JP7779011B2 - 化粧シート及び化粧シートの製造方法 - Google Patents
化粧シート及び化粧シートの製造方法Info
- Publication number
- JP7779011B2 JP7779011B2 JP2021045484A JP2021045484A JP7779011B2 JP 7779011 B2 JP7779011 B2 JP 7779011B2 JP 2021045484 A JP2021045484 A JP 2021045484A JP 2021045484 A JP2021045484 A JP 2021045484A JP 7779011 B2 JP7779011 B2 JP 7779011B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative sheet
- coat layer
- layer
- top coat
- sheet according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は、トップコート層の樹脂組成を特定化することで、併用する耐候剤の添加量を最低限に抑制することで、他の性能を損なうことなく、耐候性と耐傷性とに優れた化粧シート及びその化粧シートの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る化粧シートは、ポリオレフィン基材と、上記ポリオレフィン基材上に形成された絵柄層と、上記絵柄層上に形成されたアンカーコート層と、上記アンカーコート層上に形成され、ポリプロピレンを主成分とし、膜厚が70μm以上100μm以下の範囲内である透明樹脂層と、上記透明樹脂層上に形成され、アクリル樹脂を主成分とし、膜厚が3μm以上15μm以下の範囲内であるトップコート層と、を備え、上記トップコート層に、ガラス転移温度が80℃以上、酸価が50mgKOH/g以上の水性アクリル樹脂エマルションとカルボジイミド硬化剤で構成することを要旨とする。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態(以下、本実施形態)に係る化粧シート10は、基材層11と、絵柄層12と、アンカー層13と、透明樹脂層14と、トップコート層15と、がこの順で積層されている。以下、上述した各層の構成について説明する。
基材層11は、ポリオレフィン基材、即ちポリオレフィンを含んだ基材、あるいはポリオレフィンのみを含む基材で構成された層である。基材層11を構成するポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等が挙げられ、その中でもポリエチレンが特に好ましい。基材層11をポリオレフィン基材で構成された層とすることで、廃棄時における有害なガス等の発生を低減することができる。また、基材層11を、ポリエチレンを含んだ基材、あるいはポリエチレンのみを含んだ基材で構成された層とすることで、廃棄時における有害なガス等の発生をさらに低減することができる。
基材層11としては、例えば紙、合成樹脂、あるいは合成樹脂の発泡体、ゴム、不織布、合成紙、金属箔等から任意に選定したものが使用可能である。紙としては、薄葉紙、チタン紙、樹脂含浸紙等が例示できる。合成樹脂としては、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、アクリル等が例示できる。ゴムとしては、エチレン-プロピレン共重合ゴム、エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴム、スチレン-ブタジエン共重合ゴム、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合ゴム、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合ゴム、ポリウレタン等が例示できる。不織布としては、有機系や無機系の不織布が使用できる。金属箔の金属としては、アルミニウム、鉄、金、銀等が例示できる。
基材層11は隣接層との密着性を補うため、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、電子線処理、紫外線処理、重クロム酸処理等の表面処理を施してもよい。
絵柄層12は、基材層11に対してインキを用いて施された絵柄印刷の層である。
また、上述したインキに対して光安定剤が添加されていることが好ましく、これにより、インキの光劣化から生じる化粧シート10自体の劣化を抑制し、化粧シート10の寿命を長くすることができる。インキの光劣化から生じる化粧シート10自体の劣化を効果的に抑制するためには、光安定剤の含有量を、インキ全体の質量に対して1質量%以上5質量%以下の範囲内に設定することが好ましい。
アンカー層(アンカーコート層)13は、絵柄層12と透明樹脂層14との接着性を高めるために設けられる層である。
アンカー層13を構成する材料は、特に限定されるものではなく、例えば、ウレタン系、アクリル系、アクリルシリコン系、フッ素系、エポキシ系、ポリエステル系などの樹脂材料から、絵柄層12と透明樹脂層14との密着性に優れた材料を適宜選択しインキ化した材料を用いることができる。
アンカー層13の形成方法は、特に限定さるものではない。アンカー層13は、例えば、グラビアコート、マイクログラビアコート、コンマコート、ナイフコート、ダイコートなど通常の塗布方法を用いて形成することができる。
透明樹脂層14は、化粧シート10全体の強度(機械的な強度)等を向上させるために設けられる層である。
透明樹脂層14は、ポリプロピレンを主成分とする層である。ここで「主成分」とは、量的な主成分を意味し、ポリプロピレンの質量が透明樹脂層14全体の質量の50質量%以上を占めていることをいう。
また、意匠性を付与するために、透明樹脂層14に表面凹凸を設けてもよい。凹凸を設ける方法としては、例えば、透明樹脂層14を押し出し成型した後に熱エンボス加工を施す方法、押し出し成型時に凹凸を設けた冷却ロールを用い押し出し成型と同時にエンボス加工を施す方法がある。
トップコート層15は、化粧シート10に、耐候性、耐傷性、耐汚染性、意匠性などの機能を付与するために設けられる層である。
トップコート層15を構成する材料は、特に限定されるものではなく、例えば、電離放射線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂が好適に用いられる。
電離放射線硬化性樹脂としては、例えば、各種モノマーや市販されているオリゴマーなど、公知のものを用いることができ、例えば、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PET3A)、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PET4A)、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)等の多官能モノマーや、紫光UV-1700B(日本合成化学製)のような多官能オリゴマー、もしくはこれらの混合物を用いることが好ましい。
また、トップコート層15に含まれるアクリル樹脂は、水性エマルションであることが好ましい。トップコート層15に含まれるアクリル樹脂が水性エマルションであれば、分子量が高い樹脂被膜が得られ、トップコート層15の表面硬度が向上するとともに、耐汚染性が向上する。
また、必要に応じてトップコート層15に、耐候剤として紫外線吸収剤や光安定剤を添加することもできる。紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、ベンゾフェノン系、トリアジン系等、また、光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系等、任意の組み合わせで添加するのが一般的である。つまり、トップコート層15は、耐候剤として、トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤と、NOR型骨格を有する光安定剤とを含んでいてもよい。トップコート層15におけるトリアジン骨格を有する紫外線吸収剤の含有量は、トップコート層15全体の質量に対して、1質量%以上15質量%以下の範囲内が好ましく、3質量%以上6質量%以下の範囲内がより好ましい。また、トップコート層15におけるNOR型骨格を有する光安定剤の含有量は、トップコート層15全体の質量に対して、1質量%以上10質量%以下の範囲内が好ましく、3質量%以上6質量%以下の範囲内がより好ましい。トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤の含有量及びNOR型骨格を有する光安定剤の含有量が、上記数値範囲内であれば、耐傷性や耐汚染性等のトップコート層5が有する基本的機能を維持しつつ、耐候性をより向上させることができる。
ポリエチレン系ワックスとしては、例えば、三洋化成社製『サン.ワックス』シリーズや、三井化学社製『ハイワックス』シリーズを用いることができる。トップコート層15におけるポリエチレン系ワックスの含有量は、例えば、トップコート層15全体の質量に対して、1質量%以上10質量%以下の範囲内が好ましく、3質量%以上6質量%以下の範囲内がより好ましい。ポリエチレン系ワックスの含有量が、上記数値範囲内であれば、耐傷性等のトップコート層5が有する基本的機能を維持しつつ、耐汚染性をより向上させることができる。
また、トップコート層15は、基材層11に設けた絵柄層12にアンカー層13を介して透明樹脂層14と接合した後に設けてもよい。
同様に、印刷作業性、コストなどを考慮すると、絵柄層12の厚みは、0.5μm以上10μm以下の範囲内が好ましく、1μm以上5μm以下の範囲内がより好ましい。
同様に、印刷作業性、コストなどを考慮すると、アンカー層13の厚みは、1μm以上20μm以下の範囲内が好ましく、1μm以上3μm以下の範囲内がより好ましい。
同様に、印刷作業性、コストなどを考慮すると、透明樹脂層14の厚みは、20μm以上200μm以下の範囲内が好ましく、70μm以上100μm以下の範囲内がより好ましい。
また、化粧シート10の総厚は、45μm以上250μm以下の範囲内とすることが好適である。化粧シート10の総厚が45μmに満たないと、化粧シート10全体の強度が不足し、例えばインラインで化粧シート10を製造した場合に、製造中に化粧シート10が破損するおそれがある。化粧シート10の総厚が250μmを超えると、化粧シート10全体の柔軟性が低下し、化粧シート10に割れや白化が発生するおそれがある。
以下、本実施形態に係る化粧シート10の製造方法について、簡単に説明する。
まず、ポリオレフィンを含む基材層11上に絵柄層12を形成する。
次に、絵柄層12上にアンカー層13を形成する。
次に、アンカー層13上に、ポリプロピレンを主成分とする透明樹脂層14を押し出し成型により、70μm以上100μm以下の膜厚で形成する。
次に、透明樹脂層14上に、アクリル樹脂を主成分とするトップコート層15を3μm以上15μm以下の膜厚で形成する。
また、トップコート層15は、アクリル樹脂にシクロヘキシルメタクリレートを、アクリル樹脂の質量に対して20質量%以上70質量%以下の範囲内で含んでいる。
また、アンカー層13を形成する工程及びトップコート層15を形成する工程の少なくとも一方では、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷のいずれかの方法を用いて各層を形成してもよい。
<実施例1>
~アクリル樹脂エマルションの合成~
撹拌機、窒素導入管及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコ内に、アクリルモノマーとしてメチルメタクリレート75g、エチルアクリレート10g、メタアクリル酸15gを使用し、乳化剤として共重合型乳化剤(アクアロンAR-10、第一工業製薬製)4g、および開始剤として過硫酸カリウム(国産化学製)0.25gを使用し、水350g中で乳化重合し、固形分約30%の乳白色半透明色の粘ちょうなアクリル樹脂エマルションAを得た。
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトV-02-L2(日清紡ケミカル製)、5.0質量部
基材層11として、隠蔽性のある55μmのポリエチレンシートを使用し、その一方の面に2液型ウレタンインキ(V180、東洋インキ製)を用いてグラビア印刷方式により絵柄層12を3μm設け、また、基材層11の他方の面に絵柄層12と同一樹脂成分で構成されるプライマーコートを設けた。
この絵柄層12の面上に、ドライラミネート用接着剤(タケラックA540、三井化学社製)を用いてグラビア印刷方式によりアンカー層13を2μm設け、この上にベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.5質量%、ヒンダードアミン系光安定剤0.5質量%を含むポリプロピレン樹脂を押出しラミネート法により厚さ70μmの透明樹脂層14を設けた。
更にこの透明樹脂層14上に、上述のトップコート層用コーティング材を使用し、グラビアコーティング法でトップコート層15を厚さ7μmで設けることにより、実施例1の化粧シート10を作成した。
上述の化粧シート10の耐傷性評価を下記条件により実施し、試験後のサンプル状態を目視評価した。
<試験条件>
・ホフマンスクラッチ試験;BYK製ホフマンスクラッチハードネステスター
・試験条件;100~1000g荷重、100g刻み
<評価基準>
〇:500g荷重以上のスクラッチで傷なし
△:200~400g荷重のスクラッチで傷なし
×:100g荷重のスクラッチでも傷発生
本評価では、「〇」を合格とした。
上述の化粧シート10の耐候性評価を下記条件により実施し、試験後のサンプル状態を目視評価した。
<試験条件>
・スーパーキセノン試験機;東洋精機製アトラス・ウエザオメータCi4000
・試験条件;180W光照射、12min降雨/120minサイクル
・試験方法;50時間毎に化粧シート表面の外観変化を目視確認
<評価基準>
◎:1000時間後まで外観変化なし
〇:750時間後まで外観変化なし、その後、白化が発生
△:500時間後まで外観変化なし、その後、白化が発生
×;500時間以内に白化が発生
本評価では、「〇」以上を合格とした。
トップコート層用コーティング材を下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~トップコート層用コーティング材の調製~
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトSV-02(日清紡ケミカル製)、10質量部
・光沢調整剤(無機粒子);サイロホービック702(富士シリシア化学製)、7質量部
トップコート層用コーティング材を下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~トップコート層用コーティング材の調製~
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトSV-02(日清紡ケミカル製)、10質量部
・紫外線吸収剤;Tinuvin400DW(BASF製)、5質量部
・光安定剤;Tinuvin 123DW(BASF製)、2質量部
トップコート層用コーティング材を下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~トップコート層用コーティング材の調製~
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトSV-02(日清紡ケミカル製)、10質量部
・滑剤;AQUAMAT263(ビックケミー製)、4質量部
化粧シートの作成を下記工程とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~化粧シートの作成~
基材層11として、隠蔽性のある70μmのポリエチレンシートを使用し、その一方の面に2液型ウレタンインキ(V180、東洋インキ製)を用いてグラビア印刷方式により絵柄層12を2μm設け、また、基材層11の他方の面に絵柄層12と同一樹脂成分で構成されるプライマーコートを設けた。
この絵柄層12の面上に、ドライラミネート用接着剤(タケラックA540、三井化学社製)を用いてグラビア印刷方式によりアンカー層13を3μm設け、この上にベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.5質量%、ヒンダードアミン系光安定剤0.5質量%を含むポリプロピレン樹脂を押出しラミネート法により厚さ70μmの透明樹脂層14を設けた。
更にこの透明樹脂層14上に、上述のトップコート層用コーティング材を使用し、グラビアコーティング法でトップコート層15を厚さ7μmで設けることにより、実施例1の化粧シート10を作成した。
トップコート層用コーティング材を下記処方、また、化粧シートの作成を下記工程とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~トップコート層用コーティング材の調製~
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトV-02-L2(日清紡ケミカル製)、10質量部
・光沢調整剤(無機粒子);サイロホービック702(富士シリシア化学製)、7質量部
・紫外線吸収剤;Tinuvin400DW(BASF製)、5質量部
・光安定剤;Tinuvin 123DW(BASF製)、2質量部
・滑剤;AQUAMAT263(ビックケミー製)、4質量部
トップコート層用コーティング材を下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~トップコート層用コーティング材の調製~
トップコート層用コーティング材を下記処方で調製した。
・樹脂;アクリル樹脂エマルションA、100質量部
・硬化剤;カルボジライトSV-02(日清紡ケミカル製)、10質量部
・紫外線吸収剤;Tinuvin400DW(BASF製)、5質量部
・光安定剤;Tinuvin 123DW(BASF製)、2質量部
・光沢調整剤(無機粒子);サイロホービック702(富士シリシア化学製)、7質量部
基材層11として、隠蔽性のある70μmのポリエチレンシートを使用し、その一方の面に2液型ウレタンインキ(V180、東洋インキ製)を用いてグラビア印刷方式により絵柄層12を2μm設け、また、基材層11の他方の面に絵柄層12と同一樹脂成分で構成されるプライマーコートを設けた。
この絵柄層12の面上に、ドライラミネート用接着剤(タケラックA540、三井化学社製)を用いてグラビア印刷方式によりアンカー層13を3μm設け、この上にベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.5質量%、ヒンダードアミン系光安定剤0.5質量%を含むポリプロピレン樹脂を押出しラミネート法により厚さ70μmの透明樹脂層14を設けた。
更にこの透明樹脂層14上に、上述のトップコート層用コーティング材を使用し、グラビアコーティング法でトップコート層15を厚さ7μmで設けることにより、実施例1の化粧シート10を作成した。
アクリル樹脂エマルションの合成下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~アクリル樹脂エマルションの合成~
撹拌機、窒素導入管及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコ内に、アクリルモノマーとしてメチルメタクリレート50g、エチルアクリレート35g、メタアクリル酸15gを使用し、乳化剤として共重合型乳化剤(アクアロンAR-10、第一工業製薬製)4g、および開始剤として過硫酸カリウム(国産化学製)0.25gを使用し、水350g中で乳化重合し、固形分約30%の乳白色半透明色の粘ちょうなアクリル樹脂エマルションAを得た。
アクリル樹脂エマルションの合成下記処方とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
~アクリル樹脂エマルションの合成~
撹拌機、窒素導入管及び還流冷却管を備えた4つ口フラスコ内に、アクリルモノマーとしてメチルメタクリレート85g、エチルアクリレート8g、メタアクリル酸7gを使用し、乳化剤として共重合型乳化剤(アクアロンAR-10、第一工業製薬製)4g、および開始剤として過硫酸カリウム(国産化学製)0.25gを使用し、水350g中で乳化重合し、固形分約30%の乳白色半透明色の粘ちょうなアクリル樹脂エマルションAを得た。
トップコート層用コーティング材の処方中、硬化剤としてイソシアネート系硬化剤(WT30-100、旭化成製)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
<比較例4>
トップコート層用コーティング材の処方中、硬化剤としてエポキシ系硬化剤(EX-614B、ナガセケムテックス製)を使用した以外は、実施例1と同様の方法で評価を実施した。
11 基材層
12 絵柄層
13 アンカー層
14 透明樹脂層
15 トップコート層
Claims (19)
- 基材と、
前記基材上に形成された絵柄層と、
前記絵柄層上に形成されたアンカーコート層と、
前記アンカーコート層上に形成され、ポリプロピレンを主成分とし、膜厚が70μm以上100μm以下の範囲内である透明樹脂層と、
前記透明樹脂層上に形成され、ガラス転移温度が80℃以上、酸価が50mgKOH/g以上のアクリル共重合ポリマーとカルボジイミド硬化剤からなる組成物の硬化物であるアクリル樹脂を主成分とし、膜厚が3μm以上15μm以下の範囲内であるトップコート層と、を備え、
前記アクリル共重合ポリマーは、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、及びメタアクリル酸のみをアクリルモノマーとするアクリル共重合ポリマーであることを特徴とする化粧シート。 - 前記トップコート層に光沢調整剤として、シリカフィラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
- 前記トップコート層に耐候剤として、トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤と、NOR型骨格を有する光安定剤とを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート。
- 前記トップコート層に滑剤として、ポリエチレン系ワックスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 前記基材の膜厚は、50μm以上100μm以下の範囲内であり、
前記絵柄層の膜厚は、1μm以上5μm以下の範囲内であり、
前記アンカーコート層の膜厚は、1μm以上3μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の化粧シート。 - 前記アクリル共重合ポリマーは、カルボジイミド硬化剤で架橋されており、
前記カルボジイミド硬化剤は、pHが8~11の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の化粧シート。 - 前記アクリル共重合ポリマーは、カルボジイミド硬化剤で架橋されており、
前記カルボジイミド硬化剤は、NCN当量が385または430であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の化粧シート。 - 前記シリカフィラーは、1mL/g以上の細孔容積を有することを特徴とする請求項2に記載の化粧シート。
- 前記シリカフィラーは、100mL~200mL/100gの吸油量を有することを特徴とする請求項2に記載の化粧シート。
- 基材上に、絵柄層と、アンカーコート層と、透明樹脂層と、トップコート層と、を少なくともこの順で積層する化粧シートの製造方法であって、
前記透明樹脂層は、ポリプロピレンを主成分とし、膜厚が70μm以上100μm以下の範囲内で形成し、
前記トップコート層は、アクリル樹脂を主成分とし、膜厚が3μm以上15μm以下の範囲内で形成し、
前記トップコート層は、ガラス転移温度が80℃以上、酸価が50mgKOH/g以上のアクリル共重合ポリマーとカルボジイミド硬化剤で形成し、
前記アクリル共重合ポリマーは、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、及びメタアクリル酸のみをアクリルモノマーとするアクリル共重合ポリマーであることを特徴とする化粧シートの製造方法。 - 前記トップコート層に光沢調整剤として、シリカフィラーを含むことを特徴とする請求項10に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記トップコート層に耐候剤として、トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤と、NOR型骨格を有する光安定剤とを含むことを特徴とする請求項10または請求項11のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記トップコート層に滑剤として、ポリエチレン系ワックスを含むことを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記各コート層がグラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷のいずれかの方法で形成されることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記基材の膜厚は、50μm以上100μm以下の範囲内であり、
前記絵柄層の膜厚は、1μm以上5μm以下の範囲内であり、
前記アンカーコート層の膜厚は、1μm以上3μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。 - 前記アクリル共重合ポリマーは、前記カルボジイミド硬化剤で架橋されており、
前記カルボジイミド硬化剤は、pHが8~11の範囲内であることを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。 - 前記アクリル共重合ポリマーは、前記カルボジイミド硬化剤で架橋されており、
前記カルボジイミド硬化剤は、NCN当量が385または430であることを特徴とする請求項10から請求項16のいずれか1項に記載の化粧シートの製造方法。 - 前記シリカフィラーは、1mL/g以上の細孔容積を有することを特徴とする請求項11に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記シリカフィラーは、100mL~200mL/100gの吸油量を有することを特徴とする請求項11に記載の化粧シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021045484A JP7779011B2 (ja) | 2021-03-19 | 2021-03-19 | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021045484A JP7779011B2 (ja) | 2021-03-19 | 2021-03-19 | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022144456A JP2022144456A (ja) | 2022-10-03 |
| JP7779011B2 true JP7779011B2 (ja) | 2025-12-03 |
Family
ID=83454424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021045484A Active JP7779011B2 (ja) | 2021-03-19 | 2021-03-19 | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7779011B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005103847A (ja) | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3147739B2 (ja) * | 1995-10-02 | 2001-03-19 | 東洋インキ製造株式会社 | メラミン樹脂含浸印刷紙及びそれを用いた化粧板 |
-
2021
- 2021-03-19 JP JP2021045484A patent/JP7779011B2/ja active Active
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005103847A (ja) | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022144456A (ja) | 2022-10-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| ES2483994T3 (es) | Procedimiento para la laminación de láminas de plástico sobre sustratos de material derivado de la madera, en particular para la generación de superficies de alto brillo | |
| JP7172558B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP7052731B2 (ja) | 積層延伸フィルム、化粧シート用基材、化粧シート及び化粧板 | |
| JP7823688B2 (ja) | 積層体および化粧シート | |
| JP2024152925A (ja) | 積層体およびそれを用いた化粧シート | |
| US12104043B2 (en) | Protective film and sheet | |
| JP5239351B2 (ja) | 化粧シート | |
| CN110087879A (zh) | 装饰材料 | |
| JP7459920B2 (ja) | 保護フィルムおよびシート | |
| JP7779011B2 (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP7800088B2 (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP2023169621A (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP7322487B2 (ja) | 保護フィルムおよびシート | |
| JP7119704B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP2024176909A (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP7192261B2 (ja) | 保護フィルムおよびシート | |
| JP2022102877A (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP4797723B2 (ja) | 化粧シート | |
| JP2005028837A (ja) | 化粧シート | |
| JP2024061064A (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP2024110521A (ja) | 化粧シート、及び化粧シートの製造方法 | |
| JP2023180071A (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
| JP2025067535A (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
| JP7647140B2 (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
| JP5857495B2 (ja) | 透明樹脂シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240221 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20241105 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20241210 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250205 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250513 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250711 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20251021 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20251103 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7779011 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |