以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態)
<ドアホンシステム>
まず、本開示の実施の形態に係るドアホンシステムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係るドアホンシステム10の構成の一例を示すシステム構成図である。図1において、システム構成の周辺の環境についても併せて示している。
図1に示すように、ドアホンシステム10は、例えば、ユーザ20の自宅である建物(家屋の一例)30の室内に配置されるドアホン親機100と、建物30の玄関扉31(又は表札若しくは郵便受け)の近傍等に配置される玄関子機(ドアホン子機と称されてもよい)200と、玄関扉31に設けられる電気錠300と、を有する。
ドアホン親機100は、例えば、スピーカ、ディスプレイ、モニターボタン、通話ボタン、マイクロフォン、災害モード解除ボタン及び施錠/解錠ボタンを備える。ドアホン親機100は、初期設定により、玄関子機200及び電気錠300を予め登録する。ドアホン親機100は、呼出に対する応答(通話の開始)の機能に加えて、玄関子機200から送信された玄関周辺の映像を表示する機能、玄関扉31の電気錠300の施錠/解錠操作を受け付ける機能、災害が発生した際に人が在宅している(建物30内にいる)可能性(又は建物30内で人が倒れている可能性)がある旨、人がいる可能性がある建物30内の場所等を通知する機能等を有する。
スピーカは、例えば、ドアホン親機100と玄関子機200とが通話状態にあるときに、玄関子機200からの音声をドアホン親機100の外部に向けて出力する。ディスプレイは、例えば、玄関子機200のカメラによって撮影された映像を表示する。モニターボタンは、例えば、押下されると、玄関子機200のカメラを起動させて、玄関子機200のカメラによって撮影された映像のディスプレイによる表示を開始させる。通話ボタンは、例えば、押下されると、ドアホン親機100と玄関子機200とを通話状態にさせる。マイクロフォンは、例えば、ドアホン親機100の周辺の音を集音する。災害モード解除ボタンは、例えば、押下されると、災害が発生した際に人が在宅している可能性があることを通知するための災害モードを解除して、ドアホン親機100を定常モードに入らせる(遷移させる)。施錠/解錠ボタンは、例えば、押下されると、玄関扉31の電気錠300を施錠/解錠させる。
玄関子機200は、呼出ボタン、LED(Light Emitting Diode)部、スピーカ、マイクロフォン及びカメラを備える。玄関子機200とドアホン親機100との間には、例えば、1対の銅線から成る2線ケーブル201が敷設されている。玄関子機200は、呼出及び通話の機能に加えて、カメラによって玄関周辺の映像を撮影してドアホン親機100に送信する機能を有する。玄関子機200とドアホン親機100とは、例えば、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)プロトコル方式に従って無線通信を行ってもよい。
呼出ボタンは、例えば、押下されると、来訪通知をドアホン親機100に送信する。LED部は、赤色で点滅し、人が倒れている可能性があるという緊急状態を表示する。スピーカは、例えば、玄関子機200とドアホン親機100とが通話状態にあるときに、ドアホン親機100からの音声を玄関子機200の外部に向けて出力する。マイクロフォンは、例えば、玄関子機200の周辺の音を集音する。カメラは、例えば、玄関周辺の映像を撮影する。
電気錠300は、玄関扉31の施錠/解錠を、鍵穴に対する通常の鍵操作(物理鍵を用いた操作)に加えて、電気信号である施錠要求(指示)/解錠要求(指示)に応じて行う鍵装置である。電気錠300とドアホン親機100との間には、例えば、JEM-A規格コードである電気錠コード301が敷設されている。電気錠300は、ドアホン親機100の制御の下で施錠/解錠を行う。
また、ドアホンシステム10は、建物30の室内に配置される通信ルータ400と、建物30の室内に配置される無線通信可能な機器500と、インターネット等の公衆網610に接続されたサーバ600と、建物30の外部に持ち出し可能なスマートフォンやタブレット等の無線端末(無線移動端末と称されてもよい)700(以下、スマートフォン700と表記する)と、を有する。スマートフォン700は、ユーザ20により所持されるスマートフォン及びユーザ20以外の人物(例えば、ユーザ20の家族、親族等)により所持されるスマートフォンを含む。
通信ルータ400は、無線通信回線401、402、403及び404をそれぞれ介して、ドアホン親機100、スマートフォン700、機器500及び公衆網610に接続し、ドアホン親機100、スマートフォン700及び機器500と公衆網610との間で通信の中継を行い、ドアホン親機100とスマートフォン700及び機器500との間で通信の中継を行う。無線通信回線401、402及び403は、例えば、Wi-Fi(登録商標;以降省略)回線であってよく、無線通信回線403は、例えば、LTE(Long Term Evolution)回線、NR(New Radio)回線等のセルラー(モバイル)回線であってよい。あるいは、ドアホン親機100とスマートフォン700及び機器500とは、通信ルータ400を介することなく、無線通信回線を介して(例えば、Wi-Fi Direct方式、Bluetooth(登録商標)方式等により)、直接接続してもよく、通信ルータ400は、無線通信回線404の代わりに、ケーブル回線、光回線等を介して公衆網610に接続してもよい。
機器500は、例えば、図2及び図3に示すような人感センサ501、家電機器502、設備機器503等を含む。機器500は、無線通信回線403及び通信ルータ400を介して、自機器の活動状態を示す状態情報を、定期的に又は状態が変化するたびに、送信日時とともにドアホン親機100に送信する。機器500がドアホン親機100に送信する情報の例については、図6を参照して後述する。なお、機器500だけでなく、電気錠300も、電気錠コード301を介して、電気錠300の活動状態を示す状態情報を、定期的に又は状態が変化するたびに、送信日時とともにドアホン親機100に送信し、スマートフォン700も、無線通信回線402及び通信ルータ400を介して、スマートフォン700の活動状態を示す状態情報を、定期的に又は状態が変化するたびに、送信日時とともにドアホン親機100に送信する。
サーバ600は、ドアホン親機100の電源が入れられたとき等のタイミングで、公衆網610等を介して通信ルータ400に接続することによりドアホン親機100に接続し、ドアホン親機100を登録する。その後、サーバ600は、公衆網610等を介してドアホン親機100に常時接続し、ドアホン親機100と種々の情報を交換する。サーバ600とドアホン親機100との間には暗号通信路が確立されてもよく、サーバ600は、ドアホン親機100と暗号通信を行ってもよい。サーバ600は、認証サーバと称されてもよい。
サーバ600は、例えば、ドアホン親機100へのアクセスを要求してきたスマートフォン700に対して認証処理を行う。そして、サーバ600は、スマートフォン700に対する認証が成功したことを条件として、スマートフォン700との接続を確立し、スマートフォン700と(通信ルータ400等を介した)ドアホン親機100との間の通信の中継を行う。
一方、ドアホン親機100がスマートフォン700へのアクセスを要求してきた場合には、サーバ600は、認証処理を行うことなく、スマートフォン700との接続を確立し、スマートフォン700と(通信ルータ400等を介した)ドアホン親機100との間の通信の中継を行う。
スマートフォン700は、例えば建物30内に存在する場合には、無線通信回線402を介して通信ルータ400に接続することでドアホン親機100にアクセスし、例えば建物30外に存在する場合には、無線通信回線601を介して公衆網610に接続し、サーバ600を介してドアホン親機100にアクセスする。無線通信回線601は、例えば、LTE回線、NR回線等のセルラー(モバイル)回線であってよい。スマートフォン700は、建物30の内部及び外部から、ドアホン親機100との間で暗号通信を行ってもよい。
また、スマートフォン700は、スピーカ、タッチパネル付きディスプレイ、マイクロフォン、(端末)モニターボタン、(端末)通話ボタン、(端末)災害モード解除ボタン、(端末)切断ボタン、(端末)解錠ボタン及び(端末)施錠ボタンを備える。(端末)モニターボタン、(端末)通話ボタン、(端末)災害モード解除ボタン、(端末)切断ボタン、(端末)解錠ボタン及び(端末)施錠ボタンは、ドアホンシステム10の機能を利用するためのアプリケーション上で利用可能な、例えばタッチパネル付きディスプレイに表示される画像ボタン(アイコン)であってよい。
スピーカは、例えば、スマートフォン700とドアホン親機100とが通話状態にあるときに、ドアホン親機100からの音声をスマートフォン700の外部に向けて出力する。タッチパネル付きディスプレイは、例えば、玄関子機200のカメラによって撮影された映像、(端末)モニターボタン、(端末)通話ボタン、(端末)切断ボタン、(端末)解錠ボタン、(端末)施錠ボタン等を表示する。(端末)モニターボタンは、例えば、押下(タップ)されると、玄関子機200からドアホン親機100を介して送られてくる玄関周辺の映像の出力を開始させる。(端末)通話ボタンは、例えば、押下(タップ)されると、ドアホン親機100を介してスマートフォン700と玄関子機200との間の通話を開始させる。(端末)災害モード解除ボタンは、例えば、押下(タップ)されると、上述した災害モードを解除して、ドアホン親機100を定常モードに入らせる(遷移させる)。(端末)切断ボタンは、例えば、押下(タップ)されると、スマートフォン700とドアホン親機100との間の接続(通信、通話)を切断させる。(端末)解錠ボタンは、例えば、押下(タップ)されると、ドアホン親機100を介して玄関扉31の電気錠300を解錠させる。(端末)施錠ボタンは、例えば、押下(タップ)されると、ドアホン親機100を介して玄関扉31の電気錠300を施錠させる。
ドアホン親機100は、例えば、通信ルータ400を介して接続している又は直接接続している、建物30内にあるスマートフォン700からの要求に応じて、当該スマートフォン700を登録する。ドアホン親機100は、遠隔にあるスマートフォン700を登録してもよい。ドアホン親機100は、スマートフォン700に適宜接続し、スマートフォン700と種々の情報を交換する。
また、ドアホンシステム10を簡略化した一例を示す図2に示すように、ドアホン親機100は、玄関子機200と、例えばドアホン親機100に登録されているスマートフォン700と、の間で、映像、音声及び各種制御情報の転送を行う。さらに、ドアホン親機100は、スマートフォン700から施錠指示/解錠指示((端末)施錠ボタン/解錠ボタンに対する操作)を受けて、電気錠300を施錠/解錠させる。したがって、ドアホン親機100は、呼出に対する応答(通話の開始)、玄関周辺の映像の表示、電気錠300の施錠/解錠操作、及び、災害モードの解除を、スマートフォン700においても可能にする機能を有する。
図2に示すように、また、上述したように、ドアホン親機100は、スマートフォン700、電気錠300、人感センサ501、家電機器502、設備機器503等から、それらの活動状態を示す状態情報を受信する。
なお、図2において、玄関子機200が複数存在するものとして示されているが、玄関子機200の台数は、1以上の任意の数である。
このようなドアホンシステム10において、ユーザ20は、自身が所持するスマートフォン700がドアホン親機100に登録されている場合、建物30内にいるときのみならず、建物30外にいるときにおいても、自宅に来訪者があったときに、その旨を知ることができる。また、このようなドアホンシステム10において、ユーザ20は、ドアホン映像を確認しながら来訪者と会話をし、玄関扉31の解錠操作を遠隔で行うことができる。
<装置構成>
次に、ドアホンシステム10に含まれるドアホン親機100及び玄関子機200の構成について説明する。なお、ドアホン親機100及び玄関子機200の各々は、例えば、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ及び通信回路を有する。この場合、以下で説明する各機能部(ブロック)の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。あるいは、各機能部は、汎用の処理装置(CPU等)ではなく、専用の装置又は回路によって実現されてもよいし、汎用の処理装置と専用の装置又は回路との組み合わせによって実現されてもよい。
<ドアホン親機の構成>
図3は、本開示の実施の形態に係るドアホン親機100の構成の一例を示すブロック図である。
ドアホン親機100は、映像処理部110と、表示出力部120と、音声処理部130と、音声出力部140と、音声入力部150と、呼制御部160と、ネットワーク制御部170と、記憶部180と、設備機器制御部190と、を備える。上述したように、ドアホン親機100は、例えば、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータであってよい。CPUは、例えば、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して、ドアホン親機100の動作を制御する。
映像処理部110は、入力された映像データを処理し、表示出力部120が表示する画像を生成する。映像処理部110は、映像データ入力部112と、映像データデコード部114と、を含む。
映像データ入力部112は、ストリーミング形式の映像データを玄関子機200から入力する。映像データは、デジタル形式のデータであってもよいし、アナログ形式のデータであってもよい。映像データ入力部112は、玄関子機200から入力されたストリーミング形式の映像データを映像データデコード部114に出力する。
映像データデコード部114は、映像データ入力部112から入力されたストリーミング形式の映像データを画像データに変換する。映像データデコード部114は、呼制御部160を介して画像データを表示出力部120に出力する。画像は、例えば、静止画である。一例において、映像データは、1秒間に静止画15枚分の静止画データに変換される。
表示出力部120は、映像処理部110から入力された画像を表示する。表示出力部は、例えば、LCD表示装置又はOLED表示装置等のディスプレイである。
音声処理部130は、音声入力部150から呼制御部160を介して入力された音声を表すリニア形式の電気信号を処理し、音声データを出力する。さらに、音声処理部130は、玄関子機200から入力された音声データを処理し、音声を表すリニア形式の電気信号を出力する。音声処理部130は、音声データ入力部132と、音声データデコード部134と、音声データエンコード部136と、音声データ出力部138と、を含む。
音声データ入力部132は、玄関子機200からストリーミング形式の音声データを入力する。音声データは、例えば、来訪者が玄関子機200に向かって話しかけた声を表す。音声データ入力部132は、玄関子機200から入力されたストリーミング形式の音声データを音声データデコード部134に出力する。
音声データデコード部134は、音声データデコード部134から入力されたストリーミング形式の音声データをデコードし、音声を表すリニア形式の電気信号を生成する。本実施の形態において、デコードは、デジタル-アナログ変換である。デコードの方式は、玄関子機200の音声データエンコード部236(図4参照)が使用するエンコードの方式に対応する。音声データデコード部134は、呼制御部160を介して、生成した音声を表すリニア形式の電気信号を音声出力部140に出力する。
音声データエンコード部136は、音声入力部150から呼制御部160を介して入力された音声を表すリニア形式の電気信号をエンコードし、ストリーミング形式の音声データを生成する。本実施の形態において、エンコードは、アナログ-デジタル変換である。エンコードの方式は、玄関子機200の音声データデコード部234(図4参照)が使用するデコードの方式に対応する。音声データエンコード部136は、生成したストリーミング形式の音声データを音声データ出力部138に出力する。
音声データ出力部138は、音声データエンコード部136から入力されたストリーミング形式の音声データを玄関子機200に出力する。
音声出力部140は、音声データデコード部134から呼制御部160を介して入力された音声を表すリニア形式の電気信号を音声に変換し、音声をドアホン親機100の外部に向けて出力する。本実施の形態において、音声出力部140はスピーカである。
音声入力部150は、ドアホン親機100の周辺の音声をリニア形式の電気信号に変換する。本実施の形態において、音声入力部150はマイクロフォンである。
呼制御部160は、玄関子機200からの呼を制御する。呼制御部160は、着信処理部162と、タイマー処理部164と、通話処理部166と、を含む。
着信処理部162は、玄関子機200からの着信を処理する。本実施の形態において、着信処理部162は、玄関子機200からの着信の通知に応じて、タイマー処理部164に着信を通知する。
タイマー処理部164は、玄関子機200からの着信から、ドアホン親機100と玄関子機200との間の通話の開始までのタイマー処理を行う。本実施の形態において、タイマー処理部164は、着信処理部162からの着信の通知に応じて、音声出力部140への呼出音を表すリニア形式の電気信号の出力を開始し、ドアホン親機100と玄関子機200との間の映像データの通信を開始する。また、本実施の形態において、タイマー処理部164は、ドアホン親機100が備える応答ボタン(図示せず)の押下の検出に応じて、音声出力部140への呼出音を表すリニア形式の電気信号の出力を終了し、通話処理部166に応答を通知する。例えば、呼出音を表すリニア形式の電気信号の出力の開始から終了までは3秒間である。
通話処理部166は、ドアホン親機100と玄関子機200との間の通話を処理する。本実施の形態において、通話処理部166は、タイマー処理部164からの応答の通知に応じて、ドアホン親機100と玄関子機200との間の音声データの通信を開始する。また、本実施の形態において、通話処理部166は、呼終了の検出に応じて、ドアホン親機100と玄関子機200との間の映像及び音声の通信を切断する。
ネットワーク制御部170は、ドアホン親機100が通信を行うネットワークの種類に応じた通信プロトコルに従って、その通信を制御する。ネットワーク制御部170は、通信処理部172を含む。
通信処理部172は、ドアホン親機100とドアホン親機100の通信相手とが従う通信プロトコルに従って、ドアホン親機100とドアホン親機100の通信相手との間の通信(送信、受信)を行う。
例えば、通信処理部172は、スマートフォン700、電気錠300、人感センサ501、家電機器502、設備機器503等から、それらの状態情報を送信日時とともに受信する。通信処理部172及び/又は図示しない制御部は、受信した状態情報及び送信日時を加工して、図6に示すような機器使用ログテーブル60の形態で、記憶部180に出力する(記憶させる)。
なお、図3には示していないが、ドアホン親機100とスマートフォン700等の装置とがサーバ600を介して通信する場合、映像、音声及び各種制御情報は、ネットワーク制御部170(通信処理部172)を介して通信される。ドアホン親機100が送信側である場合、映像、音声及び各種制御情報は、適宜呼制御部160を介し、ネットワーク制御部170(通信処理部172)を介して送信される。ドアホン親機100が受信側である場合、映像、音声及び各種制御情報は、ネットワーク制御部170(通信処理部172)を介して受信され、適宜呼制御部160を介し、記憶部180に記憶される、表示出力部120に出力される、あるいは、音声出力部140に出力される。
記憶部180は、ドアホン親機100が動作するのに必要なデータ、CPUが実行するプログラム、例えばユーザ20のスマートフォン700等の装置からネットワーク制御部170を介して受信したデータ、ドアホン親機100の機能部によって生成されたデータ、スマートフォン700等の使用ログ等を記憶する。
図6は、本開示の実施の形態に係る機器使用ログテーブル60に格納される機器使用ログの一例を示す図である。
機器使用ログテーブル60は、「機器」列と、「設置場所」列と、「最終使用日時」列と、「現在の状態」列と、を含む。
「機器」列に示される機器名及び「設置場所」列に示される設置場所名は、例えば、ユーザ20によって、直接的に又はスマートフォン700を介して間接的に、ドアホン親機100に入力及び設定される。「機器」列に含まれる機器は、スマートフォン700、電気錠300、人感センサ501、家電機器502(冷蔵庫等)、設備機器503(ベッドセンサ、トイレ、ガス湯沸かし器、照明器具等)等を含む。「設置場所」列に含まれる設置場所は、設置される階の情報を含む。
「最終使用日時」列に示される最終使用日時及び「現在の状態」列に示される現在の状態は、通信処理部172及び/又は図示しない制御部によって、スマートフォン700等から送信された状態情報及び送信日時に基づいて、設定される。
例えば、電気錠の場合、電気錠から、施錠されたこと又は解錠されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。また、状態情報が施錠されたことを示す場合、現在の状態が施錠に設定され、状態情報が解錠されたことを示す場合、現在の状態が解錠に設定される。
例えば、ベッドセンサの場合、ベッドセンサから、人がベッドにいることが検知されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、人がベッドにいることが検知されたことを示す場合、現在の状態が使用中に設定され、状態情報が、人がベッドにいることが検知されなかったことを示す場合、現在の状態が不使用に設定される。
例えば、人感センサの場合、人感センサから、人(又は動物)がいることが検知されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、人(又は動物)がいることが検知されたことを示す場合、現在の状態が使用中に設定され、状態情報が、人(又は動物)がいることが検知されなかったことを示す場合、現在の状態が不使用に設定される。
例えば、冷蔵庫の場合、冷蔵庫から、冷蔵庫の扉が開けられたこと又は閉められたことが検知されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、冷蔵庫の扉が開けられたことを示す場合、現在の状態が開扉に設定され、状態情報が、冷蔵庫の扉が閉められたことを示す場合、現在の状態が閉扉に設定される。
例えば、トイレの場合、トイレから、トイレの扉の鍵が施錠されたこと又は解錠されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、トイレの扉の鍵が施錠されたことを示す場合、現在の状態が使用中に設定され、状態情報が、トイレの扉の鍵が解錠されたことを示す場合、現在の状態が不使用に設定される。
例えば、ガス湯沸かし器の場合、ガス湯沸かし器から、ガス湯沸かし器が作動されたこと又は作動解除されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、ガス湯沸かし器が作動されたことを示す場合、現在の状態が使用中に設定され、状態情報が、ガス湯沸かし器が作動解除されたことを示す場合、現在の状態が不使用に設定される。
例えば、照明器具の場合、照明器具から、照明器具がオンされたこと又はオフされたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、照明器具がオンされたことを示す場合、現在の状態が使用中に設定され、状態情報が、照明器具がオフされたことを示す場合、現在の状態が不使用に設定される。
例えば、スマートフォンの場合、スマートフォンから、無線通信回線402を介してドアホン親機100に接続されていること又はドアホン親機100から切断されたことを示す状態情報が送信された場合、その送信日時が、最終使用日時に設定される。状態情報が、無線通信回線402を介してドアホン親機100に接続されていることを示す場合、現在の状態が親機と接続中に設定され、状態情報が、無線通信回線402を介してドアホン親機100から切断されたことを示す場合、現在の状態が親機と切断中に設定される。
設備機器制御部190は、玄関扉31の電気錠300との間で信号を通信し、電気錠300の施錠/解錠を制御する。設備機器制御部190は、電気錠制御部192と、電気錠通信部194と、を含む。
電気錠制御部192は、物理鍵を用いた操作、ドアホン親機100における施錠/解錠ボタンの押下、スマートフォン700における(端末)施錠/解錠ボタンの押下(タップ)に応じて、電気錠300の施錠/解錠を指示する信号(施錠/解錠指示)を電気錠通信部194に出力する。また、電気錠制御部192は、電気錠通信部194から、電気錠300が施錠/解錠されたことを示す信号(情報)を入力する。
電気錠通信部194は、電気錠制御部192から入力された施錠/解錠指示を電気錠300に送信する。また、電気錠通信部194は、電気錠300から、電気錠300が施錠/解錠されたことを示す信号(情報)を入力する。
なお、ドアホン親機100の上述した図示しない制御部が、上述したドアホン親機100の機能部の少なくとも一部を制御してもよく、これらの機能部の機能以外の機能を実行してもよい。
例えば、制御部は、通信処理部172を介して、建物30内に存在するスマートフォン700、電気錠300、機器500等の活動状態を示す状態情報を取得し、災害発生に関する時間を示す時間情報を取得する取得部として機能してもよい。
例えば、制御部は、取得した状態情報及び時間情報に基づいて、(建物30内に人がいる可能性があるか否かを判定するための)所定の条件が満たされているか否かを判定する判定部として機能してもよい。例えば、制御部は、取得した状態情報及び時間情報に基づいて、(人がいる可能性がある)建物30内の場所を特定する特定部として機能してもよい。例えば、特定部として機能する制御部は、取得した人感センサ501の活動状態を示す状態情報及び時間情報に基づいて、人感センサ501の設置場所を、当該場所として特定してもよい。
例えば、制御部は、所定の条件が満たされている場合、建物30内に人がいる可能性がある旨を示す情報を、通信処理部172を介して、玄関子機200又は当該ドアホン親機100に登録されているスマートフォン700に通知する通知部として機能してもよい。例えば、通知部として機能する制御部は、人がいる可能性がある旨を示す情報に加えて、(人がいる可能性がある)上記の場所を、通信処理部172を介して、玄関子機200又はスマートフォン700にさらに通知してもよい。
例えば、制御部は、所定の条件が満たされている場合、ドアホン親機100と玄関子機200とを通話状態にさせる通話制御部として機能してもよい。例えば、通知部として機能する制御部は、所定の条件が満たされている場合、玄関子機200を介して(例えば所定音量以上の)音声がドアホン親機100に入力された後に、人がいる可能性がある旨を示す情報を、玄関子機200に通知してもよい。
例えば、制御部は、所定の条件が満たされている場合、ドアホン親機100(のスピーカ)から、人がいる可能性がある旨を示す情報の通知が必要であるか否かを確認するメッセージを出力させる出力制御部として機能してもよい。例えば、通知部として機能する制御部は、所定の条件が満たされている場合、上記メッセージに対する(例えばユーザ20からの)応答がドアホン親機100に対して所定時間なければ、人がいる可能性がある旨を示す情報を、玄関子機200又はスマートフォン700に通知し、応答がドアホン親機100に対して所定時間内にあれば、当該情報を、玄関子機200又はスマートフォン700に通知しなくてもよい。
<玄関子機の構成>
図4は、本開示の実施の形態に係る玄関子機200の構成の一例を示すブロック図である。
玄関子機200は、映像生成部220と、音声処理部230と、音声出力部240と、音声入力部250と、制御部260と、を備える。上述したように、玄関子機200は、例えば、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータであってよい。CPUは、例えば、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して、玄関子機200の動作を制御する。
映像生成部220は、被写体の映像データを生成する。被写体は、例えば、玄関子機の前に存在する来訪者等である。映像生成部220は、例えば玄関子機200に向かって話しかけている被写体の映像データを生成する。映像生成部220は、撮像部222と、映像データエンコード部224と、映像データ出力部226と、を含む。
撮像部222は、被写体を撮像する。撮像部222は、例えば、CMOSカメラ又はCCDカメラである。撮像部222は、撮像した被写体の映像データを映像データエンコード部224に出力する。
映像データエンコード部224は、撮像部222から入力された被写体の映像データをストリーミング形式にエンコードする。本実施の形態において、エンコードの方式は、例えば、MPEG-2形式、H.264形式、H.265形式又はH.266形式等のデジタル形式であってもよいし、アナログ形式であってもよい。映像データエンコード部224は、エンコードしたストリーミング形式の映像データを映像データ出力部226に出力する。
映像データ出力部226は、映像データエンコード部224から入力されたストリーミング形式の映像データをドアホン親機100(図3参照)に出力する。
音声処理部230は、音声入力部250から入力された音声を表すリニア形式の電気信号を処理し、音声データを出力する。さらに、音声処理部230は、ドアホン親機100から入力された音声データを処理し、音声を表すリニア形式の電気信号を出力する。音声処理部230は、音声データ入力部232と、音声データデコード部234と、音声データエンコード部236と、音声データ出力部238と、を含む。音声データ入力部232、音声データデコード部234、音声データエンコード部236及び音声データ出力部238は、それぞれ、ドアホン親機100(図3参照)の音声データ入力部132、音声データデコード部134、音声データエンコード部136及び音声データ出力部138と同様の機能を有するので、説明を省略する。
音声出力部240は、音声データデコード部234から入力された音声を表すリニア形式の電気信号を音声に変換し、玄関子機200の外部に向けて出力するスピーカである。
音声入力部250は、玄関子機200の周辺の音声をリニア形式の電気信号に変換するマイクロフォンである。
制御部260は、映像生成部220及び音声処理部230の動作を制御する。例えば、制御部260は、玄関子機200が備える呼出ボタン(図示せず)の押下に応じて、ドアホン親機100に着信を通知し、映像生成部220に映像データの出力を開始させ、音声処理部230に音声データの出力を開始させる。また、例えば、制御部260は、呼終了の検出に応じて、映像生成部220に映像データの出力を終了させ、音声処理部230に音声データの出力を終了させる。また、制御部260は、ドアホン親機100からの鳴動指示に応じて、人が建物内にいる可能性がある旨又は人がある居場所にいる可能性がある旨を玄関子機200が鳴動するように制御する。
<ドアホンシステムの動作>
次に、本開示の実施の形態に係るドアホンシステム10の動作例について説明する。
図5は、本開示の実施の形態に係るドアホン親機100の動作の一例を示すフローチャートである。なお、本例では、ドアホン親機100は、現在時刻を把握しているものとする。例えば、ドアホン親機100は、ネットワーク経由でNTP(Network Time Protocol)サーバから時刻情報を取得できるものとする。また、以下で参照する図6が示すシナリオでは、ユーザ20が、2022年6月1日午後10時30分に帰宅し、翌日の6月2日午前6時に起床し、朝食を食べた後、リビングでくつろいでいるときに、午前9時にドアホン親機100が緊急地震速報を受信したと仮定する。
ステップS501において、ドアホン親機100(通信処理部172、制御部(取得部))は、例えばドアホン親機100に事前に登録されている災害情報提供者からの、地震、津波、洪水等の発生や避難指示に関する災害情報を待つ。
ステップS502において、ドアホン親機100(通信処理部172、制御部(取得部))は、災害情報を受信したか否かを判定する。
ドアホン親機100が災害情報を受信していない場合(ステップS502:NO)、フローはステップS501に戻る。
一方、ドアホン親機100が災害情報を受信した場合(ステップS502:YES)、ステップS503において、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、ステップS502において受信された災害情報の受信時刻に基づいて、記憶部180に記憶されている図6に示す機器使用ログテーブル60を確認することによって、各種機器の状態を確認する。
ステップS504において、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、ステップS503において確認された機器の状態に基づいて、人が在宅している可能性があるか否かを判定する。
人が在宅している可能性がないと判定された場合(ステップS504:NO)、フローは終了する。
一方、人が在宅している可能性があると判定された場合(ステップS504:YES)、ステップS505において、ドアホン親機100(制御部(出力制御部))は、建物30内に人がいる可能性がある旨のメッセージを玄関子機200のスピーカから出力してよいかどうかを確認する旨の確認メッセージを、ドアホン親機100のスピーカから出力させる。この際、ドアホン親機100(制御部(出力制御部))は、建物30内に人がいる可能性がある旨のメッセージを玄関子機200のスピーカから出力することが不要である場合には、所定時間(例えば20秒)内に所定のボタンを押下するように誘導するメッセージも、ドアホン親機100のスピーカから出力させる。これにより、建物30内に人がいても救助不要な場合には、不要なメッセージの出力(鳴動)を避けることができる。
ステップS506において、ドアホン親機100(制御部)は、確認メッセージを出力してから所定時間(例えば20秒)内に所定のボタンが押下されたか否か(確認メッセージに対応する応答があったか否か)を判定する。
所定時間内に所定のボタンが押下されたと判定された場合(ステップS506:YES)、フローは終了する。
一方、所定時間内に所定のボタンが押下されなかったと判定された場合(ステップS506:NO)、ステップS507において、ドアホン親機100(制御部)は、災害モードに入る(遷移する)。
ステップS508において、ドアホン親機100(制御部(特定部))は、ステップS503において確認された機器の状態に基づいて、人がいる可能性がある居場所を特定する。
ステップS509において、ドアホン親機100(制御部(通話制御部))は、ドアホン親機100と玄関子機200とを通話状態にさせ、玄関子機200との双方向通話を開始する。これにより、建物30内の音声が、玄関子機200から出力され、玄関子機200周辺の外部の音声が、ドアホン親機100から建物30内に出力されるので、救助の可能性をより高めることができる。
ステップS510において、ドアホン親機100(制御部(通知部))は、人が在宅している(倒れている)可能性があるという緊急状態を表示し、ステップS508において特定された居場所を鳴動するように、玄関子機200に指示する(鳴動指示を玄関子機200に送信する)。この鳴動指示は、本開示に係る「家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報」の例である。これにより、被救助者の探索時間の短縮を図ることができ、救助の可能性をより高めることができる。
ステップS511において、ドアホン親機100(通信処理部172、制御部)は、災害モード解除指示を待つ。
ステップS512において、ドアホン親機100(通信処理部172、制御部)は、災害モード解除指示を受信したか否かを判定する。
ドアホン親機100が災害モード解除指示を受信していない場合(ステップS512:NO)、フローはステップS511に戻る。
一方、ドアホン親機100が災害モード解除指示を受信した場合(ステップS512:YES)、ドアホン親機100(制御部)は、定常モードに入り(遷移し)、フローは終了する。
以下、図5に示すいくつかのステップについて、より具体的に説明する。
図5のステップS503において、例えば、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、災害情報を受信した時刻から所定の時間(例えば2時間)遡って機器使用ログを確認することによって、機器の現在の状態を確認する。したがって、この場合、機器使用ログテーブル60の中で、「機器」列における人感センサ1、人感センサ2、トイレ、ガス湯沸かし器、照明器具1及びスマートフォンに対応するレコードが確認される。なお、所定の時間は、ユーザ20によって、ドアホン親機100に対して入力及び設定されてもよい。
図5のステップS504において、例えば、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、図6に示す機器使用ログテーブル60の「現在の状態」列に使用中又はこれに類する値が格納されている機器(例えば人感センサ)が存在する等、人が建物30内にいる可能性を示唆する機器が存在する場合、人が在宅している可能性があると判定し、そうでない場合、人が在宅している可能性がないと判定してもよい。あるいは、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、所定のルールに基づいて、人が在宅している可能性があるか否かを判定してもよい。例えば、災害情報の受信前の所定の時間(例えば2時間)の間に、トイレの使用履歴があり、玄関の開閉が無かった場合、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、人が在宅している可能性があると判定してもよい。また、例えば、災害情報の受信前の所定の時間(例えば2時間)の間に、照明器具の使用履歴があり、玄関の開閉があった場合、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、人が在宅している可能性がないと判定してもよい。また、例えば、ユーザ20のスマートフォン700が無線通信回線402を介してドアホン親機100に現在接続している場合、ドアホン親機100(制御部(判定部))は、人が在宅している可能性があると判定してもよい。このようなルールを設けておくことにより、人が在宅している可能性がないと判定される検知漏れの可能性を減らすことができる。
なお、「人感センサが現在使用中であること」、「災害情報の受信前の所定の時間(例えば2時間)の間に、トイレの使用履歴があり、玄関の開閉が無かったこと」、「スマートフォン700が無線通信回線402を介してドアホン親機100に現在接続していること」等は、本開示に係る「所定の条件」の例である。
図5のステップS508において、例えば、まず、ドアホン親機100(制御部(特定部))は、使用中である人感センサが存在する場合、その設置場所を、人がいる可能性がある居場所として特定してもよい。例えば、図6に示す例では、人感センサ2が現在使用中であることから、ドアホン親機100(制御部(特定部))は、人が1階リビングにいる可能性がある(例えば、1階リビングで倒れている可能性がある)ことを特定(検知)してもよい。使用中である人感センサが存在しなければ、例えば、次いで、ドアホン親機100(制御部(特定部))は、機器使用ログテーブル60における最終使用日時が、災害情報を受信した日時に最も近い機器の設置場所を、人がいる可能性がある居場所として特定してもよい。
図5のステップS509において、例えば、ドアホン親機100(制御部(出力制御部))は、ドアホン親機100のマイクロフォンの感度を上げ(例えば、最大に上げ)、ドアホン親機100のスピーカからの音声出力を上げる(例えば、最大に上げる)ように、ドアホン親機100を制御してもよい。また、例えば、図5のステップS509において、ドアホン親機100(制御部(出力制御部))は、玄関子機200のマイクロフォンの感度を上げ(例えば、最大に上げ)、玄関子機200のスピーカからの音声出力を上げる(例えば、最大に上げる)ように、玄関子機200に指示してもよい(そのような指示を玄関子機200に送信してもよい)。
図5のステップS510における緊急状態の表示は、例えば、玄関子機200が備えるLED部を赤色で点滅させることであってよい。また、図5のステップS510において、例えば、図6に示す例では、ドアホン親機100(制御部(通知部))は、「1階リビングに人がいる可能性があります」又は「1階リビングに人が倒れている可能性があります」等といったメッセージを鳴動するように、玄関子機200に指示してもよい。なお、ステップS508において使用中の人感センサがなかった場合、ドアホン親機100(制御部(特定部))は、居場所を特定しなくてもよい。また、ドアホン親機100は、ステップS508自体を実行しなくてもよい。このように居場所を特定しない場合、ステップS510において、ドアホン親機100(制御部(通知部))は、居場所の代わりに、単に家屋内に人がいる可能性がある等といったメッセージを鳴動するように、玄関子機200に指示してもよい。この指示も、本開示に係る「家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報」の例である。ドアホン親機100(制御部(通知部))は、玄関子機200に対する指示に加えて又は代えて、ドアホン親機100に登録されているスマートフォン700(例えば、ユーザ20の家族、親族等のスマートフォン)に対して、家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報を通知してもよい。なお、図5のステップS510において、例えば、初期には、緊急状態を表示する指示のみを行い、玄関子機200周辺からの音声(例えば、所定の音量以上の音声)がドアホン親機100に入力された後に、ドアホン親機100(制御部(通知部))は、メッセージの鳴動を玄関子機200に指示してもよい。これにより、メッセージが過度に鳴動されることを抑制することができる。
図5のステップS511及びS512における災害モード解除指示は、例えば、ドアホン親機100が備える災害モード解除ボタンの押下に応じてなされてもよいし、ドアホン親機100に登録されているスマートフォン700上での(端末)災害モード解除ボタンの押下(タップ)に応じてなされてもよい。
<実施の形態の変形例>
上記では、ドアホン親機100が設置される例として住家を挙げて、人が在宅している可能性があるか否かを判定したが、ドアホン親機100は、店舗、工場、倉庫、その他の建物等の家屋一般に設置されてもよく、家屋内に人がいる可能性があるか否かを判定してもよい。
図5のステップの順番は、図示される順番に限定されるものではない。例えば、ステップS507、S508、S509の順番は、任意に入れ替え可能である。
図5における「災害情報を受信した時刻又は日時」は、「災害警報が発令された時刻又は日時」、「災害が発生した時刻又は日時」で読み替えられてもよい。「災害情報を受信した時刻又は日時」、「災害警報が発令された時刻又は日時」及び「災害が発生した時刻又は日時」は、本開示に係る「災害発生に関する時間を示す時間情報」の例である。
図5のステップS501及びS502における災害情報には、緊急地震速報、大雨洪水警報等が含まれ、これらの受信をトリガにして人が在宅している可能性があるか否かを判定する例を説明した。これに加えて、建物30が倒壊したこと、建物30が浸水したこと等を検知するセンサが建物30内に設けられ、建物30が倒壊したこと、建物30が浸水したこと等をこのようなセンサが検知し、検知を示すセンサ情報をドアホン親機100が受信したことをトリガにして、人が在宅している可能性があるか否かを判定してもよい。したがって、このようなセンサ情報を受信した時刻又は日時等も、本開示に係る「災害発生に関する時間を示す時間情報」の例である。
上記では、ドアホン親機100が機器使用ログ等のデータを使用して本開示に係る動作を実行する例を説明したが、機器使用ログ等のデータは、クラウド(例えばサーバ)に保存されてもよく、ドアホン親機100が実行するとして説明した動作の少なくとも一部は、クラウドで実行されてもよい。例えば、ドアホン親機100の少なくとも一部の機能(図3に示す機能部)は、サーバ600又は別のサーバに備えられてもよい。この場合、ドアホン親機100は、当該機能に対応する処理を行わず、各種データをサーバ600又は別のサーバに転送するだけでよく、サーバ600又は別のサーバが、当該機能に対応する処理を行えばよい。これにより、ドアホン親機100のコストを下げることができ、ドアホン親機100の処理負荷を軽減させることができる。
上述した機能部は、さらなる機能部に分割されてもよいし、2つ以上の機能部が1つの機能部に統合されてもよい。例えば、判定部と特定部とは、同じ機能部として存在してもよい。
ドアホン親機100は、上述した機能部を全て有する1つの装置として実現されてもよいし、上述した機能部が分散されて設けられる複数の装置として実現されてもよい。ドアホン親機100が複数の装置として実現される場合、複数の装置が備える通信部によりネットワークを介して協調することにより、ドアホン親機100の機能を実現することができる。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本実施の形態によれば、ドアホン親機100(制御部(取得部))は、ユーザ20の自宅建物30内に存在する機器(スマートフォン700、電気錠300、機器500等)の活動状態を示す状態情報を取得し、災害発生に関する時間情報を取得する。ドアホン親機100(制御部(判定部))は、取得した状態情報及び時間情報に基づいて、(自宅建物30内に人がいる可能性があるか否かを判定するための)所定の条件が満たされているか否かを判定する。そして、ドアホン親機100(制御部(通知部))は、所定の条件が満たされている場合(自宅建物30内に人がいる可能性がある場合)、自宅建物30内に人がいる可能性がある旨を示す情報を、玄関子機200又はドアホン親機100に登録されている無線移動端末(スマートフォン700)に通知する。
したがって、本実施の形態によれば、所定の条件が満たされているか否かが判定され、所定の条件が満たされている場合に、建物30内に人がいる可能性がある旨を示す情報がドアホン子機又は無線移動端末に通知されるので、災害が発生した際の救助の可能性を高めることができる。
<実施の形態のまとめ>
本開示の一実施例に係るドアホン親機(ドアホン親機100)は、家屋(建物30)内に存在する機器(スマートフォン700、電気錠300、機器500等)の活動状態を示す状態情報を取得し、災害発生に関する時間を示す時間情報を取得する取得部(CPU、制御部)と、前記状態情報及び前記時間情報に基づいて、所定の条件が満たされているか否かを判定する判定部(CPU、制御部)と、前記所定の条件が満たされている場合、前記家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報を、ドアホン子機(玄関子機200)又は自機に登録されている無線移動端末(スマートフォン700)に通知する通知部と、を備える。
上記の構成により、所定の条件が満たされている場合に、家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報がドアホン子機又は無線移動端末に通知されるので、災害が発生した際の救助の可能性を高めることができる。
本ドアホン親機は、前記状態情報及び前記時間情報に基づいて、前記家屋内の場所を特定する特定部(CPU、制御部)をさらに備え、前記通知部は、前記場所を前記ドアホン子機又は前記無線移動端末にさらに通知する。
上記の構成により、人(被救助者)がいる可能性がある場所が特定されるので、被救助者の探索時間の短縮を図ることができ、救助の可能性をより高めることができる。
本ドアホン親機は、前記所定の条件が満たされている場合、前記ドアホン親機と前記ドアホン子機とを通話状態にさせる通話制御部(CPU、制御部)をさらに備える。
上記の構成により、家屋内の音声が、ドアホン子機から出力され、ドアホン子機周辺の外部の音声が、ドアホン親機から家屋内に出力されるので、救助の可能性をより高めることができる。
本ドアホン親機において、前記所定の条件が満たされている場合、前記ドアホン子機を介して音声が前記ドアホン親機に入力された後に、前記通知部は、前記情報を前記ドアホン子機に通知する。
上記の構成により、情報(例えばメッセージ)が過度に通知(例えば鳴動)されることを抑制することができる。
本ドアホン親機は、前記所定の条件が満たされている場合、前記ドアホン親機からメッセージを出力させる出力制御部(CPU、制御部)をさらに備え、前記通知部は、前記所定の条件が満たされている場合、前記メッセージに対する応答が前記ドアホン親機に対して所定時間なければ、前記情報を前記ドアホン子機又は前記無線移動端末に通知する。
上記の構成により、メッセージに対する応答があった場合(例えば、建物内に人がいても救助不要な場合)には、不要な情報(例えばメッセージ)の通知(例えば鳴動)を避けることができる。
本開示の一実施例に係る通知方法は、ドアホン親機(ドアホン親機100)が、家屋(建物30)内に存在する機器(スマートフォン700、電気錠300、機器500等)の活動状態を示す状態情報を取得し、災害発生に関する時間を示す時間情報を取得し、前記状態情報及び前記時間情報に基づいて、所定の条件が満たされているか否かを判定し、前記所定の条件が満たされている場合、前記家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報を、ドアホン子機(玄関子機200)又は前記ドアホン親機に登録されている無線移動端末(スマートフォン700)に通知する。
上記の構成により、所定の条件が満たされている場合に、家屋内に人がいる可能性がある旨を示す情報がドアホン子機又は無線移動端末に通知されるので、災害が発生した際の救助の可能性を高めることができる。
上述の実施の形態においては、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・アッセンブリ」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかである。そのような変更例又は修正例についても、本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態における各構成要素は任意に組み合わされてよい。