JP7790701B2 - 搬送混合用の無軸スクリュー羽根およびそれを備える無軸スクリュー搬送混合装置 - Google Patents
搬送混合用の無軸スクリュー羽根およびそれを備える無軸スクリュー搬送混合装置Info
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Description
特許文献2の脱水汚泥搬送システムでは、混練装置の一例として無軸スクリューを備えた混練装置を記載している。しかしながら、単に例示列挙しているに過ぎず具体的構造について開示されておらず、そもそも混練装置は、被搬送物(複数の成分を含む)を搬送しながら混合する技術ではない。
特許文献3の無軸スクリュー搬送装置では、被搬送物(野菜の剥き皮)を搬送する技術を開示している。しかしながら、無軸スクリュー搬送装置の目的は搬送であって、被搬送物(複数の成分を含む)を搬送しながら混合することを目的とした構造設計ではない。
羽根本体(10)と、
(駆動側に連結されるための、)前記羽根本体(10)の一方端(基部)と固定されるフランジ(20)と、
前記羽根本体(10)の第一主面(10a)および/または第二主面(10b)に、羽根本体(10)の1ピッチ(p)当たり少なくとも1つ以上立設される混合用突設部と、
を備える。
「第二主面」は、第一主面と表裏の関係となる反対側の面をいう。第二主面に立設される混合用突設部を、第二混合用突設部(1ピッチあたり一つ以上ある)という。
羽根本体(10)の1ピッチ当たり複数個の第二混合用突設部が、第二主面(10b)に立設される場合に、羽根本体(10)の螺旋形状において等間隔または実質的に等間隔に配置されていてもよい。
3つの混合用突設部であれば、羽根回転軸(a0)を中心にして螺旋形状の第一主面(第二主面)において120°の間隔で配置されていてもよい。
4つの混合用突設部であれば、羽根回転軸(a0)を中心にして螺旋形状の第一主面(第二主面)において90°の間隔で配置されていてもよい。
6つの混合用突設部であれば、羽根回転軸(a0)を中心にして螺旋形状の第一主面(第二主面)において60°の間隔で配置されていてもよい。
第一主面(10a)に立設される第一混合用突設部の位置と、第二主面(10b)に立設される混合用突設部の位置とが、羽根本体(厚みt)を間に挟んで異なる位置であってもよい。異なる位置である場合に、第一主面(10a)に立設される隣り合う第一混合用突設部の間(例えば、少しずれた位置(図1D(b)参照)、中間位置など)に、第二主面(10b)に第二混合用突設部が設けられてもよい。
第一主面(10a)から垂直に伸びる垂直仮想線(F2)から回転方向に角度α(1度から45度)だけ傾斜していてもよい(図1Cの別例を参照)。
第一主面(10a)に立設される複数個の第一混合用突設部と第二主面(10b)に立設される複数個の第二混合用突設部は、すべて同じ形状、サイズに統一されていてもよく、すべて異なっていてもよく、部分的に統一されていてもよい。
羽根回転軸中心(a0)と平行にスクリュー羽根をみたときに(図1B参照)、例えば、所定角度の傾斜は、羽根回転軸中心(a0)から延びる羽根径方向(a1)の仮想線(F0)と、その仮想線(F0)上の羽根内側点(a2)を起点にして回転方向に角度β(1度から45度)だけ傾斜していてもよい。
混合用突設部は、羽根径方向(a1)に平行な羽根幅(w)と同じ長さ、それより短い長さであってもよい。
「混合用突設部」は羽根が回転する際に、被搬送物と当接する。混合用突設部で羽根の中心空間(無軸の空間)側に被搬送物を送り込む作用と、混合用突設部に当たらずに羽根の主面に当たって被搬送物を搬送方向に向かって送り込む作用との違いにより、混合作用が生じる。
無軸スクリュー羽根の外径(r1)は、例えば、80mm~600mmである。
無軸スクリュー羽根のピッチ(p)は、例えば、27mm~600mmである。
無軸スクリュー羽根の内径(r2)は、例えば、30mmから500mmである。
無軸スクリュー羽根の厚み(t)は、例えば、10mmから35mmである。
無軸スクリュー羽根の羽根幅(w)は、例えば、30mm~80mmである。
(それぞれは図1Aを参照。)
無軸スクリュー羽根の原材料となる鋼材としては、例えば、一般構造用圧延鋼材(SS330、SS400、SS490、SS540など)、冷間圧延鋼板(SPCC、SPCD、SPCE、SPCF、SPCGなど)、炭素鋼鋼材(S25C、S30C、S35C、S45C、S50C、S55Cなど)、熱間または冷間圧延ステンレス鋼板(SUS304,SUS316,SUS430,SUS410など)、耐摩耗鋼板(スエーデンスチール社のハードックス(HARDOX(登録商標))、JFEスチール社のエバーハード(EVERHARD(登録商標))など)、高張力鋼板(SM570、SMA570Wなど)、TMCP型高張力鋼板(SM570TMC、SMA570WTMCなど)が挙げられる。
上記の搬送混合用の無軸スクリュー羽根(1)と、
前記無軸スクリュー羽根(1)をその内部に収納するケーシング(110)と、
前記ケーシングの内面に配置されるトラフ(120)と、
前記無軸スクリュー羽根のフランジと連結される駆動手段(130)と、
を備える。
ケーシング(110)は、例えば、強化プラスチック製、金属製が挙げられ、例えば、ステンレス鋼製が好ましい。
前記ケーシング(110)は、長手方向に沿って断面U字状の第一パーツと、U字状の上部開放部を蓋する第二パーツとを有して構成されていてもよい。前記ケーシング(110)は、円柱状である場合に、円柱下部パーツと円柱上部パーツとを有して構成されていてもよい。
トラフは、例えば、強化プラスチック製、金属製が挙げられ、例えば、ステンレス鋼製が好ましい。
混合率は、例えば、無軸スクリューの全長、外径および内径、ピッチ、単位時間当たりの搬送量、回転数、混合用突設部によって制御される。
例えば、全長7mから12m、外径400mmから500mm、内径150から420mm、ピッチ400から500mm、搬送量2t/時間から3t/時間、回転数5から12rpm、矩形板状の混合用突設部を第一主面に4から6つ、第二主面に4から6つ、全長の60%の長さまで搬送させたとき50から70%の混合程度、全長の80%から90%の長さに搬送させたときに90%から100%の混合程度にすることが可能となる。
図1Aは、搬送混合用の無軸スクリュー羽根1を示す。無軸スクリュー羽根1は、羽根本体10と、羽根本体10の羽根基部と固定されるフランジ20と、羽根本体10の第一主面10aに設けられる4つの第一混合用突設部41、42と、第二主面10bに設けられる4つの第二混合用突設部53、54を備える。羽根基部から180度螺旋回転した位置の第一主面10aに補強板30の一方部が溶接され、他方部がフランジ20と溶接固定される。
ケーシング110は、被搬送物の投入部(不図示)と、混合された被搬送物を排出する排出部を備える。
全長(L)9m、外径(r1)477mm、内径(r2)177mm、ピッチ(p)477mm、搬送量2.5t/時間、回転数7rpm、断面L字状の混合用突設部を第一主面に4つ、第二主面に4つ設けた。第二板部412は縦70mm横70mmの正方形である。傾斜角αは0度(つまり垂直に立設し)、傾斜角βは45度とした。
被搬送物として、平均粒径の異なる2種類の砂を用意し、一方の砂の色を白くして、搬送混合をさせた。その結果、全長の60%の長さまで搬送させたとき60%から70%の混合程度、全長の80%から90%の長さまでに搬送させたときに90%から100%の混合程度であったことを、目視で確認した。
断面L字状の混合用突設部を第一主面、第二主面に設けていないこと以外、実施例と同じとした。
その結果、全長の60%の長さまで搬送させたとき40%から50%の混合程度、全長の80%から90%の長さまでに搬送させたときに50%から60%の混合程度であったことを、目視で確認した。
被搬送物が互いに混ざりやすい砂同士であったため、比較例でも半分程度は混合されたが、搬送の先端側と後端側での混ざり具合が悪く、特に一方の砂のみが搬送されてしまい混合されずに排出されてしまう傾向が顕著であった。
10 羽根本体
20 フランジ
30 補強板
41、42 第一混合用突設部
51、52 第二混合用突設部
100 無軸スクリュー搬送混合装置
110 ケーシング
120 トラフ
130 駆動部
Claims (4)
- 搬送混合用の無軸スクリュー羽根であって、
羽根本体と、
前記羽根本体の一方端と固定されるフランジと、
前記羽根本体の第一主面および/または第二主面に、羽根本体の1ピッチ当たり少なくとも1つ以上立設され、羽根外径より外に延設されていない混合用突設部と、
を備える、無軸スクリュー羽根。 - 混合用突設部は、第一主面または第二主面の垂直方向に、または垂直方向に対し所定角度傾斜して立設されている、請求項1に記載の無軸スクリュー羽根。
- 混合用突設部は、第一主面または第二主面の上で羽根径方向に平行に立設し、または羽根径方向対し所定角度で傾斜して立設されている、請求項1または2に記載の無軸スクリュー羽根。
- 請求項1から3のいずれかに記載の搬送混合用の無軸スクリュー羽根と、
前記無軸スクリュー羽根をその内部に収納するケーシングと、
前記ケーシングの内面に配置されるトラフと、
前記無軸スクリュー羽根のフランジと連結される駆動手段と、
を備える、無軸スクリュー搬送混合装置。
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| JP2021171418A JP7790701B2 (ja) | 2021-10-20 | 2021-10-20 | 搬送混合用の無軸スクリュー羽根およびそれを備える無軸スクリュー搬送混合装置 |
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| JP2023061502A JP2023061502A (ja) | 2023-05-02 |
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|---|---|---|---|---|
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