JP7789194B2 - 異常診断装置、異常診断システム、異常診断方法及びプログラム - Google Patents
異常診断装置、異常診断システム、異常診断方法及びプログラムInfo
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Description
図1~図9を用いて本実施の形態における異常診断装置101について説明する。
図1において、異常診断装置101は、電動機5に接続されている配線9A、9B、9Cのいずれかに接続された電流検出部1と、監視診断部2と、診断結果出力部3とを有する。
インバータ7は、商用電源8に接続され、商用電源8からの交流電力を直流電力に変換するAC-DCコンバータと、直流電力を交流電力に変換するDC-ACコンバータとを組み合わせて構成されており、DC-ACコンバータが変換した交流電力を電動機5に供給する。
回転機械設備4は、電動機5と、電動機5に接続され電動機5を動力源とする負荷設備6とを有する。例えば、負荷設備6は、電動機5を動力源として駆動する水ポンプ、真空ポンプ、ファン、ブロア等である。
図6は、電流検出部1が検出した電流信号の波形を示す図である。縦軸は電流値を、横軸は時間を表す。電流信号の波形は、点線(U相)、破線(V相)、実線(W相)で示されている。
電源周波数とは、商用電源8の周波数であり、電源周波数の3次成分とは、電源周波数に対して3倍の周波数のことである。周波数は、電源周波数に対してx倍の周波数を持つとき、電源周波数のx次成分であると表現される。xは、0以上の整数である。
インバータ7による電力変換の過程において、AC-DCコンバータにより商用電源8からの交流電力を直流電力に変換する際に、コンバータ回路の動作により電源周波数を持つ基本波と電源周波数の整数倍の周波数をもつ高調波が合成された歪んだ波形の電流が発生する。この歪んだ波形の電流が電圧波形に影響を与え、電圧波形を歪ませる。歪んだ波形の電圧を印加した機器にも同様に歪んだ波形の電流が流れる。
また、図7では電源周波数が50Hzの例を示したが、以降の異常診断装置101の処理フローの説明では、電源周波数が60Hzである場合の処理フローを説明する。
具体的には、周波数解析部22Aから入力されたU相の電流信号の周波数解析結果のデータから、電源周波数の0次成分である0Hzから2次成分である120Hzまでの周波数範囲を特徴周波数帯として、この特徴周波数帯に属するデータを抽出する。
ここで、特徴周波数帯とは、後述する特徴量の算出に用いられる周波数範囲のことである。
結果、微小なトルク変動の影響を受けた電流信号の周波数解析結果は、電源周波数近傍の周波数範囲である電源周波数の0次成分から2次成分の周波数範囲で信号強度が増加する。
このような理由により、電源周波数の0次成分である0Hzから2次成分である120Hzの周波数範囲を特徴周波数帯として抽出する。
変調波の側帯波成分は、電動機5の回転周波数に依存し、変調波周波数の両側に回転周波数分ずれた周波数において現れる。図8では、電源周波数±回転周波数の周波数において変調波の側帯波成分のスペクトル12Aが出現する。
図8では、電源周波数±20Hzにおいてノイズ成分のスペクトル12Bが出現したが、使用するインバータ7の制御方法、種類等により、電源周波数±20Hzとは異なる周波数にも出現する場合がある。
また、側帯波成分のスペクトル12A及びノイズ成分のスペクトル12Bが、電源周波数の0次成分から2次成分の周波数範囲内に出現する例を示したが、キャビテーション以外の異常が同時に発生した場合は、側帯波成分のスペクトル12A及びノイズ成分のスペクトル12Bとは異なるスペクトルピークが当該周波数範囲に出現する場合もある。
例えば、電源周波数が50Hzである場合と電源周波数が60Hzである場合の両方に対応するように、0Hzから120Hzの周波数範囲、200Hzから360Hzの周波数範囲、300Hzから480Hzに含まれる周波数範囲等の中で複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出してもよい。
図5のステップS3において、特徴周波数帯抽出部22Bは、周波数解析部22Aから入力されたU相の電流信号の周波数解析結果のデータから、図9に示すような特徴周波数帯に属するデータを抽出する。
そして、ステップS4Cにおいて、特徴量算出部221Cは、初期学習記録期間Tが予め定められた期間T0より小さいか否かを判定する。初期学習記録期間Tが予め定められた期間T0より小さい場合(ステップS4C:YESの場合)に、処理をステップS1に進め、初期学習記録期間Tが予め定められた期間T0以上である場合(ステップS4C:NOの場合)に、処理をステップS4Dに進める。
例えば、判定基準を生成するための統計処理の方法としては、判定基準記憶部21Bに蓄積した特徴量の平均、ばらつきσ、2σ、3σ等を算出することにより生成する方法がある。
このように、図5のステップS1~ステップS7により、回転機械設備4の異常を診断する。
例えば、電源周波数の0次成分から2次成分の周波数範囲及び電源周波数の4次成分から6次成分の周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数に属するデータをそれぞれ抽出し、電源周波数の0次成分から2次成分の周波数範囲の中で抽出した特徴周波数帯及び電源周波数の4次成分から6次成分の周波数範囲の中で抽出した特徴周波数帯に属するデータを用いて回転機械設備の異常診断を行ってもよい。
図13は実施の形態1の変形例1に係る異常診断システム201を示す図である。図1に示した構成例では、電流検出部1と、監視診断部2と、診断結果出力部3とが一体化された異常診断装置101を備え、異常診断装置101が回転機械設備4の異常診断を行うが、図13に示した異常診断システム201は、監視診断部2及び診断結果出力部3を備えるサーバ30と、電動機5-1~5-n及び負荷設備6-1~6-nを備える回転機械設備4-1~4-nに接続された電流検出部1-1~1-nと、を備え、電流検出部1-1~1-nとサーバ30とがネットワークを介して接続される。nは、回転機械設備4-1~4-nの数であり、1以上の整数である。電流検出部1-1~1-nは、それぞれ対応する回転機械設備4-1~4-nの電流信号を測定する。この場合、異常診断システム201の監視診断部2は、回転機械設備4-1~4-nに対応する電流検出部1-1~1-nから電流信号を、ネットワークを介して取得する。これ以外の異常診断システム201の動作及び構成は実施の形態1に示した例と同様である。
電動機5-1~5-nは、同一の機種の電動機5-1~5-nであってもよいし、少なくも一部が他の電動機5-1~5-nと異なる機種であってもよい。負荷設備6-1~6-nは、同一の種類の負荷設備6-1~6-nであってもよいし、少なくとも一部が他の種類と異なっていてもよい。
図14は実施の形態1の変形例2に係る異常診断システム202を示す図である。図1に示した構成例では、電流検出部1と、監視診断部2と、診断結果出力部3とが一体化された異常診断装置101を備え、異常診断装置101が回転機械設備4の異常診断を行うが、図14に示した異常診断システム202は、電動機5-1~5-n及び負荷設備6-1~6-nを備える回転機械設備4-1~4-nに接続された電流検出部1-1~1-n、並びに監視診断部2-1~2-nを備える異常診断装置202-1~202-nと、データ取得部42及び診断結果出力部3を備えるサーバ40と、を備え、異常診断装置202-1~202-nとサーバ40とがネットワークを介して接続される。この場合、異常診断装置202-1~202-nは診断結果を、ネットワークを介して送信し、サーバ40の診断結果出力部3は、異常診断装置202-1~202-nから診断結果を、ネットワークを介して取得する。これ以外の異常診断システム202の動作及び構成は実施の形態1に示した例と同様である。
図15~図18を用いて本実施の形態における異常診断装置102について説明する。
実施の形態1において、スペクトルピークを除外した特徴周波数帯に属するデータに含まれる、全ての信号強度の総和と第1の閾値とを比較することで回転機械設備4の異常診断を行う構成について説明したが、本実施の形態では、特徴周波数帯に属するデータを信号強度が強度順に並び変えたソートデータを作成し、信号強度が予め定められた第2の閾値以上のデータを特徴周波数帯から除外する点が実施の形態1と異なる。それ以外の構成は実施の形態1と同様であり、実施の形態1と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
図16を用いて、異常診断装置102に含まれる各構成の詳細な説明とともに本実施の形態における異常診断装置102の処理フローについて説明する。ステップS32、ステップS42以外の処理は実施の形態1と同様である。
例えば、第2の閾値の決定方法は、特徴周波数帯に属するデータの中で最下限の信号強度を決定し、最下限の信号強度+10dBの値を第2の閾値とする等が挙げられる。
図17は、図7に示した電流信号の周波数解析結果を比較したグラフから、電源周波数±20Hzの周波数範囲、すなわち40Hz~80Hzの周波数範囲に含まれるデータを特徴周波数帯に属するデータとして抽出した場合を示す図である。縦軸は信号強度の一種である電流パワースペクトル、横軸は周波数を示す。ステップS2において周波数解析部22Aが電流信号を0.25Hzの分解能で周波数解析した場合、特徴周波数帯に属するデータ数は160個となり、160個のデータを信号強度が強度順に並び変えていく。
例えば、先述の第2の閾値の決定方法を用いると、図17において最下限の信号強度を-60dBと決定した場合、第2の閾値は-50dBとなる。
図18は図17に示した特徴周波数帯における160個のデータを信号強度が強度順に紙面左、すなわち0から、紙面右、すなわち160まで並び替えたソートデータを示す図である。縦軸は信号強度の一種である電流パワースペクトル、横軸はデータ順位を示す。図18では、実線で示されるように、信号強度が強度順にデータ順位が割り振られる。加えて、予め設定された第2の閾値である-50dBより信号強度(電流パワースペクトル)が高いデータをソートデータから除外している。
図19を用いて、実施の形態2の変形例1に係る異常診断システム203について説明する。
実施の形態1の変形例1では、図13を参照しつつ、特徴量算出部221Cを含む監視診断部2及び診断結果出力部3を備えるサーバ30と、電動機5-1~5-n及び負荷設備6-1~6-nを備える回転機械設備4-1~4-nに接続された電流検出部1-1~1-nと、を備える構成について説明したが、本変形例では、監視診断部2が実施の形態2に係る監視診断部2である点が実施の形態1の変形例1とは異なる。それ以外の構成は実施の形態1の変形例1と同様であり、実施の形態1の変形例1と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
図20を用いて、実施の形態の変形例2に係る異常診断システム204について説明する。
実施の形態1の変形例2では、図14を参照しつつ、電動機5-1~5-n及び負荷設備6-1~6-nを備える回転機械設備4-1~4-nに接続された電流検出部1-1~1-n、並びに監視診断部2-1~2-nを備える異常診断装置202-1~202-nと、データ取得部42及び診断結果出力部3を備えるサーバ40と、を備える構成について説明したが、本変形例では、異常診断装置が電流検出部1-1~1-n、並びに実施の形態2に係る監視診断部2-1~2-nを備える異常診断装置204-1~204-nである点が実施の形態1の変形例2とは異なる。それ以外の構成は実施の形態1の変形例2と同様であり、実施の形態1の変形例2と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
図21及び図22を用いて本実施の形態における異常診断装置103について説明する。
実施の形態1又は2において、微小なトルク変動を伴う故障モードによる異常を精度よく診断する構成について説明したが、本実施の形態では、微小なトルク変動を伴う故障モードによる異常を精度よく診断し、さらに回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を算出する点が実施の形態1又は2と異なる。それ以外の構成は実施の形態1又は2と同様だが、例として実施の形態2と同様の特徴量算出部222Cを有する場合について説明する。実施の形態1又は2と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
図22を用いて、異常診断装置103に含まれる各構成の詳細な説明とともに本実施の形態における異常診断装置103の処理フローについて説明する。ステップS5A、ステップS5B及びステップS63以外の処理は実施の形態1又は2と同様であり、実施の形態1又は2と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
そして、ステップS5Bにおいて、異常指標算出部223Eは、異常判定記憶部21Cから取得した異常診断結果を用いて、回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を異常累積時間として算出し、異常指標記憶部213Dに異常累積時間を出力する。
図23及び図24を用いて本実施の形態における異常診断装置104について説明する。
実施の形態3において、微小なトルク変動を伴う故障モードによる異常を精度よく診断し、さらに回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を異常累積時間として算出する構成について説明したが、本実施の形態では、異常を引き起こす回転機械設備4の運転条件を推定する点が実施の形態3と異なる。それ以外の構成は実施の形態3と同様であり、実施の形態3と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
運転条件記憶部21Eは、回転機械設備4の時々刻々の運転条件を格納する。運転条件は、例えば、水処理プラント等の公共プラント監視制御システムに適用する場合における、負荷設備6である水ポンプから送水される水の流量、水ポンプから送水される水の水圧、水ポンプへ水を流入又は排出する入出力配管の弁の開度等である。
ここで、単位運転時間当たりの異常累積時間は、単位運転において回転機械設備4に異常が発生した時間の割合、総運転時間当たりの異常累積時間は、総運転時間において回転機械設備4に異常が発生した時間の割合を指す。
単位運転時間当たりの異常累積時間は、単位運転時間に回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を単位運転時間で割ることにより算出される。
総運転時間当たりの異常累積時間は、回転機械設備4の駆動開始から現在までに回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を回転機械設備4の駆動開始から現在までの運転時間で割ることにより算出される。
図25及び図26を用いて本実施の形態における異常診断装置105について説明する。
実施の形態4において、異常を引き起こす回転機械設備4の運転条件を推定する構成について説明したが、本実施の形態では、回転機械設備4の劣化進行度を算出する点が実施の形態4と異なる。それ以外の構成は実施の形態4と同様であり、実施の形態4と同一のもの又は相当するものには同一の符号を付している。
ここで、劣化進行度は、回転機械設備4に発生した異常を原因とする回転機械設備4の劣化の進行度合いを示す指標である。
実施の形態1又は2において、微小なトルク変動を伴う故障モードによる異常を精度よく診断する構成について説明し、実施の形態3において、回転機械設備4に異常が発生している間の運転時間の合計を異常累積時間として算出する構成について説明し、実施の形態4において、異常を引き起こす回転機械設備4の運転条件を推定する構成について説明し、実施の形態5において、回転機械設備4の劣化進行度を算出する構成について説明した。
例えば、回転機械設備4のなかでもポンプ設備では、既述した通り、微小なトルク変動を伴う故障モードとしてキャビテーションがある。キャビテーションはポンプ内部で局所的に液体の流速が速くなることで、圧力が低下し、液体の飽和蒸気圧力を下回ると、液体が蒸気化することで発生する。さらに、蒸気から液体に戻る際の急激な体積変化によって衝撃が発生し、ポンプに損傷を与える。このようなキャビテーションを抑制するために、キャビテーションが発生する運転条件よりも回転機械設備4の回転速度を低下させることで、液体の流速を低下させる。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (26)
- 回転機械設備の異常を診断する異常診断装置であって、
電動機の電流信号を格納する電流信号記憶部と、
前記電流信号記憶部に格納された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析部と、
前記周波数解析部が前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出部と、
前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークを検出し、前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外し、前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、信号強度の総和を算出する特徴量算出部と、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断部と、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出部は、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させる異常診断装置。 - 回転機械設備の異常を診断する異常診断装置であって、
電動機の電流信号を格納する電流信号記憶部と、
前記電流信号記憶部に格納された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析部と、
前記周波数解析部が前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出部と、
前記特徴周波数帯に属するデータを信号強度の強度順に並び変え、前記特徴周波数帯に属するデータから前記信号強度が第2の閾値以上であるデータを除外し、前記信号強度が前記第2の閾値以上であるデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、前記信号強度の総和を算出する特徴量算出部と、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断部と、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出部は、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させる異常診断装置。 - 前記信号強度は、電流信号の電流値又は電流パワースペクトルである、請求項1又は2に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、電源周波数の0次成分から2次成分の周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、電源周波数の4次成分から6次成分の周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、電源周波数の6次成分から8次成分の周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、0Hzから120Hzの周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、200Hzから360Hzの周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記予め定められた周波数範囲は、300Hzから480Hzの周波数範囲である、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記電動機と前記電動機に電力を供給する商用電源とを接続する配線に接続され、前記電動機を駆動する電流を検出し、検出した電流の電流信号を前記電流信号記憶部に出力する電流検出部と、
をさらに備える、請求項3に記載の異常診断装置。 - 前記回転機械設備の運転条件を格納する運転条件記憶部と、をさらに備え、
異常と診断された場合に実行されていた前記回転機械設備の運転条件を回避して前記回転機械設備を運転させることを特徴とする請求項1または2に記載の異常診断装置。 - 前記異常診断部が前記回転機械設備を異常と診断した場合、前記異常診断部の診断結果を格納する異常判定記憶部と、をさらに備える、請求項3に記載の異常診断装置。
- 前記診断結果を表示する表示部、前記回転機械設備が異常と診断された場合に警報を発報する警報部、及び外部装置に前記診断結果を送信する外部出力通信部、のうちの少なくとも一つを有する診断結果出力部と、
をさらに備える、請求項12に記載の異常診断装置。 - 前記異常判定記憶部に格納された診断結果を用いて、前記回転機械設備に異常が発生している間の運転時間の合計である異常累積時間を算出する異常指標算出部と、
をさらに備える、請求項12に記載の異常診断装置。 - 前記回転機械設備の運転条件を格納する運転条件記憶部と、をさらに備え、
前記異常指標算出部は、前記回転機械設備の単位運転時間当たりの前記異常累積時間を算出し、前記回転機械設備の単位運転時間当たりの異常累積時間が第3の閾値以上となった場合、その際に実行されていた前記回転機械設備の運転条件を、前記回転機械設備に異常を引き起こす異常発生運転条件として推定する、請求項14に記載の異常診断装置。 - 前記異常発生運転条件を回避して前記回転機械設備を運転させることを特徴とする請求項15に記載の異常診断装置。
- 前記異常指標算出部は、前記回転機械設備の総運転時間当たりの前記異常累積時間を算出し、前記総和と前記異常累積時間のとの積、前記総和と前記回転機械設備の単位運転時間当たりの前記異常累積時間との積又は前記総和と前記回転機械設備の総運転時間当たりの前記異常累積時間との積である劣化進行度を算出する、請求項14に記載の異常診断装置。
- 前記回転機械設備の運転条件を格納する運転条件記憶部と、をさらに備え、
前記劣化進行度に応じて、異常と診断された場合に実行されていた運転条件を回避して前記回転機械設備を運転させることを特徴とする請求項17に記載の異常診断装置。 - 回転機械設備の異常を診断する異常診断システムであって、
電動機の電流信号を格納する電流信号記憶部と、
前記電流信号記憶部に格納された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析部と、
前記周波数解析部が前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出部と、
前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークを検出し、前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外し、前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、信号強度の総和を算出する特徴量算出部と、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断部と、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出部は、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させる異常診断システム。 - 回転機械設備の異常を診断する異常診断システムであって、
電動機の電流信号を格納する電流信号記憶部と、
前記電流信号記憶部に格納された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析部と、
前記周波数解析部が前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出部と、
前記特徴周波数帯に属するデータを信号強度の強度順に並び変え、前記特徴周波数帯に属するデータから前記信号強度が第2の閾値以上であるデータを除外し、前記信号強度が前記第2の閾値以上であるデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、前記信号強度の総和を算出する特徴量算出部と、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断部と、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出部は、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させる異常診断システム。 - 前記回転機械設備の運転条件を格納する運転条件記憶部と、をさらに備え、
異常と診断された場合に実行されていた前記回転機械設備の運転条件を回避して前記回転機械設備を運転させることを特徴とする請求項19または20に記載の異常診断システム。 - 回転機械設備の異常を診断する異常診断方法であって、
電動機に流れる電流信号を検出する電流信号検出ステップと、
前記電流信号検出ステップで検出された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析ステップと、
前記周波数解析ステップが前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出ステップと、
前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークを検出し、前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外するデータ除外ステップと、
前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、信号強度の総和を算出する特徴量算出ステップと、
前記総和が第1の閾値以上か否かを判定する判定ステップと、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断ステップと、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出ステップは、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させることを特徴とする異常診断方法。 - 回転機械設備の異常を診断する異常診断方法であって、
電動機に流れる電流信号を検出する電流信号検出ステップと、
前記電流信号検出ステップで検出された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析ステップと、
前記周波数解析ステップが前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出ステップと、
前記特徴周波数帯に属するデータを信号強度の強度順に並び変え、前記特徴周波数帯に属するデータから前記信号強度が第2の閾値以上であるデータを除外するデータ除外ステップと、
前記信号強度が前記第2の閾値以上であるデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、前記信号強度の総和を算出する特徴量算出ステップと、
前記総和が第1の閾値以上か否かを判定する判定ステップと、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断ステップと、
を備え、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出ステップは、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させることを特徴とする異常診断方法。 - 前記回転機械設備の運転条件を格納する運転条件記憶ステップと、をさらに備え、
前記回転機械設備が異常と診断された場合に実行されていた前記回転機械設備の運転条件を回避して前記回転機械設備を運転させることを特徴とする請求項22または23に記載の異常診断方法。 - 回転機械設備の異常を診断するプログラムであって、
コンピュータに、
電動機に流れる電流信号を検出する電流信号検出ステップと、
前記電流信号検出ステップで検出された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析ステップと、
前記周波数解析ステップが前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出ステップと、
前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークを検出し、前記特徴周波数帯に属するデータから前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外するデータ除外ステップと、
前記複数のスペクトルピークとして検出されたデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、信号強度の総和を算出する特徴量算出ステップと、
前記総和が第1の閾値以上か否かを判定する判定ステップと、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断ステップと、
を実行させ、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出ステップは、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させることを特徴とするプログラム。 - 回転機械設備の異常を診断するプログラムであって、
コンピュータに、
電動機に流れる電流信号を検出する電流信号検出ステップと、
前記電流信号検出ステップで検出された電流信号の波形を周波数解析する周波数解析ステップと、
前記周波数解析ステップが前記電流信号の波形を周波数解析した結果である周波数解析結果において、予め定められた周波数範囲の中で、複数のスペクトルピークを含むように特徴周波数帯に属するデータを抽出する特徴周波数帯抽出ステップと、
前記特徴周波数帯に属するデータを信号強度の強度順に並び変え、前記特徴周波数帯に属するデータから前記信号強度が第2の閾値以上であるデータを除外するデータ除外ステップと、
前記信号強度が前記第2の閾値以上であるデータを除外した前記特徴周波数帯に属するデータに含まれる、前記信号強度の総和を算出する特徴量算出ステップと、
前記総和が第1の閾値以上か否かを判定する判定ステップと、
前記総和が第1の閾値以上の場合、前記回転機械設備が異常と診断する異常診断ステップと、
を実行させ、
前記第1の閾値は、前記回転機械設備の駆動開始から予め設定された期間に蓄積された前記総和に統計処理を施した値であり、
前記特徴量算出ステップは、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とが異なる場合、前記第1の閾値のデータから信号強度の高いデータを順に除外し、又は前記総和のデータから信号強度の高いデータを順に除外して、前記総和のデータ数と前記第1の閾値のデータ数とを一致させることを特徴とするプログラム。
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