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JP7783219B2 - 商取引状況管理装置、商取引状況管理方法、及び、商取引状況管理プログラム - Google Patents
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JP7783219B2 - 商取引状況管理装置、商取引状況管理方法、及び、商取引状況管理プログラム - Google Patents

商取引状況管理装置、商取引状況管理方法、及び、商取引状況管理プログラム

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Description

本発明は、商取引状況管理装置、商取引状況管理方法、及び、商取引状況管理プログラムに関する。
特許文献1(特開2017-174389号公報)に開示されている債権債務管理装置は、ユーザにより選択された取引先データに対応する基本情報に含まれる事業所データと部門データとを変更可能に表示する。ユーザにより、この基本情報が変更された場合、変更後の債権債務管理事業所の事業所データ及び(又は)変更後の債権債務管理部門の部門データを含む変更データ、並びに、基本情報の未変更データを含む債権債務管理情報を取得する。そして、ユーザに債権債務管理情報に対応する金額と取引日と取引方法とを含む取引詳細データを入力させるように制御し、債権債務管理情報と取引詳細データと含む取引データを取得して登録する。
このように、債権債務管理情報をシステム上に設定することで、債権債務管理情報が変更又は追加になった場合でも、容易に運用及び管理を行うことができる。
特開2017-174389号公報
ここで、取引先との間の商取引状況を確認可能な装置の開発が望まれている。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、取引先との間の商取引状況を確認可能とした商取引状況管理装置、商取引状況管理方法、及び、商取引状況管理プログラムの提供を目的とする。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る商取引状況管理装置は、取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較部と、取引日が最終取引日以降の日付である比較結果が比較部から得られた際に、記憶部の最終取引日を取引日に更新する更新部と、更新された最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御部と、を有し、記憶部には、最終取引日の他、取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、取引先が定める、締日から支払までに要する月数である回収月、及び、回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、記憶部を参照し、取引日の支払の回収を行う回収月に属する締日を、取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成部と、記憶部を参照し、締日が属する月に、回収月を加算すると共に、回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成部と、回収予定日、最終取引日、商取引により発生した売上金額、売上金額に対する、取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成部と、をさらに備え、出力制御部は、生成された回収予定表を出力機器に出力制御する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る商取引状況管理装置が行う商取引状況管理方法は、比較部が、取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較ステップと、更新部が、取引日が最終取引日以降の日付である比較結果が比較部から得られた際に、記憶部の最終取引日を取引日に更新する更新ステップと、出力制御部が、更新された最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御ステップと、を有し、記憶部には、最終取引日の他、取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、取引先が定める、締日から支払までに要する月数である回収月、及び、回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、締日生成部が、記憶部を参照し、取引日の支払の回収を行う回収月に属する締日を、取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成ステップと、回収予定日生成部が、記憶部を参照し、締日が属する月に、回収月を加算すると共に、回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成ステップと、回収予定表生成部が、回収予定日、最終取引日、商取引により発生した売上金額、売上金額に対する、取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成ステップと、をさらに備え、出力制御ステップでは、生成された回収予定表を出力機器に出力制御する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る商取引状況管理プログラムは、コンピュータを、取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較部と、取引日が最終取引日以降の日付である比較結果が比較部から得られた際に、記憶部の最終取引日を取引日に更新する更新部と、更新された最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御部として機能させ、記憶部には、最終取引日の他、取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、取引先が定める、締日から支払までに要する月数である回収月、及び、回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、記憶部を参照し、取引日の支払の回収を行う回収月に属する締日を、取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成部と、記憶部を参照し、締日が属する月に、回収月を加算すると共に、回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成部と、回収予定日、最終取引日、商取引により発生した売上金額、売上金額に対する、取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成部としてコンピュータをさらに機能させ、出力制御部は、生成された回収予定表を出力機器に出力制御する。
本発明は、取引先との間の商取引状況を確認することができる。
図1は、実施の形態の商取引状況管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、得意先マスタの一例を示す図である。 図3は、請求先マスタの一例を示す図である。 図4は、実施の形態の商取引状況管理装置の動作の概要を説明するための図である。 図5は、売上入力画面の一例を示す図である。 図6は、売上データの一例を示す図である。 図7は、請求先マスタの最終取引日の更新動作を説明するための図である。 図8は、締売上日の特定動作を説明するための図である。 図9は、特定された回収予定日が回収予定月に存在しない場合に、回収予定月に存在する日付に、回収予定日を設定し直す動作を説明するための図である。 図10は、回収予定表の一例を示す図である。 図11は、売上データ及び入金データの一例を示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる商取引状況管理装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(ハードウェア構成)
図1に示すように、実施の形態の商取引状況管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)等の表示部、印刷装置、又は、スピーカ装置等が相当する。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置及びマイクロホン装置等の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置等を用いることができる。通信インターフェース部4は、例えばインターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網等のネットワークに接続される。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、商取引状況管理を行うための商取引状況管理プログラムが記憶されている。また、この記憶部2には、得意先マスタ11、請求先マスタ12、回収予定表データ、売上データ、及び、入金データが記憶されている。
得意先マスタ11は、図2に示すように得意先コード、得意先名、及び、請求先コードを含んで構成されている。この得意先マスタ11により、得意先と請求先とが関連付けされている。この図2の例の場合、得意先Aの得意先コードは「T001」であり、この得意先に対する請求は、「S001」の請求先コードで行われることを示している。
請求先マスタ12は、図3に示すように、請求先コード、請求先名、最終取引日、締日、回収月、及び、回収日を含んで構成されている。「最終取引日」は、その得意先と商取引を行った日付以降の日付では商取引が行われておらず、その得意先と商取引を行った最後の日付である。
「締日」は、その得意先の所定の会計期間毎の最終日である。「回収月」は、「締日」から支払までに要する月数である。換言すると、「回収月」は、「締日」以降の日付が属する月で、その得意先に対する請求金額の金銭が回収可能となる月までの月数である。「回収日」は、「回収月」において支払が行われる日付である。
図3の例は、請求先コードが「S001」で請求先名が「請求先A」に対する最終的な商取引は、「最終取引日」で示される「2022年4月20日」であることを示している。また、図3の例は、「請求先A」は、締日が毎月「31日(又は末日)」であり、この締日以降、「1」月後に請求金額の回収が可能であり、その回収日は、回収月に相当する月の「31日(又は末日)」であることを示している。
(商取引状況管理装置の機能構成)
次に、制御部3は、記憶部2に記憶されている商取引状況管理プログラムを実行することで、図1に示すように、比較部21、更新部22、表示制御部23(出力制御部の一例)、締日生成部24、回収予定日生成部25、及び、回収予定表生成部26として機能する。
比較部21は、取引先(得意先、請求先)と商取引を行った取引日が、例えば受注入力又は売上入力等で入力された際に、記憶部(請求先マスタ12)に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する。
更新部22は、取引日が最終取引日以降の日付である比較結果が比較部から得られた際に、記憶部(請求先マスタ12)の最終取引日を、入力された取引日に更新する。出力制御部(一例として表示制御部23)は、更新された最終取引日を出力機器(モニタ装置、記憶装置、スピーカ装置又は印刷装置等)に出力制御する。
また、記憶部(請求先マスタ12)には、最終取引日の他、取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、取引先が定める締日から支払までに要する月数である回収月、及び、回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されている。締日生成部24は、記憶部(請求先マスタ12)を参照し、取引日の支払の回収を行う回収月に属する締日を、取引日の商取引に対応する締日として生成する。
回収予定日生成部25は、記憶部(請求先マスタ12)を参照し、締日が属する月に、回収月を加算すると共に、回収日を付加して日付である回収予定日を生成する。回収予定表生成部26は、回収予定日、最終取引日、商取引により発生した売上金額、売上金額に対する、取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する。出力制御部(一例として表示制御部23)は、生成された回収予定表を出力機器(モニタ装置、記憶装置、スピーカ装置又は印刷装置等)に出力制御する。
また、回収予定日生成部25は、生成した回収予定日が存在しない日付である場合、生成した回収予定日が属する月の存在する日付を回収予定日とする。
(商取引状況管理装置の動作概要)
次に、実施の形態の商取引状況管理装置1は、図4に示すように受注入力又は売上入力等の取引入力があると、請求先マスタ12に記憶されている取引先(得意先、請求先)と商取引を行った過去の日付のうち、現在から最も近い日付である最終取引日を、入力された取引日に更新する。この最終取引日は、取引先との間の商取引状況を示す日付となる。すなわち、最終取引日と現在の日付との間に、例えば2カ月以上等の、商取引が行われていない期間が存在する場合、円滑な商取引状況とは言い難いため、与信の再調査を行う等の措置を取ることができる。
また、実施の形態の商取引状況管理装置1は、入力された売上データに基づいて、得意先マスタ11及び請求先マスタ12を参照し、その得意先に対する、債権の回収予定を含む回収予定表を生成する。この回収予定表に対して、請求先マスタ12に基づいて算出した「回収予定日」を入力する。これにより、回収予定表を参照することで、未回収債権の回収予定等を確認可能とすることができる。
(最終取引日の更新動作)
まず、請求先マスタ12の最終取引日の更新動作を説明する。この更新動作は、商取引状況管理装置1の制御部3が、記憶部2に記憶されている商取引状況管理プログラムに基づいて以下の各部として機能し、実行される。
まず、操作者は、商取引を受注した場合、この受注入力を行うべく、入力装置6を介して受注入力画面の表示を指定操作する。または、操作者は、商取引が行われた場合、この売上入力を行うべく、入力装置6を介して売上入力画面の表示を指定操作する。なお、以下、売上入力を例として説明を進める。
操作者により、売上入力画面の表示が指定されると、表示制御部23は、図5に例示する売上入力画面を、出力装置7を介して表示する。図5に示すように、売上入力画面は、受注番号の表示欄、事業所コードの入力欄、売上日の入力欄、得意先コードの入力欄、担当者の入力欄、納入先の入力欄、仕入先の入力欄を備えている。
また、売上入力画面は、仕入日の入力欄、請求先コードの入力欄、回収予定日の入力欄、売上時通過の入力欄、売上時レートの入力欄、仕入時通過の入力欄、仕入時レートの入力欄を備えている。また、売上入力画面は、売り上げた商品の受注区分、商品名、数量、単価等の明細の入力欄を備えている。
データ生成部27は、売上入力画面の入力内容に基づいて、図6に示すように、売上番号、行番号、売上区分、事業所コード、売上日、担当者コード、得意先コード、請求先コード、納入先コード、仕入先コード、商品名、数量(売上数量)、売上単価、及び、金額(売上金額)を含む売上データを生成し、記憶部2に記憶させる。
この図6に示す売上データの例は、仕入先の倉庫から得意先に対して、直接的に商品の納入が行われる「直送売上」が行われた際の売上データの例である。このため、売上区分が「直送売上」となっている。また、この図6の例は、売上日が「2022年7月24日」であり、商品コードが「SH01」の「アンモニア」が「2ケース」、及び、商品コードが「SH02」の「硝酸」が「10ケース」販売された例を示している。また、この図6の例は、「2ケース」が販売された「アンモニア」の売上単価は「1300円」であるため、売上金額は「2600円」となった例である。また、「10ケース」が販売された「硝酸」の売上単価は「950円」であるため、売上金額は「9500円」となった例である。
一方、売上入力画面を介して得意先コード、及び、売上日等が入力されると、比較部21は、入力された得意先コードに基づいて、図2に示した得意先マスタ11を参照し、入力された得意先コードに関連付けされている請求先コードを検出する。図5の例の場合、売上入力画面を介して「T001」の得意先コードが入力されたため、比較部21は、「T001」の得意先コードに関連付けされている、「S001」の請求先コードを、得意先マスタ11から検出する。
また、比較部21は、得意先マスタ11から検出した「S001」の請求先コードに基づいて図3に示す請求先マスタ12を参照し、「S001」の請求先コードの「請求先A」の最終取引日を検出する。そして、検出した最終取引日と、売上入力画面を介して入力された売上日(取引日の一例)とを比較する。図3及び図5の例の場合、売上入力画面を介して入力された「請求先A」の売上日が「2022年7月24日」であるのに対し、請求先マスタ12に記憶されている「請求先A」の最終取引日は「2022年4月20日」である。このため、比較部21は、売上日が最終取引日以降の日付である比較結果を出力する。
更新部22は、売上日が最終取引日以降の日付である比較結果が比較部21から得られた場合、請求先マスタ12における、その請求先の最終取引日を、売上日の日付に更新処理する。上述の例の場合、「請求先A」の売上日は「2022年7月24日」であり、請求先マスタ12の最終取引日は「2022年4月20日」ある。このため、比較部21から、売上日が最終取引日以降の日付である比較結果が得られることとなり、更新部22は、請求先マスタ12の「2022年4月20日」の最終取引日を、図7に示すように、売上日の「2022年7月24日」の日付に更新処理する。表示制御部23は、操作者により指定されたタイミング等の所定のタイミングで、最終取引日を含む請求先マスタ12を、出力装置7を介して表示する。
この最終取引日は、請求先との間の商取引状況を示す日付となる。すなわち、最終取引日と現在の日付との間に、例えば2カ月以上等の、商取引が行われていない期間が存在する場合、円滑な商取引状況とは言い難いため、例えばリスク審査部等の与信調査を行う部門が、与信の再調査を行う等の措置を取ることができる。
(回収予定表の生成動作)
次に、このような最終取引日と共に、回収予定日、回収率等を含む回収予定表を作成することで、通常の取引先に対しても、与信管理とは別視点で、取引年月日が最近日付であるに関わらず回収率が低い等の、与信チェックだけでは補いきれない回収作業におけるチェックを可能とすることができる。
すなわち、上述の売上入力時(又は受注入力時等)において(最終取引日の更新後が好ましい)、締日生成部24は、売上入力画面に入力された売上日(図5及び図6参照)、及び、図3に示す請求先マスタ12の「締日」、「回収月」及び「回収日」を参照し、図8に示すように、売上日に対応する締日を生成する。
すなわち、図8の例のように「9月25日」が売上日であった場合、締日生成部24は、25日以降で最も日付が近い締日として「31日」の締日を取得する。しかし、この「31日」の締日は、「回収月」前の月に属する日付であるため、締日生成部24は、31日以降の締日として、翌月の「10日」の締日及び「20日」の締日を検出し、このうち、「回収日」である「31日(末日)」に近い方の締日である「(2009年)10月20日」を締日として生成する。
次に、回収予定日生成部25は、請求先マスタ12を参照し、上述のように生成した締日が属する月に、回収月を加算すると共に、この加算した日付に回収日を付加して回収予定日を生成する。
すなわち、上述の例の場合、「9月25日」の売上日に対して、締日生成部24で生成された締日が「2009年10月20日」である。図3に示した請求先マスタ12に記憶されているように、回収月は「1」で、回収日が「31日」である。このため、回収予定日生成部25は、図9に示すように、2009年10月に回収月の「1月」を加算して「2009年11月」とし、この「2009年11月」に回収日の「31日」を付加して「2009年11月31日」を回収予定日とする。
ここで、11月の末日としては、「31日」は存在せず、「30日」が末日である。このように、生成した回収予定日が存在しない日付である場合、生成した回収予定日が属する月の存在する日付である「2009年11月30日」を回収予定日として生成する。これにより、例えば2月のように、末日に「31日」が存在しない月であっても、「28日(又は29日:閏年)」に回収予定日を修正して生成することができる。
次に、回収予定表生成部26は、図11(a)に示す売上データ、及び、図11(b)に示す入金データを参照し、「入金金額/売上金額」の演算を行うことで、その得意先及び売上に対する回収率を算出する。入金データは、図示しない入金入力画面に基づいて操作者により入力され、データ生成部27により記憶部2に記憶されたデータである。なお、入金データ及び売上データは、ネットワーク等を介して会計サーバ装置から取得したものを用いてもよいし、外部メモリに記憶されているものを取得して用いてもよい。
回収予定表生成部26は、例えば図11(a)の1番目のレコードの「S001」の請求先コードの請求先に対する売上金額は「2800円」であるのに対し、図11(b)の1番目のレコードに示すように、「S001」の請求先コードの請求先からの入金額は「2800円」である。この場合、回収率は、「2800円/2800円=100%」となる。
しかし、「S001」の請求先コードの請求先に対する「2800円」以外の売上金額としては、図11(a)に示すように「6750円」及び「1万2100円」の売上金額が存在するが、これらの売上に対する入金は、図11(b)に示すように、入金がされていない状況である。この場合、「0円(=入金額)/6750円」及び「0円(=入金額)/1万2100円」となり、それぞれ回収率は「0%」となる。
すなわち、「S001」の請求先コードの請求先は、「2800円」の売上に対して「2800円」の入金を行った以外は、「6750円」及び「1万2100円」の売上に対する入金は「0円」であることを示している。
一方、図11(a)の4行目のレコードに示す、請求先コードが「S002」の請求先の「6800円」の売上に対する入金であるが、図11(b)に示すように、入金が「0円」の状態である。このため、「0円(=入金額)/6800円」となり、この場合も回収率は「0%」となる。
また、図11(a)の5行目~8行目のレコードに示す、請求先コードが「S003」の請求先の「2900円」、「2900円」、「7750円」及び「5600円」の売上に対する入金であるが、図11(b)に示すように、「5600円」の売上に対する入金以外は、売上金額と同額の入金が行われている。このため、「5600円」の売上に対する回収率は「0%」であり、請求先コードが「S003」の、この他の売上に対する回収率は「100%」となる。
このように各回収率を算出すると、回収予定表生成部26は、図11(a)に示した売上データ、図11(b)に示した入金データ、回収予定日生成部25により生成された回収予定日、及び、算出した回収率に基づいて、図10に例示するように、連番(No)、事業所コード、請求先コード、売上金額、回収予定日、最終取引日、入金額、及び、回収率を含む回収予定表を生成し、この回収予定表データを記憶部2に記憶させる。表示制御部23は、操作者により指定されたタイミング等の所定のタイミングで、この回収予定表を、出力装置7を介して表示する。
この回収予定表により、例えば図10の「S001」の請求先コードの請求先の場合、3行目のレコードの「1万2100円」の商取引の最終取引日が「2022年7月24日」、回収予定日が「2022年8月31日」である。この商取引は、最近の商取引であるにも関わらず、2行目のレコードの「6700円」の売上金が未回収となっている。このような商取引状況に問題が無いかということを、回収予定表に基づいて検討することができる。
また、図10の「S002」の請求先コードの請求先の場合、4行目のレコードの「6800円」の商取引の最終取引日が「2022年4月24日」、回収予定日が「2023年4月30日」である。この商取引は、最終取引日が回収予定日の約1年前であるにも関わらず、売上金が未回収となっている。このような商取引状況に問題が無いか、また、回収予定日が正しいか否か等を、回収予定表に基づいて判断することができる。
なお、与信チェックは、比較部21が、「未回収債権額+受注残額-発注残額-未支払債務残額」の演算式で算出される金額を算出すると共に、この算出した金額が、操作者により図示しない与信マスタ等に、取引先別に設定された与信額を超過するか否かを判別することで行う。
また、このような与信チェックは、一例ではあるが、現場営業担当者等の操作者が、次回の商取引を受注入力又は売上入力等で計上するタイミングで行われる。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の商取引状況管理装置1は、請求先マスタ12に「最終取引日」を保持し、受注入力時又は売上入力時等の取引入力時等に、取引対象の請求先に対する「最終取引日」を更新する。これにより、最終取引日を着眼点として、未回収債権がある請求先を確認することができる。また、各商取引に対する回収状況を見落とす不都合を防止できる。
具体的には、「最終取引日」は、請求先との間の商取引状況を示す日付であるため、最終取引日と現在の日付との間に、例えば2カ月以上等の、商取引が行われていない期間が存在する場合、円滑な商取引状況とは言い難いこととなる。このため、例えばリスク審査部等の与信調査を行う部門が、与信の再調査を行う等の措置を取ることができる。
また、実施の形態の商取引状況管理装置1は、最終取引日と共に、回収予定日、回収率等を含む回収予定表を作成することで、常日頃、商取引を行っている取引先に対して、事前の与信管理とは別視点で取引先との間の商取引状況を確認可能とすることができる。このため、例えば売上日が最近の日付であるにも関わらず回収率が低い等、与信チェックだけでは補いきれない債権の回収状況を確認可能とすることができる。また、例えばリスク審査部等の与信調査を行う部門で、再度、与信の精査を行うことができ、商取引の見直し等を行うことができる。
また、例えば、化学商社においては、仕入先の倉庫から得意先に対して、直接的に商品の納入が行われる「直送取引」が多い。また、取引量及びステークホルダ(利害関係者)が多いことから、経理部だけで債権消込業務を行うことは困難となっている。また、経理部が、債権元となる売上計上の回収予定日だけで回収遅延の判断を行うことも困難となっている。
しかし、実施の形態の商取引状況管理装置1は、「最終取引日」に基づいて、請求先等を容易に特定できるため、経理部だけで債権消込業務を行うことを可能とすることができる。また、回収予定表を作成することで、債権元となる売上計上の回収予定日だけで、経理部が回収遅延の判断を行うことを可能とすることができる。
また、営業部が債権の回収作業を行っている企業では、債権回収率が低くなる傾向にある。しかし、実施の形態の商取引状況管理装置1は、営業部が債権の回収作業を行っている企業においても、回収予定表の回収予定日等を参照することで、回収遅延の判断を容易に行うことができるため、債権回収率の向上を図ることができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び目標9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、目標13及び目標15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、商取引状況管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、商取引状況管理装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて商取引状況管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、この商取引状況管理装置1の商取引状況管理プログラムは、商取引状況管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための商取引状況管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した商取引状況管理装置1において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、商取引状況管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば直送取引が多い化学商社の商取引状況の管理の他、様々な業種の商取引状況の管理に適用できる。
1 商取引状況管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 得意先マスタ
12 請求先マスタ
21 比較部
22 更新部
23 表示制御部
24 締日生成部
25 回収予定日生成部
26 回収予定表生成部

Claims (4)

  1. 取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較部と、
    前記取引日が前記最終取引日以降の日付である比較結果が前記比較部から得られた際に、前記記憶部の前記最終取引日を前記取引日に更新する更新部と、
    更新された前記最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御部と、を有し、
    前記記憶部には、前記最終取引日の他、前記取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、前記取引先が定める、前記締日から支払までに要する月数である回収月、及び、前記回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、
    前記記憶部を参照し、前記取引日の支払の回収を行う前記回収月に属する前記締日を、前記取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成部と、
    前記記憶部を参照し、前記締日が属する月に、前記回収月を加算すると共に、前記回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成部と、
    前記回収予定日、前記最終取引日、前記商取引により発生した売上金額、前記売上金額に対する、前記取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成部と、をさらに備え、
    前記出力制御部は、生成された前記回収予定表を前記出力機器に出力制御すること、
    を特徴とする商取引状況管理装置。
  2. 前記回収予定日生成部は、生成した前記回収予定日が存在しない日付である場合、生成した前記回収予定日が属する月の存在する日付を、前記回収予定日とすること、
    を特徴とする請求項1に記載の商取引状況管理装置。
  3. 比較部が、取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較ステップと、
    更新部が、前記取引日が前記最終取引日以降の日付である比較結果が前記比較部から得られた際に、前記記憶部の前記最終取引日を前記取引日に更新する更新ステップと、
    出力制御部が、更新された前記最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御ステップと、を有し、
    前記記憶部には、前記最終取引日の他、前記取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、前記取引先が定める、前記締日から支払までに要する月数である回収月、及び、前記回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、
    締日生成部が、前記記憶部を参照し、前記取引日の支払の回収を行う前記回収月に属する前記締日を、前記取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成ステップと、
    回収予定日生成部が、前記記憶部を参照し、前記締日が属する月に、前記回収月を加算すると共に、前記回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成ステップと、
    回収予定表生成部が、前記回収予定日、前記最終取引日、前記商取引により発生した売上金額、前記売上金額に対する、前記取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成ステップと、をさらに備え、
    前記出力制御ステップでは、生成された前記回収予定表を前記出力機器に出力制御すること、
    を特徴とする、商取引状況管理装置が行う商取引状況管理方法。
  4. コンピュータを、
    取引先と商取引を行った取引日が入力された際に、記憶部に記憶されている前回の取引日である最終取引日と比較する比較部と、
    前記取引日が前記最終取引日以降の日付である比較結果が前記比較部から得られた際に、前記記憶部の前記最終取引日を前記取引日に更新する更新部と、
    更新された前記最終取引日を出力機器に出力制御する出力制御部として機能させ、
    前記記憶部には、前記最終取引日の他、前記取引先が定める所定の会計期間毎の最終日である締日、前記取引先が定める、前記締日から支払までに要する月数である回収月、及び、前記回収月において支払が行われる日付である回収日が記憶されており、
    前記記憶部を参照し、前記取引日の支払の回収を行う前記回収月に属する前記締日を、前記取引日の商取引に対応する締日として生成する締日生成部と、
    前記記憶部を参照し、前記締日が属する月に、前記回収月を加算すると共に、前記回収日を付加して日付である回収予定日を生成する回収予定日生成部と、
    前記回収予定日、前記最終取引日、前記商取引により発生した売上金額、前記売上金額に対する、前記取引先からの入金額を含む回収予定表を生成する回収予定表生成部として前記コンピュータをさらに機能させ、
    前記出力制御部は、生成された前記回収予定表を前記出力機器に出力制御すること、
    を特徴とする商取引状況管理プログラム。
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