JP7790698B2 - マルチウェルプレート、電気化学測定方法、測定装置、自動測定システム、及び、製造方法 - Google Patents
マルチウェルプレート、電気化学測定方法、測定装置、自動測定システム、及び、製造方法Info
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Description
すなわち、(1)経験を積んだ技術者による新たな原料配合、及び、合成方法等の立案のステップ、(2)その配合や方法に基づき調製されたサンプルの特性評価のステップ、(3)特性評価の結果に基づく原料配合、及び、合成方法等の改良のステップを含むサイクルである。
また、ロボット工学の進展によって、立案された原料配合、及び、合成方法に沿って、サンプル調製を自動で行う技術や装置も目覚ましい進歩を遂げている。
[2] 上記電極と、上記導電性部材の材質が異なる、[1]に記載のマルチウェルプレート。
[3] 上記電極が、互いに所定の間隔をあけて配置された3つ以上の電極である、[1]又は[2]に記載のマルチウェルプレート。
[4] 上記導電性部材の天面に測定対象物が載置される、[1]~[3]のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
[5] 上記電極の少なくとも1つが参照電極である、[4]に記載のマルチウェルプレート。
[6] 上記電極が、作用電極、対電極、及び、参照電極からなり、上記作用電極上に上記導電性部材が配置されている、[5]に記載のマルチウェルプレート。
[7] 上記導電性部材の形状が錐台である、[1]~[6]のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
[8] 上記導電性部材が、複数の柱体を略同軸で積み重ねた形状であり、天面の面積が、底面の面積より大きい、[1]~[6]のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
[9] 上記導電性部材が、天面に配置された流体漏出防止機構を有する、[1]~[8]のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
[10] 上記電極と上記導電性部材とが、直接接している、[1]~[9]のいずれかに記載のマルチウェルプレート。
[11] [1]~[10]のいずれかに記載のマルチウェルプレートの上記導電性部材上に、測定対象物を電気的に接するように載置することと、上記測定対象物が載置された上記マルチウェルプレートについて、所定の条件に沿って電気化学測定を行うことと、を含む、電気化学測定方法。
[12] 上記載置することの前に、上記所定の条件と同様の条件で、予備測定を行うことと、上記予備測定の結果について、上記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定することと、を含み、上記劣化に由来する電気化学的応答が無い場合に、上記載置することを行う、[11]に記載の電気化学測定方法。
[13] [1]~[10]のいずれかに記載のマルチウェルプレートの上記電極と電気的に接続するための接続具、及び、上記接続具を介して上記電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を含むリーダ装置と、制御装置と、を有し、上記制御装置は、上記導電性部材上に、測定対象物が電気的に接するように載置される前に、上記測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果について、上記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する、予備測定解析部を有する、測定装置。
[14] 測定対象物を作製し、[1]~[10]のいずれかに記載のマルチウェルプレートの上記導電性部材上に上記測定対象物を載置する、試料調製装置と、上記マルチウェルプレートの上記電極と電気的に接続するための接続具、及び、上記接続具を介して上記電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を有するリーダ装置と、上記試料調製装置と上記リーダ装置との間で上記マルチウェルプレートを搬送するプレート搬送装置と、制御装置と、を有し、上記制御装置は、上記導電性部材上に、上記測定対象物が電気的に接するように載置される前に、上記測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果について、上記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する、予備測定解析部を有する、自動測定システム。
[15] [1]~[10]のいずれかに記載のマルチウェルプレートを製造するための製造方法であって、基板上に電極形成用の組成物を塗布して、少なくとも2つの互いに離間した組成物層を形成することと、上記組成物層の一つと直接接し、他の上記組成物層とは接しないように、上記導電性部材を載置することと、上記組成物層を硬化させて、上記電極を形成するとともに、上記導電性部材を上記電極に固定することと、を含む製造方法。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施形態に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に制限されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することがある。
本発明のマルチウェルプレート(以下、単に「ウェルプレート」ともいう。)は、上向きに開口した複数のウェルと、上記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、電気的に、上記電極の一つと接し、他の上記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、上記導電性部材の高さは、上記ウェルの深さよりも小さく、上記導電性部材の平面視の占有面積は、上記ウェルの底面積よりも小さい、マルチウェルプレートである。
このうち、上部基板16は、上下方向にいずれも開口した円筒状のチューブ13、及び、複数のチューブ13を支えるスカート11を有している。円筒状のチューブ13は、下部基板12の天面と組み合わさることで、上向きに開口した底の有るウェル(凹部)を構成する。
下部基板12の天面の領域17は、チューブ13と組み合わされたときに、ウェルの底部となる。
電極セット15は、作用電極20、対電極22、及び、参照電極24からなり、いずれも薄膜状である。電極セット15は、典型的には、印刷技術を用いて配線基板である下部基板12上に形成されたものである。
導電性部材14の高さが、ウェルの深さ以上であると、測定対象物を電解液と接触(電解液に浸漬)させにくく、電気化学測定が困難になる。
導電性部材の高さは、天面に載置した測定対象物の剛性に応じて、対電極、及び/又は、参照電極に測定対象物が触れない高さであれば特に制限されないが、一般に、ウェルの深さの1~70%が好ましい。
作用電極20、及び、これに接続する下部基板12の配線21はビアホール30によって下部基板12の裏面へと引き出され、接続パッド31と電気的に接続されている。同様に、対電極22、及び、これに接続する配線23は、ビアホール32を介して接続パッド33と接続され、参照電極24、及び、これに接続する配線25は、ビアホール34を介して接続パッド35と接続されている。
導電性部材14は、電極セット15を構成する各電極よりも厚く、使用する材料もより多い。上記のようなイオン化傾向がより高い金属は安価である場合が多く、導電性部材14の材質を上記のような金属とすることで、マルチウェルプレートの製造コストがより低減される。
ウェルプレート10が有するウェルの数は、96個であるが、本発明のウェルプレートにおけるウェルの数は上記に制限されず、6、12、24、48、384、及び、1536等任意の数であってよく、96個以上が好ましく、ハンドリング性に優れる観点で96個がより好ましい。
ウェルプレート10は、トレイ47に嵌め合わされる。トレイ47は、その表面上にウェルプレート10の底面に形成された各接続パッド35と電気的に接触させるための複数の接続端子41、43、45(これらを併せて接続具46と称する)を有している。接続具46は、ウェルプレート10のウェルの個数分、設けられている。
記憶デバイス53は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、及び、SSD(Solid State Drive)等である。
また、表示デバイス54は、入力デバイス55と一体として構成されていてもよい。この場合、表示デバイス54がタッチパネルディスプレイであって、GUI(Graphical User Interface)を提供する形態が挙げられる。
測定部60には、入力デバイス55、又は、通信デバイス56を介して測定条件が入力62される。
まず、ステップS10において、測定対象物がウェルプレート10の導電性部材14上に、測定対象物が電気的に接するように載置される。
測定対象物70は、導電性部材14の天面に載置されている。導電性部材14は、底面において作用電極20と電気的に接しており、これによって、測定対象物70についての電気化学測定が実施できる。
測定対象物70の大きさは特に制限されないが、ウェルの平面視における測定対象物の占有面積が、ウェルの底面積よりも小さいことが好ましい。測定対象物70が上記形態であると、電解液が測定対象物70の全体に行き渡りやすく、より正確な測定ができる。
また、導電性部材14を有しないウェルプレートで測定する場合、測定対象物70の大きさについても、対電極22、及び、参照電極24と接しない程度(実質的には、作用電極20と同程度)に限られ、それ以上は大きくできなかった。ウェルプレートが有するウェルの数を多くするほど(多数のサンプルの測定を行うとするほど)、ウェルが小さくなるため、より測定対象物を小さくしなければならなかった。
そのため、測定対象物70を導電性部材14の天面に載置した際に、対電極22、及び、参照電極24との短絡の虞がなく、副次的に、測定対象物70の面積をより大きくすることができるという効果も得られる。測定対象物70の面積をより大きくすると、電気化学測定後の測定対象物について他の評価試験に供する際により有利となる。
なお、測定対象物70と、チューブ13の内壁面71との間には電解液が流通するための隙間が確保されている。
次に、ウェルプレート10における導電性部材14の変形例について説明する。ウェルプレート10において、導電性部材14は円柱状であるが、導電性部材は、柱状であればその形状は上記に制限されない。
導電性部材の形状としては、円柱、及び、角柱等の柱体、円錐台、及び、角錐台等の錐台、並びに、これらを組み合わせた形状が挙げられる。
図10(A)の導電性部材80は、円錐台(切頭錐体)であり、底面80aよりも天面80bの面積が大きく、側面80cはテーパ状となっている。図10(B)の導電性部材81は上記の変形例であり、底面81aに対して天面81bが大きい点は同様であるが、側面81cが曲線的である点が異なっている。
図10(C)の導電性部材82は、円柱82aと円柱82bとを略同軸で積み重ねた側面視T字型の形状である。
導電性部材83は天面に溝83cを有しているため、組成物が導電性部材83から漏れ出る(溢れ出る)のを抑制することができる。溝83cが余剰の組成物を貯留するバッファーの機能を果たすからである。溝83cは流体漏出防止機構の一例である。
なお、溝83cは、天面の周方向に沿って、その全周にわたって1本形成されているが、溝である流体漏出防止機構の形態としては上記に制限されない。溝の本数、及び、形状は測定対象物の前駆体である組成物の性状等に応じて適宜変更できる。
本発明のウェルプレートは、典型的には、裏面への引き出し配線等が予め形成された下部基板の所定の位置に電極をパターニングし、作用電極上に導電性部材を配置し、そのうえで上部基板を接合することによって製造できる。また、電極が形成された下部基板と上部基板とを接合した後に、各セルに導電性部材を配置する方法も適用できる。
ステップS50において、下部基板12上に電極形成用の組成物が塗布され、少なくとも2つの互いに離間した組成物層が形成される。このとき形成される組成物層には、硬化後に作用電極20となる組成物層が含まれることが好ましい。
組成物層を互いに離間させることで、それぞれが離間した電極となる。基板上には、硬化後に電極セットを構成する組成物層の組が、ウェルの数に対応する数、形成される。
作用電極形成用の組成物層の上に導電性部材14が載置されることで、組成物層を硬化させて電極が形成された後、導電性部材14によって電極同士が短絡するのが抑制される。
また、「直接接する」とは、電極形成用の組成物と導電性部材14とが、他の層を介さずに接することを意味する。
本発明の電気化学測定方法は、測定対象物をマルチウェルプレートの導電性部材上に載置する前に、載置後に行われる測定(本測定)の条件と同様の条件で予備測定を行うことと、予備測定の結果について、導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準基づき判定することと、上記劣化に由来する電気化学的応答が無い場合に、測定対象物をマルチウェルプレートの導電性部材上に載置することと、測定対象物を載置したウェルプレートについて、所定の条件に沿って、電気化学測定を行うことと、を含む電気化学測定方法である。
ステップS20は、測定対象物をマルチウェルプレートの導電性部材上に載置する前に(測定対象物を載置せずに)、本測定の条件と同様の条件で予備測定を行うステップである。
導電性部材は、本測定の条件によっては、溶解する等して劣化する場合があることを本発明者らは知見している。
図13は、作用電極にアルミニウム箔を用いて、実験条件をリニアスイープボルタンメトリとした場合の電気化学的応答を示す図である。
なお、ステップS10、及び、ステップS11については、図8においてすでに説明したとおりであり、ここでの説明は省略する。
また、予備測定の結果をバックグラウンド測定結果とし、本測定の際に、対応するウェルにおける測定結果について、上記バックグウランド測定結果を考慮して解析するステップを更に有していてもよい。バックグラウンド測定結果を考慮する、とは、具体的には、予備測定結果をノイズとして本測定結果から除去する形態等が挙げられる。
本発明の測定装置は、マルチウェルプレートの電極と電気的に接続するための接続具、及び、接続具を介して電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を含むリーダ装置と、制御装置と、を有し、制御装置は、マルチウェルプレートの導電性部材上に測定対象物が電気的に接するように載置される前に、測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果、導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する予備測定解析部を有する。
ステップS30において、制御装置51(のプロセッサ52)は、測定部60を制御して、測定対象物を導電性部材上に載置せずに、予備測定を実施させる。
なお、通知される情報は特に制限されないが、予備測定の結果そのものであってもよいし、判定結果であってもよい。
一方、導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答があった場合(ステップS32:YES)、測定は終了する。
また、本測定の条件は予備測定の条件と同様である。この条件は、測定部60が受け付けた外部からの入力62の情報であって、記憶デバイス53に記憶されていたものであってよい。
本発明の自動測定システムは、測定対象物を作製し、マルチウェルプレートの導電性部材上に載置する、試料調製装置と、マルチウェルプレートの電極と電気的に接続するための接続具、及び、接続具を介して電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を含むリーダ装置と、試料調製装置とリーダ装置との間でマルチウェルプレートを搬送するプレート搬送装置と、制御装置と、を有し、制御装置は、導電性部材上に、測定対象物が電気的に接するように載置される前に、測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果について、導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する、予備測定解析部を有する。
自動測定システム100は、試料調製装置101と、プレート搬送装置102と、リーダ装置40と、制御装置51とを有しており、各装置はバスを介して相互にデータを授受できるよう構成されている。
なお、プレート搬送装置102は、試料調製装置101とリーダ装置40との間でウェルプレートを搬送すれば、他の位置へとウェルプレートを搬送してもよい。
まず、ウェルプレートは、スタック位置においてプレート搬送装置102によってピックアップされ、載置位置へと搬送される。
載置位置で電解液が各ウェルに注入された後、ウェルプレートは、プレート搬送装置102によって、測定位置に搬送される。
次に、リーダ装置40によって予備測定が行われた後、ウェルプレートは、プレート搬送装置102によって載置位置に搬送される。
次に、載置位置において、必要に応じてウェルの洗浄等が行われた後、各導電性部材に測定対象物が載置され、電解液が各ウェルに注入される。
その後、プレート搬送装置102によってウェルプレートは再度、測定位置に搬送される。
更に、測定が終了した後、ウェルプレートは、プレート搬送装置102によって廃棄位置に搬送される。
まず、ステップS40として、制御装置51は、プレート搬送装置102を制御してウェルプレートをリーダ装置40にセットする。すなわち、プレート搬送装置102は、導電性部材上に測定対象物が電気的に接するように載置される前に、ウェルプレートをリーダ装置40の測定位置に搬送し、測定ができる状態にする。
判定結果を待たずに(例えば、予備測定の実施中等に)、測定対象物の調製が開始されてもよい。
次に、ステップS46において、制御装置51は、プレート搬送装置102を制御して、測定対象物が導電性部材上に載置されたウェルプレートをリーダ装置40の測定位置にセットする。
本測定の条件は予備測定の条件と同様であり、典型的には、測定部60が受け付けた外部からの入力62の情報であって、記憶デバイス53に記憶されていたものである。
リジット基板の一方側の面に96個(8×12)の3電極セット(WE、CE、RE)に対応した回路パターン(Cu回路上にNi/Auメッキ、Agペーストの積層体)が形成され、各電極回路が、内層回路、及び、ビアホールによって、他方側の面に形成された接続パッドと接続された基板を準備し、各電極をスクリーン印刷法によって形成した。
次に、円柱状部材を載置した状態のまま、基板を含めた全体を120℃のオーブンで15分間加熱し、カーボンペースト層を乾燥硬化させることで、WE、CEを形成するとともに、WE上に載置された円柱状部材を固定した。
Liイオン電池の正極として利用されるLiMn2O4の粉末を以下の手順で作製した。ビーカーに所定の量の硝酸リチウム、硝酸マンガン六水和物、クエン酸を混合した水溶液を用意して、ホットプレートの上で加熱した。
所定の量のLiMn2O4の粉末、導電助剤、結着剤をNMP(N-メチル-2-ピロリドン)中に分散させたスラリーを作製して、Al箔上にハンドコーターを用いて塗布した。その後、120℃で12時間の真空乾燥を行うことで、NMPを揮発させて塗布電極を得た。
得られた塗布電極は,トリミングカッターを用いてφ5mmに裁断した。
単一セルのプリント電極の作用電極に導電性の両面テープを貼り、その上にφ5mmの塗布電極を乗せることで接着した。
図20は、水系の高濃度溶液である21M LiTFSA/H2O(TFSA:bis(trifluoromethanesulfonyl)amide)を電解液として、サイクリックボルタンメトリ試験を行った結果である。
使用したプリント電極の対電極はPt、参照電極はAg/AgClであり、測定は室温で行った。走査速度は5mV/sとして、0.2~1.2V vs. Ag/AgClの範囲で電位を走査した。得られた結果は,LiMn2O4の典型的なプロファイルと一致しており、約1.0V vs. Ag/AgCl以上の高電位で観測される酸化電流はLiMn2O4からのLiの脱離、約1.0V vs. Ag/AgCl以下の電位で観測される還元電流はLiイオンの挿入に対応すると考えられる。以上の結果から、プリント電極を利用して電池材料の評価が可能であることが示された。
Claims (14)
- 上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記電極の一つと接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さく、
前記導電性部材の形状が錐台であり、
前記錐台は、底面と天面とを有し、前記底部側となる前記底面より、前記開口側となる前記天面の面積が大きい、マルチウェルプレート。 - 上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に独立配置された、作用電極を含む少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記作用電極と接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記導電性部材は、前記ウェル内に電解液が注入された場合、前記電解液と側面とが接触するよう形成され、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さく、前記導電性部材が、複数の柱体を略同軸で積み重ねた形状であり、天面の面積が、底面の面積より大きい、マルチウェルプレート。 - 上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記電極の一つと接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さく、
前記導電性部材が、天面に配置された流体漏出防止機構を有する、マルチウェルプレート。 - 前記電極と、前記導電性部材の材質が異なる、請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレート。
- 前記電極が、互いに所定の間隔をあけて配置された3つ以上の電極である、請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレート。
- 前記導電性部材の天面に測定対象物が載置される、請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレート。
- 前記電極の少なくとも1つが参照電極である、請求項6に記載のマルチウェルプレート。
- 前記電極が、作用電極、対電極、及び、参照電極からなり、前記作用電極上に前記導電性部材が配置されている、請求項7に記載のマルチウェルプレート。
- 前記電極と前記導電性部材とが、直接接している、請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレート。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレートの前記導電性部材上に、測定対象物を電気的に接するように載置することと、
前記測定対象物が載置された前記マルチウェルプレートについて、所定の条件に沿って電気化学測定を行うことと、を含む、電気化学測定方法。 - 上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記電極の一つと接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さい、マルチウェルプレートを用い、
前記マルチウェルプレートの前記導電性部材上に、測定対象物を電気的に接するように載置することと、
前記測定対象物が載置された前記マルチウェルプレートについて、所定の条件に沿って電気化学測定を行うことと、を含み、
前記載置することの前に、前記所定の条件と同様の条件で、予備測定を行うことと、
前記予備測定の結果について、前記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定することと、を含み、
前記劣化に由来する電気化学的応答が無い場合に、前記載置することを行う、電気化学測定方法。 - 上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記電極の一つと接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さい、マルチウェルプレートの前記電極と電気的に接続するための接続具、及び、前記接続具を介して前記電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を含むリーダ装置と、
制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記導電性部材上に、測定対象物が電気的に接するように載置される前に、前記測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果について、前記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する、予備測定解析部を有する、測定装置。 - 測定対象物を作製し、
上向きに開口した複数のウェルと、
前記ウェルの底部に配置された少なくとも2つの電極と、
電気的に、前記電極の一つと接し、他の前記電極とは接しないようにして配置された柱状の導電性部材と、を有し、
前記導電性部材の高さは、前記ウェルの深さよりも小さく、
前記ウェルの平面視における、前記導電性部材の占有面積は、前記ウェルの底面積よりも小さい、マルチウェルプレートの前記導電性部材上に前記測定対象物を載置する、試料調製装置と、
前記マルチウェルプレートの前記電極と電気的に接続するための接続具、及び、前記接続具を介して前記電極の電気化学反応を制御する電気化学測定装置を有するリーダ装置と、
前記試料調製装置と前記リーダ装置との間で前記マルチウェルプレートを搬送するプレート搬送装置と、
制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記導電性部材上に、前記測定対象物が電気的に接するように載置される前に、前記測定対象物の電気化学測定のための所定の条件と同様の条件で行われる予備測定の結果について、前記導電性部材の劣化に由来する電気化学的応答の有無を予め定められた基準に基づき判定する、予備測定解析部を有する、自動測定システム。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチウェルプレートを製造するための製造方法であって、
基板上に電極形成用の組成物を塗布して、少なくとも2つの互いに離間した組成物層を形成することと、
前記組成物層の一つと直接接し、他の前記組成物層とは接しないように、前記導電性部材を載置することと、
前記組成物層を硬化させて、前記電極を形成するとともに、前記導電性部材を前記電極に固定することと、を含む製造方法。
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| WO2009031375A1 (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-12 | University Of Tsukuba | 電気化学的センサ装置及びこれを用いた電気化学的測定方法 |
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Non-Patent Citations (1)
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| Hadar Ben-Yoava,Modified working electrodes for electrochemical whole-cell microchips,Electrochimica Acta 82,2012年,p.109-114 |
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