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JP7791082B2 - 身体支持アセンブリ - Google Patents
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JP7791082B2 - 身体支持アセンブリ - Google Patents

身体支持アセンブリ

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Description

本発明は、身体を支持するための頂面と、緩衝材容積部(cushion volume)を画成し、側壁を画成する離間された底面とを有する身体支持アセンブリ(body support assembly)であって、緩衝材容積部は加熱要素を備える、身体支持アセンブリに向けられている。
米国特許出願第2017/0325595号は、睡眠表面の方へ調整された空気の流れを導くための上方に向けられたチャネルを備える発泡体層およびコイルスプリング層を有するマットレスを記述している。
国際公開第WO2015106258号は、マットレスとベッドとの組合せを記述しており、ベッドは、頂面からマットレスを通って下方に、下側に位置決めされた空調層まで空気を引き込むためのファンを備える。調整された空気は、睡眠表面に隣接する温度に影響を及ぼす目的で、マットレス-ベッド組合せの周囲に排出される。
国際公開第WO2018022760号は、マットレス内に抵抗加熱素子が位置決めされている、身体を支持するためのマットレスを記述している。そのような抵抗加熱素子は、ループ配置構成または蛇行配置構成の2つの層の間に存在する抵抗加熱コイルであってよい。冷却は、空気が引っ張られ、関連する熱および水分が、ファンを備えた1つまたは複数のチャネルを介して身体を支持する接触領域から引き出される別の機構によるものである。
国際公開第WO2014204934号は、軟質発泡体の連続層におけるマットレスの頂面付近に位置決めされる、多数のペルチェ効果加熱および冷却素子を備えるマットレスを記述している。素子の頂部側は、マットレスの頂部側を直接的に加熱するか、または冷却するかのいずれかを行い、ペルチェ効果素子の反対側は、マットレスを通して吸引される空気の流れによってその下側で加熱または冷却される。そのようなマットレスの欠点は、身体を支持する表面を直接的に加熱するか、または冷却するために、ペルチェ効果素子が比較的表面近くに位置決めされなければならないことである。この結果、身体が単一のペルチェ効果素子を感じる可能性があるので、マットレスがあまり快適とはいえなくなる。
韓国特許第KR20060124553号は、上側ゾーンと下側ゾーンとを有する身体支持アセンブリを記述している。上側ゾーンは、圧縮性材料を備える。下側ゾーンは、金属スプリングを備える。空気加熱器は、部分的に支持アセンブリの外側にあり、身体支持アセンブリに温風を送り、アセンブリの上側を温めることができる。支持アセンブリに支持されている人は、支持アセンブリの支持シート上に横たわったときに暖かさを感じる。これは、空気不透過性支持シートの下側に沿って流れる熱気が、この支持シートを温めるからである。
国際公開第WO2018022760号または国際公開第WO2014204934号のいずれかに記述されている身体支持体は、加熱素子が緩衝材容積部内に位置決めされている点で有利である。これにより、加熱および冷却を調節するために、別々の加熱素子が電源および制御システムから離して身体支持アセンブリに接続されなければならないことが回避される。
国際公開第WO2019165074号は、画成された上向きチャネルを含む身体支持層と、それに隣接するポケット付きコイルベース層と、ベース層の入口孔に導管を通じて動作可能に接続されたファンであって、ベース層の入口孔に空気流を送り込むためのファンを備えるマットレスを開示している。ファンは、加熱され、および/または冷却された上向きの空気流をベース層に送り、ベース層に通し、身体支持層のチャネルに通す。この支持部材の欠点は、方向付けられた空気流が最上層内に引き起こされ、その結果、知覚可能な空気の動きが生じ、したがって、ドラフトに起因する不快感が生じる点である。また、空気流は、最上層のチャネルの上の圧力低下に起因して、十分な速度を必要とする。
米国特許出願第2017/0325595号 国際公開第WO2015106258号 国際公開第WO2018022760号 国際公開第WO2014204934号 韓国特許第KR20060124553号 国際公開第WO2019165074号 国際公開第WO2015/140259号 国際公開第2018187348号 欧州特許第EP2848721号 欧州特許第EP3064627号
本発明は、加熱ユニットが緩衝材容積部内に位置決めされ、快適性に関して、知られているマットレスの欠点を有しない、身体支持アセンブリを提供することを目的とする。
これは、人体を支持するための頂面と、緩衝材容積部を画成し、側壁を画成する離間された底面とを有する身体支持アセンブリであって、頂面の通気性は、底面の通気性よりも高く、側壁の通気性よりも高く、緩衝材容積部は、
分離シートによって分離された、頂面に最も近い上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンであって、すべての方向において空気に対する透過性を有する圧縮性材料から構成された上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーン、並びに、
底面内の空気入口と、空気排出手段と、熱交換器と、下側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通り、分離シート内の開口部を通り、上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通る流路と、頂面内に存在しているような複数の空気出口とを含む、空気のための流路
を備える、身体支持アセンブリによって達成される。
出願人は、そのような身体支持アセンブリが、中程度の気候環境において快適な睡眠体験を提供することを見出した。これは、加熱された空気の小さな流れが、頂面を通り、身体支持アセンブリの使用者を越えて流れるという事実によって説明され得る。上側緩衝材ゾーンを通って流れる空気の温度が使用者の体温よりわずかに低いときに、快適な睡眠体験が達成されることが分かっている。また、この効果を達成するために必要な空気の量は少ないことも分かっている。この結果、空気排出手段の能力が小さくなることがあり、したがって、騒音が使用者にとって小さい程度から感知できない程度までであり得る。さらなる利点は、空気排出手段および熱交換器などの身体支持アセンブリの、より大きなコンポーネントが、身体支持アセンブリ内に位置決めされることである。これは、出願人が、より大きな大容量空気排出手段および熱交換器を必要としない、頂面を通過するのに必要な、最適な体積および温度を見出したので可能である。すべてのコンポーネントを立方形身体支持アセンブリ内に有することの利点は、身体支持アセンブリがより容易に保管され、積み重ねられ、搬送され得ることにある。さらなる利点は、以下で本発明をより詳細に説明する際に説明される。
この説明および請求項では、上、下、上側、下側、および水平、垂直のような用語は、身体支持アセンブリが最も使用されそうな位置で、身体支持アセンブリを説明するために使用される。これらの用語は、説明のために使用され、本発明を限定することを意図していないことを理解されたい。内側または内側にというような用語は、身体支持アセンブリのコアに向かう水平方向を記述するために使用される。
この加熱された空気流は、緩衝材容積部内に存在し得るイエダニを駆除するためにも使用され得る。身体支持アセンブリが人体を支持するために使用されていない間、一定時間にわたって、循環する空気の温度を50℃より高く、好ましくは60℃より高くすることによって、この高い温度に曝されるイエダニはすべて駆除される。
緩衝材容積部は、分離シートによって分離された、頂面に最も近い上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンを備える。上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンは、すべての方向において空気に対して透過性を有する圧縮性材料から構成される。好ましくは、上側緩衝材ゾーンの70体積%超、より好ましくは80体積%超、さらに好ましくは90体積%超が、空気を透過する圧縮性材料からなる。
そのような上側および下側緩衝材ゾーンは、下側緩衝材ゾーン内の一点から分離シートの開口部へ向かい、上側緩衝材ゾーン内へと調整された空気が自由に流れることを可能にする。材料の通気性は、好適には、Standard Test Method for Air Permeability of Textile Fabrics、ATSM D737-96に従って決定されるような、2m3/s/cm2から20m3/s/cm2の範囲である。
好ましくは、材料の通気性は、Standard Test Method for Air Permeability of Textile Fabrics、ATSM D737-96により測定されたときに、2より高く、より好ましくは10cm3/s/cm2より高く、さらに好ましくは100cm3/s/cm2より高い。
材料の通気性は、好適には、Standard Test Method for Air Permeability of Textile Fabrics、ATSM D737-96により測定されたときに、100cm3/s/cm2より高く、好ましくは200cm3/s/cm2より高い。
好適な材料は、非包み込みマットレスコイル(non-encased mattress coil)、不織布、およびニット材料である。本発明では、鋼製螺旋スプリング、いわゆるボンネルスプリングまたは同等のものなどの非包み込みマットレスコイルも、すべての方向において空気に対する透過性を有する圧縮性材料として使用され得る。非包み込みマットレスコイルが、好ましくは、下側緩衝材ゾーン内で使用され、不織布およびニット材料が、好ましくは、上側緩衝材ゾーン内で使用される。
代替的に、包み込みマットレスコイル(encased mattress coil)が採用されてもよく、空気流は、包み込み材料が限られた通気性しか有していない場合に、または、たとえば、ポリエステル織物から調製された、たとえば織物メッシュなどの、特に通気性を有する包み込み材料を使用することによって、個別のポケットの間および周りにあり得る。
好適なニット材料の例は、国際公開第WO2015/140259号および国際公開第2018187348号に説明されているようないわゆる縦編みスペーサー織物である。そのような縦編みスペーサー織物は、スペーサーヤーンによって連結された、第1の平縦編み層と第2の平縦編み層とを有する。好ましい縦編み織物は、ポリエステルから作られる。代替的に、たとえば、縫合または未縫合不織布などの詰め物、または異なる仕方によるニット材料、または織布などの好適な通気性を有する他の材料が採用されてもよい。
下側緩衝材ゾーン、特に上側緩衝材ゾーンに対するより好ましい材料は、熱可塑性樹脂のいわゆるランダムループ接着構造(random loop bonded structure)である。そのような材料は、たとえば、東洋紡株式会社から入手可能であり、たとえば欧州特許第EP2848721号および欧州特許第EP3064627号に記述されているようなBreathair(登録商標)である。そのような材料は、200cm3/s/cm2を超える優れた通気性を有する。ランダムループ接着構造は、体積当たりの重量が小さいので有利である。この材料を上側平面シートおよび下側平面シートを有するランダムループ接着構造のシートとして施すことは適切である。これらの表面は、材料全体の通気性とほぼ同じ程度の空気に対する透過性を有する。これは、前述の縦編み織物とは対照的である。
ランダムループ接着構造は、ほぼ溶融状態に近い状態のポリマーの連続的直線構造が、たとえば水の浅い層に注ぎ込まれる連続プロセスで作られる。ポリマーは、ランダムループを形成し、相互に接触し、これらの接点を接続して接着点を形成する。底面において、および表面において、平面ランダム接着構造が結果として得られ、これらの平面の表面の間に3次元ランダム接着構造が結果として形成される。この生産技術は、ランダムループ接着材料のシートの厚さを制限する。これらの平面の表面の間の距離は、たとえば、1cmから10cmの間であってよい。所望の厚さ、身体アセンブリの頂面と底面との間の距離、および別個の緩衝材ゾーンの厚さに応じて、そのようなランダムループ接着構造の1つまたは複数の層が使用され得る。最適な緩衝材特性を得るために、これらの材料の異なる圧縮硬度を有する異なる層を組み合わせることが好ましい場合がある。
3次元ランダムループ接着構造の単位重量当たりの接着点の数は、1グラム当たり550から1150、好ましくは600~1100、より好ましくは650~1050、さらに好ましくは700~1000の接着点である。単位重量当たりの接着点の数(単位:接着点数/グラム)は、欧州特許第EP2848721号に記述されている測定方法によって得られる値である。この方法では、直方体の形態の断片が、網目構造を縦5cm×横5cmの直方体の形状に、直方体が試料の2つの表面層を含むが、試料の周辺部を含まないように切断することによって作製され、断片の単位体積当たりの接着点の数(単位:接着点数/cm3)を断片の見掛け密度(単位:g/cm3)で除算する。接着点の数は、2本の直線構造を引っ張ることによって溶接部を剥離し、剥離の数を測定する方法によって測定される。
ランダムループ接着構造は、好ましくは0.005g/cm3から0.200g/cm3の範囲内にある平均見掛け密度を有する。上記の範囲内にある平均見掛け密度を有するランダムループ接着構造は、緩衝材としての機能を示すことが期待される。0.005g/cm3未満の平均見掛け密度は、反発力をもたらすことができず、したがって、ランダムループ接着構造は、緩衝材には適さない。0.200g/cm3を超える平均見掛け密度は、大きな反発力をもたらし、快適性を減じる。これは好ましくない。本発明における見掛け密度は、より好ましくは0.010g/cm3から0.150g/cm3、さらに好ましくは0.020g/cm3から0.100g/cm3の範囲内である。
3次元ランダムループ接着構造の25%圧縮硬度は、10kg/φ200mmから30kg/φ200mmの間である。25%圧縮硬度は、直径200mmの円形圧縮ボードで網目構造を75%まで圧縮することによって得られる応力-歪曲線上の25%圧縮時の応力である。
熱可塑性樹脂は、軟質ポリオレフィンまたはポリエステル熱可塑性エラストマーであってよい。好ましい樹脂は、東洋紡株式会社から入手可能な、いわゆるP型PELPRENE(登録商標)であり、これは硬質要素として芳香族ポリエステル、および軟質要素として脂肪族ポリエーテルからなる共重合体である。本明細書において、「樹脂」という用語は、ポリマー材料、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、エラストマー、または同様のものを指し、本明細書における使用では、対象身体支持体の動作温度よりも十分に高いガラス転移温度および/または融点を有するものである。
上で説明されているように、使用される材料の圧縮硬度は、たとえば上側緩衝材ゾーンと下側緩衝材ゾーンとで異なっていてもよい。たとえば、下側緩衝材ゾーンはいくぶん硬い直線構造を有する材料からなり、上側緩衝材ゾーンはいくぶん薄い繊度と、高い密度とを有する直線構造を有する材料からなるものとしてよい。下側緩衝材ゾーン材料は、振動を吸収し、形状を保持する役割を果たす層であってよい。
下側緩衝材ゾーンに対してすべての方向において空気に対して透過性を有する好ましい材料は、金属スプリング、たとえばボンネルスプリングである。ボンネルスプリングは、砂時計の形状(真ん中に比べて底部と頂部において広い)を有し、金属のメッシュで相互接続され、スプリングシステムを形成する。
代替的に、また、連続コイル、すなわちコイルの列が単一のワイヤ片から形成されているインナースプリング構成を有するスプリング、頂部および底部の渦巻きの一部分が平らにされ、通常は螺旋状ワイヤと一緒にヒンジで結合されている砂時計型コイルのオフセットコイル、左向き結び目(LFK)コイル、すなわち円筒形もしくは柱状の形状を有するオフセットコイル、および/または、包まれたもしくは包み込まれたコイル、またはポケットスプリングとしても知られているマーシャルコイルが、採用され得る。後者は、通常、織物ポケットに包み込まれた薄ゲージ樽型結び目なしコイルである。
非包み込みボンネル金属スプリングが好ましいが、それは、非包み込みボンネル金属スプリングが、一方では必要な振動吸収と形状保持能力とを提供し、他方では顕著な圧力低下なしで空気が金属スプリングの中を通って容易に流れることを可能にするからである。非包み込み金属スプリングは、たとえばポケットスプリングとして布地包装材中に個別に詰め込まれない。上で述べたように、代替的に、包み込みマットレスコイルが採用されてもよく、空気流は、包み込み材料が限られた通気性しか有していない場合に、または、たとえば、ポリエステル織物から調製された織物メッシュなどの、特に通気性を有する包み込み材料を使用することによって、個別のポケットの間および周りにあり得る。したがって、好ましくは、メッシュ包み込みマットレスコイル(mesh-encased mattress coil)が採用されてもよい。上側緩衝材ゾーン材料は、全体がエネルギーを変換できるように変形を受けるように、下側緩衝材ゾーンに振動および反発応力を均一に伝達することができる層であってもよく、それによって、快適性が改善され、緩衝材の耐久性も改善され得る。また、緩衝材の側部に厚さと張力を付与することが好ましい場合があり、繊度は、いくぶん部分的に低減され、側壁付近では密度が増大され得る。このようにして、各層は、その目的に応じて、任意の好ましい密度および繊度を有し得る。網目構造の各層の厚さは、特には制限されないことに留意されたい。
好ましい一実施形態において、上側緩衝材容積部は、熱可塑性樹脂の3次元ランダムループ接着構造などの不織布および/またはニット材料を含み、下側緩衝材ゾーンの圧縮性材料は、上述のように金属スプリングである。出願人は、空気が下側緩衝材ゾーンで受ける圧力低下が非常に小さく、空気が上側緩衝材ゾーンに流れるときに、空気の良好な分布が結果として得られることを見出した。分離シートの通気性は、頂面の通気性よりも低くてもよく、その結果、分離シートにかかる圧力低下が生じる。この圧力低下の結果、空気は分離シートの表面に沿って均一に分散される。分離シートは、下側緩衝材ゾーン内の金属スプリングを覆い、その表面に沿って個々のスプリングの力を適切に再分配する任意のシートであってよい。そのような分離シートは、たとえば、ココナツ繊維シート、サイザル麻、ヘンプ、フラックス、および/または綿繊維シートなどのセルロース由来繊維もしくはリグノセルロース由来繊維などの天然繊維シートのような、織布または不織布のシートであってよい。好ましい分離シートは、ココナツ繊維から作られる。この材料は、耐久性および強度の点で有利である。織布または不織布の分離シートの層の厚さは、好適には、1cmから2cmである。
別の好ましい分離シートは、上述のような縦編みスペーサー織物のシートである。好ましくは、ポリエステル縦編みスペーサー織物である。そのような層は、1cmから2cmの厚さであってよく、好適には、上側緩衝材ゾーンにおいてこの層より上に位置決めされる圧縮性材料の圧縮硬度よりも高い圧縮硬度を有する。縦編み布は、好ましくは、下側緩衝材容積部に存在する金属スプリングを覆い、その表面に沿って個別のスプリングの力を再分配するのに十分な構造強度を有する。
身体支持アセンブリは、頂面、側壁および底面を有する。頂面は、身体支持アセンブリによって支持されている人体に面する。この頂面は、空気に対して透過性を有する。頂面の通気性が底面の通気性より高いことが重要であることが分かっている。また、頂面の通気性は、側壁の平均通気性よりも高い。いくつかの実施形態において、上側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の通気性は、頂面の通気性とほぼ同じである。下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の通気性は、頂面よりも低いので、側壁の平均通気性はより低くなる。好ましくは、頂面の、ASTM D 737-96を使用して測定された、通気性は、底面の通気性の少なくとも3倍、より好ましくは4倍以上である。
頂面および側壁は、少なくとも上側緩衝材ゾーンの高さのところにおいて、好適には、説明されているような所望の通気性を達成するために、通気性布地カバー層からなる。そのような頂面に適しているそのような布地カバー層の材料の例は、たとえば、ベルギーのBekaert Deslee、またはオランダのInnofa、およびドイツ、ヴィールのMuller Textilから入手可能なような3Dニット換気布地であり、この製品は3Mesh Smart Spacer Fabricと称されている。3Dニット換気布地から作られた布地カバー層は、好適には、0.3cmから1.5cmの厚さを有し得る。
側壁は、特に下側緩衝材ゾーンの高さのところでは、好ましくは、アセンブリが人体を支持するために使用されるときに、緩衝材容積部がある程度まで圧縮されることを可能にする軟質材料から作られている。この材料は、空気がこれらの側壁を経由せずに、下側緩衝材ゾーンから上側緩衝材ゾーンへ実質的に流れるような気密性も有する。そのような気密層に適した材料は、堅く織られた、または編まれた布地である。用語「airtight」、「air-tight」、および「air tight」は、本明細書の原文全体を通して交換可能に使用される。本明細書における用語「気密性織物」は、たとえばテントに採用される織物などの、常圧でガスに対して本質的に不浸透性である織物を指す。
底面は、側壁と同じ材料からなるものとしてよい。底面は、必ずしも側壁ほど柔軟である必要はないので、底面にはより硬い材料が使用されてもよい。これは、底面が、好ましい実施形態において、緩衝材容積部の内容物を運び、金属スプリングに対する支持体を提供するのに十分な強度を有する必要があるので有利である。底面に使用するのに適した材料は、緻密不織布である。緻密不織布の例は、フェルトおよびフェルト同等物である。ウール、または、より好ましくはポリエステルフェルトが使用される。緻密織布およびフェルトは、本明細書においてフェルト様布地と称される。このようなフェルト様布地の厚さは、0.2cmから0.5cmであってよい。フェルトまたはフェルト様布地の通気性を低減するために、フェルトまたはフェルト様布地の内側に緻密織布層を加えることが好ましい場合がある。
好ましくは、下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁、および底面は、堅く織られた、または編まれた布地から作られる。底面は、側壁と同じ材料からなるものとしてよい。好適な堅く織られた、または編まれた布地材料の例は、テントでの使用または帆としての使用として知られている織物である。例示的な材料は、ナイロン、ポリエステル、アラミド、およびポリエチレンの繊維からなるヤーンから、任意選択で樹脂と組み合わせて作られる織布シートである。好ましくは、これらの材料から作られた、使用されるシートは、難燃性を有する。
好ましくは、底面は、上で説明されているようなフェルトの内層と、堅く織られた、または編まれた布地の外層とからなる。フェルトの層は、上で説明されているような金属スプリングに対する好適な支持体、および熱交換器に対する好適な支持体を提供する一方で、堅く織られたまたは編まれた布地の層は、気密バリアを提供する。
好ましくは、底面、および下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の一部分は、堅く織られた、または編まれた布地からからなり、頂面および側壁の一部分は、布地カバー層、好ましくは3Dニット換気布地層からなり、布地カバー層の通気性は、上で説明されているように、堅く織られた、または編まれた布地の通気性よりも高い。布地カバー層は、前述したように、下側緩衝材ゾーンの高さのところの気密カバー側壁および底面をさらに覆うものとしてよい。
好ましくは、気密層は、材料の単一のシートからなる。材料の単一のシートを使用することは、身体支持アセンブリを製造する際に有利である。さらに好ましくは、気密層の単一のシートの上側端部は、内側に折り畳まれて、分離シートの上側端部に付着される。シートのこの折り畳みにおいて、シートの一部のみが、分離シートを覆い、それによって、空気が上側緩衝材ゾーンに流れるのに十分な面積を残す。好ましくは、分離シートの上側領域の80%超が覆われていない。したがって、特に、下側緩衝材ゾーンが金属スプリングからなるときに、長い寿命を有する身体支持アセンブリの要素を備えるベッドの下側部分が得られる。さらに、下側部分は、空気排出手段および熱交換器のような、より複雑で耐久性のある要素を備える。対照的に、上側緩衝材ゾーンに好ましく使用される、熱可塑性樹脂の3次元ランダムループ接着構造などの、不織布およびニット材料の寿命はより短い。これは、やがてそのような緩衝材が元の形状に戻る能力が低くなるからである。身体支持アセンブリの上記のフェルト包み込み下側部分は、現在は、有利には、再利用され、新しい圧縮性材料を含む身体支持アセンブリの上側部分と組み合わされ得る。
好ましくは、布地カバー層の下側端部は、身体支持アセンブリの底面まで延在し、内側に折り畳まれ、それによって、フェルトまたはフェルト様布地の層から作られた側壁、およびフェルトまたはフェルト様布地から作られた底面の一部もしくは全部を覆う。この方式で、外面の大部分、特に、使用時に身体支持アセンブリの目に見える部分は、この布地層によって覆われる。したがって、この布地カバー層は、身体支持アセンブリゾーンを一緒に保持する。この布地カバー層は、以下で説明されているような任意の追加層を含む、ベッドアセンブリ全体の外層を形成し得る。簡単に組み立てるために、そのような布地カバー層は、好適には、縫うことによって接続され、好ましくは、たとえば、ジッパー、ループおよびフック結合(またはベルクロ(登録商標)接続)またはボタンによって着脱可能に接続され得る、少なくとも2つの部分から作られる。2つの部分は、頂面、上側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁を含み、下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の一部を覆う、1つの部分と、底面または前記底面への任意選択の追加層および下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の残りの部分を覆う第2の部分であってよい。
出願人は、金属スプリングのようなより耐久性のある要素を含む身体支持アセンブリの下側部分と、耐久性は低いが好ましい圧縮性材料を有する上側部分とを提供するという上述の概念は、本発明の空気排出手段および熱交換器のような、空気流要素なしでも使用され得ることを見出した。したがって、本発明は、次の身体支持アセンブリにも向けられる。
人体を支持するための頂面と、緩衝材容積部を画成し、側壁を画成する離間された底面とを有する身体支持アセンブリが提供され、緩衝材容積部は、圧縮性材料から構成された、頂面に最も近い上側緩衝材ゾーンと、金属スプリング、好適には、ボンネルスプリングから構成された、底面と分離シートとの間に存在する下側緩衝材ゾーンとを含み、底面、および下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の一部分は、気密層の単一のシートからなり、頂面および側壁は、布地カバー層からなり、気密層の上側端部は、内側に折り畳まれて、分離シートの上側端部に付着され、布地カバー層の下側端部は、底面まで延在し、内側に折り畳まれ、それによって、気密層からなる側壁を覆い、気密層からなる底面の一部または全部を覆う。
この身体支持アセンブリに対する好ましい材料、形状、および組合せは、この発明による、熱交換器を備える身体支持アセンブリについて説明されているのと同じである。特に、圧縮性材料は、熱可塑性樹脂またはポリマーの3次元ランダムループ接着構造である。分離シートは、好適には、ココナツ繊維または縦編みスペーサー織物から作られる。
身体支持アセンブリは、好ましくはマットレスとして使用される。したがって、本発明は、本発明による身体支持アセンブリを備えるベッドにも向けられる。ベッドは、マットレスを支持するためのある種の構造を有する。このマットレス支持体は、支持アセンブリの底面の1つまたは複数の空気入口開口部内に空気が流れ込むことを可能にするように、その下側端部に1つまたは複数の開口部を残しておくべきである。好適なマットレス支持体の例は、螺旋ワイヤ支持体、すのこベッドベース、または木質ボードである。
身体支持アセンブリのサイズは、一人用マットレスのサイズとしてよい。キングサイズまたはクイーンサイズのマットレスが必要なときには、一人用マットレスのサイズを有する2つの身体支持アセンブリを組み合わせることが好ましい場合がある。唯一の違いは、2つの別々の身体支持アセンブリの布地カバー層が、1つの布地カバー層に組み合わされることである。この方式で、キングサイズまたはクイーンサイズのマットレスは、単一製品の外見を有する。マットレスは2つの熱交換器ならびに別々の下側緩衝材ゾーンおよび上側緩衝材ゾーンを有するので、結果として隣接する2つの身体支持ゾーンに対して異なる温度を設定することが可能である。
マットレス支持体が、たとえばボックススプリングのように、空気が空気入口に流れることを許さないときに、身体支持アセンブリの底端部へ空気が透過可能である材料の層を追加することが有利である場合がある。この層は、身体支持アセンブリとマットレス支持体との間に置かれる。好適には、この層は、下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁で上方に延在する。空気は、身体支持アセンブリの環境に面するこの層の側面から、空気入口へと流れ得る。空気に対して透過性を有する好適な材料の一例は、金属ミニスプリングの層または縦編みスペーサー織物のシートであってよい。この材料は、すべての方向において空気に対して透過性を有する。代替的に、2つ以上の異なる材料が、たとえば、シートが曲げられる角または他の位置での圧縮シワを回避するために採用され得る。そのような材料の一例は、縦編みスペーサー織物と不織布詰め物との組合せを含む。
空気に対して透過性を有する材料の層は、下側緩衝材ゾーンに存在する好ましい金属スプリングを支持してもよい。この支持のために、上述のフェルトに似た層の代替物が、たとえば、堅く編まれた、または織られた織物のように、使用され得る。
底面へのこのような追加層を備える身体支持アセンブリは、特に、上側緩衝材容積部が、ASTM D737により測定されたときに、100cm3/s/cm2を超える通気性を有する、すべての方向において空気に対して透過性を有する上述の圧縮性材料、および特に熱可塑性樹脂の上述の3次元ランダムループ接着構造を備えるアセンブリである。下側緩衝材容積部内の圧縮性材料は、金属スプリングである。底面、および下側緩衝材ゾーンの高さのところの側壁の一部分は、気密カバー層からなり、頂面、および側壁のうちの一部または全部は、布地カバー層からなり、布地カバー層の通気性は、気密カバー層の通気性よりも高い。
上で説明されている気密カバー層は、好適には単一のシートからなり、布地カバー層は、上で説明されているように、布地の単一シートであるか、またはたとえば2つの部分からなるものとしてよい。布地カバー層は、身体支持アセンブリの、前に説明されている実施形態について説明されているように、3Dニット換気布地層であってよい。気密カバー層の上側端部は、内側に折り畳まれ、分離シートの上側端部に付着され、分離シートの上側端部のほとんどを前記気密カバー層によって覆われていないままにする。好ましくは、分離シートの上側領域の80%超が、気密カバー層によって覆われていない。
好ましくは、布地カバー層は、身体支持アセンブリの頂面、側壁、および空気に対して透過性を有する材料の層の下側端部を覆う。このようにして、布地カバー層は、組み合わされた身体支持アセンブリと、その底部に接続されている追加層とを包むことになる。そのような組み合わされたアセンブリが、たとえばボックススプリングマットレス支持体の上に位置決めされたときに、空気は布地カバー層を通過し、空気に対して透過性を有する材料の層を経由して空気入口へと流れる。
気密カバー層に、たとえばフェルトのような構造的強度を有しない材料が使用されるときには、以下に説明されるように、身体支持アセンブリに熱交換器を位置決めするためにフェルトの表面を追加することが有利であり得る。
好適には、身体支持アセンブリは、人体の頭部を配置するための端部と、人体の足を配置するための端部とを有する。次いで、空気排出手段および熱交換器は、好適には、足用の端部に位置決めされる。これは、空気排出手段によって生じる騒音の妨害を最小限に抑える。これは、下側緩衝材ゾーンにおける頭部の可能な位置の下に、ボンネルスプリングのような、干渉材をより多く有することをさらに可能にする。
熱交換器は、空気のような気体の温度を上昇させることが可能な任意のデバイスであってよい。熱交換器は、ペルチェ素子であってよく、または明示的にペルチェ素子でなくてもよい。好適には、熱交換器は、電気抵抗加熱コイルを含む。抵抗加熱部の表面に沿って流れる空気の温度が上昇する。より好ましくは、熱交換器は、正温度係数(PTC)空気加熱器である。そのようなPTC空気加熱器は、温度が、使用者に安全な解決策を提供する特定の値を超えないので有利である。
空気排出手段は、身体支持アセンブリの外部から熱交換器、下側緩衝材ゾーン、分離シート、および上側緩衝材ゾーン、および頂面を介して空気を移動することができる任意の手段であってよい。好適な空気排出手段は、不適切な騒音の発生を伴わずに、十分に高い空気流を提供するファンである。特に好適なファンは、クロスフローファンとも称される、タンジェンシャルファンであってよい。
身体支持表面の底面内の空気入口は、底面内の開口部を含む。この開口部は、好適には、着脱可能なエアフィルタを備える。そのようなエアフィルタは、身体支持アセンブリに、ほこり、および同様のものが入らないようにするのに適した不織布または紙シートであってよい。そのようなフィルタは、身体支持アセンブリをしばらく使用した後に新しいフィルタに交換する必要がある。好ましくは、エアフィルタは、平面スプリングによって適所に保持され、この平面スプリングは、エアフィルタを取り外すときに手動で取り外すことができる。新しいフィルタは、平面スプリングを交換することによって固定され得る。
底面の空気入口がフェルトまたはフェルト様布地の底面の開口部を含むときに、フェルト底面の下側端部にフレームを接続し、フェルト底面より上に位置決めされたマッチするフレームに接続されることが好ましい場合がある。この方式で、開口部のところのフェルト層のストリップは、2つのフレーム部品によって挟装される。接続されているフレームは、空気入口のための開口部を形成する。マッチするフレームは、熱交換器とファンとの組合せに対する支持体であってよい。これは、下側緩衝材ゾーン内に熱交換器およびファンを位置決めするための単純な構成を可能にする。
熱交換器および空気排出手段のための電力供給は、マットレスに直接接続されているケーブルを用いて、またはマットレス支持体を介して、提供され得る。小型の電源アダプタが外部に存在していてもよい。電力供給がマットレス支持体を介して実行される場合、単純な電力交換表面が、マットレス支持体上に存在する電力供給表面と接続するマットレスの外側に存在し得る。これは、マットレスから延在するケーブルのないマットレスを望む場合に好ましいと思われる。
本発明は、人体を支持するための頂面と、緩衝材容積部を画成し、側壁を画成する離間された底面とを有する身体支持アセンブリを加熱する方法にも向けられ、緩衝材容積部は、
分離シートによって分離された、頂面に最も近い上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンを含み、上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンは、すべての方向において空気に対して透過性を有する圧縮性材料から構成されており、周囲空気は、空気入口と、空気排出手段と、熱交換器と、下側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通り、分離シート内の開口部を通り、上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通り、頂面を通る流路とを経由して流路内を流れる。
好ましくは、上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通って流れるときの空気の温度は、15℃から40℃、好ましくは18℃から38℃、さらに好ましくは27℃から35℃の間である。最適な温度は、身体支持アセンブリによって支持される人の体温に依存し、好ましくは体温より2℃から4℃、より好ましくは3℃低い。この温度は、人ごとに異なってもよく、好適には、この温度は、試行錯誤で最適な条件を得るように使用者によって変化させられ得る。所望の温度は、入力コンソールを使用する身体支持アセンブリの測定および制御アルゴリズムの入力であってよい。このコンソールは、たとえばスマートフォンのアプリを使用して、測定および制御アルゴリズムと直接接触してもよいし、間接的に接触してもよい。所望の温度が選択されると、測定および制御アルゴリズムが、この温度に到達するために使用される。好ましくは、上側緩衝材ゾーンの空気の温度は、上側緩衝材ゾーンの空気の温度の測定によって制御され、調整が必要な場合には、熱交換器の性能および/または空気排出手段の性能を変更することによって、制御される。好ましくは、この方法は、本発明による身体支持アセンブリを使用する。
本発明は、以下の図1~図10を使用して例示される。
上から見た、3D表現の本発明による身体支持アセンブリ(1)を示す図である。 空気入口(6)を示す、下から見た図1の身体支持アセンブリ(1)を示す図である。 身体支持アセンブリ(1)の図1の断面図AA'である。 身体支持アセンブリ(1)の図2の断面図BB'である。 ファン(20)と熱交換器(21)との組合せをより詳細に示す図である。 ファン(20)と熱交換器(21)との組合せをより詳細に示す図である。 図3および図4の身体支持アセンブリを切り開いた状態を示す図である。 図4に類似する身体支持アセンブリの断面図である。 身体支持アセンブリ(1)とボックススプリングマットレス支持体(39)とを含むベッドの断面図である。 上方層部分(30a)を含む身体支持アセンブリとボックススプリングマットレス支持体(39)とを含むベッドの断面図である。
図1は、上から見た、3D表現の本発明による身体支持アセンブリ(1)を示す図である。アセンブリ(1)は、人体を支持するための頂面(2)と、緩衝材容積部(4)を画成し、側壁(5)を画成する離間された底面(3)とを有する。通気性を有する頂面(2)は、複数の空気出口(2a)を有する。頂面(2)の通気性は、底面(3)の通気性よりも高く、側壁(5)の平均通気性よりも高い。
図2は、空気入口(6)を示す、下から見た図1の身体支持アセンブリ(1)を示す図である。
図3は、身体支持アセンブリ(1)の図1の断面図AA'である。この図では、頂面(2)および下側緩衝材ゾーン(8)に最も近い、ココナツ繊維から作られた分離シート(9)によって分離された、上側緩衝材ゾーン(7)が図示されている。ココナツ繊維のシートは、下側緩衝材ゾーン(8)から上側緩衝材ゾーン(7)へ空気を通過させるための複数の開口部(9a)を備える。上側緩衝材ゾーン(7)は、圧縮性材料(10)としてBreathair(登録商標)からなる。下側緩衝材ゾーンは、ボンネルスプリング(11)からなる。この図では、底面(3)および下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところ側壁(5)の部分(13)は、堅く織られたポリエステルテントシートの単一のシート(14)からなる。テントシートの上側端部(15)は、内側に折り畳まれ、ココナツ分離シート(8)の上側端部(16)に付着される。付着は、たとえば接着剤を用いるものとしてよい。単一のシートの折り畳みは、知られている折り紙折り畳み技術を使用して実行され得る。図示されているように、ココナツ分離シート(8)の大部分は、テントシート(14)によって完全には覆われず、空気が下側緩衝材ゾーン(8)から上側緩衝材ゾーン(7)へ流れることができる十分な面積を残している。図4、図5、および図6に示されているように、フェルトの層(14a)が、ボンネルスプリング(11)に対する支持体を提供し、熱交換器(21)を固定するための支持体を提供するために、底端部(3)の一部分として存在している。
また、図3は、頂面(2)、および布地層(18)の単一のシート、たとえば3Dニット換気布地からなる側壁(5)の部分(17)を示している。布地層(18)の下側端部(19)は底面(3)まで延在し、内側に折り畳まれ、それによって、側壁(5)全体および下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところの側壁(5)のテントシート被覆部分(13)を覆う。下側端部(19)は、たとえばベルクロ(登録商標)タイプ接続などの、たとえばフック&ループ接続によって、テントシート(14)に付着される。単一のシートの折り畳みは、知られている折り紙折り畳み技術を使用して実行され得る。それによって、布地層(18)は、上側(7)および下側(8)緩衝材ゾーンを一緒に保持する。布地層(18)を除去することによって、上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料(10)を簡単に除去することが可能であり、その後、新しい圧縮性材料(10)が提供され得る。この方式で、テントシートでカプセル化された下側緩衝材ゾーン(8)は、新しい上側緩衝材ゾーンと組み合わせて再利用することができる。したがって、布地層の単一のシートは、緩衝材容積部の周りに着脱可能に巻き付けられる。緩衝材ゾーンから切り離されたときに、布地層のシートは、好適には、3次元形状に縫製されていない平坦なシートである。これは、シートの洗浄を容易にし、布地シートそれ自体の製造もより簡素化される。
図4は、身体支持アセンブリ(1)の図2の断面図BB'である。図3に示されている要素に加えて、空気入口(6)、ファン(20)、および熱交換器(21)が概略として示されている。さらに、下側緩衝材ゾーン(8)と流体的に連通している加熱空気出口(22)が存在し、これを通して加熱された空気が熱交換器(21)から下側緩衝材ゾーン(8)へ流れる。ココナツ繊維分離シートの寸法および特性は、上側緩衝材ゾーンに流れる空気が均等に分散されるように選択される。好適なココナツ繊維分離シートは、1cmから2cmの間の厚さを有し得る。下側緩衝材ゾーン(8)の高さは、8cm~15cmの間であってよい。上側緩衝材ゾーン(7)の高さは、4cm~8cmの間であってよい。頂面(2)と底面(3)との間の距離は、14cmから25cmの間にあるものとしてよい。
図5および図6は、ファン(20)と熱交換器(21)との組合せをより詳細に示す図である。様々な要素が、図5に分解図で示されている。図6では、ファン(20)と熱交換器(21)との組合せの断面が図示されている。熱交換器およびファンは、箱型ケーシング(24)内に配置されている。熱交換器(21)は、加熱空気出口(22)に配置されるように電気抵抗加熱コイル(23)を備えている。底面(3)の空気入口(6)は、フェルトの内層(14a)および気密カバー層(14)の外層の開口部(25)を備える。この開口部(25)に対して、フレーム(26)は、フェルト底面(3)の下側端部に接続され、マッチするフレーム(27)は、フェルト底面より上に位置決めされる。2つのフレーム(26、27)は、複数のコネクタ(28)、たとえばプラグ(28a)およびロックリング(28b)を用いて接続され、それによって開口部(6)のところのフェルト層のストリップを挟装している。開口部(25)内に存在する2つのフレーム(26、27)は、空気入口(6)を形成する。この開口部(6)において、図6に示されているように、エアフィルタ(29)が位置決めされる。マッチするフレーム(27)は、箱型ケーシング(24)に対する支持体の役割を果たす。ファン(20)はタンジェンシャルファンである。
図7は、図3および図4の身体支持アセンブリを切り開いた状態を示す図である。
図8は、図4に類似する身体支持アセンブリの断面図である。共通の参照番号は、図4と同じ意味を有する。図8において、ポリエステル縦編みスペーサー織物の層(30)が、身体支持アセンブリ(1)の下側端部(3)に存在する。この層は、空気に対して透過性を有するポリエステル3Mesh Smart Spacer Fabricの厚さ0.5cmの層から作られた布地カバー(31)によって適所に接続されるか、または保持される。
層(31)は、単一の材料から作製され得るか、またはわずかに異なる通気性を有する2つ以上の異なる材料、たとえば3Meshスペーサー織物と組み合わせたポリエステル詰め物を含み得る。この組合せは、角および曲部のところで、より容易に曲がりフィットすることを可能にする。
この布地カバー層(31)は、頂面(2)の上側端部、身体支持アセンブリの側壁(5)、および縦編みスペーサー織物の層(30)の下側端部(32)を覆う。布地カバー層(31)は、ジッパー(31a)によって接続される2つの着脱可能な部分から作られる。図4、図5、および図6に示されているように、フェルトの層(14a)が、ボンネルスプリング(11)に対する支持体を提供し、熱交換器(21)を固定するための支持体を提供するために、底端部(3)の一部分として存在している。
分離シートは、ポリエステル縦編みスペーサー織物の層(34)である。この層(34)は、空気を再分配し、さらにBreathair(登録商標)材料がボンネルスプリング(11)の開口部内に部分的に圧入されることを防止する。底面(3)、および下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところの側壁(5)の部分(35)は、厚さ約1.5mmの堅く織られたポリエステルテントシートから作られる気密カバー層(33)からなる。層(34)の上側端部(36)は内側に折り畳まれ、層(34)の上側端部(37)に付着され、下側緩衝材ゾーン(8)から上側緩衝材ゾーン(7)に空気を流すための開口部(38)を残す。上側端部(36)は、裁縫などの任意の手段によって上側端部(37)に接続され得る。好ましくは、そのような接続は、たとえばフックまたはフック&ループファスナーのストリップを使用することによって着脱可能である。例示の目的で、上側緩衝材ゾーンの高さは5cmであってよく、分離シート(34)の厚さは2cmであってよく、下側緩衝材ゾーンの高さは15cmであってよく、層(30)の厚さは2.5cmから3cmであってよい。
図8に例示されている身体支持アセンブリの組成、たとえばBreathair(登録商標)圧縮性材料(10)、層(34)、層(30)、シート(31)およびシート(33)は、主にポリエステルからなり、ポリエステルから作られるように選択され、それによってより容易にリサイクル可能な身体支持アセンブリがもたらされる。
図8のアセンブリがボックススプリングマットレス支持体(39)、または図9に示されているような類似の空気不透過性支持体上に位置決めされたときに、空気は、矢印(40)で示されているように層(30)に入り、矢印(41)で示されているようにアセンブリ(1)から出る。層30は、好ましくは10mmから40mm、より好ましくは20mmから30mmの範囲の厚さを有する。この厚さは、高い通気性とともに、ファンに十分な空気流入をもたらすことを可能にすることが分かった。図10は、層(30)が、下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところの上方層部分(30a)として上方に延在することを除き、図9のようなボックススプリング支持体(39)上の身体支持アセンブリを示している。上方層部分(30a)は、これにより4つの側壁部分をすべて覆い、それによって気密カバー層(33)の一部を覆う。布地カバー層(31)は、側壁(5)のところに外層を残す。空気は、また、矢印(40)で示されているように上方層部分(30a)を経由して層(30)に入り、入口(6)へ流れることができるが、それは層(30)および上方部分層(30a)が流体的に接続され、好適には材料の単一の断片から作られているからである。この設計は、空気が空気入口(6)へ流れる機会をより多く有するので有利である。これは、身体支持アセンブリが互いに隣接して、または壁に隣接して位置決めされるときに特に有利である。
1 身体支持アセンブリ
2 頂面
2a 空気出口
3 底面
4 緩衝材容積部
5 側壁
6 空気入口
7 上側緩衝材ゾーン
8 下側緩衝材ゾーン
9 分離シート
9a 開口部
11 ボンネルスプリング
13 部分
14 シート、気密カバー層
14a フェルトの層
15 上側端部
16 上側端部
17 部分
18 布地層
19 下側端部
20 ファン
21 熱交換器
22 加熱空気出口
24 箱型ケーシング
25 開口部
26 フレーム
27 マッチするフレーム
28 コネクタ
28a プラグ
28b ロックリング
29 エアフィルタ
30 ポリエステル縦編みスペーサー織物の層
30a 上方層部分
31 布地カバー
31a ジッパー
32 下側端部
33 気密カバー層
34 層
35 部分
36 上側端部
37 上側端部
38 開口部
39 ボックススプリング支持体

Claims (24)

  1. 人体を支持するための通気性を有する頂面(2)と、緩衝材容積部(4)を画成し且つ側壁(5)を画成する離間された底面(3)とを有する身体支持アセンブリ(1)であって、前記頂面(2)の前記通気性は、前記底面(3)の通気性よりも高く、且つ前記側壁(5)の通気性よりも高く、
    前記通気性を有する頂面(2)は、複数の空気出口(2a)を有し、
    前記緩衝材容積部(4)は、
    開口部(9a)が設けられた分離シート(9)によって分離された、前記頂面(2)に最も近い上側緩衝材ゾーン(7)および下側緩衝材ゾーン(8)であって、すべての方向において空気に対して透過性を有する圧縮性材料(10)から構成された前記上側緩衝材ゾーン(7)および前記下側緩衝材ゾーン(8)、並びに、
    前記底面(3)内の空気入口(6)と、空気排出手段(20)と、熱交換器(21)と、前記下側緩衝材ゾーン(8)の前記圧縮性材料(10)を通り、前記分離シート(9)内の前記開口部を通り、前記上側緩衝材ゾーン(7)の前記圧縮性材料(10)を通る流路と、前記頂面(2)に存在する複数の空気出口とを含む、空気のための流路
    を備え、
    前記空気排出手段(20)及び前記熱交換器(21)が前記身体支持アセンブリ(1)内に位置決めされ
    前記上側緩衝材ゾーン(7)における前記圧縮性材料(10)は、ASTM D737により測定されたときに10cm 3 /s/cm 2 より大きい通気性を有し、全方向に空気を透過させることが可能であり、且つ、熱可塑性樹脂の3次元ランダムループ接着構造であり、
    前記下側緩衝材ゾーン(8)における前記圧縮性材料(10)は、金属スプリング(11)であり、
    前記底面(3)、および前記下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところの前記側壁(5)の部分(13)は、気密カバー層(14、33)からなり、
    前記頂面(2)、および前記側壁(5)のうちの一部または全部は、布地カバー層(18、31)からなり、前記布地カバー層(18、31)の通気性は、前記気密カバー層(14、33)の通気性よりも高く、
    前記気密カバー層(14、33)の上側端部(36)は、内側に折り畳まれ、前記分離シート(9)の上側端部(37)に付着され、前記分離シート(9)の前記上側端部の領域の80%以上が前記気密カバー層(14、33)によって覆われていないままにする、身体支持アセンブリ(1)。
  2. すべての方向において空気に対して透過性を有する前記圧縮性材料(10)は、ASTM D737により測定されたときに、100cm3/s/cm2より大きい通気性を有する、請求項1に記載の身体支持アセンブリ。
  3. 前記金属スプリングは、ボンネルスプリング(11)を含む、請求項1に記載の身体支持アセンブリ。
  4. 前記分離シート(9)の通気性は、前記頂面(2)の前記通気性よりも低い、請求項1から3のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  5. 前記分離シート(9)は、織布又は不織布のスペーサーシートである、請求項4に記載の身体支持アセンブリ。
  6. 前記分離シート(9)は、縦編みスペーサー織物のシートである、請求項4に記載の身体支持アセンブリ。
  7. 前記布地カバー層(31)は、前記下側緩衝材ゾーン(8)の高さのところの前記側壁(5)の部分(35)、およびすべての方向において空気に対して透過性を有する前記材料の層(30)をさらに完全に覆う、請求項1に記載の身体支持アセンブリ。
  8. 前記気密カバー層(14、33)は、単一のシートからなり、前記布地カバー層(18、31)は、布地のシートの少なくとも2つの脱着可能に接続されている部分からなる、請求項7に記載の身体支持アセンブリ。
  9. 前記底面(3)は、フェルトの内層(14a)および前記気密カバー層(14、33)の外層からなる、請求項1から8のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  10. すべての方向において空気に対して透過性を有する材料の層(30)は、前記身体支持アセンブリの前記底面(3)に接続される、請求項1から9のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  11. 前記層(30)は、縦編みスペーサー織物のシートである、請求項10に記載の身体支持アセンブリ。
  12. すべての方向において空気に対して透過性を有する材料の前記層(30)は、前記気密カバー層(33)と前記布地カバー層(31)との間に位置決めされるように、上方部分(30a)として上方に延在する、請求項10または11に記載の身体支持アセンブリ。
  13. 前記身体支持アセンブリは、前記人体の頭部を配置するための端部と、前記人体の足を配置するための端部とを有し、前記空気排出手段(20)、および前記熱交換器(21)は、前記足用の前記端部に位置決めされる、請求項1から12のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  14. 前記熱交換器(21)は、正温度係数(PTC)空気加熱器である、請求項1から13のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  15. 前記空気排出手段(20)は、タンジェンシャルファンである、請求項1から14のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  16. 前記底面(3)内の前記空気入口(6)は、脱着可能なエアフィルタ(29)が設けられた前記底面(3)内の開口部を備える、請求項1から15のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリ。
  17. 前記底面(3)内の前記空気入口(6)は、フェルトの前記内層(14a)および前記気密カバー層(14、33)の前記外層内の開口部(25)と、前記開口部(25)の下側端部に接続され、前記開口部(25)より上に位置決めされているマッチするフレームに接続され、それによってフェルトの前記内層(14a)のストリップと前記開口部(25)のところの前記気密カバー層(14、33)の前記外層とを挟装するフレーム(26)とを備え、前記接続されているフレームは、前記空気入口のための開口部(6)を形成し、前記マッチするフレーム(27)は、前記熱交換器(21)に対する支持体である、請求項9に記載の身体支持アセンブリ。
  18. 人体を支持するための頂面と、緩衝材容積部を画成し、側壁を画成する離間された底面とを有する、請求項1から17のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリを加熱するための方法であって、前記緩衝材容積部は、
    分離シートによって分離された、前記頂面に最も近い上側緩衝材ゾーンおよび下側緩衝材ゾーンを含み、前記上側緩衝材ゾーンおよび前記下側緩衝材ゾーンは、すべての方向において空気に対して透過性を有する圧縮性材料から構成されており、周囲空気は、空気入口と、空気排出手段と、熱交換器と、前記下側緩衝材ゾーンの前記圧縮性材料を通り、前記分離シート内の開口部を通り、前記上側緩衝材ゾーンの前記圧縮性材料を通り、前記頂面を通る流路とを経由して流路内を流れる、方法。
  19. 前記上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通って流れるときの前記空気の温度は、前記身体支持アセンブリ上に静止しているときの体温より約3℃低い温度である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記上側緩衝材ゾーンの圧縮性材料を通って流れるときの前記空気の温度は、27℃から35℃の間の温度である、請求項18に記載の方法。
  21. 前記上側緩衝材ゾーンの前記空気の温度は、前記上側緩衝材ゾーン内の前記空気の前記温度の測定によって制御され、調整が必要な場合には、前記熱交換器の性能および/または前記空気排出手段の性能を変更することによって制御される、請求項18に記載の方法。
  22. 請求項1から17のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリを使用する、請求項18から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 請求項1から17のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリと、マットレス支持体とを備える、ベッド。
  24. 請求項10から17のいずれか一項に記載の身体支持アセンブリと、ボックススプリング支持体(39)とを備える、ベッド。
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