は、外径がクラッドロッド20Rの外径と概ね同じでシリカガラスから成る円筒状の管である。以下では、クラッドロッド20Rの孔25の径が大きい側である他端部側の端面に溶着されるダミーガラス管を第1ガラス管とし、孔25の径が小さい側である一端部側の端面に溶着されるダミーガラス管を第2ガラス管として説明する。
図6は、本工程の様子を示す図である。不図示の旋盤によってクラッドロッド20Rを当該クラッドロッド20Rの中心軸が概ね水平となる状態で当該中心軸周りに回転させながらクラッドロッド20Rの他端部を酸水素バーナによって加熱する。次に、クラッドロッド20Rの他端部側の端面に一方の端面が所定の間隔をあけて対向するように配置される第1ガラス管41を不図示の旋盤によって当該第1ガラス管41の中心軸周りに回転させる。クラッドロッド20Rと第1ガラス管41との回転は同期されており、この状態で、クラッドロッド20Rの他端部と第1ガラス管41のクラッドロッド20R側の端部とを酸水素バーナ50によって加熱する。次に、クラッドロッド20Rの他端部側の端面に第1ガラス管41の一方の端面を突き合わせ、クラッドロッド20Rと第1ガラス管41とが概ね同軸となるように第1ガラス管41をクラッドロッド20Rの他端部側の端面に溶着させる。また、第1ガラス管41と同様にして、クラッドロッド20Rの一端部側の端面に第2ガラス管を溶着させる。第1ガラス管41及び第2ガラス管が溶着された状態において、クラッドロッド20Rのそれぞれの孔25の他端側の端は第1ガラス管41の内部空間に開口し、それぞれの孔25の一端側の端は第2ガラス管の内部空間に開口している。
<エッチング工程P13>
本工程は、クラッドロッド20Rにおけるそれぞれの孔25を規定する内周面をエッチングする工程である。図7は、本工程の様子を示す図である。本実施形態では、不図示の旋盤によってガラス管41,42が溶着されたクラッドロッド20Rを中心軸が概ね水平となる状態で当該中心軸周りに回転させつつ、六フッ化硫黄(SF6)ガス等のエッチングガスを第2ガラス管42からクラッドロッド20Rの孔25内に流す。この際、酸水素バーナ50をクラッドロッド20Rの長手方向に沿ってトラバースさせてクラッドロッド20Rを加熱する。このようにして、孔25を規定する内周面をエッチングする。なお、エッチングの方法は特に制限されるものではなく、例えば、フッ化水素酸(HF)等のエッチング液によってエッチングを行ってもよい。
<挿入工程P14>
本工程は、ガラス部材準備工程P11で準備したコアロッド10Rをクラッドロッド20Rの孔25に挿入する工程である。図8は、本工程後の様子を示す図である。本実施形態では、まず、酸水素バーナ50を用いて第1ガラス管41の一部を溶断し、当該第1ガラス管41を短くする。次に、それぞれのコアロッド10Rを当該コアロッド10Rに対応する孔25内に挿入する。本実施形態では、コアロッド10Rの他端部がクラッドロッド20Rの他端部によって囲われるように、コアロッド10Rを孔25内に挿入する。こうして、図2に示すロッド集合体1Pを得る。なお、当該ロッド集合体1Pは、クラッドロッド20Rに第1ガラス管41及び第2ガラス管42が溶着された状態である。また、クラッドロッド20Rの長さとコアロッド10Rの長さとが概ね同じため、コアロッド10Rの一端部はクラッドロッド20Rの一端部によって囲われる。
<閉塞工程P2>
本工程は、孔25の他端側の開口の少なくとも一部を塞ぐように、クラッドロッド20Rの他端側の端面に閉塞部材を取り付ける工程である。図9は、本工程の様子を示す図である。本実施形態では、閉塞部材はシリカガラスから成る円柱状のダミーロッド43とされ、ダミーロッド43の直径は、第1ガラス管41の内径より小さい。図9に示すように、クラッドロッド20Rの他端側の端面にダミーロッド43の一方の端面が接するようにダミーロッド43を第1ガラス管41の内部空間に挿入する。クラッドロッド20Rの中心軸とダミーロッド43の中心軸とは概ね一致しており、本実施形態では、この状態においてそれぞれの孔25の他端側の開口の全体がダミーロッド43によって覆われている。次に、不図示の旋盤によってロッド集合体1P及びダミーロッド43を中心軸が概ね水平となる状態で当該中心軸周りに同期回転させながらロッド集合体1Pの他端部とダミーロッド43のロッド集合体1P側の端部と第1ガラス管41とを酸水素バーナ50によって加熱する。そして、第1ガラス管41をダミーロッド43に溶着させると共に、ロッド集合体1Pの他端にダミーロッド43を溶着させる。こうして、クラッドロッド20Rの他端側の端面にダミーロッド43を取り付け、その結果、本実施形態では、クラッドロッド20Rのそれぞれの孔25の他端側の開口の全体がダミーロッド43と第1ガラス管41とによって塞がれる。
<第1溶断工程P3>
本工程は、ロッド集合体1Pの他端部を溶断し、クラッドロッド20Rの他端部に孔25の他端側を塞ぐ第1封止部23を形成する工程である。図10は、本工程の様子を示す図であり、図11は、本工程後の様子を示す図である。図10に示すように、第2ガラス管42に接続される不図示の真空ポンプによってロッド集合体1Pのクラッドロッド20Rのそれぞれの孔25内を真空引きしつつ、不図示の旋盤によってロッド集合体1Pをクラッドロッド20Rの中心軸が概ね水平となる状態で当該中心軸周りに回転させる。この状態において、ロッド集合体1Pの他端部を酸水素バーナ50によって加熱してクラッドロッド20Rの他端部を外周面側から蒸発させ、クラッドロッド20Rの他端部に外径が小さくされたくびれ部26を形成する。そして、第2ガラス管42とダミーロッド43とを長手方向に離れるように相対的に移動させ、くびれ部26を起点にしてロッド集合体1Pの他端部を溶断し、図11に示すように、第1封止部23を形成する。本実施形態では、クラッドロッド20Rの他端部がコアロッド10Rの他端部を囲うため、溶断されるロッド集合体1Pの他端部には、コアロッド10Rが位置し、形成される第1封止部23はコアロッド10Rに溶着される。そして、この第1封止部23の先端に支持棒40の一端を溶着させる。
<第2溶断工程P4>
本工程は、ロッド集合体1Pの一端部を溶断し、クラッドロッド20Rの一端部に孔25の一端側を塞ぐ第2封止部24を形成する工程である。図12は、本工程の様子を示す図である。図12に示すように、第1溶断工程P3と同様に、不図示の真空ポンプによってそれぞれの孔25内を真空引きしつつ、不図示の旋盤によってロッド集合体1Pを回転させる。この状態において、ロッド集合体1Pの一端部を酸水素バーナ50によって加熱し、クラッドロッド20Rの一端部に外径が小さくされたくびれ部27を形成する。そして、第2ガラス管42と支持棒40とを長手方向に離れるように相対的に移動させ、くびれ部27を起点にしてロッド集合体1Pの一端部を溶断し、第2封止部24を形成する。本実施形態では、クラッドロッド20Rの一端部がコアロッド10Rの一端部を囲うため、形成される第2封止部24はコアロッド10Rに溶着される。
このように第2封止部24が形成されることで、ロッド集合体1Pのクラッドロッド20Rが光ファイバ用母材1Paのクラッドロッド20Raとなり、ロッド集合体1Pのクラッドロッド20Rの孔25が光ファイバ用母材1Paのクラッドロッド20Raの孔25aとなり、ロッド集合体1Pのコアロッド10Rが光ファイバ用母材1Pのコアロッド10Raとなり、図4に示す光ファイバ用母材1Pを得る。
<線引工程P5>
本工程は、光ファイバ用母材1Paを線引きして光ファイバ1を得る工程である。図13は、本工程の様子を示す図である。図13に示すように、本工程では、光ファイバ用母材1Paにおける第1封止部23側と反対側の端部を紡糸炉60で加熱して、当該端部にクラッドロッド20Raとコアロッド10Raとが溶融して一体化された先細り形状の溶融部NDを形成し、当該溶融部NDの先端からガラスを線引きする。この溶融部NDは、クラッドロッド20Raの孔25aの第1封止部23側と反対側の端を塞いでいる。溶融部NDから線引きされたガラスは、すぐに固化して、コアガラス体10Pがコア10となり、クラッドガラス体20Pがクラッド20となり、コア10とクラッド20とから構成される光ファイバ裸線1Nとなる。被覆装置70によってこの光ファイバ裸線1Nの外周面上に被覆層30を設けて、図1に示す光ファイバ1が得られる。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ用母材であるロッド集合体1Pは、クラッドロッド20Rと、ガラスロッドとしてのコアロッド10Rとを備える。クラッドロッド20Rには長手方向に沿って延在し両端が開口する孔25が設けられ、当該孔25にコアロッド10Rが保持される。クラッドロッド20Rの孔25の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなる。このため、クラッドロッド20Rの中心軸が概ね水平な状態でロッド集合体1Pをクラッドロッド20Rの中心軸周りに回転する場合、自重によってコアロッド10Rが一端側から他端側に向かって下方側に傾き得る。このため、このような回転時に、一端側から他端側に向かう力がコアロッド10Rに加わり得る。従って、本実施形態のロッド集合体1Pによれば、コアロッド10Rがクラッドロッド20Rの孔25から突出方向を他端側と特定できる。このことから、前述の閉塞工程P2や第1溶断工程P3のように、溶断加工前に孔25の両端の開口を塞がなくても、孔25の開口のうち他端側の開口を塞ぐ場合において、閉塞部材がコアロッド10Rと塞ぎ止めることができる。以上により、コアロッド10Rが孔25から突出することを抑制し得、溶断加工前に両端の開口を塞ぐ場合と比べて、加工効率の低下を抑制し得、効率よく光ファイバ1を生産可能なロッド集合体1Pを実現でき得る。なお、前述の閉塞工程P2や第1溶断工程P3では、孔25の他端側の開口の全体を塞いでいたが、コアロッド10Rが孔25から突出することを抑制する観点では、孔25の他端側の開口の少なくとも一部を塞げばよい。
なお、クラッドロッド20Rの中心軸が水平な状態におけるクラッドロッド20Rの中心軸に対するコアロッド10Rの傾き角は、例えば、0°以上0.1°以下であることが好ましい。また、本実施形態では、孔25の直径が一端側から他端側に向かって段階的に大きくなるが、孔25における直径が一定である部位の長さ25L1,25L2,25L3は、例えば、200mm以上2000mm以下であることが好ましい。なお、図2では、孔25における直径が一定となる部位は3箇所となっているが、本実施形態では、3箇所に限定されない。また、このように孔25が段階的に大きくなる場合、当該孔25における直径が大きくなる部位での当該孔25の直径の増加量は、例えば、0.01mm以上5mm以下であることが好ましい。
また、本実施形態の光ファイバ用母材1Paは、クラッドロッド20Raと、ガラスロッドとしてのコアロッド10Raとを備える。クラッドロッド20Raには、長手方向に沿って延在する孔25aが設けられ、当該孔25aにコアロッド10Raが保持される。孔25aの直径は、一端側から他端側に向かって大きくなる。クラッドロッド20Raは、他端側の端部において孔25aの他端側の端を塞ぐ第1封止部23と、一端側の端部においてコアロッド10Raに溶着され孔25aの一端側の端を塞ぐ第2封止部24とを有する。本実施形態の光ファイバ用母材1Paを第2封止部24側の端部から線引きする場合、図13に示すように、当該端部には、溶融部NDが形成される。溶融部NDは、孔25aの他端側を塞ぐと共に、線引きが進むにつれて第1封止部23側に近くづく。本実施形態の光ファイバ用母材1Paでは、孔25aは第2封止部24側から第1封止部23側に向かって大きくなる。このため、本実施形態の光ファイバ用母材1Paによれば、第2封止部24側の端部から線引きすることで、孔25aの直径が長手方向において一定である場合と比べて、孔25aの最小径を大きくしなくても線引きが進んだ状態でのクラッドロッド20Raとコアロッド10Rとの間の空間を大きくできる。このため、本実施形態の光ファイバ用母材1Paによれば、上記の場合と比べて、所定部としてのコア10の位置ずれを抑制しつつ線引きが進んだ状態での空間内の気体の圧力の上昇量を小さくし得、光ファイバ1に気泡が含まれることを抑制し得る。このため、本実施形態の光ファイバ用母材1Paによれば、効率よく光ファイバ1を生産し得る。
本実施形態の光ファイバ用母材1Paでは、第1封止部23はコアロッド10Raに溶着される。コアロッド10Raに第1封止部23が溶着されていない場合に第2封止部24側の端部から線引きすると、線引き中にコアロッド10Raの第1封止部23側の端と第1封止部23との距離が変動することがある。この場合、コアガラス体10Pが単位時間あたりに引き出される量が変化しており、光ファイバ1のコア10の直径が長手方向に変動する。しかし、本実施形態の光ファイバ用母材1Paによれば、上記の場合と比べて、コア10の直径が長手方向に変動することを抑制できる。
本実施形態の光ファイバ用母材1Paでは、孔25a内の圧力は大気圧より低い。このため、本実施形態の光ファイバ用母材1Paによれば、孔25a内の圧力が大気圧以上である場合と比べて、線引きが進んだ状態でのクラッドロッド20Raとコアロッド10Raとの間の空間の圧力を低くし得、光ファイバ1に気泡が含まれることを抑制し得る。なお、孔25a内の圧力は大気圧以上であってもよい。
本実施形態のロッド集合体1P及び光ファイバ用母材1Paは、コアロッド10R,10Raを複数備え、クラッドロッド20R,20Raに複数のコアロッド10R,10Raが個別に保持される複数の孔25,25aが設けられる。このため、上記のように、本実施形態のロッド集合体1P及び光ファイバ用母材1Paによれば、マルチコアファイバである光ファイバ1を製造できるようにし得る。
また、本実施形態の光ファイバ用母材1Paの製造方法は、準備工程P1と、第1溶断工程P3と、を備える。準備工程P1では、ロッド集合体1Pを準備する。第1溶断工程P3では、孔25の他端側の開口の少なくとも一部が塞がれクラッドロッド20Rの中心軸が概ね水平な状態でロッド集合体1Pをクラッドロッド20Rの中心軸周りに回転させならロッド集合体1Pの他端側の端部を加熱して溶断する。本実施形態の製造方法では、クラッドロッド20Rの孔25の直径が一端側から他端側に向かって大きくなるため、第1溶断工程P3において孔25の一端側の開口を塞がなくても、コアロッド10Rが孔25から突出することを抑制し得る。このため、本実施形態の製造方法によれば、第1溶断工程P3において孔25の両端の開口を塞ぐ場合と比べて、加工効率の低下を抑制し得る。
以上、本発明について上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、孔25,25aの直径が一端側から他端側に向かって段階的に大きくなるクラッドロッド20R,20Raを例に説明した。しかし、孔25,25aの直径は、一端側から他端側に向かって大きくなっていればよい。例えば、図14、及び図15に示すように、孔25,25aの直径は、一端側から他端側に向かって徐々に大きくなっていてもよく、この場合、孔25,25aを規定する内周面が一端側から他端側に向かって孔25,25aの中心軸側と反対側に傾く。なお、図14は、変形例における光ファイバ用母材1Pを図2と同様に示す図であり、図14に示される光ファイバ用母材1Pは溶断加工前のロッド集合体1Pである。また、図15は、図14に示す光ファイバ用母材1Pに溶断加工が施された状態を図4と同様に示す図である。本変形例のロッド集合体1Pによれば、上記実施形態と同様に、クラッドロッド20Rの中心軸が概ね水平な状態でロッド集合体1Pをクラッドロッド20Rの中心軸周りに回転させる際に孔25の開口のうち他端側の開口を塞ぐことでコアロッド10Rが孔25から突出することを抑制し得る。また、本変形例の光ファイバ用母材1Paによれば、上記実施形態と同様に、光ファイバ1に気泡が含まれることを抑制し得る。
また、上記実施形態では、クラッドガラス体20Pから成るクラッドロッド20R,20Raを例に説明した。しかし、クラッドロッド20R,20Raは、クラッドガラス体20Pを含んでいればよく、光ファイバ1におけるクラッド20と異なる所定部となる所定のガラス体を更に含んでいてもよい。このような所定部としては、コア10、マーカー、コア10に応力を付与する応力付与部等が挙げられる。また、クラッドロッド20Rには、ガラスロッドが収容されない長手方向に沿って延在する空孔が設けられてもよい。
また、上記実施形態では、ガラスロッドとしてのコアロッド10Rを備えるロッド集合体1P及びコアロッド10Raを備える光ファイバ用母材1Paを例に説明した。しかし、ロッド集合体1P及び光ファイバ用母材1Paが備えるガラスロッドは、光ファイバ1におけるクラッド20と異なる所定部となる所定のガラス体を含むガラスロッドであればよい。例えば、ガラスロッドが含む所定のガラス体は、所定部としてのマーカーとなるガラス体、所定部としての応力付与部となるガラス体であってもよい。また、ガラスロッドは、コア10となるコアガラス体がコア10を囲う低屈折率層となるガラス体で覆われたガラスロッドであってもよい。また、ガラスロッドが複数である場合、複数のガラスロッドにおける少なくとも1つのガラスロッドが含む所定のガラス体は、少なくとも1つの他のガラスロッドが含む所定のガラス体と異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、ガラス部材の加熱に酸水素バーナ50を用いていた。しかし、ガラス部材を加熱する加熱装置は、特に制限されるものではなく、例えば、電気炉等であってもよい。なお、加工無駄を低減する観点では、第1溶断工程P3及び第2溶断工程P4におけるロッド集合体1Pの溶断は、酸水素バーナ50で行うことが好ましい。一般的に、酸水素バーナのヒートスポットは、電気炉のヒートスポットより狭い。このため、酸水素バーナを用いることで、電気炉を用いる場合と比べて、第1溶断工程P3及び第2溶断工程P4において形成するくびれ部26,27を小さくし得、第1封止部23及び第2封止部24の長さを短くし得、加工無駄を低減し得る。加熱源はCO2レーザーのようなガラスの吸収率が高い光でも良い。レーザーを熱源にする場合、ヒートスポットを任意の分布にすることが可能であり、母材のサイズや材質に最適な加熱を実現することが可能となる。
また、上記実施形態では、クラッドロッド20Rの両端部がそれぞれコアロッド10Rの端部を囲うロッド集合体1Pを例に説明した。しかし、クラッドロッド20Rの両端部の少なくとも一方はコアロッド10Rを囲わなくてもよい。しかし、加工無駄を低減する観点では、クラッドロッド20Rの一端部がコアロッド10Rの一端部を囲い、クラッドロッド20Rの他端部がコアロッド10Rの他端部を囲うことが好ましい。
また、上記実施形態の光ファイバ用母材1Paの製造方法では、ガラス部材準備工程P11と、ダミーガラス管溶着工程P12と、エッチング工程P13と、挿入工程P14とを含む準備工程P1を例に説明した。しかし、準備工程P1はロッド集合体1Pを準備できればよく、特に制限されるものではない。例えば、孔25を規定する内周面がエッチングされたクラッドロッド20Rを準備する場合、エッチング工程P13を省略してもよい。また、閉塞部材としてのダミーロッド43によってクラッドロッド20Rの孔25の一端部側の開口の全体を塞ぐ閉塞工程P2を例に説明した。しかし、閉塞工程P2では、孔25の一端側の開口の少なくとも一部を塞げばよく、閉塞部材は制限されない。
本発明によれば、効率よく光ファイバを生産可能な光ファイバ用母材が提供され、光ファイバに関連する種々の分野において利用可能である。

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って延在し両端が開口する孔が設けられ、光ファイバにおけるクラッドの少なくとも一部となるクラッドガラス体を含むクラッドロッドと、
    前記光ファイバにおける前記クラッドと異なる所定部となる所定のガラス体を含み、前記孔に保持されるガラスロッドと、
    を備え、
    前記孔の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなり、
    前記クラッドロッドの内周面と前記ガラスロッドの外周面との隙間が、前記一端側から前記他端側に向かって大きくなる
    ことを特徴とする光ファイバ用母材。
  2. 長手方向に沿って延在する孔が設けられ、光ファイバにおけるクラッドの少なくとも一部となるクラッドガラス体を含むクラッドロッドと、
    前記光ファイバにおける前記クラッドと異なる所定部となる所定のガラス体を含み、前記孔に保持されるガラスロッドと、
    を備え、
    前記孔の直径は、一端側から他端側に向かって大きくなり、
    前記クラッドロッドの内周面と前記ガラスロッドの外周面との隙間が、前記一端側から前記他端側に向かって大きくなり、
    前記クラッドロッドは、前記他端側の端部において前記ガラスロッドに溶着され前記孔の前記他端側の端を塞ぐ第1封止部と、前記一端側の端部において前記ガラスロッドに溶着され前記孔の前記一端側の端を塞ぐ第2封止部とを有する
    ことを特徴とする光ファイバ用母材。
  3. 前記孔の直径は、前記一端側から前記他端側に向かって段階的に大きくなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ用母材。
  4. 前記孔の直径は、前記一端側から前記他端側に向かって徐々に大きくなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ用母材。
  5. 前記ガラスロッドを複数備え、
    前記クラッドロッドに複数の前記ガラスロッドが個別に保持される複数の前記孔が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ用母材。
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