JP7793591B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車体フレームの前端部にABSモジュレータを設ける場合において、ABSモジュレータの配置に自由度を持たせることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
第2の態様の鞍乗り型車両は、ヘッドパイプと前記ヘッドパイプから後方に延びるモノバックボーンフレームとを備える車体フレームと、前記車体フレームの前端部に取り付けられるABSモジュレータと、を備える鞍乗り型車両において、前記ABSモジュレータを支持するモジュレータステーと、前記モジュレータステーに支持され前記ABSモジュレータを覆うモジュレータカバーと、を備え、前記モジュレータステーは、前記ヘッドパイプの後方において、前記車体フレームの前端部に締結されることにより、前記ABSモジュレータを、電気配線接続部が前方になり流体配管接続部が後方になるように支持し、前記モジュレータカバーは、前記ABSモジュレータの前記電気配線接続部の一部に、車体正面視、車体側面視、車体上面視および車体下面視で重なり、前記モジュレータステーは、外側ステーと、前記外側ステーの内側に支持される内側ステーと、で構成され、下面及び後面で、前記外側ステー、前記内側ステー、および、前記ABSモジュレータが、ラバーを配置した状態で締結され、側面で、前記外側ステー、および、前記内側ステーがラバーを配置した状態で締結されることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
ステアリングステム、トップブリッジ52、ボトムブリッジ53、左右一対のフロントフォーク14、ハンドル21、ヘッドライトユニット61、ヘッドライトステー62、前輪13、前輪制動装置65などにより、本実施の形態の操舵系50が構成される。
図1、図2に示すように、車体フレーム11には、車体カバー70が支持される。車体カバー70は、ヘッドライトユニット61の前方を覆うフロントバイザー71と、燃料タンク29を左右方向外側から覆う左右一対のシュラウドカバー72と、シュラウドカバー72の後方でシート17の下方を左右方向外側から覆う左右一対のサイドカバー73と、を備える。
ハンドル21には、図1に示すように、ブレーキレバー67と、ブレーキレバー67に連動するマスターシリンダ68と、が設けられている。
出力ブレーキホース86には、センサケーブル90が支持される。
車体フレーム11の前端部には、ABS(Antilock Braking System)モジュレータ支持構造100が設けられる。ABSモジュレータ支持構造100は、ABSモジュレータ110と、ABSモジュレータ110を車体フレーム11に接続するモジュレータステー120と、ABSモジュレータ110およびモジュレータステー120を覆うモジュレータカバー150と、を有する。
ABSモジュレータ110は、外観ブロック状に構成される。本実施の形態のABSモジュレータ110は、外観矩形板状のサイドベース部111を有する。サイドベース部111は車幅方向に厚みを有し、前後方向に長手形状を有する外観矩形板状である。サイドベース部111の後部(長手方向一側部)には、外観ブロック状のモジュレータ本体部112が形成される。モジュレータ本体部112は、サイドベース部111の車幅方向内側に形成される。
モジュレータカバー150は、ABSモジュレータ110を前方から覆う前面部151を有する。前面部151の車幅方向内側には、後方に延びる内側側面部152が形成される。前面部151の車幅方向外側には、後方に延びる外側側面部153が形成される。外側側面部153は、内側側面部152よりも後方まで延びる。外側側面部153の上方には、前面部151の上端から延びる上面部154が形成される。上面部154は、後方に進むに連れて車幅方向内端が車幅方向外側に傾斜して左右幅が狭く形成される(図10参照)。外側側面部153の下方には、前面部151の下端から延びる下面部155が形成される。下面部155は、後方に進むに連れて車幅方向内端が車幅方向外側に傾斜して左右幅が狭く形成される(図13参照)。下面部155は、上面部154よりも後方まで延びている。
外側側面部153の上部には、外側側面部153よりも車幅方向外側に突出する凸部156が形成される。凸部156は、カバー形状が車幅方向内側から車幅方向外側に凹んで突出した形状である。凸部156は、前後方向に延びる。
外側側面部153の後端部には、厚み方向に貫通する固定孔153aが形成される。下面部155の前部には、厚み方向に貫通する固定孔を有する固定部155a(図13参照)が形成される。
次に、ABSモジュレータ支持構造100の組立方法の一例を説明する。
図7~図10において、外側ステー140の底面部141、内側側面部142、後面部144のラバー装着孔141a、146a、144aには、それぞれ、グロメット(ラバー)173、171、172が装着される。
そして、外側ステー140の後面部144のグロメット172に、後方からボルト162が挿入され、ボルト162が、内側ステー130の後面部133の挿通孔133aを貫通して、ABSモジュレータ110の後面締結部112b(図8参照)に締結される。
これにより、ABSモジュレータ110が車体フレーム11に取り付けられる。
なお、このとき、先端部148は、燃料タンク29に車体側面視で重複する(図5参照)。
また、ABSモジュレータ110の出力配管接続部114には、金属製のジョイント部85を介して出力ブレーキホース86が接続される。
入力ブレーキホース81と、ジョイント部84と、ジョイント部85と、出力ブレーキホース86とにより、本実施の形態のブレーキ配管系80(図11参照)が構成される。
特に、本実施の形態では、フロントフェンダー26が前輪13から大きく離れたオフロード用の鞍乗り型車両10であり、フロントフォーク14の伸縮が大きくなり易いと共に、前輪13からの水や泥が車体フレーム11の前端部には撥ね易い。その上、燃料タンク29がメインフレーム31の下方まで配置されており、ABSモジュレータ110が下方に位置し易く、ブレーキホース81、86の規制に制約が生じやすい。これに対して、本実施の形態では、モジュレータカバー150により、好適にABSモジュレータ110を車体フレーム11の前端部に設けることができる。
したがって、車体フレーム11の前端部にABSモジュレータ110を設ける場合に、ABSモジュレータ110の配置にレイアウト上の自由度を持たせることができる鞍乗り型車両10を提供することができる。
この構成によれば、コネクタ部115から延びる電気ハーネス95が車体幅方向内側に取り回され易くなるため、コネクタ部115を覆うモジュレータカバー150が車体幅方向外側に嵩むことを抑制できる。
この構成によれば、入力配管接続部113および出力配管接続部114が後方で上側に向くので、ブレーキホース81、86を上方から接続し易くでき、操舵時のブレーキホース81、86の規制に余裕代を生じさせることができる。
この構成によれば、異なる方向に面する複数の面で締結されるので、最小限の締結箇所でモジュレータカバー150とモジュレータステー120との締結剛性を向上できる。
この構成によれば、外側ステー140とABSモジュレータ110との間に内側ステー130が配置され、また、各々の締結箇所にはグロメット171、172、173が配置されるので、走行時の車体の振動がABSモジュレータ110に伝わり難くできる。
この構成によれば、モジュレータカバー150との干渉を回避しながら、クランプ部材98を外側ステー140に十分に差し込ませることができ、ABSモジュレータ110から延びる電気ハーネス95をしっかりと支持できるとともに、モジュレータカバー150内に電気ハーネス95をスペース効率よく収容することができる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、ABSモジュレータを、電気配線接続部が前方になるように、車体フレームの前端部に配置しても、モジュレータカバーにより、走行中に前輪が巻き上げる泥、水等から電気配線接続部を保護できるとともに、空力面の向上も期待でき走行安定性が高まる。このため、ABSモジュレータを、流体配管接続部が後方になるように配置することが可能となり、操舵時のブレーキホースの規制に余裕代を生じさせて、ABSモジュレータの配置に自由度を持たせ易くできる。
したがって、車体フレームの前端部にABSモジュレータを設ける場合において、ABSモジュレータの配置に自由度を持たせることができる鞍乗り型車両を提供することができる。
この構成によれば、電気配線接続部から延びる電気配線が車体幅方向内側に取り回され易くなるため、電気配線接続部を覆うモジュレータカバーが車体幅方向外側に嵩むことを抑制できる。
この構成によれば、流体配管接続部が後方で上側に向くので、ブレーキホースを上方から接続し易くでき、操舵時のブレーキホースの規制に余裕代を生じさせることができる。
この構成によれば、異なる方向に面する複数の面で締結されるので、最小限の締結箇所でモジュレータカバーとモジュレータステーとの締結剛性を向上できる。
この構成によれば、外側ステーとABSモジュレータとの間に内側ステーが配置され、また、各々の締結箇所にはラバーが配置されるので、走行時の車体の振動がABSモジュレータに伝わり難くできる。
この構成によれば、モジュレータカバーとの干渉を回避しながら、配線支持部を外側ステーに十分に差し込ませることができ、ABSモジュレータから延びる電気配線をしっかりと支持できるとともに、モジュレータカバー内に電気配線をスペース効率よく収容することができる。
11 車体フレーム
18 ヘッドパイプ
31 メインフレーム(モノバックボーンフレーム)
95 電気ハーネス(電気配線)
98 クランプ部材(配線支持部)
98a 差込爪(差込端)
110 ABSモジュレータ
113 入力配管接続部(流体配管接続部)
114 出力配管接続部(流体配管接続部)
115 コネクタ部(電気配線接続部)
120 モジュレータステー
130 内側ステー
140 外側ステー
150 モジュレータカバー
156 凸部
171 グロメット(ラバー)
172 グロメット(ラバー)
173 グロメット(ラバー)
Claims (5)
- ヘッドパイプ(18)と前記ヘッドパイプ(18)から後方に延びるモノバックボーンフレーム(31)とを備える車体フレーム(11)と、前記車体フレーム(11)の前端部に取り付けられるABSモジュレータ(110)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記ABSモジュレータ(110)を支持するモジュレータステー(120)と、
前記モジュレータステー(120)に支持され前記ABSモジュレータ(110)を覆うモジュレータカバー(150)と、
を備え、
前記モジュレータステー(120)は、前記ヘッドパイプ(18)の後方において、前記車体フレーム(11)の前端部に締結されることにより、前記ABSモジュレータ(110)を、電気配線接続部(115)が前方になり流体配管接続部(113、114)が後方になるように支持し、
前記モジュレータステー(120)は、矩形板状の底面部(141)の車幅方向外端から上方に折れ曲がるように延び、上端に厚み方向に貫通する爪孔(143a)が形成される板状の外側側面部(143)を有し、
前記電気配線接続部(115)に接続される電気配線(95)を支持する配線支持部(98)の差込端(98a)が、前記外側側面部(143)の爪孔(143a)に車幅方向内側から差し込まれて、前記電気配線(95)は支持され、
前記モジュレータカバー(150)は、前記ABSモジュレータ(110)の前記電気配線接続部(115)の一部に、車体正面視、車体側面視、車体上面視および車体下面視で重なり、
前記モジュレータカバー(150)の側面(153)が前記外側側面部(143)に締結されると共に、前記モジュレータカバー(150)には前記配線支持部(98)の差込端(98a)から離間する方向に凹んで前記側面(153)から突出する凸部(156)が設けられている
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - ヘッドパイプ(18)と前記ヘッドパイプ(18)から後方に延びるモノバックボーンフレーム(31)とを備える車体フレーム(11)と、前記車体フレーム(11)の前端部に取り付けられるABSモジュレータ(110)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記ABSモジュレータ(110)を支持するモジュレータステー(120)と、
前記モジュレータステー(120)に支持され前記ABSモジュレータ(110)を覆うモジュレータカバー(150)と、
を備え、
前記モジュレータステー(120)は、前記ヘッドパイプ(18)の後方において、前記車体フレーム(11)の前端部に締結されることにより、前記ABSモジュレータ(110)を、電気配線接続部(115)が前方になり流体配管接続部(113、114)が後方になるように支持し、
前記モジュレータカバー(150)は、前記ABSモジュレータ(110)の前記電気配線接続部(115)の一部に、車体正面視、車体側面視、車体上面視および車体下面視で重なり、
前記モジュレータステー(120)は、外側ステー(140)と、前記外側ステー(140)の内側に支持される内側ステー(130)と、で構成され、
下面及び後面で、前記外側ステー(140)、前記内側ステー(130)、および、前記ABSモジュレータ(110)が、ラバー(172、173)を配置した状態で締結され、
側面で、前記外側ステー(140)、および、前記内側ステー(130)がラバー(171)を配置した状態で締結される
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記ABSモジュレータ(110)は、前記電気配線接続部(115)が車体幅方向内側に向くように配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。 - 前記ABSモジュレータ(110)は、前記流体配管接続部(113、114)が車体上下方向上側に向くように配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。 - 前記モジュレータカバー(150)と前記モジュレータステー(120)とは、側面及び下面で締結される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
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