JP7778465B2 - 光硬化性吐出用インク - Google Patents
光硬化性吐出用インクInfo
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Description
ラジカル重合性化合物と、光開始剤と、チキソ剤とを含有し、
剪断速度10000s-1で測定した第1の粘度が1000mPa・s以下であり、
剪断速度10000s-1で剪断力を30秒間加え続けた後に、剪断速度を10-1s-1とした状態で測定した第2の粘度が10000mPa・s以上である、
ことを特徴とする。
前記チキソ剤は、親水性の表面を有する微粒子である、
こととしてもよい。
こととしてもよい。
前記チキソ剤は、疎水性の表面を有する微粒子である、
こととしてもよい。
本インクは、本インクを吐出できる任意の吐出装置、特に、本インクを印刷対象物(例えば、紙などの印刷媒体、布などの原料ロール、ガラス板や木板などの建材など)に印刷するため、又は、本インクを積層して三次元造形物を形成するために、本インクを吐出する吐出装置により使用される。
ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合性を有する化合物であれば特に限定されないが、重合性、硬化物の耐久性、開始剤・増感剤の溶解性などの点でアクリレートが好ましい。特に、ラジカル重合性化合物としては、アクリレートモノマーが好ましい。
ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールEO変性ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールPO変性ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ビスフェノールA EO変性ジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレートなどの二官能アクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、グリセリンプロポキシトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールEO変性テトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどの多官能アクリレート、が挙げられる。
光開始剤は、特定の波長の光(例えば、紫外線)が照射されることによって、ラジカルを生じ、ラジカル重合性化合物を硬化するものであれば特に限定されない。
チキソ剤は、本インクに所望のチキソ性を付与する化合物であれば特に限定されないが、ラジカル重合性化合物(特に、アクリレートモノマー)との相性の点で二酸化ケイ素の微粒子が好ましい。
本インクのチキソ性は、上述のチキソ剤により、ノズルなどの吐出口からの本インクの吐出が容易で、着弾後の本インクの濡れ広がりが抑制されるように、制御されている。
本インクは、本発明を損なわない範囲で、他の成分を含有することができる。他の成分としては、フィラー、色材、分散剤、開始助剤、可塑剤、界面活性剤、表面調整剤、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤、電荷付与剤、殺菌剤、防腐剤、防臭剤、電荷調整剤、湿潤剤、皮はり防止剤、香料、顔料誘導体、溶剤などが挙げられる。なお、これらの成分の中には本インクのチキソ性に若干の影響をあたえるかもしれないが、そうした影響は、上述のチキソ剤の含有量を適宜調節することで相殺できる。
従来、インクジェット印刷や付加製造(例えば、ディスペンサでインクを積層して三次元造形物を製造する方法など)では、印刷及び造形の品質を改善したり(例えば、インクの滲みを抑制したり)、造形の速度を改善したり(例えば、一度に積層するインクの厚さを稼ぎ積層速度を早めたり)するなどのために、印刷位置に着弾したインクは粘度が高く濡れ広がらないことが好ましいが、こうした高粘度のインクは、インク詰まりを生じやすく、粘度によっては、吐出すること自体不可能であった。即ち、インクの吐出性と印刷性又は造形性とはトレードオフの関係にあった。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。各種インク試料の性能試験については、以下の方法で行った。
(1-1)粘度/剪断速度
レオメータ(アントンパール(Anton Paar)社製、商品名:MCR302)を用いて、温度25℃で、剪断速度10-1(1/s)と剪断速度104(1/s)における十分に時間が経過して安定した後の粘度(mPa・s)を測定した。
(1-2)回復時間
レオメータ(アントンパール(Anton Paar)社製、商品名:MCR302)を用いて、粘度(mPa・s)を経時的に測定しながら、温度25℃で、インクを10秒間低剪断速度(10-1(1/s))で剪断し、その後、急激に剪断速度を高剪断速度(104(1/s))まで上昇させて30秒間剪断し、その後、剪断速度を低剪断速度まで下げ、インクの粘度がこの後に最初の低剪断速度での粘度の80%に回復するまでの時間を測定した。
アミノアルキルフェノン系開始剤として2-ベンジル-2-(ジメチルアミノ)-4’-モルフォリノブチロフェノン(BASF社製、商品名:イルガキュア369)1.5部、ホスフィンオキサイド系開始剤として、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルホスフィンオキシド(BASF社製、商品名:TPO)1.5部及びビズ(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキシド(IGMレジンズ社製、商品名:Omnirad819)2.5部、チオキサントン系増感剤として2,4-ジエチルチオキサンテン-9-オン(ラムソン(LAMBSON)社製、商品名:DETX)1.0部、アミン系開始助剤として官能化アミン共同剤(DSM社製、商品名:AgiSyn008)2.0部、ラジカル重合性化合物として、ネオペンチルグリコールPO変性ジアクリレート(略式名:NPG(PO)2DA)(美源スペシャリティケミカル株式会社製、商品名:Miramer M216、略式名:PONPGDA M216、粘度30mPa・s(25℃)、酸価0.3mgKOH/g、水酸基価20mgKOH/g、分子量328、屈折率1.447)52.93部及びビスフェノールA EO変性(n=10)ジアクリレート(美源スペシャリティケミカル株式会社製、商品名:Miramer M2100、略式名:BPE10A M2100、粘度700mPa・s(25℃)、酸価0.2mgKOH/g、水酸基価20mgKOH/g、分子量770、屈折率1.516)30.0部、チキソ剤として、ヒュームドシリカ(表面未処理シリカ、evonik社製、商品名:アエロジル A300)5.0部、表面調製剤として、完全架橋型シリコーンポリエーテルアクリレート(エボニク リソース エフィシエンシイ社(Evonik Resource Efficiency GmbH)製、商品名:TEGO RAD2100、短鎖シロキサン骨格/長鎖有機変性高架橋型添加剤)0.07部、を添加、混合して、インクE1を得た。
開始剤として、ホスフィンオキサイド系開始剤の、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルホスフィンオキシド8.0部と、2,4-ジエチルチオキサンテン-9-オン2.0部のみを用い、ラジカル重合性化合物としては、ネオペンチルグリコールPO変性ジアクリレート74.9部のみを用い、チキソ剤の含量を15.00部、表面調整剤の含量を0.10部とした他は実施例1と同様にしてインクE2を得た。
チオキサントン系増感剤の含量を2.0部とし、ラジカル重合性化合物としては、フェノキシエチルアクリレート(MIWON社製、商品名:Miramer M140)100部及びペンタエリスリトールトリアクリレート(MIWON社製、商品名:Miramer M340)10.0部のみを用い、チキソ剤として、ヒュームドシリカ(表面処理シリカ、evonik社製、商品名:アエロジル R974)8.0部とした他は実施例1と同様にしてインクE3を得た。
フェノキシエチルアクリレートの含量を108部とし、チキソ剤を添加しなかった他は実施例3と同様にしてインクCE1を得た。
フェノキシエチルアクリレートの含量を68.93とし、チキソ剤として、ヒュームドシリカ(表面未処理シリカ、evonik社製、商品名:アエロジル A300)8.0部を用いた他は実施例3と同様にしてインクCE2を得た。
Claims (4)
- ラジカル重合性化合物と、光開始剤と、チキソ剤とを含有する光硬化性吐出用インクであって、
前記ラジカル重合性化合物の溶解度パラメーターが10未満である場合、前記チキソ剤は親水性の表面を有する微粒子であり、
前記ラジカル重合性化合物の溶解度パラメーターが10以上である場合、前記チキソ剤は疎水性の表面を有する微粒子であり、
前記インクを剪断速度10000s-1で測定した第1の粘度が1000mPa・s以下であり、
前記インクに剪断速度10000s-1で剪断力を30秒間加え続けた後に、剪断速度を10-1s-1とした状態で測定した第2の粘度が10000mPa・s以上であり、
前記インクを、25℃の温度で、10秒間剪断速度10-1s-1で剪断し、その後、剪断速度を10000s-1まで上昇させて30秒間剪断し、その後、剪断速度を10-1s-1まで再び下げ、前記インクの粘度がこの後に最初に剪断速度10-1s-1で剪断したときの粘度の80%に回復するまでの時間が10秒以下である、
光硬化性吐出用インク。 - 前記ラジカル重合性化合物は、アクリレートモノマーである、請求項1に記載のインク。
- 前記チキソ剤は、二酸化ケイ素の微粒子である、請求項1又は2に記載のインク。
- 前記ラジカル重合性化合物の溶解度パラメーターは、10未満であり、
前記チキソ剤は、前記親水性の表面を有する微粒子であり、
前記親水性の表面を有する微粒子は、表面が未処理の二酸化ケイ素の微粒子である、
請求項1に記載のインク。
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